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2014年5月の8件の記事

2014年5月30日 (金)

■片腕で食べるアップルパイはうまい~鎌倉の青い鳥と2014年春アニメのチョイ感想、あるいは『ゆゆ式』という「式」のこと~ -更新第928回-


AKBの方が握手会で襲撃されたっていうニュースをツイッターで読んで真っ先に思いついたのが

 ファンの凶刃に片腕を落とされ片目まで抉られた美少女アイドルが、
 不屈の隻腕・隻眼アイドルとしてステージにかえってくる
 熱血純情ピカレスク・ロマン(矛盾)

だったので、
さすがに不謹慎すぎてその場ではツイート投入できなかったオイサンです。

  話の作りようによっては面白くなりそうなんだけど。
  鬼かワシは。『刃牙』の読み過ぎだ。

犯人は捕まらず、復讐を誓ったヒロインがプロデューサーとなって
もう一度その男が食いつく魅力をもった新人アイドルを育て犯人と巡り合う機会を伺っている、
っていうスジの方がパワーはあるな……。
うーん、でも、片目・片腕のアイドルが、ステージで虹色のライトを浴びてピッカピカにポジティブに輝く!
っていうところがウリだから、それだと地味だなあ……。


 「左手だけだってマイクは持てるし、右目だけでもみんなの顔はよーっく見えてるよッ!
  ……ムムッ? そこにいるのは、もしかして……!?
  もう二度とあんなマネしちゃダメだゾっ!?
  でも、今日は来てくれてとっても嬉しいよ! マナーを守って、思い切り楽しんで行ってね!
  それじゃいっくよーッ!! 最初はいつものこの曲から!
  『Mercy on the EARTH』!!」



……みたいな方が、アホみたいで面白いのだが。
マいずれにしても不謹慎だけど。
みんなはこんな大人になっちゃダメだぞッ?

あ、ちなみに「アホみたい」っていうのは
あらゆるものを越えて考えなしに包み込むような、みたいな意味です。



●○● 鎌倉で見つける青い鳥 ○●○



ほぼ出勤していたGWの代休をもらった月曜日、
家で呆けていようかと思ったのだけども、
せっかくの平日の休みは土日には混み合う場所でも人が少なめであろうという計算も働いて
どこか近場の観光地へ行ってみようか、という気になった。

といってもぽっとの思いつきで行くことの出来る近場の観光地など、
私の足では鎌倉・江ノ島か小田原くらいしか思い当たらない。

朝、ごはんを食べながら見た『ぼくらはみんな河合荘』の後押しもあって、
鎌倉文学館にでも行ってみるかという気分になった。

  律っちゃん先輩かわいいよ律っちゃん先輩。

藤沢から乗った江ノ電は思ったよりも混んでいた。
近隣の生活の足でもあるとはいえ、もう少し穏やかなものかと思っていた。
老齢のご婦人が中心の平日観光客もそこそこで、お若いカップルもチラホラ。月曜だぞ働け ←

目的は2つ、前述の鎌倉文学館と、地図を眺めて見つけた「なみへい庵」のたい焼き。

  ……このときの私は、ここに巧妙なワナが隠されていることに気付かずにいたのです……。

毎度おなじみ長谷の駅で江ノ電を降り、表通りは避けて裏手の住宅どおりを抜ける。
みちみち覗いたツイッターのタイムラインでズベ公ちゃんが『俺修羅』のOPを口ずさんでくれたおかげで、
アタマの中がすっかりゆかりんに染まってしまうというアクシデントがあったが
それ以外はスムーズな道のりだった。

  その『俺修羅』のOP「Girlish Lover」、CD単体での発売はされず、
  BDのオマケにCDがついてくるだけというスタイルだったので入手していなかった。
  こういうスタイルで売り出すの、歌い手の声優さんとか作詞・作曲陣には実入り的な意味で損はないのかね。
  同じ理由で入手出来ていなかった曲には『謎の彼女X』のOP「恋のオーケストラ」もあったのだけど。

  ちなみに、このときのフォロワーさんたちからの情報提供により、
  今ではどちらの曲もiTunesで購入可能なことが分かりました。
  みなさんありがとう。

  あとモノスゴイ今さらですけど、「Girlish Lover」って「修羅場」とかかっていたのね……。
  閑話休題。

鎌倉文学館までは駅からあっという間だった。こんなに近かったのね。
鎌倉文士たちにさほどの興味があるわけでもなく、
どちらかといえば建物の外観の雰囲気の良さを味わうのがメイン。

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しかし展示の中にはなかなか興味深く刺激的な内容のものもあって、創作意欲は刺激された。
ウム。
文学館にいたのは小一時間程度。
老齢のご婦人グループと、それに付き添う連れ合いのみなさん、という図式が一番多かった様に思う。

家を出た時間が早くもなかったから、でる頃には小腹が空いてきた。
昼には、鎌倉っぽくなくラーメンを食べよう、と心に誓って出て来ていたので
適当なラーメン屋 or 中華料理屋を探す。

……ここをお読みのどなたか、
「ラーメンを食べようと思ってラーメン屋に入ったのにタンメンを食べてしまう」
現象に名前を付けて下さい。
名付け親になってくれた方の中から抽選で1名様に、サイン入り小諸グッズをプレゼント。
本当に欲しい人にはあとで住所をお尋ねします。

さてお腹もふくれたところで、ここからはちょっとしっかり歩きましょうか。

道は、長谷から極楽寺を経由して山へ至り、
その途中にあるらしいなみへい庵でたい焼きを味わったあと、山越えルートへ至る。
こちら側から鎌倉山を越えていくルートは初めてなので楽しみだし、
おいしいたい焼きも楽しみだし。

ああわくわくする。



……。



ムウ。
ものすごく見覚えのある場所に出てしまったぞ。
ここはアレじゃないか、長谷の大仏さんトコから左へ進んで入ってくる、
ハイキングコースの入り口じゃないか……。
なんだそうか、ここからは前も数回歩いたことのある、
途中に天空カフェテラス樹のあるハイキングコースに合流するのか。

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ム、ではなんだ、なみへい庵はこの先にあるのか?
そんなバカな。今まで3回ほど歩いてるけど、この先はただの山だぞ。
通り過ぎてしまったんだろうか……。

慌ててタブレットを取り出し地図を見てみると、あああああ、
やはり既に通過しており、店の所在は山に入る前の住宅街の中。
しかしおかしいな、たい焼き屋みたいな建物も看板もノボリも、何一つ見当たらなかった。
普通の民家にカムフラージュしてるのだろうか。

そう思ってグルメページに飛んでみたところ、
ナント今来た道の途中にあるはずの「なみへい庵」はナンダカ分からないギャラリーの様なものであって、
たい焼きの「なみへい」は長谷駅の近く、というか、
さっき通った鎌倉文学館に至る道のモロ目の前にあったらしい。

イエーイ。なんだよもう。

仕方がない、このまままた大仏の前を通って帰るのも癪に障るし、
大仏に
「お前さっきから何してんの」
とか言われそうなので、目につかないようこっそり背後のハイキングコースを抜けて帰ることにしましょう。
飽きたら途中の分岐で降りればいいし、完走したら北鎌倉に着くわけだし。

デ結局、途中で飽きて佐助稲荷に繋がる分岐で山を降り、
佐助稲荷 → 鎌倉駅 のルートで帰ってきた。

途中二度ほど、結構な山中で「これを行ったら長谷駅の方へ出ますの?」と
高齢のお嬢さん集団に絡まれましたが、
「いいえ」
って言ったらどうするんだ。引き返すのか。
戻るのだって結構距離あるぞあの山の中からじゃ。

  しかしまあ、どうでもいいけどオバアサンの集団は元気だね。
  我が家のおばあさんも、もうチョイ元気でいてくれるといいんだけど。

……こうして、オイサンの
「気まぐれたい焼き目当てのワクワク新ルート開拓ハイキング」は、
ただの何度目かのよく見知った山登りになってしまったのでした。
けど、途中までは確かに未知のルートであって、
その最高到達点は静かでノンビリした場所だったので、
また機会をみつけて一人でノンビリしに行こうかと思うのでした。
あそこを通ろうってハイカーも、あんまりいないだろ。

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この日は風が強くて山の中に居てもあまり静かな雰囲気にはならなかったのだけど、
それでも鎌倉の森は良いですね。
海や山もいいけど、わたしゃ鎌倉はなにより森が好きだよ。

そうして帰り着いた最寄で、そこそこ歩いたこともあってか
どうしても甘いものをちょっとだけでも食べたくて仕方なくなり、
そういえば少し前に新しく出来たショッピングビルのフードコートにたい焼きがあったかなと思ったので
行ってみた。

……結果、そこにたい焼きはなく、揚げパンかあんドーナツ、りんごパイがあるだけだったので
りんごパイをいただくことにした。

  「たい焼きの代ウチなら、そこはあんドーナツじゃねえの」と言われそうだが。
  あんが入っていることの「たい焼きらしさ」のアドバンテージより、
  油で揚げてあることの「たい焼きらしくなさ」の回避したさが、この時はまさったようだ。
  人間てフクザツだよね(そうか?)

……なにコレ美味え。
薄めのパイ生地に、実(ミ)の厚いリンゴがギッシリ入ってて、
リンゴ味ちょう濃厚。
普通もっと生地に空気がふんわり入ってるところにリンゴがギッチギチだ。
いやだ美味しい。

惜しむらくは飲み物をセットで売っていないことなのだが、マ店がパン屋の出店だけに致し方なし。
となりのクレープ屋で買うか、買って帰って、どっか別で調達すればよろしい。

ウム、遠く鎌倉のたい焼きも良いけど、
家の近くに美味しいアップルパイを見つけることが出来た収穫は大きいぞ。
幸せって、気付かないだけで、身近にあるものなんだね……(遠い目 ← 老眼 ← 乱視も入っている
私の青い鳥、こんなところにいたのね。


  大仏「ホンマ、世話の焼けるオッサンやで」


だいたいそんな、週末+1でしたとさ。
以下、そんな休日を彩るアニメやゲームの皆さんのチョイ感想など。



●○● 『ドリームクラブGogo.』 ○●○



やってます。
美月ちゃんのシナリオが、前半の山を越えたあたり……ではなかろうか。
ちょう仲良し。
まあ、最初に一回誉めてしまえばそれが全部のゲームですんで
改めて何か書こうと思ってもカワイイカワイイくらいしか出てこないわけですが
それでも書かずにおられないくらいかわいい。

同じ会話が繰り返されるとか、誤字脱字系のゆるいバグは相変わらず目につく。
同じ会話の繰り返しは……酔っ払い同士だから、と思えばリアルなのかw?

DLCでデュエット機能が実装されたらしい。
くそう、順調に搾取されていくなあ。(嬉々として
Vitaでリモートプレイ出来れば、と思ったりしたけど、あっても多分やらんな。
本編以外で、何かミニゲーム的に外で遊んで支障がないというか
本編にフィードバックされるような、そういう機能が付くなら別だけど。
本編を外でやろうとは思わない。


んーで、衣装系のDLCを……。
あのね、自分の欲望を満たすために買ってるうちは、まだ? まだいいんじゃないかなって気がするんです。
「お気に入りのあのコにちょっとえっちな格好させたいな」
っていう。

……でもですね。

あの、美月ちゃんは田舎っ子で、都会的でオシャレなのに憧れてるコなんですよ。
それで、同じお店の花里愛ちゃんとか、ノコたんシショーに憧れてるんですね。
だからっつって、
その、
「大好きな美月ちゃんに憧れの子たちと同じ格好をさせてあげたい!
 喜ぶ顔が見たい!」

とかいう理由で花里愛ちゃんやノコたんシショーの私服を買ってとりあえず着せてあげる、
ということを考え始めたらワリと危険サインなんじゃないかなってミキ思うな!!
キモいのー!



……すんませんした。



まあそうさせて上げても、なんかフィードバックがあったワケじゃないンですけど……。
愛って、見返りを求めへんもんやん……?  ← 愛



●○● 『ご注文はうさぎですか?』 ○●○



すみませんでした(まず謝罪)。
なぜ謝ってしまったのかわからないけど。
なんかものすごく楽しんで見ています。嬉しいです。
主にシャロがかわいい。



作品全体には、本当に「かわい面白い」だけなのでコレと言って特筆することはないのかもしれませんが。
しかし、『きんいろモザイク』にはさっぱりひっかからない私が
コレには引っ掛かる、というのは一体何が違うのか、そこいら辺が気にかかる。
『ゆゆ式』くらい違うとわかるのだけど。
単純にテンポのちがいとかなのだろうか。

何が素晴らしいって、まあOPが素晴らしいですね。
さすが畑亜貴先生です。

  自分が畑亜貴先生びいきなのは自覚するところですが、
  コレ信じてもらえるか分かりませんが
  畑亜貴先生が作詞していることを知って見ていたり、知って褒めてるワケではなくて、
   番組見る → やたらOPがいい・引っ掻かる → しばらくしてクレジットに気付く
    → また君か!

  という流れが大体です。ホントに。
  だから「ム! またOPがいいな! 畑亜貴先生っぽいな!」
  と思ったら全然違う人だった、ってことも結構あります。ハズカチイ。

畑亜貴先生の詞がすばらし過ぎるのは毎度のことなんだけど、
今回、曲の……音色っていうんですかね、楽器の編成? がなんか特徴的な気がしています。
ナマ音なのかウチコミなのか、オイサンの爆笑!へっぽこ音楽知識ではわかりませんけども、
女の子四人の高い声とバランスをとるように、
演奏側の音は低めに寄せられているような印象を受ける。

いやー、もう。
話の中身はきらら系4コマ作品お得意の、ゆるふわ系女子キャッキャウフフ作品なわけで、
大した中身なんかサッパリないワケですけれども、
まあアレですよ、小動物眺めてるのとおんなじです。
小難しい理屈をくっつけて正当化するつもりはありません。

  かわいい女の子を見てかわいいかわいい言うのは楽しいなあ!!

っていう、大体それだけです。
ときどきちょっとえっちくさいのもスパイシーでいいですね。
コレを見ているとき、私の脳みそはマシュマロになっています。
ネタモノなのに、ネタも大して面白いわけじゃないです。
かわいい女の子がやってるから許される、っていうレベルのつまらなさです。
つまり「ご注文がうさぎだった」から需給がマッチして良かったようなものの、
これでもしご注文がうさぎじゃなかったら芳文社が大変なことになっていたに違いないですね。
命拾いしたなお前ら。 ←↑もう何の理屈も通っていないことには気づいている

シャロちゃんが私の中で大ヒットなのは、恐らく偏に中の人・内田真礼さんのお手柄だと思います。
見た目とか設定にそんなに惹かれる物があるわけではない。
彼女が萌えているとき・混乱しているときなど、
正気を失って言葉にならない声を上げるシーンで、内田さんは視聴者の想像絶する「音」を出してくる。
そのものすごさに惚れました。
完全に斜め上をいかれた。すごい演技だ、というか、着想力だ。

マそんな感じで、シャロちゃん注目で見続けていきたい所存。
他の連中も頑張れ。

あとどうでもいいけど、主題歌冒頭の間奏のセリフみたいな歌詞の中で

 ♪ふわふわどきどき ナイショですよ
   はじめがかんじん ずんだずんだ


って、ゼッタイに歌ってる(言い切った)ところがあるわけですが、これは

 「人との出会いは初めが肝心だから、
      まずはずんだ餅でも食わせて気分よくしとけ」

っていう意味ですね。
『ごちうさ』の暗部・千夜ちゃんの処世術でしょうね。
千夜ちゃんは多分ってますね。
相当ヤってますね。
イザとなったらカラダを売ってコマした男にココアを襲わせたり平気でするでしょうね。
彼女はそういう覚悟のキマったオンナですね。
千夜ちゃんファンにはここで読むのをやめないでもらいたいですね。
取り消しませんけどね。

あと、登場人物がちょっと不自然な名前が多いなと思ってたけど、
ダジャレになっていたのだな……。
ココアはまんまだけど、チノちゃんはカプチーノのもじりだし、
千夜ちゃんは宇治抹茶だし、シャロはキリマンジャロだし。



●○● 『ぼくらはみんな河合荘』 ○●○



一話完結で分かり易くて面白いです。
キホンは人情モノ。

なんだかんだで、ぎゅっと見ればシロさん無双のこの世界。
Mであることを除いた冷静さ・判断力・常識人加減はすみこさん(大家さん)と並んでTOPで
実際に手を下すことを考えれば実質最強キャラはこの人だ。

ネタの質の良さで見てます。
「1話目で切った」ってヒトが結構いてもったいないなーと思う。
1話目は確かに、妙にクドくてテンポが悪く、ドヤ感がハンパなかったんで、
鼻に付くのも納得ではあるんだけども、
最近になって1話目だけ見返してみたら……やっぱりクドかった。
豪華にしようとしてヤリ過ぎちゃったんだろうなあ。
最近はすっかりこなれてきた感ある(見慣れたのもちょっとあると思う)ので
ツカミで惜しいコトしたな、と思う。

話の構造自体がイヤじゃない人は見直してみるのも一興かと。
オイサン的には前期の『ディーふらぐ』的なワクとして見ています。

酔いどれ巨乳の麻弓さんが数年後の棚町薫にちょっと見えたりもする。
サトリナボイス恐るべし。
……けど、すげーなあ。
『レールガン』のお姉さまもサトリナさんだったよねえ。
こっちはしっかりOLのおばさん予備軍に聞こえて、
あっちはしっかり、JK予備軍の中学生に聞こえるんだもんねえ……。
あー。
イヤ、改めてそう考えると、すごいわ。声優さん。
ババアは難しいかもしれない(自然ではなくなる)けど、
この差を明確な差として音で表現してくるのは感嘆に値しますね。いやー。

そう考えると、あすみんはそこまでの上下のハバは無い気がするな。



OPを歌うfhanaさんは新進気鋭? のアニメ方面バンドさんらしく、
『有頂天家族』でもED歌ってましたね。
EDよりもカップリングの「君という特異点」の方が、オイサン好きでしたけど。
しかし最近はこの方面の音楽屋さんも、競争と入れ替わりが激しくて
その辺ちょっと心配。
じっくり育ててあげるとかして欲しいねえ。
きっかけだけは作って上げたからあとは自分たちで頑張りなさい、
というのも考え方の一つだろうけど。

やなぎなぎ?だっけ、なだいなだだっけ、忘れたけどそんな人とか、
『ガルパン』のchouchoさんとか、透明感とパンチ力を兼ね備えた人達が多い印象があって、
けど、割と傾向的には似た感じですよね。

OPのサビで、本の世界を自在に飛び回る律っちゃん先輩の表現が大好きで、
ああ、ああいう閉鎖された自分だけの思考世界で一番力を発揮する人って好きだなあ、
と、毎回しみじみ見入ってしまう。

そんでまた、そういう頑強な自分だけの世界、
他の何よりも大切な世界を持っている人が好きで、
そういう人と仲良くなったりしたいんだけど
如何せんそういう人達には他人はよっぽどのことがない限り必要ではないワケで、
しょぼしょぼとアプローチしてほどほどに仲良くはなるも
最終的にはフられる自分を思い描いて、
けれども自分をソデにするくらいにはやはり自分の世界をガッシリ鷲掴みにしている彼女らしさがやっぱり好きで
フられる方が自分的にも正解! オッケイ!
みたいなことを考えてるオジサンですよぼかぁ。

と、『TLS2』の中里さんを思い出しながら書いているオイサンですよ。
コレって何かの病気なんですかね。
ご先祖様が何か悪いことをしたんでしょうか。



●○● 『キャプテンアース』 ○●○ 



いちおう見続けてる……けども、決して面白くはないな、コレ。
なんだろう。ちょうボンヤリ。緊張感が伝わらない。
お話もまあ……ゴチャゴチャ設定で目先が変えられてはいるけど、
骨子は古めかしいものですしね。
フツウですよね。

ではなぜ見続けているのかというと、
あの茶褐色がいつまた全裸になるか分からない、
目を離したスキに脱がれでもした日にゃ悔しくって眠れたモンじゃない
という極めて性的な理由でだけみているわけで、
マ作ってる側からすればシメシメってなもんでしょうけれども。
とりあえず、茶褐色ちゃんと節度のある暮らしをともにしたいと、このように考えております。

