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2014年1月の9件の記事

2014年1月31日 (金)

■『GJ部』SS・コタツじかけのオみかん~みかんのすじは俺のすじ・Interval~ -更新第898.1回-

はいコンバンワ、オイサンです。

そんなワケで突然始まったSSですが、
今までと題材が違うのでビックリされたかもしれませんね。
誰が誰だかわからないとか、何のことやらわからないとかでは申し訳ないので、
一応、副読本としてこんなものを貼っておきましょうかね。

▼参考動画 GJ部 第1話 クモのくだり


サムネイルの真ん中にいるのがGJ部部長の天使真央さんで、
右にいる髪の長いのが紫音さんです。
デ男がキョロくんこと京夜くんです。

▼おまけ


まあ大体の見た目とか、口調とか、なんとなくわかっていただければと思います。
その他、こまごました情報なんかはこんなところで補ってもらえるとありがたいです。

  ▼アニメGJ部 公式
   http://www.ntv.co.jp/gj/series/index.html

  ▼Wikipedia
   http://ja.wikipedia.org/wiki/GJ%E9%83%A8


全3回くらいでお届けする予定です。
マいつもの調子で。
 
ではまた。
 
 

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■『GJ部』SS・コタツじかけのオみかん~みかんのすじは俺のすじ~(1) -更新第898回-

その(1)その(2)その(3) Interval


 正月--。



 三が日も明けない静まりかえった学校の、とりわけ静かな木造
校舎のクラブ棟の隅で、天使真央は、学校にも内緒で作ったと言
われる先代の部長から譲り受けた合い鍵を、部室の扉に差し入れ
てくるりと回し、その手応えのなさに首を傾げた。

 開いている?

 折しも冬休みの真っ最中、年明けの、誰もいるはずのない状況
で、念のため鍵を逆さに回してもみたけれどそれだと扉はカチャ
ンと安い音を立てガタガタと開かなくなってしまったから、やは
り鍵は元から開いていたのだ。休み前の最後の日、確かに鍵をか
けたのは自分だ。つまり、中に、鍵を開けて侵入した何者かがい
る。先生か、校務員か。いずれにせよ、いま手の中にある有って
はならない鍵の存在と自分がここにいることが見つかったら──
と言っても現時点で部屋の中の誰かは自分の存在に気付いている
だろうが──面倒なことになるのには代わりがないだろう。真央
は頭の中で二、三簡単なプランのシミュレーションを済ませると
密かに深呼吸をし、何食わぬ顔で扉を引いた。
「やぁ、真央だったか」
「なんだ、しぃかよ」
 部屋の中にいたのは紫音で、いつものようにデスクにつき、や
はり何食わぬ顔でPCの画面に向かっていた。
「明けましておめでとう。先生かと思って一瞬肝を冷やしたよ」
「ああ、あけおめだ。って、そりゃこっちの台詞だっつーの。ち
ゃんと鍵、かけとけよ」
「すまない」
 真央はちいさな体を素早く部屋へすべりこませると、音もなく
戸を閉めた。きちんと内側から鍵もかけてから、一呼吸の間耳を
澄ませた。
 部屋はカーテンを引かれたままで、光は布地を透して差しては
くるけれど、どことはなしに澱んで塞いだ雰囲気があった。スト
ーブが焚かれ、さっきまで寒さと静けさで冴えていた頭にふっと
真綿のような眠気が芽生えてくる。暖かかった。空気は乾燥して
いて、奥の給湯スペースで湯の沸く様子も感じられなかった。そ
れはそうだ。ドレスハンガーには紫音のコートだけがかかってい
る。真央は自分もコートを脱いでそのとなりにつるすと、先ずは
抜いてあったコタツのコンセントを挿してスイッチを入れ、一思
案したあと
「こうだ!」
と、カーテンを開けてしまった。
「真央」
「どうせ誰も通りゃしないだろ」
 紫音が驚いて非難めいた声を上げたが真央は取り合わなかった。
確かに、この窓の向こうを自分たち以外の者が通るのをついぞ見
た覚えがない。紫音は頭にいろいろ、指摘や不安の言葉が未完成
のまま並ぶのを感じたが、口にするまでもないと悟ると鼻から深
い息をついた。
 窓から部屋へ、一気に広がった冬の光は、年が明けるとともに
太陽まで新調されたみたいに白く澄んでいて、化繊のカーテンに
漉されて届いていた先ほどまでの明かりとはまるで別物の鮮やか
さだった。いま日が昇ったわけでもあるまいに、コタツ、本棚、
畳に絨毯、部屋のさまざまな雑物に、それがどんな些細な起伏や
輪郭であっても細やかに陰を引き、それぞれの色を取り戻させる。
その中には当然真央も含まれていて、仁王立ちした小さな体で光
を通せんぼして笑っていた。窓が開いたわけではないのに一瞬風
が吹き抜けたように、紫音は錯覚した。それだけ強くて明るいの
に温度を感じさせない、冬の光はどこか紛い物のようで現実感が
ない。真央は、その光が部室の隅々まで白く染め抜いたのを確か
めるように眺め回して、振り向いた。
「これでよし。この方が気分いーだろ」
「こんなことをしているから、先生にも目を付けられるのだろう
けど……」
「んなもん、どーってことねーよ」
 満足げな真央は畳に上がり、四つん這いでコタツ布団に手を差
し入れ温度を確かめると、そのまま背中を丸めてコタツへすべり
こんだ。紫音は、それもそうだねと微笑んでもう一度ディスプレ
イに向き直った。
「で? 正月から一人で、なにこんなとこ来てんだよ」
「親類と兄兄ズがうるさくてね」
 真央の問いに答えて、かちり、とためらいがちな紫音のマウス
のクリック音がやけに大きく響く。
「そんで部室に潜伏ってか。侘びしいねえ」
 紫音の答えはおおかた想像の通りで、真央は丸めた小さな背中
をけたけたと揺すった。つけたばかりのコタツはまだ冷たかった
のだろう、おお侘びしい侘びしいと繰り返し笑って、ひときわ小
さく背中を丸めた。
「そういう真央は」
「似たようなモンだよ。めんどくさくなって逃げてきた」
 真央は振り向きもせず、不規則に波打つコタツ布団の表面をパ
ンパン叩いて整えて、体との間に隙間ができないようにするのに
夢中だ。紫音は、お互い煩わしい波を嫌ってここへ転がり込んで
きた者同士のシンパシーを感じて椅子を引き、それからはもう黙
りこんだ。やがて古い赤外線が放つ熱の半球がじわりとコタツ布
団の中に広がり始め、真央の冷えた手先と膝をあたため出す。部
屋にはしばらく、パソコンの細いうなりと、マウスを操る音だけ
になった。


     ★    ☆    ★


「真央」
「あー」
「コーヒーを淹れるが」
 紫音の声で真央は壁の時計を見てみたが、ここに来たのが何時
だったか覚えていないのでどのくらい時間が経ったのか分からな
かった。自分が眠っていたのか、起きていたのかも定かでない。
意識だけははっきりしていたつもりだったが、それはなんだか、
時間が止まってしまったような、とても安らいだ感覚だった。
「あー。くれー」
「承知した」
 その寝言のような調子が、いつか日光で見た有名な木彫りに似
ていておかしく、紫音は返事の端でうっかり笑ってしまった。い
つもならへそを曲げられてもおかしくないところだったが、真央
は気付いていないのか、それともそれも面倒くさいのか、もぞも
ぞとかすかに体をよじっただけだった。
 あらかじめ家で挽いてきたコーヒーの封を給湯スペースで切る
と、そこからたちまち、部屋がチョコレート香で染まる。いつの
代物か分からないコンロは、かちん、かちんと、決まって二回、
手首を強く返さないと火を点してくれなかった。部屋を使う誰も
それに不満を唱えなかったし、直そうとする者もなかった。銀の
ポットの底がほんのり赤く染まる、その口から柔らかな湿度が広
がっていくのを見守って、ぴたりと決まりきった手順でコーヒー
を落とすと、紫音はそれを持って、自分もコタツの、真央から向
かって右側の席にごそごそと潜り込んだ。
「ほら」
「んー」
 真央の反応はまだ薄い。鼻をひくひくと利かせ、目は殆ど閉じ
たまま、家具調コタツのテーブル台に紫音の置いたカップを正確
に捉えるのに時間がかかっていた。
「随分、疲れているのだな」
「まったくだよ。冗談じゃねえっつーの。あたしゃオモチャじゃ
ないっつーの。おにんぎょさんじゃないっつーのー」
 真央の家はそれなりに格式があり、彼女はそこの長女なのだか
ら、人が集まればそれなりの振る舞いを求められるということな
のだろう。ずびびびびと、自分で言ったお人形さんという形容か
らは極めて縁遠い音を立ててコーヒーをすすり、うえー、と真央
がしかめっ面で舌を出して見せたので、紫音はまた「ほら」と繰
り返して、ミルクとシュガーのポットを彼女の方へ押し出して寄
越した。その苦みでようやく頭に火が入ったのか、真央は背筋を
伸ばしてそれを引き寄せると、蓋をずらせた。
「ふふ、お人形さんか。人気者なのだな。恵くんは?」
「さあ。まだ甲斐甲斐しく、おさんどんやってんじゃないのか?

「それじゃあ恵くんに全部押しつけて逃げ出してきたのか。呆れ
たな」
「メグはいいんだよ。本当の人気者はあいつの方なんだから。あ
いつも、そういうのの相手するのが好きなんだ」
「そうかも知れないが」
「まあ、今のうちだけだよ」
 砂糖とミルク、紫音の目には入れ過ぎではないかと思えるくら
いにざらざらと加え、今度はコクリと静かに啜った真央が大きな
瞳を満足げにしばたたかせるのを見届けてながら、紫音は、今の
うちとは何がだろう、どれのことを言っているのだろうと思案を
巡らせた。その思考が追いつくより早く、
「しぃは? 昨日、一昨日はどうしてたんだよ」
と真央から話を振られてしまったが、それももう終わった話だっ
た。
「言っただろう。家にやってくる親類と、兄兄ズの相手だ」
 応えながら、体が自然と頬杖の姿勢になり、言葉にもため息が
混じる。正月、決まってやってくる親類たちのことは嫌いではな
いし、兄たちを疎ましく思う気持ちもない。さすれど、休みに入
ってこっち十日近くもそんな暮らしが続くとさすがに自分の時間
が恋しくなる。この部室での時間の過ごし方になれてしまうと、
その恋しさもひとしおなのだった。
「それだけか? そーだよなー。そうなんだよなー。何日も続く
となー」
「まあ私は、昨日は昨日で別の場所に隠れていたんだが」
「なんだよ、おま、昨日もかよ」
 人のこと言えねーじゃねーかと鋭く咎められ、紫音も気後れし
た笑みを返すしか出来なかった。確かにその通りだ。しかし、な
んだろうか。昨日、午前中のうちから家を抜け出して町をさまよ
った、その潜伏中に何かあったような。カップに口を付けて再び
部屋を見渡すと、部屋の壁面を埋める大量のマンガと小説の単行
本、整然と並んだ色とりどりの背表紙に浮かび上がる無意識の紋
様が、点描の様にヒントを描いている気がする。間の抜けた、人
のいい微笑み。
「あー。ヒマだな」
 ぱちんとフーセンガムを割るように、真央が紫音の思惟に割り
込んできた。
「ヒマって」
「分ーかってるよ」
 その静けさを求めて、ここへ流れ着いたのではなかったか。野
暮な追求をしてしまいそうになるのを、真央は先回りして抑えて
くれるから助かる。そんな矛盾を自分に許すことを、この子供み
たいな友人はときおり教えてくれるのだった。紫音にはなかなか
それが身につかない。スリープに入ったパソコンは暗く落ちた画
面にメーカーのロゴを転々と映し替えるだけだったし、ストーブ
がぐらぐらと熱で揺らいで見えるほかは、部屋は確かに冷たい空
気の中に氷づけになっているように見えた。暇。退屈。動き出さ
ない時間と、それにため息を付くことの出来る関係は貴重だった。
「真央は、昨日は?」
「昨日は昨日で、一族総出で山登りだよ」
「山? ……ああ」
 山登りとは恐らく、このあたりではそこそこ名の通った山の中
腹にある神社への参拝のことを言っているのだろう。山岳や霊場
への信仰の根強い土地だとも思えないが、手近で、ちょっとした
お出かけ気分が味わえ、いくらか神聖な行いに参加した気にさせ
てくれるからか、初詣にそこを利用する家庭も多いことは紫音の
家でも聞いたことがあった。兄兄ズのうちの誰かも、友人に誘わ
れてそこへ出かけていたはずだ。
「そう、あの……なんつったっけ、あの神社」
「ああ、うん。分かるよ。名前は思い出せないが。ネットで調べ
てみるかい?」
「いーよもう。めんどくせー」
 思い出したくもないとばかりに、真央はコタツ台に突っ伏して
見せる。彼女の柔らかい頬が家具調コタツのテーブルに押しつけ
られて形を変えるのを見て、冷たいだろう、と紫音が尋ねても、
冷たくて気持ちいーという答えが返ってくる。その姿勢のままぶ
つぶつ呟いた何事かは聞き取ることは出来ないけれど、伝わって
くる振動から「いったい何が面白いんだよもー」と言っているら
しいのが感じ取れた。
 かと思えば真央は、突然がばりと甦り、
「すげえんだぞ! あんな山のてっぺんにあんのに、正月の朝か
ら山道大渋滞だぞ! 森さんなんかあの格好で荷物持ちで! ほ
んとよくやるよ……正月くらい休ませてやれよ」
と、ひとしきりまくし立てると、今度こそエネルギーが切れたと
見え、またくたりとへたり込む。
「まあ、確かに。敬虔な信者でもあるまいに、寒い中汗をかいて
まで山に登るモチベーションがどこからくるのか、興味のあると
ころではあるね」
 神社の位置するのはいいところ山の中腹あたりのはずだったし、
山道とはいっても参道は石段に整備されているはずで、真央の言
いようではその苦行が随分水増しされて聞こえた。紫音は肯ける
ところだけ上手に拾い上げてお茶を濁すと、室内の様子に少し飽
きて、窓の外の景色に目をやった。冬らしい、澄んで濃く、斑の
ない青空が窓の四隅まで埋め尽くしている。不意に恵の無防備な
笑顔と声が脳裏によみがえり、
「シーツのお洗濯をしたら、よく乾きそうですねえ」
と、お正月からやはり甲斐甲斐しいコメントを残して消えていっ
た。パン、と恵がはたいて広げたシーツはそれこそ空色で、物干
しにかけてしまうとどこまでが空でどこまでシーツなのか境目を
失う。ばたばたと、どこかで強い風にはためくシーツの音が聞こ
えるような気がした。
「皆は、どうしているのだろうね」
「あいつらなー」
 口には出さなかったが、お互いが今ここにいない部員とその縁
者たちの顔を順繰りに思い浮かべているのは気配で分かった。直
接の部員は六人だけだが、時折ここに姿を見せる弟妹や家の者を
含めると、部屋に出入りする人間は結構な人数になる。
 そうして頭を巡らせているうちに思い出すことがあって、あ、
と紫音が髪を小さく跳ねさせたのを、真央は見逃さなかった。
「なんだ。どした」
「いや……そういえば。昨日、キョロくんに会った」
「なに。キョロにか。どこでだ。話せ話せ」
 紫音の声がかすかに緊張を帯びていたから、勢い、真央も真顔
で応じる。身を乗り出した真央の瞳があまりに爛々と輝き出して
いたので、別段大した話ではないよと前置きをしてから、紫音は
コーヒーに口をつけつけ、昨日の短いランデブーのあらましを心
でたぐった。


