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2011年4月の11件の記事

2011年4月27日 (水)

■長生きファンタジー -更新第664回-

「胸を借りる」という言い回しに秘められた無限の可能性。
オイサンです。

絢辻さん、ちょっと胸を貸……なんでもありませんなんでも。
何故ナラ、 ソレハモウ ボクノモノダカラ。


今期アニメの中で異色中の異色『昭和物語』。
先日第3話が放送されたましたが、
その中身でいくつか心に引っかかったところがあったので、
ちょっと書き留めておきましょう。


 ▼ターゲットは?

このお話の時代背景は昭和39年。
次回予告ではきまって「懐かしい昭和がたくさん登場します」と
ナレーションが入るのですが……
昭和39年あたりを少年時代として懐かしく感じる世代って、
オイサンよりも20歳くらい年上の方だと思うんですよ。
当時10歳だったとするとね。
となると、今60歳近い人をターゲットにしてることになると……思うんですよね。
どうだろうか、その辺の年代って、深夜アニメ見るだろうか……?


 ▼船橋ヘルスセンターの歌

今回劇中(とエンディング)で、
当時の船橋ヘルスセンターのCMソングが使われていまして。
それを聴いて、もうなんというか、時代がかった歌だなあと感じました。



オイサンには、既になじみの全然無い曲調です。
アレがウケる、コマーシャルとして人の心を惹きつけるものだという感覚が
全然わかりません。
マそれはいいとして。

劇中ではあの歌に、主人公の少年もその友達も
心躍らせているような描かれ方がされていましたが、
当時はあの歌に、大人も子供も、共通して心躍らせていたんだろうか?
……という疑問が。
沸いてきました。

その疑問が的を射ているとすれば、
どうしてあの時代には、大人と子供が近い感覚で、
一つの音楽を楽しめていたんだろうか。
今みたいに、世代毎にバッサリと乖離してしまわないで。

……でも、世代きめ打ちでアーティストの歌をフィーチャーしないCMソングなんて
そんなもんかな。
ぽぽぽぽーん、と同じなのかも。
そーかな。
そーかも。
今みたいに、世代毎でバッサリと、
あらゆるカルチャーに対する嗜好の断絶が起こるようになったのは
いつ頃からなんだろうか。

どっかで繋がれるところがあればいいんだけれど。

ああ、あと、あそこまで直球に「長生き」を美徳として前面に押し出すことも、
最近じゃ見ないなあ。
長生きすんな、Viva早死に! っていう風潮ではモチロンないのだろうけど、
長生きがそこまでいいモンではないっていう……
ある一定ライン以上の長生きの値打ちは、下がってるような気がしますね。

当時で言う「長生き」が当たり前になったから、
そして今以上の長生きが難しくなったから、
ウリに出来なくなっただけかしら。


 ▼どこかに連れて行け、な話。

コレは多分、オイサンち固有の問題。
お話の中では、主人公の少年が、その船橋ヘルスセンターに連れて行ってくれ!
と親に食い下がるのだけども、
「どこそこに行きたい」とか、「休みにどこかに遊びに連れて行け」とか、
うちは言わない子供たちだった。
オイサンも、兄貴も。

兄貴は成人してしばらくしてから、自身の出不精を
「子供の頃に親が積極的に連れ出さなかったからだ」
と、親に対して文句を言っていたのだけれど……。

そういう側面があることは否めないとオイサンも思います。
でも、でもですよ。

別に「行きたい」とも言い出さない、
連れて行くよ! と言っても然して嬉しそうなカオも見せず、
実際行ってみて、やっぱりテンションが上がるわけでもない、
それどころか、人が多いとか暑いとか疲れたとか、文句ばかり言う、
そんな子供を……積極的に連れ出そうなんて、思わないよフツウ。
親だって人間なんだからさ。ヘンな言い方だけどw

子供の気持ちを尊重していれば尚のことそうだと思うし、
今は嫌がっていても先々のためだからと無理やり連れ出すとか
そこまで考えてるのはまた特殊な親だと思いますよ、オイサンは。

  大体そのときムリに連れ出していたらいたで、
  その反発で尚のこと出不精な人間に育ったって不思議はないとも思いますしね。

当時、外出に対してぶーぶー言っておいて、今になって「お前らのせいだ」なんてのは、
随分と自分にばかり都合のいい乱暴な話だと思いますよ、お兄さん。

マ自分も含めて、身勝手な(+リクツっぽい)子供たちで
親には申し訳なかったなあと反省するわけですよ。
やり辛かったろうなと思います。



まあ、なんか、そんなこと。



『昭和物語』、とりたてて面白い話でもないですし、
感心させられるような鮮やかさも感じませんが、
なんとなく見続けてしまいそうですね。

マそんな感じでヒトツ。
オイサンでした。


……うーん。
長生きねえ。
長生きかあ。



関係ありませんが、3月11日の地震直後、
14時50分頃のお写真が出てきたのでのっけておきます。
旭川の喫茶、cafe 花みずきにて、お茶を飲んでる最中に気紛れに撮った写真です。
外はちょっとした吹雪でした。

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2011年4月25日 (月)

■嘆きの銚子・其の四 ~アニメ『アマガミSS』舞台探訪 -更新第663回-

超アニメロのCMで使われているLISPの映像はほどよく痛々しくて好きです。
オイサンです。
あすみんカタいよあすみん。

まあ、ラジオやらであれだけ、人見知りだの無趣味だの言ってる人間が
派手派手しく歌い踊ってもウソ臭いので、あのくらいカタくて丁度いいと思います。
そこがまたあすみんなのだろう。

R0040549

さて今回は、
アニメ『アマガミSS』ロケハンの聖地・銚子を訪ねる旅レポート、
「嘆きの銚子」の第四回です。

 ▼嘆きの銚子 ~アニメ『アマガミSS』舞台探訪
  ・其の一 -更新第653回-
   http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/ss-653--4b67.html
  ・其の二 -更新第655回-
   http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/ss-654--7bbb.html
  ・其の三 -更新第662回-
   http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/ss-662--2f05.html


前回は、なんと!
……一日目を終えて宿に着き、メシ食って風呂入るところまで、という……

  「巡礼そのものとは全ッ然関係ねえじゃん!!」

な内容で終了しました。
我ながらびっくりだね、お兄ちゃん(CV;田村ゆかり←君子的な意味で)。
これは最早、アニメ『アマガミSS』聖地巡礼レポートではなく、
愉快な四紳士の珍道中のお話でございます。
オッサンの生態に興味のない方は、読んでもあまり良い気分にはなれないかも知れません。

アそーれ、ニンニキニキニキ、ニンニキニキニキ♪ ←曲のチョイスが既に昭和である



■温泉回 (※水着回はさすがにありません)



さて広いお部屋のホテルニュー大新さんのお風呂は露天もあり、
コレまた広くてきれいなお風呂でございました。
……ここでの会話は、詳細は割愛。
オイサンが言ったコトだけにとどめようと思います。
何故なら普通の「ためになるオッサン人生講談」だったから。

なんて言うんだろうねえ。
希望に、哀愁と後悔をひと匙ずつ。
オッサンなら誰でもいつか持つことになる迷いを受け入れながら振り切る、
そんな時間であったように思います。
自分の生き様を一個一個、取り出して、その形を確かめて、
そのままもう一度しまい込むような。


  オイサンが言ったのは、ポートタワーで見た売店のお姉さんのコトでした。


日に何人の来訪もあるか分からないようなあのタワーの展望台で、
毎日毎日、あのお姉さんは出勤してきてはおもてなしの支度をして、
気まぐれな、お茶を飲んだり、オイサンみたいに豆煎餅を買ったり、
ラムネを買ったりするお客の相手をこなして、
また鍵をかけて帰るんだろうけども、
そういう暮らしも面白いと思うんですよ、ああいう時間のあり方に憧れるんですよ、
みたいなことを言ったのです。

オイサンがあそこで豆煎餅を買ってしまったのも、
それだけでも一つの粋であり、ドラマだなあと思ったからです。

  その意味するところは、マ皆さんのご想像にお任せいたしますけども。

それに呼応して、皆さんがそれぞれの考え方を話してくれまして、
特にテラジさんの筋の通った強い生き様のお話が胸を打ちました。
あのアホアホな配信の合間の出来事とは思えないくらいの
しみじみとした時間だったなあと思います。

  そーいや、あの3月11日の地震の時もあそこには人がいたのだろうなあ……。
  怖かったろうなあ。
  無事だったろうか。
  その時の様子を伺うためだけでも、オイサンはもう一度、あそこを訪れたいと思います。

あのお姉さんが公務員さんなのか、その関連企業の人なのか、
アルバイトなのかわかりませんけども。
今日も元気に、あそこで日が落ちるまで海を眺めてて欲しいと思います。
……マお若い女性には、チョイと酷なオシゴトかもしれませんがね。
ヒマで。

お風呂を上がり、今日が終わるまであと1時間足らずとなった頃。
……このあとも、また30分ほど配信の続きがありました。
その詳細はこちら。


 ▼おみかん隊長による配信・その3
  お風呂上がった後。
  http://ja.twitcasting.tv/nor_kankitsukei/movie/1171422#


そしてこの直後、12時を回ったあたりで場は解散し……
オイサンと隊長は、せっかくなので、ということで
用意して戴いた別室へ移り、暁の四紳士。束の間の眠りに就いたのでした。
今はせめて、安らかに眠れ。



■二日目



眠りから覚めれば、さあ二日目のスタートです。
……とはいうものの、二日目は割とあっさりです。

  

君ヶ浜行ってゴミ拾ってー(そんなことはしない)、
地球の丸く見える丘展望館上って待ちぼうけくらってトラウマ植え付けられてー、
銚子マリーナでデート気分を味わった後スキBAD気分で膝枕してー、
謎の坂道で登下校の甘酸っぱさを反芻してー、
謎の田舎道で次回予告でサービスサービスしてー、
……おしまい。



  節子、それアッサリやない、盛りだくさんやないか!



……と、清太にぃにに怒られそうですね。
マ回るポイントこそ多めですが、昨日ほどやることはありません。
まあ読んでもらえればわかりますよホジホジ。←まじめにやれ



■夜明けのおさんぽ



行動開始は……何時からだったっけ。
7時半か8時頃からだったと思います。
オイサンは6時頃から起き出して、勝手に浜辺をぶらっと一回りしてきたりしました。
例によって『アマガミSS』とは縁さんも田村さんもない場所ばかりですが、
そのときのお写真でもどうぞ。

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  余談ですが、先の地震で、これからご紹介する君ヶ浜も、銚子マリーナも、
  大層水をかぶって随分と様子が変わってしまっているのだそうです。

  第一回・第二回の記事にコメントを下さった「ていたらく」さんは
  現役の銚子Boyだそうで、そのようなお話を伺いました。
  本当に最後の最後のタイミングに立ち会ったのだなあと
  おかしな感慨に耽るオイサンです。

オイサンが帰ってくる頃には別室のテラジさんが目を覚ましていて、一人
メロンパン甘いお
と、メロンパンをかじっておられたようです。
さすが名うての絢辻ストの一人です。

花粉のせいでろくに眠れなかったという気の毒なよつさんもお目覚めになり、
四紳士は再び戦いの野へと赴くのでした。

本日最初の戦場は……
橘さんと塩素臭い小娘がゴミを拾ったり変身したりした、あの場所です。



■君ヶ浜



君ヶ浜までは、我々のビバーク地である聖なるホテルニュー大新からお車で5分弱。
オイサンの朝の散歩の感じでは、徒歩でも15分とかからないでしょう。
橘さんが七咲と、ゴミを拾い、ライダー……じゃない、
イナゴマスクベルトで変身をした場所です。
あとは行方をくらました薫が一人たたずむ場所ですね。

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なんというか……砂浜です。ただの。当たり前ですけど。
別に砂金とか、鳴き砂とか、七咲の汗からとれた人塩とかは混じってません。

R0040527 245
右のお写真は提供:おみかん隊長です。

調子に乗ったオイサンがイナゴマスク変身ポーズを取らされたりしますが、
面白い話でもないので割愛。
風景的には、やはりここも本編とかなりのS/N比で一致します。

他には、うーん……。
これといってお伝えすることもないぞ。

R0040510

四紳士のテンションも、朝が早かったせいか、或いは
……コレは、実はあまり大きな声では言えなのですが、

おしなべて七咲

    あまり関心がない
せいか、

皆さんまだ若干低めで……
……ね、眠いせいだよ!
きっとそうだよ!!

  オイサンとテラジさんは生粋の早朝クラスタなので朝は強いハズなのですが、
  二人とも、昨晩慣れないお酒を呑んでおりどうにも勢いがつかないご様子。
  隊長さんは割と夜型クラスタ、
  よつさんに至っては「日曜☆午後二時・Don't be late」と呼ばれる男ですので
  推して知るべし。

  ▼射手座☆午後九時 Don't be late
  

「まあ、こんなもんですかね」
みたいなノリで君ヶ浜をあとにします。
いや、行ってみって。
ホント砂浜だから。

よつさんがパノラマで撮って下さった、面白いお写真があったので掲載しておきます。

Dsc02623x

あ、ちなみに我々が行ったときは、
野良wifiが飛んでいるのをテラジさんが拾ってらっしゃいました。
無人の浜辺もしっかりカバー! 銚子は近未来・サイバースペースです(てきとう)。



■地球が丸く見える丘展望館



さて次の目的地。
今度は少しばかり内陸部に入り、小高くなった丘の上、
「地球が丸く見える丘展望館」を目指します。

ここがどういう場所かと申しますと、『アマガミSS』の物語のスタート地点。
中学時代の橘さんがすっぽかしをくらってトラウマを植え付けられたあの公園
……の、モデルとなったであろう、と噂される場所。

とはいうものの。
下馬評通り、ここは「どうやらそれっぽい」と目される程度でしかなく、
具体的に一致するポイントは見あたりませんでした。
おんなじ焼き芋屋の車が行ったり来たりしているばかりで。

2_2 Photo_2

海のある方角、山の見える方角、そんなものから推測をし、
あっちがああだ、こっちがこうだと考えを巡らせてみるも、
やはり巡礼の楽しみはある程度一致のポイントがあってナンボなので
皆さん若干消沈気味でした。

そんな中よつさんの呟いた

  「やっぱあの公園には、モデルは無いんじゃないですかねえ。
   だってほら、タイルとか、すっげえいい加減なんすよー」


というiPhoneの画面を覗き込みながらの言葉に、
オイサンはいたく感心してしまいました。

見ればなるほど、劇中描かれる公園のシーンでは、
公園の地面に敷かれたタイルの描写など細部が、
明らかにロケハンのなされたファミレスのシーンなどに比して
大層平面的でいい加減なのです。

確かに、床や窓ワク、手すりといった、背景の辺縁に存在するモノを、
想像力だけで詳細に拾い上げて、設定することは大変な労力を要するでしょう。

そうした細部を、ロケハンによって実際の風景から借り入れることは
設定の作成工程上のコスト削減になるでしょうし、
作品世界に一定のリアリティを与える一助にはなるのでしょうね。
まんま丸写しにするか、よく似た異なるモノに置き換えるかどうかは別として。

  予断ですが、オイサンはつい先日、
  タイミング良く「ジブリの世界」みたいな番組をテレビで見ました。
  その中で、世界のパヤオこと宮崎駿氏が描く
  イメージボードや世界設定のメモ画のようなものが一部公開されていました。

  そこに存在する生活感……生活の体温とでも呼ぶべき「マイニチな感じ」は、
  普段自分たちが暮らす中で当たり前に行っている所作を事細かにとらえ、
  その上で作品世界の成り立ちにそった独自の形状や動きへの置き換えが丁寧になされることで
  確立されていて、
  「よくこんな、当たり前のコトにまで意識が及ぶもんだな」
  と感心させられました。

昨今のアニメ界隈において「聖地」「ご当地」を持つ作品が多発しているのは、
作品が盛り上がったり楽しみ方が増えたりする、という面もさながら、
上で書いたような労力の削減や、
作り手の想像力の弱体化が招いた現象の一端なのではないかなあ、
などとですね、
えーと、
オナカスイター。
次の目的地へ向かうジェントル号の中で薄ボンヤリと考えていたオイサンなのですよ?

さあ次は、森島センパイとデートをし、
七咲に膝枕をしてもらった銚子マリーナです。



■銚子マリーナ。←大野まりなとは関係がない。



はいどうもセンセ。
オイサンは未だによく分かってないのですけど、
この銚子アリーナってのは何をする場所なんでしょうね(笑)。
ヨットハーバーとかそういう場所なんですかね。
海辺の、なんか公園的な施設のある場所でしたけど。

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ここはもう、七咲編のラストで……あの、物議を醸した
「なんでイキナリ、<スキBAD>的な絵が出てきとんの?」
と言われた膝枕のシーンと、確かにクッキリさっぱり一致する場所が見つかりましたね。
お見事でした。

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それ以上に、対岸の崖みたいな風景にえらく迫力があって、
四紳士はわりとそっちに気を取られがちでしたけども。
あと、オイサンがなんとなくテトラポットに隙間にもぐりこんでみたところを見つかって
「どうしたの?」
「なんか落としたの?」
と心配されてしまう、という無意味に恥ずかしい一幕があったりしました。
どうでもいいですね。
すみません落ち着きの無いオッサンで。
自分でもなんであんなことしたのかよく覚えてません。

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ここも……割とあっさりでしたねえ。
やっぱりみんな、七咲には大して興味無モゴモゴ。

  よつ「まあ、こんな感じですかねー」
  隊長「そだね」
  テラ「皆さん、そろそろお腹空きません?」

ホラやっぱり、みんなあんまり興味が無モゴモゴモゴ。

色々とご批判を戴きそうになりつつ、
ここらでさらに一旦切りますね。

第五回に続く!



