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2016年7月26日 (火)

■ろくでなしきららCarat~ヤンキーラーメンの真実~ -更新第1075回-


日曜日、お昼を食べに出掛けた中華屋がいっぱいだったので、
サテどこで腹をふくらませたものかと考えていたら、
そういえば先日食べた近くのラーメン屋の冷やし担担麺がやけに胃に沁みて旨かったなあと思い出され、
たどり着くまでに飢え死にしそうなのを我慢して行ってみた。


P7240411


その店も大概繁盛していたものの席はかろうじてあったので、
イビツなコの字型のカウンターの隅にどうにか陣取ってラーメンの来るのを待っていたのだが、
コの字の辺をたがえて近くに座った若者二人の会話が、なんとも若さの香気に満ちている。

  「お前んとこどうなの」
  「俺の学校バカだから」
  「俺んとこもバカだよ」

なぜそこで張り合ってしまったし。
尚、推し量るに、彼らは中学は同じで高校は分かれてしまった系男子であるご様子。

  「みんな結構タバコ吸ってるし」
  「うちはタバコは……まあまあかなー」
  「酒はみんな飲んでるんじゃね」
  「酒は飲むでしょ。飲んでないやついないと思う」
  「先輩の代が318人いたんだけど。卒業んとき300人になってたっていう」
  「それやばくね」

この辺りでもうお互い相手のハナシ聞いてない感が出始めていた気がする。

リアクションがもう



  「あとさ、センパイ痴漢で捕まった」
  「それサイテーじゃん。痴漢ぱねえわ。痴漢ねえわ」



どうやら痴漢が優勝らしい。



  「シリアイ、この間入っちゃって」
  「入ったって」
  「少年院」
  「……」
  「面白い写真見せよっか」
  「何これ」
  「その人、こないだガッコ辞めた人なんだけど」
  「うっそ。見た目ゴジューじゃん」
  「××の○○で(よく聞き取れない)、そこで働いてんだけど、30、40のおっさんとか、
   その人さん付けで呼ぶからね」

ただのフケ顔自慢だった。

  「お前この人知ってんの」
  「知り合いの知り合い」
  「……」

ほぼ他人でした。なんでその人が学校やめたこととかキミ知ってんの。

……とまあ、少年二人、
店内に充満するトンコツにも負けない香ばしさを振りまいた挙げ句、
前払い食券制だということも忘れて勘定しようとするのを店員に制止され出ていきました。
うーむ。なかなかのカルチャーだったな。

香ばしいというか、こう……青臭さでもない、強いて言うならアホくさい香気。
いやまあ、ヨノナカ、色んな価値基準がありますね。
あの話の入りでこれだけ間が持つのがすごい。
オイサンがこの会話のカタワレだったら、
会話の2ターン目で「アソー。そんなことよりさー」って言ってると思いますが。

しかしどうでしょう、こうして会話だけを書きだすと、
お読みになった皆さんはこの少年二人のことを、
どれほど長い学ランを引きずり、雨風をしのげそうな長いリーゼントを蓄えたツッパリ少年なのだろうかと
思い描いておいででしょうけども、それがまた、
見た目は全然普通の、
オイサンがミドルキックでも入れようものなら
気円斬でも喰らったみたいに胴体のところで真っ二つになって飛んで行きそうなくらいに
細っこい少年たちでした。
もっとしっかり食えよ。
憧れのフケ顔になれないぞ。

  尚、オイサンの不良のイメージがすっかり昭和ですね。
  『おそ松さん』の「スクール松」の回が最高に好きでした。

  ▼スクール松
  

  しかし、不良少年があんなに細くて普通なのだったら、
  今の子らは『ろくでなしBLUES』とか、比較的新しい『クローズ』『WORST』あたりを読んでも
  不良像としてピンとこないんじゃないですかね。
  記号を表現する方も大変だよ。
  是非ですね、不良の皆さんは、そういうフィクションの作り手の労力を軽減するためにも、
  もっと頑張って分かり易いいかにもバカタレな感じの記号性を獲得する方向で努めて頂きたい。

しかしまあ彼ら、あのカルチャー、あの価値基準の中で生きて、
イザ世の中に出るときには多少なりともそれっぽい見た目くらい獲得してないと、
ホント何にも使えるものが手元に残らない気がするんですけどね。
まフケ顔が使えるデバイスなのかと言われたら知らねえけど。 ← 無責任

そうそう、カルチャーと言えば、
彼ら2人のあとに入ってきて席の跡を継いだ2人組(今度は大学生っぽい)は、
入ってくるなり、一人は置いてあった週刊誌を開き、一人はスマホをいじり始めた。

「この××ってマンガ面白えぜ」
「俺、マンガとか読まないから」
「え。マジ言ってんの? 日本の文化だぜ?」

……ふむ、それを言うなら、
能も歌舞伎も文楽も雅楽も茶の湯も大和絵も舞も和歌も華道も日本の文化だぜ?
お前全部たしなむの? マジ言ってんの? それやばくね?

あとキミらね、総じて会話のセンテンスが短い。
ほぼ単語。
イヤいいけどさ。世の中には、
五分ぐらいしゃべり続けてようやく、
センテンスのアタマに出てきた主語に対応する述語が登場する

みたいなしゃべり方するヒトとかいるからな?


以上、
すごいビビッドな青色したホイールの真っ白いプリウスが走り過ぎていくのを見て、
ホイールカラーがおもちゃみたいなだけでチョロQかミニ四駆みたいに見えることを発見し、
ジェントル号の次のホイールは明るい山吹色とかにして欲しい、
などと人んちのクルマに勝手に注文つけ始めるポップカルチャーの旗手、
オイサンがお伝えしました。

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