                         (続く)


その(1)その(2)その(3) Interval



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2014年1月25日 (土)

■DANCE WITH FOXES~よく歌う神様と眠る湖の歯ぎしり~ 北海道旅行19・阿寒編-2・1日目 -更新第897回-

はいどうも、オイサンです。

四十路目前のオッサンが好き好んでやたら寒いところへ出向き、
寒い寒いと笑顔で文句を言う企画、はじめての阿寒湖編。

今回はその、第一日目の二回目です。
大きな予定はこんな感じ↓です。

____________________________________
▼北へ。19 初めての阿寒編 おーざっぱな予定表

 1日目、1月17日(金)。羽田~釧路~阿寒湖移動。釧路で珈路詩に寄る。 <--イマココ◆
 2日目、1月18日(土)。阿寒湖滞在。雪山軽登山。
 3日目、1月19日(日)。引き続き阿寒湖滞在。大きな予定ナシ。温泉街散策。
 4日目、1月20日(月)。阿寒湖~旭川移動。バスで5時間。喫茶花みずきでお茶したい所存。
 5日目、1月21日(火)。朝から美瑛散歩。花みずきでスコーン食って帰る。

____________________________________


釧路からバスに揺られ、
若者や、長い年月をともにした夫婦たちの、
これから始まる旅に我知らず踊る心の楽しげな声を聴くうち、
日はすでに陰を斜めに長く落とすほどに傾いて、
たどりついた温泉街では、店先から漏れる山吹色の光が目立ち始めていた。

この阿寒の温泉街辺りはアイヌの木彫りの民芸品を商うお店が多く、
そのようないかにも温かみのあるランプや照明を多用しているので、
小さく身を寄せ合った町全体が暖炉で温まろうとしているような印象を与える。

  案の定、ジョシダイセーのお姉ちゃん方が、
  そのランプの明かりにワーキレーイとか瞳を輝かせててヤベエ。
  お店のオッチャン連中と男どもの思う壺でありヤベエ。
  マそうやって日本の望まれざる出生率が上がっt(以下阿寒倫理委員会により検閲ヤベエ。
  なるほどなあ、こうやればいいのか(何を学んだ)。

  それにしてもバスの中の面々は、みな一様に楽しげであった。
  旅へは楽しみに来ているのだから当たり前と言えば当たり前だが、
  ここまでキレイサッパリとした喜びの気配だけの空間がこの世にあることを、
  怒気と、湿って濁った思考だけが取り残された場所に長くいると忘れてしまう。
  旅の中では、日々の暮しにはこちらから何をしなくてもついてくるかなしみが、
  一歩歩くごとに剥がれて落ちるような感覚があった。

温泉街全体は、まあ……
目抜き通りに面してはホテル・土産物屋・飲食店が立ち並ぶ、いわゆる温泉街の様相です。
オイサンが今まで訪れたよその温泉街と比べれば、あまりガツガツしてないというか、
商売っ気がうすいというか、
店先まで出てきて客引きをするような押しつけがましさはありません。
その分ちょっと活気に乏しい印象がある。

  それらのお店に混ざって、普通にコンビニも出店してますしね。
  なんというか、何かを守ろうとか、こだわろうとか、
  盛り上げようがんばろうという気概みたいなものは強くなく、
  普通にやっていければそれでいいという力の抜け方で、
  ああ、嫌いじゃないなと思います。

時間があったら今日のうちにブラついてみようかとも思ったけど、
部屋でバタバタしていたらあっという間に陽が落ちてしまった。

送迎バスは一旦、温泉街の西端にあるホテルの「鶴雅ウイングス」まで行き、
「鄙の座」、最後にオイサンの泊まる「花ゆう香」と停車していきました。



■お宿の紹介

 ▼花ゆう香 http://www.hanayuuka.com/

予約した時は知りませんでしたが、前回も書いた鶴雅なるグループのホテルらしいです。
道東を中心に、西の方にもホテルを展開していらっしゃるご様子。
おやりになる(なにがだ)。
お値段は、予約したときの感じだと中の中くらい。
色々とお値段ナリです。

 ▼まずゴハン。

美味しかったです。満足。

朝・夕ともにバイキングで、
それだと「出てくるお料理の意外さ・きれいさに驚く」という楽しみが薄まってしまうのだけど、
たくさんのお料理の並んでいる景観はとても華やか。
選ぶ楽しみもあって良いですな。
何度も席を立たないといけないのがちょっと面倒だった。

あと、夕食のメニューに組み込まれている「鍋のバイキング」がちょっと変わり種。
出汁だけ張られた小ぶりのお鍋がテーブルに備えられていて、
お肉・野菜・魚介・タレがバイキング形式で用意されており
好きなお鍋を作って食べる、というシロモノ。
オモロイ。
着火も自分で、固形燃料の火力と時間に制限があるもんだから、
分量を考えないと生煮えになります!

ただ、バイキングだとどうしても、
「自分の想像を超えるもの」にはどうしたってならないので、そこはちょっと損していると思う。
オッサンになるとちょっとめんどくさいというか。
自分の盛り付けがしょぼいのなんかわかってますから、
写真に撮ったり、あんまりしようと思えなくなっちゃいますね。


P1183016

  『美味しんぼ』の鍋対決のとき、山岡さんが提唱した「勝手鍋」に対して
  海原雄山が贅を尽くした5つの鍋を用意して、
  「もてなすってのは客に好みの判断を委ねることじゃないだろう、
   わずらわしさを取り除いて、
   もてなされる側の目線でも一目で良い・贅沢であると分かる物を供して
   満足感を与えることだろ」
  って言ってたけど、すごくわかる気がします。
  『美味しんぼ』は色々思想的にアレだけども、このくだりだけは腑に落ちます。

        

連泊するとサービスで、2泊目はカニ、3泊目はエビが、
通常のバイキングメニューのほかにプラスされるのですけれども、
オイサン、エビもカニもそんなに有難くない人なので、
心意気は嬉しいのだけどもあんまり、という感じでした。
めんどくせえオッサンでスマン。
何種類かから選べるくらいが良いんじゃないでしょうか。
すごいいいお肉を使ったステーキだとか、
すごくいい野菜のサラダとか、
すごくいい卵のオムレツとか。

  まあ個別に出すメニューだから、
  あんまり複雑な調理が必要なものは出せないんでしょうけど。

美味しかったのは、
なんだったっけ、釧路豚の炒め物? みたいなのと、
蕗の煮びたし、
阿寒の鯉の洗い、
あたりがおいしかったです。

  たらこも美味しかったなあ。
  特別なものではないと思うのだけど。
  あと、どうでもいいけど今wikipediaでたらこを調べたら
  「赤いダイヤとも呼ばれている」
  って書いてあるけどウソつけwwww聞いたことねえわwwww
  「赤いたらこと呼ばれている」ならわかるけどwww

食事とは直接関係ないのだけれど、JALのパックで申し込むと、宿泊のオマケとして

 ・ホテル鶴雅ウイングスでの岩盤浴 無料券
 ・氷上バナナボート 無料券
 ・温泉街の美味しいパン屋さんのパン無料進呈

のどれかから、毎日一つもらえるという仕組みでして。
オイサンは初日、パンを選んだんですが……まあ、量が多くてですね。
朝昼晩と普通に食事をとってれば、独りでは到底さばききれない量のパンでした。
ちょっと多いだろうw
4人家族とかでなら、小腹が空いたときにひとり一つ食べる、くらいならわかるのですが。
オッサンにはちょっと厳しかった。
食べ物のプレゼントは難しいね。
おいそれと捨てられず、ムダにするのもすごく気が引ける。

なので、こう……なんて言うか、若干色んなところでサービスの方向性にズレがある、
そんな感じはいたしましたね。すごく努力はしていると思うんですけど。

 ▼お部屋

今回オイサンの泊めて戴いたお部屋は5階の「薔薇」。
とかって書くと、もし宿の人が見たらモロバレですね。



……。


しかし、「薔薇の間」か……。
なんか、いま思うと、その……まあいいや。
デお隣が「白い薔薇」で、その隣が「黄色い薔薇」でしたのよお姉さま。
タイが曲がっていてよ。

P1172869 P1172872


  うーむ、サービスが行き届いておる(なんのだ)。

お部屋は広くて申し分ない……んですけれども、
デスク。
デスクの真上だけ天井が低くなっていて……
デスクに置いたPCの画面を立ったまま覗き込もうとしたり、
ちょっとモノを取ろうとすると、オイサンくらいでかいとかなりの確率で天井の角に額をぶつけます!!
4回!
3日で4回やりました!
ちなみに、多分オイサンよりでかい以前の宿泊者でしょう、
壁に穴が開いて凹んでいました!!
うーん、思い出すと腹が立ってきたぞ……。
どうしようもないっちゃないけど、危険です。
皆さんご注意を。


P1203718


眺めは素晴らしかったです。
湖のド正面。ていうか、山側の部屋でない限りどこもそうなんでしょうけど、
とにかく見晴らしは良い。
部屋にコーヒーミルが置いてあるのもオイサンにはとてもうれしかった。
ロビーとかに作り置きのコーヒーがあるよりも有難いですね。
コーヒーは酸化するとアレですからね。
おかげでちょっとカフェイン過多かもしらんです。

  ちなみに三日目の晩、コーヒー4杯分落して1敗だけ飲んで寝落ちしてしまって、
  目が覚めたらコーヒーほとんど蒸発してしまってて部屋が焙煎小屋みたいな
  超アローマルームになってたのは秘密です。
  危ないよ。

ああああああと、wifiが飛んでいるにも関わらず全然つながらない。
接続候補の電波としてキャッチできたり出来なかったりして、
出来ても異様に遅い。
1Fのロビーでは確実に・速く繋がる。
上位階層の基地は6F、つまりオイサンのいっこ上の階のとなりの部屋にあるらしいので、
距離的にそう遠くはないはずなのですが……さっぱり電波きませんでしたねえ。

  やはり同様の不満を抱えたらしいご老人が、ロビーにPC持って下りてきて
  なんか作業しているのを見て「ですよね!」と独りごちたオイサンなのです。

 ▼お風呂

良かったです。
混んでいる時間帯に全然ぶつからずに済み、すごく広々と入れました。
自分入れて、五人以上になったことなかった。
サウナも良かった。

何がいいって、滾々と湧き出す温泉がダラッダラ注いでて、
湯船から溢れ放題に溢れてるのがいい。
パワフル。
その分床やらの浸食が進んでところどころ滑ってるのはご愛嬌ですが。
オイサンは音泉らしくて嫌いじゃないです。

ジャグジーとかナントカとか、
面白いお風呂、楽しいお風呂ではなくホント湯船と洗い場だけのザ・風呂場!!
でしかないんで、そういう遊びを求める人には地味すぎると思いますが。
武骨な感じで落ち着いて、私はうれしかった。
そういうワンダフル系のお風呂を楽しみたい人は、
同じグループホテルの、鶴雅ウイングスのお風呂も使わせてもらえるのでそちらでどうぞ。
ちょっと距離がありますが、フロントで行きたいと申し出ると
シャトルバス(ワゴン車)で乗っけてってもらえます。



■月の明る過ぎる夜にきしむ湖



ゴハンのあとコンビニへ買い物に出かけます。
釧路で買いそびれた『修羅の門』がないか見て回りましたが……
さすがにねえなw ローソンが2軒、セイコーマートも2軒、
あと、はずれにセブンイレブンが1軒あるようですが。
この狭い範囲に出店しすぎやろ。

そして北海道と言ったらやっぱりこれでしょ。


P1172861

あと「めんみ」ね。



……サテ、みなさん。
北海道の、夜の楽しみといえばなんでしょう……?

