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2015年12月 2日 (水)

■ほほえみの第2射[Toinen kuori]!!~『ガールズ&パンツァー 劇場版』鑑賞2回目の補足! -更新第1023回-

『ガールズ&パンツァー 劇場版』の2回目を見てきてしまったので、
前回の感想からちょっと進んだ内容、気付いたこと・思ったことを補足しておこう。


Dsc07841
1回目の鑑賞時にゲットした物品



■戦況の情報について

試合の戦況に関する情報が、実は結構な頻度で試合中に提示されていたんだなあ、
ということに改めて気が付いた。

セリフはもとより、観戦モニターだとか、戦場を俯瞰するカット、選手らが手元で書いているメモなど、
色んな見せ方で結構頻繁に提示されていた。

……しかしそれでもなお、
オイサンの目とアタマではその後の展開に繋げて理解出来るほどにはならなかった。
それら提示カットの一つ一つの時間が短くて。
2回目でも、まだ無理。

恐らく、今でも十分長い2時間10分という上映時間におさめるために、
切り詰めて切り詰めて、ギリギリのバランスでこうなっているのだと思う。
そうした戦況説明的カットを映す時間がそれぞれあと0.3~0.5秒ずつ長いだけでも
(そしてそれを継ぎ足すことで随分長さは増してしまうと思うけど)
理解にはかなり近づくのではないだろうか。

  もう一回見たら、いいセンいけるんではないかと思う。

なので、Blurayのリリース時には、是非とも、
縮めたカット・削ったカットをいくらか戻したディレクターズカット版を併録してもらいたいと
強く希求するものである。



■知波単学園と継続高校の「その後」についての希望と妄想

上の説明カット時間が短いハナシと合わせて書いてしまうけど、
知波単と継続高校の参戦は、今回のお話の上では必ずしも必要なファクターではなかった
……と、オイサンには見える。

  あの2校がいないと30輌という大編成の中でキャラの立つメンバーが足らず、
  長い間尺の戦闘で間が持たない・退屈になるとか、そういう都合はあったかも知れないが。
  見せ場を偏らせずに、かつ定期的に差し挟むために必要だったのかもしれない。

  ところで、知波単も継続も、テレビの本編でチョイチョイ、
  その存在と名前くらいはほのめかされていたのね。
  過去に西住どのが練習試合で当たってたとか、黒森峰に負けてた、とか。

  これだけの情報量で、一発でピンと来た人がいたらすごいなw
  マ多分、結構な人数いるんだろうけど、このテのアニメにはww

デ上でも書いたみたいに、
今回の映画ではいっぱいいっぱい血の滲む思いで削ったカット・縮めたカットがあったであろうという状況の中で
「出演が絶対条件ではない人たち」を投入した、ということは……
彼女らにはなんらかの「今後」が用意されていて、
その今後のために今日ここで皆さんにお披露目しておく必要があったんではないかなあ……と、
妄想する次第。

  ……なんだけども、上でチラ出(で)していた過去があると分かってしまうと、
  「過去に存在をチラ出しさせた、その清算」
  として今回メイン級での出演と相成った、と考えた方が自然な気がまたしてきてしまった。
  なんてことだw

しかし継続高校のミカさん? でしたっけ、彼女の言動は魅惑的ですね。
落ち着いて見直すとオイサンには随分刺さるものがありました。

 「この作戦に意味があるとは思えない。だが、協力しようじゃないか」

なんというカッコ良さ!!
彼女の個人的な資質なのかも知れないけど、
フィンランド人の人生哲学に、非常な興味がわいてきますな。

あと、縮めなければならない尺の中でも、
OPであの曲(戦車行進曲・パンツァーフォー!)をバックに
戦車たちがぞろぞろと進んでいくのを真横からのカメラでとらえるシーンを
がっつりと残したのは、イヤハヤなんとも、覚悟の決まったことだなあと
改めて感心するばかり。

この音楽、この一連の謳うところはつまり、
「これから2時間大変なことは起こるけど、
 悲惨なこと、悲しいことは起こらないぞ、起こさないぞ、明るくまっすぐがんばるぞ!」
という作品の宣言であって。
ここを削ったり、変に巻いたりしないで死守するキモの太さは、まことお見事だと思います。


■散りばめられた言動と、風に消されたマホ姉の言葉

最後に、ストーリーに関するいくつかの思いについて。

前回の感想で、

「ストーリーが変わり映えしない、立ちはだかる障害がまた廃校」

と書いた責任上、「では何か、代わりになるような、彼女らに迫りくる障害と立ち向かう絵面」
を思いつくだろうか? と考えてみたところ、
 「廃校に反抗した大洗の面々が学校・学園艦にたてこもり、
  排除の強硬策に出た文科省配下の戦車軍団と大洗での焦土戦」!

