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2011年5月 8日 (日)

■文明開化の手風琴~岩男潤子さんのライブのこと -更新第回668回-

おうおうどうしたどうした。
オイサンです。
何がだ。

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2011年のGWもオシマイを迎えつつあり、
日本中から「働きたくないでござる!」
絶対に働きたくないでござる!!」


の大合唱が聞こえてくるようで働きたくないでござる!



  ま、巻き戻しを要求するーッ!!



今目の前にウサギみたいな赤目の白いヤツが現れたら、
迷うことなく契約して魔法少女になり4月の29日までもどしてほむほむ!
とお願いをするコトでしょう。

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  そしたら今後一生GWだわ、
  魔法少女になった瞬間になる前の時間に戻るから何かに絶望したりしなくて済むわで
  良いこと尽くしじゃね?
  天才キタコレ。

まあアホみたいな冗談はさておき(←9割がた本気)、
そのくらい、今年のGWは楽しいことが多かった、ってハナシですよ。



■どうでもいいけどいい加減「ゴールデン」って響きは、
  厚ぼったくて、あまりありがたくない気がする。




オイサンの連休は5月の5日まででした。

最終日はアレやコレやとやることを考えていたのですが
晩ゴハンを摂り終えた7時半頃になって、カラダがすっかり動かなくなってしまいました。
やっぱくたびれてたのかなあ。
デ横になってゴロゴロしていたところ、
そのまま寝たり醒めたりで朝を迎えてしまいました。
……惰弱である。

  活動量計(万歩計の親分みたいなやつです)の記録を見てみると、
  連休中の毎日の歩行距離が、
  ジョギングも含めて連日20kmを軽く越えており、
  こりゃくたびれもするかもなあと納得。

別段、起きてたと言ってご大層なコトをするわけでもなく、
与太文を書いたり、ゲームしたりって程度なので良いっちゃ良いんですけど、
ゴロゴロしていると背中にチクチクとした焦りを感じます。

時間の進みはゆっくりに感じますが、
それに呼応して、やらなきゃならないことの進み具合もゼロなので、
あまり意味が無い。
何かやっていても時間の進みがゆっくりだったら良いのになあ、
なんて虫のいいことを考えてゴロゴロしていました。
ゴロゴロ。
ゴロゴロ楽しいです。
ゴロゴロ。

 ▼二つのイベント

ンでまあ、連休中何をしていたのかご報告いたしますと、
大きなイベントが二つ、ありました。

一つ目は、
横浜であった声優の岩男潤子さんのライブ。
二つ目は、
昨夏に四国でお会いしたTwitterお友達が関東にお越しになるというので、
関東のフォロワーさん数人を交えての、鎌倉めぐりオフ会。

  ……「また鎌倉かよ」とか言わない! 他なんか知らないんだモン!
  オイサンだって気にしてるんだ。

でまあ、今日はその一つ目、横浜でのライブのお話など致しましょうかしらね、
という感じです。

GWには、例年なら一人で北海道とかに行くところですが、
今年は小分けに人と過ごす、一風変わった休みになりましたね。
いやあ、楽しかったわ。
いい連休でした。
お付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。
あとパトやんありがとう(何故)。



■岩男潤子さんのライブ in Motionblue Yokohamaに行ってきた



場所は横浜、赤れんが倉庫にあるMotionblueというライブハウス。

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どうだーい? ちょうアウェイな感じだろー?(くまだまさし風)


同行のお相手は、このblogの読者さんでよくコメントも下さるJKPさん。
そして毎度おなじみ、ちひろパパさんこと、ちびすけ父さん(hm13chibi)さん。
オッサン三人が横浜デートです。

  以前もご紹介したかもですが、
  JKPさんが古くからの岩男さんのファンでいらして、
  横浜でライブがあると、今回約半年ぶりほどにお誘いを戴いたので
  ほな行きまひょかと急遽予定を立てたと、このような次第でございます。

当日は、昼過ぎに桜木町の駅に集合。
神奈川に住んで8年になるクセに本格的な横浜は初めてなオイサンの希望で、
ランドマークタワー → 山下公園の超完全イナカモン仕様のコースを観光し、
その後赤れんがのライブハウスへ向かうことになりました。

  お天気はチョイと優れない感じでしたね。
  曇り模様。
  風は強くて、オイサン好みでしたけど。


 ▼ライブ!