  「そらお前、酒・暴力・SEXや! すすきのや! 盛り場でのオトコ遊びや!」

と答えた、ちょっぴりエッチでワイルドなあなた!
ラッキーアイテムはドンペリです♪
借金と肝臓病に苦しんで死ね!!

  「夜空に浮かぶお星さま」

と答えた、ちょっぴりロマンチストのアナタ!
ラッキーアイテムは星のカタチのペンダント(ネーム入り)♪
霞だけ食って栄養失調と脚気かなんかで死ね!!

オイサンは後者なのでカッケで死にます。
北海道に来た時のオイサンの夜の楽しみ、
星です。
星を見る。
別に天体に詳しいワケじゃありませんけど、
夜空を真っ白に埋め尽くす、まさに星海とも呼ぶべきその光景は何度見たって圧倒されます。
アレだけ見に行ったって、全然元がとれる。

  ……今思ったけど、阿寒湖周りでは温泉街なのに飲み屋・盛り場はほとんど見かけなかったな。
  ちょっと不思議。スナックが一軒あったくらいか……。やはり女性客が多いのだろうか。
  閑話休題。

デ夜の9時頃……喜び勇んで宿から出、湖の畔に立ってみたのですけれども。
空は晴れているけれども、辺りが明る過ぎて見えたものじゃない。
ざっと見渡してみると、自分のホテルもさながら、
ホールが総ガラス張りになっているよそのホテルの明かりが煌々としていて、
肉眼では、細かい光まで拾える状態にありませんでした。


うぬう、野暮じゃのう……。


しかし、何やら様子が少しおかしいことに気付く。
どうやら強い光はホテルのモノだけではないらしい……
ハタと気付いて背後を見上げてみると、
まっしろい、大きな月が銀色の光を煌々と投げていらっしゃる……!!

おまえかー!!

……こらアカン。
お月さん相手では文句は言われぬ。
野暮、ともなじれぬ。
巨匠クロサワは、月をどけろだの山をどけろだの、泣く子の如くメガホンを振ったと言いますけれども、
座右の銘が「お天道サマにはかなわない」のオイサンとしては、
これはもう致し方のないことです。

 ▼「お天道サマにはかなわない」ことを実感する動画はコチラ
 http://www.youtube.com/v/wTTRa6Ah53k?autoplay=1&hd=1

しょーがないので……
このときはまだ夜の湖面に降りるのも恐ろしく、
そのまましばし湖畔に佇んでおったのですが……。

ときおり、おかしな音が聞こえることに気が付いた。
ドンッ、だか、ドサッ、だか……
電線から雪のかたまりが固い物の上に落ちたような音。

湖の方から聞こえてくる。
そう遠くなく、わりと大きくハッキリと。
最初はそれこそ、どこかから落ちた雪が立てている音だと思ったのですが……
凍った湖面にかたまりの雪を落とすような、
電線はおろか、木々の枝でさえ、湖面の上まで張り出したものはない。
対岸や、少し離れたところに林はあるけれども、音の源は明らかに、もっと近い……。

その音もさながら、
さらに加えて、ドォーン……という響きが……やはり湖の、
それも下の方から鳴ってくる。


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間違いない。
湖の、氷の下からなのか、それとも氷の内部からなのかはわからないけれども、
響いてきている。


  ドォーーン……。
  ドンッ、ドンッ。
  ドサッ。


そんな音が周期性も何もなく、1時間も水縁にたたずんでいると、聞こえてくるのでした。

何が鳴らしている音なのか……
このあと、地元の方々に機会あるごとに尋ねて回ってはみるのですけれども。
ハテサテ、果たして一体何の音だったのか……。
月の明るすぎる夜空の下、湖は、星空をオイサンに見せてはくれず、
ただ謎の音色を残して行ったのでした。

あ、ちなみにマイナス20℃近い気温の中で1時間もじっとしていると、
全身の色んなところが段々だめになってきて
人間の心を失っていくような気がしてきますので、
みなさん、いかに防寒をしっかりしていても気をつけましょう。
楽しいですけど下手すりゃ死にますんで。
マ逆を言えば、死ぬけど楽しいので、それでも良ければそれでもいいんですけど。
オイサンも、ちょっとそっちに傾いちゃったなー。

 ▼「カウンターバーでお酒を飲み、バーテンと小粋なトークで楽しむ」の実績を解除!!

そんな湖畔での立禅行から命からがら逃げ帰ったわけですが
その道すがら、バーカウンターがあるのを見つけました。
最近、声優の野中藍さんとか、なんかほかにも女性声優さんが、やたらと
ひとりでバーに行ってゆっくり過ごして帰ってくることに憧れを抱いていて、
挑戦するも、悉く失敗していたのを思い出しまして。
オイサンもそういうのやってみっぺかなあ、と思い立ち、
色気を出してトライしてみました。

丁度良いタイミングで、バーテンのお兄さんが声をかけてくれたのも手伝いまして。
まあ、うまいもんですね。
うまく声をかければ、迷ってる人間の背中を押すことにはなるものです。

「とりあえず飲めねえので超弱っちいのをこしらえて下さい」
という、お前ここをどこだと思ってる的な注文をし、それをちびちびやりながら小一時間、
お客はオイサンだけだったので、バーテンのお兄さんとしゃべってました。
この、阿寒近辺の話とか、お客の話とか、お仕事の話聞きながら。

  作ってもらったのはウーロン茶使ったカクテル。
  使ったお酒がなんだったかまでは聞きそびれた。
  さらっとしていて美味しかったです。
  ちょっと甘みもあって、言われなかったらウーロン茶じゃなくて紅茶かと思ってた。

お兄さんは、鶴雅のホテルグループの社員さんで、
バーテンとかお酒の勉強したわけでもなく、
つい3ヶ月ほどまえからバーテンやれって言われてやってるんでお酒のこと何もわからんですw
レシピのまんまwww
みたいなぶっちゃけ話を聞いたり、
北見から車で一時間半ほどかけてここまで来てるだとか。

  ちなみに、オイサンに作ってくれたウーロン茶のカクテルも
  お客さんに教えてもらったんだとか。
  でもまあ、なんだかんだ楽しそうにやってるんで良さそうでしたよ。

以前は自衛隊の空の部隊にいて、
埼玉・九州と転々とし、体がついていかないのでやめて帰ってきたとのこと。
北海道はそういう人が多い気がするな。
地元にお仕事が多くないから、入り口がそうなることが多いんだろうか。
「給料は良かったです。空はメシがあんまり良くなかったですねー。
 海はいいんですけど」

  あー、艦これのこととか聞いてみたら良かったな。知ってるかわからんけど。

なんか、『はじめの一歩』と『バキ』の話もしたな。
なんだったかよく覚えてないけど。
オイサンの本当の目的は、
この辺の、湖とか山のことについて聞いてみたかったのだけども
このおにーさんその辺はあんまり詳しくないみたいだったので、途中であきらめた。

明日の朝、湖の上をぶらっと歩いてみたかったので、
その予備知識として、勝手に歩いても良いのかとか、危ない場所とかあるのか、とか。
今し方聞いた、謎の音についてもお尋ねしてみたけど
サッパリといった感じでした。
興味なさそう。



……。



などと、そんな感じで小一時間。
子連れでやってくるお客さんや、
アルコールはダメだけど煙草が吸いたいだけでこられるお客さん(館内でここだけ喫煙OK)のために
アルコール抜きのフレーバーラテ
(カフェラテにフルーツフレーバーシロップを加えた奴)を売っていたので、
引き揚げるときに一杯注文して部屋に持って帰ったのですけど。
こっちは美味しくも何ともなかったですw
あれはだめだろw
フレーバーの選択を攻めすぎたか? マンゴーだったんだけど。


サテ、明日のゴヨテイ。
オイサンの目的は、やはり見られるものならダイアモンドダストなので、
お目覚めの目標は日の出前。
繋がらないwifiで天気予報を調べてみると……朝の気温はマイナス19℃で晴れ。
希望は持てれど、この辺りではそんなに出るものではないらしいので
大きな期待はしてません。

また、明日はガイドさんについてもらっての低登山、なんていうイベントがあります。
これまでそういうネイチャーアクティビティ的な遊びはやったことがなかったけれども、
今回はコースを検討してるときになんだかふっと目に留まり、
あ、コレやろう、と何の抵抗もなく思い申し込んでいました。
なんなんだろうな。
不安半分ですが……面白いと良いな。

そんなことを考えているうち、
先ほどのアルコールも手伝って……気がつくと眠りに落ちておりました。

  あ、ちなみにこのオッサン、
  このあともう一回夜中に星を見るために外に出たんですけど
  やっぱダメで、温泉浸かり直して寝ました。

それでは皆さん、また次回。
ダイヤモンドダストの中でお会いしましょう。
オイサンでした。



(2日目へ続く)


 

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■DANCE WITH FOXES~よく歌う神様と眠る湖の歯ぎしり~ 北海道旅行19・阿寒編-1・1日目 -更新第896回-




      夢を……      見ていました……。




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夢の中の私は阿寒湖の温泉街にいて……
あそこでお昼ゴハン食べよー、ともくろんでたお店が軒並み休みで、
ああもう早くゴハン食べないと、午後からのスノーシュー登山のガイドさんが送迎に来ちゃうよ
ええいもうあそこの店でいいや! と最後の店へ慌てて歩いていたら思い切りスッ転んで
脇腹をしこたま打ち、死ぬほど脇腹がうずく夢を……。


おはようございます、オイサンです。


四十路目前のオッサンが好き好んでやたら寒いところへ出向き、
寒い寒いと笑顔で文句を言う企画、はじめての阿寒湖編。
今回はその、第一日目の様子をお伝えしていきたいと思います。

大きな予定はこんな感じ↓です。

____________________________________
▼北へ。19 初めての阿寒編 おーざっぱな予定表

 1日目、1月17日(金)。羽田~釧路~阿寒湖移動。釧路で珈路詩に寄る。 <--イマココ◆
 2日目、1月18日(土)。阿寒湖滞在。雪山軽登山。
 3日目、1月19日(日)。引き続き阿寒湖滞在。大きな予定ナシ。温泉街散策。
 4日目、1月20日(月)。阿寒湖~旭川移動。バスで5時間。喫茶花みずきでお茶したい所存。
 5日目、1月21日(火)。朝から美瑛散歩。花みずきでスコーン食って帰る。

____________________________________

そんなわけで、1日目の主なイベントは
移動と、釧路の珈路詩でお茶することと……
そんだけ。

  北海道まで茶ぁ飲みに来たんかい!

という、皆様からのクソ温かいつっこみが聞こえてくるようですが、

  アカンのかい!!

  このくっそ寒いのにやぞ!!?

  アカンのかい!!!!

あとはもう、釧路駅近辺のそこそこ美味しそうなお店でゴハンを食べることくらいで……
ああそうそう、
駅の中にある古本屋さんにいるかわいいお嬢さんがまだおられるかも
ちょっと覗いていきたい感じですね。
お元気だといいですね。
もげた足は治りましたかね。

  北海道までドール眺めに来たんかい!

  せやからアカンのかい!!!!



■1. 羽田~釧路



朝は8時5分羽田発、9時40分釧路着の便。
最寄りから6時前発で7時過ぎ羽田着のリムジンが出てますのでそれに乗ります。
早起きです。
いつもなら1時間くらいで着いてちょっと時間をもてあますくらいなのですが、
この日は道が込んでいたのか、ほぼ定刻着で空港であまり時間がとれませんでした。
まアレですかね、平日だからかもしれませんね。


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最初間違って、南ウイングの南方面行きのロビーに入ってしまい移動に手間取る。
そして南ウイングの手荷物受付がすいていたので安心していたら、
北ウイング、北方面行きの手荷物受付超混雑。
スキー客が多いみたいです。
お前らアホかー! このクソ寒いのに北海道までスキーしに行く気かい!!

  お前等「アカンのかい!!!」

クソッリア充爆発シロ!(小声
朝ご飯は北ウイング端の二階、そば屋さんで。
アホみたいにでかいだし巻き卵定食がお気に入りです。
以前は小さなおそばがついたんですが、お味噌汁に変わっていました。


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本日の飛行機まではバス移動。
そう大きな機体ではないですがそこそこ空いてました。
マ平日ですしね。


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機内では、珍しくずっと起きてましたがコレと言ったイベントは起こらず。
鼻血でも出ればネタにもなるのに(鼻血でひとネタにする気か)。
とか書いてたら、罰が当たったのかいま鼻血が出ました(本当)。

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■2. 釧路にて 空港~お昼~珈路詩

釧路、気温はマイナス5℃。
羽田でのアナウンスではマイナス13℃とかだったのでワクワクしてましたが
さほどの寒さでもない。
フム。
しかし……雪、少なくね?

