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2015年5月 3日 (日)

■ミッド越後ロマネスク ~オードリー・ヘップバーンは二度腹を鳴らす~(3) -更新第984回-

お部屋に新しいお友だちが増えました。
7人目の適格者(チルドレン)。
オイサンです。
さ、ご挨拶して。

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痛い、蹴らないで。痛い痛い。
『閃乱カグラ』から葛城さん……ですが、正直どんな子か全然知りません。
ゲームの方にはベルトスクロールアクションってことでそこそこ興味はあったんですがやらずじまい、
アニメになるってんで見てみたけど、イマイチ乗り切れずこれも途中退場。
しかしフィギュアになったこのお嬢さんはなんとも魅力的で、
殆どノータイムでぽちっていました。

いやらしいフィギュアですね。
こちらのお嬢さんは、オイサンちでは初のキャストオフ可能モデルですが、
キャストオフ後のお写真はもちろん載せません。


娘のハダカをインターネッツに公開する親がどこにいるか!!


まあそもそも、そういう狙いでお迎えしたわけでもないですし。
最初の、接続部保護ビニールを取るとき以外はお脱がせしてないです。

なんと言ってもこの、風を巻く躍動感。
一番見栄えのするアングルで撮ろうとすると、ご覧の様に
自分が蹴られる寸前みたいな画になるというドM仕様。
素晴らしい。

実はこちらのお嬢さん、
お迎えすることになってから我が家へお越しになるまで、2年近くかかっている。
半年レベルの延期通知が3、4回寄せられました。
何がそんなに時間かかったのか分かりませんが、
こりゃもう来ないかもなーと思い始めておったのだけど、
イヤイヤ、ちゃんと来てくれた。
良かった良かった。
そしてこの出来栄え、何の不満もありません。

もしもコレが、「アニメを見て」とか「ゲームをやって」とかで
作品とキャラのファンになりお迎えすることを決めたのであったれば、
作品としての熱も下火になった今になってのお迎えは若干さめたものであったかも知れませんけども、
フィギュア単品としてのフォルムに純粋に惹かれてでしたんで、
その鮮烈さはこうして物を前にすると、高まりこそすれ衰えるところはまるでない。

イヤ、良い買い物を縞パ……否、しました。


サテそんな前置きはともかく、
今回は新潟までエビフライを食べに行く一泊旅行レポートの3回目。

長岡・寺泊・柏崎、そして小千谷と、
いま最もホットなスポットを小気味よくご紹介です。



●◇●第4章 無限のシーポート ●◇●



さて食べる物食べたら、あとは寝るだけです。
寝ぐらへ向かいましょう(怠惰)。
日本晴れの海岸線を南へ下り、目指すは柏崎フィッシャーマンズケープ。

ちょっと内陸の景色にも興味があるというオイサンの我が儘にも応えてもらい、
海岸線半分、内陸半分のややこしいルートで柏崎へ向かう。

「すんませんけど、奥さんに『バゴーンとサラダホープ買ってこい』
 って言われてるんでちょっと途中でスーパー寄りますね」


と、ジェントル号オーナー。
ちなみにバゴーンはカップ焼きそば、
サラダホープは新潟あたりでしか売られていないという米菓。
ピーナツ揚げをピーナツ抜きにして、ちょっとあっさりさせたようなお味がします。
バゴーンは……関西あたりでは売ってたけど、関東では見ないな。
地元愛丸出しの遠大な買い出しである。
丸出し。

 


この辺りでもテラジさんの地元トークが冴え渡る。
なんだっけ、コインスナックとか、オイサンは初めて聞く単語とか出てきました。
要するに、ロードサイドの24時間営業自販機コーナーなんだけど、
自販機以外にもゲーム機なんかが置いてあって、よく入り浸ったとか、そんな話。
あとは……地元出身の声優さんの話とか。

  ね、ホータロー。
  椎茸は食べられるようになったかい?
  ぼくはアレを貸しだとは思ってないよ!