タワーや公園に先に参ったのですがその話はチョイと後回し。
先ずはメインの、ライブの感想から行こうかと思います。


いや、すごかったです。


オイサンが岩男潤子さんのお歌聴いたのは大学生の頃、
『青春ラジメニア』というラジオ番組でかかったのが最初だと思います。
曲は「恋がひとつ消えてしまったの」。
95年のことです。
そしてその次に聴いた「シャッターチャンスの連続」が決め手となって、
今でも、新しいアルバムを追っかけたりこそしていませんが、
当時のアルバムを、聴くとはなしに聴き続けています。

ですので、歌がお上手なのはよく存じ上げておりますが……。

  このページでもレポートしましたが、昨年の4月にも一度ライブに足を運んだのです。
  やはり、JKPさんのお誘いで。

   ▼シャッターチャンスの連続 -更新第482回-
   http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-4737.html

  そのときのライブは、良かったのですけども
  歌にものすごく迫力があるというほどではない、という感想だったのです。
  失礼ながら。
  トークは面白かったですし、歌も演奏も期待以上には良かったので
  存分に楽しめはしたんですよ。
  けど、「ああ面白かった、こういうものなんだな」というくらいだった。

それがまあ、今回のは。
良かったというか……
期待、想像を上回って、桁がいくつも違うくらいに、
演奏が、歌が、すごかった。


 ▼会場・構成

ライブは2部構成になってまして、5時半始まりの……9時半終わり、くらいだったかしら。
間に30分くらい休憩を挟みました。
前半が一時間半くらい、後半が2時間くらいだったかしら。結構なロングラン。
しかしなんか、体感ではあっという間だったのでした。

会場となったMotionblue横浜さんはライブハウスと言っても、
スタンディングでわんやわんやと騒いだり、
ただステージと客席があって聴くだけだったり、というのではなく、
客席にはテーブルが用意されていて、
お酒飲んだりゴハン食べたりしながらお歌を聴くことができるという、
なんともアダルティな空間でした。

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  あのね、ぶっちゃけ、
  こういう場所に来慣れていないアニメオタクさんには若干敷居の高い、
  オサレリア充空間です。
  世が世なら敵地です。

  一人だったら超アウェイ、会場のwebサイトを見た時点で
  「これは……無理だな」
  と、腰が引けてしまうことウケアイ。
  実際JKPさんも「一人だったら、多分来なかった」とおっしゃってましたし、
  ちひろパパさんでさえ、「ちょっと勝手が分からない」と若干ビビッておられました。

  ふ……ふっ、いなかものめ。  ← おしっこちびった人

しかしまあ、未知なる空間もこうして一度経験してしまえば、
次からは一人でも気楽にこられてしまいそうです。
お酒はともかく、お料理はちょっと興味のあるものもありますし、
興味のあるアーティストさんが出られるようであれば、また来たいと思う空間でした。
うむ、今度デートに使おう。←相手はいない


 ▼え ん そ う !

前半と後半で楽器の編成が変わり、
オイサンは楽器全然詳しくないので間違ってるかもですが、
前半は、
  パーカッション
  ギター
  ベース(ウッドベース)
  アコーディオン
  トロンボーン

で、後半はピアノが加わり、
パーカッションがドラムに、ベースがたまにエレキベースに変わったりしてました。

ちょっと細かい感想はまたあとに回しますが、
あのー……どれもなんか、素晴らしくてですね。
特に印象的だったのが、ベースとアコーディオン。

アコーディオンは……もうね。
すごいんですよ。
紙吹雪の中にいるような、音が、色とりどりの落ち葉やら花びらやらを巻き上げる風みたいでして、
その一枚一枚が鼓膜に張り付くたびに違う音が鳴るみたいでね。
華やか。
ベースはベースで、ウッドベースも良かったのですが、
オイサンはどちらかというと二部で出番のあったエレキベースの
滑らかなレーザーのような艶が凄く印象的でした。
自分はアコースティックなのがきっと好きだと思い込んでいたんですが、
エレキの不思議な魅力にも取り憑かれてしまいそうです。

