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2014年6月21日 (土)

■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~2日目の2 -更新第933回-

はいどうも。

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お写真提供;テラジさん


オッサン4人で巡る小諸、『あの夏で待ってる』の巡礼をかねた旅の記憶
「あの夏も、小諸はきっとやさしかった」、
その2日目の続きです。



●○● 乙女のみずがめに肉薄 ○●○




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へっへっ、もうこんなになってんじゃねえか……。


なんでもないです。

サテ懐古園をあとにして、次に我々が向かうのは乙女の聖地、乙女の花園。
その名もずばり「乙女」そして「乙女湖公園」。
一体この地名・駅名をつけた人は何を考えていたんでしょうかね、このスケベ!

小諸から二駅、東へ向かうと乙女駅。その駅に隣接するのが乙女湖公園。
この近辺も『あの夏で待ってる』の風景に含まれている。
マなんのこたあない、水辺の公園なわけですが。

ちなみに、ここへ来たいですとリクエストを上げたのはオイサンなのですが、
理由が「名前が面白かった」だけというのは今でも秘密です。
墓場まで持っていく。
『あの夏で待ってる』の舞台になっていると知ったのも、実は行きたいと言ったあとのことです。

  ところで、墓場ってヒミツの持ち込み何個までOKなんだろう?
  まだいけるかな。 ← そんなあんのかよ
  ……墓地によって違ったら面白いですね。
  上限+1個ごとに別料金発生とかな。
  中央線とか小田急でチラシ見かけるオサレ霊園だったらやりそうだ。
  閑話休題w

ジェントル号を降りて少し歩くと、池のような水辺と公園が見えてくる。
ご家族連れが、池(湖です)の上の遊歩道から魚に餌をあげている。
この遊歩道も、アニメ本編で出てきてた。
……らしい。 ← 場面は確認していない

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お写真提供:よつさん


ほど近くを走る小海線の、列車が線路を踏む音をかすかに聞きながら
信州の山並みを臨む。
うーむ。
……いえーい。 ← どうした
改めて書くのも変な感じだけど、良いところだなあ。

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乙女湖公園から乙女駅に向かう途中、
市民体育館のような建物の裏手を抜ける抜け道……

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お写真提供:よつさん


なんでこんな写真載せるんだと思われそうだが、
これもアニメ本編で出てくるカット。……らしい。 ← やはり把握はしていない
すごいね、何でこんな、超なんでもない風景まで再現しちゃうんだろう。
このカットもそう。

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これは乙女駅の近く、上を走る道路を支える橋梁なんだけど。
OPのワンカットで、ここに佇むイチカ先輩が描かれています。
どうでしょう班が見たら

 大泉さん「ただの橋げたじゃないですかwww」
 藤やん 「乙女だここはw 我々は今から、この橋げたをw
        アニメにするって言ってるんだwwww」


とか言い出しそう。
何か……感ずるところがあったのだろうなあ。

そんな何でもない道を抜け、ちょっとした丘を越えると、
山道はイキナリ、乙女駅のホームにつながる。
ダイナミックw
歩いていたまさにその時は、効率化と合理化に侵された我々都会っ子の脳味噌も
そろそろ小諸のやわらかエキスが浸潤しきってさほど何も感じなかったけれど、
子供の裏山みたいな道から突然、駅のホームに繋がるって、
ちょっと「ない」なあw
ちなみに乙女駅は無人駅。
手つかずです。
処女地です。
乙女だけに。

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お写真提供:テラジさん(4枚目)


乙女駅周りでは、
多数のファンを獲得していることで有名な柑菜ちゃんが駅のホームで待ちぼうけしていたり、
巨乳が川っぺりで釣れるはずのない魚を釣るエアフィッシングに興じていたりしますが、
案外彼女が釣ろうとしているものは
「そんなところで待っていてもお魚は釣れませんよ、マドモワゼール?」
と声をかけてくる、親切なアラフォーなのかも知れません。
挿れg……否、入れ食いです。

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お写真提供:テラジさん


駅のホームには、柑菜ちゃんが佇んでいたベンチがある。
完全なる一致を試みるためには我々四人の中から一人、柑菜ちゃん役を買って出てもらわねばならない。
これは高難度ミッションだ。
ここは我々4人の中で最高の女子力を誇る隊長にお願いすることに。

