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2014年4月 6日 (日)

■ゆきうさぎとドーナッツのレゾンデートルを結ぶ特異点についての一考察 -更新第918回-

先日、地元の本屋さんでマンガを眺めていたら、斜めうしろ辺りにいた若奥さん風の女性に
「あやちゃんあやちゃん、ちょっとちょっと」
と肘をつままれた。

オイサンです。


オイサン、家ではあやちゃんだったのかーッ!!


……と、『ディーふらぐ』の世界だったら突っ込まれるところですが
それより早く先方が間違いに気付いて
「ああああああすみません!」
と謝られた。
よかった……俺はあやちゃんじゃなかった……。

イヤ、まあ、間違うのんは別にかまへんねんけど、
なんやその。
アレですか。

きみトコの「あやちゃん」は、
オイサンとシルエットとか肘の位置が似通ってて
間違うほど巨漢なん?

きみ、明らかにそのくらいは把握できる位置におったやん?
逆に「あやちゃん」に興味あるわ。
今度会わして。

  ……綾小路源五郎左衛門、略してあやちゃんとかだったらどうしよう。

などというすてきな妄想で始まりました本日の「ゆび先はもう一つの心臓」。
今宵もすてきな歌と音楽でお楽しみください。

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本日は、最近聴いた曲で良かったものについてお話します。
曲自体は最近でないものも多々あるけども、マここ何年かくらいで。



■輝け! 第23回ベストカップリングコンテスト!



どうでもいいですけど、この↑テのタイトルってノッケから「輝け!」って、
命令すんな!
って感じですね。失礼極まりない。
そもそも「輝け!」ってまた、難易度が高い。
だから「もしよろしければ輝いて下さい!」くらいにするべきだとミキ思うな!
ピカピカーって。

と、また小ネタで長くなってしまいましたが。
最近では、各期のアニメのOP/EDなんかはもう
すっかりダウンロード販売でデータ購入することが身についてしまったオイサンです。

演奏がすごくいいとか、データで聴いても何となく物足りない気がする、
という曲なんかはCDを探して買ったりもいたしますが、
まあ手元に荷物が増えるということもあって、そこまですることは稀になりました。

  アルバムとかサントラなんかの曲数の多い物はCD買うけどね。

そうなると、なかなか手が出づらくなるのがカップリング曲だったりする。
これまではCDにまとめられてるから、カップリングを除けて一曲だけ買うってことは出来なかったけども、
ダウンロードだと1曲単位で買えてしまうから、お目当てだけ押さえたら、
マ出費を最小限に抑えようと思ったらカップリングは無視するのがふつうの流れかと。

しかしオイサンは、カップリング曲で当たりを引くことも結構あるので、
試聴も出来ることだし一緒に買うようにしている。

  ついでに言うと試聴が出来てしまうのも善し悪しで、
  ちょっとだけ聴いて「うーんコレはなー」と思って切っても、
  もしかすると何度も聴いてれば味が出たりするかも知れないし、
  時間が経って何かのタイミングで聴いたときにその良さが際だつ瞬間が合ったりするかもしれない。

  マ「かも知れない」「かも知れない」でお金はそうそう払えないんだけども。

  だから下手にちょこっとだけ聴くことが出来て、
  そのときの判断で買うのをやめてしまう、というのも、
  少なくともオイサンの性向にはあまり合っていないやり方ではある。
  もうブラインドで、エイヤアと買ってしまうのが、自分には良い。
  なので、試聴もロクにせずに買ってる。

実際、アニメ曲のカップリングっていい曲が多い……気がする。
普通のアーティストさんのシングルのカップリングは、
当然タイトル曲がウケスジ・売れスジ・自信スジであるわけで、
カップリングはどうしても総合評価上では2番手以下の物にならざるをえないのだろうけど、
アニメのシングルの場合アーティストさんの都合は関係なしに
まずは「アニメの曲の方」が矢面に立つわけで、
カップリングに選ばれる曲は、スジ的に2番手であるとは限らない。

