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2011年9月19日 (月)

■汗かきうさぎのおひっこし~『うさぎドロップ』感想など -更新第713回-

オイサンです。
台風近付く、三連休最後の夜。

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■プレゼントクイズ最終結果発表



前回のお話で、クイズの正解者がいなかったので、
『ひだまりスロット!』の結果で当選者を決めてしまおうとか
アホなことを思いついたオイサンですが
アホはアホらしく立派に結構してみました。

結果はご覧の通り。
  → http://twitter.com/ikas2nd/status/115596330923073536


というワケで、サキさんに決定しましたおめでとうございます!
それではここで、
見事当選を果たされたサキさんにTwitterが繋がっておりますもしもし!
繋がってませんね。

マそれは冗談ですが、
ご本人のご意向も確認が取れ、めでたく引き取って戴ける運びとなりましたので
近いうちにお送りしたいと思います。
副賞として、オイサンのサイン入りなんかしらを一緒にお送りしようかと考え中ですが
めんどくさくなってやめるかも知れません。
震えてお待ち下さい。

  ご参加いただいた他2名の皆さんもありがとうございました。
  またよろしくです。

しかしアレですね。
こうして読者の方をモノで釣る企画もこれで二度目ですが、
第一号の方は今ごろどうされているでしょうか。

  ▼恋のように僕たちは -更新第240回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/-240--94f6.html

お送りしたCDも、ボチボチ「ラクガキあり」ってコトで
150円くらいでBOOK-OFFに並んでいる頃でしょうか。
なんかこう、10年くらいしてから、
巡り巡って自分の町のBOOK-OFFで見つけてしまって
自分のサイン入りCDを自分で50円くらいで買うという
ちょう侘しい大人になれると素敵ですね。

皆さまはまあ、なんというか。
イイ年になったら、浮かれるのもほどほどにしておいた方が色々身のためだと思いますよ。
イヤお前、ばかやろう、これは真面目な話だ。

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■うさぎ式バックドロップ



アニメの方の『うさぎドロップ』が最終回を迎えましたね。
オイサンの見ている中では一番最初のゴールインだったわけですが。

……いや、あのね、面白かったんですよ。
文句なく。
でもね、すっごい物足りなくもあった。

オイサンは原作は読んでいませんが、
だいたいどんな辺りまでお話があって、どんな結末を迎えるか、ということは知っています。

  実家帰って真っ先にオカンにされる話が
  『うさぎドロップ』のネタバレってどんな里帰りだそれは。
  まオイサンちのポップな家庭環境はどうでもいいよ。

もう少し厳密に言うと、
アニメが終わったところを追いかけるように、アニメでやったところまで原作で読んだ、
そんな感じです。

あのお話は、
基本的にりんちゃんを中心に展開していく「物語」のパートと、
基本的にダイキチが述懐していく「テーマ」のパートが重層的に折り重なって出来ているお話だと
オイサンは思うんですが(当然ダイキチにも物語はありますが、契機になるのはりんちゃんだと思う)、
アニメの方では、結局そのどっちも、
きれいに風呂敷を畳んではいますが、風呂敷に包まれた中身は中途半端に終わっている、
そんな印象が拭えませんでした。

りんちゃんの成長に関しては、
「乳歯が抜けて『おとなの』歯が生える」
ことを一つの区切り・象徴的な目印として話をしめている。
それはまあ、良いというか、何気なくも誰もが必ず通過しつつ印象的に持ってる出来事として、
うまいと思う。
でもなんか、あまりにもタラッとし過ぎていて、物足りなさを感じてしまった。
それは多分、ダイキチの担うパートとのシンクロが上手くいってないからだと思います。
ダイキチの感情が、りんちゃんの変化に同調しきれいていない。

  あと、これまでに起こってきた幾多の出来事と比して
  今回のこの「事件」が殊更の重みを持っているわけではない、
  ということも一因かなあと。

というのも、ダイキチの抱えたテーマの方はもっと曖昧というか、
掲げた意味がないくらいの終わり方で、
これこそ本当に「マ出来るとこまでで」の出来高払いで終わっている。
「お話がどこで終わってもとりあえずこのセリフを挟んでしまえば
 それっぽく、耳当たり良く、キレイにまとめたように見えるでしょ」という……
イヤそういう目論見で作られたものでは決してない、というのは
作品全体の作りの誠実さから伝わりはするんですけど、
結果的にそういうくくり方で終わってしまっていて、なんじゃい、という感が否めない。

ダイキチの立ち位置の作り方って、すごく上手いんですよね。
結婚もせず、親にもならず、けれども家族を持つ・家族を運営していくということを
リアルに、読者の多くの立場と乖離せずに体験させていくという
あのシチュエーションの作り方というのはすごく巧妙だと思うのです。
ダイキチという存在はもう、いるだけでその
「家族って、結婚って、親になるって」
というテーマそのものの存在なのですが、
それがなんかこう……一つの結論も仮説も持たずに上手いこと言って逃げただけみたいになってしまって
ちょっと残念。

まあ、どうあがいたところで一つ正解の出るテーマではないので、
それを是が非でも提示せい、というんじゃないですが、
せめて何か一つ、小さなものでも、ダイキチなりの覚悟と答えを出して欲しかったなあ、
という物足りなさがあった。
まあ、出てるっちゃあとっくに出てるんだけども。
お話と絡まったカタルシスにまでなっていなくてもったいなかったなー、という。