彩、艶。
聴覚がチカチカするような錯覚に陥るほどでした。

前回に比べて、スペースの音響性能がいいってのも多分、あるのでしょうね。
座席がステージ斜め前方ともう一つ恵まれない感じで、チョイともったいなかったです。
途中ちひろパパさんが
「スピーカーを通さないで、生で聴きたかったなあ」
みたいなことを(意味のディティールは違うかもですが)仰ってましたが、
イヤ全く同感。

オイサンの場合、あまりデカい音にさらされると疲れてしまうというのもあるので、
大きな音でノるというよりも、小さめの細い音でゆっくりしっとり浸りたい、
という希望もあります。
小さな細い音を、息を潜めて鼓膜の真ん中で受け止めるように聴くのが、
本当は好きなんです。
しかし演奏の途中から、こういう大きい音の場合、
耳だけで受けるんじゃなく、体をゆすりながら、
体のいろんな面で受けたり流したりして聴くようにすると気持ち良く聴けるということが分かって
ちょっとフワフワしつつ聴いていました。


 ▼歌!

そうした演奏が素晴らしいのもともかく、
当の岩男さんの調子が、なんかもう、良かったのでしょう。
生来の、声に艶のあることに加えて、音の高いところから低いところまで
(もともと低いところはあまりお得意ではないようですが)出ていましたし、
息も良く伸び、ハリもあり、
……マお年もありますので、
オイサンが主に聴いていた15年も前の若さ弾ける歌声、とまでは行かないようなものの、
それでも、この日のステージはそれに近いパワフルさを装備していたように感じました。

「歌」というのは、つまるところ筋肉を駆使した「運動」なんですよね。

腹筋とのどと肺をメインの器官として
それらを包み支える上体の骨と筋肉の力みと緩みのバランスをとる、
いわば全上体を駆使した運動なのだと、オイサンは思っています。

そうすると体はイキオイ、熱を持つわけですが……。

オイサンは、歌い手さんの体のどこにどんな風に力が入り、また抜けているか、みたいなことが
なんとなく、本当になんとなくなのですが、
自分が歌っている時の状態とすり合わせてなのでしょう、
なんとなく感じ取ることが出来たりするのですけど、
この日の岩男さんから感じる、そのハリと熱と来た日には、もう。
太く、熱く、しなやかで。

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岩男さん自身も合間のトークの中で
「私は、この体が楽器ですから」
とおっしゃってました。
うた歌いさんは、喉から声を出すしくみからしばしば管楽器に自らをなぞらえたりされますが、
この日の岩男さんは、オイサンには寧ろ弦楽器、
一本の、太くてしなやかで中空の弦のように感ぜられました。
そのくらい、支点となる上体と下半身がしっかりしていて、
中間にある、のどや胸やおなかを強くしならせ、空気を力強く振動させている、
そんな印象だったのです。

  うむ。
  今こうして思い出していても、ちょっと汗が滲む。
  すごかった。

前回のライブではときどき苦しそうにされていたりもしましたが、
今回はもう、
「最後には燃え尽きて死ぬんじゃないか」
と不吉なことを思うほど、
けれど歌うほどにイキイキとされていたように思います。

長年、岩男さんのステージを追って来られたJKPさんをして
「いやー、ここまでのはあんまり聴いた覚えがないですね!」
と、
……タダでも何か爛々とした目を、更に炯々とさせて語らしめるほどでした。
イヤ、興奮する気持ちも分かる気がしますよ。

  全然関係ないけど、JKPさんには噛まれると痛そうです。
  だって歯並び良くて、アゴがすっげえがっしりしてるんだもん。
  あとちょっと瞬きの回数が少ない気がしますが大丈夫ですか。 ← ホンマにどうでもエエな
  閑話休題。


 ▼曲目!

曲目も、前回のちょっとしっとり・ゆったりした感じから、
オイサンでも知っている結構昔のアルバムからより抜かれてきたものが多かった。
ちょっと元気のイイ感じ。

特に第二部のセットがよくて、
『シャッターチャンスの連続』では、上で書いたような岩男さんの調子の良さが存分に味わえた。
あと『May Storm』のような、
声の高さでしっとり、ちょっとズッシリ目の雰囲気を醸す曲なんかも。

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それと面白かったのが、『そっと誓うとき』という曲。
これはPSのゲーム『超光速グランドール』という、いかにも90年代中~後半っぽい
アホギャルゲー(信じ難いでしょうが誉めてますよ)の主題歌なのですが、
それをね、
このシックな雰囲気と編成でおやりになるわけですよ。

