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2011年3月の11件の記事

2011年3月27日 (日)

■嘆きの銚子・其の一 ~アニメ『アマガミSS』舞台探訪 -更新第653回-

こんばんわ。
『アマガミ』美也役の、阿澄佳奈ですッ。

フハハハハ、だまされたな。
オイサンです。
暇をもてあましたオイサンの遊び。
ヒマじゃねえっつの(ヒマじゃなくても一人遊びが上手)。



■アニメ『アマガミSS』舞台探訪・銚子の旅 其の一



サテ、色々あって(色々で片付けるのか)ちょっと間が空いてしまいましたが。
こんな、世の中が大変なときでも、浮かれた記事も書きますよ。

  ここは、読むべき空気も枯れ果てる、
  不謹慎うずまくアウタースペース『ゆび先はもう一つの心臓』。

訓練の行き届いた紳士四人で行く、
アニメ『アマガミSS』舞台探訪の旅「嘆きの銚子」。
今回はその第一回目です。

Top_sono1
のっけからなんちゅう写真だ。

……マこのご時勢です。
あまりに脳天気なコトを書いてるとお叱りを受けるかも知れませんが、
「君は不謹慎だな!」=「お前面白いヤツだなw」
くらいに変換するポジティブシンキングで参りたいと思います。
……いえ別に、言われたら言われたであとで普通にへこむんですけどね。
でもいいの。
それはきっと、モノ書きの宿業だから。
違うかもしれないけど。



■はじまりの冒険者たち。~ことの始まりは



  「アニメ『アマガミSS』の聖地(ロケハン先)が銚子なのではないか?」



そんなウワサや、実際にその先へ赴いた方々のレポートが世に広く出回り始めたのは、
オイサンの知る限り、昨年の8月か、9月か。
確かそんな頃でした。

オイサンはそれが一般的に広まるよりも数週間早く、
blogの読者さんから情報を戴いておりました。

情報を下さったのはblogの読者でもあり、Twitterお友達でもある@mizu_no_toさん。
8月のはじめにTwitterでそのお話を戴いたとき、オイサンは実家に帰省中で、
奈良の盆地のうだる様な湿気の中で読んだのをよく覚えています。
改めて御礼を申し上げたいと思います。

  ▼その時のツイートがこちら
  http://twitter.com/mizu_no_to/status/20658503190

ただその時には「いつか行こう」と独り心に期すばかりで、
何か具体的なことを考えたわけではありませんでした。

  というのも、オイサンは丁度その時、数日後に
  神戸 → 熊本 → 高松という、Twitterフォロワーさんを巡る旅を控えていたから!
  ちょっとその先のことまでは考えが及ばなかったのですね。
  ちなみに、当の@mizu_no_toさんご自身も回られたようです。

それから暫くして、Web上にもいくつか
聖地巡礼をレポートした記事などが上がり始めます。
オイサンのタイムライン上でもポコンと小さな盛り上がりを見せ、
あるときのおみかん隊長の

 「行かざるを得ない」

という呟きを皮切りに、

 「まおまお~♪ クルマ出しまーす」
 「(✦ω✦)」
 「私も是非同行させて戴きたく!」

……と。
なかなかのノリの良さで、平均年齢若干高め、男4人の旅が何となく決まったのでした。
実行されるまでは、オイサンのお仕事が大変なことになってしまったりで
時間がかかってしまったんですけどね。
ほんまスンマセンした。

 ▼旅立ちの詩。~旅程

今回の銚子の旅は一泊二日。
回ったスポットは、日毎に以下の通りでございます。

  <一日目>
   ガスト銚子店
   銚子駅前
   セブンイレブン清川町店
   清川町第一公園
   銚子ポートタワー
   川口神社

  <二日目>
   君ヶ浜・君ヶ浜しおさい公園
   地球の丸く見える丘展望館
   銚子マリーナ
   謎?の坂道
   謎?の田舎道

  
  より大きな地図で アマガミSS舞台探訪 銚子MAP 1 を表示


……いやあ。
これだけ見たら、「お前ら何しに行ったの?」と言われる事ウケアイですね。
ガスト! とか、コンビニ! とか、なんだよw

どこを、どんな順番で回るか? ということは、
おクルマを出して戴く機動隊長テラジさんにすべて任せっきり。
ホントすみませんありがとうございます。
しかしそのコーディネイターぶりは、かのキラ・ヤマトさんもびっくりであったと
お伝えしておきますよ。

  あ、一応オコトワリしておきますが、
  記事中、しつこいくらいに「アニメ『アマガミSS』」という書き方をするのは、
  あくまでも「アニメ版の『アマガミSS』のロケハン先であって、
  原作ゲームとは(多分)関係がないから、ということを明らかにするためです。
  マここでは小難しいことを言うつもりはありませんが、念のためにね。



■GO EAST!



集合場所は、小田急・成城学園前駅前。

 「成城学園前の北口ロータリーで待て! 遅れた者は置いていく!」

それが容赦なく厳しい、機動隊長(=おクルマのヌシ)テラジさんのオーダーです。
まあ、行ってみたら北口にロータリーなんかなかった
なんていう……いきなりなトラップもあったワケですが、
それは大して面白い話でもないので割愛。

01_2shinshi

お迎えに来て下さったテラジさんのジェントル号(※勝手に命名)に乗り込み、
一路、東へ向かいます。

道すがら、そもそもこの辺りを根城にしておられたよつさんと、
以前この近辺で勤労に勤しんでおられたおみかん隊長の
細かすぎて伝わらないローカルガイドを聞きながら、
暁の四紳士を乗せた真っ赤なカルディナは東へ走ります。

  ごめんなさい
  「クルマのディーラーがコンビニになった!」とか、
  「遠くに見えるあのスーパーは何区に当たるのか?」とか、
  大仏生まれシカ育ちのオイサンにはサッパリですw

首都高に乗ったら乗ったで
「首都高の道は『首都高バトル』で覚えた」
とか、
「知り合いの働いてる美容室に、声優の喜多村英梨が来た」
とか、
「ある時スーパーのレジにAKB48のナントカいう女が来たけどすっげえ面倒くさいやつだった」
とか、車内は終始そんな話題で和気あいあい。
……逢。
まとめると、

 そこの裸のAKB、どけ!
   
 キタエリが見えねえだろ!!


……と、大体そんな感じ。間違ってないと思う。
途中、ネズミの国への亡命者の群れに道を阻まれたり、
緑と黄色のステッカーを貼った天才ルーキードライバーの
ウルトラマニューバに幻惑されたりしながらも、
どうにか湾岸幕張SAまで辿り着いたのでした。
……しかしそれは、新たなる悲劇の始まりに過ぎなかったのです……。

 ▼花パウダーの恐怖

順調に、未踏の大秘境・千葉の奥地へと旅を進める四紳士でしたが、
そこはさすがの聖地さん。簡単には最奥部への接近を許してくれませんでした。

いや、よつさんが花粉症で大変だった、っていうだけの話なんですけどね。
「だけ」なんて言ったらよつさんにキレられると思いますが。

湾岸幕張SAを出てしばらく行くと、我々の他には車影も絶え、
山間の直線道路をひた走ることになったのですが、

「きれい……」

道の両脇に広がる山並みを眺めながら、よつさん隊員が呟くものだから。
何かと思えば……そこに群生する木々は、何やら軒並み、杉の木だったらしいです。
赤っぽい焦げ茶の、みすぼらしい山なんですけどね。
何かと思った。
確かに、自分のアレルゲンが文字通り山盛りに生い茂ってると思えば、
それを眺めるのは狂おしいものがありましょう。
よつさん壊れた。
後にオイサン隊員は、このとき

「杉の山……杉山、か。
 これから『TLS』シリーズの末妹の聖地に向かう我々への洗礼としては
 お誂え向きじゃないか……」

と、密かに考えたことを吐露している。
そう、後付けである。
ちょっと膨らませたかっただけである。
意味が分からない人は、"杉山イチロウ"で今すぐ検索!






■今日も明日も銚子の道で。~ガスト銚子店



サア、ここからがイヨイヨ銚子の話(長いよ)。

東関道のEastend・潮来ICで高速をおり、そこからさらに数十分。
路傍のラーメン屋が異常に繁しているのを不審に感じたりしながらも、
はるばる来たぜ銚子駅前。
あのですね、道が広くて、思いの外きれいな町です。

 02_ekimae

そんな駅前の散策はあと回し、我々は一路、ガスト銚子店へとクルマを急がせます。
「わざわざ遠出して、昼飯ガスト?」
などと思ってはいけない。
我々は別に、店を選ぶゆとりを失うほど腹を空かせていたワケではないのです。
いや、オイサン結構お腹空いてましたけど。
まずはこの写真を見て欲しい。

03_totos

……お分かりだろうか。
貴方は、ここでかいがいしく働く天然パーマと出会ったことはないだろうか。

そう、ここは『アマガミSS』で薫がバイトをしていたファミレスである。
作中での店名はトトスとなっていたが、
トトスは銚子管内でのみ展開されていた地域フランチャイズで、
リーマンショックのアオリで経営母体が昨年破綻、
廃業した店舗のその跡地にこうしてガストがおっ立ったと、
まあ……そんな妄想です。
ガストさんごめんなさい。

 ▼作戦名:窓際の四紳士

さて、ここがそのファミレスとあっては、我々の目指す席は一つ。
窓際、奥から二番目。
作中で橘さんが陣取り、薫の絶対領域を存分に視姦した性……否、聖域中の聖域です。
訓練された機動隊長であるテラジさんなどは、
本巡礼の企画段階において、相方さんとこんな一幕があったといいます。

  テラジ 「3月のアタマ頃にさー、泊りがけで銚子行って来たいんだけど」
  相 方 「銚子? なんで?」
  テラジ 「『アマガミ』の。アニメの舞台がそこなの」
  相 方 「……ふーん。美味しいもの食べたりするんだ?」
  テラジ 「いや、別に……。ファミレス、とか……」
  相 方 「……あー。じゃ窓側の奥から二番目とかに座ったりするのね
  テラジ 「(見抜かれている……)」

さすが、訓練された紳士の伴侶には訓練された淑女がよく似合います。

お昼時とあって、店内は結構な繁盛ぶり。
二組ほど順番待ちのある待ちあい名簿に名前を書かされ、
不安に思いながら全員こぞって、問題の窓際席の方に視線を投げると……

  空いている!!

運良く、誰かが今し方席を立ったあとなのでしょう、
片付けられないままの食器が並んではいるものの、そこは確かに空いている。

 女 中 「おタバコはお吸いにn」
  
 テラジ 「あ禁煙で!

と高らかに、そして若干食い気味に答える機動隊長テラジさん……あれ?
テラジさんとよつさんは、確かおタバコお吸いになるはずじゃあ……?
と思ったオイサンは、まだまだ読みの浅い子でした。
後にテラジさんは語っている。

  「窓際の席だから、禁煙席だと踏んだんですよ。
   そしたら自然、あの席に通される率も上がるんじゃないかなーって。
   我ながら良い判断だと思いましたね」 (色々と誇張もアリ)

さすが、素晴らしい読みです。
年の功です。
最年長です。
アラフォーです。

しかし結局、我々が通されたのはフロア中央の席でした……。
ナンデヤネン。

驚いたことに、あのいかにもゴカゾク向けの良い席は、喫煙席だったのです。
なんということでしょう。
我々は嘗めていました。
銚子という町を。
漁師町の男らしさを。
喫煙率の高さを(偏見)。
銚子ではまだまだ、喫煙席がマジョリティのようです。

  ちなみに、真面目にちょっと調べてみました(何をしているんだ)。

  ▼がん情報サービス [ 独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター ]
  http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/statistics/statistics.html#07

  こちらの2007年のデータで、
  千葉県の喫煙率は男女計で全国9位、男性で24位、女性でなんと7位。
  どちらかというと女性がおタバコお吸いになる県だったんですね。
  もう『アマガミSS』全然関係ありませんね。
  そのうち、梨穂子や中多さんも吸うようになるんでしょうか( ← むりやり)。

なんとなくポツネンと、フロア中央の4人がけ席に腰を下ろすも、
時折もの欲しげに窓際の席を見やる我々。
多分全員こんな顔 →  テ(´・_・`) ミ(´・_・`) ヨ(´・_・`) オ(´・_・`)

しかしさすがの切り込み隊長、目的の席の片付けが始まるや、
「席、移っていいか、聞いてみよう」
と、まだまだ諦めません。
さすが、素晴らしい情熱です。
若さって諦めないことです(by串田アキラ)。
最年長です。
アラフォーです。

オイサンも多少働かねばと率先して手を上げます。

  オイサン「すみません、席、あっちに移っていいですか?」
  女 中 「あちらですか? あちら喫煙席になりますがよr」
  
  テラジ 「あーあー全然いいです!!

ちょ、オイサンにもしゃべらせてw
そんな経緯で、お花を摘みに立っていた隊長さんは置き去りに、
三人ソソクサと窓際に席を移すことに成功したのでした。
隊長、帰って来たときビックリしてたなw ← そらビックリするわ

 ▼作戦会議

そんなこんなで首尾よく(=強引に)聖なる窓際席に陣取った4人は上機嫌。
すげーすげーと何がそんなにスゲーのか、
ハタから見れば、お前らファミレス来たことないんかと
千葉県民も驚きの田舎モノぶりです(色々と失礼)。

キョロキョロ見回し、写真を撮り、
iPhoneやらPSPやらでアニメ本編を再生しては
おーここだ、ここだよ! とテンションは早くも最高潮です。

お写真も載せておきますが、アニメ本編とは若干ちがっていますね。
よつさんなんかはわりかし冷静に、
「おお、床タイルのがらも同じだ」と目を光らせておいででした。

R0040021

思い思いにTwitterに写真を上げたり呟いたりしていると、
タイムライン上からも
「その店は地元の学生の溜り場になったりしているみたいですねー」
などという情報も流れてきます。
確かに学生さんが多い。
女子高生も多い。よつさん大ヨロコビです( ← 今秋結婚予定。オメデトウ!)
オイサンも、ドリンクバーを取りに行ったときに
ジョシコーセーの皆さんがやたらな接近戦を挑んできなさるので
年甲斐もなくドキンコドキンコしてしまいました( ← 3011年春結婚予定。恋はあせらず)

ほんでマここで何したかというと、
そんな雰囲気に浸りながら普通にゴハンを食べたというだけなんですがね。
お料理は普通でした。
そうして次の行程を確認し、じゃあいきますかと腰を上げた四人が次に向かったのは……。
お店の裏手でした。

R0040041 04_shagami_punch
テラジさん。めっちゃ笑ろてはりますやん。                 オイサン。お写真提供:テラジさん

バッチリしゃがんできましたよ。
「こ、ここで橘さんは薫を待っていたのか!」
……裏口が開いてお店の方が出てこなくて本当に良かった。

あとどうでもいいですけど、ファミレスで
「私服のオッサンばかり四人」というのは案外「ナイ」取り合わせですね。
多分お店の方も、巡礼者が増えてからこっち
「最近、なんかああいうの多くない?」
とバックヤードでひそひそやってると思います。
だって結構目立つもの。



■スカートのエアポケット。~銚子駅前散策



 ▼銚子の道は俺の道

ジェントル号はガストの駐車場に待たせておき、
次に四紳士が向かったのは、銚子の駅前、目抜き通り。
ここも劇中で、何度も登場した頻出スポットです。

ちなみに駅前に向かう途中、
我々はまたしても驚くべき光景を目にすることになります。

あまり大きな声では申せませんけれども、
銚子さんまあ、なんと言っても田舎でいらっしゃいますから道が広い。
道が広けりゃ歩道も広く、優に一車線くらいはあるのですが。
そこをですね。

  「……なにあれ。あんなのアリなの?」

車道を走っていた一台のRV車が徐々に路肩に寄っていったかと思うと、
十分な減速もしないまま見る見る歩道に乗り上げ、
しまいにゃそのまま歩道を走っていくという……

あぶねえな!!

見ていてもう、四人して笑うしかありませんでした。
そのおクルマから降りてきた御仁を見れば……まあ、
なんとなく納得いってしまう程度には荒くれた男性でしたが、
どうやらこの地方、多少ローカルな交通ルールが適用されているのは間違いないようです。
ハンドルキーパーのテラジさんが「運転ちょっと怖い」って言ってた。

05_cyoushi_ekimae2

さて駅前。
何てことのない駅前の風景に見えるでしょうか。
正解。
8ビットのADVなら

  ▼みる → まちなみ
   へいわな まちなみです。
   なにも かわったところは ありませんよ、ボス。


とヤスかシュンに言われておしまいでしょうね。
しかし4紳士のスタンド:ジェントル・アイズを通して見れば
ここも世界遺産級の史跡に早がわりです。
ここは、あの橘さんや薫や、森島センパイや絢辻さんが歩いた道なのです。
またしても、iPhoneやらPSPを取り出して、
ああでもないこうでもないとお宝探しが始まるのです。

06_cyoushi_ekimae3

……皆さん、非常にご用意がよろしくてですね、
よつさんはiPhoneに、隊長さんはPSPに、
アニメ『アマガミSS』の本編をガッツリ入れて持ってきておられ
(よつさんに至っては恐らく全話!)、それを再生しては

  「何話目のどのシーンで!」
  「この角度からこの風景画!」

と、分析をお始めになるのです。
そんなの旅のしおりに書いてなかった!

  あ、これが事前に配られた、テラジさん制作の旅のしおりです。
  07_shiori
  イラストはお知り合いの絵師さんの作だとか。
  リキ入ってます。
  オイサンWebショップで絶賛販売中。
  大人450円、小人420円! うそですよ。

しかし、この遊び、この光景。
あの、AR(Augmented Reality・拡張現実)という技術がありますね。
「現実の情報とデジタルの虚構情報を合成して、
 あたかも現実の空間にデジタルなものが存在しているかのように見せる」
というもので、簡単な例を挙げると
iPhoneなどのカメラを通して見た現実の風景の中に、
本来はそこに存在しないはずのアニメのキャラクターを映し出して見せるとか、
そんなものです。

 ▼3DSのARゲーム
 

道を修めた我々は、そんな技術に頼らずとも、
脳内の情報と現実をナチュラルに合成して新しい世界に旅立ってしまうのかもしれません。

  もしもそのAR遊びを知っている人がハタから見ていたら、
  まさにその遊びをしているように見えていたかもしれません。
  だって、オッサンが四人で、iPhoneを寄ってたかって覗き込み、
  あそこにアレだここにコレだと、虚空を指差し騒いでいるのですから。
  ……「オッサンが四人」は別に関係なかったな。

とまあ冗談はさておき、
そうして照らし合わせてみると確かに劇中に出てくる町並みや、
錨を模した特徴的な街灯なんかはかなり忠実に再現されているのがわかります。

まオイサンの場合、
「この旅は『水曜どうでしょう』の「絵はがきの旅」と趣が似ているな」
と……上では「ARが!」なんてことを書きましたけれども、
感じ始めていました。



■ブランコのうた。~清川町周辺



さて駅前通りをお騒がせした後はジェントル号に戻り
(※はしゃぎすぎたせいで時間制限を越え、オカネが余分にかかったことは不問に付す)、
次なるポイントに向かいます。

 ▼セブンイレブン・清川町店

09_711
お写真提供:テラジさん

見た目はただのコンビニですが……このコンビニはなんと!
行方をくらませた薫を探して橘さんが駆けずり回るシーンに出てきたコンビニです!
……いい加減、劇中での扱いも地味だな。
トイレ借りたりしただけ。
叶うものなら一度店で買い物をしたあとに血相を変えて飛び込み、

  紳 士「おい貴様! 今俺と同じ顔をしたヤツがここにこなかったか!」
  店 員「あ、あなたさっき、買い物していったじゃないですか」
  紳 士「バカモーン、そいつが薫だ、追えー!!」

……くらいの遊びしたかったですが、町の皆さんにご迷惑を掛けてはいけません。
トイレもきれいに使いましょう。

おみかん隊長が「これがおいしい」と笑顔で教えてくれた
いろはすのおみかんフレーバーを買いました。
おいしいです。旅のおともにどうぞ。

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「おいしいんだよ。ホントにみかん味で」
って、
こういうときの嬉しそうなおみかん隊長の笑顔には勝てる気がしない。
なんてステキな3X歳。

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公園前でくつろぐ暁の3/4紳士。カオ出しOKのご許可は戴いてますが油彩調に( ← ヘタレ)。
右からEVA初号機弐号機参号機、ではない。


 ▼清川町第一公園

次の目的地、「清川町第一公園」はそのコンビニのすぐ向かい。
小さなお子さんやご家族連れ、高校生も遊んでいるのどかな公園です。

  すぐ隣は簡易裁判所。
  公園で事件を起こしたら速攻で死刑になれます(なれません)。
  異例の音速判決。
  さあ、四人の中で最初に死刑判決を受けるのは誰かな?