  今期イチの萌えキャラは『ピンポン』から卓球タムラのおババで確定なわけですが、
  一番脱がせたい、というか悲鳴が聞きたいのはこの茶褐色一択なワケです(さいてい)。
  あ、主人公メカのデザインは好きです。
  『ヒーローマン』然としたマッチョなシルエットといい、カラーリングといい、
  妙につるっとした材質感といい。
  『ヒーローマン』はすごい面白かったんだけどなあ。

アースエンジン(ロボット)の出撃・合体シークエンスは手が込んでてカッコイイんだけども、
見るほどに
「……な、なんでこんな面倒くさい手順を踏まないといけないんだ……?」
という疑問が湧いてくる。

なんでわざわざ敵が攻め来るたびに宇宙へ向けてコア部分を地上から打ち上げないといけないような
仕掛けになってるのかとか、
なんで各パーツの射出の仕組みが全部ちがうのか、とか。

アラを探して叩こうっていうつもりは全然ないのに、
普通に見ているだけでどんどん「……何故だ……」という気持ちが湧いてくる。
かっこいいんだけどね。
もっとアホみたいなヒーローヒーローした作品ならその辺もお約束としてスルー出来るんだけど、
「国が!」とか「組織間の対立が!」とか、「予算が!」「管轄が!」みたいな
ヘンに大人の世界にも踏み込んだ世界設定になっている中で
こういうムダムダしい部分を丸出しにされると、やはり説得力に乏しいように見えてしまう。
バランスが悪いと思います。

  ただ逆に、「各パーツの射出の仕組みが全部ちがう」ことに関しては、
  「この計画の色々な参画企業に個別に発注したら
   旗振り役がいないままどこも好き勝手に作ってバラッバラになってしまったので
   無理やりまとめあげたらこうなっちゃった」
  みたいな、おかしなリアリティを妄想出来て楽しかったんだけどもw
  いかにもありそうで。

  アースエンジンのコアファイターを毎回地上から打ち上げるのは……なあ。
  打ち上げがそんなに簡単じゃない(季節・気象とか、引力とかが関係する?)っぽいことが、
  昨今のロケットやら打ち上げブームで知られ始めてきているので、
  「なんでそんなに、不自由でリスクのある仕組みにしてあんの?
   はじめから宇宙に置いとけばいいのに???」
  ってなるんだけど。
  敵が地上に来たときのための備えとかだったりするのかなあ、
  だったら今度は合体はどうすんのかなあ、とか、色々考えてしまう。
  別に私、こだわり派SFオタクでもなんでもないんですけれども。
  生粋のガチSF畑の人は、コレ見てどう思うんだろうな。見ないかなw

  あ、けど、アレのオモチャが出ると嬉しいですね。
  合体メカそのものもさながら、
  あの合体シークエンスを完全に再現するピタゴラスイッチ的な仕組み込みの
  合体シーン再現ジオラマおもちゃ。

  それが出るならあのゴチャゴチャにも意味があるなあ。
  欲しいぞ。

BONESの作品は、用語というか設定というか、
狂言回し的な言葉あそびでドスを利かせて視聴者を掴もうという傾向がある
(というかそういうところにオイサンが捕まる)と思うんだけど
『スタードライバー』の時はそれが銀河美少年とか電気棺とかで、
今回はそれが遊星歯車装置なんだけども、
なんかその……毎度のことながら、キレーに上滑りするねえ。ツルッツル。

たとえて言うなら、
RPGを作るときに魔法を超能力、MPをEPとかに置き換えました、
システム的な勘所はおんなじです、みたいなことで……
なにか、そこにある含みの意義を、
言葉遊びより以上の力のある物語の要素として表現するなら意味はあると思います。

地球に攻めてくる敵キャラは人間のリビドーを目的としているらしいので、
だったらあんな童貞くさい真面目少年じゃなくて
『ダイミダラー』のパイロットかなんか矢面に立たせとけば
無限の性的欲求を吸い取ろうとした敵が吸い取り切れなくて自爆したりすんじゃねえのと
世界観全無視で考えたりするオイサンでした。



……と、ここまでの話を総合すると、私の望みとしては
「ドリームクラブ5号店とRabbitHouseが近所にある
       河合荘で、茶褐色ちゃんも一緒に暮らしたい」

ということになりますので、神龍さん、よろしくお願いします。


  神 龍「パブリッシャーを越えた願いは叶えられないのだ……」


あーやっぱそっすか。ショッパイッスね。ムリイッテ スンマセンシタ

しかし、『ごちうさ』にしろ、『河合荘』にしろ、
話の芯がいちおうあるにしても本当にうっっっっっっすらとだけで
キホン一話一話の個別エピソードの面白さだけで1クール乗り切ろう、というのは
1クール時代のお約束なんでしょうね。
『キャプテンアース』は2クールなんだろうか。

今期、ほかで真面目に追っているのは、
『犬神さんと猫山さん』『それでも世界は美しい』くらいなのだけど、
後追いで『一週間フレンズ』と『シドニアの騎士』は見ようと思っている。
『シドニア』は原作を読んでからにしようかね。



●○● Closing~『ゆゆ式』という「方式」 ○●○



マそんなこんなで。
鎌倉帰りに、たい焼き食べながら読もうと思い、『ゆゆ式』の4巻を買ってみた。
先日なんとなくきららの本誌の方を買ってしまったのだけど、
その時読んだ『ゆゆ式』があまりにもモノすごかったので原作がすごい気になっていた。

デとうとう一冊買ってきたんだけども(例によって4巻とかハンパなところから平気で買う)……
イヤすごいわ。どうなってんだコレ。

なんというか、「キャッキャウフフの完成形」だったのだな、ということを
改めて認識した。
本当に、「キャッキャ」と「ウフフ」以外の擬音・擬声が存在できない世界だったんだ。

基本、ずっこいんですよねw
だって、読者の必要ない世界が先ず築かれている。
ネタをやる側も、それを見て笑う側も、すでに作品の中に用意されていて、
読む側の何割かは、
「ゆずこのネタを見て爆笑してる縁を見て釣られて笑ってる」
みたいな状態なワケですよ。
これはすばらしい。ずっこい。

セリフ周りもすごい不親切で、理解するのに時間のかかることもある
(時間だけでなく、「空間」が必要なこともある気がする)。

三上先生はコレを描きながら、
「縁、ちょう笑ってっけど何がおかしいんだろこの子?」
って思うこととかないんだろうか。あるに違いない。

彼女らのツボを全部、先生一人が持っているとも思えない。
ただ、見ていて感心するのは
それぞれのツボに、ふんわりと一貫性が感じられることで、
その辺は決して何となくだけではやってないなーと思えるのだった。
丁寧。

……いやー。
完璧な世界ですね。
いつもなら、自分は設定のスキ間スキ間に見え隠れする影みたいなものに反応して
おかしな二次創作に走ってしまうのだけど、そのスキがない。
みっちりつまっているように見える。
実際のところは、描かれている・決め込まれている内容はポイントポイントだけでしかないのだろうけど、
撃ち込まれたド真ん中から何かが繁茂して、すき間を埋めてしまって
入り込む余地がない。

 「完璧とは、何も足せない状態のことではなく、何も引けない状態のこと」

とは能く言ったもんで、最低のコトしかないからそこから動かせない。
足したり動かしたりは出来るんだけど、やった瞬間ちがうものになってしまう。
……ように感じる。
デスヨ。

まさに「式」。
ここにしかないやり方の「手順」であり、一定の根幹的な「型」であり、
そこからの展開を許す「関係の規定」であると言えよう。
すばらしい。
畏ろしい。



私は今、小諸に向かうバスの中でこの文章を書いています。
寄居のSAを出て小一時間、もうじき佐久のICにさしかかります。
新緑がまぶしいです!

オイサンでした!


 

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2014年5月21日 (水)

■The World is not PORTABLE. ~夢をウツツにうち付けて・『ドリームクラブGogo.』感想とか!~ -更新第927回-

昨年中ごろ? に注文した美少女フィギュアのお届け予定日が2014年11月になります、
というメールがamazonさんから届いて、
届く頃にはフィギュアがババアになってんじゃないかとハラハラしている
オイサン@おちゃめな14歳です。


近況とか今やっていること色々。
いや、色々やってないで集中しろよ。



●○● SS書き ○●○



メインで進めているのは以下の3本。

 1)『アマガミ』・梨穂子メインのSS
 2)『のんのんびより』のSS
 3)『アマガミ』・薫メインのSS


今は1)をがっつり取り掛かっていて、早く仕上げてしまいたいのだけれど
長くて重みがあるのでまだ時間がかかる。
そこそこさっと上がりそうな2)を先に上げて繋ぐか考え中。
みんないい子ばかりだ(なに言ってんだアンタ)。

どうでもいいけど、未だにうちの絢辻さんSSを読みに来てくれる人もいるし、
ツイッターやってるとそういう人からフォローをもらったり、
「『アマガミ』始めました」って人も見かけるしで息の長い作品だなあと思う。

マそうなるようPSP版を出したりVita版を出したり、
合わせてラジオを一瞬復活させたりとやっているからなんだろうけども、
その策も行き当たりばったりな感じでザツな印象を受ける。

  某人は、『ラブライブ』の大ヒットを、計算しつくされて上手く組み立てられた、
  プロジェクトのスケジュールなりプランなりの賜物だと言っていたが、
  『アマガミ』にはそういうきめ細やかさだとか、さりげなさみたいなものは感じない。
  ざっくりどんぶりだ。

案外今の、ことばも残るし行いも引き継がれやすいデジタルの環境が、
作品の息を長くしているのかなあという気はする。
常に新しいものに飛びつき続けなければならないわけではなくて、
人がやってようがやっていまいが、
自分のペースで始めて
自分のペースで続けて
自分のペースでやめられる、
オフラインのゲームの良さが生きて来ている。
オンラインものは基本、周りのペースを気にして
色々新しいことについていかないとしんどいのかもしれないけど。

わしゃのんびりやれるのが好きだよ。



●○● ゲーム ○●○



1)ドリームクラブGoGo.(PS3)
2)ときめきメモリアル4(PSP・(onPSVita))
3)魔都紅色幽撃隊(PSVita)
4)デモンゲイズ (PSVita)

2)をじわじわやっているうちに1)3)が出てしまった……。
つか4)もまだやってるのか俺は。
 
 

 
 五年前の自分 「やあ、5年後の僕。元気ですか? 今、何をしていますか?」
 今の自分   「『ときメモ4』」
 五年前の自分 「お、おお……。『アマガミ』ではないんだ」
 今の自分   「さすが俺。そこを気にするのか」
 20年前の自分 「ちょっと待って、まだ『ときメモ』とかやってんすか」
 五年前の自分 「よう、来たのか」
 今の自分   「久しぶり。そんなに驚くことでもないだろう」
 20年前の自分 「ああ、うん……まあ言われてみれば大体予想通りか……」
 五年前の自分 「て言うか、お前が決めたことだから大体こんな感じになってるんだろ」
 今の自分   「お前が驚いてどうする。誇れ。その意志の強さを」
 20年前の自分 「あ、えっと、はい」
 

 
 
  などと書いていて気になったが、
  5年前の自分が数メートル先をふつうに歩いていたとして、「あ、自分だ」って思えるかなあ。
  痩せて見た目が変わったとかそういう話でなく、
  普通の人って、自分が目の前を歩いているのを見た時に「自分がいる」って認識できるものだろうか。
  オイサンは普段めったに鏡見ないから、スッとは気付かない気がする。
  何か違和感を覚えたり、「あの人どこかで見たような……」っていう感じになる気がする。

ちなみに2)~4)携帯機対応ですが、主としてVitaTVでプレイするので据え置きと変わりません。
やっぱ携帯機はだめだー。オイサンにはどーしても向かぬ。



●○● World is not Portable . ●○●



やっぱり私は携帯ゲーム機で遊ぶことに、どうしても慣れないんだなあ……。
つくづくそう思う。
PSVitaTVが出たとき、

  「これで、VitaやPSPのソフトが、テレビで、固定画面で遊べる!」

と歓喜した。携帯機の何がイカンのか、正直、ハッキリとした理由は分からない。

 a) 画面が小さい?
 b) コンソールと画面の関係上、落ち着いた姿勢でプレイ出来ない?
 c) 音響が総じて貧弱? イヤホン・ヘッドホンでは長時間は疲れるし、コードが煩わしい?

などなど、理由はそれらしく挙げようと思えば挙げられるけれども、いちばん大きいのは気持ちの問題なのだと思っている。
これは「気の持ちよう・気分の問題」ということではなくて、
画面の向こう側の世界や人物を、どういう対象として強く認識しているかということだ。
それは主に、上の b) に繋がっている。

音はスピーカーから出せばいいとか、ヘッドホンをコードレスにすればいいとか、
解決できないことはないですしね。

 ▼画面の向こうと、対話をする様に

しっかり向き合いたいのだ。
画面の向こう側の世界で起こることを、
こちら側の世界へ、こちら側の世界で起こることと等しい重みを持つものとして持ち帰るために、
向こう側に暮らし、生きるキャラクターたちに、自分と同じ位置、目線でいて欲しい。
そのために……なのか、その象徴的な行為として、なのかはどちらとも言い難いが、
背筋を伸ばして、前を向いた時に、そこにいてくれると「話がしやすい」。

何かと対等に対話をするときに、対象を両手で捕まえて、覗き込むように話しかけることは、
まあ、あまりしないんじゃないかと思う。
携帯ゲーム機だと、その両手の中に収まってしまうのは一個人・一キャラクターにとどまらず、
作品世界全てを両手でつかみ、そこを覗き込みながら語り合うことになってしまう。

……なんだか、対等じゃない。
上から目線で……というか、つまるところ、世界じゃないインチキな世界と語り合っている、
「所詮マガイモノ」、そんな気持ちが醸されてしまって、気が散漫になってしまうんじゃないか。
そんな風に思っている。

  結局のところコントローラを握ってそこで繋がってるんだから同じじゃん、と言われそうだ。
  理屈はつけることが出来ると思うけど、感覚に根差した理屈なので、それにあんまり意味はない。
  「両手の間に画面が収まってしまっていること(が意識されること)」が、
  弄んでる感があってダメな気がしている。
  単純にその姿勢だと集中出来ないとか。

世界というのは、「固定されていて動かすことの出来ない」ものだと思っている。
我々の暮らすこの宇宙を、ドッコイショとどこかへ持ち運んでそこで「再生」することは出来ない。

  マもしかしたら出来るのかもしれないし現在進行形でやられているのかもしれないけど、
  少なくとも今の人間には無理だしそれをされていても観測できていない。

それがその、プレイヤーの都合であちらこちらへ持ち運ばれて、
その世界がそこにも在る、ここにも在ることが出来る、となってしまうと、
なんというか……画面の向こうの世界の、根を感じられない、と感じてしまったことがある。

また同時に、持ち運べてしまうことで、
「いま手の中にあるそれがその世界の全てである」と感じてしまい、
描かれていない部分の広がりや奥行は描かれていないだけで「在る」のだ、
世界と時間は続くのだ、そこはもう一つの世界なのだ……と感じることが阻害される。
その感覚が正しいのかはワカラヌ。
理屈を捏ねてみてるが、あてはまらないケースもあるだろう。

  なかなか理解され難い感覚であることは理解している。
  共感を得られたためしがない。

至極簡単に言うなら
「再生(プレイ)できる環境が固定され限定されていてこそ世界に実存味が生まれて、
 対等な異世界としてそこへ没入出来る」
という感覚だろうか。
オイソレと遊び手の都合で動かすことの出来ない絶対感が生まれる。

……なんともまあ、時代遅れの感覚であることよなあ、というのも分かるんだけど。
思い込みの激しい、田舎のオッサンには越えられない壁だったのだよ。
全国の田舎のオッサンごめん。



●○● 『ドリームクラブGoGo.』 ○●○



マんなこたどうでもイイ。
『ドリクラ』だよ『ドリクラ』。
いやあ、『ドリームクラブ』はいいねえ。



……。



本当にいいねえ……(ウットリ)
これこそ娯楽だよ……鬱アニメとか死ねばいいのに(暴言。

  あ、『まどか★マギカ』は劇場版新編でいろいろ覆ったので鬱アニメじゃないです(キッパリ
  そういえば、『ドリクラ』の舞台化の話はどうなったんだっけ?
  やる前から風営法にでも引っ掛かったんだろうか。

ちなみ、ずっとタイトルを『ドリームクラブGogo(ゴーゴー)』だと思ってたんだけど、
実は『Gogo』のあとに「.」が入っていて、『ドリームクラブGogo.(ごごーてん(=五号店))』と読むんだそうな。
な、なんだってー。
言われな分からんわw

PVを見てた時は美月ちゃんがかわいいなーとずっと思っていて、それは今も変わってないのだけど、
カワイイのはともかく「なんだかよくわからない加減」が気になるのがセイラさんだったので
セイラさんから始めています。
どうよ、この意味の分からなさ(ドヤァ

▼セイラさん


美月ちゃんはなんとなく「わかる」ので、仲良くはなりたいけど強い求心力は感じなかった。
マ接してみればきっと何かあるんだろうけど。
とりあえずセイラさんが「分からなかった」。なので先ずセイラさん。

  『修羅の門』で飛田さんも言ってます。
  「そうだ、分からんからぶつけてみる」と。
  そういえばダイも、対バーン初戦でいきなりギガブレイクを貯めながら、
  「自分と相手の力量差が分からない時は、最大の技をぶつけてみるのが一番だ!」
  と言ってました。
  いやー、マンガはホント勉強なる。

このセイラさん、外国人として日本文化ズレしているところはあるけれども
基本的には至って常識人で、なんなら若干意識高いくらい。
フツーの人より立派な人です。
師事する相手を間違ったのと、そもそもの嗜好の偏りがあったので
そこがちょっとしたエッジになってるけど、フツーにフツーの立派な人だった。

  復活したドリクラのラジオでプロデューサーが
  「属性としてはセッちゃんと揃えたロリ系だけど、
   とてもセッちゃんには対抗できないので、ひよって外人にした」
  と、言ってはいたけども、この人の設計、根本的にセッちゃんに対抗する気ない感じですね。
  共通点幼児体型だけじゃん。

だもんで、言いにくいんだけど、つまりその、ほぼ魅力的でない。オイサンにとっては。
頑張ってるんだけどね。
リアルだったら多分、3回目くらいから指名してないと思います。
一緒にいたらくたびれそう。
まだノコたんシショーの方が楽しそうかなー。
あっちはあっちでめんどくさそうな子だけどなw
ええい、もっとアホを出せ! ← 暴言



……などと書いているうちに、セイラさん編、先日ぽこっと終わってしまったw



相変わらず唐突に終わるなこのゲームw
エンディングのあっさり加減も前作を踏襲。
きっとこの辺の、
「盛り上げをもっとゲーム的に強化するかしないか」
みたいな議論は毎回行われているのだろうけど、
その上で「必要なし」という結論に至っているのだろうな。
その呼吸はなんとなくワカル。このゲームはそういうゲームだ。

  ……マその分、その辺を強化してよりゲーム性高めた、
  『ときメモ』におけるドラマシリーズみたいなものがリリースされてくれると嬉しいわけだが。
  それもないだろうな。
  追加有料DLCで出してくれないかなー。

オイサンにとって『ドリームクラブ』は、
コンテンツにパッケージングされたものをそのまま楽しむというよりは、
ガワを撫でながら中身を想像してみたり、
すき間から沁み出てくるエキスが自分の思考や感覚と混じった時に発生するものを楽しむための、
いわば触媒的な側面の方が強いので、
内容物そのものが濃すぎたり、クッキリきっぱりし過ぎてない方が多分ありがたいのだけど。

  つまりその、『ドリームクラブ』が「お茶を売り物にしているお店のお茶」だとすれば、
  お茶そのものはそんなでなくてもいいけど、
  その茶器が素晴らしいとか、お店の人のお茶に対する姿勢とか知識が面白いとか、
  そういう物であってくれれば良いのです。

触媒として相性がいいんですね。そういう意味で『ドリクラ』好きなのです。
すき間の空き方が(意図的なのか無意識なのか分からないけど)、
オイサンが埋めたくなる・埋めやすい形や幅なのだ、ということです。
きっと。
えろい意味じゃないぞ。

