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2012年4月30日 (月)

■黒髪ロングは坂の途中で釣りをする~2012年4月期アニメ感想・ニャル子・つり球・ラグランジェ~ -更新第766回-

毎度おおきに。
色々リハビリ中のオイサンです。

世間はGW真っ盛りですね。
斯く言うオイサンも、どうにか人並みにお休みを戴けております。
ありがたいことです。

んでまあ、カタカタと物書きのリハビリも兼ねて
前回の記事で宿題にしてた前期分のアニメの感想とか、
今期始まった分の感想とかを……
マ忙しさにかまけて、全然キチンとは見られてないんですけれども、
分かるだけでも書いていこうかなと思います。



■2012年1月期アニメの感想



と言ってはみたものの、上でも言った通り、前期の作品、実はしっかりと見切れとらんのよねー。
どうにかキッチリ完走出来たのは、『あの夏で待ってる』くらいなモンか。
『男子高校生の日常』は中盤以降トビトビになっちゃったし、
『キルミー』は途中で脱落。
『ラストエグザイル』も、最後まで見る気でいるけど真ん中あたりでとまってて、
『シンフォギア』『アクエリオン』はかなり序盤でリタイア。見てない。

それでも『男子高校生~』は面白かったし、
『ラストエグザイル』もまだ見る気はある。
デそんな状態で結局何が一番面白かったかっていうとやっぱり
『孤独のグルメ』だった、っていうオチなんですけども。

  ……まあ、色々とくたびれきったオイサンの脳みそでは、
  年頃の娘さんがトラウマ抱えて泣きながら絶叫するようなお話は見てられん、
  ということですよ。
  あまりまとまった評判も聞こえてこないところを見ると、
  さほど大成功を納めた作品というのはなかったご様子ですね。
  まとまって絶賛気味の声の聞こえるのは『Fate/Zero』くらいでしょうか。
  こちらはオイサンがさっぱり見てませんけども。

『キルミー』も……なんかねー。
見ていて頭が空になる分、そこでなんか考えてしまうというか。
頭を空っぽにはしてくれるけど、支配してはくれないんですね。
あとよく見たのは『ひだまりセレクション』と『Aチャンネル』の再放送だったなー。
なんか見ちゃうんだよな、あの二本は。

あれ?『モーレツ宇宙海賊』は?
と訊かれそうですが、あれは楽しみにとってあります。
ていうかアレは今期も続いてるのね。結構結構。
追いかけます。
『アマガミSS+』は前回書いたとおり。

他に何か言っとくことのある作品っていったら……
『輪廻のラグランジェ』かなあ。



■輪廻、空転。




『輪廻のラグランジェ』、ものすごく、作り手・作中の人物のテンションと、
それを見ている自分のテンションに温度差を感じた作品でした。

  あ、この先褒めませんけど、別段こき下ろす為に書くつもりはありませんで、
  ただ自分的にすごく不思議な感触のあった作品だったので、
  その疑問点を心に留めておくために書いています。
  けなされて腹の立つ人は読まない方が無難かと。

オイサンの個人的な感触からいうと
「受け手を置き去りにしている」という言葉がぴったり当てはまる作品。
それはもうすべてにおいて。

  もしかすると、受け手のみならず、
  作り手が登場人物さえ置き去りにしているのではないか、
  という風にも見える。
  キャラクターが納得してないのに、無理やり演技をさせている……
  そんな風にも見えることもあった。

人物の心情もそうだし、
鴨川という土地を押し出して、聖地化して盛り上がろうという仕掛けもそう。
NISSANの未来デザイン部門にメカデザインを発注する試みとか、
そこから上がってきたデザインとかの企画面に関しては
面白かったしかっこ良かったと思うけど
(といっても、その面白さに見合うほど斬新なモノでもなかったと思いますが)、
全体通して、作品世界に驚くほどノリ切れない作品でした。
ビックリ。
なんか色々空回っちゃったなー、という感じ。

