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2012年8月の13件の記事

2012年8月30日 (木)

■僕とモギーと、梟池で。 -更新第804回-

ロビイストになりたい。
オイサンです。


R0053081


そうして、日がな一日ホテルや劇場のロビーで、
無料のコーヒー飲んだり新聞読んだりしてダラダラ過ごすのさ。

……え? そうじゃない?
……紅茶? そういうことでもない?
え? どういうこと?
まあいいや。



■僕とモギーと、梟池で。



サテ、時計はまたまたさかのぼり、
オイサンの夏休みが終わって帰省から戻ってまだ間もない、8月19日の土曜日。
このオッサン、まーたワカモノと遊ぶ約束をとりつけていました。

  ……仕方ないじゃないの。
  これは6月くらいからお誘いを貰ってたんだから。
  正直、我ながら遊び過ぎだとは思うが。

場所は若者の街・池袋。
昔はわりとブラブラしたもんですが、随分ご無沙汰してるなあ。


▼オイサンおデートMAP in 池袋

より大きな地図で ミョウガキャニオンの恐怖 を表示



■ふたりのきもちのほんとのひみつ



この日のメインは勿論フォロワーさんとお会いすることなんだけども、
せっかく都心まで出るのでミッションをもう一つ設けてみた。

それは、「茗荷谷にあるロシア料理の店「ソーニャ」でランチを戴く」というもの。

  ▼茗荷谷 ソーニャ
  http://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13003541/

このお店は、以前お伝えしたサキさんとの密会の時に
密会場所の候補に上がりかかったんだけども結局使わなかったお店。
……なぜ候補に上がったのかといえば、
『キルミーベイベー』の殺し屋ソーニャちゃんと名前が一緒だったから。
そんだけ。
ホントそんだけ。
けど、オイサンがこのお店を見つけるよりも早く
サキさんも見つけてたってのが面白い。
その時のやりとりがこう↓です。


  1
  なんかうまく埋め込まらないので画像でスマヌ。


……実際会う前からこんなやりとりが出来るっていうんですから、
いい時代ですよね。
時代の性能なのかどうかはともかく。

結局このときは二人で相談して、
「他に候補が見つからなかったらそこにしましょう」
なんてノンキに話して、
「ロシア料理ってのも面白いけどマ今回はいいかー」
とオイサン一人でナットクしてたんですが、
あとから聞いてみたらサキさん、一人でランチに行ってみてたんだそうで。
ウフフ。


  あのがきゃあああああああ!!!
  それで出し抜いたつもりかあああああああ!!!



……すみません取り乱しました。
ウフフ。

だもんで、オイサンも本場の貧k……ゲフンヌ、
本場のボルシキと、揚げ立てのピロシチとペレストロイカを味わいに、
おっとりブレードで駆けつけたとこういうわけです。
ペレストロイカの酢味噌和えおいしいです。

▼キルミーベイベー ふたりのきもちのほんとのひみつ




 ▼ミョウガキャニオンの恐怖!

さてミョウガキャニオンまで赴くのにこのオッサンが黙って電車に載ってるワケもなく、
池袋で一旦降り、クッソ暑い中をドボドボ歩くというドM仕様。
このヒトあたまおかしいんですかね。

  いや、ホントはデートで使うお店の場所を先に確認しておこうという
  意図があったんですけどね。
  この日は湿気がさほどでもなくて風も強く、日陰にさえ入れば結構快適で助かった。
  チョイチョイ日陰に逃げつつ匍匐前進。

しかしこの、池袋~茗荷谷というエリアにお邪魔するのはオイサン初めてだったのですが、
案外、のどかでひなびた感じも残っているのですね。
都心のクセに。
こんなにフツウに人が住んでるとは思わなかった。
昔の一軒家が結構立ち並んでいる。
へー。
冗談でツイッターに
「池袋から茗荷谷までブラタモる」
とかPostしたんだけども、
本当にそうなれそうなくらい可笑しな小道とか分かれ道とか、
曰くありげな地形が時々顔をのぞかせてなかなかタイクツさせません。

  R0053090 R0053093

  道がへんな曲がり方してたりね。なくても良さそうな段差があったり。
  面白い。

「ミョウガキャニオン」というくらいですんで、
左右に堆く積み上げられたミョウガの谷間を崩さないように
おっかなびっくり歩かなければならないのかと、
ミョウガがあまり得意ではないオイサンなんかは生きた心地がしなかったのかと言えば
マア常識的に考えてそんなわワケはないんですね。
ハナシ盛りすぎ。

茗荷谷の駅を目前にして、まだまだお昼までは時間があったので、
前を通りがかった時ちょうど開店準備中だったカフェに一旦避難。
だって、暑いものは暑いんだもの。
「cafe Fuu」さん。

 ▼cafe Fuu
 http://www.cafe-fuu.com/

当たりのお店でした。
広々した店内。
清潔感のある雰囲気。
控えめなBGM。
ふとましやかなウェイトレス(失礼)。
なぜか、超コック帽の料理長。

  喫茶店の厨房で、コックコート完全装備って珍しいよなー。

パラパラとメニューをめくってみると、
スコーンが私に助けを求めていたので救出しました。
ふう、もう少しで手遅れになるところだったぜ。

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  ……しかし、このあとフォロワーさんとお邪魔することになる
  「ワンダーパーラーカフェ」にもスコーンがあることを、
  この時のオイサンは知る由もなかった……。
  教えといてよおみかん隊長


一時間半ばかりお茶を戴きながら書き物したりして、
良い時間になったのでいざソーニャへ。
茗荷谷、緑も多めのいい町です。


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 ▼ロシア料理の店 ソーニャ

小さな看板の、こぢんまりとした可愛らしいお店です。

お店の内装全体が深い赤をしているのは、
革命の志士の血の色を表しているのでしょうか。
申し訳ないけども、ちょっと落ち着かない。

壁、テーブルクロス、食器、
全部が深い深い、若干黒味を帯びた赤。
うーん……やはりその、ココロが少しザワついてしまいます。
スペツナズ時代の血塗られた記憶が呼び起こされ、
この店のご主人はその時の教官すみませんそんな事実はありません。

  ▼蝉鳴きし候に蝉無きし頃を想うでござる の巻 [ きつね炊飯(仮) ]
  http://elis.s246.xrea.com/elis/diary.cgi?no=125
  こちらはそのオイサンを出しぬいたサキさん(ID:eliskip)のページ。

まあ真面目にね。
多分この赤も、文化的になにか意味のある室礼なのでしょうけども、
ちょっと落ち着かんかったなー。

お料理はおいしかったです。普通に。
特にクセがあるわけでもなく、
野菜とお肉の真っ赤なシチューという感じ。
感動的に美味しくて、是非またこよう!
……というモノでもないです。
ロシアの人、結構普通の味覚(なんだと思っていたんだ)。

ピロシキには、サキさんも書いている通り
ひき肉・餡・カボチャがありまして、カボチャにトライしてみました。

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「揚げたてで熱いですよ」とお店のご主人は言ってましたが、
これがまた本当に熱くてですね!!
ここは冬のロシアじゃねえ真夏の日本だ熱いな!!
と叫びそうになりました熱い!!

そしてサキさんが書いてくれてた通り。
カボチャ、分かり辛かったw
味が。
美味しかったんだけど、風味程度にしかカボチャっぽさが残ってなかった様な気がする。
甘かった。

そんなこんなで一つ目の目的を達成。
池袋へ戻るため茗荷谷の駅へ向かいますが……
そういえば、このあとお会いするフォロワーさんとも縁の深い
スキBADさん(元:第四先輩さん)もこの辺にお詳しかったような……などと、
みちみちイタリアンジェラートのお店の看板など見つけて思い出すオイサンであった。



■@mogura_otoko



さて本日のメインイベント。
デートのお相手はID:@mogura_otokoさん。

オイサンの指定した待ち合わせ場所、いけふくろうに現れたのは……
先日の札幌オフに引き続き、またしても未成年でしたつかまる!!(捕まらない)
年齢は薄ボンヤリとしか把握してなかったのですが……
そっかー、彼も未成年だったかー。

  『アマガミ』やったのも高校生のときだって言ってましたよ。
  うひー。

全身浅黒く日焼けして、小柄ながらもちょっとガッシリした体つき、
一見すると健康的で、何かスポーツをやってる人に見えなくもない。

  誰かに似てるなーと思ってたけど、
  いしいひさいちの漫画に下宿の先輩的なポジションで出てくるキャラに
  よく似てるんだ。

  ちなみにオイサンの職場には、水木しげるのマンガにモブで頻出する
  出っ歯でメガネのキャラにそっくりの人がいました。
  今はもう違う部署だけど。
  どうでもいい情報。
  

なんかこう……ひと目でイカニモ! ていう感じではなかったなあ。
少なくとも、オイサン世代の見た目感覚では。
でもなー。もう、最近の人らの基準はわからんのだよ。

そんな、@mogura_otokoさん=もぐお夫さんでしたが、
経歴を聞いてると、やっぱりこう……
オイサンみたいなのの歩んできたのとは、ちょっと道が違うんですよね。

実際、バドミントンを長くやっていたスポーツマンで意外と体育会系。
今は学園祭の運営委員をやってみたりと
なかなかにアウトゴーイングな一面も。
見た感じ、半袖からにょき出た腕なんかも結構筋張っていて、
たくましさを感じさせる。……抱かれたい! 
いやいやそうじゃない。

  しかし……色黒で、メガネで、腕ががっしりしている……
  ああ、モグラ男ってそういう((多分)違います)。

つい先日まで2年連続でつとめた学祭の実行委員の仕事を
頑張ってたって話をイキイキと語ってくれまして。
なんていうか、あー、大学生だなーと。
ウム。
そこは、すっごくフツーの大学生らしい大学生にお会いした感じです。

  あ、ちなみに彼は今回、
  ナント熊本から青春18きっぷでここ東京まで来られたのだそうです……。
  それも学生らしいと言えばらしいけど、スゲエ。
  デ、途中名古屋で元締めに挨拶に伺ったところ、
  そこで寝かせてもらうつもりだったのがシャワーも浴びさせてもらえず
  グラウンドに持ち込まれ、そのまま語り明かしてほぼ徹夜だとか。
  容赦ねえな。

ウーン。

オイサンら世代のオタクっていうと、
ある時期に、きっかけになる作品にガツンとやられて修羅の門をくぐり、
そこから先はもう修羅の道……日の当たる道から90°の角度で分岐するその道だけを
延々と歩き続けるものだと思っていたんですが……
彼からは、否、彼ほどの男からも、どうもそういう匂いはしない。
学祭とか、既に興味なかったもんなー。

  こうなってくると、「オイサンが特殊なのか?」と疑わざるを得ないな。
  皆さん、存外ハイブリッドでやってるもんなんでしょうかね。

けれど、話を聞いていくと、そうした違いにもなんとなく合点がいき始める。
彼、ギャルゲーへの入口も、
ケータイアプリ版の『キミキス』からだって言うんですから
世代的なギャップを感じずにはおられません。
そっかあ、ケータイかあ……。

  『ドラクエ』もケータイなんだってさ。
  もうそういうのが当たり前になっておるんだな。
  オイサンたちの感覚が古いんだ。そっかー。

そんな風に、学生時代ずっと部活でスポーツなんかやっていた、
いわば日の当たる世界の住人だった彼が
突然ギャルゲーに手を出すことに抵抗はなかったのかなー、
ということが、オイサンにはなかなか不思議でしてね。

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これも実は、旧世代オタクの感覚だということが
今こうしてまとめていてようやく分かるのですが……
そんな疑問もぶつけてみたところ、
「別に抵抗はなかった」
と言うんですね。
あっさりと。

デその理由というのがまた、たまらなく興味深い。

  「昔から、『パワプロ』やってたんですよ。
     そうするとサクセスモードの中で……」

ああ、なるほど!!
スポーツゲームのストーリー仕立て育成モードの中に
結構本格的な恋愛要素が埋め込まれていたので、
ゲームの中で恋愛モノを楽しむことに、特段の強い抵抗はなかったと、
このように仰るわけです。

  ううむ。
  さすがKONAMIさん、さすが元祖よ。
  面白い導線を敷いたものだな。
  狙ってか、無意識のことなのか知らんが……恐ろしいわい。

しかしあとからまた考えてみれば、
彼らの世代の意識の中で恋愛ゲームは「ギャルゲー」というジャンルに多分なくて、
例えば、週刊マンガ誌にスポーツモノと恋愛モノが一緒に載っていて
その恋愛モノを読むことをイチイチ恥じたり
「異なもの」として認識する必要がないのと同じように、
恋愛ゲームも、
「ケータイアプリ」という「雑誌」に掲載される
「スポーツモノ」と同列のコンテンツの一部である、
という意識しかないんじゃないかなあ、とも思えてきた。

オタクの世界への入り口も、
我々の頃のように普通の道から少しはずれたところに草に覆われ口を開いている、
のではなく、
普通に歩く生活道路のところどころに、
明るい看板を掲げている、ってことなんだろうなあ。

いやあ。

……時代は、変わったねえ。
マあれから20年近いんだ。
無理もないか。


 ▼mogura_otoko~その血統

ただそんな彼もマインドは結構しっかりダメなオタクでいらしてですねw
そこには安心した(するな)。

たとえばこうだ。

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今の彼のTwitterアイコンが
『輪廻のラグランジェ』のマドカになってるのがちょっと気になっていて
その理由を尋ねてみたところ、
「憧れの対象だから」
とのイッパツ回答。
おお、いいぞ。回答に勢いがあるな。

  「ホントに『好き』なキャラ……いわゆる嫁はアイコンにはしないんです。
   だから、『ココロコネクト』はしません」


とも。





……ほほう?(キラリーン。
オイサン、別にそこまで聞いてねえですよw?
ではその、本当に好きな『ココロコネクト』のキャラは誰なんだい、未成年?



  「え」



若干の間があって。



  「……いおりちゃんです」



うわー、このヒト照れてるぞ! えらい!!
そうでないとイカン。 キモチワルイw!

もぐ子はかわいいなあ!!!

……などと、若者を茶化してはいけませんな。
いや、でもイイコトだと思います。
大好きですそういうの。どんどん好きになればいい。
恋愛なんて気持ち悪くてナンボです。

……そうかあ、いおりちゃんが好きかあ。
参ったな、そう思うとオイサンもいおりちゃんが気になってきたぞw?
今週からはそういう目で『ココロコネクト』を見てみよう。
「もぐお君が好きないおりちゃん」だと思うと、
なんか違うものに見えてきそうだ。
楽しみが増えた。
やべえときめいてきた。
早く見たい。

  趣味悪いとか思われそうだけど、
  でも茶化す意味じゃなくて、なんかこう……応援したいわ。

いやあ、でもいいよなあそういうの。
オイサンももっと頻繁にそういう感じを味わいたいよ。
オタクはそうでないと。

なんていうかその……やることなすことに、いちいち文脈や理由があるのが、
オタクっぽくてメンドくさくて、良い。
そういう強さや脆さや武装は、好もしいと思う。

  褒めてますからね?

それにその、のどの奥からスルスル滑り出る万国旗のように、
聴かれてもないコトを前のめりに語りかけてくるその姿勢は、
紛れもないオタクのもんだと思います。
そりゃあー……貴方と元締めが差し向かったら、朝までくらいしゃべるでしょうよw

……彼が「いおりちゃんです」と答えるまでの間がまた、
実に素晴らしい間だった。
開いてしまった「間」に彼が気付き、取り繕う様に慌てて答えるも
如何せん、間は既に開いた後だった。
そんな「間」。
忘れられない。
素晴らしかった。
感動的だった。
……本当だぞ?

彼からは「恋」が溢れていたように思います。
そう、愛ではなく、恋。
小難しくも回りくどくもない、ただまっすぐな思い。
絢辻さん(というか『アマガミ』世界全体)にしろ、
いおりちゃんにしろ、
「好きだ! 俺が好きだ、他でもない俺が好きなんだ!
 だがどうしようもない!」
という、あの、重くるしい輝きは、様々なことに対する恋なのだと思う。
……でないと、あの照れは出ないと思うし。
あの
「いおりちゃんです」
は言えないと思う。
いやあ……オジサン、なんだか嬉しくなっちゃったよ。
なんかごめんね。



■スキBAD家の人々



そんな可愛く正しいモギー(勝手にそう呼ぶことにした)ですが、
オイサンにしては珍しく、『アマガミ』の話も結構しましたね。

多くはこれまで色んな方々とした話の確認のようなものでしたが、
同じことを、多くの人が、それぞれの道を辿って同じような結論に辿りついていることに、
やはり意味があると思う。
数多あるルートから、自分のヒトツを見つけ出すゲームであることだとか。
そうして見つけたヒトツが、なにか運命めいたものであるという錯覚を起こさせるだとか。
その点においてやはり『アマガミ』は素晴らしいし、
『アマガミSS』や『アマガミSSplus』は素晴らしくない。
ウム、実にいい。

ああそうそう、
そんな、日陰系マッシブなモギーなので、オイサンも実際お会いするまでは
もっとスキBADに対してポジティブなタイプなのかと思っておりまして、
一門の他の方々の様に、ああいうのが大好物で

  「スキBAD食って生きてます!」

的な人なのかと思っていたけどそれはそうでもなく、
ワリと、アレ食ってハラ下した畑の方らしい。

  まあ、実際お会いして話してみればそれはすごく納得だったんですけどね。
  リョナやNTRは基本苦手の、ろりぷにを愛する平和の使者なのだそうで。
  イヤごめん。後半はてきとうに言った。
  間違ってたら言って。

そんなスキBADの話もしたんですけども、
「スキBADは、狙わないとやれないことに価値がある」
という話には納得できたし、ああなる経緯が、徹底して、執拗に、
不自然であることにも意味があるんだと改めて思えた。

  ゲームとしては自然に運んだ方が圧倒的に好ましいのだけれどもね。
  あの仕掛けの意義として、あれはああではなくてはならないというのは
  実に納得のいく話だ。

彼の『アマガミ』のプレイ環境の話もかなり興味深く……
「自分が学校から帰ってから、姉が帰ってくるまでの間に、姉の部屋のテレビでプレイする」
ってそれはキミ「プレイ」の意味を履きちがえていないかね。
どんなエクストリーム・アマガミだ。
絢辻さんにネクタイ絞められる場面の話を比類なき濃さで聴かせてもらったんだけども、
その時芽生えた感情には、環境による若干の吊り橋効果の影響も多大にあったんじゃね?
と思わせるスパルタンぶりですな。



■イケイケ池袋



今回モギーとは池袋でお会いする約束にさせてもらったのですけれども。
その理由は「茗荷谷から近かったから」というなんとも勝手なもの。
どっちがメインなんだか。
あとは、多少見所もあるかなあと思ってのこと。


 ▼センスオブワンダー

どこか落ちつける場所でお茶でも飲みながら話そうと思っていたのですが、
そうそう、池袋にはいいお店があったコトを思い出しました。
『ワンダーパーラーカフェ』。
いわゆるメイドカフェなのですが、

「おッ帰りなさいませーごッしゅりんたまー♪ 
  きゅるるん!!♪♪」

という様なノリ(ホントかオイ)のメイドカフェとは一線を画す、
本格英国メイドさん式におもてなしをして下さると評判のお店です。

  一緒に銚子を回ったフォロワーさん・おみかん隊長御用達のお店。
  「日曜の昼に行くんだったら予約した方がいい」など、
  色々手引きをしてくださったのも隊長。
  ありがとうございました。

マせっかく若い方が遠くから来て下さるので、
何か面白いおもてなしでもあった方がいいかなあと思ったので手配してみた。

  しかしオイサンも
  メイドカフェというものに足を踏み入れたのは今回が初めてだったもんで、
  いやあ、
  ……二人して、あんなにビビりまくることになるとは。
  何事にも先達はあらまほしきことなりよキテレツ。

外見からもっとメイドカフェメイドカフェしてるのかと思いきやそうでもなく、
テナントビルの一階にこぢんまりと収まっている感じ。
店内も、もっとファミレスくらいの広さがあって
パーティションで囲われてたりするのかと思っていたけどそんなこともなく。
ワリとセマ目のスペースを、
本格メイド装備のメイドさんが静々と移動するので結構なプレッシャーを感じます。

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ウワサのチョコアート。おっさん相手に、どんな気持ちでこれを描いてくれているのか。

モギーはリンゴのシブーストとアイスココヤを、
オイサンは……なんだっけ。
ナントカブレンド49というかなりお高めな紅茶と季節のケーキ……だったかな?
を注文しました。

とても薫り高く、渋みも一切感じない、すごい飲み易い紅茶でした。
美味しかったです。
ほの暗い、せまい空間に結構な人数のお客が入っているので、
ちょっと、なんていうか、全体的に「近い」イメージがありました。
まオイサンのガタイがでかいってのもあるんですけど。

イヤ、でもね。
我々をもてなして下さったメアリというメイドさん。
すげえでかく見えた。
オーラがあった……気がする。

キホン、落ち着いた静謐な空間だったので……
今思うと、もしかしたらオイサンちょっと声がでかかったかもなと反省。
どーだったろ。

最初こそ落ち着きませんでしたけれども
話し始めてしばらくするとどうにか馴染んできた感じ。
しかし、あそこで落ち着いて本を読んだり書き物をしたり出来るかと言うと……
マでけんこともないかなあ……。
普段行ってる店とそう変わらないか……。
どーだろ。

食べ物は掛け値なしに美味しかったです。


 ▼サンシャイン60 展望フロア・スカイテラス

ワンパを出た後はサンシャインの展望フロアへ上ってみました。
高いところ大好き!  ← あっ

関東に出てきてから14年になるけど、
……そんなになるのか? 長いな……( ← 今気付いた)
サンシャイン60には、ちゃんと上ったことがなかったな。



……外壁を(無茶言うな)。



いっぺんぐらい上がってみても罰は当たるましい。
会話に困るようなら水族館にでもいけばいいし。 ← ずるい計算

展望台のある60階まで、ぎゅんぎゅんとエレベーターで上がり、
ついでに屋上、吹きっさらしのスカイデッキまで。

……いやあ。
以前のぼった横浜のランドマークタワーに負けず劣らずイカした絶景。
天気も良かったので、スカイツリーやら皇居やら、かなり遠くまで見渡すことが出来ました。

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あと、どういう由縁があるのか、
展望フロアで『TIGER & BUNNY』の展示をやっていて、
オイサンその日のいでたちが緑色のシャツにハンチングという
すげえ不完全な虎徹の私服コスプレみたいな格好だったので
周りの視線が微妙にこそばゆい。

こ、これはな、ちゃうねんで?

長時間高い所にいたら、モギーはなんだか気分を悪くされてしまったみたいで、
慌てて地上に帰ったのでした。



■Closing~オマケ



マそんなこんなで、出会いから5時間あまり。
非常にパワフルな時間をすごさせてもらいました。

そのあと彼は横浜へ向かい、別なフォロワーさんと会った後、
また青春18きっぷで熊本まで帰るのだそうで……
お、お疲れさんッス……。

マ彼はまだ大学生で、学校も西の端の方だから
なかなかお会いすることも難しいハズだったのが、
今回こうしてわざわざ訪ねて来て下さって、お会いすることが出来ました。
ありがとうございました。

なかなかねー。
オイサンも、中国・四国・九州方面は攻め込むのが難しいので。
サキさん(in大都会岡山)とのこともあるし、
今一度行かねばなあとは思うのですが。
お会いしたい方々も、あっちの方に結構おられますしね。
行きたい行きたい。いい季節に。

難しいコトさえ考えなければ、日本はせまいですからね。
元気で生きてさえいれば、またいつでも、すぐに会えると思います。
果たしてそれまで、お互い、どんな動機を保っていられるかわかんないけれども。
……それだけは、誰と会おうと毎回思うわ。
気持ちを切らさなければ、もう一度もう二度、またすぐ会えると。

ですんでね。
次の機会を楽しみにしたいと思います。
遠いところありがとうございました。

またね。





……最後にオマケで、今回のやり取りの中で、面白かった一幕をご紹介。
以下、細部は省略、言い回しは若干簡略化したり脚色したりしてますが、
大意は同じでお届けします。


 モギー「名古屋で、エロゲを見に行ったんですよ。二人で」
 オ イ「先輩さんと?」

 モギー「はい。あ、でも厳密に言うとですね」

 オ イ(……いやらしいゲーム買うのにゲンミツってなんだろう……

 モギー「売りに行ったんですよ。先輩さんが」

 オ イ「ああ、終わったやつを」

 モギー「はい。先輩さんが『要る?』って言うんですけど

 オ イ「www(面白い)

 モギー「趣味に合わなかったんでイヤいいですって言ったら

 オ イ「wwwwwwwwwwww(面白すぎる)


エロゲーのお下がりをあげようとする元締めも元締めなら、
それを「性癖が違う」と突っぱねる彼も彼だなあwwwww
イヤ、まあ、モノがモノなだけでフツーのことなんだけど、
うーんw
面白いww
味わい深いwww

先輩さんの差し出したのがドンナノで、
彼の好みがドンナノだったのかはヒミツです。
わりと序盤のデキゴトでしたけど、この時の会話がすごく面白かったです。
あーおかしいww

いやー。いい関係だなあ。

あ、ついでにもう一個、面白かった瞬間。
サンシャインのスカイテラス(つまり屋上)にて。


 モギー「二次創作で、梅ちゃんがヒロインたちを、
     次々に食い散らかす話があるんですよ」

 オ イ「おあーw それは合意の? それとも凌辱的な?」
 モギー「後者ですね」

 オ イ「ああw まあ、それは『ない』展開だけど、
     (書いてしまう)気持ちは分かるな」

 モギー「ええ」

 
   ファンタジーとして素直に読めてしまうと思うし、
   起こりえないけども、梅ちゃんではない誰かとそうなってしまったときの
   感情を観察するものとしては有用だと思う。

 
 モギー「デ先輩さんと話していて、
     『アマガミ』の世界でそれをやれてしまうのは
     ロミオか鼻血王子のどっちかしかいない、
     みたいな話になりました」


 オ イ「あー……。
     今それを聞いて、俺は、ソレやれるのは響ちゃんくらいかと思った」

 モギー「まさかのw」
 オ イ「まさかの。まあそれも『ない』んだけどね」

 モギー「ありませんねえw でも、『アマガミ』で百合かあ……」

 オ イ「うん。ないとは思うけどね」

 モギー「あるとすれば、響センパイと森嶋センパイとか。
     あと、絡むとすると紗江ちゃんぐらいじゃないかと思ってました」

 オ イ「ああ、そうね。紗江ちゃんはあるわね。あるある。
     こう、自分からいくんじゃなくて」


 モギー「はいはい。誘いの」

 オ イ「誘いウケっていうのか、誘いゼメっていうのか」
 モギー「誘いゼメはただの攻めです!」
 オ イ「はいすみません(ツッコミが速い!!)」


いやあw
本当に、このときの突っ込みはすごい速くて驚いたw
ああ、これもやはりオタク的だと。

……などという風にですね、
えー、
イカンよ。

池袋の一番高いトコロでナニを垂れ流しているんだキミタチは。
警備員さんが、なかまになりたそうに ジーッと こちらをみている!
じゃないですか(違。
スカイツリーに拾われる電波と混線して、
世界に配信されていなければ良いのだが……(チラッ


 どうでもよろしいがこの翌日、
 高校生がこのサンシャインの屋上から、3m近い柵を乗り越えて
 飛び降りてなくなったのだそうです
 柵って、こんななんですよ?