さすがの佇まい。
だてに突然コンビニのアイス食べたくなったりして女子力の補充に余念がないワケじゃありません。
隊長の隊長たる所以、面目躍如です。

サテ、乙女の園で一通り乙女のポリシーをおさらいしたら、
ぼちぼち次のポイントへ向かいます。



●○● 国道139号線 ○●○



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「ただのwwwみちばたじゃないですかwww」



日本が生んだ世界の道ばた芸人・大泉洋さんなら斬って捨てそうな場所だがバカにしてはいけない。
ゆうべ、アニメを真面目に見ないで寝てしまったオイサンでさえ
鮮明に覚えている場面。
その舞台がこの道ばた、国道139号線の途上なのだから。

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お写真提供:テラジさん


雨上がりのこの途上で、
みんな大好き・傷心の柑菜ちゃんが青髪ヒョロめがねにその強い心をそびやかす
『あの夏で待ってる』屈指の名シーン。
さしものオイサンも、このシーンの背景の、雨上がりの夕陽の美しいことには
本物の景色以上に目を、心を奪われたのを鮮明に覚えている。
画面にくぎ付けになった。

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お写真提供:よつさん


クルマを停める場所が見当たらないのでジェントル号にはちょっと傍で待っていてもらい、
皆しばらく、思い思いに当たりを見渡します。
そのサマはどことなく、新しい家に連れてこられた猫の様。

広い。
遠い。
まあ道ばたなんですけど。

重みのあるまぼろしの様な青白い山と、ひたすらに伸びていく道、
その道を挟んで広がる農地の上に風がふんわり澱んで、
凧の糸みたいに、電線がたわんでは続く、たわんでは続く。

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非常にぶっちゃけたことをいうと、
この景色の中に立った時の気持ちをどう著したものか、書きあぐねている。

あまりに普通に、雰囲気の良い景色だったので、
このときばかりは物語のことはすっかり頭から消えて、
景色見たままをただ写し取ることしか意識になかったのだけれども。

ここに住む方々には言わずもがな、普通の観光で小諸を訪れる人にしてみたって、
観光地ですらないこの道ばたはきっとさして見る物もない道ばたに過ぎず、
ここに足を止めるのは、『あの夏で待ってる』を見て聖地を巡礼に来た人間だけだろう。
だって道ばたなんだもんw

それはきっとまた、
物語の中にいた柑菜ちゃんにも青髪ヒョロめがね(名前を覚えて下さい)にも同じことで、
彼ら……恐らくは小諸に生まれ、育った者たちにとっても、
この道と風景は、足を止めるに足らない、日常の断片にすぎないことだろう。
興奮している私たち四人の横を、わき道から出てきたなんかヤケに邪悪かっこいいフォルムの農耕機械が
ごりごり音を立てて通り過ぎていった。
おお……なんだアレ。人が乗ってたから撮れなかったけど。


  いい景色だ。いい景色なんだけど、ここはなんなんだっけ???


あのときの自分の気持ちを率直に綴るならたぶんこんな感じ。
この場所に、誰かが重ねた物語があったからこそ自分はここに立っているわけで、
それなのに物語を忘れ、
何気ないはずの物語の風景の中に落とされているのに、
それなのに風景そのものに心を奪われていることに
「あれ? なんかおかしいな」と思いながら、
出来ることは、このたゆまない風景をそのまま写し取ろうとすることだけだった。

他の三人は、このとき何を考えてたんだろうなあ。

山と農地と、電信柱。
飾り気がないから、時間を隔ててもきっと変わり映えのしないこの場所は
お話と現実の境目が曖昧になる不思議な境界面、
この春とあの夏が重なる、空間的に一瞬な交点だったような気がします。


そんな面白い時間の澱みの底でしばらくボンヤリしていたら、
なんだかお漬け物になってしまいそう。
名残は尽きないが、町なかへ帰って最後のスポットへ向かいましょう。

おいしいお茶とご飯の時間です。



  ●○● 自家焙煎珈琲こもろ ●○●



「どうしても行きたいお店があるんですよ」
と、興奮を隠せないのはテラジさん。

い、生きていたのかーっ!! 

