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2012年12月の5件の記事

2012年12月31日 (月)

■百円玉の旅鴉~play back 2.0.1.2~ -更新第831回-

宗教上の理由で、神も仏も信じません。
オイサンです。

サテ、2012年もいよいよ大詰め。
皆さん、本年もどエラいお世話になりました。
来年も、どうぞこの『ゆび先はもう一つの心臓』を宜しくお願い申し上げます。
どうかどうか、変わらぬご愛顧のほど。




マそんなことで、月並みに今年一年を振り返るお話にしたいと思うんですが。




今年、2012年は……
お出かけばかりしていた様な気がするなあ。
それと合わせて、人と会ってばかりいた。
そんな一年。
ちょっと考えられんなー、今年の人との会いっぷりなんて言うのは。

  あ、そうは言っても後半戦に入ってから……だいたい6月以降になってからですけどね。
  5月、6月辺りまではもうオシゴトオシゴトで、
  色々困ったことにもなったので色々申し訳なくもあったのですけど。
  マその辺の話はしたって面白くもなんともないのでしませんが。
  だからまあ、2012年の話と言っても2012年6月あたりからの話、みたいな話です。

三十何年の間……とは言わないまでも、
少なくとも、大学に入ってからこっちオイサンの十数年は
人と過ごした休日なんて数えるほどだったんだけど。
ホントだよ。
ここんトコはなんか長い休みになるともうほとんど毎日のように
誰かしらと、短い時間とは言え、会っているっていうのがね……。

  モチロン悪いことではない、寧ろ良いことなのだろうけども、
  長いあいだ一人でいることを拠り所として過ごしてきた自分としては
  一抹の不安を覚えまくるのです。

一人でいること(「孤独」とはまた違うと思うのだけど)が基本としてあるので、
誰かといる時間が増えてもそれは一人でいる時間を代替したり補ったりすることは出来ず、
どうしてもそれとは別に一人でいる時間が必要で、
何かを考え、形にするには、トータルでこれまでの倍の時間が必要になってしまう。
とはいえ時間は増えないから……イキオイ、一人でいるときにやっていたことが削られるわけでね。
誰かといることで、一人の時に出来ていたことが出来なくなっていたりは……するので。
これでいいのかなあ、などと思うこともしばしばなのです。

一緒にいる誰かから受け取るものはモチロンあるし、
それは決して薄くも軽くもないのだけれども、
如何せんやはりそういう「意志あるもの」から抽出される要素を、
上手に練り上げたり、
自分の物にしたりすることが、オイサンまだあまり上手じゃない。
素材として扱い慣れない、というのかなー。
だからアウトプット出来る物がすごく少なくなってしまっているんだな。
今。
そのことが、ちょっと自分を苦しめている感はある。

入力が多く、出力が足らんなあー、と。

  でも、その人と会っている時間にリアルタイムにその人々から受けている刺激を
  キチンと刺激として認識して受容・処理・記憶するという機能も
  実はまだちゃんと出来上がっていないので、インプットも上手く出来ていない。

基本、テレビゲームとドラマCDで生きてきた人間だったんでねえ。
静止した思想、既に定着し終わった思考からしか、自分のものを練り出すことが出来ない。
そういう「作品」というものは、詰まる所、作り手という人間の、
思考・思想・感性の結晶みたいなものなので、
受け取りやすく、感じ取りやすく、理解しやすいのが当たり前で、
本当は、生の人間との時間の、動いているものから抽出出来ないといけないので……
ようやくそっち方向に手をかけた、ということなんだろうなあ。

ということは、それなりに精進した一年だった……ということなのか。
うーむ。
けどなあ。



■オイサン町へゆく



……とまあ、そんなことでグジグジと悩んでいたりも実はするワケですが、
今年は色んなトコに行かせていただきましたね。

前半は上で書いた様にすっかり何も出来ず潰れてしまったので
後半の短い期間にすごく集中した感じになったけど、どとーのようで楽しかった。

6月には、未来都市さいたままで
フォロワーさんたちと未来飲料祭りに行って(主にフォロワーさんが)しこたま酔っぱらい、
サキさんが大都会から遊びに来てくれて(ほんとは試験のついでだが)、
お茶してゴハン食べて馬肉と夏の陣をやらかして、
7月には南木曾へ行き、
その途中で編集まそさんとお会いして、
8月は北海道、札幌でシンちゃんに会って、
稚内の駅前が激変してて死ぬほどびっくりして、
帰省したらしたで十津川までいって吊り橋渡って。
もぐおくんが遊びに来てくれたり。

ハルカアフターさんと会ったのも今年だな。
彼とも馬肉やっつけたっけ。雰囲気のある、一風変わった面白い男だった。
やっぱりあの一派はちょっとオモシロオカシイ。

  ↑文字色は、お会いした時に抱いたイメージのカラーです。

9月には尾瀬で山登って。
その前にも、一人で箱根に行ってみたり、
無意味に真鶴までぶらぶらしに行ってみたりしたなあ。

  5月頃は自分でもよくわからない行動をとってた気がする。
  無軌道というか、元気になることに躍起になっているというか。
  やっぱ気持ちがキツかったんだろうなあ。
  ちょっともったいなかったかなあとは思う。
  真鶴へはもう一回、ゆっくり行きたい。

  なんかそんな風に、自分の心とカラダの状態を、
  他人事のように見つめるクセがついたのも今年の変化の一つだなあと思う。
  死にそうな状態になっているときでも、
  「あーオレ今テンパッてるなあ」とか、
  「焦ってるなあ」「緊張してるなあ」とか。
  決して冷静なわけではないので、その状態を察知出来たところで
  その時々に状況を改善出来るわけでもないんだけど、
  「こういう心の状態の時には、カラダはこんな風になるのか」とか、逆に
  「カラダがこういう反応を示している時は、心ってのはこういう形をしているのか」とか。
  結構、色んな自分を見てきた気がする。

  ……と、いうのは、そうやって自分を他人事のように見ていないと
  正直普通に座っているのも辛い時期があったからなんだけども。
  きつかったわ。
  マこういう収穫があったので良しとするけど。
  閑話休題。

8月からあと、ちひろパパさんと、ブログ読んでくれてるJ氏とは、
なんか9月頃には毎週のように会ってる期間があった。
野球見に行って、文化祭にいって、幕張の自転車祭りいって……
そうそう、ファミコンバンドも聴きに行った。
これもフォロワーさんからお声をかけてもらったからですね。

あと、これは人と行ったんではないけど、
フォロワーさんに教えてもらったご縁で神保町までカレー食べに行ったりなー。
おいしかったな、ボンディのカレー。

あとは、まだ書いてないけど、先日は銚子の四紳士の一人、teraji800さんに拉致られて
八王子まで攻城戦やりに行ってきたし、
これまた銚子四紳士の主犯格・おみかん隊長と、
BOBSASAさん、オモシロ北海道民のシンちゃんとゴハンを食べ、
その翌土曜日には湘南の巨大シャイボーイとゴハン食べてきた。



……いやー。
考えがたいな。
よくやるわ。
おかしい。



そんなことで。
誰かと連れだってどこかへ出かけたり、
どこかへ出かけたその先で誰かに会ったり。
TARITARI。
そんな年でしたよ。

そんなことなので、本業であるところ(?)のインドアー方面での活動は、
すみません、
そっちが本業なんですけど、すごく疎かになってしまった感がすごくあります。
申し訳ない。
何に謝るのか、誰に申し訳ないのか、
それはもう一番、自分に対して謝意が必要だ。
謝意ボーイ。
やかましいわ。
謝意っつうか……モヤモヤした物の残る、お前それでエエんか的なね。
ちょっと軸足の置きどころを間違った感がある。

『ゆび先はもう一つの心臓』などと嘯きつつ、
この更新頻度の低さは徐脈もいいとこです。
仮死状態といってもいい。

もう少し頻繁に更新したいな、しなきゃならんなと思ってはいる。
来年はそこだなー。
そのためには……もっとゲームをしよう、という間違った目論見。

……なんだろうなー。
ひょっとすると、世間ではこのようなアリサマを以て「リア充」と呼ぶのかもしれないけど、
これは全然、自分の求める「充」な感じではないや。
もっと、世間的な目ではモチャッと見えても、少しでも面白い、納得のいく書き物が出来た方がいい。

……というのは、遊びに付き合って下さった方々には失礼な言い草なのかもしれませんが。
誘うのも、誘われるのも、楽しく遊ぶのも勿論全然イヤではないし、
むしろ自分が望んでやっていることではあるのだけど、
そのペースやテンポをすっかり間違ってしまったな、という感じです。
自分のアウトプットの速度に合わせたインプットが出来なかった。



■Please insert coin(s) for Your Life



そう。
ゲームをやってない。
全然やってない。
今年まともにクリアしたゲームってないんじゃないだろうか。
買うのは、気になった物は出来るだけ買うようにしてるけど
結局やれてないからつもる一方ザマス。

なんでこんなにやれてないんだろう????

買ってきてプレイしようとして思ったより面倒くさかったとか、
そういう理由はあるにしても
本当にこう……ゲームと向き合う時間がなさ過ぎる。
いや、時間は何かを削って作ろうとすれば作れるのだろうけど、
そもそも、ゲームをするための時間が確保出来ずにいる。
優先順位が下がってるといえばそれまでなんだけど……。

『那由多の軌跡』とか、結構ちゃんとやりたいのだけど……
置きっぱだなあ。
『ZOE』のHDエディションとか
XBOX360でダウンロード出来る体験版とか、
やろうとするんだけどナカナカ、長い時間続けてプレイするということが
出来なくなってる。

すごいショック。
100メガショック。

今年一番やったのって多分、
11月頃にひょいとやった『アインハンダー』が妙に面白くて
二週間ほどがんばってやった……のが、一番だと思う。
ずーっと積んでたのに手を着け始めた『Quartette!』も、
結局まだ一周するにいたってない。
やめたわけじゃないけど、
プレイするためのほんの1時間2時間を、上手く確保出来ないんだよねえ……
その時間が、いつの間にか違うことに押しつぶされている。

あーもう。

結局、ゲームって自分にとっては、
何か物を考えたり創作したりするための大きな原動力であると同時に
それを整理する時間でも醸成させる時間でもあるので、
その時間を置き去りにした今、自分は一体何を考えてるんだろう? ということも、ちょっとあやふや。

ソーシャルには、よっぽどのことがないと手を出しはしないと思うけども、
PSP、3DS、Vitaあたりにはいい加減馴染んでいかないと
この先厳しそうだなあと実感している。

そして携帯ゲーム機以上に、ゲーム機としてiOS、Android導入を考えないとだなあ。
だもんで急激にiPadminiなんかの購入を考えるオイサンです。



■アニメ



アニメは、結構見ましたね。
特に後半2クールはちょっと見過ぎるくらい見た。
その時間削ってゲームしろっつう話でね。イヤほんとそうだわ。

どのくらい見たかというと……


 ▼▼▼ 1月期 ▼▼▼
  キルミーベイベー
  アマガミSS+plus
  戦姫絶唱シンフォギア
  モーレツ宇宙海賊
  輪廻のラグランジェ
  あの夏で待ってる
  男子高校生の日常
  パパのいうことを聞きなさい!

