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2011年9月28日 (水)

■イカを焼く音が聞こえる~2011年7月期・アニメ感想 -更新第716回-

紙パックのジュースの背中に、ストローが貼り付けてあるじゃないですか。
たいていナナメに、対角線に。
ビニールに包まれて。
あれを一番最初に思いついた人って、
忍者が背中にカタナ背負ってるのを見て発想したらしいですよ。



……って、言ったら信じる?
オイサンです。



まあそんなウソはどうでもいいんですけど(オイ)、
まあ思いつきで書いただけなんでもしかしたら本当かもしれないんですけど(オイ!)、
先日、ちょっと前から企んでいた、
「梅酒ジンジャーを作って飲みながら『ドリクラ』をやる大作戦」
を決行してみたのですが。

いやあ、慣れないことはするもんじゃないッスね。
ウィルキンソンのジンジャーエールは味がきつくて、
出来上がったお酒はなんだかクスリくさくてあんまり美味しくないし、
飲んで寝たもんだから内蔵が休まらなかったのか、
今日一日カラダは重たいし、そのクセお腹だけはやけに減るし。

どこまでがお酒のせいか分かりゃしませんけど、
とりあえず全部お酒のせいにしておきます。

オイサンなんて、ただでさえノーミソ酔っ払ってる様なもんなんだから
これ以上イレギュラーを流し込む必要なんかないんですけどね。
マ買ってきた梅酒がまだ残ってますから、もう何回かはやりますけど。
だいたい昨日はアレだ、お酒の量が多かったよ。
梅酒:ジンジャーエール=1:1 でしたからね。
もっとアッサリ目でいきましょう。



■2011年7~9月期 アニメ感想



ぼちぼちエンドマークがつく番組も増えてきてるので、
そろそろやっときましょうかね。
あんまり、真面目に長くやるつもりはないですけど。
さらっとね。

ちなみに、番組名にふってある数字は点数ではなくて、相対的なランクだと思って下さい。
今期の作品の中で、どの作品とどの作品を楽しんだか、という程度です。
1~5。
ランクが高いほど楽しんだ、と思っていただければ結構。
「1」でも5段階評価で1、とかそういうのではないです。
点数で言うのであれば、
10点満点としてそれぞれに4.5~+5するくらいで思ってもらえばいいかしら。
大体そんな感じ。ギャグマンガ日和。

あんまりまとめ過ぎず、あくまでも散漫に。
ほないきまひょか。


あ、ついでに。
アニメ作品の面白いの面白くないの、なんでイチイチ書くのかと訊かれたら、
自分が何を面白いと思い、
何をもって面白くないと思うかを改めて確認するためです。
それを仔細に書き出しておくことに意味がある。

別に、ただ好きじゃない作品をツマンネーツマンネー言って
おとしめるだけのつもりはありませんので悪しからず。
そのワリには書いてあることいい加減じゃないかと言われたら
ごめんなさいとしか言えませんが。



■ゆるゆり  :1


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最初はもう、当初の記事にも書いた通りで
「これは果たしてどう見ればいいんだろう?」
という気持ちだったのが、アッカリンが唇を奪われたあたりからですかねえ、
独自の色が見えてきて、ほどほどに楽しめるようになりました。
ゆるく流すにはもってこい……なんでしょうね。

楽しめれば勿論それでいいのですが、
なんにせよ疑問を感じてしまったらもう「何も考えずに楽しむ」ことも出来ないわけで、
オイサンはそこでひっかかってしまいました。
\アッカリーン/とか、楽しみ易いしかけはいっぱいあったんで、メ一杯使わせてもらいましたけどね。
いずれにしてもテンプレの集合体以上のものには見えていませんが。
どういうジャンルの作品として捉えても、出力60%以上のものには見えず、
なればこその『「ゆる」ゆり』なのでしょうけども。

言ってしまえば、前期の『Aチャンネル』も同種のもののはずなのですが、
この違いが何によって生じているのかわかりません。

  構成や見せ方によるのか、何か本質的に違うのか。
  「百合」という正札を一枚貼り付けてる分、
  『ゆるゆり』の方が自己主張は激しいはずなんですけどね。
  逆に、その札があるのにそれらしい刺激が自分の考えるほどないから
  肩透かしを食らった気分なのかもしれません。

