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2011年8月20日 (土)

■当世電影気質~テレビにまつわる二つの話・其の二 -更新第701回-

何か知らんがここんとこ、ずーっと背中が痛い。
肩甲骨が突っ張って、腕がしびれるんですよねー。冷房のせいかしら。
しびびんしびびんしびびんびん。

▼しびびーんラプソディー




オイサンです。


Webブラウザを、IEからGoogle Chromeに替えました。
理由は……なんか、IEが重たいから。
タブブラウザがイヤでIE7 → 8をずっとしぶっていたんですが、
妙に重たくなってきたのでチョイ変えようかなと。

しかしどうせタブブラウザ(Chromeはタブ)にするんだったら、別に素直にIE8にしても良かったか。
マでもChromeはタブだけじゃなくて別ウインドウで開けることも出来るからいいんだけど。
IE8が別窓Openが出来るかどうかは試してないからワカラナイ。

マChromeもさくさく動いて随分快適になったのでいいんですけど。
特にコダワリはない。
最近、家でそんなにWebも見ないからいいんですけどねえ。
お決まったトコしか見に行かないもの。



■テレビの話の続き



サテ本題。
こないだの、最近(ヨノナカで)盛り上がったTVにまつわる二つの話、
その二つ目です。

  一回開いちゃいましたね。
  すみません。

なでしこJAPANさんがサッカーの女子W杯で優勝をした、
その際の周囲の盛り上がりについてのお話。
みつまJAPANもいい加減なんかで優勝すればいいのにね。



■なでしこJAPAN



なんかサッカーの大会が盛り上がってるな、と思ったらそれが女子のW杯で、
オイサンが気付いたときにはもう準決勝くらいで、
次に気が付いたら優勝してました。
と、
オイサン的には相当興味の外側にあった話なんですけども。

デいざ優勝してみたら、
またなんか外野で、キモイのキモくないのと騒動が起こっておりました。
皆さん好きですな。
お暇ですな。

何がキモイのって、
「普段は見向きもしないくせに、
 こうしてイザ偉業を成し遂げたときにだけ群がってきて
 わが事のように大喜びする」
のが、
普段から応援されている一部の方々からするとキモイ(=気に食わない)のだそうで
(多分普段から応援している人だけじゃなくて、
全然外野で見てる人でもそうお思いの方はおられると思いますが)、
まあその辺、オイサンからしても、一部共感するところもあります。

  オイサンの場合は気に食わないとか「キモイ」とかいうことではなく、
  どちらかというと「フシギだ」という気持ちが強いです。

偉業を達成した彼ら/彼女らのそれまでの道程であったり、
なし得たその功績の大きさ重さが果たして実際どのくらいのものであるのか、
キチンとした重量を量ることナシにただニュースの見出しの字面だけを追って
「すげえー! やっぱ日本人すげえー!!」
と盛り上がれる、その……なんというか、テンションの高さがとてもフシギに思えます。
不安にならないのかな? と。

  「オレ今、ワケも分からず喜んでるけど、これホントにすごいことなのかな?
   騒いでるオレ、アホみたいに見えないだろうか?」

とか、思ったりしないんだろうか、という不思議さが。
ミーハーに喜べる方々を見ていて、
……これも毎度の決まり文句ですが、別段disるでもなく、純粋な疑問として……
こみ上げてまいります。
今回のサッカーを例にとるなら、

 ・勝ったとして、相手は強かったのか?
    → 決勝相手のアメリカって、男子サッカーは強い印象がない
 ・大会は、ちゃんとしたものなのか?
    → 女子W杯について、由緒・システム・参加国を把握してない

という……先ずは「褒め称えるに値することなのか?」
という疑問が先にたちました。

  実際のところは、その価値が十二分にある優勝だったみたいですけどね。

  オイサンがこの大会の存在や現在の展開を知ったのがTwitterでして、
  そのTL上でもサッカーに詳しい方々がこぞって喜んでおられたので、
  それだけでも、決していい加減ではない、意義のある優勝であることはわかりましたし、
  TLの盛り上がり方からそれなり以上の技術でもって勝ちをもぎ取った試合だったことも
  うかがい知ることは出来ました。
  その上でもやはり、上で書いたような不安・疑問というのは、
  オイサンの上にはあるわけです。

