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2016年2月28日 (日)

■真冬図書館~2016年、たくさんの見聞き・4・2016年1月アニメの感想の段~ -更新第1047回-

先日、オシゴトから帰って天気予報を見ていたら、
北海道の北見が-27℃とかをマークしててうっひょほぉぉぉぉぉいっってなった。

オイサンです。

Atrdsc00585


春が来る前に、冬が最後の祭りを始めたか。
今年は冬の北海道行ってないから……寒さと渇きが足りないお。
マその分、東尋坊とか行ったんだけどさ。

なんだか知んないけど、こんな時に限ってTLに、
網走行ってる人と旭川行ってる人がいて、羨ましいったらありゃしない。キーくやしい。
行きてえよー。
何するワケでもないけど、
吹雪にさらされて肺も凍るような冷気を体に満たして来たいよ……
街で煤けた気持ちを一回凍らせてきたいんだよ……。



●○● 感想いろいろお品書き ○●○



以下の内容を順不同で。プラプラと書いてきます。
マークがついてるとこ、今回描きます。


 ■書物
  ・『ざるそば(かわいい)』
     MF文庫Jの新人賞かなんかとったざるそば。
  ・『追想五断章』
     米澤"氷菓"穂信センセイ作品の中でもドンケツの人気を誇るミステリー。友達から借りた。
  ・『描いて描いて描きまくる』
     浦沢直樹センセのインタビュー本。天才のバイブル。

 ■いくつかの歌
  ・『GoldenLife』
    今期のアニメ『アクティヴレイド』のOP。ものすごい。
  ・『いつか僕らのエピローグ』
    『氷菓』のWebラジオのED曲。とにかくかわいい、里志もえるたそも。
  ・『シャツとブラウス』
    『Wake-Up, Girls』のベスト版に入ってた。情景が美しい。

 ■映画・劇場アニメ
  ・『駅~Station』
     健さんムービー。知り合いのおじいさんがエキストラで出てるらしい。
     オイサンの健さん初体験。留萌・増毛が舞台で超さむそう。
  ・『百日紅』
     プロダクションIG制作の劇場アニメ。葛飾北斎の娘・お栄の半生記。
     てかコレ劇場でかかったの?

 ■2016年1月のアニメ
  『アクティヴレイド』 / 『この素晴らしい世界に祝福を!』
    『無彩限のファントムワールド』 / 『DimensionW』 / 『だがしかし』
    『大家さんは思春期!』 / 『おじさんとマシュマロ』 / 『紅殻のパンドラ』
    『うたわれるもの』 / 『てーきゅう7期』 / 『おそ松さん』 / 『鉄血のオルフェンズ』
    『這いよれギャル子ちゃん』 / 『魔法少女なんてもういいですから』
    『少女たちは荒野を目指す』 / 『灰と幻想のグリムガル』
    『蒼の彼方のフォーリズム』 / 『ハルタとチカは青春する』 / 『ブブキブランキ』



●○● 2016年 1月からのアニメの感想 ○●○




■『アクティヴレイド』
 ・古めかしい生真面目さ:★★★★★

パワードスーツが一般化した近未来で、
パワードスーツ犯罪に対抗するために作られた警察組織がお荷物扱いされながら活躍する、
っていう『パトレイバー』っぽい、かつメタルヒーローものっぽいアニメ。

 ▼アクティヴレイド PV2
 


正直、2016年のいまにあって、よくまあこの企画が通ったなとその辺におかしな感心をしてしまう。
20年前の無難・ベタを詰め込んだような作品で、……

  ……あ、先に申し上げておきますが、
  この先、しばらくdisっぽい文言が続くけど、とても面白く見ているので誤解の無きよう。

……一体どこに勝算があってお上がこれを通したのか、
もしくはお上がこの企画に思い入れがあったのか? と勘ぐりたくもなるのだけど、
であったとしても、そのワリに押しつけがましい大作感や、
「絶対におもしろい! 絶対に成功させるッ!」といった肩に力の入った感じも全然しない。

