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2011年8月23日 (火)

■心と暮らし~アイマス・ドリクラ・岩男潤子 -更新第703回-

世間的には、盆休み週明けの朝。
オイサンです。

その、まだ少しひと気の戻り切らない、朝の小田急の車内広告。

「キュウリビズ、おひとつどうぞ。
 東北のキュウリで夏を涼しく」。

ナンつって、冷えたキュウリの大写し。
東北の、JAの広告です。JA全農福島、あきた、山形……。
この「キュウリビズ」の駄洒落ウリ文句は去年も見かけましたけど。



……。



こんなこと、言っちゃダメなんですよ?
ダメなんですけどね。

  ああ、「涼しく」って、ロシアンなんとか的な意味で……。
  以下自粛。

というツッコミしか思いつかないオイサンです。
まことに面目ない。
風評被害……も、あるのでしょうけどねえ。
でも、例のアレの検出検査結果を、
シールにして貼り付けるくらいの正々堂々とした姿勢とアピールが
必要だと思いますよ。
他所で獲れたものの検出結果と並べて張るくらいの。
厳しい言い草だとは、われながら思いますけど。



■好きな人が……いたの。



この間の記事で岩男潤子さんのライブに行ったことと、
そこで「好きな人がいるの」という曲が聴けて嬉しかったと書きました。

この「好きな人がいるの」という歌は……まーあ、切ない歌でしてね。

ずっとそばにいて、優しく支え励ましてくれた仲の良い異性の友達から愛の告白を受け、
半年も経ってから「自分には好きな人がいるの」とお答えする、という。
なんともやるせない歌なのです。

そして、お待たせした半年というのは恐らく「告白から返事を待たせた期間」というだけで、
お相手はもうそのずっとずっと昔から歌の主人公のことが好きで、
主人公の方もその気持ちにはずっと気付いていながら、
でも好きな人は別にずっといて、
その関係をずるずると引きずってきてしまった、という歌です。

  ライブの場で潤子さんが明らかにしていましたが、
  作詞の谷山浩子さん曰く、
  相手の男の子は幼馴染の子という設定イメージだそうです。
  そいつは気の長い話だ。

谷山浩子さんの作詞で、『kimochi』というアルバムに入っており、
オイサンが初めて聴いたのが、恐らく2000年頃。
今から10年ほど昔です。

初めて聴いた頃にはもう、
オイサン聴くだけでウワーッとなって胸とのーみそを掻き毟ってしまうくらい、
切なく哀しくやるせない思いに駆られたものですが。

……先日のライブではワリとすんなり、
ああ、そーね。そういうことあるよね、と聴けてしまったことが……
ちょっと、ショックでもありました。

オイサン別にこの10年で、
そんな切ない思いにするっと共感出来るほど傷つくような恋愛もしてないし、
ていうかそもそも恋愛自体2次元でしかしてませんし。

  まあオイサンの2次元恋愛イメージング能力は、
  かの天才トータルファイター・刃牙さんも斯くや、
  というほどであると自負しておりますが。

  絢辻さんに焼きゴテを押し付けられることをイメージするだけで、
  ハートマークの火傷の痕が背中に浮かび上がるんじゃぜ?
  痛たたたたたたた痛い痛いイタイ。
  絢辻さん、転蓮華はナシです!!

   ▼参考 転蓮華 画像検索結果

  え? 新しい体位の研究?
  ……じゃあしょうがないな……。

別段、そのかきむしるような心の痛みに耐えられるほど、
人間的な成長を遂げたとは思いません。
つまりは、馴れと、諦めと、マヒによって、
そんな大切な瑞々しい気持ちを、瑞々しいうちに自分のものとして感じることなく
通過してしまったのかなあ、と。
そんな風に感じて、ちょっと寂しい気持ちになったのでした。

マお歌を聴いた場が場であるというのも、
気持ちの状態というのもあるでしょうけども。

ちょびっとだけ、たまにゃあ生身相手の恋愛、
恋愛とまではいかなくても、
好きな人をこさえることくらいはやった方が良かったかなあと
わが身を省みたのでありましたとさ痛たたたたたたた痛い痛いイタイ!!

  絢辻さんっ!!
  今、足指でゲンコツつくって蹴ったよね!?
  体位の研究で打撃技ってのは、さすがにムリあるよ!?
  ていうか、体位の教科書に『バキ』選ぶのはおかしいよ!!