抽象的な言い方になってしまいますが、
「この作品が、受け手の心のどこを狙って撃ちこまれた物か分からない」
んですね。
見てれば、アタマでは分からないわけではないんですけど
(「笑える」「カワイイ」なんでしょうよ)、
心には届かないもんだから、確信を持つに至らない。
確信できるほどの強さ・カドがない。
そこを狙うことに一生懸命じゃないというか。
なんなんでしょうね、このモヤモヤは。
『Aチャンネル』の方は、言葉にこそなりませんが、それこそ「見てりゃワカル」んですよ。

デこの作品の何が受け付けないって、EDの歌詞が一番ダメなんですけどね。
本編関係あれへんがなw
「食いしん坊で「いきますよ」?」
とか、
「みんなでいこうよ「レッツゴー」」
とか、
もうこの辺はすみません、リクツじゃないんだと思います。
「なんの意味もない、いい加減な音で埋めやがって!」
みたいな気持ちで、腹が立つレベルです。
イラッとするのでEDは飛ばしてます。
本当に、自分でも不思議なくらい鼻につくんですああいうの。
最終的に本編は結構楽しんだんですけど、
あのエンディングだけは最後まで馴染まなかったなあ。

しかしまあエライもんで、すっかり今期の人気No.1みたいですね。
No.1は『タイガー&バニー』なのかしら。
マいずれにしても先頭集団にいますわな。
一迅社さんも、全社的にあかりちゃんを応援した甲斐があったというもんです。

  企業キャッチというイミでは、
  あのCMのキャッチはオイサン的には間違いなくNo.1です。

しかしこれだけ当たっちゃったら第二期もあるんでしょう。
個人的にはコレやる暇とお金があるんだったら
『苺ましまろ』か『みなみけ』やって欲しいんだけどなー。



■うさぎドロップ  :3


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先日の感想で書いた通り。
オモシロかったです。
重たいはずのところも比較的軽く描かれていて、
考えどころは残しつつ、受け手に強いストレスは与えない、という姿勢が好みでした。
それでもオイサンはワリと後回しにしてしまい気味でしたけどね。
ラクに見られるという代物ではなかったと思います。
見るのにエネルギーは要った。
音楽が良かった。
OP/EDは、EDしか買ってないけど、
フタを開けてみれば口ずさんでしまう率の高さはNo.1でどっちも良かったですね。

同じノミタミナ枠だと、
『放浪息子』の全体的な完成度の高さ、
『C』のイミの分からない勢いには押し負けすると感じていますが、
十分に楽しませてもらったと思います。

願わくば、二期三期があって、この先のドラマを見たいですなあ。
ノイタミナだからないだろうけど。



■異国迷路のクロワーゼ  :3


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当初予測し褒めていた「物語の縦糸」はあまり機能しませんでしたね。
オイサンの予期していた「物語」は、
「物語」ではなくて、ただの背景で終わってしまったみたいです。
残念。
思わぬ方向(主にカミーユお姉さま方面)で盛り上がりはしましたけど。
というわけで途中からちょっと、一貫性を欠いて発散しちゃった感が強い。
横糸の積み上げで終わってしまった感じ。
もともとこういう構想だったのに、オイサンが勝手に夢見ちゃっただけなのでしょうけどね。
期待しちゃった分、惜しさ爆発。
12話が前半・中盤・後半で分離していて、
後半はなんかすごくボンヤリしてしまってました。
前半・中盤の流れを利用して大きな流れを占めてくれると思っていたのですが。

その「物語としてのデキの良さ(の予感)」を除いてしまうと、
残るのは雰囲気の良さだけなので、位置的にはこのランク。

湯音やアリスは可愛かったので、それに助けられた感も強い。
うーむ。
予想外とは言えカミーユ様には泣かせてもらったことですが。
音楽はいい。OP/EDは、そんなに好きじゃありません。
結構、タネを撒くだけ撒いて何もないお話で終わっちゃったなあ。
第二期フラグかしら。そんなに売れもしないと思いますねえ。
残念賞。



