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2010年12月 2日 (木)

■嘆きの手帳とダイヤモンド~アマガミSS・第21話感想 -更新第607回-

オイサンです。

さてさて、毎度毎度ギリギリですが、
アニメ『アマガミSS』の感想をお届けしたいと思います。

今回からはいよいよ、最終最後の絶対ヒロイン絢辻さん編に突入です。
マ正直、オイサンはどう転んでも絢辻さんシンパですから
なかなか冷静になり切れないところはありますが、
それでも面白いところ、面白くないところ、好きなところ、嫌いなところは
キチンキチンと切り分けていきたいと思います。

アバタもエクボにならんようにね。
……絢辻さんの美肌にアバタはないけどな!!( ← はい、ダメ男)





  ※というわけで今回も、ネタバレ上等、
   アニメ『アマガミSS』第21話の感想になります。
   未見・ネタバレいやんなあなたは……
   寒空の下、雪が降るのを待っているがいいさ。






■全体として。構成・時間の流れ



先ずはここまで、
5人のヒロインのお話構成から考えて二つの方式が考えられるワケですが。

  梨穂子編的な、構成大改編の半オリジナル方式で行くのか?
  その他のヒロインのような、原作総攫え+変態紳士強調方式でいくのか?

……という問題がありますが。
恐らくは、絢辻さんシナリオの性質から言って、
大改編は難しいでしょうから、基本は原作にのっとった方面で行くのでしょう。

現時点では、雰囲気の出し方、間の溜め方などは
絢辻さんの物語を語るのに、十分な運指だと思います。
それにともなった絢辻さんの描き方はすごくしっかりしていて、
とても感心させられました。
面白かった。

  ただし、原作総攫え方式+変態紳士欲求にこたえる方向で行くなら
  後半加速しちゃうだろうなあ、という懸念はありますが……

絢辻さんのパフォーマンスの高さ、多忙さ、人望の厚さを時間をかけ過ぎないように
ひとまとめにして描いていて、表の人物像が掴みやすい。

  これは東雲先生のコミック版『アマガミ precious diary』で致命的に失敗
  ……ではなく、恐らく意図的に排したのだと思いはしますが、
     オイサン的にはそこを抜きに絢辻さんを語るのはやはりカタテオチだと思うので
     こう書かせて戴きますけども……
  失敗していた部分なので、それが解消されていたのは良かったなと。

特にラスト、水泳の補習と手帳のシーンをからめたのはもう、
「このテがあったか!」
と膝を打ちたくなるくらいの巧さだと思います。
さすがプロ。
先生に信頼される絢辻さん。
それを引き受けて発生する多忙さ。
その絢辻さんが、水着姿のまま教室にかけつける、という事態の異例さは、
「手帳の重さ」を引き出すのに十二分……
かつ、水着姿のまま壁にドン(違!するという、ある意味でのサービス、
これらが融合した、ホントに面白い解決法、シーンの作り方だったと思います。
感服です。

他にも、申請書や注意事項を書いた紙の作成が……というくだりなど、
絢辻さんのハイパフォーマンスが
如何に「特別でない、フツーのことの積み重ね」で出来ているかが
しっかり描写されてて嬉しい限り。

密かに画びょうをアップにするとか、芸が細かい
(トゲ、という意味の暗喩にしろ、実際のイベントに絡めて来るにせよ)。
「一人で出来ることだったから」というセリフ回しにも気遣いを感じます。

準備室のシーン、髪を上げ、エプロンをかけて作業をする絢辻さん。
その姿のかわいらしさは目を見張るものがあって勿論オイサンも大歓喜!

