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2011年8月 6日 (土)

■マイニチのさじ加減 -更新第695回-

オイサンです。
本日の日記パート、日々の些事三連発。



■見知らぬ、缶のお茶



近頃平日のお昼ゴハンはシゴトバの近くの飲み屋さんが売ってるお弁当を
買って来て戴いているオイサンですが、
そのお弁当屋さんは、サービスで一本、
缶の飲み物をタダでつけてくれるのです。

 ホンマにタダなのか、
 そもそも弁当の値段に含まれてるのか分かりませんけど。

デそのコーラとかコーヒーとかある中から
毎回お茶をもらって来て飲んでいるのですが、
こないだまで『おーいお茶』の250mlのスリム缶だったのが、
先週くらいからあまり見たことのない銘柄の、180mlのお茶に変わりました。

美山名水 お茶190ml 30本 美山名水 お茶190ml 30本

販売元:激安飲料のドリンク村
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 ↑オイサンの飲んだのはこれそのものじゃないんですけど。
 ↓こっちかな? 確か。

 http://homepage3.nifty.com/abct/37950011.html

なんだろう、コスト削減かなあと、深く考えずに飲んでいたのですけども、
昨日はゴハンの間に飲み終わらず、
仕事の合間にもコクコクと飲んでいたら、ふっと気付いた。

なんだかこのお茶は、えらく美味しいんじゃないか?

舌触りがこう……ぬるっと滑らか。
渋すぎず、薄すぎず。
ワタクシおーいお茶は嫌いではありませんが、伊右衛門は苦手です。
匂いをちょっととげとげしく感じるのと、
舌触りがザラつくのが好きになれない。
ペットボトルのお茶では、一時期出回っていた若武者が好きだったのですが
世間的なウケは今一つだったようで、さっぱり見かけなくなってしまいました。

  マ自分の好きなものが世の中からソッコー消え去るのは
  毎度のコトなんでいいんですけど。
  良かねえけどもよ。しょうがない。

そのお茶……『京都美山名水』というメーカーのお茶は、
バランスがとても良い様な気がして、休み時間にこっそりと検索をしてみたところ、
ああ、なんか方々に隠れたファンが結構いらっしゃる。
Webのあちこちで賛美の声が見受けられました。

  中の人かもしれませんが。

同メーカーの炭焼珈琲は特に評判が良いみたいなので、
今度Amazonででも買ってみようかなあ、と画策中であります。

美山名水 炭焼コーヒー190ml 30本 美山名水 炭焼コーヒー190ml 30本

販売元:激安飲料のドリンク村
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見かけたら試してご覧になるヨロシ。
あんま見かけないと思うけど。
関西じゃあ結構みるのかしら?



■『僕の妹は漢字が読める』を読んだオイサンは漢字が書けない。



Web上で一瞬だけ盛り上がった、『僕の妹は漢字が読める』。
ライトノベル作品です。
どっかのレーベルの賞で、佳作だか優秀賞だか。
とったらしいのですが。

僕の妹は漢字が読める (HJ文庫) 僕の妹は漢字が読める (HJ文庫)

著者:かじいたかし
販売元:ホビージャパン
発売日:2011/06/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する


その一瞬の盛り上がり方は、
「これはひどい」
といった、中身を試し読みしてその酷さを笑うような盛り上がりでした。

 ▼ラノベ『僕の妹は漢字が読める』がマジキチ これがラノベの最先端だ!
 http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51641055.html
 [ゴールデンタイムズ]

オイサンもさらっとその試し読みをしてみて、
そのときはやはり、「……ひどい」と思ったのですが、
あとあと反芻して考えてみると、
もしかすると頭のいい人がちょっとヒネって書いたものかも知れんな、と思えてしまって。

ジワジワと、興味がですね。
……よせばいいのに。
湧いてきてしまいました。

  今や大成功の域で活躍中の『這いよれ!ニャル子さん』のときは、
  タイトルの「這いよれ!」という字面一発で気に入ってしまい
  買ってみて失敗したわけですが。

試し読みの範疇の内容としては、

 ・未来の世界では漢字が失われ、ひらかな・カタカナのみの表記が一般的になっている。
 ・主人公は小説化志望。文豪のナントカ言うジジイ作家を崇拝している。
 ・そのジジイの作品には、今現在で言う萌え・ロリ・パンチラなどが満載。
  だがその時代ではそれが官能や純文学として認められている。
 ・主人公の妹は漢字が読め、そうした作品が純文学として流通している現状を疑問視している。


