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2016年5月31日 (火)

■ガルムの森のオシイサン~映画『ガルム・ウォーズ』感想 -更新第1062回-

書くのを忘れていたけど、
先々週の週末、映画館で押井守カントクの『ガルム・ウォーズ』を見てきた。

なぜ書くのを忘れていたかと言えば……忘れてしまう程度の内容だったからなのだけど。
ストレートに言えば、面白くはなかったです。

 ▼映画『GARMWARS ガルム・ウォーズ』公式サイト
 http://garmwars-movie.com/jp/

 


ファミ通のクロレビだったら6・5・7・4くらいの感じの、95年頃のPSかSFCのRPGみたいな映画だった。
押井監督にしたらえらく素直な話だなあと思ってたらクレジットに樋口真嗣氏の名があったので、
9割がた彼が作って、監督は犬のキンタマと小便だけ撮ってたんではなかろか。
ラストシーンのわんこのカットが、
監督の「なんかごめんね」というメッセージに見えたけど、それはまあ受け手の勝手な妄想です。

もう少し具体的な感想を述べると、あらすじは……


 舞台はとある惑星、
 高位の(神様的な)存在に生み出され、クローニングによって繁殖し闘い続ける3つの部族の代表者が、
 なりゆきとはいえ手を取り合い、自分たちの存在の意義、その出自を追って
 禁断の地に足を踏み入れる……


 
というモノ。
……ね? なんかもう、あんまり面白くなさそう、というか、
「え? 90年代のハナシ?」って感じでしょ?
その感覚は正解で、99年に一度凍結になった企画を、再度復活させたプロジェクトなのだそうな。
シナリオはほぼ昔のままで、デジタル映像技術や枠組み(資金集め)の方法論などを
現代のやり方でやることに意義があった作品、らしい。

確かに、見た目はすごくきれいだったけど、
いまとなっては(少なくとも素人目には)目を見張るほどのものではなく、
資金集めとかは見る側には関係がない。
マその資金集めの仕組みを使うにはカナダで撮影をしないといけなかったらしいので
そういう意味では画面に表れているともいえる
(またその資金集めの仕組みを使うには、現地のスタッフやら労働文化に合わせなければならず
そういう意味でもまた、否が応にも画面の出来に表れてはいるのだろうけど)。

うーん。

押井監督のロジックで言えば、
そういう「やりたいこと」や「果たすべきミッション」が完遂出来、
且つ「黒字になって」「次回作のオファー」がくるようなら成功なのだろうから、
多分これも成功作品なんでしょう(黒字云々はまだわからないけど)。

入場前に売店でパンフ買おうと思い、
「『ガルム・ウォーズ』のパンフレット下さい」
とワリカシハッキリ目に言ったつもりだったのに、
どうやらその売店のお姉さんは非常に優秀な……相手の心を読んで接客をするタイプの方だったらしく、



  「はい!

 『ガールズ&パンツァー』

 のパンフレットですね!」




とほぼノータイムで差し出してきたのには驚いた。
が、もしかするとアレはお姉さんの
「悪いことは言わないわ、『ガルムウォーズ』はおやめなさい。
 『ガルパン』を見て帰りなさい。いい? 『ガルパン』よ、『ガルパン』を見るのよ。
 『ガルパン』はいいわよ」
と、暗に僕を救おうとしてくれた優しさだったのではないだろうか。
それを無にしてしまうなんて、僕はなんて愚かだったんだ。

とはいえ、コレをいま劇場で見ずにおき、
あとでなんとなく衝動的にブルーレイとか買ってしまうことなどを考えれば、
傷が1800円で済んで良かったのではなかろうか。パンフ代入れたら2800円だけど。

うーむ、事前にインタビューを読んだときに、監督自身
「衣装に金がかかった。あの衣装デザイナーとやれて良かった」
って衣装のことしか誉めてない感じだったのをもっとしっかり考えるべきだったw
監督親切だなw

  あと映画のパンフって、なんで本編の50%以上の値段すんの?
  映画本体の価値ってそんなモンなの?

いや、見る人が見れば面白いと思いますよ。
ただ、似たようなものをたくさん見てきてしまったオッサンから見たから
「ナンヤネン」て思ただけで。
マそれを言うなら、撮る人が撮った映画だから、そこまで考えるとやはり
「ナンヤネン」案件であることには変わりがないんですけど。
押井監督、なぜ貴方がいまコレなの? という驚きはある。

まあでも、「押井守監督の映画を見る」ということにはこういうことまで含まれているのでこれでいいのです。
ハズレじゃなくて、「こういう種類のアタリ」なわけです。
それは理解している。
今回も私はしっかり、押井守監督の映画を見た。
次回も見よう。

あと、予告編で流れた『FF15』のCG映画。
あれだけの映像が出せるなら、イケメンむちむちCG映画撮らないで『FF1』か『2』、
あるいは『5』あたりを映画にしたら、もっとお客が入るのでは。
それと、コレマタ予告編で『艦これ劇場版』の予告が流れたとき、
隣のオッサンがものすごいため息ついてたのがすげえ面白かった。

あと『シン・ゴジラ』は普通に面白そうです。
……何? 『エヴァ』のシン劇場版?
なあに、今更『エヴァ』が遅れたって、たとえ終わらなくったって、
別段誰も、驚きも怒りもしやしないさ。


 

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