« ■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の2 -更新第923回- | トップページ | ■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の4 -更新第925回- »

2014年5月11日 (日)

■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の3 -更新第924回-

オイサンです。

オッサン四人で巡る小諸、『あの夏で待ってる』の巡礼をかねた旅の記憶
「あの夏も、小諸はきっとやさしかった」、
その1日目の第3回目です。

……つって、第2回目はなんだい、小諸について、蕎麦食って、
ラーメン屋の親父に絡まれて終わったってか。すげえな。

P4122034


ですので今回はお宿について、いよいよ本格的な観光が始まる、
大体そんな運びです。
……マ今回がクライマックスなんですけどね。
括目せよッ!!



  ●○● グランドなキャッスルにて ●○●

ここが俺たちの根城、グランドキャッスルだ!!

P4132090

お宿へは割りかしスムーズにチェックイン。
ちょっと駐車場の入り口がわかりにくかったくらい。
テラジさん曰く、「駅前のロイヤルホテルとで迷った」とのこと。
ロイヤルホテルのロイヤル具合を体験していないので分かりませんが、
少なくとも、こちらのお宿で失敗だったということは何一つなかったです。

  しかし、グランドキャッスルロイヤルしかないというんだから
  さすがはかつての城下町。
  王室を二分しての血で血を洗う権謀術数が繰り広げられていた
  当時の様子がしのばれるようです。
  そんな事実はない。

お部屋は広々だし眺めも抜群。どうですこの眺望(↑のお写真)。
ずっと部屋にこもってどっこも行かなくても小諸を堪能出来そうな眺めです。
マそれは冗談だけども、そんでも一日ここから町の表情を眺めていたくもなる。
さすがグランドキャッスル。
かつて栄華を極めた王も姫君もここから浅間山を眺めt(以下略

P4121798


個人的には、線路が近いのも良かった。
電車が線路を踏む音が、夜の静けさの中に響いてくるのが好き。
本数が多いとうるさいだろうけど、田舎だからそんなに走ってない。

ゴハンとかお風呂についてはまたあとで。
サテ、今はまだあんまりゆっくりする時間じゃない、と仙道さんも行っています。
人心地ついたらまた小諸の春と夏を探しに出発なのです。

いいか、俺たちは遊びに来てんじゃねえんだ!
これは巡礼……そう、魂の高潔を求める、宗教的儀式なんだよ!
ゆべし餅うめえー!! ← 備え付けのお茶うけ


  ●○● 小諸観光交流館 ●○●

宿で人心地つき、再び散策に出発。
最初の目的地は小諸観光交流館。マ案内所みたいなものです。
普通、観光案内所は観光地にたどり着くための通過点、手段であって、
そこそのものが目的地にはならないと思うが、
なんか『あの夏で待ってる』のグッズとかパネルとか色々あるっぽいので
今回は、そこも一つの目的地となっているのだった。

ほないきまひょか。

今回テラジさんのご用意して下さったお宿は、
小諸最大の見どころとも言える小諸城址・懐古園のすぐ隣にあって、
その懐古園の入り口になっている「三の門」も、
線路をくぐる地下道とほとんど直結している。
御門を抜けて、地下道をくぐるとすぐ駅前。

ですんで、観光案内所のある線路の北側、駅前へ出るついでに
ちょっとだけ懐古園の入り口を眺めてまいります。

P4121846 P4121824

  こうして思い返してみると、
  この「まちの中、くらしの時間の中に当たり前に史跡がころがっている」感じも
  なんだかこのまちの異様なのどかさに一役買っている気がする。
  御門をくぐる → 地下道をくぐる → 駅前に出る、っていう感じが。
  ちょっとした異空間じゃよねー……。
  こういう物を日々目にしてくらしていると、
  自分たちもそうそう慌ててよそさんの時間の流れに合わせて変わることない、
  のんびり自分らのペースで残っていけばいいって、
  そんな風に思ってしまうのかもしれませぬ。
  そういう意味では鎌倉も、異空間ぶりでは負けていないのかもしれない。


P4121808


ホイきたどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!
こんなトコでもあの夏で待ってた! 待ってたヨー!

