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2014年11月の7件の記事

2014年11月30日 (日)

■J-meeting2014議事録(業務連絡) -更新第957回-

J-meeting 2014.Novの議事録です。

朝から神保町にあるICI石井スポーツ登山本店に行って
シャツやらパンツやら購入。
なかなかオサレな買い物が出来た。
ジャケットもなかなか良いのがあったがちょっと保留。

  ここなちゃんはお留守だったみたい。
  ヒシキさん? も探してみたけどそれらしい人は見つからなかった。

meeting会場となっている飯田橋に移動、
開会前に昼ゴハンを済ませようと、以前絶品イタリアン食べに来た時に見つけておいた
イカすカレー屋に赴くも休みだったのでてんやで済ます。
おのれい。

 

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13時、J氏と合流。
会場へ向かう。
会場は、これまた以前見つけておいた、飯田橋駅前とは思えないほど
超閑静なギャラリー兼、の喫茶店。
この日も案の定超閑静。イカス。
都心のJRの駅から徒歩5分でこの静けさはレアだ。

で、J-meeting開始。
この日は15時から別件があ(る予定だ)ったので、遅くとも14時半には閉会の予定。
……だったのだが、終わったのはフツーに5時だった……。
やっぱり。

まあ、J氏と会って話して、1時間で終わるはずがないとは思っていたんだ。
アップルパイは美味しいし。
珈琲も美味しいし。
死ぬかと思った。

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こ、ころせ! いっそひとおもいにー!
ただではしなんぞー!!  ← めんどうくさい
しかしまあ、4時間の間、ほぼ途切れることなく腹筋をケイレンさせたままで
会話が尽きずに続くというのも
なかなかに稀有な時間であるというものよ。
アーオモシロカッタ。
主目的は、先週行った小諸の土産をJ氏にお渡しすることだったので、
その目的は十二分に果たせたし、良しとする。
以下、議事録。
 
 
 
■J-meeting 2014 Nov. 結論
 
 
 
 01) 『氷菓』は面白い。誰が何と言おうと。
 02) 漫★画太郎は原爆。
 03) フリーザ様(というかDBの悪役陣)の存在感は異常。
 04) 『魔弾の王と戦姫』の微妙さは鉄板。
 05) 『コックリさん』はオモロイ。市松はかわいい。
 06) かぷめん。
 07) まよちき。
 08) 『ハガレン』はかけはし。
 09) 『一歩』は230巻コース。
 10) 高橋留美子はすげえ。
 11) 『虹色とうがらし』はあだち充だろいい加減にしろ!
 12) 『ドラクエ4』の宣伝マンガとして、『デルパ!イルイル!』はねえわ。
 13) 柴田亜美は神。
 14) 『失われた未来を求めて』の作画はねえわ。
 15) いや、やっぱし『一歩』は340巻コース。
 
 
 
あとゴメン、『コックリさん』の掲載誌は、ガンガン本誌ではなくガンガンJOKERでした。
しょっぱなに名前が挙がって、その後もチョイチョイ話題に上った
『俺、ツインテールになります』について、何の結論も得られていないとかどうよ。
マそんな感じで。
精進しよう、精進せねば。
心を、新たに。

オイサンでした。


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行く前に町田でひいたガチャで当たった弁天様。
チェリー欲しい。三つは要らんけど。

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2014年11月26日 (水)

■アマガミSS『食欲と芸術の秋だ! 梨穂子に女体盛りをたのんでみよう!』 -更新第956回-

 
 主人公「梨穂子、折り入って頼みがあるんだ……」
 梨穂子「なになにー? あたしに出来ることなら、力になるよ?」

 主人公「にょ……」
 梨穂子「『にょ』?」

 主人公「にょ……女体盛りを食べてみたいんだ! 梨穂子で女体盛りをやらせてくれ!」
 梨穂子「え……ええ~~~~!?
     そ、そそそそそんな……恥ずかしいよ、いやだよぉ~」

 主人公「どうしてもやってみたいんだ!

     一度だけでいい、お願いだ、このとおり頼む!」

 梨穂子「んんん~……。
     ……。
     ……仕方……ないなあ……」






 ○    ×   △     





  ……数日後! 全裸で横たわる紗江ちゃんの上に、

  刺身となってしょうが醤油でサッパリお召し上がり戴かれる
   変わり果てた梨穂子の姿が!!!











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2014年11月24日 (月)

■そこに山があるならお菓子を食べればいいじゃない。[復路] -更新代955回-

こみゅにけ~しょんじゃないよ、プレゼントだよ!
オイサン@夏色チェイサーです。

はい、えーと、ひとりで高尾山登った時のハナシの続き!
下山するところから!

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登りの話とか、装備品の話とか読みたい人はこっち



▲▲△ 下山昇龍覇(くだんのかのぼんのか)~高尾山の本気はここからだ! △△▲



そうして、高尾山頂あたりまで帰り着いたのが10時20分くらい。
小仏城山~高尾山頂が40分だからまずまずのペース。

ここで一旦足を止め、下りのルートについてひと思案。

えー、めっちょ、こみ始めてます。高尾山頂。
人であふれている……!! 待てよ、こんなに人来んの!?
山頂展望台の方まではあがらなかったのだけども、
そこをぐるりととりまく5号路に人がワンサと溢れて座り込んでいる……まじか……。
確かにここまで戻ってくる道程でも、行きに追い抜いたのと比べて2倍3倍くらいの人とすれ違ったけどもだ。
ばかじゃねえの。
このとき、上(山頂展望台)はどうなってたんだろう……。
見とけばよかった。

デ、この混雑具合はヒトゴトではなく、私はこれからこの中を……
恐らくまだまだこれから本格的に上がってくるであろう人波の中、下山せねばならぬ。

先ほどトイレで見た「コース別・下りの混雑具合ガイド」によると
(そんな物が貼ってあるんですよ親切なことに。
 そして見落としのないようにトイレの目につくところに貼ってある念の入れよう。
 素晴らしいユーザインタフェース)、

1号路・4号路はクソみたいに混むらしい。
6号路は……8時から14時は上り専用で、下りに使えない。もうエスカレーターにしちゃえよ……。
となると、選択肢は3号路しかない。

しかし。
私は。
『ディーふらぐ』の円盤特典映像で伊藤静さんと高橋美佳子さんが、
薬王院あたりで食べていた三福団子とやらを食べて帰りたい。
そして薬王院へは……1・4号路を使うしかない。
途中まで3号路で降りられるが、少なくとも薬王院から下は、もう1号路一本だ。

ええい。背に腹は代えられぬ。
とりあえず3号路で降りられるところまではおりて、薬王院から先は、1号路か、
なんならもうリフトかケーブルカーで降りてしまおう。

よしそうしよう……。
そうしよう……。



▲▲△ 高尾を上る、死神の列 △△▲



ここから先は、特に面白い話はない。
3号路を途中まで下り、1号路に合流。
薬王院についた途端……これまでまばらだった人が塊になって蠢いてて驚いた。

え、なに? こんなに人くんの? さっきよりまた全然多いよ!?
今日って盆か正月かなんかなの? こんなに大勢、お寺とか来なくて良くね?

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不徳を働いたために石にされた、高橋美佳子と伊藤静


先ほどまでとのギャップにびびりながらも、お目当ての団子を売っているところを人波をぬって歩く。
ケーブル乗り場にかなり近い地点でようやく見つけたそこは……行列してました。
マジカヨ。団子だぞ! お前ら団子とかそんな好きじゃねえだろ!
『ディーふらぐ』も見てないくせに! ※別に『ディーふらぐ』本編には、団子カンケイないです。

しかしまあ、さほど長い行列でもなし……
たまには休憩がてら、俗人にまじって食べ物の列に並んでみるのも一興か……(えらそう)。
いやあ……こういう、並んで食べ物を買うのって、なんか恥ずかしいですねw
慣れない。
美味しいスイーツの店! とか、テレビで紹介されてたラーメン店! とかに並べる人、
尊敬するわ。

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そしてこちらが、10分ほど並んで手に入れたそのお団子。
伊藤静さん・高橋美佳子さんも絶賛の、あの!
……大して美味しいってわけでもないな……。
……いや、うん。

これだったらね、多分、あなたの町の近所のさびれた商店街にきっと一軒はあるであろう、
むかしっからおばあちゃんがやってる和菓子屋さんのお団子・おまんじゅうの方が美味しいと思いますよ。
多分。

  なぜかあるよね。うちの近所にも心当たりだけで3軒くらいあるわ。
  成り立ってんのかな? と思うんだけど、潰れもしないのね。

まずくはないけど。気分を味わう物だなコレは。
ありがたいありがたい。

 ●リフト・ケーブルカー●

そうやって、足を止めてお団子なんかいただいておると、存外自分が披露していることの自覚が湧いてくる。
腰が痛まっていることに気付いてしまった。
道に人もやたらと増えてきたし、ぼちぼち飽きてきたので帰りは文明の利器の力を借りようか……
そんな弱気が心に差した矢先、見えてきたリフト乗り場は……
これまた大行列。デスヨネ。

  ああもう! いちいちめんどくさい!
  薬王院に奉られし薬師如来、飯縄権現よ! この者たちを滅ぼしたまえ!  ← 無茶言うな

1号路・下りコースの案内板には「高尾山口駅まで40分」。
ええい、乗りかかった舟、否、下りかかった山だ。
毒を食らわば皿まで、団子を食らわば串まで。


▲▲△ ここは地獄の一号路 △△▲


……あのね。
1号路をなめてました。
「舗装されてて、一番メジャーだから、一番やさしい」とか言ってすみませんでした。

    

大衆を一度に殺すための罠だったのですね!!

ものすごかったです。
斜度十数パーセントはあろうかという坂が、つづら折りに折りに折れて、
何度も何度も、何度も何度も折れて折れて、延々1時間も続く。

そうしてそこへ押し寄せる、人また人!

眺めに変化がないし、足もとも単調だし、前を見ても後ろを見ても人だし、
登り切った! と思ったらまた登る! の繰り返し。
まさにこれが地獄か、と言わんばかりの光景。

  一つ登っては母のため!
  二つ登っては父のため!
  これはクリリンの分! あんなハゲのために登ってられるか!

そもそもあの斜度はなんだよ、設計ミスだろ。
……まあ、もともとが観光地ではなく修験のための山なわけですから、
キツくて当然、地獄上等の仕様なんだろうけども。
並大抵の自動車はひっくり返るんじゃないでしょうか。
観光地化に際して、苦肉のケーブルカー・リフト設置だったんだろうなあ。

そんな風に思いながら、押し寄せる死神の列を横目に下り終えると……
うわあ!!

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どうやら俺は……降りる登山口を間違えて、舞浜に出てしまったらしい。
リフト、ケーブルカー、40分待ちの行列。
俺の高尾山がこんなに大繁盛なわけがない。
ソンナキビシクシナイデ。

呆然とするオイサンの耳に、またしても信じられないアナウンスが!!

 「リフト、ケーブルカーはただいま40分待ちでございます!
  ただ今一番早いのは、右手、登山道からご自分の足で登ることです!
  登りは右手の登山道からです!
  ただいま、リフト、ケーブルカーは40分待ちでございます!!」

貴様か! 貴様が罪のないご家族連れを、
あの登坂地獄へ次々に送り込んでいたのか!!
トシとったクリリンみたいなナリしやがって!



案内員「ケーッケッケッケッケッケェー!

