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2012年10月13日 (土)

■かいしんの すんげき ! ファミコンバンド 11th LIVE 「の樹の下で」~週刊おっさんサミット2012 湘南・秋の陣 残りご飯 -更新第816回-

えー、ここんところのタイムラインを要約しますと、

  AKBのせいでニッポンが滅びて、
    
まどかマギカには社会的責任があると。


はい大変よくわかりました。
法律ではどないなってまっか。

仁鶴(偽)です。
四角いオイサンがまぁーるくおさめまっせ。


ハテサテ、こんな風に二週続けて遊びほうけたアラフォーでしたので、
先週末……10月頭の三連休はちょっと大人しくして
書けずにたまってしまっているブログのネタを消化しようと思っていたのですが……
おや、誰かからダイレクトメッセージが。
ふむ、アラフォーからか。
恐れていてはダメだと、心にアラフォーのメッセージ。

なになに……。



……。



グシャッ ( ← DMを握りつぶした音)



FCBを聴きに来ないか……だと?



  新 手 の ス タ ン ド 使 い か !!



ナメやがって!! ← ?

おのれ、この私を片時も休ませないつもりだな?
いいだろう受けて立つ!

と言うワケでやってきました、川崎市教育文化会館。

FCB、ファミコンバンドさんの存在は、結構古くから
(と言っても、ファミ通連載のマンガ『いい電子』で紹介されるようになる
ちょっと前くらいからですが)
存じ上げており、こう見えてオイサンも
汗水たらして十六連射の練習に一夏を捧げたファミっ子のはしくれです、
マいつか機会に恵まれたら聴きに行ってみよう、と思っていたのですが、
まさかそのいつかがこうしてやってくるとは。
Twitterさん素晴らしいな。
そして、ありがとうアラフォー!

  ……ご本人がネタにされているのを良いことに
  ホンマ好き勝手にアラフォーアラフォー言ってますが、
  カチンときたら早めにお知らせ下さい。

当日は、朝ちょっと早くから最寄りの川崎駅に到着して、
公演祝いにお贈りするお花やお酒を選んだり、
謎のインドカレー屋を見つけてダルシム魂に火を付けたりしていました。
あるの? そんな魂。


R0054180 R0054170
右は、有名な人間だけを選んで殺す殺戮兵器です。


オイサンがお贈りしたお花は、とても可愛く飾って戴いているようです。

 ▼お写真
 http://pics.lockerz.com/s/252397392

可愛いですね。右下に写っている白スク水がそうです。
真ん中のデカイの邪魔だな。
ありがたいことです。
心優しきアラフォーです。

で、開場が14時過ぎだったので、チョイ余裕こいて13時半頃に着いてみると……
……ナンジャコレ。
なんか1000人くらいは並んでそうなんですけど。

この日、同じく参戦予定のパパさん曰く、
「チケットを持っていない人間が当日券を貰うために並んだりはするらしいけど
 持ってれば並ぶことはないと聞いてる」
と言っていたのですが……。
舐めてたぜ、FCB……大人気じゃないか……。

まあファミ通さんで紹介されてるくらいだから予想は出来たことだが。
ちうわけで、皆さんも次ご観覧に行かれる方はご注意ください!
『アマガミカミングスウィート!』の公録なんかより全然並びます!!
(まああっちは座席くじ引き制ですからね)

それでは、聴衆、入場!!(なんかちがう)



■FamiCom Band 11th Live 「の樹の下で」



FCB11th「の樹の下で」は全3面構成!
1面目は色々メドレー、寸劇も満載! 初面から殺しにくる本気弾(ほんきだま)の宴です!

  ※本気弾とは
    STGにおける自機を狙って発射される、殺意のこもった弾のことをいいます。
    いわゆる弾幕、バラ撒かれる系の弾の反対。


2面はレトロく、8bitの音色を再現しつつ寸劇てんこ盛りで展開される、
演奏会というよりはもはや音楽劇に近いスタイル。
そして3面が「バンド」の真骨頂、演奏がっつりのステージ。
詳しい曲目なんかは、真面目なパパさんのページ↓をご参照下さい。

   ▼20121008 FCB(ファミコンバンド)の演奏会に行ってきました
   http://hm13chibi.blog36.fc2.com/blog-entry-645.html
                        [ まったり日々(?)のできごと ]

  ふっふっふ、たまにはこんな風に使わせてもらってもいいだろう。

いやあ……全編、サービス精神旺盛ですね。
これでタダってのが信じられないくらい。
まあ、権利の関係でタダにせざるを得ないらしいのですけれども、
それにしてもすごい。
オイサンは感激屋さんなので、出だしの調律コール(っていうのかね)、

  「SEーGAー!!

