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2016年5月29日 (日)

■Kawasaki・春のパンでPeace祭り!・後篇~2016年春アニメ感想+『ガルパン劇場版』感想追加 -更新第1060回-

山陰にサインイン。(回文
オイサンです。

今回も2016年4月期のアニメ感想の続きですが、
オイサンお気に入りの『田中くんはいつもけだるげ』の聖地は広島なのだそうですな。
まだ竹原にも行ってないし、大学時代の友だちとも長らく会っていないし、
オバマさんも行ったし、そろそろ行くのも良いかなあ。

島根にも、また行きたいしねえ。
山陰をにょろにょろ旅して広島に至り、竹原をのぞいて友人と会って帰る旅でも組もうかしら。



●○● 2016年4月期 アニメ感想 お品書き ○●○



 ▼▽▼<前篇>▼▽▼
 『クロムクロ』
 『田中くんはいつもけだるげ』
 『パンでPeace!』
 『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』
 『マクロス⊿』
 『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』

 ▼▽▼<後篇>▼▽▼
 『ふらいんぐうぃっち』
 『くまみこ』
 『甲鉄城のカバネリ』
 『三者三葉』
 『ハンドレッド』
 『ばくおん!』
 『ハイスクールフリート』



■『ふらいんぐうぃっち』

 ▼公式サイト
 http://www.flyingwitch.jp/

 ▼アニメ「ふらいんぐうぃっち」PV第1弾・2弾
 
 


2016年4月期が誇る、珠玉ののんびりアニメ3傑の2本目。
のんびり力はその3本の中でも群を抜いて高い。
これといって泣けも笑えもしないのに何となく見てしまうのは、
「ふきのとうを獲ってきてただ揚げるだけ」みたいな、
魔法すら関係ない話を2話だか3話だかでいきなりぶつけてきた油断のならなさのせいだろうか。
魔法使いにだってそうそう出来る芸当ではありません。
よくわからない。

笑うというよりは「ほほえむ」、
子どもが遊んでいるのを見守るような目で眺め、時々頬をゆるめてしまう、
そんな作品。

『よつばと!』的だという感想も聞くけど、まだ『よつばと!』の方が力が強いと思う。
『ふらいんぐうぃっち』は、それをもっとこう、ぬぺ~っと伸ばして塗ったような感じ。
トーストに染み込むバターのような。
『よつばと!』は、まだ厚みが残ってて、なんなら時々バターの固まりが口に飛び込んでくることがある……。
ストレス(=強い笑い・驚き)を予感させながらも「スカす」のが上手いのは分かるんだけど、
それだけでこんなに見てしまうものだろうか?
人を選ぶところはあると思う。
背景と音楽が特に美しい。お芝居も比較的抑えめ。
今期のどの作品よりも、見ているときのテレビ画面が広く感じる。

……しかしこう……なんだな。
「のどかであること」「おだやかであること」だけでこんなにも心に求められ、
娯楽になるということは、
現実の世の中でどれほどのどかさ・穏やかさが稀少な存在であるか、ということだな……。

世界はもう少し、おおらかさを取り戻さなければならないのではないか。
どっかの作家さんだかが、

「ラノベの裏表紙解説に
 『途中主人公が2、3回ピンチに陥りますが、それほどでもありません』
 って書いてる作品があったけど、みんな刺激が欲しくて物語に接するんじゃないの?
 どんだけストレス嫌なの?」


みたいなことを書いていたけど。
ホントにもう、スリルやヒリヒリ感は、毎日の暮らしでお腹一杯なんだと思うよ。
それを自分たちの尺度で
「ガマンが足らん」「軟弱だ」って言うのは簡単だけど、それは、ねえ?
「ワシらの若い頃は!」
ってドヤるご老人部隊と同じコトでしょ。
癒し系・日常系作品がもてはやされるのって日本くらいなんでしょ?
国がこぞって病気にかかっているのだと思うよ。

ここから何かを見出して現実に持ち帰るのは難しいと思うけど、
優しい気持ちになれればそれでもいいかな、という気はする。

聖地は弘前。
こんなこと↓↓↓も、もうやってるのかー。


 ▼ふらいんぐうぃっち 木幡真琴 車内アナウンス 1 ダイジェスト
 

 ▼ふらいんぐうぃっち 木幡真琴 車内アナウンス 2 ダイジェスト
 


こういうの、嫌いじゃないけど、ちょっとキャラとしてしゃべりすぎじゃないか?
巡礼者向けのサービスなのだろうか。地元の人はどう思ってるんだろ。



■『くまみこ』

 ▼公式サイト
 http://kmmk.tv/

 ▼「くまみこ」特報PV
 

2016年4月期が誇る、珠玉ののんびりアニメ3傑、最後の一本……
に、ウッカリ入れちゃったけど、ごめん、コレはのんびりアニメじゃないや。
クマと人間の少女との、食うか食われるか、限界のコミュニケーションを描く
ハートフル・デス・コメディだった。