途中、ホームセンターだかスーパーだか、
トイザラスだか分からない巨大店舗で買い物をし、
地元企業・ブルンボに大量の年貢を納めて走れば……
夕刻前には到着しました、思い出の柏崎フィッシャーマンズケープ。

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「親不知のコンビニに行くことは、生涯二度とないだろう」……



前回魚津行きの途中に立ち寄ったコンビニのことを、
そんな風に冗談めかして言っていたオイサンですが、
マぶっちゃけるとこの柏崎フィッシャーマンズケープにだって
もう一度来ることになるとは思っていなかった。
だって、普通、観光じゃなかなかここへは2回来ないよw

  ただ、こうして2回目来たのであとはもう何回来ても不思議じゃないと思う。
  「旅先へは、1回しか来なければその一度で縁が切れるのが常だが、
   二度目があれば、その先は天井知らずである」

  というのが、自分と土地との縁についての感触。

前回来たときは空模様もすぐれず、
ちょっとサバサンドを食べるために立ち寄っただけだったのだけど、
テラジさん曰く、日本一の夕日の見られる岬なのだそうで、
「この辺りに住んでいたときは毎日見られた筈なのに、
 今となっては美しく思えて仕方がない」
と、なんだかしみじみとおっしゃる。

  離れて暮らしている者にとって、
  故郷というのはどうにも抗い難い美しさと懐かしさを発揮する。
  失われ続ける物でしかないからねえ……。
  100%の姿のあの頃を取り戻すことは、もうないから。

今回のお宿は、そのフィッシャーマンズケープに併設されたホテルシーポート柏崎。
テラジさんにとっては
「慣れ親しんだ地元に、わざわざ宿を取って旅行者として宿泊する」
という、特別な意味を持ったものということになる。
特別というと大げさに聞こえるかも知れないが、コレが案外バカに出来ない。

  昨年の冬、オイサンも地元に帰る際最寄りから15分と離れていない駅に宿を取り、
  地元の人間としてでなく、旅行者としてほぼ地元に投宿してみたのだけれども、
  一風変わった大切さ、特別さを手に入れることが出来たと感じている。

何ならホテルの案内係の中にどうやら同窓生とおぼしき名前を見つけたとまで仰るけれども、
それはあくまでも地元民の事情!
オイサンたちはただの旅行だウェーイ!!
どんな部屋だ、風呂はどんなだ!? 飯は旨いんだろうな、シェフを呼べ!!(呼ぶな)



■インフィニット・かしわざき



宿の三大要素。
それは、「お部屋」「おフロ」「朝ゴハン」、そして「面白いスタッフ」。
例によって4つあります。

チェックインを済ませて通されたお部屋は、
しょぼくれたアラフォー一味にはあまりに過ぎた、まさかのオーシャンビュー。
広々とした12畳で、日本人なら誰もが愛する広縁(窓辺のおくつろぎスペース)が
畳よりも一段低く作られていてやたらと広い。
けしからん! 気に入りました!

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  あと、コンセントの口がやたらあちこちにあったのも嬉しかったなー。
  地味に大事。

案内してくれたホテルマンさんの、
「窓は、決してお開けにならないで下さいね……」
という意味深な一言に、
「実は、一面に海が見渡せるこの大きな窓は
  窓ではなく大画面液晶なんじゃねえか説」

が浮上したりしつつも、底抜けに幸せな気分でダラダラするおっさんトリオです。
旅はいい……。

案内の方が一通りお部屋の説明をしてくださる中で、押入れを開け、おフロのタオルの話になった。

「バスタオルはこちらにありますので。
 まあここから持って行かなくても、おフロ場の方にもご用意してますので、
 そちらを使って頂いても結構ですが」

マなんてことのない話であるが、案内さんが出て行ったあと、
それを拾ったアラサーがおかしなことを言う。

  よつサン「ということはアレですよ、タオルが無限に使えますよ」

無限!!
なんと甘美な響きであろうか。言い方変えただけだろ。

  よつサン「『ご飯おかわり自由』とかも、自由とかヌルいこと言わないで
       『おかわり無限』にすればいいんですよね」


また……なにを馬鹿なコトを言い出すんだね、このアラサーは。
それはキミ、この前の日に残業中のオイサンが、晩ゴハンを食べに出たとき考えてたのと
一字一句違わず同じじゃないか。
パクんなよ。
するとまたどうしようもないモンで、
面白くなっちゃったアラフォーがテレビの横に置いてあった
「ロビーにモーニングコーヒーをご用意してございます。ご自由にご利用ください」、
みたいなお知らせ書きに目をつけて

  テラジさん「モーニングコーヒーも無限ですよ」

なんということだ柏崎! タオルのみならず、米とコーヒーも無限だなんて!
まさしくI/K(インフィニット/カシワザキ)。
すごいぞ柏崎、これぞ無限を生み出す夢のエネルギー・原子ry(以下、政治的な理由により検閲