というくらい? だったかな。
それを読んだ反応として、「ヒドイ」というのが大半だったのは上でも書いた通りなのですが、
中には面白そうと思った人もいて、そういう人たちはその作風を
「現状のラノベを批判する作品」として受け取っていたようでした。

オイサンが面白そうと思ったポイントはそこからも少し離れており、
ざっくりまとめると

「・筆者は今現在(2011年の現代ね)芸術として認められ残っている作品群も、
  「当時は「××派」「××流」のようにくくられる程度に類似する型の中で、
  ときには商業主義的・大量生産的に濫造される雑多な生態系の中で生まれ、
  生き残ったもの
  (=芸術作品は全てが生まれながらにして芸術を標榜して生まれるものではない)」
  として理解しているのではないだろうか。
 ・同時に筆者は、当時は無頼・下劣な刺激物とされたものもあったはずだ、
  とも理解しているのではなかろうか。
 ・また筆者は、そうした事情の上で生まれ磨かれた作品群でも、
  現代ではその価値を見出され、芸術として存在している、
  と解釈をしているのではなかろうか。
 ・そうした筆者の解釈の上で、
  今氾濫するしょーもない萌えラノベ群がこの時期を過ぎ、
  一つの潮流として歴史的に認識され、
  芸術的に価値の高いものとして認められた未来を描いた作品なのではないだろうか?
 だったら面白いかもしれない」


……と、考えたわけでスが。

んでまあ、買って読んでみましたが。
ごめんなさい、三合目あたりで山を降りてきてしまいました。
オイサンの登りたい山じゃなかった。
頂上が完全に見えた、というわけではないですけど、まあ……概ね間違ってはいないと思います。

結局、主人公の崇拝する未来世界の大作家が、
ホンマに欲望丸出しの、ロリと妹好きをこじらせたエロ老人としてしか
描かれてなかったんですね。
無念。

表現の仕方が難しいのですけど、
自分の愛するロリや妹を、本当に実用的なすけべえの対象としてしてしか見ていないというか。
芸術性のようなもの(これも言い方が難しい)と繋げる回路を、
まるで持っていない人物に見えました。
うーん。
やっぱり、伝わるかどうか、言い表しようが難しいんですけど。
エロスに対して理屈の部分を全く持ってない人に描かれている……と、
いえばいいのかしらねえ。

  あ、それは勿論作者の意図として、ですよ。
  オイサンの妄想したような世界ではそもそもない、ということです。
  「描き方がなってない!!」という話じゃないので、誤解のなきよう。
  そもそもが、オイサンが上で勝手に考えたような前提で書かれたお話じゃなかったってことです。

過去に、エロスやら欲望やらを題材にとった作品を手がけ、
現在において作品を芸術と認められている人たちが、
全くの生な邪念なしに、芸術のみを標榜し、成分を摂取して、作品に昇華させたかといわれれば、
そういう人もいるでしょうし、そうでない人もいると思うのです。

「これは芸術だから! いやらしくないから!」
と、本気で考え、実際そういうスタンスで向き合った人と、
そうは考えも、やっぱりそのエネルギーのうちの何割かは実際に自分の下半身にあずけて、
そこから湧き上がってくるものでもって、作品に打ちつけた人と。
きっと、両方がいる。
でもその、どちらにしても共通するのは、やはりそれが……「芸術」なのかどうかはおいておいて、
「美」である、ということを、意識していたということだと思っています。

それがこの……『妹漢』の大先生には感じられなくて、
よーするに自分で書いた作品で、あとで自分でオナニーするためだけに書いていて、
「うわあ、いやらしいなあ! いやらしいなあ! 嬉しいなあ!」
という気持ちだけがあって「美」への意識はない、そんな風にしか……読めなかったんですねー。
残念ながら。

