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2015年12月25日 (金)

■FaceBookは味噌の味~気になる高山・『氷菓』の聖地を巡る・その3~ -更新第1029回-

みなさんコンバンワ。
おっさんです。

愉快なジェントル4騎士団と行く『氷菓』聖地巡礼、高山の旅。
その2日目です。

前回までの初日は、とりあえず高山に到着し、宿でおっ母さんに対面し、
ラーメンを食べ、町を少し徘徊して
最終的にセガワールドで遅くまで遊んでコンビニでゴハンを買って帰ったら
おっ母さんに怒られた(怒られてはいない)、というところまででした。

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本格的な巡礼は今日ですが、その前に。
ん?
どうやらオッサンの一人が目を覚ましたみたいですよ……?



▲▲△ 水清き高山。2日目 ▽▼▼



■早朝~高山の町を早朝ジョギング

旅先恒例、早朝ジョギング大会~。

イカレた参加ランナーを紹介するぜ! オレ! 以上だ!

同行する騎士団の皆さまにおかれましては、毎度朝からお騒がせしており申し訳ない。
けどやめねえ(信念
現地の皆さまからのご参加も受け付けております
(おるかそんなもん ← たまに走ってる現地の方、おられますけどね

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起き出したのは、5時前。気温はまだまだ低く、冬装備で発進。
単独での斥候任務、朝ジョギングなので目的があるわけではないが、
あわよくば千反田邸があるという設定の地域(千反田邸らしき建物はない)まで行ってみることと、
喫茶・バグパイプの所在地を探しておくこと、くらいが斥候としての任務である。
大体のルートは頭に入れたけど、マてきとーに走りましょ。
そうしましょ。

出がけにおっ母さんとハチ合わせたので元気に挨拶(ビクビク。
帰ったらフロを使わせてもらって良いかお尋ねしたところ、
シャワーにボイラーはつけてくれるらしい。ありがてえありがてえ。

昼ひなかの、観光客でごった返した雰囲気とはまるで違う、高山の町は静謐そのもの。
こちらがこの町の本当の顔なのだろうと思うと身が引き締まる思いです。
マまだ寝起きの顔だけど。

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昨日も通った陣場前から、古い町並みを抜け、
まだ市の立たない宮川の、朝市の通りをテケテケ走る。
昨日大行列だった古い町並みの、喫茶去・かつての前にも当然人っ子一人おらず、
青く小さな鳥が、何がそんなに楽しいのかぴゅんぴゅんと飛び回っていた。
速すぎて撮れぬ。少し落ち着いてはくれまいか。

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宮川沿いに走り、川の分岐で支流側に沿って折れ、
市街部を大きく迂回するように走ると道は自然と南に向かう。
宝橋をわたって、江名子川に名前を変えた川縁に広がる町並みが、
それはもうひなびて趣に満ち、
住まっている人たちからすればナンダコノヤロウってなもんでしょうけど、
狭い路地を抜け出てその景色が目の前に広がったときには、
朝の光の澄んだことと相まって、オイサン思わず変な声出ちゃったよ。
アウウウンン!!

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  聖地巡礼は近隣の住民に迷惑のかからない範囲で、
  いかがわしい行為は慎んで楽しみましょう。千反田えるたそからのお願いです。

荏名(えな)神社の先で川を渡ると道がいくつにも分岐するのだが、ここで道を間違えた。
よくわかんないからテキトーに走ったのですこの人。
おおざっぱ過ぎんだろwww
黙って太い道に沿っていけばいいものを、川に近い細い方の道を選んだものだから、
よくわからない田舎道を延々走って坂を上り、
いよいよ目的地にたどり着かないので
「……マこの辺でいいか」
とタイムアップ。

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果たして、正しい道を走った先には、求める千反田邸にふさわしい風景がひろがっておったのでしょうか。
永遠の謎です。 ← もう一回ちゃんと調べて行け

帰りはひたすら元来た道をたどり、
市街地に近付いたあたりで朝ゴハンの時間が近付いていたので直に宿へ向かうコースに変更。
それが奏功した。
何だか綺麗な建物があるな、とちょっと寄り道したところ、
『氷菓』のエピソード、「連峰は晴れているか」で登場したあの図書館だった。
おお、偶然見つけてしまったぞ。さすがオレ、優れた斥候スキルだ。

