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2013年1月12日 (土)

■カミサマと夜空の手鏡~北海道旅行18・摩周編 -更新第834回-

~2012年1月某日・0430AM・自室~

絢  辻摩周湖に行くわよ

オイサン「……」
絢  辻「……」
オイサン「……」

絢  辻「なによ」
オイサン「……どうしたの? 急に」
絢  辻「どうもこうもないわよ。行くと言ったら行くの」

オイサン「ああ、うん……。いつ?」
絢  辻「今」

オイサン「…………」
絢  辻「だから何よ」
オイサン「ホントにどうしたの?
     あたま腐っちゃった? ながいこと僕と一緒にいたから」

絢  辻「(ぶちン)」
オイサン「(あっすごい音)」

絢  辻「……はいコレ」
オイサン「え、何?」
絢  辻「航空券。釧路行き」
オイサン「えっなにそれこわい」
絢  辻「ホテルはここよ(バサリ)。その地図の、●のついたとこ」
オイサン「手回し良いねえ」
絢  辻「あたしが言いだしっぺなんだから、
     そのくらい手配出来てないわけないでしょう」

オイサン「そりゃあそうだけど……」

絢  辻「はい、じゃあ……いってらっしゃい。5時半の羽田行きのバスよ。
     もうあんまり時間ないわよ」


オイサン「ぼ  く  だ  け  !!?!」


きーー……ン





(……10時間後……)





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オイサン「うーん。来てしまった」

 
 
 
 
 
……とまあそんなコトがあったので、絢辻さんの意図はイマイチわかりませんが
私は今、北海道は道東の弟子屈(てしかが)、摩周湖にほど近い町に逗留しています。
なかなか寒いです。
マ「行け」と言ってくれるモンはもったいないので来ましたけど。
わしゃ鉄人か。(絢辻「あたしは正太郎少年か」)
ハテサテ……どんな趣向が待っているのやら。





……というのはまあもちろんウソ、というか
全てウソとも言えませんが、とりあえず摩周湖近くにいるのは本当です。
寒いのも本当。

まあ、この年明けの3連休は北海道にいるのが大体常になっているオイサンなので、
今年もそれに倣っての感じではあります。
でも去年とその前は違うかな。

場所は、絢辻さんの指定通り、5年ぶり三度目の摩周湖です。
目的は……特にありません。
久しぶりに摩周子さんにお会いしたくなったというのと、
昨年末、折からの北海道を襲う寒波とやけに冷え込む本州での毎日を過ごすにつけ、
「ど―せ寒い思いするんなら、徹底的にいきたい」
という思いが募り、
そしてそのついでにダイヤモンドダストが見られるかも知れない、
という思いも手伝ってのこと。

  イミが分からない? まあそうでしょうな。気にするな。
  このオッサンはそんな感じなんだ。

期間は三日間
とりあえずダラダラと行きます。



■1日目



▼羽田へのバス
4時半に起きるつもりが起きたら5時。
やべえ。
近隣の駅から出る羽田行きリムジンバスが5時半発なので超やべえ。
もう一本あとのバスでも間に合うけどとりあえず急ぐ。
急げ。

音速で家を出てどうにかセーフ。バス中は爆睡!
いつも通り、何事もなければ予定時間より30分は早く着くだろうと思っていたら、
案の定、7時5分着の筈が6時半に着いた。
すばらしい。

寝入りばなにはpillowsの曲を聴いてたはずなのに、羽田到着のアナウンスを聴いた時には
寝起きにポテトチップスに変わってた。
なんでじゃ。


▼羽田(セガのことではない)
チェックイン、荷物預けをさっさと完了し、
座席がイマイチ面白くなかったので、カウンターでアップグレード出来ないか聞いてみた。
結果はOK。
+1000円払って、クラスJの最前・窓側をゲットする。
おおお、これエエ席やないの。テンション上がってきた。

朝食は、いつもの地下のフードコートでなく
ウロウロして(ウロウロすんな)偶然見つけたそば屋で戴く。
だし巻き卵定食880円也。

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マお安くはないが、空港の中じゃどこもそれなりのお値段するので良しとする。
だし巻きが思いの外でかく、セットの一口そばもなかなかで満足。
どうしたどうした俺。
なかなか出足が快調ですよ?
死ぬ?
死んじゃうコース?