「そうは言ってもアンタ見てるんでしょ」
と言われたらその通りで、楽しんで見ている。とても楽しんで、ワクワクしながら見ておる。
上で書いたような得体の知れなさに加えて、全体的に行き届いた生真面目さがとても魅力的。
不思議な雰囲気を持った作品です。TLにも地味にファンがいる。
何がもとになってこの作品の良さを醸しているのかをさぐっていきたい。

これまでのところ、そんな大したハナシや展開はしてないんだけど、次の話が気にかかる
なんだろうねえ? 
熱血アクション野郎に、そのクールな相棒に、ちびっ子かわいいボス(♀)に、
綾波系無口オペレーター、鉄趣味女子、好々爺風年輩オヤジ、そしてメカニックという人員配置も、
王道のラインナップでこそあれ、面白味を感じさせる程のモンじゃなし、
けど、みんな地味にイイ味出してて、見ていてなんだかワクワクはする。
落ち着く、というのだろうか。
人物の日常の一部としての物語に興味がわく。
事件よりも、彼らが何を思ってその仕事をし、仕事の外の暮らしを営んでいるのか。
そんな面白味がある。

メカデザインはあまり好みではない。キャラデザインや色彩はすごく好き。
脚本にムダが少ない、という気はする。生真面目というか、丁寧なのかもしれない。

ヒロインあさみちゃんがヒドいメに遭う才能に満ち溢れたカオと性格してて、
一体いつ、触手まみれで真っ赤になって泣き叫んでくれるのかワクワクしてしまいます(さいてい)。
そんな邪念も含めて、2次創作には手がつけやすい気がする一品。
なお、本編ではえっちぃ描写もほぼ皆無。
パワードスーツ装着時に下着姿が出るけど、
装着するのは主にオトコ二人なので、オトコのハダカ見る機会の方が多い。
なんなんだ。

ちなみにメインになるやり口が色々問題視されてる組織の名前が
「第五特別公安課第三機動強襲室」で、それを文字ってゴミ(五・三)屋とか呼ばれてるわけだが、
そこで止めずに「第八係」まで引っ張って
「ダイハチ」まで持ってくるセンスもワリと好きです。



■『この素晴らしい世界に祝福を!』 
 ・ゆるあほ:★★★★★
全然期待してなかったのだけど、とても面白いです。ラノベ原作……なのかな?
アッホアホ異世界ファンタジー。

 ▼この素晴らしい世界に祝福を! PV
 


これもまあ古めかしいと言えば古めかしい。
異世界に飛ばされた比較的常識的な主人公(頭はいい)が、
異世界のアホとヘンタイとオタク相手に突っ込みを入れるネタアニメ。
ネタの歯切れの良さと、それを役者さんが楽しそうにやっているのが見ていて心地よい。
『ディーふらぐ』とか『これゾン』と同じ味がすると思ってみている。
尚、カントクは『これゾン』と同じ金崎さん。なるほど。
脚本・シリーズ構成は『ディーふらぐ!』と同じ上江洲誠さん。……なるほど!

ネタアニメなんだけど、それで終わらない芯を感じさせるのは、
シリーズ構成がいいんではないだろうか。いちおう「先」を見たいと思わせる。
物語の先ではなくて、
「次、こいつらどんなパワーアップした、あるいは味わいを変えた馬鹿をやるんだろう?」
という期待感。
作画が微妙。しかしそれも計算のうちなのではなかろうかと思わせる力の抜け方。
主題歌CDのCMやED曲の脱力加減などにも細やかに、世界観……というか、
作品観を行き届かせたコントロールは見事。
ロコツなウケよりも、作品力で勝負している感があるのが好印象。

肩の力を抜くのにピッタリ、というか、
鎖骨と肩胛骨を物理で砕きにくる周到さを持ったイカすギャグ作品です。
オススメ。

バカバカしいので細かいツッコミはしないけど、
異世界物を逆手にとってゆるく楽しませてくれるそのしたたかなサービス精神は見事だと思う。
アホの子アクアさん可愛い。アホはアクアさんに限らないけど。軒並みアホ。