  ロクに調べもせずに、

  のこのこやって来る奴らがマヌケなのさぁーッ!!」






いや、まあ、そうなんだけど。






ていうか、高尾山の案内員さんはこんなこと言ってねえよ。
まあ、6号路・稲荷山コースは、それなりの靴と装備をしてないと危ないから
イキオイここから勧められるのは1号路しかないんだけどさ……。

にしても……。

リフトやケーブルをアテにしてのほほんと山登りを楽しみに来たカップルやご家族連れを、
予備知識もなくあの登坂地獄に送り込むのはどうかと思うよ……。


▲▲△ Closing~山と、景色と、写真と △△▲


マそんな感じの高尾山。

最後の最後に山登りビジネスの闇を垣間見た思いで、
麓の喫茶店でコーヒー一杯分の休憩をとり、おとなしく京王線で帰宅の途についたのでした。

総時間、約5時間。
眺めも決して悪くはなかったし、良かったと思います。
世で言われる通り、山登りをするつもりで訪れるには、かなり手軽な山だったと思います。
朝ジョグ代わりの運動にはなったか、という程度。

当初の目的である、自分の体力との兼ね合いも、
これしきではバテやせぬということが分かったので安心。
……マ1号路は登りたくないし、
ほかのコースだとしても、朝8時以降のスタートはご遠慮したいと思うけど。

周辺の山岳地図もせっかく買ったことだし、
次回は陣馬山とか、城山小仏から分岐するようなルートも、
ざくざくと歩いてみたい所存。

にしても、今回行ったところ、城山・小仏くらいまでだとちょっと手軽すぎて有難味が薄いというか……
山に登る、その充実感というか……「下山する」ことにかかるストレスに見合うかと言われたら、
ちょっと物足りなかった。

自分の場合、「下山する」のって、もうものすごいメンドクサイ。
登るのが楽しいのであって、下りはそれに仕方なく伴う行為でしかない。
目的地に達して、一休みして、イザ「さあ帰るか」っていうこの時が、
もっとも
「なぜ山に登るのか?」
という山ノボラーにとっての永遠のテーゼに満たされる瞬間だ。

  他の人たちはどうなんだろ。
  「下りが楽しくて、下るの目的に仕方なく登ってるぜ!」って人、そこまでじゃなくても
  「下るのも登りと同じくらいワクワクする」って人いるかな。


……なぜ、山に登るのか?


「そこに山があるから登るのだ」とは、かの有名なガガーリンの言葉です。

「それでも地球は青いのに回っている! 1%の才能と、99%の努力で!
 安西先生、山に登りたいです!」
             (「本当は怖い中年の美学」ニーチェ著)

いやあ、三井は良い友人を持ちましたよね。
私にもポップの様な友人が欲しいです。
……何の話でしたっけ?
そうそう、早く『冒険王ビィト』の連載が再開しないかって話でした。ちがいますね。

……いや、ホント、山登りって、何しにくるんだろう?
確かに、掛け値なしに楽しいんだけども。

町へも、無意味にフラッと出掛けて、特に何があるでもなくゴハンだけ食べて帰ってくる、
ということは往々にして起こるから……それと、さして変わらん様な気がいたします。
ウインドウショッピングみたいなもんで。
あれと大して変わらん気がするな。暇つぶし。
町に出るか、山に行くか、その違いでしかなく。

  ところで、ウインドウショッピングって言葉は今でも普通に使えるのだろうか? オッサンだけか。
  ちなみにこのウィンドウショッピング、
  ジャパンオンリーの恥ずかしい和製英語かと思ってたらフツーに英語でもある言葉のようですな。
  マジかよ。

女性は、町に行こうが山へ行こうが、「家とは違う、何らかの大がかりな身支度」が必要になるわけで、
それが町向けのオサレとお化粧なのか、山へ向けた荷造りなのかの違いでしかないわけで、
面倒なことには変わりがない気がする。

男性は、フツーに町へ行く分にはほぼ何の支度も要らないので、
イザ山へ行くとなると格段に面倒が増すため山は町より随分とトクベツ感がありますが。

勿論、冬山に登るとか、常により難度の高い、装備や技術、知識を要する登山に挑んでいる人たちは
まったく意味合いが異なるけども。

私には単純に「山に登れる人はカッチョイイな」という思いがある。
山に登れるというよりは、山で暮らせる人、
動植物、地理、鉱物、気象のことを知っていて、その中で無理なく暮らせる人。
あー、強いな、と感じてしまうので、
それにちょっと近づいたり、齧ったりする気分で、山に足を踏み入れている。

厳しい環境に身を置くことがカッコイイわけではなく、
「お天道様には逆らえないことをよく知っていて、
 無理なく逆らわず、そこに身を置くことができること」
がカッコイイなという価値観。
あとはまあ、なんかあった時に、自分で食べるものを取って来られたり、
休む場所を安全に設えることができるところなんかが、やはり強い・カッコイイと感じる。

あとは……最近では写真だなあ。
何か綺麗なものが撮れるかもしれない、という期待。
マそれは、本末転倒なのかもしれないけど。
カメラはそこにある綺麗の物を記録するためであって、
綺麗であることを期待したり、それをでっちあげるのは、少なくとも自分の目的には一致しないだろう。

  ●○時間と空間への●○

思えば、写真を撮るとか、風景をこうして文字に残すとかいう行為は、
自分にとっては、空間や時間、つまり季節や風景との関わりあいの持ち方の一つのカタチなんだなーと
改めて思った。

どうという話でもないのだけども、
自分は常々、実家の母に多少外に出るきっかけを持ってもらいたいと思っている。
別に病気とかいうんでないのでご心配なさらぬよう。
ただの出不精なのだけど、運動不足なので、激しい運動をしろとは言わないから、
せめて外を出歩くくらいにはなってくれたらいいなあ、くらいのことだ。

  何か刺激を受ければぼけたりもしにくくなるのだろうし。

美味しい物を食べたり、きれいな景色や物を見るのは好きな人だから、
いくらかお出かけをして写真を撮ることを趣味に出来たりしないものかな、と考えてみた。

……けれども、マおそらく写真を撮る行為の面倒くささの方がまさってしまうだろうし、
そもそも写真に撮って残すことに、さほどの執着はないだろうという結論に至った。

景色や空気、その時その場に存在するものが、
そのときに自分の中を、上を、通過していくだけで十分な種類の人なんだろう。
それらと「接触する」こと……「かかわりあいを持つ」ことには、あまり興味がない。

それに引き替え自分は、
なんとか、その瞬間の間隔を取り込んで、捕まえて残しておきたい、
という欲が出て来てしまうタチの人なので、
それらとの接触や、かかわりあいを持つことを我慢できない。

接触はすなわち衝突であるし、摩擦がゼロではありえないわけで、
接触を試みた時点で、その対象にはやはり、どうしてもなんらかの変容が生じる。
色は変わるし、形は削れたりゆがんだり、熱で溶けたりする。
自分が取り込んだそれは、自分の上を、中を、通過しようとしたそれそのものとは、
なにかが、どこがか、違ったものにならざるを得ない。

  その世界を自分の物にしたい、という意識が生じた時点で、
  その世界はありのままではなくなっている、という視点だ。

そしてまた、その時空間に存在する全部を取り込むことはどうしたって出来ないから、
手に入れたはずの物は削れてこそげて、自分で見てみてもやはり物足りないと感じてしまうにいたる。
それは部分、サンプリングにしかすぎないワケで。
勿論サンプリングのしようで、少なくとも手に入れたいと思った部分だけを
過不足無く綺麗に持ち帰ることは、可能なのだと思うが。

母のような人たちは、何かが零れ落ちた「それ」は、欲しいと思わないのだろう。
こぼしながら拾うくらいなら、「全部」が通り過ぎていくその感覚だけでいい……
その気持ちは、とてもよく分かる。

母がそんなことを考えて意図的にそうしているとは思わないけども、
なんとなく感じ取って(或いは過去の経験から)そうしているのだろうなあ、と思う。

随分前の記事でちょっと書いたけども……
『封神演義』で妲己の言った、「私は世界と一つになりたい」という言葉、
アレの気持ちが分かる、というのは、そういう感覚に近い。

その取りこぼしを少しでも減らしたくて、道具を立派に持ち替えてみたり、するわけで。
20万円出してカメラ買ったりね。
するわけです。
少なくとも私は。


なんだか毎度のごと、メンドクサイ話になってきてしまったけれども、
そんな風に自分を見つめなおす時間としても有益なのかもしれませぬ。

山。

次回は……また高尾山周辺の山に向かうか、
ここなちゃんの足跡をたどって、三つ峠へ向かうのも良いかと。

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ほなまた。
ここなちゃんよく聞けよ、山男には惚れるなよ。
日笠陽子は好きにしていいぞ。


オイサンでした。


 

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■そこに山があるならお菓子を食べればいいじゃない。[往路] -更新代954回-

キセキじゃないよ、プレゼントだよ!
オイサン@お前の血は夏色かァーッ!?

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小諸連続訪問記録も3週でストップしてしまったのでここらで一息つき、
長いこと宿題にしていた高尾山に登ることにした。

随分以前にTLのお若い方と
「機会を見つけて登りに行きましょう」とお話しておったんだけども、
一緒に登って途中でバテるとものすごいカッチョ悪いオッサンなので、
先ずは一人で登って、ナンボほどのモンか確認しておこうというこすっからいオッサンの計画。

それと、タカオといえば、
某脱衣戦艦美少女運ゲー……ではなく、
某擬人化美少女潜水艦ハーレム漫画……でもなく、
『ディーふらぐ』な自分としては、BD4巻・5巻で伊藤"午前"静さんと高橋"準AKB"美佳子さんが
ディスクのバカ売れ祈願に参拝(して悪ふざけ)する特典映像がなかなかココロに響いたので
その雰囲気をちょっとだけ味わいに行きたかった所存。

  ……って、書いてから気付いたんだけど、戦艦の「タカオ」は「高雄」だった。
  「高尾」で画像検索したら、イケメンばっかり出てきてビックリしたw
  コイツは『黒子のバスケ』か。
  『ディーふらぐ』サッパリ出てこねえww完敗ww

あとはアレだ、『ヤマノススメ』的なアレ。



▲▲△ 高尾山について △△▲



 ●アクセス●

京王高尾山口駅から徒歩数分で登山口。
ケーブルカー・リフト乗り場が目の前にあって、中腹の薬王院前までは2秒で着きます(おおげさ)。
もちろんそこまで歩いて登ることも出来るし、
山頂まで歩いて登ることも出来る。
標高600mに満たないので、
……スカイツリーより低ェ……だと……。
もうちょっと頑張れよ……。 > 高尾山  ← 無茶言うな
もうちょっと遠慮しろよ……。>スカイツリー  ← これはなんとかなったかも

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朝の高尾駅。


 ●登山道●

登るには、大きく5つのコースが設定されておる。それぞれ詳しくは公式サイトを参照。

  ▼高尾山公式ホームページへようこそ!!
   http://www.takaotozan.co.jp/index.htm

 1号路コース:一番メジャーで分かりやすい、舗装されたコース。麓→薬王院→頂上まで。
 3号路コース:薬王院からの分岐。→頂上まで。
 4号路コース:薬王院からの分岐。→頂上まで。吊り橋が有ったりする。
 6号路コース:麓→頂上まで。未舗装。
 稲荷山コース:麓→頂上まで。未舗装。

2号路と5号路が飛んでいるのは、長嶋監督が登っちゃって永久欠番になったためです。
ウソです。チョイチョイうそを混ぜない。
2号・5号は純粋な登山コースではなく、ある地点(頂上・薬王院まわり)の周辺を周回する周遊コースになってる。

ちなみに、高尾山山頂からは、城山・小仏峠・陣馬山方面への縦走も可能で、
城山・小仏からは別ルートで下山したり、相模湖方面へ降りたりすることも可能。

公式サイトの説明は、図とか所要時間とか書いてあってとても親切なんだけど、
3・4号路コースと陣馬山コースのところがちょっと分かり辛い。
距離・所要時間が、下から(高尾山口から)のぼったものなのか、薬王院から分岐したあとの分なのか、
最初ちょっとまよってしまった。


 ●行程●

高尾山公式サイトの説明を見て、
「ああ、一号路は観光用に舗装された優しいのぼりで、6号路・稲荷山あたりが手つかずの難路なのだな」
と安易に考え、今回は「恐らく一番キツい」という予測のもと稲荷山コースを選択。
帰りは特にプランなしで、時間と疲労、こみ具合をみてリフトやケーブルカーを使うことも考える。

ただし、出来ることなら薬王院周辺に寄って、『ディーふらぐ』的なスポットの回収は出来たらいいな。

目標到達点は小仏峠だけど、11時には高尾山口に戻って来たいので、無理はしない範囲で。
帰るのは素直に、元来た高尾山口のつもり。
高尾山周辺の山地図を買ったので、せっかくだから次回以降、変わったルートで歩いてみたいとも考え中。

    


  うーん、今みてみるとこっちの地図の方が良さそうだったな。

    

マ何にしても★最大の目的は
「自分が高尾山を登り切れるかどのくらいバテるか」
を確認することなので、先ずはあまり色々、余計な要素を付け足さずに行こう。



▲▲△ とはいえ色々買ってテンション上がる △△▲



うぇへーい!!