おそらく、写真館で頭を撃ち抜かれ、崖から落ちて千曲川を流されていたところを
王大人あたりに拾われて治療を受けたのでしょう。
Img1
今回の旅の冒頭からお世話になりっぱなしの、
駅の中心から少し外れたヒミツの駐車場にジェントル号を待たせ、
坂を下ってやって来たのは「自家焙煎珈琲こもろ」。
なんでも、『あの夏で待ってる』の作中に出てきたメニューを再現したり、
色々とグッズやフィギュアなんかも展示しているというフランクなお店らしいです。

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お写真提供;テラジさん


店内は、外見に違わずこぢんまりとして、
4人掛けのテーブル席が2席と、あとはカウンターが5席ほど……だったかな。
カウンターには常連さんとおぼしき個人のお客さんが3名ほど。

むう。

確かに、お店に踏み入った瞬間から、見覚えのある世界のアイテムが目に飛び込んでくるのだけれども、
それを外せば、すっごく普通の雰囲気の良いオトナのコーヒー屋さんとお見受けする。へー。

これは、どっち方面に振る舞えばいいのか? と、
ちょっと気後れ気味の我々が奥の4人掛けのテーブルに陣取ると、
ウェイトレスさんがメニューを持って現れたのだけれども。
その格好が……
なんだっけ。
『おねティ』だか『おねツイ』だかのコスプレげなユニフォームでした。
ほ、本物だ!
僕たちは、僕たちのままでいていいんだ!!

そして運ばれてきたメニューを見るなり、
いつもは控えめ慎重派のテラジさんが狩る者の目になって、
「えーとですね、私はコレとコレとコレ!」
と……メニューにあった大半を指さして決めてしまった。

  王大人は、彼に治療を施すと同時に人格改造まで行ったのでしょうか。

ちなみに、ここのメニューにあるのは

 ・あのパスタ(冷やし中華風カルボナーラ)
 ・あのサンド(野沢菜と卵のサンドイッチ)
 ・ダイナマイトドリンク

あとは普通に、自家製チーズケーキにスイートポテト、
珈琲がブレンドからストレートまで。
「あのXX」というのが、『あの夏で待ってる』の作中に登場するメニュー。
テラジさんはどうやら、それを全部食べたかったんですねw
あんまりすごい勢いでほぼ全部のメニューを注文するもんだからオイサンちょっとびっくりして、
「え? それ全部自分の分ですか?」
などとイミの分からない質問をしてしまいました。

  いやあ、びっくりした……。
  小諸は人を狂わせるぜえ……。小諸マッドネス。

オイサンも「あのパスタ」を注文。
お味の基本は冷やし中華風で酸っぱいんですけど、
これすごい美味しいです。ただの新しい料理です。
カルボナーラ風といいつつ、卵は絡めずにポテトサラダみたいな
ゆで卵をつぶして崩したものになっている。
そして驚いたことに、コーヒーがすごく合う。
この味をつくるのはとても大変なことだと思うんですけど。
あのね、ものすごい美味しいですよ。大盛りにしたい。

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あんまり誉めると、これはある意味でネタ的なメニューとして置いてあって、
ネタ展開を楽しみに食べに来る人もいるでしょうから、
お店としては若干やりづらくなる向きもある気がするんですが、
ただ言わせてもらうと、普通にすごくおいしい
困ったことです。

 ダメじゃないですかこんなに美味しくしちゃあ。
 ただでさえ世の中には、「ご当地B級グルメです!」とかなんとか謳って一生懸命オリジナルメニューを開発し、
 「美味しくないハズだと思わせておいて食べてみたら意外とイケるじゃん!」
 みたいなものを作ろうとしているのに
 「美味しくないハズだと思わせておいて食べてみたらああほんとに美味しくないネ!」
 っていうメニューがあふれているというのに。
 その壁をあっさり乗り越えてしまっては。
 困ったことです。ほんと美味しいです。モグモグ。

マスターは、実に人当たりの良い笑顔のすてきな御仁で終始にこやか。
カウンターのお得意さんの相手をする傍ら、我々のような下々のオタクにも(卑屈)、
「『なつまち』でいらしたんですかー?」と、
まるで園児に接するヒロミチお兄さんの様に語りかけてくれます。

  クッ、小諸め! 殺せ! 我々はコミュ障だ!
  懐柔しようとしてもそう簡単には行かんぞ!
  ↑ 何と戦っているんだ。

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ここでもやっぱり、聖地巡礼でやってくる人達の話や、地元の方々の話なんかが聞かれます。
やっぱり巡礼者は夏に多いとか、最初の頃に比べれば減ったけど今でもリピートで来る人は多い、とか。
オイサンが小山田先生の話を持ち出すと、
「先生ここにも来られますよ。昨日……一昨日? 来られたかな?」
と。