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この画づらも何度目になりますかね。こんなに来る人どのくらいいるのかな。

駅前に到着……なんじゃこりゃ。
雪が全然ねえ。こんなキレイな釧路駅前は初めてだ。
釧路と言ったら道路全面つるっつるのテッカテカにアイスバーン化してて、
下手なスケートリンクよりもよっぽど滑ることで(オイサンの中で)おなじみでしたがその面影もない。
歩道のタイルが見える釧路なんて釧路じゃねえ!(失礼
まあ歩きやすいし転ぶ心配もないのでありがたいのだが、……物足りないといえば物足りない(自分勝手)。

サテ、少し予定が前後するが、珈路詩に行く前に昼ゴハンにするか。
空港からのバスが遅れたのでちょっと時間がない。
お昼は、
洋食の「キッチンスコット」と和食「ふくわらい」で迷った挙句、和食の方へ。

 ▼ふくわらい
 http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1040693/

勝手丼で有名な和商市場のわきを抜け、
歩いて10分ほどの道のりの途中で見知らぬ公園を通り抜けた。
こんなところに公園があったのか、と驚き、
そこにSLが展示されていてまた驚く。
釧路ももう結構な回数来ているはずだが、全然知らなかった。

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着いたときには開店時間の11時を15分ほど回っていたが、
まだ支度が整っていないようだった。
もう一軒の洋食屋まではここからまた10分は歩かねばならず、
面倒なことになったかな、と店の中を窺ったところで女将さんと目が合って、通して貰えることになった。
ありがたい。
行者ニンニクと焼き肉の定食も魅力的だったがふくわらい御膳を注文。


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店のテレビでは同じ北海道でも日本海側・道央周辺の大雪が報じられており、
お店のご主人と女将さんが「こっちゃあ全然降らねえよ」と、
うれしいんだかボヤいてるんだか。
ですよねえ。
こんな冬の釧路、見たことないもの。
「これだけ降らないと、あとが怖いです」だって。
そんなもんなのか。

 ▼珈路詩にて

珈路詩さんは駅の北側、赤十字病院の道を挟んだ真向かいにある。
医者帰りのじーさまばーさまが絶え間なく出入りを繰り返すことで(個人的に)有名です。
前回来たときは、日の落ちた赤黒い闇の中、地獄のアイスバーン歩道を延々歩いたためか
めちゃめちゃ遠く感じ、今回もそれを覚悟していたが
早足で歩いて20分くらいだった。
疲労と印象とは恐ろしいものだ。


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……で、珈路詩さんであったことは、以前記したとおり。



店に入ると、マスターではないお嬢さんがカウンターに立っていた。
お客は店の親類か知り合いかという壮年の男性がひとり、
カウンターで小さなお子さんと戯れながらサンドイッチを食べているきりだった。
カウンターの中は、途中、そのお嬢さんと年のいった恰幅のいいご婦人が交代。
そこにいるのがマスターでないこと以外は何も変わらない、
落ち着いているのに和やかなたたずまいをしていた。


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小一時間ほどで珈琲を一杯と、チーズケーキ、珈琲ゼリーを一ついただき、
マスターは今日は出てこないようだと悟って、
出しなの会計終わりに、以前寄せてもらったことがあるんですよ、
去年の今頃、成人の日の連休でしたね、とお話しした。

ご婦人が驚いたように、
じゃあ、そのときはマスターおられたでしょう、
と言うので、
はい、道東の大きな地図を戴いてそのお礼を言いたかったんですけど、
と切り出したところで、亡くなったことを聞かされた。

  店の入り口に貼られた「21日は休業します」のお知らせは、
  その日がマスターの命日で、一周忌にあたるものだと分かった。

その時、そのあとの気持ちについては前回書かせてもらった通りです。
ホント、なにも特別なことではない、
たまたまぽつんと何かの拍子にマスターの大きな節目に立ち会っただけです。
ただ、そこに「立ち会うことがある」というのが、何とも言えない気分にさせてくれます。

  まあ、なんだよ。
  そもそもさ、神奈川に住んでるオイサンが北海道くんだりまできて
  立ち会うから特別な感じになっちゃうんですよね。
  「これだから旅は」みたいな感じになるけども、
  それは逆で、
  旅をする以上それは当たり前のことなんですよね。
  スポットでしか現れないのだから、出くわす出来事は全てスポットでしかない。
  連綿と続く日々の中で、毎日マスターに会っていた人と、
  ぽっとすれ違っただけのオイサンでは、その貴重さ、フラッシュな感じは特別を思わせるけど、
  ずっと寄り添い続けられる場所にいて、そういう関係にあり続けることの方が、
  ずっとずっと、ダンゼン特別だと、オイサンなんかはもうワケですよ。
  ごく当たり前のこととして。

そうしてマスターのことを教えてくれながら、
ご婦人が最後、ちょっと涙ぐんでいたのが印象的でした。
1月に亡くなって、3月から、とりあえずマスターの様には出来ないけども、
場所を開けるだけは開けようと、何とかみんなでやってるんですよ、
マスター大事にしてた場所だから。
また来て下さいね、と。

そうか、まだ1年経たないんだからそりゃそうだよな、と。

言われんでもまた来ますよ。
だからまあ無責任に言いますけど、ずっとやってて欲しいと思います。
何年に一回しか来ないオイサンでもそう思うんだから、
毎日病院帰りにやってくるジーサマバーサマは
皆そう思ってるに違いないですよ。
マそのへんのジーサマバーサマは近いうちに、来たくても来られなくなるでしょうけど。
コラッ!
でも長生きしろよ!

あ、今回もコーヒーおいしかったです。


■3. アメイジング阿寒

そんなこともあって、帰りはなんとなくボンヤリ歩いていたらバスに間に合わなくなりそうになったので
途中から気を取り直して小走りに。
バスは路線ではなく、宿の無料送迎バスです。

  太っぱらー。

ここから阿寒湖までは車で一時間半ほど、料金だと2500円くらい? かかるので、
助かるっちゃ助かります。
タクシーだったら1万5千円ですからね。距離的にはもっとかな。

  しかしそうやって無料で送迎していたりすると、
  地方の路線バスなんてのはお客をとられてどんどん苦しくなっていったりしないのかね。
  ホテル側がいくばくか支払っているのだろうか。
  路線的には自治体から補助が出ているようだけども。

どうやら、鶴雅グループなる道東を中心に展開しているホテルグループが経営してるお宿3軒分くらい、
まとめて送迎しているご様子で、普通サイズの2・2シート四列のバスがほぼ満員です。
顧客陣容は、
20代前半、たぶん大学生くらいの若者が5~6割、
50代後半~60代くらいのご老人が4割~5割でこちらはご婦人が多い感じ。
……つまり、オイサンみたいなアラフォー男性とか……ほぼ皆無!
こんなところでもオイサン超アウェイです。
瞳の中の超アウェイ。
マイノリティ人生万歳です。
マ慣れてますけど。


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とはいえ、失礼ながら……こんな時期に送迎バスが満員になるとは、全く思ってませんでした。
数人か、下手すりゃオイサンだけかと。
さすがですね、阿寒国立公園。
みんな何しに行くんだろうなあ(お前が言うのか)。
特に若者。
セックスかなあ(下劣

  氷上野外セッkいやなんでもない。


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途中、道の駅「阿寒丹頂の里」で10分ほど休憩をしただけでバスはほぼノンストップ。
NonStop恭平。

  ……。
  なんかこのときも、全く同じツイートしたような。

若者が嬉しそうに、
ヤベエヤベエ言いながら記念写真撮ってて何がそんなにヤベエのかわかりませんでしたがヤベエ。





バスはアクシデントもなく、
14時に釧路駅前を出発し15時半には阿寒湖温泉街に到着。
ヤベエ。



(1日目・その2へ続く)



 

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2014年1月19日 (日)

■DANCE WITH FOXES~よく歌う神様と眠る湖の歯ぎしり~ 北海道旅行19・阿寒編-0・序 -更新第895回-

今年は寒波がひどいらしいとテレビであまりうるさく繰り返すものだから、
なるほど分かった! それは、私に対する挑戦だな? と中指を立てて見せるしかなくなるのは、
今はもう幻となってしまった高校時代に育まれた闘志のなせるワザなのだろうか?

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ともあれ今年の北の大地は相当に冷え込んでいるらしく、
同じ寒波の端っこに、アメリカさんなんかも相当やられていると聞く。
特段アメリカさんに肩入れをする思想は持ち合わせていないけれども、
なに、
お互い本気出してドンパチをやりあった仲なので、
やっこさんがやられたとあっちゃあこっちも多少の意地を見せてやらにゃあなるまいと、
ユニクロで暖パンを、好日山荘でフリースを買い込んで、
趣味の模型を買いに行くという友人にくっついて、冬山用のレインジャケットを物色してみたりなんかもする。

寒いんだろ? 寒いんだってねえ。
そんなに寒いんじゃあ、あったかい珈琲なんかもさぞかし美味しく飲めるんだろう?
山のてっぺんでココアなんか飲んだ日にゃあ、きっとそのまま、天にも昇る気分だろう。

それともう一つ、面白い音を聴きに行こう。
楽器は太鼓だ。
ドシーン、ドシーンというらしい。
地の底から、否、湖の底から、足の裏から聞こえてくる。
「趣味じゃない」なんて言わないで、うまいコーヒーのついでと思っていこうじゃないの。

もう一度聞くけど。
寒いのか? 寒いんだな?
なるほど分かった! それは、私に対する挑戦だな?



こんばんわ、オイサンです。



私は今、阿寒湖のほとりに投宿しています。
また「このくそ寒いのに!」とか言われそうですが、
いやホンマその通り。
このくそ寒いのによーやるわ、と半分自分でも思います。

今回の旅は

 釧路 → 阿寒湖温泉 → 旭川

と移動する4泊5日の旅で、一昨日釧路に着いて阿寒湖まで移動、
昨日は結氷した阿寒湖の上をぶらついたり、
ガイドさんについてもらってのスノーシュー装備軽登山なんていう体験を堪能してまいりました。

今回の行程と目的地がこーなった理由には、
昨年の1月、摩周湖を見に訪れた帰りの飛行機が飛ばず、
足止めを食らった釧路でお邪魔した喫茶店『珈路詩(かろし)』さんを再訪したかったことと、
いつも行っている旭川の喫茶店『花みずき』さんにどーしても行きたかったことがあり、
その二つを結びつけたとき、ちょうど真ん中にある阿寒湖が
まだオイサンの都道歴の中で手つかずであったので、
そこをメインにお邪魔することに決めたのでした。

  ▼カミサマと夜空の手鏡~北海道旅行18・摩周編
   1日目 写真 
   2日目 写真 
   3日目 1  2  残りゴハン 
    
デ一昨日、釧路の珈路詩さんでコーヒーを戴いてきたのですけれども、
前回……2013年の1月15日、足止めを食らったどーしよーもないオッサンの相手をしてくれた、
小柄でにこやかなマスターにお会いすることは出来ませんでした。

お亡くなりになられたのだそーです。

同じ月の1月の21日、オイサンのお相手をして下さって一週間も経たないうちに、
詳しい原因なんかはうかがえませんでしたが、突然、ぽっくりと。

Karosi
前回訪問した時、店に入った時はつぼみだったのが出る頃には咲いていたお花。

店に入った時カウンターにおられたのは、オイサンが期待したのとは違う小柄な女性で、
ああ今日はマスターはお休みなのかな、まあしょうがねえな、くらいに思ったのですが、
お勘定をした出しなに、
いついつにコレコレな事情でお邪魔したことがあるのですよ、とお話したところ、
お亡くなりになったことを教えて戴きました。



正直、これもまた、ああ、そうなのか、と感じただけでした。



いや、ねえ。
オイサンなんかは、ホントただ一度お店にお邪魔したことのあるだけのただのお客で、
マスターの、生にも、死にも、何か関われたわけではない。
それについて何かを言うにも、
うまく悲しんだり、寂しさを覚えたりするのにも、
正直、満足な感情が芽生えるに足るだけの関係にないです。

「誤解を恐れずに」と書くのも僭越なくらい、そっけない言葉を使うなら、ホントにただの他人だった。
ただオイサンが訪れた数日後にたまたまマスターがお亡くなりになった……
否、恐らくは、正しくは
マスターがお亡くなりになる数日前に、たまたまオイサンが店に訪れた、
ただそれだけなんですね。

  飛行機が欠航になったとか、
  ささいの絡んだ偶然の要素を運命的に解釈することも出来ますけども、
  なんかそういう気にもなりません。
  ホントたまたまだなあと思うのです。
  なんか……普通だったよなあ、と思えます。
  多分他にだって、あの日飛行機が欠航したことによって
  オイサンと結ばれるはずのなかった縁を取り交わした人だっていると思います。
  珈路詩へ向かう途中にすれ違った、学校帰りの小学生とか。
  そういうすれ違いと、マスターとの出会いとお別れは、あまりかわるものではない。

その前回のお別れのときに、
マスターは、何故かその私に、一枚の、道東の大きな地図を下さったのです。
「まあ、良かったら使ってください」と。
その地図は家に帰ってからも、たまに広げて眺めてみたりしています。
道東は面白いところですので。

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「道東は、北海道の中にあっても異次元だ」と、様々な人が口にするのを、オイサンは聞いています。
その中には道東の人は言わずもがな、そうじゃない人もいます。
マスターもそう言っていた人の一人でした。
昨日ガイドをして下さった、阿寒湖ネイチャーセンターのヤスイさんも、
その様におっしゃってました。

改めて、その地図のお礼がしたかったというのも、今回の動機の一つです。
では、サテ、
その地図をもらっていなかったら今回再び珈路詩を訪れることはしなかったか?
と問われれば、それは多分そんなことはありません。

コーヒーは掛け値なしに美味しかったし、話好きなマスターのお話は面白かったし、
何よりも広くて明るくて、ゆったりとしたお店の雰囲気がとても良かったから、
コーヒー飲んでゆったりした時間をもらうために、
まあ間違いなく、次も、その次もと、釧路に来るたびに寄っていると思います。



……なんなんでしょうね?