 ▼▼▼ 4月期 ▼▼▼
  ゆるめいつ 3でぃ
  これはゾンビですか? OF THE DEAD
  戦国コレクション
  夏色キセキ
  うぽって!!
  謎の彼女X
  黒子のバスケ
  黄昏乙女×アムネジア
  這いよれ!ニャル子さん
  坂道のアポロン
  つり球
  シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~
  氷菓

 ▼▼▼ 7月期 ▼▼▼
  TARI TARI
  アルカナ・ファミリア
  人類は衰退しました
  トータル・イクリプス
  超訳百人一首 うた恋い。
  ゆるゆり♪♪
  ゆるめいつ 3でぃPLUS
  夏雪ランデブー
  じょしらく
  ココロコネクト
  境界線上のホライゾンⅡ

 ▼▼▼ 10月期 ▼▼▼
  新世界より
  となりの怪物くん
  えびてん -公立海老栖川高校天悶部-
  ひだまりスケッチ×ハニカム
  武装神姫
  絶園のテンペスト
  お兄ちゃんだけど 愛さえあれば 関係ないよねっ
  ジョジョの奇妙な冒険
  リトルバスターズ!
  好きっていいなよ。
  てーきゅう
  イクシオンサーガDT
  ロボティクスノーツ


……っていうくらい、見た。
マ全部が全部、最初から最後まで見たってワケでもないですが、
それにしても多い。
デこれらが面白かったか面白くなかったかで並べてみると……
↓こうなる。

 ◎最後まで見た とても面白かった
   これはゾンビですか? OF THE DEAD ……ノリ・テンポ・緩急が素晴らしい。ネタもイミ分からなくて大好き。
   黒子のバスケ ……ジャンプの漫画らしい良さ満載。動きの見せ方がすごく上手だと思います。
            話もこの先グイグイ面白くなりそうな予感。
   黄昏乙女×アムネジア ……ソツがない。お色気、構成による引き込みの美味さ。画も文句なし。
   つり球 ……普通に面白い。主に色彩の面白さ。冒頭のイミの分からなさを、後半までキープ出来ればもっと良かった。
   ゆるゆり♪♪ ……のんびり見られるゆるふわ系のトップランナー。楽しかった。
   氷菓 ……長いエピソードよりも、単発一話のエピソードに感服。やっぱすごいわ。
   絶園のテンペスト ……思わぬ伏兵。いちキャラクターの大切さを思い知らされる。まだ途中だけど。
   好きっていいなよ。 ……中盤以降ちょっとへたったけど、安心して見られた。音楽、画。まだ途中だけど。

 ◎最後まで見た 面白かった
   あの夏で待ってる ……画が良かった。話はベタ。
   モーレツ宇宙海賊 ……王道ド真ん中、だけどガツンと残るものがなかった。とても丁寧なオシゴトだと思う。
   ゆるめいつ 3でぃ ……短さとネタのテンポで勝負。ある意味新しいカタチ?
   うぽって!! ……パンチ力がもう一歩欲しかった。女の子が他にないぷにぷにさで可愛かった。
   坂道のアポロン ……惜しい。1クールの罠にはまってしまった。性急な印象。朝の連ドラみたいなペースが許されれば。
   ゆるめいつ 3でぃPLUS ……1期と変わらず。
   境界線上のホライゾンⅡ ……意味は分からないけどグイグイ引き込む厨二病の元祖の底力。『モーレツ』と同じ土俵。
                 けど『モーレツ』よりはパンチ力はあった。小ぢんまりとしてない勢いがある。
   リトルバスターズ!……まだ途中だけど。ノンジャンル学園コメディとして面白くなってきた。
   てーきゅう ……『ゆるめいつ』を更に磨いて尖らせた、そんな感じ。もっとこういうのあって良い。
   お兄ちゃんだけど 愛さえあれば 関係ないよねっ ……これを面白いと呼ぶのか面白くないと呼ぶのかは、
                            何かの一欠片の評価の仕方ひとつで変わってしまう、そんな微妙さ。
   ジョジョの奇妙な冒険 ……第二部に入って随分面白くなったので。先々と、洗練されていくことへの期待を込めて。
   新世界より ……まだ途中。現在『絶園の~』に喰われた感じだけど、半分くらい話残してあるので
           多分面白くなると思う。ここまではワリと面白いので。

 ●全部は見ていない 面白かった
   キルミーベイベー ……何となくトビトビで見てしまったが、今となっては通しでみたい。
              やすなのウザさを面白さだと見抜けなかった自分が悪い。
   男子高校生の日常 ……ネタものなので面倒な時は見なかったが、見たときは毎回面白かった。
              本編よりも作中作「女子高生は異常」のテンションが異常に面白い。
   パパのいうことを聞きなさい! ……忙しさに押されて見るのをやめてしまったけど、最後まで行けたと思う。
   戦国コレクション ……見なかったのではなく見落とした。BD欲しいくらい面白かったよ。
   シャイニング・ハーツ~幸せのパン~ ……終盤、パン作り以外を始めたあたりはぶっちゃけ蛇足だと思う。
                       もっとパンづくりに集中させるべきだったのでは。
                       この狂気を面白さだと気付けなかった自分の落ち度。
   トータル・イクリプス ……面白かったんだけど、2期目は他とかぶって脱落。
   超訳百人一首 うた恋い。 ……最後数話を残してしまってるけど、道中は存分に面白かった。キホンオムニバスだし。
   イクシオンサーガDT ……まだ途中。小学生がふざけてるみたいなネタの連続なんだけど、
               本当に不思議と案外見られてしまう。不思議な作品。
               まあ売れないとは思うんだけど……どこに向かっているのやら。

 ▲最後まで見た 今ヒトツだった
   アマガミSS+plus ……うーん……。
   夏色キセキ ……『なかよし』に載ってる漫画みたいだった。
   這いよれ!ニャル子さん ……ネタアニメにしては楽には見られず、真面目に見るにはバカバカしすぎて、
                 どこに自分を置いて見たらいいのか分からなかった。相性の問題。
   TARITARI ……面白かった……と言っても良いのでしょうけど、この作品本来の面白さにとって肝心な部分が甘かったので
          やはり不完全であったと言わざるを得ない。
          抜けている部分が、もう少しこの作品の芯から外れた部分であれば何の問題もなかったんだけども。
          抜きどころを間違えた感。
   じょしらく ……『ニャル子さん』に近い感想。ただの面倒くさいアニメだったなあ……。
   武装神姫 ……何もなかった。何も始まらなかったし、なにも終わらなかった。
          アレだ、『アマガミSS+』の中多さん編が12回続いた感じ。

 △全部は見ていない 面白くなかった(切った) ……ここは特に感想つけません。強いて言うなら「どれもノリ切れなかった」。
   戦姫絶唱シンフォギア
   輪廻のラグランジェ
   謎の彼女X
   人類は衰退しました
   ココロコネクト
   となりの怪物くん
   夏雪ランデブー

 ■全部見たり見なかったり ふつう
   アルカナ・ファミリア ……フェリチータのむちむちさを見るためだけに見てたので。
                メイン視聴者であろう腐女子の皆さんが、フェリチータに感情移入し、
                フェリチータという女子の存在を許容する、ということは非常に興味深いと思う。
                それは『好きなよ』でも『怪物くん』でも同じだけど。
   ロボティクスノーツ ……正直続きを見たかったけど、『ひだまり』にかぶって撮り損ねを起こさせた咎で断罪。
   えびてん -公立海老栖川高校天悶部- ……うーむ。相殺。

 ☆★☆ 評価対象外(ゴマメ) ★☆★
   ひだまりスケッチ×ハニカム ……神。裁かれることはあっても裁けません。
                   真面目な話をすると、イヤもう、ホント普通にとても面白かった。
                   画良し、音良し、話(原作再現度)良し、
                   隙のない完全無欠作だったと、もう言っちゃうよ。これ以上はないだろ。
                   ただし、これはオイサンが原作を読む前に
                   殆ど「オリジナルアニメ」として見たから言えることであって、
                   原作を先に読んでいたら「ああ原作通りだね、いいね」で終わってた可能性はすごく高い。
                   まあ原作の隙間をすごく上手に埋めてはいたんだけど。
                   ただもう、オイサンの中では『ひだまり』は原作+アニメで完結するものになってる感あるので
                   それで正解、ってことで。


とまあ、見てもらって分かる通り、面白いものがかなり多かったといえましょう。
最近のアニメはハズレが少なくてすごいなー。

見方の変化としては、
人の評価を見て自分の評価ポイントがずれていたことを思い知り、
あとから「ああ、こういう見方をすればこれは面白いんだ」と気付くことの多かった一年でもあった。
その最たるものが『シャイニングパン屋』。
続いて『キルミーベイベー』、
そして全然今年の作品ではないけれども『ストライクウィッチーズ』。
一度は「なんじゃコレ」と捨てたものを、ヨソの人からの言葉で蘇らせた作品たちです。

ある意味、これは人と多く交わるようになった今年の特徴の一つと言っていいと思うし、
この方向性は今後も上手に活用してて行きたいと思う。
新しい視点を提供して下さる皆様には感謝の念が堪えません。
ありがとうございます。
とても助かります。

作品賞を上げるなら、一番ガツンとしたものを与えてくれたのは
『絶園のテンペスト』。
キャラクターの正確一つで、お話に思いもよらない相克関係を作り出すことが出来るというのは
なかなか刺激的だった。

主演男優賞は『氷菓』の折木奉太郎さん(中村悠一)。
  ……なかなか良いヒネクレ度合いとケレンを見せてもらいました。コントもこなす折木さん!
主演女優賞は『黄昏乙女×アムネジア』から夕子さん(原由美)。
  ……可愛い、怖い、えろっちい、哀しい。全部まとめて短い話数で引き受けた、魅力の詰まったヒロインだったと思います。
助演男優賞は『これはゾンビですか?』から織戸(吉野裕行)。
  ……地味にお上手ですよね。脇にこういう人が一人いたら、なんか安心できそうな気がします。
助演女優賞は、同じく『これはゾンビですか?』から葉っぱの人(日笠陽子)。
  ……これはなんかもう、『気持ち悪い。ポイントカードくそ虫』って言われたいだけですね。

  ちなみに、全て『ひだまりスケッチ×ハニカム』は賞の対象から外した上での
  選考結果となっております!!

劇場アニメも今年は何本か見て、
『サマーウォーズ』(遅ッ)、『おおかみこどもの雨と雪』、『ストライクウィッチーズ劇場版』、
そして『エヴァQ』。
細田作品はフツーにフツー以上に面白かったし、
『ストパン』は上述の通り、人からの言葉で面白さを再認識。
『エヴァ』はこないだ書いた通り。

『おおかみこども』がイチバン面白かったですね。
説教くさくもなく、それなのに示唆に富んで、
話の先も読まれず、それなのに理不尽でなく、謎めきもせず、腑に落ちる。
こういう「物語」もあるんだな、と分かってはいたけれども、
改めて綺麗に盛り付け直されて目の前に出してもらえた、
そんなきれいな感動がありました。



■Closing



うーん。
やっぱなー。
自分の手を動かすことが、ちょっと少なすぎた一年だったと思います。

書こう書こうと思って書き進め、結果上げない、
みたいなことも、マ当然皆さんからは見えないのですが
頻繁に起こっていたのも事実。

単純に、手が間に合わなくて上げるより先に次のイベントが勃発してしまい
上げられずじまい、というのが主な原因ですが、
マ旬を過ぎても特におかしなことにならないものについては、
まだまだ今後も上げてくつもりなので……マ別に期待しろとは言いませんが。
フツーに使ってくつもりです。


  実は今ね、この記事書きながらさあ、
  どっかにポンと挿し挟める写真がないかなあと
  ここ何カ月かの写真フォルダをあさって見たんだけど……
  ないんだねえ。
  あ、これいいじゃん、なんかタイミング合わなくて使ってないだけだなコレ、
  ……みたいなのが。
  これはもう、如何に日々に集中して向き合っていないかっていうことの
  証明みたいなもんですよ。
  かっこわりい。
  すみませんね、字ばっかりで。
  そんな反省もしてみたりはするワケですよ。
  オッサンでもね。アラフォーでもね。

まあ……そんなことでね。
イイ具合に今年の残り時間も差し迫ってきたことですし。
オフィシャルな部分はもう置いておくとして、
プライベートな面では、楽しい一年でありましたよ、掛け値なしに。
お付き合い下さった皆さん、
お誘いの言葉を下さった皆さん、本当にありがとうございました。
来年も、変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します。

  突発ドライブだって好きですし、聖地巡礼だって行きたいよ!

そしてその反面で、楽しいだけでは、自分は充実はしないんだな、
楽しんだことに意味や筋書きを見つけて、自分の中で上手い形に整理しなければ、
自分は満足できない面倒な人間なんだ、ということを再確認した一年でも、またあった。

あとね。

やっぱ、ゲームは大事だ。
ゲームというフィルターと整理道具を通さないでおいた記憶や思考は、
自分にとって、なんというか……最後のひと味、ひと加工の足らないものにどうしてもなってしまうっぽい、
ということも再確認。

やらないと世界も広がらないワケだし、
やろう。
ゲーム。

……うん。
これだけああだこうだ言ったあとでなんだけど、
楽しい半年だったなあ。
ホント、皆さんのおかげだったと思います。
遊んでくれた人、
ここを見に来てくれた人、
ありがとね。
感謝の念に堪えません。

正直、何をどう書いたら皆さんにもっと喜んでもらえるのかわからず、
ここでの自分の本業は、いんちきメルヘン物書きだと思っているオイサンですけども、
なんかご要望とか、ご意見とか、あったらぶりぶりお寄せ下さい。
まんま反映して差し上げられるほどモノ分かりの良いオッサンでは決してありませんけども、
端々がちょっとずつ変わったりはすることもあるでしょうので。



ではまた、そんな感じでヒトツ。
2013年も、皆さんどうかお体にお気を付けて。
何が起こるか分からない世の中、
少しでも面白おかしく、ウレシ恥ずかしく、清く正しく、おいしく、楽しく、面白く参りましょう。

幽霊を信じるワケじゃなく、
幽霊を信じない人の、幽霊を信じない気持ちが信じられないだけなんだ。



オイサンでした。
「それでは良いお年を」。










……ってオイサンが言ったら
コレ読んでるあなたの足元の床が抜けますんで、
上手いリアクションでどうか無事切り抜けて下さい。

じゃじゃじゃじゃじゃあいきますよぉー。









それでは、良いお年を。













 

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2012年12月23日 (日)