 ▼セイラさん

うむ……セイラさん、あまり魅力的にはうつらなかったなー。
スキンシップが好きとか、混浴や同衾にあまり抵抗なく(抵抗あるのかもだけど乗り切って)挑んでくる辺りは
ちょっといいなーと思ったけど、あまりピンとくる瞬間はなかったなあ。
もう少し、魅杏さんとか遥華さん的なテイストとか混じるかと思ってたけど
そーでもなかった。

でもアレだ、誕生日にちゃんと誕生石を贈って、初詣にも一緒に行って、
ってところまで踏んだのは彼女が初めてかもしれん。
今までは「とりあえずハッピーエンドにたどり着ければいいや」っていうスタンスで
イベントの網羅とかは全然重視してなかったから。
今回はいけそうだったからやってみたけど、なんとかなるもんだ。

  VIPルームに通されるようになってからは資金ショートしそうで
  ケチリながらになっちゃったけど。
  1周くらいは、資金作りのためにバイトに精を出すラップを持った方が、
  ゆったり遊べるかもしれぬ。

攻略情報なんかも全然見ずにプレイしたけど、プレイ上のお作法だけでなんとかなっちゃったな。
マ前2作のお作法知識があったからってのは勿論あるけど。
誕生日のタイミングとか、前作ほどシビアでなくなっている気がする。

 セイラさん狙いで始める → 会話で好きなお酒を聴き出す
  → 会話でノコたんシショーと仲がいいコトを知る
   → ときどきノコたんシショーの指名を混ぜて(出来るだけ早い段階で4、5回指名する)
    セイラさんの情報を聞き出すようにする(欲しいものとか、誕生日とか)
    → それに合わせて、たまにショッピングにいったりしておく

みたいな感じで。
誕生石だけは、何月生まれは何、っていうのを攻略ではない普通のサイトで調べた。
マそんな感じで……とりあえず懇ろにはなったけど、
あまり心に響くことのない、練習みたいなラップになってしまった。

 ▼二週目のお相手

サテ、次は誰にお相手してもらおう?
上で書いた美月ちゃん以外では、センターヒロインの花里愛(かりあ)ちゃんと、
隠しホストガール扱いだった、青ツインテチャイナの鈴凜さんが株を上げておる。

花里愛(かりあ)ちゃん、ビジュアル的にもバックボーン的にも、
一切全く引っ掛からなくてそれで逆に気になってきた。

▼花里愛ちゃん




鈴凜さんは隠しだったので発売前PVに全く出てこなかったんだけども。
……まずいな。一番キてるぞこの人。
なんだろう、トロけ気味のツリ目が好きなんだろうか? 自分。
ちょっと、イヤかなり、漫才キャラの匂いがするけどw

▼鈴凛さん



とか何とか言いながら、
明日死んだら未練が残りそうなので(そして鈴凜さんはまだ隠れたままなので)
順当に美月ちゃんからいきましたとさ。

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あ、この子。
予想通りだけど、かわいいわ。
すっごいかわいいわ。
すっごいすっごいかわいいわ。
うん、かわいい。
……かわいいなあ。 ← 死んだ

  見た目とキャラクター設定どおり、
  田舎の子が田舎の子であるように、素朴にかわいいわけだけど。
  思ったよりもかわいい。

  そして、花里愛ちゃん。
  美月ちゃんの進行上、必要にかられて何度か指名したんだけど……
  あぶない
  この子もモノスゴイ、気になってきたぞ。
  この子に自分のこと好きになってくれる隙なんてあるだろうか? という疑念・危惧と、
  「この子は実は、
   周りの期待に応えて何でもやるし、やれば何でも出来るけど、
   色々抑え込んでやってるだけでホントはそこから抜け出したい、
   もっとラクに自分を出したい、絢辻さん系・脱抑圧のSっ娘なんじゃないか?」
  という心配みたいなものが……なんだろうなあ、ちょっとだけハナシ聞いて、
  歌を聴く限りでは、悲鳴みたいなものがチョイチョイ聞こえる気がするんだけど。
  ああ気になる気になる(ソワソワ。

つまりこんな感じです!!

(ここから異界へワープ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
異界からオカエリナサイ。



……はっ、夢か。



あー、あと……。
セイラさんから、
「すっごいセレブな友だちがいて、オイサンに興味持ってるから今度紹介する」
って言われたり、花里愛ちゃんから
「この間ボウリングに行ったら、気さくな美人プロボウラーから
 『あんためっちゃ上手いやんかー!』って褒められちゃった!」
っていう話を聞かされたりするんだけど。
オイサン、多分その友だちとかプロボウラーの子のコトとか、知ってる気がするなあ……。
セイラさん、そのお友だちはアレでしょ、やっぱり平ッ坦娘(ぺったんこ)なんでしょ?
で、椎名へきるみたいな声でしゃべるんじゃないかなあ。
ちがうかなあ。

 ▼バグが多い。

あとこのゲーム。
セリフの表示とボイスが合ってない部分多すぎんぞゴルァw
他のホストガールどうか知りませんけど、
セイラさん、結構目立ったなー。10か所超はあったんじゃないか?

マ致命的なアレじゃないからいいようなものの……
あ、でもヒドイの一個だけあったわ。

メッセージウインドウのセリフの領域に、セリフではない、
ト書きというか、普段は表示されない「誰のセリフか」っていう表示の「主人公」っていう文字が
出てしまってたのが、確か一か所あったw
アレはないわw
マいいけどね。『ドリクラ』らしくて。 ← いいのかw
セッちゃんのいたずらだと思えばかわいいもんよ。 ← セッちゃん偉大



……。



というわけで。
『ドリームクラブGogo.』ちょう楽しいです!!
まさか、買うのをさんざん引き延ばして来たPS3を『ドリクラ』の為に買うことになるとは思ってなかったけど
(当初は『FF13』が出たら買おうと思っていたし、その後『アイマス2』とか色々タイミングは測っていた)、
いやあ、悔いなしだわ。
あー胸がドキドキする。

「『ドリクラ』が好き」って、数あるギャルゲー好きの中でもトップクラスのアホに分類されそうだけど
なんかもうそれでいいわー。
最高だ。



●○● 魔都紅色幽撃隊 ○●○



そんなオイサンが「らしからぬ」ゲームをやってるな、と思われそうだけども。

▼黄昏ジュヴナイル


発売前の情報を眺めていて、ヤケに魅力的に映ったので買ってしまいました。
今井監督の作品はPSの初代『東京魔人學園剣風帖』以来。
マぶっちゃけ、その『魔人學園』もそれほど肌が合ったわけではないんだけど。
なんでかな。

謎の転校生(主人公)が転校初日に偶然
謎の対幽霊戦闘スキルを発揮したところを見込まれて
謎の幽霊退治を生業(副業?)にしているオカルト出版社にスカウトされ、
謎の幽霊の謎を暴きながら謎の登場人物たちの謎に触れていく、
という謎に満ちたストーリー。
↑何も説明していないに等しい。

システムは
ストーリーを追いながら登場人物たちとの好感度を上げ、絆を深めていくためのADVパート

シミュレーション仕立てのバトルパート。

ADVパートはオーソドックスな選択肢方式……なんだけど、
選択肢も物語の大筋には影響を与えないんじゃないかなコレ。多分だけど。
キャラクターの好感度上下くらいの様な気がする。
選択肢以外にも、キャラクターが何か言ってきたときに反応を返すのに
感情(友・愛・怒・悲・悩)+五感(視・聴・味・触・嗅)入力というのがある。
自己紹介されたときに 友+触 で握手、みたいなものだけど、
今の所、フツーにする分にはそんなにバリエーションが見いだせない。
愛+味 でキスになったりするらしいけど。

バトルが特徴的で……メンドクサイw もうちょっとストレートかと思ったよ。

相手が幽霊なモンだから、目に見えず、最初は位置が知れない。
探知機とか闇雲攻撃とかで敵の位置を探り当て、行動を先読みしたりアイテムで制限したりして
追い詰めやっつける。
まだ数回バトルをこなしただけでよく分かっていないのだけど、
最初の手掛かりを得るまで(敵がどこにいるのかを検知するまで)が手さぐり過ぎて、
「……これでいいのだろうか?」
というモヤモヤ感が伴ってる。カタルシスが感じられてない。

それ以外に関しては……まあ『魔人學園』の系譜らしく、
オカルトっぽいうんちくとか、トンガったキャラクターとか目白押しで
好きな人は好きだろうな、という感じ。

音声がフルボイスでなく断片的(特徴的なセリフとか挨拶だけ)になっていて、
口調なんかを限定しないで、プレイヤーの想像力で補わせたいという意図でそうしてあるらしいのだけども、
如何せん、
文字を見ている時間が長くなってしまって結構ウネウネ動く立ち絵を見ている隙があまりない。
そこがちょっと、演出上矛盾してしまった気がする。

それを狙うなら、セリフ表示を画面下固定のウインドウに出すんではなくて
立ち絵にフキダシをかぶせるとか、
絵と文字に同時に注意がいくような配置にしてあるともっと良かったのではないかと思う。

他のキャラクターのセリフはフキダシで、
地の文・ト書き・ナレーションなんかはサウンドノベル方式で画面全体に、
という感じではいかがか。

  ……それを思うと、『Quartett!』とか『白詰草話』なんかのFFDはよく出来てたなあ。
  あれはすばらしかった。
  



●○● もっと!『ときめきメモリアル4』! ○●○



PSVitaTVでプレイする『ときめきメモリアル4』です。
PSPではあまり集中してプレイ出来ず、一周だけサラッと流したみたいになっていたので、
いつかガッツリやり直したいと思っていた。
……ので、『ドリクラ』が出るまでにちょっとやってみようと思って始めてみてたのだけど
結局終わる前に『ドリクラ』が出ちゃった。
マ同じ恋愛ものギャルゲーではあるけど、ゲーム性は全然ちがうのでテレコテレコにやればいいんだけどね。

いざ始めてみると……イイネ!

  やはりテレビに正対してコントローラ握ってやるゲームはいい。
  集中できる。
  ファミコンを買ってもらった8歳のクリスマスから大学を出るまで、
  ゲームをするときは必ず仏間で座禅の様に、
  畳に胡坐をかいてコントローラはへその前に構え、チキチキチキチキ闘ってきたオイサンには。
  両手で挟むように持った液晶を覗き込んでプレイするのは、姿勢的におちつかぬ。

  反面、VitaTV+テレビで再生する弊害としては、
  ・アニメーションのシーンで映像が左右に流れる場面とかでは明らかに乱れる
  ・ウリである、立ち絵のにょろにょろ演出に残像が出る
  ・夕陽のさす下校の校門で、明らかにおかしな風に光が揺らめいたり……「
  などなどあるけど、それ以外はあんまり気にならない。

もともとシステムが良く出来てることはお墨付きのゲームなので、今さら言うこともない。
気になることと言えば、
このゲームを批判する時に真っ先に矢面に立たされる「ヒロインのデザイン」について。

地味であるとかブサイクである(直球w)とかを
「現実離れし過ぎていなくて落ち着いている」という言葉でかわそうとするのもわかるんだけども、
個人的な感覚で言わせてもらうと、
地味とか落ち着いてるのを通り越して、若干日本人離れしている気がする。
日本人というよりも、大陸・半島のあたりの顔立ちになってる気がするYO。
のっぺりし過ぎじゃない?

そして、この地味さが意図してのモノであるんなら
ハーフであるエリサのデザインは、もう少しガイジンガイジンしててもいいんじゃないのかYO?

『ときメモ』シリーズのお家芸、
「プレイしてるうちに見た目のイケてなさが気にならなくなる」
は今回も健在なので別にいいのだけども、
何もワザワザ自分から損をしに行くことはないんじゃないか? ……と思うのでした。
攻める姿勢は大事ですし、評価したいと思いますけどね。
攻める方向を間違ったら即オウンゴールなワケで。

攻めるときには、ひとりの攻めのファンタジスタと、
鉄壁のGKがいることを前提にしてもらいたいなあとは思う。


 ▼お前のときめき度は何色だ

ところで、気になるのだけども。
ギャルゲーに一人は出てくる「ものすごいときめき度の上がりやすいヒロイン」て、
主人公以外の男子にも、同じようにときめきやすくはないのだろうか?
『2』の光みたいに幼なじみだとか、主人公に限定される理由が物語上あるのならいいんだけど、
『4』の星川さんにはそんな理由もないし……。

  彼女は人気者で、周りに人もいっぱいいるわけでしょ。
  あんなに惚れっぽかったら、他にも気になる男子とかいそうじゃん?
  主人公でないといけない理由が、彼女にはなにかあるんだろうかね?

ときめき度の上がりやすいのが主人公に対してのみである理由が
イベントとかでカチッと語られていればいいんだが、なぜ告白にまで至るのか、ちょっと不思議だったりする。
そこを共有出来ずに告白されるのは……なんか、納得いかんですよ。

主人公のパラメータが、それだけ突出していると考えればいいのだろうか。
だとすると、他の女子連中がときめかなさすぎの難攻不落民揃いということなのか。
皐月センパイとかどうなってんだ。

……などと考えていくと、やはり『ときめきメモリアル』の世界は、
心にどこか異常を来した者たちの祭り……なのかも知れませぬな。



●○● Closing~奥さまは塩味女子高生 ●○●



マそんな感じで……
なんだかんだやっておりますけど、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
オイサンです。

お嫁さんをもらいました。
あみあみさんで7070円で売ってました。こちらです。ホラ皆さんにご挨拶して。

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いかがです、この塩っ気たっぷりボディ。

なんか段々、色々と壊れてきている気がしないでもないですが、
マこれから今年も暑くなっていくのでしょうし、
皆さんも水分と塩分の摂取は怠らないように気をつけてお過ごし下さいまし。

以上、『ドリクラ』からの刺激で妄想力がすこし甦って
ちょっとだけ元気なオイサンでした。


 

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■アめノ なかニ いマス。 ~ヨミビトシラズ・土曜日に、鎌倉で~ -更新第926回-

 
三月三十日、雨。
人に会う。

先方が「出来れば、土曜日に鎌倉で」と言ってくれていたにも関わらず、
私の方で直前まで見通しがたたなかったので、
万が一仕事が入ってしまったとしても短時間なら抜けて会いに行くことも出来るようにと、
日曜日の御茶ノ水で会うことにしてもらった。

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そうしたら折り悪く雨。
気温の上がる季節の前だったのは幸いだったかもしれないが、
春の終わり、灰色の町に降る雨は冷たかった。

前日の土曜日は関東一円天気が良かったから、
その鎌倉で落ち合っていればまた気分の上がったデアイになっただろうけど、
好天の鎌倉では私がウカレてしまうから、この日ほど腰を落ち着けた話は出来なかったのではないかな、とも思う。
どっちが良かっただろう。

待ち合わせ場所への道すがら、
目星をつけていた喫茶店のうち前に入ったことのある一軒がまだ開いていないのを確認し、
ちょっとした賭けにはなるが、初めてになる店の方を使うことに決めながら歩いた。

神保町の駅の口で待っていたのは、ふらりとしたシルエットの若者だった。

  いきなり話がずれるが、私はこの御茶ノ水界隈で、今回含め、三人の若者を迎え撃っている。
  いずれ劣らぬ曲者ぞろい……高学歴ぞろいだ。
  この際、「高学歴」という言葉に揶揄はない。
  そのまま「聡明である」に直結してもらって構わないと思う。
  ほならそう言うたれや、というツッコミが聞こえてくるようだが、
  そうした揶揄の含みさえも面白おかしく取り込んでしまえるチカラの持ち主たちだから、
  そう呼ばせてもらっている。
  オモシロイから。
  アフガンの砂漠に放り出されてもワリカシ生きて帰ってくる、
  そういう「高学歴」たちだと思っている。

  あ、そういう風に見取って書いてる当の本人の目玉とノーミソがお粗末なので、
  そこで見誤っていたらすみませんですハイ。

彼と知り合ったのは5年前、私がここで語る出会いの多分に漏れず、ツイッターの上でだ。
その時の彼はまだ大学受験を控えた高校生だったけれども、
そうと言われなければ実年齢をはかりかねる程度には堂々とした、
思考と行動規範の輪郭の持ち主だった。

初めて入ったちょっとサイケな内装の喫茶店で、彼は
「成績上がったのは、絢辻のおかげですよ」
と笑っていた。
数学の話だったかな。

彼が絢辻さんのことを「絢辻」と呼び捨てにするのが私にはとても印象的だったし、
すこしうらやましかった。
きっと『アマガミ』プレイ当時高校生だった彼にとって、
絢辻さんは、教室のどこか触れられない場所に座りながらも
リアルな同級生・リアルなクラスメイトと近いところにいる、
呼び捨てにする方が自然な存在だったんだろう。

  そのことだけでも彼が私と同じような深度で、
  「あの冬」「あの教室」にいたんだなということを、何となく感じ取ることが出来たように思う。

かく言う私は2009年にはとうの昔にオッサンで、
高校の教室というもはや日常からかけ離れた場所へ意識を送り届けるには
ゲームの主人公の心と体を借りなければならなかったから、
どうしても設えられた呼び方そのままに落ち着いてしまった。
他のヒロインについても同様であるように。

  絢辻さん、梨穂子、薫。
  七咲、中多さん、森島センパイ。

他に何の話をしたか……
毎度のことだが、こうして人と会うと相手の求めるレベルで会話が出来たかどうかは不安で、
今回も相当ヤバイレベルでお応え出来てなかったんじゃないかなと思うワケだけど
マそれはしゃあない。
これがスなんです。
もともと、人と話をするのは苦手なので。

  こことかTwitetrに書いてある内容や恰好から、
  どんな絵を期待してお声をかけて下さるのか、不安なんですけどね。
  しかし、裏を返すと。
  自分で毎回お会いした後に「うーん……ダメだったような」と思ってしまうということは、
  自分では、実際会ってしゃべっている自分よりもここに書いてある自分の方が面白いだろう、
  と思ってるってことで……それはそれで恥ずかしいなあ。キャー///。

そんなオイサンにとって今回一番大切だったトピックは、
ずっとスキBADの一味だと思っていた彼が、実は絢辻さんのスキBADには触れていなかった、
という事実で、なぜそう思いこんでしまったのかは分からないが、
これは実に大変、長い間申し訳ないことをしていたな、と思う。

  もしかすると今回、彼はその誤解を解くためにやってきたのではないか? と思うくらい。

だから、最初地下鉄の出口にふらっと立っていた彼を見た時に感じた違和感、
「あれ? なんか思ったよりフツーの奴来たぞ?」
という違和感は、遠からず当たっていたということなんだろう。

雨に降られながらもどことなくカラリとした空気を感じさせて、
今まで見てきたスキBAD党の戦士たちが纏っていた、
ムン! と匂い立つようだったり、
オン! と垂れ込めるようだったりしたスキBADの膜の様なものが、
先ずは感じられなかったのである。

超アタマのいい学校にイチゲキで受かった
(そしてそうするために窓から『アマガミ』を投げ棄てた)ような人だから、
それだけでも、もう少し「むわっ」としているかな、と思ったのだけど
それもなく……良い意味でとてもフツーの人が来たな、と感じた。

  少なくとも、上で書いた御茶ノ水三傑の中では一番しっとりしている。
  三人とも全員キレイにタイプが違うなあ……サンバルカンみたいだ。
  どっちがブルーでどっちがイエローか分からないけど、
  レッドは間違いなくあいつだ。そうキミm9だ。

2時間弱? 喫茶でお話をして、店を移してゴハンを食べ。

P3301455z


しかし彼ら聡い者たちは、軽やかに色々なことをする。
ジャグリングだったり、チャネリングだったり(チャネリングはしない)。
新しいことに手を出し、古いもの・不要のものを手放すのに、躊躇いや戸惑いがないように見える。
当然彼なりにあるのだろうが……キチリと行動に示して見せるその様はとても鮮やかで。
そのどちらもが苦手で、前に進めず、古いものにまみれて身動きが取れずにいる自分には眩しい限りだ。