10_park
お写真提供:テラジさん

この公園は、
オープニングで七咲が戯れているブランコが印象的な公園です。
想像していたよりも広いです。
マ基本的に七咲がらみですね。
滑り台もあったのですが、どうも橘さんが梨穂子に呪いを掛けたのとは
違うみたいだよにぃに。にしししし( ← 言ってみただけ)。

他にも、うんていや、球状のジャングルジム(名前がわからん)、水のみ場など、
本編でぽろぽろと映し出されたアイテムが目白押しで、またしても活気付く4紳士。
虎の遊具とリスの遊具もあったのですが、
リスの方は土台だけを残していずこかへ連れ去られていました。
心無い紳士が持ち帰ったのでしょうか。

ついでを言うと、ブランコも二脚あるうちの一脚は撤去され、
残ったもう一脚も、なにやら不安な補修がなされていました。
乗っても大丈夫なのかコレ。

11_tiger 11_park2

ひとしきり写真を撮った後は七咲タイム。えっなにそれ。
OPで七咲がやっていたように、ブランコの柵を端から端まで渡れるか試してみよう!
という無邪気な四紳士・平均年齢32歳超です。

一番最初に端まで渡りきれた人には、
面倒見のいいクールな後輩が、ス(ry 競(ry たくs(ry 。
……オイサン個人的には七咲が前をたくし上げてくれるよりも、
後ろから自分で捲り上げて眺める方が好げふんげふん。

  ちなみにこの時、オイサンが密かに
  「端から見たら働いてない系の人の集団に見えるんじゃないかなー」
  と思ったのは秘密です。

優勝はおみかん隊長(あっさり)。
プロアマガミストの面目躍如です。
柵の高さはほんの3、40cmってトコなんですけど、
オイサンは上に立つだけでも結構怖かったです。色々不慣れになっとるなー。

公園を訪れてみた皆さんの感想は、
「思ったより立派な公園だった」ということで、オイサンも同感。
もっとこう……住宅街の中の空いた一画に、穴埋めみたいにポコンとある公園かと思ってました。



さて、次はいよいよ。
漁師の……オトコの町・銚子にそそり立つシンボル(ゲヒン)、
銚子ポートタワーです!

12_kurosen


といったところで、次回に続く
(ナレーション:中田譲治)。



オイサンでした。



 

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2011年3月23日 (水)

■終わりの始まり~そしてまた春は来る('11年1月期アニメ感想) -更新第652回-

スリーマイルが毎回スマイリーに見えてとってもオハラ。
オイサンです。

買いだめ騒動も若干、本当に若干ですが落ち着きを見せ始めたようで、
土曜日にはオイサンも、牛乳を買うのに15分ほど行列に参加せねばならなかったものの、
昨日にはトイレットペーパーも水も普通に買うことが出来ましたし
(どちらも「お一人様n個限り!」の制限つきでしたが)、
今朝には通勤途中のコンビニで、1?パックの牛乳を買うことが出来ました。
マ2本ばかし、ぽつんとあった程度でしたけど。

  あ、別に買って家に持って帰ろうってんじゃないですよ。
  シゴトバでコーヒー飲むのに使うのです。

しかしTwitterのフォロワーさんに牛関係者(ナニソレ)の方がおられまして
(アイコンが牛の人ではありません念のため)、
お話をうかがうところ牛乳そのものはパック詰めの工場にワンサとあるらしいのですが、
噂にたがわず、それを詰めるための紙パックがなく、出荷が出来ない状態なのだとか。

だとするとやはり、問題の根本はパックの工場の稼動不全にあるのでしょうから、
こちらの品薄はおいそれとは解決しないかもしれませんねえ。
困ったなあ。

……しかし、コトが起こったときに、オイサンも
「食べ物とか水は買占めが起こるんだろうなあ」
とまでは考えましたが、
「その地域性から納豆・牛乳・紙類までがすっぽ抜ける」
とは思ってもみませんで、
それらの物の無さに気付いたのは随分あとになってから
(といっても北海道から帰って来たときなので13日(日)の夕方)でした。

  被災地あたりに紙(パック)の工場が集中している
   → 牛乳が出荷されなくなる

という連想は……根っことなる情報がワリとマニアックな、
いわば応用編だと思うんですが、どういう広まり方をしたんでしょうかね。
出始めは関係者? それとも常識的な範疇なのかしら。
だったらオイサン、ちょっと恥ずかしいわ。



■2011年一月期アニメ感想



地震の影響もあり、
どんな形で終わりを迎えるのか分からなくなってきている今期のアニメですが、
どれも今、大体10話目くらいでしょうか、
ここまでの感想を書いておこうかな、と言う中途半端企画です。

マここまでくれば、そうそう評価が大逆転することもないでしょうし、
いいところじゃないかなと思いますのでとりあえずいってみましょうか。


 ▼『魔法少女まどか★マギカ』




どの辺りだろうか。
さやかが魔法少女になり、魔法少女の種明かしが始まる辺りから
急速に興味がなくなってきました。
今もう、とりあえず話の筋を追うくらいです。

ヒロインたちがどんどん自分の悲劇に酔っていく過程が、見ていて非常に興醒めで。
もちろん、彼女らにとっては自分自身の問題なのでそれはそれで大事なことなんだけども、
話のスケールがどんどん矮小化……
「魔法少女」という、受け手の手がちょっと届かない狭い地域の問題に収束していくのを、
演出や心理的な描写をどんどん過剰に大げさにして誤魔化している様に見え、
置いてきぼり感を食らっています。

せめてみんな、もうチョイ地味に普通に悩めばいいのに、
なんでこう自分の不幸を高らかに嘆きながら涙流したりしちゃうんだろうなー、と
醒めた目で見ています。
なんか嬉しそうで楽しそうなんですよね。ああいうの。

  ただこれに関しては、もう少し「魔法少女」という存在を、
  どう自分たちに投影すれば良いのかを考える必要があるのかもな? と
  今書きながら思いました。
  魔法少女やキュウべえ、魔女、ジェムなどが、果たして何を象徴するのか、
  そんなことに思いを馳せれば、もう少し面白いのかもしれない。

最初は小気味良かったシャフト(というか新房監督)独特の、
色使いやカッティングといった絵作りや演出(イヌカレー成分は除く)も、
その過剰さに乗っかってドクドクとくどく、
見ていてチョイと胃もたれのするレベル。

  馬鹿ばかしさがないので狂言回しにもならず、
  全部見る側にのしかかって来ちゃうんですかね。
  なので、あの感情にノれない人間は
  「何で関係ない俺らに、そんな重たそうなもの乗っけるの!」
  という感覚になるのだと思います。
  灯油を吸った羽毛布団を背負わされている気分。

そもそも新房演出は、不安定とか不安とかの引っ掛かりを作り出すことを主眼に作られていると、
オイサンは理解しておりまして
(それを裏返して使っているのが多分『ひだまりスケッチ』)、
あの雰囲気のお話に、それをボンボンと重ね着させてくるものですから、もう
「ふーん」
という距離感で見ていないと、面倒くさい。
ノれて見られている人には嬉しいでしょう。

最新の10話で話の大筋が明らかになったものの、
そのギミックもオイサンのあまり好きではないタイプの仕掛け・謎掛けだったので、
ああ、多分この脚本家さんとオイサンは相が合わないんだなー
と思っています。

あと……魔女というのが、最初は
「『悲しみや苦しみ・妬みといった負の感情を引き起こすもの』、
 つまりそれは「何か風の様な現象」なのであって、
 最終的に実効性を生むのは人間の側の問題である」
という抽象的な存在だと思っていましたが、最近では
「世界を滅ぼす最強の魔女」
といった具合に、実際に人の世に手を下すものの様な言われ方をしていて、
その辺にも違和感を感じると同時に好キジャナイ感が漂っています。

  もしかするとハナから
  「魔女=そういった負の感情の根源となりうる出来事・具体的な事件」
  として描かれていたのをオイサンが勝手に勘違いしたのかも知れませんが。

そういう色々が積み重なって、興味・評価は絶賛減衰中。
まあ好き嫌いの域を越えない話ですけども、
ちょっと素直に「面白い」とは言い難いと思い始めています。
細部の独自文字に仕掛けが施されてたりで遊びが効いているのは面白そうかなーと思いますが、
マその辺はあくまでもオマケだと思いますし。
客観的に、ハイクオリティな作品であることに意義はありませんけどね。


 ▼『フラクタル』




これまた、開始当初から評価を大きく下げた感じです。
なんというか、ケチくさい。
世界の命運をかけた戦いが、妙にお安く描かれている感が強い。
これは多分、お話や作品の土台の作り方が悪いのでは決してなく、
「1クール」という時間のなさが悪いのだと、オイサンは感じています。

長けりゃイイ、間を取ればイイとかではなく、
なんというか……お話のスケール感にそれなりの説得力を持たせるには、
やはりそれなりの時間経過が必要かなあと感じた次第。
もちろん、12話13話でも時間を経たせることは可能なのだと思いますが、
なかなか、ねえ。

立ち向かうべき問題の大きさに比して、
主人公クレインは何を以て立ち向かう動機としているのか、
という点に大きな疑問を感じています。
よーするに、世界の成り立ちそのものを揺るがすような大事件が
「えっち少年が脱ぎグセのある美少女に一目惚れしたから」
なんていう……思春期の下半身に左右されてもいいのか? という見え方をしてしまっており、
そんなことで動かされる「世界」や事件そのものも、
すごく安っぽいものに見えてしまっています。

歯車がしっかり回っていないように思えるんですよね。
クレインが周りの人間を動かし、
動かされた人間がさらに大きな人の輪を動かし、
やがてその動きが世界の流れを変えていく、というのであれば分かるのですが。

お話のテーマとしては「アンチ・フラクタル」が主軸、
すなわちロストミレニアム寄りなのだけれども、
クレインはロストミレニアムに溶け込んだわけではなく独立して動いていて、
ワリと「世界」との対峙の仕方は、独立して(あってもフリュネと二人で)やっている。

ロストミレニアムもロストミレニアムで、
自治体みたいな規模でしかない(ように見えていた)にも関わらず、
「世界=フラクタル」サイドとは、ワリと対等にやりあえている。

  ロストミレニアム自体、実はそもそも大組織だった様なのですが、
  そういう実体的な設定も、最近になってすごくとってつけたように描かれ始めた印象。

そういう小さな力が、それぞれ別個に世界を動かそうとしているように見えるにも関わらず、
その程度の力で揺らぎ動いてしまう世界が、なんというか、安っぽいし、軽い。
全体的にスケール感に乏しいお話に見えてしまってチマチマしている。

クレインがロストミレニアム(レジスタンス)たちと出会ってどのくらいの日数が経ったのか、
その日数の中で彼が使命感を感じるだけのことがあったか、
衝撃的な出来事はあったけれども、
それが彼の人生観を大きく確かに揺さぶるだけのことだったのか
(何故クレインが生命を危険に晒してまでレジスタンスとともにあろうとしているのか)、
それを裏付けるものは何か、など、疑問に思えることが多々ありまして、
主人公の行動の動機としてボーイミーツガールは結構なのだけれども、
それに頼り過ぎてはいないかと。
これまた、物語としての風呂敷の広がり方と、心の問題の小ささのバランスが悪く、
『まどか』と逆の意味でケチくさい印象を受けます。

そのクレインの変化と、
クレインが世界を動かす過程をキチンと描こうとするなら、
やはり1クールでは短いんじゃないかと思います。
少なくとも、一個人が世界を相手に戦うようなお話の歯車を回すには。

  『フラクタル』が真っ向そういうお話だとも思いませんが、
  結果、そういうお話になっていると思うので。

1クールでやるには、イキオイ中抜きでやるしかなく、
今の「町の悪ガキ・町内会 VS 国連」みたいな構図になってしまった
(しかも戦力拮抗)のではないかと。

ちょっと……見応えに欠ける気がいたします。
びりびりこない。
まあ、このまま終わるしかないのでしょう。
山本監督、引退して欲しくはないですけども。
お疲れさまでした。


 ▼『放浪息子』


反して、放映当初のテンションを保っているのがこちらです。
現時点、クライマックスにおいてワクワクドキドキを感じさせてくれてるのはにとりんだけ!



  ……まあ、好き嫌いの問題なんですけどね。
  「全部を最大出力で楽しめる人間が一番エラい!」
  というのがオイサンの基本スタンスですタイ。

オイサンの今の評価軸というのが、
「登場人物が持っている力と、
 それによって動く世界・出来事のバランスがとれているか」
ということに向いているみたいなのですが(無自覚)、
『放浪息子』の場合、そのバランスは良いと思います。

あとは毎度のごと、心情の運びをきちんと読み解くことが出来て、
その上で展開の意外性もあり、心地よいということ。
笑えるポイントもしっかり装備していて、隙がない。
「見る側に適度の負荷をかけつつも、それに気付かせないように導こう」
という心遣いが感ぜられます。

  もちろん、それがオイサンの求める「心遣われ方」にマッチしているということですね。
  これが合わない方もおられましょうぞ。
  『まどか』が、見る側を水で押し流して渦に引き込もうとする流れであれば、
  『放浪息子』は何か甘ったるい匂いでコッチダヨと誘っているような、
  そういう引き込み方の違いでしょうか。

正直なことを申し上げると、理解の及ばないところもあるのです。
千葉さんが高槻さんに対して、なぜあのやり取りで態度を軟化させたのかとか。
わからないんだけども、脈があるというか、
「ああ、なんか分かり合っちゃったんだな、この二人」
と感じさせる含みがふわふわと漂っています。
その「分からなさ」が不快ではない。

  恐らく、リアルの世の中でも同じように分かり合う人たちがいるのでしょう。
  けれども分かり合った理由やプロセスはその本人たちにも分からないし、
  説明の出来ない心情なのではないかと思えます。
  それを丸写しにしてあるから、分からなくても当然なのだと推測と理解が及びます。

にとりんと高槻さんが二人でお出かけしていて安那ちゃんに出くわし、
「……彼女?」
と突っ込まれた瞬間、背後の噴水がプッシューと吹き上げるシーンとか、
手を叩いて大笑いしてしまいました。
素晴らしい。
そんなワザを使えるのに、連発はしない奥ゆかしさ。
ひたすら引くことで受け手を引き付けるワザがもう、たまらない。

そんなポップな演出でサラリと笑いをとるかと思えば、
声優さんと画の演技も素晴らしく。

仲直りの手始めに、
サボリの千葉さんの家に足繁く通う高槻さんを迎え入れた千葉ママの、
「ごめんなさいね。わがままな子で」
という一言に、オイサンはすっかりやられました。
……なんというか。
わが子のために人に謝る親の、否、「母親の」気持ちというのが、
……もうね、なんでしょう。
針の細さで、痛みも感じさせずに心臓を貫いていきました。
これはアナタもう、素晴らしいです。
「あ、『お母さん』というのはこうやって謝るんだ、心を痛めるんだ。
 父親とは、その意味も全然違うんだな」
と、(父親の詫びを見せられたわけでもないのにその違いまで)感じさせてくれました。

そんなこんなで、『放浪息子』はオイサンの大好物がてんこ盛り。
毎回毎回楽しみで、
でも見てしまうのがもったいなくて、
自分を焦らしながら楽しんでいますw
これはBD、買ってしまうかも知れない。
敢えて一言だけ言わせて戴くなら

  「こんな、悩み方・決断の仕方・
   他者とのふれあい方をする中学生がいるかw!」

ということでしょうか。
千葉さんの

  「めんどくさいオンナだと思ってるんでしょ」

とか、「このちゅうがくいちねんせいぶん殴ったろかなw」と思います。
カワイイ。
こんな厨二病ならかかりたいですオイサン。
男の子はともかく、女の子って中学校頃からこんなもんなんスかね。
ここまで繊細な生き物には、見えなかったけどなあ。


……。


オイサンの場合、馬鹿馬鹿しさの匂わない極端すぎる感情は、
(物語としては)なかなか受け付け難いのだと思います。


 ▼『これはゾンビですか』




なんなんでしょうね、このマンガの「見易さ」は。
バカタレ成分とシリアス成分が上手い具合に分離してるのがいいんだろうか。
マあんまり真面目には見ていないのですが、ただ、見るのをやめようとも思わない。
寧ろ、
「ああ、見よう。でも適当に見よう」
と見始める、そんなマンガ。

  ……もし狙い済ましてそこに落ち着いているのであれば……
  それはもう、バケモノみたいにすごいことだと思います。
  この監督(か、その匙加減を司ってる人)は、
  アニメ業界で食いっぱぐれることは一生ないんじゃないだろうか。

キャラクターはテンプレの切り貼りですし、
物語はバカタレラノベお得意の超能力大戦ですし、
特に見るべきところはないはずなんですけどね。
テンポや配役が心地よいだけなのかなーと思って見ていると、
たまにヘンに、グッと感情のツボを突かれたりもして、心にはキチンと負荷を与えてくるあたり、
ただただラクチンなばかりの萌え系アニメともくくれない。。

もしここに挙げた今期の5作品を全部メディアに焼いて残したならば、
先々と一番再生回数が多くなるのは、多分『これゾン』だと思います。
全体的なクオリティの高さや豊かさという意味では『まどか』等の方が上なのは明らかだと思いますが、
それを「聖」だとするならば、「俗」側のパラメータを鍛え上げて上回って見せたという
計算高さが伺えます。
不思議な作品。
ハルナの「めっちゃ~」と「~しろよな!」は、
とにかく聞いてて心地良いです。
こういうのも珍しいな。


