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2015年10月19日 (月)

■すれ違うことが、人の生まれた意味なのか。~『WORKING!!!』、『刃牙道』8巻・感想など -更新第1010回-

『ぼくらはみんな河合荘』の最新8巻を買いました。
オイサンです。





椎名がかわいい。とびぬけてかわいい。
「(……コミュ力すっごいな)」
っていうヒトコトが異様に印象に残る。

『ぼくらはみんな河合荘』、えらいもんで、
アニメは1クールだけでホント中途半端に終わった作品だったのに
全部のキャラの声が完全に再生される、いや、役者さんの魂を感じる。
主役のウサくんの声なんかほとんど特徴ないのに(失礼。ごめんなさい井口さん)。

▼ぼくらはみんな河合荘 OP



このドタバタには、また動画で触れたいと思わせてくれる作品ですが、
マ、二期はないんだろうなー。ことさら評価の高い作品ではなかったからなー。
決して出来が悪かったり、大きな不足のある作品でもなかったはずですけどね。

声優さんがらみで書くと、
最近、無性に『幸腹グラフィティ』が見たくなる時がある。
ふんわりサイドのサトリナさん声が恋しい。
サトリナさんのお声は……いいですね。
がなっても、声の低いところがしっかりしているせいかキンキンせず、
角がなくてまろやかなのがいい。
『超電磁砲』のお姉様とか、『アマガミ』の薫とか、
純真なJC・JKからやさぐれたアラサーまで幅広くこなすサトリナさんパネェ。
根本的な声質はほとんど違わないのに、演技で違うから一瞬誰だかわからないこともある。
七色の声を持っているのもすごいと思うけど、
お芝居の違いで正体をなくすというのもすごいと思う。


園崎未恵さんの、正体のなさもすごい。
バルクホルンさんやラジオの素のしゃべりだけで判断していると、
とてもじゃないけど松屋の店内放送は、園崎さんだと自然にとらえることは
難しいのでは無かろうか。
息継ぎの仕方のクセとか、声の根っこの方にある響きで大概は判断できるのだが、
この人はその辺で殆どつかませない。
いま松屋では

「今の松屋のお米は全部新米ですよ、
                      しかも定食は大盛り無料でおトクですよ」


という主旨のキャンペーン告知が流れているのだけど、
果たしてこれも園崎さんなのか? を捕まえるのが、
目下のオイサンの朝の課題だ。 ← 朝ゴハンが毎朝松屋
平時の店内放送の声が園崎さんなのは、注意して聞いていれば大体わかるのだが、
今回のこのキャンペーン告知放送は、注意してても確信が得られない。
実際園崎さんなのかどうかも分からないから、
「違う」という確信でも得たいものなのだが、果たして。
……Twitterで聞いたら応えてくれるかなあ。(メイワクだからやめなさい)


伊藤静さんなんかは、お見かけするときの役回りが似通ってしまったりしてる気がする。
クールさを持つ、子供っぽいオトナの女性が多い。
たまにクールさのない間抜けなだけの、それでもやはりちょっとだけ年上めいた立場の人。
あれはあれで、立ち位置を確立してるのはすごいと思うけど。

  今期始まった『桜子さんの足元には死体が埋まっている』の桜子さんなんか
  まんまですよね。

  ただ如何せん、サトリナさんはラジオとかでのトークがあんまりキレないんだお……。
  役者さんだお……。
  園崎さん+伊藤静さんタッグの、501ラジオは神懸っていたお……。

マそんな『幸腹グラフィティ』、恋しさのあまり、2巻だけ買ってしまった。
なにやってんの。
でも、全巻マラソンはしなくとも好きな作品、記憶に残った作品を、
一部だけでも買って手元に置いておくのは有用だと、オイサン思うですよ。
『うまるちゃん』もマラソンする気はないけど、3話が入る巻だけでも買おう。

ウーム、そういう意味で、ちょっと過去何年かを振り返って
記憶に残っている作品、2期3期を期待する作品の、記憶に残ってる回の一部だけでも
円盤を買っておこうかなあ。



■『刃牙道』8巻

ついでにマンガの話だ。
今現在の『刃牙』が、新旧問わず、読者からどのように受け止められてるかワカランけど、
オイサンはこの武蔵編も結構好きだ。




  けど、8巻のラストで本部が見せたような「武」の姿とか、
  武蔵が見せた「武」っていうのは、
  とっくに2部(『バキ』)の死刑囚編で死刑囚たちがやってたことだと思ったのだけど、
  質がちがうのだろうかね。
  その辺が、まだうまく自分の中で納得できてない感じではある。

