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2013年2月 9日 (土)

■やさしさの航跡~ジェントル号便乗記・一 八王子攻城録 -更新第841回-

オイサンです。

時間は随分巻き戻りますが、
昨年末の12月も半ばのことでございます。
八王子の道の駅と城跡に遊びに行ってきました。

R0055286x
落葉の五線譜


「……オッサン、なんでマタそんな何もなさそうなところに」
と、呆れておいででしょうが。
ほんとにねえ。
どうしてこう、身近に「何にもない好き」がいたり。
するんでしょうか。
人生って不思議です。
ラストミステリー。

何もないところ、
何かがなくなっていくところが好きなお仲間のフォロワーさんから、
土曜の夜だかに、

  「先日買い換えたばかりの車の慣らし運転がてら、
   プチ遠出をしたいので、明日ドライブなんかどうです?」


と、遠回しなプロポーズを戴いたので二つ返事で了承。

そんなワケで今回の『ドライブ A GoGo』、
本日のお客様は、
銚子攻略の際に生死をともにした暁の四紳士の一人にして
超二次元ビークル「ジェントル号」のオーナー、teraji800さんです。
今日は頭を短く刈り込んで、EXILEに加入した達磨大師みたいになってました。
じゃっかん有り難い感じ。



■待ち合わせと目的地と。



最寄り路線の駅前の、コンビニに朝6時台集合という
若いんだかジジイなんだか分からない仕様。
マでも、ゴルフなさる方々なんか朝の4時5時から出発なさるというから
かわいいモンですね。
あれは大変そうだ。
オイサンも、昨年尾瀬に登ったときは3時に待ち合わせだったしな。
大人の遊びは大変。

新たに生まれ変わったジェントル号(TOYOTAのカルディナ→MAZDAアクセラ)に
軽くご挨拶をして、本日の行程打ち合わせ。

  テラ「相模湖まで行ってソバ食って帰ってくるか、
     それとも、八王子に東京都唯一の道の駅があるので
     そこへ行ってソバ食って帰ってくるか……」

  オイ「あ、ソバは食うんですね?」

なんでも、車を新しくしたのを機に、以前からやりたいと思っていた
「目的を持った小さな遠出を繰り返すようなこと」を始めたいとお考えらしく。
その目的として、道の駅めぐりを思い立ったのだとか。
あー、気持ちは分かる。
おんなじ無闇に外出するのでも、
とりあえずの目的があれば行き先に迷わないで済みますし、
ヤッチマッタ感も減りますから。

  ちなみに今回も、毎度おなじみちひろパパさんにもお誘いが飛んでいたのですが、
  お誘いのメールが届くより先に寝落ちてしまっていたがために今回は欠席です。
  残念。早寝にもほどがある。

   「早起きしても早寝はNoNoNo!」

  と、日本で一番有名な女性ギタリストもあれほど歌っていたというのに。
  みなさん、早寝には気をつけましょう。
  ガチでカシマシ Never Ending オッサン's Talk。

▼日本一有名な女性ギタリストの動画


  「まあ、ちひろさんが起き出してきた時点で、
   合流出来るようなら考えてみましょう」

というアバウト方針で、行き先は道の駅八王子に定めて出発。
どうでもいいけどTwitterってすごいよな。
「あ、起きてきた」ってかなりリアルタイムに分かるって。

今回の目的地、八王子。
なんかね、ものすごい僻地らしいです。
東京のハズレ。椎名へきち。
GoogleMapで調べたterajiさんのお話では、
そこから先は道が舗装されてないとかなんとか……。

鄙びたり、寂れたりしたものが大好きなオッサン二人が今、
社会の荒波に背を向け旅立ちます。

ネオジェントル号、発・進!!
どっちを向いても宇宙!



