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2015年9月16日 (水)

■風韻軌道~過ぎ去りしあの夏のホーム~SS『お嬢様特急』より・あとがき -更新第1002回-

はいこんばんわ。
おっさんです。 ← 読んでるやつも大体おっさんだわ

記念すべき更新第1000回目・1001回目は、
安定のオッサンホイホイ、まさかの『お嬢様特急』からのSSです。
いかがでしたでしょうかね。
皆さんの「俺は一体何を読まされたんだ」という顔が目に浮かぶようです。

と言っても完全新作ではなく、2000年頃に書いたものを見直してリライトしたもの。
さすがに98年発売のゲームの内容を事細かに憶えてはいない初老の私です。

『お嬢様特急』は98年にメディアワークス(当時)から発売された、
プレイステーション/セガサターン向けの恋愛アドベンチャーゲーム。
ディスク2枚組。
ちょう大作です。




真夏の15日間をかけて、北海道は稚内から、九州・鹿児島の南端までを旅する
超豪華特急列車『ヴェガ』での旅で巻き起こる恋愛模様を描いた作品です。

  ……たかが日本縦断に15日もかけて、何が「特急」なものか、
  というツッコミはこの際ナシで。

あとオイサンは鉄道関連には詳しくないのでよーわかりませんが、
車輛とか路線とか、その辺のリアリティについてもきっと突っ込みどころ満載の
トンデモ世界観だと思うのだけど、マその辺も、
98年製のギャルゲーだということで大目に見ると
きっといいことがあると思います。

  大体アンタ、企画だかがあかほりさとるで、シナリオ構成だかが花田十輝ですよ?
  真面目に相手するとアナタ、損しますよ。
  笑って流すのが粋ってものです。

とはいえオイサンも、コレを読み返してみて真っ先に出てきた感想が、

「イヤ風音さん、そういうコトしちゃだめだろ」。

でしたね。
クマて。
そもそもクマを拾ってきて飼っていいのか、
申請すれば飼う許可くらいはおりるのか? ってトコから始まって、
またそれをヨソの土地へ行き当たりばったりに捨てに行くっていうのが……
なんかもうこのコったら色々と片っ端からアウトなんじゃないか、と
ドキドキしてしまいまいた。

  オイサンが悪いんじゃねえぞ。
  原作からしてこういうエピソードなんだからな。

マ主題はそこにはないのでそんなツッコミも野暮っちゃ野暮、
とはいうものの、主題を楽しむ前に気になってドキドキしてしまう物事があると
主題に集中することを妨げるノイズにしかならんので……
その辺はキチンとしないとなあ、と思う。
ただこの辺の要素は原作マターなので、根本からナシには出来なかったけども。

それと、
「実際、九州の阿蘇地方にクマは棲んでるのか?」
「本当に、棲んで繁殖するのに適しているのか?」
ということも気になってしまい……色々調べてしまった。

結論から書くと、

 ・飼う → 申請して通ればOKっぽい。
 ・捨てる → どうやらNG。犯罪です。
 ・阿蘇にクマは?
    → 2012年時点では、大分・宮崎・熊本3県で、野生絶滅宣言が出されている。
     ゴロー超孤独。
 ・阿蘇はクマが生きるのに適している?
    → 生きられないことはないだろうが、適しているとはいえない。



九州では野生のクマは、オフィシャルな記録としては絶滅しているらしい。
けど、それらしい生き物の目撃情報なんかはワリと頻繁にあるみたいですね。
見つかれば70年ぶりだとかで。

ゴローちゃんを捨てた後で土地の人が襲われたとか、
襲った熊が撃たれて死んだとか、
そういうことになったらそれはそれでまた凹むんだろうなーこの子、とか、
ほぼ絶滅状態のところに放したりしたら、
先々ゴローが生き残れたとしても相方見つけられずに一人で死んじゃうじゃん、
とか考えて、
風音さん……もうチョイ場所や方法を、調べるなり、
……見た目だけで山を選ぶんじゃないよw!吟味しなさいよw
と、思ってしまった。

別にねえ、
お話を作る上でそういう考証の正しいことが全てだとは思わないけれども、
要らんノイズはなるたけ自力で排除して頂きたい所存。

とはいえ。
振り返ってみればこのゲームが発売されたのが、1998年。
企画はそれ以前の1997年から電撃G's誌上で動いていたわけで、
インターネットが、ギリギリ? ぼちぼち? 
先進的なご家庭には導入されたか、
気の利いた企業では使い始めてるか、っていう頃合いではないだろうか。

