2016年2月25日 (木)

■真冬図書館~2016年、たくさんの見聞き・2・歌の段~  -更新第1045回-

ところで最近、妙に宇宙まわりがとみに騒々しくありません?
「重力波」を初観測した! というニュースが駆け巡ったと思ったら、
今度はその重力波が
「ブラックホール同士が衝突しても起こりえないくらいの大きな爆発の影響としか思えない」
ものだったことが分かったり、
今日は今日で、
「5次元ブラックホールの論理で考えると
 一般相対性理論が矛盾してるかもしれない」
みたいなニュースが流れ。

なんでしょうねえ。
これから先、これまで当たり前だったことが実は大間違いでした!
出来ないハズだったコトが、これからはすっごい簡単にできます!
みたいな世の中になっていくんだろうか。



サテ今回は前の続き。



●○● 感想いろいろお品書き ○●○



マークがついてるとこ、今回描きます。

 ■書物
  ・『ざるそば(かわいい)』
     MF文庫Jの新人賞かなんかとったざるそば。
  ・『追想五断章』
     米澤"氷菓"穂信センセイ作品の中でもドンケツの人気を誇るミステリー。友達から借りた。
  ・『描いて描いて描きまくる』
     浦沢直樹センセのインタビュー本。天才のバイブル。

 ■いくつかの歌
  『GoldenLife』
     今期のアニメ『アクティヴレイド』のOP。ものすごい。
  『いつか僕らのエピローグ』
     『氷菓』のWebラジオのED曲。とにかくかわいい、里志もえるたそも。
  『シャツとブラウス』
     『Wake-Up, Girls』のベスト版に入ってた。情景が美しい。

 ■映画・劇場アニメ
  ・『駅~Station』
     健さんムービー。知り合いのおじいさんがエキストラで出てるらしい。
     オイサンの健さん初体験。留萌・増毛が舞台で超さむそう。
  ・『百日紅』
     プロダクションIG制作の劇場アニメ。葛飾北斎の娘・お栄の半生記。
     てかコレ劇場でかかったの?

 ■2016年1月のアニメ
  『アクティヴレイド』 / 『この素晴らしい世界に祝福を!』
  『無彩限のファントムワールド』 / 『DimensionW』 / 『だがしかし』
  『大家さんは思春期!』 / 『おじさんとマシュマロ』 / 『紅殻のパンドラ』

  『うたわれるもの』 / 『てーきゅう7期』 / 『おそ松さん』 / 『鉄血のオルフェンズ』

  『這いよれギャル子ちゃん』 / 『魔法少女なんてもういいですから』
  『少女たちは荒野を目指す』 / 『灰と幻想のグリムガル』
  『蒼の彼方のフォーリズム』 / 『ハルタとチカは青春する』 / 『ブブキブランキ』



●○● お歌いくつか ●○●



■『シャツとブラウス』を聴く

ツタヤで健さんの映画を借りるとき、
レンタル屋なんか滅多に来ないんだから、なんか気になるものでもついでに借りていこう……
そのとき借りたものの中に紛れさせた『Wake-Up, Girls』のベスト盤に入っていた曲。
他にも良い曲があったけど、これは群を抜いてた。





「シャツ:男の子、ブラウス:女の子」という記号化・象徴化は、
まあありきたりなのだけど……そこから展開する歌詞がもう、なんとも奮っている。
甘酸っぱいっちゅうか、男の子の青い青い青青しいキラッキラの恋が
女の子の歌い手によって歌われている。

  ……コレは……なんだろうか。
  女の子は、こういう男の子に思われたい、
  男の子にこういう思われ方をされたいと思ってるってことでいいでしょうかね?
  それとも一周回って、
  「『こういう思われ方をすると嬉しい』と思っている女の子のことを、
   オトコは好きになりたい」
  なんだろうか?
  マそれはいいや。閑話休題。

▼シャツとブラウス



そのキラッキラ加減は突如、1番のサビでものすごい疾走感を伴って現れます。


 ♪ 負けたくなんかないよ! 風の中で
 ♪ キミの瞳 その視線を奪って先へと駆け抜けたい!



この「負けたくない」気持ちは、彼女へのリスペクトなのか、ライバルたちへの対抗心なのか。
ライバルを置き去りにしたいのか、風よりはやく走って、彼女の視線を独り占めにしたいのか。
たぶん、どっちもです。
両方に解釈できることで、一節で両方を想起させ、多数の人物を歌詞の世界に登場させている。

  ……しかし、たぶんね、この彼の思い相手のオンナ、大したことないと思うんですよ。
  全然。
  すっごいフツーだと思いますよ。
  「なにお前、あんなのいいの!?」って、仲間ウチで言われてると思います。
  ライバルとか、実はそんなにいない。
  けど、若い彼は神聖視してしまっているのでしょうね。
  彼の中で彼女は、尿も大もしないと思います。
  自慰しかしないと思います。
  自慰はしますよ、彼の中でも。そりゃするでしょ。
  尿も大もした方が実はプレイの幅が色々広がることを彼はまだ知らnまあそれはいいです。
  キラッキラしてます。
  歌詞と歌詞のスキ間から木漏れ日が見えます。
  新海誠のアニメのような光です。

そして1番のシメ。


 ♪ 欲しいものはそうさ すごい笑顔 オリーブの枝が揺れる
 ♪ 微笑んだ天使のリボンに見とれちゃってた



笑顔とか瞳とかじゃなく、「リボン」に見惚れちゃうんですね彼は。
サイコーです。
ココ。
ココですね。
この歌の主人公であるところの彼が、思い人である彼女を
「尿も大もしない」と思っていると分かるのはココです。
ここはなんかワカランけどサイコーです。

そして2番はまた、全編に渡って凶悪です。
きらめき高校の卒業生たちを一網打尽に殺しに来ています。
……イヤ、間違い。きらめき高校の在校生ですね。
卒業出来ちゃった奴はコレでは死ねません。
コレで死ねるのは、いまだ在校してる私のような優秀な人材です。
私なんかは、先生がどうしても院に残ってくれって言うから残ってあげてるんですが。


 ♪ にわか雨に降られて シャツとブラウスは、いま
 ♪ 青い雨上がりの空の下 乾くのをならんで待ってる
 ♪ 放課後 グラウンド みんなお揃いのスニーカー
 ♪ キミのサイズの小ささにいとしくなる

    ……(中略)……

 ♪ 違うことを認めあえる やさしさが愛にかわっていく



ここは、実に象徴的ですね。
「にわか雨」とあるけど、実際は雨以上に何か、
二人揃って凹む出来事があった、ということが読みとれる。
恋する二人の仲を阻む、或いは二人で共有し、育む何かを阻んだ何かです。
けれどもその阻害の一番激しい時期が過ぎて、
どうにかまた二人で歩きだせる、そんな二人の決意までの時間がなんとも見事に描きだされている。
スバラシイ。
しびれます。

スニーカーが小さいくだりは……
「シャツ⇔ブラウス」と同じで、
あとに繋がる「(彼と彼女が)ちがうこと」の照り返しだけども、
もしかすると、彼女は女の子の中でも特に足のサイズが小さいのかも知れませんね。
みんなお揃いの女子のスニーカーの中でも、
一番サイズの小さいたった一人彼女のことを見つけ出せてしまう彼は、
……ヘンタイですね、きっと。
この彼なら、ワリと早い段階で尿や大をする彼女を受け容れ且つ
毎日のプレイをより彩り鮮やkまあそれは良いとして。

そして最後の一節


 ♪ 違うことを認めあえる やさしさが愛にかわっていく


この曲を最初に聞いたとき、ズガーンとやられたのはこの一節だった。
すごいですね。
スゴイ。
「ああ、コレはホントのコトだなー」と、すごく素直に腑に落ちた一節だった。
耳の穴から手ぇつっこまれて、ノーミソわしづかみにされた感じ。
それをされることで繰り返しこの歌を聴くことになって、
ここまで書いてきたみたいな歌詞世界を感じるに至ったわけで、
とにかく一発目で拿捕するこの歌詞パワーはすごかった。

……にしてもまあ、男子中学生か高校生のキラッキラな恋が詰まってしまった歌なので、
好き嫌いは分かれると思うけど。
オイサンは好きでしたねえ。



■『いつか僕らのエピローグ』
 
~カラオケBOXにて~

 
 
 
  里 志「!♪!♪!♪!♪!!
  千反田「♪♪!♪♪!♪♪♪!



ホータロー「……
摩 耶 花「折木、ちょっとおしぼり取ってよ

ホータロー「……。
摩 耶 花「おれき!
ホータロー「……ん。ああ、すまん。おしぼりか

摩 耶 花「なにボーッとしてんのよ。
      まあ、アンタがぼーっとしてるのなんか? 今に始まったコトじゃないけど。
      カラオケ来てまで、そんなアホ面晒さなくたって……


ホータロー「なあ、伊原。
摩 耶 花「なによ。(ん、このマンゴージュース、結構おいし)

ホータロー「……俺たち、付き合ってみんか
摩 耶 花「ブッ!!!

ホータロー「うおっ、汚いな。制服にかかったらどうする
摩 耶 花「ブッ、ケホッ、ケホッ! あ、お、折木!
ホータロー「そんなに驚くことか。

摩 耶 花「驚いたんじゃない、怒ってるのよ!!
ホータロー「何を怒ることが……。
摩 耶 花「怒るに決まってるでしょ! 
      なんなのよ藪から棒に、冗談にしてもたちが悪すぎる!


ホータロー「そうは言ってもだな。見てみろ、あの二人を。
摩 耶 花「二人って……


  里 志「!♪!♪!♪!♪!!
  千反田「♪♪!♪♪!♪♪♪!


摩 耶 花「フクちゃんと、ちーちゃん? ……楽しそうじゃない。
ホータロー「そうだ、楽しそうだな。
      もはや『楽しそう』なんて簡単な言葉でくくるのも難しいくらいだ。
      息が合い過ぎてる。俺たちのことなんか見えてないぞ。


摩 耶 花「何が言いたいの。

ホータロー「そう睨むな……いや、何な。
      あれを見てたら、あいつら二人がくっつくのがいっそ自然なんじゃないかと
      思えてきたんで、あぶれた者同士、くっついてみるのも面白いかと思ったとか、
      ……そういうワケでもないはずなんだが……。


摩 耶 花「何が言いたいのか、サッパリわかんない。
ホータロー「そうだな。すまない。忘れてくれ。気の迷いだ
摩 耶 花「ちゃっちゃと忘れたいけど……
      なんかそのままなかったことにするのも癪だから、
      あとでちーちゃんに話してからにする。

ホータロー「……。
      お前もなかなかだな。

摩 耶 花「なによ、なかなかって……。
 
 
 
  (おしまい)
 

 
イキナリ何を始めたのか? とお思いでしょうけども、
これはアレです、
『氷菓』のWebラジオの主題歌であるところのこの曲、
『いつか僕らのエピローグ』を聴いたときにイッパツで思い浮かんだ光景を
そのままSSにしたものです。

カラオケで超楽しそうにこの曲をデュエットする里志と千反田さん、
それをハタで所在なげに眺めているホータローさん。






この曲は、ラジオのパーソナリティを務めていた
坂口大助さん演じる福部里志と、
佐藤聡美さん演じる千反田えるのデュエットソングなのだけど、
なんともハヤ、この二人が楽しそうで。
イッパツで気に入ってしまい、CDを買おう! と探したところ、
如何せんもう4年も前の、
しかも京アニ作品の中でもウレテナーイ四天王にクレジットされる名作中の名作『氷菓』さんの、
本編のOPでもEDですらない、webラジオのタイトルソングだもんで。

いやー……見当たらんでね。データ売りなんかも、当然してナイ。
新品のCDは通販で8800円とか、
マキシシングル風情が昔のコーエーのゲームみたいな値付けしてやがるので、
さすがにちょっとそんな金額は出せぬと中古で買ってしまいました。
それでも新品よか高かったんだぞ。

けれども、それだけの価値のある歌だと思ってます。
良い歌。

とにかく、とにかくもう可愛らしい歌です。
多少だったら、凹んでるときでもコレ聴きながら腕を振って歩けばちょっと元気になれる。
千反田さんはモチロンのこと、あの屈託シニカル大魔王の里志も超かわいい。
しかしこの歌の真骨頂は、テンション高いところから入る坂口大助ではなく、
ラストのコーラスで


 ♪ 一!進!一!退! ナンデモカンデモ楽しいッ♪


と歌う千反田さんの、本当に楽しそうなかわいらしさです。
いやー、参ったなー。
千反田さんって本編では、4人の中ではまだ明るい顔も見せる方ではあるけど
それでもウェットな表情の場面が多いから気付かずにいたけど……
本気でアタマに血が上って楽しんでるときは、凶悪にかわいい感じだな。
そんな姿を見たコトあるヤツが学年にどれだけいるか知らないけど、
もしいたら、フツーの高校生なんかコロッとイカれちゃうだろうなあ。

一点マジメなことを言うと、1番のサビのおしまいの部分。


  ♪ 気まぐれキミのカーテンコール 照れ笑いして手を振るんだ
  ♪ 『僕らはひとりじゃなくて良かったよ』って……



というところ、この「良かった『よ』」の『よ』です。
これが素晴らしい。
大抵の歌だと、ここは「僕らはひとりじゃなくて良かった『ね』って」です。
ソレを

 「ひとりじゃなくて良かった『よ』

としたことで何が生まれているか。
「よかった『ね』」は、他者へのより明確な問いかけ、語りかけになる。
そこに相手がいて、返事を促すことで「そうだね」との返事を得て、
初めて「僕」が「僕」でなく「僕ら」になれ、
一人ではないことが確認出来て問いが完結し、
「良かった」の安心が得られる、まだまだ他者からのレスポンスを必要とする不安定な状態になっている。

「良かった『よ』」にも、相手はいる。
いるが、相手との確認は、もうこれ以前の時点でとれていることがうかがえる。
語りかけは自分へと向けられ、より内省的にことが処理されています。

「僕らはひとりじゃなくて良かったよね」という確認を相手と既にとり終わった状態で
「いやあ、やっておいて良かった」という安心感は、
相手からの意思表示を得なくとも、すでに手に入っている状態がうかがえるわけです。
「よかったよ」は、既に手の中にある事実の再確認の手続き。
二人の関係は、「よかったね」より長く時間を経、より強固なものになっていて、
且つ、自答的で、内省的な方向へ心は向かっている。
その背景には既に閉じられ、より秘密めいた、暗黙的な状態の二人の関係があるわけです。

これです。この機微。これが『氷菓』です。
これをポチンとさりげなく放り込んできているこだまさおりさんの作詞力。
すばらしい。完全です。



■『Golden Life』

『アクティヴレイド』のOP、GoldenLifeを買ったんだけど……コレすげえな。
こういう歌い方する人の歌にやられたことってこれまであんまりなかったけど、これはすげえわ。

ものすごいハイトーンボイスで高速で歌うのにぶれていない。
マ専門的なことは分からないけど、素人耳には新手の楽器のようだ。





ものすごい高速で筆をブンブン振り回してるのに、
筆先の一番細いところを正確に使ってすごい数の円やら弧やらを重ねて描いて
万華鏡みたいな柄を描いてるような、そんな歌い方。
ここまでものすごく歌えたら楽しい……というか、なんかよくわかんない境地に達してしまいそうだ。

▼アクティヴレイド

2分くらいからOP

上手いかどうかがちょっとワカラン。
生で歌ったらどうなるかもワカンナイけど、上手いかどうかわからんところで、
ものすごさにとりあえず圧倒される。
「ものすごいな!」
と思ってしまった。こどもか。

歌詞の内容はワリとどーってことないのだけど、
この声と歌い方で歌われた途端にすごい説得力を感じてしまった。
この声と喉と、勢いとテクニックで歌うから「斬新」で、
その斬新なフィジカルがあるから、ありきたりな歌詞にも説得力が乗る。
フィジカルがマインドに実効性を与える……
「力なき正義は無力!」みたいな話だ。
こういうことってあるんだな。





すごい無理してうたってたら体には悪そうだけど……
とりあえず、無理せず(頑張ってはいるだろうけど)歌ってて、生でもこれでいけるって言うなら
ちょっとものすごいと思う。
マ好き嫌いは分かれると思うけど。

今期は『だがしかし』のOPと『おそ松さん』の2クール目OPがカッコイイと思ってたけど、
『だがしかし』よりもこっちの方がいいなあ。
生はどうかともかく、少なくとも音源レベルでの歌唱力は勝負にならん。

アニメ『アクティヴレイド』の感想はまた別で書くけども、
アニメを見てると、たまに
「この主題歌の後に続く物語を、もっと長いこと見ていたい」と思わせる主題歌に、
ときおり出くわすのだけど……
この『Golden Life』も、そのたぐいの歌だなあ。


 

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2015年11月14日 (土)

■おっさんだってワールド系女子にタメ口たたかれたい。 -更新第1019回-

朝、
いつもの松屋にゴハンを食べに寄ったら、
間口の狭い細長い店の、カウンターの一番奥の席で
朝っぱらからケモ耳フードのパーカーを頭からかぶった年のころ18、9という女性が、
カウンターの上にお友だちのぬいぐるみを置いて、
自分ワールドで団欒の最中でした。


  ザ・ワールド! そうじゃないんだアグネスッ!


……お、ワールドだ。

そう見るが早いか、
オイサンはカウンターにお行儀よく座らされた高さ30㎝はあろうかという
結構大きなぬいぐるみに目を奪われ、
「あ、かわいい」
と思うのとほぼ同時に
「キャラクターデザイン:天野喜孝」みたいなそのお嬢さんと目が合って、
ワリとな感じで睨まれた。

クックック……お嬢さん、可愛らしいお友だちを連れておいでだ……
な、ナデナデさせてもらってもいいかい……?



マ事実としてはそれだけなんですけれども。



あとから思い返してみれば、
早朝からそんな状況を不意打ち気味に突き付けられて真っ先に抱く感想が

「ぬいぐるみがかわいい」

っていうのは……寝不足のアラフォー社会人としてどうなんだ、という自問がフツフツと湧いてくる。
他に突っ込むところとか、警戒するところとか、あるだろう!