うーむ……どこ行ってもこういうのがあるなあ。
我々にとってはワリカシ普通のことだし、今となっては日常風景になりつつあるのだろうけど、
コレ置かれ始めには相当違和感あったろうなあ。
やはり地元の方々のご苦労、ご努力が忍ばれます。
願わくば、
「あっはっはっはw なんだこれw いいんじゃないの? こういうのもw」
くらいのノリで、皆さんが受け入れて下さったと願うばかりですよ。
こういうパネルって、雨の日とかはやはり片付けてるのかなあ……。
夜中に来たときもまだ出てたけど……。

P4121834_2

遊園地や動物園なども近くにあるみたいで、送迎バスのかわいいロータリーがありました。
なんだろうねこの、いちいち小ぢんまりした感じは。
なめてんのw? ← 意味が分からない


  ▼▽ みち草・1~駅前広場ではしゃぐオッサン ▽▼

三の御門をくぐり、線路の地下トンネルを抜けると……駅前の広場に出ます。

P4121813 Img_0309
右のお写真提供:よつさん

これまた開放感のあるきれいな広場です。
お祭りのためのぼんぼりがぶら下げてありますね。
なんか色々書いてますね。
お願い事を書くとアレでしょうか、叶うんでしょうか



P4121877


……。
うち、もしかして小諸にすんでるのん……?
願いが叶うと良いですね。
なんていうかもう、おおらかだなあ。

ん? 広場の隅にも……なんかいるよ……?

R0013027
お写真提供:テラジさん

こ、これは……。アラフォー巡礼者に対する挑戦、
現代に甦った踏み絵のようなものだろううか。
「お前たちが真に高潔な魂を持つ巡礼者であったならば、
 ここから顔を出すことなど容易いはずだ」

という……地元の方々からのメッセージ……そうにちがいない。

  実際ンとこ、どーなんでしょうねw
  地元の人が考えていたより、巡礼者の年齢が高かったってことの表れ
  なんじゃないかと、オイサンちょっと思ったりするんですけど。

結果、お顔がモロに写ってしまうのでお写真は載せられませんが、
4人中、3人はやりました。
順番は T → Y → O です。
オイサンはやるつもり無かったんだけどなあ……。
前の二人の写真を撮った手前、こういう↓流れに。

  よつ  「うわー恥ずかしかった」
  テラジ 「……。オイサン、やんないんスか」
  オイサン「……。やンないス」
  よ・テ 「なに言ってンすかーwww!!」

  オイサン「やンないスwww!」

と、いうワケで若干ひねって横顔で試してみましたw
お顔は例によって油彩調に加工。

R0013024x
シュールw

何をやってるんだ……。
我々、3人年齢足したら余裕で100歳を超えるんだぞ……。
ち、ちがうんです小諸のみなさん!
オトナが旅行でテンション上がっちゃって悪ふざけしてるわけじゃないんです!
いいですか、巡礼です! 巡礼なんです!!
宗教的儀式なんです!
どうもすみませんでした!! ← 謝っちゃった

  ▼▽ 観光交流館 ▽▼

さあ、宗教的儀式をこなして心を入れ替えたら、神サマの声が聞こえた気がします。

  「二度とするんじゃないぞ」

はい、すみませんでした。もうしません。
ではいよいよ本来の目的地に行きましょう。

駅前の広場を抜け、商店街然とした通りの入り口にあるの小さな建物が小諸観光交流館。
入り口から、さっそくりのんさんがお出迎えです。

P4121887

あらハンチングなんかかぶっちゃってワイルドね。
日高里奈さんのサイン入りです。なかなか大きな木彫の像ですが、ハテ誰が拵えたのかしら。
ジェイソンさんかしら、と、よつさんが隣でオイサンと同じことを考えます。

中に入ると、おお、あるわあるわ。
ラバストからポスターからタペストリーから、観光パンフから。
ここでしか回せないおみくじ付きのガチャガチャもあります。
小山田先生デザインのご当地キャラ、こもろすみれ姫もおられます。

R0013029 R0013030 R0013033


オッサン四人、遠慮がちにもぞろぞろと入っていくと、
窓口に座った女性の「『夏まち』ですか?」と人当たりの良い笑顔で始まるミラクル。
ち、ちがう! 我々はDIOという男を捜している! ← オタクなので変な意地をはる
……ひと目でそう来ると言うことは、こういう取り合わせ、多いんですかね?
まあ、桜を眺めに来た仲良し老人カルテットか『あの夏で待ってる』巡礼、
どっちに見えるかと言われたら後者ではあるのでしょうけど。
窓口のお母さんとチラチラ言葉を交わすには、