の時点で既に泣いていました。
なんでこういう時に泣くのか自分でもよく分からないのだけれども
(同時に大笑いもしているんですが、決して笑い過ぎて涙が出たっていうアレではない)、
多分、嬉しいんですよ。
もう、そのネタが分かる人がこんなに大勢いることとか、
それを分かち合えることとか、通じ合えたことが。
ああ、俺たちは、同じ時代、同じ空気の中で生きてきたし生きている!
っていう言葉にならない繋がりを、
これほど感じられる瞬間はないわけです。

▼セーガー



同じネタで笑える! ……そこに込められた、
言葉を尽くしても言い表すことの出来ない敬意も、親しみも、
コイツばかだな! っていう優しい蔑みも、全部くみ取った上で笑える、
膨大な情報量を一瞬で受け取って理解し、笑いに変えられるんです、
これを「愛おしい」と呼ぶのであろう、
こんなに嬉しいことが他にあろうか!!

……そういうことだと思います。
そんなんで、冒頭からめっちょ泣いてました私。

開幕直後はセガメドレーだったので、
希望としてはそのままマスターシステムの起動BGM(スペースハリアー?)に繋げて欲しかった。


▼マスターシステム 起動



寸劇は、もっとチョコチョコはさまるだけかと思ってたんだけど
3面以外はほとんどずーっとやっててビックリしたわw
まあ、なんというか、お芝居としては雑っちゃ雑なんだけど、
それを雑と呼ぶのは間違いで、それも含めてあれが完成系なんですね。
最高の意味での「8ビットくささ」が端々に漂っているわけです。
本当の意味でのサジ加減なのだと、
肩を揺すって笑う『戦斧~ゴールデンアックス』のハゲオヤジ二人を見ながら思った。



■ぼくとあなた、魂のサウンドトラック



全編通して色んなツボを突かれまくってしまい半ばイキかけてたんだけども、
中でも1面(序盤じゃねえか)、
極大任天堂メドレガの中で『スーパーマリオギャラクシー』から、
ウインドガーデンギャラクシーがチョイスされていたのは驚き嬉しかった。
比較的新しいゲームなのにすげえ。
もう一発、フローターランドギャラクシーも聴きたかったなあ。
アレも素晴らしい曲だので。

▼フローターランドギャラクシー



それから、2面のパズルステージで奏でられた『フラッピー』
80年代前半のFCソフトなのにBGMが3種類から選べるっていうおかしな仕様でして、
それを3種類とも、キチンと演奏されたのが嬉しかった。
寸劇の方で、フラッピーが1機(人?匹?)やられるごとに
BGMが変わるっていう細やかな演出もニクイ。
BGM-Cが好きなんすよ。ちょっともの悲しげで。

3面は……えー、若干申し上げにくいんですが、
正直に白状しますと……ワテクシ、『FF』シリーズの中では「5」に一番思い入れが薄くて、ですね。
オンラインでなく、正規ナンバーの『FF』では、『5』『6』『13』だけ、自前で買ってない。
『13』はまだやる予定ではいるので、『5』『6』だけがちょっと異質。
それでも『6』は結構好きなので、『5』は今一つハダに合わなかったのだと思います。

ただそれなのに「エンドタイトル(エンディングテーマ)」だけは、
色んな物語ゲームの中でも五指に入るくらいは好き、
という意味の分からないアンバランスさです。
裏面(アンコール)で演奏された『クロノ』も、実はやってない。

  この辺はワリと、同世代でゲームやってる人間には鉄板のタイトルなので、
  珍しい、とよく言われるんですが。

だもんで……すみません、3面はそこまでの消耗もあってか、
結構寝てしまいました。
エンドタイトルだけはしっかり聴かせてもらいましたが。

じゃあ、3面はタイクツだったの? と問われれば、とんでもねえ。
『ソルスティス』はプレイ経験こそないものの、音楽・演奏ともにすばらしく
食い入るように聴いておりましたし、
裏面の最後の最後に、ものすごいストライクな隠し玉……
『オホーツクに消ゆ』のエンディングが控えてまして、
個人的には超締まったラストでありました。
俺得。
『オホーツク』は、『北へ。』で北海道に行くようになってから気になって、
買い直し再プレイしてみたらすげえ濃厚な物語が詰まっていたことにビビらされたという
希有な思い出深いタイトルですからね。
嬉しかったです、ボス!



■かいしんの すんげき!



