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2016年8月10日 (水)

■筋書きのない富山~延長5年、ツーアウトからの『TRUE TEARS』・城端巡礼~(第2回) -更新第1080回-

隊長、テラジさん、よつさん、そして私オイサンの4人で行く、
アニメ『true tears』巡礼・城端の旅。

今回はその第2回。

前回のラブライブ。
どうしても初日のうちに氷見へは辿り着きたい我々4人だったが、
都心を取り囲む渋滞のレッドラインに阻まれ、ドライバーは疲労困憊。
思い出のセブンイレブン、入善のPAにて、2度にわたる苦渋の決断を迫られる。



●○● DAY-1 ○●○



■SCENE-1-2 高尾、機能しない女神の降臨
                                 [高尾(07:30) --> 相模湖(09:00)]


「とにかく相模湖だ、そこまで行って高速に乗れば、その先は流れている!」


血を吐くような、索敵班の檄が飛ぶ。戦いは絶望的だった。

ここは東京、日本の首脳部。
地図のどこを見ても、首都圏の大動脈たる道は赤く赤く詰まっていた。
なんという脳血栓
この国は、すでに心筋梗塞を起こしている。恐るべき、トラフィック高脂血症である。
来年から、ゴールデンウィークはブラッディーウィークに名を変えた方がいい。
赤っけぇー。赤っけぇーやつもほしい。

結局我々は、神奈川を脱し、した道で高尾へ辿り着くのに1時間半もかかってしまった。
実際の距離感をつかめない方もおられるだろうが、

  お手元のナビタイムあたりで、矢野口 → 高尾を、した道経路検索

なさってみればよい。
日本の悪玉コレステロールがどれほどクレイジーな値を示しているかご理解頂けよう。
敢えて繰り返そう、この国は血を患っている。



  ▼07:30・高尾 --> 09:00・相模湖



「ちょっと一旦、ファミマで休みまs……な、なんだと!」

東京のはずれ、高尾周辺の道でさえギッチギチの混み具合であり、引くも進むもままならない。
逃げ込もうとしたコンビニの駐車場でさえ満杯なのだから、始末に追えない。
敵は徹底して我らを追い込む構えだ。

  さすが高尾、修験の地である。
  今も昔も「とりあえず山登っときゃ、死後もなんとなく救われるだろう」
  という浅はかな考えの中高年を呼び集めてやまない。
  ……それってなんか、
  「とりあえずボランティア活動して海外留学しとけば、就職のときなんとなく有利だろう」
  って考える就活大学生と似てるね!
  その学生が年をとるとああなるのだ!!(ビシィ ← 高尾山に群をなす中高年の列を指さす

  あと最近は、ペダルを回すことで修験の肩代わりをしようとする中高年が、
  路肩で罪の上塗りにいそしんでいるところもよくお見かけします。
  頑張れ中高年! その手につかんだ年金はきみのものだ、好きに使うといい。

マそんな愚痴はともかく、目の前のファミマの駐車場が満杯だったので、
「じゃ、じゃあこっちに!」
とあわてて滑り込んだのが、ポプラだった。

……なんだか、とても可愛らしいおばあちゃんがやっていらして
大変気持ちよかったです。
こんなかわいいオブジェ ↓ も自作しておられ、四人で


Dsc02414


「次回からは、高尾で休憩するときは最初からこっちに来よう」
と話し合ったほど。


 ▼対・渋滞最終兵器 旅のお供に茅野愛衣~機能しない女神


サテ、話し合いといえば。
このポプラの駐車場で一つ、重要な決議がなされました。

  アラフォー「大事なことなので皆の意見が聞きたい。……どれがいいと思います?」

テラジさんがiPhoneの画面を開いて言いました。
画面には……

 ▼MAPLUS for スマートフォン
 http://maplus-sp.jp/voice_list.html?ct=cvi28

ほほう。これは重要な問題だ。
ナビアプリのキャラクター、すなわち声優を誰にするか……。

「茅野愛衣がいるー。そに子もいるんだー」
とは隊長。

「私は徳井青空か……茅野愛衣ですかねえ」
なるほど、アラフォーはそう来るか。

アラフォーは、『このすば!』のダクネスさんにエラくご執心であらせられたからな。
徳井青空とどこで繋がったかわからないが。
よつさんもかやのん推し、オイサンも、
茅野愛衣(『氷菓』摩耶花) or 徳井青空(『ごちうさ』マヤ)
のアラフォー案に大筋合意で良いのだが、ちょっと待って欲しい。