■ダンタリアンの書架  :1


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ダリアンかわいいよダリアン。
スコーン美味しいよスコーン。
中盤以降はワリカシ真面目に見てましたけど、結局はショートショートですしね。
オイサンがパズルのようにお話自体を楽しむ人ではあまりないので、
まあそれ以上の評価にはなりませぬ。
相性の問題。
現時点で、何かが始まる気配も、何かがまとまる気配もなかったので
2クールなのかな? と思っていたんですけどこのまま終わるみたいです。
すげえな。
これも第二期フラグなのかしら。
オマケみたいなもんでした。



■神様ドォルズ  :4



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いやあ。伏兵でしたね。
面白いっすわ。
あ、ちなみにコレまだ最終話見る前に書いてますけど。

リアルな人間像を抱えているキャラクターが、特にワキに多く、見ていてタイクツしません。
アキとか、紫色の女とか、サワシロンとかのメイン級のキャラが、
立場上どうしても極端な感情にとらわれて極端な人間として描かれてしまう、
これはある意味しかたのないことだとは思いますが、
白黒つかない人たち……
コーシローとかカカシを治す立場のオネーチャンとかが
普通に頭の回る良いヤツだったりするのがすごい好感度高いです。
「あ、この人フツーの人だ」
って思えることが現実と地続きであることを感じさせて、怖さを感じる。

『シュタゲ』とどっちが面白いかなー、と考えたときに、
その辺が奏功して、オイサン的にはコチラに軍配。
『シュタゲ』の人物たちはキホン、
お話を面白く分かりやすくするためにブーストをかけられた
面白おかしい人格の持ち主ですからね。
対してこの、『神様ドォルズ』のワキの面々の
「お話のためだけに生きてるわけじゃねえんだ」感はすごく好ましい。

空上村の面々とかシキタリとかがもっとジットリと描かれるともっとオモシロいでしょうね。
カカシがあの村で、戦闘機械以外にどんな畏敬を集めるものであったのか、とか。
人の生き死にに、もっと単純じゃなく、けれど密接に関わるものであるようなことが描かれたら
すごい惹き付けられると思う。
「神様」と呼ばれる以上、もっとそういう価値を、カカシは持ってるはずだと思います。

シリアスとコミカルの挿入の仕方がオイサンの生理にあっていて
(これは『シュタゲ』にも共通)、
シリアスも重くならずラクに見られて非常に満足度が高いです。
が。
2クール作品? みたいなので、完走したときにどう変わるかは分からない。
あとで書く『シュタゲ』も、前半だけならこのランクだったと思いますから。
後半、お話をシメるためにシリアス展開目白押しになってしまったら、
多分しんどくなってくるんだろうなあと予測。
今のところ、ストーリー作品部門では一番面白いと思うわ。
『レールガン』の前半戦を見てたときの感覚に近いなー。

……と思ってたら普通に1クールだった!
まじかよ。
このまんま終わらすの? 一体「何を」終わらすの?
ねえ、それってちょっと開き直りすぎじゃないの?



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いやー、もう……楽しいんですけどねw
お話もソツがない。けど、驚きもない。
外見えはバカみたいですけど、すごく優等生なお話づくり……というか、
「商業ラノベ作り」の教科書みたいな作品だと思います。
キャラクターの品揃え、
バカ味付けと刺激成分の差し挟み方、
分かりやすいストーリーの展開と、心情運び。
その完成度の高さたるや隙がなく、至極普通に感心してしまいますが、
そこに気付いてしまった以上、それ以上の面白さ・怖さは感じられません。

ラノベにとってフツーのことをフツーに丁寧に積み重ねた、超真面目なアニメだと思います。
その分、予想外のこと、突拍子もないこと、一点突破の力はありませんが。
この子らとずっと一緒にいたいと思ったらBD・DVDも買うでしょうけども。
オイサンは買いません。
TV録画が一話二話、残っていれば十分かなー。
無駄がない分、遊びも発展もない(少なくともアニメで描かれる範疇では)作品でした。

でも、誤解のないように申し上げますが、すごく面白かったです。
今期の作品群の中で、一番上手く盛り上げて、
華を添えてくれたんじゃないかなー。

あんま関係ないですが、このお話はちょっと『帯ギュ』っぽいな、と思ったり、
PSPで出るというゲームが、イマドキ珍しい育成+恋愛SLGみたいなので、
ちょっと興味が沸いてます。
やっぱギャルゲはADVよりもSLGっすよ。