  何かを切り捨てる痛みに慣れることは若さのどこかで身につけておくと
  先々の人生が軽やかになるだろう。
  小学校中学年の夏、休みの間だけ親に通わされたスイミングスクールで、
  大キライだったコーチが言っていた。
    「人間、息を吸うのは勝手にやるから、
            息継ぎの時は息を吐くことに意識を集中するといい」
  と。
  奴のことは大キライだったが、今思えば中々大事なことを教えていてくれたのかもしれない。
  奴について憶えているのは、大キライだったという気持ちとその言葉だけだ。

彼はこの日に至るまでの数日の在京で、
他に数名のフォロワーさんと会ってお話を済ませてこられたのだそうで、
どうやらアカデミックな成分はそっちで補充し終えていたようだから
オイサンとはあのくらいの、ゆるくて他愛ない内容で丁度良かった……と、思おう。

そういえば、前の晩、彼は私とも共通のフォロワーさんを交えた飲み会に出ていて、
殆ど(完全に?)徹夜だと言っていた。
大人しかったのはそのせいもあったのかもしれない。

食事を終え、彼を駅まで見送って、
この数週間忙しかったとはいえ、手土産の一つも用意出来なかったことを恥じながら
もし彼が完調だったらと考えるとすこし恐ろしく、
こちらもそれなりに武器を持ち、地の利を考えて戦わねばなるまい、と考えていた。

  初めてTwitter上で出会ったとき、彼はヨミシラ(詠み人知らず)と名乗っていた。
  「受験が近いから」と、『アマガミ』をプレイし終えるや窓から投げ棄て
  (言葉通りの行動だったのかはこちらからは分からなかったが、多分そうだったのだろう)、
  Twitterのアカウントごと姿を消した。
  その時私には彼が本当に帰ってくるつもりがあるのかどうかも分からなかったが、
  帰ってきて欲しい、と、ワリと強めに願ったものだ。
  結果的に彼は大学に合格し、
  名前を変えて今日も元気にTL上でアイマスアイマス言ってるわけだけど
  (正直、彼がなぜそこまで『アイマス』に惹かれるのかは私には分からない。
   『アイマス』を低く見るわけではないが、
   彼が「実は(思ったより)普通だった」ことと関係はあるかも知れない)、
  もし帰って来ていなかったとしても、時々「どうしているだろうか」と思い出して、
  似たような文字列でアカウントを検索したりしていたに違いないと思う。
  彼が姿を消す前……まだ高校生だった時に使っていたアカウントの、
  ソーダ水色のバックにふらりと不安定なタッチで描かれた白い棒人間(だと思う)のアイコンを、
  実はこっそり保存して持っているくらいだから、それは多分、間違いないだろう。
  キモチのワルイおっさんである。

    ※訂正。白い棒人間じゃなくて、ちゃんと学生服を着て、
      手に何か本のようなものを持った人間のアイコンでした。

だからもし、また会う機会を得られたなら。
次は、是非。
土曜日に、鎌倉で。


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オイサンでした。


 

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2014年5月17日 (土)

■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の4 -更新第925回-

オイサンです。

オッサン4人で巡る小諸、『あの夏で待ってる』の巡礼をかねた旅の記憶
「あの夏も、小諸はきっとやさしかった」、
その1日目の第4回目です。

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前回、不幸な事故で旅のドライバー兼プランナーを喪ってしまった失意の我々。
今回はそんな彼の魂を慰めるため、
生前の彼が愛してやまなかった巨乳が降るともっぱら噂の、西浦ダムを訪れるところから始まります。
いかがですか? ドライバー兼プランナーのテラジさん。

 「いやあー、死ぬかと思いましたが楽しみですね。変な汗が止まりませんが」

ハイありがとうございます。
それでは、黄昏の千曲川の風景をお楽しみください。
あと今回は、室内でのごにょごにょが主になってくるので、
代わりに小諸の町並みのお写真などあいまに挟んでまいります。


  ●○● 美女の降るダム~千曲川・西浦ダム ●○●



死者の魂を慰めるにはおっぱ……否、おっぱ……否、おっぱ……否、
水辺に行きましょう。
『あの夏で待ってる』の本編冒頭で、おっぱ……否、
イチカ先輩が出会いがしらに海人君を殺しかけた、あのダムです。

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  ……ムウ、そう考えると、
  出会いがしらに殺されかけたテラジさんは海人くんで、
  桜井写真商会のお母さんはイチカ先輩だったのではないだろうか?
  謎はすべてとけた。

おっぱ……否、その西浦ダムへも、どうやらここから歩いて15分程度というから
驚きの近さです。
こういうこぢんまり感・箱庭感も実に良い。
ようやく聖地巡礼っぽくなって来やがったぜ。

  あ、ちなみにこの千曲川・西浦ダムは、
  『すくらっぷ・ブック』にも再三登場する聖地でもあります。

しかし、駅から歩いて15分でダムかー。
山も川も、なんなら明日訪れることになる乙女湖もふた駅ほどだし、
ホント小諸には、生きていくのに必要なモノがなんでも揃ってるな!

しかし我々は足腰の貧弱な都会のモヤシな若者である我々は、
その近いダムまでもオクルマで向かうことに。
一旦ホテルを経由し、再びジェントル号にご出座願います。
走れジェントル号! おっぱ……否、僕らの夢(=おっぱい)を乗せて!


……。


西浦ダムのある千曲川は、駅から南へ少し行けば見えてくる。
千曲川。
旅行をするようになって、小学校の地図帳でしか見聞きしたことのなかった川の
本物を眺める機会が増えた。
なんだかそんな当たり前のことに、妙に感心してしまう。

  初めてそのことを意識したのは、旭川で石狩川をまたいだときだった。
  千曲川、木曽川、石狩川。
  そうだなー、あとは利根川、信濃川、阿賀野川、最上川、阿武隈川くらいは
  見ておきたいなー。

千曲川沿いの細い道をうねうねたどり、ちょっと道に迷ったりしながら車で10分ほど。
途中結構なワインディング下り坂を通過し、
「コレ歩きだったら帰りキッツイすね」
などと弱音が漏れる、さすが現代っ子のワカモノです。年は取りたくないのう。

「ああ、ここですね」
とテラジさん(故人)がクルマを止めたのは……おお、確かに。
これは完全に一致が取れるポイントだ。

アニメ本編では、話の冒頭でイチカ先輩が降ってきたり、
みんなに自分が宇宙人であることを明かしたりと色々ポイントになるスポット。
巡礼ポイントとしては満足度が高い。

  皆でベントラベントラと天に祈りのヒトツも捧げれば、
  右のおっぱいくらいは降ってくるかもしれません。
  ……が、その様子を誰かに見られたら
  「さっき駅前でほたえてた連中が、今度はダムで怪しげな儀式を執り行っている」
  などと近隣住民から通報されかねません。遠慮しておきましょう。
  皆さんも、巡礼の際には付近の皆さんの感情を徒に刺激しないよう
  細心の注意と敬意を払いましょう。長野県警からのお願いです。

皆、三々五々、写真を撮ったり、アニメの映像を見返してチェックしたりと思い思いの巡礼模様。
おみかん隊長はダム散策になじみがないらしく、
「こんなにマジマジとダムを見るのは初めてだ」としきりに言っていた。
おお、無意味に宮ヶ瀬に攻め込んだりする我々にはなんだか新鮮なコメントだな。
高いところが不得手なテラジさんは、ダムの天端には長時間立っていられないご様子で超アウェイw
ジャイアントよつさんはダムに肩まで浸かってご満悦です。
オイサンはやたらとじっくり歩き回ってしまった。

ちなみに「千曲川」という名称は、信濃川の上流をいうんですね。
まだまだ上流にあたるせいか川幅はそんなに広くない。

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しかし、いいなあ。山と川が近い。
なにをそんなにありがたがるのか、分かる人にしか分からない感覚だろうけど、
なんだかとても安心感がある。揺るがないものを感じるのだった。

川辺には、特別でない土曜日の夕方を川遊びで過ごす家族連れの長い影。
『すくらっぷ・ブック』では、
3話目かその辺りで既に学校の美術の時間にこのダムの近くでスケッチをする話があった。

……そういえば今気付いたんだけども。
『すくらっぷ・ブック』は1985年とかの作品で、
ほぼ丸ままの景色が……今我々の前に広がっている。
変わってねえ……。

まあ、川やダムの風景なんてそうそう変わるモンじゃないんだろうけど……。
にしても、ホントまんまだなあ。オイサン的にも完全に一致だ。

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ダムと少年(オッサン)お写真提供:よつさん

傾き始めた夕日差す千曲川さんと、その水を湛える西浦ダムさんはとても美しい。
ダムもまた、大規模なものでなくかわいらしい部類に入るたたずまいで、
「水門が力を合わせている」という感じを受ける。
山と川と木々の風景が心にじんわりと染み入る、これまた聖地抜きにしても心安らぐ場所だった。

イチカ先輩の宇宙船が停泊したまさにその場所にジェントル号を停めたテラジさんの、
「おっぱいよ、ここだ、ここに降りてこい!!」
という強い電波をキャッチしたオイサンでした。

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精悍なるジェントル号の雄姿。宇宙だって飛べるぜ(飛べません) お写真提供:テラジさん

サテ、日も山の陰に隠れ初め、
ぼちぼち信州らしい、キリリとした寒さが忍んで参りまs……だからきりりんじゃねえっつってんだよ。
オッパイか腹筋かどっちかにしろよ。柑菜ちゃんのファンなんだろ。

風邪ひく前に、お宿へ引き上げますかね



  ●○● 宿 晩ゴハンまで ●○●



部屋に戻ると、当たり前のように始まる『あの夏で待ってる』上映会。
座卓の上にタブレットが立てられてそこに映し出される。
……すげえなあ。時代は変わったねえ。テレビ、出番ないもんなあ。

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空と月。お写真提供:テラジさん

来る時のクルマの中でテラジさんが、
「以前、同じ4人で銚子にいったとき、ホテルで配信をやったじゃないですか。
 私はあの時、未来を感じましたねえ」
と言っていて、あーおんなじこと感じたなーと思ったもんですけども、
あれからまた少し、時代は進んだ。

マこのグランドキャッスルにはWifiはおろか有線LANも飛んでおりませんで、
ネットワーク系は全部自前なんですけども。
逆に、ネットワークのインフラがなくてもネットに繋がれてしまうという意味では
そっちの方がすごいんだけど。

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小諸駅の跨線橋から見渡す小海線。お写真提供:よつさん

7時、ゴハンは食堂でバイキング。
「ここは漬けもんに遊びがねえ。ガチでキテる」とはテラジさんの弁。
うむ、同感である。
一連のおかずはワリと普通だったんだけど、ゴハンとお漬け物、味噌。
そしてやっぱり大根がねえ、なんか美味しかったような気がするなあ。
タケノコご飯があったのがうれしかったですね。

あと、オイサンはお酒は飲まないのでわからなかったんだけど、
生ビールが飲み放題で、それをつけても結構なお値打ち価格だったらしい。
安めのビジネスホテル並みの料金でした。
お酒を飲む三人とも
「飲み放題なのに、結構いいビール出してますよねえ」
と言ってたので間違いないだろう。

三人とも結構いい感じに出来上がっていたはずなんだけどあんまりテンション変わらずに見えたし
酔わなくてもオイサンしらふで渡り合えたということは、
彼らもオイサンも、アホタレモードの時は普段からワリと酔っぱらった感じだということなのではないだろうか。

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小諸のまちなみ。 お写真提供:テラジさん


そんなナチュラルボーンな酔っ払い四人衆が、
「このままだとフロにも入らずに寝てしまいそうなので、
 ちょっと眠気と酔い覚ましに夜の懐古園を見て回りましょう!」
という流れに。マ当初の予定にあったんだけど。

小諸の闇に、いま、四匹の狼がときはなたれる!
にげてー! コワクナイヨー!!  ←やはり酔っている



  ○●○ 懐古園 in the night ●○●



こなさんみんばんわ。
私たちは今、4月上旬の信州、夜の懐古園にいます。

なぜ夜に来たかというと……夜は入園料がタダだからです!
けちくさい!
……ウソですよ。
夜の風情も楽しみたいからですよ。
明日はキチンと入園料もお支払いしてお昼にお邪魔します。
巡礼先にキチンとお金を落とす、我ら暁の四紳士!(シャキーン!
決めポーズ募集中!

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夜の三の門。カッコイイ。 お写真提供:よつさん

しかし寒い。
イヤほんまに寒い。
先ほどまでほろ酔いだった皆さんも、イッパツで酔いが冷めたご様子。
さすが信州、さくらがまだ咲いてないだけのことはある。
この時の気温、3℃(今調べた)。
若干薄着で出陣してきたテラジさんなんかは早くも活動限界を迎えつつある感じです。

しかし……思いのほか暗いな。
普通に外灯と、他に明かりは祭りのボンボリくらいのもので、そのボンボリも23時には消灯されるご様子。
いくらかライトアップなんかされているのかと思いきや、
さすが平常心を忘れない小諸さんはそんな野暮は致しません。
足元とかかなり真っ暗だ。都会モンには若干アブネエ。
けど物好きもいるもので、オイサンたちのほかにもちらほらと、ご老人やカップルとすれ違う。

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坂の街らしい商店街



……フム。


昼間、町を歩いた時には、『あの夏で待ってる』のことを思い出しながら
「若者はいないねえ」
「若者が遊ぶところはないねえ」
「軽井沢とかいっちゃうんじゃないかねえ」
などと、若者たちがこの超が付くほどひなびた町で
一体何をして遊んだり、燃え上がる思いを消化したりするんだ、
なんて皆で不思議がっていたんだけれど、
オッサンが4人集まってやったってこんな遊びが楽しいんだから、
若者が男女入り乱れたら同じ遊びだって100倍くらい楽しいんじゃないだろうか。
中高生くらいまでなら案外この公園でイチャイチャしてそうです。

  !!
  ……この暗さはそのためのものか! けしからんな!
  闇雲にフラッシュを焚いて回って、『ポケモンスナップ』ごっこの餌食にしてやろうか!!
  そして桜井写真商会さんに現像を依頼して、
                  おもてなしカフェに貼りだしてやろうか!!!
  『あの夏で待ってる』、闇夜の懐古園ポケモンスナップ写真コンテスト、開催決定!! ← うそを書くな

  ちなみに小諸~軽井沢は、在来線で30分弱の500円弱です。
  マ奈良県民が難波あたりまで遊びに行くのと同じくらいですね
  (より分かりづらい喩をしてどうする)。

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ところどころに現れる小山田センセのイラスト。


まオッサンの嫉みはともかく、
この時は暗さ・寒さもあってあまり懐古園の奥までは攻め込まず、
入り口付近で写真を撮ったり、iPhoneのアプリで星を見上げたりしてほどほどで退散いたしました。

  翌日の昼間訪れてわかったことなんだけど、奥の広場には結構な数のボンボリが下がっていて、
  また展望台からの眺めなんかも素晴らしかったので、
  ナイトタイムにその辺を眺めに行ってもキレイだったかもしれません……。
  あ、あの展望台から空を見たら、星がきれいかもしれないなあ。
  今度行ったら見にいってみよう。 ← !!

今回カメラメンバーが増えたので、暗い中でどうやって写真撮るか、
みたいな話でそこそこ盛り上がってましたね。

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お写真提供:テラジさん



  ○●○ 温の泉よ。 ●○●



宿に戻れば風呂だ風呂。冷えた体を温めましょう。
部屋が風呂に近くてありがたい。
と……、風呂の入り口に貼られた注意書きがまた奮ってる。

  「刺青・色メガネ・暴力団風のお客様はご遠慮ください」

「風」てw 誰の匙かげんだw 小諸グランドキャッスル近衛騎士団かw
背中にイグアナの刺青をいれたタモリさんとか
レイバンのグラサンでキメたEXILEでもダメなんですかね。
EXILEは普通の銭湯でも嫌がられそうだ。(偏見 かけ湯しないイメージ。 ← それこそ色メガネだろ

グランドキャッスル、お風呂は広さそこそこ。超実用的。
繁忙期にこの広さで足りるんだろうか?
大きなお宿がこことロイヤルくらいしかないことを思うと、
夏には巡礼者でごった返……すというほどでもないのかな。

  いまちょろっと小諸周辺のお宿を調べてみたら、
  楽天に登録されているもので駅徒歩圏内で7つしかなかった。
  まあでも、小諸に滞在する人っていうのがそんなに多くはないのかもなー。
  軽井沢に泊まって通過するとか、そんなんが多そう。

お湯はとても良いです。
際立った特徴があるわけではないけど、熱すぎず温すぎずで、長い時間でもラクに使っていられる温度。
こう書くとなんてことない感じだけど、不思議なくらいストレスなく浸かっていられる温度だった。
マその辺は個人差有るのでアレだけど、個人的にはベスト湯温。
あとはフツーw
あー、これに浸かってマンガ読んでたいw

 いま公式サイトの注意書きを見たら、
 「※刺青・タトゥーのある方の入浴をお断りいたします」
 って書いてあった……。同じじゃないのか。



  ○●○ 湯上りアヘ顔サミット~議題:聖地について ●○●



湯上りの休憩所で、トロけきったアヘ顔のアラフォー同士、

 「小諸、らんれこんらりいいんれしょうれえ……(なんでこんなにいいんでしょうねえ)」
 「わかんらいよぉ……あらま真っ白になっちゃう……らめぇ……」

などと小諸の魅力について激論を交わします。
シゴトをする男の顔です。
大洗、竹原、鷲宮、鴨川、小諸、城端、秩父、京都、鴨川、鴨川、そして鴨川と、
世はまさに聖地戦国時代! と言って差し支えないほど数多くの聖地が
アニメにフィーチャーされているわけですが、
われながら聖地戦国時代という字面のイミがわからない

マ意味はともかくそんな聖地大航海時代の中にも、
経済的成功をおさめる聖地、
経済的成果はさほどでなくとも、永く人の心に愛される聖地、
激しくスベる鴨川、などさまざまあるわけですが、聞いてるか『輪廻のラグランジェ』
つまりなんだその、
上手くいく聖地とそうじゃない聖地はなにがそんなにちがうんでしょうかね、
みたいな話をらめぇな感じで話してたわけです。
マ結論なんか出ないんですけど。

まあ冗談はサテ置き……
この聖地フィーバーがいつまで続くかわからないし、「今は異常だ」と素直に思うけども。

先人の『すくらっぷ・ブック』みたいに30年40年を経たあとにも、
その作品とともに青き日々を過ごした人たちが、
その当時の自分であったり、作品であったり、共に過ごした友人たちであったりを懐かしんで
チラホラと訪うような……そういう、実のある、心ある残り方をしていって欲しいなあと思います。

作品というのはそういう引力を持っているものだと、オイサンは思うので。

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イヤお前が治してもらえよっていうサトちゃん(右)と、ライバル・ロイヤルホテル(左)。

人が老いようが、世が移ろおうが、ひも解けば必ず変わらない容(カタチ)でそこにある。
……昨今の、ネットワークに呑み込まれて即座に消えてしまったり形を変える作品群が、
悪いとは決して言わないけれども、
人の心に残り、心に残ったものに人が触れようとしたときに何も象(カタチ)をとどめてないのでは……
やはりこう、人として生きていることがせつなすぎる。

世や人が変わるからこそ、その瞬間の心を写し取って力強く残り続けるものが、
人間には必要なんだと……オイサンは思うデスよ。

そんでまたね、
それが「土地」という、より強固なものと結び合おうという今の流れは、
とても嬉しいものだと思うデース提督ぅー。
あ、艦これやったことないです。



  ○●○ 小諸~一日のおわりに。 ●○●



サテ、以上をもちまして、オッサン四人で巡る小諸、『あの夏で待ってる』聖地巡礼
「『あの夏』も、小諸はきっとやさしかった。」第一日目、概ね終了です。

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懐古園からの夜景? お写真提供:テラジさん

この後は部屋へ戻り、『あの夏で待ってる』上映会第2部が始まり、
見る人は見る、寝る人は寝る、という、イヤ寝ちゃってたのオイサンだけだけど、
そんな人間模様。モヨヨン。

オイサンはあまり真面目に見てなかったので、どこからどこまで流してたのか分かんないですw
すみません。でも、話の大筋はほとんど憶えてたままだった。沖縄に行ったとかは忘れてたなあ。

   イチカ先輩 ⇔ カイトくん ← 柑奈ちゃん ← 青メガネ ← あすみん

 ていう、片思い連鎖のストーリー。ウム、大体あってる。
 途中、撮影に出かけた沖縄で横からちょっかいが入ったりするけど。
 片思いカーストの最下層にいる全裸あすみんが、一番つらい思いをしながらも一番強くなっていくのが面白い。
 カイトくんのお姉ちゃんがもっと出てくると良かったな。彼女の存在はすっかり忘れていた。




この話が面白いところは、
片思いの連鎖でみんな心に何か辛いものを抱えているのに、
その端緒にいる両想いの二人を必死になって応援しようと戦うところで、
そこにきっとみんな胸を熱くしているのだと思う。
こうしてキチンと理解すると、お話の設計としてちゃんとしていてキレイだな、とは思うのだけど。

  ちょっと思い返すと、『ときめきメモリアル』のラジオドラマとワリと似た構造ですね。
  詩織への高見直人の恋を、直人に思いを寄せる他のヒロインが応援する、っていうあたり。

如何せん……その辺がなぜか、オイサンにはあまり響かないんですね。
困ったことに。
ちゃんと失恋したりしたことがないせいだろう。
いやモテたって話じゃなくて、恋愛そのものをちゃんとやってこなかったというか。
この話を見ていても、自分の置き所がない。
あるとしたら多分、杓子定規にイチカ先輩を星へ連れ戻そうとする星の人たちだと思う。
なんかそういうカンジなんすよ、私ってきっと。

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皆さんの就寝は2時前くらいだったご様子。
オイサンも最終的に時計を見たのは1時40分くらいで、
最後に聞いたアニメの音声は、
最終回でイチカ先輩が宇宙船の中で泣き崩れる嗚咽の声だったので、
みんなとはさほどのラグはなかったのかもしれない。
マ23時前辺りからはかなり寝たり起きたりだったので随分寝た気持ちはしているけど。
決して興味がないわけではなくて……
それより、明朝に向けていくらか体力を蓄えておきたかったんですね。


……。


グッドナイト小諸。
あの夏でも、この春でも。
あの町できっと待ってる。
小諸の町は、だれかが来るのも来ないのも、
あたたかなおもてなしの支度をしながらのんびり待っている。
そんな気がします。

明日も良い日でありますように。
オイサンでした。

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二日目に続く。


 

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2014年5月11日 (日)

■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の3 -更新第924回-

オイサンです。

オッサン四人で巡る小諸、『あの夏で待ってる』の巡礼をかねた旅の記憶
「あの夏も、小諸はきっとやさしかった」、
その1日目の第3回目です。

……つって、第2回目はなんだい、小諸について、蕎麦食って、
ラーメン屋の親父に絡まれて終わったってか。すげえな。

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ですので今回はお宿について、いよいよ本格的な観光が始まる、
大体そんな運びです。
……マ今回がクライマックスなんですけどね。
括目せよッ!!