■追伸



この記事を書きながら検索していて偶然見つけたのですが……
3月11日の地震以後の、銚子マリーナの様子についてです。
ホントに偶然、その後のマリーナを取材した動画が見つかったので貼っておきます。





あの……見た瞬間、
「えええええええ!!?」
と、オイサン声を上げてしまいました。

ここもこんなに大きな被害を受けていたのですね……正直ナメてました。
近隣の方々はご無事だったのでしょうか。
被害に遭われた方々へのお見舞いを申し上げるのと合わせて、
一日も早い復興を、改めてお祈り申し上げます。


オイサンでした。


 

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2011年4月24日 (日)

■嘆きの銚子・其の三 ~アニメ『アマガミSS』舞台探訪 -更新第662回-

銚子外生命体の皆さんコンバンワ。
オイサンです。

前回から間が空いてしまいましたが……
アニメ『アマガミSS』ロケハンの聖地・銚子を訪ねる旅レポート
「嘆きの銚子」、今回はその第三回です。


 ▼嘆きの銚子 ~アニメ『アマガミSS』舞台探訪
 ・其の一 -更新第653回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/ss-653--4b67.html
 ・其の二 -更新第655回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/ss-654--7bbb.html



前回までで、薫のバイト先のファミレス、輝日東駅前の風景、七咲御用達の公園、
ポートタワー、そして絢辻さんゆかりの川口神社までを順調に攻め落とした四人の変態紳士。
今回のお話は、そうして一日目の行程を終えた四人が宿へと向かうところから始まります。



■宿屋~ゆうべは おたのしみでしたね



川口神社までを順調に攻略し、ご満悦の四紳士。
連戦の疲れにありながらも、
「いやー、楽しいねえ! いい一日だった!」
と、車内は意気揚々です。

  「こう順調に行くと、なんかこう、次くらいはトラブルが待ってたりして」
  「宿でなんか言われる、とかねえ」
  「『よつ……様で、いらっしゃいますか? いえ、承っておりませんが……』とかねえ」
  「えっ」
  「えっ」
  「……」
  「……」
  「と、とにかく宿に向かおう」

そんな小粋なトークに押してはならないスイッチを押されたりしつつ、
ちょろっと道に迷ってiPhoneのナビに文句を付けたりしながら
(「この全力ナビさんはねえ、おかしいんだよ」
「全力出してこれかよ!」
「ほら見てよ、海の中走れっていってるもの」
「全力でつっこめってか!」)
ジェントル号はどうにかこの日のお宿、ホテルニュー大新に到着。
なかなか立派なお宿です。

  ▼ホテルニュー大新
  http://www.newdaishin.com/


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これは翌朝のお写真ですね。

お宿の手配をして下さったのはよつさん。
さすがやり手です。
なにやら自前のポイント……マイルか何かの割引が利いたのだとかで、
お世話になりっぱなしです。

  よ つ 「10畳で四人は狭いと思ったんで、二部屋取っときましたよ~」
  三 人 「おー、さすがです」
  フロント「よつ様、えー、四名様ですね。はい、お一部屋で承っております」
  よ つ 「えっ
  三 人 「えっ
  フロント「えっ

いや、本当の話。
ホテルの方では本当に一部屋しか押さえていなかったみたいでした。
なんでも、一部屋四人でも十分な広さなので人数を聞いてそうしてしまったみたいで。

が。

さすが、千葉のおもてなしは銚、否、超一流です。
至急でもう一部屋、用意して戴けました。
ダテに一組の客にフロントマン三人が組んでかかる
スリーマンセル制を採用していません。
アンタら、なんで三人で同じ宿帳のぞき込んでんの?

  そういえば、この日の出会い頭にテラジさん、
  「この旅行のしおりを作ってたらプリンターが壊れて、
   朝出てくるときにナビが壊れた!」 
  と言って笑ってましたっけ。
  やはりこの旅、一筋縄では行かないのかもしれません。

……しかし、部屋に通されてみて納得です。
すっごい広いもの。
10畳ってのはウソで12畳とか言われていましたが、もっとあったんじゃないだろうか。
おっさんが四人寝たって、全然互いのZOCにも引っかからない広さです。
こうです↓。

R0039806

オッサン四人、だるだるの図。
分かりにくいかも知れませんが、これでお部屋の広さの1/4くらいです。
オッサンたちは広い所が怖いのか、何故かお部屋の隅っこに四人肩を寄せ合い
全員別の液晶を覗きこんでいましたね。
そんなコミュニケーションで大丈夫か?

  エキストラベッドを入れたら、
  手前の人を踏まないと一番奥のベッドにたどり着くことの出来ないという、
  羽田の某ホテルとはワケが違います。
   ↑水曜どうでしょうを知らないと分からないネタ

さらに、それとほぼ同等のお部屋をもう一室用意して戴いてしまい、完全にもてあます四紳士。
「と……とりあえず、寝るまでは四人ともココにいりゃあいいか?」
と、若干腰も引けます。
ありがとう、ホテルニュー大新。
ちなみにお値段据え置きです。



■晩ゴハン



晩ゴハンは、近場の回転鮨屋さんへ。
「しまたけ水産」という、なんでもテラジさんが以前から行ってみたい?と
思ってらしたお店なのだそうです。

  ▼しまたけ水産[ 食べログ ]
  http://r.tabelog.com/chiba/A1205/A120501/12000022/

  テレビでご覧になったのだか、関連店舗だったか、
  そんなお話を伺ったような記憶があります。ウソだったらすみません。

この鮨屋がまあ……無茶な鮨屋でね。
あ、先ずは一言、たいへん美味しかったです。
これは掛け値なしなので最初に申し上げておきます。
オイサンが特に美味しいと思ったのが、イカ。
あと、アブラボウズ

  これは珍しいタネで、海の大層深いところにお棲まいなのだそうで、
  滅多に上がってこないのを今日はたまたま仕入れることが出来たのだそうです。
  アプリポワゼじゃありませんので、全国の銀河美少年諸子はお間違えのないように。

そして美味しかったのがつみれ汁。
これはおすすめです。
マそもそも魚のつみれの匂いが苦手な人にはお勧めいたしかねますが、
大丈夫なら是非どうぞ。

で、なにが無茶かというと……ネタがでかい。
雑巾か! ってくらい、
シャリからはみ出すとかいうレベルでなく、もう……
ネタの下でシャリが三人、川の字になって寝られるくらいの大きさがあります。
お写真で見ていただきましょう、こう↓です。

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奥右手のイケてないセーターがオイサンです。お写真提供:おみかん隊長

全部が全部こうではありませんが、
これはキミ、アレかね。

包丁が切れないのかね?
切るのめんどくさくなっちゃった

と問い詰めたくなるような大きさ。
刃物の扱いにはうるさい隊長(キャリバー的な意味で)が
「『ネタを切る』っていう、スシ唯一の調理の手間さえ省いてるよね!」
と嬉しそうに憤慨しておられました。

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6 5 4
お写真提供:テラジさん

満腹満腹。
皆さんも、聖地巡礼の際には是非どうぞ。



■さかもりらじお×☆☆☆☆



さあ、遊ぶだけ遊んだ。食うモンも食った。
あと、足りないものは……?

決まってますね。
おっさんが四人です。
いい大人です。
そこに足りないものと言えば、

情熱! 思想!! 理念!!! 頭脳 気品 優雅さ 勤勉さ!!!!!!
そして何よりもァーーーーーーーーーーーー……

アルコールが足りないッ!!!!!!!

 ▼クーガー名言 速さが足りない編
 

前日の晩だかに、隊長が呟いてたんですよね。
「飲み会したい」って。
それによつさんが答えてたんですよね。
「明日の晩は酒盛りですね!」って。

オイサンお酒は得意ではありません、ありませんが……
昨夏の旅行で、Twitterのお知り合いと飲んだお酒が楽しくて美味しかったこと。
そして最近、『ドリームクラブ』をプレイする影響(それもどうなんだ)で
たまに一人でも飲んだりしていることで、
この愉快な面々がお酒飲んだら楽しいだろうなあと、
ちょっと楽しみにしておりました。

真っ暗闇なド田舎の帰り道、炯々と輝くコンビニの敷地の広さにビビリつつ、
めいめい、お酒と食べ物を買いこんで宿に戻ったのでした。

  ちなみにホテルニュー大新さんは銚子電鉄線・犬吠駅のすぐ近くにあり、
  ひなびた電車の行き来するのが見られます。
  これはまた、これで違った趣。

そこから果たしてどんな話をしたのだったか……
めいめいのオタクの道のルーツみたいな話だったのか、
オタクとしての青春時代の作品の話だったり、
お世話になった(笑)作品の話だったか。

Photo
湯呑み酒です。どうしようもないですねw お写真提供:テラジさん

ちょっとだけ年齢分布的な話をいたしますと、
テラジさんとオイサンがほぼかぶるような位置にいて、
そこから少し離れて隊長、さらにオイサン⇔隊長間と同じくらいの差をおいてよつさんがいます。
そしてテラジさんとよつさんの間には一時代ほどの時間が開いているのです。
驚きましたね、とても落ち着きのあるよつさんが一番お若いのです。

オイサンとテラジさんがある××という何か作品の話をすると、
よつさんが、

  「そうですね、僕が『××(という何か作品)』を見たとき、小学校n年生でしたね」

などと発言をし、オイサンとテラジさんが

  「「小学生!!!?!??」」

とびっくりするという。
そんなことが、幾度となく繰り返されていたような気がします。

  隊長さんは真ん中へんなので、なんかどっちにもびっくり出来ないという、
  それはそれでやり辛い位置にいたんじゃないかって気もしますけどね。

それぞれがどんなオタク遍歴を歩んで今にいたり、
時代時代でどんな作品をメインに取り込んできたか。
ある一つの作品が公開されたときに、自分はどんなだったか。

  あとはまあ……ネ。
  ホレ。
  良いトシの男がそろってますから。
  どこん家の、どんな娘さんにお世話んなったとか。
  そんな話ですよ。
  ほ、ほんとどうしようもないんだから、男って!
  (とか言われたいと思っている)
  いやホントにどうしようもないですネ男って。
  それでもこの四人なんて、全然マシな方だと思いますけども。  

『ドリームハンター麗夢』がどうだとか、
『テクノポリス』がどうだったとか、
「その昔、『アニメ大好き!』って番組があってだなあ」とか。
ちょっと、オッサン層に寄った話が多くなってしまって若いよつさんがお気の毒でした。
申し訳ない。
その意趣返しか、酒が足りなくなりテラジさんのお酒を奪って
湯呑みでザクザクいくよつさん。
「あんた俺より飲んどるがなw!」
という、テラジさんの嬉しそうな悲鳴が今でも耳に残っています。

▼ドリームハンター麗夢

ビキニアーマーにどれほどの憧れを抱いているかで、年代というものを測れるような気がしますね。


そんな中。
誰からであったかは定かではないのですが、

  「前さあ、パト君が来たとき、カラオケの配信やってたじゃない?
   ああいうことって、今出来ないかなあ」

というお声が上がったかと思うと、その後の隊長の動きの早いこと、早いこと。
あっという間にiPhoneを使っての配信体勢が出来上がり、
オッサン四人の恥ずかしい会話が、だらだらと放送されることになりました。
そのときの様子は……こちら↓から!


  ▼おみかん隊長による配信・その1
  http://ja.twitcasting.tv/nor_kankitsukei/movie/1170670#

  ▼おみかん隊長による配信・その2
  お風呂入るまでです。
  http://ja.twitcasting.tv/nor_kankitsukei/movie/1170693#


配信が始まっても全くトーンの変わらない隊長。
途端にオシゴトモードに入り、出来るだけ聞いてる人に分かり易く・
楽しめるモノにしようとするテラジさん。
『モンハン』を始め、一つのコンテンツに徹しようとしだすよつさんと、
配信開始前にも増してネタに走るオイサン。
皆スタンスがまちまちで面白いw

  どの声の主が誰なのかは、適当に察して下さいねw

しかし……どうしようもないなー。
今聞き返してもちょっと楽しくなってしまいます。
個人的に秀逸だなあと思うのは、

  「えー……桜高けいおん部の四人が、聖地からお届けしています」
  「じゃあオレ、澪! オレ澪!」
  「なんだよ、取られちまったよ!」

  「タイムラインでフォロワーさんが『俺の知ってる澪じゃない』だってwww
   うるせえwww!」


というくだりですね。
いや、皆さんノリが良い。
「とられちまった!」っていう感覚が小学生的で……いいよね。

しかし、こうしてたちまちのうちに自分たちの声を遠くまで届けることが出来るようになる
その早さに、皆一様に「すごい時代になったねえ」と感嘆の息が漏れます。
イヤ、本当にすごい時代になったねえ。
楽しいや。

やがて、宿のお風呂終了時間が近づいたので配信は一時中断、
桜高けいおん部(偽)の四人はキャッキャウフフとお風呂へ向かうのでした。
覗くなよ!


というわけで、ちょっと長くなってきたので
一旦切りたいと思います。

続きはCMのあと!
オイサンでした。

ワリとすぐ次に行く予定。



 

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2011年4月19日 (火)

■春色のD.C. ~2011年4月期アニメの話・とりあえず初期のまとめ -更新第661回-

先日の土日のこと。

アマゾンさんで『ラジオ・ドリームクラブ』のラジオCDを5巻とも入手しましてですね。
で、こういうのをタラタラ流しながら『リッジレーサー』とかやってると……
もう、時間の経つのがあっという間すぎて死にそうです。

「ラジオ Dream C Club」vol.1 ラジオCD「ラジオ Dream C Club」vol.5 ドリームクラブボーカルアルバム「PURE SONGS @DREAM C CLUB」

  ……ちゃうねん……。
  こんなことしてる場合とちゃうねん……。
  分かってんねん……。
  でもな、この日はホンマ、なんか調子悪かってン……。
  堪忍や……。

マそんなことで、日曜の夜を無為に過ごしてしまい、
「ああ、夜道を歩いてたらトゲトゲの付いた直径3メートルくらいの鉄球が
 真っ赤に赤熱して超音速で飛んでこないかなあ……」
と、若干回りくどく死にたくなったオイサンです。

いや、でもね。
楽しいんですなあ、コレが。
……ちなみに、こちらでお知らせしたかどうか記憶にありませんが、
オイサンちのXBOX360さんが赤い輪っか病に罹ってしまいまして、
結局買い換えたので色んなセーブデータがオジャンになってしまいました。

  HDDを増設してそこに保存しているもんだとばかり思い込んでいたのですが、
  どうやらそんなことはさっぱりなくて本体メモリにしか保存していなかったご様子。
  立ち上がらないもんだから、サルベージもままならず。
  後々、修理には出そうと思ってるんですが、平日しか取りに来ないとかふざけたシステムらしいので
  なかなかままならんワケです。

イキオイ、結構なところまで追い詰めていた『リッジ6』もサッパリ綺麗になってしまったので、
……別段そんな必要もないんですけど、たまにちょこちょこと進め直していたりします。
……『リッジ』はなー。
魔物なんじゃよなー。



■2011年4月期アニメ



えーと。
大体オイサンちのTVで見られるのは出揃った感じですかしらね。
色々とっ散らかったのでまとめようそうしよう。
最近こんなことばっか書いてる気がしますけど。
ざっと並べると、

  『戦国乙女』
  『そふてにっ』
  『Aチャンネル』
  『日常』
  『シュタインズゲート』
  『電波女と青春男』
  ----キリトリセン------------
  『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』
  『アスタロッテのおもちゃ』・『昭和物語』
  『C』
  『まりあほりっくあらいぶ』

キリトリセンは、現時点で見えている足切ラインです。
センから上に序列はありませんが、
センから下は、下のものの方が切られやすい感じですね。多分。
マ展開によってはイキナリ『戦国乙女』がバッサリ、なんてことも全然ありうるので
あまりアテにはなりませんが。

今期はゆるい方面に振れる感じです。
ハード・シリアス・コムズカシい方面よりも、
アホ・ユル・可愛い押しで。
意外に『戦国』『そふてに』が主力になっていく感じがします。
『日常』には笑わせてもらうと思いますし、
『Ach』には和ませてもらうと思いますけれども。

 ▼歴史は繰り返す

やっぱねえ、このトシんなるまでアニメばっか見てますと……
繰り返すんですよ。
ある程度。

『日常』、確かに面白い。
笑える。意表も突かれる。
けれども、この三十数年という引き出しを開けてみると、
すっごくよく似たパーツがいっぱい出てくるわけです。
どうしたってね。
それは、味の濃いものほどたくさん見つかるワケですよ。

細部はそりゃ、違いますよ。
選ばれている言葉とか、間の取り方とか。
でも大枠の傾向が同じで、大体のところは読めてしまうわけです。

  それはつまり、どういう方向性で笑いを取っていこうかとか、
  気を引いていこうかとか、そういう方針のレベルです。
  ここは『あずまんが』っぽいなあ、とか、
  ここは吉田戦車の味わいだなあ、とか。

その辺がバレてしまうとどうしたって腹の底からは笑えないし、
「次はどうなるんだろう!!?!」
って、心の底からドキドキは出来ない。

  その分、本当に裏の裏をかかれたときはひっくり返って、手を叩いて、
  笑い、喜べるわけですけど。
  でもそんな成分はいまのところ見えていないし、
  終わるまでに何回見られるかなあ、と思っています。

ただ画の密度だとか表現の仕方は過去の作品に比べると格段に上がっているわけですから、
見え方は全然違っていて、そこは楽しめますし、
何かに似ていたって面白いモンは面白いんで、似てるからだめだ、駄作だ、
なんていうつもりは毛頭ありません。

でもやっぱり、それ以上に自分が楽しめる要素を持っているものには、
太刀打ち出来なくなってしまうんですね。
それはあくまでもパーソナルな評価軸の問題で、普遍的な作品の評価とは別次元の話でね。

だって、たとえば『C』とか『あの日見た~』とかが、
『戦国乙女』より作品的に劣るだなんて、どう考えたって通らない話ですよ。
叱られます。
それは多分、『C』『あの日見た~』を作ってる人たちからはもちろん、
『戦国乙女』を作ってる人たちからも、「やめて下さい!!」って言われると……思いますよ?

