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2012年2月26日 (日)

■ジェントル酒場~『あの夏で待ってる』の感想とか。 -更新第763回-

謎というものはだね、チョコ山くん。
解き明かすのに必要な全てのピースが、
解き手が参照しうる場所に提示されていてこそ輝きを放つものなんだよ。

提示する側の都合で出したり引っ込めたり……
そんな後出しジャンケンで、せっかくの謎を楽しめると思うかい?

謎を愛し、
謎に魅入られる者は、
謎の前で誠実になるものだ。

現実を見たまえ。
起こしてしまったことは、完全に消し去れはしない、隠せはしない。
そのくらいの節度は守るべきではないかと思うんだが……
どうだろうね? チョコ山くん。


オイサン@おしゃれ探偵ラブリーショコラです。


とか言いつつ、今日の話題は全然おしゃれでもラブリーでもない
いたってゲヒンなお話です。
いかがわ次郎の牝猫ホームズ。



■ここはドリーム・クラブ



先日、いつも行ってる割烹で晩ゴハンを戴いたときの話。

その日はお店も随分お暇だったらしく、
オイサンが入った時点でお客さんはカウンターに常連さんが一人、
その隣ではバイトの女の子がいすに座って、
もう自分の趣味のことをしている、という状態でした。

  いいですねえ。
  ゆるい。
  オイサン割とそういうの好きです。
  お店の子供が店の隅のテーブルで宿題してるとか。
  マそういうお店は、たいてい大して美味しくなかったりしますけど(

バイトの子(といっても飲み屋ですから御トシそこそこ(察せよ)みたいですが)が、
カウンター席に分厚い本を数冊積み上げて読んでいるので、
この店に似つかわしくないアカデミックな雰囲気に一体何事かと思ったのですが、
板長曰く、

「いやー、ゆうべさあ。
 『店で官能小説の朗読会をやろう!』
 って盛り上がっちゃって。ばかでしょー!」

とまあ嬉しそうなコト!


ホントばかですね!!


いや、お料理は真面目に美味しいお店なんですけどね。


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宇宙要塞タチウオの塩焼き。


……けど、
そんでノリノリで近所の図書館で官能小説借りてきてるバイトさんもどうなんだ。

どこまで本気なのだか分かりませんが、
一人一冊、コレだ!(どれだ)というのを持ち寄って、
お店のバイトの子だとか、常連さんだとか、
普通にお店の関係者の子供だとか(まさか本当の「コドモ」ではないと思うが)に
読ませようという……企画らしい。

「照明も換えてさあ! 指名アリもいいよね!」
「指名料はやっぱとられるんでんすよねえ?」
「作品の過激さによって料金が変わるのはどうでしょう?」
「おお、いいねえ!」

とかもう、ホンマにおっさんが寄り集まるとロクなことを考えませんが、
それは女性も同じみたいです。なにを考えてるんだ。

デ女性バイトさん同士で(二人いた)借りてきていた林真理子の小説の内容を吟味してるんだけども
コレがまたヒドくて。
あ、あんまりそういうの好きじゃない人は読まないでね。
ワリと『ゆび先はもう一つの心臓』らしからぬロコツな感じですので。


「あらすじがさあ、不倫相手の男が来るのを、
 男の好物の料理を作るための食材を揃えて待ってるんだけど、
 結局男が来られなくなって、
 食材の、男の好物のネギを使って自分でいたしてしまうという……」
「ネギかぁー……細くない? 長いからいいのか」

  (何が「長いから」だ。ていうかやはり「長い」と「いい」のか)

「入れるのは、根っこの方なのか、葉の方なのかね?」
「葉の方は入れにくいでしょう! ワサワサして」

  (「ワサワサ」!! アソボヨワサワサ !!(キルミーベイベー風に)) 

「でも根の方は刺激がありそうだなあ」
「で、翌日になってやって来たその男に、
 自分のものでしんなりしたネギを使って料理を作って食べさせるのよ」
「しんなりするまでって、どれだけ挿れてたんだよ!」





……。





ね?





すごかろ?