お店を出て、駅までの道を歩きながら、
心に浮かんだなんとも言えない不思議な感情について考えていました。
本当にたまたま、
見知らぬ人の死の数日前の(とても亡くなるとは思えない元気な)姿に立ち会って、
話をし、
数日後、その人はオイサンの知らないところでお亡くなりになった。

寂しいわけではなく、悲しいわけでもない。
もう一度お会いできなくて、前のお礼を言うことが出来なくて残念だという気持ちはあれど、
それもまた、どうしてもやり切れないというほどの強い気持ちでもない。
ああ、そっか、くらいの勢いしかなく。
柔らかに張って繋がっていた糸がその張力に耐え切れなくなったように途切れ、
緊張を失って左右に小さくはねた、その端緒のゆるみのような感情。


いわゆる喜怒哀楽的な悲しさとは異なるけれども、
これはまたかなしみの一種で、
人が根源的に持っているかなしみ、生きることへのかなしみそのものに、またふれたような。
そんな気がいたしました。

うん、ただここを読まれる分には
「マそりゃそういうこともあらあな? 普通じゃん?」
としか思われないでしょうし、オイサン自信そう思うところもあるし、
自分ではない方がこういうことを書いていたらそういう風に思ったと思うのですが。

芽生え始めた縁がぽつりと音を立てて泡のように消え、
その代わり、消えたその縁は、それとは違う縁へと、途絶えたオイサンの縁の端へと導いた、
そんな瞬間を目の当たりにしたように感じます。



道東。



オイサン北の旅、通算19回目の今回は、
そんなマスターの、霧多布生まれのマスターの愛した道東の旅の第五弾、
釧路~阿寒~旭川編です。

どのくらい深く濃く書いていくかは全然未定ですけども、
ぽつぽつとお届けしていきたいと思います。

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……別に、こんな変な話ばっかじゃないんじゃよ?
ほなまたのちほど。


 

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2014年1月16日 (木)

■Kamakuran Holiday -更新第894回-

業務連絡!!
Jさん、夏休みを取れるのが今週末から来週アタマにかけてになりそうなので、
例の約束は来週末頃まで待って下さい。

以上、私信で始まるミラクル。
オイサンです。
私信か業務連絡かハッキリしろ。
オイサンです(1行ぶり二回目)。

えーっと、今回はアレです。
前回、『ペルソナ3』の舞台をいちいち関西から見に来たダメヤロウが
「鎌倉をあないせい!」とやかましいので、
オッサンがオッサンを一日連れまわす事案が発生!
みたいな、そういう話です(わかりにくい)。

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悪魔のパワーダイブ。

まずは、舞台『ペルソナ3』観劇当日、
舞台を見る前にと後に水道橋辺りをぶらぶらした時の、飲食店とかの話。

 ▼うどん 小麦
 http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13162302/

イベント前に小腹を満たすのにいただきました。
ときどき前を通って気になっていたうどん屋さん。
立ち食いかと思ったらカウンターに椅子があった。
お出しが澄んでいてとてもおいしかったです。

P1112241x P1112244x

サイドメニューの天ぷらもいい感じ。
またときどき食べよう。当たりです。

 ▼喫茶店 音叉
 http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13046832/

以前二度ほど入ったことのあるお店。
コーヒーおいしいです。
マスターはなんか常に不機嫌そうですがオイサンのことキライなんでしょうか。

 ▼串焼き はちまる
 http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13138308/

舞台終了後、白山通りをさまよった末たどり着いた。
お店のお兄さんに声をかけられたので入ってみたお店。
なかなかおいしかったです。鳥がうりものですね。

  最近、鳥を売り物にしているお店が多い気がするのは気のせいだろうか。

鳥の水炊き鍋、串焼きがとてもおいしかったです。
お酒を飲まない二人が、鍋たのんで串焼きやらなんやら結構たのんで7000円くらい。
いいところじゃないでしょうか。

P1112258x P1112270z

鳥の串焼き屋なのに、やたらとエリンギやら玉ねぎやらをたのんで
フレンズに怪訝な顔をされるなどw ええやないかw
あと焼きおにぎりがやたらガッツリと焼かれていて
お箸でまったく切れなかったのが好印象でした。
ハツおいしいよハツ。

 ▼欧風カレー ペルソナ
 http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000636/

当初、観劇前にゴハンを食べようと思っていたお店。
名前からしてねw ネタ含みで、びっくりさせてやろうと思って。
が、フレンズがお昼が遅く、まだお腹減ってないってんでここはやめた。
まだ食べたことないけども、多分おいしいだろう。
ボンディ系統の欧風カレーと思われる。



■1192296 鎌倉幕府……1192296年!??



デ翌日。

水道橋から東京経由で大船・藤沢・片瀬江ノ島。
大船へはロッカーに荷物を入れに寄っただけ。
帰り、新横浜への途中で寄ってスムーズに荷物を回収できるように。

コースは江ノ島 → 長谷(大仏) → 鶴岡八幡宮のべたべたコース。

 ▼江ノ島

天気が非常に良くてですねえ。
江ノ島に渡る橋から、雲間に顔をのぞかせる富士山が見られました。
水の上を、サーフボード的なものの上に立ってオールで移動する人をみて珍しがったり(アレなんていうんだっけ)、
爆音を立てて通過していく暴走族を見て興奮したりする。

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微妙に富士山。

江ノ島へはエスカー抜きでとことこ登り、キャンドルの上まで。
キャンドルまで上がったのは久しぶりですな。
植物園の前で店開きしてたパフォーマーをチラ見するなどありつつ。

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途中、案内のお礼にと、フレンズからあんこ入りのおやきをご馳走してもらったのですが、
半分くらい食べたところで……
上空から悪魔のパワーダイブの餌食になってしまいました……。
江ノ島のギャング、トンビさんです。
いやー……初めてやられた。
背後からすっ飛んできて、ばさっと頭に羽が当たったかと思ったら、手からおやきが消えていました。
あーびっくりした。

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水平線といくつかの人影。

このとき頭に羽がぶつかったくらいで痛いこともなんにもなかったのですが、
その様子を見て驚いていた美人さん(旦那・子持ち)が、
「今のって痛くないんですか? 手をかまれたりは?」
と聞いてきました。
おおお。
トンビさんのお蔭で美女とお話することが出来ました。やるやないか。

よし、次回は
「わざと取りやすいようにお焼きを持って歩いておびき寄せ、接近してきたところを昇竜拳で迎撃する」
という遊びをやってみようじゃないか!!
江ノ島昇竜拳コンテスト、開催!!

  ……ホントにちょっと出来るんじゃないか? コレ。
  ホンマモンの空手家とか呼んでやってもらいたい。
  江ノ島のトンビって迎撃してもつかまったりしませんよね?

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 ▼ゴハンはリバーサイド(揚水)
 http://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140403/14036704/

お昼ゴハンは知る人ぞ知る名店、『DIEGO BY THE RIVER』でゴハン……にしようと思ったんですが、
残念超満席で入れませんでした(知る人ぞ知るじゃないじゃん)。
せ、せきにんしゃをよべw!!
うーむ、油断しないで予約を入れておくんだった……。
仕方ないのでいつも行くコーヒー屋のランチにしました。
こっちも美味しかったですけど、コスパで負けますね。

 ▼長谷の大仏

江ノ電で長谷まで。
毎度の如くアホみたいに人の多い目抜き通りを、人ごみに辟易しながら歩いて大仏まで。
と、関西人の彼は人ごみがまだるっこしいのかズンズンと先へ先へ歩いて行ってしまい、
エクスカリバーのレプリカを売ってることで有名な謎ショップ・山海堂を紹介してびっくりさせようと思ってたのに
勝手に先に行って見つけられてしまったw
セッかちw

ワリと熱心に土産物を見ていて、お店の妖怪みたいなバア様に取りつかれるフレンズ。
そんなところまでRPG仕立てのサービスなのかこの店は(ちがいます)。

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はい、大仏です。
いつもの大仏さんです。
もう何回くらい見に来てるかなあ。

オイサンは大仏そのものを見るよりも、
大仏を見に来ている人たちを眺めるのがとても好きです。
多分大仏さんも、同じ気持ちでここに座ってるんだと思います。
ベタで、観光スポットとしてはそんなに面白いものでもないと思うんですけども、
来る人来る人分かりやすく、みんな何となく嬉しそうなんですね。
とりあえずこう……喧嘩してないというか。
いや、大仏、さすが大したもんだと思います。
やるやないか(僭越)。
結構好きなスポットの一つです。
天気イイと特にね。

そういう意味では、人々の顔を広く眺めまわすことの出来る鎌倉の大仏の方が、
郷里・奈良の大仏よりも好きですね。
奈良の大仏は、東大寺のカオのとこが開かない限りはうす暗い建物の中でしか見られないもんなー。

フレンズが、
「奈良の大仏の目はしっかり開いていて、いつまでも見てられるねんなー」
と言っていたのが印象的でした。
そっか、オイサンそこまで憶えてへんわ。
今度実家帰ったら見に行ってみよう。

大仏と七福神のプチレリーフが入った土産物が売られている。
「コレ、七福神が途中から七英雄になってたらおもしれえな」
などという冗談。

 ▼鶴岡八幡宮

これまたベタ中のベタ、鶴岡八幡宮。


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  ひ  と  が  お  お  い  !!

大階段の前のところで交通規制が入っていました。
まあ年始だから仕方ないですね。
上まで行こうかどうしようか考えたのですが、
残り時間もあまりなく、このあと鳩サブレも買いたいというんで境内までは断念。
階段を上らず折り返しました。

このあとは、おみやげの鳩サブレ買って新横浜まで行き、お別れ。
しかし誰がそんなに鳩を食うのか、一万円分もサブレ買ってて若干引いたw
鳩サブレの袋が身代金みたいになってんだもの。



■ディング



こうしてほぼ丸一日、鎌倉近辺で費やしたのですけれども、
いやー……鎌倉、結構時間かかるな。
水道橋を朝9時にスタートして、新横浜17時着で約8時間。
もう少し回れるかと思ったけど、メインのスポット3つが限界でしたね。

これに銭洗・建長寺あたりを足して、ちょっとお茶してという時間が欲しかった。
藤沢スタートが9時だったら、もうちょっとちがったな。
江ノ島・大仏くらいまでは混まないうちに見られたでしょう。

私と彼は小・中と同じで(彼は小学5年から越してきたのですが)、
中学の修学旅行で、鎌倉・箱根に来てるはずなんですが、
如何せん、二人ともものすごい記憶が断片的で鎌倉のどこを見て回ったかさっぱり覚えていない。
大仏も、八幡宮も、ぜんぜん見た覚えがないのです。
実際みたんだかどうなんだか……フツウどっちもはずさないと思うんだけど。

また遊びにおいで。



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2014年1月15日 (水)

■合言葉はBe Your True Mind~舞台『ペルソナ3-Weird Masquerade-』感想  -更新第893回-

ロジカルシンキングよりも、マジカルシンキングで、
世界に夢と笑顔を振りまいていきたいオイサンです。

女子じゃないと魔女っ子になれないと誰が決めたのか、
おれはあきらめない!



