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2014年8月10日 (日)

■世話焼きおさななじみと年上美人 -更新第941回-

どうでもいいけど、コマンドウルフ と ごまどうふ って似てるな。
オイサンです。
ごまどうふ型ZOIDSまだー?

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■おカメラ素振り 箱根編



また、カメラの素振りに行ってきました……というわけでもないんだけど、
前回の鎌倉で、
「早朝から人気の少ない景勝地を訪れて午前中の3/2くらいをすごし、午後は家でゆったり」
というのをやったら休日が長くていい塩梅だったので、
それをもう一回試してみよう、という感じです。
カメラは……半分ついで。

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結論から言うと、
お写真的には前回の鎌倉ほど良い感じにはならなかった。


  カメラ 「また、つまらん物を撮ってしまった」
  オイサン「ごめん」



まじでゴメン。
ていうか、写真データもデカイからバカにならん。
毎回2~300枚は撮るし、膨らむと1枚で10M超えるし。

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やる気はイマイチだが目ヂカラだけはすごいスコット

家の周りは晴れていたのでそのつもりで出かけたが、ついてみると雲が多い。
やはり山の朝はどうしても雲がちになってしまうんですかね。
ちょっと空が暗く、景色がぼんやりして見えた。
けど、お陰でとても涼しく、山道でも暑さはほとんど苦にならなかった。
あとで最寄近くまで戻った時「ナニコレ!? こんな暑いの!?!」ってなった。
山の天気はヨソとは完全に別物だ。歩けば汗ばむけど、ものすごい涼しかった。
そんな天気の中でも美しいと思えるものは美しく撮れないとイカンわけだけど。

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結局、駅から温泉街をぬって歩き、旧東海道側を須雲川インター辺りまで歩いた。
あんまり面白いものはなかった。
もうちょっと行って、天狗山神社までは行けば良かったな。
芦ノ湖まででも10㎞くらいなんですね。歩いて行けないことはなさそうだ
(人間が快適に歩ける道がついてるかワカランが)。

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箱根周りは、あまり徒歩の人間が楽しく歩けるような整備がされてないので、
徒歩者としては隔絶された印象がありますな。
「ここからは車で」とか「電車で」とか。

マそんなんなんで、とりあえず行けそうなところまで歩いて、駅前まで引き返して、
ちょっとゆっくりして、川を眺めて、おしまい。
前来た時と駅の構えが変わっていた様な気がする。

4時過ぎに起き、5時頃の電車で小田原方面へ。
降り際、ウッカリ寝てしまって小田原での乗り継ぎを一本のがしてしまう。
ムホホ。 ← なんで嬉しそうなんだ
電車にはそこそこ人がいたけど、いざ着いてみるとやはり人は少なかった。
土曜の晩に新宿辺りで帰れなくなって始発で帰ろうって人が多かったんかな。
某大学の名前がついた駅でごそっと降りて行ったところをみると、
町へ出て遊び過ぎた学生さんたちでしょうか。
けっこうなことです。
ジョギングスタイルのおっさんとか、
降りるなり自転車を組み立て始める女子とか、そういうのはいた。
まあご同輩みたいなもんです。

 ▼純喫茶マイアミ

朝ゴハンを食べたのが4時半とかだもんで、
山を下りてきたら9時半で、すでにお腹が空いている。
箱根まで来てナンですけど、この時無性にパンが食べたくて……
パン屋を探すも見当たらず、謎の純喫茶「マイアミ」でトーストを戴いた。
超昔ながらの純喫茶ですごい落ち着いた。
どうも、純喫茶マニア筋(そんなスジがあるのか)ではそこそこ有名なお店らしい。

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良いお店だ。
けど高い。
ミルク一杯540円てすごいな。
商売は昔ながらなのに、消費税8%にはがっつり対応してるのには驚く。
500円のままでも絶対に損なんかしてないだろ!!
市販の牛乳何本買えるんだよ。
マいいんだけど。
マイアミだから。
関税とかかかってるんだろう。
すごいんだよ。
ミルク一杯540円なのに、ミルク金時かき氷は630円なんだよ。
イヤ、いいんだけど。
マイアミだから。
熱帯だからね。マイアミ。氷は貴重なんだよ。箱根だけど。