  第3話なんてモウあなた。
  すごいんだからw 馬鹿馬鹿しいったらない。
  最高です。

ですけども、オイサンはああいうのがまた大好きなワケです。
96年製の十把ヒトカラゲに生み出されたギャルゲーみたいなどうしようもない設定と、シナリオと。
それはもう、どれだけバカみたいなお話をたくさん自分の中にしまいこんでおけるか、みたいな
コレクションじみたお話ですから、しょうがない。
それは逆に、似てれば似ているほど、こちとら見ていて愉しいワケですから。
「またそんなんかよーwwww!」
みたいなことです。
吉本新喜劇的なアレですよ。

  あ、ちなみにオイサンが楽しみにしていた緑色の武将のねーちゃん……今川ヨシモトさんは
  早速でて来られました。
  いやー、いい性格してたわ。

そんで、そういう似ているものが自分の中にどんどんたまってくると、
もうそのバリエーションみたいな、ガワの部分はどうでも良くなってしまって、
最後には、ど真ん中、ド芯にあるものだけを見るようになってくるわけです。
水戸黄門的なものであったり、演歌に歌われている心情であったり……
そういう部分だけで十分になってくるんだと思います。
それがトシ取るってコトなんじゃないかなー、なんて……思いますよ。
勿論、それだけじゃないんでしょうけどね。

 ▼新しく見た何本か。

ハードな方向としては『シュタゲ』が、
シリアス方面ではノイタミナ枠の二作……
『あの日見た花の名前を、僕たちはまだ知らない』と『C』ですが。

『あの日見た~』には、実はプレビューを見て結構期待していたのですが……
現時点では、肩すかし。
これもどこかで見たような話焼き直しに見え、
丁寧だとは思いますが期待感を満たしてくれずタイクツかなと。

  オイサンは似た系統の作品として、過去に
  『白中探検部』、そして『フラグメンツ・ブルー』という大層出来の良い二作品を、
  ゲームというより没入感の高い形態で経験しておりますので、
  『あの花』が物語の面白味と動画の力でもって、
  あの二作品の提示した面白さや鮮やかさを凌駕することが出来ると思うかと言われると
  あまり期待感は高くないです。

『C』はもうチョイばかばかしくてもいいんじゃないかなあと思います。
お金・経済・投資市場? をテーマにしてると言うんで楽しみにしてたんですが。
ちょっと緊張感が途切れたら、多分一瞬で見なくなる気がする。
ヒロイン? の同級生の声がいいですね。ヌルヌルしていてすごく好きです。

  ……あー、あれが牧野由依さんか。
  あんな声してんだ。結構クセのある声ですね。
  キレイ過ぎて爬虫類みたいになってる。

『まりあ』『アスタロッテ』の二本から得られる快感は、
キリトリセン上の作品のどれかから得られるもので包括されてしまうと思うので、
残しておく理由は多分あまりないように思います。

  あ、あくまでも「オイサンの見出す快感」の話ですので
  誤解のなきよう。

  あー、でも『アスタロッテ』は、ヒロインよりも主人公の男にちょっと興味あるなあ。
  あの子の「男らしさ」は、ちょっと見続けて勉強させてもらいたいw
  理想的だ。
  裏・橘さんとでもいうべき、高ジェントル性能。
  あの子が一体、何がどうなってああいう人間に育ったのか、
  そこに一筋縄で行かない物語が用意されていて、
  ヒロインと相互に補完しあうようなお話になっていくんであれば
  すっごく面白いモノになる気がするので是非見たい。  

『電波女~』はラノベ原作で、多分、原作の良い言い回しのところだけを
バンバン抜き取ってそのまんま使ってる感じですね。
それが功を奏して大変テンポよく面白い。
好きです。
ラノベは小うるさい言い回しが一杯使われていて正直ジャマなのですが、
それを全部削ぎ落として、要るところだけ絵に置き換え、
言葉のまま使って面白い部分だけをそのまま言葉で使っている……そんな印象を受けました。
これでうっかり原作に手を出したりするとヤケドするワケですよ。

多分そんな感じ。
6本かー。それでも多いなあ。



■開いて、結んで。~OP/EDの妙味



ここんとこ連チャンでご紹介してきた主題歌系で良いモノは、
『戦国乙女』『日常』『シュタゲ』『Ach』のOP、
『そふてにっ』のOP/ED、『電波女』のED
くらいでしょうか。
多分その辺はCDを購入してしまうでしょう。

あの、オイサンはOP/EDが良いということと、
CDを買うということはまた別と考えておりまして。

確かにアニメのOP/EDは絵と音が一つになって一つの作品であって一体化してナンボなんですが、
CDで買って聴くということは、当然絵が剥ぎ取られた状態で聴くことになるわけですね。
なので、番組のアタマで見て
「あーすっげえ良い。これは絶対CD買おう」
と思っても、音だけで聴いたら
「……アレ?」
なんてことも少なくありません。

映像が奏でるリズムやメロディー、そして持ち込んでくる意味(歌詞的な意味でね)というのは、
あながちバカに出来んわけです。
聴けば曲が映像を連れてきてくれることも当然のようにあるわけですが、
それもあくまでも、そのOP/EDにおける映像と楽曲の力関係が

 楽曲+歌 > 映像

として成り立っている場合だけで、楽曲が映像に力負けしている場合は曲だけ聴いたって、
絵は浮かんできやしません。
その場合どうしても「……アレ?」ってなりますね。

今期の楽曲群に関してはその辺あまり不安視していませんが、
『戦国乙女』あたりは「……アレ?」ってなるかも知れませんね。
『日常』は、歌い手によってはそうなる恐れがありましたが、
ヒャダインさん、すごいですねw
敢えて男性ボーカル! ってところも大きいと思いますけど、あの力強さは魅力です。



……。



というように、まあ色々書いてきましたけど、
今期、粒ぞろいだと思いますよ。
本数がたくさんあって、どれも切るのに躊躇するくらい、面白そうではありますもの。
すごいことだと思います。

3ヶ月後、一体この勢力図がどう塗り変わっているのか。
それもまた、一つの楽しみでありますことよ。
のう、信長殿。
オイサンでした。

イヤでも、ホント『戦国乙女』好きなんですよ。
くっだらねえw



 

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2011年4月17日 (日)

■ハジマリ・ハジマリ -更新第660回-

そう……それは二度寝と呼ばれる、人類に残された最後の楽園〈エデン〉。
オイサン@カッコ良く言ったってだめだ!

つまり、今日は二度寝をしてしまいましたと、そういうことです。
だもんで、予定が2時間押しで進行してしまいました。
マイッタマイッタ。
それというのも昨日の金曜、ガラにもなく夜遅くまで友達とお酒を呑んだりしていたせいなのですが。

お相手は、最近お馴染みになってきたおみかん隊長、よつさん、
そして今回がお初になるうっつぃさんという方の、三人でした。
オイサン入れて四人ね。

秋葉原に集合し、近場のお店などウロウロしたあとお店を求めて徘徊したあと、
8時から10時過ぎくらいまででしたかね。
他愛のない普通のおしゃべりからオタクなお話まで。
愉しゅうございました。

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ウルワシの殺人アホ毛。

隊長がまるごとおみかんサワーをカケツケ三杯したら
四杯目にはおみかんが入っていなくてご立腹だったとか、
よつさんのインチキ英語アワーとか、
うっつぃさんのアマガミトレーディングフィギュア先行販売とか、
そんな2時間あまり。
是非またご一緒したいものです。
三十路も半ばを迎えてようやくこういうお遊びの楽しみを知るダメなオイサンですが、
今後ともよろしく。



■Stand-by-April



前回は『日常』のOPのお話をしましたが、
今期アニメのOPでそれ以上に気になっているのがこちら、
『Aチャンネル』のOPの『Morning Arch』。

  
  動画は前にも貼ったけど再掲。

CDの発売前から、こうまで「CDで聴きたい」と思うことは珍しい。
昨年は『俺妹』のOP『Irony』がオイサンの中で大ヒットだったんですけども、
それでさえ、まあ出たから買おう、というくらいでした。
それがこの『Morning Arch』に関しては今から「早く出ないかなあ」と心待ちにしております。


このお歌が何を歌おうとしているのか……それは恐らく、オイサンの感じたところ
「はじまり」、もしくは「はじまりのはじまり」ということのような気がいたします。

 ▼はじまりのやさしい歌

4月と言えば、いわゆる一年とは別にFiscal Year、すなわち会計年度の新しいはじまりで、
日本人にとっては言わずと知れた、もう一つの一年のスタートラインです。

というかむしろ、実生活の面ではこちらの区切りの方が影響が大きく、
たくさんのことが心にも体にも刻まれる境界面なのではないでしょうか。
それは多分、フツーに日本の小・中学校に暮らした人であれば、疑いようのない感覚でありましょう。

その4月、春の改編にスタートというタイミングに相応しく
目にやさしい中間色の溶けこんだビジュアルと、
次第に高まっていく鼓動のような、期待感に溢れる前奏のリズム。
春一番の強い風と、それに後押しされて走り出してしまった衝動の様な疾走感が、
この曲からは感じられます。

  冒頭のビジュアルの、
  徐々に自分の高度が上がっていき視界が広がっていく
  (というのを、風景を「下げる」ことで表現している!)、
  あの高揚感。

オイサンは、桜は樹も花もさほど好きではありませんが、
やはりそこはニホンジン、
イマ時期の空を埋め尽くすパステルピンクのおパ……否、
あの花の魔力には、抗っても抗いきれるもんじゃありません。
ナンボ頭や心が反応せずとも、上がる気温に拡がった血管には敵わんのです。

風が吹く。花が舞う。そのまだ少し冷たい風の中を走っていく。
そんな、自分と自分を取り巻く風景の全てが、この曲からは感じられます。

  ……とか書くと、これまたオイサン春ダイスキ! ……みたいに見えるかもしれませんが、
  実際んトコ春もそんなに好きじゃないので誤解のなきよう(ドナイヤネン)。
  オイサンは冬が大好きです。

そしてもう一つのはじまり……歌の最後に登場する、朝、というキーワード。

 ♪ 手を振るキミへと とっておきの今日を渡そう

という詞に込められた気持ちのやさしさが、何やら妙に胸に応えます。
朝一番に待ち合わせたナカヨシの誰かさん、
自分もその人の一日の一部なんだという自覚と、
そこに花を添えられるようにあろうという、
自分のためでない、人のための気持ちのやさしさがあたたかい。

そこには強さがあります。

そしてまた、その強さも多分、その誰かからもらったものなのでしょう。

とても理想的なはじまりの姿を、
この歌はとてもしなやかに伝えてくれている気が、オイサンにはいたします。



……。



……マ、そうは言いつつもね。
オイサンももうエエ年のオッサンですから。
なかなかこう……そこまで清々しい朝ばかりではありませんよ。
眠くてダルくて、憂鬱なはじまりの方が多い。
絶対多い。
ダンゼン多い。
「おはよう!」と、元気にかけられる声を、鬱陶しく感じることの方が多い。
だもんで、自分が疎ましく感じるモンだから、人にも、そんーな、
ガンバってでかい声で挨拶なんかしない方が相手だって嬉しいだろう、
と思って、ワリと日々を過ごしております。

デ、その姿勢は今後も変わらないと思うんですよね。
べつに。
この歌を聴いたからってね。
それはそれでいいんだと思いますし。

ただ、そのことと、こういう光に溢れた春と朝のありようがあることをしっているコトは話が別で、
いつでも自分がそこに立ち返れるように、
その道標としてこのうたは生きているんだと思います。
何でもかんでもニコニコテカテカしてりゃイイってもんでも、
世の中ナイのでね。

いつでもどこでも、その気になりゃあ背中に背負ったドリームキャストがパカッと開いて、
乗っけたディスクをブーンと回せば、
ダッシュも、ジャンプも、バーティカルターンも出来ますよと、
「この世界の本当の春と朝の姿」をギュッと記した記憶なのだと感じます。

……今はホレ、東の方も北の方も大変なコトになっていて、
元気だそうったってそうはいかない人たちが一杯おられますんでね。
「元気出そうぜ!」
って言ったって、
こっちゃメシも食ってねえしロクに寝てもねえんだよ、出せるか!!
っていうのが、絶対に正論だと思いますよ。

  むり。
  無理ムリ。
  そんなん絶対に無理。
  無理でいいんだと思います、正しいですソレ。

けどもいつか、ナンボかご飯も食べられ多少睡眠も足りてきて、
サテいざ立ち上がろうかという折に。

或いは1000年2000年を経て、何もかもなくなってしまった後の世で、
昔の地層から掘り起こされたこのディスクが再生されたとき……
我々が「春はアケボノ!」と詠われた、あの人のあの書キツケを読むように。
「はー。この国の昔の連中は、
 こんな風に春の朝をむかえておったのね、あはれよのう」
と思ってもらえるように。
この歌は、春と朝の高まりの一つの姿を、
きれいに切り取って残してくれたのだなあと思います。

ありがたいことです。
ナムアミダブツナムアミダブツ(そんなにか)。

 ▼絵と本編の残念

……と、お歌の方をさんざ褒めたので、
さぞ本編の方もお気に入りなのだろうとお思いでしょうが、
これが実はそんなことありません。
面倒くさいオッサンです。

オープニングの絵は……今のままでもそんなに悪くはないんですけれども、
如何せん、やたらとスタッフクレジットが前へ前へ出てきてしまって、
せっかくお歌が描いた絵を、上塗りしてしまっているように感じます。

  ……あのですねー……。
  もったいない。
  すごく、もったいないなあと思います。

たしかに、歌に合わせた躍動と疾走はテンポに乗ったカットの切り替わりで見事に表現されてますし、
春や朝、そこに乗った気持ちというのも、
淡い色彩と、象徴化された数々のシンボルでバンバンに伝わってきます。
けれども、そうして見る者の意識の中に歌が描いていく風景を、
文字という強力過ぎる具体がどんどん上塗りに塗りつぶしていってしまって……
ちょっと混乱する。
スタッフのクレジットを蔑にしていいとはこれっぽっちも思いませんが、
もう少し控えめでも良かったのではないでしょうか。

うーん。

確かに、キャラクターが走り踊るようなベタな画が馴染む曲だとも思わないので
画の方向性はステキなのですが……。
もっともっと、歌をさらに後押しする風景を描いて欲しかった。

また、全体的な配色のせいかぼんやりとしてしまりのないカットが多くて、
脳味噌にビシッとした刺激をくれない。
「4:3前提で作ってるのかなー?」
と思って指でフレームを区切ったりしてみましたが、そういうワケでもなく。
コラージュ的演出のレイアウトがあまりよろしくないのか。
ちょっとどういう意図なのか、分からずにおります。

お話本編の方も、2話目まで見た現時点ではワリとこぢんまりとしてますね。
フツー。
オンナノコ四人、ふわふわと、キャッキャウフフと、
マなんというか、実にきららキャラットらしい作品だなあと思います。
ところどころがエキセントリックで。
ケーキみたいなもんです。

しかしケーキというヤツは、根っこを抑えるだけなら「お砂糖」と「脂肪分」、
この二つがガツンと効いてりゃ、マとりあえずどーにかなるモンです。
甘過ぎる! とか、しつっこい!! とか、
加減を誤るとそういう文句がもちろん出ては参りますが、
そんなのはある意味「好みの問題」で逃げ切れる範疇。
商品としての瑕疵にはあたりません。

けれども、その更に上、誰からも好かれたり、一目置かれたりする位置を狙うには、
もう一工夫が要求されるわけで。

どんな良いお砂糖や果物を使うか?
パンチは利かせつつも、甘過ぎずしつこ過ぎないセンをどう狙うか?
また、甘みだけでない、苦みや酸味で楽しませたり、
変わった素材も取り入れて他ではない味わいを作り出したり。
はたまた、憶えはあるけども一風変わった味の感じ方をさせたりと趣向をこらすことで、
こころに残る味わいになって参りますね。

  イヤ、オイサンは食べる専門ですけど。

今ンとこの『Aチャンネル』本編は、所詮は町カフェのケーキだなあ、
と思って見ております。

ゴハンとは別で、更にノーミソを痺れさすためになんかゴテッと甘いモンが食べたい、
その感覚を満足させるべく一定ラインを振り切るための、
甘さとしつこさをぶちこむためだけのもの。
求められる刺激の種類を必要最低限だけを取りそろえ、
それぞれの刺激が閾値を越えてさえいれば良い、というシロモノです。

  そこに苦みや酸味は見当たらないと思いますし、
  それぞれの質に対しても、特筆するほどの気遣いは無いように感じます。
  これが更に一歩過剰になると「ファミレスのお菓子」になる、というのがオイサンの味覚・感覚です。
  ちなみにファミレスのお菓子的な作品だったのが『かなめも』ですね。
  決して面白くないわけではないですが……アレはしつこかった。

  



……マそんなことでしてね。


毎度のごとメンドクサイこと言いのオイサンです。

多分、OP見たさに毎週見てしまうとは思うのですが、
今のまま行くのであれば、多分さほどこころに残る作品にはならない、と……
このように考えておりますよ。
『俺妹』がそうだったよーに。

何か新しく、細やかで、鮮やかなものを見せて戴けると嬉しいなあと思います。


オシャベリガハジマル!
オイサンでした。


 

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2011年4月14日 (木)

■恋はげんきに。 -更新第659回-

今まで自分のこと天才だと思っててすみませんでした。
オイサンです。


今度は『日常』のOPにとっ捕まってます。


 ▼『日常』 OP ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C
 


何故この作品のOPに片想いがテーマの曲がついてるのかわかりませんが、
それでもステキなお歌ですね。
オイサンも久しぶりに、恋をしたり片想いしたりしたくなりました( ← きもちわるい ← うるせえ)。
幼い片思いの、イカンともし難い熱情と戸惑いが非常によく表現されておると思います。
歌詞にしろ、力強い歌声の疾走感にしろ。


  ♪ バババばーかな手ーが震ーえるぞー


ンとこが好きかな。
絵では、冒頭で三人娘がクネクネ踊るところと、
調子が変わってロボ子(名前てきとう)がため息つくのを博士が見てるトコ。
なんていうか、「ロボ子の変調に博士が気付く」ところが好きなんだ。


  ♪ ネ ツ テ ゙ モ ア ル ノ カ ナ ……   ?