■八王子物語



……で、道の駅、八王子。
早く着き過ぎた……どっこも開いてねえorz。

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しかし「そこから先は道が舗装されてない」という都市伝説はあくまで伝説だったようで、
ワリカシ大きく立派な道が続く場所でした。
車通りは多い。

しかし、コレがまた追えば逃げる蜃気楼のような道の駅でして、
さしもの我ら銚子四紳士(のうちの二人)、
そして超二次元ビークル・スーパージェントル号の似非科学力をもってしてもナカナカ、
近付くことさえ容易ではありませんでした。

  テラ 「あーれー? どっから入れば良かったんだ???」
  オイ 「ダミーじゃないっすかアレ。見えてるだけで入れないとか」
  テラ 「なにその結界みたいなやつw?
       で、この角をコッチに曲がって走っていくと……
       そのうちあっち方向に向けて曲がれる道が……見えて……」

  オイ 「……来なぁい、みたいなw」
  テラ 「あれーww」

クッ、我々を足止めするための策か!
中二病でも道の駅で休憩したい!

……まあ辿り着いたところで、
この時はまだ店屋も何にも開いてなくて周りをウロウロしただけなんだけど。
仕方なく、周辺の観光地図を眺めて今後の作戦を立てる二次元戦士たち。

  テラ 「……この、八王子城跡っての行ってみましょうか」

ふむ。
まずは周辺の砦を落として背後の安全を確保し、
最後に本丸の道の駅に攻め込むという策か。
悪くない。
さすが四紳士中随一の作戦立案能力を持つteraji800。
容赦なく恐ろしい子!

  思えば、銚子攻略戦の際も彼の策が面白いほどハマって、
  とんとん拍子にコトが運んだのであったな。
  毎度お世話になります。
  でも集合は早過ぎたね。

そんな訳で、トイレと飲み物の補給を終えた我々は
一路八王子城址へと向かっ
 
 
 


  _人人人人人人_
  > 突然の渋滞 <
   ̄YYYYYY ̄

 
 
 
 
殺伐とした八王子に、颯爽と長蛇の車列が!!



……って言うとまあ、大げさなんですけど。
若干モりましたサーセン。
高尾山に向かう道があるからでしょうかね。
にょろにょろと続く八王子城址への途中、突然ぷち渋滞に巻き込まれて爆笑する車内。
箸が転んでも楽しいお年頃、それがアラフォー。

道は徐々に細く深く、
見慣れたような大きく走りやすい道を逸れ、民家と坂と、木々の景色の中へ。
なんて言うか……昔の田舎の風景。

あー、懐かしい感じ。
実家の近くの、里山の中の住宅街とかこんな感じだったわ。
うねうね続く山あいに敷かれた道沿いの、
斜面のねもとにぽつぽつ建てられた家。
芝生のはげたむき出しの土の地面に、鼠色のブロック塀、好き放題に伸びる雑木林……
というか、ここでは彼らの方が主で、
人間はその隙間に間借りする立場であるような。

マそこまで人の手が及んでいないわけではないんだけど。

ドライバーさんはなんかもう、
この雰囲気も道のうねりも嬉しくて仕方ないご様子。
ヒャッハー状態でぐいんぐいんいかれてます。

  テラジ 「うおー、来たなあ!
       ……しかし、いいですかオイサン?
       こんな何もないトコ来ちゃって。
       私はすっかりテンション上がって来ちゃいましたけど!」


あーもー全ッ然ご心配なく。
オイサンもこういうの大好きです。
私の場合は車でなく、アシでうろつくことが多いですが、
一人で迷い込む先は、大概ココと似たような場所です。
そっか、クルマ乗りっていうのはこういうのが嬉しいのかー。

  まあタイプがあるんだろうけど。
  まっすぐなのをかっ飛ばすのが好きな人とか。



……。



そーなんですよねー。
人のいない方、いない方。
音のしない方、しない方。
星のまたたきまで、チラチラと音になって響いてきそうな場所にこそ心惹かれる
二人のアラフォーです。

