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2011年8月18日 (木)

■当世電影気質~テレビにまつわる二つの話・其の一 -更新第699回-

結局『ゆるゆり』も『ロウきゅーぶ!』も、
普通に喜んで見ているオイサンです。


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おなーす!(意味はない)


夏休みでした。

本当はあと3日残ってるんですが、チョイとこのあとお忙しくなりそうで
取ることができませんでした。
マまた後で、どっかでまとめて戴きたいと思っております。

あ、そうそう。
『ゆるゆり』が。
なんの個性も感じられなかった最初の頃と比べ、
だいぶ独自色を発揮し出してきましたね。
面白くなってきました。

  なるほど、確かに『ゆるゆり』だと。
  一部『がちゆり』でしたけど。

原作を読んでいれば、多分それも最初から期待できたのでしょうけども。
アッカリーンのぼんくらぶりも徹底していて救いがないのがすごい。
これだけ蚊帳の外にいる主人公も珍しいな。

あと、こないだ始めた『ソラトロボ』が早速退屈になってきた……。
親切すぎるというか、ガイドが充実すぎてお使い感がハンパない。
ワールドマップの存在しないRPGは、やっぱ厳しいな。
町とか、ダンジョンとかのスポットしか存在しないと、
自分が今ドコでなにやってるか、分からなくなっちゃうんだよねえ。



■テレビにまつわる二つの話



最近、テレビまわりが何かと騒がしいですね。
アナログ放送が終わって、何となく皆、テレビ方面に意識が向いているのかもしれません。
ことによく聞こえて参りますのが、
フジテレビが韓国よりになっていること、
それと、ちょっと前になりますがなでしこJAPANが優勝したときの周囲の騒ぎ方についての二つ。

マなでしこJAPANに関しては、
そのときに書いてたんですが載っけるタイミングを逸したのでまとめて載せてしまおうという、
まあ何というか、
例によってこすっからいアレですよ(例によってナニ言ってんだ)。

あ、今回、字ばっかりなのでそういうの苦手な人は心の目で読んで下さい。



■その1. はけぐちJAPAN~石焼ビビンバはおいしい。



先ずは、まだまだ鮮度のある方の話題から。

Webではなかなか大々的に報じているので、ご存知の方がほとんどだと思いますが。
フジテレビの流すコンテンツが韓国文化に随分偏り出していて、
その原因が、出資者比率に韓国企業の占めるところが大きくなってきたからだ、
とうお話です。

いやー……。
ねえ。
まあ、妙だとは思ってましたけど。韓国産コンテンツ。
そんなに盛り上がっているようには見えませんでしたのに、
テレビではやたら推している、流行ってますよ、かっこいいですよ、という……
温度差、って言うんですか?
自分がトシとって、流行っているのを感じられなくなっているだけなのかなあ、
なんてボンヤリ思ってましたけども。
いけませんね、ちゃんと何某かの指標を持って客観的に判断出来る様にしておかないと。
あぶないあぶない。
こういう↑風に感じることが出来たのか、
この問題での、オイサンの一番の収穫かもしれません。


この件を問題視する切り口としては、幾つかあると思うのですよ。


一番大きな問題として扱われているのは、
「放送事業は、
 限りある電波帯を占有することを免許を受けることで許されて成立する事業なので、
 それは利益のためだけに好き勝手して良いものではない」
ということ。

また本来は、放送事業への外国籍からの出資比率ってのは
制限されるものらしいですね。
ただそれが
「ある一定の期間内であれば、
その制限を越えて外国からの出資を受けることが容認される」
らしく、今回のことはその「ある一定の期間」内の、一時的な出来事のご様子。

その制限が設けられている理由は、
放送なんという社会的な影響力の強い事業に国外からのパワーやフィルタが加えられると、
何かと都合が悪かったり面倒だったりする事態が
(モチロン真面目に、国のアイデンティティとなる知的・文化的な屋台骨が揺らぐ様な事態も)
起こりかねないから、それを防ぐため、という意味合いがあるからなのですが。