 ▼『お兄ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ!!』




いつ見始めたんだ! と言われそうですが、ワリと最近です。
ここ4回くらいかしら。
マこれはOP見たさに見ているだけで、本編は全然オマケです。
流してるけど見ていない、そんな感じ。

連綿と続く、オタクカルチャー縮小再生産自虐系。
いい加減オッサンのオイサンには食傷気味の題材なので真面目には見ませんが、
若い方々は見てて楽しいでしょう。
そんなカンジ。


……あと他には、『レベルE』も見てますし、『ジャイキリ』も見てますが、
特に感想ナシ。
この二つに関しては、面白い/面白くないを言うようなモンじゃないと思っているので、
ただ、「ずっと見てます」ということだけが唯一の答えになると思います。



マまとまりはありませんが、そんな感じでヒトツ。

……ム?
高槻さんと千葉さんの薄い本だと……?
そいつぁ興味あるな、
キミ、詳しく聞かせてくれ給へ。

オイサンでした。
 
 
 

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2011年3月21日 (月)

■懲役1200キロカロリー -更新第651回-

雨雲レーダーがあるんだから、いい加減雨雲ミサイルとか雨雲バリアーとか、
雨雲ホーミングレーザーとか出来れば良いのに。

オイサンです。

ンもう。
昨晩はなんだか、突然ネットワークに繋がらなくなってblogが更新出来ませんでした。
トホホ。
原因は不明。どうやら24時またぎで、突然。
今朝になって、暫くしたら勝手に直りましたとさ。


……。


よくサポセンネタとかで、

  「『何もしてないのに突然壊れた』とか言うイタイお客がいるけど、
   そんなワケないない!」

とかって、ヤバいお客を馬鹿にしてたりしますけど。
ネットワークがらみに関しては、
こっちは本当になんもしてなくてもいきなりイカれたていきなり直ったりするので、
オイソレとネタにしては気の毒だと思うオイサンです。
そういうことは、100%不慮のコトが起こらないようにしてから仰って。
120%の出来事は仕方ないと、こっちだって思ってるから。
プンスカプン。


そんな腹立ちを鎮めるように、今日は食べ物の話題三連発。
美味しいものでみんな笑顔!
……まあ、ヨノナカには美味いものにもてんで興味のない御仁もおられますけどね。



■その1 ヒレカツがないならロースカツを食べればいいじゃない



オイサンのシゴトバが神奈川の山奥から都心に移ったというのは
先頃の記事でお伝えした通り。
最近はその都心のド真ん中、山の手の内側を突っ切るように歩いて帰っておりますが、
その近辺には中々に魅力的な食べ物屋さんも多い。
特にラーメン屋、カレー屋、そば屋、トンカツ屋が目に付きます。

  そば屋なんてちょっと気になるレベルで4軒もありまして困り物です。
  マ既にうち2軒は試してみましたが。
  飛び抜けて美味しいというレベルではなくちょっとホッとしていますw

デそんなうちの、トンカツ屋さんの一軒の前を通過しながら、Twitterに
「この店からは当たりの匂いがぷんぷんする」
などとエラソウに宣ったところ、罰が当たったのかあるフォロワーさんから

  「そんなことより、トゥルマの『とんき』という店が気になるので
   ちょっと食ってきて感想聞かせろデブあとドクターペッパー買ってこい」

的なコメントを戴いてしまいました(一部誇張あり)。
むう、オイサンは突撃グルメリポーターではありませんよ?
これではまるで、フォロワーの、美味しさ調査隊や~。


……。


すんません、微妙に古くてすっごい恥ずかしかったです。
しかしまあ、これはこれで美味しいかもしれないお店をご紹介戴いているようなもんですし、
ちょっと面白そうだったので行ってみることにいたしました。

だってそのフォロワーさん、
いつもすっごい美味しそうな朝ゴハン食べてらっしゃるんですもの。
ちょっとオシャレで、ちょっとだけ手が込んでてね。
お酒も好きみたいで。
オイサンお酒は飲めませんけど、美味しいお酒をこだわって飲んでる人って、
やっぱ憧れるわけですよ。
そんな人が気にしてるお店って、気になるじゃない?
だもんでね。

  あ、ちなみにこの指令を推し戴いたのは今から2週間ほど前、
  件の大地震が起こる前のお話。
  翌週は北海道行きが決まっていましたので、
  今日まで再来週まで待って下さいとバカ丁寧にお願いしたのでしたw

 ▼とんかつとんき

お店は、小田Q江ノアイランド線、トゥルマ駅近くの「とんかつとんき」さん。
ぽてぽてと歩いてお邪魔いたしましたよ。

  だってあなた、トンカツを食べる! なんつったら、
  こちとらだって並大抵の覚悟じゃいけません。
  食った分消費しなきゃなりませんから、その消費カロリー量はバカにならんわけです。
  命がけですよ(大げさ)。

ちょいとWebでお調べ申し上げたところ、何やら有名店からの暖簾分けのご様子です。
マんなこた関係ありませんけど。
コロモが薄くて、ほぼお肉から分離しているのが特徴みたいですね。

110320_hirake_tonkikki_2

実際食べてみたところ……うん、美味しかったです。
オイサンが食べてみたのはロースカツ定食1480円。
チョイお高めですね。

コロモは香ばしく、お肉も柔らかく味があってもーしぶんないです。
コロモは本当に薄くて、お肉からすっかり分離していて、
お肉と一緒にお箸で口まで持って行くのが難しいくらい。ほろっと外れる。
が、お肉にしっかり味があるので、バラバラで食べても全然美味しい。

なんていうかね、お肉がこう、もっしゃもっしゃイケる感じ。
繊維の歯ごたえがあるのに、柔らかい。
デその繊維の間からこう、美味しいエキスがじょろじょろ出てくる感じ。
伝わるかしら。

キャベツ、ゴハンはお変わり自由です。
汁物は豚汁で、こちらはお替わり出来ません。
キャベツは和幸とか、そういうチェーン店に比べると千切りが細かったと思います。

ソースは……特筆することなかったと思います。
オイサン、あんまりソースつけずに食べちゃうので。
でもソースなしで十分イケちゃうくらい、お肉に味がありましたよ。
コロモにちょっと味が付いてた様な気もします。

豚汁は普通に美味しかった。やっぱり、こちらも使ってるお肉が美味しいですね。
お野菜やらの具は控えめです。

気になったコトと言ったら……。
ゴハンが、ちょっと柔らか目だったコト。
コロモの色がちょっと濃かった? コト。
お邪魔した時間がちょっとランチタイムを外れて遅めだったので、
既に油が汚れた後だったのかもしれません。
ベストコンディションで行けば、もっと美味しかったのではないでしょうか。

あと、お店のオバサンがあんまり人の話を聞いてないのを、
ご主人がネチネチ責めすぎることw
せっかくなので夫婦仲良くやって下さいw
イヤ余計なお世話でしょうけどw

……えー。
大体こんな感じですが、いかがでしょうねw?
なんかもっと、「ここはどうだったよ?」的なポイントがあれば、お聞かせ下さい。

あ、個人的には……1480円というお値段とは微妙に釣り合わないと思いました。
ちょっとお高いかと。
マ和幸とかのチェーン店のお値段が1200円前後で、
それプラス2、300円と考えればリーズナブルなんですけど、
オイサンは個人的には、とんかつがそんなにするというのがそもそも腑に落ちていないので。
チェーンのお値段で900円前後、
このお店で1100円くらい、というならわかりますけどね。

  ここで食べるなら、以前ご紹介した「おかむら」さんで食べたいと思います。
  マ「おかむら」も一回しか行っていないので、
  もう一回くらいお邪魔してみる必要がありますね。

  ▼とんかつ屋の気構え -更新第431回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/-431--a950.html

以上、現場からオイサンがお届けしました。
オチはありません。
帰りに道に迷ったくらい。



■その2 カレー船に乗って



「ところで旦那ァ、知ってやすかい?
 昨日、横須賀辺りでチョイとばかしブッソウな事件があったらしいですぜ。
 ……いえね、あっしも詳しいことは存じ上げやせんが、
 流行りのアオリ文句で洒落るなら、


   40代前後の男性二人が、高校生を連れ回す事案が発生!

 ってな具合でさァ。
 ……むごい話ですよねえ。

 いい加減、受験やら体育祭の準備やらで忙しい若者を、
 片道一時間半近く……一時間半ですぜ? 時間のかかる道のり呼びつけて、
 大したプランもねえままに連れ回した挙げ句、
 カレー一杯食わせて突っ帰したってんだから……。

 なんでもね、食後のコーヒーも缶コーヒーだったって話でサァ。
 浮かばれませんやねえ。
 ああ、むごいむごい。
 そのメガネ天然パーマもさぞかし無念だったことでしょうねえ……。

 ……え? なんでやすかい?
 ……!
 ハ、いやだな旦那。あっしを疑っておいでで?
 何を証拠に……
 『なんでガイシャがメガネで天然パーマだって知ってるか』……ですって?

 ……。

 参ったなァ、旦那はなんでもお見通しだ。
 ええ、そうですよ。あっしがその連れ回し犯の片割れです。
 わかりました、洗いざらいお話ししますよ。
 相棒のことも、天然パーマのことも、そん時食ったカレーの味まで。
 あんたの……冥土の土産にねえ……!!」




……。



えーっと。
どうやって本編に話をつなげるか全然考えてなかった。
つまりまあ、そんな話です。

昨日は、毎度おなじみ、オイサンのTwitter友達のちびすけ父さんさん
(以下パパさん)と結託して、
いたいけな天然メガネパーマを横須賀で連れ回してきました。
その気の毒な天然パーマの名は、@santoku1101(以下さんとく君)さん。

  イヤ、別に天然パーマが気の毒だというワケではありません。

以前、オイサンとパパさんと@wingbladesさん(以下うぃぶれさん)とでやった、
「カレーを題材に、『アマガミ』のSSを書こうじゃないの、ああやってやろうじゃないの」
という企画に乗っかって下さった、
『アマガミ』SS書き界の若き天然パーマです。

  あんまり天然パーマ天然パーマ言って、気にしてたら申し訳ないのでもう言いません。
  気にしてたらゴメン(ワリと手遅れ ← 友達無くすタイプ ← シャレになってない)。

  ▼羽ぺんボールペン~wibleさん・羽と刃の8時間 -更新第606回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/wible8-606--07a.html

昨年七月のオフ会「七月のパトランカ」で初めて出会い、
その後も、ご自身の活動の催しにご招待戴いたりと、
楽しいお付き合い(主にこちらが一方的に楽しい)をさせて戴いております。
もちろん、極めて健全なお付き合いですよ。
まだ手も握ってません。
……あ、男の子ですよ?
  
 ▼今日も元気だカレーがうまい

会の趣旨は、彼も『アマガミ』カレーSSの執筆者ですんで、
そのモデルとなったお店や舞台を探訪しながらSSの話でもしようじゃないか、
というものです。
以前うぃぶれさんとやったのと同じです。
さんとく君のSSはこちらです。

  ▼海軍カレーは浪漫のかほり [ 理科準備室準備室 ]
  http://eflaboratory.blog129.fc2.com/blog-entry-19.html

あとは、彼が舞台にしたのが横須賀の町だったので、
ついでにそこに保存されている戦艦三笠を見ていこう、というオマケもあり。

  彼の場合、正確には
  「横須賀に三笠を見に来たついでで寄ったカレー屋を、
   せっかくだからSSを書くのに使ってみた」
  というところのようですが。

まオチから言ってしまうと、SSの話なんかかなり後回しだったけどな!
あと、こちらもワリとおなじみのしらすさん(@shonan_seaside)も合流予定だったのですが、
日程が急だったこともあり、色々ゴタゴタしてしまって参加できず。
申し訳ないことをしました。
彼も一緒だったら、またちょっと違った会になったろうになあ、と思い描くオイサンです。

 ▼戦艦三笠が沈むとき、二見さんのぱんつが浮かんでた。

▼軍艦マーチ

うーん……。時代錯誤かもだけど、燃えるなあ。

お二人とは横浜の駅で待ち合わせをし、京急で20分ばかりで横須賀到着です。
なんでも、さんとく君はドラマ『坂の上の雲』を見て友人と盛り上がり、
三笠を見にいらしたのだとかで、
パパさんはパパさんで、地元とまでは言わないものの
地元のご近所さんと言うことでこの戦艦三笠は、過去に数度ご覧になったことがおありなのだとか。

というわけで、スッカリ初見なのはオイサンだけです。
そのオイサンが、初めて戦艦を目にした感想。



  小ッさっ。



いや、ホント。
大の男が浴びせられたら漏れなく傷ついてしまう言葉ですが。
こんな小さいもんだと思ってませんでした。
どういった経歴のお艦かもよく知りませんでしたが、
色々と解説を聞いてみれば、どうやらいみじくも東郷大将が指揮する連合艦隊旗艦。
クイーンエリザベスくらいはあるもんかと思うじゃないですか。

R0041545
いやクイーンエリザベスの大きさも知りませんけども。

そしてそれが保存展示されている公園も……ものっすごい閑散としておりましてですね。
もう少し、こう……賑わっている、とまでは期待しませんが、
多少ご家族連れくらいがくつろいだりしてるもんかと思いましたけど。
まだね、この間お邪魔した、銚子の銚子タワーの方がひと気がありましたですよ。

  ……とこのように書けば、多分三人くらいは
  「そんなにか!」
  とビックリなさることと思います。ええ、そんなです。
  いや静かでいいんですけどね。

ついでに船体もあっちこっちで補修工事を行っており、
建材やイントレ、工具なんかが散乱しておりまして……雰囲気はゼロに近かったです。
本来は上れるはずの艦橋なんかにも上がれませんでしたしね。
うーん、ちょっと残念。

  だもんで、あるフォロワーさんから
  「館長席に座って『地球か……何もかも懐かしい』と言うと気分がでますよ」
  的な素敵アドバイスを戴いたにもかかわらず実行できず。
  無念。
  ちなみにその御仁は実際やったらしいです。
  ごめん、オイサン『ヤマト』あんまり見てねえ。
  オイサンにとって艦長といったら「なんてこったー!!」っていう人か、
  無責任な人です。

マそんなことで、解説ビデオを眺め、見られる範囲……主に上甲板をぐるっと回り、
主砲に頬ずりして、中甲板の特別展示「日露戦争と武士道」を見て
帰って参りました。

つまんなかったのか? と問われればそんなことは決してなく、
なかなか面白い発見はありまして。
一つは、「杉野!杉野はいずこ?!」というセリフの元ネタがわかったこと。

  『究極超人あ~る』の最終話での、鳥坂センパイのセリフですねw
  元ネタがあったなんて思わなかった。

もう一つは……この、「地面」にコンクリで埋め込まれ、
砲身にすっかり蓋をされてしまった「戦艦」の姿を、
こうして保存する段階で、誰も疑問に思わなかったのかなあ? という、自身に芽生えた疑問。

だって……これは、今の、三笠のこの姿は。
「戦」「艦」にとっては、一つの「生き恥」の極みじゃないのか。
戦うことを奪われ、あまつさえ海にふれることも出来ない、
去勢された鯨みたいな、この姿は。
一般人はともかく、軍人の中にはこんな惨めな姿で「延命」措置を受ける艦の心中を慮って
いっそ潔く沈めてしまえ! と、叫ぶ人間はいなかったものだろうか。
それとも、既にそんなロマンチシズムは古い物になった後だったんだろうか。

そんなことを、ですね。
波間に浮かぶことも出来ない鉄の躯を前にして、考えてしまったオイサンでした。

 ▼坂道の上のロマンス

そんなしょんぼり戦艦をあとにして、次に向かったのは……「中央公園」。
ナニ中央公園かは……ちょっと定かでない。
きらめき中央公園ではないと思う。

そこにナニがあるかというと、パパさんの青春の幻影が眠る場所なのです。
何でも、パパさん御用達の『ヨコハマ買い出し紀行』で、
高台にあるその公園から、海に沈んだ町を見下ろすというシーンがあるのだそうで。

  ……ていうか、ありました。
  パパさんコミックス持ってきてて、それを見せてもらいましたw
  準備のいいパパさんです。

その実際の場所にいってみようということになったのでした。
時刻は、すでに夕暮れ時。
昼過ぎまでは暖かだった日差しも傾ぎ、
起伏の激しい海辺の町に強い海風が吹き付けます。

  直訳すると、坂道、超向かい風。

オイサンなんかはもうこういうの大好きですが、
果たしてこれから受験期に突入しようという学生さんの貴重なお休みを、
こんな求道的な催しで埋めてしまって良かったもんかと若干不安になりながら
(そしてそんな疑問を直接彼にぶっつけたりしながら)、
エッチラオッチラ、港の高台を巻く坂を上ります。

  マ幸い彼もそれなりの変わり者で、
  こういうのも好きだと言ってくれましたので、良かったのかなと。
  その言葉が本当かどうかは……次回お誘い申し上げたときに証明されましょう。
  乞うご期待!