そうして辿り着いた先は……
テラジさん曰く、「静けさのランクが一段上」の場所。

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駐車場でジェントル号を降り、自分が立ち止まると、
耳に届く音のみならず、肌に感じる空気の振動が、ひたりと失せてなくなる場所。

  そうなのよねー。
  町なかにいると、耳ではさほどやかましいと感じていなくても、
  何かしらのベースノイズが、必ず小さな振動となって肌の上を滑っている。
  冷蔵庫とか、HDDとか。
  外にいても、自動車の音や喧噪は言わずもがな、
  遠くから響いてくる、小さく様々な唸り重なった波動が、常に振動を伝えてくる。

  ……と、いうことにも、
  こういう「ほぼ無音の場所」にやってきて初めて気が付くのです。
  ああ、普段自分たちはいかほどノイズに慣らされて暮らしているのかと。
  シンと静まる感じは、耳ではなく、全身にやってくる。
  その揺らぎのなさは帰って居心地を悪く感じさせる。

そんな場所に、アラフォー二人。
意外と登山ゲな訪問者も多く、我々の倍ほどもお年を召した一団もあとからあとからやってきます。

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山全体が城址になっているようで、本丸まで登るとちょっとした登山になるご様子。
片道90分程度? ワリと本格的じゃん。
本日はさすがにそこまでお付き合い出来ないので、
近場で見所っぽいところを園内マップでアタリをつけて進軍開始。

  こんなときにも、軍師・テラジさんの作戦立案能力は高速回転です。
  攻めるべきポイントを見極め、ここ、ここ、ここ!
  と決めていきます。すごい。

こんな攻城兵器まで用意されておりご自由にお使い下さい!!
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無料ボランティアの方も、お願いすれば付いて説明してくれるようです。
なにその至れり尽くせり感。

  テラ「案内ボランティア、我々もお願いすれば良かったですかねえ?」
  オイ「いや、我々の場合、途中で飽きても
     『あの、もうこの辺でいいんで、そろそろ……』
     って言い出せないんで、いいでしょう」

  テラ「そうかもww」

お城とか、歴史的由来とかにはとんと疎い二人。

しかしまあ、静けさもさながら……寒い。
気温が、町よりも、さっきの道の駅よりも一段低い。
山だからなのだろうけども、あからさまな空気の冷たさが……
潤いを失って久しいオッサンの肌を蝕みます。

案内図によると滝があるというので、とりあえずそこを見て帰りましょう。
まあチョロチョロっとしたものでしょうけど。

  水が落ちてりゃなんでも滝なんだろうけど、
  こういうところも「滝!」とかうたって期待を持たせて失望させるより、
  若干自虐気味に
  「大したこと無いです! ほんとに大したこと無いので期待しないで!」
  くらいの書きぶりにしておいた方がネタになるのにね。

滝は……案の定のド迫力でした。
迫力に圧倒されて撮りそびれたので、写真はない。
代わりに、夏に南木曾で見た滝を貼っておきます。

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ちなみに、本物の八王子城址の方の滝は、
見た目こそ高槻やよいちゃんのおしっこみたいなもんですが
(とか言うと観光客が殺到しそうだな)、
案内にはこんな恐ろしい由来が書かれていました。

  ▼御主殿の滝 (「御主殿の滝」の項参照)
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%8E%8B%E5%AD%90%E5%9F%8E

(((((゚Д゚;)))))シャレンナッテネエヨ
実際、結構な心霊スポッツらしいです。オーコワ。

  ちなみに北条氏といえば、
  鎌倉のハズレにある北条氏滅亡の地と言われる東勝寺跡、
  「北条高時腹切りやぐら」はなんかもう本当に恐ろしいので、
  興味のある方はオモシロ半分で行って祟り殺されてみるのをオススメします。
  あそこだきゃあ……ホントもう、怖えのなんの。
  オイサンは、一回行ってみましたがもうダメです。
  二度と行きたくありません。
  怖い。
  ホント怖い。
  いや、マジ怖いんで。