▼搭乗~機内
保安検査場をやりすごし(やりすごすな)、
搭乗ロビーにて儀式の如く飛行機さんのお写真を撮っていたら、
天気がいい、富士山が見えよる。

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搭乗ゲートへ移動するまで気付かなかったけど、
この日は珍しくバス移動からの登場だった。機材へのバス移動は久しぶりだ。
過去に何度かはあったけど。

離陸後、空の上が超いい天気&航路にも恵まれて、
ディズニーランドをほぼ真上からスコンと見下ろすことが出来た。
精巧なジオラマかミニチュアみたいで圧巻。
釧路へは確かにそんなに回数も行っていないから、
こういう航路を飛んだことが多分そんなにない。
こんな風に見えるのかー。

富士山、空港からも見えていたんだけど……
繰り返しになるけどこの日は本当にもう天気が良く、機内からもガンガンによく見えた。
くそう、なんで写真撮れないんだ。
アナログ銀塩なら使ってもいいのかな?  ← 電子機器使用禁止期間中

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富士山が見え、その手前に箱根の山々が並び、
その更に奥には、……あれは信州長野の当たりの山々なんだろうねえ、
無数の峰が連なっているのがよく見えた。
ここまで遠くまで見渡せることは珍しいなあ。
オイサンは多分、ここまでのは初めてだ。
いやあ……いい席もらえたなあ。
言ってみるもんだね。
これはアナタ、幸先いいか、死ぬかどっちかですよ。
九割方死ぬ。

機内アナウンス。
「釧路の気温はマイナス14℃」って寒いなオイ。
釧路・弟子屈へはダイヤモンドダストが見たくて行くわけですが、
昨日の予報では、今朝の釧路、気温はー21℃の好天。
ダイヤモンドダストが見られるかも、って予報に書いてあるくらいで
「一日ずらせ!!」
と心で叫んでおりました。
明日も、寒くていい天気だといいなあ。


▼釧路空港~JR釧路駅
サテ何事もなく到着。ナニゴトかあっちゃ困る。
寒さあふれるいい天気。
タラップだっけ、あそこを通過するときに既に寒い。
いいぞお、期待通り。
けど、思っていたより窓の外に雪は多くない。
マ釧路はそもそも、そんなに雪深い土地ではないけども。

着陸時、お見送り・お出迎えのテラスに人がたくさん並んでいて、
有名人でも乗ってるのか? 俺が有名なのか? と思ったけれども(思うな)、
荷物の出てくる回転テーブル横で待っていたとき、隣に立ってたご夫婦の会話でその理由が判明した。

  「あの機体、今月一杯で引退なんだって」
  「ああそれで」

何のことはない、
オイサンの乗っていた機体が今月一杯で運行を終了する物だったらしい。
なるへそ。

  ▼JAL・MD-90、引退へのカウントダウン [ SKE48とエアバスA380超絶推し男のblog ]   http://blog.livedoor.jp/ske380_800/archives/19900966.html


  飛行機写真撮りマニアの間ではそういうのがあるんだそうですよ。
  パパさんが言ってたw
  皆さん大変熱心で結構なことです。

行きの座席アップグレード作戦があまりに功を奏し過ぎたので、
到着するなり帰りについても打診してみたが、
オイサンの券はパック旅行の券だったので当日じゃないとだめなんだとさ。
残念。

空港から釧路駅まではシャトルバスで。
以前、タクシーを使ったこともあったけどやっぱ高いのよね。
その時は色気出した運ちゃんの口車に乗ってしまい、
予定になかった湿原展望台(釧路湿原の西の端)を回ってから市外まで行ったら無駄に高くついた。
当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
北海道は広い。

バス、満席。珍しいな。
座るとこなかったんだけど、
荷物をイスに置いてたおっちゃんが荷物をよけてくれた。感謝です。
そんなん当たり前じゃん、と言われそうだけど、
それをやってくれたのはそのおっちゃんだけだったし、
大体ねえ、やっぱ一人で座る気分の完成したところへ
突然隣に人が! ってなると、気持ち的にはどうしたってめんどくさいしね。
気持ちはワカル。責める気は起こらん。