けれども、辿り着いてみたその高台の公園は確かに眺めが良くひと気もほどほどで、
とても良い場所でした。
確かに、マンガの舞台に選ばれるだけあります。
もう一度行ってみたい、そう思わせるだけの魅力ある場所でした。
少なくとも、変わり者のオッサンにとっては。

そうして、やや低いところを飛ぶ飛行機を見送り、
いよいよ目的のカレー屋に足を向けたのでありました。

 ▼横須賀海軍カレー館

訪れたのは京急横須賀中央駅からほど近い、「よこすか海軍カレー館」。
当時、海軍で食べられていたというカレーのレシピをまんま再現したという
変わり種のカレーの食べられるお店で、
さんとく君はそこに浪漫を見出し、SSの題材とされたのでした。

  詳しくは、先述のさんとく君のSSをお読み下さい。

で、
パパさんはキチンとその元祖よこすか海軍カレーを注文し、
そんな趣旨なんかサッパリ忘れたオイサンは
ハーフ&ハーフカレー(ビーフカレーとエビカレー半分ずつ)を注文いたしましたとさ。

  多分さんとく君は、オイサンがハーフ&ハーフを注文した瞬間
  「お前何しに来たんだ」
  と思ったに違いありませんが、幸いオイサンはその時彼の顔を見ていませんでした。
  ふぅ、セーフ(←アウト)。

さんとく君は……なんだっけ。
ニューよこすか海軍カレーか何かだったと思います。

110320_romance_curry

そんな、年長者の威厳という多大な犠牲を払ってまで食べたカレーは……
あのですね、すっごい美味しかったです。
なんでしょうね、あの香ばしさは。
辛味もあるんですけど、とにかくルーが香ばしい。
タマネギの炒め方、焦がし方なんでしょうか。
口に入れた瞬間に広がる、程良い焦げ茶色の香りがもう、たまらんわけです。
ちょっと身に覚えのない香ばしさ、味わいのカレーで、後を引く美味しさでした。
かなりオイサン好み。
うん、コレと引き換えなら、年上の威厳とかどうでもいいわ。

パパさんの注文なさった元祖横須賀海軍カレーは、非常に懐かしい色味。
お味的にはパパさん曰く、「実家のカレー食ってるみたい」だそうで、
一口戴きましたが、オイサンの頼んだカレーとは、確かに全然違う味。
一風変わった風味の広がる、ちょっとお菓子っぽい、というか……
何か一つわかりやすさを加えた感のあるお味でした。
なんだろうあれ。
コンソメ? かと思ったんですが。

そんなカレーを食べながら、
やっぱりTwitter上の話をしたり、戦争の話をしたりで、
いい加減終盤になってからさんとく君に
「もっとSSの話をとかするのかと思ってました」
と突っ込まれてあわてるオッサン二人。

その時点でかなり長居になっていたので、
じゃあちょっと河岸を変えようか、なんつって横浜まで移動してみたのはいいものの、
都下・首都圏は地震以来の節電厳戒態勢で、
さしもの不夜城・横浜も、この日ばかりは普段の賑わいもナリを潜め。

お目当てだった、コーヒーが美味しくおねーさんの綺麗なコーヒー屋さんも、
地下街もろとも早期の終業。
夜にあぶれた三人は10分ばかりさまよった挙げ句、
自販機でジュースを買って、自前立ち飲みスタイルに落ち着いたのでした。

  ……オイサンなんかは、コレマタ好きなスタイルでしてね。
  中学や高校時代、友人と塾の帰りなんかに、
  自販機や、近場のマンションの駐車場にしけこんで、延々話し込んだりしたものです。
  そのときの癖が抜けないのか、今でも別段お店に入らずとも、
  立ちんぼの缶ジュースで、1時間2時間は軽くイケてしまいます。
  ……マ大抵、既にいいオトナになってしまった相手がいやがりますけどね。

  だもんで昨年のGW、名古屋の地下鉄の改札前で、第4先輩さんと
  一時間近く話し込むことが出来たのは、とても懐かしくうれしい出来事だったのでした。
  閑話休題。

そこでまた、書き物の話をしたり、Twitterの話をしたり、
全然関係のない日常の話をしたりで、一頻り。
いい加減時間も遅くなったの解散と相成りました。

こうして、色々と話をしてみて感じるのは。
自分が、彼くらいの頃の感覚を忘れているなあ、という不安感。
たとえば、今のオイサンはあの何もない公園で延々ぼーっとしていられるけど、
果たして彼は、そして彼の頃の自分はどう感じるだろうか、ということで。
そこの、肉体としての時間感覚がどうあるかということをお互いに理解しないと、
どちらかが何かを我慢をし続ける不幸で不愉快な関係になってしまいかねない。

  そもそも、彼は多分まだ、オイサンらがどう感じながらそこに立っているのかを
  体感的に理解するのは難しいハズなので、
  既に「彼の時代」を経験してきているオイサン等がすり寄っていく必要があり、
  また恐らく、望むと望まざるとに関わらず、
  立場的に彼が我慢してしまう側に立たされると思うので……
  そこはこちらが積極的にフォローをしていかないといけないのですね。

  別に、やたらに気ぃ使うというワケでもないですが、
  少しずつ確認をしながら、お互いが楽しくあれる時間を組み立てていければいいと思います。

いわゆる「世代的なギャップ」というものは
彼とオイサンの間ではかなり無視できるんじゃないかと感じております、勝手に。
それは彼がオッサンだとか、オイサンがお子さんだとかいうことではなくて、
いい加減離れすぎてて分からないからお互い認識ゼロで始めた方が、
多分、早くて、確実。

その上で共通している部分だけ抽出し、
見出しうるギャップを、これはもうどちらがオモンパカルとか遠慮するとかナシに、
お互い平等な立場で全力でぶつけ合っていけば良い話です。
その方が楽しいし、正しい結論が得られると思います。

マそんな感じで一つ、ね。
随分トシの離れたお友達ですけれども、
今後も楽しいお付き合いを続けていければ、オイサンは嬉しいし、楽しいし、
出来るだけ、彼にとっても有益なお友達であれるように努力したいと思うのでした。

そしてこの横須賀という町も……
公園も好きですし、町並みにも魅力を感じます。
カレーも後を引く美味しさだったのでまた食べたく、
道ばたで売っていた横須賀バーガーにも相当心引かれたオイサンです。

  ……あと、道すがら見つけた、古いスタイルのゲーム屋さんね。
  96年頃にはまだまだたくさん見かけた、いわゆる町のゲーム屋さん。
  あそこはちょっと覗いてみたいので。

多分また、一人こっそりお邪魔すると思います。



■その3 最後はオマケ。



シゴトバからの帰り路、良さゲな喫茶を見つけてます。
お写真はそのうちの一軒で食べた、オムそばめし。

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2011年3月18日 (金)

■ガラハドさんのジレンマ~ゆたかさとやさしさの副作用 -更新第650回-

オイサンは神奈川県の片田舎に住まっておるワケですが……
なんでしょうね、この矢鱈なモノの無さは。
スーパー行ってもコンビニ行っても、ホント物がない。

一般の方が買占めをなさっているとWebやらテレビやらでは報じられておりますが、
一般人が慌てて物を買いあさったところで
こんなに端から端まで、こんなに継続的に物がなくなるもんか?
と不思議に思えてしまうくらいキレーに、ある一定のものだけが棚から姿を消している。

  オイサンが今のところ気にしているのは牛乳とミネラルウォーターだけなのですが、
  お米とかトイレットペーパーとかも、なんかもうヒドイみたいですね。
  あとオイサンの見たところでは納豆も、なんか無い。
  そもそもさ、牛乳なんか、普通こういうタイミングで買い溜めの対象になりますかね?
  ……アレだろうかしら。
  牛乳とか納豆とかの品切れラインナップをみるにつけ、
  定番の買い溜めアイテムに加えて、
  今回被害くらったあたりで作られてるモノとかにあたりをつけて買われてるのかしら、
  なんて、適当な憶測で言ってみますけどもね。

本当に、陰謀説を勘繰りたくなってしまうくらいに、
誰かが後ろから糸を引いてでもいなければ
ちょっとこうまで綺麗にはものがなくなったりはしないんじゃないの?
モノを市場から消して、値を吊り上げようとしている誰かがいるのではないかと……
思ってしまいますよ。

こんな風に買占め・買い溜めが進むことで、
直接的に被災地にモノが行き渡らなくなったり、
間接的には流通が混乱し、燃料が行き渡らなくなって
コレマタ被災地への物資運搬に支障を来たしたりするみたいですから。

 ▼関東地方及び、被災地“以外”の方へのお願い。
 http://please.nomaki.jp/

みなさんどーか醜いことはやめて、もうちょいガマンしましょうや。
そんで、どーかオイサンに牛乳を買わせて下さい。
コーヒーがおいしく飲めやせん。



■アイスソードをてにいれろ



 ガラハド「ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!」
     そう かんけいないね
     殺してでも うばいとる
     ゆずってくれ たのむ!!
    → りほこは かわいいなあ!!!


そんな醜い買い溜め合戦が繰り広げられる戦国関東平野ですが、
嘘かまことか海外じゃあ今回の大災害に及んでの日本人の我慢強く紳士的な振る舞いに
支持が集まっているとかいないとか。

 ▼世界の国々「日本タフすぎワロタwwwwwwwwこいつらなんなのwwww」
 http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/3609339.html [VIPPERな俺]

……別に、何か根拠があるわけでなく、
そう考えたことで何か先に繋げようという気があるわけでもないけども、
この件に関して、オイサンの思ったところを
ちょっとだけメモっておこうかなと思います。

 ▼被災地におくるアイスソード

こういう日本人の行動原理の背景には、
「平和ボケの副作用」っていう面があるんじゃないのかなー、と、ふと思いました。

  副作用、という言葉はあんまり良くない意味っぽく、
  今回のは「思わぬ効能」、ポジティブな意味なので、
  強いて言うなら「副効果」、サブエフェクトとでも言いましょうか。

言葉を悪くすると、悲観の核にも楽観を保ち続けているというか、
国や人々がやさしく、きっと何とか出来る・なる・してくれると信じることを諦めない、
というか……その感覚が染み付いているんじゃないだろうか、
ということです。

長く続いた、豊かで平和な時代に浸りきった我々は、
この国がお金持ちで物持ちで、「うっかりしてもなかなか死なない」国だと、
……それが事実か否かは毎度のごとく別として、
何十年という実績として体感してきている。
その信頼が、この非常時にあって眼前に物がなくても
「行儀良く待っていれば、必ず自分にも回ってくる」と確信させ、
辛抱強くいられるのではないかなー……と、思いました。
なんとなくだけどね。

冒頭で書いた台詞と選択肢は、SFCのRPG『ロマンシング Sa・Ga』における
これ以上ないんじゃないかというくらい有名な選択肢ですが、

  ……こんなところでも梨穂子のかわいさはマックスボルテージですね(ウソ)。

その日本人の気質というか行動規範は反面、
「ころしてでも うばいとる」の選択肢に切り替えるべきタイミングを肌で知らないという、
ある意味では致命的な欠陥でもあると思うのですが。

  多分、海外にいるときに同じようなことが起こったら、
  日本人は真っ先にやられてしまうのではないでしょうかね。
  マその辺は、郷に入っては「業」に従っていかないとアカンということだと思いますけど。

無論こういうメンタリティを作り上げたものは、
そうした長年にわたる平和ボケの刷り込みばかりでなく、
それを破ることで科せられるデメリット / それを守ることで得られるメリットの天秤を、
丁寧に辛抱強く刷り込んできた美徳の教育の賜物でもあるんでしょう。
イヤ、それはまた立派でたいしたものだと思います。
けれどその教育を可能にし、教えようとしたことの通りに物事が回ってきたのも、
物質的なゆたかさの賜物だと思います。
言うことをきいた子に、キチンとご褒美を上げられることの大切さです。

ココ10年・15年のことはともかく、それ以前は
「正直者でいてもそれほどの馬鹿をみないで済む、
 正直者でいることの方が多くのメリットを生む」
ヨノナカであったと、……オイサンは子供でしたけれども、思いますよ。

それが今は……ねえ。
よその国に比べればまだまだ豊かだとは言え、
格差だ、競争だ、ワープアだモンペだゆとりだと、
イガイガ・イライラした言葉ばかりが耳に障るヨノナカです。
ものがあるにも関わらず、わが身を守るためにゴネ合い、奪い合い、買い占めるヨノナカです。

「モノばかりが過剰で心の空虚な時代だ」「競争が大事だ」
と、さんざ言われてきたけれど。
平和に耽溺しボケること、手の届くところにものがあることも、
案外悪くないんじゃねえかなー、
それが規範をつくるのに一役買うこともあるんじゃないかなー、などと。
至極浅薄で一面的な見方を、ここにご披露するものでございますよ。
自己肯定。

  もちろんね。
  それを刷り込みではなく、理性で御することが出来ること、
  イザという時「ころしてでも!」に切り替えられることが、
  知性があり、且つ動物でもある者として、最もまっとーだとは思いますがね。

マそんなことで。
10年後。
20年後。
この国が再びの未曾有の危機にさらされたとき、
はたしてこの東のエデンのガラハドさんは、
無事にアイスソードを持ち帰ることが出来るでしょうか?
オイサンは……今のままでは限りなく黒だと思うのです。

あ、えーと。
最後になりましたけど、
「てやんでい! こちとら辛い、しんどい、寒い中、
 本当は列に割り込んでとなりの奴ブン殴ってでも食べもん手に入れたいのを
 歯ァ食いしばって我慢してんだよ!!
 なに勝手に『のんき者の延長』みたいな解釈してんだボケ!!」
という方がおられたましたら、ごめんなさい。
謹んで陳謝……って、
な なにをする きさまらー!


オイサンでした。


 

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2011年3月15日 (火)

■Angel Attack -更新第649回-

また、軍団長のお兄さんが吼えてらっしゃいます。
オイサンです。

『太陽に』じゃなくて
『太陽の』の方ね。
この人は吼える先が『太陽に』じゃないあたりタチが悪いですね。
あ、ヒロシじゃない方のタチね。



■太陽にだまれ!


 ▼石原知事「津波は天罰、我欲を洗い落とす必要」[ YOMIURI ONLINE ]
  http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110314-OYT1T00740.htm

うーん……。

あの、誤解を恐れずに言うのであれば、言わんとするコトは、オイサンにも分かるわけですよ。
色々……文章の構成とか、背後関係とかを汲み取ればね。
文脈っつうんですか。
「天罰」という言葉の向けられる先が、
実際に被害に遭われた方やその地域にお住まいだった方ではなく、
この日本という国全体(の風潮)や、
そこに住まう人々の根底にある一つのスピリットであることとか。

彼の思想やら哲学についてオイサンはよう知りませんが、
それにもっとしっかり触れていて、彼が何を正しいと考え、何を美しいと感じ、
この国をどうしていきたいと思ってるのかを知っていれば知っているほど、
この発言の真意……じゃないな、発言の先にあるものを、
上手く手繰り寄せることが出来るはずなんですよね。

  オイサンなんかは彼の根底にある思いを、この一言とか、
  イイトコ新聞の見出しやWebニュースのアオリ文句くらいでしか知りませんが、
  それでも
  「ああ、大体だけど、この人はこういう頃のこういう日本人の姿を最盛だと考えて、
   取り戻したいと思ってんだろうなー」
  くらいの想像はつくわけで、
  そこから逆算してこの発言の向く先を慮ることくらいは出来ます。
  それに賛同するかどうかは、また別としてね。

だからと言って、彼一人の理想や生きてきた時代の姿を唯一絶対の美・正義として定義づけ、
それに不適な今の姿に対して
「天罰」なんていう独善的な言葉を、あまつさえこのタイミングで発射する、
そのセンスが正しいとは言いませんし、思いません。

たとえ彼の負う背景とか携える哲学とかを理解していたとしても、
このタイミングじゃあ、怒る人も、必要以上に傷つく人もおられるに決まってますもの。
多くの人が心にも体にもダメージを負い、
その状態で尚立ち上がり奔走しなければならない今にそれを言い放つことが、
何かいい効果を生むとは思えませんもの。
そういう効果を狙ったものだとも思えませんし。

もう少しタイミングを待って、且つ「天罰」という言葉を何かに換えて言えば、
耳にも多少すんなりと入り
彼自身の夢見る理想の世界へと人々を誘導する手助けくらいにはなるかもしれないのに、
……うーん。
何をどうしたくて今言ったのか、ただの考えナシ夫さんなのか、
ようワカランですバイ。

  まあ、うまく言葉を換えて言うにしたって、
  なんで地震で津波が必要だったのかってのは、
  無理のある、奇怪な宗教じみた話にしかなんないと思いますけどね。

なんつうかね。
ビジネスライク過ぎる気がします。
私企業なら、これでもいいのかもしれない。
自身の正義(かどうかは別として、やりたいこととやりたいやり方)を宣言して、
そこに向かって邁進する、デ、失敗したら自分で責任を取る。
社員や株主は気が気じゃないと思いますけど。

  公務員の長と私企業の長と、何でそんなに扱いが違うんじゃい! ……と、
  公務員の方からは怒られそうですけども、
  マとりあえず、一般の方々の見る目は違いますよね。
  「こちとら税金払っとるんやデエ(何故か関西弁)」
  という……リクツが全面的に正しいかどうかは別にして、意識がまあ、働きますし。

ただまあ、彼の言葉の表面だけをなぞって、
「何様だ!」
と、瞬間湯沸し器みたいな怒り方をするのも、
ちょっと待ってみてもいいんじゃない? 少なくとも、今余裕のある場所にいる人はさ、
と、思ったのでこんなことを書いてみました。

マ上に書いたような背後の色々に気付きながらも、
「彼に賛同出来ないから」という理由から彼を追い落とすための材料にしている
「賢い」方々も少なからず混じってはおられるのでしょうから
あんまりクソ真面目に書いても詮無いことなんですけども。

……何か、焦ってるんですかね。
彼。
マお年ですしね。
彼なりの憂国のあり方なんでしょうけども、
士魂だけでは、上手く運ぶものも立ちいかなくなるでしょうに。



……。



自分を支え育んだ正義や美が、正しいと証明すること。
それは、それらに支え育まれた自分という人間が、
人々からの尊敬を集め得る振る舞いをすることでしか出来ないと……
オイサンなんかはまあ、思ってますけどね。
それもまた、一面的な真実でしかないのでしょうが。



■ヤシマ作戦



で、ついでに節電ヤシマ作戦の話。

簡単にいやあ、
「地震のせいで発電所が次々にイカれちゃって
 電気の供給量が足らなくなりそうだから、皆さん頑張って節電してね」
という東京電力さんの呼びかけに対して、その「電気を集める」というイメージから、
『エヴァ』のラミエル戦で取られた作戦「ヤシマ作戦」になぞらえて
誰かがその作戦名で呼び始めた、という話です。

  『エヴァ』のヤシマ作戦は、
  使徒ラミエルのATフィールドをブチ抜くだけの出力をポジトロンライフルに送るために、
  日本中を停電させて電力を集める、というものです。

  当初、オイサンがTwitter上で見かけていた構想では、
  「東京電力で足らない分を他の地域が節電して、余剰分を送電する」
  みたいな話(その構想が事実なのか誰かが間違って伝えたものかどうか知りませんが)だったようで、
  それなら本当にそのもなんですけども。
  実際はただの節電です。

まあそのネーミングがホントに奏功したのか知りませんけど、
節電の効果は上がっているようで喜ばしい限りです。
オイサンの地域でも、停電になるはずだった時間に停電は行われずにすみました。

  いかがなモンでしょうね、
  コレに乗じて、東京電力さんの節電効果の発表数値によって、
  使徒をどのくらいブッ飛ばせるかをアニメで出すようなWebページでも設けとけば、
  益々やりがいが出るんじゃないでしょうかw
  マそんなことしたら、また無理な節電をしたり、
  要らんことを吼える御仁が出てきたりするでしょうけど。

 ▼盛り上がれガンダム

デそのヤシマ作戦。
Twitter上で、
「ヤシマだかなんだか知らないけど、アニメに絡めてるとフザけてるようにしか見えない」
とお怒りの方がおられるようでした。
真面目な人なんだろうねえ。

本来の目的を達成して成果を上げつつ、
苦しいはずの今ある状況をちょっとでも高揚した楽しいものへと変化させてるわけだから、
まあ多少目を瞑ってもらいたいというのはアカンのでしょうかね。
実際ふざけてるかどうかは、これまた別として、ふざけてるように見えるってことは否定しませんけど。

でもそれを言うなら、戦意高揚のために作られた軍歌なんかも
同じ類のものだと思うんですよね。
同じ、自分の行いを劇化して高揚を促すものですからね。
それだけならまだしも、
自分の行いに大義を貼り付けてその裏にある行為の本質をマスクし、
通常の感覚器をマヒさせるものなので、
……もしも批判の対象になるのであれば、
フザケテル云々よりも、そっちの方が危険性をはらんでると思います。

今回こうして効果をあげたことについて、特段に
「これがアニメの力だ!(ドヤッ」
とかいう気はもう、恥ずかしくって全然ありませんけれども、
めんどくせえことを楽しんでやれるなら、アドレナリンだかエンドルフィンだかと思って
上手く使ってしまえばいいんじゃないですかね。
こんなときだもの。