デFCBさんの本業であるところの(マテ)寸劇。
「1面から本気を出しました」と、座長さん(?)も言っていた今回。
オイサンはお初だったのでこれまでの公演との比較は出来ませんが、
「寸劇ってこんなにドッサリやってんの?!」
とビックリするくらいの量と密度でした。
ほんとに演奏会かこれは? という……若干失礼な賛辞。

当日の入場待機列を見た団員さんがツイートで
「マニアックな寸劇を見たいがために、こんなに大勢の人がw」
的なことを言っていたけど
(どうでもいいけど「演奏を聴きたくて並んでいる」という解釈にはいかないのかw)、
マニアックはマニアックかも知れないけどもこれはもう、


  かいしんの すんげき !(ズバズバズバッ(擬音))


と言わざるを得ない。
イヤそれ言ったら


  つうこんの すんげき !(シャバダバドゥワ(擬音))


だって成り立つんだけど。マ細かいコトはええがな。
すごいすごいとは聞いていたけど、ほんとにすごかった。
スゴ過ぎて、もう少し演奏をしっかり聴きたかったという場面もちょっとあったけどw
ちょっとね。

『メトロイド』からサムスの走りっぷりとか、
『ドアドア』ナメゴンの震えっぷりとか。
……アレ、あとで首のスジを違えたりしなかったかしら。
鍛え方がちがう?
あとは、2面の『ときメモ』朝日奈さんの暴力的な全力疾走!
あの腕の振りでぶつかってこられたら、そりゃ転ぶよw
もっと女の子らしく走りなさい。
『ドラクエ4』……じゃない、『ルート16ターボ』の、
デスピサロ戦の再現具合もすごかった。
前半と後半(=サブと主力)のメンバー構成とか超リアルw
そしてツめられるクリフトさんw
「アやっぱアイツ仲間うちでもツめられてたんだw」
と思うともうおかしくて。

  あと、オイサン『ドラクエ4』では塔の曲がすごく好きだったので、
  塔の曲聞きたかったなー。
  
  『ドラク』……否、『ルート16ターボ』も『ときメモ』も、
  2面は寸劇主体だったので、贅沢を言えばもう少し音楽を前に出して欲しかった、
  という欲はアリ。

『パンチアウト』のリトルマック、3人(4人?)がかりのホイミン、
挙げればキリがないけど……
「すごさ」と「チープさ」が絶妙なバランスでブレンドされてて、
ああ、「ユルい」なあ、と。
計算されたわけではないけど、
あの頃の思い出の空気感に裏打ちされた、緻密なバランス感覚。
幸せな気分でいっぱいです。

あのレベルに達するのだって超大変なのは、
曲りなりにも演劇をかじったことのあるオイサンにはわかるんですけどね。
イヤ、大変だと思いますよ。
なんでしょうね。
友だちん家でゲームやってる気分に、すごく似てた気がする。

方向性が「正しいなあ」と思います。エラそうだけど。

お金かけて衣装をちゃんと作るとか、
カラダをめっちょ鍛えてキレキレの動きを目指すとかそういうんではなく、
「ふつうのおっさんどもが、今出来る最大限で一生懸命やってますよ!」
っていうのが、ですね。
ファミコン黎明期のクリエイターたちがよく言う

 「いや、あの頃は、絵もプログラムもぼく一人で、
  音楽だけ分からないので一人つけてもらって、
  デバッグから売り込みまで、最終的には三人のチームで三ヶ月で作りました」

っていう状況みたいなものとか、
その末に生まれた、今現在の超豪華で超お金かかったゲームとは違う、
チープだけど心を震わせてくれた作品群とかとなんだかかぶる気がするのです。
黒子が見えちゃうとか、演奏中にバンバン、演者が席をたっていなくなるのを隠そうともしないとか。
ちょっと『どうでしょう』さんっぽいかも知れません。

劇の内容的には、ちょっとオチがつき過ぎる気はします。
肩をスカさせるというか、笑いで終わることがキホンになっていたので、
ときどきは普通にハッピーに終わったり、
本気で泣かせにくるものが挟まっても嬉しかったかも知れない。

  マ感動という意味では、その分を
  「舞台上で『マリオ』の256Wをぶっつけ一発でキメる」
  とか、なんか「ひと味まちがった」感動が用意されてたりする
  (そしてまたあの場ではその方向性が正しいとも思う)ので
  バランスは取れてると思うんですけどね。
  ああいうところで歓声が上がったりするあたりが、やっぱり他とはちがう。