「もふもふカントリーライフ」などと銘打たれてはいるけど、
これはきっとWEBラジオで安元さん(ナツ(=クマ)役)が言っていた通り、
編集さんが軽はずみに付けたキャッチなのでしょう。

動画的には、気負ったところや無駄な豪華さを押し出してくるところは感じないけど、
丁寧に細やかに、無理なくがんばっているのかな、と思います。
だからまあ、ハッとするような、すげえ、というようなことはない。
けれども、この作品最大のウリであるJC巫女のマチが垣間見せる、
田舎のJCらしい油断まるだしの健全エロス、素肌の瑞々しさだけで出来た
リビドーの釣り糸を描き出すには必要十分。つるっつるです。すべっすべです。
ぷにっぷにです。
クマの毛の質感? 知るか鮭でも食ってろ。

ところどころ、熊のナツを演じる安元さんが
「ものすごくマイク前で演技をしている」感じになっている気がする。
熊じゃない、オッサンの話声であることが丸見えになる瞬間があって(特に感情が高ぶるような場面)、
チョイチョイ醒めるのはいかがなものか。
職人肌・演技巧者の安元さんらしくない……マそういうディレクションのもとでやってんだろうから
こちらからとやかく言うことではないんだけど。
ん? ってなることが幾度かあった。

非常に後ろ向きな、「負の感情」で彩られている時間が長いアニメです。
怒り、妬み、蔑み、貶め、嘆き。
しかし如何せん、それを笑いに転化して、カワイイので見られてしまう。
ある意味、とんでもなくカムフラージュが上手で恐ろしいアニメです。
作ってる本人も気付いていないでしょう。
ただ、画を描いてる人たちだけは、自分たちがやけに
恐怖におののいて涙を流す女子中学生の絵ばかり気合い入れて描かされていることに
気付いてはいるでしょう。

コレ見てただ「かわいい~♪ 田舎~♪ 癒し~♪」って言ってると、
いつの間にか心を腐食させられている可能性が高い、
シロアリのようなアニメである、と断言して差し支えないでしょう(あるわボケ怒られろ)。

  イヤ、ダメだっつってんじゃなくてね。そういうポテンシャルを秘めてますよって話ですよ。
  いいじゃん、別にシロアリプリティもふもふカントリーライフ作品でも。
  それだって一つの機能・特長・才能だよ。
  尚、同様のオーラを帯びながら作り手も受け手もそのことに気付いていて、
  且つ隠そうともしていないのが『ばくおん!』です。
  パンでPeace! ← 言いたいだけ

webラジオが面白いので、それに引っ張られて見てる感はちょっとある。
目新しい面白さ、優れた表現は……ないと思うなあ。。
けど、実質4人のメインキャラだけで、これだけもたせてるのはすごいと思う。
クマがしゃべる、クマがITに強い、田舎ヘイト、JCがえろい……
要素はそんなもんだものね。

 ▼熊出村 村おこし放送
 http://www.onsen.ag/program/kmmk/

田舎ヘイトはいいけど、肝心の田舎の日常らしい日常があまり描かれないから
とっかかりのネタくらいにしかなっていないのが寂しい。
2話目のあの変なゴージャス自転車とその丁寧な壊れっぷりが異彩と悲しみを放っていたかな、と言うくらいだ。
それでも十分に楽しめてしまうのだけどね。

しかしまあ、最近のアニメは「どこへ向かう」っていう軸を本当に必要としない。
ていうか、よくこういうのに、視聴者である自分たちは付き合えているな、と
我がことながら感心する。
恐らく見る側として、識域下にも無意識にもなにも求めていないから、
何も無くても出てきた物に対して出てきたものなりの満足が出来て、
そして心にも残っていかない、ということなのだろう。
それを消費・浪費と呼べばいいさ。