■縦ロールの先制攻撃~『ドリクラ』のろけ話



『ドリクラ』の、遥華さんの歌う「Happy & Pride」がすごくいいなーと思うのだけど、
歌そのものもさながらサビの部分のかかとグリグリダンスがとても可愛くて
破壊力x16。

ていうかビジュアルなしで聴くのはちょっと物足らないわ。

▼DREAM C CLUB ZERO 遙華「Happy&Pride」


オイサン、遥華さんはまだ完全にノータッチ(ピュア的な意味ではなく)なんだけど、
こうして歌を聴いてるとすごく興味も沸いてくる。
最近はアイリのかわいらしさにもやられ気味なんだけど。

『ドリクラ』の良いところは、そんな風に、
本編にまだ触れていなくても何かの拍子に歌を聴いたりするだけで、
そこに物語や心情の背景がハッキリと謳われていて、
新しく興味が沸いたり、気持ちが継続したりすることだなーと思う。

  ヒロインの可愛さが上手に織り込まれていたりして、
  あ、こいつそういう子なんだ、とイイトコだけ先取りできる。
  この構造は上手いと思う。

逆にゲーム中で初めてその歌を聞かされると、
歌詞の内容があからさま過ぎて若干冷めたりもするんだけど。
良し悪しだねえ。
でも功罪で言えば、オイサン的には功の面の方が多いかな。



■ゴダールも駿も舌を巻く~アニメ『アイマス』7話感想



--古き良き特撮モノと、ジブリアニメとをいっぺんに見ているようだ。



……と、かのジャン=リュック・ゴダールも語ったといいます。
『アイドルマスター』第7話、「大好きなもの、大切なもの」を見ての、
すみません、ウソつきました。
オイサンがTwitterにpostした感想です。

  つまりオイサンはゴダールだったんだよ!!
  ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー
  ……。
  ネタに使うにしても、ゴダールさんの映画の一本くらいは見てからにしような。
  ハイスミマセン。 ← 見タコトナイ


マジメな話に戻します。


「古き良き特撮モノ」とは、オイサンにとって
「子供が見ても理解できるくらいに分かりやすく、
 且つ大人が見ても納得がいくくらいしっかりとした、
 人物の心の流れが自然に作られている」
ということを表します。

賛辞としての「ジブリアニメ」とは、世の中的には色々とあるとは思いますが、
オイサンにとっては
「暮らしの様子が、動画の説得力を以ってしっかりと描かれている」
ことを指します。

  ジブリの真骨頂って、そこにあると思うんですよね。
  ゴハンを食べる。
  寝る、歩く、走る。
  泣く。
  笑う。
  そういう命に関わる日々の営みに連なることが、言葉ではなく、
  背景や動きによって繊細に表現されること。
  ご大層なテーマとか、自然と文明のかかわりのお説教とかは
  その延長線上にあるものでしかないと思っておりますオイサン。
  ……ごく最近の作品群は、あんまマジメに見てないけど。

ぶっちゃけた話、この二つが揃ったらもう、最強です。
やよい、いまさいきょう。さいきょう。

これと似た感覚を憶えたのが、昨秋のクールに放映されておりました、
ソンナーヤサーシークーシナイデー♪の「irony」でおなじみ、
『俺妹』の……何話目か忘れましたが、
京介兄ちゃんが幼馴染の地味メガネの家に遊びに行く回。
しかし今回の衝撃・緻密さは、それを上回るものだったと思います。

「暮らしの様子」とは、やよいの家の中の風景だけを指していうわけではなくて、
事務所の中でのことだってそうです。
というかオイサンは寧ろ、冒頭の事務所のシーンでそれを感じたのでした。

たとえば、メガネのPが誰かを個別に叱ったり、話を聞いたりする時には、
ああ、毎回あのソファのスペースに呼ぶのだろうな、と思わせたり、
そこから引っ込んできたアイドルたちは、
台所に集まって愚痴ったり笑ったり、
するんだろうなという「場所の役割・定まり」のようなことの意識付け。