  別にあとで自分でオナニーに使ったらそれが芸術じゃないっていうんじゃないですよ。
  それもまた伝わり辛いところだと思いますけど。
  出すモン出してティッシュくるんで捨てたらもう何も残んないか、
  その先にまだ美しいと思えるだけのなんかがあるか、ということ……かな?
  ちょっと違うなー。
  その残ったものの意識が芸術や美へと向いているかってことですかね。
  結局抽象的な言い方にしかならないんだけど。
  スキのない言い方が見当たらんな。

だからオイサンが思い描いたような展開というか、暗示は、
その先もまあ出てこないだろうと思い直して、
三合目から頂上だけを見上げて帰ってきてしまったと、こういうわけです。

「だからこの作品がダメだ」ってんじゃありません。
今のラノベ市場としては、マ品揃えの一つとしてあったっていいんじゃないでしょうかね。
佳作だか奨励賞だかわかりませんけど、評価なりの作品だとは思います。
多分。
あんまラノベ読まんからわからんけど。
ただまあ、分かりやすいモンで。
オイサンがこの本を買ってみようと思ってからしばらく、手に入らなかったんですよね。
マイナーなレーベルだっていうのもあるのでしょうけど、
そのレーベルのほかの受賞作はちょろっと並んでいるのにコレだけ置いてない、
ということもしばしばでした。
最終的にAmazonに注文して手に入れたのですけど、奥付が何と

 7月1日 初版発行
 7月10日 第2刷発行

となってまして、総武線の中でおぱんちゅフイタ。
いやあー……。
でもまあ、話題になってよかったですね。
次回作も多分、そこそこ期待してもらえるのではないかと。

あと、タイトル。
受賞時のタイトルは『妹は漢字が読める』となっていて、
出版時に改題して『僕の妹は~』になったらしいです。
改題が入ることなんて珍しくないのでいいのでしょうけど、
個人的には、改題前のものの方が、「誰からみた『妹』なのか?」ということが不安定で、
引っかかりがあって興味は惹かれます。それがイヤだっていう人も多いでしょうけど。

  参考。
  ▼『僕の妹は漢字が読める』の感想がひどい件
  http://hirorin.otaden.jp/e198999.html
  [山本弘のSF秘密基地BLOG]



■こんなもん任天堂が率先して出してよ。立場上無理?


 ▼WiiをHDMI接続してフルHDにアップスケール「Wii TO HDMI CONVERTER BOX[MG2000]」
  http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1108/03/news056.html
  [ITmedia ガジェット]

3DSがスーパー鳴かず飛ばずでとうとう値下げに踏み切った任天堂さんです。
うーん……。
やっぱりねえ、というのはちょっと虫が良すぎるのでしょうけど、
……なんでそんなに、立体視にこだわっちゃうんだろう。
何がしたかったのかなあ。

マそれはいいや。

でなくて、今回はWiiの方の話。
WiiUにもさほどの期待はしていませんが、
Wiiは操作に手応えがないのがやはり大きな問題の様な気がする。
ガチン! と、画面の向こうと一体になっている気がしないんですよねえ。
ちょっとしたラグが気になってるんだろうなあ。
任天堂が「そんなラグを気にするようなヘヴィゲーマーは相手にしてない」と言うなら、
それはもう仕方がないんだけど。
WiiUでもそれは、変わらないんだろうなあ。

デそのWiiの画像をHDにアップコンバートしてくれる機器が
(何故か今頃になって)満を持して発売されるようです。
……こんなもん、任天堂が率先して出しなさいよ、と思うのだけど、
任天堂という会社の性質上、いざその
「HDが不可欠でした」
と認めてしまったらものすごいサービス価格で出さざるを得ないだろうから、
迂闊に動けなかったんだろうなあ、と邪推してみたりします。

……しかしDSLite・DSi・DSiLLなんかは、初代DSのものすごい成功があって、
売れるものだ、数が出るものだ! という成功が約束されていたからこそ
部材メーカーに対しても強気に出、部材を安く買い叩くことが出来、
結果的に安価で売ることが出来ていたのだろうから。
その圧倒的な優位性が崩れた今、
値下げをするにも、新ハードをおもちゃ価格でリリースするのも……
キッツイんだろうなあ。