なんかもうね、そのぬいぐるみ、何の生き物かわかんねえけど、
抹茶色でところどころ黒ずんで薄汚れてて、憐れ可愛い感じなのよ。
かわいさよりも、憐れさに心ひかれた感じね。
物悲しいというか。

彼女の、生気はないのに殺意だけは人一倍、殺ル気十分! みたいだった目に
そのアワレさがマッチしてトゥンクッ……ってなったわけさ。
……なんか、書けば書くほど、余計ダメさを露呈していくな。

マいいか。
ダメついでにダメな話題。
今期アニメ、アイドルソング3連発。


■BASYAUMA ROCK

30秒目くらいの


  ♪あーさから晩まで お前ー! ♪


のところで、この中学生だか高校生だかしりませんが若年女子にゆび差されて
「お前ー!」
とかタメ口叩かれて、じゃっかんトキめいてしまいました。
ばかな……俺はMなのか……?  ← いまさらか

チームしゃちほこ、『BASYAUMA ROCK』。
『いとしのムーコ』のエンディングに使われておりますな。
犬のアニメなのになんで馬車馬なんだろうか。
全然馬車馬のように働くアニメでもないのに。

しかし、なるほど、この人たちが噂に聞くチームしゃちほこさんなのですね。
初めて見た。
これだけで見た感じ、踊りなんかはほどほど感漂ってますね。
マこれを2、3回見ただけだけど。



■イチズレシピ



2発目、アイドルカレッジさんの「イチズレシピ」。
『庶民サンプル』のオープニングですね。

これはまあ……どうなんでしょうねw
センターに一番ふくよかさが十分な感じの人が据えられているのは……
なんかこう、そうでなければならないノッピキならない事情かなんか、あるんですかね。
お父さんがこのグループの活動資金の大半をだしてるとか。
逆に一人、ガイコツみたいなんもいますけど。
アレはアレでアップになられるとドキッとしますな。
恋ですかね。
まオイサンは2次元専門なんで、誰が真ん中でも関係ないワケですが。

お歌自体は非常に野暮ったく、ポンコツ揃いの『庶民サンプル』に実にマッチするカンジです。
意図的なものだと思います。
『庶民サンプル』に出てくるお嬢様がたの世間知らずぶりときたら、
「お嬢様・世間知らず」の域をはるかに超えてほとんど原始人扱いですからね。

庶民のサンプルとして上流の中に放り込まれたおまいらだったが、
いつの間にか立場逆転させてモッテモテ、
上から目線のハーレム状態でウッキウキになるわけですから、
原作者はなかなかに、オタクの卑しい心根をよく理解してガッチリつかんだものだと思います。
ウマイ。

普通にホメておだてたんじゃ、人に裏切られること、騙されること、人を疑うことにかけては
一般人の追随を許さない能力を持ったおまいらです、

 「どうせ罰ゲームかなんかだろ……俺は騙されねえぞ」

とかなんとか、簡単に信じやしないことは目に見えている。
だったら立場的には弱いハズ、惨めなハズのところに一度運んでおいてから
クルッとひっくり返してやった方が、\パンパカパーン/、簡単につられてくれるという寸法……
なのかどうかはわかりませんが。
少なくともこのPV上では「ダンディよりはマシ」という位置には置けてもらってますね。
けど、いかがなものでしょうね、
ダンディさん、コッチ\の方はそこそこお持ちだと思いますよ。

なんにせよ、ダンディ坂野さんは完全に棚ボタですねw
良かったですね、「拉致」って言葉を使うのがはばかられる世の中でw
オシゴトとはいえ、こんな若いぽっツァーリ女子(ロシア語)とお近づきになれたわけですからね。

しかし誰だ、「ついでにダンディとコラボさせれ」って言いだしたのは。
別に、言葉はゲッツでも、ダンディ引っ張って来なくたって全然よかったろうがw
おかげでただでさえ残念な感じのものが、なおのこと救いがたい感じになったじゃないか。
これほど残念さを丁寧にコントロールした作品というのも稀でありましょう。
天才の仕事です。
ありがとうございます。
逆にこのアニメの歌を歌わなければならなくなったこのグループの皆さんは、
もしかすると若干不本意的な何かだったかもしれませんね。
ただの妄想ですが。

マそんなことで、この曲も好きですが、
『庶民サンプル』はエンディングも大好きです。
ダンディも好きですよオイサンは。



■はなまるぴっぴはよいこだけ



ラスト、A応Pの『はなまるぴっぴはよいこだけ』。
今期、まさかの大ヒットアニメ『おそ松さん』のOPですね。

いやー……まさかの大ヒットのご様子ですね。
ホント何が起こるか分からんな。
ホントにウケてんのかな。メディアの情報操作じゃないだろうな。

しかしオープニングに垣間見る、原作への深い理解とリスペクト、
あとは掘り下げてからの構成の良さも、真面目に一役買ってると思いますね。

しかしまあ、アイドルソングが……というと語弊があるか、
しっかりしたアニメの主題歌をアイドルさんがこうしてしっかりと歌ってくれる、というのは
良い時代……なのだと、思いますね。

みなさん楽しそうに踊りながら歌ってくれてますが、
アニメが好きとか、この作品が好きとか、
そういう次元でやっていてくれると尚嬉しいですし、そういうことを憚りなく公言出来る、
というだけでも、
この国のモラルといっていいのか、こころは少し広くなっているのだろう……と思いたい。

マお金稼げるから、というのが一番の理由なのではありましょうが。
これでまた儲からなくなった途端にプイとそっぽを向かれたのでは、
ヒネくれたメンタリティにさらにもう半捻り、加わりかねません。

  まオタクの歴史もいい加減長いんで、
  オタクの方でも「人間なんてそんなもんだ」ということをですね、
  キチンと学んでいく、慣れていく必要があると思いますけどもね。
  ピュアであることも、ある意味大事な素養ですけどもね。

えー何の話でしたでしょうかね。

そうそう、PVのこういう、オイサンたちから見たら
「古めかしい」、なんなら「若干ダサい」「バカみたい」な振付というのは、
あ、どれもほめ言葉としてだけれども、
どーなんでしょう、
若いお嬢さんがたから見たら、新しくてカワイイもの、だったりするんですかね?

イヤ、考えたオッサンのセンスで、無理やりやらされてるんじゃなくて、
やってる方も「かわいい、楽しい」と感じながらやっていてくれると嬉しいなあと、
見てて楽しい方からすれば思うワケで。

ももクロとかが先鞭をつけているから一定の地位を得たものだとは思うんだけど。
ももクロも、どちらかといえばイロモノとして見ていた、見られていた時期が長いように感じているので、
今なおイロモノとしての色合いが強いのか、はたまた逆転して既にメインストリームであるのか、
その辺がよく分かっておりませぬ。
それを思うとももクロさんというのは本当によく頑張った、
荒れた土地を見事に耕しきった人たちだと、尊敬のまなざしをおくります。
すごかった。なかなか出来るこっちゃねえと思います。
 


……とまあ、言う具合で。
なかなか、この『ゆび先はもう一つの心臓』で、
ナマミの女性のPVが並ぶことなんてないワケですが。

今期の中でも気になった3曲だったんで、こんなふうにしてみましたよたまには。

マ中身の人たちにはさほどの興味はないので、
またアニメの歌でも歌ってくれないことにはアレですけども。

んー、なんだろうなー。
詰まる所、こういう普通のかわいいお嬢さんがたが、
普通にアニメを楽しんで、身に着けてくれるようであれば、
アニメにとっては良い時代だと、やっぱり思うんですよね。
それでオッサンがどうする、どうしたいってワケじゃなく。
 
ウン。
 
なんだろうね、この気持ちは。
よくわかんねえけど。


オイサンでした。
 
 
 

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2015年8月11日 (火)

■旅いろのAmazing~オッサン、『うしおととら』のOPとか『ドラクエXI』の仕様とかに驚くの段~ -更新第992回-

コンビニや駅などのトイレで
「いつもトイレを綺麗にご使用いただきありがとうございます」
とかいう貼り紙を見かけるたび、
「なに、当然のことをしたまでですよ」
と心の中で答えてしまいます。
いえいえ、名乗るほどの者ではありませんので。

オイサンです。

こちとらここひと月ばかりは放浪づいておりまして、
あちらへこちらへさまよい歩いておりましたです。
すみませんね、書く物も書かずで。
自慢のおポメラたんもすっかりさび付いてしまいなかなか開いてくれない有り様です。

書くこと、或いはボタンを叩いて世界に関わっていくこと……
つまりはビデオゲームで遊ぶことを念頭に置いて当ブログのタイトルは生まれたのですが、
その辺もちょっと色々、意味を拡げていかないといけませんな。
まカメラのシャッターを切ることも、ゆび先の大事な働きの一つですからね。

  ……とはいえ、その言葉の生まれたきっかけも、
  摩周湖への初めての旅……つまりは放浪のたまものなのだけど。
  私は放浪するゆび先の生き物なのやもしれぬ。

そんなフラフラ旅行の行き先はといえば、
5月のGWに、高山へ『氷菓』の巡礼へ参り(高山だけで飛騨へは行っておりませぬ)、

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6月の末には、我がホームと行っても差し支えのない、稚内~旭川~美瑛を訪れ、

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そして先日、ジェントル号に乗せられて、群馬あたりを一巡り、一泊二日でして参りました。

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どの旅も大変に素晴らしく、
且つほど良い残念さを兼ね備えたワンダフルヘボナイスなトリップでした。

晩メシをコンビニですませて宿のおばちゃんに怒られたり!
2年に一回くらいしか行かない喫茶店に、楽しみにしていたカレーとスコーン食べに行ったら
スコーンは売り切れだわ、カレーはゴハンが半分くらいしかなくわで
半カレーが出てきたり!!

24時間入れる!という露天風呂に、朝、2回戦目を入りに行ったら
湯温が何故か高すぎてとてもじゃないけど入れる状態じゃなかったり!!

コレデモカコレデモカと、旅が僕らを苦しめます。
人生は旅。苦難の連続です! のぞむところだ!!

マそんな、見所一杯の旅ばかりでしたんでなるたけシッカリ書いていこうと鋭意執筆中ですが、
マそれに先駆けて、群馬から帰ってフと感じた旅についてのコト、
いまの気分を、
チョイと書き留めておこうかなとおポメラたんを開いた次第でございます。
おポメ~ラ~~た~~~~ん♪(おポメラたんの歌



……。



群馬の旅から戻ってふと目を閉じた瞬間に、
朝の片品を流れる川に沿ってジョギングした時に見た風景がまぶたの裏によみがえり、
ああ、こうして思い出すことの出来る情景が心の中に増えていくというのは
嬉しいことだなあとしみじみ思った。

見てきた風景の中には、このせまい日本、場所は違ってもよく似たものもあるから、
思い浮かべた場所がどこなのか判然としないこともあるのだけれども、
自分の中に、自分の物として思い出せる情景が増えていくのが、
安らぎとともにひしひしと嬉しかった。

しかし……果たして、この嬉しさは一体、なにに由来するものであろうか?

それを知っていることは、特段なにかの役に立つわけではないのである。
こうして、頭の中にただあるうちは、
テレビや写真から得た知識と、客観的な価値はそう変わらないはずだ。
それなのに、そこに上った朝日が目を刺す痛みや、
立ち上る熱気の肌にまとわりつく感触をじかに知っていることに喜びを覚えるのである。

……なんて言うのかなあ。
子供の頃、友だちの家に遊びに行ったとき、
「ああ、こいつンちの中ってこんな風になってんだ」って、
ちょっと嬉しくなかったですかね。
オイサンはそれが、新しく友だちの家に行くたび、いちいち嬉しかったんですよ。
特段、未知の物に触れることとかに高い価値を見い出すほうでもないのだけれども、
そういう……やくたいもない、そこにしか生まれ得ない空気のサンプル、
生活の匂いをコレクションすることが好きなのだろうなあ。

そこに確かにある、しごく個人的なかなしみの気配……
ここでいう「かなしみ」とは、
日常のすきまから、にじみ出たり、立ち上ったりする、
あらゆる感情と感情の摩擦熱のようなものだと思っていただきたい。
よそとはちがう歩幅、ちがうリズム、ちがう習わし。
おはしの色や茶碗の柄や、履き物のすり減った具合、道路のひび。
そんなもの。
それらが今そのように有るのは、そこにいた人たちに生き物に、雨風の様子などの
有りようの賜であるのだということ。

マ見た目似たようなところはあるのだけれども、
辿っていって細部に至れば、そういう空気はもう、そこにしかないものの博物館なのでね。

何故かそうしてふっと目を閉じて思い出すときには、
広々としたその写真の空の中に、『バーチャロン』の機体が浮いていたり、またして。


▼バーチャロン オラトリオタングラム



いったい何の話かわからなくなりそうだけれども、
自分が書きたいと思っている「『バーチャロン』のような文章」の正体、
ステージは実存、
VRは対象、
カメラは文体、
弾道は行間、
それらが絡み合って、果てないように広がっていく箱庭で
ロマンとドラマが生み出されていく……
そんな文章。
それを知るにはゲームも放浪も、続けていった方が良いのだろうなーと……
まぶたの内側に広がった奧利根の空を四角く滑るVIPERーⅡの機影を意識で追いながら、
ドルドレイ使いのオイサンは思った次第なのでございます。



……。



マそんなワケの分からない話はこのくらいにして、
ちょっと聞いて下さいよ奥さん。
ここ最近で「すげえ」と思った、いくつかのことのお話。
気が向いたらアトで、今期見ているアニメの話とかもちょっと書きますから。



▼▽▼ すげえと思った、いくつかのこと ▼▼▽



■その一・「混ぜるな危険」の大槻ケンヂがすげえ

今期から始まった目玉タイトルの一つ、『うしおととら』のOP主題歌のタイトル「混ぜるな危険」。
作詞は筋肉少女帯の大槻ケンヂ氏。

はじめに言っておくと、OP全体はそこまで好きではないのです。

しかし『うしおととら』のタイトルソングを任されたとき、
そのモチーフとタイトルに「混ぜるな危険」というのを持ってくる、
ケンヂ大槻氏の読解力、表現力、突破力には脱帽である。

こいつら二人が揃うとどエラいことが、危ないことが起こる、
だから二人を近付けるな、でもあいつら勝手に! ああもう、目が離せない!!
……という、
妖怪だなんだ、超絶画力だなんだと色々あるあの作品のウリの中でも、
物語全体を貫通する一番の核・見どころを一言で表した上で、
「ホラよ」といかにも無造作に投げ渡すような言葉の感覚はもう……ものすごい。
見抜いて、まとめて、潔くぶち抜いてくる。
一網打尽。乾坤一擲。
どのくらい考えたのか、「え? いや、もうコレっしょ」一発だったのか……。
すごいなあ。悔しい。
ものすごいやられた感ある。

  ところが、その歌詞を文字にしてそのまま画面に出してくる映像の方は
  個人的にはイマ一ついただけない。
  今はもう見てないけど、同じく今期の『乱歩奇譚』のOPとか、
  前期の『ユーフォニアム』のEDとか(あれはひどかった……)でもあったけど、
  このテの歌詞そのまま出しちゃう演出って流行ってんのかしら。
  なんだよ高揚感って……。

ちなみに今期、大槻ケンヂ氏は『監獄学園』のOP作詞も手がけておられます。
なぜか今また力強く評価され始める、大槻ケンヂ&筋肉少女帯。
そろそろ行こうぜ冥府魔道!


■その二・『ドラゴンクエストXI(イレブン)』の意外なプラットフォーム戦略に驚く。

先日発表された、『ドラゴンクエストXI』の仕様が、色々ドえらいことになっている。
いやあ……驚いた。ド肝を抜かれた。
なんだアレは。
「PS4と3DSで発売する」というクロスプラットフォーム展開も、確かに常識はずれのさらに斜め上だ。
「一番売れているハードで出します」という、
いつぞや(確か『ドラクエⅦ』と『Ⅷ』の間ではなかったろうか)宣言されたポリシーは
ある意味守られている。

  普通、クロスプラットフォームつったら、
  PS4&XBOX Oneとか、の「性能が近いもの」の間で、だったり、
  PS3&PSVitaとかの、「移植のカンタンさ」で選ばれたりするモンだけど。

……PS4と3DSて。
性能も違えば、ハードウェアの構成も全然ちがう、2機種ですからね。
これは……ビックリです。

しかしその2機種展開以上に……3DS版の仕様が狂ってる。
マ詳しくは下の動画を見て下さい。


▼発表会の様子(抜粋)



PS4版は、想像通りで、大きな驚きはない。
ハードの性能の高さを活かした画像の美しさと、広大な空間表現をしていて、
正統進化という感じ。

3DS版は……イミが分からない。
上画面は、PS2版『ドラクエⅤ』相当くらいの3D表現の画面
(とはいっても、PS2でもここまでの3D表現はしてなかったと記憶している。
恐らく一番近い表現は『ドラクエⅨ』をフル3Dで全角度回転出来るようになった、
というところか、『ドラクエⅩ』だろう。『Ⅹ』は自分がやってないから分からないけど)
が映し出され、下画面にはSFC相当の2D表現の画面が映し出される。
デその2画面が……シンクロして動く、と。

メッセージウインドウは、
アナログパッドで操作すれば上画面を操作していると認識されて上画面に表示され、
十字キーで動かせば、下画面に表示される。

イベントシーンも、上画面と下画面、それぞれでシンクロして展開する。
バトルも同じだが、メッセージウインドウと同じで
アナログパッド操作時は『ドラクエⅧ』っぽい3Dデザインのモンスターとの戦闘になり、
十字キー操作時は2Dデザインのモンスターとのバトル画面になるっぽい。
上画面ではシンボルエンカウント、
下画面ではランダムエンカウントになる。

  ……マ実際のところ、下画面の「ランダムエンカウント」ってのは、
  上画面にはモンスターの出現位置は見えてしまっているわけだから
  ウソなのだが。
  ちょっとこの点についてだけは、仕様に疑問が残った。
  逆に、上画面でも、シンボルのないところでもエンカウントが起こる可能性がある、
  というのならわかるが。

すげえ!
イミが分からねえwww!
いったいこの仕様に何の意味がwww!!??!
けどやっぱすげえ!!