個人的な注目ポイントとしては、
あの歯ヌケの乱暴者の男の子がどんな風に成長していくのか……じゃないな、
今後、りんちゃんとの関係をどういうものとして扱っていくのかがすごく気になっていたのですが。
「美人の幼なじみ」という得難い資産をどう活用していくのか!
……っていうね。
マ多分そんなことには、そう大したエピソードは割かれていないと思うんですけど。

このお話はほのぼの日常系でもなんでもない、
立派なドラマドラマしたドラマの話ですからね。
なんもなしで終わって格好がつく様なものでもない。

何気ない出来事の連続で描かれるのでそれっぽく見えてしまう節もありますが、
我々だれもが子供の視点で既に経験してきたことを、
ダイキチという「初めて親をやる」人間の目線で見たら
こんなに忘れてること・分からないことの連続なんだ! という
(かつフツーのメロドラマ要素も満載ですし)、
フツーのお話主体のお話ですので……
やっぱり、それなりにお話としての結びを用意して欲しかったと、こう思うワケですよ。

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 ▼アニメ化

うーん……。
どうなんだろなー、アニメ化って。

いえね、この『うさぎドロップ』のアニメ化って、ホントびっくりするぐらい原作を大事にして、
忠実に、アニメ化していたと思います。
あとから追っかけで原作を読んでみて、
「ああこんなにまんまだったんだ」と感心しました。

  若干、ダイキチがアニメの方で良い人になってた気がしますね。
  なんでかそういうケースが多い気がするな。
  『俺妹』の主人公もそうでした。
  声がつくっていうのはそういう効果があるのかも知れない。

それは賞賛に値するし、勇気のいることだとも思う。
そして原作はまた素晴らしいので、手を入れなかったことは間違ってないと思うんですが、
アニメ化後のフィルムっていうんでしょうか、映像作品単体として見たときに、
やっぱコレ、チョイもの足らないと思うんですよね。

  「最後までやれない」「短くする」という意味で、
  それはやはり「原作に手を入れる」ことにほかならないので、
  少なくともそのサイズに合わせたカッティング・組み替え・剪定は、
  やっぱやんなきゃダメだろう、と思うんです。オイサンは。

1クールでやる以上仕方のないコトなんですけど、
けどそれならそれなりに、どこにどういうエピソードを持ってきて、
お話の波長とテーマの波長を、途中途中はその山谷がずれていても、
クライマックスから結末まではピークとボトムを合わせてドカンと、
あると満足度は上がると思うんです。
シリーズ構成という役職のお仕事になるんでしょうかね。

けどその、テーマは言わずもがな、お話の作り方とか配置だとかを極端にいじると
(殊にそれが上手く行かないと)それは原作改変だとか言われるわけで。
単体の映像物語作品としての完成度・存在意義の高さを上げようとすると、
今回、それは必要だったと思います。

全体のトーンを上げることは要らないと思いますが、
「歯が抜ける」ところで話をしめるのであれば、
ダイキチはその出来事をきっかけに、何か一つ、りんちゃんとの関係や生活に、
また一つ、それこそ部署替えを会社に申し出たときくらいの大きさの、
決断や覚悟が見えると良かったなあ……と、そのくらいのことを思うのです。

お話もテーマも終わらない物語ってなんだろう? って、
ふんわりと、ほんとうにただふんわりと終わっていったこの『うさぎドロップ』を見て、
ふっとそんなことを考えてしまいました。

まあ、見ていて楽しい作品だったんでね。
りんちゃんもかわいかったし、出てくる人たち皆一生懸命だったし。
毎回楽しみで、気持ちが良くて。
気分良く道を歩いていると、無意識にOPやEDを口ずさんでいることもワリとあります。

なんで、もうゴチャゴチャ言わんでもエエやないか、と自分でも思いますけども。
やっぱり引っかかりがあったので。

確かにこの二人は……というかダイキチは、
この先も成長するりんちゃんに起こる様々なみみっちい出来事に対してオロオロすることを繰り返して、
最後の最後に大きな大きな出来事を前にして、
りんちゃんと二人で見つけてきた「とりあえずの仮の答え」を、
「本当の形の答え」にする、自分たちの人生の上に乗せる、
そういう構造を、このお話は持っているのでしょうけど。

せっかくここまで丹念に作り上げてきた音と映像を、
「続きは原作で!!」っていうのは……
やっぱり、すごく出来が良かったこの「アニメ版『うさぎドロップ』」にとっては、
とてもとても、とてもとてもとても勿体ないことだったのではないかと思いますよ。
惜しい。
実に惜しい。
物足りない。

別物として考えることを、もう少しだけ大事にして欲しかったなあと思います。
原作というお父さんお母さんを大事にすることはやっぱり第一義だと思いますけど、
「自分のこと」ももう少し大事にして欲しかった。

そんな気持ちです。
あほみたいに盛り上げろ、って言うんじゃないですからね。
原作の『うさぎドロップ』が最終回に向けて用意するような、
盛り上がりがあっても……良かったんじゃない?
原作を大事にするっていっても、色々やり方があると思うので。

そういう「好きさ」から出てくる残念コールなので、マ大目に見て戴けると嬉しい。


今宵はこのへんではんなりと。
オイサンでした。



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宇治金時おいしいです。
今年は冷やし中華も食べたし、MISSION COMPLETE!


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コメント

繋がりそこねましたサキです、オイサンもしもしこんばんは!
ありがとうございます、家宝にします。

「あなたの日常とおやつをちょうだい。」絵はオイサンのサインだったのですね。
素敵です。震えて待ちます!

投稿: サキ | 2011年9月21日 (水) 00時58分

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