■ケイオスの秩序 -更新第830回-

今常駐させてもらっている先の会社の敷地の中に、
それはそれは立派な二本のメタセコイアと一本のヒマラヤスギが、
何かの記念樹として植えられておりまして。

それが余りに立派なものだから、
朝、仕事に入る前と、お昼に食事に出るとき、
立派だなあ、きれいだなあと毎度見上げてしまいます。

どちらの木も凛と一本、大きな幹を持っていて、
その幹からほぼ一定の太さの枝を、上の方は短く、下の方は長く、
きれいな円錐型を描くように生やしておられ、
まさにザ・西洋の樹! といったシルエットをお持ちです。

面白いもので、
メタセコイアさんの方はその枝を全て斜め上方へ向けて生やしているのに対して、
ヒマラヤスギさんは比較的、地面にピシッと、水平に伸ばしている。

  まあ画像でも検索してごらんなさい。
  何となくわかるから。

  ▼メタセコイア
  http://bit.ly/UR8IMM
  ▼ヒマラヤスギ
  http://bit.ly/T7o68j


その違いのせいで、
メタセコイアさんは全体的にすらりと鋭い感じに仕上がり、
ヒマラヤスギさんは、どしりと落ち着きのある佇まいを感じさせます。
どちらも負けず劣らず、美しい。

  色の違いのせいもあるでしょう。
  メタセコイアさんは、暖色系の葉の色を季節が進むに連れて少しずつ薄くしていき、
  ヒマラヤスギさんは一定して、深い緑の葉をつけておられる。

普段、そんなにぶっこんで植物に興味がある方ではないので、
漠然と「あーきれいだなー」くらいにしか思っていませんが、
こうして「よく似ていて、かつ微妙に異なるもの」を並べて眺めていると、
その違いがかえって際立ち、
何故、その、違いが生まれなければならなかったのか、
そんなことを考えてしまう。

ずばっと言ってしまえば、
彼らと彼らの祖先の生まれ育ってきた環境のちがい、
なのだろうけど。

暖かいところ、寒いところ、
雨が多い、少ない、
雪が降る、降らない、
日が照る、照らない、
風が強い、弱い。
生き物が多い、少ない。

そんな条件にさまざま適応した結果、
かたや枝の角度を少しずつ上げ、
かたや、真横にずばりと踏ん張ることに決めたんでしょう。

  しかしメタセコイアさんの、あの枝の角度といったら
  あれはアレで
  「ん、こんなもんかな。……足らんな。次の代ではもうチョイ上げるかな」
  みたいな調整も、恐らく重ねてあの角度に決めたのだと思うと
  味わい深いというか、……あの美しさにとても合点が行く。
  マそもそも「水平から始まった」のかどうかも甚だアヤシイのではありますが。

敷地内には他にも、
ケヤキ、くすのきなど多様な植物が植わっていて、
上から下まで貫通した幹を持たず
途中からワナワナと枝分かれしつつそこからさらに枝を生やすものや、
ごつごつと節々で伸びる方向を少しずつ変えながら、
「伸びる」というよりも「昇る」という動的なイメージを持つものもある。

うーん。

もっと早くにこういう面白さにも気付いておれば、
こういうものをちまちまちまちまと見つめる研究などに
従事しておったやも知れぬなあ。
実に面白い。

  魚にしても、そうでね。
  昨日、海老名で『新・エヴァンゲリヲン劇場版 Q』を見てきたんですけど、
  お昼に食べた焼き魚定食に出てきたのがあまり馴染みのないお魚で、
  板長さんに聞いてみたところ「たかべ」というお魚だとおっしゃる。

  R0055365

  実に日本で食べられる魚らしい魚、
  犬でいうところの柴犬的な雰囲気を持っていて、その美しさにすっかりやられてしまった。
  ……いや、柴犬は食べないけども。

  そんな風に、色々あることを知っていながら
  あまりその色々に、視点をフォーカスしないで生きてきてしまった。
  そこを何かのはずみで「あ、これ実はすごい」「面白い」と
  思うことが出来たら、さかなクンさんの様に突き詰めて生きていくことも、
  もしかしたら出来たかも知れない……閑話休題。


マそんなことで。

果たして、平安・鎌倉の昔に、
こうした和のテイストとは異なる影を携える木々が日本の国にもあったなら、
そこにかかるしろがねの月、
真っ青な空にV字に交わる、飛行機の白く眩しい機体を見て、
かの歌聖たちは果たしてどんな歌を詠むだろうか?



……。



などというコトもですね。
なんだかやけにしんしんと、骨身に染み入る今年の冬の冷たさを感じながら
考えてしまう、
ボディーだけおっさん、
ソウルは乙女、
歩く姿はギガンテス、
でおなじみのオイサンですよ。



■『エヴァQ』感想



デ見てきた。
『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』。
公開直後から大フィーバーしてたんで、もうすっかり開き直って
ネタバレもガンガン見た上、お話の概要と順序くらいはほぼアタマに入った上での視聴。

もう、見終わった方々はなんか言いたくて書きたくて仕方がないようで、
公開の初日から、Web上では「なんだありゃ」「イミが分からん」の大合唱で、
考察やら推測やらが溢れ返っておったのは少しでもご興味をお持ちの諸氏ならご存知の通り。

その中身の大半は、
ストーリーがあんまりにも突飛あること、
どうやらまた庵野カントクが受け手を挑発するようなメタファをてんこ盛りにしている、
みたいなことだったのでどうにも積極的に見に行く気も起こっていなかったんですが……
テレビで流れたCMの、画の方がなんだかとても楽しそうな画だった
(『フリクリ』っぽい崩れが面白そうだった)ので、
それを楽しみに行こうと思って見に行くことにいたしました。



……。



いえね、何て言うか……。
オイサンなんかは『新世紀エヴァンゲリオン』を、テレビ本放送の最初の最初から
リアルタイムに見ていたクチでして
(と言っても当時の我が家はテレビ東京系のUHFが一切入らなかったので、
当時、京都の大学に通っていた兄が、お知り合いの録画したテープを借りてきて
それを見ていたので本当のリアルタイムではないけど)、
一番最初に見た、聞いた、「残酷な天使のテーゼ」のカッコ良かったこと、
これから一体何が起こるんだろう? というワクワク感なんてのは、
当時の若さも手伝って筆舌に尽くし難く、
その後に巻き起こったムーブメントを見るに、似たような感情を味わった人たちも、
きっとまあ大勢おられたんだと思います。



  マ如何せん、内容が内容だけに、
  「単にアニメーションの出来、娯楽としての質の高さを正当に評価された」
  とは言い難いのは衆目の一致するところだと思いますが、
  にしたって、あの盛り上がりようといい、
  20年近く経った今尚これだけの観客を動員していることといい、
  客観的に見れば(色々含めて)日本のアニメーション業界において
  エポックメイキングな現象であることは、まあ間違いがきっとない。

  その熱をどれだけ浴びられたかでまた実感はちがうと思うけど。
  何千本・何万本と生み出される作品の中で、
  そんな風を吹かし得た作品がどれだけあったかということを考えれば。

デその、ワクワクする『エヴァンゲリオン』、
カッコイイ『エヴァンゲリオン』は、
そんなえらいことになってしまったお陰で、
受け手と作り手は、ずーっと喧嘩をしてるような状態だなあと思える。

多分作ってる方も受けてる方もそうは思っていないと思うけども、
作ることも、受けることも、それは相手を「意識する」ことに他ならず、
その意識の形状は、オイサンの見る限り、相手に向けて矛先を構えた形をしている。
それをケンカと呼ばずになんと呼ぼうか。

テレビシリーズが「ああいう」形で終わってしまってものすごい賛否両論を呼び
(オイサンはあれは好きです)、
それを補う形で『劇場版』が作られ、
どうやらそれでひと段落ついた、これで『エヴァ』も落ち着いた、
と、
思っていたら、
また何故か庵野カントクが「もまいら映画つくろぞ」と言い出した。
その狙いが果たしてどこにあったのか知りませんが。
いろいろ話は聞きますけど。

四部作の半分まで、『序』『破』ときて、
ここまではオイサンはあまり「好きじゃなかった」んです。
面白いと思えなかった。
で、今回『Q』で……また、監督がちゃぶ台返しみたいな、
今までのことを全部無視してそっくり返すようなお話を語りだし、
主人公を中心に据えたメタファーの舞台に
「未だにアニメなんかを見てる17年前のもまいら」
を引っ張り出してケンカをふっかけ始めた、らしい。
大体そのような考察が、Web上を埋め尽くし始めた。



……あのー、ダメなんですかね?



17年前に、あのカッコイイ『残酷な天使のテーゼ』の映像を考えながら、
「超面白いロボットアニメを作ろう!」と、きっとカントクも考えていたにちがいなく、
けどそれは一回目はどうやら上手くいかなくて、
映画で作り直してみて、
まあ上手くはいったけどそれでも皆がみんな万々歳で喜んでくれるには至らず、
思うところがあってもう一回やってみようと思った、
その行きつく先は、
一番最初に考えた、ただの「超面白いロボットアニメを作る!」ということに向かうだけじゃ
ダメなんですかね?
あの『残酷な天使のテーゼ』を、そのまま写し取ったような物語を、
ひとえにもう一度ちゃんと作ろう、というだけでは……ダメなんでしょうか?
監督も、我々も。

我々の中の人たちは、多分それを見たいだけなんだと思うけど。



監督は、ただ作りたいように作ればいいじゃん。
最初に作りたかったように作ればいいんじゃん?



どうしてそう、「もまいら」相手に語りかけ、
ケンカをするようなことをしないといけないことになってるんでsy










って、いうようなことをですね。










「あー……多分、『Q』見て帰ってきたら、俺は書くんだろうなあ」
と思っていたんだけれども。
あのね、全然、そんなことなかったわwww

いやー。
見に行ってみるモンだね。

面白かった。
普通に。
格別な、突き抜けた面白さを感じられたわけでは無かったけれども、
監督は、「ちょうかっこいいバカみたいなハッタリの効いたロボットアニメ」を、
快感の真ん中で作ってるんだと思いました。

楽しそうだった。
と、思う。
少なくとも冒頭、希望の艦・ヴンダーが空飛ぶあたりでは。

「うわー、オッサン相変わらず、ケレン味大暴走だ!」と、
嬉しくなってしまいました。
あそこですごいホッとした。
「コレ面白いかも」、と。

  そしてここまでを見た時点で、
  「この話多分、シンジ君のことはほっといて、
   全然新しいマンガとして見ればいいんだな」
  と思い始めた。

ネタバレ前評判では、
シンジ君が置いてきぼりで、見る側もそのとばっちり喰って
ワケの分からない14年後のストーリーのド真ん中に放り出されて意味が分からず、
そのままずるずると何の説明もされないまま最後まで連れて行かれる、と聞いており、
マ確かにそれはその通りなんですが、
その辺に関しては諦めがついておるのであまり気にはならない。
そんなもんだろ? お話なんて。
語り手有利の後出し上等のじゃんけんで語られ、
必要なことだけで構成されるものなんだから、
提示されないものを求めても仕方がない。

なぜ何もかもを丁寧に説明されること前提で見ているのか。
あの情報量で充分じゃん? と、見ながら思った。

  『破』からずばんとぶった切られた時間軸の上で語られるから、
  『Q』はかなり安心して見られた。
  面倒くさいんじゃよね。過去の面影が尾を引いてるのは。
  むしろ、『序』をここから始めれば良かったんじゃね?と思った。

話は確かに、前作『破』から14年経っていて、その間のコトは見る側にはほぼ知らされず、
今後真面目に、間を繋げて整合性を保つつもりがあるのかどうかは分からない。
けどまあ、それはそれでいいんでしょう。
多分ないと思う。
無い方が都合がいいコトはたくさんあるんでしょうし、
その14年は、多分今後、メタファーの舞台になると同時に
「設定の緩衝地帯」として大いに活用されるのではなかろうか。
そんなことしてまで監督が何かを語ることももうないと思うけど。

ミサトさんや他のクルーがそれなりに年をとっている中、
アスカが年をとっていない理由を
「エヴァの呪縛」
と、バッサリと切って捨てた様に
(これは各所のネタバレ的考察で言われているメタファと大いに関係しているのでしょうけど)
「てきとーにハッタリこいとけば、
 もまいらがまた勝手にグダグダ捏ね回して間を埋めてくれるだろう」
的な姿勢が、似非SF屋さんとして、ストーリーテラーとして誠実な態度であるかどうかは別として、
まあ、まあ、アリなんじゃないでしょうかね。
イザ、そこを突っ込まれたときに困らないように、ざっくりした構想くらいは
緊急回避用に用意してあったりなかったりするんでしょうけど。