体裁取り繕ってる場合でもないでしょ。
ついでに、中の人も燃え上がっておられたご様子です。

 ▼岩男潤子さんのブログ『J.I room』
  http://ameblo.jp/iwaojunko/entry-10828683738.html

ガンちゃんノリ良いなw


……。


自分の身の回りが少しずつ平静を取り戻しつつあって、
被害の実態、救援活動なんかも明るみに報道されるようになって……
事態が、収束とは言わないまでも、どうやって解決していったらいいかという方向性、
起承転結で言うところの「承」のフェーズに入っていると、
オイサンなんかは思ってしまっていたのですが……
今日のニュースを見ていて、
まだまだ被災当事者の皆さんは「起」のフェーズから全然抜け出せていないんだと実感しました。

  場所も、物も、気持ちも、3/11に起こった第一波の衝撃を脱するためには
  まだまだ全然足りてない、足りてるわけがない。

オイサンら南関東に住む人間の目は既に、
自分たちにより身近な原発の問題や、停電による不安定な生活への不安へと囚われる傾向にあって、
地震そのものや、第一波の直撃を受けた方々の惨状からは離れつつあるように感じます。
それらは一連の出来事であるに違いないんですが、
より身近に脅威や不安・不自由が設定されることで、
自分たちには直接的でない少し離れた場所の出来事は、
やはり、やや薄れたものとしてしてしか捉えられないみたいです。

  しかも今回、その副次的な不安や不自由でさえ、
  平時であれば10年に一度級のシロモノですから……
  遠い場所の出来事から視線がそれてしまうのも無理からぬことなんですけどもだ。
  ラスボス級の中ボスのオンパレードステージですからね。

ラスボス級の敵と戦いながら、
次のラスボス戦ばりの装備と心構えを矢継ぎ早に整えなければならないという、
未曾有という言葉があまりにぴったりくる無理ゲーを戦っていかないといけないんでしょうね。
今は。


……うーん。


オイサンなんかが何か言っても、
真面目に言ってる様にも、実感がこもってる様にも聞こえないとは思いますが。
申し訳ありませんね。
でもそんな感じです。

ついでに、つまらない符合を指摘してみるなら。

トチジの言った「天罰」に対抗すべく「ヤシマ作戦」シフトを敷いた今回の図式は、
敵性を「神」「天使」「神聖不可侵なるもの」と位置付け、
それに人が抗おうとした『エヴァ』の世界観に
妙にしっくりとあてはまるなあ、とか考えてしまう、
やっぱり自己劇化しないと物事をうまく捉えられないオイサンでした。



だめだね。


 

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2011年3月13日 (日)

■それでも大地に立つしかないので。 -更新第648回-

オイサンです。
さすがにこの事態に気付いてない人はいないと思いますが、
昨日の3月11日、……何時頃でしたかね。14時過ぎだったと思いますが。

  ……もうこの辺りは、イチイチ細かいこと調べるのもアレなので調べませんが。

東北の太平洋側沖合を震源に、マグニチュード8.8だかのどエラい地震が起こりまして、
翌3月12日の21時現在、津波やら原発やらで、日本国中ハチの巣をつついた様に大わらわです。

  国中、といっても主に真ん中から東半分・北海道除く、ですけど。
  近畿以西の中国四国、九州あたりは太平洋沿岸でもない限り落ち着いたものです。
  TwitterのTLを見ていても、奈良の実家や友人、中国四国の友人に様子を尋ねてみても
  まーあ呑気なものでした。

震源は東北岩手沖だったわけですが、
オイサンの自宅のある神奈川、シゴトバのある東京中心部も、
まーあこれがどうやらお揺れになったご様子で、
Twitterを見ていても家からシゴトバから、物が落ちたり天井が抜けたりと大騒ぎでありました。

幸い、オイサンの身辺では亡くなった方も大きなケガをされたかたもおらず
その点においては幸運でありました。



……。



「どうやら」だの「ご様子」だの、ヒトゴトくさいとお思いでしょう。
そうなんですね。
オイサンは……幸か不幸か、金曜日の11日に有休を戴いて、
11・12・13の三日で北海道は旭川・白金温泉に旅行に出ていて
肝心のそのときには関東(はオロカ、本州に)おりませんでした。

これは別に何かを察知したわけでも狙ったわけでもなく、
「そう言えば去年は北海道一回も行ってねえなあ」
と今年のアタマ頃からボンヤリ考えていて(別に年イチで行く人もそう多くないと思いますけども)、
先週の銚子旅行とその先の日程を考えたとき、
「このタイミングしかねえなあ」ということで、前もって企てていたことです。

昨日地震の発生した14時~15時の間、オイサンは、
旭川を訪ねると必ず立ち寄る喫茶店でお茶を飲んでおりました。
一年半ぶりに訪れたにも関わらず、以前と変わらずお相手をして下さる、
店の寺社仏閣や仏像がお好きなお嬢さんと、そんな話をしていた折でした。

北海道、殊に内陸の旭川という土地は極端に地震が少ないらしく、
年に何回も揺れないというお話。
事実、その時店にはオイサンを含めて14、5人のお客とお店の方がおったのですが、
当初、揺れに気付いていたのはどうやら内地出身のオイサンだけだったようです。

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オイサンは地震独特の浮遊感を椅子越しにお尻に感じ、
ああなんかふわふわするな、これはもしかしたら地震かな、と思っていました。
職場なんかだとその時点で同時に数名が気付いて、
「揺れてるよね」
「コレ地震だよね?」
なんて、顔を見合せて確認をしあうのですが、
カウンター席の隣に座っていた初老の男性に視線を投げてみて、目が合っても会釈を返されるばかり。
少し離れた四人掛けのご婦人がたも、オイサンの異変に気付いたのか小首を傾げて来なさるので、
「揺れてますよね?」
と直接的に訊いてみても首の角度を深めるばかりで何の話をしているのか? という風情でした。
こりゃオイサンの勘違いかな? と思っている間にも揺れは止まず、
いい加減天井から吊るされたアンティークな照明や、
窓辺に飾られたオーナメントがゆらんゆらんと揺れ始めたのを見て、
ようやく何の揺れなのか皆さんも理解されたようでした。

一頻り揺れが収まった後、それでも
「旭川で地震なんて珍しいわよねー」
だなんてのんきな反応で、……このお店にはテレビもラジオもないものですから、
オイサンはいつものごとく、携帯電話からTwitterのタイムラインを追ったのですが……
「岩手で震度7!?」
という、どなたかのツイートを見てオイサンは一人、内心動揺しながらも
「(マジかよ?)」
と眉を顰めることしか出来ませんでした。

しかしその後、お店にも第二波・第三波の揺れが届き、
旭川の皆さんもただ事ではないと察知し始めたのでしょう、
何かしら何かしらとにわかに店内も……あまりよくない言い方ですが「盛り上がり」始めました。

その頃にはもうオイサンのTLは大わらわで、
地震の内容はほぼ確定的な情報(その当時の発表はM7.9でした)となり、
たくさんの人が、事実確認や被災地域に住む人たちの安否を求めたり、
自分たちが受けた被害の状況を知らせたりするツイートで嵐のようになっていました。



……それが大体、発生から3、40分くらいの出来事。
今こうして思い返しながら書いていても、この間の出来事はもっともっと長い時間の出来事だったように感じますが、
30分くらいのことだったのだなあ、と不思議な感覚に襲われます。
一時間か、もっと長い時間だったように感じます。

そのあとオイサンは、旭川の中心からは離れた宿へと向かわねばならず、
とんぼ返りで自宅に戻った方がいいのでは、という考えも頭をよぎったのですが、
その後拾える情報を拾う限り、
 ・自宅周辺はさほど大きな被害が出ていない様子
 ・羽田の様子がまだはっきりしない(降りられないかもしれない?)
 ・羽田に降りられても、羽田~自宅までの交通機関は全滅っぽい
ということが分かったため、ここは一先ず静観し、機を見て、帰るタイミングを計ることにしました。
そこから宿に向かうまで、バスで2時間近くあったハズですが、その間のコトはあまりよく憶えていません。

  ……イヤ、アニメイト旭川に寄ったり、その同じフロアにある模型屋で
  巨大デンドロの写真を撮ったりしたことは憶えてるんですけどね。

そんなこんなで今現在まだ旭川の宿におるワケですが、
せっかくの旅行を楽しめているかと問われれば……まあ、気が気でないとしか言いようがありません。
ただ、「たのしい」というと語弊はありますが、
この「自身が家を空けている間に、自分の身に接した地域が災害に見舞われる」という状況を、
得難い経験として身に刻んではおります。
非常に複雑な心境なワケです。

全く知らない土地の出来事を遠くから見るのであれば、
「ああ大変だなあ、自分たちも気をつけなくちゃなあ」
というくらいのことです。
行ったことがある、くらいの土地であれば、
「あの時行ったあの場所や、会ったあの人は無事かなあ」
というくらいでしょう。
しかしさすがに、自分も本来ならば直撃喰らうはずだった災いをあまりに良いタイミングでひらりとかわし、
まるでヒトゴトの様に眺めることしか出来ない。

 自分の家は、町は、どうなっているだろう? ……という不安。
 来る次の災害に備えて、家の中を充実させておきたいのに手が届かない! ……という焦燥。
 まるで自分だけが都合よく逃げて来たような ……という背徳感。

これは……あなた、なかなかに堪えるものがあります。
いっそ、せっかく来たのだから、そして帰ったら様々な出来事に追い回されるに決まっているのだから、
今のうちに楽しんでおこうとは思っていますが、
なかなかそこを、当初の想像通りにこなすことすら既に難しい。

本当なら、気ままに歩き、見つけた美しい風景を写真に撮ってTwitterに上げるなり、
「雪見露天風呂なーう!」とか、
「ここ、夏は露天混浴なのか……(ゴクリ」だとか、
普段のアホなネタpostを投げるなり……
そして東京の方では、この日曜にはエンターブレインのイベントやらが予定されていた筈なので、
オイサンはオイサンで、皆の集まるその愉しげな様子を横目に眺めてちょっと羨ましいと思ったり……
そんな休みを、思い描いていたのですけどね……。


  マ包み隠さず申し上げれば、上で書いたようなアホみたいなことは、
  オイサンの脳味噌ですから、刺激を受ければ思いついてしまうことは止められず、
  間の抜けた文言やおかしな標識を見かけるたびにポツポツと思いつきはするのです。
  が、とてもじゃないですが人目のつくところに上げる気にはならないし、
  ツイッター上だってお世辞にもそんな雰囲気ではなかった。
  ……幾らか、「普段通りのネタpostとかあれば和んで嬉しい」といったご意見もお見かけしましたけれど、
  なかなか、ねえ。
  それに乗っかることすら、一人安全な場所に逃げてきた者の奢りのようにも思えて、
  素直に受け止めることも出来ず。


……とまあ、真面目腐ったことを書いている様ですけども、
なんというか。
こういう気持ちも含めて、これが今回の旅だったのだな、と思っています。
これから帰る家のこと、そしてそこで続けていく生活のことを思うと不安ですし、ちょっと気も重いです。
止まないテレビでの緊急地震速報・津波警報を考えるとドキッとしますし……
原発の中に閉じ込められたまま亡くなった方の話は、正直、聞いたときはもどしそうになりました。
やり切れない。

  ついでにいうと、今回お世話になったお宿の仲居さんのお友達が
  福島の第一原発で働いておられるのだそうです。
  ご無事を祈りたいと思います。

だけれども、マ旅は一期一会と申しますしね。
まだまだ現在進行形で、恐らく、これをこういう形で書いていること自体呑気な、
事態を現実として受け止めきれていない証拠なのだろうなとも思いますが、
いずれは
「あの地震が起きたときこうだったな」「あそこに初めて行った時、あの地震が起きたっけな」
と結わえあって記憶に残って行くんでしょう。

ちょっと、緊張しています。
これから渦中に帰ることに。
一応、帰る算段は付けてあって、交通機関の状態も、調べて大枠は理解していますが
まともに動いてくれるだろうかとか。
……あまり考えたくはありませんが、新たに第二波・第三波が起こるのではないかとか。

けれどもまあ、今回の自分は、一番の混乱の最中にあることを避けられただけでも、
これはもう、素直に幸運だったと受け止めて、
それがアドバンテージなのか、先々ディスアドバンテージになっていくのか分かりませんが、
これからの土台を固めていきたいと思います。

最後になりましたけど、
今回どんな形であれ被害に遭われた方、ほんとにお見舞い申し上げます。
もう、そういう風に形式ばって言うことしか出来ません。
あんまりそういうのは好きじゃないですけど。

今の段階ではまだまだ皆さん、色々受け止めきれなかったり、
力の出せる状況にないと思いますので、
先ずはゆっくり頭の中の色々を整理して、一頻り感情を解放して、
休んだら、そこからまた頑張りましょう。



そんじゃ、また後ほど。



オイサンでした。


 

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2011年3月11日 (金)

■おはようから、おやすみまで~『アマガミ Precious Diary』美也編感想~ -更新第647回-

さて、オイサンです。

昨日、漫画雑誌を二冊買ってきました。
ヤングアニマルあいらんどとコンプエース。
お目当ては……もうお分かりですね。
『アマガミ』の漫画です。

あいらんどの方は、東雲先生の描く美也編、
コンプエースの方は……えーっとね。
名も知らぬ漫画家さんの描いた、なんだっけ。
サブタイも忘れちゃったよ。

 

コンプエース 2011年 04月号 [雑誌]
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販売元:角川書店
発売日:2011/02/26

ヤングアニマル あいらんど 2011年 4/5号 [雑誌] ヤングアニマル あいらんど 2011年 4/5号 [雑誌]

販売元:白泉社
発売日:2011/02/28
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とまあ、要するにコンプエースの方については
特に何も申し上げることはございません。
オマケでついてきた『なのは』の下敷きの方が若干気になるくらいでしてね。
これまでも最初に買ったきりで放置だったので、何故今回改めて買ってしまったのか
正直わかんない。
「あいらんど」を買う時に横にあり、
何が載っているのか覚えていなかったので、とりあえず買ってみたと、そんな感じです。

  ……でもこの雑誌700円もするのか……。
  大学生くらいが読むんだったらいいけど、
  お小遣い暮らしの高校生以下が毎月買うんだったら
  結構大変な値段だなあ……。
  それでこのナカミじゃなあ……。
  マいいや。閑話休題。

そんで肝心の、東雲先生の美也編の方、なのですが……。



■七つの海をおヘソで繋ぐ。~「妹」美也の見た夢



……正直オイサンは、『アマガミ』のコミカライズ……漫画にはもう、
これといった大きな期待はしてなかったんですよ。
特にね。

  ピアイ才先生の『あまがみっ!』はコンスタントに面白く、
  またアンソロが出るならオトウフ先生にも期待はしますが、
  そういう巡航運転がされているものはともかく、
  新規のものや、スポット的なものには。

  唯一例外があるとすればそれは『Sincerely Yours』の連載が再開されれば、
  というところでしょうか。

ですんで今回、ヤンアニ増刊あいらんどに美也編が載ると聞いた時も、
まあ、ふ~ん……、くらいのモンでね。
読みはするけど、流して終わりだろうなと思っておったのです。

  カワイイカワイイ美也が、えろくかわいく、
  橘にぃにと絡まりあって良かったね良かったねって終わるんだろうなあ、と
  そんな風に思ってました。

デ実際読んでみて、話の内容自体は、
まあ大きく括ってしまえばその通りの展開でした。
けれども、なんというか。
ゲームの『アマガミ』の世界を、本当にギュッと濃縮した、煎じ詰めた……
まさに『アマガミ』を俯瞰した上で、
ブレない、揺るがないコアの部分だけを抽出した内容になっていて、
ものすごくグッと来た。
安心した。

……「安心した」という言葉はおかしいのですが、
でもそれが一番しっくりくるような気がします。
うん。
ゲーム本編以外(アニメ、ドラマCD、漫画連載、全て)において、
初めて『アマガミ』らしい『アマガミ』に触れた……そんな気がしました。
「あ、そうそう。『アマガミ』ってここにあったわ」、
そんな安心感。

 ▼揺るがないもの、繋ぐもの

もう随分前の話になってしまいましたが、
オイサンが絢辻さんのシナリオ解析記事『手帳の中のダイヤモンド』に全身全霊を注いでいた頃……
うむ、本当にアレには全身全霊を注いでいたのですが、
そんな頃に書いた『アマガミ』の世界観に関する記述があります。

それは、
 「『アマガミ』には、38の結末(*1)があり、
  プレイヤーはそこから自分にとっての最良(真実といってもいいと思います)を選び出し、
  さらにそこに辿り着くための自分だけの経路を編み出す。
  『アマガミ』はそんなゲームだ」
というような内容でした。

ようするに、『アマガミ』というゲームは、プレイヤーによってブレまくる、
正体の掴めないゲームだということです。

行動マップに区切られた幾つかの島、世界、
そのどの方向へ向いて進んでいくのかによって主人公自身の姿も変わるし、
同じ一人のヒロインでも、そのありようが大きく異なります。
このゲームが描く本来の未来がハッピーなのかアンハッピーなのか、
それすらも定まりません。



ただその中で、美也だけは変わらない。



彼女だけは、フラットなようでいてその実高く厚い壁に隔てられている
行動マップの島と島の間を、壁をすりぬけホイホイにししと軽やかに横断する、
特殊な能力を与えられていました。
にぃにがあっちへ行ったと思えばあっちへ、
こっちに逃げたと思えばこっちへ、
紗江ちゃんが大好きで、逢ちゃんと仲良しで、梨穂ちゃんとも幼馴染の美也まま。
彼女の存在だけは、橘にぃにがあの無間地獄のようなマップの上でどこへ向かおうと、
姿を変えない。

  ちなみに、彼女に次いで姿を変えないのは響ちゃん先輩だと思ってます。
  あとは高橋先生かね。
  梅ちゃんと。マ野郎はどうでもいいよ。
  サブヒロインの面々は基本的にその相を変えないのですが、
  それはやはりある特定の島の中でしか生きられない・登場しないからだと思います。
  その中で響ちゃん先輩は複数の島に姿を現すという広範な行動特性を持ちつつ、
  その相を変えないという特殊性を持っています。

  マ要するに、色んなエンディングを持ってないから
  シナリオの雰囲気に引っ張られる必要がないってだけなんですけどね。
  美也はエンディングを持っているからより特殊に見えますが、
  それでも単発のエンディングしか持っていないのである意味当然なのですが。

今回東雲センセが描いた世界では、橘にぃにはどうやら
梨穂子と一番仲良くおやりになってるようですが、
他のヒロインともそこそこうまくやってるご様子で、
その姿はつまり混沌とした『アマガミ』世界そのものであるように感じました。
行動マップ上のたくさんの島に出入りしている、
一人でありながらパラレルなにぃにです。

そうして多様にヒロインとよろしくやってるにぃにを、
美也は我知らずのうちに幾つかの時空を跨いで遍在するにぃにの姿を垣間見……
そのどこにあっても、それなりに上手く、よろしく、
そして強く立ち直ったにぃにを感じ取って、
世界を静かに閉じようとしている。

そんな風にお見受けしました。

なのでオイサンは、
にぃにのベッドを出、マクラを抱いて
「もう大丈夫なんだね。よかったねぇ、にぃに」
と微笑む美也を見て、うっかり涙ぐんでしまいました。

  本編以外でここまで感情を揺さぶられたのは
  アニメの梨穂子編くらいじゃないかなあ。

そのときの美也は、360度全方位に延び広がる行動マップというアマガミの世界を、
自身のおへその辺りにしゅるんっとしまい込んでしまうような、
そんな錯覚を見たような気がしました。

ああ、『アマガミ』の世界ってこんな風におわるんだとすんなり納得がいき、
……不覚にも、アニメ『アマガミSS』の美也編にも、
少し期待が沸いてきました。

うーん。嬉しかったなあ、今回の話は。
面白かった。
さすがだな、東雲先生は。
シメるとこ、おシメになられるぜ。


……。


しかし、コンプエースを全体的に見渡して感じるのは……
みんな、背景描くのキライなんだなあ、
ということでしょうか。

マ雑誌の性質上、
「余計な物を描いてヒロインを目立たなくさせるくらいなら描くな!」
という方針でありコンセプトなのかもしれませんが、
それにしてもねえ。
どこで誰が何をしてるのかもわからない、
そんな状況で人が何を言っても
厚みや面白味が出るとは思えないのですが。

そもそも厚みも面白味も求めてないのかも知れませんけどね。

だとしたらこの煉瓦以上の雑誌の厚みも
どうにかしてくれんか。



マそんな感じで一つ。
未読の皆さま方にもですね、ボチボチ色々終息を迎えつつ『アマガミ』ワールドですけれども、
コントローラを置く、その前に。
こいつをヒトツ、読んでからでも遅くはないんじゃないですかと、
お奨めしておく次第でございますよ。
まだまだ『eb!コレ+』とかもありますけどね。

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輝日東の冬は、終わらない。
少なくとも、オイサンにとってはね。
ほなまた。
オイサンでした。



 *1:ヒロイン一人につき、
   「スキBEST」「スキGOOD」「スキBAD」
   「アコガレからのナカヨシ」「シリアイからのナカヨシ」
   「ソエン」の6種で6×6=36
   上崎さん・美也で2、 36 +2 =38




 

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2011年3月 8日 (火)

■Prologue of Jerusalem~遅れてきた紳士たち -更新第646回-

シゴトバが都心に移り、鼻毛の伸びスピードが目に見えてアップしました。
オイサンです。
愛がアップ(回し蹴りを放ちながら)!