などという、いっそわざとらしいまでの戸惑いなんてのは
最早まぶしい域ですね。
ステキです。
オイサンはヒャダインさんを存じ上げなかったのですが、
PerfectAreaCompleteの作編曲もこの人か。
声と歌いっぷりがいいですね。なんか好感。
題名に「ヒャダインの」ってついてるのも、なんか好き。
売るための仕掛けの一つでもあるんだろうけど。

いやあ、いーなー。
オイサンも恋してえ。
やさしくされてカンチガイしてズキューン! ……とか、なりてえわ。
悶々とするけど、気持ちよくて楽しいんじゃよねえ、アレ。



■恋!



一体全体、どんな神経や分泌物が反応を起こして、
筋肉や内蔵や脳みそがあの状態を作り出すのか分かりませんけれども、
あれはやはり、数ある体の状態の中でも一種異様ですよね。
あんな状態、他に無い。

世界で一番最初に恋を病にたとえたのが額田王だというのは全銀河の常識ですが
(「全銀河」の辺りで気付いて戴きたいところですがウソですよ)、
アレは比喩でもなんでもなく、本当に「病気」ですよね。
体が「健康」「正常」から外れる「異状」なわけですから、もう「病気」で括ってイイと思います。

  ……カンチガイしてホントに医者にかかっちゃった人とかいないのかなー。
  保健室に行っちゃって、保険医(※メガネ女医以外不可)にドヤ顔で
  「ははぁ~ん……。それは、先生には治せないわねぇ。
   言うでしょ? お医者様でも草津の湯でも……って。分かった?」
  って言われたヤツくらいならいそうだけど。
  いるかそんなもん。

まあオイサンの薄気味悪い妄想はどうでもいいんですけど、
……なんだとぉ。マいいや。
イヤ実際どうでもいいんですけど、
この熱に浮かされたような感じを、またキチンと絢辻さんにのっけて上げたいなーと考えるオイサンです。

このところ書いているものはもっと複雑に(つったって随分前の作品群ですが)、
色々と考えすぎたものが多かったので、
もっとシンプルに、まっすぐに、けれども肉感的になり過ぎないように、
「神経と分泌物の異状であるところの『胸のときめき』」に、
戸惑いよろこぶ、幼い高校生としての絢辻さんをきちんと書いて上げたいなあと思った次第です。
絢辻さんは頭が良くて自律的で冷静で、難しい子なので、
もっとその辺の感覚を楽しませてあげたい。

困った顔で空を見上げた挙げ句にため息をつくような。
掌と頬の熱さ、無意味に駆け出したくなるような衝動の波に、
抵抗したり、諦めたり。
そんな絢辻さんを……書きたいなあ。またかわいいんだろうなあ。

……まああの人のことですから、
最終的には底意地の悪い微笑みで、あんまり素直でない表現をするんでしょうけど。
となると、なかなかやっぱり、ストレートな話にはならなくなっちゃいそうなんだよなあ……。

あーあ。
またオイサンの背中に、ハートマークのやけどが増えるのかあ。
マいいけど。

……と、いうような気持ちにさせてくれるお歌だったってことですよ。
ぽてちん。
アレに似てるな。
「不器用じゃなきゃ恋はできない」。

▼神秘の世界エルハザード ED 不器用じゃなきゃ恋は出来ない




あと、『そふてにっ!』と『アスタロッテのおもちゃ』、
『まりあほりっく』を見ましたが、
さてどうしたものか、今期は似たような傾向の作品ばっかで困ってます。
女の子がワンサと出てきてゆるゆるキャイキャイするようなのばっか。

『戦国』と『アスタロッテ』は若干物語よりなのでチョイちがいますが、
『日常』『A』『そふてに』はかぶるなあと。
『日常』も、ホントは違うんですけど、微妙。



オイサンでした。


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あー、言っときますけど、片思いから先はやったことないので知りませんよ。
うっせえな、メルヘン物書きなんて童貞くらいでちょうどいいんだよ!!
もー!



 

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2011年4月12日 (火)

■二人のタイムトラベラー~2011年4月期・アニメ感想その1 -更新第658回-

「もみあげはどうなさいますか?」
「コテンパンにして下さい」
オイサンです。


4月に入り、新しい番組も始まったのでちょこちょこと感想など。
マいずれにしてもまだ一話くらいしか見ていないのでアテにはなりませんが、
とりあえずフレッシュなところをお届けしていこうかなと思います。



■戦国桜に浪漫の嵐!



……何故か。
突然、『戦国乙女』がツボに入り始めてしまったオイサンです。

▼戦国乙女 OP


  ツボっつうか、心の鳩尾っつうか。

おうおうおう、どうしたどうした、俺。
いくらなんでも、それはないんじゃないのか?
と、自分で思ってみても、こういう感情は歯止めが利かないから始末が悪い。

いや、一話目を見終えた時点でも、
決して「面白い」なんてケほども思っちゃいないんですけどね。
ただ、「……いいなあ、コレ」と思っているだけで。
多分『陰からマモル!』的なアレだと思うんですが。

『イカ娘』のような、
ちゃんとしていることが分かっているから横目で見ても尚あまりある、
という流し見需要ともまた少し違う、
寧ろ逆に「ダメなことが分かっているのにガッツリ見てしまう」という
ワリとタチの良くない方面のアレです。

  なんだろうねえ、
  このダメな男にズルズル惹かれる、ダメンズ好きの女のような感じは。
  でもまあ、しゃあねえやな。

とりあえず、OPに出てくる緑色の弓使いのおねーちゃんと、
藤色っぽい槍使いのおねーちゃんが登場するくらいまでは、
息切れしなけりゃ粘ってみようかと思います。

  「緑色の方は見た感じチョーソガベなんとかかシマヅなんとかだろう」
  と思ってたらイマガワなんとかだった。
   ↑
  戦国武将とかまるで興味ないので、
  織田信長の時代にチョーソガベ誰が現役か(そもそもその時代に家があるのか)とか
  サッパリ分からない。
  島津さんトコは……何時代の誰が一番メジャーなんだっけ?

でもなー。
こういう作品って、ヘタに考え過ぎず・練り過ぎずでベッタベタに作られてる分、
必要以上に息切れしたりしないから……これまたたちが悪い。
「80点より上は取れませんけど、55点よりも下にはなりませんよ」
的なねー。

「たかだかパチンコ台から出てきたオンナノコ一杯のアホアニメだぞ、
 細かいことガタガタ抜かしてんじゃねえよ野暮天がそれなりの目線で見やがれ!!」

みたいな、あまりに男らしい開き直りがある分……強いんですよねえ。
いやオイサンの勝手な偏見8割ですけど。

……マ個人的な気分のかけらとしては、
戦国の焼け野原に放り出された女子高生と、
先の地震と津波で何もかもを失ってしまった(と仮定した)自分の姿を重ね合わせてみて、
その何もなさの中でどれだけたくましく生きていけるのだろうか?
みたいなことが、フッと胸に過ってしまったというのはアリ。

ヒロインの持っていたケータイを見て不可解な気持ちでいた信長でも、
ヒロインがお腹を鳴らしたのを聞いて察する場面には、ちょっとした鮮やかさを感じてしまった。
いつの時代でも、人間お腹が空くとお腹が鳴って、
そこにゴハンを与えてやることも、おいしいゴハンには敵わないことも、
やっぱ根っ子なんだな、という確認。

そんなことを考えて挿入された場面ではないのだろうけど、
ああ、なんかいいなコレ、と思ってしまったオイサンです。

あと、「メシを食わせた > 食わせてもらった」イッパツで成立してしまう、
主従・恩義・義理人情のシンプルすぎる関係っていうのも、
今の世相にはなくてあるような……多分この先の世の中で重要さを増してくる話なんじゃないかなあと
思ってしまって見ていた。
あの大盛りゴハンが信長の目論見の全てを物語っているようで、
面白えなあとまた一人妄想をたくましくしたオイサンですよ。

  なんででしょうね。
  やっぱり、多分あの地震と津波と、その後の世の中のありようが
  オイサンの中でそういう価値観の上塗りを新たに起こしてるんだと思いますが。



マそんなことでね。



色々、ゴチャゴチャ・ゴテゴテと考え、塗り固めたものも楽しいのですが、
そういう直感的・本能的でないものよりも、
今はアホみたいにイッパツでぶっこんでくるものがちょっと嬉しいご様子のオイサンです。
化学兵器よりも大艦巨砲。

 「ホーシャノー?
  がっはっはっは、死にゃあしませんよ!」


と、電話口で大笑いしていたエライ人の気持ちがちょっと分かるというか。
聞いた瞬間は「フツウ死ぬんだよ!!」と心の中でつっこみの大合唱でしたけど。
どうにかならんかホンマ。
OP主題歌の


  ♪ 追い風を感じたのなら 迷うことなく進め


って一節が、なんとなくそのときの気分にマッチしてしまったというのも、ちょっとアリ。
ただ、アレだ。
これだけは言っておきますよ。オススメはしないし、共感も求めませんよ!
ヘタに「そんなに言うなら見てみるか」って気持ちになられて、
これ以上アホだと思われるのもありがたくはないのでね!

  お話は……まだ一話目だからわかりませんけど、
  先ず間違いなく凝ったものにはならないだろうし、絵的にも65~70点の間くらいですからね。
  フツウの期待はしないように!

見るなら自己責任でどうぞ!
ヨノナカ、「面白い」一つとっても色んな「面白い」があるので、
人の言っている「面白い」が自分の期待する「面白い」と果たして合致するのかどうか、
そういうすり合わせくらいは出来てもバチは当たりませんからね。



■運命石の扉



なにやら、先行で配信とか始まっていたみたいなのですが。
本放送で第一話を見ました。

一応、原作ゲームの方は大層面白い! とチマタで評判だったので購入してまして、
手をつけてみたところ……如何せん、オイサン向きでないお話でして。
どうやら話が面白くなる全然前の段階ですっかりイヤになってしまいました。
参りましたね。

なので、なんとかアニメの方で補完していきたい所存なのですが、
これまた同じようなペースで進められたり、
謎で引っ張られてヤキモキさせられるのはイヤなので(そもそもコレが向いてないってことですけどw)、
始まる前にどうにかストーリーの全体像を知っておこうと
ネタバレ込みでストーリー解説をやってるページを探してみました。

いや、なかなか、思ってるようなサイトはないですね。
感想を上げていたり、各ネタについての考察をやっているところは見当たるのですが、
「本編で語られることだけを、客観的に、端的にまとめたサイト」
ってのはなかなか無いものです。

  正直、謎の考察などはあとでもいいので
  あらすじだけを客観的に、箇条書きっぽく羅列してあるところとかないかしら。
  お話の流れと勘所だけを。

良さゲなところが一つだけ見つかり、お陰で大体のところは理解出来たのですが
肝心のオチが書かれていなかったのでちょっと残念。
どういう種類の面白みであるのかは分かった。
確かに、コレをゲームでプレイしたら没入度は高いでしょうね。
あらすじ読んでるだけでもワリとハラハラさせられましたもの。

それぞれの盛り上げどころ・泣かせどころがどういう筆致で運ばれるのかまではわかりませんが、
お話の枠組み部分だけでこれだけ楽しませてくれるのであれば、
最終的な評価も高いのでその辺のレベルもきっと高いのでしょう。

  まだ、お話のキモとなる「世界線」の詳細なスペックがよく分かっていませんが。
  「必ず同じ『結果』にたどり着く」っていう概念なのであれば、
  「中間をいじれる」ってこともあり得ないと思うんですけどね。
  『結果』と言われているのは、時間の上の、何か特定のタイミングの出来事だけをさしているんだろうか。
  時間という概念の上で考えるなら、
  あらゆる出来事は何かの経過でありながら同時に何かの原因でもあり何かの結果でもあると思うんだけども。
  「誰かが死ぬ」ということの「死因」は、確かにその死の原因ではあるんだけれども、
  その死因が発生する為の理由があって、その理由の「結果」でもあると思うし、
  その死によってまた何かが起こるなら、その出来事の経過に杉ないわけで。
  その「結果」をただただ人の世の都合だけで定義づけられてしまうなら
  そんなに安っぽい話もないなー、と感じますのでね。
  まあ、さすがにそんな単純な話にはなっていないと思うけど。
  色々されている「考察」では、その辺が考察されてるのかしら。

まオイサンはそういう時間旅行・操作モノがあまり好きじゃないので、
とりあえずこれで、ノンビリと大きく構えてみることが出来そうです。
……ミステリーとかもねえ。
結末を知った上で読むのが好きなんです。
そういう結末であるということを知ってないと、経過上の人々の心情が読み取れないでしょ。

  だから、『ブギーポップ』の一冊目の出だしは大好きでした。
  コトが全て終わったところから始まってくれて。
  一冊目しか読んでいなくて、そこしか覚えてないけど。

恐らくオイサンは、劇中の誰かが「結末」(ではなくとも物語の現在よりも少し先)を知っていて、
そこに至る過程が「謎」と称され、それをもったいぶられるのがイヤなのですね。
誰もが現在という同一ライン上にいて、そこに同列に参加するのが好きなんです。
きっと。

そんで一話を見ましたが、ここまでの構成はゲームとほとんど同じで……
ちょっと、やっぱり最後まで見られるか微妙。

そんな今回の経緯の中で、思ったことが2点ありました。
ヒトツは、自分の欲したような
「物語で語られたことだけを客観的・網羅的に記したページを
 作った方がいいんじゃないかな」
ということ。
これは別に『シュタゲ』に限った話ではなくて、
オイサンが読んだり遊んだりしたお話すべてについて、
遊び終えたらきちんと客観的にまとめてあげておけば、多少需要はあるんじゃないかなと。
多分オイサンと同じ様な欲求を持ってる人はいると思うので。

もう一つは、あらすじを読んで思ったんですが。
このお話、3ヶ月かけてテレビでやるよりも
劇場版で2時間半とかでやった方が企画映えするような気がしました。
オイサン別に敏腕企画マンでもなんでもないけど。
このお話を広く世に知らしめるにはテレビの方が良いのでしょうし、
多分コストの回収もテレビの方が確実なんでしょうが、
どっち向きかといったら映画なんじゃないのかなー、と。
……ヘタしたら、「実写化!」とかに食われかねない企画の気もしますね。
だって出来ちゃいそうですもん。
要らんコトされるまえに、さっさとアニメでやってしまった方がいいわ。

OPはちょっと格好良くて好きでしたが、
このOPの「格好よさ」が、オイサンと『シュタゲ』という作品の関係の
全てを物語っているような気がします。
「やんわりと、ある種の人々の日々を語る物語の装いをして、
 主役は人ではなく物語(であり設えの数々)である」
という構造が、この歌の格好良さにものすごく透けて見える。

▼シュタインズ・ゲートOP


最後の


  ♪ 孤独の観測者


は大好き。本当に好き。言葉も、歌いっぷりも、格好良くて。
でも、仲良くはなれないんだろうなあ。
残念だ。



■その他



そんだけかい、という感じですが。
他には、『昭和物語』と『Aチャンネル』、『日常』は見ましたが、
まだ如何とも言い難いところなので特には。

『昭和物語』はシンミリしっとりしていてオイサン好みではあるのですが、
どんなお話なのか? なにを軸に進んでいくのか? さえわからない。
ただただ、昭和の家族のありそうでありそうな日常を描くだけなのかしら。

『Aチャンネル』は、『あずまんが』と『けいおん』のあいのこみたいな雰囲気。
このまま、ただその延長として進むのであれば多分途中で切っちゃうんだけど……
困ったことに、音楽がすごく良い。
OP楽曲もオイサンのすごい好みで、既にCD購入は大安定の大決定。
今のところのTOPだ。
なので、毎週OPを聴き、発売されるであろうサントラを楽しむために
見続けることになるのではないかと思います。
見てらんないものでは決してないので。

▼Aチャンネル OP


『日常』。
笑えます。けど、とりたてて面白くはない。
ほのぼのエキセントリックネタの集合体。
これでウケをとり続けるのって大変だと思うんだけど、
原作は人気を保ってるんだからすごいなあ。
流し見候補生。

そんな程度かしらね。



■『マクロスF劇場版 サヨナラノツバサ』



春アニメとは全然関係ありませんが、遅蒔きながら『マクロスF』の劇場版を見て参りました。
劇場で。
劇場版だから、劇場で(どういう理屈だ)。

「戦闘シーンがとにかくすごい、オススメだ」と聞いていたのでそういうつもりで出かけたのですが、
イヤもう、何がすごいって、
もう冒頭の、シェリルとランカのライブシーンがいちッッッッッ……ッ番! スゴかった。