■『甲鉄城のカバネリ』

 ▼公式サイト
 http://kabaneri.com/

 ▼「甲鉄城のカバネリ」PV第三弾_2016.03.17解禁
 


えー、……ガチで面白いやつです。
すごいですね、「まだテレビアニメでこんなの作れたんだ!」とびっくりしている。
ストーリーは重たいし、ぶちまけられる感情も極まって強烈なんだけども、
それが受け手に向けられたとき、存外ストレスにならないのは何故なのでしょう。

とりあえず驚いているのは、「この人ら『全部』やる気だ!」ということが垣間見えたから。
犠牲になる覚悟と、それでも捨てられる怒り呪いと、取り残されるかなしみの深さと、
救われた喜びと虚しさと、全部まとめて一人で5分で全部やる! 
と決めて、
不自然じゃないお話と心の流れを全部やって嘘くさくしないという……
それを見たときに本当に驚いた。
画ヂカラ、お話ヂカラ、音楽、どこをとっても。
こころで決まった何事かを、ストレートな言葉では表さず、態度と流れで心情を表現する細やかさ、その手続きもお見事。

  生駒がお姫さんの血をもらうシーンで、
  青侍に「早くしろッ!!」と叫ばせるのにはもう……背筋が震えました。
  くそう。すげえな、そういうことが出来るのか。

閉塞感のあるお話は苦手な私ですけれども、
それでも見られているのはそうした鮮やかさが上回っているからでしょうか。
正直よく分かりませんが、これはもう、圧巻。見るたびに圧倒される何かがある。

バトルシーンは壮絶だし流麗だし、静かなシーンも細やかで美しい。
ただこう、もうチョイ……落ち着きがあってもいいかな、とは思う。
見る人を引き付けるために息をもつかせない展開、というのは必要だと思うけども、
緩めろというんじゃなく、もっと長く息を止めさせる場面があっても好い。
あとはこのお話が娯楽以上の何を伝えようとしているのかを見極めるだけです。
まだ4話くらいまでしか見てないのでアレですが、
今のところ黒と灰色、あと赤の場面ばっかりの気がするので、
もっとたくさんの色彩の乗ったこの作品の場面を見たいなあと思っている。

いやー、すげえわ。



■『三者三葉』

 ▼公式サイト
 http://sansyasanyou.com/

 ▼三者三葉 第1弾PV
 


見ればそこそこ面白いんだけど、見始めるのにちょっと気合いを入れなければならない。
マ見て得られる楽しさ・面白さと、見るのにかかる労力のバランスが、自分的にイマイチということだろう。

主人公三人娘の、一見トラブルメーカーっぽい元気者が相対的に一番の常識人、
という配置の意外さがいい。こういうの好き。
荒井"みでし"チェリー先生っぽい抜けの作り方だなあと思う。
テンプレや、受け手の期待する(或いは身構えてしまう)緊張感に対して、
ちょっとした肩透かしをたくらんでくる感じですね。

動画的には大変気合の入っているのが見て取れて、カメラワークや構図がときどき妙に斬新。
すごい気概とかその意味とかが感じられて好いのだけど、見てて若干ドヤ感を感じて鬱陶しいw
ストーリーの密度も、いまの8割くらいに落としてくれたらもう少し楽しく見られた気がする。
頑張ろう頑張ろうとしている感じでちょっと息苦しいのでした。
疲れる・積極的に見ようという気持ちになっていかない要因はこの辺。
メイドのロリババアが出てくると途端に楽しくなるんだけど。
メインの3人だけだと、ちょっと弱い感じがする……。



■『ばくおん!』

 ▼公式サイト
 http://bakuon-anime.com/

 ▼「ばくおん!!」PV第2弾/「Bakuon!!」Official Trailer Part 2
 


パンでPeace!
……間違った。
ここまで全話見られている。
自嘲と傲慢、羨望とそねみに彩られたバイク乗りたちの日常を描く野心作。
スミマセン言い過ぎだったかも知れません。そうじゃないかも知れません。
近頃はだんだん慣れて来たけど、見始めの頃は
「バイク乗りの世界って、こんなにささくれだってイザコザしているのか……」
と、オートバイの楽しさよりもコミュニティの面倒くささばかりが鼻について
いつ見るのをやめようかとじりじり後ずさりするばかりだった。

パンでPeace!  ← 魔法の言葉

美少女成分でそのササクレ具合を緩和しているのか、
或いは美少女がやってるから違和感が際だつのか分からないが、
なんだか変に気になるのよね……。
扱われるネタは、恐らくは実際のバイクオーナーたちの間では了解済みのもので、
それらをどう消化するかまで決まった手続きのあるものなのだろうから
笑って済ませられるモンなんだろうけど。
ひと言で言うと「すごいめんどくさそうな世界だ」と言う感想に落ち着いた……。
楽しい! 気持ちいい! っていう面が……なかなか見えてこなかった。
ああ、この世界には入りたくないな、と思わされるばかりで。