Eva2

先月の半ば頃から、神奈川の山奥にあったシゴトバが都心のど真ん中に移りまして、
イヤもう色々と生活のペースが変わってしまって四苦八苦しております。

以前は書き物に使えていた時間が使えないとか、
果たしてどんなペースで寝起きし、どの時間をどんなことに充てれば良いかとか、
行って帰って来るだけにしてもその疲労度も変わるので、
その後に何が出来るか出来ないか、という割り当ても変わってきてしまうので……
一日の、ワリカシデリケートな部分の組み立てがガラッと変わってしまう感じで
結構大変。

また運動面についても、
これまでは朝(行き)に大体2km、夜(帰り)に4kmの計6km程度は一日歩いていたのですが
その新しいコースを考えるのも大変でした。
ようやく固まった感じ。
マそれも、朝晩の通勤時間が延びてしまったので
お忙しくなってしまったら、恒常的に続けていくのは、多分難しいのでしょうけど。

  ……そんな風にですね、日常に運動を組み込めないフツーの勤め人が、
  今のヨノナカのご飯とかでカラダのバランスを壊さずに暮らしていくなんて
  不可能ですよ、正直言って。
  日本人のカラダは、資本主義社会によって壊されている!
  これは健康被害ですみなさん(ドン)!!

  ……とか、アジってみたって別にオイサンの得にはならないのでやめておきますが。
  でも、ダイエットしてみてそういうことには気付くようになりましたなあ。
  大変よ?
  イマドキ、都心で働くフツーのホワイトカラーが健康を維持するのって、かなり。

おっと、いかんいかん。
今回はそんな話がメインではないんだ。
マそんなことで、ちょっと更新ペースがまた落ち着くには時間がかかるかもですが、
変わらず遊びに来ていただければ幸いですよ、というお話です。
そんなもん前もって言っとけってハナシですね。
イヤすみませんねドウモへっへっへ。



■今、銚子が熱い。 ← 熱燗です



デそんな風に平日はバタバタのオイサンですが、
土日をはさんだのに更新ナシとはどういうこっちゃィ! とおカンムリの貴方。
……どうもサーセンした。

しかし、いいですか、怒っちゃいけません。
オイサンだってなにも遊んでいたわけではないんだ。

  ……いや、存分に遊び倒してたんだけどもさ。
  そうじゃなくって。

……銚子にね。
行ってきましたよ。
泊まりがけでね。


なぜ今、銚子なのか?
皆さんは、銚子と言ったら何を思い浮かべますか?


  銚子。
  --そこは、漁業のフロンティア。


  銚子。
  --そこは恋と紳士の都。


  銚子、そこは--。


  「彼女」らの息吹が、今も尚、
  6+αのレイヤとなって潮風と共にからだを通り過ぎていく--そんな町。


そんじゃ始めてみましょうか。
紳士4人で行く、"アニメ"『アマガミSS』ロケハンの地をたずねる旅、










嘆きの銚子。










本当に、自由になれるでしょうか?


誰かに、愛されるでしょうか?


冬の港町に紛れ込む、不器用な生き様の紳士四人が、今。
浮かれた翼で舞い上がる。





……いや、しっかりやるのは次回からだけどな!





■嘆きの銚子 Prologue



マそんなことで、今回は前置きです。
何しに行ったとか、誰と行ったとか、大体どんなところを見てきたか、とか。
オイサンはハナシ長いので、
そんなことだけでも今回済ませておこうかと思いましてね、エエ。

 ▼旅の目的

場所は銚子。
今回の旅の目的は、
"アニメ"『アマガミSS』の舞台ロケハンが行われたであろうともっぱらウワサのこの町で、
劇中に映し出されたのと同じロケーションを訪れ、
ヒロインたちの残り香をクンカクンカする。
これに尽きます。

  ホラ、よくあるじゃないですか。
  「文人の旧家を尋ねる」とか。
  「タクボクが晩年を過ごした地でそのイブキを感じ取る」とか。
  アレとおんなじです(キリッ白目。

  オイサンなんかはワリと真面目にそう思ってますけどね。
  だっておんなじじゃん。

マそこまでボンヤリとしたものでもなく、
地点的には幾つか、ピンポイントに目星がついております。
目星。願い星ではなく( ← 一言多いタイプ)。

先人たちが既に開拓し、
「アニメのこのシーンは、どうやらこの場所だ!」
と解き明かした記録がweb上には散見されますから
(『けいおん!』やら『ハルヒ』みたいな超人気作ほど絶対数がありませんが)、
そこをまとめ直して自分らも見に行ってみよー、
という観光ツアーみたいなものです。

 ▼参拝者たち~暁の四紳士

しかし相手はなんと言っても、あの聖地さんです。
それ相応に訓練の行き届いた紳士でなければ結界に阻まれ、
立ち入ることさえままならないと言います。
……って、タケカワユキヒデが言ってた。

  ちなみに、同じ聖地ネタでも
  「♪そこへゆけばどんな夢も叶うというよ」という謳い文句は
  今ちょっとマ的な意味でヤバい匂いが漂ってしまうので使わなかった、
  なんていうのは制作側の都合です。

そこで選び出されたのがこの↓四名。
『FF5』のOPをBGMにお読み下さい。

▼FFⅤ OP


間違っても『FF6』のOPをかけないように。

ほならリンクを貼るなや。




暁の3/4紳士。
Ginga_no_3nin2


  teraji800 てらじさん(CV:池澤春菜) 写真・左
    ……伝説のモデラーにして、伝説の摩央姉の幼馴染。
       今回の旅のトータルプランナー。
       オクルマの運転も全ててらじさんです。ありがとうございます。
       みんなもちゃんとお礼を言うように。


  NOR_kankitskei おみかん隊長(CV:坂本真綾(*1)) 写真・中

    ……今回の旅の発起人。
       伝説のFPSプレイヤーにして、日本で唯一のプロアマガミスト。
       世界広しと言えども、「アマガミは現実」Tシャツを
       見知らぬギャルに褒められるのは彼くらいのものでしょう。人徳。
       ヘッドホン(本体)から100m以上離れると行動不能になります。
       FPSプレイ動画「あんまりうまくないですね」絶賛配信中!
       ほんとだあんまりうまくない!

        ▼柑橘系配信動画『あんまりうまくないですね!』
        
http://www.ustream.tv/channel/nor-kankitsukei-s-show


  yotsuaki よつさん(CV:伊藤静) 写真・右

    ……伝説の微笑み大巨人にして、はるか部長の喫煙所ともだち(*2)
       「たくさん食べなきゃ大きくなれないゾ☆」を地でいっときながら、
       「寝なくてもワリと育つ」の体現者でもある、ややこしくって、デカい人。
       「iPhoneで何かしてると思ったらiPadだった」という錯視報告もチラホラ。
       今回、安くて広いステキなお宿をとってくれました。
       やっぱりヘッドホンが本体(ソウルジェム)で、本体を撃つと赤く光ります。


  ikas2nd オイサン(CV:金田朋子(*3))
    ……言わずと知れた伝説のオイサン。知る人ぞ知るオイサン(どっちよ)。
       基本的について行くだけで、賑やかして面白おかしく話を膨らませる人。
       今回も、本筋とあまり関係のないお写真満載。
       いんちきモノ書きメルヘン系。

      *1:劇場版では日笠陽子と交代
      *2:禁煙中(2011/3/6現在)
      *3:ある情報筋では、近々チョーと入れ代わりがあるのではないかと囁かれている。



さーあいかがです。
手前味噌でもありますが、いずれ劣らぬ猛者揃い。
これ以上の面子は考えられないと申せましょう。
少なくとも、オイサンのTLにおいては。
チャオズは置いてきた。

  なんといってもね、アレです。
  皆さん……オトナでいらっしゃる。
  とにもかくにも「楽しい旅行にしよう!」という気概に満ち溢れている。
  大事。
  多分ね、オイサンが一番コドモでしたね。
  なんというかこう……一番、余分なコダワリとかを持っている。
  ご迷惑をかけてなかったか、雰囲気を壊してなかったか、今でもちょっと不安です。

しかしこの猛者四人においてさえ、
第一の結界に阻まれて脱落者を一人出すところだったというのですから
銚子さん半端じゃござんせん。
その戦いの激しさは、ぜひ本編でお楽しみ下さい。

  ……どうだ、気になるだろう。
  そりゃそうだ、多分実際行った三人でさえ、今この時点においては
  「え? 戦い? なんのハナシ?
  と、思っているに違いありません(笑)。 
  ダイジョブですよウソ書く気はありませんから。

 ▼銚子八十八箇所 絵はがきの旅(もう元ネタが色々ごっちゃですが気にしない)

今回の旅の大体の日程と、回った場所をまとめてみました。


  ▼『アマガミSS』舞台探訪 銚子MAP その1
  
  より大きな地図で アマガミSS舞台探訪 銚子MAP 1 を表示


こうして見た感じ、
一体何をし、何を見に行ったのかサッパリな「何でもない具合」ですね。
ホント、なんてことのないスポット揃い。
それぞれのポイントが一体何を表すのかは
記事の中でおいおい、お伝えしていこうと思います。

  当日、Twitterで四紳士のタイムラインを追っておられた方は
  お分かりだと思いますけど。

そもそも今回の旅自体、上でも書いた通り
「先人によって特定されたスポットを辿ろう」というものですから……
……お断りしておきますよ。


目新しい情報はありませんよ。


アニメ放映も終わって、もうふた月ですからね。
このテの記事としてはかなり後発なワケです。

  誰のせいか? っつったら……オイサンのせい、なんですけどね……。
  ホントは昨年の10月頃には決行されてるはずの企画だったんです。
  ただその頃、オイサンがオシゴトで大ハマリしてしまったせいで時期をずらさねばならず、
  皆さんが根気強く待って下さった結果今の時期になってしまったという……
  もう、ホント申し訳ないとしか言いようがありません。

ですのでまあ、その辺は。
即時性よりも味わいで、事実よりも情緒で、勝負していきたいと。

オイサンがそこを歩きながら、何を考え、どう感じたか、
三人の仲間の後を行きながら、彼らがどんな風であったかということをですね……
あくまでもオイサンの視点と味付けでお伝えしていこうと、
このように考えておりますよ。



それでは、まあ。
次回からということになりますが。

"アニメ"『アマガミSS』ロケハン舞台探訪レポート企画「嘆きの銚子」
お楽しみに。



……。



……いや、別にね。



そこそこにアブラの乗っかった男4人が、
侘びれた港町をあーでもないこーでもないと、
宝探しよろしく徘徊するだけのお話ですんで……
過度の期待は禁物ですけどね。

遅すぎるオッサンの冬休みの絵日記だとでも思ってもらえれば、
マ楽しいんじゃないですかね。
さんざ煽っといてアレですけど。

マ相変わらずのノリですが、
次回からよろしくです。



オイサンでした。
……さーあおるだけあおった。頑張って書かないと。



▼遅れてきた勇者たち


▼FFⅤ ラストバトル 暁の4戦士 復活

3分辺り。




 

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2011年3月 5日 (土)

■カエリミル・クリミナル -更新第645回-

 ダイソーに ナを加えたら ダイナソー


オイサンです。


「機能はシンプルでボディはデカイ」という意味で、
ダイソーは恐竜っぽいと思うんですよね。

そう、今日のお話は、あの天下無双の100円SHOPダイソーさん
……とはコレッポッチも関係のない、チョイとばかし真面目なお話です。



■量ることも出来ない



今日Twitterで、とあるオイサンのフォロワーさんが、
千葉県の女児殺害・死体遺棄事件の判決についてポロッとふれておられました。

オイサンはこの事件には全然興味を示しておらず、
一体いつのどの殺人事件なのかも分からない有様だったのですが、
そのコメントを見かけてチョイと調べてみ、
ああこんな話だったかと改めて事態を把握しました。

 ▼東金女児殺害 懲役15年 千葉地裁判決 [ 東京新聞 ]
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011030402000187.html


マ事件の細かい内容はともかく、そのフォロワーさんの呟かれることには、
「判決の懲役15年は短くねえか」
ということでした。

オイサンは別段、そのご意見自体には賛成も反対もありません。
「小さな子供を殺して、その死体を棄てた」
という行いに対し、果たして、自分の人生のうちのかけがえの無い時間の、
どれだけを支払って償い、省みて、更生することが妥当かなんてことはもう……
とてもじゃないですが正確に量れる気はしません。

ただ、そこからちょっとだけ視点を引き、
「刑」や「罰」ではないただの「時間」、
人や自分が何年生きるかわかりませんが例えば67年(*1)だとして、
そのうちの15年という時間が、全体の割合として大きいか小さいかと言われたら……
そらもう、中々の大きさだと、感じざるを得ません。

  *1:オイサンが高校生の頃、ナムコの『X-DAY』という
    余命検索サービス(という名のゲーム)ではじき出された数値です。
    4回やって3回この結果だったので、案外その辺でどうにかなってしまうんじゃないかと、
    ワリカシ本気で思っています。

ついでにコレは余談になりますが、
一生のうちの一年の長さに対する長さの感覚というのは、
若い頃に比べて「長い」と感じる様になりました。
えーと、過ごす一年の体感時間を「長い」と感じているわけではなく
(その感覚はご多分に漏れず子供の頃よりも短く感じています)、
一生という時間のうちで一年という時間が占める重み、と言えばいいんですかね。
まコレに関しては多分、
「残り60年あるうちの一年:1/60」であるか、
「残り30年しかないうちの一年:1/30」であるか、
という、意識の差でしょうけど。

でオイサン今が35歳、今年36歳ですから、オイサン感覚の15年、
「15年 / 31年」は、そらもう大きいと感じるワケです。

  あ、もう最初にオコトワリしておきますけど、
  こういうお話をするときに避けることの出来ない
  「じゃあお前自分の身内が被害に遭ったときにもおんなじコト言えんのかよ!」
  的なことは、もうすっかりご勘弁下さいね。
  そんなん無理っすよ。
  無理無理。
  絶対、塀の向こうに一生入って出てきて欲しくないと思いますモンねそんなの。
  ヨユーで。
  やられた身内と、自分の手で同じメに遭わせてやりたいと思う派ですものオイサン。
  ケチな男ですよ。
  今回はあくまでも、大外からシステムだけを考える人間としてのお話だと、
  まずはご理解下さい。
  それが無理な方は、好きなおでんの具のコトでも考えてニヤニヤしていて下さい。



■100%有期



デ本題なんですけども、その方の、15年を短いと思う感覚で、
「じゃあ何年だったらいいと思うの?」
……なんていうことは、長いとも短いとも、言うことはオロカ、
感じることも出来ずにおるオイサンが詰め寄れることではないので置いておくとして。
とりあえずこれ以上長いのはないってことで、
仮に「無期刑」か「終身刑」、「死刑」のどれかになったとしましょうよ奥さん。

  ところでこれも今回調べてみて初めてハッキリとした違いを知ったのですが、
  無期刑と終身刑にはこういう↓違いがあるんですってよ奥さん。
   ・無期刑:とりあえず10年つとめ上げれば仮釈放の「可能性がある」。
   ・終身刑:仮釈放の可能性がなく、死ぬまでオナワ。

……と、考えたときに、


……。


どうでもいいけど、こんだけ刑刑書いてたら、オイサンの頭ン中で
「刑」の字のゲシュタルトが壊れてきたな。

……えー、考えたときにですよ、
受刑者の反省・更生を主目的とすると……
有期刑と無期刑、より高い効果を発揮するのはどっちなんだろうなあ、と、
また埒もないことにふと思いがいってしまったのでした。

 ▼罪と、罰と……

マそもそも日本の裁判とか刑法において、
「刑」というものが「罰」としての性能を重視されて定められているのか、
「反省・更生のための機会・期間」として設けられているのかということについて
オイサンよう知らんし考えたことも無く、今もまだ調べてもないわけですが、
たまにニュースなんかで漏れ聞こえてくるサイバンチョーからのワンポイントアドバイスから鑑みますに、
機能としては両方を期待されているんだと思うんですよね。
その理解に、多分マチガイはないと思います。

デ単純に「悪いことをした罰」とだけ考えれば、
長く、苦しい方がその機能は満たされるでしょう。
今回の件に関しても、
「15年、足んねえ? じゃキヨミズのパラシュート部隊のつもりで……20でどうだ!
 まだ無理!? かー、イケちゃんには敵わねえなあ!!
 しょうがねえ、無期ならどうよ!!」
というハナシで済むと思います。イケちゃんて誰よ。

ですがその、もう一つの機能、服役期間を反省・更生を促すための期間だとすると、
赦される可能性の残された短い時間と、
赦される可能性の閉ざされた長い時間とでは、
人間、果たしてどっちの方が積極的に自分の行いに思いを馳せ、
悔いたり改めたりしようとするでしょう?