オイサン的には、前者の
「(本来)みんなのものである(の筈の)電波を、許しを得て使ってるんだから、
 みんなの意思を汲んだ放送をなさいよ」
という、ある意味感情的なハナシはこの際ワリとどうでもよく、
後者の
「他国文化(というかこの際「商品」に近い気がしますが)を必要以上に賛美して、
 自国の文化・産業を圧迫しかねない」
という状況の方が、根っ子や土台への意識の薄いウチの国では深刻だよなあ、
と感じております。
そういう意味で、今回の事態は好ましい状態ではないと思う。

  マもちろん娯楽として、
  韓国ドラマとか音楽とかが今一つハダに合わん、
  見てても楽しめないしイイ気分がしない、という率直至極な意味もありますよ。
  やっぱね、クドいと思いますわ。
  あぶらっこい。
  押しが強い。押し付けがましい。
  それは、フジテレビのやり方ってのもあると思いますけどね。
  そしてそんなに見てませんけどね。

テレビでぶんぶん振られるオシリの、産地の比率が国産よりも外国産が増える、
で済んでいるうちはまだいいのでしょうが、これが……ねえ。
オシリで目を引きつけておいて、もっとこの国のど真ん中にあるもの
……それがナンなのか分かりませんけど……を狙ってこられたら、
あまり好もしい事態だとは、オイサンには思えません。

放送免許の期限と猶予がどうとか悠長なことを言っていないで、
アナログ放送の終了したこの機に、何かと再編をしてしまった方が良いのでは? と、
その辺はワリと深刻に思うオイサンでした。


 ▼中の人のご意見

そんでそういう背景のある中で、
「テレビの中の人たち」がどー考えてるかってことがまた、取り沙汰されておりまして。
中の人っていっても二種類くらいおられるんですよね。
性向的な意味ではなく、職能的な意味で。

つまり「実際に放送をする人」と「放送する中身を作る人」ですわ。
「番組を流す人」と「作る人・出演する人」って言いましょうかね。

流す人のスタンスは……まあ、流れてるものが実際ああなんで、
そういうことでしょう。
「相手はカネ持っとんねや、かなうわけあれへん」
という。
マある意味、経営陣としては首根っこ押さえられてる状態ですから
しゃーないでしょう。
タダでも青息吐息なんですからねえ。テレビ。

「作る人」の声はあまり聞こえませんが、
こういうときにうっかりやかましいのが「出演する人」です。
と言っても具体的に浮上してきているのは、以下のご両名くらいなんですけど。
99円ショップの中の人と、
イギリスの首都で長靴を履く、力と技な感じの方々のカタワレ。

  ▼ナイナイ岡村が韓流批判に猛反論 「テレビは無料、見たくないなら見んなや」
  http://2ch-news-ww.ldblog.jp/archives/52734179.html
  [ 2ちゃんねるニュースww ]

  ▼ロンブー田村淳、フジテレビの韓流ブームの件でTwitterが炎上
  http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1674.html
  [ ニュース2ちゃんねる ]


「文句言うくらいイヤなら見なきゃいいじゃん」という論調で、
それに対しては当然の如く
「文句聞きたくないならWebもTwitterも、お前らが見なきゃいいじゃん」
と返されてるわけですが。
案の定ですね。
わかってやってるんでしょうけど。

この「嫌な放送なら見なけりゃいいだろう」という発言、
オイサンこれは的外れだなーと思っておりまして、
「テレビってのはイヤなもの見て文句を言うトコロまでが楽しみ」
になっている方々が、ヨノナカにはワリとたくさんおられる、
ということを見落としてるなあと思います。

  あなた方の芸が、
  あなた方が面白がってもらおうと頑張っている方向に受け止められていると思ったら
  そんなもんドえらい間違いだと思いますよ。
  ある程度はそれを前提にやった方がいいと思います。
  笑わせることと笑われること、両面で。