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 いやー、
 ……こんなコト言ったら怒られるの分かってますけど、
 頑張ったなあ
 どんだけ死にたかったんだ。

……などと。
あまり感心しないオチがついたところで、
此度の「ゆび先はもう一つの心臓」、お開きでございます。

次は、キミの町へ行くかもしれない。


オイサンでした。



 

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2012年8月28日 (火)

■最北のMeridian<子午線>【お店の章】 -更新第803回-

ウフン。オイサンよ。

2012年8月4日~7日までの4日間、
札幌~稚内~旭川・美瑛をおとずれた北海道旅行の記録、
「最北のMeridian<子午線>」。

ここでは、主にその4日の間に訪れた幾つかのお店に関して
つらつら書いていきます。

それは既に顔なじみだったり、今回お初のお店だったりしますが。
おしながきは、

 ・札幌 こふじ(居酒屋・定食)
 ・札幌 カフェドノール(喫茶)
 ・稚内 サウンドスペース ミズグチ(オーディオ・ゲーム)
 ・稚内 ひとしの店(定食)
 ・稚内 晩香(喫茶)
 ・稚内 デノーズ(イタリアン・バーガー)
 ・旭川 おもちゃのタモちゃん(おもちゃ)
 ・旭川 カオスヘブン(スープカレー)
 ・旭川 cafe 花みずき(喫茶)

などの予定。他にもなんか書くかも。
その他のページへは以下のリンクからどうぞ。

 ▼最北のMeridian<子午線>
  メインページ / 出来事の章 / お店の章 / まちと旅路の章



------------------------------------------------[120828更新]--------



■その1 こふじ(札幌 一日目・お昼ごはん)



今回の旅行で最初に寄ったお店、「こふじ」。
初日の札幌でのお昼ごはんに。

  ▼北海道料理 こふじ
   http://www.kofuji.com/
  ▼食べログ
   http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010101/1007737/

雑居ビルの地下にあり、ヘタをすると見落としかねないロケーションですが、
オイサンが訪れた時には幸い(?)上のビルが改装工事中でして、
思いっきり表に「こふじ 営業してます!」の看板が出ていたもんで
見落とさずにすみませした。

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ほんのり暗い、地下の飲み屋さんという風情ですが
しっかりお客が入っている。
カウンターが五席ほどと、4~6人がけ程度の座敷席が三つ。
奥の方にも座敷があったのかしら。
隠れ家的なお店……というか、防空壕っぽい(失礼)。
一人飛び込み慣れしてないと、入り口でしり込みしてしまいそうな佇まいではある。

  ……と書いていて気付く、
  そっか、オイサンはもう、多分ずいぶんそういうの慣れしてるんだろーな。

カウンター席は、多分地元の
(まあ当たり前だ。あまり観光客が寄り付く感じじゃない)、
夜も常連っぽいオーラの男性陣でいっぱい。
座敷に通される。
となりの座敷にも、男の一人客。
ガイド本など広げてるところを見るとオイサンと同じ旅行者かしら。
いるもんだ。

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オススメはギンダーラだったんだけど、
ちょっと食べ慣れ過ぎてるのでつぼ鯛の焼き魚定食を選択。
テーブルにはフツーのお店でも置かれているようなものの他に、
いかの塩辛が壷に入ってどーん!
北海道っぽいなあ。

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お料理、美味でした。
ボリュームは見た目の通りでてんぷらもついてるのが素敵です。
お写真センターの、豆腐に茶そばのついたのが一風変わってて満足感。
個人的には、てんぷらが野菜の煮物だったらより嬉しかった。
夜のお料理やお酒も美味しいんでしょうなあ。
飲めないけど。



■その2 カフェ・ド・ノール(札幌 一日目・コーヒー/甘味)



シン君とのデートで使おうと思っていたお店。
結局使わず、下見程度に落ち合う直前に一人で30分くらいお茶飲んだだけ。

  ▼インフィニ珈琲社
   http://www.infini-cafe.com/
  ▼食べログ カフェ・ド・ノール
   http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010101/1000431/

気さくなマスターがやってるお店で、
彼の見立てでコーヒーカップが選ばれたり、雑誌が出されたりします。

  YAZAWAが表紙の、「成り上がれ!」とアオられた雑誌を
  無言で出されたときには何のメッセージかと思いましたが。
  オイサンそんなイメージなのかなあ。

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戴いたパウンドケーキはねっとりと重厚感があってパンチが効いてます。
うめえ。
アイスコーヒーも普通に美味しい。

  この場合の「普通に」は、
  チェーンでないコーヒー専門店のものとして
  特別なクセもなく美味しい、ということです。
  喫茶店の、どぼっとしてたり(ムダに濃い・しぶい)、
  逆にばしゃっとしてたり(ムダに薄い・水っぽい)、
  チェーン店のもののような味と香りに厚みの乏しい感じだったり、
  というのとはまた違います。
  やっぱコーヒー専門店のコーヒーは、間違いがなければ
  喫茶店やチェーンのカフェよりも一段美味しいですからね。

ケーキの写真を撮って、一人でひょいひょいお茶を飲んでたんですが、
別なお客が入ってきてマスターがそのお客のコーヒーを淹れ……
「このカップも撮りますw?」
と、なぜかオイサンに話を振ってくる。
嬉しそーにw
なんだお前、それはアレか? 自慢の一客か?
いいだろう、せっかくなので撮らせてもらってやるけれども。

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ほらよ、コレで満足かw? どうしようもねーな全くw

アレですね、人によってはメンドクサイお店だと思うかもしれませんね。
オイサンは今日限りだからいいけど、
これが地元で毎日通う身で、毎回のように話しかけられたら
ちょっと鬱陶しいわw
マでも、毎日来る客にはそれなりの対応をするんでしょうけどね。
でも嬉しい時には嬉しい、そんなお店でしょうね。
オイサンはちょっと嬉しかった。

  そーだ、これは、最終日に旭川の喫茶「cafe 花みずき」の
  おねーさんが言ってたことなんだけど。
  「ダメな喫茶店の条件は、店員がしゃべりすぎることなんだってー」
  と、マシンガンのようにしゃべったあとで言ってた!

マそんな感じで……
札幌の目抜き通りの地下にあるお店ですが、
静かでとても落ち着ける佇まいでした。

って、今回地下のお店多いか?
俺は地下活動家か?

サテそろそろシン君と落ち合おうと腰を上げた出しなに、
近辺の、マスターがお付き合いのあるらしいお店の名刺を
束でごそっと5、6枚、もらってしまいました。
こっちゃ、あと3時間もしたら稚内に向けて出発するんだよw

……あー、しまった。
どうせなら、シン君に軍資金と一緒に渡して、
夏休み中に全部回ってレポートするように言えば良かった。

そんな夏休みの自由研究も、おしゃれやん?
(高校生が自由研究するかどうかは別にして)



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■サウンドスペース「ミズグチ」 (二日目・稚内 オーディオ・ゲーム)



珍しく、食べ物屋ではないお店をご紹介。
稚内の商店街にある、「レコード屋さん」です。
イマドキ「レコード屋」て! ……とお思いでしょうが、
別にレコードを売ってるわけじゃなくて、
フツーにCDとかDVDとかブルーレイとかその再生機、
現代的なオーディオ機器を扱ってるお店です。


 ▼稚内中央商店街 サウンドスペース ミズグチ
 http://wakkanai-chuo.com/av/mizuguchi




それをなぜレコード屋などと?
……雰囲気がそうなんだもん。しゃあねえよ。

今回は二日目に、宗谷岬からバスで戻ったその足で、
20kmジョギングに入る前に立ち寄りました。

オイサンは、初めて来たときからこのお店が大好きでねえw
イヤ、何にも特別なことないんですよ?
無いワケじゃないけど(どっちだ)。

とにかく、中途半端に古いソフトを大量にディスプレイしているんです、このお店。
CD・DVDにとどまらず、初代PSソフトとかサターンのソフトとか、
もうすっかりジャケットが色あせてしまったようなソフトを
ずらーっと、惜しげも恥ずかしげもなくディスプレイしている。
そしてそれらを、未だに定価で販売している。
最強です。

ここのオーナーっぽい、ビン底眼鏡のヒョロッと長身の、
五十がらみのおっちゃんもタマランイイ味を出してます。
店員の愛想がいいのかと言えば真逆でして、
マ数年に一回現れてじーっと三十分ばかり品物を眺めて帰っていくオイサンも怪しいのでしょうけども
(オイサンのコトを認識してるか分かりませんが)、
完全にいぶかしんでるご様子で、早く帰れと言わんばかりに
スリップストリームに入ってプレッシャーをかけてくる。

  いやー、ウザイw
  ゆっくり見させろよばかやろうw

もうねえ、すごいのよ。
時間の流れっぷりが。
完全に止まったワケでもない、
かと言って流されすぎるでもない、マイペースぶりがもう、シビレル憧れるレベル。

あとで出てくる旭川のおもちゃ屋さん、「タモちゃん」クラスになると
いい加減悟りの境地、流水の極みに至ってるわけですが、
ここにはまだ強固な意志が備わっていて、
自分でまだ時間の水門の開け閉めをやってるわけです。
それもまた気分次第でね。

前に訪れた時にはレアものPSソフトの『ハームフルパーク』を
新品未開封で定価入手しまして(当時でプレミアつき14000円くらい)、
マこれもガッツリ日焼けしてましたし普通に家で開けて遊んでしまったんですけれども、
そんなこともあったもんだから毎回なにか、お宝が眠ってないかと
ついつい探してしまうんですね。

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その時の『ハームフルパーク』。普通に面白い、横スクロールSTGです。




いやー。
ここも、変わらないでほしいなあ。
世界遺産に登録されねえかなあ。

……無茶言うな?
でもねえ、いっぺん行ってみなさいよ。
あのビン底メガネ親父は、重要無形文化財だよ(失礼)?
あのメガネは多分ギヤマン製だよ?



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■ひとしの店(二日目・稚内 晩ゴハン)



二日目の夜、花火の前に晩ゴハンを食べたお店。
以前このページにも掲載した短編「大根おろし」のモデルにしたお店です。
思い入れは深い。

 ▼大根おろし
 http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/-673--ded0.html


……んですが、このお店も、駅前の再開発にともなって、
もとあった駅のド真ん前から移転。
……十メートルくらいw 一等地には変わりない。
すっかり新しくなっちゃって……いくらもらったんでしょうね(コラ)。

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左が2009年冬の「ひとしの店」、右が今回。ホントいくらもらったんだ。

ぶっちゃけた話をします。
このお店、料理は決しておいしくはないw

  ……ホントだよ?  ← 念を押すな

勿論まずくもないですが、敢えてココを選ぶ動機もない。
殊更disる必要もないんですけども、
美味しいからかよっていると思われて、
それを期待して行ってもらってもオイサン責任とれませんので。
自己責任で。 ← 事故レベルか

イヤイヤ、ご家庭料理のレベルだと思って下さい。
オイサンの感覚では、うちのオカンの方が料理上手です
(慣れ親しんだ味だから、という補正含みで)。

お店の中は、とても広くキレイになってました。
前は4人掛け×4席くらいしかなかったのに、
倍くらいになってるんじゃないかしら。
以前店内にかかっていた絵や句は大体そのまま使われてる。
厨房が良く見えるようになってる。
おばちゃんの顔は……なんとなく覚えてるなあ。
奥で料理してるダンナさんの顔はほとんど見覚えなかった。

店の奥からずーっと子供の声がしていて、
多分お孫さんの声でしょう。
つまり、「大根おろし」の主人公のモデルにした娘さんの、お子さん?
……一人娘だったらね。
わかんねえよ? そんなことまで。

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けど、まあ、初めて来た時に見た感じ、
お店でお手伝いしてた娘さんは中学生くらいで、あれから8年だものねえ。
結婚して子供くらいいたって不思議はねえや。
吹雪の中、サンダルで平気で店から出入りしてたメガネの娘さん。

カレイの煮つけ定食を戴いて、そそくさとお店を出る。
料理の方は相変わらず、
リニューアルもパワーアップもしてなかったけど、マいんじゃね?
この期に及んで、進歩もあったもんじゃないでしょ。
決して悪い意味ではなく。
ここまできたら、きっと変わらないことの方が大事だよ。

けど、お店が変わってしまったことは実はちょっとダメージある気がしている。
前のちいさくて煤けたお店の方が、
ここの味には説得力があったような気がするねえw
この小奇麗なお店でこの味のゴハンだと、ギャップがでかいように感じたりして、
ホント、最後まで失礼な感想で申し訳ないのだけれど。

次来た時も、また寄っちゃうんだろう。
お元気で。



■晩香(三日目・稚内 コーヒー/甘味)



三日目の朝、稚内の町を発つ前に寄った純喫茶。
稚内では老舗の部類で創業45年にものなるのだそうです。
「稚内で一番古いよ!」
とマスター言ってましたが、
このあとにお昼ゴハンを食べに寄った「デノール」さんが47年目だと言っていたので……
残念だがお前さん、稚内じゃあ2番目だ。

  マどっちがどれだけ間違ってるかわかりませんけどねw
  そんなの。

この喫茶には、ぜんざいとか鍋焼きうどんとか
それはキミ軽食のたぐいかねと言いたくなるメニューがありましてずっと気になってたので、
今回はさすがに鍋焼きはご遠慮するにしてもぜんざいくらいは倒しておきたい所存。
鍋焼きは、次、冬来たときに挑戦する。

ここはもう何度目かのお店なのですが、
マスターとしっかり話をするのは今回が初めて。
聞けば……っていうか、聞きもせんのにw、出てくるわ出てくるわ。
色んな話が。

自衛官として働いていた、50年近く前の話とか、
その頃の稚内の話とか。

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喫茶店のぜんざい。おもちもしっかりしてて、甘みもパンチ利いてて、お世辞抜きに美味しいです。

かつてのマスターは自衛隊にいて(本当)別の意味でマスターと呼ばれていた(嘘)そうで、
元は青森におられたのを、
ノシャップ岬近くにあるレーダーサイトに配属されて稚内にこられたのだとか。
冷戦のまっただ中、ロシアから飛んでくる航空機の対応に大忙しだったんだそうです。
おお、なんか想像を絶する世界だ。

  青森も一度行きたいねえ。
  かっこいいじゃないですか。
  青森。ブルーフォレストですよ。
  森が緑じゃなくて、青。
  こうして考えてみると、かなりかっこいい字面だな、青森。
  飾らない感じもいいね。
  何かある気がしてくるな。

「地元の人間は、漁師になんかならないよ。危ないもの」
とは、マスターの弁。
マスターは自衛隊で来ましたが、
出稼ぎでのため同じように青森からやってきて、漁師になる人も大勢いたんだとか。
そんで……

「当時の船は小さくて、多くても10人15人乗りだったんだけど、
 それが冬の海でひっくり返ると、みんな死ぬわけさ。
 当時の船なんか小さくて軽いからあっちこっちでひっくり返るだろ?
 そうすると陸には、何億っていう保険金を持った未亡人であふれかえるわけだな!
 がっはっは」

って。豪快な話だな。
いや、笑うところじゃないと思うんですけども。

当時の自衛隊の話もなかなか興味深く、
稚内にあった自衛隊の基地(と呼んでいいのか知りませんが)は
米軍が設計・建設をして、
日本人が米軍から教育を受けて運用するってのが当たり前だったそうで
(まあそうだろうな)、
そのときの、米軍と日本のカルチャーギャップには悩まされたし、
彼らの徹底して合理化された考え方と行動様式を見て、
「アこりゃこんな奴らと、今の我々が戦争やったって勝てねえわ」
と思ったんだそうな。

  曰く、職務に対する割り切り方だとか、
  曰く、最悪のケースを想定した教育と、それをぶれさせないための
  徹底して体に覚え込ませるカリキュラムだとか。

今となっては西洋ナイズされた文化や思想の中でオイサンなんかも育っているから、
さほどのカルチャーギャップを感じることはないようなものの、
当時の日本人には、衝撃を受ける事も多かったんだろうなあ、
などと思いながら話を伺っていた。

どちらかといえばむしろ、
「そういう西洋思想に衝撃を受ける」、
当時の純・日本的思想の方が、
もしかするとオイサンたちからは失われているのかも知れない、
という感覚を持てたことが新鮮だった。
西洋思想が持ち込まれる前の、純・日本思想が、果たしていかなるものだったのか。
多分今の自分たちが聞いたら、

  「え、それおかしくね? お前それサバンナでも同じコト言えんの?」

って思うことが多いんとちゃうかなー。

結局マスターは、
そうして米軍から学ぶ事も多かったのだけれど
どうしても好きになれなくて辞めた、と言っていた。
やっぱ彼らは、そういう合理性の中で、
日本人から見たら心情的に許せない「ずるいこと」を
当たり前のように組み込むのだそうで、それだけはどうしてもなじめなかったと。

軍曹あたりまで上がり、
まあもうこれ以上エラくなったところで先もなさそうだし面白くもないしで、
除隊して今のお店を始めたのだそう。

  「まあこのコーヒーも、言ってみりゃあ連中から学んだものなんだけどね。
   がっはっは」

味噌っ歯を見せる笑顔がとても印象的です。
ナイス。
御年七十半ばのご様子ですが、
まあしばらくはくたばりそうもねえな。

最後にマスターは
「まあここは、日本の一番北だってのと同時に、国境の町ですよ」
とも仰ってましたね。

それが一体どういう意味だったのか、
国によって、目に見えて何かを得たり失ったりしたことのないオイサンには
分かりませんでしたが。

思い返せば、根室の納沙布岬を訪ねたときは北方領土返還へのアピールが大変に強く、
純粋な思いのほか、政治的アピールの側面も強いのだろうなと分かりつつも
その念の強さ、深さ重さに薄ら寒ささえ感じたものです。
怖かったですね。ちょっと。
その場に留まるのもしんどいくらいだった。
稚内では、そーゆーアピールは意外とおとなしかったのであまり意識しないでおりましたが。

誰の目にも見えないハズの、「国」と「国」の「境目」を、
レーダーという揺るぎないもので可視化して見つめ続けてきたマスターには、
言葉では言い表し難い不思議な感覚が宿っているのかも知らんです。

  あとは、肌で感じた文化文明についても、
  その境目に自分はいる・いたと、感じてもおるのでしょうかしらね。

本来は、人と人の間にだけ存在して、
目ではなく耳や肌で感じるものだろうからねえ。
国境。

陸続きであればいくらか諦めもつくものを、
下手に海で隔たってしまっている分……
その溝をより大きく深く感じてしまうということも……
あるんでしょうな、日本。

さて、それではボチボチ参りましょう。
本当はもう少しゆっくりしていくつもりでしたが……
ホテルでウダり過ぎたせいであまり時間がとれなんだ。

いやあ、命拾いしたw 話が長いよ!!

そーいや、お店の名前の由来を聞けばよかったな。
『晩香』。
バンクーバー(「晩香坡」と書く)と、なにか関係があるのかね。



■デノーズ (稚内・三日目 昼ゴハン)



ハイ、お昼ゴハンの時間です。
『晩香』のマスターの「米軍がキライだ」という話を聞いた
その耳垢も乾かぬうちに(そんな慣用句はないが)、


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コレですよ。
「米軍バーガー」。
直径20cm近いハンバーガー。
稚内で47年お店をやってらっしゃる「デノーズ」さんのメニューです。

  ▼デノーズ
  http://tabelog.com/hokkaido/A0109/A010901/1013087/


でけえー。
でかいだろう! 写真がでかい? なにをばかな。
なんでも米軍バーガーというだけあって、
かの有名なエリア51に堕ちたUFOにあやかって作られたものだそうで
ウソですよ。
ウソウソ。
ウソに決まってます。

ああうめえ。
掛け値なしに美味しいです。
見ての通り、ボリュームもある。
まあ、ホットドッグとハンバーグとサラダを一緒にした料理だと思えばよろしい。

パンの表面がバリッと固くてですね、じつに香ばしい。
表面をナイフで押すと、パイ生地の様にパリッとやぶれます。
中はふわふわ。
お肉もジュワッとジューシイ。
マクドナルドなんぞは言わずもがな、モスとも一線を画す味わい。
パンとお肉がいいんでしょう。具のバランスもいい。
何がはさんであったのかまでイチイチ見ませんでしたけども。

  アメリカで食べたメキシカンバーガーが近い気がする。
  アメリカの、マクドナルドではないハンバーガーショップ
  (RedRobbinというチェーン)のハンバーガーもかなり美味しかったですが。

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サンノゼで食べたメキシカンバーガー

飲み物には変り種の、「あったかいパインジュース」をたのんでみましたが、
なかなかどうしてコレも美味しい。
ホットレモネードが美味しいのと、まあ大体感じは同じ。
冷たいパインジュースよりも飲みやすいかも知らぬ。
パインジュースにありがちな、ザラザラ感というか、イガイガした感じが全然しなかった。

ちょっとハリセンボンのツッコミの方似の
たっぷりしたオバサンがやってらっしゃるお店で
(奥では誰か別な男性が調理しているようだったが)、
あとから坊主(本職)がやってきて、
オバサンからライブのチラシだかを受け取るや、
「あー、この日はむずかしいなー」
と言うが早いか携帯から檀家さんに電話して、
法事か何かの日程を調整しようとしてたのが印象的でした。
オイ坊主w


……ああ。


『晩香』で食ったぜんざいと、特大バーガーのコンボで腹が一杯だ……。
このあとは、列車に乗って旭川まで4時間近くあるのだが……
その前に少しでも歩いて、運動しておくか……。

ご馳走様でした。



■おもちゃのタモちゃん(三日目 旭川)



サテ、舞台は稚内から旭川にうつりまして。
その一発目は、食べ物ではなくおもちゃ屋さんです。

旭川には、「買物公園」という場所がある。
なんのことはない、駅前の歩行者天国の目抜き通りをそう呼んでるだけなんだけど、
個人商店からチェーン店から、デパートみたいな大型複合店まで
1kmあまりずらーっと軒を並べてる通りでまあなかなかハデだ。

  近年は大型店舗の撤退なんかもあって、
  そんなにイキオイのある話じゃないらしいけど。
  ちなみに、駅前のESTAの中にあったアニメイトも
  今回行ってみたら買い物公園の中のデパートの一画に移動していた。
  あとESTAの、かつてアニメイトがあったフロアに隣接してた模型屋には
  1m近いスケールのデンドロさんが展示されていたりする、ヒソカな穴場です。
  しまった今回デンドロさんに挨拶しそびれたぞ。

初めて来た時はまだ牧歌的だった買い物公園も、
回を重ねるごとにお店が新しくなったり、若者向けになったりして、
小奇麗になったなあと思う。
昔に比べるとハデな感じ。

  通り中に鳴り響いてる宣伝アナウンスは、相変わらずヤカマシ呑気だが。
  ここ旭川なのに、
  なぜか帯広の十勝川温泉ホテル大平原の宣伝流してるんだよなー。
  需要あるのかな。マいいわ。
  いつだったか、携帯の出会い系サイトのCMを
  「これであなたも、オトコをゲッチュウ!」
  とかって思いっきり流していて
  お前それはあんまりだろうと思っていたのだけど
  さすがにどこからかクレームがついてそういうのはNGになったらしい。
  初めからそのくらい考えなさいよ。

前置きが長くなりましたけれども、そんな旭川買物公園の一角に、
ちょう古めかしいおもちゃ屋がありまして。
稚内でご紹介したサウンドスペースミズグチと同じくらい、
オイサンは来ると必ず覗いていきます。

それが「おもちゃのたもちゃん」。

ここもすごいのよ。
まあ、昔ながらのおもちゃ屋さんなんだけどさ。
店の表には、新品未開封のFC・SFC・N64のソフトがダラッとディスプレイされている。
ただし、中には日褪せし過ぎてパッケージがほとんど真っ白になってるのも
あったりしますがw
少しはケアしろよw

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こちらはミズグチさんとは違い、値下げはされてますが、
その品揃えがまたイカスわけです。

店内には、新旧のおもちゃが天井に届くほど堆くディスプレイ……というか、
積まれてる。
それこそ表のファミコン以前のブツから、ごく最近の戦隊モノのアイテムまで。
マその辺りはオイサン詳しくないのでスルーしますが、
店内にも古めのゲームソフトが潤沢ですなあ。
FC・GBはもちろん、PCエンジン(Huカード・CDROM2)、メガドラ・メガCD、
サターン・DCに至るまで。
あまりレアものを見つけてどうこうしようという気はありませんけども
(というか見つけてすぐに反応出来る程レアもの知識もない)、
ざーっと見渡してみたカンジでは、さすがに目ぼしい物はないカンジ。

個人的には、
PS2の『バンピートロット』とかN64の『ゲッターラブ!』、
SFCの『ごきんじょ冒険隊』なんかをプレイしたい欲求で探してるんですが。
ないようですなあ。
残念。

しかしこれだけレガシーげなものが詰まっていると
そのテの方々が押し寄せてくるんじゃないかと思われたりもしますが、
お店の紹介HPにもモロに書いてあったわ。

  ▼おもちゃのたもちゃん
  http://www.kuleba.jp/shop/detail.php?id=3302
  「創業62年目。
   お客様が掘り出物を探しに全国各地から足を運んで下さいます」 (紹介文より引用)

あらまあw

そんな愛され体質の「おもちゃのたもちゃん」なんですが、
このお店で何が面白いかっつったら、
それだけ物が積んであるので人が歩けるスペースはものすごい狭いんですけども、
その狭い通路のド真ん中で、さらに!
店のジイさんが椅子を置いて寝てるっていうね!
通れない!!

  上流から大きなおじいさんがドンブラコドンブラコ!

いやあー……。
大丈夫かな?

いや、お店が、とかじゃなくて、
……不謹慎でも冗談でもなんでもなく、

お爺さん、大丈夫? 息してます?
っていうハイレベルな寝姿なので……
うっかり、最上位の睡眠を摂取してやしないかと、ちょっと怖い。

お婆さんがとなりで、起きて普通に働いてなかったら
(お婆さんのマニューバも相当怪しいのだが)
脈を確かめてみないと不安になるレベル。

なんというか、お祭りみたいなお店ですね。
地元の人にとっては普通の光景なんだろうけど、
買物公園のあの一画だけ、ちょっとフンイキが違うねー……
と思っていたら、地元の人の間でもやっぱちょっとは感慨深い場所のようで。

旭川あるあるのTogetterにまとめられてたw

  ▼旭川あるある-togetter
  http://togetter.com/li/167439

とことん愛され体質ですな。
末長く、旭川のまちにおもちゃをお届して欲しいもんです。



■カオスヘブン (三日目・晩ゴハン スープカレー)



三日目、旭川での晩ゴハン。
閉店までに間に合ったら、イキツケの喫茶「cafe花みずき」で、
ダメだったら……どうしようかなーとノープランだったのですが。

昼も食べ過ぎたし、抜いちゃおうかしらとも思ったのだが
如何せん、4時間電車で座ってるだけでもオナカは空くもので、
せっかく旅行に来てソイジョイもなかろうと思い直してお店を探した。

デ見つけた。
スープカレーのお店「カオスヘブン」。
なんつう名前だ。なんか来歴があるのかしら。

渡道歴は長いオイサンも、札幌とは縁遠かったためか
名物とされるスープカレーは未だ未経験。
最近なんとなくカレーづいてることもあって、いっちょ食べてみる気になりました。
ホテルからも近かったんでね。

  ▼カオスヘブン
  http://ameblo.jp/chaoscurry/


薄暗い店内にオリエンタルかつエスニックな雰囲気。
お若いニーチャンがやってます。
渋谷辺りでニアミスしたら避けて通ってしまいそうな風貌ですが、
お若いのに立派やないの。

カレーは「ヘルスE」を注文、厚切りベーコンをトッピング。
お野菜たんまり系。

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……あ、おいしいわ。

お野菜が軽く焼いてあって、マイタケやかぼちゃのほんのり焦げ目が
ぱりぱりと香ばしくてよろしい。
そして食べてみて分かった、
最初は「カレーがしゃばしゃばしてるのってどうよ?」と思ってたんですが、
なんというか、理に適ってるカンジ。
理に適うってなんだよ、と思うけども、
かの高名なカレー聖・ウガンダ氏は
「カレーは飲み物だ」という有名な言葉を残しましたが、
カレーを、飲み物とはいわないまでも汁物として捉えた場合、
このしゃばしゃば感は腹にたまる。
たまるし、カレーにプラスして個別にスープを頼むのもなんかちょっと違う気がする
(オイサンの実家ではカレーには普通に味噌汁がついてきましたが)ので、
カレーそのものに「汁物+メインディッシュ」の役割を負わせるというイミで、
これはとてもアリだと思う。

うん、満腹満腹、美味しい美味しい。
なによりオイサンには、生でもなく、揚げたり炒めたりしたのでもないお野菜を
ごそっと摂れるのがとても嬉しいわけで。
わーいわーいカレーだー。
↑子供か ← 子供です ← オッサンやないか ← うっさいわぼーけー ← 子供か ← ……

すっかりハマってしまって、
よーし、明日の晩も、空港に向かう前にここで晩ゴハン食べようとココロに誓って
お店をあとにしたのでした。

旭川には、なんかもう一軒美味しくて有名なスープカレー屋さんがあるらしいのですが、
こっちもオススメよ。
とってもグーよ。 ← やっぱりオッサン

そんなんで、
東京帰ってからスープカレーのお店を探してみたんだけれども、
そんなに軒数があるわけじゃないのね。
なんかもっと、一杯あるのかと思った。
意外。

あーあ。
旭川住みてえなー。



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■cafe 花みずき(三日目・旭川 コーヒー/甘味)



さて最終四日目、午前中からの美瑛散策もなかなかの成果を上げ、
あとは夕方の便で東京へ戻るだけ。
それまでの時間を過ごすのは、ここはもうアレです、
気の置けない行き馴れた喫茶店しかありません。

cafe 花みずきさん。
http://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010401/1020462/

初渡道以来懇意にさせて戴いているギャラリー兼喫茶の、
『北へ。DiamondDust』にもそのまま登場しているお店。
旭川の目抜き通りからかなりはずれたところにポツンとある感じのお店なのだけれども
結構人が絶えず、ほんのり静かでほんのり賑やか。

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年に一度も行かないのに、顔を覚えていてくださるのも有り難い話です。
お母さんと娘さんの二人で(主に)切り盛りしているお店なのですが、
お母さんの方は名前まで覚えてるというんだからすごいですな。

娘さんの方は、どこそこから来てる人、という風に覚えていてくださるんですが、
お母さんは「XXさんこんにちわ」みたいな風に挨拶してくれてビックリする。
うーむ、うちのオカンも見習って欲しいもんだぜと思ったけど
見習わなくていいや、気持ち悪いわ。

  ※うちの母は、オイサンが痩せた直後に家の外で待ち合わせをしたら、
   至近距離でスルーしておおせるほどの剛の者です。

何が特別なお店ってわけではないのよ。
このお店も。多分。
確かにコーヒーはおいしいしスコーンもおいしいし、
お店の中をギャラリー化して、週替わりで展示会みたいなことをしていたりはするけど。
さがせば、旭川にだってこれよりおいしいお茶やお菓子を出すお店もいくらもあるでしょう。
けど、オイサンはこのお店のお茶が好きだし、スコーンが好きだし、
かかってる音楽とか、広さとか、明るさとか、色合いとか椅子とか匂いとか調度とか、
そんなもんが好きなのね。
自分のサイズに見合う感じがする。

  まあ、初めてのときからきているお店なので
  最初の旅のテンションのまま見てしまっているとか、
  やっぱり自分のことを知ってくれてる人のいるお店だとかっていうのもあるのだろうけど。

予定では17時前にはオイトマンして、
昨日晩ゴハンを食べたスープカレーの「Chaos Heaven」で
また焼き野菜のスープカレーを食べて帰ろうと考えていたのだけれども、
結局ナンダカンダ、お店のオネーサンとだらだら話をして、
空港へ向かわないとならない直前の18時頃まで入り浸ってしまった。