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  この日はもう一つ、「連峰は~」を想起させる風景にたまたま遭遇するのだけれども
  それはまた後のお話。

さあ、そろそろ完全にタイムアップ。
急いで帰らないと、かじ村の怖いお母さんに

「朝からこんな時間まで、どこほっつき歩いてた!!
        コンビニか! コンビニに行ってたのか!!」


とかドヤされて朝ゴハン抜きにされてしまいかねない。
ひい。堪忍してカアちゃん。


  ※お宿かじ村にそんなサービスは用意されておりません


あとはまっすぐ宿へ戻るだけ……とペースを上げようとしたところへ、
ふっと兆す違和感。何か忘れている。
そうだ、バグパイプの場所。これを確認して帰らないと。

  「バグパイプ」は高山に実在する喫茶店で、
  アニメ『氷菓』では、主人公・折木奉太郎さんとヒロイン・千反田えるが
  初めて学外で落ち合い、その後の関係を確実な物にする重要な場所で、
  作中ではパイナップルサンドという店名で登場する聖地中の聖地。
  いわばド聖地です。

くそう、バグパイプ! 一体どこにあるんd……あ、あった。
ちょっと振り返ったらそこにありました。

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場所は鍛冶橋のたもと、交差点の一画。
こんな人通りの多い場所、日が昇ればすぐに人群れに埋もれてしまうのだろうから、
人影のない今のうち、たっぷり写真に収めておこう。

サテ、おっ母さんにドヤされる前に、さっさと帰りましょう。
テラジさんも起きて待っているに違いない。



■朝ゴハン。ただならぬ香気

無事宿に帰り着き、
やさしいやさしいおっ母さんにシャワーを借りて部屋へ戻る途中の廊下で、
オイサンは、宿中がただならぬ香気に満たされていることに気付いた……
っていうか、お宿中、イイ匂いでいっぱい。

ナンダコレ……朝ゴハンの匂い?

とても朝ゴハンのものとは思われぬ、高らかなる香気。

あまりの異常事態に急ぎ部屋へ戻り、隊員たちに警戒を呼びかけるのも斥候部隊の大事な役目。

 

 
  オイサン「気をつけろガス攻撃だ!! やつら、夕べのコンビニ飯を根に持って、
       俺たちを一網打尽にするつもりだ!!
       (訳:宿中、朝ゴハンとは思えないすっごいイイ匂いが充満してます)」

  テラジ 「……まじっすか」 ← つうじた
 

 

ホントにガス攻撃だったら死んでた。ムグンファだったら死んでた。
そのくらい、朝ゴハンとは到底思えない、
味わったことのないほどの香ばしさが宿中を満たしていたのです。

  ※この間、
    よつさんがなかなか起きないとか、
    
部屋のカギが全然ちゃんと閉まらないで十分くらいかかるとか、
    色々ありましたがさすがに割愛。


香りの正体は……じゃじゃ~ん! これでしたっ!(アホなグラビアアイドルのブログ風)

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ほおばみそ~!!(猫型風

な、なんじゃこら……。
うめえ……。

まあ真面目に言うとですね、これがものすごかったです。
更にぶっちゃけると朝ゴハンはほぼ、ご飯とコレだけみたいなモンですけれども、
コレだけでも4、5回昇天出来るくらい、おいしい、香ばしい。

これはもう、お味噌のボヤ騒ぎやー(ワリと旬を過ぎた芸人のモノマネ

  彦麿さんは芸人ではなく元はアイドルの出身です
  (松来未祐90'sアイドル大事典より)。

お味噌汁やらお漬け物やら、他のものも実にこう、なんというのか、
土の味の濃い、どっしりした味のものばかりで美味しかった……
ハズ、なんですけれども、もうね、コレの記憶しか残ってないくらい、
この人の存在感は群を抜いていた。

あと、お米がおいしい。ゴハンが異次元のおいしさ。
異次元のゴハン食べたことねえけど。多分美味しくない。異次元メシ。そうじゃなくて。
お膳についたときに置いてあったおヒツはもう半分くらいしかご飯が入っていなくて、
そちらを食べたときは、実は密かに