  ちなみに、アメリカは男子サッカーはそうでもなく、
  女子は世界でもずいぶんお強いんだそうです。
  難しいですね。

ミーハーに喜んだ方々は、
その辺理解して喜んでるのかなー、そうじゃないのかなー、
どっちにしても、そうして瞬発的に喜べるのってすげえよなー、
と、思っていました。

別に、ミーハーに喜ぶこと自体はいいと思いますよ。
「普段ゲームやんないけど『ドラクエ』と『FF』と『ウイイレ』だけは買うよ。
 アニメ見ないけど、ジブリと『エヴァ』だけは見に行くよ」
って人だって、全然良いと思いますもの。

オイサン自身はお祭りに参加するのは得意じゃありませんが、
お祭り騒ぎが上手な人というのは正直ちょっとあこがれるところがあります。
それをキモイとかは、あんまないなあ。
あ、でも、お祭り騒ぎそのものは、人が集まるのも、騒がしいのも好きじゃないので
遠くの方でやってて欲しいとは思いますけど(めんどくせえオッサンだな)。
あと、稀にお見かけする

 「なでしこJAPANスゲエ → 日本人がスゲエ → 同じ日本人の俺もスゲエ」

って直列回路をお持ちの御仁とか、
へこみ気味の日本をそういう論調で持ち上げようとする傾向の報道関係者は
ちょっと考えを改めたてはいかがか! とは思いますが。


 ▼無料祭りの参加費

デこの女子サッカーの優勝は、
そんな話とはまたちょっと別な盛り上がり方をしているらしい。
お金の話。
そう、みんな大好きオカネの話です。

  大事なことというわけでもないですが
  オイサンがお金が好きなので二回言いました。

ホレ、例のあの、すっごく怖いカオの妖怪仕分けババアが
スポーツ振興の予算を仕分けしていた、という伏線がまた見事に奏功し、
「こんなに頑張ったなでしこJAPANだが、実はすっごい貧窮した状況からの優勝だった。
 そして優勝したのに報酬は少ないまんまだ」
ということがクローズアップされておりまして。

これまた機に乗じて、鬼の首を取ったみたいに
「ホレ見たことか! 二位じゃダメで、優勝しないとダメなんですよ!」
と仕分けババアに追い討ちをかける御仁もいたようで。
イザ妖怪側が「私も勇気をもらった」などとコメントすれば
(これも黙っとったらエエのにと思いますけど)
「お前には言われたくねえ!」と、当事者でもない方が反応してたりで。

  キモイと言ったら、オイサンにはこういう手合いの方がよっぽどキモイですがね。
  マそれはいいや。

要するに、なでしこJAPANさんの運営母体はフトコロ的に相当貧弱らしいです。
選手・スタッフの皆さんへの報酬も、なかなかスパイシーらしく。
そのことが美談になったり、
ババア(略したらただのババアになっちゃったマいっか)への追い討ち材料になったりと
カオスの様相を呈しておるのですが、
オイサンがちょっと首をひねりたかったのが、
上での「ミーハーキモイ論」と関連付けられたお金の話でした。

論旨を要約すると、

「確かになでしこJAPANの運営は貧弱で、お金がない。
 そんな環境で優勝したことを美談にするのもいいだろう。
 けど、ミーハー野郎どもはその美談に酔いしれたあとで、
 そのお金がないのをどうしてあげればいいだろう? ということを考えたときに、
 『政府がもっと助成を』とか『関連企業がもっと出資を』とか、しか言わない。
 そうじゃなくて、見る側がもっとお金を出さないといけない。
 お前らミーハーどもがもっと普段から、試合を応援に行ったりグッズを買ったりして、
 お金を落とさないといけないんだよ、
 そういうことが運営のお金になるんだよ、
 ミーハーなお前ら、優勝したの見て喜ぶんなら、普段からもっとカネ落とせ!」