皆さんアホでいらっしゃるんだけど、自分の「好き」に正直だから責められない……。
「お、おう」ってなる。
君も女神の拳で鎖骨を砕かれてみないか!? Σm9
ゴッドブロー!! 相手は死ぬ!!(PVっぽい引き)



■『無彩限のファントムワールド』
 ・ゆるゆるおっぱい度:★★★★★
メインウェポンは上の『このすば』と同じ。ファンタジーっぽさ、ゆるさ、お色気。
で、主題の面(=ネタとテンポのクオリティ)では相手が悪かったんだけど、
そこはそれ、さすがの京アニさんですよ。
絵ヂカラのすべてをエロスに傾けることで見事に踏ん張っています。

 ▼無彩限のファントムワールド PV
 


なんというか……京アニの真骨頂ってこういうところにあるのかな、という気がします。
どーでもいいものに、画ヂカラで一定の価値を吹き込む(というか吹き付ける)パワー。

  「アニメーションとはなんだ!」
  「動きです!」
  「その通りだ! よしやれ!」
  「はい!」

……つって、イキナリおっぱいを描き出す、その心意気やよし。
まさにそれは、アニメート本来の意味である「生命を吹き込む・生き生きと描き出す」
というところにあるのかなと。
おっぱいだけ別の生き物。

ストーリー的なところも一応やって、つじつま合わせをやってるんだけど
(というか、寧ろそこを本懐としているのかもしれないけども)、
ものすごい中途半端というか、エロやユルを味わう「ノイズ」になっている……
真面目ぶった部分は、もういっそなくても良かったんじゃないのかなあ。
自前レーベルのラノベが原作のようだから、そこを蔑ろに出来なかったのかなーとは思うけど。

  ……もしかすると円盤を売ろうと思ったら、若いオタクの皆さんに
  「ちがうんです、僕はエッチなのじゃなくて、ストーリーが好きだから買ったんです!」
  っていうエクスキューズを残しておいてあげる必要があったのかもしれない……
  って、イマドキそんなピュアなオタクはおらんか。おらんな。
  みんなツイッターで「おちんちんびろーん♪」って言ってるな ← そんなTLはお前んちだけだ

ところで京アニさんって、力のこもった作品やるときは
声優さんもゼロに近いところから発掘してくるイメージがある
(ただのチームの方針の差かもしれない)のだけど、
今回はワリと声優さんも、完成したところから上澄みを掬ってきた感じがある。
お話もベタだし、かつオッパイオッパイフトモモフトモモだし、パッと見では
「今回はとにかくウケろ! 外すな! 稼げ!」
というプロジェクトなのかな? という印象を受けた。
ここでしっかり回収して、この次とかそのまた次とかで、
大きくチャレンジングな作品をやるつもりなんじゃないだろうか? と、密かに期待してはいる。
そう、
『氷菓』とか『日常』とか『たまこまーけっと』とかな!!
どれも大好きです!



■『DimensionW』
 ・硬派+弱プリティメカ:★★★★
まだ4話までしか見てませんが、ゆるさではなく、キチンと緊張感で面白いのはコチラ。

 ▼DimensionW PV
 


突出した目新しさや刺激はないけども、手堅くシリアスに、且つわかりやすくガイドしてくれる。
デ、面白いんだけど、新鮮味がないことが弱点かしらね。
世界を覆う得体のしれない革命的ハイテクノロジーと、
それを嫌う過去にキズを持つ主人公と、そのハイテクノロジーに依存する相棒と。
ベタで、手堅く、お話がお話として盛り上がる道具立てがしっかりと出来上がり過ぎていて、
これからキチンと盛り上がっていってしまいますよー、という予告と予感に満ち満ちている。
果たして、それで素直に盛り上がれんのか、という問題は地味に大きい。

  あー、だから逆に、そういうニオイのまだしてこない『アクティヴレイド』には
  未知なるワクワク感があるのか。
  あっちは、このまま何もなく、国家のお荷物組織の日常として終わる可能性が残されてるもんな……。
  そういう意味で言うと、物語には「謎」とか「必然性」みたいなものは、
  邪魔である場合もあるかもしらんね。