エヴァまわりの設定の数々……
『破』の時のビーストモードとか、今回の「コード:Triple7」とか、
拾い切れないくらい膨大な、裏付けありげな用語ばかりがバンバンならんで
逆にあり過ぎて本当に裏付けが考えられているのか疑わしさが先に立ち、
深みを失くしてただの適当な、言葉の羅列になってしまっている気がしないでもない
(考えられているとしても、そこまでオリジナルが過ぎると現実と
繋がらなさ過ぎて最早ファンタジー)。

そこまで計算して、見る側を小馬鹿にしようとしているなら
それはそれですごいと思う。

だから、終盤の戦闘シーンはかなりばかばかしくなっていて、
正直「もうどうでもいい」レベルだった。
それまでの積み重ねやリアリティとの整合がないので、
作り手の都合のいいようにいくらでも振り回せるから何とでも出来る。
また、お話のバックボーンも見る側には知らされていないから
予測したり考えたりが出来ないので、もう眺めてるしかない。

そうそう、ぷち3rdインパクトが起こったせいで地表はほぼ壊滅状態になってしまってて……
あの、
最初の『EVA』のいいところの一つに、
「現実に近い風景の中を、巨大ロボットっていう異質なものが
 リアルな質量をともなって歩く」
っていう、地続きの没入感があったと思うのです。
エヴァのデカさとか重さ、電力供給とか、原子力駆動にしたらどうなる、とか。

なのだけど、
今回の舞台では地表がすっかり壊滅しているせいで、
現実感のない世界の中で、どのくらいの大きさのものが、どのくらいの重さで動き回っているか、
ということを、映像から肌で感じることが出来がたい。
ビル街で巨人が腕を振り回せば物が壊れるよ、っていう窮屈さ、比較対象がない。
判断の前提、感覚のゼログラウンドをどこに置いたらいいかがわからない。
浮ついた感じがする。

  いくらエヴァが真っ赤な空と地面の中で、
  巨大なしゃれこうべを踏みつぶしながら戦ったとしても……
  禍々しさや神々しさは生まれるけど、
  心で正しく捉えられるだけの手触りのある感情はなかなか生まれないと思う。
  うーん。
  ……なんかね。
  その辺は、そこら辺の安っぽい鬱ゲーみたいで、残念だったように思います。

シンジ君の葛藤にしても。
等身大・リアリティと地続きのものだった……ハズ。多分
その当たりの点で、旧版とは大きな隔たりがあるように思います。
その辺は……ちょっと残念でしたけど。
今回は
「その辺の窮屈さはどうも14年の空白っていう時間的な方向にシフトさせよう」
という狙いがあったから、そっちはもういいや、と思ったのかも知れない。

あ、でも、冒頭の宇宙での軌道表現なんかは
かなり現実に即した形で作られているらしいので、
オイサンにはわからないだけで、そういう「物理的リアリティ」は
随所に盛り込まれておるのかも知らん。



……なんか文句ばっかり言ってる感じだな。
おかしいな、面白かったんだけど。



庵野カントク、やっぱりすげえなーと思いましたよ。
こういう言い方は僭越極まりないんだけども、
オイサンのような立ち止まったままのオタクを、
何年もかけて、何億円も使ってdisろうっちゅうだけあって、
この十何年で、たくさんの新しいことを出来るようになってるんだなあ、と
スゴく思った。

それは新しい会社を立ち上げてまでアニメを作ろうとしたり、
そこに人を呼び集めたり、お金を集めたりっていうようなことから、
作品の表現的なことでもスゴく思った。

一番ガツーンと来たのは
カヲルくんとシンジくんのピアノの連弾のシーンで、
あーシンジくんめっちょ喜んでんな、解放されてんなーってことが伝わってきて、
昔の『エヴァ』じゃこうは行かんかったろうなーと思った。

  ……マその辺は、旧シリーズからの蓄積があってこそ
  こういう「無茶な」表現も、自己パロディの延長線上において
  出来るってコトだと思いますけども。
  「こいつらおかしいだろ? でもこいつらならこうだろ?」
  っていう。

  そうそう、
  「(ピアノを)上手になるにはどうすればいいだろう?」
  「反復練習しかないよ」
  というやりとりを聞いていて、
  多分、絶対、語り手的にはそんなことはないと分かった上で、
  「ああ、こりゃカントクのことだな」
  と思ったりも、した。
  上手く作りきれなかった『エヴァンゲリオン』を、
  こんだけ毎回、何年も、何億もかけて作り直しをして、
  ようやく上手に出来るようになりました、という。
  絶対本人はそんなこと込めてないと思いますけどね。

終盤近くの世界崩壊(再生?)のシーンなんかは、
噴火とか隕石なんかの具体的な現象を伴わずに
空が裂けたり地面が割れたり、みたいなことを象徴的に描いていて
相変わらず、そういうイメージの力はすごいなあと感心。
星が生まれたり死んだりっていうときには
このくらいのことは起こっているんだろうなあと何となく納得させられる。

ただ、でも、
当初、見に行く原動力となった画の面白さは……あんまり感じられなかったかな。
思ったよりもおとなしかったと思います。

全体的には、お話はスピード感があったけど、
一回ながーい話を作っておいてそこからいりそうなシーンを切り出して継ぎ接ぎしたような性急さを感じたとか、
宮村優子は今ほかになにやってんだろうかテンションかわらなくてスゴいなとか、
ヴンターとかセントラルドグマとか、それこそエヴァシリーズを見て
「『エヴァ』って『手』が印象的なモチーフになってるのにはなんか意味があるのかな」、
と思ったとか。

ほかにも色々、思うところはあったのだけども。
なんていうか、
ようやく『「新」劇場版』と言えるくらいのことになってきたかな、
と思えて面白かったです。

  『破』まではホント、違和感しかなかったからね。
  『Q』から本気出す、というプランの元に、
  「『序』『破』は敢えて今まで通りっぽくいきます」
  と計算づくでガマンしてきたんだったらスゴいわな。

バラ蒔いたものを回収する気がどこまであるのかわかりませんが、
今回と同じ調子でやってくれるなら期待はもてるかなーと思います。
『破』のまま、終わらないでいてくれて良かった……けど、
じゃあ、
結局、
テレビでやった『エヴァンゲリオン』は、
ますます一体何だったんだ、ってことにはなるかしら。
マ良いけど。



良いお年を。←早い。


 

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2012年12月15日 (土)

■改題・些伽巳春秋[Sagami-Shun-jyu]~変わらない者たちに捧ぐバラード -更新第829回-

そういえば 先週おにあい 見てないな。

字余り。
オイサンです。


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ういんたー。

さすがにボチボチどうでも良くなってきたというかね。
息切れ必須の先行逃げ切り型というか。
期待にたがわぬ安心のクオリティ。
見たまえ諸君、これが「期待を裏切らない」ということだよ。

いや、真面目にね。
バカにしているばかりではないよ。
全くバカにしてないとも言わないけど。

本当にこの作品は、期待通りの働き、成果なのではないかと思います。
1クールであとくされなく、
息切れはしても最後までは見させる。

「原作の地力に対してここまで作り込めれば一先ずオッケー、
 少なくとも原作に失礼な、レッサー原作アニメにはならず、
 原作なりの人気の出方・売れ方はしてくれるだろう。
 それ以上に化けるかどうかは、今のままなら運次第。
 もしそれ以上をいくらかの確実性を持って望むなら、
 ある程度コッチの方もかかりやすゼ旦那」
……というセンを見切ったコストと出来映えのバランスを保ったんではなかろうか。

なんか、この作品、この監督からは
そういう割り切りの良い、良い意味での商品っぽさを感じる。
ちょっと見習わないといかん。



■F先生……やさしさが欲しいです……。



先日ちょいとした小ネタで、

「千早が『ボディーだけレディー』を無理矢理カヴァーさせられて
 録音スタジオで泣き崩れてる薄い本ください」


と呟いてみたのだが
(何がどうネタなのか分からない人はスルーするかぐぐれかすして下さい)、
『ボディーだけレディー』、
久々に聴いてみたくなってYoutubeさんから借りてきた。

 ▼ボディーだけレディー
 
うーむ、良い歌だなあ。やっぱり。
特に二番のサビから後がすばらしい。


  ♪デートって憧れていたけれど おままごとみたいなものね


とかも最高ですね。
藤子アニメの主題歌は素晴らしいものが多い。
『きてよパーマン』なんかももう、うたぐりようも勘ぐりようもない、
なんつーか、ぴしっと立方体に磨き込まれた大理石みたいなもんで、
言いたいことこれだけ!っていう。
デその『きてよパーマン』も聴こうと思って探してたらエンディングが先に出てきた。

 ▼パーマンはそこにいる。
 

おお、コレ出だしが笑点みたいだな。
これも良い歌だなあ……。

田中公平が最近「アニメソングがだめになる!」って喚いてて、
その気持ちは半分わかるし半分大丈夫だろとも思うし、
けどあなたの提唱するアニメソングらしいアニメソングにも
随分偏りがあると思いますよ、と思いながら見てるんだけど、
作曲家の目線ではきっと、
オイサンなんかには見ることの出来ない音楽のたくさんの要素が見えた上で
言っていることだろうから、
ちょっとその辺は省略しないで詳しくしゃべって欲しいと思う。

  たとえば、オイサンなんかには歌詞でしかほとんどその
  「らしさ」みたいなものは判別出来ないんだけど、
  アニソンらしい曲的な要素、おきまりのフレーズだとか、
  楽曲の構成、運び、節回しとか、そういうものがあるのだろう。きっと。

  オイサンなんかは
  「アニメのために、アニメ作品を主幹に作られた楽曲
   (たまにアニメソングであると謳いながら
    アーティストのエゴまみれのへんなのとかありますからね)なら、
   曲調や形式がなんであろうとそれはアニメソングだ」
  と思ってしまいますが、音楽の分類学的なことの上ではちがったりするんでしょうね。

まあそれはいいとして。
『ドラえもん』も声優交代して以来見たことはないんだけど
主題歌の感じも随分変わってると聞く。

この、『ボディーだけレディー』はともかく、
『来てよパーマン』とか『パーマンはそこにいる』とか、
それこそ『ドラえもんのうた』とか……
このやさしさに満ちあふれている感じを、今の子供らは受け止められないのかなあ。

 ▼きてよパーマン
 

売りにくいからと言って、わかりやすい方向へ逃げて、
この感じが分からないまま分からない方向へ人を育ててどうしようと言うんだろう、
という、非常にジジむさいことを考えてしまった。
いや……ただのじじいの杞憂、驕りならいいんだけど。
えらそうですね。

なんかこう……最近のすさんだ世の中を見ていて、ちょっとだけ
「ああ……F先生、この荒んだ日本をみる前に旅立たれて、
 ちょっと良かったのかも知れないな。見せたくなかったな」
などと……僭越なことを思ってしまったオイサンでした。

いや、別にそんなに藤子作品に詳しくもリスペクトしてるわけでもないんだけどね。

でもこの『パーマン』がらみの歌には、
F先生のすごさの伝わる要素が十分に凝縮されていると思うオイサンですよ。
作詞はF先生ですからね。
ホント、やさしさに満ち溢れた素晴らしいうただと思うのです。
なにがどう、といえないんだけどね。
呼び合って、それにこたえるっていうシンプルさがね。



はじめの1000歩



『はじめの一歩』が連載1000回を迎えた、というアニバーサリーに乗じて、
「お前超休み休みじゃねえかよ」
「クオリティ落ちまくりじゃねえかよ」
などと叩かれまくっているようです。

……下がってるかなあ。クオリティ。

まあ休みが多いのは確かにそうだと思うし、
話の密度感は下がってると思うけど……
けど、絵や、話の一エピソード毎のクオリティは、むしろ上がってると思いますが。
マンネリ感というか、長続きしたことによる先読め感はありますよ?
けどそれは、話のクオリティとは別物だろう。

クオリティの高い話は、
同じ話が三つ続いたってクオリティ高いモンは高いんだよ。
慣れる、飽きるってだけで。
それは、半分は受け手の問題じゃよ。

まあ、なんというか、
「似たような展開を延々続ける芸」の出来る作風にシフトしていけば良かったのにね、
という風に思わないではない。
ずっとずっと、新しい、刺激的な展開を必要とする作風だから
マンネリ芸が許されないわけでね。
『わたるがぴゅん!』みたいに、
同じ試合をすげえ長いことやるとか。

月刊マガジンにいけばいいのに。

先日、ちらっとコンビニで月刊の方を覗いてみたら、
なんかまだ『鉄拳チンミ』とか普通にやってて超ビビった。
すげえな。
一体何をやってるんだろうあのマンガ。
読んだことないんだけど……これだけ続いてるってことは、
一応それなりに面白いんでしょ? 多分……。
看板作品にもならず、大御所感もなく、
見た感じ、絵柄が変わった風でもキャラが成長してる風でもなく。
あれはあれですげえと思う。
なんかちょっとタイトルが変わってたみたいだけど。

あ、『なんと孫六』さんも相変わらず続いていたけど
あれはなんかもう、びっくりしないw
野ザルみたいな主人公がバット振ってたけど。
よく、

「『こち亀』は昔の方がクオリティ高かったし絵も良かった!
 昔のまま続けば良かった!」

みたいなスレを見かけますが、
それを実践してたらきっと『孫六』さんみたいになってるぜ?
それでもいいの?