これで美少女も無限だったら言うことないのに(なに言ってんの

まあ何のハナシかというと、中年の悪ふざけです。
すみませんでした。

ちなみにこのあとフロ場で、案内人さんの言っていた通り
うず高く平積みされたバスタオルを見つけて交わされた

「お、これが噂の無限タオルか」
「アレですね、上から取ってもすぐ下からモリモリッと補充されて
 高さが変わらなかったら面白いですねw」

「スーファミのゲームに出てくる、切っても切ってもすぐ生えてくる草みたいだなw」

……なんていう会話もまた、アラフォー・アラサーくさくて味わい深いですね。
そうかあ?

あ、おフロも最高でした。
なぜ露天風呂を考えたヤツにノーベル賞が与えられないのか不思議で仕方ない。
そんなノーベル賞に意味があるか?
内風呂は、天然ではないけど温泉効能を追加したお湯で、露天はノーマルなお湯。
んだけども、日本海が見渡せる絶好のロケーションだった。
丸出し風呂。帰るまでに3回浸かった。
ウダウダと湯にトロケながら、人生の無常を語るアラフォーとアラサー男子。



■柏崎の落日



一度目のフロをあがると、日没に近い時間。
表へ出てみると海風が少し肌寒い。
建物の2階より上が張り出して、ちょうど駐車場の屋根の様になっているのだけど、
その裏にツバメがたくさん巣を営んでいるようでひゅんひゅんとひっきりなしに出入りしている。

宿から2、3分で、海を見渡せる場所に出る。
日本海といえば、鉛色の塊が荒々しくうねっているというイメージだったのだけれども、
思ったより明るい青色をしていた。

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30分ほど、坂をちょっと上ったり下ったりしながら、三人、思い思いにカメラをのぞく。
ときおり、眼下を走る信越本線の、青海川の駅に列車が入ってくる。
空は靄がかかり気味で、夕陽を最後まで美しく楽しむことは出来なかったけれど、
残照に変わる頃、西と東から伸びてきた飛行機雲が三本、
海の上で
サーファーさんが、まだ冷たいであろう海で、日がすっかり沈むまで頑張っていた。

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何かに夢中になるでもなく、かといって目の前の景色から気がそぞろになるでもなく、
ごく自然に、そこにあるものと関わりあえる時間でありました。
何かに必要以上に入れ込んだり、
そこにない物のことばかり気にかかって目の前の景色が目に入っていなかったり、
そんなことばかりの町の暮らしではこういう時間さえ貴重であったりしますからね。
いや、良い時間だった。

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■晩メシはエターナル



無限……といえば、回転寿司も無限寿司みたいなもんだよなー。
無限じゃなく、永久、でもいいかもしれない。
エターナル。
無限回転寿司「エターナル」。
……なんか、店の名前聞いただけで胸焼けがしてくるな……。
『ガンダムSEED』の監督とかは喜んで入りそうだけど。

この三人、晩メシは回転寿司ばっか食ってんナーと思われてそうだけど、
他のモンも食ってんですよ? 記事になってないだけで。

「仕入れの量が少なすぎて、作りながら味見が出来ない肉料理」
とか。

「注文すると、店主に鼻で笑われるモツ焼き」
とか。

こんな風に書くと、「またロクでもない店で食ってんなw」と笑われそうだけど、
どちらも恐ろしく美味しく、またそれ以上に面白かったからタチが悪い。
今回ご紹介したエビフライもその類だな。

デ今回の夕餉はおなじみ回転寿司。
宿からおクルマで、柏崎市街の方へいくらか走ります。

「これから行く回転寿司はですねえ」
「お、オススメが」
かき揚げが絶品なんです!
寿司は!!