 ▼妖怪ウォッチ in 箱根湯本

以下、箱根で見かけた妖怪。

・妖怪 其の壱 「逆転ふくらはぎ」
 ちゃりんこ乗りもちらほら見かけたけど、
 一人オバさんライダーで、太ももよりもふくらはぎの方が太いのを見かけて
 ちょっとやり過ぎじゃないかと思いました。
 何をどうしたらああいう発達の仕方をするんだろう。
 すごいね。人体。

・妖怪 其の弐 「昭和ヌンチャク」
 川べりで戯れる親子。
 父親の手には、なぜかヌンチャク。
 そして結構鮮やかにそれを操る。
 お父さん……昭和まる出しです。

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・妖怪 其の散 「パテント流れ」
 『エヴァ』のアンテナショップがあったので、一応覗いてみた。オタクだから。
 なんか色々売ってたけど、ひときわ目を引いたのは
 キティちゃんがエヴァのコスプレをしている、ストラップだった、なんだったか。
 これは一体……誰から誰に、どれだけお金が流れるんだ。

・妖怪 其の四 「ギンギラギンにさりげなく」
 須雲川インターにたどり着くちょっと手前、
 旧東海道を大体登るところまでのぼったかな、っていうあたりに、
 ナントカいう、やたらキンキラキンな仏像を門の所に構えているお寺があった。
 お山の上の宗教施設。
 信者らしき人たちが、掃除をしたり、外からやってきたり、
 まだ早い時間にも関わらずちょこちょこ見受けられたのだけど……すげえな、宗教。
 あんな時間から、あんな場所まで。

 門の前に建てられた金ピカの仏像一体ずつに、
 きちんと手を合わせ、一礼する母子を見た時は、なんかちょっとゾッとした。
 まあ、メジャーかマイナーかというだけで、
 それによって彼らの心に平穏がもたらされるなら良いのだろう。
 我々が先祖の墓を参るのも大した違いはないのかもしれないけど。



■道具は語りかける



で、カメラ。
正直、今回のこのRX-1さんというのは、自分の身の丈に余る買い物だったなあ、
という自覚はある。
お値段的な意味ではなく、スペック的な意味で。
自分には少し過ぎた……高級すぎるものだ。
それは分かっている。

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 ▼はずかしいかいもの

前もちょっと書いたけど、そもそもの購入動機が自分の中から出てきたものではなく
他者との比較によって出てきたものだ、ということが、先ずワリと恥ずかしい。
XZ-2さんを買ってからの購入のスパンを考えるとサイクルが短すぎて
XZ-2さんには大変失礼なことをしている。
XZ-2さんを使い切っている、XZ-2さんで出来ることをやりつくした、とは……まあ言い切れない。
この辺りも若干お恥ずかしいわけです。

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無論、XZー2さんにしか出来ないこと、RX-1さんにしか出来ないこと、
わーたしーにー出ー来ることー♪ は多々あるから
それぞれかぶらない領域で活用すれば良いのであるが。

なんていうんでしょうねえ……
「幼なじみ、というほどではないけど、中学高校と一緒にすごして
 実にウマの合った仲のいい女友達を差し置いて、
 大学のバイト先で出会った美人でハイスペックな社会人女性に告白して一応彼氏にしてもらった」
みたいな居心地の悪さを感じていますが、
そんな経験はしたことないので喩えも合ってるんだか合ってないんだか。
わかんないですけどそんな感じです。

 ▼ものしりな道具

けれども、そんな身の丈にあまる道具を持ってみて初めて分かることも多々あるわけです。
まず、自分の力量。
不慣れであるということを差っ引いても、
「自分よりもモノを知っている」道具を持たされると、道具の知識量に追いつくために
持ち主が学ばねばならぬ。
彼の見ている世界を理解しないと、それをコントロールすることなど到底出来ないからだ。

今、私の手の中にあるこのカメラさんは、明らかに私よりも、モノを撮るという分野において
圧倒的に多くのことを知っている。
「え? 今のどうなってんの?」
「なんだお前、そんなことも知らないのか」
みたいな会話が、結構発生してこわい。

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これまでの道具にせよ、多分私よりも多くのことを知っていたに違いないのだけれども、
彼らはそれをひけらかさず、黙って私に、さもそれが私の手柄であるかのように
「キレイに撮らせてくれていた」ワケで、
イイ気になっていた自分がまたお恥ずかしいワケです。
「お! オイサンさん上手いじゃないっすかぁー!」
みたいなことです。