  ……ちなみに、上で「赦される」と書きましたけども、
  あくまでも「法的に」のハナシですからね。
  個人的なお話は当事者同士でして下さい。

……マもちろんね。
「ヒトそれぞれ」なわけですよ。そんなモンは。

ケツ突き出したこども署長に両のひと差し指で「死刑!」と宣告されて死と向き合う……
自分に降りかかる、より重い事実と直面した方が、
自分のやらかしたことのヤバさにより早く深く気付く人もいるでしょうし、
同じ宣告を受けたとしても、
どんなに反省し、悔いたところで行く先がドン詰まりだと決まっているなら、
と、考えることも悔いることも諦めてしまう御仁もおりましょう。

逆に、いついつに赦されるという有期刑に服するとき、
赦されることの重さに気付いて、積極的に悔いよう、改めようとする人間もいれば、
逃げ切るように、服役期間を黙々とやり過ごす人間もいるにちがいない。

  ……オイサンは、死刑囚になったこともお話を伺ったこともないので
  その精神状態について詳しくはありません。
  「そんな健常な、フツーの状態の人間の推し量れるような簡単なモンじゃないんだよ」
  というご意見もありましょうよ。
  仰る通りだ。
  なんかもっと、特殊なキモチになるにちがいない、とは思うんですがね。
  そこまでは、如何せん貧弱なオイサンの想像力と再現力では追いつかない。
  そこは多分、まだ「死」というものと深刻に向き合ったことのない
  オイサンの幼さなのでしょう。
  もっと考えないとダメだ。
  ま「フツーに考えれば」くらいでお願いしますよホント。

だから、その。
何十年という時間を、償いと反省のために支払うとき、
今回の15年という時間がその二つの機能を満たすにリーズナブルなのかどうか……
ただ足しゃあいい、というハナシでは、まず間違いなくないと思ったのでした。

それもケースバイケースで、
「今回のヤツは反省しそうにないから罰重視で」
「今回は更生出来そうだから反省重視で」
という振り分けが、明確にではないにせよ、サイバンチョーの頭の中ではなされるのでしょう。
「更生出来そう / 出来なさそう」という手応えと、実際の罪の重さとか、
判例とか被害者側の心情とか、そういう色んな天秤のもとで。

罪と罰と、そこにもう一個、省みること、改めることというファクターが加わったとき、
裁くということが最も人の世に効果的に働くために、
……それは多分、天秤みたいに簡単なバランスとりではなくて、
コロンと乗っけた錘があっちへ転がりこっちでぶつかりして、
人の世のルーブ・ゴールドバーグ・マシーンががっしょんがっしょんと動いたときに
一番美しい軌跡を描くのは……果たしてどの錘を乗っけたときでしょうか?


……なんていうね。
一番いい荷重を見つけ出す、気の遠くなるような作業なんだろうなあと、
ワリと真摯に、ちょっと不謹慎に……考えてしまったオイサンなのですよ。



■Closing



マ頭の方でも申しましたけどもね。
やられた方にしてみたら、やった人間がいくら反省しようと改めようと、
失ったものが返ってくるでなし、それで世間がいくら良くなろうと知ったこっちゃないわけです。
オイサンは、他の気持ちはわかりませんが
その気持ちだけはとりあえずよく分かる気がします。
それは多分そういう人間だから。

なので別段、悪いことをした人間を擁護する気もサラサラありませんけども。

ただその、裁いたり、懲らしめたり、赦したりと
人間の様々な面に思いをめぐらせて作り上げられたシステムの威容、
人間の人間を知った姿をムダにはしたくないと思ったので、
ちょっとまあ、ね。
らしくはないと思いますが、思ったことをタラタラとまとめてみただけの小春の夕べですよ。

死刑の廃止だとかなんだとかは、
色々と小難しく、ものの見方もご意見もヨノナカにたくさんあるので
オイサンごときが何か言うのもオソロシイのですが。
オイサンは、死刑に賛成したり推進したりするものではありませんが、
制度・システムとしては、あるだけあってもいい……とは、思ってます。

  システムとしてあるものを、実際使うかどうかは置いておいて。

そこにあるだけで一つの抑止力となることもありましょうし。
上でお話したみたいに……ねえ。
それでなければ反省しない人もおられるでしょうから。
一つ上のランクで鍵のかかった最後の手段として、……核ミサイルと同じくらいの意味でね。

  イザという時でもオイソレとは発射できないように、
  信管は抜いておくくらいでいいのではないでしょうか。

マあったらあったで使いたがる人もいるのでしょうし、
「お飾りとして定着してしまったらイミはない」なんていうカッコイイことこの上ないリクツで
振りかざしたがる御仁もおられましょうし、
あるだけで危なかったりしますでしょう。
これはこれで、ウカツなリクツではあるのかもしれませんけども、
一つの考え方としてね。
お飾りとして定着するなら、それが一番なんでしょうね。



マそんな感じで、
いつも以上に煮え切らない心地で一つ。

オイサンでした。



▼皆殺しのメロディ



 
 

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2011年3月 4日 (金)

■二回目のアクセル~6年目のはじまり -更新第644回-

オイサンなのよさ。
ピノコです(どっちだ)。


弥生三日はやよいちゃんの誕生日です。

オイサンは、この日本という素晴らしい国に生を受けてもうじき36年になりますが、
やよいちゃんという名前の方とはお一人としか出会ったことがありませんな。
そしてその方は、袴でもポニテでもなかった。
実に残念です。

  ※勝手なイメージで話がどんどん進んでいますが
   あなたが気にするようなことではありません。

仕方ないので青空高校の南さんに丹下桜ヴォイスで慰めてもらいたいと思います。
お兄ちゃんって呼んでもいいのよ。

  皆さんは、なんとなくアコガレる名前ってありますかね。
  オイサンは白石ミドリさんという方を探しています。
  ミドリはどんな字を書くか分かりません。



■結婚記念日を忘れる男の末路



……。



あのー……。



言い出しにくいことなのですが。



なんか忘れてるなー、と思ってたら、ですね。



2/25で、このブログは開設から丸5年経ってました。



た、田村ゆかりを呼べ!
「すごいねお兄ちゃん、びっくりだねー!」
って言ってもらうんだから! 君子声で!!



5年。
5年かあー。
5年前のオイサンが何をしてたか、ちょっと当時の記事を振り返ってみましたが、
『幻想水滸伝Ⅴ』を買ってますね。
2011年3月現在、まだクリアしてませんね。

  大層シナリオが素晴らしいゲームなので、これはキチンとクリアしたいと思ってます。
  真面目に始めたのが2008年の末頃で、
  その後『リッジ6』を始め、わりとすぐに『アマガミ』が出てしまったものだから
  中断を余儀なくされてしまった不遇のゲームです。
  でもシナリオは、途中までしか見ていないとはいえ本当に面白い、素晴らしいゲームです。

あと当時ハマっていたものは……どうやら、
『陰からマモル!』『フラグメンツ・ブルー』あたりみたいですね。
『フラグメンツ・ブルー』については今でも色々しゃべってるのでここでは特に言いませんが
『陰からマモル!』は……お世辞にも、真面目に面白いモンじゃないのですけど、
なんかくたびれてた時期に、すっごいユルーいのがステキな主題歌と一緒に
ノーミソにぽーんと飛び込んできたものですから、
すっかりやられてしまった感じですね。
OPは今でも好きです。それでは聴いていただきましょう。
『ミリオン・ラブ』です、ドゾ。

  ▼陰からマモル!OP ミリオン・ラブ
  

  ▼フラグメンツ・ブルー
  

  ▼幻想水滸伝Ⅴ
  



■では4年前はどうでしょう。2007年の2月。



このあたりの事は良く覚えています。
大変だったオシゴトが片付いて、昨年取りそびれた遅い夏休みをとり、
9日間かけて北海道の道北を路線バスでめぐる旅をしました。

  網走からオホーツク沿岸を北上して稚内まで行き、
  そこから日本海側を南下して留萌まで。
  楽しかったですねえ、アレは。
  後半クッタクタになってましたけど、アレはアレで。
  そっかー、あれからもう4年か。けどまだ4年だな。

ゲームは『ペルソナ3』を始めた頃ですね。
オイサン的には何一つ響かなかったゲーム。ホント作業だったなアレは。
あとはWiiで『Wii Sports』とかやってるみたいですね。

  ……最近、全然Miiをこさえてないな。
  新しくお知り合いになった人のMiiとか、こしらえてみるか。
  うん、楽しそう。
  ヌフフ。
  ワクワクしてきたぜ。
  絢辻さんと魅杏ちゃんもつーくろーっと。

 ▼ペルソナ3
 


箱○さんで『アイマス』も始めていますな、この頃。
でもコレも、アーケード版は知りませんが、移植としてはあまりデキの良い感じでは無かったですね。
ナムコさんらしくない、片手落ちなカンジの移植だったように思います。
残念。
先頃発売になった『アイマス2』は……世間的な売れ行きは芳しくないようですけど、
コンシューマ特化で作られているんでしょうから、ちょっとリベンジしてみようかしら。
システム自体は面白いと思うんですよねー。
あそうそう、箱○さんのライブアーケードでゲットしたKONAMIの古ゲー、
『タイムパイロット』が神ゲー過ぎてずっとやってる時期ですね。
アレ面白いんだよなあ。
またやろう。

あとは『ひだまりスケッチ』ですね。
この年の一月から第一期が放映開始されてたはずですから、
多分まだ、その面白さの理由がわからなくて右往左往していた頃だと思います。

 ▼魂の代 -更新第62回-
 http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_019c.html

ここの記事で『芽生えドライブ』の歌詞を空耳したことを書いてますが、
先日Twitter上で、フォロワーさんが同じ空耳をしたことを
恥ずかしがってるところに出くわしました。
なんかへんな巡り会わせだw



■3年前。2008年、2月。



河島英五にハマってますね。
急に渋いな。
この一年で何があった。
07年の秋から二ヶ月アメリカに行かされてましたから、そこで何かあったんでしょう。
そうに違いない。

  ▼河島英五 時代おくれ
  


ゲームでは『スーパーマリオギャラクシー』。
面白いゲームでしたね。
『2』は……ちょっとマンネリでしたかな。
新しいことはしているんですが、想定の範囲内というカンジで。
他には、『熱帯低気圧少女』を終わらせたみたいです。
これも……もう一息なゲームだったように思います。
OPムービーがあまりに素晴らしかったので購入しましたが。

 ▼熱帯低気圧少女
 

それとDS版の『DQⅣ』。
これは素晴らしかったですね。かなりのめりこんでやりました。
追加シナリオまでは手をつけませんでしたが、見事、実に丁寧な移植だったと思います。
仲間会話システムが追加されて、ホント面白くなった。

  ▼きっともうすぐさよなら -更新第106回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/106_bef3.html

パーティ内の人間関係とか、妄想会話を記事にしてますが、
そういうことをモリモリと喚起してくれる、
良いシステム追加でしたね。
しかしあのテキスト量、堀井雄二氏は死んだんじゃないだろうか。
あと、アリーナとブライというこれまた若干斜め上気味のSSもこのとき書いているので、
良ければそちらもご一読下さい。

  ▼X家の人々 -更新第99回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/x99_3bea.html
  記事の下の方。

そしてこの年もこの頃に北海道に行ってますね。
多分行ったのは1月の連休だと思いますが。
摩周湖、ダイヤモンドダストを見に川湯温泉に行ってました。
そうだそうだ、この時、帰りの鶴見台(横浜ではない)でスッ転んで
アバラをやったんだった。しばらく痛かったなあ。

あと、「沙英さん オナニー」で検索してきた人とお友達になろうとしてるな。
変わりらんなこのオッサンは。



■2年前。2009年2がt……は、もういいか。



『アマガミ』が出る直前。さすがにワリと最近なので、もういいか。
まあそんなことで、あんまりやってることも考えてることも、
言ってることも変わってないカンジだ。

開設したばかりの2006年の2月の記事で、飯塚雅弓さんの歌『アクセル』のことを書きました。
この歌は、
年上の恋人がいる高校生の女の子が大学に上がり、すこし広がった世界を見渡してみると、
恋人のことも、高校時代に交わした約束のことも、
なんだか小さなつまらないもののように思えてしまって、
変わっていく自分ともう守れないであろう約束のことを恋人に謝る気持ちを歌ったものです。

  ▼アクセル~10年経ってもかわらないもの
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/10_44d3.html

この歌に出会ったのが、オイサンが大学生の頃。
2006年時点で、既に10年前の歌です。
10年前に出会った歌のことを書きながら、
10年後にはどんな気持ちでこの歌を聴くだろうかと書き、
「多分今から先の10年後には変わってねえ」と、
要らん慧眼を発揮しておいでです、5年前のオイサン。
5年経ったオイサンもそう思うわw
多分当たりだよ。

けども、5年前の自分から、そんなに変わってない自分を見て、
ちょっとホッとしている自分もおります。
なんでしょうね。
まオイサンは変化が苦手ですし、今くらいのタイミングで劇的に変化するのも、
くたびれてしまいますからね。

……とはいえ5年前のオイサンは、5年後に50kgも縮んでるとか、
オンラインとはいえお知り合いをこんなに増やしているとかは
夢にも思ってないでしょうけど。
劇的っちゃ劇的だわな。

でも、それによって自分の中身……
取り込もうとする情報の種類、
その最初の見定め方、どの処理に放り込もうとするかの選別の仕方、
それぞれの処理の仕方、
導き出した結論をどんな形でしまい込んでおくかのやり方、
そんなものは変わっていないので、
今ある変化は、所詮ガワの変化に過ぎないとも思います。



……。



どーなんだろなー。
この先、なんか変わるだろうか。
全体がある一時にガラッと変わるなんていうことは多分なく、
端々のパーツが……その大小はあるでしょうけども……
小さな衝撃とともにカチャンとすげ換わることを繰り返して、
長い時間の果てに振り返ると、あのときに比べればたくさんの部品が変わったと、
そんな風に思うものなんでしょうけども。

マ外的な大きなショックが加わったら、
一瞬で根本が変わってしまうこともあるのでしょうが。

そういう感覚で振り返ると、
2009年3月以前の自分と以降の自分では、やはりいくつかのパーツは挿げ変わっているし、
2007年10月の、アメリカ行きの前と後では入れ替わったパーツがいくつかある。
『ひだまりスケッチ』のように、何も変えず、ただもたらすだけのものもあって、
それはそれで貴重だと思う。

何かを意識的に「変える」ということは、オイサンには結構なストレスなので、
出来ることなら、変わることが必要な流れの中で、
何かに出会い、自然に変わっていけると面倒が無くていいなあとムシのいいコトを思う、
ダメなカンジのオイサンでした。



なのでまあ、とりあえず。
Miiでもこしらえましょうか。
あなたと出会った、その変容の証として。



オイサンでした。



とりあえず、あの人とあの人とあの人だな。
よぉし、久々に腕が鳴るぜ。
……でもコレ、結構手間かかるんだよなあ。

あ、ちなみにオイサン、ニンテンドー3DSには今のところソフト的に興味が持てていませんが、
ハード内蔵のソフトで、撮った写真から自動的にサンプルMiiを生成してくれるという機能には
すごく興味があります。
それだけはちょっと試してみたいなあ。



 

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2011年3月 1日 (火)

■モニターの残照遠く~照り映える我が身の影に思う -更新第643回-

私なんだか、本当に恋をしちゃったみたいです。
オイサンですよ(囁くように)。



……うーん。



どうやらオイサンは、
ずっと『ドリクラ』に対してイロモノ・バカゲーとして蓋をすることで
本当の気持ちを押さえ込んできていたみたいだ。
なんか、初代『ドリクラ』の「恋★KOI weekend!」を聴くだけですっげえドキドキする。

地獄の蓋が、いよいよ開きやがったようだぜ……!!


 ▼DREAM C CLUB 「恋・KOI☆WeekEnd!」
 



■ゲームは何でも知っている。



マそんな感じで今日も今日とて『ドリクラ』通い、
二次元無双のオイサンですが、
今日はそんなオイサンのゲーム遍歴を書いてみようかなとか、
そんなアレです。

前回のお話で
「オイサンはゲームから多大な影響を受けて育ってきている」
と書いたのですが、
「じゃあ一体いつ頃、どんなゲームからどんな影響を受けたのか?」
ということとともに、
「逆に、好き好んでプレイしているゲームから
 どんな人間なのかも多少わかるんじゃないか?」
ということをですね、えーと、いつものちびすけ父さんさんがやってたので、

ネタもないのでちょっとパクったろうかな

という、ミも蓋もない企画です。

  ▼20110212 よしなしごと4 [ まったり日々(?)のできごと ]
   http://hm13chibi.blog36.fc2.com/blog-entry-546.html

  まパクリっぱなしじゃ申し訳ないのでちょっと独自性も出しつつ。



■爛れたゲーム遍歴~オイサンを通り過ぎていった淑女の皆さん(超順不同)



以前の記事で「ゲーム10撰」とか、ちょっと似た様なことをやったんですが、
あんなには煎じ詰めず、
思い出す限り、印象に残っているゲームを羅列するところから始めてみたいと思います。

ちびすけ父さんさんもそうやってたから。

  ▼26年目の「ゲームで吐血」 -更新第401回-
   http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/26-401--7d02.html




 ▼LSIゲーム
  ・ドンキーコング
  ・Uボート大作戦
  ・パクパクマン
  ・モンスターパニック
  ・悪霊の館
   

 ▼第一世代(8bit機 1983~1991頃)
   ゼビウス(シューティング)
   スターフォース(シューティング)
   スターソルジャー(シューティング)
   ヘクター'87(シューティング)

   バレーボール(アクション・スポーツ)
   熱血高校ドッジボール部(アクション・スポーツ)
   サイドポケット(アクション・スポーツ)
   スカイキッド(シューティング)
   ファミリーピンボール(アクション・スポーツ)
   プロレス(アクション・スポーツ)
   ジッピーレース(アクション・レース)

   ソロモンの鍵(パズル・アクション)
   フラッピー(パズル・アクション)
   チャンピオンシップロードランナー(パズル・アクション)

   スーパーマリオブラザーズ(アクション・横スクロール・ジャンプ)
   スパルタンX(アクション・格闘)

   ハイドライドスペシャル(RPG・アクション/ファンタジー)
   ドラゴンクエストⅡ・Ⅳ(RPG/ファンタジー)
   ウルティマ 聖者への道(RPG/ファンタジー)
   ファザナドゥ(RPG・アクション/ファンタジー)
   ウィロー(RPG・アクション/ファンタジー)

   インドラの光(RPG/ファンタジー)
   砂漠の狐(シミュレーション・ウォー/歴史)
   真田十勇士(RPG/和風・歴史)
   ゾイド2 ゼネバスの逆襲(RPG・アクション/SF)
   キングオブキングス(シミュレーション・ウォー/ファンタジー)
   メタルマックス(RPG/ウェスタン)

   悪魔城ドラキュラ(アクション/ゴシックホラー)
   悪魔城伝説(アクション/ゴシックホラー)
   メトロイド(アクション/SFホラー)

   新・鬼が島 前・後編(アドベンチャー/和風・メルヘン)
   北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ(アドベンチャー/サスペンス・旅情)