あんまり、無理をしすぎないでくださいね。

まかり間違って、任天堂というメーカーが倒れてしまったりした日には
それこそお金に換算できないほどの損失だと、オイサンは思いますので。
無理なときには無理と、巡航できる速度で走ってもらいたいものです。

KONAMIの売り上げの、コンシューマ向けゲームとソーシャルとが逆転したっていいますし、
ホント世の中どうなっていくかわかりませんや。

……海外では携帯向けのソーシャルゲームってどうなんだろ、
やっぱ売れてるのかしら?
それともまた日本独自の、ガラパゴスった路線を走っているのかしらね。

 ▼海外のソーシャルゲームの超基本知識
 http://d.hatena.ne.jp/socialgame/20110126/1296013652
 [ソーシャルゲーム]

こういうところを拝見する限り、
海外ではソーシャルはPC向けがメインみたいですが、
やっぱぶいぶい言ってるのね。
メンドクセエ。

ソーシャルっすかー。
うーん。
やったことはないけど、据え置きでスタンドアロンで、
そして出来ることならパッケージで、
遊びたいねえ。

こうやってどんどん、年寄りは住みにくくなっていくんだろうねえ。
と、言っていること自体がまた、宜しくなかったりするんだろうねえ。
でも欲するものが駆逐されていくのだから、
そのように感じるのは仕方のないことだよねえ。


……?


なんか、以前も似たようなことを書いたような気がするが、
きのせいでしたかのうマサ子さんフガフガ。



以上、マジにそんな気がするオイサンでした。



 

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コメント

■계(癸) さん
毎度お世話になっております。

ですねえ、ひらかなだけになると……読み辛そうです。
オイサンはひらかな・カタカナ・漢字を姑息に使い分けて、
リズムを作ったり、読み辛そうなところは見た目で視認しやすくしたりと工夫している(つもりでいる)ので、
そういうことが出来なくなるのも不便かなあと。

トシくってから慣れ親しんだものを取り上げられると辛そうですが、
世のお年寄りはきっと、そういうメを乗り越えてきているんでしょうね。
自分が歳をとり、徐々に自分たち向けのモノがマイナーになる段階を迎えて
そんなコトを考えてしまいます。
 
  
■てさん
ようこそのお越しで。こちらでははじめまして……ですよね?
確か(うろおぼえ)。
 
Twitterではお世話になっております。
一応、現代っぽいところに飛ばされて、そのちょっと先あたりまでは読んでいます。
清く正しくドラマチックストライクなところへは辿りついてないですねえ。
けれどもまあ、そういうお話上の仕掛け、みたいな部分には
もとよりあまり興味がないので良しとするにしても。
 
そうした因縁によって、
「誰がはじめに、おぱんちゅを芸術として認めたか」
ということが不明になっているのは、面白い気がして来ましたね。

投稿: ikas2nd | 2011年8月 7日 (日) 13時39分

>三合目

ということは我々の生きる現代っぽい過去にやって来たところは読んでいないのかな?
そして現代っぽい過去に残った主人公が起業したレーベルで世に出たのがおぱんちゅ大先生で、その先生は更に過去に旅を続けた妹の孫だったというドラマチックストライクな展開が待っているかどうかも知らないのかな?

投稿: て | 2011年8月 7日 (日) 08時22分

 안녕하십니까? 오이산씨.

 オイサンさんが時々話題に出してた『僕の妹は漢字が読める』ってちゃんとした設定があったんですね(失礼)。
当方タイトルだけ見て「とんでもない内容なんだろうなー」と食わず嫌いしてました。まあ実際凄そうですが。
実際に日本語がカナ文字だけになったらとても読みづらそうです。
でも韓国なんか第二次大戦後にハングルだけになっちゃってるんですよねえ。戸籍取ったときしか漢字を見たことないとか。
実際にそんなことになったら年寄りの頭にはきついなあ、とかとりとめのないことを考えてしまいました。

 ではでは。안녕히 계세요.

投稿: 계(癸) | 2011年8月 6日 (土) 23時42分

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