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2016年8月17日 (水)

■筋書きのない富山~延長5年、ツーアウトからの『true tears』・城端巡礼~(第5回) -更新第1084回-

隊長、テラジさん、よつさん、そして私オイサンの4人で行く、
アニメ『true tears』巡礼・城端の旅。

今回はその第5回。

2日目、超好天の中、氷見・城端を回り終え、
もうここから動きたくない! 帰りたくない! という気持ちを振り切って
本日の宿へ向けて侵攻を開始する我々。
高山を経由して、国道158号を経て長野に入り、塩尻を目指します。
終盤にはなんと! なつかしのあの人も登場しますよ~、誰かな~♪?
ヒダエルさんです。



●○● DAY-2 ○●○



■SCENE-2-3:ふたたびの高山へ~超時空東海北陸自動車道を走る

15時。「なんとセフレ」で再び都合よく物資を調達し、ジェントル号にて作戦会議。
ここからは南下して岐阜へ抜け、高山へ向かう。
した道でノンビリ行きたいというアラフォーの希望だったのだけれども、
索敵班のレーダーに、途中経由する超有名観光地・白川郷あたりで我々を待ち受ける多数の敵影が映った。
渋滞である。

「なんてことだ、奴らこんなところまで……!」
「くそっ、どこへでも湧いて出やがる!」

ジェントル号の秘めたる戦闘力であれば
時間さえかければ突破できない包囲網ではない(だって渋滞なので)が、
ここで時間を食っては宿に着くのがまたぞろ深夜になってしまう。

  ……それとこの後、4人のオッサンのうち一人が余計なワガママを言い出す予定なので
  ムダな時間を食うわけにはいかない。
  この車両には、ワガママを言うオッサンだけは潤沢に搭載してあるのだ。

ここはおとなしく超次元航法を使い、一気に高山付近でワープアウトすることにした。
……しかしまあ、高速道がスカスカで、した道が渋滞するっていうんだから仕方ないな。
イヤ、それが正しい高速道のあり方なのか?


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それにしてもこの、超次元東海北陸自動車道、走ってみると実感するが
なんとも次元パイプが多い(ふつうにトンネルって言え)。
富山から岐阜へ(そしてしまいにゃ味噌の国まで)抜けるという場所柄仕方がないが、
走っては潜りを繰り返す。

 ▼東海北陸自動車道
  https://goo.gl/NIDgE8

トンネルも、多いだけではなく長いものが多数あり、
白川郷付近から飛騨まで抜けるあたりでは10kmを越える猛者もあった。
後から調べてみるとどうやらこの御仁、クソ長さでは日本でも3本の指に入る実力者であったらしい。

  あと、あんまり長いトンネルって、危ないモノを積んだ車は走っちゃいけないんですってね。
  知らなかったわ。

走る前は
「なかなかの絶景ルートのハズなのに、
 こうトンネルトンネルでは景色があまり見られず退屈であろうなあー」
などと考えていたが、逆にココまでトンネルが充実しているとそれぞれに個性を見出し、
却って味わいを感じ始めるので、まあ年はとってみるモノだと思う。
若いばかりの感性では、なかなかこうはいかぬであろう。

超次元航路の高見から、時折渓谷のように垣間見える山あいのした道には、
なるほど、古民家を見んとする人々の群がチラホラリ。
「これはまた、作戦勝ちですな」
アラフォーがふんぞり返って言うが、
山にうねる道の感触をウッヒャウッヒャ言いながら振り回すハンドルで感じたいアラフォーにとっては
痛し痒しといったところではないのだろうか、と冷静な横顔を見ながら思うオイサンであった。

「オイサン子ちゃんたばこ取ってー」
「はいアーン」

そうだアメちゃんをあげよう。
ところで、なんで突然オイサン子ちゃんて呼んだの?



■SCENE-2-4:VICTORY RUN 高山~塩尻~高ボッチ高原


Dsc02862



日枝神社~!!(青猫がポケットから出した感じで)

再びの高山、時刻は16時30分。城端から1時間チョイで来られてしまった。
さすが、正常に機能している超次元航法は早いな。

  ちなみにこの日枝神社は『true tears』とは何の関係もありませぬ。
  『氷菓』の、占い師センパイのご実家のモデルになった神社で、
  前回の高山巡礼のときに
   ・市街地から少し離れていた
   ・時間がなくなりつつあった
   ・疲れててめんどくさくなってきてた
  などのノッピキならない理由で、涙をのんでスキップしたスポットです。
  それを隊長が
  「んあー」
  と言ったので、この機会を利用して再訪した次第。
  なるほど隊長、そうだったんですか!