  クッ、ここでも一足遅かった! 奴め、俺たちをあざ笑っていやがるんだ!
   ↑ 何を追っているんだ

店内にはなるほど、『あの夏で待ってる』のグッズに並んで、
小山田先生のイラストもたくさん展示されている。
ファンの方が個人的に先生に描いてもらったものをデータ化・印刷して持ち寄ったものなのだとか。
あと、先生が描いてて途中で飽きちゃったものをもらって飾ってあるとかw
飽きないで下さいwww

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お写真提供:テラジさん(左)、よつさん(右)


「サテてらじさん」
「はい」
「ボチボチ、恒例の時間帯ですね」
「そうですね。
 皆さんお待ちかね、帰りたくないの時間です。帰りたくないおwww」
「ええ。……しかし意外なことにですね。ワタクシ、思っていたよりも」
「おお? はい」
帰りたくありませんw」
「www」
「前回・前々回のこともありますので、出発前からずっと
 『あー、今回もきっと帰りたくなくなるんだろうなー』
 と構えていたんですけれども。
 そうして思っていたよりも、ずっっっっっっっっっと帰りたくないw」
「wwwwwww」

どうしようもないやりとりだな。

でもまあ、本当にそろそろ帰らないと。
大変なことになります。主に道路事情的な意味で。
東京は本当に、便利なようで、不便なようで。

人の大勢集まるところですから、致し方ないのだけどもね。
人の集まることのメリットとデメリット、
そのメリットが最大になるところで流入をとめて、
そこからは新たに別な都市を打ち立ててそこへ人の流れを誘導するようにしていけば……
こういう問題も多少は緩和されて、
国内での需要の伸びも、もう少し長持ちさせられたんではないだろうか。
……イキナリ難しいこと言い始めましたねこの人。
ときどき賢いフリをしようとするのは悪いクセです。

意を決し、断腸の思いで店を後にする……と、そのとき、
おねティコスプレのお姉さんがラウンドガールさながらの優雅な足取りで、
なにやらくじ引きの箱を持ってやって来た。

小諸の『あの夏で待ってる』支援キャンペーンの一端で、
協賛しているお店でお買い上げ1000円ごとに缶バッヂクジを一回引けるのだそうな。
プリンとされているキャラクターの絵柄こそ同じであれ、
それぞれのお店の名前が一緒に印刷してある。
色々やってるなあ……。

大量に食べたテラジさんは大量に、ほどほどの我々はほどほどに、
めいめいクジをひいて……
柑菜ちゃんファンのテラジさんは柑菜ちゃん引き当てたんだっけなw?
忘れチッタw

おっぱい大巨人のよつさんがイチカ先輩を引けず、
オイサンは特に執着なかったので上げた様な気がする。
ウロオボエ。

  あとで行くおみやげのみやさかさんでも同じクジを引くのだけど、
  その時に引き当てた美桜ちゃんのおムネの、大きさというか、フォルムというか……
  がっつり重力に負けてるだらしなさが個人的には超ツボでした。
  超有名赤くて3倍の人は
  「地球にしがみついてる人間は、魂を重力に縛られた人達だ!」
  とみたいなことを言ってましたが、貴様はコレを見ても同じことがいえるのか!



●○● 小諸の町を巡る ●○●



お店を出たら、小諸の町に最後のお別れを言いにぶらぶらします。
まだ一件、巡礼箇所が町なかに残っているのでそこを見に行くだけですが。

 ▼町屋みはらし庭

町なかに、こんな場所があるんですね。
山の様子がよくわかる。地元の人は、何かに利用するのかな?

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お写真提供:よつさん


まあ、何か目的を持って利用することばかりが能ではないのだけど。
いけませんな、あれはあれ、これはこれと、ガチガチ分けて考えてしまうのは。
なんでもかんでも、あれをやりましょう、これをつくりましょうというときに、
「目的は?」
と尋ねられるのはまあ致し方のないことなのだけど、
なんとなくのゆとりを持つため、という時間や場所を設けることも必要で、
そういうことを言える人、言って聞いてもらえる人がいるというのは大事なことかなあと思う。

この場所は、なんだかそういう場所のような気がする。
そんで、小諸にはそういうスペースがあるような気がしています。
人も場所も時間も。
うん、いい場所だ。

 ▼おみやげのみやさか

みやふじ ではありません。さかもとさん!!
みやなが でもありません。嶺上開花!!