とりあえず一回りして静けさもたんのーし、
時間もいい頃合いになったので再度、道の駅へ向かうことに。
早起きさんだったせいかお腹もいい具合に空いてきました。



■道の駅・八王子滝川ふたたび



サテサテ道の駅まで戻ってきま……し……た…………よ?
……。
なんか駐車場が、入り口で渋滞してる……。

驚いたことに、道の駅大繁盛です。
満車、どころか通常の駐車スペースに空きがなく、
正規の枠線の惹いていないエリアに誘導されました。
いいのかしら。

我々が城を攻めている間にどんな世界線の移動が起こったのか知りませんが、
ざっと見渡した感じ、オトナの中では自分らが一番トシ下、
くらいの分布で古強者が結集しております。
なんだよ大人気じゃん、道の駅。

どこからともなくモロコシを焼く醤油の香ばしい香り。
車を降りた瞬間からオイサンはモロコシの虜になり、
terajiさんの目はソフトクリームを狩る生粋のハンターの目に変わっています。
しかし、昔の人は良い言葉を残して下さいました。
腹が減っては戦は出来ぬ。
まずは腹ごしらえをしようじゃないか、という根本的にいろいろ間違った方向で
今後の方針が決定されるアラフォー二人会議です。

  いいんだよ、トシも四十に近付くと細かいことなんかイロイロどうだって良くなんだよ。
  そんな理屈より、短い老い先をどう楽しく過ごすか、
  直観が一番大事なんだよ。

そんなことで、入り口に掲げてある、
フードコーナーのメニューに釘付けになります。

ふむ、味噌フェア開催中……。
味噌つけ麺、白味噌野菜ラーメン、つけ汁うどん、野菜カレー……
いずれも八王子近辺で育てた家畜や野菜をふんだんに使った地のものだとか……。

  オイ「terajiさん……」
  テラ「ですなあ……」
  オイ「この、蕎麦の推されてなさっぷりは……」
  テラ「もういいんじゃないですか? 蕎麦じゃなくて」
  オイ「で す よ ね」

だって……ほかに比べて、お蕎麦系はメニューの
ほんの隅っこにちょろっと書かれてるだけなんだもの……。
オイサンの目には味噌野菜ラーメンか野菜カレー、
あとは野菜つけ汁うどんしか映っていません。
terajiさんはカレーにも惹かれているようですが、
こころはすっかりつけ麺のトリコのご様子。

  オイ「どうでしょう、ここは一つ、二人それぞれに一品ずつ頼んで、
     カレーを半分こする、という線では」

  テラ「それでいきましょう」

という作戦で一時は合意をみたのですが、
いざ店に入ってみるとフードコーナーの入り口に

 ▼もう一品どうぞ!
  ・タマネギ・たまごかけごはん
  ・ミニカレー


などという増援のお知らせが!! ひ、ひきょうな!!
緊急作戦会議だ!

  テラ「ここは二手に分かれましょう。私はタマネギたまごかけごはんを!」
  オイ「(あっくそっ先にとられた)分かりました、では私はミニカレーを!」

マさすがに実際はこんな会話ではありませんが。
何を申し上げたいかというと、
「サイドメニューも充実した立派なフードコーナーですよ」
ということです(まわりくどい)。

  「お野菜バー」なるサービスもありまして、
  入る前は地の野菜を買って帰れるいわゆる即売所的なものだと思っていたのですが、
  フツーにフードコーナーに備え付けられたサラダバーでした。
  失敗した、こっちを頼めば良かった。
  オーダーする直前まで、
  「地の野菜の天ぷら盛り合わせ」を頼むかどうか迷っていたのは私です。
  天ぷらは、かぼちゃとサツマイモのが大好きです。
  あとレンコンね、蓮根。