  イヤ『孫六』さんdisる気はないけど。
  あれはアレで偉大よ。
  ヒトツの理想の姿よ。ホントに。
  人間、ああ生きていくのが、実は一番いいし自然だと思う。
  イマドキのね、変化に対応云々なんてのは異常よ。異常。
  変態のやることよ。
  でもついて行かないと生きていけない!とかいうけど、
  そうやって大勢乗っかるから加速することであって、
  踊らされてる・流されてるんだと思うけどねえ。


 ▼負けてやらん。


月刊マガジンの話なんかしたのでちょっと『修羅の門』の話を。

キホン、単行本でしか読まない人なので現在の月刊展開はよく知りませんが、
チラ見したところだと、復帰した飛田が試合してましたね。

今回のトーナメントのメンツ発表を見たとき、
戦力的に飛田と陣雷はかませ犬的ポジションにしか見えなかったけど、
こうして試合させてみるとちゃんと存在感出てくるからすごいなあ。

けど、このトーナメントも額面通りには進まないんだろう。
なんつうか、選手の入れ替えとか乱入とか、
そういうトラブル、ハプニングが起こるのでしょう、
『バキ』の最大トーナメントばりに。
でないと多分、これも飽きてくるというか、マンマで何戦もやるのには無理があると思われる。。
イマドキ。

キャラクターの配置的には、飛田と陣雷、
どっちかがメインどころ(陸奥・呂家)のどっちかとやらないと出てきた意味がないし、
アメリカ勢側にも、現時点で読者の見えるところに飾ってある
「絶対王者」の人以外にも、ムガビ的なすごいのが、
既に紛れてるのか、入れ替えで入ってくるのか、したりするに違いない。

  その隠れたスゴいのがメインに昇格するのか、
  それとも呂家や絶対王者、飛田陣雷のすごさを際立たせるための
  材料にされるのかわかりませんけども。
  その辺の、ハッタリの利かせ方とそれをテコにした強さの見せ方の上手さは、
  このマンガはすごいと思います。
  とても勉強になる。

相手のジムがアメリカ拠点ってことなんで、
片山か海堂がどっかで絡んでくるんじゃないのかね、と
思うんですが……どうなることやら。

こうして色々勘ぐれるだけでもワリと楽しいわけですが。
何にせよ、今一番先が楽しみなマンガのヒトツですね。

あと余談だけど、『修羅の門』のウェガリーと、
『ジョジョ』のポルナレフの、ストーリー上での立ち位置に
なんとなく共通項を感じてしまうオイサンでした。

 ▼おとぼけキングダム

これまたサッパリ関係ないけどやたらマンガの話になったのでついでに。
なんでだったか忘れたが……
こないだシゴトバに向かいながら、
ふと、マンガ家の植田まさし先生のことを考えてしまったんで書き留めておこう。

なぜ植田まさしなんだ。
自分でもワカラヌが。

  植田まさし先生ってのはアレだ、
  『コボチャン』とか『かりあげクン』とか、
  主におっさん向けの4コマまんがばっかり描いてるマンガ家さんです。

この人のマンガ、オイサンが物心ついたときにはもう実家にあったので、
キャリアはおそらく30年以上。
この分野ではパイオニアにして、もう結構な大家でしょう。

  しかし、あまりマンガなんか好きではない?ハズのうちの親父殿が買っていたのは
  また何故なんだろうな、という疑問がわかないでもない。
  マ親父殿のことだから、半分はサラリーマンのたしなみとして、
  みたいなとこあるんだろうけど。
  真面目に週刊ポストとか現代とか読んでたみたいだし。
  このトシになっても、あのテの雑誌のどこに需要があるのか、
  何をきっかけに読むようになるのか、
  サッパリきっかけがつかめない欠陥おっさんのオイサンです。
  閑話休題。

調べてみたら既に御年65歳ほどで、
今なお、月間で60本以上連載を持ってるっていうんだからスゴいな
(wikipedia調べ)。
「精力的に活動」ってwikipediaさんには書いてあるけど、
なにこの、すっごい活動はしてるのに「精力的」ってことばの似合わない感。

こちらもまた、30年以上に渡って、作風も何も変えずに、
延々サラリーマンの世界を描き続けてきたロングランナーです。
とはいえ、彼の描くサラリーマンの世界って
まさにオイサンの親父殿がオイサンぐらいの年の時の
サラリーマンワールド観だと思うから、今の読者にはマッチせんだろうなあ……。

長きに渡ってサラリーマン文化を、
陰に日向に、支えてきた功労者だと思うので、
ワリと真面目に文化勲章とかあげればいいのに、みたいに思うのですが。

……しかしその、高度経済成長サラリーマン世界の陰のドンも、
まさかまさか、30代40代のオッサンどもが自分のマンガのあるある感にうなずくのではなく、
「まんがタイムきららキャラット」とか買って、
『ひだまりスケッチ』を読む時代がくるとは思わなかったであろうなあ、
などと時の移ろいの無情感に浸る冬の朝。
時代は移ろったぜ……。

いやあー……最近さむいっすね。
オイサンです。

  ……植田まさし先生、ご本人の世界観で、
  『アマガミ』のコミカライズやってくんねえかなあ。
  オトウフ先生やノブヨシ侍先生が震え上がるようなアレで!
  まあその前に、やっぱり安永航一郎版『アマガミ』が見たいわけだが。
  つるかめつるかめ。

……そしてWikipediaをダラダラ眺めていると、
植田まさし先生、
『ファントムキングダム』でゲストイラストレーターとして
キャラ一個描いてるとかwwwwサプライズ過ぎんだろwww



マそんな感じでヒトツ。



最近色々、本の積ん読が増えてるオイサンでした。

『藝人春秋』でしょ、『「枯れた技術の水平思考」とは何か?』でしょ、
『ゲームを動かす技術と発想』、
『ヤマモトヨーコ』ももうチョイ残ってるし。

  

       




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ようやく
『結局、どうして面白いのか』を読み終わったけど、
なかなか難しい本だったな。
視点としてはわかりやすかったけど。


 

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2012年12月 9日 (日)

■些伽巳日記[sagami-nikki]~西鎌倉の黒天狗の巻 -更新第828回-

年末ムードが高まってきましたね。
オイサンです。


TSUNAMIって言葉が日本語由来で国際語化している、
という話は知っていたのだけど、
他にどんな言葉があるか調べてみたら

 ・KAROSHI(過労死)
 ・HENTAI(変態)
 ・OTAKU(……)


とかあった……JESUS……。
なんか不名誉なのばっかしだ……。
ていうか、過労死って日本固有の文化(?)だったのか……。

そして、こうして居並ぶキング・オブ・ジャパニーズ不名誉sの中にも
燦然と仲間入りしてしまうおまいらときたら素敵すぎるな。
HENTAIは……まあ完全にお友達だからともかくとして、
TSUNAMI・KAROSHIとも同級生なのか……。
どんだけ不吉なんだおまいら。

長くなってしまったので、簡単にお題目でも書いておきますか。
今週のサザエさんは(と言いつつ中身はほぼ先週の日記ですが)、

 ・藤沢でイマイチなパエリヤを食う、の段
 
 ・西鎌倉の山中で黒天狗の棲み家に行き当たる、の段
 
 ・『ひだまりラジオ』『恋いろシューティング』に違和感を覚える、の段
 
 ・突然『絶園のテンペスト』が面白い、と言い出してみる、の段


の四本です。



■雨降って・the・パエリヤ



先週末は、年の瀬の予定などをボチボチ練りつつ、
先々週に見つけたパエリヤが食べられるお店などへ足を延ばしてみました。
場所は藤沢。

  ちなみに、一緒に見つけたっていう天丼屋も藤沢ね。
  ごく近く。

ばっさり言ってしまうと、ちょっと期待はずれだった。
地味な海鮮ピラフ……だった。
ていうか、そもそもパエリヤがそういうもんなんだろうけど。
けどまあ、具がちょっと地味ってのはあったなあ。
美味しいのは美味しいです。
目が飛び出るほどってのではないけど。

R0054992 R0054995

あとサラダ。
ドレッシングがビネガーがっつりで、
お酢があまり得意でないオイサンにはキツかったです。
まあスペイン料理ってのがそもそもこうなのでしょうな。
うむ。
ちょっとクセがありますな。

サラダ、パエリヤ、デザートのセットで1400円弱。
ちょいと割高感。
デザートはいいからスープがあると嬉しかった。
あ、フリードリンクがつきます。
コーヒー、紅茶、フルーツジュースなど豊富。

夜に少人数でゴハン食べたりするのにはいいかも知らぬ。
もう一回くらいは試してみようと思うけども。

ああ、あと、こういうさ、
ぺなぺなしたサニーレタスや海藻、細く切ったニンジンなんかのサラダを
フォーク一本で食べる時の食べにくさを、提供する側はどう考えてるんだろう。
箸一本あれば解決する問題なのだけど。
女子力高い人は、ミルフィーユの様に、苦もなくこれも攻略するのだろうか?

▼晴れてハレルヤ




■鎌倉山中散歩



サテ微妙に残念だったパエリヤのあと小雨もパラつき始めて、
藤沢くんだりまで来てしまってどないすんねん、
と思案の末、
午後からは天気も回復するという見込みだったので
鎌倉あたりぶらぶらするかということでノープランお散歩を決行。

久々に江ノ電にまたがる(またがりません)。
このところ、鎌倉に行くにしても効率重視で、
大船経由の東海道線→横須賀線ルートが多かったんで、マたまにはね。
駅からタダでかすめとった観光ガイドマップ(半分地元民のクセして)なんぞ眺め
ルートを設定する……見えた!

江ノ島モノレール沿いに西鎌倉の山中に入り、
時間が許せば東の鎌倉の方まで抜ける! これだ!
……という行き当たりぽっちゃり。

寒くて曇った天候のせいか、ふつーに空いてる江ノ電。
まあ普段はこうなんだろうな。
秋口の連休とかは人がすごいんだ。

R0055037

江ノ島駅で降り、地図を眺めつつモノレール軌道に沿っててろてろ歩く。
やっぱ、頭上に一筋、軌道が走ってる風景ってのは
見慣れない者にはちょっとおかしなもんだな。
物珍しい。
アップダウンの激しい地形は、
同じく古都の山育ちのオイサンには懐かしさを感じる類似がある。
しかしまあ風が強いわね。冷えよる。
今年の冬は寒いですね。
寒い。

ふた駅ばかりは軌道を追って歩き、そこからは、
自動車みちをちょっと外れて住宅街の中へ。
緑地公園的な場所がある、……ように地図には書かれてたんだけど、
公園じゃなくてただ住宅街の中にぽっかり山の部分が残されてる、
というだけだった。
なーんだ

  しかしまあ、ものの見事に閑静な住宅街だなこのあたりは。
  交通の便は悪そうだが。
  環境はいい。すごくいい。
  でも、お高いんでしょ? イヤわかんねえけどさ。

R0055050

アンテナばかりがやたらエラそうな家なんかを横目に眺めつつ、
コンビニで一休みしてまたモノレールに合流し、
また逸れて住宅街の中へ……。

  家に帰ってから歩いたあたりを検索してみたのだけど、
  色々と美味しそうなお店があったりしましたのね。
  西鎌倉のあたり。

しかし、その山中で、まさか……
あんな恐ろしいものに出くわすとは……この時の私は、知る由もなかったのです……。



■怪談~西 鎌 倉 の 黒 天 狗



モノレールの軌道からも、車通りの多い道からも逸れ、
山と木々の目立つ、
閑静を通り越してややひっそりといった趣さえ感じられる住宅街に……
私は、足を踏み入れていました。

家はたくさんあるのにひと気のあまり感じられない、
山と、住宅街の境い目のようなエリアでした。

携帯電話の地図を眺め、
こちらの方が面白そうだ、などと考えたのがいけなかったのでしょう……
道はより細く、寂しくなり、
住宅地の延長かと思ったら突然足下が小砂利になり、
なんだか子供の頃遊んだ、里山に向かう道に似ているなあ、
そんなことを思いながら、その細い道をうねうねと歩いておったのです。

すると、目の前に。
突然、オレンジ色をしたタイルのようなレンガ造りの壁の、
大きな邸宅が現れたのです。

「はぁー、でけえ家」

その時は、そんな風に思っただけでした。
さして交通の便の良いわけでもない、
けれども恐らくは、そこそこ以上にお値段のする家に違いない……。

表札に刻まれた名前には、
見聞きした憶えこそないようなものの、
フルネームが刻まれていたことと、「法」の字が二つも入っているのがとても印象的で、
エラそうな、何か名のある人物の家なのだろう……
その正確な字面を記憶したわけではありませんでしたが、
そんな印象だけを心に残して、何を思うでもなくその脇を通り過ぎたのです。

  ここで一旦、時間はその日の夜まで飛びます。

散歩を終え、自宅に帰りついた私は
その日の朝に中途半端なところまで聞いて止めていた、
『ひだまりラジオ×ハニカム』の第3回放送分の続きを聴き始めました。
ダチャーンこと、原田ひとみさんがゲストの回です。

ラジオの詳しい感想はこのあと書こうと思うのですが、
いま大事なのはそこではなく……
あるコーナーの途中で読み上げられた、「ミノリカワ・ノリオ」という名前……。


  ……?