  しかし梅津泰臣さんのOPは、やっぱりどこかクセがあるね。
  さりげないようで、どこか引っかかりがある。畑亜貴さんの歌詞のよう。
  こういうのを個性とか作家性と呼ぶんでしょう。たぶん。

ときどきちょっとグロテスクで重苦しい雰囲気になることもあるけれども、
ビビッドな色彩のおかげで陰気さは感じません。
なるほど、こういう陰気さの取り払い方もあるのだな。
やはり画のあるメディアは強い、というか、手段が多彩だ。

  文庫小説もフルカラー印刷になれば、暗く重苦しい場面でも色とりどりの文字で印刷すれば
  いくらかとっつきやすくはなるかもしれない。
  専用BGMのCDつけるとかな

  ……そんなもん、Webや電子書籍でやれば、
  ある特定の場面にきたら文字に色がつくとか音楽が流れるとか、出来そうなものだが……
  そういうのって、今、ないのかね?
  あっても不思議じゃないと思うんだけども……。
  「それはサウンドノベル or ビジュアルノベルだ」
  と言われそうだけど、絵は抜き。
  ビジュアルイメージだけは差っ引いて、あくまでも文字情報のみ。
  それはそれで、イミがあると思うんだけど。

全然カンケイない話になったけど、マそんな感じで、
主人公はむっつり無口なオッサンだけど、相棒のアンドロイドとポップな色調が助ける
一風変わったサスペンスアクション。
好きです。



■『だがしかし』
 ・いかがわ駄菓子さ:★★★★★
コレ、サンデー本誌連載だったのね。びっくりだわ。
こういうのはてっきりチャンピオン系列だとばかり。

面白い回とそうでない回の落差が激しい気はするけども、
ラクに見られてそこそこ楽しめるという点ではハイパフォーマンス。

 ▼だがしTV
 
啓治くんの出でフイてもうたw


なんでしょうね、この枝垂ほたるさんのナチュラルボーンないかがわしさは。
空き地に落ちてるポルノグラビアを拾い読みする系カルチャーの権化みたいな存在ですね。
このいかがわ思想と駄菓子という取り合わせから、
ザ・卑俗というイメージしか思い浮かびませぬ。かわいい ← ?
エロくもないんだけどとにかくいかがわしいという。
どちらかというとエロスよりバイオレンスに近い気がする。

しかしこの、OPであまたの駄菓子ゆるキャラの胸にめがけて飛び込んでいく、
彼女の瞳の恋の炎の本気度ときたら他を寄せ付けないポテンシャルを秘めており、
ハッキリ言ってオイサンの何かに対してホリックな子に告白して
その何かを理由にフラレたいという歪んだ欲求を刺激してやみません。

  ああ、ほたるさんに告白して
  「ごめんなさい、私には駄菓子があるから……!!」
  という理由でフラレたい!!

マそんなどうでもいい性癖は置いておいて(おいとかないで医者へ行け)、
よくまあ駄菓子一本でコミックス5巻も続いてるな、という驚きはある。
この先いったいどうなるのか!? などというハラハラ感とは一切無縁。
「今日はちょっと疲れたから見よう」という使い方が出来るアニメは有用です。
円盤まで買おうかつったら(少なくともオイサンは)そうはならんので
売る側としては優秀ではないかも知れない。

舞台でやって、コントっぽく作っても十分面白いものが出来そうで
ちょっと見てみたい。
実際に舞台上で、いかがわしい駄菓子プレイに興ずるタケタツほたると、ポンコツけいじ君。
OPが非常に耳に残る。
EDもポップでかわいいが、当のタケタツは私何やってんだろと思っているかもしれない。
CMでかわいい衣装を付けて踊っているタケタツの目が笑っておらず気の毒。



■『大家さんは思春期!』
 ・管理人さん度:★★★★★
5分アニメは、
コレといって新しいことや珍しいこと、なんなら面白いコトもやらなくても、
『かわいい』とか『おいしそう』っていうんだけでも、
その刺激を受けているうちに視聴者が飽きる前に逃げ切ることが出来るので優秀です。