狙いとしては、「30周年を迎えるにあたってあらゆる歴史的な仕様を詰め込みたい」
ということらしいのだが……それにしても尋常じゃない。

いったい、フツーに作った場合の何倍のデータ量が収められているんだろうか、
また、どんだけ余分な手間がかかっているんだろうか?
量が多い・手間がかかってるのがエラいとは言わないけども。
音楽・メッセージ・パラメータなどのデータ面は共通だろうから
まるまる2倍ということはないにせよ……
グラフィックデータはほとんど2本分に近いことになるだろうし、
制御するプログラムも同じなのではなかろうか。
それらのデータを作り出すための時間も……
まグラフィックデータなんかはある意味流用可能だろうから
そこまで大きな手間ではない……のかなあ。その辺の事情まではわかんないなあ。
マップのデータがすごそうなんだよねえ。

想像しているのは、マップのデータなんかはもしかすると、
元になる一つの設計図の様なデータを用意すれば
3Dと2Dのデータを吐き出してくれるようなエンジンを先に作って
開発に臨んでいるいるのではないだろうか、ということ。

  マ100%の完成型データでなくとも、吐き出させてあとはナンボか手で修正すればOK、
  くらいの精度のデータ生成ツールならば……出来ないものだろうか。
  ゲーム制作なんかやったことないからわかんないけどさ。
  ていうか、ソフトすらアプリ的なものは組んだことないよw

しかし意外なのは、3DSのパワーだ。
こんなにパワーのあるものだったのか、3DSって。
なんか見た目には2本のゲームを同時に走らせるくらいの重みがあるように見えるけど、
上下はシンクロするわけだから制御的にはそれほど重くなくて
(上画面・操作/下画面・マップ表示 みたいなゲームはごまんとあるわけで)、
データさえ準備できれば2画面描画するという意味では、
これまでやってきたことと実はあまり大差ないのかも知れない……。

しかし1点心配なのは……
オイサンの知る限り、これまでの大概のソフトでは、
2画面のうちどちらかはパラメータの表示とかマップの表示などの、
どちらかといえば静止画的な表示にとどまり、
ダイナミックな変化のないものが多かったように思う。

それが上下画面ともダイナミックな表示を始めるとなると、もしかすると、
『ドラクエXI』プレイ時のバッテリーの消耗は、通常よりも早くなるのではないだろうか?



……。



などなど、発表時点の情報から、いろいろと妄想というか、
その内情に思いを巡らせてしまうくらいにワクワクしているオッサンがいるわけです。
謎めいてる。
ゲームの中身がというよりも、その設計にときめきがある。
いやー、面白い。
正直。
PS4版の仕様での発表だけだったら、食指はのびなかったかも知れない。
しかしこの……3DS版は、ちょっとさわらずにはいられない驚きを秘めていた。
冷静に考えたら、これまでやってきたことを並べてくっつけているだけ
(少なくとも外見えには。中の処理がどのくらいすごいかはわからない)なので
そうまで驚くことではないのかも知れないけど……
なんだろうな、この惹きつけられっぷりは。

ともかく、発表の報を聞いて、動画を見るまでは
「あー、出るんだ。しかもPS4と3DSで。へー」
くらいの気持ちでいたのが、3DS版の動画を見た瞬間ぶっとんだ、
そのくらいインパクトがあった。

いやー、3DSLL買わないとなー。PS4版は……ちょっと、いいや。
3DS版の上画面版だけでも、遊ぶ分にはいいんだけどw
あのくらいの3D具合が『ドラクエ』には十分だというのが、オイサンの感覚なので。
またちょっと死ねなくなっちゃったなw
楽しみ楽しみ。
あーびっくりしたw

あと、オマケ。
3DS版の『ドラゴンクエストⅧ』のパッケージイラストが……
PS2版よりも全然かっこ良くて、くそう、いいなあってなってます。
それはまあ、好みの問題なんだけどもさ。




なんかこう……
ファミコンの『ドラゴンクエストⅡ』とか『ドラゴンクエストⅣ』の箱絵を
彷彿とさせるやん?
それでちょっと……欲しいw  ← アカンおとな



■その三・KUREのすべり剤に驚く

KURE556で有名な、呉工業のすべり剤スプレーがあまりに効果的だったので
ちょうビックリした。
あんなに効き目があるものなのな。ビックリだ。




久しぶりに帆布バッグを使ってみたら何やらファスナーの滑りが悪く、ギジギジと引っ掛かる。
ファスナーの滑りが悪い時はロウを塗れば良い、みたいなことを聞いたことがあった気がしたので、
それが本当なのかどうか、他にも何か良い方法がないかと、ネットで調べてみた。

ロウを塗る方法、確かに紹介されている。
ただし直塗するんじゃなくて、歯ブラシで延ばした方がいいらしい。

もう一つ紹介されていた方法が、潤滑剤・シリコンスプレー剤を使う方法。
ファスナー専用のシリコンスプレーも売られているらしいので、
お出かけついでにホームセンターで探してみたところ、
本家のKURE556のほかに、無溶剤のシリコン剤スプレーもあったのでそっちにしてみた。
ご一緒頂いたテラジさん&パパさん曰く、KURE556は家の中で使うにはちょっと匂いがきついらしい。
なるほど。
合わせて、二人とも
「……まあ、キライじゃない、くせになる匂いではあるけど」
と言っていたので仲間に加わりたい気持ちもあったが、今回は無難な方を選んだ。

デ家に帰って使ってみたところ……
一回軽くふいただけでスカーっと滑るようになったので驚いて「うおっ!?」と声が出てしまった。
まさか一発であんなに改善されるものだとは。
舐めてました。
何回か繰り返し吹いてみてようやく「まあこんなもんだろう」くらいになると想像していたのが、
一発で想像以上の滑りに!

ちなみにKURE556、商品名の由来は、設立当時の会社の番地が1-16だったので、
最初に開発した製品を1-16、2番目を2-26とつけていき、556は5番目だったからこの番号になったのだとか。
なんだよw
化学物質の、なんか番号とか数式とか、そういうのかと思ったのにw

最後に一番地味なビックリを持って来てしまったが、一番効果的にビックリしたのはこれだったw
いやーびっくりした。
KURE、子供の頃からKURE556の名前は聞いて有名なのは知っていたが……
この年になって初めてその効果のほどを知ることになろうとは。
伊達じゃねえな。



■オマケ・『ファッとして桃源郷』のリングアウトの魂に驚く

ころしあえー!!
『てーきゅう』の曲は、トチ狂った本編に引きずられてやっぱりトチ狂っていることが多いのだけども、
その反面、普通では投げられないような剛速球が投げられていたりしてやはり侮れないワケです。

……日常でねえ、なかなか、こう……言ってもらえないと思うんですよ。
「悔しいのならば恨みなさい」
って。

いえね、言われるままにそれをするのが良いとは言わないけど。
ただ、普段は口に出されず、暗黙のうちにないコトにされている……
踏み出せない、踏み出してはいけない領域の、けれども実は存在している世界のことを、
実はそこにも選択肢は存在することを改めて提示してくれるというか、
場外に出たら試合場は「負け」だけど、まだ死んだわけじゃない、みたいなことですよ。
案外忘れがちなのでね。

以前書いた『ドリームクラブGogo.』のOPと同じで。

  ♪ 「スゴイね、いつも頑張ってる」 ソンナフウニ イワレタインダ!
     誰かにもっと 当たり前をみとめて ホメて欲しいよねっ! ♪


……みたいなね。
言っちゃいけない、言ったら負け、言ったら恥ずかしいコトこの上ないことを、
それでも本当はこうなんだ! と背中を押してくれるような力強さがある。
忘れていたリングアウトの向こうのタガを外してくれる……ようなね。


▼ここへおいでよGogo.


そのタガがあるから先に進めない人って、案外いると思うんですよね。
だから、貴重。こういうメッセージは。

マそれだけじゃなくて、歌詞の他の部分も非常にこう……トチ狂ってるんですけどね。
すごいわw
コールの部分、

 ♪ 蛇の構えから高ぶる龍へ! \ドーラーゴーン!!/
    龍の構えから駆け出すヒョウへ! \パーンーサーア!!/
    ヒョウの構えから荒ぶる虎へ! \ターイーガーア!!/
    虎の構えから果てまで飛びたて夜叉の構え!!♪


なんていうのも……イベントとかでコールに参加出来たら、
それだけでもう楽しそうだなあ、と思ってしまいますものw
人を狂わせる何かがあるw

  しかし「夜叉の構え」……原作1話時点で出てきたときには、
  作者も絶対一回限りの捨てネタだったに違いないと思うんだけどなあ。
  息の長いネタになってしまったなあw

ミンメイ・アタック開始時にオペレーターが誤って流してしまった『ファッとして桃源郷』を
ミンメイががっつり歌いこなしてしまったがために、
ゼントラーディに地球側がうっかり圧勝してしまう愛おぼ下さい
(当然コールの「夜叉の構え!」で、マクロスが強攻型への変形を完了します)。

どうでもいいけど……いま初めて歌詞をマジマジと眺めたけど、
この歌、長いワケじゃないのにすげえ文字数が多い……。
確かに早口ですごい詰め込んで歌ってるけど、こんな密度なのか……。
『てーきゅう』本編の台本もすごいことになっているのかも知れないな。
収録の現場とか、編集の現場も。



……。



とまあそんな感じで……例によって、久しぶりの更新なのに
ひたすらどうでもいいオッサンのビックリ話だけで随分長くなってしまったのでこの辺で。

今期のアニメの感想も、近いうちに上げたいと思います。
一言だけ言わせてもらうなら……
『干物妹うまるちゃん』の本場切絵ちゃんが可愛くて、
色んなことが捗りません!



見てこの……可愛らしいこと!

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ああ……なんて挙動不審なんだ……

キモチワルイ……
可愛い……。

マそんなことで、またこのオッサンどっか頭をおかしくしてますが、
周りの迷惑顧みず、次回はこの切絵ちゃんのうす気味悪s……ゲフンゲフン、
魅力についてたっぷりお届けしたいと思います。

ただ、あのテのメンタルの子のことを過剰に好いてしまう自分のことを、
あまり深く掘り下げて考えすぎると自分にとってとても都合の悪い結論が導かれそうなので
その辺は深く考えない方向で行きたいと思います。

以上、旅行と、夏登山のための装備でチョイチョイ散財してしまい
若干凹み気味のオイサンでした。
 
 
 

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2014年5月 5日 (月)

■雨と炎のしらべ~岩男潤子さん・声優業20周年記念ライブinヨコハマMotionBlue -更新第921回-

■[ライフハック]1日1日確実に成長するためのたった65535のコツ


こんばんわ、ブロプロガーのィヶ夕゙八ャ卜です。
マネタイズ頑張ります。
いやもう炎上しちゃって炎上しちゃって。

ウソはこのくらいにして。
イエーイ、オイサンでーす。

イエーイ☆(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ ;)ノイ、イエーイ・・? ← 通行人


項題書いた時点で強い吐き気に見舞われて死にそうになりました。
後々こんな文字列が自分のブログに残っていると、
原因不明の頭痛に悩まされそうな気がするので多分あとで変えます
(↑原因わかってんじゃん)。

あ、別にイケダハヤトさんが嫌いとかそういうんではないですっていうか
好きにも嫌いにもなれるくらい知ってるわけじゃないです。
何をする人なんだろう。<イケダハヤト ← そこからか
オイサンの知ってるライフハックなんて、

 「市販のふりかけを数種類ブレンドする時には、
              野菜ふりかけをベースにすると味が締まる」


ってぐらいです。是非お試しください。
じゃあ野菜ふりかけ食べてればいいじゃんって話なんですけどね。
あと最近うめごま塩ふりかけが、毛穴から発汗がとまらなくなるくらいうまい。

 ▼丸美屋 梅ごましお
 http://www.marumiya.co.jp/cms/web/viewitem/3959/1
 ↑どうでもいいけどこのページ、パッケージ写真がクソムダに拡大縮小出来てウゼエwww
   そんなに拡大したい奴いるか。

なんていうかこう……野菜ふりかけはオールラウンダー、
『はじめの一歩』でたとえると沖田ですが、うめごま塩は島袋です。

  絢  辻「なんでもかんでも『はじめの一歩』に例えるの、悪いクセよ。
         あと、あたし真田さんと沢村が好きだから」


ああ、絢辻さんありがとう。
知ってはいたけど改めて聞かされるとピーキーな好みだよね。
知ってたけど。
あと、真田はさん付けで沢村は呼び捨てなんだね。
別にいいけど。
ピーキー3分間クッキング。
いや今思いついただけ。

小諸のことも書かにゃならん、
SSも書かにゃならんですが、一先ず一番の近況を書いておきましょうかね。



■□■ 岩男潤子さん 声優開業20周年ライブ in 横浜モーションブルー ■□■



先日の休みは、
うちのブログを読んでくれているお友だち・ミスターJに誘われて(というか最初はこちらから声をかけたのだけど)
声優・岩男潤子さんのライブに行ってきた。
もう何度目になるかなー。
すっかりおなじみです。

P4262843


場所は、横浜・赤レンガ倉庫内にあるモーションブルーというライブスペース。
なかなかオサレな場所でオタクは気後れしそうだが、マそもそも横浜という時点でかなりやられる。

このモーションブルーへは、過去に一回、やはり岩男さんのライブでお邪魔したことがあるのだけども、
その時のパフォーマンスが、まーあ素晴らしかったこともあって今回も期待して行ったのだけど……
いやあー、今回はねえ! 輪をかけて素晴らしかったです。

 前回のモーションブルーでのライブの様子はこちら↓をご参照のこと。
 ▼文明開化の手風琴~岩男潤子さんのライブのこと -更新第回668回-
 http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/-668--182a.html
 おお……やっぱりもう3年近くも前のことだったんだな……。
 そしてこの頃の記事、なんかオイサン頑張っちゃってんなーw ちょっと恥ずかしいわこの記事。
 そして、言ってること感じてることは、今とあまり変わっていないw
 つまり……私は完成されている!(ポジティブ)



■□■バンドメンバー編成■□■



岩男さんのライブでは、ボーカルの岩男さんを中心に、
プロデューサー兼バス担当兼ツッコミ関脇(岩男潤子バンドにのみ存在するパートです)の川村竜さん、
ピアノのクマちゃんさんこと熊谷ヤスマサさん、
ギターの鈴木直人さんの4名が大体の固定のメンバーで、
そこに準レギュラーな感じのパーカッション・岩瀬たっぴさんが加わるのが基本編成。

前回のモーションブルーではそこにアコーディオン奏者の佐藤芳明さんが加わって、
まあなんとも、その演奏の華やかなことで驚いたもんです。

今回はパーカッションが、岩瀬に代わってクリストファー・ハーディさんを、
そしてそれプラス、バイオリン奏者の真部裕さんをお迎えしてのステージとなっていました。

こちらとしてもあまり聞き慣れないメンバーと編成で、
一体どんなステージになるのかなー、などと不安半分でいたのだけれども……
いやあ、……まーあ素晴らしい。
ビックリする。
ホンマにね、ビックリするわ。
オイサンもミスターJも、二人して曲が終わるたびに目を丸くして顔を見合わせてました。

「今のなんなの!?」

と、その奏法、響くサウンドに、一曲ごとに度肝を抜かれる。
自慢じゃないけども、J氏と知り合ってからこっち5年ほど、
お誘い頂くままに岩男さんのライブに足を運ぶようになり恐らくもう10回近く。
かなりこなれた感もあり、ライブで聞きなれた曲も増えてきた。
そのいくつかの曲がこんなに姿を変えるもんなのか! ……と、
いささかナアナアになりつつあったノーミソにものすごい杭を、
この二人のメンバーはぶち込んで行ってくれました。

  年月にしてオイサンの3倍くらい、
  ライブの回数はさらにその何倍も足を運んでいるはずのJ氏でさえ
  相当びっくりしていたので……その変容ぶりたるや、相当なものだった筈です。


 ▼▽▼バイヨリンの艶めき

バイオリンの音色というのは、皆さんもご存知の通り艶があり華があり、
前に出てくると、それだけでお花畑が目の前に広がる。
けれどもそれだけでは済まなくて、
曲を聴いていると端々になんだかとても気持ちのいい音のかけらがちりばめられているのに気付くことがあり、

「これは何の音? 誰が鳴らせてるんだろう?」

と思ったらバイオリンだった、ということが何度もあった。
弓をいっぱいに使って、いわゆるバイオリンらしく長く美しく響かせるのではなく、
短く短く刻んでみたり、時にはゆびで弦を弾いてみたり、
あ、そういう使い方ってアリなのね、
そうやって弾くとそんな音も鳴らせるのね、という驚きがいっぱいあった。
楽器って弾いたことないから、すごい自由な使い方をされていて驚く。
ああいうのはもうスタンダードな使い方なのかもしれないけど。

我々の席からはちょうど真鍋さんがよく見えたので、
何をしているかがとてもよく分かって良かった。
真鍋さんの手元が見えなかったらきっと、「あの音はなんだったのか」と
謎のまま終わってしまった音がいっぱいあったと思う。


 ▼▽▼パーでカッでションってなワケよ。

そんでまた……パーカッションのクリストファー・ハーディさんが。
まさに「目の覚めるような」という言葉は彼のサウンドのためにあるというくらい、
キレとパンチの演奏をなさる。
攻める。攻め立ててくる。
「え? 手で打ってるだけなんでしょ? なんでそんな音が鳴るの?」
というくらい、パン! カン! タン! という強い破裂音が曲のところどころで炸裂する、
あの音が他のメンバーの演奏にもものすごい火をつけているのが伝わってくる。
「おまえら、ボヤボヤしてっと食っちまうぞ!」
という……ご本人、笑顔の柔らかい穏やかそうな御仁なんですけども。

  分かる人にしか分からない説明をすると、
  『水曜どうでしょう』のユーコンで出てきたピートみたいな感じの人です。

    ▼ユーコンのピート
    
    Red side Down!