  ●○● グランドなキャッスルにて ●○●

ここが俺たちの根城、グランドキャッスルだ!!

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お宿へは割りかしスムーズにチェックイン。
ちょっと駐車場の入り口がわかりにくかったくらい。
テラジさん曰く、「駅前のロイヤルホテルとで迷った」とのこと。
ロイヤルホテルのロイヤル具合を体験していないので分かりませんが、
少なくとも、こちらのお宿で失敗だったということは何一つなかったです。

  しかし、グランドキャッスルロイヤルしかないというんだから
  さすがはかつての城下町。
  王室を二分しての血で血を洗う権謀術数が繰り広げられていた
  当時の様子がしのばれるようです。
  そんな事実はない。

お部屋は広々だし眺めも抜群。どうですこの眺望(↑のお写真)。
ずっと部屋にこもってどっこも行かなくても小諸を堪能出来そうな眺めです。
マそれは冗談だけども、そんでも一日ここから町の表情を眺めていたくもなる。
さすがグランドキャッスル。
かつて栄華を極めた王も姫君もここから浅間山を眺めt(以下略

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個人的には、線路が近いのも良かった。
電車が線路を踏む音が、夜の静けさの中に響いてくるのが好き。
本数が多いとうるさいだろうけど、田舎だからそんなに走ってない。

ゴハンとかお風呂についてはまたあとで。
サテ、今はまだあんまりゆっくりする時間じゃない、と仙道さんも行っています。
人心地ついたらまた小諸の春と夏を探しに出発なのです。

いいか、俺たちは遊びに来てんじゃねえんだ!
これは巡礼……そう、魂の高潔を求める、宗教的儀式なんだよ!
ゆべし餅うめえー!! ← 備え付けのお茶うけ


  ●○● 小諸観光交流館 ●○●

宿で人心地つき、再び散策に出発。
最初の目的地は小諸観光交流館。マ案内所みたいなものです。
普通、観光案内所は観光地にたどり着くための通過点、手段であって、
そこそのものが目的地にはならないと思うが、
なんか『あの夏で待ってる』のグッズとかパネルとか色々あるっぽいので
今回は、そこも一つの目的地となっているのだった。

ほないきまひょか。

今回テラジさんのご用意して下さったお宿は、
小諸最大の見どころとも言える小諸城址・懐古園のすぐ隣にあって、
その懐古園の入り口になっている「三の門」も、
線路をくぐる地下道とほとんど直結している。
御門を抜けて、地下道をくぐるとすぐ駅前。

ですんで、観光案内所のある線路の北側、駅前へ出るついでに
ちょっとだけ懐古園の入り口を眺めてまいります。

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  こうして思い返してみると、
  この「まちの中、くらしの時間の中に当たり前に史跡がころがっている」感じも
  なんだかこのまちの異様なのどかさに一役買っている気がする。
  御門をくぐる → 地下道をくぐる → 駅前に出る、っていう感じが。
  ちょっとした異空間じゃよねー……。
  こういう物を日々目にしてくらしていると、
  自分たちもそうそう慌ててよそさんの時間の流れに合わせて変わることない、
  のんびり自分らのペースで残っていけばいいって、
  そんな風に思ってしまうのかもしれませぬ。
  そういう意味では鎌倉も、異空間ぶりでは負けていないのかもしれない。


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ホイきたどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!
こんなトコでもあの夏で待ってた! 待ってたヨー!

うーむ……どこ行ってもこういうのがあるなあ。
我々にとってはワリカシ普通のことだし、今となっては日常風景になりつつあるのだろうけど、
コレ置かれ始めには相当違和感あったろうなあ。
やはり地元の方々のご苦労、ご努力が忍ばれます。
願わくば、
「あっはっはっはw なんだこれw いいんじゃないの? こういうのもw」
くらいのノリで、皆さんが受け入れて下さったと願うばかりですよ。
こういうパネルって、雨の日とかはやはり片付けてるのかなあ……。
夜中に来たときもまだ出てたけど……。

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遊園地や動物園なども近くにあるみたいで、送迎バスのかわいいロータリーがありました。
なんだろうねこの、いちいち小ぢんまりした感じは。
なめてんのw? ← 意味が分からない


  ▼▽ みち草・1~駅前広場ではしゃぐオッサン ▽▼

三の御門をくぐり、線路の地下トンネルを抜けると……駅前の広場に出ます。

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右のお写真提供:よつさん

これまた開放感のあるきれいな広場です。
お祭りのためのぼんぼりがぶら下げてありますね。
なんか色々書いてますね。
お願い事を書くとアレでしょうか、叶うんでしょうか



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……。
うち、もしかして小諸にすんでるのん……?
願いが叶うと良いですね。
なんていうかもう、おおらかだなあ。

ん? 広場の隅にも……なんかいるよ……?

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お写真提供:テラジさん

こ、これは……。アラフォー巡礼者に対する挑戦、
現代に甦った踏み絵のようなものだろううか。
「お前たちが真に高潔な魂を持つ巡礼者であったならば、
 ここから顔を出すことなど容易いはずだ」

という……地元の方々からのメッセージ……そうにちがいない。

  実際ンとこ、どーなんでしょうねw
  地元の人が考えていたより、巡礼者の年齢が高かったってことの表れ
  なんじゃないかと、オイサンちょっと思ったりするんですけど。

結果、お顔がモロに写ってしまうのでお写真は載せられませんが、
4人中、3人はやりました。
順番は T → Y → O です。
オイサンはやるつもり無かったんだけどなあ……。
前の二人の写真を撮った手前、こういう↓流れに。

  よつ  「うわー恥ずかしかった」
  テラジ 「……。オイサン、やんないんスか」
  オイサン「……。やンないス」
  よ・テ 「なに言ってンすかーwww!!」

  オイサン「やンないスwww!」

と、いうワケで若干ひねって横顔で試してみましたw
お顔は例によって油彩調に加工。

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シュールw

何をやってるんだ……。
我々、3人年齢足したら余裕で100歳を超えるんだぞ……。
ち、ちがうんです小諸のみなさん!
オトナが旅行でテンション上がっちゃって悪ふざけしてるわけじゃないんです!
いいですか、巡礼です! 巡礼なんです!!
宗教的儀式なんです!
どうもすみませんでした!! ← 謝っちゃった

  ▼▽ 観光交流館 ▽▼

さあ、宗教的儀式をこなして心を入れ替えたら、神サマの声が聞こえた気がします。

  「二度とするんじゃないぞ」

はい、すみませんでした。もうしません。
ではいよいよ本来の目的地に行きましょう。

駅前の広場を抜け、商店街然とした通りの入り口にあるの小さな建物が小諸観光交流館。
入り口から、さっそくりのんさんがお出迎えです。

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あらハンチングなんかかぶっちゃってワイルドね。
日高里奈さんのサイン入りです。なかなか大きな木彫の像ですが、ハテ誰が拵えたのかしら。
ジェイソンさんかしら、と、よつさんが隣でオイサンと同じことを考えます。

中に入ると、おお、あるわあるわ。
ラバストからポスターからタペストリーから、観光パンフから。
ここでしか回せないおみくじ付きのガチャガチャもあります。
小山田先生デザインのご当地キャラ、こもろすみれ姫もおられます。

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オッサン四人、遠慮がちにもぞろぞろと入っていくと、
窓口に座った女性の「『夏まち』ですか?」と人当たりの良い笑顔で始まるミラクル。
ち、ちがう! 我々はDIOという男を捜している! ← オタクなので変な意地をはる
……ひと目でそう来ると言うことは、こういう取り合わせ、多いんですかね?
まあ、桜を眺めに来た仲良し老人カルテットか『あの夏で待ってる』巡礼、
どっちに見えるかと言われたら後者ではあるのでしょうけど。
窓口のお母さんとチラチラ言葉を交わすには、

 ・小諸を訪れる人は増えている。
 ・巡礼者は夏場が多い。
 ・やり始めの頃に比べれば減ってはいるが、今でも来る。リピーターも多い。
 ・小山田いく先生のファンも、多くはないがいる。


などなど。
ここでお母さんと話をしてみて感じたのは
『あの夏で待ってる』がどんなお話なのかとか、キャラクターのこととか、
細かいことまで小諸でこういう仕事をしている方々が知っているのかは分からなかったけれども、
少なくとも等閑にしている感じを受けたり、
「仕事だから」という固さや冷たさを感じるということはなく、
きちんと観光客の一形態として歓待して下さっている、ということだった。
作品関連のグッズを扱っているお店のことだとか、
どういう見所があるだとか、丁寧に優しく教えて下さいます。
あたたかい。

お仕事としちゃあ当たり前なのかも知れないけど、
ある意味邪険にされていることになれているこちら側としてはなんだか花が咲いたような気分。

『あの夏で待ってる』の新作の制作が決まったこともご存じだった。
我々のような、アニメが好きな者共としては当たり前の情報ではあるけど、
投げっぱなしではなく、新しい情報にもキャッチアップしているんだなあと感心。
個人的にやっていることなのか、組織だって情報を集めている人が展開しているのかわからないけど、
どっちでもしっかりしているなあ。

ちなみにここでは、色んなグッズを展示してはおりますが
購入することは出来ない
のだそうです。

「この先の協賛店でこういうグッズを販売しておりますよ、買って行ってね♪」

というご紹介のみで、つまり……焦らしプレイ!!
入り口で見せびらかして煽っておき、あとで欲しみが募り切った と  こ   ろ    で

  ドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!

と刈り取る! くっそー、考えた奴誰だ。天才じゃないか。
あ、おみくじガチャガチャはここでできます。

テラジさんなんかはおみくじガチャガチャを回すための小銭がなく、
両替ついでに柑菜ちゃんのラバスト( ← 伏線)を買おうとして
「ごめんなさいねー、ここじゃあ売ってないのよー」
と躱されてしまったワケですが、なんかもう、この時点で完全に網の中です。
シメシメです。
オイサン見逃さなかったね。
お母さんが人の良い微笑みの奥で、瞳に黒い炎を宿そしたのを見たね。 ← ねつ造しないで下さい

  ……そう、
  ここでこうしてまんまと焦らされてしまったアラフォーが、
  このあとものすごい恥ずかしい思いをすることになるとは……。
  あのね、偶然なんだろうけど、後から考えるともう、仕組まれた流れの様で。
 神様っているんだなあと思います。
  そんで
相当ヒマなんだな、と思います。
  何の話かって?
  それはまた後のお話。

オイサンも、ガチャガチャを一回まわして帰ります。
中身は……宿に戻ってからのお楽しみ。

……でもさ、
このガチャガチャのおみくじ一つとっても、このプロジェクトで考えて、
書いて印刷してって、折って、やってるんだよなあとしみじみ感心。
やっぱりコレ、手間かけてますね。
頑張ってるなあ。頑張って下さってる。

  しかし……妙齢のアラフォー(おかしな日本語)が、
  アニメの巨乳スク水女子に目を奪われるのを、
  この観光窓口お母さんは一体今までどんな思いで見守って来たのだろうか……。
  この国の未来への憂いと生理的な嫌悪感とで、毎日業務時間終了と同時に
  バケツ一杯分の胃液を逆流させているのではあるまいか……。
  イヤそんなこと考えちゃだめなんだろうけど。
  マこのお母さんくらいになったらもう
  「フフッ、男のコはいくつになってもカワイイわね」
  ってなもんでしょう。
  なんで今、ちょっとイイ女風に言ったの?

アそうそう、
「そば七」の近くで出会ったらーめんはうす樹古里のご主人が手に提げていた、
いちばん早い桜の枝。
仰ってた通り、ちゃーんとここで生かっておりました。
……うーむ。
なんなんだろう? 益々、良い予感が強まりますよこの旅は。
とまらない、ほのぼのの連鎖。

それでは、小諸観光協会の皆さん、
季節外れにオッサン4人でお騒がせしました。
また来ますんで(確約)。


  ●○● 恐怖! 桜井写真商会!! ●○●

観光交流館の建物を出たところで、今回のコンダクター・テラジさんが言うことにゃ。

「いちおう、今日この辺で見るハズの所は見たんですけど、
 ほか何か、見たいところあります?」


聞けばこのあとは、町からは少し離れたスポットへ、クルマで移動することになるとのこと。


……あー。


んー。


オイサン、ひと思案してからおずおず手を挙げた。
なぜそんなに遠慮がちかと言えば、オイサン、引っ込み思案病弱美少女キャラだから。
ウソです。
今からオイサンが行きたいと言おうと思っている場所が、
多分、他の皆さんにとってそんな面白い話になるスポットではないと思っていたからです。

「お、オイサンなんかありますか?」
「ちょっとね、覗いてみたい写真屋さんがあるんですがいいですかね。
 イヤ、ほんとただの、まちの写真屋さん(のハズ)なんだけど」


その場所は、「桜井写真商会」さん。
どういう場所かというと、
小山田いく先生のマンガ『すくらっぷ・ブック』に登場する
桜井光代さんという写真好きの女子中学生の実家のモデルになった……らしい、
といわれている。

  今にして思えば、こういうときのプレゼン用に素材を用意しておくべきですね。
  手元にタブレットと電子版の『すくらっぷ・ブック』はあるのだから、
  コレコレこういうキャラの、このシーンのこういう所縁のお店なんですよ、と。
  そしたら同行の皆さんにも楽しんでもらえたり思い入れを持ってもらえたりしましたね。

ただそこはホントにただの町の写真屋さんのハズで、
フィルムの現像とか、スタジオ撮影とか、フォトフレームやら機材を売っていたりというお店で、
中に入って何があるとか、そういう場所ではない
……と、思ってたんです。
建物を外から眺めて、あー、ここにみっちゃんがいたんだな、と想像をたくましくする、
そのくらいの場所かと。
なので、作品に思い入れがないと本当によくワカラナイはずだから、
あまり時間をとらせるのも悪いなと、ちょっと思っていた。
ケドまあ、歩いて五分くらいの近場なので、ちょっとだけお付き合い願うことにしたのです。



……。



しかし、そうしてみなさんのご厚意に甘えてしまった結果、
大変な事故を引き起こすことになってしまい……心から申し訳なく思います。
特にテラジさんには、一生かかっても癒し切れぬ心の傷を負わせることになってしまった。
この場を借りて、今一度お詫びを申し上げたいと思います。
本当に申し訳ありませんでした。

ここから先の話は、関係のない方が読んでもあまり面白くない……
不愉快なだけのお話になってしまうので、読み飛ばして頂いても結構です。
なんというか、ものすごく不幸な事故を目の当たりにすることになりますから。



……。



けれど、最後に一つだけ質問することをお許し頂きたい。
テラジさん、どうしても確認しておきたいんですけども……。
















ww柑菜ちゃんのファンなんですかぁww?(ニヨニヨ





さあ、ここでは一体、どんな冒険が待っているのカナ!?
行ってみよう!!



 ○●○ 事故現場 ○●○

「多分、この道をこっち行ってこっち行った辺りにあるハズで……
 ああ、アレですね」

P4132581


観光交流館から商店街の裏道をニョロニョロ抜けて2、3分。
少し広い通りに面して見えてきたのは、
数年前までだったらどんな町に行っても必ず一軒は見かけたであろう、個人経営の町の写真屋さん。
緑地に赤抜きの文字で書かれた「フジカラー」が昭和後期の日本の香りです。
ホント、どこでも見られたよなー、ああいうの。
デジカメ全盛になったこの10年チョイですっかり減ったと思うんだけど。

以前は、小山田いく先生のポストカードを無料配布するようなこともされていて
店先でそれを告知していたらしい、
とモノのホームページで読んだのだけれど今はそういう感じでもないらしく、
外からパッと見た感じではホントにただの写真屋さん。

少しだけ、何かうまく絡めないかと期待したところもあったのだけれど
その望みも薄そう……おや? 

「テラジさんテラジさん、
 さっき案内所で買えなかった『あの夏で待ってる』のラバスト、
 ここで扱ってるみたいですよ?」


  あ、ラバストってのはラバーストラップのことです。

見れば、普通の写真スタジオ的なディスプレイに混じって
「『あの夏で待ってる』グッズ取扱店」的なお知らせが貼ってある。
せっかく来たんだから、コレを切り口にしてみるか……。
しかし余りに普通な店構えにやっぱりちょっと躊躇していたら、
折り良く、店からご主人らしき方が、何かの用事でか出てきなさった。

なんとなくそれが合図になって、じゃあまあ、売っているなら入ってみますか……
みたいな空気でちょっと入ってみた……。

Img_0325
お写真提供:よつさん。感謝!