別のお客がやってきてお店のおねーさんと話をしてるとき、
「え? あの年の学祭のときのステージの? ××年のでしょ?」
「そう……え? なんで知ってんの?」
「いや、俺、あそこだったから」
「え?」
みたいな、実は大学で同級生だったみたいなローカル極まりない話をしていたり、
そーいや今回誰にも何もお土産買ってないナーと思い始めたところに
アロニアという耳慣れない木の実のジャムがお店に置かれているのを見つけ、
「これどんな味なんです?」
なんて訊ねたが最後、
「はいじゃあ試食ターイム」ってなって
売り物ひと壜開けて、頼んでもないトースト出されて試食しちゃったので
ふた壜ほど買わされてしまったり(イヤ美味しかったんで結果オーライなんだけど)、


旅行好きでお城や寺社仏閣が好きな彼女が、
あるとき姫路城を見にいって、そこの石垣が良かっただのお庭が良かっただの、
岩やら木々の苔蒸した感じがもう素晴らしく美しくて!
と熱っぽく語るのをウンウンと聞いていたのだけど、
「そこに『番町皿屋敷』のお菊さんが身を投げたって言われてる井戸があってね」
という流れになり、
「そこにはさー、
 怪談にも登場する『お菊虫』っていう虫(実際はジャコウアゲハの幼虫らしい)が
 たくさん発生してさあ、これは名物になるっていうんで、
 一時はその虫を土産物にして売ってたこともあったんだって。
 ただの虫をよ?
 だからさあ、つまり人はそのモノをそのまま買うんじゃなくて、
 そのモノにまつわるストーリーを買うのよね。
 だからそういう物語を何か、くっつけないとだめよ」
とか言い出すもんだからオイサンも我慢できずに
「あ、結局お商売の話にいくのねwww?
 ていうかその話はアレだ、前にジャパネットのたかた社長が
 同じコト言ってるの聞いたことある!」
とツッコんでしまってバカ笑いしたとか。

なんか、そんな時間。

いやあー……あっちが気を使ってくれてるのかも知れないけど、
毎度楽しい時間が過ごせるわ。
ゆるんでいられる。
心地よい。
まぎれもなく旅先なのだけど、
旅先とは思えない実家にいるような心地よさ。

  しかしまあパワフルなお姉さんですよ。
  夜中にクルマ飛ばして稚内まで行って釣りして帰ってくるんですって。

しまいに長居した挙句、彼女のオクルマで
荷物を預けっぱなしのホテルまで送ってもらうことになってしまった。
なにやってんの。
車中、彼女が
「うちはただの喫茶店だけどさ、さっきも話したけど、
 お客さんの代わりに安い航空チケット探して取ってあげたり、
 町の催しで人手が足りなかったらやってくれそうな人を探して紹介してあげたり、
 なんかそういうことを色々やってあげたいのね。
 町の、なんていうか情報ステーションみたいな役割もできる喫茶店っていうのを、
 まあ本業のためにもやっていきたいのよ」
と、ふにゃふにゃしながらも熱っぽく話してくれて、
ああ、やっぱ仕事とか地元ってことを真摯に考えているんだな、と。
賑やかさを感じさせながらも、ちょっとずつ人やお店が減っているという
旭川の町を横目に、感じたりしました。

うーん。

……オイサンはただただ気まぐれに、数年に一度遊びに来るだけなんだけど。
まあ、せいぜい繰り返し訪れて、お金おとしていけばいい、
くらいなんだろうなー。
好きなまちなんだけどな。旭川も、美瑛も、稚内も。

じゃけんせめて、アニメイト旭川でCD買って帰りましょうねー。
『人類は衰退しました』のED。


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■最北のMeridian<子午線>【出来事の章】 -更新第803回-

へい毎度。オイサンです。


2012年8月4日~7日までの4日間、
札幌~稚内~旭川・美瑛をおとずれた北海道旅行の記録、
「最北のMeridian<子午線>」。

ここではその4日間の出来事のうち、
あれやるぞー、コレやるぞーと、はなから決めてかかっていたイベントごとについて
書いてます。

その他のページへは以下のリンクからどうぞ。


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■その1 札幌にて~シン君と、タイガーをジェットする。 ← しない



まずは前半戦最大のイベント、
「札幌のTwitterフォロワーさんとお会いする」
の巻。


約束は13時、場所は札幌・時計台の前というベタ加減。


最初は札幌駅の有名なモニュメントの前って話だったんだけども、
時計台に変えさせてもらった。
理由は、行くつもりにしていたお店が時計台の近くだったってことと、
あとは……雰囲気づくりw? 札幌っぽく。

けど結局、考えてたお店は使わなかった。
天気も良くて暑過ぎもせず(*1)
これなら外でぼさっと座って話した方が気分がいいかと思った(*2)ので。

……などと考えるのは、
まさに『北へ。』に脳髄を焼き切られた者の背負う業なのでしょう。
まあ会いに来てくれるのは
ガラス細工に命を懸ける色白ロシア美少女でも、
悲運のフィンランド美少女フィギュアスケーターでもないけどな。


  *1:
   クソ暑い本州以南のコンクリートジャングルに這いつくばっていた
   虫ケラどもの皆様におかれましては信じがたいことでしょうが、
   オイサンが渡道していたこの四日間、
   北海道では肌寒いくらいの気候が続いておりましたのでございますよ。
   少なくとも、「8月だし、まさか長袖の出番はないだろう」
   と高をくくって半ソデのみの装備で試される大地に勝負を挑んだオイサンにとっては。
   最高気温が20度台前半の日もございましてね。ええ。


  *2:
   しかし今考えてみると、
   そんな風に思うのは、都会のシゴトに疲れたオッサンだけで、
   日々をほどよい田舎(失礼?)ですごしているワカモノは
   オサレカフェで過ごした方が楽しかったかもしれない。
   だったらごめんね(私信)。



お相手は、札幌に住むぴっちぴちの男子高校生です。
桃クロ好きの。
TwitterIDは@zshinz01君。以下シン君


Twitterの上では、基本タメ口で遠慮がなく、
ときに荒っぽい言葉で今のヨノナカ問題についてもばっさりと、
マその中身については是非もあるにせよ切り倒し、
並みいる年上の面々に混じってFPSに興じる物怖じしないアタマのいい子って感じ。

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待ち合わせた時計台の裏手と、デートしたテレビ塔下。

物わかりがイイとか、あんまり良くない意味での賢さ……
勉強だけヘンに出来るとかそういう意味ではなくて、
イイ頭の使い方をしようとしてるなー、という感じの御仁です。
考えた結果に導き出されるものが正しいとか正しくないとかは
イロイロまああるんでしょうけど、
彼の年では色んな物を取り込んでそれに対して知ったり考えたりすることが
大事だと思うので、
それをやってるのは、ああ立派だなあと感じ入る次第。

  オイサンが高校生のときなんてのは、
  オトナのしてることについてなんて、紋切り型の反発心がちょこっとあったくらいで、
  その中身について知ろうとしたり考えたりなんて、一切しませんでしたからね。
  学校の勉強で手一杯で、ホント頭の悪い学生さんでしたよ。

そんな、Twitter上でのイメージだったので、
現れる少年の姿には、いくらか斜に構えた感と切れ味を備えた
ペーパーナイフのようなのを思い描いていたのですが……
札幌のシンボル、時計台の裏手から現れたのは、
いやはや、出だしからなんとも笑顔の人懐っこいワカモノでした。

 あらびっくり。
 何よアンタ、かわいいじゃないの(おネエ)。

うーん。
コレまで結構な数のフォロワーさんとお会いしてきましたけど、
出だし一発目からここまでするっとにこやかな人は珍しいですぞ。
マそもそもオイサンが人見知りでカタくなる方なので仕方ないんですけど。
皆さんにこやかではあるんですけど、
なんて言うのかな、彼の場合、様子見をしないというか、
一言目が
「うわー、オイサン背ぇ高えー」
でしたからね。素直なだけかな。気持ちよかったですねえ。

マそんな感じで時計台の前で落ち合い、
大通公園のテレビ塔の下でソフトクリームなんか買ってベンチでおしゃべりです。
デートだイエーイ(←超浮かれ気味)。
とはいえ今回は、オイサンがシンデレラよろしく
15時にはかぼちゃのバスで稚内に向かわねばならないのであまり時間がありません。
シン君は、学校は夏休みですが午前中は塾があったとのことで、
オイサンのために! 忙しい合間をぬって駆けつけてくれたのでした。


  「いえ、
  どうせサイリウム買いに来ようと思ってましたから、
  ついでで」



あ、そっすか。サーセン。チョーシコキズギマシタ。
ばっさりだ。

  ※実際は、サイリウムはこの一日前に出てきたときに
    ついでで買ってしまってたらしいです。
    ハナシモりましたサーセン。

話の内容は、毎度おなじみのどんな出会いだったかとか、
フォロワーさんの話とか。
あとは、お互いの仕事とか学校の話。
『アマガミ』の話もちょっとした様な気がするんだけど……ワスレタ(オイ)。
ギャルゲーはあんまやんねッス、位の話だった様な。

それよりも、彼がTwitter上の面々とチーム組んでやってるFPSの話が楽しそうで、
「同級生をボコってやりましたよ」
なんていう武勇伝が印象的。
北海道と、東京と、北九州で連携プレイってすごい時代になったもんだなー。
あんまり物語系のゲームは好まないみたいで、
スポーツに似た感覚で楽しんでるんだなーという感じを受けました。

彼自身、オタクって感じは全然せず、
むしろオッサンがオタクですみませんとクラーク博士の前で土下座したいくらい。
桃クロにはまらなくても、お前フツウにモテるだろう、
モテないまでも彼女くらい作れるだろう、
と思ったんだけども、そんな彼らがヘーキでアニメイトに買い物に行きますしね。

  ご存知?
  オイサンらの時代には、「アニメイトに行く」ってことは
  フツーの学生にとっちゃ同級生に隠さないと大変なことになるくらい
  ハズカシイ行為だったんじゃぜ?
  ソースは、中学時代地元のアニメイトで一般人だと思ってた同級生に出くわして
  店から出るなり待ち伏せていたそいつに
  「俺がここにいたことは、学校では黙っていてくれ!」
  って拝み倒された経験を持つ俺。
  万引きでもしたんかいw
  俺はデフォルト犯罪者か。業は背負ってるけども(背負ってるのか)。

あーでも、アレだな。
以前会った、奈良の高校生(当時)と似たタイプの気がする。
今は多分、これくらいがフツーなんだろうなー。

  ……良かった。オイサン、今ワカモノじゃなくて。
  学生時代のオイサンが今ワカモノとして暮らしてたら、
  虫ケラ扱い確定ですよ。ハードル高えわ。

恐らくシン君はオタクカルチャーもそういうフラットな視点で捉えてて
「オタク世界しか知らずに育ち、
 ワリと最近になってようやく幾らか普通人の視点も獲得するようになったオイサン」
のことも同じ土壌の持ち主だと思ってくれているのでしょう。
結果的にはおんなじくらいだってことで。
恐らく、彼がオイサンと同じ年になる頃には
今のオイサンとはまた随分といろんな面でひらきのあるオトナになるでしょうけどね。
現時点でどうにか話が通じる程度なのかなーと。

マそんな感じで、
うーん、なんだろ。

あまり話題の準備をしていかなかったってのもあるんだけどw、
ひたすらカジュアルに世間話してきた。
北海道とはいえ、札幌ですからね。大都会ですよ。
育ち的にはオイサンよか全然都会っ子ですし。
これがまた、名寄とか、北見とか……音威子府とかね。
ホント山間のまちとかだと、また全然世の中の見え方が違ってきてしまうのでしょうが、
今回はそこまでのギャップはなく。

ただ彼的にはやはり北海道を出て関東に来たいみたいで、
したい勉強があるのか、
遊びたいだけなのかは知りませんが、
マ故郷を離れてみるのは良いことだと思います。
水の合う合わないは人それぞれでしょうしね。
うまいことご両親をだまくらかして(それも大事なスキルだ)、
こっちに出てこられるといいですね。

マ何するにせよ、とりあえずの目的は持って来なはれ。
せやないと話になりまへんよってな。

また、暗いもの、ドロドロしたものは……ほとんど感じなかったなー。
夏休みだってのもあるだろうけど、楽しそうで。
世代なりの悩みや煩いは、当然抱えてるんでしょうけどね。
先々は生きてくの大変な時代だと思うもの。
ガンバレガンバレ。
その分、選択肢もあると思うけどな。
世界の将来像について、誰にも、何も確実性の高いことが言えない分、
やりたいことを押さえつけようとする意見に対して反論はしやすいと思うし。

そんな、接点がないはずのオイサンとシン君を結び付けてくれた
『アマガミ』とTwitterに感謝しつつ。
非常に不思議で、心地良いご縁だと思います。
また何かこういう、
自分とは違うジェネレーション、
自分とは違うカルチャー、
自分とは違う視点の才能と一緒に、
面白いコトが出来たらいいなあと思います。
もったいないよね。
せっかくご縁が出来たんだから。

心優しき北のワカモノは、
オッサンがバスの中で食う弁当を買うのにまで付き合ってくれ、
大通りのバスセンターまでお見送りまでしてくれて。
ほどほどに再会を誓い、お別れしたのでした。

R0050910x
ちなみにそのお弁当がコレ。なかなか美味しかった。

いやあ、良かったヨカッタ。
札幌に友達が出来たよ。
ロシア美少女でもフィンランド美少女でも、
能登声のツンケン女子大生でもなかったけど(しつこい)。



Shin2
「私は、札幌の使者・時計台仮面!」


ああ、そうそう。



彼、一度関東に来た時、パトランカさんにタカられたそうです。
焼肉をおごれと。
何やってんだ、神戸の大学生。
俺に言え!(違
ポイントはどうされますか!(謎

他に、札幌では到着して荷物を預けるなり
なぜか靴を見て回ったりアニメイトに行ったり。
地元でやれ、そんなことは。

行く予定だった喫茶店で、下見がてら一人でお茶をしたり
「こふじ」というお店でお昼にこぶ鯛の定食をいただいたりしました。
お茶とお昼のお店については、お店のコトを書くときにまとめて書きまーす。


▼北へ。DiamondDust PV




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■その2 何度目かの宗谷岬~Edge of the NIPPON



これは、二日目・日曜日の朝のこと。
天気はあやしく曇り模様。
町なかの様子を見て回ろうと散歩程度に軽く走ってからホテルにもどって朝食を摂り、
特にすることもないので宗谷岬に向かうことにします。

R0051001
グッドモーニング朝ゴハン


手段はバス。
稚内駅前バスターミナルから、2500円チョイで往復切符が買えます。
時間にして片道約50分。
稚内の駅前バスターミナルは、かつては駅から少し離れたボロ屋にありましたが(失礼)、
改修後はキレイになった駅舎の一部に入っているようです。
オイサンが初めて来た2004年の頃に比べると、
若干バスの本数が増えたような気がする。
前は一日4本くらいだったような気がするが、
今回は午前中だけで3本くらいあったかな……夏季仕様の時刻表かも知れぬ。

あと、04年当時はまだ、岬のバス停の名前が「大岬」だったと思う。
これは地元の人から聞いた話で、
正しい地名は「大岬」で、地元でも「宗谷岬」とは呼ばない(呼んでいなかった)のだとか。

R0051023
利用者の少ないバス。

ここ稚内の市街地から岬までの間には、小さな漁師の集落が、
道沿いに幾つか点在しているのだけれども、
そのうちの岬に近い集落の名が宗谷で、その名が自然と岬に移っていったのだそうな。
バス停にも、岬の手前に確か「宗谷」ってのがあって、
以前は「岬まで行く人は『大岬』まで乗って下さい」ってアナウンスが
入っていた……ように記憶している。

恐らくは、「分かりやすいから」って理由で、
岬もバス停も、メジャーな「宗谷岬」に合わせたんだろうけど。

……うーん。

個人的には、そういうの、どうかと思う。
いちいち「大岬が宗谷岬なんですよー」って説明するのも面倒だったのかもしれないけど、
その、行ってみないと分からない情報とかね。
あった方が、旅行者としては楽しいと思うんだがなあ。
「わかりにくい、間違う」とか、文句言う旅行者もいたんだろうなあ……。
これも時代か……。
気まぐれに、人生のたった一日か二日遊びに来る者のために、
長い時間をかけてしみついてきたものが簡単に引っ剥がされて、
大した理由もなく置き換えられてしまうんだねえ……。

  ……つまんないぜ?
   「XX年頃に、『大岬』から『宗谷岬』に、名前が変わりました」
   「なぜですか?」
   「観光的・商業的・経済的な理由です」
  ……って言われるの。
  なんーの重みも、味わいもない。
  これが、ねえ? 集落同士の争いがあったとかさ。
  自然災害があって、身を寄せ合った結果そうなったとかさ。
  そんなんだったら、「ああ、人の営みの歴史があるんだねえ」ってなもんだけども。
  まあ市町村の合併とかだって、似たようなモンなんだろうけど。
  あんまり、安易に変えない方がいいと思いますよ?
  大事なことですよ。

  ……まあアタクシだって、所詮はしがない旅行者ですけどね。
  エラそうなことは申せません。

さて、宗谷岬。
バスにはオイサン含めて、確か4人しかいなかったはずですが、
岬には既に、ぼちぼちと人が集まり始めていました。
お前ら暇だな?

R0051166
誰もが笑顔になる最北端のモニュメント。

空はすっかり曇り模様で、時折冷たい霧雨をぱらつかせたりする始末。
オイサンが冬の北海道が好きなのは、
「間違っても雨は降らない」
ってことが理由の一つにあるのよね。
降るのが雪なら傘ナシでも行動は出来るし、絵にもなるし。
雨じゃあどうにもならない。

しかし……ここはいつも通りだな。取り立てて書くこともない。
有名な歌の流れるモニュメントとか色々作られて、
もの寂しさや最北端の味わいのようなものは失われていってしまっているのが
これまた残念。

しかし、寒い。

8月だから大丈夫だろうと高をくくって、
上着はおろか長袖の一つも持ってこなかったオイサンには致死的な寒さです。
気温はさほどでもないのですが、
雨で濡れるし風は強いしで、体がどんどん冷やされる。コレは危険だ。
一計を案じ、土産物屋に飛び込んで……。



……。




宗谷岬訪問5回目にして、とうとうこんなものを買ってしまった……。

R0053258 R0053255

宗谷岬ジャンパー。
うわー。
俺いま、ものすごく浮かれた観光客だなー。
恥ずかしいでえ。
宗谷岬ベテランとは思えない装備。しかし背に腹は代えられぬ。

あ、けどコレ、フードも着いてるし雨も沁みないし、割と重宝するわ。
イイ感じ。
あと3時間ばかしここで過ごすのだし、ないと死ぬわ。

  宗谷岬のバス停には、
  駅方面からのバスが到着して大体20~30分後に、
  駅方面に向かう反対方向のバスが来るようになってるのだが、
  オイサンは9時半頃に着いて、12時半過ぎのバスで戻るつもりにしていたのです。
  マ先にも書いた通り、あんまりバスで来る人は多くないみたいだけどね。

そうこうするうちに岬の、最北端モニュメント周りにもぼちぼち人が増え始めたので
オイサンはそれを嫌って丘の上に逃げ込みます。

R0051049
丘の上の光景

  宗谷岬周辺には主に三つの見所がある。
  一つはお馴染み、道沿いにある最北端モニュメント周り、
  二つ目は行ってみれば分かる、丘の上の公園めいた場所、
  三つ目は行ってみてもなかなか気付かない、
  丘をもっと内陸に切り込んでいく、宗谷丘陵を見て回るコース。

  有名なモニュメントだけ見て写真撮って帰ってくるだけならば
  20分もあれば十分なのですが、
  他もいくらか楽しんでこようと思ったら、マ1、2時間は必要じゃないですかねえ。

  オイサンなんかはモニュメントだけでも、
  なかなか名残惜しくてその場を離れ難く、
  また次から次へと現れては消えていく人たちの表情とともに姿を変えて見える、
  海と空とモニュメントを眺めているだけでも全然飽きないので……
  毎回、ここで2、3時間を過ごします。
  とても好きな場所です。

その二番目、丘の上にある、
バルチック艦隊の襲来を見張ったという歴史のある望楼。

三年ほど前に訪れたときは、まだこの屋上まで上がることが出来たのに
今回見てみると階段が取り壊され(崩れ落ち?)、
上までは上がることが出来なくなっていた。
まあ、古いものだからね。

R0017946 R0051050
左が2009年の冬、右が今回。屋上に上がる階段がなくなってる。

丘の上には他にも、平和の象徴的な鐘だとかモニュメントが建てられているのだけれども
その辺には対して興味がない。
この辺から雨もちょっと勢いを増してきた。
丘を降りてもおみやげ屋があるきりで、落ち着いて雨をしのげる場所はない。
ここは一つ、丘のてっぺんにあるレストハウス『アルメリア』に逃げ込むのがよかろう。
買ったばかりのcape SOUYAジャンパーのフードに助けられつつ
(折りたたみ傘も持ってたんだけど)、アルメリアへと、えっちらおっちら丘を登る。

この丘は、初めて来たときは雪で完全に道が閉ざされ登ることの出来なかった丘。
買ったばかりの帽子を風に持って行かれた丘。
色んな目に遭わされる。
この風景をいつまで覚えてられるだろうねえ。


 ▼ゲストハウス『アルメリア』にて、ひとり本を読む。

雨に追われてアルメリア。

確かに昼ゴハンは、この「アルメリア」で
宗谷黒牛のステーキかハンバーグか食べて帰るつもりにしていたが、
まだ10時そこそこの時間であり早すぎる。
かといって、外をうろつくにもあまりに条件が悪い。

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思い出深い、アルメリアへ至る道。

一計を案じ、レストランコーナーではない展望スペースに逃げ込んでみると、
うまい具合に360°ガラス張りの半径4mほどの円筒形のラウンジには魔女っ子一人いない。
なんと贅沢な。

ここぞとばかりに缶コーヒーを購い六人掛けのテーブルを占拠して、
濡れたジャンパーを椅子の背にかけ、靴下も脱いで超くつろぎモード。


  全裸なう!(さすがに嘘)。


しかしコレと言ってすることもないので、
鞄に放り込んでおいた文庫本の短編集から一編、
「貯水池のステンドグラス」を読む。

その物語は、貯水池の中を観察できる地下部屋にもぐりこんだ主人公が、
水底に漂う自分と同じ顔をした遺骸を見つけるところから始まるのだが、
鉛色の水を透かして差してくる日の光にゆらゆらと照らされるその小部屋の様子が、
雨に自分をとじこめた全面ガラス張りのこの展望室とちょっと重なっているような、
都合のいい酔いを楽しみながらうらうらとした時間を過ごす。

窓の外には牧場が広がり、霧雨の中を牛が緩慢にうごめいて草をはんでいる。
宗谷丘陵特有の周氷河地形もその片鱗くらいなら垣間見ることが出来る。

うーん、さすがに……
北海道くんだりまできて、観光地のド真ん中で本だけ読んで過ごしたことは
ちょっと記憶にないな……。
でもどうしようもないもんな……。

しかし結局、そうしてするすると本を読んでいるうちに数十分が過ぎて雨もおさまり、
どうにか出歩けるくらいにはなった。
サテ、ちょっと歩きましょうか。


 ▼宗谷丘陵チョイ散歩

一時間ばかり、内陸方面への散歩。
最近はフットパスなんていう遊びが流行ってるようで、その案内板も見受けられる。

  ▼稚内観光協会 フットパス
  http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/footpath/root1/

なんだチクショウ、超面白そうじゃん。
こんな面白そうな遊びがあるんなら歩けば良かった。
マ雨降ってちゃ無理だけど。
てか次回はこれやろう。 ← また来る気まんまん。

宗谷丘陵の景色を眺めながら歩いているとどこまでも行ってしまいそうなので、
キツネやシカともニアミスしつつ、適当なところで折り返す。

R0051069 R0051095 R0051105

お昼は予定通りアルメリアで宗谷黒牛のステーキをいただき、
今一度最北端のモニュメントにご挨拶をして……
また来る約束というか、誓いというか、予感めいた気持ちを感じながら
バスに乗ります。

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この仲睦まじい親子が……(画像をクリック!)


帰りのバスにはお嬢さんが三人ばかり。
走り出して五分もすると、すやすやと寝息を立て始めてしまった。


R0051176




■その3 稚内半島一周ジョギング20km



二日目、宗谷岬から町へと戻り、商店街をちらっと覗いたあと。
いよいよ、今回の旅行のメインイベントへと突入です。

稚内半島(?)一周ジョギング。
コースの詳細は、下記のルートマップをご参照下さい。



より大きな地図で 稚内一周ジョギング20km を表示


これまで稚内を4回訪れて、
ノシャップ岬から南へ、日本海沿いに下っていったらどんな景色になってるんだろうかと
考えたことが幾度かあった。
マ車を運転する人ならどーってことのない話なのでしょうが。

また、ある時稚内の地図を眺めていて、
その日本海沿いの道から内陸部へ切り込み、山を越えて南稚内まで続く道を見つけ、
この道を抜けることが出来れば、わざわざノシャップ岬から南下しなくても
町から海側へ、直接抜けることが出来るな、と考えた。

デ地図上で、
稚内→ノシャップ岬→南下→内陸に切り込む道→南稚内→稚内
の距離を量ってみて、約20km。



……。




「20kmくらいなら、今だったら走れんじゃね?」
と、思ってしまったのが運の尽き。
じゃあやってみましょうというのが今回の発端。

午前中の宗谷岬では雨に降られてしまうも、
正午をまたいで青空が覗く程度には好転。


R0051182


気温はちょっと低いけど、マ暑すぎるよりはマシでしょう。
当日の天気予報では確か、6時あたりから雨マークだったので……
当初の予定では大体、ゆっくり走ってたまに辺りを見て回って、
大体3時間半くらいかなー、ちょっとゆっくりすぎるかなーと考えていたので
のんびりしていると降られるかも知れない。

若干ギャンブリングではあるが……マなんとかならないことはないだろう、
と高をくくって決行決行。
時間は14時50分、見切り発車でスタート!





……ゴォール(早い)!
時刻は17時20分、2時間半ってところ。
普段よりもゆっくりペースで走り、
ノシャップ岬でちょっとのんびりして、
あとはところどころで写真を撮ったりはしたくらいでコレなのでまあ妥当な感じか。

途中雲行きがあやしくなるコトはあれど降られることもなく、
日が照っても吹き付ける風の冷たいおかげでオーバーヒートの憂き目にあうこともなかった。
ある意味、ベストコンディションの中でのジョギングだったといえるでしょう。
良かった良かった。


 ▼第一区間 稚内駅前~ノシャップ岬

4km程度の区間で
ここは既知の区間。何度も歩いたことがある。
ので割愛。


 ▼第二区間 ノシャップ岬~折り返し分岐点まで

ノシャップ岬から南へ8kmばかり、日本海側沿いの道を走ったのだけれども、
陸側には、台地のようになった山が延々続き、その麓までは草原が続いている。
ずっと同じ景色。

R0051223 R0051230 R0051246

大概は延々道だけなのだけれどもところどころに人里があり、
またその合間合間に、温泉施設やら、大きな老人ホームやら、
ときには年季の入ったラブホテルなんかが姿を現す。

たまに、その平原にシカが現れたりなんかしてね。

R0051234x

すごい立派なツノをしていてちょっと怖かったです。
海側は……ちょっとおもしろい景色でした。

利尻富士が、雲の隙間からその頂上だけを見せていて、
海の上に山が浮いているような景色。
もう、海沿いの道を離れるまで、ノシャップ岬からずっとそれが見えていて、
それを見たとき、あーなんか祝福されてるなこれはと、
これまたほど良く陶酔しつつ走った。

R0051258

海沿いを南下する部分がメインで、
そこを越えて内陸に折り返してしまえばあとはラクショー、
……と、思っていた時期が、俺にもありました。(画像)


 ▼第三区間 折り返し分岐点~南稚内~稚内

実際は全然そんなことなく、
折り返し地点が大体12km地点、そこからまだ8kmもあったのがキツかった。
ちゃんと調べとけよw
ラスト5kmくらいを一番キツく感じたのは、その辺りで一旦補給をしたからか。
一度だけ、市街に入る手前辺りのセイコーマートで水分を補給。
350mm缶のPBスポーツドリンクが50円とかでびっくりした。

R0051268 R0051311

そこから先の市街地はワリと苦行。

呼吸や気持ちはまったく問題ないんだけども、
関節が軋んで痛むし、足が上がらなくなってくる。
今の自分にフルマラソンは無理だ、ハーフが関の山だと悟った。
フルに挑戦しようと思ったら、体が慣れるまで走り込むしかないのかなー。
持久力というよりも、パーツの耐久力の問題だと感じる。


 ▼謎のオブジェ

ところでこの、日本海沿岸から稚内市街までを結ぶ道路は
「無事カエルロード」と名付けられているようで、
走っているとワリと頻繁に、
何やら廃材でこしらえられたと思しきカエルのオブジェが現れる。
なんじゃこりゃ。

多分これとは関係がないのだろうけど、
一番初めにそれっぽいのを見かけたのは、
市街地からノシャップ岬の間の小学校にいた……こいつ。

R0051196

……どこかで……お会いしましたっけ……。
初めて? あ、そう……。
そしてその次が、ノシャップ岬手前の運動公園の入り口におられた……
こちらの女性。

X2_dcaaf95

先ほど、あなたのお兄様と思しき方とお会いし……え?
兄などいない? 左様で……。

  あ、ちなみに。
  ノシャップ岬周りも、オイサンが初めて訪れたときとは随分様子を変えていて
  はじめは本当に、岬の場所にちょっとした広場とオブジェがあっただけだったのが、
  次来た時にはその近くにレストハウスやお土産屋が出来、
  今回はそのさらに内陸部に、パットゴルフのコースなんかもある
  大きな公園が出来ていましてびっくりした。

R0051213

  いやあー……。
  変わっていくねえ。こんなところまで。
  ホント、初めての時はえらい吹雪でほとんど前も見えず
  (つかそんな中を岬を見に行く観光客とか、今思えばどうなってんだ)、
  目と鼻の先に突然巨大な除雪車が出てきてびびったりしたもんで、
  この辺りにもお社と鳥居しかない岬神社なんてのしかなくて
  「ひなびたところだねえ」
  ……と思う余裕も、実はなかったんだけど。
  あ、灯台は昔からあったな。あと流氷館も。
  けど、まあ。
  ウン。
  随分拓けたもんですよ。

話をオブジェに戻すと、マそんなことで、
のっけからカエル全然関係ないパチモン全開キャラクターオブジェの宴だったわけですが、
市街から南へ、人里を離れるにつれて誰かのチェックが甘くなるのか、
どんどんヤバいキャラクターが増えていくという人の世の世知辛さ。
憶えてるだけでも、北から順に

 ケロ□軍曹
   → ○ン○ン○ン
    → ネズミ(国産の黄色くて癲癇起こすヤツ)
     → ネズミ(舶来産のしゃべるヤツ)


X2_dcad34f X2_dcad7b7 X2_dcae76f

あと他にも……なんかピンク色のやつがいた様な気がするんだけど……
ワスレタ。
最初は面白がって全部写真に撮ってたんだけど、
段々飽きてきたのと、ジョグが中盤過ぎてからゆとりもなくなってきて
やめちゃった。

そもそもそんなに面白いネタでもないのでな!!