……失礼しました。
いま履いてるトレッキングシューズが、もう随分傷んでいる。
思えば、2004年の正月に、初めて北海道へ行くときに買った物だから丸10年。
冬に北海道へ行くときには毎回履いてたし、間に数回、丹沢・尾瀬へ山登りに行くときにも履いた。
履くときは常に厳しい環境下におかれることを運命づけられた靴だった。
なんどか修繕も試みてきたけれども、10年経って、登山靴まわりのテクノロジーも進化していることだろうし、
単純に軽く丈夫にもなってるだろうから、今回は修繕を諦めて新調することにした。

デ隣り町の好日山荘へ。
今回買ったのは、以下の4点だけ。

  ・シューズ
  ・手袋
  ・スポーツ用途のヒートテック的な物・脚用
  ・インナーウェア


靴は、色々見てみた結果、キャラバンのコレになった。

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赤もあったのか……赤も良かったな。在庫はないみたいだったけど。
値段を意識したわけではないのに一番安いのになってしまった……ちょっと不安だな。
そのまま安かろう悪かろうではないだろうけど……。

とりあえず
 ・関東近縁のそんなに高くない山を登ること
 ・ときどき雪にも入ること

だけを基準に考えた結果。あとは、靴ひもを通すところが金具になってる物でさがした。

手袋、と言ってもインナーグローブ。これは実は通勤用。
ちいさくてよく密着して、小回りが利くのにあたたかい。
普段使いにはこれで十分。スマホのタッチ操作は、このままじゃできないけどね。

こーゆーものを買い始めてしまうと……
クツだけでもマそこそこのお値段がしてしまうので、
なんかこう……もう、ついでに色々散財してしまいたくなる。

登山用のウェアというのは、高いんだけど、高性能なので、普段着てても驚くくらい快適なのよ。
頑丈だし、汗の吸収・透湿・保温に優れてて実にいい。
カッコも質実剛健な感じがして、いいんでね。
高くても機能的なものを求める時には、ファッションデパートなんかに行くよりも、
山ショップに行った方が多分良い買い物が出来ると、私は思っている。
ただ高いので、普段はあまり買おうという気が起こらないので……こんなときにガッと。

ウインドブレイカー的なものも欲しいなー。
あと、スパッツとスノーシューも買いたいなー。
パンツももう一枚あるといいんだけどなー……。
レインウェアは最初に丹沢に登ったときにそこそこ良いやつを買ったんでまだ大丈夫。
全部買ったら10万円くらいあっという間に飛んでしまうので買いませんけども。
それに加えて、ガーミンのGPSもあるといいんだけど……。

などと、色々ワクワクと募らせて買い物をして回った小一時間。

でも上着とかレインウェアとかは、ホント高いですからね。
5、6万あっという間だから。

……あと今回、最後まで迷ったのは「ヘッドランプ」。
あの、アレです。川口浩がつけてたヤツ(別に浩じゃなくても!)。
「昼間の高尾山登るのにそんなんいるかい!」
と思われそうだけど、
高尾山と言えど、山は山。
うっかり日が落ちてしまえば明かりは心もとないし、
日が落ちずとも、天候が崩れて霧でも出た日には視界がなくなると聞く。
ホント、その辺についてはどんな低山でも気を抜かず、最低限の装備として持ってた方がいいと
素人ながらにオイサンは思う。

まあ、昼間に1号路で高尾山の山頂まで行ってさっと降りてくるだけならいらないのかもだけど。
そこから色気を出して「小仏峠まで縦走」とか考えるオッサンには、
あって困るモンじゃない……ハズ。
そうは言いながらも、今回は手もちのLEDランプで代用することにして、買って行かなかったんだけど。
次からはちゃんと買って持って行った方がいいんだろう。
高尾山の公式サイトにも、「持ってた方がいい」って書いてますしね。



▲▲△ 最終的な装備 △△▲



持ってったのは大体こんな↓感じ。

 ・水(500ml×2)
 ・携帯マグにコーヒー(500ml)
 ・食べ物(おにぎり×2、歌舞伎揚げ×4個、トッポ1箱)
 ・手袋
 ・着替え(インナー・靴下)
 ・傷薬など
 ・ゴミ袋・トイレットペーパーなど
 ・ホイッスル・方位磁石


▼よく分かんないであろうもの解説
<歌舞伎揚げ>
 なんで歌舞伎揚げ限定なのよ、と思われそうだけど、
 これは山にそこそこ慣れた友人のオススメ。私もオススメします。
 食べてもそんなに喉が渇いたりするわけでもなく、そこそこ高カロリーで、
 脂分たっぷりなので、疲れていても、食べると気持ちがふっと落ち着く。
 万が一切羽詰まった時なんかでも、空腹と気分を落ち着かせるのに役立つと思う。
 トッポも似たような理由。食べやすくて安心する。

<トイレットペーパー>
 マ緊急時用ですね。他にもなにかと使い出はある。

<ホイッスル>
 熊除け……ではなく、滑落した時とか、「人に見つけて欲しい事態に」用。
 けがをしてたりして大きな声が出せない時、周囲がうるさくて声が届きにくいときなんかでも
 人の耳に届きやすいので。
 これは災害時の持ち出し袋にも入れておくといいらしい。

まあ正直なところ、初心者向け・観光地と称される山に
この備えはいささか大げさではあろうと自分でも思ったけど、
観光地化されてても、なんのかんの言っても山は山なんだという警戒心が大事です。
ホント、イザのイザってときにはね。

マ今回は初の高尾山ってことで、どのくらいの装備が適当か、大げさな格好でもおかしくないか?
ってことも測りたかったので……先ずは勇者ダイの言葉通り、
「相手の力量が分からない時には、自分の最大の力でぶつかるのが一番だ!!」
の言葉通り、ガチガチの装備で突進。



▲▲△ コースタイム △△▲



以下、大体の行動記録。

 0630 高尾山口着・登山開始
 0730 高尾山・山頂着
 0810 高尾山・山頂発 → 小仏城山方面へ向けて
 0910 小仏城山着
 0940 小仏城山発 → 高尾山口へ向けて
 1030 薬王院着
 1130 高尾山口着


 ●スタート●

サテそんじゃあ登りましょうか。

Dsc00033 Dsc00036


稲荷山コースの入り口は、ケーブルカー乗り場の向かって左手から奥へ延びている道の脇、
6号路コースからフツーに山に踏み入る道として案内板が出ている。
まあ、しょっぱなから山やね。

Dsc00037


京王の高尾山口駅を降り、ケーブル乗り場の前に来た時点で大体朝の6時30分。
……だというのに、4人組の大学生くらいのヤロウどもが早くも
「ここでここなちゃんが……」
などと話しながら登場。
早起きだなアニオタめ! きもちわるい! もっと人間社会になじめお前ら!  ← 巨大なブーメランが!

足下は未舗装の、だいたい土、ところどころ石や木の根がごろごろ。
底の厚い登山靴でないと足の裏が大変なことになると思われる。
そういう「装備が必要」という意味では、舗装路の1号路より難度が高い、と言えるかもしれない。
岩をつかんで登ったり、四つん這いにならなければならないような難所はなかった。
まれに長い階段が現れて厳しいくらいで……これと言ってキツイという印象はなかった。
うんざりするような場所はなし。
なんだ、ラクチンじゃん。

Dsc00045


 ●高尾山山頂●

はい着いた。
早っ。

Dsc00103


いや、1時間くらいはかかっているんだけど、到着は大体7時30分~40分の間。
それでも公式サイトの目安時間の90分に比べたら随分早い。
間、ところどころ眺めのいい場所もあったけど……言うほど見所のあるトコでもないですね、ここ
(とんだマイナスプロモーション)。

Dsc00054 Dsc00073 Dsc00087


結構終盤まで、近くを走る道路から響いてくる車のうなりがうっとうしくて、
うーむ、一体何のために来たんだ、という気持ちだった。

けど、イザ山頂に着いてみると、なかなかどうして、良い眺めではないですか。
うん、1時間そこらでこの眺望なら十分に価値がある。
佳哉佳哉。

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先客が既に……ざっと見た感じで2、30人。
フツーに犬つれて散歩に来てる人もいる。
なるほど。ここまでくらいだったら、そういうのもありなんだな。
自分が登ってきたのがすっかり山道だったから分かんなかったけど、
自販機もトイレもあるし、なるほどここまでは観光地だ。

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そういう軽装の人たちと、しっかりした装備の人たち、いろいろ入り乱れているな。
コッヘルとストーブ持ってきてラーメン食べてる人もいるものね。

時間の経つにつれ、徐々に人の数が増してくる。
なんかよくない予感がするな。
一休みしたらさっさと次のポイントへ向けて歩を進めるとするか。
おにぎりもぐもぐ。歌舞伎揚げぱりぱり。


 ●5号路を巡る●

登山道の5号路は、山頂の周りをとりまく周回路。
1・3・4・6・稲荷山コースを繋ぐハブにもなっている。
折角だから一周していこう……と思って歩き始めるも、ものの20分程度で一回りしてしまった。
しかもその20分には、道を間違えて1号路をしばらく下ってしまった時間も含める。

マそんな、大して面白い道でもないです。見所があるでもないし。
……お前さっきからなんなの? 高尾山disりに来たの? 日光か成田山の回しモンか?


 ●高尾山山頂~もみじ台~一丁平~城山小仏●

ここからは、山のピークからピークへ、尾根筋を伝って歩く縦走路。
おねすじっつてもおね×ショタ的なスジの話ではないからな?