作り手が、果たしてこのドラマをノリノリで描いているのか、
それともオイサンに近いような疑念含みで描いているのかはわからないけれども
少なくとも描かれているキャラクターの心情にオイサンは
納得性を持ってついていくことが出来ず、
すごく上滑りしているように感じた。

特に顕著に感じたのは、マドカがミドリ(マドカのマシンね)を封印され、
お仲間二人がマドカのことを思って封印解除を訴えるためにハンガーに立てこもったとき。
何とかハンガーに侵入して馬鹿なことはやめるようにと二人を説得し、
最後に照れ笑いで得意の「まるっ」サインでシメるのですけども……
「……お嬢さん、なんか自分に酔ってないかい?」
と、若干引くくらいの気持ちになっていました。
ここで、「あー、これはなんかもうだめだな」と思ってしまいました。

作り手としては、あの大写しの照れた笑顔でグッと来て欲しいのだろうけど……
どうにも、マドカ本人の気持ちもそこまで運べていないし、
受け手の気持ちも一緒にそこへ連れて行けていない。

一体全体、その温度差が何に起因するのかは分からないんだけども……
何か、何かあるんでしょう。
最初の出し方とか、出してからの運び方とか、開示する情報の順番とか。
うーん。
あくまで印象論にすぎないんでそこは申し訳ないのだけども。
何か、何か積み重ね方が足りないと、思ってしまう不足があったんだと思う。

マドカがジャージ部を始めたきっかけのエピソードとかは後半になって語られたけど、
……マドカの基本精神が「世話焼きオバサン」なんですよね。
ただのお節介っていうだけでなく、
ジャージ部であることに依存しているというか、
人に頼られていないと死んじゃう、みたいなところを感じて、
じゃああんたジャージ辞めたらどうなんの、みたいな危うさを感じる。
困ってる人を見捨てられないのは結構だけど、
困ってる人がいないと生きていけないんじゃどうすんだっていう。
何が正義で何が悪でみたいな線引きは、ちゃんと自分で持ってると思うんですけど。

一つ感じたのは、マドカは「理屈じゃない」人物であるにもかかわらず、
その心情の流れをすごく理詰めで描こうとしていたんじゃないか、
という風には思った。
作り手の熱情から生まれた物なのではなくて、
マーケティングから組み立てられたものだったんじゃないかなと。
突き抜けた感がないというか。
「ああ、この子は「こいつをぶん殴りたい!」という気持ちひとつで
 腕が伸びたりはしないんだろうな」
という……イヤなに言ってんだかわかりませんが、
この子がどこまで本気なのかがはっきり分かるような描かれ方をされていなかった、
そんな風に思います。

マドカが、魅力あるヒロインに全く見えなかった。
学校の人間に頼られアテにされている人物として描かれているけども、
その裏側で、実は便利使いされるだけされて実は冷笑されている、
すごく「浮いた」人に見えていた。

しいて言えば、オイサンはこのヒロイン、
まどかが「キライ」なんだろうと思う。

マこれに関しては、個人的な感触に大きく左右されると思うので
これでしっくりくるという人もいるんだろう。
普通なら、ただお話の傍観者に収まれば済む話だったんだと思うけど、
何故かこの作品に関してはそういう不思議な違和感が強く、
見ていてすごくムズムズした。
同じような感想を持った人はいないだろうか。

以上、
あの上滑り具合、違和感は特筆するに価すると思ったので、一応書いておいた
見返して原因を探りたくなるくらいのモヤッと感。
でも、OPとEDは結構好きなんですよねー。



■2012年 4月期作品のファーストインプレッション



どうでもいいけど、今期、アニメ多過ぎじゃないですか?
なんかアホほど予約に入ってるんだけど。
どうせ見やしないんだろうけどさ。

そんなんで、ナンダカンダとレコーダの予約にはぶちこんでるんですが
まだほとんど見られていません。
結局書くこと無いんじゃないか(うるさいな)。



■『戦国コレクション』 http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/sencolle/
……おおう。
しまった、なんか「面白い」と思ってしまったぞ、これ。
第一話の見始めは、
「馬鹿みたいなどうでもいい、いかにもKONAMIっぽいアレだなあ」
と思ってたけど、中盤あたりから本当に何も考えたり拵えたりする気が無いのがわかって、
却って見ていて面白くなってきた。いい開き直り方だと思います。