 ▼走ってみて

ジョギングコースとしては……クルマ通りも多いわけじゃなし、
道も荒れているわけじゃなしで走りやすくはありました。
けど、オイサンみたいな初見ならともかく、
毎日走るとなると……飽きるでしょうね。
マあの辺の人たちがあんなとこ走ったりすると思えないけど。

風が強くて、日差しを遮るものが一切ないので
カンカン照りのときはキビシイでしょうね。
補給ポイントがたくさんあるでなし。
けど、思ったよりも人里は頻繁にあって、自販機なんかは探せばあるんじゃないでしょうか。

そう、結構人が住んでるんですよねー。
失礼ながら、それにはびっくりしたし、
温泉施設があるのは昔から聞いていたんだけどもそれ以外に、
1973年創業だかの超古臭いラブホテルがあったり、ペンションがあったり、
大きな老人介護施設があったのには驚いた。
あんなとこに老人ホームあってもなあ……。

山越えの道も案外ただの道で(当たり前だが)、
周辺は普通に「郊外の住宅街」の赴き。
本当は、その山間の道からさらにちょっとだけそれて、
地図上で山の中に存在していることを見つけた
「稚内村」の跡地?のような場所を訪れてみたかったんだけども……
雲行きの怪しさと、体力的に厳しかったんで諦めた。
いやー、でもあの道、あの場所……たどり着けるのか知らんけど、気になるわあ。

マそんな感じで、いくつかのほどよい未練名残も残しつつ(ニヤリ)、
どうにかこうにか、走り切ることが出来ました。
帰り着いたのが17時20分頃で、ほぼ2時間半程度。
ちょっとゆっくり目ではあったけど、楽しかった。
またちょっと、稚内が好きになったにょ。


 ▼助けてタケシタ先生

そうそう。
この時立ち寄ったノシャップ岬で、そこそこ年輩のご夫婦?の
シャッターを頼まれたんだけど、その奥様がオイサンに
「お久しぶりです」
と。

あ、あなたは、そのお顔はもしや……!?
……知らない人だなあ。HAHAHA、誰かに似てます?

「タケシタ先生……」

まじで誰だ(迫真

ああビックリした。
どうやらオイサンはそのタケシタ先生によっぽど似ていたらしく、
ご婦人は最後まで納得がいかない様子で去っていきましたが。
そんな似てんのかなあ。

だいたい、あのバb……ご婦人はオイサンよか明らかに年上か、
オマケしても同い年くらいだったぞ。
オイサン、そんなに老けて見えます?

タケシタ先生、もしこのブログをお読みでしたらご一報下さい。
じじいだったらぶっ飛ばす(とばっちり)。



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■その4 美瑛で自転車



さて、四日目にはあまりイベントごとは考えていなかったのだけども。
とりあえずいつもの様に(ってアンタ)、美瑛の丘を巡ってくることにした。
あそこは何度行っても飽きませんからね。
午前中から午後の早い時間にかけて、一回りしてしまおうという計画。

朝のジョギングを終えてホテルで汗を流したら即出発。
時刻は7時チョイ過ぎ。

今日は朝ご飯はホテルではなく松屋ですます。
普段と変わらねえw

新しくなってしまった旭川駅の富良野線のホームから、
7時40分頃の電車に乗って美瑛到着が8時20分頃。
ここに来るのももう何度目だろうかなー。

R0052090 R0052085 

  そもそも、北海道上陸第一回の最初の最初の訪問地がここだった。
  美瑛。
  右も左も分からないまま、降りたった旭川空港からタクシーに乗って
  いきなり美瑛に。

  辺り一面真っ白ですよ。1月だもの。なんもない。
  駅前の案内所に荷物を預けて、宛もないのにぶらぶら歩いて。
  時間もあまりなかったから、
  観光地らしい観光地へも全然たどり着けなかったんだけども、
  ひとえに真っ白な町や丘がただただ珍しくて、
  テンション上げまくってずんずん歩いた。
  楽しかった。
  あれですっかりハマった感じだった。
  今思えば本当に何もない、ただの生活道路の坂を上って下っただけなんだけど。

  ちなみに、空港までタクシーで行き来するなら
  旭川の駅からよりも美瑛から乗った方が安くて済むので、
  普段は、美瑛を周るならそれを行程の最後に回して、
  美瑛からタクシーで空港、んで帰る、というコースをよくとります。
  旭川の駅から、空港バスに乗ってもいいんですけどね。
  美瑛から空港バスという手もモチロンあります。



 ▼借りた自転車で走りだす、37の朝(尾崎豊)

さて自転車を借りよう……けど、こんな時間からレンタサイクル屋が開いてるものかね?
と、思ったけどもそこはさすが勤勉な日本の観光地。
全然フツーに開いてました。
スバラシイ。

何軒か様子を見たあと、
うち駅から少し離れた一軒でマウンテンバイクをお借りすることが出来ました。
いえーい。 ← 高島忠夫 ← また分かりにくい
お値段は、一日1500円。

  3時間までは時間ごとにいくら、っていう設定になってるんだけど、
  3時間越えたらもう丸一日設定の方が安いってことだったので
  そのように。
  あと、お支払いが完全あと払い制で……
  そんなシステムで大丈夫か? 乗り逃げとかされないのかね、
  とエルシャダイならぬオイサンでも心配になるおおらかさでした。
  あと、借りる時も返す時も、どこがイカれたとか直ったとかノーチェックで。
  イマドキ、黙って壊されて返されたりしないのかなーと。
  信用商売なのか、諦めてるだけなのか。
  マ別段、オイサンには特に差し障りなかったんでいいんだけどさ。

しかし……自転車乗るのなんて、何年ぶりだ?
ついこの間まで、体重120kg超えがフツーだったオイサンは、
乗ると自転車が気の毒、という気がしてずーっと自転車には乗っていなかったのです。
中学頃まではブイブイ言わしてたんですけどね。

ちゃんと乗れるかな……。しかも、MTBはお初だぜ?
最後に乗ったのは高校時代……くらいか?
カマハンのママチャリが最後。
知ってる? カマハン。

結果、ワリとフツーに乗ることが出来ました。
いやあ、三つ子の魂なんとやらというけども、大したもんだ。
立ち漕ぎのときのバランスと、
あまりいじった事のない形状のディレイラーにちょっと苦労しましたが、
まあ、まあ、問題なく走れるレベル。

  最近の変速機ってあんなところにあんな形でついてるのね。
  ハンドルの根元のところに、
  バイクのアクセルみたいに捻って設定出来るようにくっついてました。

ただ、自転車って、道のどこを走ったもんかちょっと戸惑うことがありますね。
この日は人も車も殆ど通らない道ばかりだったので好き勝手走ってましたけど。
イカすぜ美瑛。
もしこれがフツーの市街地だったら、
危ない場面の一つや二つ、あったかも知れません。

R0051718

いようし、今日一日頼むぜ相棒。
つっても昼過ぎまで5時間ほどだけど。



 ▼コース&目的地

美瑛はもうホント何回も来ていて、
主だったビューポイントなんかは大体見て回った感がある。
木とか、丘とか。
だもんで、先ずは取りこぼしたままの二つをとりあえず見に行く感じで。

一つは、となり駅の美馬牛にある美馬牛小学校。
三角屋根が可愛らしい名所。
もう一つは、これはメジャーなのか分かりませんが、水沢ダム。
とりあえず地図にデカデカと書かれていて気になったので
見に行こうかと。

駅前の観光案内所、四季の情報館で地図をもらって簡単なプランを立て、
気ままに走り出しますよ。


▼サイクリングコース

より大きな地図で 美瑛 を表示


先ず最初の目印ポイント、新栄の丘展望台で一休み。
あー、ここは……両親を連れてきた時に寄った様な気がするが……違ったかな。

カップに入れたメロンにソフトクリームの乗っけたものと
オリジナルコーヒーを戴きます。
うむ、うめえ。
別にメロンとアイス、いっぺんに食べる意味が全然わからないけど
別々に美味しいわ。

R0051767x

ワリとダラダラ休憩してしまって若干時間が押すが……まあいいや。
ノンビリいこう。
いい景色です。
この時点で既に1時間半近くが経過。


 ▼美馬牛駅・美馬牛小学校

途中立ち寄った美馬牛の駅。
まあ……こちらではよく見るタイプの田舎駅ですわ。
オイサンもだけど、なぜか写真に撮ってる人が目立ちます。
コレ、なんか特別な駅なのかしら。
オイサンは目印に撮ってるだけだけど。

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まともな改札もなく、駅の中まで立ち入れたのでホームに立ってみると
駅長さんらしき人物が、誰かと携帯電話でしゃべっている。
「今日もまだ涼しいけど。明日からはまた、30度だってよ」
ははあ。
やはりここ数日の涼しさは異常らしい。
良かった涼しくて。

さて次、美馬牛小学校……なんだけど、
肝心の校舎は木々に隠れて見られません。
あらら。

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どっか周りを探せば見える角度もあるのかもしれませんけども、
実はそんなに興味あるわけではないのでパース。
さっさと次に参りましょう。
ここまで約2時間、時刻は10時30分をまわる頃。


 ▼ワインディングロード

拓真館の前を通って、千代田ファームのわきを経由し……。
この辺はアップダウンと道の蛇行の激しい中々の難所。
以前一度徒歩で回ったことがあり、
そのときは丸一日、かかった覚えがあります。

しかし……自転車さん、すごいな。
ギアを一番軽くしてやれば、推進力こそガタ落ちするものの、
坂であることをほとんど意識しないくらい軽くペダルが回ります。
気分は小野田坂道くんです。
ケイデンスをあと30上げろー!!
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる!!
……でもホント、一番のローギアでは際限なく回しても、
ホンット、前に進みません。
絶望的。
押して歩いた方が早そうですが、
それでも乗って漕いでる方がラクなくらいペダルは軽い。
オイサンが子供の頃はここまで軽いギアはなかったような。
これもギジツの進歩なんですかねえ、なんて、
軽トラに抜かれながらぐるぐるペダルを回します。


 ▼水沢ダム~未踏のビューポイント

さて、見慣れた場所に出ました。千代田ファーム。
ここはしょっちゅう来る場所なのでいいとして、この裏手当たりが水沢ダムのはず。

どうやらそれっぽい、水辺を回る遊歩道を見つけてそれにそって軽快に走りますが、
なんか、ダムというよりはただの池にしか見えない。
道、あってるのかなあ? などと疑問に思いつつも
大体の場所は把握できているので深くは追求せず、道なりにどんどん走っていくと……

ふむ。

ここはどこだ。
地図にない道で曲がってしまったっぽいぞ?

……。

まあ、ひと気はなくて静かで、いい場所だけど。

R0051830

そう、これですよ。
北海道の醍醐味は。
自分が足を止めると、他の音は一切失せて無音になるところ。
あー静かだ。
せっかく気持ちがいいので、マいよいよ本格的に道が分からなかったら引き返せばよし、
ひとりぼさっと立ち止まって、念のために買ってきたおにぎりを食べます。
ボチボチ昼だし。

  予定では13時過ぎには駅前に戻ってないとダメなんだけど……
  マ時間に余裕は見てるからいいか。

しばらくそこに留まったあと、そこからさらに少しだけ進むと。
あらー。
絶景じゃないの。

R0051842

これは……なかなか良いビューポイント。
地図にもマーキングされていないし、そもそも道自体が案内マップには出ていない。
これはなかなか面白い場所を見つけたぞ。
クルマで入ってくるのは難しいっぽいし、
徒歩で辿り着くのも……距離的にしんどいだろう。
バイクか自転車でないとなかなかこない場所だろうから、あまり手がついてないんだろう。

R0051935

まあこんな場所、美瑛にはまだまだ隠れてるんだろうけど。
レンタサイクルを選ばなかったら、今回この景色には出会わなかった。
正解正解。

  そう、いい加減、
  「観光マップに書いてある場所を確認しておしまいにする」
  みたいな旅は卒業せんといかんな、と思う。
  初めて行く場所ならいざ知らず、訪れ慣れた場所なら
  ゆったり歩いて、自分の目でポイントを見つけられるようにならんとな。

  ことにこの美瑛なんて場所は、ホントただの丘がうねっている場所の
  ちょっと見晴らしの良い丘や、かわいい形の木に名前が付けられてるだけなんだから。
  しかもそれは、過去にタバコ屋やらクルマ屋やらが
  CM向けにロケハンして見つけてるんだから。
  自分でこれだと思える場所をいい加減見つけて居つけるくらいの方が面白かろう。

  ……などと、今回地図を睨みながら自転車を走らせていて感じたのでした。
  義務感みたいに、★印のついた場所を目指して走るのは、
  それはそれで楽しい遊びではあるんだけど、ちょっと窮屈になってきた。
  自分で遊びを見つけ出せるくらいになりたいなあと。
  そんな風にね。

  最近、食べ物屋をさがすのでも、食べログなんていう便利に過ぎるモノが出てきて、
  気がつけばそれを頼っている自分がいるものだから……
  色々量的な拡大が進んで情報がバーストして昨今、
  そういう情報の収集やフィルタリングは、
  限られた時間を賢く・効率的に生きるには必須かも知れないけども。
  やっぱちょっと、面白味には欠けるよね。

  かといって、そこに既にマッピングされたものだからといって
  避けて通るのも、それはそれで生き方として窮屈だ。
  あるもないもなく、自分にとってあるようにのみ生きられたら、
  世界はもうちょっと広くなるんじゃないかなあと思うオイサンです。

  以前、知るほど世界は窮屈になるのは当たり前だ、
  みたいに言ってる人がいたけど、
  それは違うんじゃないかねえと思うオイサンです。
  残念。

この日の空は曇りがちで、気温の低さもあって肌寒くさえあったんだけど、
この時だけ、大きな雲がぱっとほどけて小さな雲の船団に姿を変えた。
視界全体が変化に富んだ、ダイナミックな見応えのある景色だ。
ここもまた人影が皆無でまたしばらくぼーっとしてしていると遠くから鐘の音が聞こえてきた。
もう昼か。
さすがにちょっと先に進んだ方が良いやも知れぬな。

R0051927

……しかしさすが、試される大地さんは一筋縄ではまいりません。
なにぶん先ほども申し上げましたようにここは「地図にない道」でございます。
禍福は糾(あざな)える縄の如し、とはよく言ったもので、
お写真に見える下り坂を気分良くガーッと下っていったところ
ガッツリ道に迷いまして、
ここから二十分ばかりかなり不安な迷い道くねくねでありました。

大体の方向感覚だけをたよりに延々走っていったところ、
どうにか当初の目的だった水沢ダムの水辺にとりつくことが出来
(先ほど走ってきた遊歩道も確かに水沢ダムのほとりではあったのだけれど
 随分はしっこだったらしい)、
なんとか地図の道、以前も走ったことのある道に合流できた。
いやあビビった。


 ▼水沢ダム~再び美瑛の駅 お昼ゴハン

そこからは走り慣れた道で起伏もさほどあるわけでなく、
三愛の丘という、駅からもアクセスしやすくクルマでも来易いというメジャーなポイントで
いつも撮っているのと同じ様な写真を撮り、そこから駅まで、
一気に帰ったのでした。
それでも歩きだと結構な距離のはずなんだけど、さすが車輪がついてると速いな。
今度ハカセにつけてもらおう(どこにだ)。
ゴールしたのが大体13時頃だったので、ほぼ4時間半。
なかなか楽しい行程でござった。

R0051968


三愛の丘にて。ちょっと面白い、気に入った一枚。


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自転車も返却し、お昼は、駅の西側にある「こえる」というお店で
以前食べてなかなかおいしかった覚えのあるカレーうどんを食べ……
る、つもりだったのですが閉まっていたので断念。
死ぬ。
仕方なく駅の東側に戻り、駅前に展開しているプレハブみたいなアンテナスタンドで
カレーうどんをいただきます。
いいんです、ここはここでおいしいことは以前食べて知ってますから。

  美瑛は丘のまちとして有名ですが、
  その丘の畑でとれた野菜と小麦をつかったカレーうどんを売り物にしようと
  奮起中です。
  おいしいですよ。
  ただ、「素材が良いからおいしい」という
  ある意味エポックではあるんですけれども見た目にわかりにくい売り方なので
  派手さはありません。
  食べて損のある代物ではありません
  (「食べる価値がある」「食べて損のない」ではないあたりに注意が必要だ)。
  
見れば、メニューには「冷やしカレーうどん」なる
訳の分からないモノがハバを利かせている。
けしからん、こらしめてやる。
主人、これをもらおう。

そんなこんなで、8時半から5時間あまり。
今回も今回とて、美瑛の丘をわたる空の景色をタンノーしたのでした。
さーて……次回は、どこをどういう風にまわりましょうかのう。
それ以前に、どんな季節に来ましょうかのう。
春ですかのう。
秋ですかのう。
もう一度、冬に来てもいいですのう。
↑いずれにしても再び来る気満点。

R0052103 R0052116

さて……これで、イベントらしいイベントは全部だな。
あとは待ちに戻って、のんびりするだけだ。
 
 
 
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 ▼最北のMeridian<子午線>
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■最北のMeridian<子午線>【まちと旅路の章】 -更新第803回-

オイサンであります。
うそじゃないよ。

2012年8月4日~7日までの4日間、
札幌~稚内~旭川・美瑛をおとずれた北海道旅行の記録、
「最北のMeridian<子午線>」。

ここではその4日間のうち、移動中や、
まち中で出会った些細なデキゴトなんかについてまとめて書いてます。

その他のページへは以下のリンクからどうぞ。


 ▼最北のMeridian<子午線>
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■その1 光る雲をつきぬけFLY AWAY



そうそう。
今回の北行きの、大きな目的をひとつ、忘れてた。

「飛行機に乗る」。

そんだけ。飛行機に乗りたかった。
こどもか。

いや、ただ飛行機に乗りたかったというか、
飛行機に乗って移動する「旅の特別感」を味わいたかった。

……いやいやイヤ、
「飛行機に乗るための様々な手続きを踏んでようやく旅が始まる
 『旅の特別感』を味わいたかった」。

これが正確。

やっぱトクベツっすよ。飛行機での旅行。
めんどくさいもん。様々な手順が。

R0050670

チケット取って、
飛行場まで移動して、
チェックイン、
手荷物預け、
保安検査、
デ搭乗。

めんどくさいけど、
そのめんどくささが特別な感じで良いです。
段階を踏んで、気持ちを昂ぶらせてくれる。

その入り口として保安検査まで終わって、
搭乗待合まで行ってようやく、飛行機さんとご対面出来ますでしょ。
やっぱりね、「おー、始まるなあ」って思いますもの。
ガラスの大窓の向うで、
大勢の人間が寄ってたかって、
飛行機さんの身づくろいを手伝ってるの見るとね。
年甲斐もなくワクワクする。
頻繁に利用しなけりゃならないヒトにとっては
多段の準備工程はただただ煩わしいコトかも知れませんけどね。
遊びでしか乗らない旅行者には、大事なことです。
それだけで日常の枷をぶっ壊してくれる、大事な推進力になる。

新幹線程度だとこうは行かない。
特に新横浜とか京都とかの途中駅だと、
新幹線さんがビャッと猛スピードで入ってきて、
ワーッと乗り込んで、またビャッと出ておいきになりますから、
こう……ジワーっと盛り上がる落ち着きが足りない。

「まあまあ、そない慌てんだかてよろしい。じっくりいこうやないの」

っていう、焦らされ感がタマランわけです。
さすが熟年のアジですよ。
オンナゴコロを分かってる( ← オッサン)。

座席は、今回かなりギリギリに出発を決めたので
行き・帰りとも通路側になってしまって残念ながらあまり良くはなかったけども、
帰りの便の対応は嬉しかった。

荷物を預ける時にダメもとで、アップグレードが出来るか訊いてみたら、
席のランク区別は(クラスJとかSシートとか)されてないんだけども、
実はつくりとしては上位クラスの座席ならある、
と教えてもらって、席を替えてもらった。

  要するに、
  本来ならハイクラスでちょっとお高いハズの座席が、
  特に区別なく同じ料金で用意されていて、
  そこがまだ空いてるのでどーぞ、
  としてもらえたということです。
  スバラシイ。
  ADOさん出来る子。

しかし帰りはもう超くたびれていたのか、
離陸の瞬間も憶えてないくらいアホみたいに寝ていたので
あまりイミはなかった。

というか、
それは多分いい席だったからよく眠れてしまったんだろう
(そして窓側でもなくて、ガンバってしまう要因も何もなかったから)。
実際、寝心地すごい良かった。
フッカフカやぞ。
フッカフカやぞ。
ゾックゾクするやろ。

 ▼ザブングル 特技
 



■その2 わっかない号に乗って~道内での移動(初日・札幌~稚内)



ところで今回の経路はちょっと変則だった。
変則にした。
いつもであれば

 羽田 ⇔(ヒコーキ)⇔ 旭川 ⇔(JR)⇔ 稚内

の往復で終わりのところを、
今回は羽田から札幌へ降り、札幌からはバスで稚内へ移動することにした。
稚内に2泊したあと、今度は列車・特急サロベツで宗谷本線を旭川まで南下し、
帰りは旭川空港からフライト。

  札幌降りにすると2万円近く安かったのと、
  あとはまあ、札幌に用事が出来たことと、
  そのまま電車で移動するのも芸がないと思ったので。

  R0050705  
  新千歳空港~札幌間の車内。どうですこの浮かれっぷり!

  大体電車で移動しても、札幌~旭川が1時間、
  旭川~稚内が3、4時間なので、そんなに変わらん。

札幌から稚内は、宗谷バスさんの「わっかない号」が約6時間で結びます。
途中15分程度の休憩が3回入って予定より若干早めについたので
実質の乗車時間は5時間くらい。
休憩2回だったかな? まいーや。

  日に五便? くらい運行してるのかな。
  車内はガラガラでした。オイサン入れて4、5人だったと思う。

休憩1回目は砂川SA。
SAとしては日本最北らしいです。これより以北はPAになるんだそーだが
違いがわからん。

R0050860
最北の砂川SA。

休憩2回目は羽幌。道の駅「ほっとはぼろ」なんだけど、
ここはオイサンが5年前に、
オホーツク~稚内~留萌の極寒道北周遊一人バスツアーをやった時宿泊したお宿。
なつかしい。
運転手さんのアナウンス聞くまでそこに寄るなんて知らなかったので
嬉しかった。

短い停車時間に走り回ってお写真を撮ってしまいました。
はしゃいだ観光客。

R0050908 2007 R0050905
ほっとはぼろ。真ん中が2007年の冬の写真、一番右が今回の。


バスの中、札幌で買っておいた弁当を食べ、
音楽を聴き、Twitterを眺める。
いいねえ、こういう何にも押しつぶされない時間が大好きだよ。

……あー、だから「移動のため」っていう名目の、
長い拘束時間を作っちゃうのかな。自分。
買ってから、ずっとあまり真面目に聴かずに置いてあった
堀江由衣さんのアルバム『秘密』を聴く。
タイトル曲の『秘密』が、やけにじんわり心に沁みた。
こういうとき、書き物のヒラメキがあったりするんだけど。


 ▼稚内駅の変貌ぶり

そうしてバスに揺られ、徐々に日も落ちて雨もぱらつき始めた。
稚内の駅に着いたのは20時をちょっと回ったくらいで夜の帳もすっかり降り、
バスの長い振動に揺られて眠気もいくらかあったのだが……
駅とその周辺の変貌ぶりに肝をつぶす……どこだここは!!???!?!

R0050943
お写真は二日目の朝のモノ。

R1017031
2007年冬の稚内駅。

「駅舎がキレイに立て替えられた」という話はふんわり聞いていたようなものの、
場所まで移動し(少しだけど)、中におみやげ屋とカフェが出来、
あまつさえシネコンが入ってるとか、
聞いてねえ!!
誰が見るんだよシネコン(超失礼)!!


いやー……。


おったまげたー……。
眠気も全部吹っ飛んだわ。
まさかここまで変わってるとは。

バスを降ろされてから一時間ほどはなかなかその風景を受け入れられず、
雨が白い線を引く、最北の闇の中をうろついて
写真を撮ったりしてしまいました。

  闇って言っても、昔と違って駅が随分明るいんだけど。
  改築前は、それこそなー。
  駅前といっても真っ暗だったもんなー。

よそに預けられた猫の気持ちがよくわかる。
見知らぬ土地や家に連れてこられると、しばらくはうろうろ探検して様子を伺い
縄張りを決めると言いますが、まさにその気分。
なるほど、こういう気持ちでいるのか。

今のその風景を受け入れるためと、
その驚きをどうにか誰かと共有したくて伝えたくて、
駅中のカフェに入って、稚内フィッシュサンド? だったかな、
それとコーヒーを注文し、
閉店間際でそろそろ暇そうにしてた店員のお兄ちゃんをつかまえて
そのびっくりを伝えたりした。

  だって、ホントびっくりしたんだもの。

R0050931x R0050926
気もそぞろで撮ったフィッシュバーガーとメニュー。オシャレだな!誰が喰うんだ!(やはり失礼)

聞けば稚内は、今日・明日とお祭りで、
今日はたまたまこんな時間(21時)まで営業してるんだと教えてくれた。
「明日は花火も上がりますからまた来て下さいね」
と、なかなか商魂たくましいお兄ちゃんである。
立派だ。

  ……やっぱり働き人としては、
  お客さんが増えて、オシゴトが増えて、忙しくて嬉しい!
  と思えるくらいのことをオシゴトにするべきだなあと思うオイサンであった。
  ホントよ。
  マそんな風にはいかないし、
  そんなことばかりではヨノナカ成り立たないんですけどね。

そんな風に人と話をして、どうにかようやく、
「ここが今の稚内の駅だ」といくらか納得し。
その日の宿に向かったのでした。

でもね、やっぱり滞在した三日間、
なんどもなんどもウロウロして同じような写真を撮って、
ようやく飲み込めたような気がしますよ。
決定的だったのは、二日目の夜に花火を見たとき。

マそれはそれで、また別で書きます。



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■まつりの夜(二日目・稚内にて)



狙ったワケではないのだけれど、
稚内に着いた初日の夜と、翌・二日目の夜は稚内の町はお祭りでした。

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ぶれるほど急いで何かを買いに行くオッサン

初日の夜に稚内に着いたとき、
駅ナカカフェのお兄さんが言ってたっけ。

「いつもはこんな時間(21時頃)まで開けてないんですけど、
 今日と明日はお祭りなんで。良かったら、また、明日も来て下さい。
 明日は花火も上がるはずなんで」

確かに、バスを降りたとき、広場スペースに簡易テントがたたみ置かれていて
何かやってたのかな、くらいには思っていたのだけど。
宗谷岬から帰ってきたときも、
駅前の広場でステージ組んで、なんかやってたっけ。

ジョギングから帰って来たのが17時半手前で、
そこから一休みしてぼちぼち晩ゴハンで外へ。
駅前の「ひとしの店」で魚の定食を食べ、
出てきてみると駅前は結構な賑わいになっていた。

屋台はほんの数軒だけだったんだけども人が群がって、
おお、
盛り上がっとるなあ。
ホントに小さな規模だけど。
けどそれは、今まで五回(だと思う……もう一回あるかも)稚内に来ているオイサンが
見たことのなかった光景だったんで、
ああこういうのもあるんだ、とちょっと新鮮だった。

  マ今まで、夏に来たことがあるのは一回だけですからね。
  あとは全部真冬だ。

例の駅ナカカフェでコーヒー飲んで、ぼちぼち引き揚げようかとした21時頃、
そういえば花火ってもう終わったのかしらと思ったら、
丁度始まるところだった。

R0051351

この町ってこんなに人がいたのかと思うほどたくさんの人が
(と言っても、スペースとしては全然広々として、混雑って感じは全然ないんだけど)たむろし、
北の先、
名所でもある防波堤ドームの先の方を見上げている。

子供も多い。
家族連れやら、カップル連れやら。
中には旅行者も混じっているんでしょう。

ちょうど、北海道の夜空を埋める星の群れと同じくらいの密度で、
人波が、駅から港までの数百メートルの道と、
これもまた新しく拓かれたらしいその先の広場まで続いている。

  これは三日目の朝に町をもう一度歩いてみてようやく知ったんだけど、
  以前はフェリー乗り場があったり、
  実質どのくらい営業してるのか分からない民宿とかメシ屋とか
  (これもまたオイサンが冬場にしかこなかったから
   営業してるところを見なかっただけかもだけど)が
  並んでいたりした場所が整理され、
  野外ステージと小さな広場が設けられていた。