その響きを耳にしたとき、私は奇妙な感覚にとらわれました。
字の並びを見たわけでもない、
ただ、放送で音(おん)を聴いただけなのに、どこか聞きおぼえのある……否、
「響き」に「見憶え」がある。
その音から導かれる文字の並びを、ごくごく最近……どこかで見たような気がしたのです。

 ミノリカワ……ノリオ……

        二つの「法」の字……

  み法かわ……法お……

      御法川……法男……?

そうです。
放送で呼ばれたその名は、昼間、西鎌倉の山中で私が出くわした、
あの邸宅の表札に刻まれていたものそのままだったのです。
御法川・法男……。
『ひだまりラジオ』で名の上がるこの人物、
果たしてどのような人物なのか……謎は深まるばk







  ダチャーン「みのりかわ?」

  あすみん 「みのもんたさんの本名ですね」







ただの、みのさんのご自宅でした。







あのデカい家、みのもんたン家か。
確かに、wikipediaさん辺りを調べてみると、
みのさんの本名も、鎌倉市に在住、なんて情報も載っている。

はー。
まあ……概ね、間違いじゃないんだろうな。
そっかー。
みのさんの家ねえ。

……どうでもいいわ。
ネタとしちゃあ面白いけど。

あー、年末、知り合いがこっち来るらしいから……
もし都合が合って、本人が希望するなら、連れてってあげてもいいな。
近くにあったケーキ屋さんは美味しかったし。
ただ、交通の便はすげえ悪いから結構歩くけどな。

 ▼お散歩の続き

モンタミーノ邸襲撃事件(襲撃してない)の前にも一軒、
お茶の出来そうなお店があったんだけど
気付いたら通り過ぎてたんでそこはスルーし、
その先で偶然見つけた眺めの良いケーキ屋さんで軽く休憩。

オレンジ系のチョコケーキだったのでこの日は紅茶にした。
うむ、ンマイ。
やはり柑橘系のケーキには紅茶がよく合いよる。

R0055089

もう一軒のケーキ屋の方もなんだか気になって家に帰ってから調べてみたら……
なんと。
もう随分むかしに噂に聞いて以来ずっと気になっていた、
ホールで一万円以上するという謎のチーズケーキを食べさせる店だった。
はー、こんなところにあったのか。
また今度来てみよう。
西鎌倉、あなどれんなー。
あんまりたどり着ける自信もないけど。

このあとは大したイベントもなく、
いい加減時間がなくなってきたので手近なモノレールの駅に再度合流、
フツーに帰りました。
書き物のネタを拾いに出てみた散歩だったけど、
色々と拾いモノは、その気で歩けばやはり見つかるね。
もう一度藤沢をひと巡りして、
アニメイトで『ご注文はうさぎですか?』を見つけたので連れて帰った。

  ……ああそうそう、大戸屋で食べたほうれん草のおひたしが
  ビックリするくらい美味しくなくてビックリした(まんまやないか)。
  ほうれん草のおひたしって、不味くするのって難しいと思っていたので
  ワリと意表を突かれました。

R0055221
『ご注文はうさぎですか?』

……そーいえば今年、鎌倉在住の高校時代の友人とコンタクトがとれたのに
結局会う算段を全然つけずじまいだ。
せっかくのご縁なんだから、やっぱり会っておきたいなあ。
年内になんとかなるかしら。



■ついでだから『ひだまりラジオ』の話もしてしまうか。



上でちょろっと書いた、今期の『ひだまりラジオ』の話ですが。

  ▼ひだまりラジオ×ハニカム
   http://lantis-net.com/hidamari/


……なんだろう?
違和感。
おみんちゅ(=小見川千明さん)がゲストに来た前回から、なんだけど。
阿澄さんが、すごく頑張ってオシゴトをしようしようとしているように聞こえる。
いや、今までだってオシゴトはキチンと真面目にやっておいでですけど、
そうじゃなくて。

しゃべりを作ろう作ろう、盛り上げよう盛り上げようとしている感。

なんつーか、
頑張っちゃってる。
やさぐれたキャラの面白い自分を作ろう、見せようとして、すっごい声張ってる。
キ真面目。

多分、前回のおみんちゅとも今回のダチャーン(原田ひとみさん)とも、
二人きりでのしゃべりが初めてだから、
番組の冒頭では
「あんま緊張ねえわwはははw」
みたいなことホザいてはいたけども、
やっぱシンタスやミズハス相手のように、
本当に力を抜いてという具合にはまだまだいかないってところなんでしょうかね。
ホザいてたてw

あの二人相手の時は遠慮ないなーと思うもの。
勿論、最低限の線引きはあるに決まってるけど。
やっぱり人見知りなんだな。
気持ちは分かる。

デその、慣れない二人を前に頑張っちゃってる姿は、
期せずして冒頭の茶番でのセリフ
「新入生二人の前では、いいセンパイでいたいから!」
っていうのがマンマになってる気がする。
はははw

前回のおみんちゅの時はまだボンヤリと
「なんか雰囲気違うな?」
と思う程度だったけど今回は明らかにおかしかった。
っていうか、残念ながら、空回りしてちょっと面白くなかった。
ネタに頼ってしまったというかね。
多分阿澄さんは、計算して良いボケが出来るタイプではないからなー。

  出来るんだろうけども、本領はそうじゃないときだろうから。

おみんちゅの時は、
おみんちゅが超天然ボケだからなんとなく成り立ってしまってたけど、
ダチャーンはどうやら、どちらかというと普通にオシゴトを頑張ってしまうタイプとお見受けするので
「うわー阿澄さんが頑張ってる! 私も助けなきゃ頑張んなきゃ!」
みたいになって、余計に違和感が際だってしまったんだろう。
と。
いう。
オクソク。

  おみんちゅの抜けっぷりったらなかったもんな。
  「じゃあ、あとで『ぐぐれかす』します」
  「カスまで言ってないよ!!? やめてください!」
  のやりとりは、オイサンの2012年流行語大賞候補です。

 ▼ラブラブ16連射

『ひだまりラジオ×ハニカム』のOP主題歌のタイトルが
「恋いろシューティング」。

これまで、「今ンとこゆのっちは恋愛には興味がないんだろうなー」
と思ってたけど、ここに来て恋の歌を歌い始めた。
な、なんだろうこの焦燥感……。
焦る!
歌詞に「あなた」とか入ってる! 誰だよ!
宮ちゃんに相談とかしてんな空気読めよ!

『×☆☆☆』の時の、ラジオOP主題歌の『笑うかどにはパンパンパン!』が
自分の夢のこと、成長のことを歌ってて、
ここに来て恋のことを歌い始めたっていうのが……
なんか、意味深。
なんだろか、ボチボチゆのっちも、「自分の夢」から「誰かとの夢」にシフトする時期、
って示唆なんだろうか。

キャラと声優さんをシンクロさせることはイケナイことなんだけども、
このところの『ひだまりラジオ』やら『寝起きにポテトチップス』とか聴いていると、
あすみんが下手に生真面目に、
段階をキチンキチンと踏んで次のステップに上がらなくちゃ上がらなくちゃと
今まさに足掻いている感じ(丁度29歳→30歳の境目で、今ワリと躍起らしい)なので、
それに引きずられて、なんか、ゆのっちも
そういうことを考えるしっかり者に見えてきてしまったり。する。

そろそろダンナ見つけなきゃなー、みたいな。
それに引き替えどうです、松来センパイの牧歌的なこと!
安心すんわーw


……。


なんか、その辺の構図もね。
ゆのっち⇔吉野屋先生の構図ににてしまっていたり、いなかったり。

  ゆの「(うわー。無邪気なおとなだー。あれはやばいなー)」

……みたいなことをね。
イヤ、原作では全然そんなことないんだけど。
一生懸命、目の前のことに取り組み、楽しむ一方で、
「ボチボチ恋愛のことも考えんといかんかしら」と、
鉛筆くわえてフッと思っておったりせんかしらと、
また要らぬ妄想を逞しくするオイサンですよ。

ぶっちゃけると、この歌はあまり好きではないかなあ。
恋愛成分云々を抜きにしたとしても、
あんまりゲームなんかしてそうでないゆのっちが
歌詞の中にやたらとRPG用語を盛り込んでいたりして、
ゆのっちが「歌手として」歌っている歌になってると思います。

キャラクターがキャラクターのこと(つまり自分のこと)を表現する歌でもないから、
キャラソンでもない。

ゆのっちというキャラクターが歌手になって、
自分とはあんまり関係ない与えられた歌を歌ってる、
そういう構図になっている気がして。
すごい違和感あるわ。
阿澄さんとゆのっちの役割をある程度ミックスして解釈しないと
うまく解決できない気持ちの悪さがあるように思います。

 ▼『寝起きにポテトチップス』
  http://www.hobirecords.com/potato/

ついでにこっちの感想も。
最近は『ひだまりラジオ』よりこっちのが好きかなー。
あすみんと松来センパイのホットラインはすごい。

  あすみん、シンタス、ミズハス、松来スの四人が
  リレーでとっかえひっかえ出てくるようなラジオとかやらんかなー。

この番組、ワリと頻繁に、結婚・女子力なんてワードが登場する
(そしてその話をしている最中が一番自然な盛り上がりを見せる)のですが。
女子力が分かんねえワカンネエと嘆きつつも、
阿澄さん女子力高そうな気がしますけどね。
するんですけど。
けど、女子力高め版の阿澄さんは、その状態で長くいると阿澄さん自身が疲れそう。

それとも、阿澄さんぐらいの女子力が、世の女子の平均なのかしら。
女子って大変。
わかんないわー。

  オイサンも男子力とか全然高くないに決まってるので人の心配してる場合じゃないけど。
  つって諦めてるけど。

大体、男子力も女子力も、
男子から見た場合と女子から見た場合とでそれぞれ違うものっぽい
(というか、異性の考える「高くあって欲しい」パラメータが、
 同姓の考える「高くありたい」パラメータと一致しない)から
あんまイミないんだけど。
男性女性が、それぞれウチワの中で競うためのものじゃよね。

多分、
「女子が高めたいと思っている女子力パラメータを、
 都合良く汲み取って評価してくれるチカラ」が、
女子から見た男子力には含まれてるんだろうなあ。
ネイルとかおしゃれとか。

広く男子が求める女子力パラメータって何なんだろ。
日本的母親像なんだろうなあ、やっぱり。



……マそんなことで。
散歩がてら、書き物のネタ探しに山の中をぶらついたわけですが……
いい加減、『エヴァQ』も見に行かないとなあ。
色々面白そうだし……ああそうそう。
ついでに書いておこう。



■『絶園のテンペスト』



オマケ。
ワリとこき下ろし気味だった『絶園のテンペスト』が、
ここにきて急に面白くなった。
9話目にして突然ハマった。

設定とか話の筋は相変わらず厨二的なんだけど、
マヒロを極端なスタンスの持ち主にしたことで、
ヒロインの愛花ちゃんが、天秤の、
「世界の命運」の反対側のお皿に載せられることになって
相対的に「世界の命運と秤にかけられるほどのオンナ」の位地を獲得する、
っていう重み付けの構造を作ったことに、
おお、すげえと思ってしまった。
面白い。
こういうやり方もあるのかー。

  ちょっと小説版『ロードス島』のラストを思い出してしまった。
  一人の女の子の中に、神様の善いモンと悪モンが降りてきて戦うっていう。

それに加えて敵役の総大将の方が、
主人公サイドに突然世界の命運を人質に取られてうろたえる
(それ以前に主人公サイドが「世界がどうなってもいいのか」的なコトいう時点で
ワリとおかしいんだけど)、
目の前で主人公サイドの二人がいきなりシバき合いを始めて若干ヒく、
っていう絵面が異様に面白い。
悪役の方が常識人じゃんw!っていうおかしみと新しさと緊張感、
そして主人公のインパクトの強さに脱帽。
見ててサッパリ退屈しない30分だった。
いやあ、感服感服。

思春期の男の子の手前勝手な恋愛感情が世界を揺るがすっていう、
ああ、でも、世の中ってそのくらいのモノだよね、
それが本当の姿だよね、と思わせてくれる清々しさがある。
実に面白い。
今の世の中、みんなお利口になりすぎてめんどくさすぎる。
マヒロのようにシンプルに我が侭なのは見ていて嬉しい。
ヨシノの立ち位置にはいたくないけどw