  持参したタールという謎の打楽器
  (これがまた何とも謎めいたアイテムだったんだけどうまく説明出来ないので書かない)を紹介するのに
  「寿司桶です」とボケてみせるあたり、
  岩男潤子バンドに求められる最低限の資質も備えておられるようで今後も安心(そんなか)。
  その辺の手腕については、真鍋さんはちょっと弱いかもしらん(知らんがな)。
  ちなみに竜さんは、そのハーディさんのボケに対して

  「あのタール、あとで見せてもらったらちゃんと『銀の皿』って書いてますから」

  とガッツリかぶせていってました。
  さすが岩男潤子バンドの重鎮、新参にやらせっぱなしでは終わらない(イヤなバンドだな)。




冗談はさておき、ホント、演奏は火が付いた様です。
これがライブか、これがセッションというものか! 
という感覚を聴く者にも伝えてくれていたと思う。
あの音を合図に、曲がぐわっとたけり狂う瞬間をライブ中に何度も見た気がします。
すげえ。

  ……あの、以前田中公平先生が参加されたときは、
  正直、オイサンはちょっと引いてしまって、あんまり楽しくなかったんです。
  高等すぎたのかも知れない。

真鍋さんのバイオリンが潤いであるなら、
ハーディさんのパーカッションはその反対、ここちよい渇きであったと思う。
もちろん、しっとりとした演奏もするんだけど。
今回はどちらかといえば、パキッとした、カン!とした音に驚かされることが多かった。

しかし如何せん、席の都合で一体ハーディさんがどんな動きをしているのかは
ほとんど見えなかった……超残念だ……。

今回のライブ、曲の火付け役は紛れもなくハーディさんで、
そこに優しく霧で包むのが真鍋さん。
そんな編成だった。

▼タール



どちらもゲストメンバーだからなのか見せ場が多くなるような構成やアレンジではあり、
ちょっとお二人に対してサービスし過ぎ? な気がしないでもなかったけど、
それをさっ引いても素晴らしいパフォーマンスだったと思う。
これで終わりではなく、是非また参加してもらいたい、そんなお二人でした。

ミスターJと二人、
「もしこれにアコーディオンの佐藤さんが加わったらどーなっちゃうんだろうねえw?」
などと楽しい妄想を話しておりました。
ちょっと華やか過ぎて、なんの集まりなのかわかんなくなっちゃいそうだけど。


 ▼▽▼いつもの犬と雉と猿……じゃなくて関取とクマと鈴木さん(てきとうか)

勿論レギュラーメンバーだって、それに負けてなかったですしね。

なんて言うか、竜さんもクマちゃんさんも、すごいはずなんだけど正直聴き慣れてしまって、
「これが当たり前」になっている自分はきっと贅沢なんだろう、とは思う。
オイサンはギターの鈴木さんのギター(ヤバい日本語)が好きで、
普段はそんなに目立つわけではないのだけれども(トーク方面でも)、
演奏の途中、ほかの楽器の音のすき間すき間でときどき顔をのぞかせては
つるりと艶っぽく空気を撫でていく感じがたまらなくエッチだなーと思って聞いています。

なんつうかアレですよ、
美女が森の湖で水浴びしているのが、行き過ぎる木々のすき間すき間からときどきチラ見えする、
みたいな感じで。
てゅうぃ~ん、みたいな(わかんねえよ)。

いやあ……皆さんホント、上手な方の中でもものすごく上手な方々……のハズなんですけどね。
いいのか、こんなのに聴き慣れてしまってて。
もっとお高くてもいいと思うんだけどね。
ここんちのライブは。
いやホント。
もっと儲けてもいいのよ?


 ▼▽▼本日の主役

なんか演奏のことばっかアホみたいに行数書いたけど。
主役は岩男さんでその20周年のハズなんですけどねw

……こんな声優ライブ、ほかにもあるのかしらw?

主役も一緒になって、演奏聴いて嬉しくなっちゃってるっていうw
そっちのけとまでは言わないけど、ライブのお楽しみ比率が、

 岩男さん 4 : 演奏メンバートータル 6 

ぐらいになってる気がする。
けど、岩男さんご自身もステージ中何回も
「うわー、気持ちいいねえ、嬉しいねえ、楽しいねえ!」
と言ってらして終始笑顔。
だからまあ、主役の成人式を祝うという意味ではまったく正解だったのではないかと思います。

今回、岩男さんも調子良さゲだったように思います。
いっしょに行ってた合唱野郎JチームのJさんに言わせれば、
ところどころで体力切れて緩んでたんだそうですが、
うおう。
さすが専門家は違うぜ。オイサンにはその辺までわかんねえよ。

お召し物もまた……可愛らしくてですねえ。
今回のステージは2部構成・入れ替えナシで
1stが17:30~1時間チョイ、2ndが19:30から1時間半程度だったんだけど、
1stは黒、
2ndは白……ではなく多分淡いピンクかベージュか(ライトの色で分かりにくかった)、
そんな春らしい色の、まったく同型色違いのドレスでとてもチャーミングでした。
1stの黒ドレスの方がオイサンは好きでした(聞いてない)。

オトナの女性がオトナっぽいドレス着てんだから、
セクシーだとか色っぽいだとかいう感想が出ていいと思うんだけど、
どっちかというと「かわいい」んですねえ、岩男さんの場合。
いくつになってもかわいい人ですホント。

あー、あと、練習中の竜さんと潤子さんのやりとりをみたバイオリンの真鍋さんが、
「この人たち本当に大丈夫なの?」
と心配するくらい罵り合ってららしいんですが、
普段はそんなに激しくやりあってるんだろうか。
想像つかんなー。

P4262825



■□■ 曲! ■□■



特に印象的だったのは4曲。

 ・夢の果て
 ・月の静寂(しじま)に
 ・DreamDream
 ・スカーレット

「夢の果て」は4曲目か5曲目くらいだったと思うのだけど、
3曲目までで「……今回、なんかいつもと違うぞ?」と気付き始め、
確信に変わったのがこの「夢の果て」。

パーカッションの パカン!! という強い音を合図に演奏に火が付く、
その瞬間の昂ぶりに脳天を貫かれたのがこの曲だった。
以前渋谷のライブでも何度か聴いた曲ではあったのに、全然印象がちがった。
「今回はこれか!」という……方向性を感じた一曲。

「DreamDream」は、初めて買った……じゃないな、
初めてから数年ぶりに買った岩男さんの2枚目のアルバムの1曲目に入っていた曲で、
そのアルバムをきっかけにそれまで止めていた「文を書くこと」を再開したので、
個人的にとても思い入れのある曲。
これまであまりライブでお耳にかかることがなく(1回あったかな? というくらい?)、
それもそんなに印象に残るようなセッションではなかったのだけども……
今回。
バイオリンが加わって、その小刻みな音色によってものすごい面白い、かわいい、
そしてせつない曲になっていた。
いやー……このバージョンで再録されないかなー。
そっかー。
この曲って三角関係の歌だったのねー。
片思いなのは分かってたけど。
言われてみれば、そりゃそうか。

「スカーレット」もお馴染みになってきた感のある曲。
この曲ばかりは演奏よりも、潤子さんの歌がすごく耳に残る。
特にサビの


 ♪人は一人だと 分かりあいたいのに なんて難しい……


という一節がオイサンは大好きで。

「難しい」っていう言葉を歌の中で印象的に聞くことってあまりない気がするのね。
言葉の置かれる場所と、それを口にする歌い手の違いだと思うのだけど、
この「難しい」はオイサン的Best「難しい」です。
この「難しい……」を歌う時の岩男さんが、一番好きかも知れない。
大体演奏に聞き惚れている時間の長いライブなのですが、
この瞬間は本当に岩男さんの時間だと思う。
切り取って持っておきたいくらい。



■□■ 20年の目覚め ■□■



まあー……そんなんでね。
そこそこ長い筈の時間なのに、もうめちゃくちゃあっという間に感じた3時間あまり。
ビックリするくらい早くて、「え? もう!?」と思ってしまいました。
特に前半は早かったなー。

実を申せば、ここ最近の数回のライブは
ワリと慣れた感じで聞いていてしまって、グッと来たり、ハッとさせられたり、
そこまでの衝撃を感じることが減っていた。
マ上でも書いたみたいに、それはきっと耳の驕った贅沢な話だと思うのだけど。

けれども、今回は。
今回ばかりは。
ヤラレタ。
かっとばされた。
ハーディさんのパーカッションが高く打ち鳴らされるたびに世界が切り替わって、
その境目を真鍋さんの弦がしっとり均していく。

やはり、モーションブルーでは何かある。何かが起こる。
20周年の記念にふさわしい、そんな、特別な感じ満載のライブでした。
ゴハンも美味しかったし、満足満足。

この5年で、岩男さんも活動の領域を広げているなあと思います。
フランスに行ったり、海外のイベントで歌を歌ったり、
畑亜紀さんや田中公平先生とつながりを持ったりねえ。
それもこれも、竜さんのプロデュースあってのことだと思うけど。

……まあその、アンコール前のトリの一曲の大サビでトチるあたりとかw
その辺のしまらなさは持ち味だなあと思いますけどw

  それで半分罰ゲームみたいに、アンコールの1曲目はひとりで弾き語りをやってましたけど。
  一人でピアノのふたをどうにかしようとしているときに、
  ふたがバターン! 岩男さんギャー!!
  みたいなことなってしまわないかとみていて超ハラハラしたのは秘密です。


 ▼▽▼オマケ

そうそう、
まいど客席に業界の大御所関係者がフツーに座ってるでおなじみの岩男さんのライブですが、
今回もいました。
山野さとこさんとか。 あと岩男さんのご両親とかw
マネージャーの弟さんは、今回も忙しそうに走り回っていました。
出来た弟さんだw

後ろの方にボックス席が用意されていて、そこそこお高いらしいんだけど、
「あそこに宮崎駿とトミノ御大と庵野秀明が並んでたらびっくりすんね」
などと冗談をトバしておりました。



■□■ 横浜の高いところを制覇する ■□■



サテ、上でも書いたように潤子さんのライブは17時半から(開場は16時から)だったワケで、
ここからは、それまでの昼間の時間にいけてないオッサン二人が横浜なんていうオサレドメインで
ナニをやらかしていたのかについてのどうでもいいパートです。
オッサンが二人で横浜でいちゃいちゃします。

まず諸君は、横浜にそびえる3基の塔のことをご存知だろうか?
ヒュプノス、ネメシス、そしてタナトスの塔と名付けられたそれら3基の塔は、
その名の示す通り、横浜市民の眠りと、復讐と、死を司っている。
もちろんウソだ。

ヒトツは言わずと知れた「ランドマークタワー」。
もう一つは、これも桜木町辺りから見える「マリンタワー」。
そして最後が「タナトスの塔」といって横浜市民の死を(ry。

本当は「横浜港シンボルタワー」。
地図を見てもらえれば分かる通り、ひとりだけエラい僻地にぽつんと建っていて、
……つまり、オイサン向きだ。

P4262733


桜木町駅にお昼前に集合し、
1番バス乗り場から26系統バスに乗って30分弱、横浜港D突堤のシンボルタワーに着きます。
……バスで30分ですから、まあナカナカですね。
賃貸を借りるのに「バスで30分!」って言ったら、まあ、ナカナカです。

しかしまるまる30分は乗らず、途中で降りてゴハンを頂いたりします。
ゴハンを食べた後、ちょっと湊の景色なんか見ながら歩こうかという試みでしたが……
これが失敗だった。
デカい道路をデカいトラックがぶひぶひ言って通過するのを見ながら歩くのは、
正直疲労を倍加させる。

  うーむ、もうすこし町はずれののんびりした光景になるはずだったのだが……。
  しかし言われてみれば埠頭なんだから、これが当たり前か。
  ミスったぜ。
  オホーツク沿岸の港のはずれみたいになるわけがない。

しかもこの日はやたらと陽気がよく、
潮気を含んだ風にジンワリとかく汗がちょっとキモチワルイ。
そこへトラックなんかがもうもうと舞い上げる土ぼこりを浴びると……不快指数が!!
完全に苦行だ。

けれども、苦行の果てにたどり着いてみたシンボルタワーさんは……
おお、なんだかいい雰囲気じゃないの。

P4262747


これはアレでしょ、
有事には公園が割れて地下からせり上がってくる宇宙戦艦の艦橋になってるって寸法ですねこのスタイルは。
かっこいいよ、うん。

周囲はこんもりと土の盛られた公園になって、花なんか咲いちゃって(アカンのか)。
ご家族連れが戯れていたり、カップルがいちゃついてたり、オッサンが一人で横になっていたり、
お、なんだこの野郎、潰すぞ?(なんでだ)
さっきまではただ辛いだけだった潮風も、ここでは爽やかに吹いています。

タワー最上階の展望台まではおおよそ24m、
エレベーターなんて気の利いたもののないオール人力・スパルタン仕様。
年寄りコドモ、おカラダの不自由な方はご遠慮くださいのご意見無用バリアフル。
これが横浜のシンボル(象徴)だというんだから、横浜さんはなかなかの弱者に厳しい強食主義とお見受けします。

  ※正しくは「横浜港のシンボル」です。

比較的健常なはずのJ氏でさえてっぺんに着く頃には息を弾ませ、
額に汗を滲ませて……否、いいかげん粒のデカイ汗珠を滴らせていました。

  しかし、そうして息をゼエゼエ、汗をダラダラやりつつも、
  野球知識の蓄積理論について話すのをやめない彼の真剣なまなざしにオイサンは心をうたれました。
  あと若干引きました。汗くらい拭けばいいのに……( ← 人でなし)

マそんな風に上がってくるのもひと苦労の展望台ですが、
正直、上がると後悔する類のシロモノです。
せまくるしい。
眺めがあまりよくない。
だって、下からの方が眺めがいいってどういう仕組みだこれは。イバラードか。
ホント横浜港の象徴さんは何がしたいのw
「苦労して高みにのぼったって、別にいいことがあるとは限んないぞ!
 苦労のしどころを間違えるな!」
と、愚かなボクらを暗に諭してくれているのでしょう。
やさしい。
途中、階段で小さいお子さんとかおばあちゃんとか、ワリと大変そうに登ってましたけど。

ケド、
展望台に登ろうなどというバカな考えさえ起こさなければ、
フモトでノンビリしている分にはとても良い場所です。
眺めもいいし、天気が良ければ気持ちいいことはこの上もないです。
中心部から離れているだけあって人出も多いと言うほどじゃない。

ウム、じつにのどかな、なかなか良い場所でした。
オイサンが最寄で買ってきたプチケーキなんぞをつまみながら、
オッサン二人、港での健全なデートを堪能したのでした。
ウフフ。
妊娠したらどうしようかしら。 ← キモチワルイ。

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デ私オイサンとミスターJ、二人して横浜の町を闊歩するわけですけれども、
如何せんどうやら私たち二人は大層クチが悪いらしく(自覚)、
歩いてたり食べたり、話してる間中ずっと何かをこき下ろしていた様な気がいたします。

『ラブライブ』だったり、
韓国の沈没船事故に対する韓国のいんちきパラダイスだったり、
『桜Trick』だったり、
『アイマス』における「のワの」さんの立ち位置だったり……
何かにつけて面白おかしくああだこうだと笑っていた気がする。
タチが悪い。
「横浜という町は、関東圏の中でも一風変わった文化と気質があるねえ」などと
横浜のおヒザ元で嘯きつつ、
「そんなこと言ってたら有明のハーバーで殴られるぞ」とかふざけあっておりました。
ホンマに一回怒られろ。

  後日、そんな話をハマの哲人・ちひろパパさんにお話ししたところ
  「横浜の人間はハーバーで殴ったりしない。
   が、シウマイぶつけんぞ」
  と眼光鋭く牽制されました。
  横浜の人間は、直接打撃よりも遠距離投擲攻撃をお好みのようです。
  崎陽軒は死の商人だったのか……。

  ▼打撃武器のCM
  

  ▼投擲武器のCM
  

  まあ、そうしてさんざん『ラブライブ』をこき下ろしたオイサンの手元に、
  なぜローソンのフェアの『ラブライブ』クリアファイルがあるのかは今もって謎なのだが。
  それも三種も。
   P4292852

  マこの二人が手放しで絶賛するワケですから、
  今回の岩男さんのライブがいかに素晴らしかったかということですよ。
  ええそうですよ。
  あ、あと、そうした話し合いの中で、オイサンの中で
  天海春香さんはものすごいヤクルトファンということになりましたのでシクヨロ。
  それこそライブをすっぽかしてスタジアムに応援に行くくらいの。

『アイマス』のこのマンガが面白いと教えてもらったり、
井上喜久子はすごいぜ! という話になったり、
『巴マミの平凡な日常』が気になる、という話だったり。


▼『巴マミの平凡な日常』

アオってしまった手前自分でも気になって買ってみたのだけど、
……ナンダコレw 『まどマギ』ほとんど関係ねえw
いや関係ないことないけど……ないのか?
分かんないくらいかけ離れたところにあるwww
ただの独身三十路女子あるあるでしかないような……
ゼクシィのオマケ冊子でやれよこんなもんwww!
と、良い意味でツッコミ甲斐のある作品でした。

面白……い……のか?

間違いなく、『まどかマギカ』の主顧客層からは外れたところに響くものだと思うのだが。
一発ネタとしては面白いけど、商業誌連載で何回もやるものではない様な……。
まあ、
「ソウルジェムが流しに転げて排水管に引っ掛かり、
 その日一日(実際は休みをまたいで3日ほど)家から出られない」
とかいうネタは秀逸だったと思いますけど。

一番笑ったのは「イカ見てる」「カニ見てる」のくだりだった。
詳しく知りたい人は買って読んで下さい。
こんなのただの著者の実体験だろ!
そうでもないとこの状況を考えて思いつくとは思えぬ……
ホントただの、独身三十路女子あるあるだなあ……。

とりあえずJ氏とは、今期は『それでも世界は美しい』がオモロイ、
ということで見解はヒトツ一致。

J氏の金言。
「『ニセコイ』を見てますねえ。けど、決して面白いということはないです」

……いいですねえ。
なんて面倒くさいオッサンなんでしょう(ウットリ
『ディーふらぐ』とかの話をしようとしても、なかなかピンとくる人間がいなくて困る。
世間ウケはあんまり良くないんだろうなあ。
あと、『僕らはみんな河合荘』が面白いという話をしたときに
「理由は……花澤香菜がかわいい」と言ったらものすごい呆れ顔で
「……結構長持ちしますね」
みたいなことを言われてどうもすみませんでした。

あとは大体いつも通り、
「天地魔闘www!!!」とか言って笑ってました。
バーン様はボクらの永遠のアイドルです。
フハハハハハッ! 正しいッ! 私は、天海春香だからなッ!!
今回珍しく、『はじめの一歩』の話全然しなかったな。
マ本編が全然進展してないからだろうな。



マそんな感じでヒトツ。



岩男さんが『るろ剣』の主題歌を歌ったあとに剣心に奥さんがいたことを思い出し、
「そうか、『働きたくないでござる!ぜったいに働きたくないでござる!!』
 って言ってる人でも結婚できるんだ」
などと要らぬ希望を抱いてみたりしたオイサンでし……
……ああ、あと、そうそう。

いくら横浜が人多そうだからって、遊び場を探すのに
「『横浜 穴場』でgoogle検索してTOPに出てきた結果を見る」
っていうメソッドは、もう今回限りにしとこうな。
な。
いくらなんでもアタマ悪そうだから。
いやアタマ悪いけど。



オイサンでした。



 

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2014年4月 6日 (日)

■ゆきうさぎとドーナッツのレゾンデートルを結ぶ特異点についての一考察 -更新第918回-

先日、地元の本屋さんでマンガを眺めていたら、斜めうしろ辺りにいた若奥さん風の女性に
「あやちゃんあやちゃん、ちょっとちょっと」
と肘をつままれた。

オイサンです。


オイサン、家ではあやちゃんだったのかーッ!!