おお……ここは何屋だ? っていうくらい、
『あの夏で待ってる』のアイテムと、こもろすみれ姫のグッズが、
大量ってわけでもないけど、なんかメインの商品よりも目立つところにディスプレイされている。

そして店の奥から、

「いらっしゃーい(^^

と、ころころした声とともに出てきたのは、笑顔の素敵なお母さん。
……かあさん? かあさんなのかい? ← この人のお母さんは奈良の実家でかりんとう食いながら屁をこいてます。
そしてここでも、
「『夏まち』でいらしたんですかー?」
と、奇跡のような笑顔で始まるミラクル……ど、どうなっちまってるんだこの町は?
なんかもうね、さっきの案内所と言い、こっちが気後れするくらいの愛想の良さです。

  こ、こちとらコミュ障なんだよ! 馴れ馴れしくすんじゃねえよババア!
  などと、思春期丸出しで心にもない引きこもりのこどもの照れ隠しみたいな反応でかみつきかねません。
  小諸のみなさん、オタクには気を付けて下さい。彼らは噛みます。

ここでもやはり、『夏まち』に関すること、小山田先生のこと、
そしてフツーに小諸のことなど、いろんなお話を聞かせてもらいました……
なんでこんなにフレンドリーなんだろう。

「こないだの雪とか、関東も大変だったみたいですけどこっちも大変だったんですよー」
とか、
「小山田先生は昨日……一昨日かな? 来られましたよw」
とか。来んのかよw
なんかもう、普通に町のおばさんと普通にただの世間話なんだけど、不思議な雰囲気だなあ。

Img_0326
店内にあった雪の日のお写真。提供よつさん。

サテ、居心地が良いからと言って、あまり長居をしていると
お風呂をいただいて晩ゴハンまでご馳走になってしまいかねません(ワリと洒落でなく)。
そろそろ買い物を済ませ、オイトマンいたしましょう。
オイサンはこの、こもろすみれ姫のステッカーを買いますが
(本当はスマホバンパーも欲しいんだけど
オイサンのはブラックベリーだからスマホじゃないんだよ!!??!!)、

あ、テラジさんは何か買いm

  テラジ「ラバスト下さい」

あ、くそ早いwww

  お母さん「はいありがとうございます! 柑菜ちゃんファンなんですか?」
























  テラジ「………………………………………………………………えっ

  三 人(あっ)





















  お母さん「???(にこにこ)????
        ……えっ、あれ……? ……
え?













……あのー、ごめんなさい。
なんかね、……この空気。難しいなあ。
テラジさんは……柑菜ちゃんが嫌いなわけはないのですもちろん!
ラバストを買うくらいですから! でもね、なんていうんだろう! どう説明したらいいんだろう!

いいですかお母さん、
いま貴女の目の前でラバストを買おうとしている男性
谷川柑菜ちゃんの関係を説明しきるためには、
『キミキス』の摩央姉という人と、
『ToHeart2』に出てくるタマ姉という女性と、そして
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』というのに出てくるきりりんていう
女子中学生との関係、
まず最低でもそれら全部をキチンと説明しないと、
多分こう……説明しきったことにならないと、なんかそんな気がするんです!

でも、この……柑菜ちゃんのファン……でないワケではないんです!
けど、でも、その……ああもう、難しい!
現実は、彼女とか結婚とか、簡単に出来てていいなあ!!(暴言)


  お母さん「えっ、あの、なにか、えっ?」
  テラジ 「いえ、違うんです! あ、違わなくて、いいんです、そうなんです!」


お母さん、空気を察して大慌てwww
大丈夫お母さん、合ってるよ、合ってます! あなたは間違っていない!
そそくさと会計を済ませようとするテラジさん、ごめん、誰も助けてあげられない!!

  あの……今こうして思い返してみても、どうしてあの時、誰も彼を助けてあげられなかったのか
  正直よくわからないんです。
  しれっと「そーなんスよアハハハハ」って言っとけば終わった話のハズだし、
  柑菜ちゃんのファン、それだって決して間違っていない、
  けど何故あの場にいた誰もが「この人柑菜ちゃん好きなんですよ」って言ってあげられなかったのか。
  多分それは、口を開いたら
  「ちがう! この人は、摩央姉とタマ姉ときりりんが大好きなんだよ!!」
  って言っちゃう
からだと……
  「柑菜ちゃんは4番目だ!!」
  って……。
  みんなソフト嘘つきになりたくなかっただけなのかなって、
  こうして書いていて、ようやくなんとなく分かるレベルなんです。

  なに書いてるんだろう、俺。

そんな、何となく必要以上にお通夜みたいな空気(もちろんテラジさんの)の中、
オイサンも「あ、ボクハコレクダサイ」とこもろすみれ姫のステッカーを差し出します。

P4122037

お母さん、きっと(ここは挽回のチャンスだ!)と思ったのでしょう、

  お母さん「あ、小山田先生の……?」
  オイサン「はい、私はどっちかと言うと『すくらっぷ・ブック』とかの!」 ←ずるい!!
  お母さん「あ、じゃあね、これをね!」

と、奥の引き出しから小山田先生が書いたポストカードセットを出してきて、おすそ分けを下さいました。
しかも4人全員分!
まだ無料配布分はあったのか。さっき蕎麦屋でワンセット買っちゃったYo!
しかしオイサン、そんなことはおくびにも出さず、
「わあいいんですか? ありがとうございます!」
なんつって再三お礼を申し上げ、
小諸、楽しんでいって下さいねー♪ という声に見送られ、桜井写真紹介をあとにいたします。
それじゃどーも、お邪魔しましたー、なんつって、
ガラガラパシンと懐かしい感触のサッシ戸を閉じます。

「……なんか、却って気を遣わせてしまったような……」
「イヤしかし、ホント皆さんフレンドリーだネ!」
「小諸、いいところだネ!」

次の目的地へ向かうべく、駅へ、宿へと道をたどりながらそんな話をするのですが、
あるところでテラジさんがヒタリと歩を緩めて訴えるのでした。


  テラジ「なんで誰も、助けてくんなかったんですかww!!(泣笑」
  三 人「いや、だってwww!」


……この恐ろしい事故は、旅の間中さんざんネタにされ続け、
テラジさんはその都度このときと同じ訴えを涙ながらに繰り返すことになります。

しかし彼は、あの時、アタマを撃ち抜かれて既に死体になっていたワケだし、
それをどうやってどうやって助けたらいいのかわからなかったし、
「もうコレ助ける必要ねえなだって死んでるし」と、皆思ってたんだと思います。
むしろ
「いえボクら他人ですからー」
って言える状態になかったのがもどかしいくらいだったので損害賠償訴訟を起こしt(ry

  皆さんも、小諸へお越しの際は桜井写真商会の腕っこきスナイパーには十分注意しましょう。
  的確なヘッドショットの持ち主です。
  小諸のラフィングパンサーとお呼びして差し支えない。

もし我々四人が、今後袂を分かつようなことがあるとするなら……
多分、このときの事故の傷跡が、少なからず尾を引いていたのだと……
そのように思って頂いて差し支えないと、このように思うオイサンです。
そのくらい痛ましい事故でした。


P4121900


まったく、とんだとばっちりだよ!!  ← 速攻で回避行動をとったひと
いいネタ提供してくれるよ。アンタ最高だよ。


次回に続きます。
まだ一日目終わらない。



 

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■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の2 -更新第923回-

オイサンです。

オッサン四人で巡る小諸、『あの夏で待ってる』の巡礼をかねた旅の記憶
「あの夏も、小諸はきっとやさしかった」、
その1日目の第2回目です。

P4132139


我々四人を乗せたジェントル号が、ようやく小諸に到着しました。
サテサテ、どんな町なんでしょうね小諸は。



□■□ 第二章 まちのかたち、しあわせのかたち □■□



藤岡のジャンクションで上信越方面へ分岐する際、
テラジさんの
「なんだよ! 
 なんでこんな長野方面行く車多いんだよ、絶対空くと思ってたのにwww!」
という悲鳴が車内に轟いたにもかかわらず、小諸ICで降りる車は少ない。
あのタイミングでは我々だけだったんじゃなかろうか。
みんなもっと小諸へ来いよ。
……いや、やっぱそんなには来なくていいやw

高速を降りると山からまちへ、一気に下るダウンヒルで、
最初の交差点で信号につかまった時、対角線の角の建つauショップに、
何故だろうか、皆見るともなく目を奪われていた


大きな地図で見る

「……ああいう一軒建てのケータイショップって、都心じゃもうあんまり見なくなりましたよね」
「あー見ないねー。しかもキャリアのね。まちの個人ケータイ業者屋さんじゃなくて」

言われてみるとそうだ。
1月に行った阿寒にも、レンタカーの事務所みたいにdocomoのショップが角にぽつんと建っていたっけ。

「それもそうと、あっちの中古ゲーム屋? も気になりませんw?」
「そうそうそうw 聞いたことない名前だ」

メガなんとかメディア、みたいな、ローカル展開のチェーン店だったと思う。
車中の誰もが、まだ見ぬ田舎の空気に胸を高鳴らせはじめている。
さあ、小諸。
……どんなとこなんだろ。

    テラジさんの握るジェントル号のハンドルが、
                少しいきり気味にうおんと大きく、左に切られた。



────。



P4121689


土曜の昼下がり。
目当てのそば屋が見つけられず、町なかを少し──かなり細めの道まで──さまよったあと、
やむなく少し外れた駐車場に、ジェントル号には入ってもらった。
外れたとはいっても、自分たちの降り立ったこの場所はまちの中心からそう遠い場所ではあるまい。
それなのに……なんだろうこの、のどけさ、静けさ。
人は少なく、車も少ない。空気をうならせるものが少ない。

でも、寂れた感じは受けない。うらぶれた感じがしない。
ただのどかなだけだ。しおれているわけでもない。活気は……感じる。
穏やかに、この静けさを受け入れている感じだ。
車道を横断するのでも、あくせくする必要がなくて、のたのた歩くのがすごくいい。

P4121692 P4121695 P4121699

セブンイレブンの奥まった先に見える
「茶ん須」とかいうセンスもヘッタクレも関係ない世界の喫茶店が見え、
その先にはレンタルビデオINOUEの看板が見えている。

  後で分かることだけど、レンタルビデオINOUEはもう営業していないようだった。
  中には色々とディスプレイとか残っているのだけど。
  ……しかし、このまちの中で他にレンタル店を見た記憶がないし、
  何にやられてしまったんだろうか。郊外のツタヤとかだろうか。

車を降り、初めにまちを見渡した瞬間から、その感じはもう始まっていた気がする。
身構えたり、探ったり……今回はお仲間も一緒だからかも知れないけど、
普段旅先ではどうしても身にまとってしまうそういう緊張感をまるで感じなかった。
新鮮な気持ちのまま、浮き足立たず、落ち着いて普通でいられている気がしていた。


オイサンの他の三人は、地図を見てそば屋さんを探している。
本当はオイサンもそこに参加して見つけようとするべきだと思うんだけどw、
空から眺めたまちの形とお店のだいたいの位置は頭にあったので、
なんかこう……ぶらっと行けばいいんじゃないかな、と思っていた。



  ●○● まちのかたち、しあわせのかたち ●○●

小諸のまちは、ワリときれいに区画が揃っている……ように見せて、
ところどころ通りがイレギュラーにたわんだり、途中で行き止まる辻が斜めにめり込んでいたりして、
分かったつもりで歩いていると突然行き止まりを喰らったり筋の違う通りに連れて行かれたり、
混乱を生むタイプだ。

まちの規模は大きくなく、スケール感はファミコンのRPGの町とかと似て箱庭的だ。
すみから隅まで歩いてみても、密度もないし、多分そう大したことはない。
そこはちょっと稚内に似てる。

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JRの駅を中心……と言っても円ではなく、百八十度の扇形の中心……に置き、
山に抱かれて町を作っている。
扇形の背中側は川だ。千曲川が横たわっている。

つまり、駅から北方面は浅間山を筆頭にした山へ向かう上りの斜面で、
反対の南側は下って千曲川へ向かう。
起伏があって、まちもところどころ立体的になっているから、
こぢんまりと箱庭的でありながら歩いてみるとボリュームが感じられる。
そういう面白い町だった。

これは二日目の朝に一人で二時間、みっちり町をジョギングしてみて思ったことだ。
本当に面白い。
「かわいらしい」と言ってもいい。
かわいらしい町だったなと思う。



  ●○● かわいいおそば屋さん・そば七 ●○●

目指したそば屋は「そば七」さん。
テラジさんが見つけてきて下さったお店だ。
マ間違いはないでしょう。

のれんをくぐると、「コレ誰が描いたんだ?」っていうくらいの、
『あの夏で待ってる』手描きイラストが貼られたコルクボードがお出迎え。
イキナリの先制パンチ!
店先からかー。いいのかこれ。

P4121746


お店の中には、観光地らしく小諸の観光マップなどが置かれているのだけど、
そこには小山田先生のキャラクターがあしらわれていたり、
小山田の絵はがきが売られていたりする。
当然、『あの夏で待ってる』のグッズ……下敷き? も売られていた。

そんなキャラクター攻めに反して、お店の他の部分は、とても落ち着いた雰囲気。
抑えめの明かりに、BGMのない店内。
そのギャップが、尚のこと「いいのかなあ……」というオイサンのヘタレな部分に垂れ込める。
なんか無理させちゃってるんじゃないですかね? なんていう。
そしてお席に着くと……これだもの。

P4121716

至れり尽くせり。これも手描きだけど、お店の人が描いたんだろうか?

そしてまた、イラストだけでなく至れり尽くせりというか考えられているなあと感心したのが、
巡礼者向けに、小さいサイズのおそばがリーズナブル価格で提供されているところですな。

他にも巡礼でまわりたいお店もあるだろうし、
夏には加盟店舗をまわってカードを集めるカードラリーなんてこともやっているようなので、
ここだけで満腹になってしまわないようにという配慮なのでしょう。
マ上の方でキッチリ仕切っている方がおられるのでしょうね。
これだけでも、このまちの本気度合が伝わるというものです。
売り上げの面とか、少量で多品を提供しないといけないというのはお店の側では結構な手間のはずですが。
それをキチンとやって下さってるというのはうれしいですね。

席に通されて注文。
オイサン以外の御三かたは皆冷たいおそば。
つけツユが温かかったり、辛味大根が入っていたりとバリエーションはありますが。
オイサン一人だけ温かいかけそばで、お豆腐と辛味大根の入ったみぞれそばを頂きます。

サテ、ここでオイサンはちょっとトイレに外しまして、
ついでに小山田先生のポストカードを物色させてもらいましょう。
メンバーの中で、小山田先生に強い関心があるのはオイサンだけですからね。
あとで余分な時間を取らせるわけには参りませぬ。

トイレを出て絵はがきを物色。束になった中から絵柄をチョイスします。
あと関係ないけど、この「そば七」さんを描いた切り絵風の絵はがきも、
素敵なので一枚戴いていきましょう。
この小山田先生ポストカードは、
以前は、このあと行くつもりの桜井写真商会で無料配布していたこともあるらしいけど、
どうやら今は販売になっているようですね。

  ……しかし、コレが物わかりの良すぎるオイサンの勝手な思いこみであることが、
  あとあと判明するのでした。

じゃあコレとコレとコレで……
ああチョイと娘さん、これでいくらになりますかね?

 「はい、あー、えっとー、
     ……はい、これは、あのー、おいくらでしたっけ?
///w


おねえちゃん、絵はがきのお値段を把握していないwww
いいよ、いいよ! そういうのすごくいいよ!
ユルく行こうじゃないの。
小山田先生のは一枚80円って書いてたよ!
切り絵は160円だったよ!

P4121719 P4121728

サテ席に戻って、そば茶を飲み、お通しのそば揚げを食べながらお料理の来るのを待ちます。
……メニューを眺めていて、目についたものが、二つ。

  「……よつさん」
  「はい?」
  「この、そば屋のだし巻きって……」
  「気になります」
  「ふむ。こっちの、豆腐の味噌漬けって……?」
  「気になりますねぇ」

……おかしいな。
『あの夏で待ってる』で小諸に来たはずなのに、
となりに飛騨から出張してきた千反田さんがいる気がするぞ?
えるたそ、こんなにデカかったっけ? 
まあよろしい、ジャイアント千反田さんと意見が一致した所で、
とりあえずそのそば屋のだし巻と豆腐の味噌漬けを追加でオーダーします。

お蕎麦到着。
おおう、結構なボリュームがあるな……。こりゃ確かに、ミニサイズがないと2軒目は回れんわ。
とてもおいしいおそばです。
太めで、味も香りもすごくある。歯ごたえもがっしりしている。
おダシ・つゆも良いけど、それよりもそばの味や香りを楽しむタイプだ。
小諸そばは、あの太さが仕様なのなのだろうか。

P4121731


私の食べた「みぞれ」、辛み大根がとてもおいしい。辛いだけじゃない。
一緒に乗っていた崩れた豆腐も、豆腐の味も香りもとても濃厚で
そばやそばつゆに負けていない。
大根や豆腐のおいしい土地なんだろうか。
水がよいことだけは間違いない。

豆腐の味噌漬けはチーズみたいで、塩っ気たっぷりで超ねっとりの濃厚系。
お酒のみのお二方は日本酒を恋しがっておられました。
ここ、お酒も揃っているので夜は飲み屋さんになるんだろうけど、
そこでのおつまみなんだろうね。
だし巻き卵はがっしり巻かれたこれまたミッチリ系。
アニメへの対応は柔軟だけど、お料理はガチムチハードなスパルタン性向です。
本格派!

あと、このお店はBGMがいっさいかかっていないんですよね。
無音。
それがオイサンにはとてもうれしかったです。

  気になることがヒトツ……。
  東京に「小諸そば」という名前の立ち食いチェーンあるんですが、
  オイサンはあのチェーンに、あまり良い印象を持っていない。
  お蕎麦はへなへなだし、おダシはゆるいし。店舗に依るところもあるのだろうけど。
  あのお店は一応、この小諸そばを模す、イメージを借りる意味であの名前なのだろうか。
  だとしたら……訴えてもいいんじゃないか?
  もっとお蕎麦で推すことも出来るような気がするが、ああいうものがのさばっていると
  「本場の小諸そばを食べにいこう!」なんていう機運も起こりにくい気がする。
  イメージが良くない。

  ……などと、よそ者が外野から煽ることではなく、
  恐らくここの人たちは、郷土のウリがどうだとか、訴えるとか、
  そんなことにあまり関心がないのだろうということを、このあと思い知ることになる。

P4121740 P4121743

そんなおいしいおそばも頂いて会計も終え、
出しなに、店頭ディスプレイのイラストをカメラに収めていると、
お店の女将さんとおぼしき年輩の女性がオイサンにすすすと歩み寄ってきて
ウィスパー気味に囁くには。

  「この絵の作者、誰か知ってる?」

とお尋ねになる。え、この「コルクボードに貼ってある絵」の作者、ですか?
誰が描いたんだろう……やってきた巡礼の方々とか?
答えあぐねていると女将さん、自分を指さし、

  「私」

へ? お、おかみさんが?
オイサンがびっくりしてろくなコメントも出せずにいる間に、
女将さんはまたすすすすすと音もなくお店の中に引っ込んで行ってしまった……。
な、なんてシャイなんだ……。

  「本当にシャイなら自分で言いに来ないと思うけど……」

とは、あとでこの情報をお伝えしたときに3人の反応。
マせやな。


  ○●○ アニメと暮らす取り組み ○●○

しかし、あそこまでガッツリアニメ推しで、
何も知らない一般のお客さん、お年寄りとかは引かないのかな?
そこまで強力に引かれなくなったとか、
「ああこういうのあるのね」「こういう盛り上げを今やってるのね」という理解が
一般にもされ始めたのが、こういう興しが成功しやすくなった原因の一端ではあるのだろう。

けど、アレを前に出すことによって来る人と来なくなる人のトレードオフだってきっとあるはずで、
その引き算部分が小さくなったから、あれが成立するようになったんだろうなあ。

あともう一つ、
聖地目的で来るお客さんは夏がメインらしく、他の季節に来ることは少ないみたい。
そういう「こっち側」のピークではない時期にも関わらず、
作品を押し出し続けることの出来る継続力は、なんというか……
とても「ありがたい」と思う。
だって、来るかどうかも分からないお客のためにそういう準備も毎日、
そう、
地元のみなさんは「毎日」やって下さってるワケです。
それって、ものすごく「面倒くさい」と思うんです。

「ブームの峠も超えたみたいだし、
 コレ目当ての客が来なさそうな時期はやらなくてもいんじゃね?」
ってなったってフツウだと思うんです。
そうなるのを責めることは出来ないと思います。
けど、それをやって下さっている。
自分たちのためでもあるでしょう。
努力なのかも知れないし、惰性なのかも知れない。
既に沁みついてしまったものなのかも知れない。
ただ土地の性分として、コレと言って考えるでもなくのんきに何となく続けてしまっているのかも知れません。

それにしても、ああいうイラストボードとか看板とかを
毎日店に出したりしまったり、
それだけのことかも知れないけど、
それを続けてもらえてるということには感謝してもいいんじゃないかなと、
楽しませてもらっている側としてはちょっと思ったのだった。

以上。
かわいいおそば屋さん『そば七』さんからのレポートでした!