で結局出てきたものは……ア美味しいわコレ。
お野菜も、スープも、なんていうか、パンチがきき過ぎていない。

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あのー、有名店とか、おいしいお店のラーメンとかって
正直「パンチ効かせすぎ」だと思うんですよ。
辛い! とか、 脂! とか、塩! とか。
やさしくない。
ここのはちょっとユルめで、ほっこりするお味でした。
なんていうのかねえ、フードコート特有の、ちょっと気の抜けた、やさしいお味。

  ちなみに、この道の駅八王子、
  中はフードコートとおみやげコーナーにわかれており、
  工芸品的なアイテムやお菓子に加え、
  地のお野菜なんかも豊富に取りそろえております。
  ははあ、オモテの大渋滞はこの辺のお野菜なんかが目当てか。

  ほかにもこの日は、小田原の方から鈴廣さんが
  蒲鉾やら干物やらを売りに来ておられたのでその辺も関係合ったのかも知れません。
  マお正月も近いでしたしね。



■夕焼け小やけふれあいの里



サテ腹ごしらえも出来てお土産も物色し、人心地。
こっからどうしましょうか? と再びの作戦タイムに入ります。
少しは考えとけよw<俺ら

駐車場に立ててあった、縮尺も超ざっくりな感じの周辺広域地図を眺めつつ、
「あんまり遠くは無理ですよねえ」
「ここじゃあ近すぎますよねえ」
「じゃあ手近なところで取り敢えずこの、
 『夕焼け小やけふれあいの里』にでも向かってみますか」
という流れに。
また何というか……実に派手さのない選択です。
星乃さん大喜びです。
そりゃサックs(ry

デその次の目的地、『夕焼け小やけふれあいの里』も、
八王子城趾に至る道のりほどではないにせよ
なかなかにひなびたワインディングロードを駆け上がった先にありました。

うーむ。
ここ、一体、何を希求されて作られた施設なんだろう。

駐車場と、休憩所と、ちょっとした遊具のある公園と、あとは山。
近所に住んでいたら、ちょっと散歩がてら遊んでこようか、
と思うことはあるかも知れませんが、
観光地図に載せてまで、遠方からくる場所でもない様な気がする。
マいいけど。
人はまばらです。

  あとで調べてみたところ、奥までいけば結構な広さがあるみたい。
  キャンプ用のファイアピットもあるみたい。

  ▼夕やけ小やけふれあいの里 [ 八王子市 ] 
   http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kanko/003121.html

  ある一定ラインから奥は有料だったので、
  「そこまでイイですよねー」とケチったのがまずかったか。
  ツマンナイところで現実的なのもアラフォーの特徴です。
  100円200円をケチったあとで、10万円くらいのムダづかいをします。
  まあそんなに時間があったワケでもないですが。

じゃあちょっと上の方まで上ってみますかー、と
里山を巻く小砂利の坂道をエッチラオッチラのぼります。
めくるめく落ち葉のレッドカーペット。
満点大笑いです。
傾斜は結構スパルタン
ふくらはぎを引き締める効果があります。
使用者の感想です。

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ほど良い高さから見下ろすひなびた町並みをひとしきりタンノーし、
次はいよいよ、さらなる高みを目指します。
意識高いアラフォーやからな俺ら。
神社があるっぽい。

R0055329

てっぺんの神社には、何故かこの施設の名前の由来にもなっていると思われる、
「夕焼け」の歌碑がありました。
どういう関係なんだろう?

   ♪ 十五で姉やは嫁にゆき お里のたよりもたえ果てた……

……姉やさん、どうなっちゃったんだろう……
な、なんかこうふんしてきた。←最低

マそんなことで、
お金を払わないと行けるところもあまり多くない「夕焼け小やけふれあいの里」さんなので、
すぐに行動範囲が限定されてしまいポツネンと休憩所に佇む二人のアラフォー。

  着いてすぐ、ちょっと奥まった方にも行けそうだとふんで
  山道の方を伺ってみたらいきなり錠前つきフェンスに阻まれてしまい、
  で、でた~! すぐに行き止まり奴~!!
  と二人で悶絶したのも今ではイイ思い出です。
  テラジさん愉快な人。