ということでした。
……ウム、まあ至極まっとうなことを言ってるようですけども。
でも、ミーハー野郎どもは多分、その感動を得るためにお金がかかるとなると

 「え? お金要ンの? ……じゃあいいや」

って言うと……思いますよ?
TVで応援してもらえるだけ、ありがたく思わないといけませんよ。
……とも、全然思わないんですけどね。

テレビでやってるタダで参加出来るお祭りだったから盛り上がってみただけで、
もしそれにお金がかかるのであれば、
やっぱりテレビでタダでやってる、他のお祭りに流れていっちゃうだけだと思いますけどね。
お金払ってまで見るモンではない……と、思っていると。
思いますけどね。

  なんていうか、それはきっと、日本人にとってテレビのコンテンツってのは
  「そーゆーもの」なんですよ。
  タダで、気楽に、みんなで、パッと盛り上がれるもの。

ちょっと前までは「日本人は情報をタダだと思っている」
というような言われようを度々目にしていて、
最近はさすがにそこまで酷くはないんじゃないかな、とオイサンは感じていましたが、
それでもテレビというヤツはちょっと別格で、
やはりそこに流れているものは、そこに流れている限りのものはタダだ、
と考えているフシがあると思います(実際地上波民放の番組はタダですし)。
根強い。

  TVでなくても、マジコンやらの違法コピー品を
  まだまだ平気で使ってる人もたくさんおられるようですし。
  やっぱまだまだ、「形のないものに金は払えん」と思ってる人は多いようで。

テレビの内容以上のコンテンツを欲する人は、例え有料でも自然とそこへいくでしょうし、
もう行っているでしょう。

女子サッカーに関しても、今回の活躍で、そりゃ多少お客は増えるでしょうけども、
「お金を取る」というフィールドでのパイは、今の値が上限なのじゃないでしょうか。
それだけの、「コンテンツ的価値」なのだと思います。
その功績や名誉、技術的な価値は、きっともっと高い、
称えられるべき価値を持っているのでしょうけど。

テレビがタダ、という意識はもう……テレビ事業・番組事業を
広告料のマジックの上でずっとやってきた、そのツケでしょうねえ。
誰がお金出してるのかわからない、タダの上で生きる癖がついてしまってますから。
それはミーハーさんたちのせいじゃない、
最初に仕組みを考えた人たちのせいだよ。

だからその
「すごいと思うなら普段から金払え」っていうご意見は、
至極ごもっともでありながら、すっかり的外れだと思います。
テレビで見て泣いてる若者たちは、阪神ファンじゃないんだから。
そこにおカネの意識付けをしたいなら、
まずは「地上波で流さない」ことが第一かと思います。

  でも、それをやらないスポーツは、
  どこまでいってもマイナースポーツなんですよねー。
  困ったことに。

そんなことで……タダで騒ぐだけ騒いであとは知らんぷり、でいいのか! と言われたら、
それはよう存じません。サッカーに関するそれは、オイサンには他人事です。

しかし、ミーハーであることに問題点があるとすればそのコスト意識にこそあって、
「すべてを一過性の祭りとして消費してしまう」
ことかと思います。
自分もそこに出資・投資(厳密にはこれは「投資」ではないですけど)をして、
自分に何らかの益をもたらすものを、
間接的にでも長期的に育てていこうとする視点がないこと。
そしてテレビの無料のシステムが、国レベルでその意識の隠匿を助長していること。

オイサンという人間の中心に位置するカルチャーは
アニメにゲームに漫画という、実に分かりやすいものでして、
その文化的なレベルの高さは、どうやら世界的にも認められているらしい
(最近ゲームは怪しいですけど)。
そのテのものが、海外でも絶賛されていると聞けば、
どれほどのもんかねえ、と冷淡に横目で見ながらも、やっぱりココロは多少踊ります。
だから、というわけでもないですが、そういうことも含めて、
オイサンは、面白いものをこさえる人たち、少なくとも自分がそう認める人たちに、
自分に出来る範囲で、出来るだけお金が届くように、還元されるように、
お金を使っていこうとは考えていますし、振舞ってもいます。
そこは意識している。
無条件に、ってワケには参りませんが。こちらも生活がありますのでね。
適正なセンを量りつつ。