 ・小諸を訪れる人は増えている。
 ・巡礼者は夏場が多い。
 ・やり始めの頃に比べれば減ってはいるが、今でも来る。リピーターも多い。
 ・小山田いく先生のファンも、多くはないがいる。


などなど。
ここでお母さんと話をしてみて感じたのは
『あの夏で待ってる』がどんなお話なのかとか、キャラクターのこととか、
細かいことまで小諸でこういう仕事をしている方々が知っているのかは分からなかったけれども、
少なくとも等閑にしている感じを受けたり、
「仕事だから」という固さや冷たさを感じるということはなく、
きちんと観光客の一形態として歓待して下さっている、ということだった。
作品関連のグッズを扱っているお店のことだとか、
どういう見所があるだとか、丁寧に優しく教えて下さいます。
あたたかい。

お仕事としちゃあ当たり前なのかも知れないけど、
ある意味邪険にされていることになれているこちら側としてはなんだか花が咲いたような気分。

『あの夏で待ってる』の新作の制作が決まったこともご存じだった。
我々のような、アニメが好きな者共としては当たり前の情報ではあるけど、
投げっぱなしではなく、新しい情報にもキャッチアップしているんだなあと感心。
個人的にやっていることなのか、組織だって情報を集めている人が展開しているのかわからないけど、
どっちでもしっかりしているなあ。

ちなみにここでは、色んなグッズを展示してはおりますが
購入することは出来ない
のだそうです。

「この先の協賛店でこういうグッズを販売しておりますよ、買って行ってね♪」

というご紹介のみで、つまり……焦らしプレイ!!
入り口で見せびらかして煽っておき、あとで欲しみが募り切った と  こ   ろ    で

  ドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!

と刈り取る! くっそー、考えた奴誰だ。天才じゃないか。
あ、おみくじガチャガチャはここでできます。

テラジさんなんかはおみくじガチャガチャを回すための小銭がなく、
両替ついでに柑菜ちゃんのラバスト( ← 伏線)を買おうとして
「ごめんなさいねー、ここじゃあ売ってないのよー」
と躱されてしまったワケですが、なんかもう、この時点で完全に網の中です。
シメシメです。
オイサン見逃さなかったね。
お母さんが人の良い微笑みの奥で、瞳に黒い炎を宿そしたのを見たね。 ← ねつ造しないで下さい

  ……そう、
  ここでこうしてまんまと焦らされてしまったアラフォーが、
  このあとものすごい恥ずかしい思いをすることになるとは……。
  あのね、偶然なんだろうけど、後から考えるともう、仕組まれた流れの様で。
 神様っているんだなあと思います。
  そんで
相当ヒマなんだな、と思います。
  何の話かって?
  それはまた後のお話。

オイサンも、ガチャガチャを一回まわして帰ります。
中身は……宿に戻ってからのお楽しみ。

……でもさ、
このガチャガチャのおみくじ一つとっても、このプロジェクトで考えて、
書いて印刷してって、折って、やってるんだよなあとしみじみ感心。
やっぱりコレ、手間かけてますね。
頑張ってるなあ。頑張って下さってる。

  しかし……妙齢のアラフォー(おかしな日本語)が、
  アニメの巨乳スク水女子に目を奪われるのを、
  この観光窓口お母さんは一体今までどんな思いで見守って来たのだろうか……。
  この国の未来への憂いと生理的な嫌悪感とで、毎日業務時間終了と同時に
  バケツ一杯分の胃液を逆流させているのではあるまいか……。
  イヤそんなこと考えちゃだめなんだろうけど。
  マこのお母さんくらいになったらもう
  「フフッ、男のコはいくつになってもカワイイわね」
  ってなもんでしょう。
  なんで今、ちょっとイイ女風に言ったの?