オイサンもまた屋台で飲み物を買って、
しばらく写真を撮ったり、人並みの合間をぬって、ぶらぶら歩いてみたりした。

いやー。
変わるねえ。
町の姿が。
お年寄りがこしらえ、守ってきた(というか変える必要のなかった)町の姿が、
若い人たちの、決して先鋭的ではないけれども
ある程度スタンダードな現在の姿に。
「まあこのくらいはあるだろ」程度の。
なんか、いい。
お年寄りとワカモノの意見の中間辺りの、ゆっくりした感じ。
なんかね、アラフォーくらいの町。
オイサンは好きだ。
この変わった姿も、変わりゆく今まさにこの様子も。

以前の、古びて寂しい感じの町並みも、
まさに演歌に歌われた最北らしい味わいがあってやっぱり好きだったんだけど、
この変わり方は丁度良くて好きだなあ、と……
生まれ変わった駅前から、
初めてこの町を訪れた時から変わらず丘の上でくるくる回る風車を見上げてみて
そんな風に思いました。

R0051372
ライトアップされる丘の上の開基百年記念塔と風車、そしてまち並み


屋台では、昼に岬で食べた宗谷黒牛のスペアリブやらハンバーグを売っていて
その辺りがすげえいい匂いさせてた。
一番人気。行列。
あとはカキ氷やコーヒーフロート、甘いもの、お決まりのビール。

屋台の数なんかホント5、6軒なんだけど、
みんな楽しそうにしてるなー。
中でもビール売りの屋台のおっちゃんが一番酔っ払っててw、
来る人来る人全員に

 「ひとつハムニダ! ひとつハムニダ? 二つハムニダ?
  はいビールハムニダ!!」


とか、謎のハムニダ語を連発しててお客さんが困ってたw
やめんかw
あんまりしつこいんでオイサンも笑っちゃったよ。
つかお前飲むなw

オイサンの感覚では、稚内でこんな人出が見られるなんて思っていないくらい
大勢のお客がいたわけだけど、
「人の集まり方が『緩くて』いいね」
というのは、オイサンが花火大会の様子を写真に撮って
ツイッターにアップしたのを見てくれた、ちひろパパさんの弁。

確かにその通りだ。
となりの人たちから十分にスペースを取ってだらっと座り込んでも全然ゆとりがあって
ストレスがない。
みんなにこやか。
首都圏や都下でやる花火大会は、こんな人ごみじゃこうはいかんだろうもんな。
……都下の花火大会なんて行ったことないけど。
さすがパパさん、目の付け所がシャーp……おっと、
今コレ言ったら褒めてんのか馬鹿にしてんのか微妙だな。

花火も結構迫力があり、
屋台で買ったハンバーグも美味しく(お前また食ったのか)、
とても楽しい雰囲気のお祭りの夜でした。

ひとりでも楽しかった。
そのあと部屋に戻り……お風呂から上がったら、
ジョギングのダメージもあってほぼ即死でした。



■稚内の町並み



稚内の町は、二日目の朝と三日目の朝、ジョギングがてらぶらついただけで
あまりちゃんとは見られなかった。
三日目の朝にもっとちゃんと見ようと思ってたんだけど、
宿でうだうだしてたら時間がのーなった。

稚内の駅からは、真西の真正面に小高い丘が見え
(稚内のまち中からならどこからでも見えるんだけど)、
その上では大きな風車がくるくる回っている。
その根元の辺りは稚内公園になっていて、氷雪の門だとか、開基百年記念塔だとかがある。

  初めて訪れた時には、それがなんかもう……異世界感満点でね。
  駅から見える断崖、その上でライトアップされて回る風車。
  「なんだここは!」って、イッパツで心をつかまれた。
  面白い。
  町が、海と、迫る丘に囲まれて箱庭を形成してるみたいで、
  そこへ風車がシンボルの様に配置されることで、
  ものすごい『ドラクエ』チックな、和製RPG的な世界観になる。

以前は、北門神社の参道からそれたところにロープウェイののりばがあって、
一応「日本一短いロープウェイ」という売り文句(売りなのか)もついていたのに
廃止されてしまった。
まメンテなんかも大変だったんでしょうね。
地元の人間は先ず乗らないでしょうし、観光客もそうそう乗らなさそうだし。
それでも、前回来たときはまだ乗降駅だけは残っていたのに、
今回はそれもすっかりなくなっていた。

R0050995 R0017570
左が現在、右が過去のロープウェイ駅。

そんな事情もあって、
今では稚内公園へ行こうと思ったらエッチラオッチラ歩いて上るしかないんだけども、
コレが意外とキツかった。

朝のジョギングがてらちょっと走って上ってみたけど近来まれに見るキツさで、
さしもの平地を走る程度じゃ呼吸も心拍もほとんど乱れることのないオイサンも、
このときは心臓がバクバクいった。
前上ったときもこんなだったかなあ。
Twitterのフォロワーさんにいる激坂大好き自転車クライマーさんを連れてきてあげたら
アヘ顔になって悦ぶ……否、喜ぶだろう。

R0051472 R0051510
丘の上からの稚内全景と、銚子にも負けない立派な風車。


結局、氷雪の門を見て、風車の根元までたどり着いてタイムアップ。
残念。
氷雪の門のところで、母娘づれがいたのでシャッター役を引き受ける。
へいへい、なんぼでも押しますよ。
ところでお嬢ちゃん、お父さん欲しくない? いらない? あーそう。

駅の周りにも、「最北端の終点」みたいな線路の終着点の看板があったりしたんだけど、
駅が移動して、若干線路が短くなったんで
ホントにただのモニュメントになってしまった。

R0050938

まあもっと昔はこの稚内の駅自体なくて、
一つ手前の現・南稚内の駅が終着駅だったと言うから。
こうして少しずつ、姿を変えていくんでしょうね。



■列車・特急サロベツ 宗谷本線の旅(三日目・稚内~旭川)



三日目、稚内~旭川まで南下する、帰りの移動は特急サロベツ。
13時45分発、17時33分着の4時間弱のロングラン。
……けど、特に何もなかったなー。
ウン。
何もなかった。
本読んだり音楽聴いたり、頑張ってPSPのゲームやってみたりしたけど、
なかなか。

4時間ずっとおとなしく座ってることは出来なくて、
頻繁に立ち歩いては車両の継ぎ目でストレッチしたり、
停車駅で降りてみては写真撮ったりしてました。
落ち着きのない大人のアカウントがこちらになります。


 ▼駅が新しくなるということ


突然ですが、私は宗谷本線が大好きです。
ええ。
音威子府とか名寄とかで降りてブラブラしてみたいと、
2004年の1月に初めて乗って以来、ずっと思っている。

R0051565 R0017648
左が現在、右が2009年の稚内駅構内。

稚内も駅がリニューアルしてきれいになり、
無意味に重く、寂しげな空気はどこかへいってしまいましたが、
それは旭川駅も同じコトで。

旭川駅も大きくリニューアルしました。
宗谷本線のホーム、きれいに近代的になってしまって……
昔の、立ってるだけで寒くて悲しくて寂しくて、
足の先から凍え死んでしまいそうな雰囲気はさっぱりどこへやら。

うーん……。

こんなコト言っちゃいけないんだけど……残念だ。

R0017351
2009年、冬の宗谷本線ホーム。

やっぱりあの……異世界感?
「これから日本の、いっちばん北の先まで行くんだ!」
「ああ、日本のいっちばん端っこ、いっちばん寒いトコに来たんだ!」
(いっちばん寒いワケでは、ホントはないんですけどね)
っていう、演歌の主人公になったみたいな気分を
ものすごく分かりやすく手っ取り早く感じさせてくれるものがなくなってしまって。
新宿に買い物行くのと、フンイキあんま変わんないですからね。

  上の、稚内の町並みのところで言ってることと矛盾するんだけどね。
  ただ変わるだけなのか、
  変わったことで見えた何がしかがあったのか、
  そんな差だと思って下さい。
  なんかね、旭川駅の変わりようは、今までのものを全部塗りつぶして、
  ハイ近代化、みたいな感じなのよ。

好きだったんだけどなあ。
自分の体からツララが垂れ下がってしまうような、あの感じ。

宗谷本線のホームもさながら、
オイサンが四日目にお邪魔した美瑛・富良野方面へ向かう富良野線のホームもきれいさっぱりリニューアル。
ここはそんな寒いサミシイ感じではなかったんですが、
何しろ、改札からホームまでが遠い遠い。
多少余裕を持って改札を通っても、油断していると列車が出てしまいかねないくらい、
駅の敷地の端っこにありました。
超離れ小島ホーム。

階段おりて、長いトンネルを延々歩いて、階段上がってようやくホーム。
それもまた、すっかり近くになっちゃって、ねえ。
トンネルを抜けたら『北の国から』の世界に連れてってくれる列車が待ってるんだ、
っていう空気が、やっぱりうしなわれてしまった。
残念だ。

誰かの演出とか意図とかじゃなくて、
年月に積もった澱とか、色んな手落ちが重なって出来上がっていたものですからね。
ひとたび失われてしまったら、作り直せるもんじゃない。
惜しい。
工事もさぞかし大変だったんだろうなあと思います。

正直、文化財的な重みがあったんじゃないかと思わないではないんですけども。
マそれは思い込み、オオゲサですけどね。
あの感じがもう味わえないのかと思うと、やっぱりちょっと寂しいオイサンです。

地元の人や、普段乗ってる人はマともかくですけど、
旅行者として宗谷本線を、稚内を訪れる人なんてのは
多かれ少なかれ「そういう分かりやすいイメージ」を抱いてるに違いないんで、
その後押しをして浸らせてくれた貴重なものだったと思います。
旅情といいますか。
大事だと思いますよ。
ホントに。

マそこに住む人たちが、
どうしたってそのイメージから脱却したい、
しないとどうにもならんって言うなら、
それを止める権利は、たかだか門外漢の旅行者ごときにはないんですけどね。

やっぱ町は、そこに住む人たちのものですよ。
ええ。



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■旭川のまちなみ



旭川さんは、駅こそ新しくなったものの
町並みに大した変化はありません。
中央の、買い物公園がちょっとにぎやかになったかな? という程度。
それでも昔に比べれば、これでも随分さびしくなったのだそうですけど。

ここ最近は永山の方が栄えてるのだそうです。
行ったことないな、永山とか。
「ナガヤマ」という地名が、具体的にどこを指すのかも分かりませんが。
駅ならあるんだけどね。
単純にその周辺ではない気がする。

R0051622
朝の常盤公園

四日目の朝に軽く、市街地から常盤公園を抜けて石狩川沿いを走りました。
いやあ……寒い。
気候がちょっとおかしいのだろうけど、にしても寒いわ。


R0051628x


朝、常盤公園内の小川に沈んでいた自転車。
ちょっとどうなんだ、と思いつつも妙に幻想的だったのでお写真に収めてみました。
ちょっと色がおかしいのはこのときのカメラの設定のせいです。

そうそう、この記事を書く前に以前のページを見返していたら、
こんなタイトルの記事があって自分でびっくりしたわ。

  ▼あとがき ……と、川底色の自転車 -更新第751回-
   http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/-751--57ed.html

  決して狙ったわけじゃないんですよ。いやホント。
  驚いた。

石狩川なんて、小学校の社会で習ったときには、
まさか自分の目で見ることになるとは思ってなかったのだけど、
こうしてその畔を走ることになるとは、とおかしな感慨に浸りながらジョギング。
早朝、犬の散歩中のひとや、ご夫婦で散歩中の人などとたくさんすれ違う。

R0051649x
ぼくのミシシッピこと石狩川

この辺は冬場に少し歩いたことしかないから風景が新鮮。
といっても、ただの住宅街なんだけど。
都市の中心駅から30分も歩くだけで、これだけのんびりした景色が広がるんだから
嬉しい町です。
あたしゃ好きだねえ。

大きな川があって、周りは高い山々に囲まれて、
ここで育って出て行っても、
こういう景色はずーっと原風景として心に染み着いていくんだろう。

やはり初めて北海道に渡った2004年の正月、
どっさり雪の積もったこの川のほとりで、
まだまだちいさなよちよち歩きの女の子とその父親の二人連れとすれ違った。
雪はあまりきちんとかかれていなかったのですれ違うことは出来ず、
お二人の方がすれ違うための退避場みたいになっている足場によけて、
オイサンを通してくれたのだけれども。
あの女の子も、もう小学校の高学年くらいにはなってるんだろうなー。
結構時間経ってんだよなー。

昨晩の雨もあって、風景は水にぬれてやたらと光っていました。
小一時間走ってホテルに帰り、さて、次は美瑛に向けて出発。



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 ▼最北のMeridian<子午線>
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2012年8月27日 (月)

■最北のMeridian<子午線>【メインページ】 -更新第803回-

フォロワーさん情報。
佐賀県は唐津にある虹ノ松原という景勝地では、
かの太閤秀吉が盛夏に訪れた際、あまりにセミが鳴くので
「うるさい!」と一喝したところセミがピタリと鳴き止み、
以来セミの鳴き声を聞くことがないのだそうです。

オイサンです。

なので今、
虹ノ松原へ行ってセミっぽいものの鳴き声が聞こえたとしてもそれはセミではなく、
宇宙生物トンガリコーンの所業なので、
その辺空気読んでシクヨロ。


R0051336x


さてさて、随分順序が前後してしまいますが
8月最初の週の週末に休みを二日くっつけて、8月の4日~7日まで
もう何度目かになる北海道、旭川~稚内にお邪魔してきました。

  ホントにもう、旭川・稚内は何回目なんだろう。
  ちょっと分からなくなってきた。

そんな慣れ親しんだ場所なので、
改めてアレが見たいコレが見たいという観光的な目的はあまりないのだけど、
あのお店にまた行きたいとか、
あそこがどうなってるか(或いはどうもなってないか)見たい、
というような、最早帰省に近い感覚で。
大きいところで目的は三つ。


▼1) 札幌でフォロワーさんに会う。
 北海道フォロワーさんはそんなに数いないけど、お会いするのは第一号。
 ワカモノの人です。オイサンのTL最年少?
 また周りから、オッサンが若い子をナンパしてる、とか言われますな。
 うへへ(涎


▼2) 稚内の半島(?)一周ジョギング
 あるとき稚内の地図を眺めていて、
 「稚内駅をスタートして、
  ノシャップ岬 → 日本海岸沿いに南下 → 山間を抜ける道を抜けて南稚内 → 稚内駅
  で一周出来るなー」
 と見つけたコース。
 ちょっと距離が長いけど、今なら走れるだろうし、日本海岸の景色にも興味がある。
 問題は天候かなー。
 雨は論外だし、暑すぎても、
 途中に補給できるような場所があるかどうか厳しいだろうし。
 マ実行するかは様子を見て、という感じ。


▼3) 幾つかのお店にもう一度行きたい。
 先ずは旭川の「cafe花みずき」さん。
 震災以来なので、忘れられないうちにまた生きたい。スコーン食べたい。
 あとは稚内の最長老喫茶「晩香」で……ぜんざいか、なべやきうどんを食べたい。
 謎のメニューとして気になっていた。
 ……えーと、いずれにせよ、ただの喫茶店でお茶を飲むだけです。
 それ、北海道ですること?
 特においしいものとか珍しいものとかを食べ漁ったりする予定はありません。
 他にも、オマケ程度に覗きたいお店や場所がありますが、
 マその辺はおいおい。

大体こんな感じか。

他にも、宗谷岬・美瑛あたりは周るつもり。
この辺りは既に何度か見てるので、久しぶりのご挨拶をしにいくような気分で。
美瑛は、これまでやったことのないレンタサイクルで周ってみようか。

全体的な記事は、このページを筆頭として、

 【イベントごとの章】
 【お店の章】
 【まちと旅路の章】


の三つに分け、時系列でなく、目的別にまとめていこうと思います。


【イベントごとの章】では、
 フォロワーさんとの邂逅や、上で書いたジョギングなど、主だったイベントの話を、
【お店の章】では、
 立ち寄ったお店でのことをちらほらと、
【まちと旅路の章】では、
 長い移動中の出来事や、些細なこまごました出来事を、
それぞれ綴っていこうかしらと、このように思いますよ。

各ページをちょっとずつ追記していく感じになるので
ちょっと混乱するかもしれませんが、
トップページで更新をお知らせしていこうと思うので、マどうにかついて来て下さいまし。
まずは全体の日程をご紹介いたしましょうかね。



■日程



日程というか、やってきたことの大体の流れのメモ。


 ■一日目・8月4日
  ・移動
     自宅 →(バス)→ 羽田 →(JAL503)→ 新千歳 →(エアポートライナー)→ 札幌
      朝5時に家を出て、札幌着が10時半くらい。
  ・札幌にて
    荷物を預けて、なぜかクツ屋めぐりとアニメイト。
    謎のコーヒー屋・カフェ・ド・ノールで一人お茶。
    フォロワーさんと会う。
  ・移動
    札幌大通りバスセンター(15:00) →(都市間バス「わっかない号」)→ 稚内(20:30)
     途中、以前訪れた羽幌に寄って懐かしむ。
     稚内の駅周辺があまりに変わりすぎてて死ぬほどびびる。

 ■二日目・8月5日
  ・AM 宗谷岬周辺散策
    雨に降られ、ゲストハウスで一人読書をしたり、宗谷丘陵を散策したり。
    ゲストハウス「アルメリア」で宗谷黒牛を食べる。
  ・PM
    稚内駅前をぶらぶら。
    いつも行く謎のオーディオショップで古いPSソフトなぞ物色。収穫はなし。
    稚内一周ジョギング。14:50頃スタート。
    3時間半程度を予定していたが……?
  ・夜
    お祭りがあったので花火見物。夕食はいつもの「ひとしの店」にて。
    ジョギングが堪えて、その後即死。

 ■三日目・8月6日
  ・朝、稚内の喫茶「晩香」でお茶。

    自衛隊上がりのマスターに色々面白い話を聞かされるw
    ぜんざいがンマイ。
  ・お昼ゴハンは「デノーズ」にて米軍バーガー。でかい!!
    途中で入ってきたおぼーさんが、
    ライブ聞きたさに檀家に法事の日程交渉を始める。おい。
  ・移動。
    稚内(13:50)→旭川(17:33)。特急「サロベツ」にて4時間弱。
    旭川駅の変わり様に若干ビビる。
  ・旭川にて
    喫茶兼ギャラリー「cafe花みずき」に赴くも閉店済み。残念。
    晩ゴハンは「CHAOS HEAVEN」で初めてのスープカレー。あ、コレうめえ。
    旭川は雨。ジョギングしようかと思ったが断念。

 ■四日目・8月7日
  ・朝。散歩がてら、石狩川沿いをジョギング。
    常盤公園を抜け川沿いに下って上る。8km程度。
  ・美瑛散策。
    富良野線で、旭川(07:42)→美瑛(08:20)
    8時半から13時頃まで、レンタサイクルを借りて丘の町を延々突っ走る。
    大目的は美馬牛小学校と水沢ダム。
    軽く道に迷うがおかげで良い風景に出会う。
    お昼は駅前ペンション「こえる」でカレーうどんを食べようとするも休業。ズガーン。
    しかたないので駅前のアンテナスタンドで冷やしカレーうどんなるものを。
  ・今度こそ「cafe花みずき」。
    再び富良野線で、美瑛(13:50)→美瑛(14:25)
    17時頃には引けて晩ゴハンするつもりがズルズルと18時まで。
    ワッフルを食べたり、アロニアジャムの試食をしたり。
    奈良・神戸のイカスお寺の話や、「商売にはストーリーが必要だ」という話で
    お店のおねーさんと盛り上がる。なんでだ。
    しまいにゃ宿まで、車で送ってもらう始末。ありがとうございました。
  ・帰京。
    旭川空港(1945)→(ADO60)→羽田(2130)
    機内爆睡。なんもおぼえてない。


ざっくり。

それでは、
アラフォーの無軌道な北海道旅行に興味がある人、
カリスマ男子高校生Twittererの正体をどうしても知りたい人、
稚内の今に興味津々な人、
旭川の激ウマグルメスポットを知りたい食いしん坊、
そんな人だけ本編に進んで下さい。

上のどれにも当てはまらぬ腑抜け連中は
好きなおでんの具を思い浮かべつつ14へ進むがよいよいよい(残響音含む)。



------------------------------------------------[120828更新]--------



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2012年8月24日 (金)

■色の白いは…… -更新第802回-

ある時、
最寄りの駅ビルで見かけたアドミラルの白のスニーカーが気に入って、
買おうとしたのだけどその時はサイズもなく、
「マ取り寄せてもらうほどの事もないか、まためぐり合ったら買おう」
と思い留めてその後しばらくは靴屋を見かけたら一巡りしてみる、
くらいの心がけでいたのだけれど、
アドミラルの取り扱い店舗自体があまりなく、出会わずじまいでいた。


  ▼スニーカー アドミラル
  http://www.admiralfootwear.com/products/


そうこうするうちに時間は流れ、
当の靴屋で8000円チョイしていたそのスニーカーも、
4000円弱にまで値下げされるようになっていた。
しかしその店にあるのは同型の色違いだけで
ココロが動かされることはなかった。
あの型には、白が映えた。

それでも一応、どーしたもんかなーと考えてはいたんだけれども、
週末、フォロワーさんと池袋をぶらつくカタワラちょっと覗いてみた靴屋に、
お目当てそのものの白があった。
しかし値段は、もとの8000円強。
うおう。
こいつはイヤらしい選択肢だ。


……結局、その日は買わずに通過した。


色のために+4000円を払うか、
或いは出会った過去に遡ったつもりで当時の金額を払うか、
買うとしたら、その気持ちのありようはどっちかなんだけど。

まあ、とどのつまりは
そこまでほれ込んでるかってことなんだけどね。
今の意識としては
「他よりはいい」
くらいなので、そこまではしなかったってことなんだろう。

ケドいい加減、今の普段歩き用のクツの底が薄くなってしまって、
長く歩くと足の裏がヒリヒリするんじゃよね……。
南木曽のハイキングコースで無茶しすぎたかのう。
ごっつい石ゴロゴロだったからなー。
このクツももう2年近くなるしなー。

一体、あの白いスニーカーの本当の値段ていくらなんだろう?
売る側の論理じゃなく、
作った側の論理で、
材料の値段と、
手間と、
費やされたエネルギー、
あとはそれに携わった全ての人の気持ち。
マージンとか目標利益とか慣習とか戦略基準とか、
そんなものを差っぴいた時の、モノそのものの値段、
携わった人間が食べていくために必要な値段、
それは一体いくらなんだ。

それが本当に8000いくらで
それだけ支払われなければどこかで誰かが押しつぶされて死んでしまう、
っていうのならそんだけ払うのだって全くやぶさかではないワケだけれども。



だけどアンタラ、なんか、そうじゃなくないかね。



何か隠していないかね。
どこかに、薄ら笑いが潜んでいないかね。
あとになったら割引きすることにどうせなるから、っつって、
スタートダッシュで売れる分には余計にゲタ履かせとこう(クツなのに!)とか、
最初の8000円に乗っかってない?
一番大事な最初のお客さんが、一番損するように出来てんじゃないかね。

徹頭徹尾、最後まで動かないお値段で……お商売をしてもらえんかね。
まあ、仕組みが、素直にそれを出来ないようになってるのだと思うけども。

それがないなら、
オイサンたちは、
貴方たちがそうであるように、
オイサンのお客さんがそうであるように、
それなりに安まったときの値段分しか、お金を出す気にはなれないよ。
必要以上のダンピングを望むのは、
最終的に自分たちの首を絞めることになるのは分かってるからしないけど。

その循環を打ち直すために、
進んで蜂の巣になれるほどオイサンにだってゆとりはない。
そうは思わんかね。
まあ、アンタ方だって同じなのだろうがね。
「仕組みが直ってもいないのに、自分たちが損することは出来ない」と、
そう言うのだろうね。そりゃそうだろう。

誰が一体、こんな正義を築いたんだね。

……けどまあ……
本当の値段を出したら、先ず間違いなく、
今よりは全然上がるんでしょうね。お値段。

デ、お値段を先に上げたら
お金ないのに買いたいのをガマンできない人が買って死ぬか、
みんな買うお金がないから売れなくて売る人が死ぬかして、
その辺の人らから体力のない人たちから順番にだーっと死んでいった先に、
そこそこの値の物が売れてどうにかマトモに潤うようになった売り手と、
その売り手に連なる人たちにお金が渡って
そこそこの値の物でも無理なく買うことの出来るクラスの人たちが増えてきて
バランスが取れるようになっていく……のかな?
或いは、そこまで持たなくてみんな死ぬか。

でもまあ、今のままでも死ぬ人は普通に出てるワケで、
そして今のままだとほぼ間違いなくみんな死ぬだろうから……
みんなが死ぬ前に、軌道は修正した方がいいんじゃねえの?
と思うオイサンだったりしますけれども。

決して「自分はどっちでも死なない」前提で話してるワケではないですけどね。
オイサンは、ワリと早い段階で死ぬ。
ハズ。





……まあ、








R0053265

Amazonで買っちゃったけどな!!

4300円くらいでした。
妥当なトコだろ。

けど、値引き後の4000円弱って値段に出会わなければ
最初の8000いくらで買ったって、気分的には構わなかったろうけど、
それと矛盾するように、クツが5000円以上するってのは
実は感覚的にはしっくりこなかったりする。

モノの値段てなあ本当にわからない。



■小銭入れを買って大銭がなくなる噺



あと以前から、
小銭入れと、定期入れと、キーケースがひとつになった
(もしくは小銭入れと、どっちかの機能ひとつが一緒になった)ものを探してたんだけども
ようやく見つけた。

もとは、小銭入れはボックス開き(あの「がばっ!」と開くやつね。がばっ!)の
ものを探していて、
今回見つけたのはボックスではなかったのだけど
それでも十分過ぎるくらい中が見やすく開くので問題なし。

ただ問題は2点。
ヒトツは、これまたお値段。
……8000円かー。
マ別にねえ。
欲しいもの・必要な(本当に「必需」かどうかはともかく)ものを手に入れるのに
ケチるのは本懐じゃないけど……
この夏は何かと浪費してしまったので、ちょっと控えたいというキモチが、
今とても強い。

あくまでも「欲しい」「あると便利&カッチョイイ」であって、
「ないと困る」ではないからねえ。

  マ食うに困るわけでなし、
  近々困る見通しがあるわけでもなし、
  微々たるといえばそうなんだけど。
  昔っからね。
  貧乏性なんですよこの人は。
  お金が減るのがキライでね。
  しかもこう……それがみみっちい部分であるほどイヤなんですね。
  多分、もっと効率のいい節約の仕方や
  シメるべき部分があるんでしょうけど。
  人生の楽しみ方を根本的に間違ってる気がする。

  あと、そろそろBlackBerryさんが2年になるので
  次の9900に乗り換えようと画策しているのも理由のひとつ。
  お高いですからね。
  なんか値引きのお知らせが来てたけど。

そして、最大の問題がもうヒトツ……
オーマイワイフ・風間さんの居場所がないことじゃあああ!!!

