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2015年2月22日 (日)

■笑顔をさがして~星空のメッセージ~ -更新第972回-

ハトに餌をあげないで下さい!
ハトに餌を与えるとフンが急激に増えて通行の妨げになったり、ぶちぎれる人が増えたり、
ぶちぎれる人にぶちぎれる人が増えたり、ぶちぎれる人にぶちぎれる人にぶちぎれる人が増えたり、
あまつさえぶちぎれる人にぶちぎれる人にぶちぎれる人にぶちぎオイサンです。

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先月、高松山に登った時の話と、2回目の飯能訪問の時の話。



記事のタイトルは、
往年の名作アニメ『YAWARA!』の何クール目かのEDと、
特撮史上に燦然と輝くメタルヒーロー『宇宙刑事ギャバン』のED曲をくっつけてます。
マ言わなくても分かると思うけど。

なんでこういうタイトルになったかといえば、
今回訪れた二つの場所で、それぞれ自然と唇から洩れたのが、この二つの曲だった、というだけ。
オイサンは、その時々に自分がいま何をしてるかとか、
パッと目に入った物とかに呼び起されて色んな歌を思い出し口ずさんでしまったりするのだけど、
これは誰でも同じことなのですかね。

なんか全然関係なく、突然『ザナック』の曲とか口ずさんでたりもするんだけど。
まま、そんなことは関係なく。
まずは高松山を登った時のお話から。



■タカマツヤマノボレ



ところで山登りをする若い女子のことを山ガールと呼んだりしますが、
もう少しカネ持ってそうな年齢の女性のことはトザンヌと呼んでは如何かなマダム?
オイサン@トザントルマンです。

▼高松山のスペック
高松山というのは標高801mチョイ。丹沢の南の方にある、まあかわいらしい山です。

 ▼高松山(松田町・山北町) -Wikipedia
 http://urx2.nu/glHP

新宿からだと、

 ▼新宿[小田急]
 ↓ (小田急)
 ◇新松田駅[小田急]
 ↓ (徒歩)
 ◇松田駅[JR御殿場線]
 ↓
 (ナンジャコリャアアアア!!)
 ↓
 (ではなく御殿場線)
 ↓
 ▲山北駅

こんな感じです。
しかし御殿場線に乗るのなんか、
ずいぶん昔にちょっとしたいたずら心で沼津に行ってみたとき以来だなあ。
あと、御殿場線では基本的にICカードが使えなくて松田駅で一瞬ビビります。

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出来るだけ早い時間に帰って来たかったので、毎度の始発プランで出掛ける。
7時前には登山口最寄に着いて、昼頃に下りてこられたら良い。
標準コースタイムは5時間程度らしいので、無理のないところでしょう。


■寒い
えーと。寒かった。
家を出た時点ではさほどでもなかったのだけど、
御殿場線に乗る頃になるとカラダが冷えて冷えて仕方ない。
食事も摂ったし、防寒もガッチリ気味にやっていたのだけども……カラダが温まっていなかったか。
山北駅から登山道入り口まで歩く30分ほどの間に、もう帰りたくなるくらいだった。
ヤバかったらほんとに帰ろう、と考えるほど。
登り始めたらすぐに汗だくになって解消された。

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■コース
御殿場線・山北駅から、松田方面(つまり来た方・新宿寄り)へ30分ほど歩くと、
北に向いた「高松山登山道」の札がある。

それにしたがい川沿いを山へ向けて歩けば、
川の西岸から急斜面(ただの雑に舗装された坂)を登って行く道左への道と、
まだまだ緩やかに川沿いをまっすぐ登って行くコースへの分岐があります。
間違えると14へ直行です(ウソ)。
曲がれば時計回りコース、直進すると反時計回りコースで山頂へ向かうことになる。
反時計の方が登りはラクらしいのだけど、
今回はガイドブックに従って素直に時計回りコースで行きます。



▲▲△ 山北駅~ハイキングコース入り口~ビリ堂分岐 △△▲



上でも少し書いた、
山北駅から登山コースの入り口までは、いたってフツーのクルマ道を、松田方面へ30分ほど戻る。

  「30分歩く」ってフツーの感覚だと結構だと思うんだけど、
  登山ガイドの本って当たり前みたいにしれっと書いてあんね。

この間けっこー長くて、入り口を見落としたんじゃないか、行き過ぎたんじゃないかと
ワリカシはらはらする。
またこの期間が一番寒かったモンだからどんどん心細くなる。
しかも若干、お腹の具合が悪い気がしてくる。

そんなもん駅のトイレで済ましとけばいいとか、コンビニで借りればいいと自分でも思うのだけど、
駅のトイレはどうやら見るからに詰まっているっぽいわ(駅員不在で報告も出来ず)、
コンビニなんていう近代兵器は見当たりやしないわで全てのアテが斜め下に外れていく。
うーむ、山登りの醍醐味だなあ。

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ちなみにこの高松山へ至るコース、トイレ事情はホントにものっそ悪いので、
松田駅辺りまでですっかり憂いを断っておいた方が賢明です。