そして、ワリとワクワクしつつ二話目を待っていたのに……
何故か毎週録画にしていなくて、二話目・三話目をすっとばしてしまった……orz
なにしてはるんですかオイサン。
デ第四話をみたんだけどもこれはワリと普通だったな。

ただ、どうでもいいけどKONAMIさんは
アニメをソーシャルゲームのコマーシャル代わりにすんのやめて欲しいなあと思ったり……
っていうと、『アマガミ』周りの人たちが困るからやめとこうか。


■『しばいぬ子さん』 → http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_shibainukosan/
とりあえず中身を知らずに録画してみたけど、
うーん、まあ、もういいわ。短くていいんだけどね。
若くてかわいい人むけですね。
『フジログ』とか『戦国鍋TV』とかを見てる人たちが喜んで見そう、
という、オイサンのド偏見。


■『ゆるめいつ3でぃ』 → http://www.takeshobo.co.jp/sp/tv_yuru/
短いタイプの作品だったんですね。
飽きなければ続けて見る。
短いのは良いんだけども、
この短さを体感するためだけにレコーダから再生するかといわれたら、
それも面倒くさい気がする、
そんな短さ(難しいな)。
それを乗り越えさせてくれるくらい面白ければいいんですが。
実家に原作の単行本があったんですが、正直そんなに面白いとは思わなかった。
望み薄。
でもいつの間にか4話までしっかり見ちゃってる。
OPnタイトルが『飛び出せ!3D』ってのもアホアホしくていいですね。
モモーイ最近声聞かないけど頑張れ。
あなたこそが「萌え」の化身だと、オイサンは信じてるぞ。




■『宇宙兄弟』 → http://www.ytv.co.jp/uchukyodai/
最近よくいくシゴトバ近くのご飯屋さんにモーニングがあるのでたまに原作を読んでますが、
さほど惹かれるような作品でもございません。オイサン的に。

しかし、今宇宙モノってはやってるんですかね。
なんか他でもあったような。

もう10年以上前に、サンデーで石渡治先生が『パスポート・ブルー』なんていう
宇宙飛行士モノを描いてらして、
あまり盛り上がりこそしなかったものの題材としては新しく、
中身も面白くて、ただオイサンは
「ちょっと早かったんじゃないだろうか」などと思っていましたが、
そこにようやく世間が乗っかってきましたね。
「はやぶさ」の一件とかもあってのことでしょう。

とりあえず1話を見たけど、まあ、継続しては見ないでしょう。
先々の展開が、漠然とですが読めてしまうので。



■『あっちこっち』 → http://www.tbs.co.jp/anime/ackc/
録画ではなく、シゴトバ近くのお宿に泊まったときにそこでちょっとだけ見た。
本編は……まあ、カワイイ系4コマお得意の、という感じですね。
気持ちをゆるくするには丁度いい塩梅なのではないでしょうか。
オイサンにはちょっともの足らない。
オープニングがなんだか新しいというか、
どう捉えていいのかわからないんだけど、
ボンヤリ、「表現が豊かになったなあ、受け手が色々、寛容になったなあ」
と思ってしまった。



もう見ていない。



■『這いよれ!ニャル子さん』 → http://nyaruko.com/
オイサンの身近なところではどうやら今期最強。
「うー!」「にゃー!」でおなじみ、
OP楽曲のインパクトたるやすさまじいものがございますんでね。
分からんでもないです。