……とまあ、そんな馬鹿なことばかり言ってるオイサンでも
久しぶりにお芝居、舞台、演劇なんぞをを見て参ったりするのですよ。
『ペルソナ3-Weird Masquerade-』です。

昨年の末あたりに関西在住のひだまらー友達からお誘いを戴いて、
今回久しぶりに生のお舞台を観劇する運びとなりました。
いやー、どれくらいぶりだろう、生の舞台を見るのは。

  あいつです、昨春に超ひだまつりの為にやってきた、あのダメなあいつです。
  毎度ナイスなお誘い、ありがとうございます。

小屋は、水道橋の「シアターGロッソ」というステージ。
東京ドームシティ内にある、
どうやら普段は戦隊ヒーローショーなんかに使われている舞台らしいです。
ヒーローショーと聞いて、もしや屋外ステージか? と一瞬思ったんですが屋内でした。

  シアターGロッソさんでは、
  ロビースペースに後楽園ゆうえんち時代からのヒーローショーの系譜が
  パネルにして並べで貼られていてそれはちょっと圧巻でしたね。
  『ゴレンジャー』以前の分からあり、
  『サンバルカン』とかもあってちょっとすごかった。
  ずーっとやってんだなあ。
  あと、初めて入りましたけど、東京ドームシティって広いんですね。
  オシゴトで帰れなかったときに、真夜中、宿に向かう途中で
  わきを通り過ぎたりするくらいしかなかったのでそんなに広い印象をもってなかったです。



■舞台『ペルソナ3-Weird Masquerade-』感想



面白かったです! とても面白かった。
……と、いうのは「久しぶりに舞台演劇を見た」という、
新鮮さカムバックの衝撃も含めてのことなので、
純粋に「作品」として見たら、中身単体ではそれほどではなかったのかも知れないけど。

  皆さんご存知の通り、
  オイサンは大学でちょっとだけですが、演劇をたしなんでおりましたからね(知らねえよ)。
  二年ちょっとでやめてしまいましたけどね。

個人的には小劇場演劇のつもりで期待して見に行ってしまったので、
色々引っかかる部分はありましたけども、
久しぶりに、目の前で生の役者さんが飛んだり跳ねたり歌ったり踊ったりするのを見ると
ちょっと感動してしまいましたね。

これまでは演劇の、「生の人間がライブで演じる」ことについては
あまり価値を感じていなかった、というか、
「ライブ感=完成度の低さ」みたいに感じていてむしろいい印象を持っていなかったんですけども、
それが逆転してしまった感じです。

舞台の始まる前、
「あ、これから生身の役者さん本人が目の前に出てくるんだー」
と考えたらちょっとドキドキしたし、熱演中の役者さんを前にしながら
「このあと拍手したら、それがもう直に役者さんに届くんだよなあ」
と考えると、やっぱりワクワクした。
オンラインの、リアルタイムが前提ではないコミュニケーションになれてしまうと
そんな当たり前のことにもちょっとときめきがあった。

  これを機にまた何回か、お舞台を見に足を運ぶのもいいなーと思ってます。
  この勢いで何本か見たいところ。
  誰か一緒に見に行こうぜ。

デ肝心のお芝居の方ですが、先ず、キャラクターの再現度はハンパないレベルでした。
ストーリーが、
「原作の序盤をほぼまんま再現し、中盤に入ろうかというところで終わる」
というシロモノでしたので、ストーリーに沿って語られる人物像がブレることはありませんが、
立ち居振る舞いのイメージといい、声の質といい、
よくこんな似た雰囲気の人を見つけてこられたな、と感心するレベルだったと思います。

  原作のファンにも安心してオススメ!
  ちなみにオイサンは、原作のゲーム『ペルソナ3』は
  普通にクリアするにも200時間かかり、
  ラスボスに辿り着く頃には何故か全キャラレベルMAXで
  最強ペルソナのメサイアもくっついており普通にラスボス瞬殺という程度に遊びましたが、
  正直あまりお話は覚えておらず、さほど良い印象も抱いていません。

  なので今回も、友人からのお誘いがなければ、
  まず間違いなく見に来ることはなかったでしょう。
  お誘い感謝です。

いやホント、役者陣の陣容はほぼ完璧だったんじゃないでしょうか。
ボケもシリアスも、かっこいいところはかっこよく、笑いどころではスカッとコミカルに、
エロいところではエロく(主に美鶴先輩ですが)と、
その緩急たるやお見事。
100分の上演がさほど長さを感じさせずに終了。
まあお話がテーマ的に何か大きなカタルシスを得て終われる構成ではなかったので
その辺のスカッと具合はもう一つでしたが。

役どころは本当に原作の通りです。
美鶴先輩がエロスと凛とした締め役、
真田先輩がアクションと締め、時々マジボケ、
順平がクラウン、
岳羽っちと風花が悩み・葛藤の代弁者。
ほかにもヒロインの分身・ファルロス、校長先生が出てきますが、
ホント再現度に関しては100点です。

  このお芝居に関しては再現度がほぼ全てで、
  再現度さえクリアすれば人物像や物語は自ずとついてくるので、
  そこを見事に乗り越えた時点で大成功だと思います。

……デ。
上で挙げた中に出てきてない人がひとりいますね。
そう、主人公です。
女主人公、阿澄佳奈。

プロデビュー以来、初の舞台お疲れさまでした。

いやー、難しい役だと思うなんなー(突如れんちょん)。
て言うか、これは脚本があまり良くないんだと思います。
お話そのものは良いとして、主人公の扱いがあまりよくないように思いました。
ゲームの主人公像を、ほぼそのまま演劇に持ち上げてるんだもの。
主人公に人格や性格が、きちんと与えられていなくて。
「無色透明の君=周囲に対して、反応の薄い人物」
みたいに作られて、それを演じないといけないというのはちょっと強引だと思うし、
阿澄さんにやらせる意味が、ちょっとわからない。
強いて言うなら、「阿澄みさん@もったいない」。

  あれって挑戦し甲斐のある役なんだろうか……ちょっとわからないけど。

たとえば……なんですけども。
同じ女子の岳羽っちは前半から悩みを抱えていて、
中盤以降参戦する風花も同じように悩みを抱えていることが前面に命じされるキャラクターです。
そしてこの二人の悩みは、物語の終盤の同じタイミングで大きくブレイクするんですけども、
そのときに阿澄さん演じるヒロインの葛藤も同時にブレイクする。
……のだったら、はじめから別に女主人公なんてたてないで、
岳羽=阿澄 か、 風花=阿澄 でやってしまってよかったのではなかろうか?
と、思うのです。

男主人後編は見ていませんが、話のスジは同じだと聞くので、
だったら順平あたりに男主人公役の役者さんを配して、
二人の悩みが終盤で合流するような脚本にした方が、
ゲームのように一人称で楽しむものでなく三人称的に楽しむ演劇にはあうのではなかろか、
と見ている最中から考えていました。

……まあ、色々な都合や考えがあってこの形に落ち着いたのでしょうから
理由と勝算があってのことだとは思いますが。
なんか見ていて、もやっとするものをそこに感じたのは事実。

  ちなみに私を誘ってくれた友人は、演劇そのものというよりもやはり
  「舞台上で役の力を借りて暴れる阿澄佳奈」を楽しみに見に来ていたようで、
  ちょっとあすみんの暴れっぷりに関しては物足りなさを感じていたようでした。
  舞台全体が面白かったから舞台としては成功だったと思いますけど。
  あすみんを見に来る人も相当数いることが分かっているこの構成で、
  そこを満たしがたいこの布陣はいかなるものか、と思わないではないです。
  ファンサービス的な意味で。
  もっと奥深い、「舞台女優・阿澄佳奈」の今後もあってこういうことをやってもらった、
  というのであれば、見る側から敢えて言えることは何もないですけど。

まあ、お舞台ですんで、役者さんのスの姿から逆算されるものを求めて見に来るのが
そもそも正道ではないと言えばその通りですけどね。
それにしても、もっと阿澄さんの「人間らしい演技」を見られる構成でも良かった、
とは思います。
おにんぎょさん芝居が大半でしたからね。

 ▼音響と、映像と。

面白かったと言っておきながら文句ばかりになりますが、
役者さんがマイクを使っていたことも、
学生小劇場演劇ばかり見てきたオイサンにはちょっと戴けませんでした。
せっかく生舞台なんだから、肉声で勝負して欲しかったなあ。
小屋が特殊だったのかも知れないので、一概に使うなーともいえないですけど、
お舞台って生声が基本ではないの? 最近ではそうではないのかなあ。
「音響がでかいから」ってのもありますね。
けど、それなら音響はもうちょっと絞られても良かったと思います。
普通にでかかった。

それと合わせて……ふっつーに、ゲームの映像? お芝居用にチューンされてるかもしれないけど、
いずれにせよ動画を、そのまま背景に普通に使うの、あれは……いいのか。アリなのか。
てっきり、あの、オイサンのお芝居観は20年前の小劇場演劇なのでアレかもですが、
「そういう可視化出来るものも、小道具・大道具で出せるものは出して、
 それが出来ない部分は、役者の演技力と観覧者の想像力で表現するもの」
が舞台演劇だと思っていて、それを……
つまりは、
「舞台に興味がある」と言っていた阿澄さんがそういう「表現」をどう演じるのかが見られる、
それを見たいと思って見に来たワケで……
それをあっさりとゲーム画面映されてしまうと、
お、おう……せやな、
としか言いようが無くなってしまいまして、ええ。
ちょっと残念。

  なんつうかね。
  すごく真剣に、「役者・表現者 阿澄佳奈」の手並みを拝見したかったんですよ。
  オイサンは偏にそこを期待していた。
  だから、そこがちょっと見えにくかったのが、割と残念でした。
  あ、あとご結婚おめでとうございます。

  時代の流れなんですかね。
  リアルなお芝居の今を知らないので何とも言えませんが、
  出来るならお芝居の力で、そこにないものを見せて欲しかったなあと思いますが……
  観客に想像力を要求してしまうそういう古めかしい考えが、
  お芝居・観劇というものの敷居を挙げて人口を減らしているのかもしれませんしね。
  生き残っていくためには、こうしてわかりやすさを挙げていかないとだめなのかも。
  ……そうしたらそうしたで、色々失われ衰えてしまうモノも多々ありそうですが。

役者陣が、あのペルソナ出したりペルソナ同士でバトルさせたりする場面を、
演劇ならではの表現力演技力でどう見せるのか? 
ってところを楽しみに見に行ったので、そこは色々期待とは違ったんだけど。
それでも面白かったからいいかなとは思う。
でも見たい「演劇」ではなかったなー。
なんかのショウか、エンターテインメントでは確かにあったけど。
阿澄さん自身、「やってみたい・興味がある」と言っていた「舞台」は、
こういう形をしてたんだろうか。
本人じゃないとわかんないですけどね。

映像・音響機器の充実を、
「迫力がある」とプラス評価に捉えている人も多々あるとは思いますけども、
オイサンはあんまり好きじゃなかったなー。
お芝居ならではって部分が見たかった。

 ▼お芝居には体力が必要だ

あとは……阿澄さん、ほかの役者さんに比べて圧倒的に体が動いておりませんでしたよ。
ラジオとかで話しているズボラな生活ぶり、
運動や訓練のしなさっぷりがどこまで事実かわかりませんけど、
舞台やるにはもっと体力が必要だということが身にしみて分かったのではないでしょうか。
最初は衣装の関係で動きを抑えているのかなーとも思いましたけど、
たぶん違うでしょう。
センターで踊っているときもまわりに比べてキレがないし、
殺陣のときも、得物が長物だったので(薙刀?風のグレイヴみたいな武器でした)
扱いも難しそうでしたけど、振り回されてる感じで、
筋力足りてねえなー、という印象がアリアリと。

  ▼グレイブ(wikipedia)
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%96

普段のお仕事が忙しいでしょうからその合間をぬってトレーニングとかは
至難の業なんでしょう。
でもまあ、今回はそんな感じだったと思います。
ガンバレー。



……うん。



なんか文句ばっかりだけど。
面白かったんですよ。本当に。楽しめた。
でも上で書いた三つは気になった。

 ▼お芝居業界周辺のシステム

あとは、
「あー、チラシは昔と変わってないんだなあ」と、半分感心・半分疑問でした。
劇場にお芝居を見に行ったとき、
アンケートなんかと一緒にほかの公演のチラシをもらうわけです。
そういうのは、他の劇団が配らせてくださいと申し込んできてはさみこまれていくわけですが、
そういうシステムもまだ変わってないんだなー。
これだとキホン、お芝居を見る・やる世界にいる人にしか届かないので、
裾野を広げることはできないシステムなんですよね。
マほかでも色々宣伝はしているのでしょうけど、
今でもチラシを何百枚何千枚も刷って、劇場や劇団に足を運んではさみこみをやってるのかーと、
なんだか不思議な気分になりました。
結構バカにならないお金がかかるワリに、あんまり宣伝効果はないと思われる。

あと、チラシのサイズ。
A4が基本なんだけども、持ち運ぶのにも大きいし、デザインするにも散漫になりがちで、
あまり広告媒体として向いたサイズではないと思うのですよね。
特にデザイン面で、A4はうまく使わないともやっとしたデザインになりがちだと思います。
密度感もスケール感も出ない。
何故か頑なに、フォーマットはそれを守られているようでした。

  あ、あと、「ヘロヘロQカムパニー」のチラシが入っててびっくりしました。
  これは随分昔に関智一さんが出てきたての頃に旗揚げした劇団だったと思いますが。
  まだちゃんと運営してるんですね。立派だー。

あと、これはお芝居あまり関係ないけど、
シアターGロッソさん、階段の幅がまちまちでとても危ないです。
踏み外してスっ転んでる人を4回も見たので、なんとかした方がいいレベルだと思いますよ。
下りで転びやすいとか超あぶないですからね。



マそんな感じで……すみませんね、
「面白い」と書いておきながら、文句ばかり言ってる話になってしまいました。



でも、本当に楽しんで見られましたよ。
魅力ある舞台だったと思います。
なんで今『ペルソナ3』なのかなあとか、
こういう脚本(序盤~中盤の再現)になったのはどーしてなのかなあ、
という素朴な興味もありつつ。2回目・3回目があるのかね。
観劇前は、グッズやパンフレットは特に買うつもりはなかったのだけど、
見終わった後にはちょっと記念に何か一つ欲しいな、と思ってクリアファイルを買うことにした、
そのくらいは面白かったです。

文句多くって、そんな風に感じられないかも知れませんけど。
すみませんね毎度うるさいオイサンで。

ちなみに副題の
「Weird Masquerade」は、「奇妙な仮面舞踏会」くらいの意味のようですね。
Weirdには「運命の」という意味もあるのでそっちかも知れませぬ。
最初Wiredかと思った。


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DVDにもなるみたいなので、
興味のある方はそちらで見てみるのも良いかと思うオイサンでした。
次回、おまけに続く。



 

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2014年1月 6日 (月)

■武士道は首都高ですか -更新第892回-

実家に着くなり一番ビックリしたのは、
『花よりも花の如く』の12巻が出ていたコトでした。
オイサンです。

去年の10月とかに出てたのか……全然気付かなかったぜ。
そして母がしっかりそれを買っていたのにもビックリだが。




そんなワケで地獄へ舞い戻ってきたオイサンですが、
帰って来るなり自室で今年最初に見たアニメが『熱風海陸ブシロード』でした……
いやあ、感動した。

▼ブシロード!!