「(……そんな感激するほどウマい米ってワケでもないな)」

と思っていたのだけれども、一つ目のおヒツが底をつき、
運ばれてきた二つ目のおヒツのご飯は、食べてみて目をむくおいしさだった。
いやー、びっくりした。


そんなこんなで至福の朝食タイムを終え、恍惚のあまりしばらくその場を動けず
(訳:朝からおかわりし過ぎて動くのがめんどくさくなって)、
そうするとおっ母さんがやってきて

 「どうだ、コンビニのメシとどっちがうまい」

と言わんばかりのドヤ顔すみませんウソです、
お味噌の話や、ゴハンの話を色々としてくれました。

曰く、お味噌はどこの家、どこの宿も自家製で、全部味は違う。
刻み込んであるものや、寝かせ方。うちはうちでやはり独特なのだ、と。
だから、おみやげ物屋で朴葉みそのセットを売っているが、
買って帰ってやったって、同じにはならないのだと。
マ確かにねー。家でも同じになるとは思えないよ。
ワカル。

そんな話から、
飛騨牛のブランドの話になり、高山のまちの観光の話になっていく。

飛騨牛として認定されるには何やら難しい条件をクリアしなければならず、
本当にその条件を満たしているのはごくごく僅からしいのだが、
うち(=かじ村さん)では、その合格ライン一歩手前の味では全く見劣りしないものを仕入れて
安く出す工夫をしている、のだとか。
「だから晩ゴハンのメニューもこの値段でやっていけるのよ」と、
……夕べはコンビニ飯で済ませた我々に何故その話をしたのか
  その真意はさだかではないけれども……
色々と、お宿の裏話をしてくれました。


あと、我々が聖地巡礼を目的で来ていることを知ってか知らずか教えてくれるには、
高山には某新興宗教の総本山があって、
実は一番町が潤うのは、年に一度、その宗教の……なんつうんですかね、
総本山お参りの日があるんだそうで、
そのシーズンにはとても宿が取れる状態ではないのだそうな。

  ウーム……本物の聖地だったのか……。
  いってみりゃバチカン、エルサレムですからな。
  マでっかい寺院があって、そこが観光名所にまでなっているのは、
  事前にガイドを見て知っていたんだけど、まさかそこまでとは思わなかった。
  そうなんだよ、あの宗教、以前斜里(知床の根本)の町を歩いてたときも、
  雪景色切り裂いて突然でっかい道場が出てきたからびっくりしたんだよ。


……という話になったかと思ったら、
今度は宿が取りにくい話から宿の経営の話になり、

「楽天トラベルはねえ、登録すんの不親切なのよ!
 全部自分でやんないとだめ!
 その点、じゃらんは向こうでやってくれるから、ラク!!」


とおっ母さん、宿屋経営・旅行サイトのウラ話でオイサンたちを盛り上げてくれます。
ほほう、トラベルサイトにそんな違いがw!
高山観光情報とあんま関係ないですねw! 超面白いけど!

おっ母さん、話の合間にチョイチョイと
「あたしはねえ、"こっち""こっち"の方が苦手で!」
と、モニタを見ながらキーボードを打つジェスチャを交えてくるので
オイサンてっきり「PC・デジタル関連全般」が不得手なのだとお見受けしながらお話を伺ってたのですが、
お話の終盤、
「けどねえ、今はもう断然"こっち""こっち"が多いね! "こっち"は便利ね!」
と、タブレットをしゃっしゃっとなぞるジェスチャを加えてくる。

……あ、「キーボードは打てないけど、タブレットでやる分にはいける」
って話なんですね。わかりにく。

ちなみに、お宿のネット化やなんかは、
家を出てしまった息子さん……のお友だちのアドバイスに則って進められ、
データ登録なんかもその息子さんのお友だちにお願いしているのだそうです。

  ……コレは一見心温まる田舎エピソードですが、
  その息子さんのお友だち、はてな匿名ダイアリーかなんかで
  「知り合いのPCの相談とかセットアップとかはタダで受けちゃダメだ、
   あとあとめんどくさい」
  とかの記事でバズったりしてないか心配です。

そんな話好きなおっ母さんですが、お話の最後に役立つ観光情報をくれました。
……お前はアレか?
RPGなんかでたまに出てくる、無駄に長いメッセージを最後まで聞かないと
ストーリーの本筋に関わる情報が聞けない系NPCの末裔か?
もしくは番組の最後にならないとプレゼントのお知らせを流さないディレクターか?