どういう話の流れだったのか忘れましたけど、
ここでベンチに腰掛けて効いた、テラジさんの若き日のお話が興味深かった。
キーワードは、

  ・ゲーセンでバイト
  ・義理堅いロシア人
  ・タイヤとチロルチョコと腕時計


面白いけど、ちょっと怖くて、ちょっと切ない物語。。
相変わらずの名調子でございます。紙芝居かなんかにすればいいのにw
寄ってらっしゃい見てらっしゃい。

  話を聴きながらちょっとだけ、
  「昔ユーゲーとかに載ってた、ゾルゲ市蔵の青春期マンガみたいだなあ」
  と思ったのはナイショですったらナイショです。

オイサンの地元、奈良も田舎は田舎だったけど、比較的閉鎖的でのどかだったからなー。
京都は文化的に閉鎖的だといわれるけど、
気持ち的により開かれていない、開く気のなさにおいては
実は奈良の方が上かもしれぬ。

ベンチから対面のみやげもの屋を眺め、
二人して銚子のタワーでおせんべいを売っていたお嬢さんを思い出します。
ああいうモン売って暮らしてえなあ、と。
オイサンも摩周湖の展望台レストハウスとかで働けたらいいなあと思うわw

徐々に日も傾き、老体(オオゲサ)に冬と山の寒さが沁み入って参ります。
さあ、そろそろ帰りましょうか。
このままココに留まっていたのではジジイになってしまう。
マ町に帰ったってジジイにはなるけど。



■車中のふたり



車内は色々、
オタクっぽい話題からオッサンの哀愁に満ちたなんでもないような話題まで
とろとろと流れて参ります。

昨年秋頃? だったか、テラジさんが
謎のレア自販機を求めて北関東を探訪された時のお話も、実に興味深かった。

  テラ「ハンバーガーの自販機なんすよ」
  オイ「ああ、ありますね」

  テラ「別にね、食っても、特に『ウマい!』とも、懐かしいとも思うんじゃなくて
     ああ、こんなだったこんなだった、って思うだけなんですけど」

  オイ「はいはい。私はアレです、スイミングスクールにくっついてたフードコートの、
     アメリカンドッグがそういう記憶ですね」


  テラ「それも、もう日本に一台とかしか残ってない奴で」

  オイ「よく動いてますね」

  テラ「機械もともかく、これをメンテしてるのが94歳のじいさんなんですよ」

  オイ「きゅうじゅうよん??!?

  テラ「中身も、その爺さんがパンやら肉やら補充してる」

  オイ「それは……爺さん、別に自販機おかなくても
     自分の店で売ったって一緒なんじゃ……」

  テラ「そーなんすよ!」
  オイ「ですよね」

  テラ「でも、人もそんなに多いところじゃなし、
     一日大体どのくらい売れるか分かるから、毎日そうやって
     材料を補充するのが生き甲斐みたいになってんじゃないのかなあ……」

  オイ「ああ……なんか面白いけど切ない話ですねえ」

他にも、どっかのお弁当の自販機の話とか。
「大体人が買いに来る時間に合わせて作りたてを入れておくのでいつも暖かい」
とか……それこそ自販機のイミなさそうだけど、
結局買う方は同じものが帰るし、
売る方は店にいなくてイイっていうメリットあるし
(なんか農家の方? が兼業してるお店で、とかってお話だったか、
 違ったかも知れないけど)、
っていうんで成り立ってるみたいな話だったと思う。

おそばの自販機の、中身の機構の力ワザの話とかね。

……そう、そういうものの中身や仕組みって、
何かを最適化したり効率化してるのかとオイサンなんかは勝手に思ってしまうけど、
案外「人間がやってることを、力ワザで忠実に再現してる」だけのことが多くて
「え、それでいいの? いや目的は達成してるけど」
と思ってしまうことが多々ある。