  まあ、我が侭でも何でも、並外れた強さを持ってるキャラクターが
  オイサン大好きなだけですけどね。
  山本洋子さんしかり、陸奥しかり、美琴お姉さましかり、
  瑞穂ちゃんしかり、バーン様しかり。
  手のひらヒトツで盤面ひっくり返すような、
  強い心の持ち主が見せるシンプルなお話が好きです。
  たぶん絢辻さんも、これに似た目で見てると思う。

キャラクターが泣き叫びながら殴り合うような、
極端な感情で構成された世界はあんまり好きじゃないんだけど、
これを見ていられるのは比較的冷静なヨシノの存在があることと、
マヒロも基本、極端だけど論理で生きてるからなのだろうなと勝手に考える。
メインヒロインが既に死んでいる、っていうのも(これは最初から思ってたけど)イイ。
物言わぬ、決して解き明かせない場所に謎があるっていうのはやはり面白い。

順調に意味の分からない現象に浸食されていく世界が、
最初は「オオゲサでつまんねえな」と思ってたけども
主人公サイド(善いもん)・魔法使いサイド(悪もん)・一般人サイド(第三勢力)の
三者だけが残る箱庭空間を作り出すため、
余計な背景を排除するための設えだったんだなということも見えてきた。
色々考えられてるもんだなあ。ハッタリじゃなかった。

  まあその分、理詰めに作られすぎていて
  却って作り物感が高いことはマイナス要因なのだけど。

そんなんで急遽、次週が楽しみなくらいの位置にまで上がってきました。
グッとくる。

OP、EDも買っちゃったよ。
花澤香菜さんの歌うEDもいいんだけど、
そのカップリングの「too late for chocolate」って曲がかなりツボです。
全体的に、二十歳の頃の笠原弘子さんの雰囲気にダブります。
個人的な感想。

▼too late for chocolate


このヒト、名前よく聞くし出てる作品も結構見てる筈なんだけど
「この役!」っていう印象が実はあまりなかった
(『けいおん!』に出てるもんだとばっかり思ってたけど全然だったw)。
歌うとかわいいですね(酷。

『俺妹』の黒猫とか、
『モーレツ宇宙海賊』のチアキちゃんとか。
なんか、ご本人の名前と役が繋がらなかったんだけど。
単純に意識してるかどうかの問題か。


R0055229
今週の戦利品。『恋いろシューティング』、『絶園のテンペスト』OP・ED


マ毎度の如く長くなりましたけど、
そんな感じでヒトツ。


オイサンでした。


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2012年12月 7日 (金)

■愛を取り戻せ!~空と電車と結婚式 -更新第827回-

吉木りささんが……
なんか、いつどこで見かけてもカゼ引きそうな水着着てばっかなので、
カゼ引かないか、オナカ壊さないかおかあさん心配です。

オイサンです。
おかあさんよ。←どっちだ
まあ別に、ナマミの女が風邪ひこうがハラ壊そうが知ったこっちゃねえけどな。



■ロウきゅー化!



最近、目の調子がおかしい。
……っぽい。
メガネの度が合わなくなってきてるのかなー。
ゴハン食べたりしてると、
右目の視界に髪の毛みたいな細くて黒いラインがにょろっと入ってて
ん? と思ってもう一度見てみると消えてなくなってる、とか、
WindowsでOutlookとか使ってたらわかるかもですが
メールが来るとPC画面の右下にスッと出てスッと消える、
簡単な内容通知みたいなのあるでしょ、
ああいうのが、出てもないのに出てるっぽく見えたり。
する。

一回、医者にかかるかぁ……。

  ここで
  「クッ……とうとうあっちの世界の出来事が、
   肉眼で見えるほどこっち側にも侵食してきやがったか……!!
   まだほかの人間には見えていないらしいが……
   こいつはいよいよ、急がないとやばいぜ!!」
  などというセリフがスラスラ出てこないようでは
  まだまだ厨二病が軽い、と言わざるを得ない。
  イヤ書けましたけど。スラスラ。
  先に「医者にかかるか」という発想が出た時点で、
  厨二病じゃなくただのジジイですな。トホホ。

まあ上で書いたのはただの病気なんでしょうけど(オイ、
今朝もスタバでコーヒーを買っていたら、
カウンターから少し離れところの席で、恰幅のいい、
髭と、メガネと、サスペンダーに登山姿のご老人がこちらをじっと見ているので、
なんだろう? と思ってちらっとそっちを伺ったら
それはジイサンじゃなくてただの大きな登山用のリュックだった、
ということがあった。

見間違いかー、と思ってまた視線をカウンターの方に戻すと、
なんかやっぱり、視界の端におさまるそのずんぐりした物体が
登山姿のオジイサンに見えてくる。

うーむ。

……歯も、なんか疼くんだよなー。


まオイサンの体の劣化はどうでもよろしい。
そういう年齢だということを知っておいて下さい。
いつ、何が起こっても驚かないようにね……(意味深

ここんとこ、Web界隈で盛り上がってたいくつかの話題について、
独身アラフォー男子として思うところをつづっておこうかなあという、
そんな回。




■トラフィックジャム・チルドレン



飛行機の中で小さい子供が泣いてうるさかったので、
『隔離するか、黙らせるか、乗らないか、泣かせないか、どれか確実にやれ』
と航空会社にナンクセつけたきもちのわるいオバサンの話。

  元記事のリンクを貼ろうかと思ったんですが、
  私どーもあの記事がキモチ悪くて、
  あのタイトルを貼りたくないのでてきとうに検索して下さい。
  「JAL クレーム」とかで出てくると思います。

  ……何がキモチ悪いって、散々好き勝手吠えといて、
  ラストでちゃっかりJALを持ち上げて
  自分の心象が悪いまま終わるのを逃げて
  とりあえず自分的には汚い部分を無かったことにしてるように見えるのが、
  実に何ともうすきみわるい。受け付けないわけです。
  マそんな小賢しさに巷もキチンと気付いているのか、
  炎上も必要以上にしている気がしますけど。

まあ、確かにねえ。
2時間3時間、逃げ場のない中でお子さんにずーっとギャンギャンやられたら、
気分にもよるけど、たまったもんじゃないかなあとは思う。
距離が近かったら猶更ね。
正直なところ。

ただそれも、どっちの意味でも「どうしようもない」ことですけどね。

子供は泣くものだというのはもう、お天道様にはかなわねえレベルで当然のことだし、
不快に思うことも、ある種どうしようもない。

ただやっぱり、何より
「子供のそういう所業を見守るのが大人全体のオシゴトである」
ってのも当然の認識として、一番の前提として、あるハズ。
……多分。
とはいえまた、イマドキの世の中で、
その「オトナの当然」を全大人に共通の認識として浸透させるのはムズカシイんだろうけど。

  浸透させないと先がないんだけどね。ヨノナカとしては。
  でも社会がもう……全然そうなってないですし。
  世の中のあり方が一色じゃないですしね。

  「人間は誰しもこういう道すじの上に生まれて死んでいきましょう」
  っていう流れがもう、全然ヒトツではないので、
  「いや、俺はそっちの流れのメリットを受けずに生きる流れを選んでるのに
   なんでデメリットだけは『当たり前』みたいに受け取らなきゃいかんのよ、
   そっちで勝手に完結してよ」
  みたいなことは、絶対に出てくるでしょう。
  多分、ヒエラルキー的に上の方にいけばいくほど。
  ある意味、オイサンにはその言い分もすごく分かる。
  メリットとかデメリットとか、
  そういうことだけですべてが割り切れる世界でもないけども、
  そういうことがワカラナイ、ワカラナイふりをするのが得意な人が多いですから。
  オイサンが言うなって話ですけど。

それなりにどうしようもない時は、
やっぱり手を差し伸べる必要はあると思うわね。

もしかしたら、ねえ。
飛行機の中だもの。
大勢お客がいるわけでしょ。
寝かしつけの達人みたいな妖怪ババアがいたかもしれん。
プロの助産師さんとか、保育士さんとかさ。
超子供に好かれるだけのただのオバサンとかさ。
そういう人がいるかどうか、救いを求めても良かったのかもしれない。
航空会社が、なのか、そのお母さん個人が、なのかはわからないけど。

  CA「お客様の中に、保育士さん、助産師さん、
    超子供に好かれる妖怪ババアはおられませんか!?」

  超子供に好かれる妖怪ババア「呼んだかね」
  CA「うそお」

  自慢じゃありませんが、オイサンもそのケがあるのか、
  ケッコンした友人の家に遊びに行ったら
  母親だろうがじーちゃんだろうが、
  下手に触ると泣いてわめいてふくれっ面でなかなか笑顔なんか拝めやしない、
  っていう気難し屋のお子さんが終始笑顔で抱かせてもくれて、
  ご夫婦ともども「????」ってなってた、ってことがありましたね。
  閑話休題。

……マそういう方々もお寛ぎ中だろうから、
「移動のときくらい仕事から解放してくれよ! 押しつけんな!」
って思うだろうけど。
すみませんな、勝手なこと言って。
プロだからこそ出来ることもあるだろうけど、
逆にプロだからこそ仕事以外ではそういう面倒事からは離れていたいだろうし、
プロの技術だから「タダで提供せえ」ってのはある意味ムシの良い話でもある。
プロだからといってどうにか出来るってモンでもなかろうしね。

ただやっぱり、仕組みも認識もそういう風になってない社会で、
ただただ手をこまねいているのは、ある種お互いに不幸なので……
マ完全は無理でも、部分対応・緩和策くらいは講じてもいいのかなあとは思いますが。

しかし、ここでシステム的に対応したらしたで、
「対応するのが当たり前」っていう風潮がまた強まってしまって
今回は部分的・緩和で済んだものが、次回には完全を求められたり……しますからね。
そういうことじゃないんだ、
基本は「みんなでなんとかするもんなんだ」という認識を大前提に、
「この一時対応は、図らずも場を預かることになってるJALって会社が、
 一人の人(=ひと塊の法人格)としての、「みんな」の中の一人としての姿勢」
であって、姿勢でしかなくて、
まずは場を預かるものとしてJALがある程度なんとかしようという姿勢はみせるけど、
その先ははお前らもついてこいよ、
「みんな」でなんとかしましょうよ、
ということを……先ずは、やっぱ知らせるところから始めないとイカンなあとは思います。

そもそも、「公共の場」っていう概念の解釈が、色々間違ってる気がしてきたな。

一応飛行機は……「公共の」交通機関ですからね。
妖怪クレームばあさんも、その認識はあるみたいですし。
つまりは、JALが預かってこそいるけども、場としてはみんなの場所なわけで。

マお金はとってるんで値段分のことはやってもらわないとまたおかしなことになるけど、
そこで起こった全てのことが、JALに任されるべきでもないわけでしょ。
「公共」が負うべき部分も、多々あるわけだ。
飛行機も電車も、ある法人格が所有する「もの」だけど、
じゃあなんだ、道の上で起こったことは全部国土交通省に対応させんのか?
みたいな論理の気がしますね。

道の真ん中で泣いてる子供がうるさいから専用の隔離道路を作れ、と?
じゃねえだろ、と。

  ……マこのたとえも極端な話ですけど。
  道は密室になるわけじゃなしね。

しかしまあ、そう考えると。
やっぱネタの発端になったオバサンなんてのは狂……ってるわね。
狂ってる。



▼トレイン・トレイン・クレイドル



上の話ともちょっと連動して。
「朝のラッシュ時に、
 お母さんが乳幼児をつれて満員電車に乗ってくるのはどうなんだよ」
って話もあっちこっちで見かけましたが。

それもまた、しゃあねえもんはしゃあねえわな。
乗らなきゃな時には乗るでしょう。
上のリクツに倣うと、電車も公共の場なんだから、
周りもどうにか回せるだけの気を回してあげるのがそもそもの道理である、
とは言えるでしょう。


ウム。
……言えるでしょう、
けどもだ。


朝の満員電車っていう特殊な状況下で、
その場の全員が一丸となってその親子のために振る舞えるかと言われたら
そりゃ無理だ。
そこはわかってもらわないと困る。

あの場では、たかが周囲の人間がその親子をオモンパカルことが出来たとしても、
到底周りからの圧力に抗い切れるもんじゃないということも、
まずはしっかり理解されたい。

そういうことを様々考えると、
先ずは「安全面」という観点から、
おやめになることをお勧めしますよ、とは思う。
「危ない場所へは、小さなお子さんを連れていかない」
という意味で、避けた方が賢明である、とは思います。
フツーに。

  時間によって、お腹を空かせた野犬が徘徊する荒野を、
  たとえのっぴきならない事情があるにせよ、
  まさにその野犬の時間に乳飲み子を抱いてその荒野を横断しますか?
  っていったら、しないと思うんだよね。
  犬のいない時間、少ない時間を選ぶと思われる、フツー。

  犬と一緒か、って言われそうだけど、けど、
  満員電車のどうしようもなさったら、そうそうどうしようもないよ。

降りろ、という権利はないし、自分でも言わない。

けども、朝から眠いしだるいししんどいところを、
隣でぎゃんぎゃんでかい声で泣かれたり騒がれたり、
そのために眠れるはずの時間を眠れずに過ごしてしまったりした日には、
そりゃ鬱陶しいな、なんとかならんかな、と思うとは思うし、
思うことをやめろと言われたって困る。

確かにあそこは公共の交通機関だけども、
そんなことは、まあ関係がない。
ニューヨークの地下鉄だって公共の交通機関ですよ。
あそこは、ただの危ない場所ですよ。弱き者にとっては。

「擁護される仕組みを整備するべきだ!」?