コレ、レギュラー放送かと思ってたんですが、年末の特番一発90分だけだったんですね……。
そしてその内容たるや、80年代後半のOVAかと思えるデキ。
画やらは勿論イマドキの画で、クオリティも崩壊してるとかはないんですけども、
まあなんというか、お話がオソマツで……。
終盤は悪役が一人で死ぬほどしゃべって全部説明してくれていました。

  『KO世紀ビースト三獣士』とか、劇場カドカワアニメ三本立てとか、
  大体そういうクオリティです。

レギュラー放送の前半1話か2話くらいをまとめて放送するのかなーと思って
そこそこの時間真面目に見てしまったんですけれども、
45分くらい過ぎたあたりで
「……なんかコレおかしいな。やべえな」
と思い始め。
そのままずるずると最後まで。
しまった……。
真面目に見てしまった……。
90分損した……。

あ、序盤のメカシーンはよかったです。

うーむ……制作中断から10年越しの、
ブシロード社長悲願の作品化だというんでそれなりに期待はしておったのですが、
残念の中でも最上級に属する残念さ残念でした。
とても期待を裏切られました。
残念だ。
見終わった後に、なんか変な笑いがヒクヒクとこみあげてきてちょっと面白かった。
今思い出しても、ちょっと笑みがこぼれてしまいますね。
あー……、すごかった。

アニメ本編が始まる前に、よせばいいのに
声優さんとかが出てきて安っぽいクイズとか紅白モジリねたで盛り上げるパートがついていて、
オイサン本編を見た後でそっちを見に行ったんですけども、
それがもう、アニメ本編を茶化してるようにしか見えてこなくて痛みもおかしみも倍増でした。
本編に自信がもてなかったんだろうなあ……。
まあ野良犬にかまれたと思って諦めますけれども。

うーん。
うーんうーん(苦悩。

やっぱりアレかなあ、
オッサンの亡霊みたいな情熱なんていうのはロクな結果を生まないのかもなあ。
なんだろう、この脱脂綿のハンマーでぶん殴られたみたいな虚脱感。
すごかったなあ。
こんなこと出来るんだな。

いや、その……あのね、
「ダメな物をいちいちダメだと言って何になんの」とか、
「キライじゃなくて好きで語れ」
みたいな言い方はあるのは分かっていますし、
別に特段この作品を貶めて、なんかこう優越感にひたるとか、そういうつもりもなくてですね、
ものすごいヤラれたから、伝えたいとか、分かち合いたいとか、そういう感情で、今この文章を書いていますよ。
お分かり頂けるでしょうか。
一種の感動なわけです。
「うわっ、なんかやられた!」
っていう……わかんないかなあ。
マイナスの興奮をしてるんですよ。
心に残った。心が震えた。だから伝えたい。

などと、まあ、まあ、
ノッケから『熱風海陸ブシロード』について熱く語ってしまいましたが。
今日は1/2以降の休みの日記なので、肩の力を抜いてお楽しみください。



……。



……イヤ、もう、ホント。
見てもらいたい。ものすごいから。
『まどか』に魂抜かれた後だからか、より一層すごかったわ。

見終わった後は「つまらないから見ない方が良い」と思ってましたけど、
今は「ものすごくつまらないから、みんなにもどうか是非見てもらいたい!」
と強く思っています。
迷惑ですか?
だからと言って、これを見た90分が有意義だったかと言われたらそんなことはなくて
「損したー!!」っていう気持ちは消えないんだけど。
そしてまた
「お前たちも同じ目に遭わせてやる!!」
っていう気持ちでおすすめしてるわけでもないです。

いい意味で、とかお為ごかしは言いません。
つまらないです!
見る価値がある、とも言いません。
損をさせたいわけでもないです、でも見てもらいたい、
この感動を分かち合いたい!
「なんだこれ、つまんねえ……っ」っていう拳をともに握りたいわけです。

多分「そんなにひどいかな」って言う人もいると思うけど。

……ね?

一回話すのやめた後でもっかい蒸し返しちゃうくらいすごいのよ。
だから、どうか、是非。
機会を見つけて皆さんも見てもらいたいと思います、
『熱風海陸ブシロード』!!

あ、でもね、
これだけは言っときますけど、
間違ってもお金をかけて見たりしないで下さい。

しかし、アレかなあ……。
株式会社ブシロードさんは、年の瀬のあの3時間を、
金の力で抑え込んで確保したのかなあ……これを流すために。



……。



……オイサンなんかはまだいいよ?
年も明けて、実家から戻ってきて程よくくたびれて、
あー明後日からオシゴトだー、っていう、テンション低めのタイミングで見たからさ。

けど、12月31日の夜7時、これから新年迎えるぜトシ越すぜ、
休みだってまだまだ残ってるぜっていう高いテンションの中で3時間、
ムダに見ちゃった人って……ちょっと救われねえなあ気の毒だなあって。
思いますよ。

こんなことなら紅白見とけば良かったとか、
友達と二年詣りに行っときゃヨカッタとか。
思っちゃうよ。
流すタイミングを、もうちょっと考えてあげて欲しかった。
みんながこう、ウッカリでも見られてしまわないタイミング……
木曜日の、昼の2時半とか。
そういう時間にしとこうよ。

あんな踏みやすいところに地雷置いちゃダメだとオイサンは思うな。

……まあその地雷を、踏め踏めって勧めてるのはオイサンなんですけど。
お前何がしたいんだw

サア、今度こそこの話題はおしまいです、忘れましょう。
日記。
日記日記。



■1/2 



毎年やってくる唯一の親類が、今年も生駒聖天に登るというのでそれにお付き合う。
登るのにはもう少し時間やパワーを要するものかと思っていたけど
案外あっさりたどり着けたので拍子抜け。

P1021666

しかし、本宮へ上がってみてビックリ、中は大渋滞でした。
すげえな。
こんなに盛り上がるもんなのか。
大して信奉もしてなかろうに、なんなのそのモチベーション。
通例・慣例・イベントごととして処理しているのかなあ。

P1021711

困ったことや良くないことがあっておすがりしようっていうならわかるけど、
何の障りもないときに、いちいち山にのぼってまで、
この小汚くて胡散臭い山神社へ煙を浴びに来ようという心が分からない。

なんかこう……かえって血迷った、おぞましい集団みたいに見えていました。
こわいんじゃよね。
京都のお寺でも書いたけど。
なんか、すごい怖いんだ。
人のえげつない部分が集約してる様な気がして。

困ってないときまでおすがりするのは、それはかなしみではなく欲であるような気がしてね。
マ普段からご奉仕してないのに困った時だけすがるのは、
それはそれでどうなのよとは思うんだけど、
初詣に来られる方々というのは、ご奉仕というよりは何かを求めてこられるわけでしょ。
ねえ。
御賽銭もお願いをするのに投げるわけですよね。大方の方々は。

あとどうでもいいけど、絵馬に、
お願いではなく「今年は××する!」っていう決意表明を書いてる人がいて、
イヤそれはそれで全然いいんだけど、
それ見た神様は
「お、おう。頑張りや」
としか言えねえなコレ、と思って見てしまった。
まあ精神的に自立してる人が書いたんでしょうね。

あー、今度絵馬書く機会があったら
「てめーをぶっつぶす」
って書いてみようかしら。バチがあたりますね。
神様をからかうもんじゃありません。
どっかにサルーインを祀ってる神社ないかね。あるかそんなもん。

晩ゴハンはしし鍋。
うめえ。
あと、そうそう。
何故か兄が注文お取り寄せしていたホールのバターケーキが
クソみたいにおいしかったです。

P1021581



■1/3



三が日の最終日。
朝ジョグ時は死んだ方がマシなくらい寒かった。
小学校からの友人と、伊賀上野までドライビン。

P1031840

「どっか行きたいトコある?」
と問われたので、そんなものすごく行きたい! というワケでもなかったのだけれども、
距離的に現実味があって、ちょっと面白そうだった場所をリクエストしてみた。

お昼は近所のラーメン屋で。
あたしゃあ、どこのラーメン屋よりもここのラーメンが好きでしてね。
帰省するたびに立ち寄っては戴いておりますよ。
昔に比べてちょっとお味が変わりましたが、それでも好きなままです。

P1031771

この日は朝から、有楽町の沿線火災のせいでJRが止まり、
その余波で東海道新幹線もがっつりストップ&遅延で大騒ぎでした。
明日の4日には関東に戻るというのに、
その影響が出なけりゃいいなあ、などと勝手なことを言いながらラーメンをすする。

ラーメン食ってから出発。
なんか知らんが、車中やたらと眠気に襲われて申し訳なかった。
そうして辿り着いた伊賀上野の町は……
思いの外、テンション高くてびっくりしました。
上野城のある公園の中には、伊賀らしく忍者屋敷なんていうモノもあり、
忍者装束をレンタルしてくれるのだけども、
それを利用して忍者に扮装している子供が案外いたこともそうだし、
なんならたまに大人もいた、ってのが。

P1031810

上野城公園は起伏・高低差に富んで楽しかったです。
眺めも良い。
帰りがけ、ちょっとだけ駅前の町をダラッと歩いておしまい。
何がどうしたってワケでもないですが、なかなか楽しい時間でした。

P1031923

帰りにお土産をもらう。
彼は以前「うめ先生の梅酒」をくれたデキる男だったので期待して開けてみると……
「うめワイン」だった。
こんなのもあったのか……。
毎度どこで仕入れてくるんだ……。

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ちなみに彼はデキる男なので、
年明け、また関東へあすみん出演の『ペルソナ3』のお舞台を見にやって来ます。
デキる男なんだからデキちゃった結婚しちゃえばいいのに。

晩ゴハンはゆき鍋。

しかしウチのご飯は相変わらず品数が多いな。
イヤ、正月に子どもが帰ってきたからだろ、とお思いかもしれませんが、
マ実際いま親の二人暮らしで普段がここまで多くはないと思いますけど、
昔っから多かったんですって。

実家に土産に買ったお饅頭は、
パンチが利いているのに甘味はサッパリしていて、ナカナカおいしかったです。
ウム、あたりだ。
釣月(ちょうげつ)だったかな。

ちなみにその饅頭を買ったお店では、
謎の「はちみつミルクとうふ」なる物も売っていました。
買わなかったけど。
果たしてアレは、お菓子だったのか豆腐だったのか……。



■ディング~ソワソワ親父とウロウロ息子




翌4日は実家を発ち、地獄へ舞い戻るだけ。
朝の短い時間にちょっとだけ町を徘徊してみましたが、
随分大人になってから出来た建物などがすでに古び始めていて、
時の流れを感じざるを得ませんでした。

  子供の頃には池だった場所が、大学に入る頃になると埋め立てられてマンションが建ち、
  その「割と最近」建ったマンションでさえ、
  敷地を囲うフェンスがもう真っ赤に錆びていて。
  ああ、もうそんなになるんかと。

実家では、
母はまあ大体いつ帰っても平常運転なんですけども、
父は帰るたびにちょっとずつ様子が変わりますな。
今回は、クルマを買い替えることが決まっていて2月末に納車されるようなのだが、
親父殿はなんかもうそれが楽しみで仕方ないらしくずっとソワソワしておられた。

男の子やなあw

散歩しててもクルマ乗ってても、似た型のクルマを見かけるたびに
「あれあれ、あんな感じのヤツ」
とひっきりなしに言ってましたね。
ちなみにTantoカスタムのターボつきの奴らしいです。
ふーん。 ← あまり興味はない

  うむん。
  最近、自分で新しいモノを買っても、そこまでのトキメキはないなあ。
  欲しいという欲はあって、使うことへの熱意もあったりするけど、
  どちらかというと、それを使うための新しい環境を整えないとならないとか
  そういう煩わしさの方が先に立つ。
  置き場所考えるとか、
  こないだのタブレットだと設定しないととか、アプリ入れるとか。
  アめんどくせえな、みたいな気持ちの方が強いですね。
  向いてないんだろうなー。
  新しいことに。
  自転車とかだったら、届いてしまえば跨るだけだからいいんだろうけど。
  マ片付けとか整備とかがありますけどね。