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はい城山小仏に到着。
早っ。
8時10分くらいに高尾山頂を出て、到着が9時10分頃。
5号路を一周するのと合わせて約1時間。まあこんなもんか。
出だしに現れた ちょっと登り → もみじ台 → 長い下りの階段 がめんどくさかったくらいで
しんどいようなところは特になかった……と思う。

Dsc00254


その最初のアップダウンも実は、高尾山山頂を出てすぐに現れる三叉路(上の写真)を右に下っていきさえすれば
多少遠回りになるもののスキップすることが出来る。
ただしその場合、もみじ台は通らないことになるので注意。
……マもみじ台も、眺めは多少良いようなものの、特筆するほどの場所ではないのでスキップしても問題ないと思うけど。
個人的にはもみじ台からの眺望よりも、
右へ逃げた道の先に続くおだやかな林道の雰囲気の方がオススメではある。
良い眺めは高尾山山頂や城山小仏で拝めるので十分。


そしてですね、この城山小仏の休憩所は掛け値なしに良い眺め、
(人がいなければ)静かで快適です。
ここは……とどまってぼんやりしてたい良い場所ですね。
相模湖方面から上がってくる人たちも結構お見受けする。

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東側は……海が見える。千葉方面だろうか。スカイツリーが見えたりもする。
こういう眺めは、……なんだろう、ちょっと最近がっかりしてしまう自分がいる。
海のへりのへりまで、グレーの建物がびっしりと埋め尽くす。
町が見えてしまうと、なんかどこも同じに見えてしまうのだった。
どこ行っても同じ、その景色からは離れられないのかと思うと……何しに来たんだ、という気分になる。
致し方ないことは分かっているけれども。
まあ、そういう気分になるのよ。決して悪い眺めでは無いはず。

振り返って少し歩けば、別世界が広がる。

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ものの数メートル移動するだけでものすごい眺めの落差だな。面白い。
稜線が幾重にも連なって、その合間合間に人里がコロニーを作ってる。
観覧車が見えるのは、どうやら相模湖ピクニックランドという場所らしい。


 ●富士山と鉄塔●

山のあちこちからニョキニョキと、タケノコの如く送電鉄塔が生えていて、
ホントどこへ行っても、あれを拵える人たちのご苦労ぶりには頭が下がる。
コレとかコレとか。

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マ山や景観を愛する人たちからしてみれば、なんだよ邪魔だな、という感想もチラホラ聴くわけで、
景色を眺めに来たときにはオイサンもそう思うこともあるけれども、
すげえな、何考えてんだ、っていう念が勝る。

晴れていれば富士山がよく見えるらしいのだけども、この日は雲をかぶってて裾野が少し見えるくらい。

……と思いながらぼんやり写真を撮っていると、
「あー富士山見えた」
という声が。
おお、本当だ。首から下は隠れ気味だけど、お顔は出ましたね。

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みんな、やっぱり富士山が見たいんだなあ。
高尾山の山頂でも、雲をかぶってて残念がる声がひっきりなしに聞こえていた。


 ●峠の茶屋●

特にそのつもりもなかったけれども、
となりで外人さんが食べているのを見てちょっとうらやましくなり、
峠のお茶屋さんでなめこ汁とおでんをいただく。しめて750円。

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なめこ汁をひと啜りしてびっくりする。
すごい、なめこのねっとり感がおつゆ全体に及んでいる……
このなめこ、すごい気<オーラ>だ!

  なめこのぬめりは、そのなめこの気<ナメコニック・オーラ>の強さに比例します(新しい学説)

おでんもおいしいです。
……しかし、なんで山のお茶屋さんっておでん売ってるんでしょうね……。
鎌倉の、天園のコースにあるお茶屋さんでも、おでん・おしるこは鉄板だった。
いつ頃からの習わしなんだろうか。


ついでにここで持ってきたおむすびと、歌舞伎揚げとトッポを食べ、
腹ごしらえをすませたら……サテ帰りますか。
小仏城山山頂、9時40分発。

実はこの時点で、結構な予定時間超過。
11時には高尾山口駅に着くつもりで、9時30分には高尾山頂から下りを出発しているつもりだった。
まあ別に急ぐアレでなし、ゆとりはあるのでいいんだけど。



さて、長くなってきたので一旦この辺で。

次回、思いもよらない地獄かあなた(=俺)を襲う。
キミは、刻の涙を見ることができるか。 来週も、オイサンと地獄に付き合ってもらう。

色々混ざった感じのオイサンでした。
 
 
 

 

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2014年11月11日 (火)

■釣りキチがナナハンにまたがってサイコロ片手に今日も一日がんばるぞい! -更新第953回-

オシゴトのかえりみち、新宿の駅の中の本屋さんに立ち寄ったら、
巷で(セリフの部分だけが)大人気の、今日も一日にがんばるぞいマンガが、
手書きの今日も一日がんばるぞいPOP付きで売られていたので大層面喰いました。
オイサンです。




コレ、新宿のド真ん中で推して売るようなものなのか……。
それとも、今日も一日にがんばるぞいはそこまで世間に浸透しているものなのか?
驚きだゼ。



■最近のマンガ事情・1 『釣りキチ三平』



その本屋に立ち寄ったのは、電車までちょっと時間があったからというだけなのだけで、
何か買ったり探したりのつもりはなかったのだけど、
『釣りキチ三平 平成版』の文庫版が出てたので買ってしまった。
っかぁー! ゆりっぺはエロエロだなやーッ!
          ↑そんなシーンはない。
             ↑だがゆりっぺはエロい。
                 ↑それについて異論はない。

単巻で完結してるもんだとばかり思ってたら、なんかカムチャツカを周遊する長編の途中の話で、
カムチャツカの幻のイワナ釣りにチャレンジしていた。
三平くんが魚や自然の生態系なんかについて、色々難しい言葉を使いこなしていて二度びっくり。
セリフというか、字がすげえ増えてて、若干『美味しんぼ』化してるなあと思ったり。
まあ昔から魚や自然については語られるところの多いマンガだったけど。

  矢口先生も地球環境方面なんかには色々ご意見をお持ちでいそうだけども、
  ヘンに『美味しんぼ』みたく、
  作品本来のテーマから大きくそれた方向で利用されたりしないで欲しいなあと切に願ったりはする。
  まわりの方々も、おかしな方向へ焚きつけて、自分たちの都合のいいように誘導したりしないで欲しいわ。
  そういう政治利用とかがことごとく許せぬ。

読んでいて飽きない漫画である。なんと言っても絵ヂカラが恐ろしい。
人物も自然の風景も動物も、何を描いても恐ろしく細密である。
矢口先生の三平の絵だったら、大きいのを買って家に飾ったりしたいものです。
こういう絵のうまさの漫画家さんはレアですね。
超人的。
漫画にしても読みやすさを損ねないし、そのまま一枚の絵画としても物足りなさがない。
どうなってるんだ。

  『どうでしょう写真集』じゃないけども、矢口先生のマンガこそ、
  カラー原稿は発色にこだわった紙で読みたいよねえ……。




いまチラッと調べてみて知ったことだが、
アニメの『釣りキチ三平』OVA版なんてあったんだな。
そして三平役がくまいもとこ……
ほむらちゃん! ほむらちゃんじゃないか!(生徒会長の方)
そういえばほむらちゃん、『ときメモ2』本編の山の中でのデートのときとか
完全に三平ルックで登場して釣りしてたりしやがったな。
どっちが先かわかんねえけど、



■最近のマンガ事情・2 『750ライダー』



小諸に通う(……)ようになって色々ナイスなオッサンスイッチが入ってしまったようで、
電子書籍で『750ライダー』を引っ張り込んで読んだりしている。
やべえ。
キミら知らんやろ、『750ライダー』とか。
『750ライダー』ちょう落ち着く。ちょうまったり青春日常系。

『750ライダー』は、その昔、オイサンがリアルに少年……否、幼年だった時代に
チャンピオンで連載されていたマンガで、
……説明し辛いな。

750ccバイク(ホンダ・ドリームCB750FOURらしい)乗りの主人公・早川光と、
彼のクラスメイトの美人で真面目だけど物分りもいい委員長、
三枚目短足キャラの順平と、
その三人がたむろする喫茶店・PIT INのマスターを交えた
ハートフル日常系青春スラップスティックです。

  ペルソナに運命を左右された750ライダーたちの、
  運命の歯車が今、うんめいにゃあ!!
 
   ……っていうような要素はないです。

いや、説明しにくいわこのマンガ。
途中で宗旨替えしてる(後述)し、話らしい話の骨子もないし。
部活モノじゃないから登場人物に共通項がないし、
かと言ってタイトルのまま、オートバイが話のメインに来るわけでもないし。
「主人公が750に乗ってる」っていうだけですからね。
ナンダコレ?

電子版で全巻セットがあったので、お、これでいいや、と思ったんだけども
50巻もありやがんの。
さすがに20000円一括でとかは出せないわ。気が向いた時にチョイチョイ買い足していこう。
前から順番に、ではなく飛び飛びで、
24巻、33巻、49巻、50巻(最終巻)と、なんだか色々無視した無礼な買い方をするも……

  よくこれで50巻続いたな!!

と叫びたくなるようなまったり加減、代わり映えのなさ。
25巻と50巻で、やってることほとんど……否、全く変わってないんだもの。
絵柄がちょっと変わったくらいだよ。

自分の知る限り、連載の前半の方は超劇画で、
ヨソの暴走族組織が一匹狼のヒカル(主人公)に絡んできてバトルとかケンカになってたりしたもんだけど……
少なくとも、今回新たに読んだ25巻以降ではそんな気配完全に消え去って、
すっかり爽やかホンワカ路線になっていた。
途中からホンワカ路線になることは知ってたけど、半分くらいまでは硬派な話なのかと思ってた。
随分早い段階で宗旨替えしてたんだな……。
一体、何巻あたりまでが超劇画・無頼編なんだろうか……。
さかのぼって探っていこう。



これが、

こうなる。





しかしまあ、登場人物なんかほとんど上で紹介した4人だけで、あとはといえば、
 ・用務員のオッチャン(昔ころがしてた系で隻腕)、
 ・担任の先生、
 ・ブラックベアー(暴走族・連載中に解散)の隊長さん、
 ・順平の家族(母と兄弟数人)、
 ・麻子(委員長の友達・後半から登場)、
 ・狂走赤軍(ワルモノ系暴走族)のザコ

がときどき出てくるくらい……ホント、よくこの要素だけで50巻とか続いたなあ……。
おそろしいわ昭和。どんだけのんきな時代だ。

若い人もね、是非一度、読んでみるといいですよ。
30巻のあたりをヒョイッとでも。それでも全然、通じますから。

なんでこの作品が小諸にからむのよ、って話だけど、直接は関係ない。
小諸発の『すくらっぷ・ぶっく』と同時代(たぶん)のチャンピオンで連載されてたってことと、
あとは……なんか、小諸でボーっとお茶を飲んでると、この作品のPIT INの雰囲気を思い出す、ってことだ。
ちょう個人的。

自分は喫茶店とかカフェとか大好きなんだけども、恐らくそのルーツは、
この『750ライダー』のPIT INにあると思われる。
少なくとも、記憶と意識にある上では。
もしかしたら他にも、幼いころの記憶とか思い出が関係してるのかもしれないけども
具体的なものは思い出せない。
なんだろうね。
喫茶店に流れる時間て、緩やかで幸せなイメージが強いのです。

「空いた時間」というか、なにかのすき間、
何かをしなければならない組み込まれた時間でなくて、
何かをしてもいいし、何もしなくていい、
色付けのされていないすっぴんの時間の代表、みたいなものとして。

  ……子どもの頃からそういうのが好きなのか、俺は。
  とんだ怠け者だな。ロクな大人にならんぞ。

あとはアレだ、『みゆき』で間崎竜一の家が経営してた喫茶店とか。
そういうものからの刷り込みイメージがつおい。

ところでこの『750ライダー』は、その昔、NHKラジオでラジオドラマをやってたらしい。
マジか。超聴きたいんだけど。
どっかに音源ないのかなあ。
蔵出しして欲しいぞなもし。