ワープアウトした(高速を下りたって言え)のは、飛騨清見ICであったのかしら、
そこから白川街道を東進して高山の市街に近付くと、
昨年のちょうど同じ頃にここを訪れたばかりの4人は否が応にもテンションがあがってきてしまうのでした。
「あー分かる分かる」「コレまっすぐ行くと、あの交差点だよね」
「『かじ村』、見えるかなあ」
「『城端で済ませたのかッ』w!!」
「なにをだw」

  『かじ村』とは、そのときにお世話になったお宿である。
  PCが苦手でタブレットは大丈夫なおかみさんがいることで有名。

ところで、白川郷が渋滞しているということは、高山市内も当然渋滞しているということで、
危うくそのど真ん中にワープアウトするところだったのだが、
事前に察知した索敵班の懸命のナビによって事なきを得た。
すごいぞ索敵班 powered by google。


Dsc02850

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デこれがその日枝神社。
飛騨一ノ宮神社ほどではないにせよ何とも立派で、そして雰囲気のあるお社です。
雰囲気だけなら一ノ宮神社よりも荘厳であるやも知れませぬ。
一ノ宮神社は、どちらかといえば開放的だった。
マお社の正しい価値なんてオイサンごときにはようワカランわけですが。
尚、このときは、駐車スペースがイマ一つハッキリしなかったので、
申し訳ありませんがテラジさんにはジェントル号の留守を守ってもらっていました。




これにて、本日の巡礼ミッションは全て終了!
あとは宿へ向かうだけ!
本日の宿は……塩尻の高ボッチ高原です! 今? 今いるところは高山です、時刻は17時!





……つまりこの人たちは、これから2時間でアルプスの南を越えようというのです……。
このときは「あー、またねー?」ぐらいに思ってたけど、
なかなかの重労働ですよこれは。

しかしこちらには歴戦のラリードライバー、テラジ・ザ・"国道ホリック"・マクレーがいる。
彼は、これまで幾多の高難度コースを攻略してきたラリーイストだ、
ちょっとやそっとの渋滞や、突然のゼオライマー程度では揺るぎはしない。
大体彼が「また158を走りたい」っていうからこのコースになってるんだし。

  ※国道158号というのは、高山・岐阜と松本・長野を結ぶ
   主要な2本の国道のうちの1本です。

乗組員の我々としても、前回の初走破時にはちょっとおたつくところもあったが、
2回目ともなるとリラックスしたものである。
ダムの上を走るのも、トンネル内で分岐・合流するのも、
「そういえば、158を走るということは、またヒダエルにも会えますねえw」
などと、かつて戦ったライバルとの再会を気にする余裕すらうかがえる。


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今回は通過するだけのヒダエルさん


  「それにしてもヒダエルは、高山に攻めてきたりしないんですかねえ」
  「トンネルで引っかかるんじゃないですかwガガガガガってw」
  「あと、トンネル内で分岐を間違エルw」
  などと馬鹿にされる愛されヒダエル。


……そうなってくると、我々も伊達にトシ食ってない熟練のオッサンである。
過剰に油断して見せることも忘れない。
緩みきったオッサンが、華麗な無茶を言いました。

 「あー、ちみちみ。テラジ君と言ったかな。
  オイサン明日の朝ジョグ用の靴をおうちに忘れてきたので
  どっか途中でそれっぽいのを売ってそうなショッピングセンターに寄ってくれ
たまえ」
 「マジっすかwww」
 「探しましょう探しましょうw」

まったくどういうつもりなんでしょうねw
結局このとき、索敵班に見つけてもらった1軒目のショッピングセンターには靴屋がなく、
2軒目の大きなイオンで適当なランニングシューズをゲットすることが出来た。
ゲットだぜ!!(やかましいわ)