どうもこのアラフォーは、副業の方が収入が多いタイプが好きみたいだな。
話していると肩すかしというか、
相撲をとっていたはずなのに顔面に右クロスをくらう、みたいなことが多い。
人のこといえないけど。

  ちなみに今調べてみて初めて知ったのだが、
  「肩すかし」ってもともとは相撲の決まり手の名前なんだな。

で、お寿司。美味しかったです。
アラフォーはこんなコトを↑言ってましたが、
かき揚げも確かに美味しかったけれどもお寿司も普通に美味しかった。

なぜか全員、嬉々としてお味噌汁を注文しておったのですが、
アラ汁を注文したよつサンが珍しく残していたのが印象的。
ワリとこう、凶悪な感じのアラ汁でしたね
いわしが美味しかったなあ。

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こっそりたのんだいなりが回ってきたときの、お二人の「えっ?」っていう顔が忘れられません。
な、なんだよう……いいじゃねえかよう……。

 よつサン 「テラジさん、大変です」
 テラジさん「ん、なした?」
 よつサン 「ここにも、ジャンボエビのフライがあります!」

そう、ここにもジャンボエビフライがメニューにあったので、
ここぞとばかりに注文して、寺泊のと比較してみることにした。
もしもただエビが美味しいだけならば、
産地にほど近いここでも同じようなおいしさが楽しめるはず……!!
クックック……辰っちゃんめ、貴様のエビフライの秘密、丸裸にしてくれるぞ……!

  ※辰っちゃんと美味しいジャンボエビフライはいっさい関係ありません。

……結論。

  よつサン「全然違う……」

エビ自体のおいしさは、確かに昼に寺泊で食べた物にひけはとらなかった。
身が白く固くなるまでは揚げず、
まるでお刺身をそのまま衣でくるんだように、みずみずしく、あまかった。
どうやら衣が違うらしい。

寺泊のエビフライは、ガワの衣が厚くて固い。
ザクッと鳴るくらいの厚さ・固さを備えながらも、油っぽさが全くない。
これでエビが弱ければほぼ「衣フライ」と言って差し支えのないお料理になってしまうところだが、
エビが強力なために、衣の香ばしさ・歯ごたえに負けてない。

この店のは衣が薄い。
しかもその衣が油を吸って若干べちゃとしてしまっている。
それでもエビがいいから美味しいのだけど、
美味しいエビ+あまり美味しくない何か のコラボレーションになっている……。

そんなことを喧々囂々、回転寿司が巡る永久機関のほとりで
真面目に語り尽くすアラフォーとアラサー。
やはり寿司は寿司屋、エビはエビ屋、ということか。
ちなみに、エンガワ大好きよつサンはここでもエンガワを注文しておられましたが、
寺泊のエンガワにぎりとの違いはあったのだろうか。

店を出る頃には、いつの間にかお客はほとんどオイサンたちだけになっていた。
やってきたときはあんなに混んでいたのに。

「この辺の夜は早いですからね。
 遅くても9時にはもう、店は閉まっちゃいますし」

ああ……。
イタリアンも、7時で閉まっちゃいますしね。

夜の闇の濃さはどこも同じ筈なのに、
ふっと見渡した町明かりの隙間を塗りつぶす黒の迷いのなさは都会の比ではない気がする。
そのずっしりとした宵闇にくるまれる夜は、
都会の夜より、昼と確かに隔絶された安心感がある様に、都会で暮らす人間には感じるのだけども。

ここの住人たちは、実はもっと明るい夜が欲しいと、
闇が薄い方が安心するのだと……思ってるのかも知れんなー。
オイサンは、奈良や島根や、北海道の夜の深さを
時折愛しく思ったりするよ。
夜の色は、アレでなかなか特徴的だったり、する。

さあ、帰ろう帰ろう。
宿に戻って、風呂に浸かろう。



■Closing~ドヴォルザーク「柏崎より」



宿に着く前に「部屋で一杯やろう」なんて言って
コンビニでお酒やらお菓子やらを買い込んでいたのに、
エターナル回転寿司ですっかりお腹いっぱいになってしまって
ビールもろくに空かないグダグダトリオ。

フロにも行かず、やたら充実の広縁でしゃべり始めたら
なんだかやけに盛り上がってしまった。

出だしは
「あんな青いヒモ一本で覇権アニメだぞ!!」
みたいな話だったような気がするのだけど、
そこからおクルマの話だったり、カメラの話だったり、
エビフライの話だったり(よくエビフライ1テーマでこんだけ話すな)に派生して、
すっかり話し込んでしまった90分。
普段はあまり、こういう話し方することはないのだが。

このままではあの素晴らしい露天風呂に浸かり損ねてしまう、と
もう一度フロ浸かったら、部屋に戻るなり眠ってしまった。

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(お写真提供:テラジさん)

それでは翌朝、朝ジョグの章でお会いしましょう。
また次回。



 

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