■最近のマンガ事情・3 放課後さいころ倶楽部



最近ちょっとボードゲームに興味が出ていて、なんか手軽にやれないものかと考えている。
最少二人で始められて、ぱっと広げてお茶を片手に15分、20分、
おしゃべりの代わりかおつまみに出来る程度にやれるくらいのものがいい。

あまりガチに考えすぎず、そこそこの知略で遊べて、
遊ぶ経過それ自体よりも遊んだ結果についていじりまわして楽しめるようなものが嬉しい。
遊んだ結果を題材に、ちょっと書き物が出来るくらいの。

……などという都合の良いものがそうそうあるはずもないので、
無いなら作ればいいやと思って考え始めてみている。
勿論それは、既製品を探すより困難な道なのだろうけども。
でも、あるかないか分からんものを探して意にそぐわないとゴネるよりは、
特殊なスキルが要るでなし、自分で考えた方が手近なので考えてみる。

  探しても、存在しなければ見つけられる可能性はゼロですが、
  作るんだったら、未完成でも不完全でも、とりあえずもう「そこにあります」からね。
  そっちの方が確実で早い。
  そういうらんぼうな思考の持ち主です、私は。
  あることが分かってて手に入るものはそっちで済ませますが。

……そんな折、以前からちょっと気になってたボードゲームマンガに手を出してみる。
『放課後さいころ倶楽部』。
美少女JK3人が、ハゲ親父を交えてマニアックなボードゲームでキャッキャウフフするという、
……マ現実にはありえないドリーミー非現実JKマンガです。
夢みたいなこと言ってないで寝ろ。




  しかしアレだな、
  最近のオマイラはもう、多少うんちくさえ垂れられれば、なんでも
  かんでもすぐJKにやらせればマンガになって商売になると思ってやがんな。
  大体あってるけど。

などと悪態をつきながらも、案外ちゃんとしてて面白いです。
もっと性急で、とりあえずゲームやらしとけ、みたいならんぼうな感じかと思ってましたが、
冒頭2話ほどはボードゲームが全然出てこないという、
スポンサーのクレームがつく前の『Vガンダム』みたいな構成で拍子抜けします。

さすがに興が乗ってくるとゲームゲームになってくるけど、
ワリカシ上手いこと、生活の中にゲームが溶け込んでるみたいな感じで描かれている……気がする。
まだ全然途中なのでわかりませんが。ちょっと続刊も読んでみる所存。
ヒロインのアヤちゃんが、ちょっと縦に間延びしたカオをしていて、ソフトぶさいくでカワイイです。
自然と愛生さんの唯ボイスで再生されます。

何故か舞台が京都で、登場人物の大半が京都弁でしゃべるのも
ツボる人にはツボでしょう。

それはそれとして、ボードゲーム。
色々探してみる傍ら、グループSNEの『ボードゲームストリート2014』とか読んで見たり。




上でもちょっと書いたみたいに自分で簡単なものが作れないか考えてみてるのだけども、
そうして考えてみると、
「カード」という存在が如何にすぐれたアイディアであるか、ということを
つくづく思い知る。

プレイする時に必要な装備とスペースが、
盤となる紙っぺらと、コマと、サイコロがいくつかだけ、くらいで済むのが理想的だと考えている。
あんまりザクザクとカードやらなんやらを展開するのは邪魔くさい。

……のだけども、そうなると、ゲームを支配するのがほぼ「運だけ」になってしまって深みがない。
そこでプレイヤーの意志を、ある程度の制限をかけつつルールの上に反映させるのがカードなんだな、
ということに、行き当たったのでした。

 ・最初に配られる枚数(場に干渉することの出来る回数)
 ・次に手に入る頻度(干渉出来る頻度)
 ・干渉の内容(カードの効果)
 ・いつカードを切っていいか(干渉のタイミング)

などなど、「プレイヤーの意志の発露」をコントロールするための手段として、
また干渉の内容・タイミングをプレイヤーに委ねることで(選択的ではあるけれども)
全てを運任せにはせず、という参加への意志を起こさせるものとして、
恐ろしく有効なんだな、と思いました。

ごくごく当たり前のことなんでしょうけども、
イザこうして自分でルールを考えてみると、
そのアイディアが如何にすぐれたものであるか、ということに驚いた。
最初に取り入れたやつはすげえな。

最近の人生ゲームは知りませんが、オイサンらが子どもの頃の人生ゲームには
カードなんかなかったから、
もしそこにこのカードのルールが加わったら、全然違うゲームに出来るなあ、
と考えたりしてた。
おもしれえ。

しかし自分のやりたいゲームにはカードは使えない……。
でも、「カード的なゲームへの干渉の手段」なら用意出来るな、と考えた。
たとえば、ダイスを振る場面で、ダイスを振る/振らないを選択できるようにするだけでも
それは一つの参加・干渉だし、その回数を制限すれば、そこにまた戦略・戦術的要素が加わる。

そのロールを行う時間的な位置(ゲームの序盤・中盤・終盤)によって効果を変えてやれば、
その選択のタイミングでも駆け引きが生まれるし……
ワリと、色々やりようはあるな、と今こねくり回してみているところ。

マ形になるかどうかわからんけど。
中々楽しいです。



マそんなこんなで、とりとめもなく。



……。



うーん……。



うーんうーん……。



なんだろう、この子がなんだか……妙にグッとくるんだよねえ……。






うーんうーん……。



オイサンでした。




 

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2014年11月 9日 (日)

■G(グラスリップ)のレコンギスタ~2014年・秋アニメ チョイ感想+『グラスリップ』の話 -更新第952回-

湯気が濃いとか薄いとか、
最初に言い出したのはだれなのかしら?
オイサンです。

その濃淡で表現の自由だとか青少年が健全だとかが測られるレベルの低さをこそ先ず恥じたいと思おうではないか。

イヤそれにしたって、最前線で戦ってる人たちにとっては
死活の問題であることは理解してますけどもね。

来季から始まるという『艦これ』のPV第2弾が公開されてますな。
マ『艦これ』全然分からないオイサンにはワリとどうでもいいんだけども、
ただ、これだけの人気作というか、期待されたコンテンツを作り手がどう料理するか、
数多ある選択肢の中で、どういう路線を選択したうえで面白さを足したり維持したりするのか、
その一挙手一投足には、素直に注目したいと思ってはいる。

  マここまで見たところ、『ガルパン』+『うぽって』みたいなんかな、と思ってるけど。
  設定というか、艦娘という存在の抽象化・記号化・象徴化に関しては、
  『うぽって』くらいまでぶっ飛んだ方へ持っていってしまった方がいっそやり易かろうし
  見てる方も理解しやすいんじゃないかと思ったりするけども。

マそんな出だして始めてしまったので、今回は大体アニメの話です、久しぶりに。
小諸関係ないアニメの話です。次回からまた小諸の話です。イヤわかんねえけど。
2014年、秋アニメのここまでの感想……と、前期の話で+α。



■『Gのレコンギスタ』



富野御大、渾身の一作……なのではないでしょうか。
非常に切実な思いがこもっているとお見受けする。



面白さという意味では、今期ぶっちぎって面白いです。
一応『ガンダム』の系譜ではあるのだろうけど、
別に『ガンダム』である必要も、それを意識する必要も特にないと思う。

ただ。面白いんだけど。
作品背景、世界情勢、文化的背景が、作中の情報からでは(現時点では)ほぼ分からないので、
何が、何故、起こっているか分かりにくい。
まあ富野カントク作品では往々にしてあることのようだけども。
そんなんでよく面白いって言えるな、と思うんだけど、
「恵まれた環境の利発な少年が、生き物として一つの衝動を追い求めて、
 切迫した状況の中でも機転を利かせて(それなりに複雑な社会に自分を馴染ませながら)快活に生きていく」
姿が、見ていてとにかく小気味いい。
それだけわかれば、当面不自由はないのだと思う。
必要なことは、必要なタイミングで開示されるでしょう。

いちいち、画面のはしばしに、快活さというか……躍動感が宿っているように感じる。
他の作品と何が違ってこんなに生き生きとしているのかわからないけど、とにかく熱と軽さがすごい。
不思議だ。
主人公は社会的には恵まれた環境にいて、Gセルフを動かせる(今の所仕組みは分からない)ということもあって、
ある意味では「特殊な能力の持ち主」ではあるんだけど、
なんて言うか、結構ふつうの子に見える。
「伝説の勇者」「スーパーサイヤ人」的な、ものすごい特殊な人ではないように見える。
せいぜい、「お金持ちの家の子」「血液型がちょっと変わった子」くらいなもんで、
宇宙人とかニュータイプとか、そういう類の凄みは感じない。
そういう子が明るくハキハキと立ち回る主人公像が、見ていてとても嬉しいです。

  マ今の世の中、「お金持ち」ってのはスーパーサイヤ人みたいなもんだけどさ。

なんだろうかねえ、この小気味の良さは。
戦争とか軍隊とか政治とか、しち面倒くさいものと日常との境い目を極めてあいまいにして地続きにしてしまい
(戦争の場にチアガールがいるとか、戦いに赴くときに、当事者たちが極端な感情を発露しないとか)、
明るく描くことで、深刻な場面でも極力受け手のストレスを軽減してるように感じる。

  これは『ペルソナ4』『アルペジオ』の岸カントク作品や
  『黄昏乙女アムネジア』とかで見られた、シリアスさのストレス軽減のやり方とはまた違っていて面白い。

もうとにかくエンディングが好きで、
「元気のGは始まりのG」、という、泥臭くもださいフレーズとタイトルに、
監督の込めたる思いの全てがある気がしている。

タイトルにある『レコンギスタ』は「レコンキスタ」を造語化したものらしく、
本来の意味に則るなら「再征服」。
『G』はもちろん『ガンダム』ではあるだろうし、
今後、作中でもっと別の意味も与えられることもあるのかもだけど、
歌詞にある様に「元気」「始まり」の意味を、監督はどこかで与えたいと思っているのだろう。
だとすればそれは「元気による再征服」、
「君たち若い人は、君たちの世の中は、もっと元気であれよ」という監督の気持ちなんだろうなあ、
と受け取った。

以前は「だからお前らはダメなんだ、気持ちが悪いんだ!」
と怒鳴りつけて突き放すばかりだったカントクが、
とうとう噛んで含めるように優しく語りかけてくるようになった、
それはもう、やり方を変えないと伝えたいことが伝わらない、進んでほしい方向に進まない、
そうしたって思うように運ぶとは限らないけど、
せめて自分はこの三十何年でやってきたことにせよ、その誤りを正すことにせよ、
伝えなければならない、伝えたい、だからやり方を変えるんだ、そのくらい今回ばかりは伝わって欲しいんだ、
という気持ちが、EDとタイトルから痛いくらいに感じるのです。

  ……イヤ、別にオイサンはそんなに『ガンダム』詳しくはないし、
  監督の言説にもそう深く触れてきたわけではないけども、そんな風に思ったのよ。
  勝手に、個人的にだけどさ。

「プライド」とか「サクセス」っていう言葉でしか人生の、生の成功を語れない
その狭さ・不器用さは相変わらずなんだろうけど、
なんかこう、「もっと元気にやって、もっと幸せになってくれ」っていう気持ちは本当に伝わる、
素晴らしいEDだと思います。いや、さすが、さすがです。
勝手に感心してるけど。的外れだったらゴメン。

OPもかなり好きなんだけど、なんでまたガルニデリアなのだろう。
カントクが若手でイキのいいの指名したのかな? 「G」つながり……ってことはないだろう。

タイトルバックで大の字の姿勢で着地しようとするGセルフのポージングも、
他ではあまり見ない、力強さのカタチをしている。
かっこよさ・スマートさドリブンではない。
しっかり立て、歩け、走れ! 前に進め! っていう、
監督の悲痛なくらいの願いであるように……マいつもながら勝手な思い込みの妄想だけど、感じるのです。

ところで、相変わらず脚本というか、人物の喋り口調が独特だけども、
これはカントクのキャラクター含みで考えてこういうものになっているんだろうか、
それともごくごく自然に、こういう風になってるんだろうか。

見たくなくても……見る!