居間のテレビが50インチになってたり、駐車場を新しくしたり、
結構ハデにお金使ってっけど大丈夫なのかね。
マいいけどさ。
ここまで、窮々として頑張ってきたんだから、
この先は大らかに楽しんでくれればいいやと思ってますけど。

言われてからwebで評判を見て回ってみましたが、
ワリと好意的なコメントが多いですね。
いいんじゃないでしょうか。 ← やはり興味はない


マそんな感じで、またいつもの平常運転に戻るオイサンでした。
今年もフツーによろしくです。

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んでわ。


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2014年1月 2日 (木)

■年の初めの平安京エイリアン -更新第891回-

一年ぶりに降り立った郷里の駅、そのあまりの静けさに気付いて愕然とする一人の男がいた。
そう、それがオイサンです。

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新年明けましておめでとうございます。
本年もなにとぞ、『ゆび先はもう一つの心臓』をよろしくお願いいたします。


海外のニューイヤーカウントダウン映像で、アメリカ人が

「HAPPYYYYYYYY
  NEWWWWWWWW
   YEARRRRRRRRRRR
    YEARRRRRRRRRRR!!」


……と天井知らずにテンション上げてるのを見て
そこまで嬉しくないだろ……と突っ込まざるを得ない。
何がそこまでうれしいのか。

  マ別に、気分良くする分には構わないんだけどさ。
  たまにこう……何がスイッチでそうなったのか分かんないくらい
  急に怒り出す人とか機嫌悪くする人いますからね。
  ああいうのはもう、勘弁してほしいというか早い段階で病棟に隔離(以下略

さてまあ……新年ですよ。
どうよ。 ← 何がだ

昨日まで年末だったのに、今日から新年とか、突然過ぎね?
もっとこう……徐々にフェードインとか、出来ないモンですかね。

年末に向けて年末値が徐々に上がるのと同時に新年値も徐々に上がり、
新年に入ってから年末値が徐々に下がる、くらいでないと、
年末値がいきなりMAXからゼロに落ちて、
と同時にゼロだった新年値がMAXになるのはちょっと無理があるよなあと
実は毎年思っていたオイサンですが
そんな値あるの?

現在、冒頭でも書いた通り、地元に帰省してこれ以上ないくらいのんのんとやっております。
やはり生まれ育った土地というのは別格ですやね。
空気といい、お日様の光の具合といい。
やっぱり違うなあと感じてしまいます。

冒頭のお話、厳密には実家の最寄りのヒトツとなりの駅なんですけども、
ワリカシ拓けた駅前を備えた駅であるにもかかわらず、
ホームに立って見上げた広くて深い空の向こうに
何の振動も隠さないおおきなおおきな空気の塊があるのを感じ、
一人「うおおマジか、すげえな」と呟いてしまうほど。
自分が子供の頃とは比べ物にならないくらい拓けてきたなあと思っていたけども、
ナンノナンノ、微々たるものでした。
微々ッドレッド・オペレー村でした。

  マその日は直前まで、由あって京都の町をぶらぶらしてたので、
  そのギャップでそんな風に感じたのかもしれませんけど……
  町にいるとこめかみの少し上あたりに常に感じている鈍い振動の波が、
  一切感じられないことに気が付いたのでした。
  あー静かだなーと。
  辺りを走る車の量やら時間帯やら、ビルの多さ、人の多さの違いなのだと思います。
  その空間が内包している熱や振動の源の量の違いが、
  その鈍い振動のベースになっているのだと思う。

  父は、
  「それでも最近は、XX道路(比較的近くを走る自動車道)の車の量めっちゃ増えとんで」
  と言うんだけれどもそれでも、
  多分ちょっとやそっと交通量が増えたり、交通量が多い時間帯が長くなったところで、
  全体でみればそれもまた微々たるものなのでしょう。

どの町にもその町のベースノイズがありますけれども、
きっとその違いなんだろうなあ。



■平安京エイリ庵2014年版



里帰りの途中で京都に一泊したった。

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この画像の中に……マイケルジャクソンが潜んでおる……

ちょいといくつか立ち寄る用事があったので、
ゆとりをもってこなそうと思ったら、
マ一日でバタバタと必要なことだけこなしてしまうより、
余計なコトも楽しみつつ、少し京都の町を楽しんでみようかな、と。

だってほらぁー、麻呂ってぇー、お公家さん系男子でおじゃろー?

京都は自分の考え・自分の足でしっかり歩いたことがなかったので、
前々から一度、きちんと歩いてはみたかったんですよね。
地名とか、寺社なんかの観光スポットは、名前は知っていて行ったこともあるけど、
人につれられて行くばかりだったので、
どういう位置関係で存在してるのかは、正直ほとんど把握出来ておらぬ。

 ↑人の発案で行くときは自分ではもう本当になにも調べたりしないやつ

なので、年末大体休めそうだと分かった時点でお宿を見つけて
準備だけはしておいたのでした。

と言っても、がっつり見たのは清水寺くらいだけど。
清水寺の辺りって、あんなどえらい坂になっていたのね。
昔、父親に連れられて行ったことがあったんだけど全然覚えてなかった。

あとはJR京都駅 ⇔ 今出川間を、いくつかのルートでぐるっと歩いてみただけ。
京都も案外、道、ひろいなー。
そして思ったよりも街自体がすごく大きい。
バスや地下鉄を使いこなさないと回るの大変ね。
でもひとたび地下鉄とか使ってしまうと、方向感覚を失いそうで怖いわ。
ずっと地上で、「いま自分はどっちを向いてる!」っていう意識を保持していないと
ソッコー迷いそう。

あと……京都のお寺は、やっぱり「怖い」。
昔から京都には苦手意識があって、人間の雰囲気がちがうっていうのもあるのだけども、
それ以上に、街の至る所にある寺社の発するオーラが怖いんです。
なんかこう、粘っこいというか、濃い茶色と紫色の混ざった、
非常に粘性の高いねちゃあとした気配が沈殿していて、迫ってくるように感じる。
今回も駅を降り、西本願寺を目の当たりにした瞬間、逃げ出したくなりました。
単純に、ひとつの寺社が大きいとか、土地に対して占める割合が大きいとか、
そういうことなのかもしれないけど……京都、やっぱりちょっと怖い。

着いたその日はもう夕方近くだったので、
宿に入ったあとすぐに、バスで中立売近くにある友人のお店を訪ね、
帰りにぶらっと三条通の商店街を冷かしておしまい。

  3年ぶりに会う友人のお店は、
  想像してたよりもずっと小ぢんまりしていたものでしたが
  順調そうで何よりでした。
  頑張っていただきたいと思います。独立開業とか、大変なんだろうなー。
  宣伝しといたろ。

  ▼Hair Design & Aroma Healing ゆずりは
  http://www11.ocn.ne.jp/~yuzuriha/

そしたら偶然、ひだまらーの間でちょっとだけ話題の
「ミートショップ・ヒロ」に遭遇。
こんなところにあったのかー。
そしてすごい行列。
三条通り商店街の、西の端っこにありました。

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お宿には一泊して、翌朝、五条から清水寺へ向かう途中の茶碗坂に
お目当てのお店が一軒。
なんのお店だったかはもうしばらく内緒です。
清水寺までは上がるつもりはなかったのだけど、人並みにながされるまま、
ついでに見ていくかとチラ見。
舞台まではいかず。

家を出がけに見てきた『たまこまーけっと』に惹かれ、
そういえばうさぎ山商店街のモデルになった商店街も京都にあったはずだなと調べてみたところ、
出町柳の近くにあるので……清水寺からは随分あるのですが、
歩いて行ってみることに。

途中、歩き疲れて休憩に立ち寄った喫茶店で、
カレーのかかったカレーチャーハンなんてものに心を奪われて予定外の昼ゴハン。
ランチのおまけについてきたコーヒーが意外においしくてうっかり二度見してもーた。

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 ▼出町 桝方商店街

お目当ての桝方商店街に着く頃にはもう時間ギリギリで、
中をちょっと歩くくらいしか出来なんだ……。
なんか買ったり食べたり、多少売り上げにも貢献したかったんですけどね。
つーか餅屋で餅食べるべきでしょ。
でも何をする間もなく、通り抜けるだけ通り抜けて慌ててタクシーを拾い
京都駅に向かわないと電車に間に合わぬ。

マ別に次の予定が決まってるわけでもなく、あとは実家に向かうだけなんで
延ばしたって良かったんですがね。

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タクシーの運転手からは、
「奈良はリニアを引くつもりなのに泊まれる宿が少なすぎる! やる気ないのかw!」
と奈良県民を代表して文句を言われる始末。
すみませんw オイサンもそう思いますww 奈良は泊まれるとこ少な過ぎww

あとその運転手さん情報で、
「清水寺の管理母体? はどうやら奈良にあるらしい」
というお話。
Google先生にお尋ねしてみたんだけど、それっぽいことは出てこなかったなあ。
もうチョイ追いかけてみるか……。



■トシノセの過ごし方



年越しそばも食べて、何気なくチャンネルを回してみたら
ちょうど紅白で『進撃の巨人』の主題歌と、『ヴァルヴレイヴ』の主題歌を連荘で流すところだった。
ていうか、その直前の荒ぶるふなっしーが一番面白かったけど。
なにあいつw
ああいう生き物なの?

『進撃の~』は初めて聞いて、これといった感慨もなかった。
水樹奈々の歌う顔がすごく楽しそうでとても良かったです。
声量もしっかりありましたね。
ところでアレは男女ペアのユニットでしたけど、紅組と白組、どっちの陣営なんですかね。

 ▼岩男潤子さんのクリスマスライブ

そうそう、声優さんと言えば、昨年のクリスマスには、
このところ毎年恒例みたいになっている岩男潤子さんのライブに行って参りました。
場所もいつもの渋谷メインダイニング。

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ゲストに折笠愛さんが出てきたり、
客席に当たり前みたいに田中公平先生が座ってたりと、
なんか無意味に豪勢。
相変わらず、爆笑トークの合間に歌を歌うという意味の分からないライブなんでしたけども、
楽しい時間でありました。

今回印象的だったのは『おもちゃ』って曲で、
これまでのライブでも何度か聞いた曲ではあったんだけども。

▼岩男順子 おもちゃ


作詞が谷山浩子さんで、今回誘ってくれた生粋の岩男潤子erのJ氏が
「切ない歌なんですよー」
とおっしゃるんですが。
オイサン的には、聴いていて、切なさよりもむしろ、喜びの方が大きい歌に聴こえてそれが面白かった。
まあ要するに、冷たい男に尽くしてぼろぼろになってる女の人の歌なんですけども、
なんつーかね、そうされることが好きで、そうされてる自分が嬉しい女の人のようで、
客観的に見ればたしかに「ヒドいメ・報われないメに遭ってる女の人なんで気の毒だなあ」と思えるのですが、
それでも本人すごい嬉しそうなんで、ああ、なんか、いいんじゃない? と、
オイサンは思ってしまいました。
これを
「客観的にあなたは気の毒ですよ、自覚した方がいいですよ」
とご本人に言うのも、なんだか野暮な気がして。

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捨てられる捨てられない、ギリギリの線の上で、何かホンのちょっとした弾みでダメになってしまう
その当落選上のアイのカタチが、この女の人は幸せなんだな、
それこそがこの人のアイなんだろーな、と……
まあそこまで分かってて、「その何かが起こる前に手を差し伸べてあげない」オイサンは世間的には冷たいのか、
あるいは優しいのか……それも見方次第なんだと思いますけど。

そんなことを考えたクリスマスの晩でした。

あのお店、せっかくなんだからもうちょっと食べ物と飲み物にバリエーションがあるといいのにね。
もったいない。

そうそう、ライブの前にはパパさんも一緒に、
これまた恒例のカラオケでワイノワイノやってきました。
パパさんが序盤で歌った「じこはおこるさ」が全部持ってった感じでした。
くそうw
あと『お江戸はカーニバル!』も良かったですね。

▼じこはおこるさ


▼お江戸はカーニバル



まあそんなんで……家ではお雑煮を食べ、おせちをつつき、
親父殿の散歩や買い物につきあって、とはんなりまったり、
のんのんしておる次第でございます。

あーそうそう。
昨日も親父どのの縄張り巡回散歩に付き合ってきたんですが如何せん道を見失い、
通りがかりの、犬を散歩中のご老人に道を教えて戴いたのですがそのあとの一幕。

  親  父 「今の人、警察の人やったな」
  オイサン 「え? あ、そうやった?」
  親  父 「うん。かぶってた帽子にそう書いてあった」
  オイサン 「……。えー、あー、そう」

父よ、確かに書いてあったけども。
N.Y.P.D(ニューヨーク市警)って書いてあったぞ。
あれは……さすがにただのファッションだろう。

などという。
なんだか落語みたいなお正月。

マ皆さんも、休める方はのんびりとお過ごし下さいませなのん。
オイサンでした。

今年もよろしく。




 

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