  

 ▼オフィシャルサイト
 http://ooyasan-anime.com/

「えっ、あれっ?
 ボーッとしてるうちに終わっちゃった!
 なんか起こってたっけ? 気になるからまた次も見よう」

みたいなことになる。とりあえず心地よければ何とかなる感はある。

  同じことを30分アニメでやると飽きられるなあ、と思ったが、
  それをばっちりやってのけた某ゴールデンなモザイクは気のどk……げふんげふん、
  イヤイヤイヤ、それよりも、同じ短時間枠なのに結構飽きてしまった
  『小森さんは断らない!』の方がやり手なのではないkイヤイヤイヤそうじゃない、
  他のアニメのことじゃなくてチエちゃんのかわいさを訴えろ。

とりあえず大家さんのチエちゃんの可愛さを描くことにすべての労力が注ぎ込まれています。
けど、まあ、これも目新しさや本来の面白さという意味では特にない。
また可愛いものを拾ってきたよ、と瓶に入れて3か月間眺めて飽きる、という物のような気がします。

新しいポイントって、なんかあるかなあ。
ちょっとまた、見いだせていない感じです。
OPが素晴らしい。
『めぞん一刻』のパロディが混じっているかと思えば、
チエちゃんの名前やデザイン、境遇には『じゃりン子チエ』のエッセンスがブレンドしてあって
きんたまが半分しかない猫とか飼ってれば良かったのに、などと思う。
好きなんですけどね。好きなのは心地よさです。



■『おじさんとマシュマロ』
 ・いやいや!イヤイヤイヤ!:★★★★★
5分アニメ枠。
マシュマロ大好きヒゲぽっちゃりオヤジに思いを寄せる無愛想S女子の話。

 ▼おじさんとマシュマロ PV


どちらかと言えば、女の子の方がこういう話は好きなのではないだろうか?
1話目は面白かったけど、それよりあとは普通。
だんだんフックが弱くなってくる。
こちらも心地よくはあるのだけど、極端なかわいさなどの武器がなく、
あくまでも面白さで勝負している分厳しくなってきてる。
ある意味硬派なんだけど、硬派すぎて体力が続いてない。
1話目は極まった部分があったから面白かったんだけど。

そういう意味ではおまけの10秒クッキングがなくなってしまったのもイタい。
1話目はおまけのクッキングも極まってたからなあ。
まあ好き嫌いの問題でしょう。



■『紅殻のパンドラ』
 ・少佐度:★★★★★
今期、一番具体的に期待していた作品だったのだけど、イマイチ、イマニ、イマサンくらい。
けど多分、自分がまだこの作品のお作法を理解しきれていない、ということだと思う。

 ▼紅殻のパンドラ 番宣
 


「自分の視聴文化・テンポ」と「作品の発信文化・テンポ」が衝突を起こしている。
2期があったらその時に「あ、面白い」と思えそうだ。
緊張すればよいのか、緩めれば良いのかがまだわからない。
いまは「緩みを期待すれば足らず、緊張を期待すればまた中途半端」で、という状態にあり、
どっちを求めても不完全燃焼で、あの三つ足ライオンが出てきてしゃべるたびにイライラしている。

義体・肉体、精神といったロマンの部分がゆるみの部分に押され過ぎて味わっている暇がないが、
これがこの作品のアジであって、ゆるみをもっと上手に楽しみ、
ロマンの部分はほんのりフレーバー程度で良いのだろう。
士郎正宗先生原案で、『攻殻機動隊』の外伝的続編ではあるのだろうけど、
義体ウンヌンというところでは『DimensionW』の方がそれっぽさを感じさせてくれる。
面白い筈なんだけど、難しい作品である。



●○● 2015年12月から継続 ●○●



■『うたわれるもの』
まだ14話か15話くらいまでしか見られておりませぬ。
今のところ、まだ基本はカワイイカワイイひとたちがカワイイカワイイを繰り返しており、
その底からじわじわと話の大筋が姿を滲ませてくる感じはストレスがなくとても良いと思います。
カワイイ。
しかしまあ、音といい、絵といい、落ち着いたお芝居といい、非常に安定感がありますね。
ゲーム本編ではどんな感じなのかが非常に気になる感じです。