そういう方々にとっては、イヤな番組は
「『見たくない』わけではなくて、文句を言うために『見たい』」
わけです。
だから「見るのがイヤなら」という論法は通じない。
「よぉーっし今日も低俗な番組見てモノ申すぞー!」
っていう。
優越感ていうんですかね。
そういう文化(って呼ぶのはハズカシイですけど)の国ですし、
それで国民感情が保たれてきてるトコも結構あるんじゃないかなあと思うオイサンです。

  あの、アレですよ。
  それが有意義なことなのか、というのはまた別のハナシですよ。
  そりゃオイサンだってそんなの時間の無駄だと思いますし、不毛だと思いますけど。
  そのへんはもうリクツじゃないでしょ。
  だってホレ、娯楽ですし。
  ジェットコースターに乗るのも、ホラー映画を見るのも、
  見様・乗り様にはよりますが、大して変わらんと思います。
  なんでお金払ってコワイ思いすんの? っていう。


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オイサンとしては、
「『娯楽としてのはけ口』としてのテレビ」の機能というのは、
案外バカに出来ないと思っています。
教育的な番組はないとダメだし、良質のドキュメンタリーはあって欲しい。
そういう役割と同時に、庶民のはけ口が、
ぽっかりと自分ちの真ん中に口を空いていることは「悪くない」と思ってます。
ただその、はけ口行為を目にするのは、やっぱり好きじゃないんですけどね。
イラッとすることもありますよ普通に。

  同時に、そういう感情・行為を
  「下劣だ」「下等だ」「ムダだ」「不毛だ」
  と忌避する人たちの、高潔な精神もまた、大事だと思ってます。
  そんなのみんな、両方あんじゃん? ねえ。
  そのどっちでもないカンジを……ワリと面白く体現しているのが
  テレビって存在だったんじゃないかなあ、なんて……思いますよ。
  アホっぽさの割合が高い・これまで高かったのは「そういう時代だった」からで、
  逆転していったって全然良いでしょうし。

そういう「ちゃんとしたもの」と「アホなもの」が一つの箱に入って流れてくるので
「ちゃんとしたもの」が好きな人には許せないという感情もまたわかります。
「公共の電波で下種な!」って怒る人がいますが、
ソレを喜んでる人がいる時点でそれは「公共」として機能している、
「アホっぽ機能」は、機能として無いと困る、んじゃないだろうか。
水清くしてナントヤラ、ってハナシと同じで。
はけ口が全部犯罪になる社会(それも極端だけど)は……メンドクサイと思いますよ。

  ……あのー……。
  ねえ。
  Webがあるおかげで、高潔系の方々の声って、大きくなったと思うんですよね。
  昔に比べて。
  リテラシーの高い人っていうんですかね。
  オイサン含めて、「アホっぽい機能」に依っていた人の比率が高くて、
  そうでない人々の声は、もっとこう……あまり自分たちに関係のなさそうな、
  雲の上の高ーいところを行き来していて、
  「アホっぽいのはアホっぽいので置いといて、
   エライ人の声はエライ人の声で、ああ確かにそうですね」
  と聞けていた気がするんですが、
  最近はそのエライ人の声も、アホっぽいものと混ざって自分たちと同じ高さで飛んでくるので、
  二つのこと・別のこととして分けて受け止めることが出来なくなってきた。
  そんな感触を受けています。

  デこの国はタテマエの国ですんで、
  高潔なことに対して、ゲヒンを支援する立場から反論するのって、難しいでしょ。
  「論理的に」「効率的に」が「タテマエ上の絶対正義」だから、
  通じないワケっすよ。
  ゲヒンサイドには引け目も後ろめたさもありますしね。
  理由なしに「いや、別にいいじゃん」というのが通り辛くなってきている。
  植木等が正義だった時代から、カツマなんとかが正義の時代になってきたわけで、
  ……マそのくらい、お国のステータスがシビアになっている
  ってのもあるんでしょうけど。

  そういうリテラシーの高い、
  高潔な世界のはじまりの真ん中に「2ちゃんねる」がいた、ってのがまた、
  どうにも素晴らしいな、と感動を禁じえなかったりしますけどね。
  ひろゆきさん、すごいと思います。
  あの思想の中心にあるのが、「私」なのか「無私」なのかわかんないんだけど。
  どっちでもすごいと思う。