オイサンも原作の発表当時は、「這いよれ!」などという
普通に暮らしていたのではおよそ耳にする機会のないであろう命令形に面くらい、
「こいつぁ……またとんでもないニューフェイスが現れやがったもんだぜ……」
と『ドクロちゃん』の一党体制がついに崩れるのか、と戦慄したものですが、
実際原作を買って読んでみると
「ああなんだ、ただのラノベだった」
と肩を落としたもんです。
ナカミはフツー。
超フツー。
で、そのナカミフツー具合はこちらのアニメの方でも変わってない感じです。
いや、アニメに限ってはフツーよりもちょっと下、だと思います。
全般的に素人くささを感じるのは何故だろう。
なんかテンポが悪い。
画もあまり動かないし、見ていてタイクツ。

パロネタとテンションの高さ、あとはアスミスで補填してチョイ上くらいでしょうか。
画が動かないのを、アスミスのハイテンションお芝居で埋めようとしているのか、
それともそもそもしゃべりのテンションが高いから
画を控えめにするねらいなのか、どっちか分かりませんが。
いずれにせよ、時間的にも空間的にも、緩急の付け方がおかしい気がする。

あとは、なんかね、「お話」としての体裁を保とうとして勢いを殺していると思うんです、
この作品。それは原作からして。
もっとアホみたいに膨張出来るはずの世界を、
設定とかストーリー展開というテンプレートに押し込めて
こぢんまりとまとめてしまっている。
こんなタイトルを思いつける人間にこそ、
読者を置き去りにさせるべきだと、オイサンは思います。
ブレーキなんて、あとからいくらでも凡人が横から踏んでやればいいんです。
アクセルをベタ踏みに出来る人間は限られてますが、ブレーキは誰にだって踏める。
文字媒体よりは映像媒体の方がそもそも向いてるとは思うんで
(もっとクトゥルフに寄せるのなら文字の方が良いんでしょうけど)、
楽しみやすくはなってると思いますが……
オイサンは……なんか見てて間が持たず、その間を埋めるのがワリとストレス。



■『つり球』 → http://www.tsuritama.com/
オイサン的、ここまで見た中では今期の大本命。
面白い。

魚釣りと世界の救世主を結びつけて話を展開させるのは、
マこの先の展開にもよるけどもちょっと奇を衒い過ぎでエキセントリックに過ぎる、
と、思いはします。
周りの目を気にしなさ過ぎというか、カットビ過ぎ。
それはキャラクターにも言えるけど。

けども、そういう吹っ飛んだ部分を除けばお話作りはむしろシンプルで丁寧で、
あとは見た目。
絵がきれい。本当にきれい。画というか、色が。
色調がオイサンの好みでね。
いやあ、『あっちこっち』でもちょっと書いたけど
アニメの世界って本当に表現が豊かになったなあと思いますわ。
デジタル化の恩恵も少なからずあるのでしょうね。
音楽もいい。
お話は正直「理屈じゃない」領域にある気がするのでおいておいても、
その二つがすごく心地よくて見ていられる、
そんな感じです。
POPですよね。
ただ、見た目のPOPさを思い切り裏切って、キャラクターと世界がエキセントリック。

けど、それも、……どーなんだろ。
オイサンという昭和のイキモノがそう感じるだけであって、
このくらいの吹っ飛び方は、イマドキのお若い方々にとってみれば
「カワイイ」の範疇だったりしてもフシギはないよな、と思ってみたりもいたします。



3話まで見て、
作り手が自称宇宙人のハルに何をさせようとしているのかが段々見えてきて、
ちょっと普通のフォーマットに落ち込んでしまいそうなので不安です。
細かいことは気にせずに、ぶっ飛んだままいって欲しい。



■坂道のアポロン → http://www.noitamina-apollon.com/
いつも元気なノイタミナの二枠目。
原作コミックありの、1960年代の九州を舞台にした音楽青春ドラマ……のようです。
オモロい。
また、上の『つり球』とは違うベクトルで画が綺麗。
お話も、『つり球』とは正反対のベクトルで、ど真ん中のクラシック。
見ていて清々しいくらい。
時代性という物があって、その刺激のおかげで退屈しないで見ていられるし、
北九州(?)という自分と遠くかけ離れた異文化メンタリティが、
やはり自分にはアクセントになって面白い。