■日常  :5



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意外……と思われるかもしれませんけど。
オイサン的には強かったなー。『日常』。

あの、波は、あります。
手ぇ叩いて笑う週もあれば、さらっと流れて終わる、印象に残らない週もある。
でもトータルでみたとき、一番「よく見た」のはこの作品でした。
マなんつーか、ショートコントの寄せ集め見たいなモンなんで、
何の苦もなく見られるし、面白かったら見返しちゃうんですね。
終わって一番淋しいのは、多分コレ。
将来「あ、あれもう一回見たいな」と思うと思う。

画力<えぢから>は、そりゃもう京アニさんですよ、言わずもがなありますし、
音楽の使い方も、演出・BGM以上に音楽自体をネタにまで昇華する使い方をしていたりで、
見ていて驚きがあった。
新しいことも一杯してた。そしてそれを繰り返してマンネリにしてた。
すごいと思います。
とりあえず記念に一枚、BD買おうかなと思うくらいではある。
総合力高いと思います。
ただまあ、一貫性、ストーリー性はほぼ皆無ですんで、そこは惜しかったけど、
惜しむようなモンではないですな。そもそもそういう作品じゃないので。
色々こまごまと好きキライを挙げていくと、

 ・元気者・らんぼうもののゆっこが意外と被害者になることが多くて、
  『あずまんが』『ぱにぽに』とかとは色々逆転が起こってたのが面白かった。
  そもそもゆっこがセンターなんだよね。
  最初はみおちゃんがセンターかと思ってた。

 ・囲碁サッカーのくだりはどうでも良かったなー。
  でも国語の先生は好きだった。
  あの先生と、おおきなリボンの子の応酬
  (「気絶していない!」「ええー!」)が好き。

 ・最初はあまり好きじゃなかった阪本さん。
  途中から輝き始めたなあ。
  「趣旨を説明してくれ!」と叫ぶ坂本さんは輝いてた。

 ・コタツの上でトランプピラミッドを作るサイレント話が好きだった。
  ああいう音楽の使い方が出来るアニメってすごいですよね。
  音楽の長さ・波がお話と完全にシンクロした、交響曲? みたいなの。
  あれは画期的だったと思う。ああいうのもっと見たかった。

 ・みおちゃんのツッコミ倒しが好き。
  「ゆるしてヒヤシンス」のときとか、絵しりとりの話とか。
  みおちゃんの絵・漫画が絡むときの話は全部好きかも知れんなあ。
  「命を燃やせ!」のネタも「絵しりとり」のネタも「はっか場すぞ」のネタも。

 ・一番笑ったのは多分、
  「アルゼンチン! ペソしかないよ!」のところか、
  インコの「コノ カラダニモ ダイブ ナレテキタゾ」のどっちかだろうなー。
  アカン今思い出しても笑てまう。

 ・大福屋のくだりもワリとどうでもいい。

マンネリというか、ワンパターンではあるんだけど。
繰り返しで笑いを取ろうとするところは案外オッサン向けなのかもしれませんね。

マそんなわけで、我ながら意外でもありますけど。
今期(前期からだけど)最優秀はこちら、『日常』さんに決定。
多分この調子でもう1クールやったって、オイサンは見ちゃいますね。

最終話で出てきた「どゆことー」を、もっともっと、たくさん聞きたかったなあ。
そういうテンポの気持ちよさがあるんですよねえ。
リズムが良い。
うん。
リズムのアニメだった様な気がします。
最終話にまで来て、どうして阪本さんの昔話をやったり、校長と教頭の確執話をやったり、
カボチャ割ろうとしたりしたのか、その構成意図は読めませんけども。
そこを気取らないことが『日常』なのかもしれませんけどねー。
でも、そのどれかか削ってでも、OPは流して欲しかったな。
そこんとこよろしくぅ!