それを思えば、風音さんのような田舎の女の子が
(名古屋からの乗車になってるけど、岐阜の山奥とかに住んでると思うんだよね……)
どこまで気の利いた調査を出来るかと言われたらちょっとどうかナーと思うし、
そこはある意味ではリアルなのかもしれない、致し方なし、
と思うところもある。

そんでまた風音さんならずとも、
98年当時のギャルゲーのシナリオ屋さんがそこまで気の利いた調べ物をするかと言われたら……
ねえw?
イヤ、ホントはその辺ちゃんと調べてシナリオも作るべきだと思いますけどね。

今でこそ、ブラウザ立ち上げてチョチョイのチョイで
かなりそれらしい情報まで入手出来てしまいますし、
どこにどんな山があり、
そこにどんな植物が生えていて、どんな生き物が棲んでいるのか、
ということまで分かってしまう。

これを当時調べようと思ったら、それだけでも結構な手間だったんではないでしょうか。
シナリオライターはともかく、風音さんにそれが出来たか、アタマが回ったかは、
やっぱり「NO」なんじゃないかなあ、と思うオイサンです。

しかしまあ、それを思うと……すごい時代になったものですね。
当時とのそんなギャップに思いを馳せながら感慨にふけってしまったオイサンです。
イヤほんとスゴイ時代だよ。なんでもわかっちゃうものね。

あと、時代の流れといえば最初に驚いたのが、
作中で出てくる「小郡の駅で写真を撮る」シーン、
これも原作にあるイベントなのだけど、
ハテ2000年当時の俺はずいぶん適当に風景描写をしているようだけど、
小郡ってのはどんな土地なんだろう、どの辺にあるんだろう?
と思って調べてみたところ

……オイサンがコレを書いた2000年当時だって、
  今ほどご家庭でホイホイとネット検索が出来たわけでもなければ、
  地図やらが参照できたわけではないですからね。
  思い切り想像で描いていたものと思われます……

……?
小郡って、九州にあるぞ?
とビックリ。

実は98年当時、「小郡」という名前の駅は山口県と九州の両方にあり、
ゲームに出てくる山口県の方の小郡は2003年に「新山口」として駅名を変えていて、
2015年現在、駅名が消滅している。
地名はありますし、駅も「新山口」として存在するんですけどね。
駅名だけがない。コレにはびっくりいたしました。
博多との位置関係をまったく間違えて書いたのかと思ったよw
おどかすんじゃねえよw

マそんなんで、そもそも色々といい加減さをはらんだ感じの物なのだけど、
そういう作品の外側ではなく内側については、
案外自分がちゃんと原作に則って書いてたことにびっくりしましたw 
小郡で写真を撮るのがゲーム内イベント通りだとか、
さとみちゃんのせりふをチョイチョイ差し挟んでいるとか。
分かる人には分かると思います。
まじめだなあ、若い頃の自分w
いまだとそっちの方がユルいかも知れんw ← ダメだろ

正直、ゲーム自体については、
どのヒロインのエンディングを見たかとか、あまりよく覚えていません。
千歳さとみちゃん、風音さんは確実で、
幼なじみの妹キャラであるつばさ、
地味アート系の真美さん、パワーキャラの星奈……
この辺までは、多分確実。
アイドルキャラの飯山みらいちゃんも、多分クリアしていると思う。
後半以降に乗ってくるヒロインたちは、あんまり見てない気がする。

ゲーム自体、冒頭でも書いたように
ものすごい黄金タッグによるオシゴトであり、
色々とインパクト重視で雑な感じなので、
そんなに……心が動かされず、冷めた目でクリアしてたように思います。

唯一、作中にも出した千歳さとみちゃんのセリフだけが、
きゅっと心を締め付けた記憶があるくらい。

  そこまで好きなゲームでもなかったんでしょうね。
  なんで書いたの? 2000年の俺……暇だったの?

とまあそんなんなんで、面白かったらお慰みっていうか……どうなんだろ。
これまでも何度か再掲しよう再掲しようと画策し、
そのまま載せるのはちょっとなあ、という気持ちがどうしても先に立ってしまって
今になってしまったわけだけど。

……まあね。
読む人たちは原作を知らない方がほとんどだと思うけど、
楽しんでもらえたら幸いです。


あ、あと、
せっかくなので、あとで2000年当時の版も、
並べて上げようと思っています。

ほぼ別物になってますけど、
何がどんな風に変わったか、楽しんでもらえたらこれまたサイワイ。
まオマケ程度ですけどね。



以上、
リライトがようやく形になったな、と思った瞬間、
阿蘇山が爆発してワリカシびっくりしたオイサンでした。



ご、ゴローーーーーーーーーーーーーーーー!!!


ではまた。
 
 
 

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