R0018971

こーだーちー!!
お前がいてくれんと、わしは、わしわああああああああ!!!
……遺影か。

……入ってもらえる場所が……。
ないんじゃよねえ……。
そっかー。
困ったー。
今のパスケース(ひびきの高校購買部謹製)からの買い替えを考え始めた時点で
そのことを考えるべきだったー。

うぬう。
困ったのう。
参ったのう。

 ※このヒト多分、結婚して子供が出来たとして、
  奥さんや子供がプレゼントしてくれたパスケースに対しても
  同じ理由で懊悩することになると思うので
  結婚したりしないで正解だと思います。
  周りを不幸にする。


マそんな感じでヒトツ。
オッサンのしょーもない買い物日記でした。
ムササビ。



R0053253
オマケで買ったKEYUCAのハンケチ



……しかしまあ。



記事タイトルにしてみたものの、
「色の白いは七難隠す」
ウッカリ表で口にしようものならレイシストとして
四方八方から蜂の巣にされかねませんな。
白人からは笑われ、黒人からはシバかれ。

イヤ、言わんとするところは勿論わかりますがね。



 

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2012年8月21日 (火)

■心と雨戸とシャッターと。 -更新第801回-

アメリカンショートヘアよりも、ジャパニーズロングヘアが好きです。
オイサンです。


あれはまだ、オイサンがカメラを持ち始めて間もない頃。

  オイサンの最初のカメラは、
  オマケのものならパナソニックのD-snap SV-AS10ですが、
  ちゃんとしたカメラはRICOHのCaplioGX8です。

こいつを持って、
今でもよく歩くとなり駅までの道をテクテクと歩いておりました。
恐らく……その道を通るのも、初めてではないにせよ、
まだあまり慣れていなかった頃ではないかと思います。
職場の寮を出され、今の住居に越してきて、ようやく慣れ始めた頃のお話。

その日はよく晴れていたので、
坂の上から見るとなり駅のビル群が空によく映え、
ああでもないこうでもないと、
今ではごく当たり前にこなすことの出来るカメラの、
当時まだ扱い慣れなかったマニュアル設定を色々いじり回しては
シャッターを切っておりました。

そのとき、背後から、オイサンに声をかける影がありました。

振り返ってみれば、八十の坂は越えようかという見た目のご老人が立っていて、
写真ですか、と尋ねかけてくる。
そのとき自分がどんな風に受け答えたのか……
正確に憶えてはいませんが、ばか正直に、ええまあ、みたいなことを言ったのでしょう。

そこから会話が始まり、ご老人もオイサンと進行方向が同じだったようで、
二人してとなり町のビル群に向かって坂を下って歩き出しました。

その時の会話の内容は、正直さっぱり憶えていません。
確かご老人の、この近辺に古くから住んでいるという話に始まり、
昔と今の風景の違いのようなことを聞かされて、
オイサンはそれに相槌を打つばかりであったと思います。
今でも人と話すことがあまり得意だとは言えませんが
当時輪をかけて人とのコミュニケーションが不得意だったオイサンに
何か面白いことを出来るはずもありません。

駅より手前、しばらく行ったところにコーヒーショップがあって、
その前でご老人は言います。

「ちょっと一緒に、コーヒーでも飲みながらお話はどうですか」

……人馴れしないオイサンは、
ありていに言うとそのご老人のことを若干いぶかしんでおりましたし、
その歩く速度の遅いことにももどかしさを感じていました。
貴重な休日、
面白かったり面白くなかったり、浮沈の激しい老人の話はいつ終わるのか、
このあと一体どれくらい相手をさせられてしまうのかとそんな恐れを覚え、
ちょっと行くところがあるので、と見え透いたうそをついて、
オイサンはご老人の誘いをお断りしました。

多分、それがうそだったことや、オイサンが少し不審がっていることも
そのご老人には伝わってしまっていたと思います。
だってまあ、コミュニケーション不全の若者と、
老いたとはいえ人生の熟練者ですからね。
年季が違います。

ご老人はもう一度、念を押すようにお誘い下さいましたけれども
やっぱりオイサンはその気にはなれず、
それでは、とご老人はそのままコーヒーショップに入り、
オイサンは駅の方へと歩いて、別れ別れになりました。

ご老人が杖をついていたかは思い出せません。
ついていたような気も致します。

その後、そのご老人とは何もありません。
勿論お会いしてませんし、すれ違ってももう、オイサンは顔も覚えていません。
あちらはどうだかわかりませんが。



ただそれだけのお話。



今考えると、無駄でも怪しいでも何でも、
もう少しお話くらいはしてみれば良かったなあと思います。
おトシヨリの話し相手になってあげる、ではなくて、
何か面白い話が聞けたかもしれない、自分のために。
町なかのコーヒーショップで、いきなり取られる命でもないでしょう。

せいぜいこんな、山も谷もない小噺で終わらせるのでなく、
もっと大きなお話のタネに出来るドラマティックを、
彼の御仁の長い人生航路の中から聞き出せたかもしれない。

マそれも今となり、
あの頃よりは日常のなんでもなさの中に潜むささいな毛羽立ちやさざなみに
触れることの出来るようになった自分がいる
……と、自分では思っている……
からこそ、そうも思えるのでしょうけれども。
詮無きことでござったかな。

あれから多分、六、七年。
ご老人がオイサンの見立ての通りの御歳であったなら、
もう彼の人の身に何が訪れていてもおかしくはありません。
はてさて、どうされていることやら。

今でも時々、同じ坂の上でカメラを構えて、
また声がかからないかなーと思い出すことがあります。

その坂を下りきったところには立派な日本家屋が建っていて、
いつも前を通るたび、オイサンはそのあるじを羨ましく思います。
昔ながらの重たげな瓦屋根に巡り廊下まで設えた、
絵に描いたような日本家屋です。
かっこいい。
羨ましい。
住みたい。

近所にはその家の表札に刻まれたのと同じ苗字の家が点在し、
近くの墓地にも、同じ苗字の墓石だけが並ぶ一画があるほどで、
なるほどこの辺りの、古くからの地主か資産家の家なのだとうかがえます。

あのときのご老人はもしかして、と、
カメラをおろし、
坂を下って、
晴れた日に開かれる、鎧戸と障子戸の向こうの
広々とした和室と、めぐり廊下を横目に眇めながら思うのです。




オイサンでした。
ばきゅーん。





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 ▼MITメディアラボ石井裕副所長インタビュー [ クーリエ・ジャポン ]
  http://courrier.jp/blog/?p=9690

 ▼石井裕先生の研究室 [ ほぼ日刊イトイ新聞 ]
  http://www.1101.com/mit_ishii/



 

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2012年8月18日 (土)

■見つめてアサガオ~『ココロコネクト』中間感想とか。 -更新第800回-

暑い……ミニスカートはきたい。
オイサンです。

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ミニじゃなくてもいいや……。
ユルめのシルエットのワンピースでもいい。
ガーリーなやつ。
涼しそうでいいなーと思いますよ。

ああ、なんかこんなんでいいや……
え? ガーリーじゃない? いいんですよそんなのテキトウに言っただけだから。
  

ガッツリ小麦色の、短パンタンクトップ女児もすごくいいと思いますけどね。
それはそれで……蹴られたい……。
そーいえば小学校の時、悟空にそっくりな女の子いたなあ……

皆さんは、アタマまでやられる前に日陰に避難して下さいね……
俺はもうダメらしい……ハァハァ……。

そんな病のカラダを押してまで、
気まぐれに思いついたアニメの話なぞを披露するオイサンに熱い拍手を。
いやウソやめて。恥ずかしいから。



■オイサンのココロもコネクトして下さい。



そんな色々ビョーキのオイサンですが、
今ヒトツ……出だしの良さに比して
毎度見始めるのに気が乗ってこないのが『ココロコネクト』。
別に病のせいじゃなく。
見ようとしても、あー……あとでいいかなーと思ってしまう。

一話は結構食い入るように見たんだけどなんでかなー、と
考えながら見てみたところ、
無理やり(なのかこれが自然なのか)ヒューマンドラマに持ち込んで、
受け手の共感を呼ぼうとしているらしいことが鼻についているんだ、
という気がしてきた。

「入れ替わり」というドタバタ風味のエッセンスに対して、
当然起こりうる葛藤とか不安にフォーカスして描こうとしてるのは
面白みの創出の仕方としては分かるんだけど、
あんまり相性が良くないというか、
結局扱う悩みの中身やサイズがそう大したものでもないカンジなので、
小さいものを無理に膨らませて盛り上げようという魂胆に見えてしまって
(本人的にはそこまで無理を感じてはいないのかもしれないけど)、
等身大のはずの人物たちが狂言回しに見えてくる。
んで白ける。
そんな感じ。

  まあオイサンがオッサンなので、
  彼ら彼女らの瑞々しい懊悩に敏感になれないだけかも知れませんが。

ドタバタではなくそういうリアリティを扱うのだとしたら、
もっと「入れ替わり」という現象そのものを掘り下げて定義付けないと、
なんか座りが悪いな、という風にも感じている。
見ていてバランスが悪い。

「人格が入れ替わる」ということが果たしてどういうことなのか、というか、
「人格」(或いは「魂」)というものが、
カラダっていう、
これ以上確かなものはないくらい確かな存在や現象の外の、
一体どこにどんなカタチで存在しているのか、
ということをしっかり人物に考えさせて扱わないと、
悩みの部分だけ等身大のサイズで持ち出しても、
起こっている事件に比して矮小過ぎて見合わないんじゃないか。

なんかね。
面白くない。

入れ替わりっていう超常によって、
変わらない日常を過ごすだけであればスポットを当てられずに済んだハズの
様々な感情やそれぞれの「かくしごと」の影が落ちる、
その様子の面白みを見せようってお話だと思うんですが。

うーむ。
どーすればいいのかな。
もう少しだけ、土台になる舞台がド現実よりも浮いたものだったら
良かったのかもしれないけど。
今のところ、本編倍速。



■どれが「戦国」ぅ? 『戦国コレクション』



相変わらず面白い『戦国コレクション』。
あの脈絡のなさやカオスぶりは狙ったものなのかどうかと思っていたら、
へーぇ。
こんな秘密があったのか。

  ▼アニメ「戦国コレクション」の元ネタを探って、もうちょっと楽しんでみよう
  http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20120816/1345066328
  [ たまごまごごはん ]
  

ナットク。
こりゃもう、武将だからどうとか、元になった武将がこうとかっていうのは
野暮以外の何者でもないですね。
作り手に楽しむだけ楽しんで、
受け手を置き去りにするくらいの出力で突っ走ってもらうのが、
この作品の一番いい姿なんでしょう。

って言われなくてもそうなってるけどw

よくKONAMIがこのスタイルでOK出したなー、というのと、
よくこれで受け手にも面白がってもらえるという確信が持てるなー、
というのが感心するポイントです。

売れなくてもいい、ウケなくてもいいっていう判断は
さすがにないと思いますしね。
イケるんじゃない? どーにかなるんじゃない?
っていう手がかりを、一体何に拠って得ているのか……
毎度のコトながら、わたし、気になります!

ていうか、BDで揃えたくなってきちゃいました。
見返すこともあるような気がしてくるレベル。
オムニバスだから尚のコト。



■他のアニメもちょっとだけ。



まあ、順調に楽しんでますけどね。

一番手は『TARI TARI』
ド真ん中ストライクのスポコンものですけど、なんだろうなあこの良さは。
毎回泣きそうになってみてます。


『じょしらく』。
一応見てる、という感じで。ホント、ドラマCDでもラジオでも、
キャラの顔が焼きついた今となっては、音声だけで全然OKです。
コメディという位置としては、『ゆるゆり』と『ゆるめいつ』の二大ゆる作品に及ばず、
切っても別にOK。
OPのノリの良さで見てしまってる感じはあり。
風刺っぽかったりオタカルチャー回帰の黒さが中途半端かなあ。


『氷菓』。
ミステリーから学園コメディに軸足を移してからは
(ってそれはオイサンの意識だけかもですが)順調に楽しんでみてます。
事件よりも、個々の人物の気持ちのありようにシフトしていってますものね。


『ゆるゆり』。
最近、TLのフォロワーさんに京子大好きな人がいるだけど、
その人のTL上での振舞い見てるとなんかもうお似合い以外のナニモノでもない。
お前らつきあっちゃえYo! って思うんだけど。
幸せになれればいいなあ。
本編はほほえましく見ています。
空気のようなフリしてしっかり主張してるアッカリーンが好感度高し。


『ホライゾンⅡ』。
やっぱりワケ分からないなりに楽しんでる。


『うた恋い。』。
こないだ書いた通り。本編は面白いんですよ。
テンポがなんか変で。
話のスジは、基本オイサン好みの湿った話が多いのでね。リアルというか。
今のリアルも昔のリアルも、大して変わんないんだなー、と。


『人類は衰退しました』。
えーと、面白くなくなってます(ばっさり)。

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なんだろーなー、この作品世界における「現実」が、どこにあるのかサッパリ分からない。
なので、見てて何かが起こっても、それがどういう意味のあることなのか分からなくて……
主人公の見てる夢の、コトバアソビに付き合わされてるだけの様な感覚。
このところはOPとEDを定期的に見たいがためだけに見てるだけの感じです。
そうした浮遊感を楽しむために見るならアリでしょうね。
本編倍速。
ちょっとだけアニメを知ってる後輩との会話。

 後輩 「センパイ、今期なに見てるんすか」
 弊社 「当ててみて」

  彼には「センパイは『ひだまりスケッチ』好きそう」と言い当てた実績がある。

 後輩 「えー、当てるんですか(めんどくせえジジイだな)。
      えーと、あれ何でしたっけ。『人類は絶滅しました』


  OK、それじゃ話が作れないぞ。


『うぽって』。
「主人公が鉄砲(だけど女の子の形をしている)」というアホみたいな設定に反して
すごく生真面目な作りだと思います。
フツウ。
合間合間に入るミリタリーうんちくというか、
ミリタリー事情から垣間見える、各国の国民性とか工業事情なんかが面白いわ。
女の子は可愛い。モッチモチ。


『ゆるめいつ3D』。
短いって……素敵やん。
萌えアニメは全部このくらいの長さにすれば良いのに(らんぼう)。


『トータルエクリプス』。
あまり真面目には見ていない。
なんだかんだで結構面白い様な気もしながら見ていますが、
あまりこう……本筋が進んでいるようにも見えない。
て言うか、お話の(現時点での)ゴールがどこにあるかがわからない。
日常系ならそれもわかるけど、そうじゃないでしょうコレ。
本編倍速。


『黒子』っちは相変わらず面白い。
『アルカナファミリア』は切った。
いつの間にか、『夏雪ランデブー』が予約から外れてた……
なんてこった……おかげでアホアニメしか見てないはずだぜ……。

こんな感じ。
食い入るように見ているものは、今期はないですねえ。



■アサガオ観察日記 「なにガンくれとンじゃぼーけー」



最近Webの記事で、対談にしろなんにしろ、
生放送とか、動画で掲載するとかいうスタイルが増えてるけど……
出来ればその後で、書き起こしでもいいし、まとめでもいいから
(出来れば全文書き起こしが一番ありがたいけど)
文字で載っけてもらいたいオイサンです。

だって……動画って、見るの時間かかるやん?
うまいこと飛ばし読みって出来へんやん?
それって……素敵やん?(どっちだ)

要所要所だけ抜き出し編集っていうのが一番ありがたいのかもだけど。
5分くらいでね。

やっぱりWebのエエトコて、時間にしばられへんことやん?
好きなときに、好きなように、知りたいことを知れることやん?
それをこう……なっがい動画の、
ごっつ微妙な時間のとこに埋もれてるかも知れへん情報を、
うまいこと拾われへんっていうのも、なんかちゃうんちゃう?
って思うやん?

1時間ある動画のうち、47分のとこにあるもんだけ欲しいはずやねんけど、
それがどこにあるかわからへんからそれを47分かけて見なアカン
(ついでに言うたら多分1時間全部見てまうやん?)っていうのも、
なんかスマートちゃうやん?

そらー、その時間をゼロにするんは無理やけど、
それが文字になってたら、
動画を全部見なアカンのと、
飛ばし読みで拾っていけるんでは、ウンデーの差があるやん?
気が向いたら全部見たらエエんやし……選べるって、素敵やん?


それと、ちょっと似たようなコトで。


この間朝コーヒー飲みながらぼんやり思ったことなんやけど。
夏休みの宿題とかで、アサガオの観察日記とか……あるやん?

  今てそんなんせえへんの?
  エエねん、あってん。オイサンが子供の時は。

毎朝、学校でもらったアサガオの鉢植えの様子を観察して、
絵に描いて、文章つけて。
今日はアサガオさんこんなんでしたーっていうのが。

最近の子らって、もしかしたらデジカメで撮って文章つけて終わりにしたり、
してもエエのかな、してんのんかなーと思ったのよ。
けどそれって、多分あんまイミないかもなーと思えて。

アレの目的って、見ること・着眼することやと思うんやんか。
マそれに加えて手ぇ動かすこともあるんやろうけど。
全体をボンヤリ捉えることよりも、
細部に着眼して、それをしっかり写し取って表現すること?
やと思うねやんか。
マ全体像も大事やねんけど。

それをケータイとかのカメラでこう、
バシャッとやって、
マ文章はつけなアカンからナンボかは観察して、
どこがどう違ごた、みたいなところは書くんやろうけども……
おしまいにしてしまうのて、やっぱしアンマ意味あれへんなーと思て。

それって、カメラ向けるとき、ジブンどこ見てる?
ちゃんと細かいトコ見れてる?
ごそっと全体が写るように収めてへん?

ちゃうねん。

何も考えんと、てきとーに写し取ったらエエんとちゃうねん。
どっか昨日とちゃうとこないかなーって見て、
あ、ここがちごてる! と思ったトコを、
昨日描いたんとはちゃうように描ける様に、しっかり見て、
しっかり描くっていうことが大事やねん。

  ……別にセンセエかて、アサガオの花が咲く順番、
  そんなクラスの人数分も見たない思うよ?
  たぶん、知ってはるもん。 どんな風に変わっていくか。

  そない言うたら、ファミコンでゲームやってて、
  パスワードをメモするあれも、あれはあれでエエ勉強になってたんかも知らんね。
  間違えんと写すにはどうしたらエエかとか、
  何回チェックしたらエエかとか、結構アタマつこて考えたしね。
  うんうん。

別にね。
カメラで撮るんでもね。
フルオートのやのうて、
マニュアル上等の一眼がハイコンパクトくらいで、
色合いやら、アングルやら、光の具合やら、
見せたいトコをしっかり考えて切り取るっていう作業が発生するんやったら、
それはそれで決してお手軽ではないということは
オイサンも身に染みて感じてるわけやけど、
それでも、
自分の目で、どこを切り取るかしっかり決めて、
どんな色を使うか、どんな線を引くかを考え選んで
指に鉛筆しっかり握って描くのとでは、自分が取り扱う情報量には雲泥の差が
発生するわけでね。

  色も、選ばなアカンでしょ。
  なんやったら、混ぜてこしらえたりするわけやん。
  何色と何色まぜたら出来るかとかね。
  線の太さ細さもあるわけやん。
  どのくらいチカラ入れたらどのくらいの線になるかとか。
  まあその辺は逆に、デジカメで再現する方が、
  多分自由度が低くて制限が多い分、65536倍難しいと思うけど。
  多分ね、難しい上に、やってておもんないと思うわ。

やっぱり、そこはアタマとカラダをちゃんと使わさなアカンよ、
と思うわけでね。
そこは、手間の省き方を身につけるための勉強ではないんやからね。

ただ、今こうして書きながら思たんやけど、
案外手描きでやるのんと、
カメラつこてやるのんと、
両方やらすんは、イマドキの子らにとっては有用かも知らんな。
その辺のデジタル道具を介するときのお作法と仕組みを知っとくんは、
避けて通られへんことやからね。
あってもエエあってもエエ。

  マそうなったら道具は学校から貸し出さなアカンやろから
  (ぎゃーぎゃー言うオバサンがようけおるやろうからね)、
  簡単やないやろうけどね。

  どうでもエエけど、それやらしたら、
  アサガオの花がしっかり咲いた状態から萎れて落ちるまで、
  徐々にセピア色モードに変えて撮ってくるヒネもんとかいそうで
  それはそれでオモロイかも知らんなー、と思ったり。
  センセエ泣いてまうね。
  その子は映画カントクになったらエエと思うね。

……なんか、動画で載せるのやめてんかーっていう話から
エラい脱線したけども。
つーかこっちが本筋みたいになったけども。

やっぱりそういう訓練、大事やね。
ヨノナカには「カメラでエエやん」っていう、
子供はおろか、親もフツーにいてそうやから……その辺の意図と目的、
親御さんにはしっかり伝えて、ちゃんとカントクしてもらわんとね。
お前もそのくらいは分かっとけよって言うね。

  ヘタしたらビデオカメラ固定で据えて、
  24時間撮ってるおかしな親とかいそうやからね。
  イヤそれはそれで大した労力やねんけど。
  履き違えてませんかっていうね。
  認めるよ、認めるけどね。すごいと思うよ。
  でも分かるやろ、分かってやってるやろ。
  ジブンいま、屁理屈こねてんの分かってるやろ?
  ……分かってないフリしな!!(オバちゃん)

ゆとりがどーとかやのうて、
そういう細かい設定や伝達がキチンと出来てへんだけとちゃう?
その辺しっかりしてたら、ゆとり教育、
コンセプトは案外ワルないと思うよ。
マ出来てへんからこそのゆとり教育なのかも知らんけどな。
オッサンそこまでよう知らんわ。

……とか言うてたら、ちょっと自分でやりたなってきたね。
アサガオの観察日記。おもろそうやん。

マそんな感じでヒトツ。

何かを見つめながら右手を動かすことにかけてはワリと他の追随を許さない
オイサンでした(ゲヒン)。

ほなまた。





……。





今回の書き方、イラッと来る人はくるんだろうなー。 
ごめんなさいねw?
そんな人はもう読んでないか。
さよか。
かなわんわ(まだやるか)。

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お昼の定食についてきたデザート。乗っている葉っぱはチャービルらしいです。
初めて食べた。すげえいい匂いの葉っぱですね。



▼ネクストキング 恋の千年王国

ハーブと言ったらこのゲームですよ。チャービルも悪役で出てます。



 

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2012年8月15日 (水)

■無敵艦隊に乗って -更新第799回-

MAZDAのエンブレムはMの字をあしらったものだということに今更気付きました。
オイサンです。

絶賛帰省中日記。

先日、23歳になってから最初の14歳の誕生日を迎えました。
ハッピネス。

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意味が分からない? ふん、子供はもう寝なさい。
小学校時代の友人その1と吊り橋を渡ったり、
十年ぶりくらいに会う小学校時代の友人その2を交えてゴハンを食べたり、
ハピネス祝いに地元の有名スペイン料理屋でゴハンを戴いたりする3日間。



■レインボーブリッジ封鎖する気がありません。



三日目は小学校時代からの友人に誘われて、
奈良県の南の方、土砂崩れで有名な十津川村まで吊り橋を渡りに行ってきました。
人はなぜ、吊り橋を渡りたがるのか……。
我ながらよく分からない欲求だと思います。
危ない橋を渡る主義国。

R0052512

谷瀬の吊り橋は全長300m弱の、わりかし長い吊り橋です。
高さも結構あって恐ろしゅうございました。

友人の運転する車で片道三時間半というそこそこのロングライド。
マついこの間北海道で、札幌~稚内・約6時間というバス旅を経験したばかりですが、
一人でなんも考えんとぼたくれていればいいのとは若干勝手が違いましたね。
しっかしまあ、奈良の南部なんてなあ田舎だねー。
イヤ、田舎通り越して、山と谷だねー。

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谷瀬の吊り橋は、お写真で見たところ近代的なカンジだったので、
足下もしっかりしていてそんなに揺れたものでもないだろうとタカをくくっていたのですが……
とんでもない。
アホみたいにコワかったです。
きんたまキュンキュン言いまくり。

  女性にはこのカンジが分からないらしいですね。
  男は高いところや恐ろしい場所に立ったりすると、
  きんたまが縮みあがってきゅんきゅん音を立てるのです。
  ……オヤ、なんですかその目は? 疑っていますね?
  ヨロシい、では耳をすませて近づけてごらんなs……
  いえいえお巡りさん、何もやましいことはしていませんよ。
  カクカクシカジカ……ねえ? ホントですよねえ?
  ほら。お巡りさんもこう言ってます。
  ……なに? 「本官の音も聞いてみた方がいい」?
  おまわりさーん!!

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吊り橋、普通にわんさわんさと揺れまくるわ、
足元は不揃いな木製を針金止めしたもので、
ギシギシいったりスキ間が空いてたりべこべこへこんだりで
いつ踏み抜いたり梁になってる木材が折れたりしても不思議がない感じ。

加えて、渡り口のところにはデカデカと
「一度に20人以上乗らないで下さい」
と書かれていて、どちらの渡り口にも数人ずつ警備員さんがいるにも関わらず、
アレ……多分、4、50人は一度に渡ってたんじゃないかなあ……。
怖いのなんの。

自分と違うリズムで歩く人が近づくと、
やっぱりぜんぜん違うリズムで揺れますし、
しかも天気もあまり良くなく、板が雨に濡れてずるずる滑るし、
渡っている途中で霧雨が舞ったりもして
恐ろしくてしょうがなかったです。
きゅんきゅん。

二つの渡り口で、警備員さん同士、無線で連絡を取り合っているのですが、
犬を連れた人が橋を渡ろうとしたときに

  「むっちゃでっかい犬がいきまーす。どうぞー」


  『はい了解どうぞー』

とやってて笑ってもうた。
確かに大きな犬だったんだけどw
「むっちゃでっかい」の一言で、
その大きさの程度とかちゃんと伝わってんのかなw
アバウトw あのアバウトさは関西的かもしれない。

けど、小さい子供とか犬が苦手でしょうがない人とか、
吊り橋のド真ん中でそんなでかい犬に出くわした日には笑い事じゃないよなあ。
パニックになったりしたら……
などと考えてしまうのは、危機管理的であるとも同時に
すっげえ野暮なことなのかもしれない。
その辺、過保護・親切になりすぎてるのかもね。



■三人同窓会



その夜は、小学校時代の友人一人をくわえた三人でゴハン。
会うのは、もう十年ぶりくらいになりますかねえ。

小・中と一緒で、高校・大学時代はほぼ交流なし。
働き始めてから1、2度会って、最後にあってから今回が10年ぶり、
くらいの相手です。

頻繁な交流があったのは主に小学校の頃なので
(吊り橋にご一緒した御仁とは、もう延々おつきあいを続けてます。
 ありがたいことです)、
互いの家に遊びに行ったりもよくしていて、
互いの親兄弟についてもよく知っているような仲なのですが……。


……。


いやー。


人は変わるってことなのか、
それとも単に、
人のことが見えていない、人のことって見えにくいってことなのか、
それともそれとも、
人は、自分のことを出しているようで、なかなかうまく自分の姿を伝え切れていない、
ということなのか。

七割くらいまではワリと昔のまま、
小中学校の頃とイメージが変わらなかったりするのだけど、
その部分というのは「自分の意志や考え方・生き様にまでは及ばない」部分、
親の庇護下にあっては現れてこない程度の部分であって、
親の庇護を離れ、自分で考えて決断するようになって初めて見えてき始める
行動や思考のパーツが見えてくると……印象ってガラッと変わるモンなんだなあと、
そんな風に思いました。

多分、そんなことだと思うんですよね。
今回改めて、「はー、こいつってこういうやつだったんだ」
って思った部分って。
思いの外タフでしたたかな生き方を選んでいて、
それでも汲々とならず、むしろ生き生きしていて、
ああ根はこんなにワイルドだったんだと感心するばかり。

面白いやっちゃなーと言うのは昔から思っていたことですけども
さらに一歩進んで広がった面白さが見えてきました。
無邪気で面白い部分はそのままに、
自立した大人の面白さの部分がまた加わった感じ。

『オッサンになる』っていうのは、そういうことでもあるんだなー。
いやいや。
大したもんだ。

話したことは、
共通の小中学校時代の友人の話から、
互いの家族・親類縁者の話、おきまりのオシゴトの話なんかから、
趣味の話まで。

  その相手にはあんまりオタク趣味はなかったんだけども
  そういう世界に対しても一線を引くことは保持しつつ興味はすごくあるようで
  (実際深みにハマりすぎない程度に手は出しているらしい)、
  お互い、境界線のあっちとこっちから
  それぞれの住む世界にさぐりを入れるようなカンジでした。

  ていうか彼は、
  「もっとそういう話をバンバンしたいんだけど隠しながら生きてるから
   なかなか話が出来る場がない。あけっぴろげに出来て嬉しい」
  と言ってた。
  難儀やねえ。

そんなこんなで、7時頃から始めて気が付けば終電の時間。
あっという間でした。

十年会わなくても、ワリとこうして「会う」ことを可能にしてしまう、
幼い頃の記憶や共通した言語、文化ってのはやはりあなどれないなあと思う。
なんでもいいから取り敢えずこういう形で会っていて、
楽しく時間が過ごせたということは、多分、
また十年くらいなら時が隔たっても、きっと「会えて」しまうだろう。

なんていうか。
その場でも話したことだけど、
今回のような場を設けることが出来て、
気持ちよく会うことが出来たってことは、
あー、多分もう、こいつらとは一生最後までいけるんだろうなーと思った。
オイサン個人が、五年・十年のスパンを
「まあだいたいそのくらいは平気」
と思える人間だからっていうのもあるけども、
また次、大きく時間が空いたあとでもお互い、
「そーいやどうしてるかな」
って思ったときに、ちょっと連絡取ってちょっと会ってみるか、
と思える気がするし、それがうまく行くことが分かったから。

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まあ大事なのは、次会ったときに
「この次はもういいかな」
と思われてしまうような人間にならないでいることかしらね。
多分それはそれで、どう意図しても注意しても備えても、
なるときはなってしまうことなんだろうけど。

いつなんどき、どんなことがキッカケで、
根となる正義が変わってしまうかは分からないし、
今の正義と変わってしまった正義が180°ちがうとしても、
そこにはまた、そうなるに足るノッピキならない理由が……
横たわっているに違いないですしね。

  そうなってしまった理由がツマンナイものであることが、
  一番良くないかな。

それはそれで仕方なく。
そういうことがあるからこそ、多分、人間ってのはいとおしいんだと思いますし、
今回のような再会や関係が貴重な物なのだとも思います。
オイサンはね。

マそんな感じで、
楽しく、面白く、感慨深く。
実のある5時間あまりであったことですよ。

また遊びましょうね。



■アラフォー、スパニッシュをパニッシュメントするの巻



デお休みの四日目はオイサンの誕生日で、
母親がそれにかこつけ、どうしても行きたかったらしい近隣で評判のスペイン料理屋で、
家族揃って+おいしい物好きの親戚のオバサンも交え、ゴハンを戴くことに。

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前日の同窓会は創作イタリア料理の店で同盟国領でしたが、
今回の敵はあの無敵艦隊です。
相手にとって不足はありません。やってやるです。

……と。
勢いこんで臨んでみたものの。
いやあ、なかなかすごかった。

  ……しかし思い返してみれば、
  昨日の店はイタリア「創作」料理と銘打っていたようなものの、
  出てきてたのは至ってスタンダードなイタリアンだったような。
  フツーのマルゲリータにフツーのペペロンチーノだったもんなあ。
  マいいケド。

  スペイン料理なんか食ったことねえし知識もほとんどねえ。
  スペインじゃ一般的に一日五食食べるらしいってコトと、
  アンダルシア地方でワインと茄子漬けを食べるらしいってコトくらいだ。
  前者はWikipediaさん情報
  後者はアニメ『茄子 アンダルシアの夏』情報。


▼茄子 アンダルシアの夏



席に着くとこういう↓コースメニューを書いたカードが用意されていて、
その片隅にこんな↓詩がしたためられておりました。


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最初は、
「なかなか気取った雰囲気づくりだなあ」
と思った程度だったのですが……イヤ、あながちハッタリじゃなかった。

自分の頭の中では、美味しさには2種類、
すなわち
「脂分や塩分による、生命・本能に直結した部分での快楽・安心感によるおいしさ」
と、
「本能に直結しない、調理や素材の味による味覚への鮮やかな刺激、
 文字通り『美しい』『味』による美味しさ」
が認識としてあったけど、
今回のはその後者に属しつつも、美しく美味しいばかりではなく、
変化球的な味であるにもかかわらず美味しさを感じさせるもので、
「アジのある味」としての美味しさの世界を、体感させられた。

どう形容したものか……
子供の頃苦手だった、苦みや渋みが主に美味しさの構成要素となるものを
やがて美味しいと感じるようになるように、
場合によっては旨味と感じ取れないような筈の刺激をコントロールし、
意図的に「美味しい」と認識させようとする、そういう味の世界。

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美しさの形にクセがあり、
ともすると「これは美味いのか?」とも思われてしまいそうなところを、
なにをどーすればそう出来るのかは分からんが
上手く制御して「美味い」と思う方へ導いている、
そんな感じ。
料理は芸術だと言われますが、その理由が垣間見られるお料理だったと思います。
見た目の話ばかりではなくね。
「面白い味覚の世界」とでも言えばいいのでしょうか。

  マもちろん、数あるメニューの中には
  フツーに脂や塩分が美味しいものも、まっすぐに「アこれうめえ」と思えるものも
  ありましたけどね。

ただまあ、本物のスペイン料理というか、
スペイン料理の土台とか、「これが無敵艦隊のどスタンダード!」
というのを味わったことのない状態で臨んだモンで、
果たしてあれがスペイン料理だったのかと言われると、それは正直、よくはわからないのですが。

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オイサンはお酒が飲めないのでワインやらは遠慮したのですが、
一つだけ、
以前からちょっと飲んでみたいと思っていたシェリーなるお酒がメニューにあったので
それを頼んでみました。

  ……ん?
  なんでそんなモン飲んでみたかったのかって?
  そらお前、『範馬刃牙』で勇次郎が、
  「代表的な食前酒だ」
  ってバキに教えてたからだよ文句あっか。
  こちとら『ドリクラ』でお酒たしなむようになった身だ、
  今更、それっぱかしのことで文句は言わせねえよ?