  オイサン個人の好みで言えば、DANZENランカちゃんのステージの方が好みで、
  クオリティ、手の込みよう、お金のかかりようも随分上に見えます。
  マしかし、お好み補正をはずせば恐らくは甲乙つけがたいものなのでしょう。
  どっちもすごかったです。

あの映像の基礎を誰が考えるのか……多分原案は河森監督だと思いますが、
50を越えたオッサンの頭の中から出てきて良い映像じゃないと思うんですよね。
アレは。
ものすごいイメージの力。
以前PS2版の『ドラゴンクエスト5』のレビューかなんかで書きましたけど、
堀井雄二さんのように、
「これだけのメルヘンをノーテンに詰め込んでいる人間が、
 今果たして日本にどれだけいるだろうか!?」
ということですよ。

  ▼PS3が可能にする、夢と感動とロマンを求めて。 -更新第153回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/-153--d099.html


それが50、60のオッサンの脳にあることに先ず驚く。
別に年齢じゃないんでしょうが、余計なことを背負い込まずに
(たとえ背負い込んでも、世間では重要とされるそれら雑事に重きを置かないことを貫いて)
そのことを第一義に思い続けるからこそ保てるのでしょうなあ……。
すげえぜ。

最初、あの原案を説明された人は何を言われてるのか理解できないんじゃないのかなと思います。
「飛び出す絵本っぽく」
っていう、大枠はわかると思うんですけどね。
いやー……すっごいなあ。
随分昔、PSで『マクロスVFX-2』が出た頃、gMという雑誌のロングインタビューで監督が、
「ボクらはもっと最新のCG技術を使ってスゴい絵を作りたい、
 それでないと出来ないことが山ほどある。
 だから(それの出来る)ゲーム畑の人たちがすごく羨ましいのに、
 彼らはその技術を使い切ることを全然していない、すごくもったいない」
みたいなことを言っておられたのを思い出しました。
監督は今ようやく、「あの頃」やりたかったことが出来ているのでしょう。

しかしこういう人はきっと、今は今でもっとやりたいこと、
作りたい絵がまたそのスーパーステキノーミソの中に溢れていて、
また追いつかない技術や不甲斐ない誰かにフンガイしつつ
「アレが欲しい!」「俺ならもっと!」と思っているのでしょう。

もっと、自分のやりたいと思っていることを自分以上の手腕で実現する人間が世界にいたのなら
「ああ、俺はもう要らないな」
と思えてラクにもなれるのでしょうけど、
こういう人は……トップランナーであり続ける人はきっと一生ラクは出来ないのでしょうね。

うーん。
……圧倒されました。

え?
映画の他の部分?
普通でしたw
普通っつってもクオリティは非常に高く……なんというか、
「普通にいつもの『マクロスF』でした」
ということです。
終盤、バジュラ母星に突入してからの初代マクロスへのオマージュに満ちた舞台づくりや、
マクロスクウォーターの隕石サーフィンなど、
見所満載、ハッタリ全開で燃えるモノはありましたが……
冒頭ライブを凌ぐものではなかったように思います。

物語の展開はハイスピードで、しっかりエンターテインメントしており、
面白くはありますよ。
オイサンがもう一つ好む形でないというだけで。
マその辺はお好みで。

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マ一先ずはそんな感じで。
オイサンでした。

 
 
 

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2011年4月 9日 (土)

■切歯扼腕アトム -更新第657回-

もう、おじいちゃんてば……コンドロイチン、さっき飲んだばかりでしょ?
オイサンです。

ん、なんの話かって?
それはねウフフ!



■ヌークレアパワープラントの話



……「原子力発電所!」って書くと、面白くないから横文字にしてみた。
面白いとかそういう問題か! そういう問題だよ!
お、おお……そうスか。ごめん。

  ▼世の中には、言って良いことと、言うと面白いことがある。
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/-298--3c4c.html

そうそう、最近オイサン、
そのヌークレアパワープラントさんにまつわるニュースやらを見ていて
ヒトツ必殺技を編み出したんスよ。
いいですか、見てて下さい。



  超必殺! ラジエーション・リーケイジ!! 
  (色々考慮してカタカナ表記)



……。



本当に(以下普通に不謹慎なので自粛)。
サテ、イイだけふざけたので、ちょいと真面目に思うところを書いていきましょうか。
別段目新しい話はありませんが。

  ▼放射能汚染を巡る日本人の誤解と政府の説明責任
  ――チェルノブイリの惨状を知る被曝治療の権威 ロバート・ゲイル博士に聞く
  http://diamond.jp/articles/-/11772
  [ DIAMOND ONLINE ]

まずは、情報開示の仕方が宜しくないね、というお話についてですが。
そーだよなー。
日本人なんか、オイサン含めて権威とかの説明にはカラキシ弱いんだから、
先ずは外からのエライひとを招き入れて、ちゃんと状況も把握してもらった上で根拠を持って
「今のホーシャセンはコレコレこういうレベルですから、
 コレコレこういう暮らしをしている限りは、こういう程度の危険で済みます」
って言わせればイッパツのはずなんだけどなー。

IAEAとかドイツとかに先手を打たれて
「なんでこんな情報出さないの? 出しなさいよ、ばかじゃないの?」
とか言われてるから、
「と、東電は偉い人たちから怒られている! やっぱり何か隠している!」
って思われちゃうんじゃん。

それをしないコトが、
国内のそれをやりさえすれば理解して安心するレベルのリテラシーの持ち主たちにさえも
「なんでやんないの? 外の人には見せられない何かを、実は今隠してんじゃないの? 
 危ないんじゃないの?」
って思わせて、混乱を広げて深めてるだけのように思えるんですがね。
そういう情報のアーリーアダプターとでも呼ぶべき人たちを先ず味方につければ、
事態はおのずと、そして最速に安定していくと思うんだけどねえ。
何が邪魔をしているんだろうか。
やっぱなんか隠してるの?

そんな中オイサンが感じた、不安・不可解と、ツマラン安心をヒトツずつ。

 ▼フンガーフンガーフランケン

「聞きました奥さん?
 事故ったヌークレアパワープラントさんは、
 周りをコンクリの壁で囲ってナイナイしちゃんだそうですよ」
「そうなんですってねえ。
 アそうそう! チェル山ノブイリ夫さんのお家もそうなんですって!」
「力技よねえ……」
「たくましいわねえ」
「ホーント、ウットリしちゃいますわね。タクの主人にも見習って欲しいくらい!」
「アライヤダゴチソウサマ!」
「おーっほっほっほっほ!」

と、山手線の車中で山の手マダムが噂話に明け暮れているのを耳にしました。

  ……山の手マダムからもヌークリアパワープラント関係者からも怒られそうだ。

そう、事故で使えなくなった、ヌークレアパワープラントの処理について。
「石棺」て。
未だにそれしかないんかい。

  ▼石棺
  http://contest2007.thinkquest.jp/tqj2007/90413/shiru/chapter3/3_2.html


あの……永久に元気で使い続けられるもののワケないんだし、
「ダメになったら・要らなくなったこうして処分しましょう」っていうことくらい、
考えて作ってはいないものなのか。
牛乳パックは「飲み終わったら水洗いして開いて乾かして捨てましょう」
って決まってるじゃんよ。ましてや、あんな危ないもん。
「爆発したら、周りをコンクリートで固めておしまいにしましょう」
って、そりゃないよ。
だったらもうゴミの分別なんかやんないぞ? 地味に面倒くさいんだから。
一緒に固めちゃってくれよ、モウ。
まあ、今みたいにエコだリサイクルだって言われ出す前にこしらえられたものなんでしょうけどもさ。
建て始めるときに考えておかないものなのでしょうか。
フッシギであります。


……などという、不安・不可解と。


世の中にはそういう、スマートでない、力技でしか解決できないことも、
そういう分野にさえまだまだあるんだなあと思うと……
ちょっと、安心するオイサンでした。

プログラムとか、電子回路とか、そんなことばかりと向き合って生きてると、
「世の中どんなことでも、もっと効率よく、もっとスマートな解決方法があるんじゃないか、
 ないとダメだ、考えないとダメだ、
 売り物にならないし、何よりバカに見えるカッコ悪い!」
と思い込んで、それが出来ない自分に鬱々となることも多いのでね。

世界中の頭脳のTOPが寄り集まって考えたであろうこういう先端の重大事にさえ、
そんなザンギエフのダブルラリアットみたいな方法しか用意されていないんだと知ると、
チョイと安心してしまうのですよ。



しかし……。



……。



石棺ねえ。



……。



おお、イイコトを思いついたぞ。
どうせコンクリ固めにするんなら、その上にラブホテルみたいな馬鹿デカい城をおっ建てて、
東電の会長と社長は、代々その上に住むことにすればいいよ。
必ず
「XXXX(本名)=ファーレンハイト=ツェペシュ」
みたいな名前にされてさ。
悪魔城の主になりなさいよ。
いいじゃないの。



……まあ、なんつうことをさ。
冗談交じりに言うわけですけども。

今までオイサンだってその、ヌークリアから生み出されたパワーの恩恵を受けて、
ゴハンを炊き、
アイスを冷やし、
音楽聴いたりblog書いたりしてた訳ですからね。
電気がないと暮らしの成り立たない人の最右翼ですよ、オイサンなんてものは。
モスト・ライト・ウイングですよ。
今更こんなコトが起こったからって、
東京電力さんだけを責めるつもりなんてサラサラないわけですよ。

  そうですよ、『アマガミ』だって、その電気使ってやってたに違いないんですもの。
  言える訳がない。
  「なんかあったらこうなる!」「……ってことさえ知らずに」、
  ノウノウとその恩恵に浴してきたわけですからね。

別に、東京電力さんの勢力圏内に越してきたときに、
「これこれこういう理由で、由緒からして絶対に安全な電気ですんで、
 だからそれを理解した上で使います」
って契約を取り交わした上で使ってるワケじゃないですからね。
多少、一緒に罰を食らうのはしょうがないと……思いますよ。

マそれはあくまで、オイサン個人に関するオイサンの感想ですけどね。
「安全なのは当たり前のことだろ」とか
「こっちゃ金払ってんだから」とか、
確かにリクツはいくらでもあると思いますし、
実際地元の方々にしてみれば迷惑千万なお話でしょうしね。
そうですよねえ、オイサンなんかはまだ「多少」といえるレベルで済んでますけど、
家や土地を追われた人はたまったもんじゃないですやね。

  オイサン個人的については、今まで受けた恩恵と支払ってきたお金と、
  今回の件で強いられる不安と不自由のバランスが「まだ」取れている、
  というだけの話ですわ。
  あとはもう、それぞれが受けたダメージとの天秤で考えるしかないと思います。

地元とはせめて
「有事の際にはこういう補償と保障がなされます」
という契約が結ばれているべきではありますやね。

  招致・建設に当たっては、当然のように
  「なにかあったらどうしてくれるんだ!」
  という住民の声は、あったにちがいないんでしょうケド。
  「何かあったら」のケースを説明してしまったらしまったで、
  「ホラ見ろ、何かある可能性があるんじゃないか!」
  みたいなつっこみ方をされるから
  「イヤ、何もないですから、安全ですから」
  で押し通してきちゃったんじゃないんですかね。
  ホントどうしようもないな。
  それはどっちも。

東京電力の社員さんだって「いや俺らに言われても」って思うだろうし、
「お前らだって東京電力の社員だろう!」って言われたら、
もしオイサンが東京電力の末端の社員だったら「知らんわw」って思うと思いますよ。
言ってる方も半分は分かって言ってんだろうし。

「どっちが」「良い」「悪い」で片付く次元の話では到底ないので、
たくさんの秤と錘を使って、一つずつキチンとバランスを取っていくしかないんでしょうね。

ヌークレアパワープラントさんが必要か必要じゃないのと言われたら、
彼の仕事っぷりと世の中での必要とされっぷりを正しく知らないので分かりませんが、
彼がいないと今のヨノナカが維持できない、というのであれば、
間違いなく必要なんでしょう。
「危険だけど」必要なんでしょう。

そうじゃないのなら、要らないんでしょう。
「いなくてもヨノナカが維持できる」のか、
「今のヨノナカを維持することがそもそも要らない」のかは分かりませんが。
そんだけだと思います。

 ▼オイサン自身の個人的な希望としては。

ヌークレアパワープラントさん全部を一気にやめろとは言いませんけど、
今あるもので出せる出力の範囲に世の中を減力放送モードにして、
世の中がスピードダウンしていけばいいのになあ、と思っています。
色々なモノの回転が早すぎるもの。
それで何とかなるのなら、それが一番いいなあと。

  今回のことで電車の本数が減ったりしましたが、
  皆さん電車が遅れても、乱れても、大した文句も言わず、
  黙々と通勤通学、なさってましたからね。
  別にこのペースでもみんな個人的にはいいんじゃん、ガマン出来んじゃんって
  思って見てました。

  それが出来るのは「今は非常時だから」という意識があるからなのでしょうけども
  「少しずれるだろう」「時間通りには行かないだろう」という心構えが常態化されれば、
  これが日常化することだって十分可能なんでしょうし、
  そうすればその前後には少しずつのマチ(ゆとりとも無駄とも言えますが)が生じざるを得ず、
  世の中が自ずとスピードダウンするんじゃないかなあと。

それで何とかならないから揉めてるんだとは思いますがね。

多分そんな風に世間が減力すると働き口を失う人も出てきて、
今までのようにたくさんの人間を雇えなくなってくるのでしょう……
って、でも、今どうせ若い人減ってんだしいいのか? それで。
電気減らす分人雇ってまわせばいいんじゃんって思うと
じゃあ企業はそのお金をどこからだすのよって話になってやすい労働力を、って話になるのか。
あな面倒くさや。
どうしてそういうハグルマだけはキチンキチンと回るんだ。

 ▼恐竜が町にやってきた

 


もしもヌークレアパワープラントさんの力がどうしても必要で、
オイサンの町に彼が越してくるということになったら、
オイサンが賛成票を投じるか、反対票を投じるかと言われたら、
そりゃ来ないに越したことはありませんから、反対票を投じますよ。
日々の不安なんか少ない方がいいに決まってますからね。
ニッポンには、亭主元気でルスが良い、という素晴らしい諺がございますもの。

  便利が一番だけど、危なくなくて便利なのが一番いい。
  当たり前のことだと思います。

  そもそもオイサンは、上でも書いた通りの「無いなり減力運転推奨」派ですから。
  あとはどのくらいの減力運転をするのか、減力によるデメリットとの天秤です。
  その計算はエライ人にお任せしますけど。

それでも来るっつうのであれば。
……あとはもう、どうしようもないわ。
上でも書いたような保障のコトだとか、そういう点をキチンと詰めて肚を括るしかないのでしょう。
引っ越せるものなら引っ越すかも知れません。
引越し代くらいくれてもバチはあたんねえと思いますけど、まあくれないんでしょうね。



■Closing



まあそんなことで。
何の解決になるではないお話でしたけど、
一連の出来事に関するオイサンの気持ちとスタンスを書いてみたまで。
マほんとに出来るものならね。

世の中のペースを一度見直して、「均す」ことも必要なんじゃないかと思います。
この国の色んなものに翳りの見える中、
今までと同じペースで走り続けることなんて出来っこないんだから……
水分補給、栄養補給をキチンとしてても、走り続けられはしないんだから。

寝ないと。
体を休めないと。
年だってとるんだし。
ペースを落とすか、休むか、

今はまだまだ、壊れてしまったものを修復したり、
そこで途方に暮れている人々のケアを最優先にしなければならない時ですが、
それに一段落がついたら、今回のことを契機として、
この国全体がどういう立ち位置にたってこれから振舞っていくのかを、
見栄や意地ではない、地に足のついた高さから考えていく必要があると思いますよ。

まあ……ちょっと色々揺れ気味な地面でもありますけども。
その上にキチンと立った考えをですね。
こんだけバカさらした後ですから、恥も外聞もないでしょう。


……。


おお、もう一個バカなコトを思いついたぞ。
これを機に、でんこちゃんのライバルキャラとして
電気の浪費を促す「ゆみずちゃん」を登場させるのだ。
意味はないけど。



■おまけ



  ▼外国人記者が見た「この国のメンタリティ」「優しすぎる日本人へ」 [ 現代ビジネス ] 
  http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2372

なんか、以前オイサンが書いたの↓と似た系統のコトが書いてある気がしたんで。
やっぱそう見えることもあるのかしら。

  ▼ガラハドさんのジレンマ~ゆたかさとやさしさの副作用 -更新第650回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/-650--e79f.html

▼Atomic Runner チェルノブ




オイサンでした。


 

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2011年4月 5日 (火)

■坊主が谷底で肉を焼く。 -更新第656回-

女子中学生のおしりのことばかり考えて日が暮れます。
オイサンです。

  美味しいーお肉ーがー食べたーいなー♪
  posted at 10:52:20

  むう……マジで肉が食べたいな……。しゃぶしゃぶか、焼き肉か……。
  posted at 10:57:30

……などと知性のかけらもなく、一見すれば松来未祐と見紛うばかりの肉への愛……
すなわち肉欲を滾らせたオイサンに、
あたたかな手を差し伸べてくれたのがうぃぶれさん(@wingbladesさん)でした。