■シュタインズゲート  :3


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『神様ドォルズ』のところでもちょっと書きましたけど。
前半が特に面白かった。まゆしぃが死んでちょっと経つあたりまでが最高潮。
そっから先の終盤も、決してつまらないわけではなかったですが……
前半ほどではなかったです。

そっから先は……まあ、細部はわからないまでも、
「ハッピーなところに落とし込まれることが目に見えていた」
というイミで意外性はなく。
ただただ話の流れから放り出されて乗っかることも出来ず、
言われるままに見ていることだけしか出来なくなってしまって
ちょっとタイクツだった。

細部の意外性(ミスターブラウンがアレだとか、バイト戦士がダルのアレだとか)なんて
必然性なくてもいくらでも作りこめるのでオマケみたいなもんで、
むしろ、必然性もないのにそういう要素が盛り込まれているコトが
ただ盛り上げるためのビックリ箱サービスみたいに見えてしまって、若干興醒めでした。
あれ、必要なフィーチャーなのかなあ。
原作ゲームではどれかのエンディングに必須の要件で、それとあわせただけ、
って都合などもあるんだろうけど。
原作のゲームでは、物語の核心に関わる重要なファクターだったりするんだろうか。

前半でタネ撒いて、後半でそのタネをまた全部拾い集めて回る、という
ある意味不毛な構造は面白かった。
前半でキャラクターに愛着がわかせて、
後半はそれを守るために戦うオカリンを応援したくなる、っていうんでしょうかね。

どーなんだろう、アニメ版の展開で、
ゲーム版の面白さってどのくらい再現されて回収できてるんだろうか。
腑に落ちないところは色々あるんですけど細部まで追いかけたわけでナシ、
そもそもタイムリープ物なんて辻褄全部合わないのはオヤクソクですから
「そーいうもん」だというところまであわせての見下すのがオヤクソクなのでしょう。

オイサンにSFマインドなるものが希薄なので
これもまた相性の問題なのですけど。
面白がらせるのが上手くて、その上手さを垣間見るのが面白かった。



■総評



今期の印象。
上でもしばしば書いたけど。
「1クールだから中途半端になっても仕方ない」っていう開き直りが、
ありありと見えた期だった様な気がします。
それってどうなの?

『ゆるゆり』はまあいつでも終われるタイプの話なので良いとして、
『クロワーゼ』『ダンタリアン』『うさぎドロップ』あたり、
まだ終わりまで見てないけど『神様ドォルズ』も、
それなりに何か一つでも結論付けられるエピソードがありそうなものなのに、
原作にただ忠実に展開して時間切れで中途半端に終わることを、
はなから肯定して作られているような気がします。

  今までであれば、
  「全部はムリなので、このエピソードをメインに据えて、
   このエピソードが綺麗に終わるように作ろう」
  みたいな姿勢があったような気がするのですが。

開き直っているのか、第二期前提なのかわかりませんけど、
オイサンはなんかキモチワルイな。
『神様』『クロワーゼ』あたりは特に(『神様』まだ終わってないけど)。
この1クール時代に、もうそういう意識は必要ないんでしょうか。
「映像作品単体」という意識はもう必要なくて、
「原作の一部を映像化」という、完全に原作ありき・原作とセットの意識でいいってことなのか。

そんなこともあって、意外と……全体的に「薄かった」なー、と思います。
デキは良いのに、印象に残らないものが多い。
ガツン! と脳天をカチ割ってくれるような作品に欠けた印象。
記憶に残っていくのは、『日常』『ロウきゅーぶ!』あたりなんだろうなあ。

話題の『TIGER & BUNNY』が見られなかったのがイタイですね。
基本的に、ウチのテレビの予約番組表に出てこなければ見ないので。
ニコニコやらで見る気は致しませんのでねえ。

終わった話ではないですが、『ピングドラム』が徐々に面倒くさくなってきます。
あまり真面目に見ていない。
濃すぎてしんどいというか。

へ?
『まよチキ』?
……が、どうかした?