……と、『ディーふらぐ』の世界だったら突っ込まれるところですが
それより早く先方が間違いに気付いて
「ああああああすみません!」
と謝られた。
よかった……俺はあやちゃんじゃなかった……。

イヤ、まあ、間違うのんは別にかまへんねんけど、
なんやその。
アレですか。

きみトコの「あやちゃん」は、
オイサンとシルエットとか肘の位置が似通ってて
間違うほど巨漢なん?

きみ、明らかにそのくらいは把握できる位置におったやん?
逆に「あやちゃん」に興味あるわ。
今度会わして。

  ……綾小路源五郎左衛門、略してあやちゃんとかだったらどうしよう。

などというすてきな妄想で始まりました本日の「ゆび先はもう一つの心臓」。
今宵もすてきな歌と音楽でお楽しみください。

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本日は、最近聴いた曲で良かったものについてお話します。
曲自体は最近でないものも多々あるけども、マここ何年かくらいで。



■輝け! 第23回ベストカップリングコンテスト!



どうでもいいですけど、この↑テのタイトルってノッケから「輝け!」って、
命令すんな!
って感じですね。失礼極まりない。
そもそも「輝け!」ってまた、難易度が高い。
だから「もしよろしければ輝いて下さい!」くらいにするべきだとミキ思うな!
ピカピカーって。

と、また小ネタで長くなってしまいましたが。
最近では、各期のアニメのOP/EDなんかはもう
すっかりダウンロード販売でデータ購入することが身についてしまったオイサンです。

演奏がすごくいいとか、データで聴いても何となく物足りない気がする、
という曲なんかはCDを探して買ったりもいたしますが、
まあ手元に荷物が増えるということもあって、そこまですることは稀になりました。

  アルバムとかサントラなんかの曲数の多い物はCD買うけどね。

そうなると、なかなか手が出づらくなるのがカップリング曲だったりする。
これまではCDにまとめられてるから、カップリングを除けて一曲だけ買うってことは出来なかったけども、
ダウンロードだと1曲単位で買えてしまうから、お目当てだけ押さえたら、
マ出費を最小限に抑えようと思ったらカップリングは無視するのがふつうの流れかと。

しかしオイサンは、カップリング曲で当たりを引くことも結構あるので、
試聴も出来ることだし一緒に買うようにしている。

  ついでに言うと試聴が出来てしまうのも善し悪しで、
  ちょっとだけ聴いて「うーんコレはなー」と思って切っても、
  もしかすると何度も聴いてれば味が出たりするかも知れないし、
  時間が経って何かのタイミングで聴いたときにその良さが際だつ瞬間が合ったりするかもしれない。

  マ「かも知れない」「かも知れない」でお金はそうそう払えないんだけども。

  だから下手にちょこっとだけ聴くことが出来て、
  そのときの判断で買うのをやめてしまう、というのも、
  少なくともオイサンの性向にはあまり合っていないやり方ではある。
  もうブラインドで、エイヤアと買ってしまうのが、自分には良い。
  なので、試聴もロクにせずに買ってる。

実際、アニメ曲のカップリングっていい曲が多い……気がする。
普通のアーティストさんのシングルのカップリングは、
当然タイトル曲がウケスジ・売れスジ・自信スジであるわけで、
カップリングはどうしても総合評価上では2番手以下の物にならざるをえないのだろうけど、
アニメのシングルの場合アーティストさんの都合は関係なしに
まずは「アニメの曲の方」が矢面に立つわけで、
カップリングに選ばれる曲は、スジ的に2番手であるとは限らない。

そこに乗せる曲を誰が決めるのか……アーティストさんの希望がどのくらい乗るのか、
レコード会社やら、もっと他の誰かの都合が優先されるのかわかりゃしませんが、
曲的には、メインの曲よりも「良い」物が並んでも、マおかしかない、
みたいな理屈を考えてはみた。

てきとうだけど。
そんな愛すべき最近のカップリングの名曲について、ちょっと書こうかなあと思ふ。



■ドーナツ 戸松遥

『となりの怪物くん』のOP、「Q&Aリサイタル」のカップリング。
全然最近じゃないけど、時々プレイヤーから意図せず流れてくるとドキッとしてしまう曲。
曲と声だけで、目の前が赤すぎるくらい赤い夕陽に染まるように錯覚する。

  
   ▲試聴もでけます。

具体的になんのことをうたった歌なのか、歌詞からハッキリと読みとることは出来ないけど、
夕日に照らされた真っ赤なかなしみだけが、戸松遥さんの太い喉で叩きつけられてくる。
もっとしっとり、細やかに消え入るように歌うことも出来たはずだし、
フツーだったらそんな風に歌ってしまいそうなものだけど、
あえてものすごい剛速球で歌っているのが却って印象深く、この歌を強い曲にしていると思う。

かなしいんだ! かなしいんだ! わかるか! かなしいんだよ!!
っていう……
「ああ、こういうかなしみの表現もあるんだ」と、
すっかり感心させられてしまった一曲。
人の気持ちというのは通り一遍ではないんだなあ。
ただ不器用でそうなってしまったのかもしれないけど、
心に開いた穴を強く迎え撃とうとして、涙をこらえ、歯を食いしばっているようなイメージが浮かんでくる。

この人にしか歌えない歌……ではないけれども、
この歌にこういう味を与えようとするならこの人にしかその味は出せない、
そんなことが確かに存在するということを感じさせてくれる。



■ゆきうさぎ Sweety

『戦国コレクション』2クール目OP「back into my world」のカップリング。

  
   ▲試聴もでけます。

やっぱりかなしみが漂う曲なのだけど、
歌詞の

 ♪ 大きな音を立てて 過ぎてゆく青い車は~

の、ちょっとうすぼんやりした感じ、
その時のかなしみに打ちのめされて風景がにじんだ感じが出ていて好き。
歌詞の上では引越し屋さんの車だと思いますけどね。
その「大きな音」もロクに耳に入っていない表現がすごくイイ。
視覚に訴える曲はいいですね。
チカラがある。

sweetyさんも『戦コレ』見てる間は好きでしたけど、最近は声を聞きませんね。
一回きりで出てこなくなってしまうのもったいないなあ。
個人的にはゆっくりしっとりの歌よりも、華やかでパワフルな曲の方が好きだったけど。
アニメじゃない分野で頑張っているんだろうか。



継続的に使ってあげたらいいのにと思う……けど、あんまり売れなかったのかなあ。
『戦コレ』ももう2年も前なのか……。

▼Back into the World FULL

傑作だったなあ。



■君という特異点 

『有頂天家族』のED、「ケセラセラ」のカップリング。
歌っているのは……fhanaさん? 知らない人だ……。

  
   ▲試聴もでけます。

息遣いがすごく目立ってしまうのに、それが味になっている人ですね。

この曲も、一体具体的に何を言っているのか分からない歌詞。
強いて言えば運命の一目惚れの歌だけど。

「交差する線」とか、極めて図形的なことばで導いたかと思えば
突然「月の鯨」なんてものすごいものを持ち出してくる、
この言葉のセンスのひっかき回し具合、とっちらかり具合はちょっとすごい。
「時が降る」とか言う飾り言葉の使い方なんかはあまり好きではないけども、
勢いと軽さで許せてしまう。

やっぱり自分は「よく分からない」ものが好きなんだなあと実感する。
言葉と言葉の隙間にあいた穴の形で表現しようとしているというか。
あとはこの声質と、メロディの疾走感ですかね。



『有頂天家族』ももう一回見直したい部類の作品ですな。
『つり球』『C』なんかと同列にある、「面白い作品」だった。
この辺りはBDBOXが安値で出たらぽーんと揃えたい。



■dis-(早見沙織ver)

カップリングとは違うものだけど。
『無限のリヴァイアス』のOPを、早見沙織さんがカバー。
厳密には、「声優・早見沙織」がカバーしたのではなく、
『神のみぞ知るセカイ』のヒロインの一人としてキャラクターソングとしてカバーしている。
ややこしい。


▲試聴もでけます。

このアルバムを買うに当たって目当てにしていた曲は何曲かあったのだけど、
この曲は全然眼中になかった。
原曲が、歌詞は好きだったけど、アニメのOP部分しか聴いたことはなかったし、
メロディや元の歌い手の歌があまり好きではなかった。
けどまあ、なんでしょう、この早見沙織verを聴いて、ダンゼン好きになった。
このアルバムの中で、目当てだった曲もブッ千切って今の所一番好き。
選曲は『神のみぞ知るセカイ』の原作者・若木民喜センセがやってるのだけど、

そのライナーノーツで早見さんの多才ぶりが驚きと敬意を伴ってみっちり書かれてる。器用で、自然体で、テクニカルなのだそうな。すげえ。

  あ、ちなみにオイサンはこの曲にやられるまで、早見沙織さんについては
  ほとんどなんも知りませんでした。

原曲よりも、悲痛な感じ強まっている気がします。
詞もメロディも原曲とおなじで(アレンジはちがうけど)、
かなしみやあきらめにとらわれた歌なんだけども、
原曲ではそれらと決別するような強さ、太さが感じられていたのが、
早見さん版では、それらの只中でがんじがらめにされてあがいているような今の繊細さ、
ダイレクトな痛みを感じる。

もしかすると、アニメのOP部分に出ていなかった歌詞が強くアピールしてるのかもしれないけど、
早見さんの声質とか歌い方が、やはり影響しているように思う。
声の糸が、原曲の有坂さんよりも早見さんの方が細く、表面が滑らかなので、
そこは好みの問題だと思うけど。

  ♪ この世界は 果て無く閉ざされた闇

という歌詞が、アニメの舞台であった宇宙と、人間の心の両面を表していて、
なんかもうずっしり来ます。

原曲では「張りつめても切れなさそうだった糸」に
「張りつめて切れそうな感じ」が与えられて魅力を増したように思う。
パワフルなのに聞き疲れしない。すごいわ。



■Raison daitre

『ちょビッツ』のEDを、俺たちの花澤香菜さんが、
俺の花澤香菜さんが、

否、
俺の香菜
がカバー……

否! 


俺の香菜が俺のために、俺のためだけにカバー。


だからお前らには聴かせられない。
残念だ。
実に残念だ。

  さあもう何を書こうと思っていたか半分忘れたぞ。
  なんだっけ。
  ああそうだ。

上の『dis-』と同じ、『神のみぞ知るセカイ』のキャラクターソングアルバムvol.2収録。
自分は『ちょビッツ』はほぼ見てなかったのに、なんだかやたらと回数聴いた覚えがあった。
ラジメニアで聴いたのを録音して繰り返したのかなあ? と思ったけれども
時期的にもうラジメニアを聴いてない時期の曲だし、
動画サイトで見るにしても、まだまだYoutubeも立ち上がる前の時代の話だ。

……と思ったら、この曲のオリジナルが収録されている田中理恵さんのアルバム『24wished』を持っていた。
それで憶えてたのか。
歌詞は全然違うが曲が同じだった。トリッキー。オリジナルアルバムの方では「sweet sweet」という曲名だった。
田中理恵さんが特別好きなわけでもないので、なぜこのCDを買ったのかが不明。
恐らくは『悠久幻想曲2』のOPとか『デュアル!』とかでの歌声が気に入って、
何となく買ってしまっただけだろう。

このキャラクターソングカバーアルバム(長い)は
原作者が並々ならぬ情熱を注いで選曲と誰に歌わせるを決めておって、熱量がハンパない。

オイサンは、大体の収録曲の原曲を知っていて、
そういう時は概ね違和感がぬぐえず「やっぱり元を知ってしまってるとねー」
という感想に落ち着くことが9割9分9厘なのだけど、今回はその残り1厘に見事に滑り込んだ。

どの曲も原曲に負けず劣らず、時には凌駕して、
素晴らしく聴きごたえのあるものになっている、と、個人的には思う。

この「Raison detre」に関しては、曲のアレンジもほとんど変わってないんじゃないだろうか。

本当はこのアルバム、
1曲目収録の伊藤かな恵ver『アッセンブル・インサート』だけが目当てで買ったのだが、
毎回ほぼ全曲、通しで聴いてしまう。
そのくらい聴きごたえがあるのに聴き疲れしない。
この原作者、アホだわ。すげえ。
さすがあんなマンガ書くだけあるなあ。
オタクソムリエである。



■世界で一番素敵な人

『弱虫ペダル』の1クール目ED「風を呼べ」のカップリング。
前奏(?)の澄んだ弦楽器の音だけでとりあえずグッとくる。
こっちがEDでも良かったんじゃないか、と思う。

  
   ▲試聴もでけます。

歌詞的にびびっと来るものはないけど、メロディというか、サウンドがいいですね。
楽器の音色が良いです。演奏がお上手なんですかね。
大事だと思う。

ちなみに、現EDのラスト付近の寒咲さんは
ワキが見えそうで見えない上に、微妙におっぱいが大きくてズルイです。
健康的な大きな瞳に大きな笑顔と真っ白い歯並び、
そこにそのチラ見せないワキと微妙おっぱいで
健全さがあるからこそ「微!」な部分がえっちくさく映えてちょうずるい!
無防備に誘惑しまくりですよ。
サポートカーの中でレースそっちのけで全員にマワ……いやなんでもない!
小野田くん、もっと、もっとマワして! もっと踏んでぇ!
ペダルの話よ! ペダルの話なのよ!!
(曲の話をしろ)

気楽に聴けて、聴き疲れしなくて、聴き飽きなくて、おまけにグッとくる曲ってのは稀なことですが、
この曲はワリとその部類に入ります。

 ♪ いつだって ぼくらは 笑えるでしょう。
     それだけで今日が輝くでしょう。


まあそう簡単でない日もいっぱいありますけども。
そう言い切る人がいると「そうなのかなあ」と思えることも、まあありまさあな。
嘘かまことか、そんなこととは別に、とりあえず心に留めておきたい歌です。
「ラッパーに感謝されたら負け」が座右の銘のワタクシで、
この歌がその辺の元気出せソングと何が違うんだ、と言われたらわかんねえけど。
でもこの歌みたいな前奏のきれいさはあんまり知らない。
そんくらいだ。



■Closing



以上、主に「アニメのED曲のカップリング」という、なかなかアレな観点からの
良かった曲レビューでした。

いやあ、独断と偏見に満ち満ちた、いかにもレイシストくさいレビューでしたね。
気持ち悪い。
死ねばいいのに。

こういう曲は5年10年、平気で聴きますのでね。
こういうお歌との出会いは大事にしていきたいオイサンです。
書き物の題材としてインスピレーションを受けるのも、歌からが多いですし。
今まで書いた『ひだまりスケッチ』系のSSは、どちらもキャラソンがきっかけになってますしね。

P4051533


マそんなんで、最近音楽を聴くときは、部屋でもヘッドホンを使っているオイサンでした。
今使っているヘッドホンさん、YAMAHAのHPH200さんとは音の相性がいいみたい。
長時間になるとさすがにシンドイのだけど、ピーンとして聴けるわ。
ピアノとか弦楽器の響きを、雑な感じなく届かせてくれる気がします。
嬉しいです。


 

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2013年2月27日 (水)

■サヨナラにこんにちわ -更新第844回-

陽気に腹つづみを打って窓辺の小鳥とセッション中のヒロさんに、
嫉妬に狂った夏目が渾身の腹パンチをお見舞いするもけろっと受け止められ、
それどころかズブズブと取り込まれてそのまま行方不明になる
ほのぼの日常系アニメの薄い本ください。


  うふふふふ♪ 沙ー英ー♪ ←満腹


……。


こんなこと書くから、いつまで経っても
胸を張ってひだまりクラスタの集まりに参加出来ないのだ……。

P2240241

あ、どうもこんばんわ。
ほのぼの日常系アニメを見るのに命をかけるアラフォー、オイサンです。
それくらいしか楽しみがないんじゃよヨボヨボ。
ボクは、萌えアニメしか楽しみのない、情熱のない老人よボォーイ……。

マそんなことはおいといて。
相変わらず寒いですね。

もう今期に入って2カ月が経過しようとしておりますが、
何故か今頃になって、
前期の『ひだまりスケッチ×ハニカム』のOP『おーぷん☆きゃんばす』と、
『ガールズ&パンツァー』のOP『DreamRiser』の感想を書き残しておこうとするここは、
憂き世の時の流れからしっとりと取り残される夢幻の深淵
「ゆび先はもう一つの心臓」。

皆様に愛されて、丸7年が過ぎようとしています。
て言うかすぎました。
忘れてたわ。



■Dream Riser!