イヤ何の話かって、
Twitter友達のうぃぶれさん(@wingbladesさん)とニク焼いてきたってだけの話ですけどね。
約束の峡谷、ウグイス・キャニオンで。



■うぃぶうぃぶたいむ



うぃぶれさんが

  「遥かウグイス・キャニオンの奥底に、
   『ウグイスキャニオン・ガーデン』と呼ばれる、伝説の肉焼き場があるという」

と教えて下さったので、二人して、
危険も顧みず、伝説のウグイス・キャニオンを下ることに。

  ▼ウグイスキャニオン・ガーデン
  http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13012243/

ついでに、オイサンは昼のちょっと遅い時間から都心近くに入り
シゴトバ近く(でもないけど)の以前から目をつけいてた喫茶店で
チョイチョイと書き物。

  ▼喫茶去
  http://r.tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13041560/

R0041840z

雰囲気は良いお店なんですけど、なんかちょっと無理やりな感じが。
歩けば床はギシギシいって不安だし、
オイサンの座ったテーブルはやけに傾いているしで。
昔の民家をそのまま使ってるらしく、趣としてそれは結構なのですが、
勝手の悪いところはナンボか快適にしたって
罰は当たらないんじゃないかと思いますがいかがでしょう。

R0041827

コーヒーと、ノルウェー由来のバター菓子はおいしかったです。
一度飲んでみたいと思っていたケニアがあったので注文してみました。
特筆するほどのお味ではなかったです。

R0041837x

その後御茶ノ水、秋葉原を経て、
上野の不忍池からウグイスキャニオンへ向かいました。
どっこもやたらと人が多かった。
秋葉原は声優が集まってアレなアレをやってたかららしいけど。

谷の入り口でうぃぶれさんと合流し、件の肉焼き場へ。
開場時間の5時前に着き、オイサンらはほぼ一番乗りだったのですが
あれよあれよという間に列が出来、
オイサンらが席につく頃には二階席まですっかり埋まってしまい、
1時間半という短い時間で、せわしなく追い出されてしまいました。

  イヤ、オイサンあんまり焼き肉屋さんとか行かないのですが、
  1時間半ってあっという間ですね。
  しかも終了30分前にはラストオーダーとられちゃうので、ホントすぐ。

しかし確かに、伝説に違わず愉しく肉を焼くことが出来る肉焼き場でした。
いやー焼いた焼いた。
特上ヒレのよく焼けること。

デその後ファミレスに場所を移して
そっから2時間半くらい、ナンダカンダとおしゃべりをして。
しかもそのファミレスと言うのが、
今年の1月にmarbleさんのライブの後に、銚子の4紳士と一緒に入ったのと
同じガストだったのには笑いましたけどwww

お話の中身は、マ特に何とも定まらず、
オシゴトの話から、先頃の地震の話、お金の話、将来の話、
ブログをいつまでどんな形で続けましょうかねー、みたいな話、
ゲームの話。

  シビアな話もあれば、間抜けな呑気な話もありで、
  まあ、フツーの話ですよ。

美味しいものの話が多かったですかね。
無印良品のグリーンカレーがオススメだと言うので、
昨日早速買ってきました。
まだ食べてないけど。

あとは『フォトカノ』の話。
二人とも、そんーなには期待してない、ということで何となく投合。
絵柄がねー、みたいなことを話してました。
まオイサンはそれでも、お話にパンチが利いてりゃあまり気にならなくもなるんですけど、
それも期待できるかなーどうかなー、みたいなことで。
あとは、「写真を撮る」という行為の面白さが
どれだけ再現されるかが気になるオイサンです。
面白ければいいなとは思いますけどね。



■『アマガミ』から2年。



マそんなことで、9時過ぎまでたんまりとお話して帰ってきたオイサンですよ。
『アマガミ』発売から2周年ですか。
早いですねえ。
2年前には到底考えられなかった今のオイサンの生活スタイルですが、
変われば変わるものですねえ。

R0041814z

オイサンは今年で関東に出てきて13年にもなりますが、
『アマガミ』以前の10余年、普通の週末に誰か人と一緒に過ごした日数なんて、
両手の指で足りるくらい。
そんな人だったんですけどね。
フシギなもんだ。
新しく人と会って話すのなんかすごい苦手でね。

  今でも決して、得意でも上手でもないですけど。
  お会いした方はご存じだと思います。ええ。すみませんねこんなので。

こうしてみるだけでも、色んな人が、色んな思いで
色んな歴史を抱えて色んな環境で生きてるもんなんだなあ、と思いますよ。
すごいねヨノナカってね。

『アマガミ』以降にお会いしてきた方々から、オイサンはどんな人に見えてるんだろう。
『アマガミ』以前のオイサンも
「あーなんとなくワカル」感じなのだろうか、
「えー想像つかなーい」な感じなんだろうか。

オイサン自身は、こうしてみるとどっちのオイサンも好きなので、
今はどっちの活動にも時間を割きたくて、
ちょっと昔の自分の時間が足らない感じになってます。
もっと一人で、独りでいる時間も大事にしたい。
不器用なんでね。


などと勝手なことも言うオイサンですけども、
まだもう少し、色んな人とお会いしたいなあとも思ってます。

何かもうひと花、ふた花。
新しい人とも、今までの人たちとも、面白いことをしたいなあと。
楽なばかりでない、多少つらくとも、面白いこともね。
独りである自分とも一緒に。


「四月になれば、新しい風吹く場所へ」。
オイサンでした。


 

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2011年4月 3日 (日)

■嘆きの銚子・其の二 ~アニメ『アマガミSS』舞台探訪 -更新第655回-

さて、アニメ『アマガミSS』ロケハンの聖地・銚子を訪ねる旅レポート
「嘆きの銚子」、今回はその第二回です。

前回、花粉攻撃でよつ隊員が行動不能に陥るも、
ガストでどうにか体勢を立て直して駅前を制圧、
続いて七咲パーク(清川町第一公園)まで攻め落とした暁の四紳士。

次はいよいよ、銚子守りの要衝ポートタワー、
そして総本山・川口神社へと駒を進めます。

いけいけボクらの四紳士!!

  ※聖地を攻め落とすのは信者の仕事ではありません。
    皆さんははき違えないように。




■「アンタの良いところを101個言う。アンタは死ぬ」~銚子ポートタワー



ここまでのスポットは主に銚子の市街地、駅近くに集中しておりましたが、
ここからは、中心地を少し離れた海辺の町へ、
そして最終的には犬吠埼方面へと舞台を移します。
マ離れていると言っても4,5km。
おクルマならものの10分、歩いたって一時間程度のところです。

R0040168

テラジさんの駆るジェントル号の足取り軽く、
市街地を離れて海に近づくにつれ町並みはこぢんまりと複雑に、道幅も狭くなります。
起伏は豊かに、海辺の町の印象がますます強くなっていきます。

 ▼『アマガミ』に連なる舞台として

しかし……なんというか。
車窓に流れる風景はどこまでもひなびた田舎町、海の町です。
いや、バカにする意味ではなく、
オイサンは『アマガミ』にせよ『アマガミSS』にせよ、
舞台になる輝日東という町は、これよりはもう少し都会、サービス業の町、
人が中心の町という印象があったので、
こうまで「ド」海の町となってくるとかなり印象が異なります。

まあ、物語の世界が借りたのはあくまでも風景のシルエットだけで町そのものではなく、
これに町成分・オシャレ成分がつぎ足されたのが、
『アマガミSS』における輝日東という町なのでしょう。
ただ、劇中でも描写のあるような、
海の近いこと・あの風車が回っていることから町のリアリティを逆算するなら、
こういった海に根付いた産業や人々の匂いというものから逃れることは難しく、
勢い彼ら・彼女らも、こうした風土にそれなりに寄り添った
身体的・文化的な根を装備していると考えてしまいます。

そうした匂いを合算して彼女らの人物像を思い描いたとき、
やはりこれまで思い描いていた彼女らとは、
若干面差しの色合いが変わってしまうかなあ、と感じてしまうのでした。

あとは、ある程度の閉鎖性。
いかに絢辻さんや響ちゃん先輩が優秀であっても、
それが果たしてどんな尺度を基準にはかられたものなのか、
この小さな町の中での出来事でしかないのなら、
あの超人性は随分とケチくさいものになってしまう。
それを払拭するには、また別に具体的な記号を持ち出す必要が出てきてしまうなあと
思います。

今回銚子に来てみて、
いくらかのリアリティを獲得出来たことは大きな収穫でしたが、
彼ら・彼女らからそういうイメージを引きはがせなくなったことは、
一つのデメリットであったかなあと思っています。
聖地巡礼、気をつけないと、ちょっと危ない。
ヒロインたちのイメージに、小さなゆがみが乗る恐れが結構あるかも。

  しかし今回、そういう背景を考慮したとき、若干恩恵を浴したのは梅ちゃんですね。
  彼の実家、あずま寿司の寿司のランクが、オイサンの中で数段上がった感じです。
  こんだけ海に近けりゃ、美味しいに違いない。
  それは別に、この日の晩食べたお寿司が美味しかったから、というわけではなく。

……そんな、小難しいことも、物書きっぽく感じたりもしながら。
がたんこがたんこ、うねる道々の景色を眺めておりましたとさ。

 ▼クリスタルタワー

銚子ポートタワーは1727年建造。
時の藩主・銚子古稀麿が八代将軍吉宗に命ぜられ、
東方より侵攻してくるゼラバイアを監視するための望楼として建てられたのが
そのおこりと伝えられています。

Tower
お写真提供:おみかん隊長

全高57m。
総重量550t。
巨体がうなるぞ、空飛ぶぞ。

  ここまで読んでまだ「へーえ、そうだったんだ」と思っているあなたは
  今すぐにブラウザを閉じた方が身のためです。
  インターネッツには危険な情報もいっぱい!

ここは薫さんがらみのスポットです。
最終話でデートに行った場所ですね。

クルマを降りると、さっきの町中とは一線を画して潮の香りが強く鼻を衝きます。
風も強い。
ここも、もっと観光観光したオサレスポットを想像しておりましたが、
どちらかと言えばむしろ灯台に近い、実直で、ぶっきらぼうな建物でありました。

Tower2

もう少し、横浜のランドマークとか、
神戸あたりにありそうなレストランとか入ってそうな建物かと思ってましたけど……
そういうわけではなかったですね。
若い男女が肩とかを寄せ合い、
身とかをすり寄せ合った挙句にもっと他の部分をこすり合わせる、
その前手続きを踏むための場所ではなさそうです。

  イヤ別にその気があるならやったっていいけどさ。
  田舎の学生なんかどこだろうとおかまいなしらしいですからね。
  ソースはかつて田舎の学生だった職場の同期。

このタワーにもおみやげ物屋があり展望台がありで、
目的は紛れもなく観光・娯楽向けなんですけど。
なんでしょうね、この
「人を寄せ付けないというわけではないけれども、呼び寄せる気も決してない」
という、田舎の人付き合いのような、
開いてるから好きに上がってくんな、みたいな感じは。
何の目的で建てられたんだ。税金対策か?
建てるときに、中の企画とかは考えないものなのかしら。

  ……と思って調べて見ようと思ったら、オフィシャルページの他に
  「全日本タワー協議会」とか出てきてびびった。
  http://www.japantowers.jp/web/03_towermap/index_03.html
  ニッポン、なんでもあるな。
  アレか? ヒマなのか?

入場料は高校生以上350円、小人200円。
橘さんと薫も350円払ったんですねえ。
350円っていうのは、なんかリアルで良いね。

1Fはお土産ものコーナー。
謎のサバカレーやら海鮮系カワキ物やらが並びます。
Omiyage_2  R0040179_2
お写真提供:てらじさん

オイサンはすっかり忘れていましたが、ここの描写も劇中であったようですね。

  ……しかし、そんなことまで画にしてどうするつもりだったんだろう、制作陣は。
  銚子町おこしアニメならその理由も分かるのですが、
  そのカットが何かを象徴するわけでなかろうし、
  余分な画を入れる程、時間に余裕のあったようにも思えない。
  なんだか益々分からなくなってきたぞw

展望フロアの4Fまでは軌道エレベータで直通です。
いい眺め。普通に!
……以上。

イヤ、眺めは本当に良いです。

Tower3   

ごらん戴いて分かる通りこの日は大変に天気がよく、
昼間の眺望も素晴らしかったのですが、夕暮れ時も綺麗でしょうね。
ああ、夜景なんてのもまたいいでしょうなあと思ったら
開館時間が5時半まででしたくっそ! ポートタワーくっそ!

そして肝心の、劇中で描かれていた床がガラス張りになっているスペースは
残念ながらありません。
オイサンも是非、ウワサの
「相手の良いところを101個言えないと床がパカッと開いてまっさかさまゲーム」
 をやりたかったのに!
……え? そういうゲームじゃないの?

デ展望台、他に何があるかというと、
寂れたおした喫茶コーナーに、謎の反射神経ゲームや旗揚げゲーム、
メダルの自販機など昔懐かしい遊戯機器が目白押し。
時間の止まったような場所です。
それはなんかもう、全体的に。

まオイサンは好きですけどね。こういう場所。

眺めもいいし、ひと気はなくて静かだし。
本当にひと気は少なくて、オイサンら四人の他にはゴカゾク連れが一組、
老夫婦が一組、かろうじて若いメのカップルが一組。
大体そんな感じの人々が、入れ替わりで出たり入ったりという閑散具合。
オイサンら四人も、さして広くもない展望フロアをもう、
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐると何周も歩いて写真を撮るばかりで。
売店のおねーちゃんがあんまり暇そうだもんだからオイサン気の毒になっちゃって、
千葉名物の豆せんべいを一枚買い求めてしまいました。
50円ナリ。

……50円て。
これもまた……いい値段設定だよねえ。
しみじみしちゃうなあ。

それでも、たまのお客だと思えば売店のお姉さんも嬉しそうでしたしね。
愛想笑いかも知れませんけどもさ。
多分、これで多少コーヒーでもおいしくて家が近ければ、
オイサン普通に通い詰めるだろうなあ。

  ……そうだよねえ。
  別に目的が観光タワーじゃなくても、美味しいコーヒーの飲める場所として
  ご近所で賑わったって良いと思いますけどね。
  マ別途入場料がかかるのは致命的だけど。
  そこはホレ、市民・町民は無料とか。
  どうですよ銚子さん?

 ▼豆せんべいの恋

ですケドもね。

なんていうか、お互いこの町で育って、この町で成立したカップルであれば、
デートでこの場所に来て、350円払って展望台まで上がってきて、
二人で50円のおせんべいを買ってかじる、っていうのは、
すっごくリアルで、すっごくアリな愛の深め方だなあと……オイサンは思うです。
寧ろそれがオイサンの大好物、求める恋愛劇の姿であるように思います。

ゲーム本編『アマガミ』にそういう影を感じることは、正直、一切ありませんでしたけど
(そもそも地場性というものがなかったですからね)、
『アマガミSS』では、もしかしてそれをやりたかったのかなあ。
だとすればもっと分かりやすく、もっと徹底的に、そこをやってくれたら、
オイサンの中で『アマガミSS』の評価はもっとキラキラと輝き、
もっと高く上がっていったことでしょう。
そう、このポートタワーのように。
うまいこと言ったつもりか!

 ▼銚子ちゅうとはんぱ博物館~Battle of Omikan

さてそれではここいらで、
先ほどご紹介した昭和の生き証人たちを軽くご紹介申し上げましょう。

Medal 30t Cf
黄昏のメダル販売機。                30rest                キャプテンフラッグ。
お写真提供は左から、テラジさん・よつさんx2。


そんな中、ゲーマー魂が騒いだのか、
謎の反射神経ゲームに猛然と、風を巻いて挑みかかるおみかん隊長。

実はおみかん隊長こう見えて、
某・遊びをクリエイトする会社の剣戟格闘ゲームでは
全国レベルの腕前をお持ちです。
伊達に隊長名乗ってません。
怒らせるとまっぷたつにされます。
恐怖政治です。
しかしFPSはあんまりうまくないです( ← ウマいヘタよく分からないで言っている)。

  ▼おみかん隊長のFPS配信『あんまりうまくないですね!』
  http://www.ustream.tv/channel/nor-kankitsukei-s-show
  おみかん隊長のこころもとない銃捌きが見られるのは
  「あんまりうまくないですね!」だけ!
  たまにはキャリバーも配信して、カッコいいとこを見せても良いんじゃないだろうか。

  ……いや、ご本人の弁をマに受けて適当に言ってますからね?
  FPSが本当にどのくらいの腕前かは正直オイサンには分かりません。

サテこの反射神経ゲーム、ルールは至ってシンプル。

R0040187

パネルに描かれた数人の原始人(サウスパークとギャートルズのあいの子風)の目が
ボタンになっていてあるタイミングでバラバラに光るので、
光ったものを押していくという……
つまりは「原始人の目ツブしゲーム」です。

  ……なぜワザワザ、こんな残虐なモチーフにしてしまったのか……。
  このタワーが建てられるときに奴隷として働かされ死んでいった、
  千葉の先住民族たちの悲しい歴史
  忘れないようにするためでしょうか(オイサンの想像です)。
  この銚子ポートタワーは、千葉の奴隷解放のシンボルとしt(以下完全に怒られるので割愛)。
  昔のゲーム開発者の考えることは本当に分かりません。

さて、ゲームスタート。
原住民にどんな恨みがあるのか、信じられない指さばきで
次々と原始人から視力を奪っていくおみかん隊長ですが、
最終的にはあまり芳しくない結果に終わってしまってちょっと不満ゲ。
オイサンの見たところ、最後まで光らない目が一個ありました。
アレ多分、壊れてますね。

そうして、隊長が一人原住民を相手に奮闘している頃、
隊員はみな思い思いに、大好きな高いところを堪能したようです。

あ、ちなみにテラジさんは高いトコ駄目なのだそうです。
ソースは本人。
なんですか、その「僕が一番橘さんに近いんだ!」的アピールは。
ずるいぞ。
ワリと平気っぽく見えていたのであまり意識しませんでしたが、
思い返してみると確かに、展望フロアにいる間のテラジさんは
ちょっぴり無口だったような気がします。
よく頑張りなさった。
でも運転手さんがそれでへばってしまったら恐ろしいので、あまり無理をしないで下さいw
よつさんは……高いトコがダメだと、自分の身長で失神してしまうところですね。

そんなこんなで。
テラジさんに若干のダメージを残しながらも、我らが暁の四紳士、
ポートタワーの制圧にも見事に成功。
1Fのおみやげ物屋コーナーで戦利品まで入手して意気揚々と引き上げて行ったのでした。

  ちなみに、これが隊長が購入した謎のペンギンリュック。
  Penguin
  ……この人はホント謎だ。惚れてまうやろー。
  しかしこのペンギンさんも、のちのち目をツブされ舌を焼かれるのかと思うと
  気の毒でなりません。達者で暮らせよ。(※)

   ※そんな事実はありません。隊長さんは裏表のない素敵な3X歳です。



■はじまりの終わる場所~川口神社「スタート地点よ」



さて、この度の『アマガミSS』舞台探訪の旅。
企画当初から、メインプランナーのテラジさんが
一貫してコダワり続けておられたコトが一つだけ、ありました。

  「ここ! ここへは、絶対夕暮れ時に行くのがいいと思うんですのよ!」

ウム。
オイサンもそれには賛成だ。

タワーを攻略し終えて我々が出てきたとき、時刻は16時30分を回ろうとしていました。
ここは本州イーストエンドに近い場所、日の落ちるのも余所よりか早い。
太平洋の輪郭線から滲み出しつつある濃紺に、否が応にもハートは高鳴ります。

それでは参りましょう、その場所へ。
気忙しいボクらの女神が、黄昏に飲み込まれてしまうその前に!!