■番外編1 『アイドルマスター』



『アイマス』は2クール作品なのでまだ全体的な感想は書きませんけど、
半分終わってみて面白いなーと思うのが、
ヒロインごとに結構出演比重・発言機会が偏っているのに
どの子も意外と満遍なく記憶に残っているなあ、ということです。



12話終わって、ピンでメインエピソードをもらっているのは、
伊織、
千早、
ゆきぽん、
やよい、
あずさ、
亜海・真海、
んで、ミキミキ。

春香、貴音、響、真、あとオマケで律子さんは、
単独でメインに据えたお話はなかったにも関わらず、
ワキでばたばたしたり、或いはキメどころで印象的な台詞をぽんと吐いたりすることで、
キッチリと印象に残っている。

特に面白いと感じているのが貴音さん。
ドタバタ系が多い中で、口数も多くないのにキチンと存在感を出してて空気になってない。
マ逆に、ドタバタ系が多い中、物静かでかつ天然フシギ系、
というスパイスが効いているからでしょうが、
この思い切りの良さはステキ。
キャラの力を信じてるというか、
「このコはダイジョブでしょ」みたいな呼吸が、スタッフにあるんでしょうねw

  ……マ単純に、キャラ人気で重み付けしたらこーなった、
  っていう事情もあるのかもですが。

でもねー。
オイサンはこのアニメから入ったド新参のニワカでありつつ、
一番気になるヒロインは今のところ貴音さんだけど、
この出番の少なさでも不満に感じることはないなー。
このまま終わっても多分、「ああ、こういう人なんだ」と思える気がする。
半分終わって、お話全体としてはまだよくわからない場所をウロウロしてる感じで
(出だしのダッシュ感はどこへやらw 石油王とか出してるヒマあんのかw)
チョイ退屈にもなりつつ不安ですが。
この先、密度上げてくれることを期待してます。



■番外編2 『侵略!?イカ娘』



まだ7月期の作品が終わってないのに、10月期の作品がはじまるというねw
マそれはテレビ局さんの都合のハナシなんでいいんですけど。
イカちゃんの第二期ですってよ奥さん。

オイサンはイカちゃん、第一期はあまり真面目に見ておりませんで。
何かと放映時間がかぶってしまったので、途中で切ったんですね。
ラスト近くでまた復帰しましたけど。

間違いなく面白い作品ではあったんですけど、
これまたオイサンにとっては「どうして面白いのか分からない作品」でして、
本筋だけ考えれば3話もあれば終わる話、というか、
へたすりゃ『海の家れもん』という作品の1エピソードとして終わる話でもフシギじゃないな、
とか失礼なことを考えたりするわけです。

だって、イカちゃんが侵略者として出来ることって、すっげえ少ないんですもん。
低スペック。

まあ『ついでにとんちんかん』で
怪盗とんちんかんが怪盗として出来る事がタカが知れていたり、
『こち亀』で両さんが警官として働いてなかったり、
『南国アイスホッケー部』が全然アイスホッケーしないっていうのとおんなじなので、
結局はノンジャンルどたばたコメディの体裁として、
イカちゃんが面白可愛く動けばそれで何の問題もない話なんだってことを理解できるまで
見続ける時間がなかったってだけなんですけど。

あれだけの設定でコミックス10巻続いてるのはすごいなーと思います。
素直に。

というわけで、
「どう見ればよいか」が分かったあとの『イカ娘』は間違いなく良作でしょうから、
とりあえず今期は一作は安泰です。
ヨカッタヨカッタ。

絵がどう!とか、脚本がこう!とかいう必要のない、
「ちゃんとした」作品なので、
難しく考えるコトなしに、安心して見ることが出来ます。
お茶碗みたいなもんなんですよね。『イカ娘』。
シンプルで、かっちり形が完成していていじるところがなく、
どっか欠けたらもう使えなくなっちゃうようなアレなんですから。

あー、『イカ娘』のお茶碗ほしいなー。

……などと書いていて、
あれやこれや、言わないと安心してみていられないのは
自分がオッサンになってアタマ硬くなっちゃったせいなんだなーと、
フッと自覚してみたりするオイサンです。
なんてこった。

こんな作品、別に深夜にやらんでもゴールデンに流しゃ良いんだ。
大した毒があるでなし。



マそんな感じでヒトツ。
10月期の作品にも期待でございます。
……ナニやるのか、ちゃんとチェックしてないケド。
至極散漫に。
オイサンでした。


 

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コメント

 コブラちがうコブラ。
 ・・・いや、あのシリーズ大好きなんですけどね。

投稿: うぃぶれ | 2011年10月 1日 (土) 17時01分

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