  もちろん、事務所のドコを、誰と誰が根城にしているのか? という、
  「ナワバリ」みたいなものも、きっと存在するんだろうなという予感もあります。
  第一話を見る限り、あのソファスペースはミキミキが寝床にしてるくさいので、
  お説教が始まるときにはどかされるんだろうなー、とか。

そんなことを、冒頭の台所で、BGMもなく
いおりん・我那覇ちゃん・やよいが揃ってダベるところ……
特にやよいの背後に貼られた「熱湯注意」という張り紙を見ていて
「あ、すげえ。なんかジブリみたい」
と思ってしまいました。

  ……どうしてそういう小物にすぐ目が行くのかは分かんないんだけど。
  ああいうものが、すごくストンと心に落ちていくんですよね。
  オイサンが好きなだけでしょう。
  そういう所帯じみたモノに滲む寂びみたいなものが。

やよいの家のシーンに移ってからの細やかな生活観の描写については、
もう枚挙に暇がないのでイチイチ書きませんが、その辺はもう、洪水の如く。
それを追っかけるだけでも見所満載です。
いっこだけ挙げるなら、これまたやっぱり我那覇ちゃんの後ろに張られていた
日本地図。
あれ、なんでか、貼ってあるんですよね。
どこン家遊びに行っても。
少なくともオイサンがお友達になる生活レベルの人の家には、
場所こそ違えど、必ずどっかに貼ってある。
いおりんの家には、多分貼ってないと思うけど。

別に、小物にこだわれ、っていうわけじゃなく(やりすぎるとそれもあざとくて醒めます)、
別な手段を用いても、生活感というか、
生きるための平地のステージ、土台となるレイヤにおいて、
彼女らがどのように暮らしているかを、
どっしりと、けれどもさりげなく描ければ何でも良いと思います。

玄関先のシーンでの影の落ち方なんかもすごいですね。
「あ、ちょっと薄暗い感じの家なのね……」
ということが分かるってすごい。


 ▼心の流れの分かりやすさ

もう一つの、「自然で分かりやすく、説得力のある心の流れ」ですが、
これは主に高槻さんちのチョースケ君のことですね。

自分は、アイドルやって忙しい姉の助けに少しでもなるようにと普段から頑張っていたのに、
ちょろっとやってきた我那覇ちゃんといおりんのはたらきばかりが
「毎日来て手伝ってくれると助かる」と姉の口から褒められ、
それに苛立っていたところへ追い討ちで、たった一度の過失を責め立てられた。
だからそのヤキモチと納得のいかなさを爆発させてしまった、
という流れがキレイに描かれていて。

「姉のため」という気持ちが本心であることが、
ひけらかすことなく(気付いては欲しいのでしょうけど)献身的に兄弟の世話をする
彼の姿で描かれていて、
「アイドルなんか!」という言葉が本音でないことも視聴者にはするっと伝わる、
けれどもその一言がやよいには本音にも聞こえ、ショックを受けてしまうことにも合点がいく、
ということがもう、何の無理もなく描かれており感服感服。

コマゴマとした所作……
隠れていた物置が開かれるときの一瞬の視線の動き
(見つけてもらえた、でも喜びは表に出すまい)とか、ホンマ丁寧過ぎてびびります。
何を考え、何を観察し、何を感じながら生きていれば、
こんなことが作品に反映させられるのか。

  自分の書くものがどれだけスカスカか思い知らされる思いですチクショウ。
  もっと目の細かいザルと、大きな引き出しが欲しいものです。

いおりんがわざわざメガネPを呼びつける点や、
メガネPの功績について
(メガネPの一言が、間接的にチョースケ君を見つけ出すヒントになっていること)、
いおりんが気付いているのかいないのか、
なんの評価もあたえられないところには若干の疑問を感じますが
(いおりんとメガネPの関係の要素を何故この話に持ち込んだのかが不明瞭)、
そこは、見る側だけがわかっていればいいのかな。
先の話でいおりんが、そういうことにも気付ける姿が描かれれば、
立派な彼女の成長のお話にもなっていくのでしょう。

マそうなってしまうと、いおりんがスポットライトを浴びる比率が
随分高くなるなあという気は致しますけれども。
……彼女、人気高いのか?