アそうそう、
「そば七」の近くで出会ったらーめんはうす樹古里のご主人が手に提げていた、
いちばん早い桜の枝。
仰ってた通り、ちゃーんとここで生かっておりました。
……うーむ。
なんなんだろう? 益々、良い予感が強まりますよこの旅は。
とまらない、ほのぼのの連鎖。

それでは、小諸観光協会の皆さん、
季節外れにオッサン4人でお騒がせしました。
また来ますんで(確約)。


  ●○● 恐怖! 桜井写真商会!! ●○●

観光交流館の建物を出たところで、今回のコンダクター・テラジさんが言うことにゃ。

「いちおう、今日この辺で見るハズの所は見たんですけど、
 ほか何か、見たいところあります?」


聞けばこのあとは、町からは少し離れたスポットへ、クルマで移動することになるとのこと。


……あー。


んー。


オイサン、ひと思案してからおずおず手を挙げた。
なぜそんなに遠慮がちかと言えば、オイサン、引っ込み思案病弱美少女キャラだから。
ウソです。
今からオイサンが行きたいと言おうと思っている場所が、
多分、他の皆さんにとってそんな面白い話になるスポットではないと思っていたからです。

「お、オイサンなんかありますか?」
「ちょっとね、覗いてみたい写真屋さんがあるんですがいいですかね。
 イヤ、ほんとただの、まちの写真屋さん(のハズ)なんだけど」


その場所は、「桜井写真商会」さん。
どういう場所かというと、
小山田いく先生のマンガ『すくらっぷ・ブック』に登場する
桜井光代さんという写真好きの女子中学生の実家のモデルになった……らしい、
といわれている。

  今にして思えば、こういうときのプレゼン用に素材を用意しておくべきですね。
  手元にタブレットと電子版の『すくらっぷ・ブック』はあるのだから、
  コレコレこういうキャラの、このシーンのこういう所縁のお店なんですよ、と。
  そしたら同行の皆さんにも楽しんでもらえたり思い入れを持ってもらえたりしましたね。

ただそこはホントにただの町の写真屋さんのハズで、
フィルムの現像とか、スタジオ撮影とか、フォトフレームやら機材を売っていたりというお店で、
中に入って何があるとか、そういう場所ではない
……と、思ってたんです。
建物を外から眺めて、あー、ここにみっちゃんがいたんだな、と想像をたくましくする、
そのくらいの場所かと。
なので、作品に思い入れがないと本当によくワカラナイはずだから、
あまり時間をとらせるのも悪いなと、ちょっと思っていた。
ケドまあ、歩いて五分くらいの近場なので、ちょっとだけお付き合い願うことにしたのです。



……。



しかし、そうしてみなさんのご厚意に甘えてしまった結果、
大変な事故を引き起こすことになってしまい……心から申し訳なく思います。
特にテラジさんには、一生かかっても癒し切れぬ心の傷を負わせることになってしまった。
この場を借りて、今一度お詫びを申し上げたいと思います。
本当に申し訳ありませんでした。

ここから先の話は、関係のない方が読んでもあまり面白くない……
不愉快なだけのお話になってしまうので、読み飛ばして頂いても結構です。
なんというか、ものすごく不幸な事故を目の当たりにすることになりますから。



……。



けれど、最後に一つだけ質問することをお許し頂きたい。
テラジさん、どうしても確認しておきたいんですけども……。
















ww柑菜ちゃんのファンなんですかぁww?(ニヨニヨ





さあ、ここでは一体、どんな冒険が待っているのカナ!?
行ってみよう!!



 ○●○ 事故現場 ○●○

「多分、この道をこっち行ってこっち行った辺りにあるハズで……
 ああ、アレですね」

P4132581


観光交流館から商店街の裏道をニョロニョロ抜けて2、3分。
少し広い通りに面して見えてきたのは、
数年前までだったらどんな町に行っても必ず一軒は見かけたであろう、個人経営の町の写真屋さん。
緑地に赤抜きの文字で書かれた「フジカラー」が昭和後期の日本の香りです。
ホント、どこでも見られたよなー、ああいうの。
デジカメ全盛になったこの10年チョイですっかり減ったと思うんだけど。

以前は、小山田いく先生のポストカードを無料配布するようなこともされていて
店先でそれを告知していたらしい、
とモノのホームページで読んだのだけれど今はそういう感じでもないらしく、
外からパッと見た感じではホントにただの写真屋さん。

少しだけ、何かうまく絡めないかと期待したところもあったのだけれど
その望みも薄そう……おや? 