絢辻さーん!! 待ってて、今行くからねー!!

 ▼川口神社

その場所とは川口神社。

R0040285

絢辻さん編にて、絢辻さんが自らの猫かぶりを暴露し、
「あなたをあたしのものにします!」宣言をやり、手帳を焼き、
契約のキスまでやったあの神社のモデルとなったであろう場所です。

  ゲーム本編では、「あなたを(ry」と契約のキスはここじゃないんですけどね。

ここまでのスポットは、どれもワリカシ分かり易い場所にあったのですが、
この神社は住宅街のど真ん中、
海からこんもりと陸地に向けて駆け上がる里山に鎮座ましましておられ、
見つけるまでに少々時間を要しました。

ジェントル号を近くの峠道に……覚えたての千葉県ルールに則って停め
(あくまでも法律の範囲で)、
里山をぞろぞろとねり歩く暁の四紳士。
そう、なんといってもここはもう『アマガミSS』の総本山と言っても過言ではない場所です。
油断は出来ません。
このとき、オイサンのチャックが開いていたのは秘密です。
多分、清川町のコンビニでトイレ借りたときからずっとです。
繰り返します。
油断は出来ません。

めいめいiPhoneの地図をのぞき込み、
あっちから行けるんじゃないか、イヤこっちだと彷徨うこと10分あまり。
さすが、絢辻さん秘密の場所です、
オイソレとはたどり着けないよう、なんらかの結界が巡らされているに違いありません。
そりゃあGPSくらい狂います。
相手は『アマガミ』界の範馬勇次郎、絢ts……

  え、なに? 絢辻さん。
  「あとで話がある」?
  別に今でもいいけd……「ちょっと時間がかかる」? あ……そう。
  うん、ワカッタ……。
  え? 「火鉢」? そんなの……もう暖かくなってきたからしまっちゃったよ。
  うん。
  あ、お湯沸かすなら、ついでにコーヒーもらってもいい?
  「余らないからダメ」?
  ……。
  ねえ、ヒトツ聞いてもいい?
  そんなにたくさんお湯沸かしてなにするの?
  ねえ。
  ……ねえってば。
  なんで黙ってるの!!?

  

範馬刃牙 27 (少年チャンピオン・コミックス) 範馬刃牙 27 (少年チャンピオン・コミックス)

著者:板垣 恵介
販売元:秋田書店
発売日:2011/01/07
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  ……。
  全ク何ヲ企ンデイルンダロウ……。



ハイ、気を取り直して参りましょう。
すみませんね、家庭内のゴタゴタをお見せしましてね。
我が身の心配はあとでしましょう。
さて、えー……何の話でしたっけね。
そうそう、神社ですね。神社神社。

R0040222

ようやく見つけた小路を、
地元の人々の奇異の目を受けながらくぐり抜けて出たのは里山の中腹辺り、
石造りの立派な鳥居の足下でした。
視線を下げれば海が臨め、遠く風車が回っている。
見上げると……まだお社そのものこそ見えて来はしませんが、
明らかにそこに、秘密の場所があるとわかります。

Jinja1

テラジさんも隊長もよつさんも、もちろんオイサンも、
まだまさにその場所にたどり着いたわけでもないのに
おおここだ、ここだよー! とテンションはマックスボルテージ。
鳥居を、海を、その向こうの風車をと、
バシバシとリンゴ印のスマートフォンに収めていきます。

  ……どうでもいいけど、今日本で一番使われてるカメラって、
  やっぱiPhoneとかなんだろーなー。
  ちなみに使っている携帯は、オイサンだけiPhoneではなくBlackberryさんです。
  カメラの性能があまり感心しないので、基本的にお写真はデジカメです。

そうして一頻り、石段の踊り場になったそこで熱を冷ましたあと、
いよいよ総本山へと侵攻を開始したのでありました。

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息を呑みます。

とても……雰囲気のある神社です。
由緒や氏神様についてお調べしたわけではありませんが、
地味に御利益がありそう。

  ……というのは神社の場合、同時に「ちょっと怖い場所」という意味にもなるのだけど。
  要するに神様感アリアリ、だということです。
  
境内にまで上がり、お社の前に立つともう、
目に入る風景はほとんどアニメそのまま、傾きつつある日の、陰を帯びた橙を受けて
世界は今まさにカミングスウィート(←興奮で意味不明)。

絢辻さんが橘さんをこの場所へ招き入れた、
まさにその時間帯まではしばし待たねばなりませんでしたが、
それでも、伸びる影、くすむ色、静かに凪ぐ風の感触に、
隊長さんとよつさんがのぞき込む液晶の向こうの物語が、
やはりこの場所の面影を借りて語られたものなんだなあと実感せざるを得ませんでした。

  ……と、盛り上げてもみましたけれども……。
  この点については、オイサン実は、ちょっと思うところがあります。
  が、それに関してはまたあとで。
  長くなりますし、この空気に水を差すことになりかねないので。

  この瞬間、オイサンの気持ちがただただ楽しく盛り上がっていたことは
  紛れもない事実ですからね。
  それがウソでないことは、あとあとテラジさんの口から語られる
  この時のオイサンの様子からお分かり戴けると思います。

サテこの川口神社さん、一つ、面白いところがございます。
それは、今回巡ったいくつかのスポットの中で、唯一
「アニメにも、ゲームにも場所のイメージが一致する場所である」ことです。

R0040255 R0040258 R0040327

アニメの舞台として一致するのは、マある意味当たり前、と言えましょう。
だって、そのために取材に来てんでしょうから。
そら一致くらいするさ。

けれども、今回ここまで巡ってきたスポット群である、
薫のバイト先であったり、駅前の風景であったり、タワーであったりというのは
基本的にはアニメ『アマガミSS』内の情景にこそ一致すれ、
原作ゲームと重なることは、マアありません。
それは厳密な意味では当然のこと、ざっくりと概形だけをなぞってみても、
そんなに合致しないとオイサンは感じていました。

  駅前は、ゲームではあんなにだだっ広くも素っ気なくもなかったですし、
  タワーには水族館なんかが併設されていて、もっともっと遊び場してましたし。



ただ、この神社だけは。



正面の参道から真っ直ぐ上がってくると、まずアニメそのままの光景が広がります。
手水場に、境内に、お社がどどんと目の前に現れてすぐにそれと分かる。

けれども、一歩お社の脇……横手・裏手に回ってみると、
面白いことに、さながら原作ゲームで二人が甘い時間を過ごしたのとよく似た空間が、
冷んやりとひそやかな陰を作っているのです。

Jinja6 Jinja7 Jinja8 Jinja9
お写真提供はテラジさん。最後の一枚は……お茶目さんですねw

アニメでの絢辻さんと橘さんは、もうモロに日の当たる場所、
境内のド正面で誓いをやり、口づけを交わし、手帳を焼きますが、
原作ゲームでは、そこから少し裏手に入った物陰で、数々のヒミツの儀式は執り行われます。
この川口神社さんはその影の場所もきちんと装備していらして、
そのことにオイサンはちょっとした衝撃を受けました。
あくまでも今回の旅は、「アニメ『アマガミSS』の聖地巡礼」であって、
「ゲーム『アマガミ』の聖地巡礼」のつもりはなかったものですから。

欲をいえば、(ゲームの)絢辻さんが「ここなら安全」と感じるだけの安心感を得るためには、
神社の表から裏に至るまでにもう少し距離が必要かと思うので
もうホンの少しだけ、神社そのものが広くあってくれたら完璧だったと思うのですが、
それでも、このお社の陰・裏手のイメージは、ゲーム側にあてはめてみても相当近い。

古くなった祭具や打ち捨てられて朽ちた古い小さなお社などがそこかしこに置かれていて、
神社そのものの雰囲気・すごみがあり、
こんな場所で、その……海千山千の神様を前にして飄々とウソを吐く(笑)、
絢辻さんの不遜・お茶目さが、ありありと表現されているように感じました。

Jinja4
お写真提供:おみかん隊長

そんな、二つの二次元世界の狭間に置かれた三次元の飛び地で我々は、
この空間のあまりに現実離れした二次現実感に、
やっぱりこれまたスゲースゲーとあっちゃこっちゃをお写真に収めて回ったり、
思い思いの時間を過ごしたのでした。

とりわけ……。

隊長さんとよつさんが手水場で、なんっか、二人でコソコソやってやがンなー、
と思っておったらですね。
この二人は……ほんばにぼー(板東英二)。
よつさんが嬉しそうな顔してiPhoneもってすり寄ってくるから、なんかと思ったら。

  「完全に一致wwwww」

ですって。

    Icchi

や、やらせ!!
やらせですよ皆さん!!
こわいわー!
テレビこわいわー!!(←テレビじゃない←ほんとのことさ←脊髄反射で喋んな←ゴメン)


……。


そんな、はしゃぎ回るオッサン四人を尻目に、
銚子の空は少しずつ、少しずつ暮れてゆき、さっきまで明るかったオレンジ色に
黒や紺の帯が差してゆきます。

本当は四人とも、劇中で絢辻さんの頬に差したあのオレンジと
同じ光をここで浴びていきたかったに違いないのですが、
そこはさすがのお天道様も、同じ様には照らしてくれず。
いつまでもその瞬間を期待し、カメラを構えていたのですけど、
やがて誰ともなく、
「……ぼちぼち行こっか?」
と言い出して……もと来た石段を、てん、てん、てんと、下って行ったのでした。

Tasogare


……なんかね。

あのときの寂しさと言ったら、多分、
……これは多分なんですけど、
オイサンの思いこみだったら恥ずかしくて申し訳ないのですけど……
本当はまだまだ遊んでいたいのにもう家に帰らないと行けない子供のような、
ありきたりですけど、本当にそうとしか形容のしようのない、
寂しさと悔しさの中に、四人ともが同じ気持ちであったように思います。

いやー、すごかったねー、良かったねー!
なんて言いながらね。

  しかし思えばこの神社、こうして人の暮らしのど真ん中に存在していて、
  確かにここに暮らす人々の、信仰……とまではいきませんが、
  恐らくは古くから、人の心の拠になってきたのであろうこと、
  由緒ただしい、神様のおわすところであったのだなあということが伝わってきます。
  それは別に、メジャーな神様が住んでいるとか、古いものだとかいうばかりの意味でなく、 
  人の心と暮らしに根ざした、
  人の心から生まれた神様のおわす場所だという意味です。

  なんというか、ちゃんとした尊敬を集める寺社仏閣にはそういうわかりやすさがあり、
  町の中心や、上座と呼べるような立地に据えられています。
  殊に自然と向き合って暮らさねばならない土地にその傾向が顕著で、
  この銚子なんていう、海と暮らす町はその最たるものであったのでしょう。

  オイサンの訪れた北海道の、稚内や襟裳の広尾町、美瑛、弟子屈なんていう町々は
  皆そうでした。
  町を歩いていると分かります、人の流れが自然にそこに集まるようになっている。
  恐らくはこの神社も、少なくとも、町のお年寄りたちにとっては、
  自然と足の向く場所であるに違いありません。
  事実、オイサンらがそこにいる間だけでも
  地元のお年寄りが数名、やってきては帰って行くというのをお見かけしました。
  また、石段を下りた一の鳥居のたもとでは、
  近所のお子さん方が集まってわいわいと楽しそうに遊んでもおられました。
  ……マお子さん方は、ただ家が近いってだけかもですけどね。
  その子供のうち一人に、テラジさんが話しかけられていたのが
  なんか微笑ましくてすごく良かったです。
  銚子、良いところ。

  あ、少なくともこの神社。
  学校終わりで高校生が立ち寄れるほど、学校から近くにありません。
  なのでそれぞれのロケーションの近い遠いは、再構成してあるのでしょう。

……なーんてことをですね。
オイサンぶつくさと考えながら、アニメとかと全然関係のない場所に
カメラを向けたりしていたものですから、
後々になってテラジさんに

  「神社にいるときのオイサンは、夢遊病者みたいでちょっと怖かったw」

と言われる羽目になり、光栄でありました。



……そんな風にして。



ちょっくらとした寂しさに後ろ髪を引かれながら、我ら黄昏の四紳士。
初日のみっちょんはバッチリこんぷりーと。
戦い疲れた体を休めに、今日の宿へとジェントル号を走らせるのでした。

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第三回へ続く。(ナレーション・中田譲治)



■ちょっとおまけ劇場 : いんちき物書きメルヘン系のめんどくさ~い話



こっから先は、ちょっと余談。
今回の巡礼にはワリと真っ向水を差す系のお話ですので
キョーミ無い御仁はスルーして戴いて一向に問題ありません。
むしろそーして下さい。

 ▼人が聖地に立つのか、聖地を人が作るのか。

マ今回こうして、「聖地巡礼」という形で、
アニメ『アマガミSS』の背景となった場所、銚子へお邪魔している訳ですけれども。

ぶっちゃけた話。
オイサンは、その理由・必然性がないことには、
その写実性に大した意味はないと思っております。
タワーのところでも書きましたが
「どうしてスタッフが、こんなに銚子の景色を写し取ることにこだわるのか」、
その意味がちょっとわからずにおりましたし、今も分かってはいません。

なんというか……結局「逆」なんですよね。

特定の土地に根付かせることによって、
人物や、世界や、物語により深いリアリティと意味が出てくるから
ある土地をモチーフにする、というのであれば分かるんです。

土地の備える様々……風土であったり、歴史であったり、文化であったり……の力を借りて、
人物や、風景や、物語に説得力を持たせたり、
本来はもっと説明やしつらえの必要なはずのことを、
省いて分かるやすく表現する事が出来る。

それが本来のやり方であり、目的のハズだと、オイサンは思っていました。
これは、物語・作品を中心に据えた場合の考え方です。

今回の『アマガミSS』の場合はその逆でして、
『キャラクターの足下に銚子という土地を貼り付けた』だけなのだと、
オイサンは思います。
これによって面白味を増したのは何かといえば、
『アマガミ』の方ではなく、銚子の方です。
銚子に立った絢辻さんが
その風を受けて何か新しい魅力を放ったかと言われたらそうではなく、
「ここに絢辻さんが、森島先輩が、摩央姉が立ってた!」という、
銚子さんが面白くなった。
そういうことだと、オイサンは思っています。

  いや摩央姉は立ってねえけど。

それがダメだというのでは全然なく、
作り方、広げ方、楽しみ方という意味では全然アリだと思います。
思うのですが、作品を主体に考えるとそれはやはり本末転倒だと思いますし、
上でもちょこっと書いたように、
作品側の輪郭が変な形にゆがんでしまう危険性を、少なからずはらんでいる。
それも間違いない事実だと思います。

……と……いうのが、オイサンのスタンスだということは、
ここに一応、キッチリ書いておこうかなあと思います。
ただそのことは、そういうこともあるんだと認識が出来ていれば良い話で、
逆に今回のように発見でき、広がりのために得られることはたぁーくさんあるので、
ロジックと感情をうまく操って楽しめればいいんじゃないですかね。
何より、楽しいし、面白いよ。

ついでに一つ、作画上でも効用があることだけ……
今このときではなく、二日目のあるときに、ある隊員のお言葉で気付かされたオイサンです。
それについては、また後日。


ではまた、第三回で。
オイサンでした。



 

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2011年4月 2日 (土)

■空の探偵~遠い刻のかえりみち -更新第654回-

クレイジーって言葉で、褒められるくらいにはなりたいものです。
オイサンです。

四月になりましたね。
別に何にも変わらないけど。
オイサンは四月になれば、
新しい風吹く場所へ伝えきれない溢れる思いあなたの手を握りしめるクラスタなので
なんとなくそわそわです。

  ▼季節を抱きしめて
  
  季節モノゲームの金字塔!