  女子高生がある日突然しゃべる鎧? に魅入られて、
  異世界に引きずり込まれて戦う変身ヒーロー美少女アクションです。
  いいですねえ、異世界! アホですねえ。
  伊勢丹ぐらいにまからなかったものでしょうか。
  最高です。
  あ、曲はアホじゃないです。隠れた名曲として有名(矛盾?)です。
  
  ▼超光速グランドール そっと誓う瞬間(とき) [ にこさうんど ]
  http://nicosound.anyap.info/sound/sm690721

これがしかし面白いことに、アレンジがすばらしいのでしょうね、
曲として、編成にはハマるし、歌われて出来上がったその曲は、
明らかに変身ヒーローモノの主題歌以外の何者でもない。
そもそもの詞に、それだけの力があるということなのでしょうね。

歌と音楽に関しては終始そんな感じでしてね、
一切の退屈を感じることもなしに、長いハズの数時間が過ぎ去っていってしまったことですよ。

  ア、どっかから突っ込みが入ると恥ずかしいので自分でバラしておきますが、
  第一部の終盤でちょっと寝てしまったのは、
  退屈だったんではなく、頼んだお酒が思いの外強かったせいですからね!

あとは……オイサンは是非、あの愉快なメンバー編成で
『1930☆すてきなメリッサ』が……聴きたかったなあ……。
こうなりゃ意地でも、メリッサを演るまで通い詰めにゃあなるまいて!!
また誘っておくれよバーニィ!

  ▼1930・すてきなメリッサ
 
 http://nicosound.anyap.info/sound/sm13194418


 ▼アコーディオン弾きの孤独

上でもちょこっと書いた通り、
……オイサンの書きっぷりでどれだけ伝わるかわかったもんじゃありませんけども、
今回の編成の中でアコーディオンの存在感がちょっと特殊、ものすごかったのです。

  ステージ上のバンドメンバーの間でも皆さん相当お気に入りのご様子で、
  アコーディオン奏者の方がちょっとやりにくそうにしてました。
  いいのかw

そのアコーディオンの音色の多彩なこと、
そして細やかなことは文句のつけようがないのですが……
逆に、ちょっと「浮く」ことがあったかなあ……というのが、オイサンの素直な感想です。

それは音色の問題だけではなくて、
アコーディオンという楽器のイメージは、
どこかおどけて、滑稽で、やはりあのサンドイッチマンであるとかクラウンであるとかの
道化者のイメージにぴたりと寄り添って離れることがないように思われます。
それが邪魔をすることも、ままある。

  ほかの楽器の中に溶け込むことも、よっぽどの腕がないと難しいのではないかなあと、
  そんな風に感じました。

今回の奏者さんはバンドメンバーの皆さんもおっしゃるように相当の腕の持ち主のようで
(ものの分からないオイサンが言うのも憚られますが)、
出だしこそちょっと浮いてるなーと思わせつつも、
気が付くとすっかり溶け込んで分からなくなっている、という場面が何度かありました。

けれどもまた、いくつかの曲はアコーディオン・ソロに任せきりで、
一応、ベースやパーカッションに譜面が用意されていながらも
(ということは、それぞれの奏者さん自らが仰ってました)
ほかの楽器が入っていけない、ということもまた見受けられ。
それについてバンマスのベースが
「アコーディオンが良すぎて入っていけない」
と言っていましたが、その言葉には
「単独で完成しすぎている・自己完結しすぎている」という
絡みづらさが含まれているように感じました。

  アコーディオン・ソロの曲の時、確かにバンマスの人は、
  睨んでると言って良いくらいにアコーディオンの人をじっと見ていたんです。
  すごく真剣に。
  上手だから何かを盗もうとしているのかなー? なんて、
  モノの分からんオイサンは考えていたんですけど、
  あれはずっと「自分が入る余地」を探していたんですね。
  後のトークでネタバラシをされてようやく分かりました。

思えばオイサンのイメージにあるアコーディオンが奏でられる場面も、
アコーディオン弾きが街角に「一人で」立ち、
子供らと一緒に歌い踊る、といったようなモノが殆どです。
それは単に子供向けに編まれた物語から刷り込まれたモノにすぎないのでしょうけど、
一葉の真実も含んでいるのでしょうね。