そこに乗せる曲を誰が決めるのか……アーティストさんの希望がどのくらい乗るのか、
レコード会社やら、もっと他の誰かの都合が優先されるのかわかりゃしませんが、
曲的には、メインの曲よりも「良い」物が並んでも、マおかしかない、
みたいな理屈を考えてはみた。

てきとうだけど。
そんな愛すべき最近のカップリングの名曲について、ちょっと書こうかなあと思ふ。



■ドーナツ 戸松遥

『となりの怪物くん』のOP、「Q&Aリサイタル」のカップリング。
全然最近じゃないけど、時々プレイヤーから意図せず流れてくるとドキッとしてしまう曲。
曲と声だけで、目の前が赤すぎるくらい赤い夕陽に染まるように錯覚する。

  
   ▲試聴もでけます。

具体的になんのことをうたった歌なのか、歌詞からハッキリと読みとることは出来ないけど、
夕日に照らされた真っ赤なかなしみだけが、戸松遥さんの太い喉で叩きつけられてくる。
もっとしっとり、細やかに消え入るように歌うことも出来たはずだし、
フツーだったらそんな風に歌ってしまいそうなものだけど、
あえてものすごい剛速球で歌っているのが却って印象深く、この歌を強い曲にしていると思う。

かなしいんだ! かなしいんだ! わかるか! かなしいんだよ!!
っていう……
「ああ、こういうかなしみの表現もあるんだ」と、
すっかり感心させられてしまった一曲。
人の気持ちというのは通り一遍ではないんだなあ。
ただ不器用でそうなってしまったのかもしれないけど、
心に開いた穴を強く迎え撃とうとして、涙をこらえ、歯を食いしばっているようなイメージが浮かんでくる。

この人にしか歌えない歌……ではないけれども、
この歌にこういう味を与えようとするならこの人にしかその味は出せない、
そんなことが確かに存在するということを感じさせてくれる。



■ゆきうさぎ Sweety

『戦国コレクション』2クール目OP「back into my world」のカップリング。

  
   ▲試聴もでけます。

やっぱりかなしみが漂う曲なのだけど、
歌詞の

 ♪ 大きな音を立てて 過ぎてゆく青い車は~

の、ちょっとうすぼんやりした感じ、
その時のかなしみに打ちのめされて風景がにじんだ感じが出ていて好き。
歌詞の上では引越し屋さんの車だと思いますけどね。
その「大きな音」もロクに耳に入っていない表現がすごくイイ。
視覚に訴える曲はいいですね。
チカラがある。

sweetyさんも『戦コレ』見てる間は好きでしたけど、最近は声を聞きませんね。
一回きりで出てこなくなってしまうのもったいないなあ。
個人的にはゆっくりしっとりの歌よりも、華やかでパワフルな曲の方が好きだったけど。
アニメじゃない分野で頑張っているんだろうか。



継続的に使ってあげたらいいのにと思う……けど、あんまり売れなかったのかなあ。
『戦コレ』ももう2年も前なのか……。

▼Back into the World FULL

傑作だったなあ。



■君という特異点 

『有頂天家族』のED、「ケセラセラ」のカップリング。
歌っているのは……fhanaさん? 知らない人だ……。

  
   ▲試聴もでけます。

息遣いがすごく目立ってしまうのに、それが味になっている人ですね。

この曲も、一体具体的に何を言っているのか分からない歌詞。
強いて言えば運命の一目惚れの歌だけど。

「交差する線」とか、極めて図形的なことばで導いたかと思えば
突然「月の鯨」なんてものすごいものを持ち出してくる、
この言葉のセンスのひっかき回し具合、とっちらかり具合はちょっとすごい。
「時が降る」とか言う飾り言葉の使い方なんかはあまり好きではないけども、
勢いと軽さで許せてしまう。

やっぱり自分は「よく分からない」ものが好きなんだなあと実感する。
言葉と言葉の隙間にあいた穴の形で表現しようとしているというか。
あとはこの声質と、メロディの疾走感ですかね。



『有頂天家族』ももう一回見直したい部類の作品ですな。
『つり球』『C』なんかと同列にある、「面白い作品」だった。
この辺りはBDBOXが安値で出たらぽーんと揃えたい。