あと、寸劇の題材として
演出のメインが物語や言葉になっているゲームになってくると
なかなか辛いモノがあるのではかろうか、という風にも感じた。
そうなるとどんどん普通の演劇に近づかざるを得ないモンで。
別段、無声劇にこだわる必要は全然ないと思うけども
「やろうと思えば無声でやれる」というところを
一つのセンにしておくくらいがいいんじゃなかろうか。
だから8bitものとは相性がいいんだと思います。

  これは勝手な憶測だけども、今回の『ときメモ』に関しては
  楽団の中でもその辺色々意見が出たりしたんじゃないかなあ、と思ったりする。
  マやっぱり、これまでの公演記録をよく理解してないからアレですが。
  そんな小理屈はとっくに超越したあとかも知れませんな。
  「おもしろけりゃ何でも良いじゃん?」って。
  その通りだと思います。

しかしまあ、それにしても……何なんだろう、この演しものは。
演奏会……? 演劇……? コント……??
なんかね、怒られるかもしれませんけど。

「サーカス」に近い気がしてきたなあ。



■Closing~悪霊の神々



アンケートに「今後、演奏して欲しい曲」の欄があって、
そこには一応『バギーポッパー』とか書いてきたんだけど、
他にも、『サイドポケット』とか『ルナーボール』とか、
『スカイキッド』に『ドラスレファミリー』……ナムコが多いな。
あと『魔鐘』とかね。『ニコル』とか。
一杯出てきます。
おっさんだから。
『アースライト』……は、ただのクラシックだな。
『ファミリージョッキー』もただのクラシックになっちゃうんだけど、
寸劇を見たいなあw ← 本末転倒
もうやってそうだけど。
あ、『ファミリーピンボール』と『ピンボール』もやって欲しい。
前者は曲メイン、後者は寸劇メインで。

▼バギーポッパー          ▼サイドポケット


▼ルナーボール            ▼ドラスレファミリー


あと、
上でも『ドラクエ4』の塔が聴きたいとか書きましたけど、
毛色をちょっと変えて、
古今のRPGの色んな町の音楽ばかり集めた「町しばり」とか
「ダンジョンしばり」「バトルしばり」、とか、
そういうメドレーも聴いてみたい気もする。


……。


まあそんなんでおなか一杯、感想は尽きませんけれども……
終わってみれば全4時間弱、長さを感じさせない公演でした。
さすがに「あっという間だった」とまでは申しませんが、
それでも映画二本見るほどの長さや疲労は感じなかった。
感服。
「途中からお尻の肉が腐り始めるのでザブトン持参で!」
と聞いていたので野外用携帯ザブトンを調達して臨んだのだけれども
そんなもん全然必要ないくらい、椅子も良かった。

構成としては、上でもちょっとだけ書いたけど、
もう少しだけ音楽に耳を傾ける時間があってもよかったなあと思う。
寸劇の時間と音楽の時間が、ガッと固まって分かれているのではなくて、
それぞれの面で6:4~8:2ぐらいで変動しながらブレンドされてると個人的には落ち着けた。

  マ勝手に静かに聴いてればいいんだけど、
  やっぱり笑い声とか手拍子とか入ってきちゃいますからね。

このさき、えふしびは ながき ねむりにつく……

……のだそうで、次の演奏会は、2年後か、そのまた先か。
そう言えば前回の10thが終わった時に、
「オイサンもいってみたかったな」と呟いたら、
「次は2年先なのです」
みたいなことを教えてもらったと、今思い出した。
それを憶えてて戴いて、
この先がまた長いことを慮って、声をかけて下さったのだろうか?
あれからもう2年も経っていたのか。全然感じていなかったな。

何にしてもありがたいことでした。

やっぱイイね。
ファミコンはいい。ゲームはいい。

他の映画や音楽や本なんかでも同じなのかもしれないけど、
「同じ『場』で、同じ体験をしている」
という意味において、テレビゲーム、ビデオゲームという場は、
一種異様な密度をもっていると、オイサンは思う。

違う人間が、時空を隔てながら、
同じ立場や能力を有しつつ全く同じ体験が出来る場、
それが8bit時代のゲームの世界だったんじゃないかと思います。

また今回の様に、同じ振幅に身を委ねられる場を……
おなじ逞しいユルさで作っていって欲しいなあと思います。



こうして あらふぉーに へいわが おとずれたのでした !



R0054192
閉幕後、出口でお客さんをお見送りのOPA-OPAさん



オイサンでした。




敢えてFC版のファンタジーゾーン。オイサンにとっちゃコレなんです。



 

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