戦が始まって、物語的な部分が転がり出したのかしら、
というところだけど……オシュトルが戦場に出る、ということで……
なんとなく「ああ、それで『偽りの仮面』という言葉の出番か」
と思っているけど……そう簡単に、オイサンごときの読みが当たるものかどうか。



■『てーきゅう7期』
特に言うことはない。
常に我が道を、自分にしか測れない仕組みの、
自分にしか読めない単位で表示されるストップウォッチ
を持って
自分だけの目標へ向かって全速力で走っておられるので、常に100%完璧。
人の心を不安定にさせる大安定ぶり。
すべてのルールはかの手に。見るものは皆、観客である。
クリエイションにおける最強のワザに到達したこの作品に敵はない。
この調子で今年も全クール総舐めにして、10期までやって終わるのが美しいのではないでしょうか。
個人的には終わらないでほしいけど。
「勝利する」とはこういうことだと体現した、栄光と孤独の作品。

だってお前、
「ファンが選んだ1期~6期オールタイムエピソードベスト10」を、
10位から1位まで全部流しても30分で収まっちゃうんだぞ。

これが最強でなくて何が最強だ。

コレのアフレコってどういうスタイルでやったんだろう……。
6話ずつ2回とかでズバッ!って終わらせてそう。
まさか12本録りとかはやってないのだろうけど、時間的には出来るレベルなんじゃないだろうか。

出演陣はこの番組についてどう思っているのだろう。

……声優さんは役者さんだから、職業人でありつつ表現者でもあると思うのね。
ていうか、根本は表現者であるものだと、オイサンは思っている。
スタンスの取り方は、人それぞれだとは思うのだけど。

きたオシゴトはオシゴトとして、与えられたものにはああやりますよ、なんでもやりますよ、
求められているものを出しますよっていうのはもちろんプロの姿勢としてあると思うし、
反面、これは自分の仕事じゃないなあとか、
どうしてもやりたいあの役があるなあとか、
こういうことやりたいなあ、やってる人うらやましいなあ、
ってのもバンバンあると思う。

デその、
お金にならないかもしれないアーティスト的な面の表現への欲求と、
お金をもらうための求められることに対するアウトプットのバランスをどうとるかは
それぞれまたあると思うけど、そういう自分のスタンスに対して、
この作品にどういう「ありがたみ」を出演陣が感じているかを知りたいと思う。



■『おそ松さん』
新OPもまた、良いですね。
六つ子が奥から手前に、延々走り続けているだけという画ヅラも、
恐ろしくシンプルでありながら6人とも走り方にも個性が表れてて無闇なパワーを感じる。
なんなんだ、このドス黒い熱量の高さは。

 ▼全力バタンキュー PV
 


オリジナルのシリーズでは後半に進むにつれて6つ子の出番はほぼタイトルだけになっていき
しまいにはイヤミとチビ太の独壇場になっていったようですが、
今回はその逆、どんどんイヤミとチビ太、ダヨーンにデカパンたちはナリを潜め、
6つ子一人につき1話を独占してキャラを掘り下げる展開に。
面白い。
6つ子という一発個性のインパクトだけじゃなく、キャラ付けを乙女ゲー的逆ハーレムモデルに則って
コレデモカと濃くしたのが勝因であることだなあ。
問題は、よくもまあそのメソッドを『おそ松くん』に乗っけようと思ったってことなんだけど。

ヒットする・しないはともかく、
制作上の狙いはこの辺、というのはあったんだろうかなあ……。

最近見ていて思うのは、
コレをそのまま往年のドリフターズの如きセットを組んで舞台化し、
声優さんに生身で演じてもらっても全然面白いのではないか、ということで、
ライブコントをやったら結構な話題が取れるのではないかと思う。