「テラジさんテラジさん、
 さっき案内所で買えなかった『あの夏で待ってる』のラバスト、
 ここで扱ってるみたいですよ?」


  あ、ラバストってのはラバーストラップのことです。

見れば、普通の写真スタジオ的なディスプレイに混じって
「『あの夏で待ってる』グッズ取扱店」的なお知らせが貼ってある。
せっかく来たんだから、コレを切り口にしてみるか……。
しかし余りに普通な店構えにやっぱりちょっと躊躇していたら、
折り良く、店からご主人らしき方が、何かの用事でか出てきなさった。

なんとなくそれが合図になって、じゃあまあ、売っているなら入ってみますか……
みたいな空気でちょっと入ってみた……。

Img_0325
お写真提供:よつさん。感謝!

おお……ここは何屋だ? っていうくらい、
『あの夏で待ってる』のアイテムと、こもろすみれ姫のグッズが、
大量ってわけでもないけど、なんかメインの商品よりも目立つところにディスプレイされている。

そして店の奥から、

「いらっしゃーい(^^

と、ころころした声とともに出てきたのは、笑顔の素敵なお母さん。
……かあさん? かあさんなのかい? ← この人のお母さんは奈良の実家でかりんとう食いながら屁をこいてます。
そしてここでも、
「『夏まち』でいらしたんですかー?」
と、奇跡のような笑顔で始まるミラクル……ど、どうなっちまってるんだこの町は?
なんかもうね、さっきの案内所と言い、こっちが気後れするくらいの愛想の良さです。

  こ、こちとらコミュ障なんだよ! 馴れ馴れしくすんじゃねえよババア!
  などと、思春期丸出しで心にもない引きこもりのこどもの照れ隠しみたいな反応でかみつきかねません。
  小諸のみなさん、オタクには気を付けて下さい。彼らは噛みます。

ここでもやはり、『夏まち』に関すること、小山田先生のこと、
そしてフツーに小諸のことなど、いろんなお話を聞かせてもらいました……
なんでこんなにフレンドリーなんだろう。

「こないだの雪とか、関東も大変だったみたいですけどこっちも大変だったんですよー」
とか、
「小山田先生は昨日……一昨日かな? 来られましたよw」
とか。来んのかよw
なんかもう、普通に町のおばさんと普通にただの世間話なんだけど、不思議な雰囲気だなあ。

Img_0326
店内にあった雪の日のお写真。提供よつさん。

サテ、居心地が良いからと言って、あまり長居をしていると
お風呂をいただいて晩ゴハンまでご馳走になってしまいかねません(ワリと洒落でなく)。
そろそろ買い物を済ませ、オイトマンいたしましょう。
オイサンはこの、こもろすみれ姫のステッカーを買いますが
(本当はスマホバンパーも欲しいんだけど
オイサンのはブラックベリーだからスマホじゃないんだよ!!??!!)、

あ、テラジさんは何か買いm

  テラジ「ラバスト下さい」

あ、くそ早いwww

  お母さん「はいありがとうございます! 柑菜ちゃんファンなんですか?」
























  テラジ「………………………………………………………………えっ

  三 人(あっ)





















  お母さん「???(にこにこ)????
        ……えっ、あれ……? ……
え?













……あのー、ごめんなさい。
なんかね、……この空気。難しいなあ。
テラジさんは……柑菜ちゃんが嫌いなわけはないのですもちろん!
ラバストを買うくらいですから! でもね、なんていうんだろう! どう説明したらいいんだろう!

いいですかお母さん、
いま貴女の目の前でラバストを買おうとしている男性
谷川柑菜ちゃんの関係を説明しきるためには、
『キミキス』の摩央姉という人と、
『ToHeart2』に出てくるタマ姉という女性と、そして
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』というのに出てくるきりりんていう
女子中学生との関係、
まず最低でもそれら全部をキチンと説明しないと、
多分こう……説明しきったことにならないと、なんかそんな気がするんです!

でも、この……柑菜ちゃんのファン……でないワケではないんです!
けど、でも、その……ああもう、難しい!
現実は、彼女とか結婚とか、簡単に出来てていいなあ!!(暴言)


  お母さん「えっ、あの、なにか、えっ?」
  テラジ 「いえ、違うんです! あ、違わなくて、いいんです、そうなんです!」


お母さん、空気を察して大慌てwww
大丈夫お母さん、合ってるよ、合ってます! あなたは間違っていない!
そそくさと会計を済ませようとするテラジさん、ごめん、誰も助けてあげられない!!