  以前、Googleのデータセンターが冷却電力を削減するためにどうしたか、
  って話を読んで驚いたんだが、

  温度が極力上がらないようにしたい → 夜のが涼しい → ずっと夜だといい
   →世界中に転々とデータセンターを建て、自転に合わせて
    「今、夜にいる」データセンターを順繰りに稼働させる


  っていうんだから力ワザにもほどがある。
  アタマのイイ人ってのはホント分からん。
  さすが「富士山を動かすにはどうしたらいい」って入社試験を出す会社だ。
  ……あれはアップルだっけ? まイイやどっちも一緒だ(ちがいます)。

むうん……自販機道、奥が深いZE……。
そんなオクルマの中は、大体StylipsかCralisが流れてました。
あとは『中二恋』。

  テラ「CDの買い方ですか? ジャケットが可愛いのを買います!(キリッ」

おお、男らしい。
そうなんだよなあ……可愛い二次元絵にはもう、見境がない。
だもんで、秋葉とか歩くと結構大変なワケですよ、オイサンなんかは。
かわいいモンだらけでしょ? あそこ。
あっちでキュンキュン、こっちでキュンキュンして、
行って帰ってくるまでに、100回くらい恋に落ちます。
イヤまじで。
案外アキバ慣れしてませんから。
ところでテラジさんは、二次元と三次元だとどっちに軸足あります?

  テラ「あ全っ然二次元っすよ」

で す よ ね ー 。
私はねえ……ホント十割二次元なんですけど、
あの、分かるんですよ? フツーの方々が、その、三次元の女性に惹かれる気持ちも。
そりゃそうでしょう、ありますよ。
オイサンには無いけど。
けどねえ、その……あの、いるじゃないですか。
二次元絵のかわいさ、良さがわからない人。
「目が大きい、気持ち悪い」
っていう……あれがね、わからないんだ。
なんでわからないの? わかるだろ? ばかじゃないの?

  テラ「それはひどいwww決め付けですよ」

いやー……そうなんだけどねえ。
アレの良さを分からない気持ちが、自分になぜ分からないのか、それもわからない。
何故かそこだけわからない。

アちなみにこの日、車内で色々聴かせてもらったおかげで
後日『Choose me ダーリン』は買いました。
Clarisも、これまではほぼ『Irony』しか聴いていなかったけど
なんか他のも聴いてみようかな、という気になった。



■遠き山に日は落ちて



そんなこんなで、
ひと気のない場所をめぐり、うまいものを食べ、
かわいいものについて語り合った十時間あまり。

まあ……なんですね。
なんだろう。
男って、中学生の頃とあんまり変わんないもんだな。
女の子もそうなのかも知れないけど。

  男と女で出かけちゃうとなかなかそういう話の展開にはならないのかも知れんけど、
  そういう話も聞いてみたいですね。

クルマがあったり、
お酒があったり、
タバコがあったりはするけれど、
それが昔は新しいチャリンコだったり、
ファンタだったり、
ゲームウォッチだったりしただけで。

R0055342

馬力が上がり、
より遠く、より高くへたどり着けるようになったことと引き替えに、
何かやらかしてしまった時に自分や、周囲に与えるダメージがでかくなっただけで……
ペダルを踏ませる動機となる衝動の在り処とその形や色模様なんかは、
あの頃からそう変わってないんだなー、と。
里山の、大きな影に飲み込まれながら感じた一日でありました。

  もっと大きな動機や視点を手に入れる人も、
  世の中にはいるのかもしれないけれど。
  それはまた、ミシシッピーを下り、大きな海に出たときに気付くことなんでしょう。

マそんな感じで、楽しい休日。
運転お疲れさまでした、
またお声掛けいただければひじょーに有り難く思います。

  ……とか言ってるウチに、第二回も既にあったんですけどね。
  それはまた、次のお話。

オイサンでした。


▼だれよりも遠くへ



 

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