  食後の飲み物も、
  「エスプレッソ。大きめのマグで」
  て言おうと思ったけどやめたよ? ←本当

えーと、結論から言うと、あんまおいしいとは思いませんでした。
キツかった。
シェリー酒の中でも辛口のものだったらしいので、
多分その辺が刺激が強すぎたんだと思います。
残念。

そのほかはずーっとミネラルウォーターばかり飲んでたんですが
このミネラルウォーターも妙に飲み易くおいしかった。
スペイン産のガス抜きの、名前忘れたけど。
日本のミネラルウォーターだとボルヴィックさんかクリスタルガイザーさんが好きなオイサンですが、
それよりも飲み易かったなー。

マそんな感じで、こちらも18時過ぎに始まって終わったのが21時半頃と、
3時間かけてみっちり晩メシを戴くというデスマッチ仕様。
さすが一日五食の国だぜ……あなどれねえ。
オイサン以外は結構な呑み助揃いで、
遠方からやって来たオバサンは最後にはすっかり花が咲いてましたし、
実兄はなんか知らんが異様にやられてるしで結構なクロスゲームに。

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どうにか2対3で勝ち越しましたが、オカンがもうチョイ踏み込んでいたらやられてましたね。
危ないところだったぜ。

うん、美味しかった。
美味しかったし、何より驚きがあった。
「味覚という感覚器に、こういう感情の動かし方をされると思わなかった」
という感じ。
その分複雑で、気楽にペロっと食べて「うまかったーまた来ようぜー」
とは単純にはならん感じでしたけども。
とても記憶に残る一戦だったとさ。



■Closing



マそんな感じでヒトツ。
終わってしまった2012年のオイサンの夏休みでした。
結構色々動き回ったな。
その分、もう少し書き物とかを攻めたかったんだけども手が付き難く、
その辺は反省材料。
けどもちょっと変わった感情や機微の切れはしの様なものを手に入れることが出来た様に思うので……
その辺をうまくどこかに活かせればいいなあと思います。



……。



うーん。
でもなー。
あとはこう……話そのものを面白く出来るような骨組みを
どこかから摂取して来ないと、あんま変わり映えせんなー。

困った困った。
オイサンでした。



■オマケ~ゴジッカ系 ゴハン & 生き物 & 風景 写真館



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■追記~暦の還った、その朝に。



家族でゴハンを食べに行く前日の友人との集まりで、友人たちとは
「この年になると、……親って、かわいいよねー。
 すごいし、かっこいいし、ありがたいよねー」
という話をしていたのだけど。

家族との席では、うちの親と叔母さん(母の姉)は、
「親のありがたみが分かるようになったのは、還暦をこえてからだったなー」
みたいなことを話していた。

うちは母系の家庭で父は婿養子。
母は末娘だったのだけど、
上の姉たちが戦うリベラル系だったので(ナニソレ)
駆け落ちしたりしなかったり、
色々と好き勝手した挙句に皆ぺっぺと家を出てしまい、
両親と共に暮らし世話をするお鉢が母に回ってきた。

  そんなワケでオイサンちには、
  オイサンが物心ついた頃でも母方の曾祖母と祖父母がいました。
  そんなイミでも、親父殿って献身的な人だなあと思うよ。

  まあそれでも、上のお姉さん方は盆や正月にはフツーにウチに遊びに来てましたけどね。
  肚に渦巻くものもあったのかね。
  わかんねえけどさ。

デまあ、母の上のお姉さん方は、今となっては、
そうして年老いた両親の世話を末娘であるところのうちの母に任せきりにしたことについて、
世話になった・申し訳なく思っている、とは言っていた。

母は母で
「自分は、この両親をきちんと看取って送るために生まれてきたんだと
 途中からはすごく自然に思ってた」
とまで言っていて、
父は学校を出た後すぐに家を出て、それからずっと故郷も親元も離れている。

オイサンは、親のすごみとかありがたみというのは
家を出るなりして働き出したら自然と分かるもんだと思っていて
(それは自分がそうだったから)、
前日の友人たちもそんな風に言っていたからやっぱりそんなモンなんだろうなー、
と思ってたのだけど、父も母も叔母も
「還暦を越えてからだった」と言うのを聞いて驚いてしまった。

母は、両親(オイサンのじーちゃんバーチャンね)が亡くなるまでは
ある意味で「親元を離れられなかった」ので
それが分かるようになるまで時間がかかっても仕方ないかなーとは思ったけど、
上で書いた、悟ったようなことも言ってたので、
そこまで思っていながらどうしてそんなに時間がかかったんだろう?
と不思議に思ったし、
伯母さんと親父殿はずっと家を離れてたんだから、
やっぱりそこそこのタイミングで分かってもよさそうなもんだ。

  マ親父殿は
  「親よりも、どちらかといえば兄に世話になっていた」
  と言っていたからそういう事情もあるかも知らん。
  親父殿は七人だか八人だかの兄弟の末っ子で、
  確か……長男とは十二歳離れだったかな?
  そんなん。

マ別に、その早い遅いについてどうこう言う気はないんだけれども、
もしかすると父や母や伯母の言った
「還暦を過ぎて分かった両親のすごみ・ありがたみ」
というのは、オイサンの感じているモノと同じではなくて、
さらに上の、次の段階・次の次元で分かる、
もっとすごいナニゴトかなのではないかなあと思ったりした。

  それが具体的にどんなものなのかはわからないのだけれども。

まだ上、まだ先、さらに上の感情に、この先まだ出会うのかもなあ……
と、フッと思ったのでした。

親とこういう話する機会があったってのは、マ良かったやね。
以上、追記でしたー。(2012.08.16)
 
 
 


 

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2012年8月12日 (日)

■蛸と豆腐2・恵方スコーン -更新第798回-

抱き枕のYES/NO枕がNO表示でした。
オイサンです。

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ただいま帰省中、実家でのんびりであります。
いやー、やっぱ実家いいわ―。

親父殿は法事で留守、今日はいちにちオカンとデートで、
「スコーン食おうぜ!」ってことで奈良方面へスコーンを食わせる茶店を求めてお出かけしてました。
ビックサイトでは志願兵たちが死ぬ思いで戦いを繰り広げているというのに呑気なものです。
ソルジャーの皆さん、お疲れさまでした。
イヤ、奈良は奈良で、結構な猛暑だったんですけどね。
おかしいな、昼から曇るはずだったんじゃなかったのか。

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親父殿の郷里から例年のごとウナギが送られてきていることを期待して帰ってきたのに
今年は不漁のあおりを受けてかウナギなしということだったので業を煮やし、
ついでにウナギも食べよう! という話で老舗のうなぎ屋さんへ。

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うめえ。
このウナギ屋は当たりだ。

そして探し当てたスコーンを出すお茶屋もなかなかの当たり。
ジャムではなくシロップで、
ナイフとフォークで食べるのがひっかかるがそれでもなかなかおいしかった。
なんかモッチリした、一味変わったスコーンでした。

スコーン。

あとは、オイサンの誕生日がちかいってんでお帽子をね。
買ってくれましたよ。
ありがとうママン。大事にするよ。
麻で出来た、柿渋染のイカすハンチングです。
マふだん帽子なんかかぶったコトないもんだから我ながらかぶった姿に馴染みませんが、
そのうち何とかなるだろう。

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帰り、最寄りの駅前でおねーさんがWILLCOMのティッシュ配ってたんだけど、
思いっきり段ボールに穴開けたヤツを頭からかぶってサンドイッチマンになってて
とても気の毒でした。
もうチョイましなかぶりものこさえてやれよ……嫁入り前の娘がする格好じゃねえよ……。


帰宅後、明日からの盆に備えてお仏壇の掃除。
何をどのくらいまで磨けばいいか匙加減が分からなかったが、
気付いたところを、自分で納得のいくまで綺麗にすればいいんだろう、という方針で遂行。
なんていうか、そこで生まれた度合いが自分の、
ホトケ様やゴセンゾ様に対する敬意の念の量なのであろう。
作業や職務としては効率の悪い考え方だが、これは多分、そういう問題じゃないな。
気持ちの形への表し方の問題だ。

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今思えば、うちのジイちゃんもバアちゃんも、
無邪気だったけど立派な人たちだったよ。
大体美人だったしイケメンだったし。
身内が言うのもアレだけど。
などと思いしいしい黙々仏壇を磨き、盆提灯を組み立てた。

掃除完了後オカンに確認してもらったところ、
お仏壇オブジェクト(位牌とか燭台とか)の配置が結構間違っていたことを指摘される。

  おお、オカンはちゃんと憶えてるんだな。
  すげえぞ。
  マいつまでも、お仏壇の管理を父母に任せきりにしておくワケにもいきませんしねー。
  いい加減、自分でも出来るようになっておかんとね。
  ……うむ。
  ねえ。

そのほかには特に何もせず、
朝晩走って、っていうそんな感じ。
のんびりした時間が流れる。
ホントにもう、このまま時が止まればいいのに。

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こ、これはさしみこんにゃくの惑星直列やー!


明日は懐かしい友人たちとちょっとだけ繰り出す予定。
天気が悪くなければね。

母は出不精で、本当はもっと出歩いて体を動かさないといけないのだけど
あまりその気もないので、
せめて自分が帰っている時でもと連れ出してみたのだけれども、
暑い中引き摺り回して、結局疲れさせてしまっただけだったかなあとチョイと反省。
ウナギは美味しかったし、スコーンも美味しかったんでその辺は喜んでもらえたんだけど。

これで寝込まれても寝覚めが悪いしなー。
いるうちはナンダカンダ、出来るお手伝いはするんだけど、
本人にも運動してもらわないとならないし。
難しいところだ。

もう少し、表に遊びに出てくれればいんだけどな。



マそんな感じで、今しばらく。

なぜかやたらと『TARI TARI』にやられ中。
なんでだろうなあ。
ド直球の青春スポコンものなんだけど。

オイサンでした。




 

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2012年8月 8日 (水)

■ラブレターフロムなぎらが後ろ髪をはなさない -更新第797回-

ノシャップ岬で、同い年くらいの女性から
「タケシタ先生」とやらに間違われたんだけど、誰だよタケシタ先生。
そして私はあなたの恩師に見えるほど老けているかい?
オイサンです。

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先週末は、夏休みを二日くっつけて
北海道は札幌~稚内~旭川を旅行してきました。

……寒かった。
詳しい日記やお写真なんかはまた今度。



■先ずはエンディングの超訳が必要だ。



『超訳百人一首 うた恋い。』が面白い。
なんでまた、今さら超訳モノなのかわかりませんけども。

一応モトのある話だし、短いエピソードをパンパン切って話を作れるので
面白くはし易いのかもしれませんが、
ちょっと他とは違うテンポの作り方の様な気がします。
見ている側がタメを予期するところにタメがなくてスパスパ行くので見てて気持ちいい。



……ただ如何せん、コレ、OPとEDが致命的にクダラナイ。

  あ、この際「クダラナイ」とか「しょうもない」は
  「オイサンの好みに合ってない・理解できない」だと思って下さい。

本編はとてもいいのに、アタマとお尻を
不愉快レベルに相容れないもので押さえられているので
結構なストレスです。
カサヰ監督は、どうしてまたこういう要らぬチャレンジングスピリットを発揮してしまうのか……。

  WAO、向上心? 向上心なのね!? 意識高いのね?
  はるか、シビれちゃう!

  ……まあ日本語ラッパーさんも、キホン属性として意識高そうだからなー……。
  イヤ偏見500%で書いてますけど。
  ものすごいナイーブで、つっついたらポロポロ崩れ落ちそうな、
  初期のシンジ君みたいな草食系日本語ラップとか聞いたことないもので。
  なんかやたら攻撃的なのか、元気出そうぜイエーみたいなんしか、
  オイサンのように自分から興味は持たず
  街にフツウに流れてるものだけ耳にして暮らしている分には、聞こえてきません。

    さだまさしとか、松山千春的な世界観を表現しきった
    日本語ラップを聴いてみたいがなんかあるかな。
    そんな「メカを実写で、人間をCGで」
    作る映画みたいなことしてもあんまりイミはないんだろうけど。

  マもしかするとその辺も、
  世に言われるラップと日本語の相性の悪さみたいなコトと
  関係あるのかもしれませんね。
  音楽的な特性上、攻撃的にならざるを得ない、みたいな。

アニメのOP/EDに関しちゃ本編制作側のチカラでは御し難い、
というようなお話も聞いたことあるのでマある程度はしゃあないにせよ、
幾らか選択肢やディレクションのしようがあったものとして考えると、
それにしてもどうしてこのセレクトになったのかなーとか考える。

マOPの方はね。
まだ大丈夫なんですわ、オイサンでも。
歌詞の中身もわかるし、その中身が本編の主題にナンボか一致してる事も理解できる。
本編が恋歌メインのハナシですからね。
そんだけでしょう。
世代的な感覚のズレなんかもあるにちがいないのでその辺も勘案すると、
マ誤差の範疇かなあと。
それでも、カントクそない冒険せんでもエエやん? とは思いますけど。

  『ラブレターフロム何か』っていうタイトルや歌詞の、
  「何か」をどこかに固定してしまわない曖昧さというか流動性というか、
  先の見えなさみたいなものは
  オッサンの感覚からするとカッコ悪い部類のものなんですけど、
  そこを固定してしまわないことをカッコイイ、センス良いとしてありがたがる
  ケレン味みたいなものは理解できますので。
  身に覚えがあるw
  そこは世代的な特権だと思います。

問題は(問題って言っちゃったけど)エンディングの方。
すげえ。
さっぱりわからねえ。
良いところが一つも感じ取れない。

いや、あるんでしょう。
あるに違いないんですよ。
いいところ、面白いところ、カッコイイところ。
だって、彼らはコレで稼いでるんだもの。
そりゃあるはずです。

「売れてるから良い」って言う気はサラサラないんですけども、
お金を払ってこの歌い手さんのお歌を買ってる最終消費者の方たちには、
まだワルイオトナの販売戦略にマンマとハマって
良し悪し関係ナシに買ってしまっている可能性が残されますが、
それでもその販売戦略をたてるワルイオトナが
「これは売り物になる」
と考える時点で、そこには何らかのプラス方向の価値、
良さやカッコ良さというエッジが立ってるはずですからね。

なんかある。多分。

買い手か、ワルイオトナのどっちかは知りませんが、
どっちかに感じさせるプラスの要素が。
オイサンにはサッパリもって感じられませんけど。

  えー、今更ですけど、別にガンdisするために書いてるわけじゃありませんからね?
  オイサンにワカラン、
  それを少し理解に近づけたい、というハナシです、一応。

この歌い手さんの曲を常々聞いてる御仁は、
一体彼らの音楽の、どこに、どんな魅力を感じているのだろう?
ということを、ちょっと聞いてみたいオイサンなのです。
……多分ケンカになるっていうか、
向こうが怒り出しちゃって話になんないと思うけど。

  解答の一時予想としては、
  「歌詞の意味や内容は関係なく、楽器の一部として声や言葉を聴いてる」
  ってトコ。

デその音楽性の良い・悪いはおいとくとして、
どうしてEDを選ぶに当たってこの曲にしたんだろー、と思った時、
そこには一つだけ、おそらくこんなことではなかろうか? という
推測が見つかった。

本編で取り扱うものが百人一首なので、
その断片的で、リズミカルな言葉の中に多様なイメージや連想されるものを盛り込んで、
真意を隠したり裏を読ませたりというやり方を、
今風に落とし込んだら何になる? と考えたら、
ヒップホップや和製ラップに繋がった……んじゃないかなあ、と思った次第。

マこれも所詮、オイサンの貧困な発想力の産物ですが……
ただ我ながら、そのセンを思いついた時に、
リズミカルで?
断片的で?
イメージを膨らませて?
心地よく伝える?
と繋げていった結果、アタマの中に流れたのは……


  ♪おあとがまたー よーろしくてー♪
    ♪おさきもまえも よーろしくネー♪



……っていう。
アレでした。
『じょしらく』。



  ♪晴レ舞台ガーウーラ舞台デー ドンデン返シモ良シ良シー (ヨイヨイ)♪

まあ考えてみればどっちも「歌」なんだから、
メッセージに比した言葉数の少なさとかリズムの良さは、
別にラップじゃなくたって同じだな。

うーん。
やっぱダメだ。
わかんねえ。

ここから先は本当にただの好みの問題……半ばdisりになりますが。
ジャケットのセンスもすごい。
ちょっと言わずにはおられない。

「FEEL IT」とか書いたキャップをかぶったドヤ顔アップの後ろで
オッサンが二人、空を飛んでいる。
すげえ。
シュール。
これは……これまでのオイサンの人生では、身に憶えのないカッコ良さです。
……そういう文化圏なんだろうねえ。

  ……今すごく真面目に思ったんだけど、これギャグなのかな。
  マジレスかっこ悪いんだろうか。
  本当に心配になってきた。
  自分はどうも、そういう視点が足りないらしいので。

オタクの文化圏ではいわゆるDQN、
ヤンキーカルチャーに拒否反応を示す例もあります
(『WORST』とか『天上天下』なんかの、不良が主人公のマンガも
 それだけで合わないって人も居たりしたのでそれにはオイサンも
 ちょっと感心しました)が、
多分ここは、オイサンの理解の及ばない文化圏なんでしょう。
強いて言うなら「ドヤ顔おっさんフライング文化圏」
ビジュアル系の、「傷ついた翼を広げて光のさす方に羽ばたいていく文化圏」
と近いモノを感じます。

「殖えすぎちゃって困る文化圏」在住のエグザイルさんはどうなんでしょうね。
彼らのPVもなかなかこう、『バキ』と似た、
四周くらい回ってハイセンスなギャグになってるベクトルを感じさせますが。
あの有名なグルグル回る分身ダンスが、
先頭から最後尾の人に伝わるまでに光の速さでも3時間かかるくらい
人数増やせばギャグになるのにもったいない( ← 別に笑わせたいわけではない)。

  エグザイルさんもSMAPみたいにコントまでやる番組とかやればいいのに。
  見ないけど。

まあ、アレだろね。
ここで書いたことなんか、リア充文化圏の方々が
「オタクってアニメの女の子見て『萌え萌えブヒー』って言ってるんでしょ
 やだキモーイ」
って言ってるのと、全く同じことなんでしょうね。

いやあ。
人間って難しいわ。
どうしてこうもちがうんだろう。

それを考えると、そもそもどっち側の人なのか知らないけれども
その境界に立って両方をフィーチャーしてきた、
カサヰ監督は実はやっぱりすごいのかも知れないな、
などという結論に至ったりするのでした。
懐が深い。



■ゲージュツとIP



上の話とはあまり関係ないけども、今朝ファミ通を読んでて思ったこと。
前々から感じてはいたんだけども。

クリエイターや経営者が、
テレビゲームとかソフトのことを、雑誌やWebのインタビュー記事なんかで
平気で「IP(※)」って呼ぶようになったのっていつ頃からだろう?

  ※IP=Intellectual Property 知的財産

間違ってないし意味もわかるんだけど、なんかこう……
熱や愛を忘れたみたいで、モ一つ好かんなー。

オシゴト上の書類とかプレゼンとかでそういう風にまとめることには
別に何の反対もないけど、
子供も読むような雑誌や記事の上で
そういう風に表現されることには若干の抵抗を感じる。

  最近はもう、コドモは読まねえかなー。
  読んでんのこましゃくれたオタク大学生とオッサンばっかか。

「コンテンツ」って言葉が出てきたときと似たような状況だと思うんですが。
ひんやりしてていまいちノレない感じです。

なんていうのか……画家が、自身の作品をIPと呼ぶかってハナシで。

絵画は純粋に芸術で作品であって、
テレビゲームは勿論、商業・工業製品なんだけども、
作品的な面もある(とされる意識がかつてはあったし、オイサンは現在でもあると思っている)ワケで、
そうしたテレビゲームの文化的側面が、
この「IP」扱いによって圧殺されてしまったような寂しさを覚えるわけです。

  かといって、大上段から「テレビゲームは芸術作品だー!」
  と叫ぶのも好きじゃないんですけどね。
  そんな大層なものにはなって欲しくない。
  側面はあっても声高に意識を叫ぶものである必要はなくて、
  あくまでも俗っぽい、大衆のものであってほしいワケです。
  まアートの面を強調した作風があるのは、それはそれで多様性として喜ばしいコトですが。

まあ権利のハナシとか法的な区分の話にすると、
オイサンの「感覚」が正確でないことは分かり切ってるんだけども。
気分のハナシさ。

夢見てんなよそれが現実だろ商売だろって言われそうだけど、
見せる必要が特になくて、
見せないことで現実が少しでも、豊かになり、夢に近づくなら、
それは隠してしまった方が……ヨノナカ、いくらか素敵になると思うんだけどね。

どーかなー。



マそんな感じでヒトツ。
オイサンでした。

……Feel it . ププー


 

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2012年8月 6日 (月)

■些伽巳・南木曽日記 三日目・四日目 -更新第796回-

『脱水少女 ひあGIRL!』ってタイトルだけ思い付いたので
誰かコレで電撃大賞とって良いですよ。

オイサンです。

賞金と印税は、オイサン6、かいた人4でいいです。
フゥー謙虚ー。



■些伽巳・南木曽日記 三日目・四日目




寂しいオッサンの独り旅を、
少しでも華やかだったフリをするために皆さんにご報告する企画
「些伽巳・南木曽日記」の三日目のお昼からです。

お写真満載でお届けします。
ADSL普及前ならこれだけで存分に叩かれるレベル。


 ▼お昼ごはん

一回風呂に浸かって、お昼ご飯を戴く。
これは別料金だけど、岩魚まぶし丼。

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これがお前……また美味しいんだよ。
岩魚の身をほぐしてゴハンにのせてあるだけだと思うだろ?

正解!!

いや、山椒で下味がつけてあったりして、ひと手間ふた手間はかかってるんだけど、
けどもう、こたえられん美味しさよ。
吉野家でもコレ売ればいいよ。
ちなみに、お昼を決める時の宿のご主人との一幕。

  オイサン「この、『おまかせ定食』ってのはどんなです?」
   主  「それはやめといた方がいい(キリッ」
  オイサン「」

まさかのセルフdis!
……というワケじゃなくて、なんか予算をこちらで決めて、
その範囲内で見繕ってこしらえてくれるシステムらしいんだけど。
なんだろ。
時間かかるからかな。
マいいけど。


 ▼十二兼駅までの風景

それからしばらくゴロゴロして、
このまま何もしないで年老いていくのも侘しかったので(オオゲサ)
最寄の十二兼の駅まで歩いてみることにしました。

  来る時、歩きそびれましたからね。

タクシーの運転手さん曰く「なにもない」。
ならば本当に何もないか、この目で確かめて来ようではないか。
このオイサン、我が目で見たものしか信じぬが信条よ!

何もありませんでした(結論)。

疑ってスンマセンっした!
道と山と空と川しかなかった。
あと橋。
4km歩いて、自販機が3つ4つあったかな? っていうくらい。
想像以上にマチュピチュだった(空中庭園)。
いやーびっくりした。
よくやるよ俺も。オトナんなれよ。

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しかしまあ、
こういう風景の中を歩いているといろんなことを考えるモンでそれもまた楽し。
この辺の人たちは皆、基本クルマで移動するんだろうね。

歩いてみて、学校がねえなと思ったけど、
この辺の人たち、学校はみんな南木曽の方までいくのだそうな。
昔は分校があって、小学3年まではその分校、4年から上は南木曽の本校へ通う、
というシステムだったのが今はもう全部本校に統合されたのだとか。

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右は十二兼の駅。

集落の中に、一応公園が整備されてて、
鉄棒とすべり台だけポツンとあったりしたのだけど
この広大な天然の公園の中にそれらを設けて、今更何を育もうというのか。


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この集落の中は畑や田んぼだらけであっちこっちに水路が引かれているのだけれど、
そこもやはり結構な量の水が走っていて風が吹いて心地いい。
ホント冷房とは無縁の土地だな。


 ▼柿其と水

こんな風に、当たり前のように山があり水がある柿其の風景。
古くからその資源は有効に使われていたようで、
水力発電や、そのための施設づくりには積極的だった様です。

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この水路橋もその一つで、重要文化財に指定されてるとのこと。
確かに、来しなにタクシーで下をくぐる時も、
その時代がかった重厚さに、「おっ」と思ったものです。
今だとこういう無骨で実直な外見にはならなさそうですもんね。

この中に大量の水が流されておくられていくのだそうですけれども……
コレ、中のメンテってどうなってんだろう。
やっぱちゃんとメンテしてんだろうかな。

ちなみにこの辺りの発電所の多くは関西電力の管轄で、
こしらえられた電気も関西方面へ送られていくのだそーです。
大活躍。



■夕飯~寝るまで



デ十二兼の駅まで行って何もないことを確かめて(不毛なようだが)、
宿に帰り着いたのが18時頃。
オフロを戴き、
今日も今日とて食卓には、山の神に感謝してもし足りない幸が並びます。
うめえ。

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朝ゴハン・晩ゴハン入り乱れて掲載してます。地味だけどどれもおいしいんだぜ。

やっぱねえ。
豆と味噌がうめえよ。
野菜も美味しいけど。
あと、米も異常においしい。
水が違うんだろうなあ。
たまらんわ。
米と醤油だけでぜんぜんいけちゃうもの。

今日もまた、岩魚の焼いたのに、山菜の汁ものに、てんぷらに、
サラダ風そばに。
ああもう、美味えっつうの。俺よ死ね(意味不明)。
人間、ホントに「ああもう死んでもイイ」って思うのね。

今日一日、結構歩いた(6km往復+4km往復+αで20km超くらい?)けど、
太りそうだ。


 ▼突撃! 戦国ババアの晩ゴハン

今日はオイサンの他の宿泊客は、かなりご高齢と思しきご夫人の三人連れ。
話が戦中に及ぶところを見ると、七十代半ば以降と思われまする。
ご健勝でいらっしゃる。
しかしそれだけ長く生きておられると話題のバラエティもえらく豊富でらっしゃいまして、
さっきまで

 「戦時中は芋くらいしか食べるものがなかった」
 「学校や勉強なんて、まともなことが出来なかった、今は恵まれてる」


と言っていたかと思えば、運ばれてきたデザートのブルーベリーを見て、

 「家では食後のヨーグルトには、ブルーベリージャムしか認めない。
  アプリコットは邪道」


だの、携帯に届いた孫だか娘だかからのメールを見て
「最近は受験で忙しいみたいだけどそんなんほっといてもっと遊べばいいのに
 (※遊んで欲しい)」
だのと、その柔軟さ、リンキオーヘンさには目を瞠るものがあります。
戦中ババアすげえ。
団塊ジジイとは、比べものにならんよ。

それだけ、めまぐるしく移ろう価値観や世相にもまれて生きてきたんだろうなあ。
なんというか、たくましいというか、強いというか……
しなやか、したたかですなあ。
タフネス。
リーマンショックなんか屁でもねえんだろうなあ。
「ん? つばでもつけときなさい、死なないから」
みたいな。

オイサンみたいな弱っちいのは「イヤ死ななきゃ良いってもんじゃないから」
とかすぐに考えてしまいますけど
「とりあえず死ななきゃいいじゃん」くらいの感覚なんだろうなー。

今は世の中がまたフクザツになってるから
そういう思想が通じると思ったら云々かんぬん、という話もありそうだけど、
彼女らにしてみれば、
どちらかといえば単純なはずのヨノナカの上に
探し、選ぶための手段と選択肢がぶわーっと増えてるだけだから、
よっぽど生き易く映っていたり、するのかもしれない。

うーん。
びっくりした。面白かった。
ゴハン食べながら聞き入っちゃったよ。
これも戦国ぅ(違 

そしてこの日も……ゴハン食べたらさっさと部屋へ引っ込み、
とろとろと響いてくる渓流の音に包まれながら
やわらかい眠りに落ちていったのでした。

Twitterしたりしながら。



■4日目



つーか、死ぬほど歩いてたらふく食べたためどうやら9時頃に寝オチてしまったらしく、
次に目覚めたのが夜中の2時半という謎サイクル。
結局そのあと寝なおすこともせず、5時半頃までうらうらと書き物なぞして
今日も朝からお散歩がてら、牛ヶ滝ウォッチングに出かけます。