  もし自分が60年代に北九州で高校生やってたら、
  ここまで楽しんでは見ていられなかったかもしれない。
  逆の意味、ノスタルジーでは楽しんだかもしれないけど。

なんというか、偏に丁寧であるという意味で、
見ていてわくわく・はらはら、かつのんびりと安心して見られる、
面白い作品です。
『放浪息子』から男の娘っていうエキセントリックさをさっ引いた感じですかね。
すごくいいです。

ああいう「男くささ」「女らしさ」というわかりやすいメンタリティ一つ備えていれば、
それだけである程度までは承認されていたであろう時代のわかりやすさがうらやましいし、
本来はそれくらいで良い、それくらいまでが本来の人間に制御しうるものなんだろうなあ、
と思ったりする。
……その分、それを身につけ損なった人間には
生きにくいことこの上ない場でもあったろうけど。

うん。
でも、憧れてしまうねえ。


■『黄昏乙女×アムネジア』 → http://www.amnesia-tv.com/
今期の黒髪ロング枠(えっなにそれこわい)。
オイサンのみる気分としては、『ダンタリアン』を見るのに近い……かな。
ダリアンかわいいよダリアン、というのと同じ。
つまり、ヒロインの夕子さんだけで見てます。
中の人がお姫ちん(アイマスの高音さん)の中の人。

オカルトっぽさで引っ張りつつ、かわいいコメディで締める、という
なかなかダイナミックな作りが見てて退屈しない。
これをどっちつかずと捉えるか、何か違う誘いと捉えるかで評価は違ってくると思うけど、
オイサンは好意的に捉えた。
イマドキっぽいソフトエロっちさも押さえてて、非常に手堅いながらも巧妙。
うまいなあと思わざるを得ない。
いや、でも、ホント。
「うまい」の一言につきる。
夕子さんのキャラクター造形がちょっとサービス旺盛すぎるというか、
受け手に都合良すぎて見ていてちょっと警戒してしまうレベルで、
そこが鼻につくと言えばそうですが、
全体の時間的にも空間的にも、緩急のバランスという意味で言えば高レベル。
かわいさ、不気味さ、スピード感と倦怠感、
上手く組み合わせてひっかき回してくれます。
かといって、話が重過ぎもせず楽に見られて、
それなりに得る物もあるっていうのは、ちょっとすごいなー。
うん。
これは、毎週楽しみに見てしまうと思います。
ラクにも見られる逸品。


■『謎の彼女X』 → http://www.starchild.co.jp/special/nazokano_x/
植芝理一は、ずいぶんとポップな物を描くようになったなあ、というのが第一の感想。
「ヨダレの舐め合いのある話がポップ???!?」
と、驚く人もあるでしょうが、いやいや、過去作品に比べれば全然ポップですよ。
多分、ある程度意識してそっちに寄せているのでしょうが。

  『夢使い』ではそれはあまり上手くいかなかったのでしょうね。

恐らくは彼の全力だった『ディスコミュニケーション』を、
遍く世の人の視聴に堪えられるようにしよう、という姿勢なのだと思います。
フルパワーを知っている者にはちょっと退屈ではありますが、でもまあ、面白いです。
こういう「寄せ方」ができるっていうのは、やっぱりプロってすごいなあと、
素人のオイサンは感心するのです。
でも……途中の展開によっては、最後まで見るかは微妙かもです。
足切りボーダーにいる感じ。
OPがまた良いわけです。






■『これはゾンビですか?オブザデッド』 → http://kadokawa-anime.jp/zombie/
まさか二期があるとは。
でもねえ。
これ、面白いんですよね。不思議と。
好きなんですよ。
見てしまう。