『ガルパン』の本編そのものをさほど面白いと思っているワケでないことは、
昨年末の総括のところで書いたままなんだけども。

でもその辺の限界点は、すなわち1クールであることの限界でもあるような気がいたしますね。
もっと1クールに特化した戦い方・作品づくりってのはあると思いますけど、
それを選んだら選んだで昨今のアニメビジネスにおいて「勝つ」ことを諦めることになるとか、
作品の根本にある表現したいことを諦めることになるとか、
そういう矛盾と、今度は戦わないといけなくなるように思われる。

  そーゆー事情の影が落ちて
  生き生きした赤色の作戦的な悲劇が生まれたりするんでしょう。
  くわばらくわばら。
  まあそれは別のお話だけど。

そんな中でも『ガルパン』は、
戦車に関するメカ描写であったり、戦い方の知識やその他うんちくなど、
「戦車への溢れんばかりの愛」を余すところなく表現することで
「……なんかしんねえけど、戦車って面白そうだぞ」と
アホなオッサンどものハートを上手にコチョコチョすることに成功して、
ロケ先の大洗をはじめとする協力各所を巻き込んだ還元作戦に成功しているご様子で、
無償の、盲目の「愛」というものは、嗚呼斯くも素晴らしいものであるなあと
カンタンすることしきりであります。
お見事。

  作品というものの、一つの価値のありどころを見事に示したなあと思います。
  すごいっす。

そんな色々素晴らしい『ガルパン』ですけれども、
オイサン的にはもう何よりもOP主題歌であった『DreamRiser』がまあどうにも素晴らしい。




歌い手Chouchoさんと作詞家こだまさおりのタッグと言えば、
以前こちらのブログでもプチ絶賛した『氷菓』のOP「やさしさの理由」も同じで、
どうやらオイサンかなりやられているご様子です。

  作・編曲もすごく良さに貢献しているはずなんですけども、
  ごめんなさい、
  オイサンにはその良さに言及出来るだけの音楽的知識がない。
  スピード感や透明感という点において、すごく大きな役割を果たしているはずです。

アニメのOPって、番組で流れる部分は実際に出来が良かったり繰り返し聞いたりすることもあって
満足感が高かったりするんだけども、
案外フルで聞くと、後半はなんかイメージとぴったり来なくて
あー……、みたいな気分になることがワリと頻繁に起こります。

  ……オイサンだけですかね? 皆さんそう言う経験ございません?
  ……なに?
  『るろうに剣心』のOP?
  まだそんなことを言っとるのか、いい加減おとなになりたまえよ。

それがこの曲に関しては……あとでご紹介する「おーぷん★きゃんばす」もそうなんですけど……
2番が素晴らしい。
1番もいいけど、2番がそれを受けてぐんぐん加速していく感じがたまらなくイイワケです。
歌い手さんノリノリです。
しかしこのChouchoさんという歌い手さんは、
髪の毛みたいな声をしているくせに、
その声の芯の強さとそれを支える土台の動かなさたるやすごいですね。
イヤ本当の力は生で聞いてみないとCDじゃあ分からないのでしょうけども。
腹の底から出た髪の毛の太さの音が、揺らぐことなく弾け出している。
そんな印象を受けるのです。

歌詞がまた、すごくてね。
2番のサビ、


  ♪ 加速度を上げて! 雲をつきぬけて!
     誰も知らない、進化形の「今」!!



ってのはもう圧巻です。
すごいスピード感。
目にもとまらないとはこのことで、
そしてそのことをここまで表現しきった言葉はついぞ読んだことがない。
まあそもそもの読書量も少ないオイサンですけど。

変化する自分を表した、連続するプラスの二次曲線、
その瞬間瞬間の自分をサンプリングして観測しようとしても
し終えたときにもう自分はそこにいない、
その瞬間の自分以外、他の誰にも観測できないどんどん上昇していく自分の変化を
実感してる感じが、イケイケのメロディと、
のどを振り絞ってる歌い手さんのテンションと相まってものすごい伝わってくる。

加速度っていうことばに2次曲線のイメージを預けて、
それと雲を並べることでグングン空を上っていく絵がもう、放っといても浮かんでくる。
戦車なのに、空飛んじゃった感がハンパない。
サビに入る直前のBメロのお尻、


  ♪ 明日を変えてゆくの 過去最高にドキドキしてる……!


っていう前フリと、短い間奏のタメも周到。

  この2番を初めて聴いたとき、ワリと真面目に
  「あ、多分このマンガ、後半で戦車に羽根生やして空飛ばす気だな」
  と思ってしまった……。
  せっかく空母に乗ってることですしね。
  さすがにそんなことはなかったけど。
  あとどうでもいいけど、あの学園艦、変形して人型になって
  右手でぶん殴ればいいのに。

まあ、そんなことで。
曲、歌詞、歌い手と、三拍子一体になった
ものすごいパワーに満ちた一曲でございますことよ。

いやあー……、最近のアニメは、曲に恵まれとるなー。
ここ数年、そのことはとみに感じる。
90年代のアニソン砂漠の時代に比べると、本当に恵まれてると思うわ。

  ……その辺の状況を一転させたのは、やっぱ『エヴァ』なんだろうなあ。
  良きにつけ悪しきにつけ、
  「アニメは金になる、かければそれなりにリターンが見込める」
  と世の中に思わせて、お金を出させ手間をかけさせるように向かわせた、
  あの作品の功績は大きいんだなあ、と思う。

……なに?
『るろうに剣心』?
くどいね君も。

マ実際のところ、『るろ剣』は『エヴァ』以降なんだけど、
放映から本ブレイクまでは間がありましたからね。

  今ちょっと、たまたピカソに関する本を読んでいたりするのですが、
  ピカソという人は画才はもちろんのこと
  ビジネスとしての才能にも長けていたというか、
  大層したたかな人だったようですね。
  自分を高く売り込むこと、売れる絵を描くこと、仕組みを作ることに
  非常に情熱を注いだ人物なのだそうな。

    て言うとすごい真面目で誠実な人物なのかと思われそうですが、
    女性関係ではものっすごい残酷な人だったらしい、
    ということも、誤解のないように付け加えておこう。
    その辺は非常にエゲツないです。
    芸術性が高いことと、人間として対外的に誠実であるかどうかというのは
    全く無関係なんだな、ということがよくわかる。

  芸術、もっというと文化や表現というものを換金するにはどうすればいいか?
  またそれが換金されることで文化に如何に寄与されるか?
  という面において、この二つの話はわりと関連があることなのかも知れんなあと
  思ったりします。



■Hello,Good-bye



さて次は『おーぷん☆きゃんばす』……にいく前に、
大橋歩夕さんのアルバム「ふぁんたぢっく」から「Hello, Good-bye」を。
由あってTポイントカードをこさえてしまったのですが、
そのついでで大橋さんのアルバムを借りてみた。

エイラのふてくされ芝居がとても好きだったので、
どんな歌を歌う人なのか興味があった。

まあ……不思議な人ですね。
皆こんなモンなのかも知れないけど。
なんだろ。
歌、やりたいのかなあ。



どういうコンセプトなのか今ヒトツ伝わってこないアルバムだったけど、
この曲だけ飛び抜けて印象に残った。
歌詞にはっきりしたストーリーやイメージがあるわけではないんだけど、
大橋さんのちょっと中性的な声とアンニュイなメロディが淡く世界を包み込んで
気がつくとそのアンニュイさに飲み込まれてるという、
力強くはないけど、蝕まれる歌だった。

強いて言えば、
聞き手がいま立っているどんな場所、どんな風景にもなじむ歌で、
すごく視覚的に刺激を残す歌だった。

いつの間にか、自分の目が、歌の主人公の目になってる、
そんな感覚を味わった。
歌詞が具体的でない分、そういうことが引き起こせるんだろうな。



■おーぷん☆きゃんばす



いまさら『ひだまりスケッチ』4期の話をしますけど、
『ロボティクスノーツ』さんが余計なことしてくれたおかげで
#6を録り損じてエラいメに遭うたオイサンです。
おかげで二人の友人にエラいお手間を取らせてしまった。
面目もカタジケもない。

よーするに、『ロボティクスノーツ』に時間変更があって『ひだまり』と時間がかぶり、
結果『ひだまり』を録り損なってしまって
録画してそうな近場の知り合いに焼いてもらった、と
そういうお話です。

しかしまあ、『ハニカム』は気合い入ってましたな。
三期の抜けっぷりがウソのようです。
だてに歯を剥き出しにしてない感じです。

  ※「はにかむ」には「歯を剥き出しにする」という意味もあるそうです。
   ウラはとってないけどそうらしい。

そうして人からお借りしてまで見た#6はもう、
……あんまりこういう言葉を使うのは好きではないのですけど、
まさに「神回」でした。特にAパート。

  ちまたで評判の良かったBパート……
  ヒロさんが進路で悩んで、沙英さんと吉野屋先生に救われる話の方は、
  まあ、良い話になることは予想がついたわけですよ。
  そもそも原作からしてイイ話・泣ける話だし。
  けどもAパートの、あの……ほんと何でもない様な話を……
  あそこまでぴっちり見応えのある様に作るというのはすごいと思う。
  前にもちょっと書いた、OVAの『×☆☆☆特別編』が至高と考えるオイサンですが、
  ある面においてはそれもヒョイッと越えてきたナーという感じ。

  お話の上で原点に帰りながらもゆのっちが宮ちゃんを上回るという発展性があって、
  絵も、動きも、音楽も、やりすぎず抜きすぎない、
  「これぞ『ひだまりスケッチ』!」という雰囲気を楽しむために
  ベストな比重を決めてきたんじゃないかと。
  あくまでオイサンのさじ加減ですが、そう感じました。
  願わくば、1期であった実写挿入を、どこかでガツンと挟んで欲しかったですけどね。

すげかった。
あとは夏目大活躍の水泳回とクリスマス回は印象深かった。
いやあ。
さすがに、ああも劇的な経緯(※)を経て制作の決まった作品は
スタッフの気合いも違うってことなのでしょうか。
それとも、オイサンの勝手な思いこみなのでしょうか。
「俺たちはずっと変わらない気合いでやってるよ!!」
と気をワルくしたスタッフさん、おられましたら申し訳ありません。
でも第4期、すっげえおもしろかったです。
間違いなく過去最高。
それも色々蓄積があってのことですが。
ありがとうございます。

  ※第4期は、
   『ひだまり王決定戦』という『ひだまりスケッチ』関連のクイズイベントで
   「優勝者は主催者(まあ制作側ですわ)に自分の願いを突きつけられる……
    実際叶えられるかどうかは別として!」
   という賞品を手にした優勝者が
   「4期つくってー」
   と言ったことから……うそか誠か、制作に向けて動き出したそうな。
   神懸かったイベントだったらしいですからね、『ひだまり王決定戦』。
   オイサンはイロモノイベントだと思って行かなかったのが悔やまれます。

全体的にお風呂シーンが多いとか、ちょい色っぽいせりふが多いとか、
サービス過多のきらいもあったが、それは原作由来か。
そうは言っても所詮『ひだまり』ですからね。
エロいとかサービスとかとは縁遠い感じではありましたが。

  けど、最近『ひだまり』周りの公式カットやらで
  チョイチョイお色気風味のものが見え隠れするのは気になるな。
  あれはウメスがやりたくてやってるのか、お上からの要求なのか、
  ウメスが特段やりたくもやりたくなくもないんだけど
  望まれていると思ってサービスでやっているのか。
  ……或いは、女性からみたらただのなんでもない
  (若干お上品さに欠けるだけの)振る舞いを描いただけで、
  オッサンがそれを勝手にえろセンサーで受容してしまっているだけなのか。
  好きでやってるならいいんですけど、
  対外的な理由なら無理しなくて全然いいんですけどね。


 ▼おーぷん★きゃんばす

デ、その主題歌の「おーぷん☆きゃんばす」なんですけど。
面白いなあと思ってワリとよく聞いてます。

正直な話、全体を通して聴くとちょっとサービス過多で、
そのクドさにしんどいところもある類の歌……ではある。
ちょっと肩にチカラ入ってるというか。

1番はワリとユルく、
アニメの主題歌主題歌してふわっとしたところはあるんだけども
2番からのテンションの上がり具合が急峻で、
頭がぐるぐるしてきてしまいます。

  作詞・作曲はニコニコ動画系のZAQさんという方らしいんだけど、
  この若干クドめのサービス精神はニコニコ文化のものなのだろうか。

作品本編の話に戻りますが、
『ひだまりスケッチ』って、
自分の感覚だと「ウチワうけ」性向のやや強い作品に思える。
ウチワというと語弊があるかも知れないが、
没入度が高い、というか、受け手に高い没入性能を求められる、というか。
そしてファンの間でその感覚が共有されて繋がり合ってる感がある。

人がある作品のファンになるには、
その作品からある一定以上の強い刺激を受け取れなければならない
(その作品に、受けて自ら強い魅力・価値を見出せなければならない)と思うのだけど、
『ひだまり』に関してはその刺激の閾値が、ほかの作品よりも高い。

  まあこの辺の、「好きなだけの人」と「ファン」の境目は
  定量的でないから難しいんだけど。
  単純におカネを払う人っていうのとはまた違って、
  常に応援し続けている人、
  情報にアンテナを張っててその作品があることが状態化している人、
  みたいなことで。
  よーするに、『けいおん』でたとえるなら
  五年後十年後でもまだあずにゃんぺろぺろしてて、
  イベントやるよっていったら集まってくる人たちを(ここでは)ファンと呼びます、
  みたいなことです。

一時的に受け入れ、好み、楽しむ人は多いけど、ファンはすごく多いわけではない。
けれどもファン一人一人はより多くの刺激を受けているため、
一個体のパワーはほかの作品の一般的なファンよりも強い……
そんな感じ。
少数精鋭というと若干の語弊があるか。

沼にたとえるなら(なぜ沼だ)、
広くて大きめで、足をつけるくらいは誰でも気軽に出来るんだけど、
中心部に近付くと一瞬で足を取られるくらい突然深みの増すかわいいドロ沼。
且つ、外縁から中心までの距離がちょっと遠い、みたいな感じです。

  それでも、いわゆる「信者」というほどキワまってないところが救いなんだけど。
  右傾化は……そんなにしない感じ……だと……思うのだが……
  どうだろう。
  心の内では右傾化してるんだけど表に出ないだけかも知れぬ。
  それを右傾と言うかはワカランが。

  もっと広く理解・共感のされやすい感情のゲタのはかせ方をして、
  音楽っていうわかりやすさで味付けをしたのが
  『けいおん!』みたいなものなのだろう。
  その分、支援者ひとりひとりの熱量は若干あっさり風味になるけど、
  人数はたくさん集まるので結果トータルの熱量は大きくなった、
  みたいな感じで。
  いや、『けいおん!』にだって熱狂的なファンは大勢おられましょうけど、

  なんだろうね、『ひだまり』でファンを名乗ってる人らって、
  ほぼ全員に近いところがその熱狂性を持ってるように……見えるのだわ。
  「高い閾値」を越えた者たちなので。
  でなけりゃ、『けいおん!』を大幅に下回るであろうファン
  (すなわち購入者だ)の絶対数で、
  これだけの期間、熱を維持し続けることは難しいんじゃないかと思う。

デ、新しい人が入ってきても、
『ひだまり』が支配する空間は広がらず、密度が上がる。
ファンの輪は広がらない。ぎゅっと詰め込まれる。
「新たに濃さの増した内輪ウケ」になるだけで、外に向けては広がらない。

話を『おーぷん☆きゃんばす』に戻すと、
その『ひだまりスケッチ』のウチワ受け特性を、
期せずして上手に表してる歌だと感じた次第。

1番は、ワリとふつうに主題歌主題歌していておとなしいんだけど、
2番のテンションは、
いきなりここから入ったらとても気持ちが追いつかない高さがあり、
1番を聴いてることでどうにか階段2段遅れぐらいでついていけて、
Bメロの終わりあたりで、
上の踊り場で待ってる六人+αに手を差し伸べられて引っ張り上げてもらって
ようやく追いつける。
1番を聴いて気持ちの下支えが出来ていることを前提に、
2番にノレる、2番がイイと思える歌だなあと思った。

  そういう仕掛けを意識しているのか偶然なのかは分からないけど。
  気持ちの流れが計算されてデザインされている歌だと思うのです。

ところで、
ひだまり荘の六人は、学校などひだまり荘の外の生活でも結構な割合で
アパート内のカンケイを引きずってしまっているんじゃないかと思う
(作中ではひだまり荘に関係のない活動、
たとえば各住人が一人でアパート外の人間と関わる場面などは原則描かれないので
そう見えるだけかも)のだけど、
その「ひだまり荘のウチワ感」が2番にすごく現れている。

Bメロ末~サビ以降の歌詞から、
6人で一つの作品を作ろうとしている画が浮かんでくる。

  ♪ ☆☆☆(ほしみっつ)以上の感性で!
   ♪ 先生たちのドギモを抜いてやるのだ
    ♪ 奇跡のコラボレーション


  ほくそ笑むゆのっちの声とか。
  すごく勢いづいて、あまりよろしくない意味で調子に乗った気配がある。

根拠のない勢いで、6人がこぞって一つの作品を手がける、
それは6人のパワーの結集ともいえるけど……
そうして出来上がるモノというのは実は案外大したものじゃなく
(『たまゆら』の四人展的なアレ)、
それを見せられた先生たちの「(うわーやっちゃったなー)」という
心のため息が聞こえてくるようで。
本人たちは「やったった」的な顔をしてるとおもうんだけど、
あとあと黒歴史に近いモノになっていくというか。

  基本的にオイサンは、未熟な者同士の「コラボレーション」なんて
  耳あたりの良い言い訳で、逃げに終始する場合が少なくないと思っている。
  ある程度以上に完成度を持った者同士でないと、
  コラボレーションに大した結果は期待できない。
  もちろん、ぶつけ合うことで新しく生まれてくるものはあると思うので
  作品の完成度以前にそれを期待して、
  次回以降の成果に繋げるという意味では発展的であると思う。

  先生としてはそういう部分を見つけてそこにだけ丸を付けて上げて、
  「こことそことあそこが、どうしてこうなったのかよく考えてみなさい」
  と言って上げることが一番だと思う。

なんだか期せずして、
その「ひだまり荘のウチワ感」と「ひだまらーのウチワ感」が、
妙にシンクロして感じられる歌だなあ、と
ウチワの中に居る者として感じた次第。

まウチワとは言っても、
ひだまり荘の面々にしろ、『ひだまりスケッチ』とそのファンの関係にしろ、
ウチワはウチワなんだけど
「あいつら仲間内でぎゃーぎゃー盛り上がって気持ち悪い」
という方向よりも、
「何よアンタたち楽しそうじゃないのあたしもちょっと混ぜなさいよ」
と思わせるエネルギーの方が高いんじゃないかと思えることで。
かつ来る者を拒まない世界になってることが救いだなあと思う。
古参みたいな人たちがでかい顔をしないというか、
「おまえら新参は甘い」みたいな言説が存在し得ないというか。

  『ガールズ&パンツァー』周りで起こっていた、
  古くからのミリタリーにこだわりを持った人たちが新しく入ってくる人たちに文句をつけ、
  それを遠巻きに冷たい目で見てる人たちがいる、
  という現象を見るにつけ
  あまりそういうことは起こっていないっぽいなと思う。
  そういう、昔ながらのこだわりを大事にすることも大事だとは思うけどね。