……。



マここで打ち明け話をすると、無茶を言ったご本人は1軒目を空振った時点で、
「(このままだと宿に着くのもちょっと遅くなりそうだし、
  そうなったら寝るのも遅くなっちゃうし、そしたら早起きするのも超だりいし、
  めんどくさくなってきちゃったからもういいかなwテヘ♪)」

くらいに思ってたのだが、索敵班が
「イヤイヤ、まだ大丈夫だ! もう一軒あるぞ、諦めるな行って来い行って来い!」
「そうだぞ、多少遅くなったってもう宿には連絡してあるし、
 俺のドライビングテクニックで挽回してやるさ!」

とオイサンを奮い立たせてくれたものだから、
中途半端に言い出した立場上「お、おう」ってならざるを得なかったのだった。
ありがとう、素敵な仲間たち。
だらしない僕の背中を押してくれるのは、いつも君たちだ!
押すなよ、絶対に押すなよ!

そんな絶妙なチームワークで、
自分たちで招いたピンチをまた自分たちで解決するという
マッチポンプ的な茶番を乗り越えた頃……





  ―――本物の試練が、音もなく向こうからやってきた―――




 ▼開幕!高ボッチ高原ラリーチャンピオンシップ!

「……これ……道、合ってるのか?」
「んあー」

車内に、にわかに緊張が走った。
我々は旅のプロフェッショナルでもあったが、同時に道迷いのプロでもあるのだ。
プロの道迷いには遊びがない。命を奪う。その威力を、身を以て知っているのだ。
辺りはもう暗い。ジェントル号は松本空港の南を通って塩尻の市街地を抜け、
町明かりを背を向けながら山へ至って、標高を徐々に上げていた。
道は町の中よりはやや細くなり、車通りは半ば失せていた。

   ――ヤバい――

シートに預けていた体をガバリと起こし、めいめいのコンピュータにアクセスする。
マ繋がる先はみんな大体Googleさんのサーバーなんだけど。

  「間違っては……いないと思いますけど……」
  「うん、方角はおかしくはない」

自分たちの位置と、宿の場所を確認しつつ、そろそろと登っていく。
ときおり左手の雑木の隙間から見える町明かりが、
だんだんと遠ざかっていくのがいい加減心細くなってきた。

  「ですよねえ……登るったらないもんなあ。……これ、右かあ?」

ほとんど止まっているような速度までアクセルを緩め、
右手に分岐していく、道……と呼ぶにはあまりに心細い、農道に目をやるテラジさん。
その先はアスファルトが敷かれておらず、土と砂利のワンダーランドである。
ゴクリ。

「これは、……さすがに違うのではw?(乾いた笑い」
「でも、ナビ……」
「もうチョイ先じゃないですか」

皆、どことなく
「この道は違う。違って欲しい」「行きたくないヤツだ」「嘘だと言ってよバーニィ」
という気持ちがない交ぜになっているのがわかる。
このときは緊急ジェントル会議により
「ナビ的に見た感じこの道しか無いっぽいが、
 肉眼で見た感じ道がちょっとあまりにあまりなので、
 もう少し走ってみて、他にそれらしい道が見つからなかったら戻って来てこの道を行こう」
と、結論を先延ばしにするに至った。

しかしそのあと5分ほど車を走らせてみたものの、ナビは宿に近付く道を示してこない。
人里の灯は遠ざかり、闇は深まっていくばかりだ。
焦りだけが順調に、4人の心を蝕む。

  「……とりあえず一旦戻って、あっちの道もちょっと進んでみましょう。
   駄目だったら戻ればいいし」
  「です、か、ね……!」

駄目だったら戻ればいい。

  ――民主政権――

そんな言葉が四人の心をよぎったか、どうか。
夜の帳の降りたワインディングロードである、
切り返すだけでも一苦労あって、5分後、ジェントル号のヘッドランプは再び、
あの謎めいたヤバさ抜群の林道の入り口を照らしていた。

  「それじゃあーいきますよぉー」

誰に確かめるでもない、おどけながらも決意めいた呟きを口にしながら、
ドライバーがそろりとハンドルを切る……。
闇の中に、分厚いゴムが砂利を踏みつけるゴリリという音が響き、
それにふさわしい振動がシートを通じて我々4人の尻にも伝わってきた。



さあ!!


全国8000万のラリーファンのみなさん、


こんばんわ!