  面 白 い は ず な い の に !!(←ひどい)
  くやしいビクンビクン。

何言ってんだ、と思われそうなんですけど、
イヤ、オイサンの琴線に触れる要素なんか皆無のはずなんですよねえコレ。
中身も超ラノベ、コレ以上ないってくらいラノベだし。
……まあ、テンションが『ドクロちゃん』に近いっちゃ近いんで、
その辺が気に入ってるのかも知れんが。
正直、自分でもどこに評価ポイントがあるかワカラン。
けど、ラクに楽しく見てしまう。

うーん。
その謎に迫る、という意味でも、ちょっとちゃんと見たい作品ではある。
そう言う意味では『ラグランジェ』と真逆の位置にあると言えなくもない。
多分、理屈が必要なところに理屈を用意しないわかりやすさがいいんだろうなあ。



■『氷菓』 → http://www.kotenbu.com/
オイサンの見る前からTL上では
「京アニはシャフトの物まねがしたかったのか」
「退屈で楽しめる要素がない」
という評判だった本作。
それら評価の言わんとするところは、まあワカランではないです。
オイサンは見てませんけど、多分西尾維新作品……『×物語』系列とか……の
映像が、というか言葉に付随する表現が、多分こういう感じだったんでしょうね。
影響がある、ということは何となく見て取れます。

そもそもオイサンは、西尾維新作品のような、
「ややこしい理屈とかセリフ回しで全編物語をからめ取ることを面白味として
 全面に押し出した作品」
に余り馴染みがないので、この作品もあまり好きじゃないです。
アニメだからとか、ラノベっぽいからとかいう以前に
お楽しみのコアに据えられているものが好きではない。

なので、まあ、あまり出会うべきでないものに出会ったという感じで、
この作品が面白いか面白くないかを言うことは、あんまり出来ないということです。
この種の「楽しみ」について、批評……というとエラそうですが、
正しく感想を述べられる目をもっていない。
「退屈」という人の気持ちが分かるは分かるけど、さほど退屈だとは思わなかった。
読みとるべき機微はそれなりに埋め込まれていて見応えはあり。
ただその一つ一つは陳腐でストレートだったので、そこは退屈ではあったかも。

  ヒトツ気にかかったのが、出ずっぱりの主人公の友人が、
  やたらと主人公の名前で呼ぶのがすっごい鼻についた。
  なんかこう……ブンガクっぽさを出そうとしている演出に見えて。
  とてもいらいらしましたが、原作からしてああなのかしら?
  だとしたらちょっとねえ。

映像は京アニらしい美しさ満載ですが、
言われるように表現のシャフトっぽさが前にたち、
かつ、シャフトが弁えている引き所のさじ加減がまだあまり身についてないのでしょう、
押しまくりでちょっとしつこい感じがします。

もう2、3話見てみて、求める刺激があれば見続けると思います。



■『夏色キセキ』 → http://www.natsuiro-kiseki.jp/
これまた、オイサン近辺の世間一般ではダメ評価のついてる作品です。
なんでしょうか、
声優ユニット「スフィア」さんの4人を主人公に据えることを前提とした作品、らしいです。

……普通、ですよね? コレ。
ほかと同じで、普通に面白くないのに、なんでこれだけダメなんだろう。
ダメ出してる方々、アンタらこういうの好きじゃん? と思ったりするんだけども、
何がダメなのかよくわからない。
まあ見ていてオイサンなんかは面白くはないんだけども、
その面白くなさたるや、『アマガミSS+』と同じくらい面白くないわけで、

  じ ゃ あ い い ん じ ゃ ん

とまた色々各所から怒られそうな感想を、第4話まで見て毎回思ってます。
いやー。
うーん。
わからないなあ。
これを面白くないって言ってる暇があったら
もっと他に面白くないって言える物があると思うんだけどなあ。
……まあひねくれてトシを重ねたおっさんの言うことなんで、
あんまり気にしないで戴けるとありがたいですがね。