……とか思いついたんだけど、
多分一昔前のアニメ業界ならやったかもしれないけど、
それをやったらもうこの作品は死ぬなーとか、我ながら思ってしまった。
大体さっき、上で「悲惨なことは起こさない」って書いたばかりじゃないかw
それこそネウロイみたいな、謎の敵性存在でも出さないと難しいわ。

ほかには、今回2度目の鑑賞で、1度目には気付けずにいた幾つかの言葉遊びやヒントに気が付けた。
けど、そんくらいは一回目に気付いとけよ自分、と言う感じ。
聖グロリアーナの
「もうすぐサンドイッチが出来る(挟撃体制が整う)」とか、
「お茶会への誘い(大洗の苦境を助けに集まる)」とか。
なんてシャレオツな人たち。

そうそう、1年生チームが観覧車をブッ飛ばすシーンで、
「観覧車と言えば?」
「そうか!」

のやりとりだけで合意が取れ、「ミフネ作戦!」と言ってアレをやらかしたのを見るにつけ、
この子らにはそれで通じるだけの共通の元ネタがあったのかな?
と思って調べてみた。

どうやら、スピルバーグの「1941」という映画の中にそういうシーンがあるご様子。
「スピルバーグ 1941 観覧車」とかで検索したら出て来ます。
そういえば試合の前夜に映画か何か見てるシーンがあったような、なかったような?
1年生ズは映画が好きなんでしたっけ?


……そして、ラストシーン。


エンディングテーマとスタッフロールのバックで
西住どの姉妹が、少し楽しげに、すこし寂しげに語り合うシーン。
曲が流れているから二人の声は聞こえない。
暫くのやり取りのあと、ためらいがちに口を開く西住姉と、
それを聞いて少し驚いたみたいにする西住どの……。

初見時は、「コレなに言ってんだろうなあ?」と、サッパリ分からずにいたのだけど。
……自分のニブさに乾杯だ……。
これはハズカシイ。何かしらが読み取れないといけません。

 ま「みほ。その……戻ってこないか、黒森峰に。今のお前なら……」
 み「お姉ちゃん……。ううん、ごめん。私には、大洗のみんながいるから」
 ま「そうか……そうだな。忘れてくれ」

リップシンクとか、尺は合わないと思うけど。
大体こんな感じだろう。
個人的な希望としては

 ま「それにしても、家へは時々帰ってこい」

くらいが付け加わってくれたら……うれしいなあと、
思い入れたっぷりに思うオッサンでした。
デ、この会話が聞き取れた瞬間に、ぶわっと泣いてしまった。
まほ姉のことが随分好きになってしまったよ。


マ大体そんな感じな『ガールズ&パンツァー 劇場版』、鑑賞二回目。
お値段分以上に十分楽しめたと思います。

ともすればミリタリーバカアニメに出来るのに、
そうはせずに頑なに実直スポコンアニメの線を守ってるのが、なんだかいいねえ、
と思えるようになった。

「『戦車道』『学園艦』っていう設定はバカじゃないというのか」
という向きもあるとは思うけども、
設定・世界の吹っ飛び方は作品の住人の責任ではないワケで、
そこに暮らす人々が、現実の我々と近い目線で真面目に生きてる、という意味だと思いねえ。
バカがバカの上でバカをやるんじゃなくてね。


■パンフが良かった+オマケ

前回来たときはパンフレットが売り切れで悲しい思いをしたので、
今回は開場直後くらいに先に売店にだけ行って、確保しました。
(会場08:45、オイサンの見た回13:10~)。

  パンフが手に入らなかったのを嘆いたオイサンのつぶやきを見て、
  名古屋のズベ公に「パンフいる?」と気を使われるありさま。
  ズベ公のサイン入りだったら倍値で買うよ!

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「かなりな数のキャストの一口コメントが載っている」という触れ込みに偽りなく、
読むだけでえらい時間かかりました。
戦車に関するバックボーンなんかも書いてあって
満足感の高い1冊。
そんなパンフレットの一番の突っ込みどころは……

フィンランドの戦車研究家、Jukka Purhonen氏のコメント!

原文ママ(English?)で乗っかってて、
       ナニ言ってっかさっぱりわかんねえwwww

なんで原文ママだよw! 訳せよw!
ご本人の希望、とかなのでしょうか。
だったら別にいいんだけどw どういう意図なんだろう。

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Dsc07902
こちらは、劇場で回せたクリアファイルダス(カードダスのクリアファイル版みたいなの)の獲物。
実はまほ姉がダブりました。武部さん欲しかった……。

マそんなんで。
3回目、BD購入も十分視野のオイサンでした。


Photo

忙しいズベ公に無理言って描いてもらった武部さん!
かわいい!


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