  ●○● らーめんはうすの親父さん ●○●

「そば七」さんを出、待っていたお仲間にあの絵の作者がおばさんだったことを告げると
やはり彼らも驚いたご様子。マそりゃそうだわな。

P4121757 P4121761

サテひとまずお腹も落ち着いたところで、お宿へ向かいましょう。
道すがら、ところどころに貼ってある『あの夏で待ってる』のポスターにいちいち感心し
写真を撮ったりなどなどしていると、
「旅行? 残念だね、桜、まだなんだよねえ」
と、70がらみのご老人に声をかけられた。

この方は、このとき我々がちょうど前を通りかかった
「らーめんはうす 樹古里」の方……だと思われる。
「定休日」と札の下がったそのお店から出てきたので。
皆、不意を突かれてちょっとビックリしている。
だってイキナリすごいフレンドリーに話しかけられたんだもん。

このご主人は手に、今取ったばかりとおぼしき桜の枝を入れた袋を提げていて、
今年の桜の開花の様子のことをお話ししてくれました。
確かに、来る途中で寄った横川のSAの桜が見頃に満開で、
それよりも寒い地域に当たるこの辺りはまだ見頃には達していなくて当然だ。
チラ見してきた懐古園の桜も、そんなに咲いているという感じではなかった。

「桜ねえ、そこから見えるのが早いんだよ。
 コレも、今そこから取ってきたばっかりでね。良かったら見ていってよ。
 これからコレも、観光案内所に持って行くから」

自分のお店の裏手から枝を伸ばしている桜の木の枝と、
手に提げた桜の枝を交互におすすめしてくるご主人。
なんというサービス精神。

R0013001
お写真提供:テラジさん

そんな謎のプチ観光案内にお礼を告げて、一旦クルマへ戻り、ホテルへ向かいます。
しかし、なんだな。
お店の休みに、自分トコの桜の枝を持って観光案内所へ持って行くのか。
なんだろう。
普通に町ぐるみのつながりが出来てるんだなあ、とちょっと感心した出来事のヒトツ。
ここにいた二日間、そんな些細なことがじわじわと心を穏やかにしてくれた気がしますよ。

  ……マ遊びに来てるこっちも、
  多分日頃の5割6割り増しで良い人になっているに違いないんだけどね。

サテそれでは宿に向かいましょう。そうしましょう。




ってなところでまた紙幅が……。
クルマ停めて蕎麦食っただけじゃねえかよ!
でも続く!!



……オイサンのモノローグが長いのか。
減らすか。


 

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■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の1 -更新第922回-

オイサンです。

去る2014年の4月某日、長野県は小諸へ1泊2日で行ってきた。
メンバーは自分を含めて4人、以前銚子へ行ったのと同じ、
肩肘の張らない、ぼんやり気の合う不思議な面々。

どーして小諸? という顛末と、旅立つ寸前のこころもちについては、
こちらの記事を読んでいただけるとありがたい。

 ▼小諸に夢見るろまん。 -更新第919回-
 http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/-919--93b0.html
 略してこもろまん。

この旅から帰ってきて既にけっこーな時間が経ったが、
余韻……と呼ぶには色の濃すぎる余波が、いまだに心の外縁に打ち寄せてくる。
キョーレツな眺めとか、舌が融けるほど美味しいものとか、
そういう刺激的なモノと巡り会ったワケではないにもかかわらず。

けれど、それよりもっと素敵で凶悪なものと巡り会ってしまった……
そんな気がしてならない。
四人が四人……同じことを感じていたとは思わないけど、
また来よう、また行きたいねえと口が揃ってしまうのは、
やはり何かしら、一様に感じるものがあったからなんだろう。

P4132514


おっさん四人、山と川に抱かれた古い城下町をたずねる、
不思議な、ふしぎな旅です。
それではお楽しみ下さい。



●○● 行程 ●○●


先ず始めに、ざっくり行程のご説明などを。
日程は一泊二日。

土曜の朝早くに神奈川の片田舎を出発し、
途中SA・PAで休憩をはさみつつ昼下がりには小諸へ着こう、という算段。

小諸から少し離れたスポットとしては乙女駅周辺の散策があるのだけど、
それを今日、往路のついでに寄るか、明日にするかは道路状況次第。
本日のメインは小諸の町なかをぶらぶらすること。

二日目は、午前中とりあえず懐古園をぶらついて、
お目当ての喫茶に行って、
あとは昼過ぎには発って、夜遅くなりすぎないくらいには家に帰る感じ。

っていう……「え? 結局何しに行くの?」と言われそうなくらい
でかいことは何もない、のんびりまったりな旅です。
オッサンやからな。
町なかや懐古園内に、『あの夏で待ってる』の聖地スポットや
買い物スポットがあるので、それを見て回りましょうという感じです。
あと、オイサンとしてはあれね。
小山田先生の作品の息吹を、小諸全体からチラホラと拾えればよろしい。

  別に、行ったあとにあとから見直して
  「あ、これもそうだったかー」と気付くのでも楽しいですしね。

あとオイサンにはもう一つ秘密の目的。
マ大したことじゃねえです。
二日目の朝にわかる。
そんな感じ。

ほないきまっせ。



□■□ 第一章 ~黎明~ □■□



  ●○● ネオリリーヒルズにて ●○●

参集の場所は、
ワリとしょっちゅう「ほうそくがみだれる!」ことでお馴染み、
スカイブルーのラインが鮮やかな某私鉄沿線のゆるゆり駅のフィンランド(隠語多発過ぎてワカラヌ)。

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メンバー四人、4着順は以下の通りで確定です。

1着は鉄板、待ち合わせ場所へは早めに着いてグータラするのが好きなオイサン。
1時間半前着も当たり前です。さすがにこの日はそこまで早くなかったけど。

2番手は、まさかの大穴、忍法「寝る子は育つ」の使い手、寝ボスケ型巨人・よつさん。
いい笑顔です。抱かれたい。

3着、安定のドライバー兼ツアーコンダクターのテラジさん。
いい笑顔です。抱かれたい。

4着は久方ぶりの登場、触れただけであらゆる電化製品を破壊するスタンド『アンスラサクス』の使い手、
隊長ことNORさん。
到着直後に安定のPPBに見舞われ無念の着外。
いい笑顔です。抱かれたい。

四人揃うのも三年ぶりだねえ、でもそんなに時間たった気もしないねえ、
などとひとしきり懐かしみ会ったら出発です。

  マそんなこと言っても、実はこの四人で行動したのなんか銚子の時くらい、
  あとは一年半ほど前に今回の旅行の前打ち合わせをしたくらいで、
  そんなに行動をともにしているわけではない。
  けど、不思議と落ち着くんですよねえ。このひとたち。
  すごく据わりが良い。

  ていうか、オイサンあんまり人間関係とか得意じゃないのでこういうこと言っちゃうんですけど、
  あとの三人がとても良い人たちだというだけで、
  このすわりの良さのバランスを保のに自分が一役買えているのか、
  ということにはワリと不安を覚えていたりはいたします。
  スッと、こう……自分じゃない人をそこへ滑り込ませても成立しちゃうんじゃないか、とか……。

  まあ、でも、人と人との間柄ってそういうことじゃないんだろうな、と
  彼らと一緒にいて、だんだん分かってきた気がします。
  何かを目的とする組織ではないので、
  ああじゃなきゃいけないとかコレが出来ないといけないってことはないんだけども、
  そこにある何か、味わいたい何か、信じたい何かを見つけ出して
  十二分に味わうために必要な感覚器にそれぞれがなっている、というか、
  良い足並みを持っているというか。

  マ別な人間同士になったら、別な人間同士の味が出るだけなんだけどさきっと。
  でもこの四人でとれるダシがいいよねと、そこはとても肯定して良いと思うのです。
  皆さんも、身の回りの人たちとでないと出せない味、
  とれないダシを大事にすると、人生楽しいんじゃないかと思うですよ。



  ●○● みちのり ●○●

小諸までは……マ例によってオイサンはあんまり道のことはよくわかんないんですけど、
多分、中央道に乗って、

 八王子JCT → 狭山PA → 寄居SA → 藤岡JCTで分岐して上信越道へ
   → 横川SA → 佐久

だと思います。多分。
しかしこの、関東から中部へ向かう道は、毎度景色がダイナミックに変化して楽しいです。
日本も美しいね。美しい。
町なかから徐々に山へ向かっていく感じ、特に今回はまさに山に入っていくので、
少しずつ気温の下がっていくのが肌で感じられる。

マ山に入る前に八王子での渋滞が激しく、
陽気の良いのがアダになってムダに暑かった、というのも
その気温変化を劇的に感じさせる良いスパイスになっていたわけですが。

  「小諸は寒い」というアタマがあったので、若干厚めの装備をしていた我々、
  車内で超消耗。
  そんな中、隊長は一人だけ半袖。さすが、イットキは極地で戦っていただけあります。

にしても、途中立ち寄った横川SAの桜は見事でした。
オイサンは桜に関しては、世間で好かれているほどの桜肯定派でなく、
そんなにキレイだとも思わない方なのだけど、青空に映えたあの桜は見事だった。
並木になってワーッと生えてる桜がそんなに好きじゃないだけかも。

マそんなことで、
道中、道が滞ったのは八王子辺りくらいで、あとは至って快適なドライブでした。
今日も安全運転のテラジさんに感謝感謝なのです。



  ●○● 狭山PA ●○●

以前も立ち寄った、狭山PA。
ねっとり濃厚アイスに狭山茶パウダーをふりかけた抹茶アイスがその微妙さで有名ですが、
今回は食べません。
微妙だし。
ちょっと休憩に寄っただけ。

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  ●○● 寄居PA ●○●

次に立ち寄ったのは寄居SA。
「よりい」と読む。
名犬ヨリイ。
言ってみただけ。オッサンネタ。

「ここはフランクが美味しいんですよ。クッソ旨いス」
とはテラジさんの弁。
だったら食べるしかないじゃない!!
と、私の心の巴マミさんが涙ながらに訴えるのでいただきます。
マミさん、また(?)太りますよ……(CV:悠木碧)

確かに美味しいぱっつんぱっつんのフランク。
皮がすごいしっかりしていてハチ切れんばかり。
なるほどマミさんのようです(しつこい)。

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よつさんも満面の笑顔です。
お見せできませんが、すごいいい笑顔です。



  ●○● 横川SA ●○●

ここまで来るともう気温がずいぶん低いのか、
関東ではすっかり終わってしまった桜がここでは今が満開。
すごくきれいだった。
普段、桜はあんまりきれいだと思わないんだけど。
コニファー(針葉樹)ガーデンなんかがあっていい雰囲気。

どーってことのない裏道を写真に撮っているところを
「何撮ってんの?」
と隊長に怪訝そうに聞かれ、
「……こういう道が好き」
と答えてお互いエッヘッヘッヘと笑うしかない展開にw
しゃあない、オタクやからな。

P4121642


ちなみに、各SA・PAではテラジさんが毎度のごとく、
ご当地しょぼーんを求めて奔走します。
オイサンも、その場所場所の高速道路案内板風箕にミニタオルを探してまわりますが
あんまり種類はないみたいね。


  ●○● オッサンたちの黄昏 ●○●

オッサン四人でクルマの中で何をしゃべったか……。
マだいたい、アニメとマンガとゲームと、近況みたいな話ばかりです。
みんなだってそーだろ?

個人的にツボだった話をいくつか拾い上げると……。

『ラブライブ』と『アイマス』の二つは「ぶつかり合わないの?」みたいな話なのに、
『Wakeup, Girls!!』だけ「どうなのよ、大丈夫なの?」みたいな論調だったのが
地味におかしかったw
同じアイドルアニメだというのに……。
あと、『WUG』って一部では「ワキガ」って略されていたのね……。

  あ、ちなみに『アイマス』と『ラブライブ』はぶつかり合わないで
  年齢層で住み分けてる感が強いんだそうです。
  『ラブライブ』は若くて、『アイマス』はジジイばっかだそうですw
  地味に、戦略的に考え抜かれている『ラブライブ』が褒められる車内。
  あとは『アイカツ』は元気いいねーとか。

もう一つ、詳しくは申せませんけど、
「××さんの△△が、
 ○○に行ったときのお弁当にちくわの磯部揚げが入ってるかどうかを楽しみにしている」
というお話がすげえツボだったオイサンです。
くそういいなあ。

ゲームがらみの話だと、
「最近ゲーセンいってもデカい音ゲーばっかりでよくわからん」
という実にオッサンっぽい話でひと悶着。
音ゲーはやらんなあ。やれば面白いんだろうけどね。

そうそう、パチンコ詳しいよつさんに、前から気になっていた
『おしおきピラミッ伝』について聞いてみた。

  ▼楽園CRおしおきピラミッ伝
  http://www.takao.gr.jp/special/pyramidden/

いや、以前新宿を歩いてたらコレの看板に行きあたって、
「……なんだこれは?」と思ったので。
よつさん曰く、「とてもよく出来たパチンコ台」だそうです。ふむう。
今思うと、これはもしかすると『ニャル子さん』と同じ土壌から生まれた系統のものなのかもしれんな。
……どうでもいいけど、これ声優さんかなり豪華だな……。


さて、そんな益体のない話をしているうちに、
どうやらジェントル号は小諸に近づいてきたようですよ……。

P4121672



サテ、まだ肝心の小諸に着いてもいませんが紙幅が尽きました。
サクッと次回へ続きます。
俺たちの旅は、まだ始まったばかりだ!



 

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2014年5月 5日 (月)

■雨と炎のしらべ~岩男潤子さん・声優業20周年記念ライブinヨコハマMotionBlue -更新第921回-

■[ライフハック]1日1日確実に成長するためのたった65535のコツ


こんばんわ、ブロプロガーのィヶ夕゙八ャ卜です。
マネタイズ頑張ります。
いやもう炎上しちゃって炎上しちゃって。

ウソはこのくらいにして。
イエーイ、オイサンでーす。

イエーイ☆(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ ;)ノイ、イエーイ・・? ← 通行人


項題書いた時点で強い吐き気に見舞われて死にそうになりました。
後々こんな文字列が自分のブログに残っていると、
原因不明の頭痛に悩まされそうな気がするので多分あとで変えます
(↑原因わかってんじゃん)。

あ、別にイケダハヤトさんが嫌いとかそういうんではないですっていうか
好きにも嫌いにもなれるくらい知ってるわけじゃないです。
何をする人なんだろう。<イケダハヤト ← そこからか
オイサンの知ってるライフハックなんて、

 「市販のふりかけを数種類ブレンドする時には、
              野菜ふりかけをベースにすると味が締まる」


ってぐらいです。是非お試しください。
じゃあ野菜ふりかけ食べてればいいじゃんって話なんですけどね。
あと最近うめごま塩ふりかけが、毛穴から発汗がとまらなくなるくらいうまい。

 ▼丸美屋 梅ごましお
 http://www.marumiya.co.jp/cms/web/viewitem/3959/1
 ↑どうでもいいけどこのページ、パッケージ写真がクソムダに拡大縮小出来てウゼエwww
   そんなに拡大したい奴いるか。

なんていうかこう……野菜ふりかけはオールラウンダー、
『はじめの一歩』でたとえると沖田ですが、うめごま塩は島袋です。

  絢  辻「なんでもかんでも『はじめの一歩』に例えるの、悪いクセよ。
         あと、あたし真田さんと沢村が好きだから」


ああ、絢辻さんありがとう。
知ってはいたけど改めて聞かされるとピーキーな好みだよね。
知ってたけど。
あと、真田はさん付けで沢村は呼び捨てなんだね。
別にいいけど。
ピーキー3分間クッキング。
いや今思いついただけ。

小諸のことも書かにゃならん、
SSも書かにゃならんですが、一先ず一番の近況を書いておきましょうかね。



■□■ 岩男潤子さん 声優開業20周年ライブ in 横浜モーションブルー ■□■



先日の休みは、
うちのブログを読んでくれているお友だち・ミスターJに誘われて(というか最初はこちらから声をかけたのだけど)
声優・岩男潤子さんのライブに行ってきた。
もう何度目になるかなー。
すっかりおなじみです。

P4262843


場所は、横浜・赤レンガ倉庫内にあるモーションブルーというライブスペース。
なかなかオサレな場所でオタクは気後れしそうだが、マそもそも横浜という時点でかなりやられる。

このモーションブルーへは、過去に一回、やはり岩男さんのライブでお邪魔したことがあるのだけども、
その時のパフォーマンスが、まーあ素晴らしかったこともあって今回も期待して行ったのだけど……
いやあー、今回はねえ! 輪をかけて素晴らしかったです。

 前回のモーションブルーでのライブの様子はこちら↓をご参照のこと。
 ▼文明開化の手風琴~岩男潤子さんのライブのこと -更新第回668回-
 http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/-668--182a.html
 おお……やっぱりもう3年近くも前のことだったんだな……。
 そしてこの頃の記事、なんかオイサン頑張っちゃってんなーw ちょっと恥ずかしいわこの記事。
 そして、言ってること感じてることは、今とあまり変わっていないw
 つまり……私は完成されている!(ポジティブ)



■□■バンドメンバー編成■□■



岩男さんのライブでは、ボーカルの岩男さんを中心に、
プロデューサー兼バス担当兼ツッコミ関脇(岩男潤子バンドにのみ存在するパートです)の川村竜さん、
ピアノのクマちゃんさんこと熊谷ヤスマサさん、
ギターの鈴木直人さんの4名が大体の固定のメンバーで、
そこに準レギュラーな感じのパーカッション・岩瀬たっぴさんが加わるのが基本編成。

前回のモーションブルーではそこにアコーディオン奏者の佐藤芳明さんが加わって、
まあなんとも、その演奏の華やかなことで驚いたもんです。

今回はパーカッションが、岩瀬に代わってクリストファー・ハーディさんを、
そしてそれプラス、バイオリン奏者の真部裕さんをお迎えしてのステージとなっていました。

こちらとしてもあまり聞き慣れないメンバーと編成で、
一体どんなステージになるのかなー、などと不安半分でいたのだけれども……
いやあ、……まーあ素晴らしい。
ビックリする。
ホンマにね、ビックリするわ。
オイサンもミスターJも、二人して曲が終わるたびに目を丸くして顔を見合わせてました。

「今のなんなの!?」

と、その奏法、響くサウンドに、一曲ごとに度肝を抜かれる。
自慢じゃないけども、J氏と知り合ってからこっち5年ほど、
お誘い頂くままに岩男さんのライブに足を運ぶようになり恐らくもう10回近く。
かなりこなれた感もあり、ライブで聞きなれた曲も増えてきた。
そのいくつかの曲がこんなに姿を変えるもんなのか! ……と、
いささかナアナアになりつつあったノーミソにものすごい杭を、
この二人のメンバーはぶち込んで行ってくれました。

  年月にしてオイサンの3倍くらい、
  ライブの回数はさらにその何倍も足を運んでいるはずのJ氏でさえ
  相当びっくりしていたので……その変容ぶりたるや、相当なものだった筈です。


 ▼▽▼バイヨリンの艶めき

バイオリンの音色というのは、皆さんもご存知の通り艶があり華があり、
前に出てくると、それだけでお花畑が目の前に広がる。
けれどもそれだけでは済まなくて、
曲を聴いていると端々になんだかとても気持ちのいい音のかけらがちりばめられているのに気付くことがあり、

「これは何の音? 誰が鳴らせてるんだろう?」

と思ったらバイオリンだった、ということが何度もあった。
弓をいっぱいに使って、いわゆるバイオリンらしく長く美しく響かせるのではなく、
短く短く刻んでみたり、時にはゆびで弦を弾いてみたり、
あ、そういう使い方ってアリなのね、
そうやって弾くとそんな音も鳴らせるのね、という驚きがいっぱいあった。
楽器って弾いたことないから、すごい自由な使い方をされていて驚く。
ああいうのはもうスタンダードな使い方なのかもしれないけど。

我々の席からはちょうど真鍋さんがよく見えたので、
何をしているかがとてもよく分かって良かった。
真鍋さんの手元が見えなかったらきっと、「あの音はなんだったのか」と
謎のまま終わってしまった音がいっぱいあったと思う。


 ▼▽▼パーでカッでションってなワケよ。

そんでまた……パーカッションのクリストファー・ハーディさんが。
まさに「目の覚めるような」という言葉は彼のサウンドのためにあるというくらい、
キレとパンチの演奏をなさる。
攻める。攻め立ててくる。
「え? 手で打ってるだけなんでしょ? なんでそんな音が鳴るの?」
というくらい、パン! カン! タン! という強い破裂音が曲のところどころで炸裂する、
あの音が他のメンバーの演奏にもものすごい火をつけているのが伝わってくる。
「おまえら、ボヤボヤしてっと食っちまうぞ!」
という……ご本人、笑顔の柔らかい穏やかそうな御仁なんですけども。

  分かる人にしか分からない説明をすると、
  『水曜どうでしょう』のユーコンで出てきたピートみたいな感じの人です。

    ▼ユーコンのピート
    
    Red side Down!