空港~JR釧路駅までは50分程度です。
こちらも何事のイベントもナシ。


▼JR釧路駅
バスの駅到着が10時50分頃、摩周行きの汽車(ディーゼルです)発は11時36分。
あまり時間はないが、軽くおなかに何か入れたい所存。
駅ナカのうどんやさん?で塩野菜うどんを戴く。
……なんかラーメンみたいなお出しでちょっと残念だけど
うどんはおいしかった。
タンメンの麺をうどんにした感じ。
でも、うどんはやっぱり鰹だしだよねえ。

そして、駅の古本……屋、なのかな。
新刊も扱ってるみたいだけど。ここも、初めて訪れた2006年、7年前からあるが、
都会のブックオフでは見つけられないような、
鈍く光る謎のお宝が眠っているような、そんな気がいたしますよ。
帰りに時間があったらゆっくり見よう。

  ……釧路、ゲームの中古屋ないのかなー(←好き者)。
  発掘してえ。

一瞬すれ違った前髪ぱっつんのお嬢さんが、ほとんど黒猫でとても可愛かったです。

……心なしか……駅の中が明るく軽やかになったようにお見受けする。
前来たときはもう……寂れゆく地方都市の空気そのままで、
待合所にオシゴトない系の年老いた独り者の御仁がひしめき合っていたりして、
遊びでふらふらやって来ていた余所者のオイサンは、
生きることの大変さを感じ取り
なんだか申し訳ない気分にひたってしまったりしたのだけれども。
今回、そんなことなかったなー。
施設が変わったりした様子はなかったんだけど。

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▼列車・釧路~摩周
11時36分発の普通ワンマンディーゼルで、釧路からいざ、弟子屈・摩周へ。
1時間20分くらい。
一両編成なんだけど、乗客はいないなー。
がらがら。
里帰りっぽい若いお兄ちゃんお姉ちゃん、あとは日常使いのご老人、通学の学生さん。
そんな感じ。
オイサンみたいな旅行者然としたのはみあたらない。
車両も、そこかしこ塗装がはげ、もう一体何年走ってるんだろうという代物。
リクライニングも、座面を前に滑らせるとそれに連動して背もたれも倒れるという旧式。

  車両の真ん中あたりの座席だけ、何故か四人対面のボックスになっていて、
  しかもセンターにテーブルがある謎仕様。
  イヤ以前にも見たことはあるけど、コレ、設計者はどういうホスピタリティをねらって
  こうしたんだろう。

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これといったイベントもなく、列車は定刻通り摩周駅へ。
摩周湖へは2008年の1月以来5年ぶり3回目、
摩周駅へは、2006年のやっぱり1月以来、7年ぶり2回目。
もう7年にもなるのかー。
そんな気全然せんわ。
スゲエ最近の感じ。



■摩周駅~宿~摩周湖



▼JR摩周駅
7年前に来た時は、冬の時期でも摩周駅から摩周湖第一展望台まで
1日4便バスが出ていたものだけど、
どうも近年は利用者の少ない時期にはバスは走らせていないらしい……トホホ。
マイノリティには生き辛いご時世じゃよ。
まさか、不景気がこんなところでマイノリティを圧迫させてくるとは。
効率よく、快適に生きようとするなら、出来るだけたくさんの人間の歩く方向と速度に合わせなさいよ、
と言われているようだ。

  マ事実、そうなんだろうけどさ。
  結局はスケールメリットが底を支えるんだろうね。
  「戦後、国民の価値観がほぼそろっていた」みたいなことの理由に、なんだか妙に合点がいく。
  貧乏だから、足並みを揃えて色んなことのコストを浮かせるしかなかったんだろう。

まあ、タクシー使うっきゃないなー。
明日は晴れてたら歩いてみようかな、とも思ってたんだけど、どーかな。
10km前後のハズだから、雪道を考慮に入れても2時間半もあれば着けると思うんだが。
2時間半の寒気に耐えられるかということと、
あとは、飽きるどうかだなー。