この辺は所詮、内側からしか見られていないオイサンの感想なんだけど。
にしても、「芸術」を


  ♪ おいしい、たのしい、おもしろい ♪ 


と歌いきったことには素直に感動した。
ああ、この人は今、モノを作ったり語ったり、
美しくあろうとすることが本当に楽しいんだろうなあ、というのが伝わってくる。
ひだまり荘の面々も含めてね。

けどこのフレーズ、検索するとアホみたいにヒットするのね。
色んなところで使われてるんだな。
それがどうだって言うんじゃないですよ。
このフレーズを芸術に対して当てはめたってことが大事なので。



■Closing



マそんなことで。
ところで、PSVitaの値下げが発表されて、
ここ数週間ばかりずっと今買うかー、買うまいかーとウロウロしておったオイサンは
なんとなく大勝利気分です。
別に勝ってないけど。

  ……けど、アレやね。
  このタイミングで「ヒャッホゥ読み勝った買うなら今だー!」
  って飛びつくのも、
  ソニー・コンピュータエンタテインメントの思うツボみたいで癪に障りますね。
  ソニー・コンピュータエンタテインメント。
  もーちょっと焦らしたろ。
  あまのじゃくか俺は。

こういうとき、
ワリと最近お買い上げになった方とか、
最近でなくても前もってお買い上げになっていた方なんかは
やっぱりどうしても損した気分になる様で、
泣き言・恨み言を散見するワケですがマそれも致し方なしかなあ、と思います。

それよりも、そういう恨み辛みに対して
「あなた方は欲しいときに買えたんだからそれはハッピー」とか
「買ってから今まで遊べた時間があるんだからラッキー」とか、
マこれもまたワカラナイではないポジティブ理屈で丸め込もうとする
前向き解釈を精力的に発射する勢力がそこそこおられまして、
それに関しては
「ナンかそれは違うんじゃないか」というか、
「そういう話じゃないだろ」と思うオイサンでもあります。

むしろそういう意見……意見じゃないな、
意見そのものは全然イイんだけど、
他者をそういうハピネスに丸め込もうとする行為が野暮であるように思える。

  またメンドクサイこと言い出したな。
  まあしゃあねえ。そう思うんだもの。

損をしたと思って欲しくないのか、
或いは『そんな悲観することないよ』」と救って上げたいのか。
分かんないですけど。

基本的に同じモノを買うのに
(同じモノだと思うけど、スペックダウンはしてたりするかも知らん。
ちゃんと調べてないや)、
この不景気下で随分多くお金を出さされたそのかなしみは、
食らってそう感じた人は、やはり表明してしかるべきだと思うのです。
べつにいいじゃんね。
「くそう!」ってかなしむのは。

……まあ、考えなしに文句言うのも短絡的だとは思いますよ。
それこそ、それまでの時間とかね、色んな要素を加味せず
ただ「お金たくさん取られた!」ってコトだけを見て悔しがるのは
(お前どっちの味方なんだ)。
「トキメキ賃」はあると思いますもの。

けど多分、その辺は承知の上で言ってるんだろうなーと思うんですよね。
言ってる人は。
お祭りだから。
それはそれでなおタチが悪いのかも知れんか。

  でもどうだろう、
  「様々な要素を加味した上でプラマイ勘定してマイナスだったから言ってる」
  と考えればそれは真っ当である気がしないでもないな。
  その辺は定量化出来る要素じゃないのでマチマチではあるか。

ハピネス勢も、相手が分かって言ってるの分かってて
ハピネス戦争を仕掛けてるのかも知れませんけどね。
マそれに、

2万円で買おうが3万円で買おうが
手に入れた時にそのモノに感じるトキメキは変わらんけどな!!

  そもそもPSVitaがリリースされてから今現在までに
  そんなにときめける要素があったんかと言われたらそれはそれでギモゲフンゲフンヌ

なので、「差損=トキメキ賃」説も、
オイサン自身は納得出来るけど視点を引いて考えると
そう一般化出来るモンでもないんだろうなー、と……
自己論破にも余念のないオイサンです。
ホントめんどくせえな俺は。

  ゲンカショーキャクとかいう理屈もありますが、
  1年で1/3の目減りは……あー、でもゲーム機の寿命3年説だとしたら
  (最近はサイクルもっと長いけど)1/3ずつ減っていってもいいのか。
  けどイマドキのサイクルだと5年6年かしら。
  長くなったなあ。

別に、「早くに手に入れたからおカネを多く出さないといけない」
って理屈は、買う側としては普遍的なモンでもないですしね。
作る・売る側としては、今の世の中の仕組み下では理屈なんですけどね。

だもんで、
せっかく芽生えたかなしみは、ねえ。
出しとけ出しとけ。
と、思う。
イカンともし難え。
やられた! と思ったら、思っとけばいいし言っとけばいいと思いますよ。
フラレ気分でロケンローですよそんなもん。
フラレ気分はロケンローしてナンボです。

  そういうかなしみをしみじみとシャウトしてこそ、
  なんつうんですか、
  ホレ、
  アレだ。
  侘び寂びとか。
  心の透き間に生まれた言葉にもし難いすきま風みたいなものが
  味わい深いものとして残っていくのですよ。
  なんでも「イイね!」すりゃ良いってモンじゃない。
  お前はザッカーバーグか! ← SNS時代のツッコミ

せっかくロケンローしてるのを、腑に落ちないポジティブシンキングで、
「その方がポジティブだから!」っていう流行りと字面でおさえつけても
ストレスになっちゃいますしね。
はばかることなく、言っていいんだと思いますよ。
「なんで日本人は文句言わないんだ」的なことも、
この辺から始まってるんじゃないかと思いますね。
ワリとね。

マあまりに本気でお店や会社にからむのはどうかと思いますし、
強く思い過ぎるとまたそれはそれで
「真っ当なはずの自分の思いが叶わないのはひどく理不尽だ!」
とか思えてしまって暴力的になったりしかねないので、
その辺はホドホド、丁度いい匙加減でお願い致します。
言霊の力は侮れませんでな。

……実際んトコ、様々の解釈を駆使すればその差損を
純然たる「損」でなくすことも出来るのでしょうが、
その「『損した』と思いたい」という酔いに、モ一つカワいらしさに欠く「正論」
(……と言えるほどスジの通った話でもないと思うけど。どっちもどっちだ)で
蓋をしなくてもいーのにね、と思ったりします。
野暮ってもんでしょ。
その人のかなしみは、その人のものだよ。

  ……うん、別に「正論」ではないよなあ。
  「ええい鬱陶しいガタガタ抜かすな」っていう成分は気分的には分かるけど、
  理屈の成分は、正論よりはヘリクツに近い気がする……どちらかといえば。
  まあこれは感覚の問題だけど。
  ハピネス論をぶつけてる人たちは、
  彼らの発する(もしかすると自分たちにとっても腑に落ちてしまいかねない負の理屈に)
  自分が引きずられるのがイヤなのかも知れんな。
  それはあるかな。
  俺までへこむからおまえ黙れ説。
  ああ……あるかもなあ。


マ立場はいろいろかもですが、オイサンは


「ああそうだね、損しちゃったねえ。
 憎いねえ、SCEが。ひどいコトするよねえ。

 でもイイじゃん、
また買えば



って、言って上げたい。
イミわかんねえと思うけど、たぶんコレ↑は合ってると思う。
自分でもわかんねえ。

いいんだよ。

あなた方は、確かに損をしてしまった。
残念! バーカバーカ!
でも良かったじゃん損出来て。
「ぐわあ損した!」って言えて。
忸怩たるかなしみを得た。
それって快感だろ?

マそんな感じです。
人間って、やっぱこう、そういうトコかわいいよなあ、
と思うオイサンとしては。




それを踏まえて。




PSVita、安くなってくれたんで買おうかなと思います。
『デモンゲイズ』面白そうなんでね。
あれ、なんだろ?
底意地悪い人みたいだなこれじゃあ。
そういうつもりはないんだが。いやホントに。

マそんな感じでヒトツ。
こんな感じで、8年目もゴソゴソまいります。

オイサンでした。




 

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2012年5月29日 (火)

■焦り、鮮やかに疾走す。 -更新第775回-

ある雨の朝。

今日は最寄まで電車で行けばよかったか、と若干後悔しつつ
いつものようにシゴトバまでの数駅を歩いていると、
正面から、
さながら二宮金次郎さんのごとく背中に重そうなリュックを背負い、
傘も差さず、
雨に打たれながら、
……PSPで動画を見ながら歩いてくる小太りの御仁とすれ違ったのだが。



……。



日本人は勤勉だなあ(しみじみ)。



まあ、ほんの小雨ではあったんだけどそう、
いう問題でもないような気がいたします。
そうまでして、何を見ていたんだろうか。
萌えアニメだろうか。
萌えアニメを。
勤勉に見る。(ドヤ顔
日本人は不思議だな。

しかし、勤勉って、果たして、まるっと「美徳」なんですかね。
単純に悪いことではもちろんないけども、
手放しで善の極みのように評価されることなのかという疑問もある。

「都合のいい」ことではあると思うけども、
「美し」かったり、「徳」の高まることかと言われたら、
必ずしもそうではないと思うんです。
「得」には繋がるかもしれないけども。

「良く生きる」ことと「良く暮らす」ということは別だし、
また「生き抜くこと」ともまた別なわけです。
それは価値観とかではなく、
このブンカ的なセンシンコクでは、人が生きるうえでの評価軸がアホみたいにあるってことです。

  基本的に「生き抜くこと」が何よりも優先されるはずで、
  恐らくはそれを「合理」と呼ぶのでしょうけれども、
  美しさや徳のために、生き抜くことが犠牲にされる場合も、わが国ではままありますね。
  ウソカマコトカ。ある・あったとされています。ホントかなあ。

その人が楽しく、己の在るように望むように求めるように生きようとした結果、
他者から見て勤勉に映ったのであれば、
全部をひっくるめてそれは「美徳」であると思いますけどね。



■『これはゾンビですか? オブ ザ デッド』



オモロイオモロイと言いながらリアルタイムに追いつくような見方はしてなくて
今現在三週分くらい積んでるんだけども。

この間見た回……多分3話か4話だと思う、
ハルナにプラモ壊されて傷心のバユムがメイドファミレスに行く回が
アホみたいに面白かった……というか、ツボだったので感想を書いておこう。

この回は……見ていて嬉しかった。
何回も見てしまった。

話のあらすじとしては、
プラモをハルナに壊されてしまって意気消沈のバユムが、
それを慰めようとした(という名目でバユムをダシにしただけの)織戸に
メイドファミレスに連れて行かれ、
いつものヒロイン面子とツンデレ勝負(なにそれ)をさせられる、
というもの。

  どうだい、このいかにもラノベ的な展開。
  ワイルドだろぅ?

  あ、ちなみにこの回でオイサンが感じた面白さは
   ぶっ飛んだ方面:9 繊細方面:1
  くらいです。
  一応、両方の要素を持ってる辺りが飽きさせず呆れさせない、
  この作品のバランス感覚のよさだと思いますね。
  ハイ。

そう、基本はネタのぶっ飛び方が面白かった。
冒頭の「宗助ー!!」に始まり、
セラの愛に溢れた罵りが心地いいとか。
「ポイントカードクソ虫」とか
「アルティメット気持ち悪い」とか言われたいわあ。

「帰れ!ご主人様!!」とか「クソダーリン」とかっていう、
全然意味のわからない、そもそもの意味を引き裂かれて精神分裂したような言葉が、
作中の常識人に「意味が分からない」と認識された上で
ぽんぽんやり取りされるのがタマランツボなわけです。
この辺は、オイサンの「安永航一郎的面白さのセンサー」にビシビシひっかかる。
常におかしくて、腹筋と横隔膜がずーっと小刻みに痙攣した状態になってて
すごく気持ちいい。
いやあまいった。

トモノリとか主人公とか、要所要所に常識人が置かれていて
常識人のフリをした(全然フリが出来てないけど)異常人が9割で、
そこにキホン常識人の人たちがコッソリ突っ込みを入れるのが面白い。

  「か、帰れ、ご主人様」
  「そのキメ台詞、使いにくそうだな」
  「全然意味わかんないけど、絶対命令だからな」  
  「涙ぐましいなあ」

みたいな落ち着いたやり取りが、
常にテンション高い人たちのやり取りの合間に挿入されて、
見てる側がウンウンうなずく隙が与えられるのがいいのだろうか。

近年、そういう構造の作品が多い気がするのは気のせいでしょうかね。
破天荒な主人公ではなく、破天荒な周辺の人物に、
常識人の主人公が突っ込む、という。


 ▼お話の概観

ファミレスで、ツンデレ勝負の最中に、
本来そこにいるハズのないハルナが、「バイトだ!」と対戦相手として登場したときは、
「どうせいつもの面子は全員出てくるんだろうな」
と思っていたのでただのご都合展開としか思えていなかったんだけど、
ラストに、冒頭で壊したプラモを弁償するためのバイトだったということが明かされて、
そのセンに気付けなかった自分の不甲斐なさを悔いるとともに
さりげなくカムフラージュして見せた、そのシナリオ展開にすごく感心した。
色々逆手に取られた感じ。
一本取られた。くそう。
そこからさらにハルナがお詫びに買ってきたプラモが全然パチモンだというオチもついて、

 ユ ー「プラモはプラモ」
 ハルナ「だーよなー!」

と、サバッと笑うハルナが、なんかもうアホみたいに可愛い。
バユムじゃなくてユーの立場にいたら、
ハルナの存在は一緒にいてすごく楽しいだろうなあと思ったりする。
「お前、冒頭ではあんなにプラモ詳しかったじゃんかよw
 パチモンつかむなよww」
というツッコミはあるけど。

起承転結が入れ子構造になっており、
本筋?部分(プラモ壊された → 慰労でファミレス → ハルナ弁償)に「転」の成分がなくて、
代わりにサブエピソードとしてファミレスでのツンデレ勝負がはいりこみ、
そのサブエピソードの中では起承転結がしっかりしているという、

 {起 → 承 → (起 → 承 → 転 → 結) → 結}

みたいな形になってて、
あーこれは面白いなと思って見てた。

  ちなみにその2話あとの回のサブタイ
  「ちゃうねん、勝てててん」も、
  もうそれだけでアホみたいにツボにはまった。

デこれがあんまり面白かったもんで、原作をとりあえず一冊だけ買ってみた。
……三巻。

  なんで一巻じゃないのよ、と思われるかもですが、
  いいのよ、別に話のスジはそれほど気にしないんだから。
  用語とか展開とかが繋がらなくても
  「そういうものがあるのね」とか、
  「そういう人がいたのね」ってレベルで分かれば問題ないんです。
  そこに導くまでの日本語の使い方や導き方が鮮やかであってくれれば
  それでいいんだから。

デ読んでみたら……まあそこそこ面白く読めるんだけども、
けど、
これ、
読み方が、
どうしても「アニメで見てるから読みやすい」んだなあと思う。
それぞれのキャラのセリフの抑揚とか息づかいとかが、
完全にアニメのままで読めてしまうんだもの。
先に原作読んでたら、多分つまんないというか、情景が浮かんでこないな。
どのセリフを誰が言ってるのか、識別するのにもちょっと時間がかかるレベルだと思う。
ムリだ。



■『氷菓』OP・優しさの理由



『氷菓』、本編は相変わらずの調子で、面白くも面白くなくも感じない、
けども画や演出が素敵なのでとりあえず見てしまうという状態が続いています。

  どうにも、あのお友達の男が鼻につくんだけども。

それはそうと、OPの「優しさの理由」が、
ある日突然心に響き始めたので感想をまとめておこうと思う。

▼『氷菓』OP 優しさの理由


何が引っかかったかというと、
もうタイトルそのまま「優しさの理由」という言葉と、サビの部分。


  ♪ 光も影もまだ遠くて それでも僕らは優しさの理由が知りたい


この「優しさの理由」という言葉の指すところが
「あなたが私に優しくしてくれる、その理由が知りたい」
なのか、
「人の心になぜ優しさなんてものが備わっているのか、その理由が知りたい」
なのかは分からないのだけれども、多分両方で、
割合としては前者3、後者7くらいだと思っている。

 自分にとって、世界にとって、
 何が良くて(光であって)何が悪いのか(影なのか)、
 つまり自分はこれからどんな風に生きていけばいいのか、
 そんな大きな枠でのこともまだ分かっていないのに
 優しさなんていう、より曖昧で、そのくせ自分を強く惑わせるものの
 出所と原因を知りたい

ってことなのだろう……とたどり着いたとき、ものすごく、
この歌が魅力的な物になりました。
焦り……のようなものを、これだけ瑞々しく、他の言葉で囲って影を落とさせたのは
あんま見たことがないなあ、と。

  もちろん、全体的な透明感や疾走感も大好きです。
  氷細工が溶け落ちる前に全速力で色を塗っていくような迅さと繊細さが素敵。

サテ果たしてその焦り背伸びのような物が、本編につながる物なのかどうか?
本編の主人公・奉太郎のもどかしじれったい、
不遜で諦観に彩られた態度がここにつながる物なのかどうか……。

奉太郎が拗ねてるとかポーズを取ってるとか、
若さの持つ大切な何かに気付いていないからああなんだとか、言いたいわけではないんです。
多分彼自身は、今現在、本気で考えた結果ああ思っているからああなのだろうし、
若さの持つバラ色性にも当然気付いているけれども、
その上で選んでああなのでしょう。おそらくは。

彼が変わる必要があると思わないし、
バラ色であることがばかりが素晴らしいとも、オイサンも思わない。
奉太郎は根っからああいうキャラクターなのだと思うけども、
あの歌がそういう「フツーのこと・焦り」で、敢えてあの作品の冒頭を飾ることで、
奉太郎にもそういう焦りがあるんじゃないか、
焦った上でのああいう人物なんじゃないかという「疑い」が生まれて、
静止していたはずの天秤に、かすかな揺らぎが加わったように……オイサンには見えました。

それで、もうちょっと先を見てみようかと。
そんな気にさせてくれた歌でした。

作詞は……こだまさおりさん。
聞き覚えあんなーと思ったら、なんのことはない。
『Aチャンネル』のOP「Morning Arch」、
あとオイサンが好きだったのでは『みなみけ』のキャラソン
「まかせてティーチャー」の作詞をされてた方でした。

なるほどなー。

この「優しさの理由」は、
本当に歌いたい中心にある言葉を直接的に持ち出すことは避け、
カタヌキのあとの穴の空いた枠みたいに、
その言葉の周囲を巡る状況を描くことで本来のテーマとなる言葉を浮き彫りにして見せる、
というような形を取っていて、それは「MorningArch」も同じ。
「まかせてティーチャー」は……