■『デンキ街の本屋さん』



最初見た感想は、「あ、なんだ、オタクカルチャー縮小再生産系だったのか」。
つまるところは『げんしけん』の系譜ってことです。
オタクのカルチャー、暮らしや世界をいじって笑おうってやつで、
正直、中身的には「イマドキこういうネタかー」という感じ。
もはや古めかしいというか、マンネリな感じ。



とはいえ、『げんしけん』から既に12年経ってるわけで、
そろそろ一回りして『げんしけん』をリアルタイムでは知らない世代が出て来ても不思議ではなく
(『げんしけん』はまだ一応現役だけど)、
そういう新しい層に向けてのモノなのかもなー、と思って見ている。やたらPOPだし。
とすればアリではあるなあと。マおっさんが改めて見るようなものでもないと思うけど。

とりあえずOPが素敵でキュンとなるので、
それを聴くために流して、本編はあんまり真面目には見ないという感じになってます。

ときどき普通に面白いこともある。
カメコが好きです。あと腐ガールちゃんがやたら食う絵も好きです。
ですぞー。



■『繰繰れ!コックリさん』



一風変わった逆ハーレム・ネオロマンス系アニメ(だと言い張るぞ)。
残念少女にイケメンがむらがる画ヅラはまさにハーレム系。
ネタがさほど尖っているわけでもなく、もう小鞠の独特の口調だけが心地よくて見てる感じ。
ラクに流せはするのだけども。わりとめんどくさいな。
OP主題歌がなんだかキャラソンみたいで残念だが、ジュリアナスタイルの小雛はすごく好きです。
かぷめん。



■『甘城ブリリアントパーク』



アラフォーおすすめの一本。
テンポの良い、如何にもラノベらしいコメディ。
個人的には、狙って繰り返されるマンネリネタが心地よい。
お色気とベタな笑いとバイオレンス、あとちょっぴりのセンチメンタルと浪花節に彩られた、
娯楽の王道ともいうべき隙のなさは原作の凄みなのだろうけど。
そこを京アニさんが丁寧に仕上げて完成しているのでしょう。

一言で言うならコッテコテ。
ちょっとしつこいくらいなんだけどそれでもゲップを出すことなく見続けられる。
理由は分からない。
振り返ってみると
「よくこのバターのかたまりに生クリーム塗ったのを平気で食べられたな俺は」
という気分になるんだけど。
コレマタ、目新しさはないけど安心してラクに見られる系。

ところで、番組の合間にOP曲とED曲のCMが入るのだけども、
OPを歌ってる姉ちゃんがもうなんというか一昔前の土人コギャルみたいなんで、
やたらテンション高く嬉しそうに激しく歌って踊る、
見た目的にはまあオタクの嗜好とマッチしそうもない感じ(オタクとか超バカにしてそう ← 偏見)。
反してEDの方は女性声優さん四人の劇中ゆるふわユニットのお歌。
妖精さんっぽい衣装でふんわかふんわかしている。
音楽的にも映像的にも、きっとOP側の方が高度というか豪華なことをやっている様な気がするけど、
オタクの多くはEDの方を好んで買っちゃうんだろうな、とか
勝手に思って見てるとなんだかヘンな気分になるです。
曲の個人的な好みとしてはどっちもそこそこ。

ときどきザクッと現実的なコト言って不意に殺しに来るのやめて下さい。
ヘーリコォープタァー!!



■『俺、ツインテールになります』



「この世界には二通りのラノベしかない。
 『インフィニット・ストラトス』か、そうでないものかだ」


という言葉がありますが、その意味ではマンガは『インフィニット・ストラトス』です。

あんまり真面目に見てはいない。
とても馬鹿馬鹿しい方向に振り切れている、……えーと、ラノベの伝統芸能みたいなものです。



OPがテンポ良くて好きですね。
真礼たそはお歌はあんまりですね。

  どうでもいいけど、『ごちうさ』のBD副音声で、
  真礼たそが同業者(つまり共演者)からも真礼たそ呼ばれてて笑ったw

「見ないことによって面白さが増す」タイプのクソアニメ、だと思います。
見ても大損はしません。
いや、嫌いじゃないですよ。
設定が吹っ飛んでる割に展開のテンションは高くないので、
あー、作ってる人は真面目なんだろうなあ、と思えてしまうあたりがちょっと残念。



……。



他には『天体のメソッド』『失われた未来を求めて』、
あと『魔弾の王と戦姫』はじわじわと追いかけてますけど、特に書くこともない。
みんなそれぞれ丁寧に、それぞれの追いかけるべきところを追いかけていてちゃんとしていると思う。
すごく面白いかどうかは別にして。
なんかこう……ぶっ刺さるほどのものはないかと。
「皆さん真面目ですね」っていうのが正直なところ。

『未確認で進行形』とか『ろこどる』とか、とてもきちんと作られていて見ている間はとても面白い、
ああコレ好きだなあと素直に思えるのだけども、如何せん下手にデキが良すぎて素直な分、
イザその期が終わってしまったらするっと心からいなくなってしまうモノが結構ある……。
なんかこう、ざりっと心に引っかかるエッジが、どうしても必要になるのだと思います。
消費されて終わりになってしまわないためには。

そんな時代だから、ちょっとアホすぎるとか、ダメすぎるとか、えろいとか、鬱だとか……
ゆがみを伴ったクソアニメ的なものの方が、より人々の心に残って行くのでしょう。

このへんのスルッと系アニメを見るなら、
ちょっと『グラスリップ』を見返したい気分のオイサンです。



■『グラスリップ』をこのタイミングで振り返る



「意味が分からん」「つまらない」と評判の『グラスリップ』でしたけども。
いや、ホント意味はわからない。
未だにわからない。
けれども私はその「見てる人間がわからない」という点に着目したいし、また評価もしたい。





 ▼意味が分からない

あのー……「ワケ分からん」モノっていうのは、ホントにワケが分からんというか、
個人が個人だけの感覚・感情で、自分でもよく分からないまま振り回してくるモノっていうのも確かにあるのだけれども、
世に出回るワケの分からないモノの大半はそうではなくて、

 「作り手のさじ加減によってそのようにコントロールされている」

か、或は

 「『ワケが分からない』ということでしか表現し得ない、ワケが分からないことそのものが表現であるもの」

のどちらかである場合が殆どなんだ、というのが私の解釈なのですね。

人間……特に、何かものをこしらえようなどといういう人種は、
何の手がかりも拠り所もなく、「自分でもワケが分からん」状態のまんま、
一つの世界を創作することなんてそうそう出来ない、というのが、
甚だ個人的・主観的ではあるけれども、オイサンの持っている感想・感覚でして。
好き勝手に、いい加減に、考え散らかして(しかもそれが完結して)終わる、
なんてことは、それこそある種の天才か、子どもにしか出来ないと思っておる。

だから大概の「ワケ分からん」作品においても、
作り手の想定した物語の全ての経由点は、
……ロジカルに、誰から見ても同じように繋がるように出来てはいないかも知れないけれども……
作り手には必ずその繋がりが見える・繋がる理由(理屈ではないかもしれないが)がある
(小さな断絶はあっても、わずかなベクトルからの推測で繋がることがほぼ確定的である)ように、
なっているものなのだと……思っている。

だから、『グラスリップ』の物語は、ハタから説明なしに見れば、
たいていはしっかりとは理解不能だけれども、
考えられ、象徴化され、断片化されたものなのであろう、という感触は得ている。
理由・理屈は推し量ることができないくらいにそぎ落とされている。
けれども、「大体こういうことを空気感だけで描きたいのだろうな」と感じ取る
感触や手掛かりは残されていることが、自分には感じられる。

  中途半端に意味が分からない、適当なつながり方をするものであれば
  そこには手抜きやいい加減にしか考えていない可能性が期待できるが、
  あそこまで徹底して意味が分からない物は、
  逆に、作り手に強い確信がなければ成立しない、という確信だ。

その物語の理由……点と点がなぜ繋がるのか・何を以て繋がっているのか? ということは、
必ずしも全ての受け手に伝わらなければならないわけではないと思うし、
表現した結果理解されなかったからといって、微に入り細に入り、説明されるべき物でもない。

  その辺はなんというか……人間同士のクラウドコンピューティングみたいなもの、ではなかろうかと感じる。
  発信したメインのプロセッサは基幹となる最上位の抽象的な思考・情報だけを持って発信し、
  繋がっている受け手のプロセッサはそれを受信して、
  補うなり、デコードするなり、断片的なジョブを請け負うことになる。
  どこかでそれら全体が繋がる場があれば
  (というか、受け手のプロセッサが処理した結果をメインが回収しないと何にもならないけどw)、
  もっと全体が納得できる作品になったに違いない。
  とはいえ、それをメイン側が企てるのは野暮だと思うけど。

脱線したけれども、確かに『グラスリップ』は全体通して意味が分からなかった。
まだ考え切れていないから分からないだけかも知れないけど、とにかくスッと分かるものではなかった。

忌むべき、理由やプロセスのない手抜かりによる「わからなさ」ではなく、
仕組まれた、やむなきわからなさだった。
また、全体的な感触としては、あの分けのワカラナサは、
本能的に理解できる分けのわからなさだったので、すっと腑には落ちたのだった。

その
「理由・理屈は分からないけれども、ふわっとした感触や輪郭だけを残して伝える試みと、
 成功させたこと」
については、とてつもなく高い評価を与えたいと思う。


 ▼未来の断片

あと、よく見かけるのが「ファンタジー要素は要らんかった」という話。

主人公たる透子とカケル君に
「未来のビジョンが見える・一瞬の音が聞こえる」
という物語要素が、混乱のもとであって不必要だったんじゃないか? という話。

これもまた……実はファンタジー要素でもなんでもなかったんじゃないか、
というのが自分の感触で、そこから生まれる混乱・わからなさもまた、非常に魅力的な要素だった。

あの二人に見聞きできる謎の現象、それを共有してファンタジックなことに結びつけているのは
あくまで物語の上での登場人物二人自身だけであって、作り手でもなければ機械仕掛けの神でもない。
お話の中にいる二人が「これってこうだよね」と語らっているだけであって、
確信的な提示ではなんもない

あのビジョン表現がファンタジー要素であると言ってるのは、
若い二人の主人公の思いこみ、誤解……そんなものでしかない、
という可能性が非常に高い。

  透子だったか、カケルだったかの母親が、同じ現象を体験しているというから、
  思春期・青春期特有の何かの象徴・記号なんじゃなかろうか。


「じゃあ実際、その現象の正体はなんだったのか」?