突如始まりました、2016年、春の高ボッチ高原ラリーチャンピオンシップ!
出場車はたったの1チーム、テラジ・マクレーのジェントル号です!

えー、結論から申しますと、そこから10分ほどは完全にラリーの世界でした。
見知らぬ山道でいきなり放り出される、闇ラリー。
ラリー・シャイアン。 ← 言いたいだけ

夜に加え、うっそうとした雑木林の中を行く道で、頼みの明かりはジェントル号のヘッドライトのみ。
その光も迫る木々の隙間に吸い込まれ、右へ、左へと、現れるコーナーで視界は寸断された。
一応整備のされた道の体裁は保っているが、
ひとたびそこから外れた先は、ただの茂みなのか、奈落の断崖なのかはわからない。
とにかく暗いしせまい。
足元は変わらず石と砂。子供のころ自転車で走った砂利道の、ザリザリという音と感触そのままだ。
ハンドルを取られて、ずるっと体が重さを失う感覚までが蘇ってくる。
2、3回、車体が滑って傾いで、テラジさんの口からも「おおっと」くらいの声が漏れる場面があった。
だから多分、ハンドルを握っていた彼としては、
もっとたくさんの小さな危機を掌に感じていたことだろう。
隊長は、

  「これ、道ヤバくない? 道おかしくない?」

と悲鳴めいた訴えを繰り返すが、彼自身、決して戻ろう、引き返そうの類を口にしなかったのは、
Uターン出来るスペースなどどこにもないことが一目でわかるからだろう。
進むしかないのである。

  「対向車来たらどうすんだよーw 離合なんてできないよーw」

という悲鳴も聞かれたが、普通に考えれば、
あの時間にあの道を下ってこようという猛者など、そうそうあるわけがない。
杞憂である。実際こなかったし。

その点オイサンとよつさんは……まあ、
落ち着いていたワケでも、冷静だったワケでもなければ、
腹を括っていたなどというカッコいい状態だったワケでもなかったであろう。
なんというか、
「落っこちたらもう落っこちたとき、死にさえしなきゃネタになる」
くらいの、アライグマくん的な危険な心で、ちょっとおかしな目になっていたかも知れない。
始めなければならなかったことが、やれるだけの備えで始まってしまった以上、
あとはもう面白おかしくやるしかないのだ。

「おおおおぅおぅおぅw」
「ああああぁあぁあぁww」

振動に合わせて、意味のない笑いと言葉が溢れてくる。

ドライバーが行くと言うのだから、ハンドルを預けた身としては任せるしかない、
そして誰あろう、テラジ・マクレーがハンドルを握っているのだから、
イキナリ道に穴が開いたり、崩れたり、なんか落ちてきたりパンクしたり……
そんなことさえなければあとはダイジョブだろうと思っていた。
それで落ちたり転んだりするんだったらそれはもう、
備えようのない、世界の誰が走っても落ちるし転ぶ道だったのだ……。

マそれが正しいというんじゃないけど。

「大丈夫かよーw」
「ちゃんと着くのかよーw」
「明日の朝、オレこの道のどこ走んだよーw」
「心配するのそこwwwww」
「靴wwww買っちゃったもんねwwwww」

唯一の救いは、進めば確かに、今日の宿である
「高ボッチ高原 アスティかたおか」のマーカーが近付いてくることだけだった。

……そして、十数分後。
我々四人は……日のとっぷりとくれた塩尻の街を見下ろす、
高原の宿の駐車場で放心していたのだった。
あと、オイサンは覚えてないんだけど、隊長のつぶやきを見る限り、
ラリーの最中に狸が出たっぽい。
うーん、覚えてるような、覚えてないような。



■SCENE-2-5:すばらしきアスティ

そうしてたどり着いた宿は、場所こそ辺鄙だったが、サービスは素晴らしかった。
到着が遅れたにも関わらず対応は非常に、ちょっと丁寧すぎるくらい丁寧で、
食事は別室を設けて待っていてくれる気の届きよう。
フロントにて、

  「いやー、なんかすごい砂利の山道を通ってきちゃったんですけど……」
  「あ、そっちから来られました? ちゃんと大きい道もございますよw」
  「デッスヨネーwww」

などという小粋な会話が発生。いやまあ、途中から分かってはいたけど。
これだけの宿に来るのに、道があれしかないってのはあり得ないもんな……。
アラフォーのラリーイストとしての血があの道を選ばせたのでしょう。