  ♪ 朗らかすぎるDNA

という言葉一発にやられただけですけどもw
なにごとも、ほどほどにしないと命に関わりますね。

今のところ、奉太郎自身の態度になんの理由も説明されていないので、
あの紫の目のお嬢さんにいくら絡まれたところで彼には変わる理由がありませんが、
歌詞冒頭で歌われているような「照れくささの裏返し」であるとか、
OPカットで象徴的な、雨上がりの空に背を向ける奉太郎のカットなど、
やはり暗示的な部分は多々あります。

……個人的には、彼にはそんな余計なドラマは背負わせず、
「ああだからああなんだ」というわかりやすさを持ち続けてもらいたいと思います。
彼があのまま……「まっすぐに背を向ける」姿勢のまま、
彼自身のバラ色を全うしてくれることを見届けたいと思うのでした。



■『戦国コレクション』OP 目を閉じてギュッしよ



もういっちょ歌の話。
『戦国コレクション』OP、「目を閉じてギュッしよ」。
……なんなんでしょうね、この歌は。

▼『戦国コレクション』OP 目を閉じてギュッしよ



なぜこの歌を、このヘンテコな萌えアニメの頭に流そうと思ったのか……
本編の需要と、この歌の持つ雰囲気がマッチするという勝算が
作り手にあったのでしょうか。

……と書くと、
「合ってねえ」「おかしい」という意見をオイサンが持ってると思われそうですが、
イヤもう全然そんなことはなくて、
びっくりするくらい作品全体にはなじんでると思うんです。
それがすごいなと。

ただこの歌って、明らかに女の子側の視点、
しかもかなり強気な、というか、
芯は弱くとも色々「ツッパッて」生きてる女の子の気持ちで書かれてる詞で、
作品全体を代表する歌としてはかなり合う。

けれども作品のターゲット層がそういう女の子を好きなのか、
それを代弁する歌を彼らが買うのかと問われたら
……売れないんじゃないの? と思ってしまったのですが。
そーでもないんかね。

それはつまり、モーニング娘とかアマザキハユミさんの歌の購買層と、
萌え画カード目当てでソーシャルゲームに何万円もブッ込む人たちの属する輪っかが
どのくらい重なんの? って話で、
あれ? そう考えると結構重なる気がしてきましたよ。

魂が乙女のオイサンにはこの歌は聴いててなかなかツーカイでして、
女の子が若さ・カワイサだけを武器にわがままを貫き通す画が、
見ていて非常にユカイ、ユカイ。
『餓狼伝』で松尾象山が
「強さとはワガママを押し通す力だ」
って言ってましたけど、それと同じです。

聴いていてなかなか気持ちのいいお歌です。
ただ、おかしなエフェクトが色々不真面目に効き過ぎていて、
そこはすごくもったいない。
ふつーにうたっただけのバージョンも一緒に収録されててくれると嬉しかった。


マそんな感じで一つ。

先日ジョギングしておりましたら、
なかなか立派な毛並みのダルメシアンに膝裏を気に入られたオイサンでした。

いや、散歩中にリードをはずしてもらったんでしょう、
飼い主さんの指差すコースを外れてオイサンの方へまっしぐらに向かってきたかと思ったら
背後を取られて膝裏に鼻先をつっこんでフンガフンガやられてしまいましてな。
ああ、橘さんの言ってたのはこれか! と
思いがけず体験してしまったのでした。

なんやっちゅうねん。
あ、飼い主はおジーサンで美少女じゃなかった。

ちっ。



 

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2012年5月17日 (木)

■春の異邦人 -更新第772回-

Twitterのタイムラインを眺めてて、
とあるフォロワーさんの呟きに目がとまった。

何か、歌の歌詞をお書きになっていて、
自分もその歌詞には覚えがある。
でも、なんていう、どんな歌だったか思い出せなかった。
節もなにも。

そのフォロワーさんがとある声優さんを好きなことは憶えていたから、
その声優さんの歌だということは分かったし、
そこまでは多分ノーヒントでもたどり着けただろうと思う。
けれどもその声優さんは、もう膨大な歌を歌っている方なので、
そこからがちょっと難しかった。

正解の曲と、似た雰囲気の歌もいくつか歌っていたしね。

その「似た空気をまとった歌」のどれかだと思い込んで、
なかなか正解にはたどり着けなかった。




  曲の正解は『異邦人』。




オリジナルじゃなく、カヴァーだった。
久保田早紀さんの歌の。
だからチョイ難しかった。

とある声優さんというのは、笠原弘子さん。
若い人にはもう、馴染みがないだろうねえ。
でも最近は富永みーなさんが出てきたり、草尾毅さんが出てたり、
丹下桜さんや國府田のマリ姉がまた出てきてたりするんで、
そういう波でまた声あてたりしないかなー、と思わないでもないな。

けどまあもともと、どちらかといえばアニメ声優のお仕事よりも
歌のお仕事の方をメインでやってた人だから望み薄だけど。
上で挙げた草尾さん・丹下さん・マリ姉よりももう一回り……いや半周かな、
前の時代の人でもあるしね。
……笠原さんがトシ食ってるわけじゃないのよ(汗
子役・学生時代から活動してたから、演技時代のピークが早かっただけよ。



 いのりの声 ひづめの音 歌うようなざわめき ……



歌は、そこだけをツイートされてたんだけど。
そこから歌詞の全貌を思い起こすと……なんていうんでしょうね、
初めてその歌を聴いたときとまったく同じ風景が、心の石壁にさーっと描かれて、
ああ、すごい歌だなあと改めて思った。
初めから一枚、額縁に収まったように、歌の光景が描かれるんだもの。
当たり前のようにそれが起こるんだけど……この、
文字にして二百字にも満たない歌詞でそれだけの絵を見せるこの言葉の力はすごいなと。
と同時に、



……いやあ、なんだろうねえ。



お恥ずかしいんだけど、
自分のことを、あー、なんか違うなと、思ってしまいました。
今自分がやってるコト、なんか違うなと。
自分の目指すところと、そのためにやってるはずの今の「コト」が、
違う。
そこに辿り着くための石を置けてないなあと。


うん。


いや、よく分かんないかも知れませんけどね。
それを何故この歌詞から感じたのかも、
まあ、伝わらないとは思うんですけども。

でも確かに、その間違いを感じてしまいました。
なんだろうこの感覚。
このタイミング。

誰にも指摘出来るハズのないことを、すとんと教えてくれるこの感じは。
それは単純に、この歌の歌詞がオイサンに見せてくれたようなことを
オイサンもしたいんだと、そう思ってるっていうだけなんだけども。

あるんですよねえ、こういう不思議な巡り合わせが。
6年前の、……ちょうど、今と同じ頃かしらねえ。
このblogを始めて、まだちょっとの頃ですよ。

  あ、忙しくて忘れてたけど、
  2月の末でこのblogも丸6年になりました。
  結構長いようで短いね。
  これからもよろしくです。

クしくもこちらもヒロコさん、
谷山浩子さんの『うさぎ』を思い起こしたのも、
なんだか似たような、風に誘われてのことだった。

  ▼春のうさぎ -更新第24回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/_24_c6e9.html

『うさぎ』は高校の時分によく聴いていた歌で、
このとき十何年ぶりに思い出したのだけれども。
その後も節目節目で自分に佳い気分をもたらしてくれた。

この『異邦人』もまた、それと同じように、
その後の自分に佳いものを運んできてくれると嬉しいですな。

いやあ、不思議だねえ。
この先の人生でも、また幾度かこういう場面に出会うのかねえ。




オイサンでした。




▼ロマンシング・異邦人


▼谷山浩子 うさぎ

 
 

 

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2012年3月 3日 (土)

■のんびりと、陽気に、力づよく。 -更新第764回-

オイサンです。
ちょっとだけ更新。
いえなんてこたないんですけどね。


なんかもう、意味のわからないペースで働いていて、
なにが何だかわからない状態のおくたびれモードで。

せめてもの慰みにと、帰りの道すがらのツイッターだったんです。
そうして、少しお若い方とお話をさせて戴いているうちに、
つるりとあるお歌このことを思い出し、なんだか胸のすく思いがして、
心が幾分軽くなるのを感じましたので……そのことと、
そのお歌のコトを、少しだけ書きとめておこうと思います。


▼『トム・ソーヤーの冒険』 誰よりも遠くへ




のんびりと、陽気に、力づよく。



▼『釣りキチ三平』 若き旅人




そうさ 忘れたうたを探して 旅人は歌ってゆくだけさ。



……なんか、『LoveSong探して』に、ちょっと通ずるところを感じますね。



▼『ニルスのふしぎな旅』

ニルスのふしぎな旅 OP ED 投稿者  



……まあオイサンは、いい加減エエ年こいただけのオッサンで、
旅人でも少年でもなんでもない、
ただ心ばかりが漂泊するロクデナシなわけですけれども。

なんでしょうね。
最近、とある方が

「一幅の絵が我々に与えるものは詩であり、詩が何より重要で、
 詩が全てのはじまりなんだ」

というようなことを仰るのを読みました。
そういう風にはオイサンは気付いておりませんでしたが、
言われてみればああなるほどなと、深く胸に落ち着いた言葉でありました。

概ね、そんな言葉をひとから聞かされて、
素直に、深くうなずいてしまえる人間なんてものは、
ちょっとわかったふりをしているだけのナマケモノだったりするわけで、
そのことに自ら気付き、言葉に出来る人間とはそれはもう、
雲泥の隔たりのあちらとこちらにおるわけですが……
それでもなお、
つらい時やくたびれたとき、道に迷った時には、
いつか心に抱いた星を探して、
もう一回、のんびりと、陽気に、力強く、
ただ歩くことから始め直してみてもいいんじゃないかなと思いました。



胸のすく思い。



幸いにして不孝にして、オイサンは未だに身軽な身の上ですんで。
どうにかこうにか。
やっぱりこう、楽しむところを楽しみつつ行きたいな、と思うのでした。


しかし、くたびれたとき、人が見上げるのはやっぱり星なんだね。
昔っからそうなんだろうなあ。
地球が出来て、夜があって、星が光ってて、
昔っから人間は、大気の底、地べたに立ちつくして星を見上げてきたんだなあと、
こんなとき思いますね。
梨穂子の『星』もそうですね。

そりゃあ……空を飛びたい、宇宙へ出たいと願う人の気持ちも
ワカル気がするよ。
オイサンはどっちかっていうと、望遠鏡よりムシメガネの人なんで、
地べたから見上げて、あることないこと、考えてるのが好きなんですけどね。
そこで詩がまた生まれたりするのが好きなんさ。

などとなどと。
下書きも推敲もナシ、深夜のネなし草子です。

オイサンでした。



 

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2012年2月11日 (土)

■風邪っぴきの人類へ -更新第759回-

んちゃっす。
「『ラグランジェ』が気に食わない」みたいなことを書いた途端、
OPの『TRY UNITE』が頭から離れません。
オイサンです。

これはジャージの呪いか何かか。

いえいえ、中島愛のえろいPVがイケナイんです。
あのワキ……否、あの脇……否、あの「腋」はズルイ。
地上波で流していいモンじゃない。


▼『輪廻のラグランジェ』OP TRY UNITE!




  ……などと。



珍しく、トシ相応に加齢臭ただよう脂ぎったセクハラトークで開幕する
本日の『ゆび先はもう一つの心臓』。

しかし、今まで顔をまじまじと見たことなかったけど中島愛っていい顔してますな。
「いい顔」って変な褒め方だけど、
「美人」でも「可愛い」でもない(いや芸能人補正もコミで美人の部類ではあると思うけど)、
艶っぽいっていうのともちがう、幼さもあるのにねっとりした色気もある顔してると思う。
ロリ艶っていうか。
いい意味でいやらしい。
あの目で


  ♪ 燃えてくる(Fry Away♪)


とか歌われた日にゃあタマリマセンな。
……褒めてますよ?
本人には嫌がられるかも知れないけど。
まオイサンが、全然ナマミ慣れしてないってのもあるかも知れませんけどね。

むうん。
ナマミを見てこういう気分になるのは稀なことだなあ。

しかし、腋。
ニクヅキにヨルと書いて、「腋」。
これまたいやらしいな。
月夜。
いいですか、ワキは人間のヨルの部分です。
おぼえておきましょう。
特に若い人。
ワキプルギスの夜。



……。



今日のマクラはホントにおっさんくさいな。
どうした俺。



■かぜっぴきの人類へ



火曜日に風邪ひいた。

……日本人は熱出すと全部「風邪」っていうけど
それは合ってるのかなあ。
まあ熱が出て、あとのどが痛いとかアタマが痛いとか、
そういうものが伴うのは全部「風邪」でいいんだろうけど。
特定の病名じゃなくて総称なんだよね?

月曜の夕方頃から段々体がぼんやりしてき始めて、
家に帰り着いた日付の変わる頃(それもおかしいんだけど)には
37度台半ばでした。

翌火曜の朝には8度を超えてたので、
こらアカンわ下手したらアレやでと思ってお休みを戴き、
昼になっても下がらなかったらイシャ行こうと心に決める。

  慌てておイシャに行ったりすると、相手は病気のデパートですから。
  そこでインフルさんを頂戴するハメになりかねませんからね。
  本当に要るときにだけ行こうと思ったのです。

結局、昼過ぎには7度台まで下がったのでおイシャにはかからずに済ませました。
危なかった。
そのあとはゴハンを食べに出たり、ゴロゴロして寝たり覚めたりで
特段何をするというわけでもなく、
体の具合がおかしいときに新しい物を見るのはもったいないので
なんとなく『モーレツ宇宙海賊』を一話からだらっと流したりしてました。

最近は一度見たアニメをもう一度見直すということをあまりしてこなかったんだけど、
初見ではあまり面白いと思えなかった一話が面白く見られました。
……けど、それは果たして、評価するべきなのかどうか。
一話目くらいは、一本で独立して掴めるような作りの方が良いのでは。

夕方頃になるといい加減眠りも浅くなり、
一時間おきくらいに寝ては覚めてつぶやき、寝ては覚めてつぶやき、
みたいな繰り返し。
うーむ……Twitterばっかしってことやな。
もう少し有意義にせえよ。
と言っても、病人にとって何が有意義って、ゴロゴロ寝てることですね。
正解。
夜はどうしてもなべ焼きうどんが食べたくて近所のうどん屋へ赴き……。

病気のときに有意義なアクティビティを求めても仕方ないけど、
だらっとしとるなあ。
これが本来の生き物の姿なのかも知れないけど。
必要なときに起きて糧を得、食べ、眠る。
こういうとき、なんかもっと時間を有効に、有意義に生きないとなあ、
と思ってしまうのは愚かな人間のさがですね。

本当は、人間も他の生き物と同じで、
そのサイクルだけを守って生きていれば良かったんだと、オイサンも思います。
それが多分、全体のことを考えれば一番自然で一番良い。
けれども他に何も持ってなかった人間は、生き残るために「知恵」を身につけてしまって、
その「知恵」が必要以上に頑張ってしまったんでしょう。
デ知恵を否定することは誰にも出来なかったんでしょうね。
自分の命を守るもので、命が一番だったから。

「知恵があるんだから、
 人間なんだから、
 人間らしく、
 色んなことが出来るようにならないといけない。
 色んなコトを人の繁栄のためにコントロールしていかないといけない」
みたいな、今の風潮が出来上がっていったんでしょう。
愚かなことです。
人間の脳みそってのは、この星のルールを外れてるんだと思います。
欲深すぎる。
ラクをするために勤勉を求めたという、怠惰が一周回ってしまった感。
自分たちを守るために色々とズルを思いつく。



■人の知恵は地球の病気



なんていうんでしょうねえ。
病気と同じで。

ある病気を治すために体のある機能を活性化させるお薬を投入すると、
その活性化された機能のために、体の別の部分に不具合をきたす。
今度はそれを押さえ込むために別の薬を……
……というもぐらたたきの連鎖を繰り返さざるをえなくなる。

自分たちが安定的に繁栄するための仕組みを思いついて、
意図的にこの星のルールをすこし捻じ曲げる。
そうすると他でやっぱりひずみが生じて、
それを解決するための策を講じるも、どこかでひずみが生じる。

もちろん、
最初の薬を投入する時点で大体どんなことが起こるかの予測は立て、
そうならない程度に、
或いはその予防策も見越した程度の投与を心がけるのでしょうけど。
一度、何かひずみをぶちこんでしまった真円は、
同じような真円のバランスを、
あらゆる要素を意図的にコントロールしてバランスを保ち続けるなんてことは
先ず、出来ないんでしょう。
そこまでのチカラが自分たちの知恵にはないにも拘らず、
やってしまうのが人間なんですね。
本当は、一番最初の欲求をガマンすることが大事だった。




この星の、最も美しい真円は疾うに失われてしまった。




生きることを希求するのと同じくらいの強さで、
生きることを諦められる節度を、
何故か人間って生き物は持ちあわせなかったんでしょう。



……などというのは、まあ。



久しく自分にとって大切な命を失う現場を見ていないオイサンの、
驕ったというか、
上からしか物が見られていない妄言でしかないんですけど。
口先ばっかですよ。
すみませんね。
気を悪くしないで下さい。
オイサンもそんなにえらくはないです、当然。
やっぱね。
大切なものが失われるときには、どうしたって、多少何かがゆがんだって、
助けられるものなら助けたいと思いますよ。
当たり前だと思います。
それが人間の当たり前。


けど、本当はどうなんだろう? という疑問も実はあります。


他の動物は、生きられる限りはもちろん精一杯生きると思うんだけど、
イザ他の何かを侵してしまいそうな時には
案外アッサリと命を諦めているように……
動物ドキュメンタリーなんかを見ていると、オイサンには思えるんです。
自分や、自分の身の回りの命が、
本当の本当の一番として、無意識の底に植えつけられているのかなあ。
全体のバランスのためには、最後の一あがきはしない、
そんな衝動が植わっている様な気がします。
……まオイサン美樹原さんじゃないんで、動物の心はわかりませんけど。



……などと。



風邪をひいてゴロゴロしてしまったってだけの罪悪感から、
問題を全人類に撒き散らかすメイワクな大人、
それがオイサンです。
皆さんはだまされないようにしましょう。


ほなまた。





 

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