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2011年8月19日 (金)

■蝉の糸-更新第700回-

朝のジョギング中、
脱皮したての蝉が蟻に食べられそうになっているのを見つけたので
助けてあげました。アッカリーン。

オイサンです。



超日記。



一昨日まで夏休みだったんですが、生活のペースが狂ったままです。

 21時就寝 → 2時起床
 22時半就寝 → 3時起床

とか、おかしい。

早起き(っていうのかコレは)なのは良いとして、
その分早く眠くなることを、まるで考えに入れていませんでした。
20時を回った辺りから眠くなり始めて何故だこれは! と思ったのですが
何故だじゃねえフツーだ。
起きてから18時間も経ちゃ、フツー眠くなるんだよ。

デそんな時間に起きるものですから、フツーにオシゴトがあるにも関わらず、
朝のうちにジョギングに出てみたりするワケですけども。

面白いものでね。

先日は真夜中に走っておってオソロシいメに遭ったりもしましたが、
今朝はまた、一風違ったものに遭遇しました。



  あ、今日は別にコワイ話ではないので安心して読んで下さいね。



てってってっ、と大き目の道路の歩道を走っておりますと、
ゆく手の十メートルばかり先に何やら二つ、
ほぼ真正面から差してくる旭光の鋭角に照らされて、
親指の先ほどの大きさの物体が、
ころころと対照的な色の影を落としておったのです。

一つは、金色に近い茶色をした、
光沢もメタリックなメカメカしい物体です。
メカメカ。

もう一つは、こちらもまたてらてらと光を返すのですが、
メカっぽさとは対称的で、なんともなまめかしい、潤いに満ちた……
なんとお呼びすれば良いのでしょうねえ。
ただ「白」とするのは、あまりにも味気ない。
色合いは象牙のようで、けれども見るからにぷくぷくと危ういやわらかさの、半透明な物体。




脱皮を終えたばかりの蝉の人と、その抜け殻でした。




脱ぎたてのほやほやらしく、
殻と、元・持ち主の距離は10cmと離れていませんでした。

  一応お写真はこちら。携帯からなのでアレですが。
    →
http://lockerz.com/s/130526062

しかしアレ、脱げるタイミングは自分で選べないものなんでしょうかね?
何もそんな、脱いだ後で羽を乾かして飛ぶのに都合の悪い地べた、
アスファルトの歩道とかで脱がなくても良さそうなものなんですけど。

さらに間の悪いことに、
殻を脱いで10cmも歩かないうちに彼は、蟻さんの行列に思い切りからまれてました。
……何やってんでしょうか、このヒト( ← セミ)。
もう少し、時と場所を選んだ方が良かったですね。
ちょっと調べたところだと、フツーは他の虫やらの活動が収まる夜のうちに脱皮するそうです。
ホント何やってんでしょう。

  オイサンは蝉の脱皮を見るのはこれで二度目なのですが、
  一度目の時の蝉の人は、鉄棒の支柱の上まで上がってからお脱ぎになってましたね。
  賢明だと思います。
  ……もしかすると、カユいんじゃないかと思いますね。
  いよいよ脱げる! っていう瞬間。
  もう全身がカサブタみたいな気持ちになるんじゃないのかなあ。
  あああああああああがまんできねええ!! みたいな。
  いやわかんねえけど。

  ……。
  それとも、もしかするとアレでしょうか。
  この方、幼虫形態で脱ぎ場所を求めて歩いているところを蟻の行列に絡まれて、

    「こ、こうなったら飛んで逃げるしかない!!」

  と思ったとか、
  或いは、

    「フッフッフ……私はあと一回、変身を残しておるのだぞ……?」

  と言ってしまって引っ込みが付かなくなったか。
  で、
  「見るがいい私の最終形態を! 哀れな虫ケラどもめ!!」


  とか言うてねーってお前もや!!( ← ノリツッコミ)


  まあいずれにしても、この子は多分アホの子です。

そんな危機感の薄い彼ですので、
恐らくこの先も、あまりたくましく生き延びられる気がいたしません。
そんな彼を、果たして今、助けたものか……。

大体がして、8月ももう半ばを過ぎてるんですよ?
キミ寝すぎと違うか。
ツクツクホーシの鳴く声も聞こえてくるくらいで……。






あ、そうか。





ツクツクホーシの声を聞いて、

「ね、ねすごしたー!!
 もうおかーさん、なんで起こしてくれなかったの!?
 今日部活ある(?)って言っといたじゃん!!」

と慌てて跳び起き道ばたで着替えてたところ、
暴走族の蟻さん一味に見つかってまんまと(文字通り)食い物にされておった、
と、こういうワケか。
なるほど合点がいった( ← いったのか)。
となると、案外殻の方もムリヤリ脱がされたのかも知れんな。