R0056319 R0056325

……という様な内容を、観光案内所の金髪のお婆ちゃんと話す。
案内所の中には、バアちゃんの退屈しのぎのために捉えられたと思われる、
オイサンんよりも数段若いバックパックのにーちゃんが座らされていました……どうしたんだろうアレ。

駅舎を出てみて思いだす、そうそう、ここは駅に足湯があるんだった。
明日にでもさっと浸かりに来ようかね。


▼お宿
地図も持たずにしばし町中を迷い歩いた挙句、どうにかお宿に到着。

  ちなみにお宿も、7年前に泊まったのと同じところです。
  特段良かったというワケでもないのだけれど……
  ていうか、どんな宿だったか憶えていない。

むむ、町のかたちの記憶も7年前のデータなので今一つ怪しいわ。
思ったよりも宿が駅から離れていた。
最初は、
「方角がこっちで合っていたか」「こんなに遠くまで歩いたか」
と不安になっていたが、町を流れる釧路川を渡る橋を越えるとき、ああ確かにこの橋は渡った、
帰る時、宿を出て荷物を負いながら確かに渡ったこの橋を、しかと思いだした。
そういう一瞬一瞬のことは何気なく憶えているモンだ。

宿にひとまず荷物を預け……
この日の予定にはなかったんだけど、
天気があまりに良いのでもう摩周湖までいってしまおう、と決断。
旅先で性急になるのはよくないけども、天気のいいのは逃せませんからね。
明日がどうなるか分からない。

  一軒、気になるお店があるのでその場所を確かめようと
  町をウロウロしながら駅まで向かってみたが、とうとう発見出来なかった。
  どうも実は川湯温泉駅に存在するっぽいのだけれど、
  食べログで検索すると、摩周駅の役場近くに存在するように表示される。
  これはいったい。


▼摩周湖
駅前でタクシーを捕まえて、摩周湖へ向かう。
しかし……俺も飽きないもんだな……。
乗ったタクシーの運転手さんは、弟子屈で生まれ育って50年らしい。
今年は寒い目で雪も多いのだそう。
昔はマイナス30℃、35℃は当たり前だったらしく、
その頃に比べればぜんぜんましだけど、それでもここ数年ではかなり寒いらしいです。
ちなみに、摩周の市街あたりは、大体摩周湖の湖底と同じくらいの標高なのだそうな。

ちなみにその運ちゃん、落ち着いた地味なしゃべりが高校ンときの物理の教師に似ていた(知らんわ)。



■摩周湖



車を降りて、駐車場から階段をほんの数段のぼるまで、
……いやあ、ときめく。

ここにたどり着くまでは割と醒めた気分でいるのに、ここに着いた途端、どきどきし始める。
それは以前訪れた二回でも同じ。
不思議なことだ。
離れて暮らす、連絡もとれない想い人に久し振りに会うような、そんな気分なんだねえ。

  ……恋人なんかいたことねえけどな!!
  お、お前等にわかりやすいように書いてやっただけなんだからねっ!
  感謝しなさい!?(CV:釘)

いや、まあ、でも。
茶化すトコでもないんじゃよ。
なんかもうオイサン、ホントにそんな気分なんだから。
階段上がる一歩一歩が、もうねえ。
高鳴る。

そんで階段を上がった辺りから少しずつ湖の様子が見え始めて、展望台に立ったところで、
一気にわあっと視界がひらけるわけです。
そうなるとすごいもんで、一目で全部、そこがどんな場所なのか分かる。
この不思議な湖を抱く風景は……陳腐だけど、一幅の絵画を見るような。

展望台の良い位置に立つと、
目のちょうど端から端までピッタリと湖が埋めてくれて、
その真ん中に知床の山々が浮かんで、
摩周岳の、熊か、猫か、毛深い獣みたいなシルエットが画面の端にゴロリと横たわって。

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湖のいびつな輪郭や、斜面から無数に突き出た、白と焦げ茶のダケカンバの怪しさも相俟って、
本当にいくら眺めていても退屈しない。
どこを見てもいいし、どこも見なくてもいい。
心をぐっと捉えながら、それでもすごく放っておいてくれる景色。