あと……一つ、この先こうなると面白いかなー? と思うのは。
……あのタイミングで、チョースケ君は、いおりんに惚れてまうやろ。
フツウ惚れてまいますよ。
年頃の男の子。
先々の場面で、姉ちゃんよりもいおりんの影をTVで追いかけるチョースケ君とかが描かれると
なんかもう萌えますね。
萌え萌え。
ちょっと分かり易過ぎますけどね。


 ▼俯瞰して

今回は直接的なアイドルのお仕事成分はほぼなく、全体としては
「彼女らにとってアイドルとしての仕事がどういう位置にあるものか」
を見せるお話だったのかなあ? と思っています。
やよいにとってアイドルは
(楽しさもあるとはいえ)基本的には「稼ぎを得る手段」であるようだし、
いおりんには「優秀な兄弟を見返すための手段」のご様子。

  いずれにしても、「アイドルであること」が先にあるのか、
  手段が先にあるのかは、今回までのお話ではちょっとわかりませんが。

  特にいおりんは……アイドルになってから兄弟に馬鹿にされたのか、
  兄弟を見返そうと思って、アイドルという困難そうな道を選んだのかわからない。
  やよいも、働き口を探してて「アイドルやってみよー♪」と思ったのか?
  ……まあ個人的な憶測では、あのスカタン社長が
  「キミ! アイドルをやってみんかね!!」
  ってスカウトして、それが二人の境遇にマッチしたんだと思うけど。
  フツーそうなのかな。

唯一、あまりちゃんとした動機が見られなかったのが我那覇ちゃんですね。
わざわざ沖縄から出てきてる彼女にこそ強い動機が必要な気もしますが。
今回、二人がそういう動機を持っていることを見て
自分の動機をもう一度考えてみる、とか、
そういうきっかけになるのかしらんとも思ったけれども。
彼女の「兄ちゃんに馬鹿にされる」は、恐らくなったあとに言われた話でしょうし。
べつに全員に重たい理由付けがいるとは思いませんし、
ありすぎるとそれはそれで作り物くさいので……
特に我那覇ちゃんは、なんとなくとか、
歌と踊りが上手いとおじいおばあに褒められたから、とかでも全然いいとも思うけど。
それはそれで納得しちゃうしな。
ゲームの方には一応設定があるんでしょうしね。
「アニメから組」としてはその辺を別途取り込まないとならないのが辛いところですね。
ヘタにつっつくと「お前が知らないだけだ!」ってなるから。


……。


でも、……いいなー。
オイサン家にもアイドルが遊びに来て、もやし祭り開催してくんないかなー
(↑何がしたいの ← もやしを食うアイドルが見たい ← 意味わかんねえ ← うるせえ)。


 ▼余談・祭りと大会

あ、そうそう。超余談になりますが。
やよいの家ではもやし「祭り」でしたが、コレ多分、
関西にいったらもやし「大会」になる気がします。
多分ね。
オイサン家でもそうでしたし、ダウンタウンの松っちゃんもラジオで言ってましたけど、

 「大阪(関西?)の家では、
  何故ある特定のメニューに特化してそれだけを食べるときに
  『××大会』って言うんやろうねえ?」

という。
こんなカタい言い回しじゃなかったけど。

 「今日はたこ焼き大会やでー!」
 「お昼、お好み(焼き)大会やからな」

といった具合です。
関東(限定なのかどうか知りませんが)では

 「祭り」=皆で楽しむもの

であるのに対し、関西では

 「大会」=競技・勝敗のあるもの

に変化する辺り……なんかその。
ねえ。
地域のメンタリティを如実に表しているような、そうでもないような。
まあ、何もなくても多少奪い合いになる気はするけど。
ちょっとそんなことも考えたので、書いておく。
気になった人、誰か調べてみて( ← いいかげん)。




マそんな感じでヒトツ。
いよいよ『ロウきゅーぶ!』を普通に見、
『ダンタリアン』にダリアンが出ない回があると怒り出し始めた、
自分勝手なオイサンでした。

ダリアンに!
俺のダリアンに会わせてくれ!
ひと目でいあ痛たたたたたたたたたたた!! ← 懲りてない



■おまけ



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テレビシリーズのみならず、OVA版やらビデオ版の特典映像やら、
なんかオイサンの知る限りの映像は軒並み収録されるみたいです。
すげえなこれ。
ちょっと高いけど……アリだなあ。

いやー。

……DVDBOX買わなくて良かった。


 

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