   ……ふむ。



   ちょっとこうふんしてきましたよ?( ← 天才)。



えー、そんなオイサンの刃牙にも負けないイマジネーションバトルはおいておくとして。
この彼を、蟻の行列から救い出したものかどうか。
逡巡しました。
確かに今食われようとしている彼は弱者の立場ですけども、
殊更、蝉に肩入れする理由があるでなし。

  ……オイサンの情け深さに心を打たれてくれそうな美少女が、
  影からこの一幕を見ている気配もない。
  別に、助けてもこれといったメリットはなさそうだ。

けどもまあ、これも何かの縁ということで。
仰向けにひっくり返って完全にマウント取られている状態の彼を指にとまらせ、
そこから離れた生垣の上にうつしておいてやりました
(ただし、彼の体にまとわりついていた何匹かのアリはそのままでしたけど)。


うーん。


大物の朝飯にありついてテンション上がってたであろう、
蟻さん一家には悪いことをした気がしますが、
今回はめぐりが悪かったと思って諦めてもらいましょう。

これで遠い将来、誰かに食われそうになってるオイサンに
救いの手が差し伸べられることを期待したいと、
このように見返りを求める次第です。

  聞いてるか? 神様。
  あと芥川龍之介。
  たのんだぞ(何をだ)。

……マ逆に、
オイサンが死にそうな思いで砂漠を歩いてる中ようやく見つけた食料を、
謎の巨人にワケもなくかっさらわれるという、
謎因果に巻き込まれる可能性も出来たわけですが。



ハテサテ、吉と出るや、凶と出るや?
衝  撃  の  結  末  は  劇  場  で  !


\フザケンナー!/\カネカエセー!/\アッカリーン/
   Ω Ω Ω      Ω Ω Ω      Ω Ω Ω


……誰だ、今アッカリーンて言ったの。



オイサンでした。






……。






さて、ワトソン君。お気付きだろうか?

今回の話の全容は、実は冒頭にたったの3行で全て説明済みだったのだよ。
君がここまで読むのに費やした時間は、全くの無駄だったというワケだ。
哀れなものだな。
イヤ、もちろん書いたオイサンもですけどね。
学生諸君はこれで夏休みの読書感想文を書いてもいいぞ。

ところで、この間思いついたんですが、
うっかり一年長生きしてしまって、翌年も何食わぬ顔で合唱に加わってる
ダブリーな蝉とかいないんですかね。



  

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コメント

■JKPさん
えー……。
でもぉー……。
セミ……だしなあ。

……夏少女? 小麦色系?
で、ジャージャーやかましい感じでしょ?
うーん……。
『TLS』系で言ったら……丘野さん?
 
 
……。
 
 
おお、悪くないじゃん( ← 丘野さん好き)。
 
 
いいなあ、ひと夏の間、丘野さんに振り回されたいなあ。
そんでもってアレだ、最後には切ない別れが待ってるんでしょ?
いいねえ! あとくされもなくて!!( ← 鬼)
 
よし、じゃあ、それで!( ← どれだ)
 
 
( ← しかし自分のキャラからいって、
  実際はセミ丸出しのセミ人間がやってきてハタ織って帰るんだろーなー、
  と薄々勘付いてはいる)
 
 
 
……(妄想中)……。
 
 
 
 (どんどんどん。どんどんどん)
 
 オイサン「(誰だ? こんな夜中に)」
 オイサン「はーいどちら様(ガチャ)……うわっ!! なんだお前!」
 セミ人間(ていうか、ただのデカいセミ。二足歩行)
     「(宇宙人みたいなくぐもった声)
      コンバンワ。あなたに助けて戴いた、セミです」
 オイサン「ああ……。なんとなくわかる(キモチワルイな)。
      それで、どしたの」
 セミ人間「恩返しに来たんですけど……(キョロキョロ)」
 オイサン「何だよ」
 セミ人間「あの、機織器はどこですか?」
 オイサン「ンなかさばるモンが、現代日本の
      ワンルーム暮らしの男の家にあってたまるか」
 セミ人間「そんな! 困るじゃないですか!!」
 オイサン「知るかアホ!! 器材ぐらい持参で来い、帰れ!」
 
 
……。
 
 
嗚呼……。
まるっきりラノベだ……。
オイサンのCV:関智一だ……。
ごめん、凹んできたから寝ます。
またテキトーに遊びに来て下さいね……。
 
 

投稿: ikas2nd | 2011年8月19日 (金) 21時16分

ちょっ、オイサン、何を逡巡してるんですか!?

>慌てて跳び起き道ばたで着替えてたところ、
>暴走族の蟻さん一味に見つかってまんまと(文字通り)食い物にされておった

ライトノベル真っ青なくらいの出会いのチャンスじゃないですか!
ここで颯爽と現れて命を救ってくれたオイサンに恋をした蝉が、人間の美少女の姿を借りて、あんなことやこんなことをしてくれるんですよ?
迷う理由なんて何処にも無いじゃないですか!(力説)

……7日間だけだけどな。

投稿: JKP | 2011年8月19日 (金) 00時33分

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