今回は切られたあとの烈の一連の思惟がとても良く、
「切られただけですぐに動けなくなどなるものか、必ず反撃してみせる!」
と、断じた過去を回想するも、
臓器を切られ、背骨を切られたらどうなるか、
人体をどういう状態が襲うのか、ということがすごく実感を伴って
……作者が持っているわけはないのだけども……描かれていて、
おあああああこりゃすげえな、さすがだなとうなってしまった。

特に「背骨を寸断される」表現の説得力がものすごく、
言葉にされるだけで十分、オイサンなんかは全身からガクンと力が抜ける錯覚を味わうことができた。

  昔から、理科の図録なんかに載っている全身の筋肉の絵とか見るだけで
  体中がだるくなったりしたもんです。

よく脳震盪で気を失うシーンで「操り人形の糸が切れたような」と表現されるけれども、
アレは脳が(=信号の出どころが)機能を一瞬失っているわけで、
正しくは「操り人形の操り手に異常が発して、繰糸を取り落す」状態にちかいと思われる。
が、背骨をブッたぎられた、これは違う。
これこそまさに、操り人形の糸を切られた状態である、と実感する。
脳は、指令系統は生きている。

  ……たぶん。
  背骨とそこに束ねられる「枢」な部分がぶった切られることで、
  果たして脳にどんな「衝撃」が飛ぶのかわからないから、
  関係する脳へのダメージとそのときの脳の状態については正確には語りえないけれども、
  少なくとも、脳へは直接的なダメージはない。
  ので、脳から送られる指令信号は正常である、と仮定しよう。

その指令の信号を伝達するための柱やコードが寸断されて、四肢まで指令が行き届かない。
ゆえに、崩れ落ちる。
これこそまさに、「操り人形の糸が切れた」状態であろうと思うし、
その瞬間自分の体が全く自分の物でなくなる、力がはいらなくなる、
力の入った実感が返ってこなくなる……
もっというなら、力が入ったか入ってないのかどうかもわからなくなるだろうという、
そのあらゆることの空虚さが自分の体を襲って、
烈海王のいう「斬るとは、斬られるとは、こういうことか!」
という言葉の意味が、まざまざと自分の背骨から全身に広がっていくのを感じたのだった。

いやあ、すさまじかった。

本誌で読んでいないから、
烈がブッた切られたらしいコトは知っていたけれども、
なんか生死についてはキッパリとは描かれておられないっぽいので、
後からフツーになんとなく助かった感じで出てくるだろう、
くらいに思っていたのだけど、
この巻の本部と刃牙のやり取りで、ハッキリ本部が「烈の死」と言ってるんで
さすがにホンマに死んじゃったんだな、と、ちょっと意外な気分で実感した。
マ「武道家としての死」とかの言葉使いで逃げるのかもしれないけど。
絵的な物証は提示されてないしね。

ハテサテ、次はどうも渋川先生と戦るようだけど、どうなることやら。

個人的には今、
「案外、武蔵に一番通用するのは、オリバなんじゃないの」と思っているけれども。
まあなんとなくだけど。



……ちょっとだけ、前期のアニメの感想を書いておくか。



■『のんのんびより りぴーと』

思ったより気負いなく始まって、そのまま終わっていったな、という感じ。
その肩の力の抜け具合たるや尊敬に値するのだけども、
個人的にはもうちょっと楽しませてもらいたかったな、という非常に微妙な力加減を要求してしまう。

オイサンのアップした小諸写真に、親切なワカモノが手を加えてくれましたw

なんかこう、「あれっ?」とか「おやっ?」と思わせてくれるような一面が欲しかった。
期待した、というか、予測したそのままでやってきてそのままで帰っていってしまったので、
予測を上回るのでも、回り込むのでもいいから、
ちょっとはこっちの期待外のこともやって欲しかった。
そしてそれをこちらの期待に変えて欲しかった。
「こ、これはー!! お、思てたんとちゃうけどー!!
 めっちゃオモロイから実はこれが見たかったてコトにしとくー!!」

みたいな負け惜しみが言いたかった。

けどまあ、期待した分は楽しませてもらったと……思う。
脇に位置するこのみちゃんも一穂ねえひか姉も活躍してたし。こんなもんかな。

  このみちゃんの出てくるエピソードは、彼女の毒っ気のせいか、原作で知っていても面白かった。
  毒持ちキャラ+新谷良子 のとりあわせはクセになる。
  声がアッケラカンとしてるから余計怖い。
 
駄菓子屋とれんちょんのハートフルエピソードに頼りすぎ
な気はする。
もっとこう、「田舎だから」なことにシフトできないか。
ただ「イイ話」をやっても仕方ないと思うんですよね。
荒削りだった部分が落ちて洗練されたっていう見方は出来るけど、
もう少しいびつに遊んでみてもいいんじゃないかしらん。
ハートフルでも、笑いでもない、ちょっとだけダークな気配があってもいい。
まあ原作にその気がないから無理だろうけども。
3期は……あるのかなー。ちょっと微妙な気がするなー。
2期でこれだけ守りに入ってしまうと、3期って来ない気がしますね。