XZ-2さんとは随分相性が良かったんだなあと今さらながら思います。
フォーカスさせたいポイントの周辺を、
どの辺りから、どのくらいボケていて欲しいか、というのが、
あまり考えなくてもほぼイメージ通りになってくれていました。
実に器用で良い子だと思います。彼は彼で、まだまだ使っていきたいところです。

最近なんとなく、そのさらに2個前の、リコーのGX200さんを面白く使えないかな、と考え中。
RX1よりもXZ-2よりもさらにまだ小さくて軽いですし
(当時はそれでも持ち歩くことになれてなかったですが)、
24㎜という広角の持ち主なので(その分端っこはあからさまに歪ますが)、
なんか上手に使えればなあと。彼も十分高級コンデジのお仲間ですしね。

 ▼写り

……不思議なんですよね。
「センサーが大きくなる」「レンズが良くなる」ということについて、
当然、今回のお買い物はそこに期待を寄せていたんです。

  他にも出力される写真については
  「画角が変わる」「処理エンジンが変わる」ということもあるけれど、
  それはどちらかと言えばフィジカルよりもフィロソフィーの面に属する
  (とオイサンは考える)話題なので、ちょっと別の問題。

ただ、と同時に、「それらによって果たしてどれほどの『差』が出るものなのか」ということに、
疑念があったわけではないのけども正直具体的にその像をつかめておりませんで、
その「『差』というものの出方」が、想像していたのと違ったので
そのことに割とびっくりしている。

なんかもう、明らか・歴然と、「違うモノが出てくる」のであれば、
逆にこんなにびっくりはしてないと思うんです。
おんなじなんですよ。
おんなじ。
こないだまで使ってたカメラと、おんなじ物が出てくる。
ただし、全然違う、おんなじものが出てくる。
わかんないと思います。
……こうしましょう。
例えばあなたが、大阪の河内に住んでいたとします。

幼なじみの女の子がいます。見た目、美少女です。けどガサツです。
パンチ、キックはお手の物、ヒジ鉄ヒザ蹴り四の字固め、
乱暴な言葉も下品な言葉も平気で使いますし、
人の気持ちにもずかずかと無神経に入り込んでくる、
そんな、大阪河内のオバチャンまっしぐらの、けれどサバサバとした、気心の知れたいい子です。

ある日その子は行方知れずになり、翌日、いなくなったときと全く同じ姿で見つかります。
彼女は言います。
謎の英国紳士型宇宙人にさらわれていたと。
実は私がさらわれてから、私の中では15年の時間が過ぎている。
肉体の成長を止められ、10年間、
本場英国ゴシックメイドとしてのあらゆるたしなみと振る舞いをたたき込まれ、
のちの5年間は宇宙人の屋敷のメイド長として勤めてきたと。
そんな堅苦しいものに染まってたまるかと必死で抵抗したが、
日々の学習やトレーニングはこなさないと殺されるし、
屋敷での粗相も死に直結していたため、
抵抗しながらも、生きるために、形だけこなして、私はこうして帰ってきたーー。

……あなたはどう思うでしょう?
見た目も、振る舞いも、なるほど彼女の言う通り、
あなたから見れば一日前にいなくなった彼女のままです。
しかし……本当にそうでしょうか? 
15年もの間、意識的には形式上とはいえ……
貞淑で、厳格な生活を強いられてきた彼女に、果たして何の違和感も覚えないと
言い切れるでしょうか。
15年の間に、他のなにものも染み着いていないと?

これまでと同じ品のない言葉を発するときにも、
腹筋や喉、舌の使い方、口角の上がり具合、下がり具合、
そんな物によって声の艶やとげは変わっているに違いなくどこか上品さが漂い、
繰り出されるパンチやキックは、
手首、足首の使われ方、力をどこに込めるのか、そんなものの違いによって
……果たして優しくなるのか威力を増すのか、どちらの方向にふれるかは分かりませんが……
これまでよりもより質的に重厚なものへと変化を遂げていないと、どうして言えるでしょう。

朝、学校に遅刻するぞと起こしに来るとき、
まるで我が家の自分の部屋へでも入るようなその無神経さにこそ変化はないものの、
床を踏む足音はどこか控えめで、
引きはがされた布団が空気をはらんで広がりなびく、
その流れがどこか流麗であるように感じるにちがいない。

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……さあ、ここで思い出して下さい。
我々はいったい何の話をしてたんでしたっけ?
ああそうそう、カメラの話です。やばいやばい。