  持参したタールという謎の打楽器
  (これがまた何とも謎めいたアイテムだったんだけどうまく説明出来ないので書かない)を紹介するのに
  「寿司桶です」とボケてみせるあたり、
  岩男潤子バンドに求められる最低限の資質も備えておられるようで今後も安心(そんなか)。
  その辺の手腕については、真鍋さんはちょっと弱いかもしらん(知らんがな)。
  ちなみに竜さんは、そのハーディさんのボケに対して

  「あのタール、あとで見せてもらったらちゃんと『銀の皿』って書いてますから」

  とガッツリかぶせていってました。
  さすが岩男潤子バンドの重鎮、新参にやらせっぱなしでは終わらない(イヤなバンドだな)。




冗談はさておき、ホント、演奏は火が付いた様です。
これがライブか、これがセッションというものか! 
という感覚を聴く者にも伝えてくれていたと思う。
あの音を合図に、曲がぐわっとたけり狂う瞬間をライブ中に何度も見た気がします。
すげえ。

  ……あの、以前田中公平先生が参加されたときは、
  正直、オイサンはちょっと引いてしまって、あんまり楽しくなかったんです。
  高等すぎたのかも知れない。

真鍋さんのバイオリンが潤いであるなら、
ハーディさんのパーカッションはその反対、ここちよい渇きであったと思う。
もちろん、しっとりとした演奏もするんだけど。
今回はどちらかといえば、パキッとした、カン!とした音に驚かされることが多かった。

しかし如何せん、席の都合で一体ハーディさんがどんな動きをしているのかは
ほとんど見えなかった……超残念だ……。

今回のライブ、曲の火付け役は紛れもなくハーディさんで、
そこに優しく霧で包むのが真鍋さん。
そんな編成だった。

▼タール



どちらもゲストメンバーだからなのか見せ場が多くなるような構成やアレンジではあり、
ちょっとお二人に対してサービスし過ぎ? な気がしないでもなかったけど、
それをさっ引いても素晴らしいパフォーマンスだったと思う。
これで終わりではなく、是非また参加してもらいたい、そんなお二人でした。

ミスターJと二人、
「もしこれにアコーディオンの佐藤さんが加わったらどーなっちゃうんだろうねえw?」
などと楽しい妄想を話しておりました。
ちょっと華やか過ぎて、なんの集まりなのかわかんなくなっちゃいそうだけど。


 ▼▽▼いつもの犬と雉と猿……じゃなくて関取とクマと鈴木さん(てきとうか)

勿論レギュラーメンバーだって、それに負けてなかったですしね。

なんて言うか、竜さんもクマちゃんさんも、すごいはずなんだけど正直聴き慣れてしまって、
「これが当たり前」になっている自分はきっと贅沢なんだろう、とは思う。
オイサンはギターの鈴木さんのギター(ヤバい日本語)が好きで、
普段はそんなに目立つわけではないのだけれども(トーク方面でも)、
演奏の途中、ほかの楽器の音のすき間すき間でときどき顔をのぞかせては
つるりと艶っぽく空気を撫でていく感じがたまらなくエッチだなーと思って聞いています。

なんつうかアレですよ、
美女が森の湖で水浴びしているのが、行き過ぎる木々のすき間すき間からときどきチラ見えする、
みたいな感じで。
てゅうぃ~ん、みたいな(わかんねえよ)。

いやあ……皆さんホント、上手な方の中でもものすごく上手な方々……のハズなんですけどね。
いいのか、こんなのに聴き慣れてしまってて。
もっとお高くてもいいと思うんだけどね。
ここんちのライブは。
いやホント。
もっと儲けてもいいのよ?


 ▼▽▼本日の主役

なんか演奏のことばっかアホみたいに行数書いたけど。
主役は岩男さんでその20周年のハズなんですけどねw

……こんな声優ライブ、ほかにもあるのかしらw?

主役も一緒になって、演奏聴いて嬉しくなっちゃってるっていうw
そっちのけとまでは言わないけど、ライブのお楽しみ比率が、

 岩男さん 4 : 演奏メンバートータル 6 

ぐらいになってる気がする。
けど、岩男さんご自身もステージ中何回も
「うわー、気持ちいいねえ、嬉しいねえ、楽しいねえ!」
と言ってらして終始笑顔。
だからまあ、主役の成人式を祝うという意味ではまったく正解だったのではないかと思います。

今回、岩男さんも調子良さゲだったように思います。
いっしょに行ってた合唱野郎JチームのJさんに言わせれば、
ところどころで体力切れて緩んでたんだそうですが、
うおう。
さすが専門家は違うぜ。オイサンにはその辺までわかんねえよ。

お召し物もまた……可愛らしくてですねえ。
今回のステージは2部構成・入れ替えナシで
1stが17:30~1時間チョイ、2ndが19:30から1時間半程度だったんだけど、
1stは黒、
2ndは白……ではなく多分淡いピンクかベージュか(ライトの色で分かりにくかった)、
そんな春らしい色の、まったく同型色違いのドレスでとてもチャーミングでした。
1stの黒ドレスの方がオイサンは好きでした(聞いてない)。

オトナの女性がオトナっぽいドレス着てんだから、
セクシーだとか色っぽいだとかいう感想が出ていいと思うんだけど、
どっちかというと「かわいい」んですねえ、岩男さんの場合。
いくつになってもかわいい人ですホント。

あー、あと、練習中の竜さんと潤子さんのやりとりをみたバイオリンの真鍋さんが、
「この人たち本当に大丈夫なの?」
と心配するくらい罵り合ってららしいんですが、
普段はそんなに激しくやりあってるんだろうか。
想像つかんなー。

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■□■ 曲! ■□■



特に印象的だったのは4曲。

 ・夢の果て
 ・月の静寂(しじま)に
 ・DreamDream
 ・スカーレット

「夢の果て」は4曲目か5曲目くらいだったと思うのだけど、
3曲目までで「……今回、なんかいつもと違うぞ?」と気付き始め、
確信に変わったのがこの「夢の果て」。

パーカッションの パカン!! という強い音を合図に演奏に火が付く、
その瞬間の昂ぶりに脳天を貫かれたのがこの曲だった。
以前渋谷のライブでも何度か聴いた曲ではあったのに、全然印象がちがった。
「今回はこれか!」という……方向性を感じた一曲。

「DreamDream」は、初めて買った……じゃないな、
初めてから数年ぶりに買った岩男さんの2枚目のアルバムの1曲目に入っていた曲で、
そのアルバムをきっかけにそれまで止めていた「文を書くこと」を再開したので、
個人的にとても思い入れのある曲。
これまであまりライブでお耳にかかることがなく(1回あったかな? というくらい?)、
それもそんなに印象に残るようなセッションではなかったのだけども……
今回。
バイオリンが加わって、その小刻みな音色によってものすごい面白い、かわいい、
そしてせつない曲になっていた。
いやー……このバージョンで再録されないかなー。
そっかー。
この曲って三角関係の歌だったのねー。
片思いなのは分かってたけど。
言われてみれば、そりゃそうか。

「スカーレット」もお馴染みになってきた感のある曲。
この曲ばかりは演奏よりも、潤子さんの歌がすごく耳に残る。
特にサビの


 ♪人は一人だと 分かりあいたいのに なんて難しい……


という一節がオイサンは大好きで。

「難しい」っていう言葉を歌の中で印象的に聞くことってあまりない気がするのね。
言葉の置かれる場所と、それを口にする歌い手の違いだと思うのだけど、
この「難しい」はオイサン的Best「難しい」です。
この「難しい……」を歌う時の岩男さんが、一番好きかも知れない。
大体演奏に聞き惚れている時間の長いライブなのですが、
この瞬間は本当に岩男さんの時間だと思う。
切り取って持っておきたいくらい。



■□■ 20年の目覚め ■□■



まあー……そんなんでね。
そこそこ長い筈の時間なのに、もうめちゃくちゃあっという間に感じた3時間あまり。
ビックリするくらい早くて、「え? もう!?」と思ってしまいました。
特に前半は早かったなー。

実を申せば、ここ最近の数回のライブは
ワリと慣れた感じで聞いていてしまって、グッと来たり、ハッとさせられたり、
そこまでの衝撃を感じることが減っていた。
マ上でも書いたみたいに、それはきっと耳の驕った贅沢な話だと思うのだけど。

けれども、今回は。
今回ばかりは。
ヤラレタ。
かっとばされた。
ハーディさんのパーカッションが高く打ち鳴らされるたびに世界が切り替わって、
その境目を真鍋さんの弦がしっとり均していく。

やはり、モーションブルーでは何かある。何かが起こる。
20周年の記念にふさわしい、そんな、特別な感じ満載のライブでした。
ゴハンも美味しかったし、満足満足。

この5年で、岩男さんも活動の領域を広げているなあと思います。
フランスに行ったり、海外のイベントで歌を歌ったり、
畑亜紀さんや田中公平先生とつながりを持ったりねえ。
それもこれも、竜さんのプロデュースあってのことだと思うけど。

……まあその、アンコール前のトリの一曲の大サビでトチるあたりとかw
その辺のしまらなさは持ち味だなあと思いますけどw

  それで半分罰ゲームみたいに、アンコールの1曲目はひとりで弾き語りをやってましたけど。
  一人でピアノのふたをどうにかしようとしているときに、
  ふたがバターン! 岩男さんギャー!!
  みたいなことなってしまわないかとみていて超ハラハラしたのは秘密です。


 ▼▽▼オマケ

そうそう、
まいど客席に業界の大御所関係者がフツーに座ってるでおなじみの岩男さんのライブですが、
今回もいました。
山野さとこさんとか。 あと岩男さんのご両親とかw
マネージャーの弟さんは、今回も忙しそうに走り回っていました。
出来た弟さんだw

後ろの方にボックス席が用意されていて、そこそこお高いらしいんだけど、
「あそこに宮崎駿とトミノ御大と庵野秀明が並んでたらびっくりすんね」
などと冗談をトバしておりました。



■□■ 横浜の高いところを制覇する ■□■



サテ、上でも書いたように潤子さんのライブは17時半から(開場は16時から)だったワケで、
ここからは、それまでの昼間の時間にいけてないオッサン二人が横浜なんていうオサレドメインで
ナニをやらかしていたのかについてのどうでもいいパートです。
オッサンが二人で横浜でいちゃいちゃします。

まず諸君は、横浜にそびえる3基の塔のことをご存知だろうか?
ヒュプノス、ネメシス、そしてタナトスの塔と名付けられたそれら3基の塔は、
その名の示す通り、横浜市民の眠りと、復讐と、死を司っている。
もちろんウソだ。

ヒトツは言わずと知れた「ランドマークタワー」。
もう一つは、これも桜木町辺りから見える「マリンタワー」。
そして最後が「タナトスの塔」といって横浜市民の死を(ry。

本当は「横浜港シンボルタワー」。
地図を見てもらえれば分かる通り、ひとりだけエラい僻地にぽつんと建っていて、
……つまり、オイサン向きだ。

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桜木町駅にお昼前に集合し、
1番バス乗り場から26系統バスに乗って30分弱、横浜港D突堤のシンボルタワーに着きます。
……バスで30分ですから、まあナカナカですね。
賃貸を借りるのに「バスで30分!」って言ったら、まあ、ナカナカです。

しかしまるまる30分は乗らず、途中で降りてゴハンを頂いたりします。
ゴハンを食べた後、ちょっと湊の景色なんか見ながら歩こうかという試みでしたが……
これが失敗だった。
デカい道路をデカいトラックがぶひぶひ言って通過するのを見ながら歩くのは、
正直疲労を倍加させる。

  うーむ、もうすこし町はずれののんびりした光景になるはずだったのだが……。
  しかし言われてみれば埠頭なんだから、これが当たり前か。
  ミスったぜ。
  オホーツク沿岸の港のはずれみたいになるわけがない。

しかもこの日はやたらと陽気がよく、
潮気を含んだ風にジンワリとかく汗がちょっとキモチワルイ。
そこへトラックなんかがもうもうと舞い上げる土ぼこりを浴びると……不快指数が!!
完全に苦行だ。

けれども、苦行の果てにたどり着いてみたシンボルタワーさんは……
おお、なんだかいい雰囲気じゃないの。

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これはアレでしょ、
有事には公園が割れて地下からせり上がってくる宇宙戦艦の艦橋になってるって寸法ですねこのスタイルは。
かっこいいよ、うん。

周囲はこんもりと土の盛られた公園になって、花なんか咲いちゃって(アカンのか)。
ご家族連れが戯れていたり、カップルがいちゃついてたり、オッサンが一人で横になっていたり、
お、なんだこの野郎、潰すぞ?(なんでだ)
さっきまではただ辛いだけだった潮風も、ここでは爽やかに吹いています。

タワー最上階の展望台まではおおよそ24m、
エレベーターなんて気の利いたもののないオール人力・スパルタン仕様。
年寄りコドモ、おカラダの不自由な方はご遠慮くださいのご意見無用バリアフル。
これが横浜のシンボル(象徴)だというんだから、横浜さんはなかなかの弱者に厳しい強食主義とお見受けします。

  ※正しくは「横浜港のシンボル」です。

比較的健常なはずのJ氏でさえてっぺんに着く頃には息を弾ませ、
額に汗を滲ませて……否、いいかげん粒のデカイ汗珠を滴らせていました。

  しかし、そうして息をゼエゼエ、汗をダラダラやりつつも、
  野球知識の蓄積理論について話すのをやめない彼の真剣なまなざしにオイサンは心をうたれました。
  あと若干引きました。汗くらい拭けばいいのに……( ← 人でなし)

マそんな風に上がってくるのもひと苦労の展望台ですが、
正直、上がると後悔する類のシロモノです。
せまくるしい。
眺めがあまりよくない。
だって、下からの方が眺めがいいってどういう仕組みだこれは。イバラードか。
ホント横浜港の象徴さんは何がしたいのw
「苦労して高みにのぼったって、別にいいことがあるとは限んないぞ!
 苦労のしどころを間違えるな!」
と、愚かなボクらを暗に諭してくれているのでしょう。
やさしい。
途中、階段で小さいお子さんとかおばあちゃんとか、ワリと大変そうに登ってましたけど。

ケド、
展望台に登ろうなどというバカな考えさえ起こさなければ、
フモトでノンビリしている分にはとても良い場所です。
眺めもいいし、天気が良ければ気持ちいいことはこの上もないです。
中心部から離れているだけあって人出も多いと言うほどじゃない。

ウム、じつにのどかな、なかなか良い場所でした。
オイサンが最寄で買ってきたプチケーキなんぞをつまみながら、
オッサン二人、港での健全なデートを堪能したのでした。
ウフフ。
妊娠したらどうしようかしら。 ← キモチワルイ。

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デ私オイサンとミスターJ、二人して横浜の町を闊歩するわけですけれども、
如何せんどうやら私たち二人は大層クチが悪いらしく(自覚)、
歩いてたり食べたり、話してる間中ずっと何かをこき下ろしていた様な気がいたします。

『ラブライブ』だったり、
韓国の沈没船事故に対する韓国のいんちきパラダイスだったり、
『桜Trick』だったり、
『アイマス』における「のワの」さんの立ち位置だったり……
何かにつけて面白おかしくああだこうだと笑っていた気がする。
タチが悪い。
「横浜という町は、関東圏の中でも一風変わった文化と気質があるねえ」などと
横浜のおヒザ元で嘯きつつ、
「そんなこと言ってたら有明のハーバーで殴られるぞ」とかふざけあっておりました。
ホンマに一回怒られろ。

  後日、そんな話をハマの哲人・ちひろパパさんにお話ししたところ
  「横浜の人間はハーバーで殴ったりしない。
   が、シウマイぶつけんぞ」
  と眼光鋭く牽制されました。
  横浜の人間は、直接打撃よりも遠距離投擲攻撃をお好みのようです。
  崎陽軒は死の商人だったのか……。

  ▼打撃武器のCM
  

  ▼投擲武器のCM
  

  まあ、そうしてさんざん『ラブライブ』をこき下ろしたオイサンの手元に、
  なぜローソンのフェアの『ラブライブ』クリアファイルがあるのかは今もって謎なのだが。
  それも三種も。
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  マこの二人が手放しで絶賛するワケですから、
  今回の岩男さんのライブがいかに素晴らしかったかということですよ。
  ええそうですよ。
  あ、あと、そうした話し合いの中で、オイサンの中で
  天海春香さんはものすごいヤクルトファンということになりましたのでシクヨロ。
  それこそライブをすっぽかしてスタジアムに応援に行くくらいの。

『アイマス』のこのマンガが面白いと教えてもらったり、
井上喜久子はすごいぜ! という話になったり、
『巴マミの平凡な日常』が気になる、という話だったり。


▼『巴マミの平凡な日常』

アオってしまった手前自分でも気になって買ってみたのだけど、
……ナンダコレw 『まどマギ』ほとんど関係ねえw
いや関係ないことないけど……ないのか?
分かんないくらいかけ離れたところにあるwww
ただの独身三十路女子あるあるでしかないような……
ゼクシィのオマケ冊子でやれよこんなもんwww!
と、良い意味でツッコミ甲斐のある作品でした。

面白……い……のか?

間違いなく、『まどかマギカ』の主顧客層からは外れたところに響くものだと思うのだが。
一発ネタとしては面白いけど、商業誌連載で何回もやるものではない様な……。
まあ、
「ソウルジェムが流しに転げて排水管に引っ掛かり、
 その日一日(実際は休みをまたいで3日ほど)家から出られない」
とかいうネタは秀逸だったと思いますけど。

一番笑ったのは「イカ見てる」「カニ見てる」のくだりだった。
詳しく知りたい人は買って読んで下さい。
こんなのただの著者の実体験だろ!
そうでもないとこの状況を考えて思いつくとは思えぬ……
ホントただの、独身三十路女子あるあるだなあ……。

とりあえずJ氏とは、今期は『それでも世界は美しい』がオモロイ、
ということで見解はヒトツ一致。

J氏の金言。
「『ニセコイ』を見てますねえ。けど、決して面白いということはないです」

……いいですねえ。
なんて面倒くさいオッサンなんでしょう(ウットリ
『ディーふらぐ』とかの話をしようとしても、なかなかピンとくる人間がいなくて困る。
世間ウケはあんまり良くないんだろうなあ。
あと、『僕らはみんな河合荘』が面白いという話をしたときに
「理由は……花澤香菜がかわいい」と言ったらものすごい呆れ顔で
「……結構長持ちしますね」
みたいなことを言われてどうもすみませんでした。

あとは大体いつも通り、
「天地魔闘www!!!」とか言って笑ってました。
バーン様はボクらの永遠のアイドルです。
フハハハハハッ! 正しいッ! 私は、天海春香だからなッ!!
今回珍しく、『はじめの一歩』の話全然しなかったな。
マ本編が全然進展してないからだろうな。



マそんな感じでヒトツ。



岩男さんが『るろ剣』の主題歌を歌ったあとに剣心に奥さんがいたことを思い出し、
「そうか、『働きたくないでござる!ぜったいに働きたくないでござる!!』
 って言ってる人でも結婚できるんだ」
などと要らぬ希望を抱いてみたりしたオイサンでし……
……ああ、あと、そうそう。

いくら横浜が人多そうだからって、遊び場を探すのに
「『横浜 穴場』でgoogle検索してTOPに出てきた結果を見る」
っていうメソッドは、もう今回限りにしとこうな。
な。
いくらなんでもアタマ悪そうだから。
いやアタマ悪いけど。



オイサンでした。



 

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