多分、ゲームばっかやってないでオイサンのトシ相応の遊びをこなしていれば、
とっくに存知上げてる程度の実態なんだろうけどさ。
いやー。
びっくりした。
人間、トシとるとこうも……なんていうか、野生に帰るんだなー、みたいな。

周りには、オイサンと、板長と、常連さんと。
男性×3に、女性×2で。


あ、あのね、別に全然、イヤだったわけじゃないのね。
そこは誤解のないよう。
面白えなあっていうのと、オイサン、実は割と感心してました。

ドラマとか、漫画とか映画とかで、
「女だけ、女同士の会話は赤裸々でゲヒン」
みたいに言われることが頻繁にあるワケですが、
正直、
あんまりナマの大人の女性と話をしたり
女性同士のプライベートな会話を耳にする機会のないオイサンは、
それもまた、いくらかは作り上げられた、演出された像だと思っていたんです。

でも、それが演出じゃなく、ただの事実なんだということがよぉーく分かった。
ほんと、ものの一時間足らずの間にも、
漫画かドラマで聞いたような単語、台詞、言い回し、
ごっっっっっっっそり、出てきましたもの。
「あ、まんまだ」って何回思ったか。
すごいよ。

ぶっちゃけた話、
「『ドリクラ』って赤裸々でアホで下品で、なんぼかは過激だと思ってたけど、
 あんなの全然生っちょろかったんだ」
と。
思いました。
ヨユウ。
『ドリクラ』、超上品ですよ。貴族。
『アマガミ』?
ヘソやらヒザ裏にキスくらいするだろ。こっちゃネギだぜ? みたいな。
さすがCEROさん、リミッターかけてあるわ。
立派です。
子供たちは、オトナの世界から守られている。
CEROさん、ちゃんとオシゴトなさってます。




  って、何の確認だそれは。




あと、ちょっとモノの見方が変わりましたね。
萌えアニメとか、エロゲーとかさ。
あれらは、男の欲望に都合のいい女性像を捻じ曲げてこしらえてあるんだ、
決してリアルではないんだと、しっかり自覚したつもりでおりましたけど。

あのね、
逆に

「バリエーションの一つとして、
 実際に『男の欲望に都合のいい』像が存在したって全然フシギはない」

と思えました。
逆にね。

女性が貞淑であればあるほど、萌え豚諸氏の喜ぶ
ナマ足出して、おっぱいゆすって、いッやぁ~ん♪
っていうキャラクター性はナイと思いますけども、
リアルさんがああいう振り切れ方をするんなら、全然あり得るよ。
ブヒリアル。

  「萌えアニメって、実はリアルだったんだ!!」

って、すっげえ思いました。

  みんなー!! リアルには官能小説の朗読会があるぞー!!
  はやく戻ってこーい!!

ロラン・セアックさんも叫びますよ。
その分黒歴史も埋まってそうですが。
いやー。
俺、オットナー。
喜べおまいら。
良かったな!!(何がだ)


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とはいえ、女性だけが殊更ゲヒンなのかといえば、決してそんなワケでもありません。
オッサンがやたらにゃんたまの話をしたり、やたらおっぱいおっぱい叫んでたり、
男子学生さんがTwitterなんかでやたら自慰行為について語ってたりっていうのと
レベル的には大差ないんでしょう。
ていうかさ、絶対おかしいと思うもん。
女性のハダカがバンバンに前に出てる雑誌を表紙向けて売ってるってのが。

そういうことに関して、
男性は異性のいる場でもあけっぴろげであるのに対して、
女性は異性の前ではあまり表に出さないので、
男はたまに目の前でやられるとウワッって思ってしまう、
っていうだけじゃないでしょうか。



つまり。



慎みを持つべきは、普段の男性陣だということだ。
人前でおちんちんびろーんとか、言ってちゃダメだってことです。
女性はきっと、嫌がってるぞ。
まあ、ヨノナカそれでいいのかも知んないけど。




■『あの夏』が、輝き始める。
『あの夏で待ってる』の話。

なんかここんトコ急に……OPを聴くだけで
胸が締め付けられるようで泣きそうになるオイサンです。
ナイーブ系情緒不安定オヤジ。

本筋からのヒキが弱い……
つまり、
「『乳メガネ先輩が実は宇宙人で、海クンを不慮の事故で殺してる(っぽい)』
 という設定がほとんど意味のある形ではいじられないまま、
 地球人連中の愛憎のモツレのことばっかやってる」
という状態がずーっと続いてるんだけども、
なんかそうこうしているうちに、
段々そっちのすちゃらかな日常がキモチ良くなってきてしまいました。