ただその、あまりに手軽で優秀なはけ口機能のおかげで、
国民の皆様におかれましてはバッチリ骨抜きにされてしまっているところがある。
鬱憤溜めて爆発させることがすっかりなくなってしまっていることは
由々しき問題でもある、とは、また思いますけども。
「オイサンが言うな」?
ああ、ご尤もですね。

  マなんつうか、
  「両方あっていいけど、見る方お前らしっかりせえよ」
  ってことになるんスかね。オイサンの言い様ですと。

えーと、ハナシを戻しますか。
まとめると……どうなるんだろう( ← 考えナシ)。

 「フジテレビの韓国コンテンツ偏重問題は、
  テレビの「はけ口機能」としては格好の燃料ではあるけれども、
  現時点にあっては『番組』としてではなく
  『放送局のあり方』としての問題なので、
  それは自国の文化産業を脅かしかねないのでエキサイティング」

とまあ、こんなカンジになるかしら。
あと、

 「送り手側が『イヤなら見るな』で逃げようとするのは構わないけども、
  はけ口の機能としてはそれは通じない。
  かつ、その理屈で逃げられるのは
  番組の制作方針レベルまでであって、
  放送局の屋台骨が侵されている事態にあってはンなこと言うとる場合か」

というカンジですかね。
マよく分かんない堂々巡りの文句の言い合いは、
ハタで聴いてても特段愉快なもんではないので、
どっちもほどほどにすりゃあいいのになとは思いますけども。
法律に軽く引っかかってる時点で、テレビ局の方がしまいには折れるんでしょうけど。


……。


うーん。


やっぱね、今回の件は……不自然なんですよね。
日本のテレビ局のやり方っぽくない気が、ちょっとする。
「何かを流行らせよう」っていう意図の上の出来事だとしても、強引過ぎるように思うもの。
押し付けがましいというか、バレバレ過ぎると言うか。
キホンヘタレの……上でも書きましたけど……
「タテマエの国」のTV局のやり口とは到底思えない
なりふりの構わなさっぷりを感じてしまうんですよ。

これこそジジイの戯言かもしれませんけど、
以前はもう少し、エレガントじゃった様な気がするんじゃぜ?
やり口が。
巧妙で。
悪く言えば姑息で腰抜けで、もっとコッソリ、バレないようにやってた……んじゃない?
日本人の贔屓目かもしれないけどさ。
やり方がおおざっぱ過ぎる気がするよ。
日本人が敏感に感じ取って嫌がるところへ、それも無視して土足でぶっこんで来てる。
現場レベルで、あちらの強引なプロデューサーとかディレクターが送り込まれてきてて、
あーせえこーせえ言ってるんじゃないかなあという気がする。

  あ、これはもうすっかり偏見ですんで。
  オイサンは韓国に行ったこともなければ韓国人のお友達もおりませんし
  (……とか言って、オイサンが気が付いてないだけで
   何世とか、在日韓国人の方とかいたら気まずいな。
   どーなんだろ。いないと思うけど)、
  その国の方相手にオシゴトしたこともござんせん。
  ただこれまで幾度か北海道を旅行したり、地元奈良で生活をする中で、
  行き当たり、すれ違った韓国語を流暢に操る方々の振る舞いを見るに付け、
  「ああ、この国はこういう文化でやってんだな」
  と感じたその感覚で申し上げてます。
  あちらの国で、海外旅行を楽しむ生活レベルの方々の行動様式がそのようなものなのだ、と。 
  それが上なのか下なのか、どのくらいの割合を占めるモンなのかは、
  各位てきとーに重み付けをして読み替えて下さい。

サテ、この話はこのくらいで、

次はなでしこJAPANさんのお話……なのですが。
結構ながくなっちゃったんで、次回に続きます。

一応最終的な結論めいたこと……というか、
「こうすりゃよかったのに」みたいな気持ちはオイサンにもありまして、
それについては次の最後で書くつもりです。


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続けるほどの話かどうかわからんけど。
オイサンでした。


  

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