  たまに冗談で、「何のために働くのか!」みたいな話になった時、
  「そんなもんアニメ見てゲーム買うためだよ!!」
  と言ったりもしますが、あながちそれもまるまるウソではなく。
  オイサンの様な独身貴族の趣味人は、そうした自分が愛し、自分を愛してくれるものの
  下支えのための費用を捻出している、という意識も、ジッサイあったりはします。

あとはもう個人の裁量で、「払った分が認めた分」であると……
思っていくしかないんじゃないですかね。

客観的にそれを量ろうとするなら、結局そこも経済の論理が働かざるを得ず、
この国が何を食って、何を誇りに生きていくのかということから考える必要がありましょう。
サッカーに投資をしてどれだけ国の経済と人の心が活気付くのか、
ということのコストとリターンをもって考るのでないと量れない。

  ただまあ、ゲーム産業にお金を投ずるよりは、
  サッカーに投じた方が、多分効果は高いんじゃないかな、とは思いますけどね。



あと、それにね。



試合後の会見で、記者が報酬が少ないという話に触れたとき、
カントクさんははっはっはっと笑って
「名誉が大事なので」的なことを言ったらしいじゃないのさ。

……色々吹っ飛ばして敢えて言わせてもらうけど、





じゃあ、もういいじゃん。
本人がそう言ってんだから。





イエね、分かりますよあたしにだって。
「そういう」場だから、日本人らしく振舞ったんでしょう。
高楊枝的なアレですよ。
立派だと思います。
でもそういう態度は選手がとればいいことで、
フロントは、本当に選手に報いてやりたいなら、頑張って、
どういう場でも利用して、報酬が増えるように、そういう場でこそ振舞ってやりなさいよ。
その精神こそは美しいけどさ。

そこは……なんか違うなあと、オイサンは感じたところでした。
本人が目立つところで「お金下さい」って言わないと、
外野がいくら汲んで叫んだって、やっぱダメだと思いますよ。



■Closing



マ、そんなことでねえ。

なでしこJAPANのことも、フジテレビの韓国コンテンツ偏重のこともひっくるめて、
いい加減、テレビと、広告と、お金の関係を、
今回の地デジ化のタイミングで一回全部まっさらに洗い直せばよかったのに。
無料のシステムも、テレビ番組のコンテンツの内容も全部見直して、
はけ口的な内容と、高尚な内容のバランスも、時代が求めている比率に考え直して。


……と、思いますよ。


マそれもね。
細かいことを抜きにしたらんぼうな話でしかなくて、
出演者を抱えてる芸能事務所との関係とか、その周りで食ってる人たちとか、
色々としがらみがあるんでしょうから一筋縄ではいかないんでしょうけどね。

あとどうでもいいけど、
「なでしこ」も「侍」も、
どっちも日本固有のモンなんだから、イチイチJAPANつけなくてもいいんじゃね?
そういう意味で、「エキゾチック」はそうではないので、ヒロミ郷は正しい。

と、思う……ココロはいつも玉虫色。
オイサンでした。



▼どびびーんセレナーデ

♪サハラ砂漠のラクダなど~水も飲まずに旅をする~、っとくらぁ




■オマケ・国民えーよ賞授与式の模様をお伝えします。



\エ-ヨー !/\エエヨ エエヨー !/\ゴッツ エーヨー!/
   Ω Ω        Ω Ω Ω Ω      Ω Ω Ω Ω



 

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コメント

■てさん
Twitterの方では毎度お世話になっております。
ですね、Crhomeはその辺もスムーズに対応してくれて便利に使えています。
一時期、なんだったかのタブブラウザで
どうあがいても重ねてひらけず四苦八苦した苦い記憶があったもので。
仕事ではUNIXと仮想デスクトップで窓開きまくり大会で生きているもので。

情報、ありがとうございました。
またステキ情報をよろしくお願いします。

投稿: ikas2nd | 2011年9月 8日 (木) 22時02分

ブラウザのお話。
タブブラウザも別窓開けますよ。
一時、軽いブラウザを求めて色々試しましたが Firefox に戻りました。
GC は日本語入力がアレだったので即却下に。
今は直っているのかな。

投稿: て | 2011年8月27日 (土) 14時49分

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