……それは明らかにされないし、明示される必要もやはりない、と思っている。
だってきっと、そういう時期に感じる様々な、理不尽な心の波打ちや衝動は、
誰にだって全部説明できる物ではないし、過去様々な表現の分野においても、
それだけで一つの作品になるくらい取り沙汰されているのだから。

そういうトリックを使って、受け手を混乱に……表現の土俵に引きずり込んだのは、
とても上手なやり口だったと言わざるを得ないと思う。
受け手は、主人公たちの言動を使った作り手のもくろみに、まんまと騙された。

……そもそも、主人公といえどあくまで物語の登場人物の一人に過ぎない者の言動を、
まるっと飲み込んでしまうのも迂闊なんだろうし、
「全部が説明されないといけない、理解できるようにつくられてないとならない」
というのも、受け手のおごりというか、わがままというか、贅沢というか、過保護というか。
劇中の説明ゼリフを無防備に信用した上、最後まで手放せないという癖は考え物だと思う。

……マそれを、たかだかテレビアニメに求めんのか? っていうのは別な問題としてあるけども、
少なくとも「テレビアニメにあっちゃいけない要素」ではないとは思う。
そういう作品があることは喜ばしかろうし、
そういうモノがある、ということを示しただけでも、やはりこの作品の価値は高い。
商業的に成功するかはやっぱり別問題だけども、
それこそ受け手がどうこういう問題でもない。

  言っとくけども。
  今ここで書いてることが、作り手の思惑に一致した正解だという保証はないし、
  当たってる可能性もすごい低いと思ってもらっていい。
  自分でも「当たってはいないだろうな」と思いながら書いてる。
  むしろ当たってない方が若干有り難いくらい。
  この引き出しはちょっと面白いから、
  自分で考えついたことに出来るならその方が嬉しいものw


 ▼強さと優しさと鬱展開

んでここからはお話の構成的な評価の話。

縦軸は上で書いたような、謎現象を心に抱えた主人公・透子と不思議系少年・カケルくんの恋愛物語で、
横糸に、高校生男子2人(+1人)と、女子3人のグループ恋愛模様が絡んでくるんだけども……
この描かれ方がまた……素晴らしかった。

あのー……メインの5人グループが出てきたとき、誰もがドロドロを予期したと思うのです。
それは、このアニメの制作スタジオの、過去作品の傾向からも、
ある種それを期待されてもいたろうし、期待されながら敬遠されてもいたろうし。

けども、その展開を、根底に流れるヘドロのような感情、期待感だけを残して、
それが上澄みまで浮上してくること、忌避されうる実体的なドロドロを描かずに済むような、
それでいて無理のない(実際はあるけどそう感じさせない)物語の展開を作り上げたやり口には、
諸手を挙げて賛辞を送りたい。

ドロっとしたものが5人の心の底に渦を巻くたびに、
登場人物たちが自ら強さ・やさしさを発揮することで、
安易に極端な感情に走ることをサラリサラリと避けていく、その様子は実に痛快だった。
それがまた、押しつけがましい、熱血や女同士のイチャイチャした友情に依らない(依り過ぎない)ところも
好感度が高い。

鬱展開とか、ちょっと何かあるとすぐ「殺してやる」「死ぬしかない」という
極端な感情に走ることの多い昨今のサブカル系物語界隈において、
本作の示した方向性は、それこそ「鬱展開」と同じ強さ・重さ・大きさでもって、歓迎されるべきだと思う。

人物たちは皆、決して冷静なわけでもなく、湧き上がるドロドロの感情に心を乱して
忸怩たる、納得のいかないものを抱え込んでいくのだけども、
折り合いをつけて、心を上手に濾過していく様が……
「とても分かりにくく、ふんわりとした感触と輪郭だけを残して」
描かれていくからたまらない。

[強い、やさしい、しなやかであるということは通り一遍の言葉だけでは描かれない」
ということを、そのわかりにくさを恐れずに描き切った物だと、自分は解釈している。
素晴らしかった。

  ここでそのいわゆる極端な感情の展開、鬱展開とか、対立関係にもちこまれなかったことが、
  上でも書いた「分かりにくさ」に大きく寄与してしまってる部分も多々あると思うんだけども、
  それはもう致し方ないし、その道をテレビアニメの上で選択したことは、
  無謀でなく勇気だったと評価したい。

また、昨今テレビアニメの上で確立されてきた、
シリアス展開・鬱展開を予期させることで受け手の興味を惹きつけつつ、
物語によるストレスを受け手に与えないためにそこからさらっとキャッキャウフフを挿入する手法……
あれはあれで考え抜かれた素晴らしいものだけど、そこへも逃げてない。
シリアスなまま、ストレスを回避している。
「刺激はドギツイけれども受け手の心にストレスを強いない」
表現の最右翼として、もっと評価されてもいいのになー、と思う。

ここでのさらっと感、ふわっと感を実現するためには、
不思議系主人公二人……透子・カケルの、
アッケラカンとかしたバカさ・天然さ(by透子)と、
無機質で無表情だけども冷徹に過ぎない存在感(byカケル)が不可欠だった。
こういう点においても、キチンと考えられて配置されてるなあと感心するのです。

カケルくんの登場と、人物各々のやさしさによって、
彼らは、正しく、何も失うことなく先へ進んだんだと解釈している。
これは大きなエポックだ。



■Closing



マそんなことで……色々偉そうなゴタクを並べてはきたんだけども、
ここまで書いてきたように、
「なんだお前も、具体的には何にも分かってはいないんじゃん」
と言われたら反論は出来ないワケで。

  けどそれはまた、作品の性質上、致し方ないものでもあるよなあ、と開き直ることにする。

確かに、一つ一つの現象を、根拠を持って解釈したり、意味を与えることは私も出来んです。
分からぬ。
けど逆に、昨今のアニメ界隈の作品は、わかり過ぎるし、箱庭的に物語の隅々にまで作為が行き届きすぎて、
正直こぢんまりとまとまり過ぎている、
そういう作品がもてはやされやすいように感じる。

行き届いていることは決して悪いことじゃないけど、
作り手がそれを全て「僕らがこう考えてこう作ったんですよ」と明かす必要もなく、見せなくてもいい、
受け手に見せて説明しなくてもいいところは多々ある。

それが何故かというと、ヨノナカって、そういうモンやん? と思うから、なんですね。
理由・理屈が全部明らかにされてるわけでなし、
明らかになっている部分においてさえ、個々人によって運用・適用のさじ加減が違って、
それによって個々人の耳目に届く像は位相が違っていたりして、
そのズレによって、その先ではまたゆがんだ像になっていく、その連鎖の繰り返し。

一つの物語世界を、ひとりの受け手が全部理解して、説明出来る必要は、やっぱないと思うんです。
作り手はそれを出来るに越したことはないけれども、
「隅々まで作って隅は説明しない」のか、
「隅は敢えて作らずに残しておく」のかもまた、作り手の自由、マチの取り方でしかないと思う。
ただ「こういうモノを描く」という確信があったら、それでいいと思うので。

そういう選択がされたこと、それが最後まで貫かれたこと、
かつ、それが届くような形で描き切られたこと……誤解を恐れず「成功させたこと」って言っちゃうけど……を、
オイサンは、とても嬉しいこととして、この作品とともに受け止めたいと思ったのでした。

マ、「それにつけても意味が分からなすぎる」とか、
「聖地が聖地聖地しすぎだろ!」とか、
「止め絵演出多用し過ぎでやっぱり意味が分からない」とか。
種々、問題がないとは言いませんけども、それを補って余りある魅力を持った作品だったと……
個人的には、大事にしたいと思うのです。

『グラスリップ』。

……なんかこう、夏になると思い出す作品が、また一個増えたような気がするです。


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マそんな感じでヒトツ。
オイサンでした。





 

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2014年11月 3日 (月)

■些伽巳日記~あしたは小諸の風が吹く・後篇 -更新第951回-

 
前々回、3DSのゲームを探していて
「こいつは良い!」と目についた『FLOWERS』をジャケット買いしたという、
任天堂からしてみればポルナレフにならざるを得ない案件の話をしましたが、
いやいやいや、ちゃんと買いましたよ、3DSのソフト。
『Code of Princess』。

ベルトスクロールアクションだぞ? コノヤロウ。
どうだ、オッサンだろう?

  なんか変なオチものパズルみたいなんとか、
 引っ張ってぶつけるみたいなゲームとか
 絶対やってやらねえからな憶えとけよ(なにと戦っているんだ)。


キャラ設定やシナリオが相当吹っ飛んでて面白い!
『バンガイオー』のノリを思い出す。考えたやつはバカだな。


▼コードオブプリンセスOP



今期はアニメ、あんまり見てません。
『甘城ブリリアントパーク』、『Gのレコンギスタ』、
『繰繰れコックリさん』、『ヤマノススメ』の続き、
『デンキ街の本屋さん』、『失われた未来を求めて』、
『魔弾の王と戦姫』、『天体のメソッド』……
ぐらい(じゅうぶんだ)。
とは言っても下3つは全然追いつけていない有様です。

あと『俺、ツインテールになります』もワリと良い感じ。

しかしまあ、面白さで言えばぶっちぎりで『G』が良いですね。
OP・EDともに。特にEDがいい。富野カントクの切迫した思いを感じます。



さてアニメの話はまたするとして、
ついかっとなって小諸に行ったハナシの週末の続きの話。
自転車をエッチラオッチラこいで、標高900m付近までラーメンを食べに来た、その続き。



▼▼▽▼▼ 小諸・三 ~ダムと迷走のダウンヒル ▼▼▽▼▼

さて目的のラーメンも食べたことだし、さっさと町まで下……ればいいのに、
一体なんの苦行なのか、
せっかくここまで登ってきたんだしもうちょっとこの辺を、上まで走ってみようか、という気分になった。

Arpa180313

これが時間的によろしくなく、1時間半ほども山の上で時間を使うことになってしまった。
町に戻ってから時間が許せば、布引観音まで行くか、
そうでなくても新しく開拓するお店でゆっくりするかというつもりだったのだが。
マ良かろう。
さすがに、もう一度はここまで自転車で上がってくることもないだろうから
堪能して帰るとしよう。


  最終的には小諸ユースホステルを越え、標高1000m線を越えるあたりまで登ることになる。


何か面白い景色があったかと言われたら……
道ばたに突然ヤギが繋がれていたくらいでこれといって面白いものはなかった。

Ardsc07111

イヤ全然面白いだろ。何故だよヤギ。散歩の途中か? ご主人はどこいった? 


 ●● 迷い道クネクネ~地元の若者との邂逅  ●●


登るところまで登ったら、ダムの方……つまり南西へ向けて、
西へちょっと走る → ちょっと南へ下る → またちょっと西へ → またちょっと南
と、階段状に下って町へと近づいていく。

林の中を走り、畑の脇を抜け。

Ardsc07157

この写真の場所に差し掛かった時……
写真の写りがあまり良くないのが残念だけど、
「ああ、けど、適当に走らないと出会えない風景ってのも確かにあるよなあ」
と、なぜかグッと胸にこみ上げてきた。
危ないことばかりやってても仕方がないけど、
時にはそういう、アウトオブコントロールの中に身を置くスパイスがあってもいい。

あるポイントで交差点を一つ手前に間違ってしまい、
予定よりもかなり東寄りのコースになってしまった。

Arpa180343

そこからまたクネクネ走っているうち、T字路にぶつかった。
正面に……何やらイベント開催中らしき、小諸商業高校の門。
道は、そこをドン突きにして左右に割れているけど、どっちも、なんか先がありそうにない。
……これは引き返さないとかな?
ダメもとで、門番げに立ってる学生ボウズに道を聞いてみるか。


  オイサン「これ、道、自転車で抜けられる?」
  小  僧「どこ行くんすか?」
  旅 行 者「千曲川の方へ行けたら行きたいんだけど」
  学  生「だったら、この先ちょっと階段になってますけど、自転車で十分いけますよ」


と、左……南の方を指してくれた。おお、とても有益な情報感謝。
お礼を述べ、細くなってく道をゆるゆる進んでいくと……
ワルそうなジャージ坊主が4人、お定まりのポーズでしゃがみこんでいる!
は、はめられた!!