えーとね、そう、なんかその、
さらわれる前の彼女とさらわれたあとの彼女、
そんくらい同じで、そんくらい違うぜ? っていう話よ(長い)。

おんなじなんだよ。
けど、底の方にしみついたものというか、
「あれ? ガサツなんだけど上品?」「ヒドいのに優しい?」みたいな、
線一本引くときの力の込め方の段階の多さが、
優れた書家とそこらの習字の先生とでちがうように、同じ線なんだけど、なんか違う。これを表現力と呼ぶのでしょう。
相反するものさえ同時に同居させてしまう力を持っている。

自分が思っていた以上に、
写真の雰囲気がガラッと変わるのではなくて、
細部の積み重ねで全体が変化して、似た様なものなのに印象が全然違う、
ということになっていて
「そんなに違わない、でも全然違う?」という……
どう表現したものか、ちょっと混乱しています。

そんでまあね、前回も書いた、
「RX-1を買ったオッサンは漏れなくウカレルの法則」については、
その気持ちは当然わかるんだけれども、上で書いてきたような事情もあって、
浮かれる気持ちもわかるけど、アンタらよく平気で浮かれてられるな!
という気持ちがまた強い。

マンガとかでよく、力以上の武器とか体に見合わない能力を与えられた主人公とか悪役がビビったり自爆したりする話があるけど、
アレの気持ちがすごくよくわかる。

一緒にいるとワリとハラハラ、まだまだ居心地の悪さを感じる間柄ですが、
今後ともよしなに見守って下さい。

オイサンでした。



 

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コメント

■ちひろパパさん
毎度お置きにです。

>こんな写真撮れるよ、こんなに質感出せるよ、うはぁ透明感が違うー、なんて具合に。
 
多分私は、出てきた写真をそこまで手掛かりにできないんだと思います。
本文中に書いたみたいに、かなり「おんなじ」に見えてるんです。
違いも分かっていて、理屈もそれなりなんだけど、
自分にその違いの分かるように、他人にもそれがわかるのかが分からないから、
うかつにはしゃげないというか。
 
「こいつぁすげえ、ものすげえが……本当にすげえのか……?」
みたいな感じで。
宇宙人云々は調子に乗ってばかばかしく書いてみただけですが。
 
だから、言葉とか、お話とか、そのモノそのもの(わかりにくい)を
自分で手掛かりにできるときは傍目にはわからないことで感動してたり
はしゃいでたりするんですが。
 
そんなんなので、はしゃいでる人は、やっぱりそれなりに
手掛かりにできて、分かれているから……なんだろうなあ、と考えるに至った感じです。
 
……いやあ、めんどくさいオッサンですねw
またTLでぐじぐじ言ってると思いますけど、適度に突っ込んでください。
まあなんだかんだ言って、面白い壁に当たってると感じてます。

投稿: オイサン@ikas2nd | 2014年8月12日 (火) 02時26分

どもです。

んー、多分世の中のRX-1買ったおっさん達はそんなに深く考えてないと思うんですよねえ。
「なんか前よりもくっきり撮れるようになった、きめ細やかになった、やっぱこのカメラすげー」
ってなところかなと。

もうちょっと踏み込んで「さすがフルサイズのセンサーは違うなあ」とか「解像度がもの言ってる」
とか「ツァイスのレンズさいこー」とか、そのくらいまでは考えているかも知れない。

でも多分、幼なじみの女の子が宇宙人にさらわれて帰ってきたら内に貞淑さを持った別の存在に
なっていた、これからどう接して良いかわからない、なんてことはきっと考えないのだろうなあ、
と。

すげえ自転車だったり、速い車だったり、高性能のパソコンだったりを手にして、ツールの能力を
自分の能力と勘違いしちゃってる状態かもなあ、と。

だから素直にすげえツールを手にしてはしゃげるんだと思います。

……なーんて思いました。
私も多分はしゃぐだろうなあ。お子様だから(笑)
こんな写真撮れるよ、こんなに質感出せるよ、うはぁ透明感が違うー、なんて具合に。
で、とりあえず飽きるまで色々条件変えてパシャパシャ撮るんだと思います。
シャッター切っただけでは思ったように撮れなくなってからが工夫のしどころなんでしょうね。

投稿: ちひろ | 2014年8月11日 (月) 22時36分

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