先頃の地震のせいで、
この春は日本中にとってあまり良くない意味で特別なものになってしまいそうですが、
人間、春を迎えることは、ふつう一生のうちで100回もないことです。
100という数字は、オトナになるにつれて、
少しずつその大きさを失うような気がオイサンはしていますが、
どうあがいても、巡る季節に関しては、それ以上を手に入れることは難しそうで。

……。


マそんなこと言いつつ、このオッチャン
春はそんなに好きなワケじゃないんですけどね(どないや)。
そんなことに気付いたのも、実は秋、キンモクセイの香りを感じたときなので。

あと何回、自分が季節を迎えることが出来るか分かりませんけど、
どんな春であれ、一応大事にしていきたいなあと思うオイサンです。



■空を取り戻す



先週の日曜日は大変に天気が良く、また藤沢方面に出る用事があったので、
その帰りの道は藤沢から湘南台まで江ノ島線沿いにぽてぽてと歩いたのでした。

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  ちなみに、湘南台から先の新宿方面は以前歩いているので、
  これで江ノ島線沿線は踏破したことになるな。
  あ、新宿まで歩いたワケじゃないですよ。
  江ノ島線の範囲でって話ね。

  あとオイサンは歩くの速いみたいで、
  オシゴト中普通に歩いてたつもりが、随行していた後輩に
  「オイサンさん、僕の中ではこれはwalkじゃありません、runです」
  と言われたことがあります。

それにしても、湘南台までの沿線は思いのほか風景が田舎で雄大で、
ちょっとびっくりしてしまった。
起伏があって坂道も豊富で、
家の隙間を縫うような複雑な細かい道もあり、
歩いていて退屈しなかった。

Fjsw2

オイサンは坂道が好きでしてね。
坂の多い、奈良の谷底で育ったせいでしょうね。
起伏のある地形が落ち着く様です。
あと、大き過ぎない川のある風景が。

途中、道端のレストランのランチメニューに
「シェフの気まぐれサラダ」があるのを見つけたりました。
おお、本当にあるんだとちょっと感動。

  ここまでモロに「気まぐれ」を謳っているのは初めて見たかもしれない。
  実際んトコは気まぐれも何も、素材の仕入れにバラつきがあるだけだろうに。
  そんな仕入れムラという現実を、
  「気まぐれ」という言葉ひとつでメルヒェンにすげ替えた、
  最初の命名者のポエマー魂にはいんちき日本語使いの一人として敬服せざるを得ない。

  ……だいたい、
  本当に気まぐれなのは卸し業者と大自然の方であってシェフではないぞ。

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そうして歩くのは、暑かったですけどね。昼間は。
このままあたたかくなるのだろうか。
オイサンは晩秋から冬が好きで、
正直春はあまり好きではないので(夏はワリと好きだけど)、
暖かくなることは個人的にはあまりウェルカムではないのだけれど……
あの、アレです。
今回の地震で、東北の方では寒いとキッツイだろうから、
早くあったかくなってしまえばいいなあと、今年ばかりは思います。



■海と、海の時間



そんな、ちょっと震災からの話。

  以下、決してそんなつもりはありませんが、その……
  今回の自然災害に対して、美化をしたり、
  プラスの印象を持っているように読めてしまいかねない部分もあったりするかもなので、
  現時点ではそういうことに敏感になっている方は、
  マ出来るだけ、今は読まない方が賢明かと存じます。
  読んで戴くのは勿論ありがたいのですが、あまり深刻に受け取られませんように。

  それは、迂闊に読まれてなんか言われたらオイサンがキツイってのが一番ですが(←正直)、
  あまり意味のないことで昂ぶっても、キモチの上で良いことはないでしょうから。
  なんかの腹いせにでもなるのでしたら甘んじてお受けしますけども。
  見て腹の立つもんは見ないでいるのがいい場合もありますんでね。

  マこんな前置きしたって免責にもなりやしませんけどね。
  ほんじゃいきまーす。

先日、Youtubeやらで新しく上がってきた被災地の、
水害の……有体にいってしまえば津波の、ですけども……
映像をポチポチと見ていて、今頃になって怖くなってきました。

  今まで怖いと思ってなかったのかと言われれば決してそんなこともありませんし、
  今まで感じていた怖さと今日感じた怖さの差がどこにあるのかも良く分かりませんが。
  背中に感じる寒さが度を増した。

以前、アニメの『ドルアーガの塔』の第一期を見たとき、
最終話付近で登場した邪神・ドルアーガの威容に
「神様なんてのは(正邪関係ナシに)、案外こういう理性のかけらもない、
 巨大で、凶暴なエネルギーの塊みたいなものなのかもしれない」
というようなことを思い、書き残しました。

はじまりの、無の大地に何らかの変化をもたらすには、
地面のかたちを変え、木々を生やし、或いは枯らせと、
ああいう破壊的な熱量が必要であるのに違いないと、
そんな説得力を感じさせる存在感でした。
ドルアーガ。

今回の津波が、「今」そこにあるものを無差別に蹂躙する様は、
なんだかまさにそういう姿……それが創造であるか破壊であるか、
もしくは再生であるかといった別はありますが……を、見る様で。
まあワリと、今更といえば今更な話でもあるんですけど。

と同時に、
……一体何がどうなってああなるのか見ててもサッパリわからないのですが、
ああして海が、山も木々を水底にしまいこんでしまうのを見ていると、
フと、谷山浩子さんの『海の時間』というお歌を思い出しました。
大体こういう歌です。


   
   ゴラン トテツモナク セノタカイ フシギナ キノ ノビテユクノヲ
   フシギナ キノ ダイシンリンガ ホウシノ アメヲ フラセテイル

   トオイムカシノ ショクブツタチノ アワイ ユメガ ソラヲウズメテ
   トテモチイサナ ボクトキミハ ソラヲミテイル ミズノキシベ ……




……Youtubeなんかにあるので、興味のある方は検索して聴いてみて下さい。
ここにリンクは、敢えて、貼りません。

今回のような出来事とは全く関係のない歌だと思いますし、
歌詞にそういったことが合致するとも思いません。
実際、もっと別のことを歌った歌のように思われます。

けれども、津波による急速で膨大な蹂躙と変化のイメージ、
さっきまでそこに立って空を見上げていた地面だった場所はいつの間にか海の底になっていて、
空は海面になっている、
それほどの変化があっけなく遂げられていくスピード感と、
歌が表現するゆったりした時間の流れのギャップに、
海にとってはその変化がさも些細なことであるように感じられて、ですね。

……ちょっとその……ごめんなさいね。
その様を、神々しく畏れ多いもののように思ってしまいました。
同時に、やっぱり破壊的な禍々しさもあったのですけれども、
この時は神々しさの方が優って、見えてしまいました。

  まあここでいう神々しさは、
  すなわちドルアーガのような必ずしも人に幸をもたらすものではない、
  ただ人の手の及ばない巨大で強大なものという意味なので、
  すなわち禍々しさともイコールだと思ってもらっても良いと思います。

海が、まるでかつて自分のものだったそれらを、
「返してもらうよ」と轟いているように見えたんです。

  そしてそれはまた恐らく、
  自分の命の脅かされない遠い場所から眺めているから、
  そんなクソ暢気なことを考えるのだろうなあということもまた、
  こうしてそのときの思いを反芻して書きながら、思いもします。
  そこに関しては罵ってもらっても仕方ない。
  あの圧倒的な速度と質量を目の前にしてそんなことを思えるほど、
  オイサンは多分、ゲージュツカ寄りには出来ていないはずです。

オイサンは北海道に何度も通ううち、
「地球ってのはつまるところ、……岩だな」
と思うようになり、
「その岩が、ちょっと低くなって水が溜まりゃあ海になり、
 高くなって、雲の上に突き出りゃ山になるんだな」
と思うようになりました。

  なにデカイ視点で語ってくれちゃってんだデブ、とか、
  思ってもいいのであまり口にしないで下さい凹むから。

旭岳から見渡した大雪山系の山々の、
雲上に広がる高地を一面に覆う背の低い木々がまるでサンゴ礁の様だったことから
「こりゃ、空の上も海の底も大して変わらんわ」
と思ったのがその発端です。ほっちゃんではなく。

Fjsw3

今回はそういう、実は境目のない海と陸が、ちょっとだけ比率を変えた。
「もっと輝け」とささやくことでおなじみ、ガイアさんの尺度で考えると、
「ハイほんならちょっと返してもらうで」
と、おっちゃんがつまみ食いをするような、その程度の行いでしかなかったのかもなあと
……すみませんね。
考えてしまったオイサンです。
ちょっとスケールが違いすぎましたね。

なんでしょうね、
ドルアーガという神様と、谷山さんの歌とが今回の津波にオーバーラップした瞬間、
すっと視点が大きく引いて、
時間的にも空間的にもとても広くが見渡せた。
そんな現象のことを書き残したいのかも知れません、この話は。

色んなものをかっさらっていってしまった今回の津波が、
人間にとって巨大で、残酷なものだったというのはオイサンも疑いのないことだと思います。
ホント、勘弁して戴きたいと思います。
次回はもっと手加減をお願いしたいです。
もっと輝けとかはいいから。


  ▼山本正之「空の探偵」
  
  オイサンが歌を聴いて泣いたのはこの曲が初めて。名曲です。是非聴いていって欲しい。
   



■銚子は揺れているか



引き続き、地震のお話と関連しますけど。
数日前、Twitter上で、
とあるフォロワーさんが銚子にお住まいだという方と話をされていました。
しかもその方、どうやらまさに『アマガミSS』で輝日東高校のモデルになった
あの高校に通っておられる現役の高校生さんだとかで。

  コメントを戴いていますね。
  こちらの「ていたらく」さんです。
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/ss-653--4b67.html#comment-82589214


オイサンも早速フォローさせてもらってお話を伺いますに、
どうやらオイサンらのお邪魔した君ヶ浜も銚子マリーナも
(どっちもまだレポートに出ていませんが)がっつり水をかぶってしまって、
オイサンらが訪れたときとは随分様子を変えてしまっているご様子です。

地震が起こって、自分たちの身の回りの状況がひと段落ついた頃、
四紳士の間では「どうなったか心配だねえ」なんてお話をしてたんですけれども。
やっぱり無関係ではいられなかったみたいです。
当たり前だけど。

タワーは無事だったようですが、
展望台とか、物が落ちたり倒れたり、したんじゃないでしょうか。
お世辞にも頼りになる建物という感じではなかったですもの。
わっさわっさ、いいだけ揺れたんじゃないかしら。
七咲公園(違 の、あのいい加減な修繕のブランコも、ちぎれて落ちたりしてないかしら。

その方のお家も君ヶ浜近くだそうで、瓦が落ちて物置が潰れたとかで……。
まあ、こちとらには心配したり節電したり、
献血したりということくらいしか出来ないわけですけども、
こういう言い方はどうかと思いますが、
我々の訪問はホントギリギリのタイミングだったのだなあと
つくづく感じたオイサンでした。

一週あとだったら、間違いなくキャンセルですもんね。
ラッキーだったというか。
フキンシンですかね。
けれど本当に、「完全に一致」するラストチャンスを、
我々はモノにしたのかも知れないなあ。



■祇園精舎の鐘とかのアレ



北海道の豊頃という町に、有名なハルニレの木というのがございます。
……いえ、正しくはあった、んです。
オイサンも一度だけ見に行ったことがあるのですが、
オイサンの訪れた直後の夏にどえらい台風が上陸して、なぎ倒されてしまいました。
なんか、上の話と合わせて、そんなことを思い出してしまいましたね。

鶴岡八幡宮の大銀杏もそう。
まあ、あっけないじゃないですけど、
あらゆる物は様々の変化から無関係ではおられないんでしょうね。
如何に悠久の時を経てきたものであっても。

こういった、コトの無常を心に積み重ねていって、
やがてオイサン自身もその変化の渦からは逃れられないことを思い知り、
うっすら覚悟を決め、畏れに身を震わせるようになるんでしょう。
既に少しずつ、そんなキモチにもなりつつはありますけれども、
そこに多分、実感はまだない。

オイサンの場合、寧ろ自分のことよりも……
今まさにそんな無常の渦中で一段ずつ階段を下っていっているであろう、
父であり、母のことを思うのです。
一体、どんな思いでいるんだろうかと。

若かった頃と違い、体が思うように動かなくなり、目も耳も、だんだん利かなくなってくる。
以前はピンと線を引いたその輪郭を認められたものが、
もうぼんやりと不確かにしか捉えることが出来ない。
もしかすると、嗅覚も味覚も、触覚さえも、
ぼんやりと遠ざかっているのかも知れません。

自分の触れているモノがどんな形をしているのかさえ、はっきりとは分からない。
それはなんだか、現実の世界から自分が切り離されていくような、
そこにある筈のモノがどんどん遠ざかっていくような。
寂しくて、恐ろしい感覚だと思うのです。
どんどんどんどん、取り残されていくような……ねえ。
この世のモノからも、先に旅立っていった者たちからも。
常世とも現し世ともつかない場所に浮かべられていく感覚。

それとも、徐々に段階を踏んでいることで、
その恐れというものはいくらか緩和されているものなんでしょうか。

オイサンは、今の自分の状態から一足飛びにその状態に進んだ自分を想像してしまうと、
もう、恐ろしい。
恐ろしくて仕方がない。

だから少しでも、父母からその恐れを取り除いてあげたいとか、
ワリと切実に思うわけですけれども。
本人たちは
「ヒヨッコが! 十年早いんだよ!」
と思うかもしれませんけどさあ。
そう言ってくれるなら頼もしいんですけどね。まだね。

……まあね。

彼らを一番安心させるには、
彼ら自身をどうこうするのではなくて、自分がもっと
はっきりしっかりと現し世の輪郭を握っているのだと見せつけるのが一番だってコトは、
分かってるんですけどね。
ハテサテ。
ママナリマセヌノウ。



■エビコレ+『アマガミ』発売



話は変わって。

3/31は、エビコレ+版『アマガミ』の発売日でしたね。
オイサンは軽い風邪っぴきを食らい、
家でごろごろしながらTwitterのTL(タイムライン)を眺めておりましたが……
なんというかまあ、皆さんちゃんと盛り上がっておられて、
立派だなあというか、結構なことだなあと感心しておりました。

どこそこでは完売だ! とか、
Amazonから届かねえ! とか、
絢辻さんがデカい! とか、
楽天ブックスから届かねえ! とか。

エビテンから届かねえ! とか、
届かねえ!……と思ってたら届いてた! とか。
オマケがエロい! とか、
デカ辻さんがデカい! とか、
デカエロさんが辻い! とか。

  あのね、オイサンが想像していたよりも皆さん全然楽しみにしておられて、
  ああすごいなあと。

まオイサンのTLは、
基本『アマガミ』関連の人か『ひだまりスケッチ』関連の人で出来ていて、
かつ両者にはかぶる人たちも一杯おられるので
盛り上がっているように見えるのは当たり前なんですけど、
それにしても、嬉しそうにしていたり、届かずにヤキモキ腹を立ててみたりと、
感情的になれるほどの期待感をキチンともっていて。

  オイサンみたいに今日届こうが届くまいが全然気にならず、
  なんならもう二、三回延期したって全然構わねえや、
  くらいの冷めた感じは全然なかったですね。
  すごいなー。
  みんな立派だなー。
  何が立派なんだか分からないけど。

……なんかね。
皆もっと、冷めてるモンだとばかり思っていました。
アニメから入って今回初めてゲーム本編に触れる方々はイザ知らず、
既プレイの方々も案外嬉しそうにしてらして、それがまた意外でしたね。
追加要素とか、麻雀とか、特典アイテムとか……
へー皆そーなのねーと、すごく取り残された気分で眺めておりましたとさ。
ちょっと焦った。

なんでしょうね、オイサンのこの引き潮気分は。
イヤ、『アマガミ』は今でもキチンと好きですよ。
ただもう、なんと言うか「大事にしていく」フェイズに入っていて、
新しくモノが欲しいとかそういう気分はあまりない。

あと、「手に入れたい」という欲求はあるので買うのは買いますし、
手に入れた証拠としてそのモノが手元にあることは大事なんですけど、
「手に入れること」と「そうしようとすること」が大事なのであって、
モノ自体はあんまり大事ではない感じなんですよねー。
ちょっとナニ言ってっかワカンナイかもですが。

  オイサンは「手に入れること・その行為の瞬間」が大事な人なので、
  時間を置いたら2コ目買ったり3コ目買ったりも、平気でするんですけどね。

ちゃんと、手に入れた後でそのモノにもしっかり齧りついていけるような感覚を
取り戻してはいきたい感じです。

エビコレ+ アマガミ(通常版) エビコレ+ アマガミ(通常版)

販売元:角川ゲームス
発売日:2011/03/31
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……なんだろうなーこれは。
買い物依存症の主婦とかと似た病気でありそうだなあ。
本当に。
なんか、ボンヤリしてるぜ。

……ていうか、一時ウワサになっていた
「<スキBAD>をいじる」とかいう話は実際どうにかなったのかな。
それはちょっと気になるな。



■ついでのビッグニュース~Closing・春



まあ、そんなこんなで、春ですよ。
ああ、そうそう。
『ひだまりスケッチ』のTV放映特別編が制作されることが決まったようです。

  ▼『ひだまりスケッチ』 TVアニメ特別編の製作が決定! [ やらおん! ]
  http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-1295.html


本当に終わらない作品ですな。
すごいぜ。
その昔『ひだまりラジオ』っていう番組で、
パーソナリティのいい加減なおんなのひと(笑)が
「4月はね、便利ですよ?
 1月から3月までをなかったことに出来ますよ」
って言ってました。

マ今年は、無かったことに出来ない大事が起こってしまいましたけど、
年度が変わっても引き続き、宜しくお願い致しますね。


オイサンでした。


 

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