古くは『サクラ』から始まって(それ以前も何かあるかな)、
『弱虫ペダル』『テニプリ』などなど、アニメの生身化も一般化してきたことだし
いっちょどうですかね。衣装代もかからないと思うけど。
あの男連中(声優陣)は……喜んでやるんじゃないのかなあ。
舞台指向でない人もいるかなー。

……しかしどうやら、世間的には女性ファンは熱の冷めるのも早いようで、
このブームも早々長くは続かないのではないかな、となんとなく思っているオイサンです。
マ男だって毎クール嫁の変わっている人も多いので、
女性だけを云々カンヌンするつもりはありませんけども。
2000年代から始まった新しい千年紀の、奇蹟の一つだと思う。



■『鉄血のオルフェンズ』
今期に入ってから滞ってるけど、見る気がない訳では全然ない。
どこかで勢いが付いたら一気に最後まで、となると思う。
面白いのはどこかで分かり切っている作品。

感情が極端にふれる場面が多いのが珠に疵だけど。



------------  ▼▼▼当落線上のホライゾン▼▼▼  ------------



以下はほぼ死に体。録ってはいるが、ほぼ見てない。
視聴1~2話で落ちた人たちです。

■『少女たちは荒野を目指す』 / 『灰と幻想のグリムガル』
この2本は放映前からWebラジオの方で面白く親しませてもらってたので
出来れば本編の方も楽しくお付き合いしたかったのだけども、とても残念です。
時間見つけて見ればいいんだけど……
なかなかこう……少なくとも、期待するにいたらないというか。
イヤ、十四松まつりリピートしているヒマがあったら
こっち見たれよっていうのは結構な正論として、
真摯に受け止めたくは存じます。エエ。ラッセーラーラッセーラー。

イマイチピンと来ませんで。
見続けていないと出会えないものっていうのは勿論あるのだけど、
それに出会える予感というか、見たい景色や目的地があるとして、
この道を歩いて行ったらその景色があるかどうか、
行きたい場所に着けるのかどうかって、
……ねえ? 大体、周りの地形とか、雰囲気でだいたいはわかるじゃないですか。
そんな感じです。

これらの傾向の作品に期待するのはやはりドラマなわけですが、
それがあんまり……という感じ。



■『蒼の彼方のフォーリズム』 / 『ハルタとチカは青春する』
  『魔法少女なんてもういいですから』

なんとなく、1話きり見てません。
多分最初に見たときの気分と波長が合わなかっただけなので、
また何かの折りに見れば勢いが付くかもしれぬ。



■『這いよれギャル子ちゃん』
チョイチョイ見たり、見なかったり。
シモの話題が多いので、ちょっとノリ切れない感じ。
気楽なネタアニメとしては、オイサンにはちょっと緊張感がありすぎます。



■『ブブキブランキ』
開幕で盛大に上滑っていたので回避。TOYOTAビッグエアーかお前は。
しかしこの上滑り感は大物だけが持つ上滑り感で、
かつて『バスカッシュ』や『シャングリ・ラ』、
『宇宙を駆ける少女』、『輪廻のラグランジェ』などが備えていた……
選ばれし者のみが持ち得るアッパースリップ感。
つまり結構な規模の雪崩です。
『ヴァルヴレイヴ』さん、『バディコンプレックス』さんなんかもなかなかでしたね。
やる方も本気じゃないとこの上滑り感は出ないので、誇っていいと思います。
見ませんけど。
 
 
 
……えー、大体こんな感じ。
長くなったけど一気にいっちゃった。
書いた順に、アタマから6つくらいはコンスタントに楽しんでおる具合です。

他にも、
『Truetears』を復習してたり、
『未確認で進行形』のBDBOXを、『ミラクルガールズフェスティバル』のアオリで買ってしまったのでそれをチョイチョイ見てたりする。

  今度は聖地で巡礼で郡山行きたくなってきた。

 ▼未確認で進行形 郡山・聖地巡礼動画
 
 むう、夏か……冬の雪景色が素晴らしいアニメなのに。


マそんな感じでヒトツ。
オイサンでした。
 
 
 

 

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