……と思ったけど、オイサンを見るなり
「やべえ見つかった」
と、立ち上がってちりぢりに飛び去って行った……。
キミら昭和の生まれか。
なんかイベントの手伝いで登校してきてたのをサボってシケこんでたようだ。
スマン、別に私は君たちを検挙しに来たわけではないよ。

……。


そこからまた、ウネウネウネウネ十数分、
元の経由目印であった芦原中学(※)の脇を通って……どうにか千曲川沿いまで出たものの……。

  ※『すくらっぷ・ぶっく』の聖地です。

想定していた道が見つからず、
元来た道を戻るのも癪だから地図を見ぃ見ぃ田んぼの間の道を走っていくと……
一本、ダムの傍へと抜けられる、森の抜け道を発見。これで勝つる!!
……なんて行き当たりばったりなんだ。でも、とても気持ちの良い道でした。
なんか、途中謎のオブジェクトが陳列された広場があってちょっと怖かったけど。

Ardsc07197 Arpa180390

これでかなり、小諸を自由に行き来できるようになったぞ。
良い道が一杯だ。

 ●● 西浦ダム  ●●

おー。

Ardsc07254

今回はダムを見に来るつもりはなかったのだけど。
水の手の展望台から見たとき、放水口の一つが大きく開いているのが見えた。
まだこのダムの口が大きく水を流しているところは見たことがなかったので
興味がわいて見に来てみた。
なかなか良い眺めだな。

どうどう大きな音をたてて叩きつけ、絶えず波紋が、縁にまで寄せてくる。

Ardsc07244_2 Ardsc07249

春に来たときは変わらにもっと草が少なくて、ご家族連れが川で遊んでたりしたものだけど、
流石にもう水も冷たいのだろうし、水の量も流れイキオイも、あのときに比べて随分増している。
その分、ダムとしての見ごたえはある。

随分たくさん移動したのでくたびれた。
しばらくここに留まっていこう。水辺は落ち着く。

 ●● 観光交流館にて~温泉に入りそびれる ●●

観光らしいことはコレで大体おしまい。
あとは、自転車を返却し、お茶飲んで、ゴハン食べて、お土産買って帰るだけ。

  本当は「グランドキャッスルホテルで、温泉の日帰り入浴」があったのだけど、
  観光交流館の人から「14時半までだ」という衝撃の告白。
  ΩΩΩ ナ、ナンダッテー
  最近は宿泊のお客さんも多いとのことで、日帰り入浴の時間を抑えてるんだとか。
  なんということだ。大人気じゃないですか。
  初めて来たときの印象はガラガラのお宿だったのに(失礼)。

   Dsc07273

  ちなみに、観光交流館の方はとても親切で、
  代わりの温泉ではないけど普通のお風呂屋さんを教えてくれました。
  ……デ行ってみたんだけど、なんかフロントで待てど呼べど誰も出てこなかったんでやめといたw

このとき、観光交流館にカードラリーをなんらか達成した二人連れが来られてたのだけど、
カードホルダーみたいなのにびっしりと集めてたのを見て「うおすげえ」とつい口走ってしまった。
そしたら女性の方が「家族でやってるから、べつにw」
と応えてくれたんだけど、イヤ、だったらだったで、家族総出でやってることがすごいよw

 ●● ツ・ル・ヤ! お・や・き! ●●

そうだそうだ、ジェントル号オーナーのテラジさんから、
スーパーのつるやで茄子のおやきと野沢菜のおやきを、ありったけ買い占めてくるように言われてたんだった。
そう思い出して、お茶と晩ゴハンの前にスーパーつるやさんへ赴くも、
時既におやき。否、おすし。否否、おそし。
なんと棚には、きんぴらとつぶあんのおやきしか残っていませんでした……。

報告を入れ、ここは潔く作戦失敗の責任を取るべく、
つぶあんのおやきを買って甘味自殺を図るも美味しいばかりで死にきれない!
くそう! 死なせてくれ! 甘い! おいしい! きんぴらも買えば良かった!


 ●● コモロッケコモロッケ ●●

『自家焙煎珈琲こもろ』さん。
毎度お世話になっております。しずかで落ち着ける雰囲気……のくせして、アニメグッズ満載という、
サッパリ意味の分からないいつものたたずまい。
お客の少ないときに、マスターとアニメの話とかしてみたい。
アイスコーヒーを戴きます。

小諸を訪れるときは毎回お邪魔してしまいますが、
この町には喫茶店が結構あるので、色々開拓して回りたい所存です。
見て回った限り、既に行ったところも含めて5、6軒ある。

  とはいえ、こういうお店は自分にとっての大当たりを一軒見つけてしまえば、
  とりあえずそれで済んじゃうので頑張って総当たりする必要もないんだけど。

そして、今日の夕飯。
これはもう、心に決めたお店がある。「キャンディライト」さん。
喫茶・軽食のお店なのだけど、
最初に四人で訪れたときから密かに目をつけていたお店。

5月の末に一人で来たときも何度か訪問のチャンスをうかがっていたのだけれども、
「なんとなく閉まってる」とか、
時間外に行ってしまうとかでなかなかご縁がなかった。
しかし。
今回は完璧です。
なんと。
予約を入れてある。
「軽食の店にかよ?」という声が聞こえてきそうだけども、それにもちゃんと、理由がある。

なんと。
隠しメニュー。
隠しメニューの「こもろッケ丼」というのを出してもらおうと思ったら、
材料である白いも?調達の都合か、予約を入れておかないとならないのだった。
予約、入れました。

Dsc07284

このお店に興味を引かれたのは、店構えとディスプレイ。それだけ。
新しいお店に踏み出す時「絶対美味しい、ここは当たりだ!」という確信なんか、毎回ありはしません。
「結果、当たりだ」ったってのが毎回のことで、
「まあ、食べられないくらいマズイ・はずれってことはないだろう」
っていうくらいはなんとなくあるけど。
それこそ、そんな大ハズレの方が大当たりよりよっぽど稀だ。

  「不味くはないけど雰囲気が嫌だ」とかはワリとあるけど。
  ……そして次回の小諸訪問で、まさかそのカードを引くことになるとは思わなかったわけだけど。
  イヤ、予感はあったと言うべきか。マそれはまた次のお話。

  お店に興味があって、Webで検索をかけてみたら、出てきたのが隠しメニューのコモロッケ。
  まさに隠しメニュー。

デ、こもろッケ丼。
白いものコロッケを豚肉で包んで揚げたものが、ごはんの上にキャベツをしかれて乗っている。
他に具はアスパラのフライのみ。

料理の感想から行ってしまうと……ちょうおいしいです。
本当にシンプルに、とてもおいしい。
まあコロッケといえばコロッケで、普通のコロッケに比べてちょっとねっとりしているとか、
独特の香りと甘みがあっておいしいとかはある。

それに加えて、揚げ方がすごくカラッとしていてサクサクしてるとか、
ソースの味が良いとか、そういう要素もとても大きい。

別に私は山岡さんじゃないので偉そうなことはよう言いませんが、本当にとても美味しいです。
お味噌汁も好みの味だし、
付け合せのレンコンのきんぴら(付け合せがこれだっていうのも随分立派だけど)も美味しい。
変わり種とか名物とかB級とか、そういうことを抜きにして美味しいです。
満足。

Arpa180440 Arpa180444

それでまた……お店のご主人が、妙に人の好い感じで。
とても自信のなさそうにしておられる。

先付けに、この「こもろッケ」を作るのに使ったという特別な小諸産のジャガイモを、
ふかしただけの状態で出して下さったのですが。

  ご主人「……まあね、特別だって言ってもジャガイモですから、
       加工しちゃうと何が何だか分からなくなっちゃうんでw
       先ずはそのまま出した方が良いかなと思って」


言い方www
そりゃそうかもしれないけどぶっちゃけ過ぎだよ!
いや、ちゃんと残ってますよ、このお芋らしさが! 大丈夫だよ! 素材の良さを、もっと信じてやれよ!
上に書いたでしょ、「ねっとりしてる」「独特の香りと甘みがある」って!
気のせいみたいな気分になってきちゃうだろ!

全く……とんだマイナスプロモーションだ……。
食べ進んでいくと、お写真にも見えるコロッケ二つのうち、
左側はプレーンなコロッケ、右側はカレー味がついてます、おいしい!

  ご主人「二個ともおんなじ味じゃあね。所詮コロッケだからw
        飽きちゃうと思ってw」


だから言い方wwww!
すごく立派な工夫だよ!
それにカレー味にしなくてもいいくらい、かかってるソースも美味しいよ!

 ご主人「ところで、どこで知ったの? これのこと……」

知られたくなかったもよう。

まあ、確かに知ったのは上でも書いた通り、お店の名前で検索してたまたま見つけたんだけどさ。
メニューにも書いてないし、不思議に思っても無理はない……。


  ご主人「おいしかった? そう、それなら良かった……。
       ねえ。期待してくれてねえ? 大したことなかったら……
       恥ずかしいじゃない?申し訳ないし」


……。
イヤ、まあ……そりゃそうかもしれませんけど……。←ちょっと慣れてきた
気持ちはわかるけどさ。
とっても美味しいですよ、コレ……。
付け合せのアスパラのフライもすごい美味しいし。

  御主人「ああ、アスパラ……。
       それだけ小諸産じゃないんだよね。
       豚肉とかは全部小諸のものなんだけど」


ああもうなんかすみませんでした!!

……ていう。
俳優のきたろうと、松崎しげると、なんでも鑑定団に出てくるおもちゃコレクターの北原さんをごっちゃにしたような、
とても人の良さそうなご主人でした。
自信なさげだったなあ……。
そのくせ、こっちが食ってる間はずーっと、おかみさんと一緒に
店のテレビでネプチューンかなんかの出てるクイズ番組見て笑ってたけど。

どっちなんだかわかんねえよもう。


▼▼▽▼▼ Closing……遠き浅間山(やま)に日は落ちて ▼▼▽▼▼


まあ大体こんな感じで……
このあとは、いつものようにお土産のみやさかさんでチョチョイとお土産を物色して帰ります。
時刻は17時を回る頃。

Pa180464

うん、やっぱり一泊二泊はしたいところで後ろ髪を引かれるけれども。
今回は日帰りが出来ることを確かめるためだから……潔く退くとしよう。
これで終わったと思うなよ! ← 自分に

10時間あってもなかなか満足とは言い切れぬものだが、それなりに楽しめることも分かった。
交通費コミの1万円程度でこれだけ楽しめるのだから、月に一度程度の贅沢な遊びとしては上等だ。

その日の天気の良し悪しを見極めてから来られるというのも大きい。

マそんなことなので、気が向いたらまた来ます。
オイサンでした。










            ……翌週……










き……









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気が向いてしまった……。





違うんです刑事さん、天気、天気が……
高尾山とか……青梅とか……検討したんです……。

マそんな感じで……2週連続、小諸で迎える土曜日。
続きは次回だけど、大体「布引観音を見る」だけで終わる。

ほなまた、今度こそ。
オイサンでした。
 
 
 

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