それを救ってくれたのは、謎のカワサキ好きのフルフェイス先輩であった。
あの人を見てたら、ああそうか、それでも楽しいんだ、
愛し続けることが出来るんだということがひしひしと伝わってくる。
最後の良心(ほんなら名前くらい憶えたれや……)
だからまあ……語るパートと沈黙するパート、両方が必要だったのだろうけど。
面白い構成の仕方だなと思った。勉強になる。

あと、OPは好いですね。非常に好きです。
出だしのノリのいい鍵盤が心地好いですし、詞ではサビの

 ♪ 感じて こたえて 風になる

がオイサンの中で非常に秀逸。
「風の中で答えを見つける~♪」みたいな詞が定石だとオイサンは思っていたから、
そうか、こたえてから風になるのね、というのはちょっと新しめの発見でした。
詞を書いた人はバイクにも乗る人なのだろうか、
なんだかそういう実感がこもっているように見えた。



■『ハイスクールフリート』

2~4話くらい見た。
なんか直前に放映タイトルの変更?があったみたいですな。
おかげで私も1話目が録れませなんだ。マいいけど。

……不思議と何の感想もないな。
多分、『クロムクロ』と同じベクトルの作風で、『クロムクロ』よりもドウデモイイ指数が高いのだろう。
画はきれいだと思うのですけどね。

1話がすっ飛んだので、
そもそもどういう設定で、どういう事件が起こって、いまどういう状況なのか、
分からないまま見てきたせいもあるけれども
(マ普段から1話目を飛ばして見たりするから、そういうことには慣れっこだけど)、
いずれにしても、キャラクターの口から語られる言葉と醸し出される空気が
イマイチ噛み合っていないように感じていた。
あとキャラクターが多くて、まだ誰が誰なのか把握し切れていないのも原因かも知れない。
漂流モノは、どこへ向かうのかが規定されないまま話が進むから、
1話飛んでしまうと他のジャンルのストーリーよりもキツイのかも知れない。

うーん、OPやEDについても特に思い入れがないし、
マ気が向いたら見る枠。



■『ハンドレッド』

全話見てるけど、流し見。完全に冷やかし枠。
OPの冒頭が荘厳くさくて騙されそうになるけど、決して面白くはないです。
そしてそのOPも、荘厳なのは出だしだけで、
90秒のうちにみるみる残念になっていくというガッカリ仕様……すげえな。
ある意味親切なのか?
『IS』『キャバルリィ』枠。
何故にこう、ラノベの皆さんは異能者が集まる謎学園での序列バトルものがお好きなんでしょうか。
リアル学校の序列テストとかスクールカーストなんか大嫌いなハズなのに!

なんというかまあ、1クールに1つはあった方がなんとなく落ち着く、
買わないけどコンビニにないと落ち着かない……チロルチョコみたいな存在です。
コンビニのチロル、あれどのくらい売れるのかしら(よけいなお世話)。



……。



とまあそんな感じでして。
今期、短時間枠に元気がないな、と思ってたんですが、
どーやら『てーきゅう』のスピンアウト(『うさかめ』)とか、
『宇宙パトロールルル子』とか、なんかいろいろあったのね……見逃していたわ。
USAT枠を忘れていた……。

ちゃんと調べなさい俺。

とはいえ、それでなくても13本という結構な数を見ているのね。
まあ見ているような見ていないような、だけど。
そして楽しんで見ているハズなのに、こうして書いてみると文句が多いいw
マ見なければ文句も申せませんし、
見ればこそ惜しいところも目に付くと言うものよ。

今クールもあとひと月のラストスパートですが、
心に残り、体に刻まれる作品がヒトツでも多く現れてくれたら幸いです。



マ、そんな感じでヒトツ。



今クールこの先、
『カバネリ』でどんな熱いドラマが展開されようとも、
『ふらいんぐうぃっち』でどんな心を癒すあたたかなワードが囁かれようとも、
胸に残るのは『ネトゲ嫁』の「ざんねん、全裸でした!」なのかと思うと
物語作りの難しさ・残酷さに涙が止まらなくなるオイサンでした。


パンでPeace!

 
 
 

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