マそんなことで、アコーディオン弾きというのは……
その滑稽愉快なイメージと鮮やかな音色からはほど遠く孤独で、
楽しさや、豊かな色彩とのコントラストが強まるほどに、
かなしくうつるのだなあと、胸にくるモノを感じたオイサンなのでした。


 ▼照明の疑問

そんな華やかな演奏を聴きながら思ったことですが
こうした音楽ライブに、照明による演出って……必要なものでしょうかね?
今回、オイサンは見ていてどちらかというとノイズに感じてしまいました。

演劇などのように、音と、言葉と、光の要素がからまりあって
総体として何かを伝える媒体であれば、総合的に「場面」を作る必要があると思いますが、
基本的に「音楽」ですべてを伝えることが前提の音楽ライブにおいては、
目から、音楽の補足的情報を流し込むことがどれほど必要だろうかと。

多少、証明を落とすとか強くするとかはあっても良いかとは思いますが、
色を付けたり、ぶんぶん回したりっていう過剰な演出はなくても、
否、むしろない方が音楽に集中できて、
オイサンはちょっとありがたいんだけどなあ、と思いました。


 ▼おまけ バンマスは漫談師

あとは……これは、別に「岩男さんのライブ」で誉めることではないのですが、
バンマスのベース担当、川村隆さんのしゃべりの上手さですね。
本当に、しゃべりが本業じゃないの? と思うくらい、
緩急自在で面白いです。

頭の回転も早いのだろうし、
「場の空気を読む」=「場の空気に流される」だけではなくて、
キチンと自分の仕事として、場の空気のを作る、流れを整えて進行をする、ということも、
その面白さの中でやってのけるから尚すごいと思います。
うーむ。
ウケてるときにただ押すのはワリと簡単だと思いますが、
そこで一旦引いて笑いにつなげたり、繰り返しで笑いをとったりするのが抜群にうまい。
食い気味にかぶせるのも、強引になりすぎないので、
聴いていても全然押しつけがましくないし嫌みじゃないんですよね。
すごいと思います。

聴けば、ナントカ言う国際的なベースのコンクールで、
最年少で賞を取ったという演奏もすごい人……らしいです。
神様は不公平だぜ。



■オッサンたちの横浜デート



こっから先はオマケ。
ていうかオイサンの日記。
ライブ前に寄ったタワーと、山下公園のことをちょっとだけメモ。


 ▼ランドマークタワー

外観。

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桜木町の駅を出てすぐに見上げるタワーは、
辺りのビルが思いのほかでっかくて、思ったより迫力がなくちょっとびっくり。
実際は、ほかに比べてもダントツ高いハズなんだけど
遠近の都合上、駅から見ると丁度埋もれるくらいの高さに見えるのよね……。

69階の展望台からぐるっと見回してみましたが、
いやなかなか。
面白いものですね。

ちひろパパさんは地元の方なので、
……いや、ヒトコト「地元の方なので」では済まないくらい、
やたらと横浜の地理やら歴史やら制度やらに詳しくて、そういうことと絡めて
そこから見渡せる景観についてお話をして下さり、その面白いこと。

  町のど真ん中にたつガスタンクから始まる考察であるとか、
  斎場(火葬場)にまつわる逸話?とか。

しかし横浜の町というのは思いの外わっさわっさと無秩序で、
その分生活の熱量が感じられる気がいたします。
つくづく人の町なんじゃねえ。

道がまず様々な事情によって好き勝手に敷かれ、
それに向けて家々が立ち並ぶので家の向きが一律ではなく、
あっちを向いたりこっちを向いたりしている。

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その、通りそのものの流れと、家々の屋根の向く矢印の絡み合い具合がまるで、
石にぶつかり、川底へ潜って子砂利を巻き上げる
複雑な川の瀬と淀みのようで、
家の建ち並び方がそのまま時間の流れを固めて残した軌跡のように見えてきました。

 ▼空模様

一頻り下々の者共の住む世界を見下ろしたあとは、
下界に降りてライブ会場に向かった……のですが、
こっから雨模様になってきやがりまして。
岩男さんは自他ともに認める雨女だそうで、それっぽい雰囲気になってきました。