 「小山力也……というセンは無しですか」



オイサンの投じた一石に、一瞬、高尾のポプラの駐車場の空気がざらついたまま凍り付いた。

 「……ハァ? 何言ってんの???」

という視線にさらされるオイサン……むう。そんなにおかしなコトを言ったか俺は。
なんでや。力也さんエエやないか。あんなとっちらかった50代おらへんで!
しかしそんなオイサンの画期的な提案も、



 「いや、だって……。ちんこついてるじゃないですか……」



という、揺るぎない事実と、和解の余地のない論理で封殺されてしまった。
残酷なちんこのテーゼ。
結果、中嶋エリーゼas茅野愛衣さんが当選されました。
おめでとうございます。ちんこついてなくて良かったね。
これからも生やさない方向で頑張って下さい。

尚、オイサンの力也案に味方をしてくれた(?)のは彼 ↓ だけである。



  

  ありがとう、ぼびー。
  だがな、歴史上、ちんこがあらゆる悪人・罪人の誕生に関与していることは動かせない事実なんだ……。

かくして新しい旅の仲間(2次元キャラ)を迎えた我々が
希望の水辺・相模湖に到着したのは、それからさらに1時間半が経過した、AM9時を回ってからのことだった……。

  ……尚、このMAPLUSの茅野愛衣は、全員から「イマイチ」と烙印を押され、
  なんやかんやと頻繁にしゃべってくれはするものの、
  皆から「アラそう、良かったネー」と軽く流されるという気の毒な扱いを受けることになります。

  なんていうか、このキャラが……控えめオドオド系の「すみません、私なんか……」みたいな子で。
  「キャラが死んでる」だの「間が悪い」だの「雑」だのとエラい言われようだった。
  だってこの子、狙ったように「聞き取り辛いタイミング」でしゃべり出すんだもん。
  車内上映中だった『true tears』に出てくるトモヨちゃんに並んで、
  「機能しない子」として……その日のうちに封印されてしまうことになったのんでした……。
  残念。1500円もしたのに……。
  だから力也さんにしようって言ったじゃん……。



■SCENE-1ー3:親不知。どこから生まれてどこへ行くのか。
    [相模湖~みどり湖SA(11:30) --> 黒姫野尻湖PA(13:45) --> 再び7・11糸魚川能生鬼伏店(15:00)]

高尾のポプラで、機能しない女神へのお布施に大枚をはたいてから7時間あまり。
もう誰も、彼女の声に耳を傾けようとしない。
ごく稀に

  女神  「あ、あのっ。私、あんまりナビに向かないねって言われるんです……
  オイサン「アソーw」

という、オイサンの受け流しが入る程度だった。
あれから、相模湖畔のサクールKで休みを取り、いよいよ中央道に乗って、
11時半、みどり湖のSAで昼食をとった。
そのときはまだ、みな幾分元気であった気がしたが、
その次の黒姫野尻湖PAでさして面白くもないナウマンゾウのオブジェに群がって写真を撮る姿は、
すでに空元気めいてウツロでさえあった気がした。

  隊長は地味にまだまだ元気で、車中、左手に妙高山が見え始めると
  妙高だー妙高だーと、『艦これ』でお気に入りのおふねの画像などを
  Twitterに上げたりして楽しそうだ。
  何度か