■『シャイニングパン屋』 → http://shining-world.jp/heartsTV/
一部の熱狂的なファンから絶大な支持を得て
一部で原作ゲームもバカ売れの本作。
……主に湘南方面限定で、ですが。

いやあ。

最初見たときは「ナンジャコレ」と思って普通に切るところでしたが、
とあるフォロワーさんのおかげでオイサンの視点が間違っていることに気付きました。
すべてがパンに始まりパンに終わる、
その過程で美少女三人がキャッキャウフフする姿を、
文句言ったりバカにしたりしながら楽しむのがこの作品の楽しみ方だったわけです。
いやあ、目からウロコだ。
バカ正直にお話を楽しもうとしたオイサンが間違っていた。

  ありがとう、しらすの中の人。

まあ、だからと言って面白いわけでもないけどな。
寧ろこの作品をそういう風に見ながら楽しそうにしている、
そのフォロワーさんを見ているのが楽しい。
見ているだけで笑いがこみ上げてくる、そんな楽しい作品です。
先達はあらまほしきことなり。



■『アクセルワールド』『さんかれあ』『エウレカ』
……は、見たり見なかったりでフェードアウト気味。
『アクセル』は2話の途中まで見たけど、もういいかと。
『さんかれあ』は、なんか『アムネジア』と『謎の彼女X』の二本と
同時に見る意味を感じなかったので、録ったけどほぼ見ずにパス。
『エウレカ』は……どーしようかなあ。



■Closing



とまあ、今のところはこんな感じなのですが。
けれども、いい加減、アニメ見て、感想書いて、ってのもどうしたもんかな、
と思いますね。
これが政治や経済やら国際問題やら、と広げていければいいのでしょうけど。
……と書いてみて、ああそうか、そういうモロモロの問題についても、
それと同じように書けば良いのか、ていうか書くことが出来るのか、
と気がついた。
まあ細かいトコまで勉強するのは面倒なので、
ざっくりと、庶民の視点から、人の心と暮らしにまつわるであろう部分にフォーカスして
書くことになるんだとは思いますが。
そしてそういう大きな問題に対して、
そういうミクロなご意見を申し立てることに、
果たしてどれだけの意味や需要があるのかは分かりませんが。

マ今回のところは手慣れたところでリハビリリハビリということで。
この先、スタイルは変えていくかも知れませんけど。
でもまあ、なんだかんだ言って、
良しにつけ悪しきにつけ、書きたいと思わせてくれる刺激があるということは
それだけも十分意義のあることだなあと思います。

今期は『つり玉』『アポロン』『戦国』『アムネジア』を筆頭に、
『ゆるめいつ』『彼女X』『ゾンビ』『氷菓』『ニャル子』『キセキ』『パン屋』
くらいの順番で、ゆるゆるいきたいと思います。
マ全部は完走しないでしょうね。

  それにしても、数多過ぎるなあ。

はてさて、何が残りますやら、
ニントモカントモでござるよ。

オイサンでした。
ニンニン。

 

 

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コメント

■ちひろパパさん
へらっしぇ(フレンドリー)。
毎度どうもです。
 
>  つり球も見てはみたけど、あの色使いは目が疲れてしまってドロップ(^_^;)
 
あー、そういう弊害もあるんですね。
私は多分、ああいう色使いが好きなのです。
トゥーンシェードみたいなのが。
 
>  ニャル子さんの「這いよれ!」は
 
そこをこう……「飛び出せ!」とか「戦え!」とかの文脈で
迷いなく命令形にしてしまった、そのセンスに感嘆しているというか。
「その命令形は聞いたことねえな!」という感じですかね。
 
ついでに言うと、今期作品『ゆるめいつ』のOP「飛び出せ!3D」みたいに
当たり前っちゃあ当たり前のつなげ方をされても嬉しくなってしまいます。
この辺はちょっと安永航一郎的なセンスかもですね。
「突き刺せ!呂布子ちゃん」なんてのもありましたが。
 