ちょっとここらでおみやげを買っていきましょう、とテラジさんの選んだお店がこちら。
ここも何か理由があって始めからこの店に決めていたのか、
駅前の目立つおみやげ屋さんだったからなのか、それはわかりません。
まあ見た目、ごく普通のおみやげ屋さんです。
勿論内実も……普通にしてればごく普通のおみやげ屋さんです。

めいめい、家にだったり、仕事場だったり、彼女さんにだったりとみやげ物を買うわけです。

ここのお母さんも随分フレンドリーかつ面白い方で、
多分本人には面白いという自覚はないと思われますが、面白いです。
何が面白いかと言われたら言葉に困ります。
とても愛敬のある魅力的な女性です(ごかいをうむひょうげん)。

  小諸はそんなんばっかりだ。
  多分、何もかもが無意識の集合体なのでしょう。
  皆が皆、普通に普通のことをしているんだけど、外の世界にいる我々にはそれが普通ではない。

ここでも、「自家焙煎珈琲こもろ」と同様、お買い上げ金額1000円ごとに
『あの夏で待ってる』キャラクター缶バッヂくじを引くことができます。
特にキャラクターに思い入れのあるワケではないオイサンなんかは
絵柄がかぶっても気になりませんが、
特におっぱいの大きいのが好きな人や、
昨日の事故以来柑菜ちゃんのファンの呪いにかかってしまった人は
お目当てのコが出てくれないと大変です。

みやさかのお母さんは良い人なので、
何かがダブったり、お目当てのヒロインを引けなかったりすると引き直させてくれたりします。
あたたかい。
小諸、あたたかい。

ちなみにオイサンのおみやげは、信州らしく野沢菜とハヤの甘露煮を実家に送りました。
実家の母は、ちりめんじゃこの骨を喉にかけるような器用さとデリケートさの持ち主ですが、
この甘露煮はアタマから骨までいけたと評判だった。
皆さんもおみやげに是非どうぞ。



■小諸の終わりに



……サテ。

おいしいお茶もいただいた。
おみやげも買った。
皆さん、思い残すことはないですか?
忘れ物はありませんか?
柑菜ちゃんのファンなんですか?

誰ともなく、ほんじゃ行きますかーとさりげない覚悟を決め、
まちに一軒だけのセブンイレブンで物資を買い込んで一服したら、
ひみつ駐車場に隠しておいたボクらの超次元ひみつビークル・ジェントル号に乗り込みます。

  思えば二日間、このひみつ駐車場がジェントル号を匿ってくれたおかげで
  我々はひみつ諜報活動を存分に行うことが出来た。
  改めて御礼を述べる必要があるだろう。

  ありがとう、ひみつ駐車場!
  ありがとう、八十二銀行小諸支店!
  怒られる前に早く出ましょう。なんか警備員さんこっち見てますよ。

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しかしまあ、なんだかのどかな道だねえ。
走ってるクルマも、そこを横断するリズムも、なんかワンテンポ違う。
ふわっといけてしまう。不思議なまちだ。

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まちの中を東へ向かってしばらく走り、そこから高速道路へ向かわんとすると急な坂。どこまで行ってもここは坂の町で、
さしもの反重力エンジンを積んだジェントル号もウンウンと雄たけびを上げる。
まるで、あまりに居心地のいいこのまちへの未練を振り切らせるために、
もっと強くアクセルを踏みなさいと浅間山が語りかけているようです。

  こんばんわ、小諸に魂を縛られた人間=コモロイド、オイサンです。
  しかしテラジさん、オートバックスで買ったっていうその反重力装置
  ちゃんと効いてるんですか?

ジェントル号で亜空間(上越道)航行をしながら振り返る、
不思議時空・小諸。

この文章を書いている現在、このときの小諸の旅から既に2か月が経過していて
5月の末にはもう一度、自分一人で小諸を訪れたあとだ。
テラジさんも、4月の末のワリと早い段階で再訪を果たしている。
あとのお二人も、テラジさんに聞くところによれば
「良かったねえ」「また行きたいねえ」と話しておられたのだそうな。
フム。

これまで、このジェントル四人旅団( ← いま考えた)では
銚子、新潟・富山(寺泊・柏崎・魚津)、木崎湖・諏訪湖を訪ね、
自分一人でも北海道を中心にあちらこちら、旅をしてまいった。