……そういえばライブでは、一切雨や雨女の話題にはふれませんでしたが……
もういい加減、振っても仕方のないネタ、みたいになってるのかなw
だとすれば相当だ。

 ▼山下公園・大桟橋

まだ少し時間があまっていたので、お茶しながら雨が弱まるのを待ち、
山下公園を一巡り。
西洋理容伝来の碑を散々クサしたのち小急ぎに大桟橋を巡って会場入りしました。

「やっつけ仕事」
「左手で作った」
「彫刻だけで食えてると思えない」

と、言われたい放題の西洋理容伝来の碑の作者。
言いたい放題だったのは主にオイサンです。
だって……あんまりなんだもん。
写真撮るのもちょっとアレだったので撮ってませんけど……あああったコレだ。

  西洋理髪発祥之地「ZANGIRI」 [ 郷土文化財コレクション ]
  http://hazukimap.sakura.ne.jp/guide/14k/yokohama/naka/14104S022.htm


……ねえ? あんまりでしょ?
ZANGIRIじゃねえよ。

大桟橋は形も面白く、眺望もすごく良いので
また人の少なそうなタイミングを見計らって、こっそり出かけてみようかと思います。
うむ、デートに使おう。←クドいようだが予定はない

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なんとなく目を奪われてしまった、公園内の大樹


公園の入り口のところで、大道芸のお兄さんがなにやら演し物をやっていましたが……
たぶんね、あの兄さんよりも、
岩男さんバンドのバンマスさんの方が、しゃべりは達者だと思います。

……と、ライブが始まる前に結構な距離をうろうろし、ちひろパパさんに
「オイサンのレポートには
 『本編前にやたらと歩かされてクタクタです』
 とか書かれるに違いない」
と先制攻撃を喰らってしまいますが、なんのなんの。
オイサンのブログがそんなに文句が多いわけがない。

やれやれ、足が棒になっちまうよ。



……。



マそんな感じで。
今回のライブはもう、他ならぬ「音楽を楽しむ空間」として、
純粋に存分に楽しむことが出来る素晴らしい出来栄えでした。
脱帽。

また岩男さんに限らず、
ああいう場所で美味しいモン食べながら音楽を聴くというのは、
なかなかに贅沢なじかんであることだなあ、と感じ入った次第。
願わくば、もっと色んなステージを楽しみに足繁く通いたい、
そんな気にさせるライブでしたとさ。



と、これがGW二日目の出来事。
もう一つの出来事……


 「馬鹿がうどんでやってくる!」


については、また後日。
オイサンでした。


 

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コメント

どもデス。
自分のブログのコメントのお返事も書かずにこっちに書き込み。

お誘いいただきありがとうございました。
いやー、楽しかったです。ホントに。掛け値なしに。
岩男さんの歌のうまさは知世ちゃんのキャラソンで存じているつもりでしたが、
突き抜けてましたねえ。あの夜のライブは。

あの時もお話しましたが、私は腰の重いほうで、牛に引かれて善光寺参りな人ですので
気軽に色々お誘いいただけると幸いです。

PS. 顎がカックンカックンするのは顎関節症? ならば私もそうです。

投稿: ちひろ | 2011年5月 9日 (月) 23時08分

■JKPさん
毎度おおきにでやんす。
 
いやいやいや、今回は本当に、会場といい、内容といい、
誘って戴けて実りのあるイベントでした。
面白かったー。

そうですねー。
日陰者のオタクにとって、人に自分の領域をさらすというのは、
やはり一定のリスクが伴いますものね。
深く考えずにパパさんを誘ってしまいましたけど。

マそんなことで、是非また次も宜しくです。
そういえば、顎関節症だとおっしゃってましたっけね。
失礼しました。

投稿: ikas2nd | 2011年5月 9日 (月) 22時59分

どもです。JKPです。
当日はお疲れさまでした。

ライブ、お楽しみいただけた様でなによりです。
いや、ほら。
感覚が一般的ではない人間にとって、人を誘って自分の趣味の世界に引きずり込むのは勇気がいるのでございまする。
特に、彼女に関しては私、絶対に客観的な分析が出来ていないんでw

良いお店でしたなぁ。
機会があれば、また是非ご一緒下さいな。
そしてこの丈夫に見えて、実は顎関節症なガラスのジョーで料理を食べつくすのさ!

投稿: JKP | 2011年5月 8日 (日) 17時56分

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