 おっ母さん「車でしょ? このあと出るんだったら……ん~、
        もう町ん中の駐車場は埋まっちゃうかもしれないねえ。
        あのね、ここ!(地図を指さし)
        ここに駐車場あって、ここなら……10時くらいかなー、
        その前に行けたらまだなんとかなるかも!
        ちょっと待って」


と、その駐車場料金が宿モチになる紹介状を書いてくれました。
本当にRPGじみてきたな。

 おっ母さん「ちゅうしゃじょうには けいびをしている おとこがいる。
        そいつに これをみせな!
        きっと、ちからになってくれるはずだ」


サア、恒例のお部屋でしばらくのんびりタイムを過ごしたら、
マなんやかんやありつつ(あったハズだが忘れた)出発です。さらばお宿かじ村。
おっ母さんに見送られ、ジェントル号、発進!

  おっ母さん「行ってらっしゃい、気を付けて!」

二度と来るかバーカ! また来るぜ!! また来るまで元気でいろよ!



■シンプル1500シリーズ ザ・高山巡礼01:
                        バンニンの死角~松井駐車場にて


サテ先ずは、ジェントル号をおっ母さんに教えてもらった駐車場まで走らせます。
まちの中心を流れる宮川の、大きな鳥居の足下にある駐車場……
ああ、大きな鳥居は、朝ジョグ中に見たぞ。場所は大体分かる。
斥候部隊の面目躍如だ……と思ったら、
鳥居がデカすぎて、川沿いなら大体どこからでも見えました。

ありがたいことに、駐車場にはまだ空きがあった。
「10時前なら」と言っていた、おっ母さんの見立てに間違いはなかった。
昨日の人出や町なかの渋滞具合では、
10時でも危ないんじゃないかくらいに、慌て者のオイサンなんかは思ってしまってました。

  ちなみにこのあと、町を脱出する際ジェントル号は軽い渋滞に巻き込まれるのだが、
  町なかにある駐車場の案内サインはどこへ行っても満タンだった。
  すげえぜ高山。

ジェントル号を空きスペースに入れると、
ベースボールキャップにジーンズに、空色のシャツをまとった
ファンキー方向に振れたラフさで身を固めた痩身中背の男が、メモボード片手に近寄ってこられる。
なるほど、貴殿がここの番人か。
我々は、お宿・かじ村のおっ母……女主人の使いでやってきた、
ジェントル四騎士団と申す者。ここに紹介状もある。
おっ母さんのサインもあるぞ。

  番人「……?」

番人、軽くぽかーん。
女主人!話が違うではないか!!
なんか話は通ってはいなかったらしいが、
それでも事情は察したらしく、番人、ああ、ああ、かじ村のね、みたいな、
「マ大丈夫だろ」
くらいのノリでシャリシャリと手持ちのボードに処理を始めてしまった。
アバウトだな高山。
そういえば、おっ母さんが言っていた気がする。

  「ここの番人はねえ、飲むとしゃべるのよ。すっごいしゃべる。
   あたしなんかもう目じゃないくらい」


飲み友だちかよw
ていうか女主人、貴女よりしゃべるってコトは明石家さんまよりしゃべるってコトになるが
大丈夫かその評価軸は。

そんな与太話に水を向けてみると


 番人「え、かじ村で? そんなこと言ってた? うそだよ、そんなん無理だよw」


と、若干不名誉そうに謙遜なさる。高山の人はみんな奥ゆかしいなー。

 マこちらとしては、
 高山イチのおしゃべりチャンピオンか誰がなんてどうでもいいけどな!!
 飲み屋の学級新聞にでも書いておくといいよw!

マそんなこんなで無事オクルマも預けることが出来、
すべては良い方向に回っている。
何より……この天気!


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天運は我らにあり。
ジェントル4騎士団、巡礼開始!



……ってところで、一旦切りまーす。



(2日目のその2へ続く)




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