今回新たに小諸にお邪魔して、このまちの持つ雰囲気というのは、
他のどのまちでもあまり肌に触れたことのないものだったように思う。
人はいるけど町すぎもしない。
自然は近いけど、秘境然ともしない。
道と家と、山と川、森、岩がそれぞれの座り場所を守りながら隣り合っているような、
時間の流れの淵のようなところだった。

 強いて言うなら、郷里の奈良の、すこし田舎へ向かったあたりがこれに近く、
 この正月に地元の友だちに連れて行ってもらった伊賀上野が似ていた様な気がする。

亜空間移動の途中立ち寄った甘楽のPAで、
たばこをふかしたり手持ちぶさたにカメラを構えたり……
終わってしまいつつある旅を感じて、皆、言葉少なになっている。
まあ、ぼちぼちエエ年齢のオッサン四人です。
単純にくたびれているというのもありましょう。明日からのこともありましょう。

  オイサンなんかはホンマ乗っけてもらってるだけなので、
  疲れたなんて言ったらジェントル号必殺のぶちかましを頂戴してしまいますが(事故)。

甘楽はまだまだ山の中だけど、高速沿いのPAの空は、
 ……ぽりぽり、もぐもぐ。

オレンジ色の夕焼けも、ちょっと黒っぽく霞んで見えた。
 ……ぽりぽり、もぐもぐ。

きのう見た小諸の空は、浅間山のf
 ……ぽりぽり、もぐもぐ。

……ちょっとたいちょ、なに食ってんの?
オッチャンいま、エエこと言お思てんのに。

  隊 長「ん?」

ん? じゃねえわ。
なんでじゃがりことパイの実いっぺんに開けて食ってんのさ。
じゃがりこが、パイの実つまむお箸みたいになってんじゃないの。
どっちかになさい。

  隊長「いや、甘いのと、しょっぱいのとで」

わかるけど。

  隊 長「やるよねえ? やらない?」
  テラジ「やるやる」
  よ つ「やります」

やんのかよ。
テラジさんはいいけど、よつさんそれやってその体型かよ。ずるいぞ。太れ。

マ、毎度毎度、そんな四人です。
小諸、ホントのんびりした良いところですんで、
そういうのがお嫌いでない、旅先でゆっくりしたいタイプの方は是非一度、
巡礼とかカンケイなしでも訪ねてみて下さいまし。

それでは、ジェントル四人旅団の、次の旅にもどうぞご期待ください。
次はきみの町で、コアラのマーチ食ってっかも知れない。m9

Img_0446
お写真提供:よつさん


オイサンでした。



 

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コメント

■なつまちおもてなしプロジェクト
 
初めまして、Twitterの方ではお世話になっております。
ご覧戴いてありがとうございます!
 
とはいえ、仲間ウチ向けの分かりづらい内容で申し訳ないです。
中には色々怒られそうな部分もありますが、マ笑って許していただければ幸いです。
 
お読み戴いた通り仲間三人とお邪魔したわけですが、
本当に地元の皆さんには気持ちよく接して戴いてこちらが恐縮するくらいでした。
とても素晴らしい聖地体験をさせてもらったと、皆で思い出しあっています。
 
観光交流館のスタッフさん、
桜井写真紹介のお母さん、
そば七の方々、
ラーメンハウス樹古里のご主人、
グランドキャッスルホテルのスタッフさん、
懐古園のお蕎麦屋さんの方、
自家焙煎珈琲こもろのみなさん、
おみやげのみやさかのお母さん……
数え上げればきりがありませんが、本当に温かく接して戴きました。
 
これもきっと普段から、プロジェクトの皆さんが心を砕いて回って下さっているからなのでしょうね。
本当にありがとうございます。
 
仲間4人のうち、私を含めた2名が既に再訪させてもらっていますが、
きっとまたジェントル号(ヒトの車w)でお邪魔すると思いますのでw、
その時もどうかよろしくお願いいたします。
 
これから暑くなってイベントも増えると思いますが、
お体に気を付けて、小諸を盛り立てていってくださいまし。

投稿: オイサン@ikas2nd | 2014年6月22日 (日) 09時08分

小諸にお越しいただきありがとうございました!ツイッターで見つけ拝見させていただきました。文章が面白くて、一気に5記事読ませていただきました!今年の夏も小諸はあつーい感じで活動しておりますので、是非またおこしください!7月には「りのん神輿」を担ぐなつまち連がございますので興味がございましたら是非ご参加ください!

投稿: なつまちおもてなしプロジェクト | 2014年6月22日 (日) 00時45分

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