おお、全くその通りだ。
そういう仕組みは作ればいいし、
せっかくこういう機運や議論が盛り上がっとるんだ、
乗じて声を上げればいいさ。
電車屋さんも、いまなら多少動きがいいんじゃないか?

けど、今はその守ってくれるものはないでしょう。
ないうちは、どーしたって危ない。
危なくななくなるまで、やめといたら?
ってだけです。

……そりゃねえ、どうにかして上げたいとは思えど、
あの中はもう、どうしようもない。
たとえばオイサンが朝のラッシュに乗ってて、
そこに小さな子供を抱えた奥様がお隣に立ったとして、
子供がいるからって言われたって何も出来ん。

多少気を使ったり、踏ん張ったりは出来るかも知れぬ。
けど、朝のサラリーマンのおっさんはケンシロウでも呂布でもない。
「その親子を庇うためにこれ以上頑張ったら自分の骨が折れるかも知れないけど、
 頑張ってもその親子には何かあるかも知れないし、
 頑張らなくても何もないかも知れない。
 頑張れば何か起こるはずのところを無事に済ませられるのかも知れないけど、
 頑張らなければ起こるはずのことが起こるべくして起こるかも知れない」
という状況のとき、オイサンが、フツーのオッサンが、腕が折れるまで頑張れるか?
といわれたら……フツーは頑張れないと思いますよ。
自分の背中で幼子がめきめきと音を立てて人ではないモノに変形していくのを
あーやだなー、と思いながらお見送るしかないでしょう、
そんなもん。

  そんな目に遭ったら、こっちとしてはむしろ
  精神的な被害を被ったってことで幾ばくかのお労いを戴きたいくらいです。
  戴かないけど。

その時に
「いや、私たちのために折れるまで頑張るべきだ」
という人には……やっぱちょっと、乗ってきて欲しくないなあ、と思う、
けど、
やっぱ「乗るな」とは言わない、言えない。
そして何かあっても、周りの人間に責任を追及されたって困る。
そのくらいです。

あそこが、法治国家の公共の場であるとは言え、
小さい弱い者にとっては危険きわまりない場所であることをちゃんと分かって、
今の状況のまま乗るんであれば
起こるべくして起こる何かと、何をトレードオフにするかってことは
まず覚悟のいることなんじゃないだろうか。
大の大人の男だって、安全の保証された場じゃないんだもの。

……出来ないことはない、と思いますよ?
朝っぱらから駅のホームで、
「よーっしお前ら! ここは一つこの親子のために一肌脱ごうじゃねえか!
 いいか、円陣を組んでバリケードを作り、
 50cm以上この二人には近づかないようにするんだ、
 他の奴らも全員、しっかり踏ん張ってたつんだ! ぬかるんじゃねえぞ!」
……とかって、車両全体で意思統一を図れば。

そりゃまあ、ゆとりさえあれば、席の一つも譲りたいとは思いますけどね。
色々しがらみのある中で、なかなかそうも運びませんわな。
自分を犠牲にしてまで、他人に犠牲を強いてまで、
とは思えません、申し訳ないけど。

そこそこ空いてる中に、抱いて乗ってきて、
ぎゃんぎゃん泣かすくらいなら、これはまあしょうがねえなと思いますけどね。
マそれも気分によってはやっぱりイライラもするし、
早く降りないかなー、と思うくらいは思うはずだけど。

そんなもんかなー。



■披露宴でラブデストラクション



次ー。
嫁はんが披露宴の場で、ダンナの『ラブプラス』入り3DSをぶっ壊した、
って話。

  ▼コミケスタッフの結婚式で、新郎の『ラブプラス』がサプライズ破壊
   http://togetter.com/li/412612


アホか。
そんなナマミ、煉瓦かなんかで頭蓋骨コナゴナにしたれ。
トンカチ使うのも勿体ないわ。
ハイ次。



……っていうのも乱暴なので。



うーん。
……あー……。
うーーん……。

どうだろうなあ。

新郎ご本人的に決意があってのことなら、
まあ一部を除けば清々しいんだろうけども。
ガチのサプライズで、自分がやられる側で、本当に大切なゲームだったら……
その場でどうこうするかは勢いによるけど、
気持ち的にはその場で何もかも破棄、だなあ。



「いや、なんかもう、ギャルゲーがどうとか関係ナシにね。
 相手のさあ、ホラ、人間性がねー?」


などと。



大人ぶったお為ごかしを、このオイサン、言うつもりは毛頭ねえですよ?
ギャルゲーのデータをどうにかしようなんざ、
たかがナマ身の分際で勘違いも甚だしい。
身の程を知れと言うんだ。

……などと吠えるとそれはそれでこの新婦の人とあんまり変わんなくなっちゃうので、
たとえ思ってても言いませんけどね。 ← 言った
けどまあ、個人的な気分としてはそんなところかしら。

ギャルゲーだってことも感情的に大いに関係はあるし
(まオイサン『ラブプラス』はあんまり好きじゃありませんけども)、
その上で、そういうことを笑いながらやれる相手の性質もどうかと思うし。

  マ自分がやられる側に回る可能性はとても低いので
  その辺杞憂なんで好き勝手言ってるわけですが。

自分に類の及ぶ想定の範囲でイヤだなあーと思うのが、
自分が新郎側の友人として参列してて、
その新郎と、そのゲームを一緒に楽しくプレイしていたり、
語り合ったりした思い出のあるモノだったら……
多分、席を立ってしまうと思います。
実際に立たないまでも、それに等しい気持ちになって、
その後の振る舞いもそのようになるでしょうね。

それは奥方に対しては当然のこと、
それを許してしまった新郎への態度にしても、
意識するとせざるとに関わらず、なんらかの影響を及ぼすと思います。
ああ、赦しちゃうのねー、みたいなトコで。
たとえ頭で色々納得して押し込めたとしてもね。
感情のひっかかりは……とれませんでしょ。

まオイサンの場合、
そういう方向性でも、あんまりその当事者になる可能性はないんですけどね。
いやだこと。
要らぬ心配ばかりだわ。
オホホ。
オホホホホ。
泣くな。



……けど、まあ。



奥さんにしてみたら、なんというか、
「ギャルゲーは気持ちの悪いもの」であることが「世間一般に当たり前」のことで、
それを人前で破壊することが誰かの嫌悪感に繋がるとは、
もしかして思ってないんじゃないかなあ、と思えるし、
そこに思いが至っていたとしても、とるに足らないことだと考えていたんじゃないか、
とも思える。

いや、この嫁はんを擁護するつもりはサラサラありませんけどね。
コレコレこういう人なんじゃないだろうか、という推測、仮定のようなものです。



それは多分……



「犯罪者を逮捕することに、異を唱えられる人間がいるはずがない」



っていう感覚に近いんじゃないだろうか。
などと。
考えた。
他に適切な譬えとしては……そうだなあ、
「ゴキブリを殺す」とか「蚊を殺す」とか。
え、だってみんな嫌いでしょ? 殺すの当たり前でしょ?
っていう感覚。

つまり、彼女にとってそれは
「大義」や「正論」だったんじゃないかと。

ある犯罪者がいたとしましょう。
そいつがものすごいイケメンとか美女であったり、
かつ「罪状は、罪は罪には変わりないが微妙」であったり、
「立場の取り方によっては情状酌量の余地がある」ような状況で
(別に当方、イケメン美女だからといってフツーはなんら斟酌されると思いませんが、
以前、あったじゃないですか。
犯罪者がイケメンで、それを見たアホなJKかなんかが擁護に回った、
っていうどーしょーもないケースが。そういうことを想定してます)、
感情的に「うーん……そこまでせなアカンかなあ……」という隙が生まれ得る状況において、
この新婦さんは

「いやいやいや、でも犯罪でしょ。犯罪者でしょ?
 法を侵してるでしょ。罰せられるべきでしょ。
 違うの? あなたは犯罪者を見過ごす人間なの? どーん!」
っていう……極論、正論の世界。

だから、何かその披露宴の場で
反論や反発的な感情が生まれ得ることに思いが至っていたとしても、
「正論でねじ伏せられるし、そうして問題ない」
レベルのことだと考えてたんじゃないかなあ……と、
なんとなくだけど、思った。

 「当たり前の話でしょ?
  結婚するんだし、こんな気持ちの悪いもの、壊されるのが『倫理的に』当然!」

大義は我にあり、って言う感覚。
その手のゲームやカルチャーを、「そういうもの」としか捉えていない人、
だったんじゃないかなあ。
ケッペキとも言えるのか。

おられますでしょ。
ワリと。
まだ、そういう方々は。
多分ね、コレを偶然読んで、「え、このヒト何言ってんの?」
って思ってる人も、相当数いると思う。
このサプライズを一緒に企画した奥方のご友人方々も、ご同類だったんじゃないかなあ。

……なんていうか、勝手に想像して勝手に書いてて、
すっげえ「気持ち悪い人たちだなあ」と思えてきてしまったんだけども……。



……。



けど、しゃあねえか……っつったらいけないんですけど、
ワリと、そういうのを「しゃあねえな」って思えてしまうタイプなんですよねえ。

なかなか「イマドキその感覚はねえよなー」とは、思えない。
人間……何が起こってどんな道を通って大きくなってきたか、なんて
ワカランですもの。
何かを分からない人間っていうのは、
自分自身含めてやっぱりいますしね。

みんな必ず、誰かの何かをワカラナイんだと思いますよ。
それはゼッタイに。
自分も、いつなんどきそういう残酷ショーの主催者になっちゃうか
分かったもんじゃない。
気付いてないトコロで、誰しも常に主催者側に回ってる。
怖い怖い。

アタマのいい人には、アタマ悪いヒトのことは分かりませんしね。
デ何かを決めようって時に、
「アタマがいい」ってことが、絶対の価値を持つのかと言われたら
それだって所詮は一面的な評価の仕方でしかないわけで。
アタマの悪い選択が正義である場合だって、
世の中にはそこそこある。
多分。

  99%の確率で100人全員が死ぬけども1%は全員無傷で助かる選択肢と、
  100%の確率で99人は助かるけど1人は確実に死ぬ選択肢、
  どっちがいいんだ、みたいなことで。
  少年ジャンプ的には前者が正解だけどサア現実さんお答えをどうぞ!!
  ……みたいなね。

そんなことで、
ワカランワカラン言っててもモノゴト決まらんし話は進まんわけですから
(そもそも前に進めることが良いのかって話も別問題としてあるんだけど)、
そんなとき、どんなヒトが一番チカラを持つか、評価されるべきかっていうと、
ウソでも何でも、起こったことに対して自分で責任を持つと肚をくくって
方向性決めてエイヤアと一歩踏み出せる存在が評価されるべきなんでしょうけどね。

  決め方や、
  決めるときにどれだけのモノゴトをどの程度参照するかってのは
  また大事なファクターだけど。

そゆことを総合的に、キチンと出来るヒトを……
「ホントに頭がいい」って言うんだと、オイサンなんかは思ってます。

あとはその、感情とリクツ、
局面によってどっちがより正しさを持つか、ってことまで評価して、
どっちの決定を採用するか、とかね。



なんかまた、話が全然違う方向に傾いたな。



なんだっけ。



そうそう、つまり、「分からないヒト」がノリでやってしまったっていうね。
それを、鬼の首を取ったようにその人を攻撃することなんか
出来やしませんよ、と。
まあ、まあ、まあ。


かなしい出来事の類ですね。


オイサンも調子のりなんで、
おもしろ半分で思いついて、こういうことをうっかり実行してしまわないよう、
つーか日常でやらかしている可能性も大なんだけど……
気をつけましょうね、というお話ですわ。


ぽてちん。



結構長くなったな。



マそんな感じでヒトツ。

相も変わらず世の中の、
愚にも付かないことをおはようからお休みまで見つめるだけ見つめて
目が疲れたからという理由で今日も眠りにつくオイサンでした。


がおー。


R0054550


あーあ。
ソーシャルゲームなんか、早く消えてなくなればいいのに。



 

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