遅めに着いてしまったので、
高ボッチ高原ラリー初出場にして初優勝の余韻に浸る間もなく即晩ゴハンと相成ったのだけど、
そのゴハンも大層すばらしく……。

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これですよ。
ボリューム満点だわ、一つ一つのお料理もおいしいわで
ただ、やはり時間の都合で、全部いっぺんにテーブルの上に並ンでしまっていますけれども。
本当だったら、コレちょいちょい運ばれてくる予定だったんでしょうねw
すみません宿の人、おもてなしプランを台無しにしてしまって。

  これというのもオイサンが「靴を買いたい」だなんてトンチキな
  ことを言い出したせいなんです……。そればっかりでもないけど。
  しかし……来た道を思い返すに、俺は明日の朝あの謎のオフロードを走るのか……。
  結構な登りだったぞ……。
  さすがに靴買った手前、
  「だるいから、明日はジョギングやーんぴ♪テヘ」
  なんて言えない……。後戻りは……出来ないんだ……。

それはそれとしてゴハンである。
ズラリと並んだお料理を前にして、ジェントル騎士団お決まりの手続きがコレ。

 仲居さん 「お飲み物は?」
 アラフォー「あ、えーと(以下、めいめいなんか頼む)」
 よっちゃん「ご飯、もう持ってきてもらえます?」
 仲居さん 「え? あ? ご、ご飯ですか? もうお持ちしてよろしいんですか?」
 オイサン 「お願いします(便乗)」

しかしここで、かわいい可愛い仲居さんから衝撃の一言が。

 仲居さん 「ご飯ものは、このあとお寿司をお持ちする予定なのですが」
 よっサン 「!!!!」
 よつさん 「(白ご飯が……)」
 オイサン 「(……ない……だと……)」
 よつさん 「あの、白ご飯があれば……どうか……」
 仲居さん 「え? し、白ご飯でございますか? か、確認してまいります!」

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などという無茶な要求にも、面食らってどもりつつも笑顔で答えてくださる仲居さん。
すみません、味覚が高校生で……。
しかし、食前酒なんていうオサレなものが出てくるゴハン、オイサン初めての気がするよ。

 ▼高原の露天風呂で勝手に工夫をする

デ、そんな贅沢ゴハンのあとフロに行ったのだけど、この宿はおフロもまた最高だった。
特に露天は眺めも良く、塩尻の夜景が一望できるフィールド・of・ドView of ドView(分かり辛い)。

 ▼field of view DAN DAN 心魅かれてく
 


しばらく湯に浸かり、夜景を見下ろしを繰り返していると、ふと
「今日は晴れているし、もう少し暗ければ星もかなり見えるのでは」
などという考えが頭をよぎり、
さほど広くない露天風呂のスペースにともった明かり二つの電源を見つけ、
他の入湯客もいなかったので、チョイと失礼して明かりを落としてみた。
すると……なんということでしょう(匠)。

「満点の星空!!」とまでは言えないけれども、
東京のさみしくくすんだ夜空に慣れた目には、鮮やか過ぎるほどの星々。これはなかなか。

などと、一人で星空露天風呂を楽しんでいたら、あとからやって来たよつさんとテラジさんに
「あ、すごい! でもオイサン、なに勝手に電気消してんですかw 
 この宿のベテランですかw」
と怒られてしまいました。ゴメンチャイ。良い子は真似しちゃだめだぞ。
モチロン、上がるときには元に戻したよ。



……以上で、城端巡礼二日目の全行程終了。


しかしどうだろうか、こうして振り返ってみると、あまりに盛りだくさん過ぎやしないかw
実際やってると大半はジェントル号の中なのでそうは感じないけど、
色んなことが起こり、そのことの中には色んなことが詰まっているなあとしみじみ感じる。

自然の様子であったり、人の暮らしであったり、
その暮らしを築いた中で生まれた、不思議な文化であったり。
日本は狭い、狭いけれども走ってみないとわからないことがぎゅっとぎゅっとちりばめられている。
日本は、狭いかもしれないけれども、深くて濃く、そして芳しい。

ますます日本が好きになる北陸~信州の旅です。
明日は諏訪、そしておうちへ至る最終3日目です。


 

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