 ▼第二世代(16bit機 1990年~1995年頃 SFC・メガドライブ)
   F-ZERO(アクション・レース/SF)
   アースライト(シミュレーション・ウォー/SF)
   超魔界村(アクション・ジャンプ)
   ドラゴンクエストⅤ(RPG/ファンタジー)
   ドラゴンクエストⅥ(RPG/ファンタジー)
   ファイナルファンタジーⅣ(RPG/ファンタジー)
   いただきストリート2 ネオンサインはバラ色に(ボードゲーム)
   ロマンシング サ・ガ2(RPG/ファンタジー)
   メタルマックス2(RPG/ウェスタン)


 ▼第三世代(32・64bit機 1994年~2001年頃 PS・セガサターン・ニンテンドー64)
   リッジレーサーレボリューション(アクション・レース)
   R4・リッジレーサータイプ4(アクション・レース)

   俺の屍を越えてゆけ(RPG・ランダム/和風)
   マクロスVFX2(シューティング・3D/SF)
   アインハンダー(シューティング・2D・横/SF・ハード)
   サンダーフォースⅤ(シューティング・2D・横/SF・ハード)

   ときめきメモリアル(シミュレーション・育成/恋愛)
   エターナルメロディ(シミュレーション・育成/恋愛・ファンタジー)
   悠久幻想曲(シミュレーション・育成/恋愛・ファンタジー)
   悠久幻想曲2nd Album(シミュレーション・育成/恋愛・ファンタジー)
   お嬢様特急(アドベンチャー/恋愛・旅情)
   NOeLシリーズ(アドベンチャー/恋愛)
   キャプテン・ラヴ(アドベンチャー/恋愛・アホタレ)
   トゥルー・ラブストーリー(シミュレーション・アドベンチャー/恋愛)
   トゥルー・ラブストーリー2(シミュレーション・アドベンチャー/恋愛)
   リトルラバーズSHE SO GAME(ボードゲーム/恋愛)

   あすか120%(アクション・格闘)
   封神領域エルツヴァーユ(アクション・格闘)
   ギルティギア(アクション・格闘)
   いただきストリート ゴージャスキング(ボードゲーム)
   ファイナルファンタジーⅧ(RPG/ファンタジー)

   F-ZEROX(アクション・レース/SF)
   スーパーマリオ64(アクション・ジャンプ)
   ゼルダの伝説 時のオカリナ(RPG・アクション)
   スターフォックス64(シューティング/SF)
   爆裂無敵バンガイオー(シューティング/アホタレ)
   電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム(アクション・シューティング・対戦/SF)
   斑鳩(シューティング/SF)


 ▼第四世代(128bit機 2000年~ ゲームキューブ・PS2・ドリームキャスト)
   F-ZERO GX(レース/SF)
   ドラゴンクエストⅤ(RPG/ファンタジー)
   スーパーマリオ サンシャイン(アクション)
   フラグメンツ・ブルー(アドベンチャー/恋愛・旅情)
   北へ。-DiamondDust-(アドベンチャー/恋愛・旅情)
   アマガミ(シミュレーション・アドベンチャー/恋愛)
   スカイガンナー(シューティング・3D/SF)
   ジェットセットラジオ(アクション)
   ジェットセットラジオフューチャー(アクション)
   こみっくパーティ(シミュレーション・アドベンチャー/恋愛)
   カナリア(アドベンチャー/恋愛・旅情)
   トゥルー・ラブストーリー3(シミュレーション・アドベンチャー/恋愛)
   トゥルー・ラブストーリー SummerDays and yet(シミュレーション・アドベンチャー/恋愛)


 ▼第五世代(2005年~ Wii・XBOX360・PS3)
   スーパーマリオギャラクシー(アクション)
   ドリームクラブZERO(シミュレーション・アドベンチャー/恋愛)


 ▼携帯ゲーム機(ニンテンドーDS・PSP)
   ユグドラ・ユニオン(シミュレーション・ウォー・カード/ファンタジー)
   いただきストリートDS(ボードゲーム)
   テトリスDS(パズル・アクション)
   リッジレーサーズ(アクション・レース)


 ▼アーケード
   究極タイガー(シューティング・縦)
   R-TYPE(シューティング・横/SF)
   イメージファイト(シューティング・縦/SF)
   F-ZEROAX(アクション・レース/SF)



■ゲームと向き合うとき



……まずはザーッとリストに挙げてみたんですが、
なんというかこう、分かるような、分からないような羅列ですね。
だからなんだ、的な。

オイサンはデジタルなゲームと向き合うとき、大きく3つの楽しみ方があると考えています。
これはオイサンの個人的な傾向ではなくて、
多分コンピュータゲームをプレイする人に当てはまるものだと思っています。

デその3つというのは以下の通り。

 1. 身体的な楽しみ方(フィジカル)
 2. 知能的な楽しみ方(メンタル)
 3. 感情的な楽しみ方(エモーショナル)


細かい説明は、字面の通りなのであんまり要らないと思います。
よーするに、そのゲームをプレイしたときに得られる快感が
カラダのどこから入ってくるかというハナシでして、
『マリオ』とか『リッジ』『スターソルジャー』なんていうアクション系、
反射神経とか、ゆび先のワザがものをいうゲームでは「1.」にあてはまり、
『フラッピー』なんかのパズル、
『サイドポケット』(ビリヤードのゲームです)なんかの静止系スポーツ、
『アースライト』などのウォーシミュレーション、
あと一部のアタマ使うアドベンチャーなんかは「2.」。

最後の「3.」は、ゲームの歴史の中では比較的後発の要素ですが、
マいわずもがな『ときメモ』に代表される恋愛系のゲームや
ストーリーにぐっと来るアドベンチャー、RPG等の物語ゲーム、
他にも世界観や雰囲気を楽しむゲームなんかではこれが大きな快感のモトとなってくれます。

つまり、こうしてゲームのプレイ遍歴を並べ立ててみることで、
オイサンがどういう快楽を求めて生きているのか? ということが……
多分、なんとなく見えてきてしまうのではないかなあと思うのです。

  ▼サイドポケット
  
コレ、音楽のすごくいいゲームなんですよねえ。



■プレイ傾向から見るオイサンという人



 ▼フィジカル要素から見てみると。

「1.」について見渡してみると、
『リッジレーサー』『F-ZERO』などのレースゲーム、
『アインハンダー』『スカイガンナー』のシューティング、
『マリオ』『ジェットセットラジオ』などのアクションなんかが主戦場。

スポーツゲームなんかは殆どありません。
『バレーボール』くらいですかね。

  ▼バレーボール
  

レース系も『リッジ』と『F-ZERO』のシリーズばっかりで、
レースが好きというよりは『リッジ』と『F-ZERO』が好きなんですけどね。
『GT』とかの、オクルマをリアルに走らせるゲームには、あまり興味がありません。
唯一例外として『アウトモデリスタ』(PS2・カプコン)をやりましたが、
アレはビジュアル表現が漫画的で面白そうだったから、という理由なので、
プレイ動機としては「3.」の世界観・雰囲気に惹かれた、というのが近い。

  ▼アウトモデリスタ
  

  ただ、レースものとしては、ずっと
  『フレースヴェルグ』(PS2・ガスト)、『ムラクモ』(XBOX・フロムソフトウェア)
  『フェイタルイナーシャ』(XBOX360・コーエー)
  などの「空を飛ぶ乗り物でのレースゲーム」にはずっとアコガレがあり、
  出るたびに手を出していますが、ロクなのに当たりません。
  誰か何とかして。

格闘はチョイチョイやりますが、
これも『バーチャ』や『鉄拳』などの本格派にいかないのは、
やっぱり『あすか』みたいにヒロインがかわいいとか、
『エルツヴァーユ』みたいにイロモノ風の味付けがされているとか、
世界や雰囲気を楽しみたい、なりきりたい、という欲求からきているので
「3.」の要素が強くものを言っていると言えましょう。

  ▼封神領域エルツヴァーユ
  

ここからは個人的な感覚のハナシですが、同じアクションにしても、
ボタンを溜めて押す・考えて押すよりも、
ポンポンポンとリズム良く、連続的に押すことの方が好きです。
なので、モーションに戻りがあったりしてリズムのつなぎ目の見えにくい3D格闘よりは、
『あすか』のような、アホみたいにボタンを押してワザの繋がるのがいい。

あー、あとシューティングは好きですが、弾幕はキライです。
基本的には高橋名人と同じ考え。
シューティングは撃つゲームであって、避けるゲームではない。
唯一、そのハシリである『怒首領蜂』をやったくらいです。

 ▼アタマ使えよEverybody!

次、「2. 知能的な楽しみ方(メンタル)」の要素。
ハイ、もうお分かりですね。
このヒト、この要素を求めてゲームすることがすっごい少ないワケです。
頭使いたくないヒトです。

マもちろん、テレビゲームやっててアタマを全く使わないなんてこともない訳ですけれども、
特化しさえしなえければ、そんな知恵熱吹くほどに使うということもそんなにはありません。

格闘ゲームにだって、攻め方・守り方、考えることは多々ありますが、
一人でやる分にはある程度まで考えてしまえばその先はノリでいけてしまいましょう。
『ときメモ』なんかの育成ものSLGでも、大体のプランさえ固まってしまえば
そんなに頭を抱えるようなこともない。
ですけどパズルゲームとか、最近はやりの『レイトン教授』的なものとか。
頭を使うことに特化したゲームは、ほぼやらない。
『ぷよぷよ』とかもホント苦手で。

キホン、『ゼルダ』よりも『マリオ』が好きなのです。
あの二つのゲームは、やらなければならないコトの手続きが実は似通っています。
その過程で現れる障害を突破する方法が、
『ゼルダ』においては「順序だてて、論理的に、頭を使う」ことが要求されるのに対し、
『マリオ』では、「ゆび先の技術さえ追いついて来ればチカラ技で突破出来てしまう」
という部分で差があります。
オイサンはその後者の方が好きなのですね。

  ▼スーパーマリオギャラクシー
  
  神曲の誉れも高き、ウインドガーデンギャラクシー

  だもんで、『マリオ』と同系統のルールでありながら、
  『マリオ』よりもさらに身体性・感覚性が大きくものをいう
  『ジェットセットラジオ』シリーズはオイサンの大好物です。

オイサンの好む、唯一アタマを使うことが主となるジャンルは
ウォーシミュレーションくらいでしょうか。
上記のリストの中では
『アースライト』(SFC・ハドソン)
『キングオブキングス』(FC・ナムコ)
があたりますかね。

『フラッピー』(FC・dbソフト)
『チャンピオンシップロードランナー』(FC・ハドソン)
なんていう超ガチパズルゲームもリスト入りしてますが、
これは幼い頃兄がやっていたのに付き合ったためにリストに入ったモノです。
オイサンの趣味ではありません。

  ▼フラッピー
  
  これも曲のイイゲームだったなあ。


……。



うーん。
そうですね。
オイサンは、本当ゲームでアタマ使うことが好きではない。
それは、単純に上記の様な「パズルゲーム」をやるという意味でも、
そうではない、アクションゲームとかで「勝つため・問題をクリアするための方策を練る」という意味でも。

RPGでキャラクターをどう成長させるかとか、
恋愛SLGでヒロインたちをどういう順番で攻略していこうかとか、
そういうプラン組みくらいは楽しくてやりますが、
論理だてたり、問題解決のための方策を練ったりという、
「上手くなるための工夫・努力」みたいなことは、本当にキライですね。
苦手。
自分のやりたいやり方で抜けられない・気持ち良くなれないなら、
もうやめてしまうか、テキトーに流してしまいます。
その解決方法の発見や試行錯誤に、快感や喜びは見い出せません。

格ゲーやらで強くなれないのもそのせい。
チカラ技でぶわっと行けて気持ち良ければ良くて、
その道を譲ってまで勝ち負けにこだわろうとは思いません。

だからそう、同じレースでも『マリオカート』もあんまり好かないのです。
終盤まで真ん中くらいの位置で我慢して、
ラストにアイテム使って下位の有利を利用して勝つ、とか、
ナンダソレダッセエと思ってしまうタイプ。
なので、ゆび先が正確な人間が何より速い『F-ZERO』に傾くわけです。
いやな人間ですねw

『いただきストリート』も頭脳系のゲームですが、
本当に勝たなければいけないとき以外、オイサンは勝つための手段が分かってたって
そっちには行かないです。
面倒だから。
とりあえず自分のお店を買って育てて大きくして、
他のプレイヤーがそこに引っかかるのを待ちつつちまちまサラリーを稼ぐという、
そのルーチンと、誰かがひっかかったときのことが気持ち良いだけで、
それを崩してまで勝とうとは思わない、という……
なんか本末がどうにかなってしまった動機でプレイしている感じですね。
そもそもゲームに向いてないんじゃないかw

上手くなる・強くなることには、さほどの興味が無い。
気持ちよさの先にそれがついてくるならどこまでも行きますが、
という、なんとも自分勝手な感じです。

 ▼感情的な人間

で、いよいよ「3. 感情的な向き合い方(エモーショナル)」です。
まオイサンがゲームをやってる理由の大部分が恐らくここにあるのでしょう。
なんというか、何かのお話の主役になりたくてやってるようなもんです。
或いは、何かの感動に出会いたくてやっている、
お話の隙間からこぼれ出たものから新しい妄想の種を拾い上げたくてやっている、
そんな感じです。

『ドラゴンクエスト』では、
名作の誉れ高い『Ⅲ』よりも、何の用意されたドラマも無い『Ⅱ』『Ⅵ』や、
もっともっとド派手に筋道の用意された『Ⅳ』『Ⅴ』が好きです。
オイサン的には『Ⅲ』は中途半端。

『悪魔城ドラキュラ』『悪魔城伝説』はアクションですが、
オイサンがこのゲームにとりつかれるほどにハマったのは、
絵と音が緻密になることによって、より世界への没入間が高まったからだと思っています。
それ以前の記号的な表現にくらべ、ゲーム世界の奥行きがドンと増した。
多分『メトロイド』も同じ理由。
『メトロイド』は考えることも多いゲームですんで、
オイサンこれまたヘッタクソなんですが、それでも今尚大好きなゲームです。

 ▼アナタのアレはどこから?

先ほどチョイと書きましたが、
感情的アプローチの中にも二通りあると、オイサンは思っています。
一つは、お話の主人公となることで感じる主観的な感動・快感。
もう一つは、お話を外から俯瞰することで感じる、客観的な感動・お話を読み解く面白味。

オイサンがお世話になった(ゲヒンな意味ではない)ゲームに
一連のメディアワークス系作品があります。
『エターナルメロディ』『悠久幻想曲』、『同2』、『お嬢様特急』
などがそうですが、
前者三作品は仲間と旅をしたり恋をしたりと、その没入感が心地よい作品ですが、
『お嬢様特急』は、やはり仲間と旅をするお話でありながら
外側から眺めたときのお話の出来の良さに、フッと旨を打たれることのある作品だったりします
(マぶっちゃけ、前者3本はお話のデキはそうでもないということです。
ラブっぷりの気持ちの良さでもってるというか)。

なのでその、同じ「感動をする物語的作品」でも、
その感動が
「自分が主人公になったがゆえの気持ちの良さに起因する
 (=個人的な体験にひも付かないと威力を発揮しない)感動」なのか、
「客観的に、一定の普遍性をともなっており、
 構造的に物語が優れているが故の感動」なのか、
きちんと見分けるように注意はしたいところだと考えています。

  料理でいうなら、塩分・脂・糖分たっぷりのラーメン的なおいしさと、
  技術と調味の粋をこらした京料理に味わう美味しさの違い、
  のようなものでしょうか。

マ程度はありますけどね。
何事にも。
ちなみに『アマガミ』にオイサンが見出した面白味は後者ですね。

  ついでに言うと、テレビゲームの場合
  「すごく良いお話だと思ったけどあとから考えてみたらそんな大したハナシでもなかった」
  ということが頻繁に起こったりしますが、
  それは「物語り方」が優れていたということだと思います。
  お話への引き込み方というか、お話とゲームシステムとの絡め方が異様に上手く、
  感情的にすっかりコントロールされてしまって
  なんでもない小さなお話を大きく感じてしまったということでしょう。
  オイサンにとっては『NOeL』はそれに当たると考えてます。

オイサンがそのどっちがより好きなのかと問われたら……
トシくって変わったなあ、というのが素直なところ。
昔は前者、もう主人公になりたい欲求ばかりが高かったように思いますが、
トシを経るにつれてじわじわと、後者を求める傾向が高まっていると感じます。

 ▼世界と雰囲気に惹かれて

デこの「3. 感情的楽しみ」の分野においては、
ゲーム本来の設えが「1.」「2.」に属するゲームであっても、
ゲームの雰囲気が好きであれば楽しめてしまう、という特徴があります。

つまり、本来はアクションゲームやパズルゲームでも、
背景に用意されたお話や世界設定が自分の好む物であれば、
アクションやパズルが苦手でも、比較的喜べてしまう、ということです。

上のリストに挙げた中で……、
『ユグドラ・ユニオン』。
『バーチャロン』。
『斑鳩』。
この三本。
 
 ▼ユグドラ・ユニオン



 ▼斑鳩
 

オイサンは……この三本、すっごい好きなんです。
大好きなんです。

でもどれも、
ものッ……………………………………………………………………………すッごい!
ヘッタクソなんです。
ぶっちゃけ、どれもまともにプレイ出来ないほどの腕前なんです。
でも、
ものッ……………………………………………………………………………すッごい!
好きなんです。
ホント、もうね、大好きなんです。
その意匠の斬新さ。
世界観の力強さ。
システムの作りこみ、それらを裏打ちする、作り手たちの思想、情熱。

ホレボレうっとりする位好きなんです。
だから時々、「ヨシ、今回こそ、必ずうまくなる! クリアするぞ!」
と決意をして突貫しては、毎回返り討ちにあってやめてしまう、
ということをですね。
繰り返したり、しています。

でも全然キライにならない。
なんというか、ゲームとして好きである前に、その存在そのものが好きというか、
これを発想し形にした人々の熱情が、
ゲームに向けられたことをすごく幸運に思うのです。
なんかね、そういう暑苦しい、よくわかんない好きさ。



■そんなこんなで



……とまあ、そんな感じで。
ここまで、ゲームの楽しみ方を3つに分類して、
オイサンがプレイしてきた中で特に印象に残ったモノたちから
オイサンのゲームのプレイ性向を分解してみたワケですが。

そこから導き出されたのはどうやら、

  「アタマ悪いクセしてやたら前に出たがる、チカラ押しの『オレがオレが』野郎」

という……
あの、ゴメンナサイ、死んでもいいですか?
という、なんかすっごく困った男の残像でした。
いやー……なんか、当たっててイヤですね。我ながら。
ホントすみません。

 ▼ゲームは健全なオッサンの育成に悪影響を及ぼします。

……そんで、
オイサンがゲームから受けた影響のハナシとか、
上で挙げたゲームにはこういう経緯でプレイしたものもあるんよ、
みたいなお話もしようかと思ったんですが……
なんかまた長くなってきたのでまた次回にでも。
マそんな面白い話でもないんでやめといてもいいんですけど。



とりあえず、一先ずはこの辺で。
オイサンでした。


 

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