■dis-(早見沙織ver)

カップリングとは違うものだけど。
『無限のリヴァイアス』のOPを、早見沙織さんがカバー。
厳密には、「声優・早見沙織」がカバーしたのではなく、
『神のみぞ知るセカイ』のヒロインの一人としてキャラクターソングとしてカバーしている。
ややこしい。


▲試聴もでけます。

このアルバムを買うに当たって目当てにしていた曲は何曲かあったのだけど、
この曲は全然眼中になかった。
原曲が、歌詞は好きだったけど、アニメのOP部分しか聴いたことはなかったし、
メロディや元の歌い手の歌があまり好きではなかった。
けどまあ、なんでしょう、この早見沙織verを聴いて、ダンゼン好きになった。
このアルバムの中で、目当てだった曲もブッ千切って今の所一番好き。
選曲は『神のみぞ知るセカイ』の原作者・若木民喜センセがやってるのだけど、

そのライナーノーツで早見さんの多才ぶりが驚きと敬意を伴ってみっちり書かれてる。器用で、自然体で、テクニカルなのだそうな。すげえ。

  あ、ちなみにオイサンはこの曲にやられるまで、早見沙織さんについては
  ほとんどなんも知りませんでした。

原曲よりも、悲痛な感じ強まっている気がします。
詞もメロディも原曲とおなじで(アレンジはちがうけど)、
かなしみやあきらめにとらわれた歌なんだけども、
原曲ではそれらと決別するような強さ、太さが感じられていたのが、
早見さん版では、それらの只中でがんじがらめにされてあがいているような今の繊細さ、
ダイレクトな痛みを感じる。

もしかすると、アニメのOP部分に出ていなかった歌詞が強くアピールしてるのかもしれないけど、
早見さんの声質とか歌い方が、やはり影響しているように思う。
声の糸が、原曲の有坂さんよりも早見さんの方が細く、表面が滑らかなので、
そこは好みの問題だと思うけど。

  ♪ この世界は 果て無く閉ざされた闇

という歌詞が、アニメの舞台であった宇宙と、人間の心の両面を表していて、
なんかもうずっしり来ます。

原曲では「張りつめても切れなさそうだった糸」に
「張りつめて切れそうな感じ」が与えられて魅力を増したように思う。
パワフルなのに聞き疲れしない。すごいわ。



■Raison daitre

『ちょビッツ』のEDを、俺たちの花澤香菜さんが、
俺の花澤香菜さんが、

否、
俺の香菜
がカバー……

否! 


俺の香菜が俺のために、俺のためだけにカバー。


だからお前らには聴かせられない。
残念だ。
実に残念だ。

  さあもう何を書こうと思っていたか半分忘れたぞ。
  なんだっけ。
  ああそうだ。

上の『dis-』と同じ、『神のみぞ知るセカイ』のキャラクターソングアルバムvol.2収録。
自分は『ちょビッツ』はほぼ見てなかったのに、なんだかやたらと回数聴いた覚えがあった。
ラジメニアで聴いたのを録音して繰り返したのかなあ? と思ったけれども
時期的にもうラジメニアを聴いてない時期の曲だし、
動画サイトで見るにしても、まだまだYoutubeも立ち上がる前の時代の話だ。

……と思ったら、この曲のオリジナルが収録されている田中理恵さんのアルバム『24wished』を持っていた。
それで憶えてたのか。
歌詞は全然違うが曲が同じだった。トリッキー。オリジナルアルバムの方では「sweet sweet」という曲名だった。
田中理恵さんが特別好きなわけでもないので、なぜこのCDを買ったのかが不明。
恐らくは『悠久幻想曲2』のOPとか『デュアル!』とかでの歌声が気に入って、
何となく買ってしまっただけだろう。

このキャラクターソングカバーアルバム(長い)は
原作者が並々ならぬ情熱を注いで選曲と誰に歌わせるを決めておって、熱量がハンパない。

オイサンは、大体の収録曲の原曲を知っていて、
そういう時は概ね違和感がぬぐえず「やっぱり元を知ってしまってるとねー」
という感想に落ち着くことが9割9分9厘なのだけど、今回はその残り1厘に見事に滑り込んだ。