逆に、クトゥルフの萌え化の方は、
素材としてそれを見つけるか見つけないかの差くらいかなあと思っていました。
グリム童話かなんかで
「森の一軒家にハツカネズミと小鳥とソーセージがなかよく暮らしていました」
みたいなのがあると知ってしまうと……
その辺は、ワリと些細な問題になってしまうというか。
やっぱちょっとズレてますかね。
 
> 原作も含めてアクセルベタ踏みで今のこの状況かもしれないなあ、と。
 
あー……そうなんですかね。そうかも。
多分、真面目な人だと思うんですよね。<原作者
私もしばらくはトロトロと見ると思うので、どっかでうまく化けるといいなあと思います。
願わくば真面目っ子アスミンが、変に「オシゴト」に徹しすぎてしまわないことを。
 
 
 
■名もなきアストロノーツさん(仮)
はじめまして? の方でしょうか。
ようこそのお越しで。
 
オススメコメントありがとうございます。
『宇宙兄弟』、お好きなんですかね。
 
連載がしっかりと続いていること、映画化されるほどの人気を博していることなどからも
クオリティの高い作品であることは分かりますし、
実際、見続けていればその面白さは感じることが出来ると思います。
その段階……「狙った面白さを作り出す段階」や「作り出した面白さを伝える段階」で
ヘタを打つレベルの作品ではないのだろうな、と思っています。
決してつまらないと思っているわけではないんです。
ああ、コレ面白いんだろうなあ、と。
また「展開が読める」とエラソウなことも書きましたが仔細にそれが出来るわけでもなく、
より厳密に言うならば、
「この先、この作品が提供しようとする面白さが
 どんなものなのか」の予想が大体つくという程度です。
 
デ、どちらかというと、
その「(予想される)面白さに時間を割くかどうか」という判断で
「今回はその辺はいいや」と考えた、ということですね。
頭でっかちなスタンスで申し訳ありませんが。
 
せっかくオススメ戴いたので、機会を見つけて、
マどちらかといえば原作の方を読んでみたいと思います。
 
これに懲りず、またいらして下さると嬉しいです。
次回は是非お名前も残して下さいね。
ほなまたノシ
 
 

投稿: ikas2nd | 2012年5月 2日 (水) 00時54分

宇宙兄弟は原作も読んでますがある意味今やってる辺りが底で以降どんどん面白さがじわじわと上昇していくいわばスロースターター的な作品なので1話のみで切るのもちょっと勿体無い気もしますが、まぁ人それぞれですかね。ある程度進んだ頃にレンタルで一気見してみるのも良いと思いますよ。展開が読めると言いますが読めても面白さは変わらない魅力がある作品なので。

投稿: | 2012年4月30日 (月) 23時58分

 どもです。
 今期は多分「ニャル子さん」だけで終わるであろうパパさんです。
 つり球も見てはみたけど、あの色使いは目が疲れてしまってドロップ(^_^;)

 ニャル子さんの「這いよれ!」は、元ネタになったクトゥルーでのニャルラトホテプの
二つ名が「這い寄る混沌」なので、元ネタ知ってると「あー、はいはい」って感じじゃ
ないかなあ、なんて思います。
 むしろ「あの邪神すら萌えキャラ化するのか」ってところに目が行った感じですねえ。
 なもんで、なんだろう、原作は読んでませんがオイサンから印象を伺うにつけ、
「あー、まあそんなもんだろうなあ」と思ったりもします。

 アニメの方もどんなパロネタが盛り込まれてるかをアスミンのハイテンションとともに
楽しむくらいでいいのかなー、という印象。
 原作付きである以上、その原作の枠を大きくはみ出すことはないでしょうし、
原作も含めてアクセルベタ踏みで今のこの状況かもしれないなあ、と。
 私のテンポだと、あれでガチャガチャ動かれたら酔いますから、まあゆるく見るには
ちょうどいいアニメだなあと思います。

 んではまた。

投稿: ちひろ | 2012年4月30日 (月) 08時37分

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