■『干物妹!うまるちゃん』

番宣を見て期待 → 期待外れ → から大化けを果たした、まさかのお願いシンデレラ
シンデレラガールズはまさにこの人たちでした。
……つって、話の内容やつくりが途中から良くなったワケではなく、
オイサンが勝手に切絵ちゃんを好きになっちゃったから面白いような気がしちゃったってだけだけど。

しかし、一人好きなキャラが出来ただけで、
これだけ作品世界全部を受け容れられてしまうようになる、というのも
なかなか稀有な現象であったように思う。
これはなんなんだろう、何か、見る視点というか、解釈が変わるんだろうか?

切絵ちゃんが気に入ったのにつられて原作を読んだことで、
そもそもこの作品世界が描こうとしてたものの理解が進んで、
作品に対してあてるべきモノサシが間違ってることに気付いて、あてるモノサシを変えた、
というのが一番の原因なのだろうが。

3話のあのラストで、
海老名ちゃんというライバルの存在を意識しつつも、
ゼロの表情で、とても行儀良くカレーを食べる切絵ちゃん、というヒキを作ったのは、
なんかちょっと異様な緊張感だったというか、
なんか……あるな! と思わせられてしまったところはある。

Atp8060712
問題の切絵ちゃんZEROのシーン

全体通してそんなに面白かったかと言われたら、
やっぱり「キャラが好き」以上の評価点は見つからないけども。
マでも、こういう丁寧すぎない、
書き割りチックに動く昔ながらのギャグアニメが好きなんですよ。
ほど良い花だったんじゃないかと。

あとは12月のゲームを待つばかりですな。




■『WORKING!!!』

面白かった。

ただ、こじれていた……というか、この作品を支えていたさまざまなすれ違い・行き違い、
誤解・ヘタレ、カンチガイがパタパタと整理整頓されていき、
はいはいおしまいオシマイ、じゃれあってる時間はもうオシマイダヨー、
と言わんばかりに物語世界が彩りを失っていくのが、
……なんだろうか、すごく不自然で。

この第3クールの存在意義が
「アニメでは全く解決されてこなかったそれらの問題を終わらせる」
ことなのだろうから、致し方ないといえば致し方ないのだけれども、
あまりに1クールでバタバタバタ!!と終わてっていくのは、やはりなにか気持ち悪いというか、
まるで打ち切りマンガのラスト数週を見てるような気分だった。
あまりに一どきに、あまりにきれいに片付いていきすぎる不自然さ。

「連載は終わっちゃうけど、この世界のドタバタはまだまだ続くよ、
 みんな元気に生きてるんだよ!」
っていう感じが残らず、閉じたさみしさはすごく残ってしまった。
あからさまな作りものっぽさがここで出てきてしまって。
そこまでやる必要……ある? と、ちょっと思ってしまった。
まるで夢オチのようなんだもの。

この感じが、オイサンには妙に恐ろしく感じてしまいました。

これってもしかすると現実の世界にもそっくりそのまま当てはまってしまうことなんではないだろうか。

つまりその、ナンダ、人間のそういう弱いトコとか間違いとかすれちがいとか。
「ああすればいいだけなのに」
「もっとこうならいいのに」
「そうじゃなくてこうでしょう、簡単なことでしょう」
「あなた、それは単純な誤解でしょう?」
みたいな、ハタから見れば一目瞭然の、恐ろしく些細でくだらないズレみたいなもの、
『お互いを正しく理解しあえない』っていう最大の欠陥が、
なければ、
なくなれば、
解消されてしまえば、
この人間社会なんていうものそのものが存在する意義が、
   そもそも失われてしまう
のではないだろうか???

……なんていう、随分大きな話を、こんな変態の見本市アニメを見ながら考えてしまったのでした。

まあ、まだ終わってねえけど。
このマンガは、果たして誰が主役で誰の物語だったんだろう?
種島センパイはどーなっちゃうんだろう。


……。


他に真面目に見ていたのは『ギャングスタ』くらいで、それはまだ見終えていない。
その4作品は面白かったけど、他はあまり見続けるモチベーションを保てなかった。
『GATE』は録って焼き残してあるので、機会があったら見たいと思っている。
そのくらい。


今期は、まだいろいろ整わない感じ。
ひとまず萌えアニメ界のガンダムこと『ご注文はうさぎですか??』と、
『ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が確定してるくらい。
しかしまあ、なんかどっかで見たようなアニメばっかりだな、他は。

マそんな調子のまま迎える年末ですよ。
……そうか、今年は『ごちうさ』と一緒に年末を迎えられるのか。
イイ正月になりそうだな。




 

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