どの曲も原曲に負けず劣らず、時には凌駕して、
素晴らしく聴きごたえのあるものになっている、と、個人的には思う。

この「Raison detre」に関しては、曲のアレンジもほとんど変わってないんじゃないだろうか。

本当はこのアルバム、
1曲目収録の伊藤かな恵ver『アッセンブル・インサート』だけが目当てで買ったのだが、
毎回ほぼ全曲、通しで聴いてしまう。
そのくらい聴きごたえがあるのに聴き疲れしない。
この原作者、アホだわ。すげえ。
さすがあんなマンガ書くだけあるなあ。
オタクソムリエである。



■世界で一番素敵な人

『弱虫ペダル』の1クール目ED「風を呼べ」のカップリング。
前奏(?)の澄んだ弦楽器の音だけでとりあえずグッとくる。
こっちがEDでも良かったんじゃないか、と思う。

  
   ▲試聴もでけます。

歌詞的にびびっと来るものはないけど、メロディというか、サウンドがいいですね。
楽器の音色が良いです。演奏がお上手なんですかね。
大事だと思う。

ちなみに、現EDのラスト付近の寒咲さんは
ワキが見えそうで見えない上に、微妙におっぱいが大きくてズルイです。
健康的な大きな瞳に大きな笑顔と真っ白い歯並び、
そこにそのチラ見せないワキと微妙おっぱいで
健全さがあるからこそ「微!」な部分がえっちくさく映えてちょうずるい!
無防備に誘惑しまくりですよ。
サポートカーの中でレースそっちのけで全員にマワ……いやなんでもない!
小野田くん、もっと、もっとマワして! もっと踏んでぇ!
ペダルの話よ! ペダルの話なのよ!!
(曲の話をしろ)

気楽に聴けて、聴き疲れしなくて、聴き飽きなくて、おまけにグッとくる曲ってのは稀なことですが、
この曲はワリとその部類に入ります。

 ♪ いつだって ぼくらは 笑えるでしょう。
     それだけで今日が輝くでしょう。


まあそう簡単でない日もいっぱいありますけども。
そう言い切る人がいると「そうなのかなあ」と思えることも、まあありまさあな。
嘘かまことか、そんなこととは別に、とりあえず心に留めておきたい歌です。
「ラッパーに感謝されたら負け」が座右の銘のワタクシで、
この歌がその辺の元気出せソングと何が違うんだ、と言われたらわかんねえけど。
でもこの歌みたいな前奏のきれいさはあんまり知らない。
そんくらいだ。



■Closing



以上、主に「アニメのED曲のカップリング」という、なかなかアレな観点からの
良かった曲レビューでした。

いやあ、独断と偏見に満ち満ちた、いかにもレイシストくさいレビューでしたね。
気持ち悪い。
死ねばいいのに。

こういう曲は5年10年、平気で聴きますのでね。
こういうお歌との出会いは大事にしていきたいオイサンです。
書き物の題材としてインスピレーションを受けるのも、歌からが多いですし。
今まで書いた『ひだまりスケッチ』系のSSは、どちらもキャラソンがきっかけになってますしね。

P4051533


マそんなんで、最近音楽を聴くときは、部屋でもヘッドホンを使っているオイサンでした。
今使っているヘッドホンさん、YAMAHAのHPH200さんとは音の相性がいいみたい。
長時間になるとさすがにシンドイのだけど、ピーンとして聴けるわ。
ピアノとか弦楽器の響きを、雑な感じなく届かせてくれる気がします。
嬉しいです。


 

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コメント

最近はまったのは
Billy JoelのHonestyですかねー。

誠実ってとてもひとりぼっちな言葉だよね、
だってみんな真実を離さないから
誠実なんてほとんど聞かないけれど、
でもね、あなたに求めてしまってる。

なんか、絢辻さんっぽかったので笑

投稿: Dすけ | 2014年4月 7日 (月) 19時53分

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