    ♪ミョウコウ ミョウコウ ミョコ ミョコ ミョウコウ♪

  などと、某宗教団体の教祖ソングの替え歌でも歌ってやろうかと思ったが
  (そんなコト考えてたのか)、
  自慢のWiiUポータブルで殴られそうなのでグッとこらえた。
  オイサンはだいたい助手席に座らせてもらっているので
  後部シートの様子はよく分からないのだが、
  前の日完徹だったよつさんは、そこそこスヤスヤ眠っていたのではないだろうか。
  右斜め後方からときおり、彼の背が伸びるニョキニョキという音を聞いた気がする。



場面は再び、15時のセブンイレブン・糸魚川能生鬼伏店に戻る。



このコンビニは、3年前、城端前哨戦と銘打って魚津を訪れる途中で立ち寄った際、

アリガトウゴザイマシター、またお越し下さいませー」

というありきたりなひと言で、我々が再びここを訪れるよう因果を結んだ
恐ろしいコンビニなのである。
そのお見送りを受けながら、オイサンは
「いやいやいやw ないわーw さすがにここへもう一回は来ないわーwww」
とツッコミつつも、

(イヤ……もしかしたら、もう一回来てしまうのかも知れない……
 否、来ちゃった方が面白いのでは!?)

と考えさせられてしまった……。 ← それはお前のメンタリティの問題だろ
ともあれ、私たちはあの時既に、このセブンイレブン糸魚川能生鬼伏店の術中にはまっていたのである。
言霊とはよく言ったものだ……それにしても、このコンビニこんなに広かったっけな?
ちょっとだけイメージが違うぜ。

Dsc02447

Dsc02437

そんな思い入れのあるコンビニだったのだが、
疲労と焦りが募るいま、感慨に耽るゆとりも我々には残されていなかった。

 「とりあえず、親不知はパスしましょうかぁ……」

軒先でたばこをふかし、誰にともなく呟くアラフォー。
その瞳には、百合ヶ丘の駅で

 『いやー! なんか夜中に目ぇ覚めちゃって!
     『ゼオライマー』見ちった! えっへっへー!!』

とバカみたいに笑って見せた朝の光は見あたらなかった。
それはそうであろう。先はまだ長い。今日は、どうあっても氷見までたどり着かねばならないのだ。
そして明日には高岡があり、城端がある。
万が一、氷見を今日中に回り切れないともなれば、明日以降のスケジュールが圧迫されることは明白だ。
5年。
5年待ったのだ(特に意味もなく)!
5年の思いのすべてを城端にぶつけたい、聖地は全てまわりたい、まわれなくてどうする!
今回を逃したら、次が巡ってくるのもまた5年後なんだぞ
(なんとなく都合がつかなかったりダラダラしたり、他作品の聖地に浮気したりするから)

ここで親不知をキャンセルし、その分超時空北陸道で急げば、
今日中に氷見まで辿りつける可能性はまだ残ると、皆、思っていたのかもしれない。

 「……それは別に構いませんけど。……いいんですか?」

色々迷ったが、オイサンはそんな風に尋ねてしまった。

たぶん走りたいのだろう、氷見のために敢えてパスしようとしているのだろう……
……と思ってはいたがもしかすると、
疲れているから、この状態が続くと危ないから今回は本当にパスしたい、
と、思っているのかも知れない……という考えもよぎり始めていた。

疲労と、予定と、走りたさ。

色々な都合を考え合わせてのつぶやきだったのだろうと思ったし、
ここでこんな風に訊ねたら、オイサンが見たがってるから走るか、とか、
僭越ながら考えさせてしまうかも知れぬ。
そんな風にも思ったが。このときは、尋ねてしまった。

オイサンは車における距離感と時間の感覚を、
様々な機微(気象条件とか、路面状況とか)含めて実感として持っていないから……
無責任な問いかけだったかもしれない。

結局、私たちは親不知を走った。
完全ではない、全体のが、2/3ほどの区間だが、とにかく走った。

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どれだけ万全に準備をしても旅は決めた通りには行かないし、なんらかの決断を迫られるときがある。
そんなとき、忘れられない瞬間が生まれる。
このとき私は、余計なことを言っただろうか。

次回へ続く。

 


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