上に書いたように駅トイレがアテにならないし、コンビニはないし、
登山道に入る手前にあるはずの公衆トイレは工事中で使えず、
その代わりの仮設トイレも使えるレベルでない汚さ。
挙げ句の果て、下山途中にあったトイレには、なんとまあ個室のブースにドアがないという、
何か意図的なものを感じるラインナップ。
うーむ。どないせえっちゅうんじゃ。



▲▲△ 登山道入り口~鉄塔広場~ビリ堂 △△▲



登り始めてしばらく……結構長い間、30分くらいかな? は、雑に舗装された道が続く。
山でお仕事をする人たち向けの道路でしょう。生活道路ではない。
そんな結構な勾配の坂を上っていたら、うしろからワゴン車が上がってきた。
道を譲って追い抜いてもらい、しばらく坂をのぼると……そのクルマが、ドン突きのところで停まっている。


  ……あれ? 行き止まり? 道を間違った?


おっかなびっくり、とりあえず終点まで行ってあたりをキョロキョロ見回していると、
「高松山 登山道 → 」という標識を見つけるのと、
ワゴンの助手席から「登山道あっち」というぶっきらぼうな声を頂いたのが、ほぼ同時。

ありがとうございますと返すと、オイサンと同じかちょっとだけ年上くらいの
たくましい顔つきのオッチャンが、なんだかヤケに嬉しそうな笑顔で
「高松まで行くの」と。
「はい、行ってきます。ありがとうございました」
と返して、そっから漸く、山道らしい山道が始まった。

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なんだろうか、妙にうれしいやり取りと、オッチャンの男臭い笑顔でした。
山の持ち主……とかなのだろうか。

さて、ここから始まる本格山道。
さっきまでの凍えそうな寒さはどこへやら、額から、頭頂から、首筋から、ざくざく汗がこぼれます。
マ「どこへやら」って、寒いモンは寒いんで手先なんかは手袋外すとあっという間にかじかむのだけど、
ジャケットのインナーのダウンががっつり湿るほど汗をかく。
ぼとぼとぼとぼと、オッサンのきたない汗がしたたり落ちる。

登るなー。
結構なマウンテンですよ。

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途中目についた景色や石仏なんかは写真に収めるのだけど、
とにかくもう、登る登る。
登山ならではの、「何がおもろいねん」タイムの始まりです。
コレ何がおもろいねん。

最初の休憩地点、鉄塔の立つ小さな広場……っていうか、鉄塔を建てるためのスペース。
丁度鉄塔が足を広げたスペースしかなく、休むのは鉄塔の真下。
マ普通、町なかの鉄塔のちかくは柵がしてあって、真下に入れることは多くないから
気安く近寄れるのはレアといえばレアなのかもしれないけど。
しばし休憩。

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ここからビリ堂まで、45分か。



……。



デさっきから……否、ガイドブックを見てこの山に登ろうと決めたときからずっと気になってるんだけど。
ビリ堂ってなんだろう。
なんだよビリって。
リビドーなら知ってるけど。

■ビリ堂
それから40分ほど。
林の中に小さく開けた台地の、森閑とした中に石の仏様が二人。
ここがビリ堂。

……うっす。(なにがだ)

由来は……こうらしい。

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まさか本当に、最後・最下位を示す「ビリ」だとは。
カッコよく言うと、The Last small Temple ってことか。

  ……となると、『ラストサムライ』 は 『びり侍』 だな。

仏像を写真に撮ろうとすると朝日がいい感じに差して、フレアが面白い感じになってしまう。
わはははは。面白フレア祭りだ。
仏様で遊んではいけません。

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短い休憩をとりながら脳内ここなちゃんと小粋なトークを楽しんでいると(きもちがわるい)、
おわします二尊の仏様のうち、おひと方の頭にはなぜかお馬さんが乗っていることに気付く。
これは……ここなちゃんの大好きな夢馬さんか、グンマーさんの始祖ではなかろうか。

  どーでもいいけどさ、ここなちゃんちにお父さんの気配がなくて、
  馬が好きっていうのは、なんかもうなんかだよね。

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サテ、ここまで来たら山頂までもう少し。
ぼちっと行きますか。



▲▲△ 高松山にて・山頂 △△▲



山頂まで五分、の立札。
ここからは、木々に迫られたせまい登山道ではなく、広い林の登りの道の様子に変わる。
傾斜も緩まり、気分もふわっとしてくる。

パッと開けて、山頂。

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おお。思いのほか、絶景。展望は概ね180度、
右手に富士山、左手に……相模湾と、ナゾの大きな島影。島か? 半島か?