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見飽きたでしょうがまた滝ー。

  どうですこの典型的なご老体スケジュール。
  カズ子さん朝ゴハンはまだですかいのう。
  いやですわおじいちゃん昨日食べたでしょ。
  ↑間違い探し。

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渓流の景色シリーズ。ホンマ色んなカオを持ってます。

  むかしのお百姓さんなんかの気持ちが分かる気がする……。
  日中ガッツリはたらいてくたびれて、ゴハン食べて、
  テレビもない電気もないから寝るしかなくて、
  そしたら夜明けには目も覚めますわ。

  当然ごはんはそんなに贅沢ではないだろうし
  合間合間に娯楽もないだろうから楽しい暮らしではないだろうけども、
  自然にそうならざるを得なかったんだろうなあ、ということを実感。
  ネイチャー。



■4日目の予定



四日目は特になんの心積もりもなく、
雨が降ったときのための予備日くらいに考えてましたが
昨日までに見るつもりだったところはほぼ見られてしまいました。

ダもんで急遽、帰り道に南木曽近辺で見られそうなスポット、
妻籠宿を訪れてみることに。

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あさ、窓に遊びにいらしたkwgtさん。

朝ゴハン前に三度目の牛ヶ滝を眺め、
ゴハンを食べて荷物をまとめたらお宿をあとにします。
チョイチョイとその予定をお話したら、
妻籠宿まで来るまで送って戴けることになりました。
アリガタヤアリガタヤ。
ナマンダブナマンダブ。
シャチョサンイイヒト(違 



■ご主人の思い~世界に羽ばたけ柿其渓谷



お宿のご主人は口数もあまり多くない方
(奥様は守護霊にカミヌマエミコを飼ってる様な人でしたが)で、
まあ接客にすごく愛想があるというわけではないのですけれども
とても誠意のある対応をしてくださる方でした。
にじみ出る感じ。

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ハイキングコースの隠しビューポイント、『猿の谷渡り』です。

宿から妻籠宿まで送って下さるその車中、
見たいものは見られたのかだとか、
説明のなかったスポットについてだとか、話して下さったりしました。

中でも印象に残ったのが、
「この柿其渓谷にもっと人が来てくれりゃいいのになあー」
という類のお話で……
マお宿のご主人にしてみりゃ死活問題なので
ごく一般的なお仕事の愚痴みたいなものだったのかもしれませんが、
「テレビや雑誌で紹介されることもあるけど、
 そういうので増える人の数ってのは引くのも早い」とか、
オイサンが自身のきっかけとなった『花よりも花の如く』の話を持ち出せば、
「マンガ見てくる人もいるにはいて、
 そういう人の数は、多くはないけど息が長い」
とも言ってました。

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道のところどころから湧き出ては流れ出す。


  なーんか、色々ちゃんと考えてんだなあ。
  当たり前だけど。

  ちなみにご主人曰く、
  『花よりも花の如く』にこのお宿を登場させた成田美名子先生は
  正式に取材を申し込んできたのではなく、
  フツーにお客としてやってきてフツーに泊まっていって、
  気が付いたらマンガに描かれてたので
  一体どの人がその人だったのかは、ご主人、ご存じないのだそーです。
  「お客さんに『マンガ見て来た』って言う人がいて初めて知った。
   だもんで慌ててマンガも買ってきた」
  とおっしゃってました。
  ロビーに置いてありましたね。2巻までだけどw

  『花よりも花の如く』、白泉社・花とゆめコミックスから
  現在10巻まで発売中!
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ただ、
「ああこの人、この土地が好きなんだろうなあ」
と、お話を伺っていてじんわりと思いました。
食べ物にしろ、景色にしろ、好きなんだろうなあと。
朴訥でかわいらしい人です。
オッサンが年上のオッサンに言うことじゃないと思うけど。

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滝までの遊歩道の風景。決してラクな道のりではない。

今の柿其渓谷は、広くは木曽路の一部として、
さらにフォーカスしてもその一部の南木曽の観光スポットの一つとして
くっついているだけのものだけど、
もっと柿其渓谷単体として売り込んでいかないとだめだなあ、
とおっしゃってました。

確かに、独立した観光地としては充実した宿もないし、
売りとしてお土産に出来そうなものもないしで、
いわゆる「観光地パッケージ」としてはゆるくて弱いと思います。
けど、ここがそういう色に染まるのも、なんか違うような気はオイサンにはするし、
そうあることが観光地の全てであって唯一解でないような気も、またします。

……というのが外部の人間ののんきな感想であって、
手っ取り早く人を増やすには今のフォーマットに則るのが一番だってのも
わかるにはわかるんですけど。

この渓谷や山が、どれだけの訪問に耐えうるだけのキャパを持っているのか、
イキナリ人がドドっと増えたらキャパオーバーで
資源そのものが枯渇してしまわないかとか、
そういう「土地の体力」についても、リサーチをする必要がありますしね。


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左:朽ちた古いつり橋 中:気持ち良さそうに泳ぐ野生のキュウリ 右:謎のガジガジ岩と水流


今、「いち川」さんの暮らし向きがどんなものかまではオイサンには分かりかねますが、
オイサンの訪れた柿其渓谷の風景は、
この山、この川のサイズに比して、人の居方のバランスは、
ワリとよかったと思いますけどね。
あの遊歩道に人が渋滞するのは、違うような気はしますしね。

とりあえず、雷の滝は、ちょっとなんとかしてみてくださいw

まあ……そんなお話を伺った手前もありまして、
少しでも「どんなトコだろう?」「行ってみたい」とお考えの方が、
検索でもかけてみたときの一助になればと、
前回・前々回の【南木曽・柿其観光情報】なんてのは入れてみたのでした。
些細なハナシですけどね。

少なくとも、オイサンが欲しかったり、探しても出てこなかった情報なんで
(タクシーの有無とか、コインロッカーとかね)、
引っ掛けるひとには役に立つかなあという程度ですけどね。

  けど、今、自分で検索してみたけど、
  微妙なひっかかり方しかしないなw
  アカンなこれww



■南木曽駅~妻籠宿



一旦南木曽の駅に寄って戴いてコインロッカーに大きな荷物を預け、
一気に妻籠宿まで送って戴きます。

パッと見た感じ妻籠宿までなら歩けない距離でも全然なさそうで
普段なら歩いてるところですが、如何せん余り時間がなかったので
今回は行きも帰りもクルマ。帰りはバスです。

  ▼南木曽町新交通システム(地域バス)
   http://www.rosenzu.com/ontake/magome.html
   南木曽駅 ⇔ 妻籠のバスの時刻表。


▼妻籠宿
妻籠宿がなんなのかといえば、中山道の宿場だったんですね。
へー( ← 知らんかったんか)。

まあ……特に、その歴史的価値なんかを知るオイサンではないので、
ぶらっとお土産でも眺めて、
お茶でも飲んで、帰りの電車までの時間といたしましょう。

こんなカンジ↓で、当時の景観を残して今に伝える無形文化財だそーです。


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色々と民芸品的なお土産を扱ってるんですけれども、
心引かれたのはワッパのお弁当箱でした。
あとくつろぎ過ぎの猫。

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中には本当に営業している旅籠もあったりして、
嬉しそうに宿泊してるガイジンさんもおられたりしました。
母国に帰って、間違った日本像をしっかりと伝えてくれればと思います。
ニンジャはスシを投げてフジヤマを攻撃する。
ナデシコの犯人はジャパン。

デずーっと奥まで歩いていくと、
……!!
こ、こんなところに見るからにワルそうな研究施設が!
まさか俺をこんな体に改造したのは……!!

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……っていうツイートをですね、
このとき写真つきでしたんですけど、ココ実は関西電力の発電施設でして、
色々勘案した結果
「見る人が見たら、オイサンがかなりカタヨったヒトに見えるツイート」
になってしまいました。
深くは解説しませんけども。
ねえ。
時期が悪いわ。
喰らえ、必殺・原子力の平和利用!!
ゲフンゲフン。
くわばらくわばら。
歴史遺産まで来て、ナニやってんでしょうね。
ちょっと頭を冷やしましょうそうしましょう。
おばちゃんアイスコーヒーと宇治金時ちょーだい。

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そんなこんなで二時間あまり。
本当にぶらっとしただけでした。
人も多かった。



■Epilogue



その後、コレと言ったイベントもなく。
バスで南木曾駅まで戻り、列車の時間まで木曽川のほとりで一人、
ずどーんと雲にまで届いていそうなその流れを
ぼんやりと眺めたりしました。

いやー。
木曽川さん、すごいわ。
川ヂカラあるなあ。
さすが教科書に載るだけある。
初めて行った旭川で石狩川をみたときも感動したものだけど、
迫力はこっちのが上かもなあ。
川は良い。
川は良いです。
この広い空と川があれば退屈しないと思います。
帰りたくないねえ。

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この旅行から帰って数日、
朝、都心を貫くいつもの道をシゴトバへ向かって歩いていると、ふと
「あ、俺いまピクルの気分だな」
と思った。
分からない人は、ナンノコッチャイ、とお思いでしょうが。
漫画『バキ』のシリーズに登場する、
白亜紀にティラノザウルスと戦った人類の祖先・ピクル。

  ……コラそこ、ここで読むのをやめない様に。
  いいんですよ『バキ』はギャグ漫画なんだから。

ピクルは古代の岩塩層で塩漬けになっていたのを発掘され、
科学者の手でうまいこと現代に甦生させられて
やがてバキたち現代の格闘戦士と戦う、というエピソードなのだけれども、
そのピクルが、
彼を発掘した科学者の研究所で眠りから目覚めるシーンで、
初めて見る現代の、研究所内の風景に
「直線、真円、透明、プラスチックの手触り……
 自分の時代とあまりに違う初めて見る光景に、ピクルは戸惑った」
っていう描写があるんですけども……。

柿其渓谷の、一筋に延びながらも不規則で非対称で、
曲線を基調に構成された自然の回廊の景観と、
いま自分が身を置く、規則的で対称的、直線主体の風景があまりに違って、
それなのにどこか重なるところもあって、
軽いめまいのような感覚を覚えたのでした。

キホン滝を見ることだけを目的にして企てた今回の旅行でしたけれども、
いやー、
感じるところがいっぱいありましたねえ。
水、山。
おいしさの力。

マあんまり、そういうところだけを旅行客の論理で抜き出して
「いいところだから守っていくべき」っていうのは好きじゃないというか、
そこはテーマパークじゃなくて人の住んでるところであって
住んでる人たちは従業員でもパフォーマーでもないんだから失礼な話だと思いますけれども。

あそこの人たちにはあそこの人たちの当然の権利として、
利便性や発展・開発を求める権利がありますからね。

ただ、まあ、今のこの、まだ色々が残っているタイミングで
『まんが日本むかしばなし』的な風景に出会うことが出来たのは、
非常によかったなーと思うワケです。
日本は繊細できれいな国だったよ。

いつまで残ってるかも分かんないので、
興味のある御仁はどーぞ行ってみて下さい。
ここに書いてあったことに魅力を感じられるなら、その何倍もの魅力を、現地では見つけられると思うので。

そしてその際にはくれぐれも、
カカトの高い、底のカタい靴を履いて行ったりしないように!
番人にアキレス腱を切られますのでね(まだ言うか)。



マそんな感じでヒトツ。
こんな記事を、稚内のホテルで書いてる、懲りない老いた旅人・オイサンでした。
ムササビ!




 

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2012年8月 5日 (日)

■些伽巳・南木曽日記(三日目) -更新第795回-

来世ではスズメ型ZOIDESに生まれたい。
オイサンです。

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■些伽巳・南木曽日記 三日目



寂しいオッサンの独り旅を、
少しでも華やかだったフリをするために皆さんにご報告する企画
「些伽巳・南木曽日記」の三日目、四日目は一気にいきます。



■三日目の予定



三日目は、いよいよ本格的に柿其の渓谷を攻めます。
歩いて片道6kmほどの、滝が数多く出現するハイキングコースをざくざくと。
……まあ、雨さえ降らなければ、ですけどね。

主な見所は、パンフの地図に書いてある三つの滝。
らしい。
 ・霧ヶ滝
 ・虹の滝
 ・雷の滝
 ・忠兵衛峡

パンフはこちら↓のPDFをご覧ください。

 ▼南木曾町観光協会公式ホームページ
   柿其渓谷
    http://www.town.nagiso.nagano.jp/kankou/midokoro/nagiso/midokoro_21.html
   柿其渓谷観光案内図(裏 685kbyte)
    http://www.town.nagiso.nagano.jp/data/open/cnt/3/3238/1/kakizorechizu.pdf


お宿のご主人曰く、
「『雷の滝』あたりまで行けば面白いやな。
 片道4kmで、まあ三時間くらいで行って帰ってこられる」
とのお話。
最後の「忠兵衛」が何なのかはわからないけども、
マそこまでは行ってみようかなという予定。
忠兵衛までは6kmありますが、マ自分の足だったら
お昼には帰ってこられるだろう、という目論見。

オイサンが出かけようとしたのが確か8時を回った頃だったので
お昼ご飯は用意しないで出かけたのですけれど、
これがお昼をまたがるようなら、
お願いすればおにぎりくらいはこしらえて戴けるようです。
有料かもだけど。

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朝ゴハン三銃士



■牛ヶ滝、再び



朝からそこそこ天気が良かったので、
先ずは昨日あまり良いコンディションで見られなかった牛ヶ滝に再チャレンジ。
正規(?)の遊歩道も未踏なので、
そこを通っていけば、また違う景色も見られましょう。

林道を抜け、吊り橋を渡る。
そこまでは昨日と同じ。
今日は渓流の流れの中に釣りキチさんの姿が見えます。
楽しそう。

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吊り橋を渡ってすぐ、本当にすぐのところにデカデカと
「←遊歩道こちら」の看板があった。
おお……なぜ昨日はこれを見落としたんだろう。

デ、遊歩道に沿って流れをさかのぼっていくと……
これまた。
滝に勝るとも劣らない、見所満載の美しい風景がどんどんどんと現れます。
素晴らしき造形美。
そのまま横スクロールSTGのステージにしてしまいたくなる美しさです
(どんな褒め方だ)。

  ……しかしまじめに、日本のあらゆる景勝地の実写画像を
  背景に延々流すだけの、環境ビデオ的横スクロールSTGがあっても良いような気がしてきた。

昨日はオイサン一人だったけど、今日は他にも滝を見に行く一行がいる。
宿にいなかったところを見ると
他から車で乗り付けてくるのが、この辺を観光する既定スタイルみたいです。

  ぶっちゃけると、この辺りには
  オイサンの泊まったところ以外に民宿が一、二軒あるだけで
  しかもどうも、あんまりキチンとは機能してないっぽい。

あと、渓流の側でキャンプを張ってる人もいたりする。
そういうの楽しいだろうなー。
オイサンにはちょい真似出来ないけども。
出来るようになろうかねえ。

そして世の中には「沢登り」というスポーツがあるのですね。
初めて知りました。

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 ▼人間とわんこのポルカ

ワンコです。わんわん。
この辺りをぶらぶらしていると、ワンコが一人ですたすたと歩いているのを見かけます。
野良犬ではなく、放し飼いのワンコで、
彼は害獣の撃退という崇高な使命を負っています(本当)。
道端には観光客向けに
「ワンコが一人歩きしてますが、そういう事情なのでちょっかいかけないように」
という注意書きが目に留まります。
面白い。
「害獣」が、具体的に何を指すのかは分かりませんでしたけれども。
どうも猿のことらしい。

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で、観光していると、
たまにその行き先を先導するように歩いていってくれたりして
ちょっとびっくりする。
本当に山の暮らしなんだなあと実感する。
わんわん。


 ▼人間とクマのポルカ

……そういえば宿を出るとき、一応の用心としてクマ鈴を渡された。
そのときの、ご主人とのやりとりが印象に残ってる。

  「一応用心にね。
   危ねえのがいてもこの音聞けば、向こうから距離とってくれるから」
  「え、あ、危ないのがいるんですか?」
  「いやいねえけど」

うーん。
けど、こんな看板があるところを見ると出るには出るんだろうな。

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  夕方にぶらぶらしていて見つけた看板。

  「人間はバカだから向こうが近寄ってきてもわかんねえけど、
   向こうはかしこいからこの音聞けば避けてくれるから」

あー。なるほど。
人間がバカで、ケモノがかしこいんだ。
ここでは「感覚がにぶい」ことが「バカ」なんだなー。
まあ、確かに人間はバカだけどね。
そうやって、どんどん踏み込んでくる人間に、ケモノの方から距離をとってくれた結果、
彼らは住むところも食べるものも、どんどん放棄せざるを得なくなったんだねえ。

かしこい、か。
うーん。

戦って、(最終的に)勝てる相手じゃなし、
そもそも戦うことも、あんまり好きではないんでしょうね。
人間は……結構、戦うの好きな部類だよねえ。
なんでかねえ。
「勝てる」立場にいるからなんだろうなあ。
やっぱり勝てるのが気持ちよくて、いっちゃうんだろう。
それでいろいろ勘違いして、人間同士でもやりあったりしちゃうんじゃないかなあ。

闘争本能ってやつは既定路線として語られるけども、
ワリとその辺にも懐疑的なオイサンです。
勝てる者が、勝つこと・蹂躙することの快感にあらがえないだけなんじゃないのかなあと、
そんな風に考えたり、する。
つまりは闘争の本能なのではなく、勝利・収奪の本能なんじゃないのかなあ。
閑話休題。


 ▼渓流をゆく~釣りキチ三平の世界

宿から滝までを彩る、渓流の風景。

北海道とかいろいろぶらぶらしたつもりでいたけど、
こういう景色の中を歩くのは初めてだ。
どちらかといえばこれまでは、「広く、大きく」という景色を求め歩いてきたから
山間地帯には足が伸びなかった。

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そういう嗜好があったから、
この柿其にも、行きたい、行こうという意思がありながらも、
でもなー、面白いのかなー、という二の足を踏む気持ちが実は直前まであったりして、
踏ん切りがつきにくかったという背景もある。

  前回書いた天候の都合もあるし、
  例の「滝っつってもなあ」という気分もあったり。

しかしイザ蓋を開けてみると……何もかもが想像以上。
色にせよ、音にせよ、におい、空気や岩や風や木々のはだざわり、
「そーか、『滝がある』ってのはこういうことか」と、
……同時に、「想像以上」と言いながらも
自分が何も想像しようとすらしていなかったことにも気が付かされる。




滝があるということは、
その周辺にはこういう世界があるはずで、
そこにどんなにおいや驚きがあるはずだと、
期待や想像を広げることを全くやっていなかったなあと
若干へこんでしまったのでした。
高層ビルの屋上から流れ落ちる滝はないわけで。
……それはそれで壮観だな。そういうことじゃねえよ。

  いやあ。
  へこむなあ。
  自分の想像力のなさ。
  自然に想像へとつながる、自走力のなさ。
  これが、「老いる」ということなのだろうか。

目の前に広がる釣りキチ三平の世界。
豊かすぎる、人の思いの及ばない、光と影と音の世界。
ディズニーランドのアトラクションと勝負させてみたい。

そうして、おのぼりサン丸出しでキョロキョロしながら歩いていると……
見つけてはならないものを見つけてしまった。
こ、これは柿其に伝わる名状しがたい伝説の武器・マスターソード!!

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……なんでこんなとこにこんなモンがあるんだろう……。
下手にさわると指紋が付いて、事件に巻き込まれかねない。
じゃけん積極的にニギニギしていきましょうねー(うそ)。
遊歩道のメンテとかに使うんでしょう。

しかしバカなこと言ってて思ったけど、
確かにこの道は、若干『ゼルダ』っぽくもあるな。
背景の美しい、ゲームの世界を歩く気分だ。
そうそう、このときツイッターに落とした呟きに、ちょっと象徴的なのが二つ見つかった。

        1

        2

一枚の風景としては、CGの美麗な『FF』シリーズの背景をほうふつとさせるんだけど、
そこを歩いていると、起伏に富み、飛んだり跳ねたり奥を覗いて見たりと、
ある程度進行方向を制限されつつも立体的に展開するアスレチックアクションのようで。
非常にゲームオタク的な発想なんだけども、
どういうワクワク感がそこに存在するのかは
同好の士なら分かってもらいやすいと思う。



■柿其渓谷 ハイキングコース



つり橋の手前まで戻って、
最早ただの「急斜面につけられた踏み跡」でしかない林道を登ります。

  こういう場所の「自然探勝路」というヤツは
  オイサンのような町の人間にとってはホントただの獣道で、
  ドコまでが道、どっちが道、というラインは存在しないので注意が必要。
  ちょっと草がハゲてるだけですから、
  偶然草の茂ってないところがあると、間違えてそっちに進んでしまいかねない。
  危ないと思うんだけど、でもそういう場所ではそれがお作法なので、
  バカな人間は注意するしかないんです。
  皆さんも気を付けて下さい。
  「整備してないとはけしからん!」つったって、
  誰も聞いてやくれませんからね。

湿った空気の中、ヒイコラと林を突っ切って斜面を登ること十分あまり。
舗装された道に出ると、ようやく滝見物のハイキングコースの始まりです。
ここからが本番。
黒岩よしひろ先生のマンガだったらもう打ち切られてます(失礼)。


 ▼ハイキングコース

山の斜面をなぞるように上っていくこのハイキングコースは、
殆ど平地の緩やかなのぼりが続く、
柿其川を渓谷底に遠く見下ろす登山道です。
距離こそ片道6km程度と短くはないですが、登りであることはあまり苦になりません。

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ただ一点、小石のゴロゴロした道を歩くことにもなるので
(半分くらいは舗装されてますが)、
底の薄いクツや、底の固いクツだと足の裏への負担がすごく大きい。
底がしっかりしていて且つ弾性のあるスニーカーなんかがオススメです。
トレッキングシューズほどの重装備は要らないと思います。
むしろ、あまりガッチリした靴は重くて負担になるかも。

……分かっているとは思いますが、カカトの高いクツや厚底ナントカは論外です。
そんなカッコで来るヤツは、
山の番人のアキレス腱固めでアキレス腱切られて死ねば良い(言い過ぎ)。


▼霧ヶ滝
最初の萌えポイント「霧ヶ滝」。

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水量の多い日には滝壷から舞い上がる水の飛沫が霧のようになることに、
その名前は由来するそうな。
落差こそ然程でもないけども、川幅が牛ヶ滝よりも広く、水勢がものすごい。
ちょっとダムっぽいかな。
しかしこの水量、この柿其川の源流はどうなってるんだろう。
どっかでいくつかの流れが合流してるのかな。
ものすごいわ。

  ちなみに、この辺りからすでに携帯電話が圏外になります。
  この先で死んでも誰も助けにこられません。
  だからTwitterにも何も上げてない。
  もくもくと、延々と。一人の道行きです。
  たのしいなー。


▼虹ヶ滝
これは二番目のポイント、「虹ヶ滝」。
断崖の上から、舞い散るように落ちる滝を遠く望む。
ここでご紹介する三つの滝の眺めの中ではオイサン一番好きだった。
遠くから眺めることになるので、
あとの二つに迫力は劣るけど風景としての美しさは一番。

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写真では伝わりにくいですけどね。

やはり風景というのは、その場に立って、
頭の後ろ側の空気まで感じながら眺めてみて、初めてわかるモンです。
って、写真撮ったり文章書いたりする人間が言うことじゃないですけど。


▼カモシカ帰り~「滝が落ちれば」「桶屋が feel so good .」
はじめ名前を見たときは
「カモシカだけが通ることの、出来る帰り道のような絶壁斜面」
のことかと思ったのですが、見てナットク。
「カモシカでも、のぼろうとして諦めて帰って(降りてきて)しまう」程の絶壁、
という意味からの名前ですね、コレ。

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だって上の方、完全にオーバーハングしてますもの。
しかし、パッと見た瞬間に「ああ、なるほど」と分からせるネーミングセンスはさすがだ。

ところどころこんな風↓に、山側の斜面から水が流れ落ちてくる箇所がある。
こういう水が大きく動く場所ではそれに合わせて風がピュンピュン吹いていて、
その風がまた、なんとも言われず冷たくて気もち良い。

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ほんとーに冷たい風が吹くのよ。
ほらアレ、最近はもう減ったかもしれないけど、
駅とかバスの待合所なんかに昔よくあった、ゴンゴン冷風を吐き出す大型の冷房装置。
あれから噴き出して来る冷気に負けないくらいの冷たさ。
「水が大きく動くと風が吹く」。
あーすげえ。
当たり前だけどすげえ。
気持ち良い。
しばらく休んだらまた歩く。


▼雷の滝
ここは恐ろしかった。
牛ヶ滝の「畏怖」みたいな抽象的な意味じゃなく、もっと単純に直接的に。


つまり、ちょっと気を抜くと簡単に落ちることが出来る(?)!


観光地としては致命的な危なさです。
自然の観光スポットを親切にし過ぎるのにはオイサンもあまり賛成ではないが、
でもパンフに書くならもう少し、もう少しだけ親切にして上げて!
バカが余裕で死んじゃう!!
……っていうくらい即死可能。
これはヤバい。
ここ、人死にとか出ないのかなあ。
落っこちても死ぬような流れじゃないんだろうか。

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「雷の滝」と書かれた看板が藪の奥を指し示していて、
それに従い踏み入ると、例によって先人の踏み固めた跡が奥へと続いていく。
そして次第にそれも曖昧になってき、水音に誘われるまま流れの方へ降りていくと……
洒落にならん、人を死なせることなんて屁とも思わないような
猛威の牙むき出しの水の流れに出くわします。

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どこまで降りていって、どこまで近付いていいかがさっぱりわからない。
近付こうと思えばホント間近まで肉薄出来る、
けど足場は悪くてツルツルすべる、
でもどこまでいったら観光としてゴールなのか、それを誰も決めてくれない、
そんな場所。

ここも水量、水勢、ものすごいのよ。
落ちたらひとたまりもないわよ。
……スパルタン。
柿其の観光、スパルタン。

オイサン自身、
どこまで降りたら「雷の滝を見た」ことになるのか分からなくて
とりあえず降りられそうなところまでは降りて近付いてみたけども。

  ただ、どうもこの滝、三段構えになっていたらしい。
  そのジグザグ加減が稲光っぽいのと轟音から、
  こんな名前になったんじゃないかしら。
  オイサンの見たのは何段目だったんだろう。

足場の岩は丸くてつるつるしてるし、
その岩にところどころかぶさる枯葉や枯れ枝は、
やっぱり昨日の雨でウッカリ踏むとズルッと行くし、
確かな足場のないような場所でも捕まるところなんか木の幹・木のツタくらいしかない。

一昔前の太ったオイサンだったら、多分もっと進めていなかったと思う。
あるいはドボンと行っていたか。
ちょうこわかった。
もう一歩くらいは踏み込めそうだったんだけど、
恐怖に負けて、戻ってきてしまいました。

  ホント、ちゃんとしたクツ履いて、
  水を吸わない、すべらない手袋くらいは持ってきた方がいいですよ。
  管理する側も、山の入り口に番人を置いて、
  装備が審査を通らなかったらアキレス腱固めをかけられるシステムを
  確立した方が良い。要るかそんなシステム。

……しかしまあ、こうして考えてみると普段自分たちの訪れる観光スポットの、
なんと親切なことでしょうね。
素晴らしいわ。
だって、
「××の岬」
って書いてあったら、結局のところはただの地面の端っこなのに
「ああここが××岬なのねー綺麗なトコだわー」
って、とりあえず思えるもの。わかりやすい。
人間って不自由だなー。
伊能忠敬、すごいわ(そこからか)。

今度からもう少し、地図やパンフに気を取られ過ぎない観光を心がけよう、
でないと、自分だけが知ってるもっと綺麗なものやもっとすごいものを、
簡単にドブに捨てることになりかねない。

……などという気持ちを、ちょっと思い直させてくれた雷の滝さんでした。
ありがとね。
アンタ、すごく輝いてるよ。


 ▼雷の滝~忠兵衛峡

デこっから先は、特に何もありません。

行ってみたけどなんもなかった。
地図に「忠兵衛」と書いてあるから何かあるのだろうと思ったんだけど、
谷間にそういう名前がついているだけで、橋がかかって、
次の天然公園への道があっただけ。

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  ……まあそんなコト言ったら、
  この辺り一帯ドコ行ったって「川が流れてて橋がかかってるだけ」なんだけど。

本当はその天然公園まで行って、ぐるっと回って帰ろうと考えていたのだけど
この辺まできたところでパラパラと雨が落ちてきたのでここで引き返すことに。
終盤20分は要らなかったな。
砂利の山道を、延々歩いただけでした。
気持ちよかったけどね。

他に誰もいなかったし、携帯も通じないので、
延々大声で歌いながら歩いてた陽気な登山客がこちらになります(キリッ

何歌ったかなあ。
『若き旅人』(『釣りキチ三平』OP)から、
『この道わが旅』(『ドラゴンクエストⅡ』ED)、
『誰よりも遠くへ』『ぼくのミシシッピー』(『トムソーヤーの冒険』OP/ED)、
あとは『じょしらく』のOPとか、
十八番の『アイアンリーガー』『Mid Night Submarine』は歌ったなあ。
『ぴゅあぴゅあはーと』も歌ったぞ。
ふっふっふ、柿其にお住まいの動物の皆さんは、さすがに聴いたことないだろHTT。
こんばんわ、放課後ティータイムです(ダミ声)。

  他にも、ここでご紹介したりパンフに書いてある以外に
  ところどころにポイントがあったりします。
  溺れ岩だとか、猿の谷渡りだとか。
  しかしどれも、ちょっと気を抜くと
  誰でも即死可能な逆バリアフリー仕様ですので、
  皆さん、自分の身の安全は、自分で判断して自分で守りましょう。

そんなこんなで、宿に帰り着いたのが結局13時頃。
牛ヶ滝も含めて往復4時間程度のハイキングでした。
ういー、足の裏が痛え。

えー、例によって長くなってきてしまったので、ここらで一回切りまーす。


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こちら、道端で出会ったおとうさんです。
気難しいふうの顔してますが、ただいま澪ちゃんで思いっきりエロ妄想中です。



 

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