  あの……今こうして思い返してみても、どうしてあの時、誰も彼を助けてあげられなかったのか
  正直よくわからないんです。
  しれっと「そーなんスよアハハハハ」って言っとけば終わった話のハズだし、
  柑菜ちゃんのファン、それだって決して間違っていない、
  けど何故あの場にいた誰もが「この人柑菜ちゃん好きなんですよ」って言ってあげられなかったのか。
  多分それは、口を開いたら
  「ちがう! この人は、摩央姉とタマ姉ときりりんが大好きなんだよ!!」
  って言っちゃう
からだと……
  「柑菜ちゃんは4番目だ!!」
  って……。
  みんなソフト嘘つきになりたくなかっただけなのかなって、
  こうして書いていて、ようやくなんとなく分かるレベルなんです。

  なに書いてるんだろう、俺。

そんな、何となく必要以上にお通夜みたいな空気(もちろんテラジさんの)の中、
オイサンも「あ、ボクハコレクダサイ」とこもろすみれ姫のステッカーを差し出します。

P4122037

お母さん、きっと(ここは挽回のチャンスだ!)と思ったのでしょう、

  お母さん「あ、小山田先生の……?」
  オイサン「はい、私はどっちかと言うと『すくらっぷ・ブック』とかの!」 ←ずるい!!
  お母さん「あ、じゃあね、これをね!」

と、奥の引き出しから小山田先生が書いたポストカードセットを出してきて、おすそ分けを下さいました。
しかも4人全員分!
まだ無料配布分はあったのか。さっき蕎麦屋でワンセット買っちゃったYo!
しかしオイサン、そんなことはおくびにも出さず、
「わあいいんですか? ありがとうございます!」
なんつって再三お礼を申し上げ、
小諸、楽しんでいって下さいねー♪ という声に見送られ、桜井写真紹介をあとにいたします。
それじゃどーも、お邪魔しましたー、なんつって、
ガラガラパシンと懐かしい感触のサッシ戸を閉じます。

「……なんか、却って気を遣わせてしまったような……」
「イヤしかし、ホント皆さんフレンドリーだネ!」
「小諸、いいところだネ!」

次の目的地へ向かうべく、駅へ、宿へと道をたどりながらそんな話をするのですが、
あるところでテラジさんがヒタリと歩を緩めて訴えるのでした。


  テラジ「なんで誰も、助けてくんなかったんですかww!!(泣笑」
  三 人「いや、だってwww!」


……この恐ろしい事故は、旅の間中さんざんネタにされ続け、
テラジさんはその都度このときと同じ訴えを涙ながらに繰り返すことになります。

しかし彼は、あの時、アタマを撃ち抜かれて既に死体になっていたワケだし、
それをどうやってどうやって助けたらいいのかわからなかったし、
「もうコレ助ける必要ねえなだって死んでるし」と、皆思ってたんだと思います。
むしろ
「いえボクら他人ですからー」
って言える状態になかったのがもどかしいくらいだったので損害賠償訴訟を起こしt(ry

  皆さんも、小諸へお越しの際は桜井写真商会の腕っこきスナイパーには十分注意しましょう。
  的確なヘッドショットの持ち主です。
  小諸のラフィングパンサーとお呼びして差し支えない。

もし我々四人が、今後袂を分かつようなことがあるとするなら……
多分、このときの事故の傷跡が、少なからず尾を引いていたのだと……
そのように思って頂いて差し支えないと、このように思うオイサンです。
そのくらい痛ましい事故でした。


P4121900


まったく、とんだとばっちりだよ!!  ← 速攻で回避行動をとったひと
いいネタ提供してくれるよ。アンタ最高だよ。


次回に続きます。
まだ一日目終わらない。



 

|

« ■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の2 -更新第923回- | トップページ | ■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の4 -更新第925回- »

[日記]」カテゴリの記事

アニメ・コミック」カテゴリの記事

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/55967/56157368

この記事へのトラックバック一覧です: ■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の3 -更新第924回-:

« ■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の2 -更新第923回- | トップページ | ■「あの夏」も、小諸はきっとやさしかった。~1日目の4 -更新第925回- »