  家に帰って「ザ・横浜とか近隣マイスター」のパパさんに教えてもらったところ、
  謎のデカイ島影は伊豆大島であるご様子。
  伊豆大島って……こんな場所にあったんだ! 父さんはウソつきじゃなかった!
   ↑ 伊豆大島と奄美大島と小笠原がワリとしょっちゅういっしょくたになる人

  ハイジ「クララが立った!」
  パズー「父さんはウソつきじゃなかった!」

   おんじ、シータ「チッ」

  ハイジ「はいはい、出すもん出す」
  パズー「5万な」
  クララ、故・パズー父「おい」


しばし山頂を独り占め。
自分が辿り着いてから、30分くらいはずっと一人でいられた。嬉しい。
のんびり広々、山のてっぺんでボンヤリする。

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これだけクソ寒いし、時間のかかる山ではないし、
こんな早くから登ろうという人は、そう多くないのだろう。

山頂には9時半頃に到着して、小一時間いたのだけれど、やってきたのは
 ・老夫婦一組
 ・一人のぼりのオッサン×2
 ・自転車で登ってきた謎オッサン×1
ぐらいだったと思う。
このあとの下りでも、4人くらいの一団と一回すれ違っただけだった。

  ▼いつも心に宇宙刑事

鉄塔から山頂までの間を登りながら、唇をついて出てきたのが、
今回記事のタイトルにもした『星空のメッセージ』の一節……

  ♪ 立ち止まるな 弱音を吐くな 夢をあきらめるな

だった。
別に、そんな「もうだめだ!」っていうほど苦しいことなんか全然なかったのだけど、
山登りそのものより、
辺りに人もおらず、一人もくもくと物言わぬ土や石や木々の中に身を置いてのぼっていると込み上げてくる、
日々の暮らしや時間の流れへの不安やかなしみが、そんな風にさせたんだと思う。


  ♪星空のどこかにふるさとがある 愛する人が俺を呼んでいる
   かなしみの重さにうつむく夜は 瞳を上げるのさ銀河のかなたへ

     立ち止まるな! 弱音を吐くな! 夢をあきらめるな……

   数えきれない光がささやく あたたかい 星空のメッセージ

   あの人もどこかで銀河を見上げ 俺の名を呟いているだろうか?
   さみしさは愛を強くしてくれる 笑って会える日を信じていてくれ

     俺もそうさ 負けやしないよ 元気でいて欲しい

   夜空に浮かぶ懐かしい顔に 呼びかける 星空のメッセージ



最近聴き直したわけでも全然なかったのに、2番までフルでほぼ完全に歌えたのには驚いた。
自分の記憶力が、とかではなく、
この歌の憶えやすさ、歌いやすさ、シンプルなメッセージの素晴らしいことに、
南丹沢の山中で、一人心から感動していた。
小学校の愛唱歌集かなんかに入れたらいい! っていうくらい素晴らしい歌なんだけど、
でも、歌の主人公の置かれてるシチュエーションが突飛だからダメかな。
宇宙を渡り歩いてることが前提だからね。

  ……でも、小学校ンとき、演奏会とか合唱とかで、フツーにヤマトとかやったなあ。
  別にいいんじゃねえか? 『宇宙刑事』が小学校の愛唱歌に載ってても。

人が悲しみにくれた時、
見上げた空と星に愛しい人を映し出し、瞬きを励ましに変えて、
あるいは自分の思いを瞬きに託してまた歩き出す、という、
あー、人間って、何百年もずっとそういうことをしてきたんだろうなあ、
根っこは変わってねえんだなあ、ということが、こういう時々に自分の心からも
岩から染み出す清水のように湧き出してくることが、なんだか嬉しい。

それを理解していれば、同じものが、同じことを伝える物が自分にも作れるんじゃないかと、
そんな可能性を感じさせてくれるからね。


▼星空のメッセージ


そういう心はきっと、これから100年経って、
本当に宇宙刑事が必要な時代になっても、きっと変わらないんだろう。
『ポリスノーツ』で小島監督が描いた物もそんなだった。



▲▲△ ゲザンヌ △△▲



おにぎり食べてトッポ食べてコーヒー飲んで。
富士山の展望を楽しんだら、帰りましょ。

下りは、山頂からの出だしが急だったくらいで、あとは緩やかで視界も良い、気分のいい道だった。
ただ如何せん、長い。
長いんだ。
距離が。

山らしい土と岩の道はワリとすぐに終わり、
途中から車も走れる舗装のワインディングロードに変わるのだけど、
それがもうね、右へ左へ、ぐるぐるぐるぐる。クルマだったら酔うんじゃないか。

家に帰ってから今回参考にしたガイドブックをよくよく読んでみたら、全行程15km近くある。
長いわ。普通、それだけ歩くだけでもくたびれるよ。
途中のコース標識見ても「駅まで90分」とかあったから納得なのだけど、
歩くのが好きじゃないとウンザリしちゃうんじゃないだろうか。
バギーボッパーだったり、
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謎の巨大タービンがあったり、
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ドラゴンボールごっこが出来たりと
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そこそこ嬉しい道だったけど。


……と、いうわけで、今年2回目のやまのぼり、高松山編は終了。

駅前まで戻ると、今日の山北の町は何やらお祭りだったご様子。
朝の閑散とした風景は消え去って、駅前のロータリーに人だかりが出来ていた。
また気が向いたら、早朝から登りに来てもいいかな。

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マそんな感じで……む。
2度目に飯能に行ったハナシもまとめてしまおうと思ったけど、
案外長くなったので一回切ろう。



ではまた。



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