  「アラ? いらっしゃい、また来たの? まあ、好きになさいな」




……なんか、そんな感じ。
すみません。

  理由は分からないんだけど、その白と黒と深い青を眺めてると
  「ああ、これは絢辻さんだ」
  と、ぽんと自然に浮かんできた。
  まあ、勝手な印象とイメージだけど。
  絢辻さんは、こんなひと気のないところで
  取り澄ました顔をしてはいないと思うんですけどね。

  どちらかというと、封神演義の竜吉公主さまが、この湖のイメージに一番近い、
  そんなことを考えるオイサンです。湖の萌え擬人化。


    


本当にねえ。
じーーーーーー……っと、眺めてても全然飽きがこないんだけど、
如何せん、寒い。

  ここで一つ、失敗したことに気付く。
  冬の北海道では必須の、耳当て付きの帽子をホテルに置いてきてしまった。
  体の方は、多少寒いのは問題にならないけど
  ゆび先や耳などの末端部分は音速で持って行かれる。
  仕方がないので、レストハウスの売店で見つけた、謎の耳だけあったかアイテムを購入。
  315円也……しかしこれがなかなかのスグレモノ。
  帽子よりかさばらないし、肝心の耳はちゃんと温かいしで、
  おお、これは出物かも。

その後、レストハウスを出たり入ったりを繰り返し、
時折いもだんごを食べたり、かぼちゃ餡ドーナツを食べたりしながら約1時間半、
摩周湖さんとの再会を懐かしむ。

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いやあ。
ホントに五年ぶりなんだねえ。
そんな気全然しないねえ。

……人にはそれぞれ、見合ったサイズの景色ってのがあるような気がオイサンしておりまして、
ま自分に見合うのがこの冬の摩周湖……というと、それはちょっと上等すぎて僭越だとは思いますけど、
このサイズ……
見渡さなくとも、ちょうど自分の視界の幅に収まり、
それでも、あちらに集中すればこちらが行き届かなくなる絶妙な広さといい、
遠くまで見渡せるわけでもない、比較的近い範囲に行き止まる深さといい。
高さにしても百数十メートル程度にとどまり、
白、黒、青、あとは茶色と種類はけっして多くなく、
けれどもその少ない色をじっと見つめれば気付く程度のささやかなグラデーションで彩る
色彩といい。

一生かけて、自分の足で歩き回って、色々見切れそうな、そんなサイズ。
どこまで行っても手が届く、意識の、ちょうどひと抱え分くらいの景色。

  至仏山から見下ろした尾瀬が原も近い趣をもっていましたが、
  オイサンにはそこは広すぎた。
  摩周湖は、ぎりぎり全ての面倒をみられそうな、そういう手頃な広さを感じます。
  イヤ実際、全部の面倒見るとか、そういう話じゃないですよ?

あの、本当にねえ。
皆さん、ぜひ一度は見にいらして下さい。
夏場は霧が出て見られずじまいで終わってしまうことも多々あるので、
出来れば、冬。

日本であって日本でない、
ほかのどこでもない、誰の物でもない、
ああ、そう、この世界が誰の物でもない、
人間のものではないことを実感できる景色がありますので。

どこかへの入り口であって、何かの生まれ出ずる場所なのではないかと。
人の意識が吸い込まれて、星の光になって生まれてくるのではないかと、
そんな風に見える場所です。
どうか、どうか……。

そんな様々なことを、今年も感じながら一時間半ほどの短い逢瀬を終え、
後ろ髪をひかれる想いで摩周湖を後にするのでした。

だってさあ、考えてもみなさいよ。
5年ぶりに会う彼女と、一時間チョイでお別れですよ。
寂しいじゃないの。
……まあ、明日もまた来るんだけどさ。

しばしのわかれ。



■Closing



このあとは特に何もありません。
お宿にもどり、お風呂を浸かって、ゴハンを食べておやすみなさい。

このお宿はねw
お風呂もゴハンもねw
特筆することのないお宿ですので。
ええ。
イマドキ、自販機が観光地価格ですから。
それをことさらあげつらう気はありませんけど。
好きで選んだんだもの。

ゴハンがお部屋で、お膳で戴けるのがありがたいところですね。

そんな感じで一日目は無事終了。
明日は、早朝のダイヤモンドダスト探しのお散歩からスタートです。
はれるといいけどねー。



オイサンでした。



 

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