……ていうのは、多分作り手の思うツボなんでしょうね。
こっからドカーンと、落としてくるんでしょう。
島編もやったし。
うん。
こっから先は、重たくなるんだろうなあ……コレ。
ヤだなあ。

なんかの拍子に乳メガネの正体と海くんを殺してたのがバレて、
青女が発狂して、ヒョロ眼鏡がそれをたしなめて自己嫌悪に陥ってズブズブになる、
に一票。

デ、現時点では、アスミン子ちゃんが恋の連鎖関係の一番シッポにいるわけで、
彼女は最後に残酷なメに、少なくとも一回は遭うんじゃないかなあ。
見せ場として。
彼女がなんらかの犠牲を払って海くんが助かるんだけど、
その後、彼女の犠牲がなんらかの手段で救われるか、放置されるかで、
メデタシメデタシなのか、
鬱っぽい作品となるかが分かれるんじゃないだろうか。
おレモン先輩は無傷安定。

  ……ていうかオイサンは、
  アスミン子ちゃんがヒョロ眼鏡を想ってるとは、
  途中まで思わなかったんだけど。

……ああ、でもアレか。
タイトルから察するに、時間を戻したり、パラレルワールドにずらしこんだりするのかも。
SF作品ですしね。
「乳メガネ先輩がこの星にやってこなかった」という世界線にひっぱりこんで、
海くんは無事元通り、
みんなの恋も「センパイが地球に来なかった前提」の落とし所に落ち着いて、
でも皆もどこかうすぼんやりと先輩のコトを覚えていて、
みんながいた、皆が揃って、楽しくも、苦しくも、切なくもあったけど、
でもやっぱりみんなのいた「『あの』夏で待ってる」ってのが
美しいオチのような気がします。
そうだそうにちがいない。

とかいう風に、自分で一番面白いお話を妄想させて楽しませてくれる作品は
いい作品です。
それがドンピシャ当たることなんてのはそうそうありませんけど、
そういうワクワク感は自分にとっての、自分だけの名作たるものにさせてくれますね。

しかし、なんとなく思ったんだけど、
昔は鳥坂センパイのいた位置に今はおレモンセンパイがいるんだな。
暑苦しい長髪メガネにハリセンで引っぱたかれるよりは、
貧乳ツインテールに踏みつけにされたいっていう時代なんだろうねえ。

マ確かに、今の時代に鳥坂センパイはそぐわない様な気はする。
近年の作品で高圧的な男のセンパイが出てくるにしても、
もうちょい愛らしさがあるもんな……。



■Closing



マそんな感じでヒトツ。

ちょいと用事があって本厚木まで足を伸ばしたのですが、
なかなかどうして、楽しい街ですね。
思いのほか栄えていて驚いた(失礼)。

駅前は賑やかですし。
大きな本屋もあれば、オイサン好みの喫茶店も結構数がある。
隅々まできっちりとは整理されてなくて、
ところどころごっちゃりしているのがまた良い。

何よりも、ちょっと歩けば大きな河が流れていて、
天気が良ければ箱根の広々とした稜線が、手の届きそうな近さで横たわっているのが見られます。
いやー、オイサンああいうの好きだなあ。
ちょっと旭川に似てるなって思いました。
街っぷりでは、本厚木さんの方が全然街なんですけど
(そして旭川さんはいちおう、北海道第二の都市なんですけどね……)

なんかちょっと、もっとゆっくりウロウロしたい気分でした。


あー。

旭川も行きたいなあ。
普通旅行でそんなに旭川ばっか何回も行かないと思うけど。
cafe花みずきでお茶したいオフ(オフじゃねえよ願望じゃないですか)。
でも、北海道のフォロワーさんともお会いしたいですね。
その前にお会いしなきゃなんない人もたくさんいますけども。

中部、北関東、山陽、九州。

次は君の町に行くかもしれないm9!

などと、
北の大地への憧れに身を焦がしつつ本日はお別れです。
皆さん、次の回までごきげんよう。

闇に隠れて生きる、
オイサンでした。
ハヨウニンゲンニナリタイ




 

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