けれどそれ以上に、
脚立に上がった絢辻さんの、はためくスカートに目を奪われるというシーン作りは、
変態紳士ではなくて、いわゆるフツーの高校生としての男女の機微に収まっていて、
青春モノとして綺麗なシーン。
髪を上げる、エプロン、という小道具に拘ってきたあたりだけでも
他のヒロインに比べて細やかでさりげなく感じます。
その辺にも、漂う雰囲気の良さが出ている。

ただ、そういう細やかさの中にあっては、
「橘さんが脚立に上がって、絢辻さんがチェックをつける」
という図に「当然なるはず」のところが逆転しているところに
違和感を感じざるを得ず。
仕方のないことだけど。

  あと、準備室のドアの立てつけについては、
  あとあと伏線として引っ張りそうな気がするオイサンです。
  ていうかドアノブ直しとけや。

それと、絵的に気になった、良い意味で印象的にフックとして働いていたのが、
足元のカットがやたらに多いな、ということでした。

なかでも面白い・巧い・美しいと思うのが……
コレマタ準備室でのカットになりますが。
初めは橘さんにも完全に背を向けて作業に集中していたところ、
橘さんが委員に立候補した理由を聞くや、
橘さんに対して向き直る瞬間。
橘さんに興味がわいた瞬間なのでしょうね。

そこを足元だけで描いたのには何か理由があるのかしら?

そのあとに橘さんから好きな音楽を尋ねられ、
尋ねた理由が「なんとなく」だったことに少しうつむくところとか……。
何を言わんとするのか言わずもがなで、
いやあ……感じちゃうなあ。
分かりやすくて、見ていて心情を察するにあまりある描き方、情報量。
嬉しい。



■橘さんと絢辻さんと。



今回は冒頭からトラウマ話も強調されていて、
かつ、そのトラウマを絢辻さんも(内容はまだ分かりませんが)共有しているような
描き方がされている。

それに上記のような「絢辻さん → 橘さん」の意識が付加されて、
二人の関係性がものすごく強固に(まだ恋ではないですが)描かれています。
絢辻さんが既に、無意識下で「アコガレ」のフェーズに入っている。
この分かりやすさは有難い。

ただし原作と違って、その「アコガレ」には
あまりにも明確な理由があり過ぎて、かつ普通すぎる。
そこにオイサンは一抹の不安を感じます。

そんな普通の気配に、絢辻さん(オイサンの思う絢辻さんはあくまで原作ベースですが)が
心惹かれるということがあり得るだろうか?
前に進もうとする橘さんと、
うしろを向こう、過去に縛られようとする絢辻さん、
この対比の物語になってしまうのではないか? と。
ちょっと易くない?
そんな軽さへの不安。

あと気になるのが、橘さんに立ち直りのフックを与えたのが
梅ちゃんになっている、ということ。
冒頭の梅ちゃんの、イルミネーションバックでの描かれ方といい。
梅ちゃんの友情に報いるために、という絵になっているように思う。



■情報量の多さ



原作の絢辻さん編は見えない情報がすごく多く、
そのためにオイサンは『手帳の中のダイヤモンド』なんていう
一連の読み解き記事を書いたりしたものですが(まだ終わってへんやろ)。
今回はその辺の、見えなかった情報も端々で多く漏れ出ていて嬉しい限り。

たとえば、お姉さんの縁さん。

彼女が「家から買い物を頼まれる」ということや、
「それを快く引き受ける」位地にあるということ。
これだけでも、家の中での彼女の振舞いや立場がチラチラして、オイサンはうれしい。

他には具体的に描かれた手帳の中身もそう。
マあれは、予定というか行動ログでしたけど、
美容室の予約とか、参考書の下見とか。
ただ、体重のメモがあったのはちょっと戴けなかったかしらと感じています。
なんかリアルさを出そうとして、逆にやり過ぎた感を感じる。
安っぽいというか……
一日単位の些末な変化を全て気にしているほど
ヒマではないと思ってしまいます。
他にも、客観的でないムダな「感想」のメモが多い気がして、
ちょっと絢辻さん、いらんことに気ィ取られ過ぎてません?
と思ってしまいました。



■香り高きエンディングテーマ



タイトルの中二くささ、自己陶酔型ヒロインの香りに
各所で大人気の『嘆きの天使』。

オイサンも見たときは「ちょっと毛色がが違いますネ(白目」
と思いましたけど、まさか皆さんこんなに盛り上がるとはw
曲調は決してキライじゃないですけどね。

ただ、このままの曲でラストまでいくと……ハッピーエンドが成り立たないので、
ラストで差し替えあるのでは? と予測してはおります。

  ……逆に「放映直前まで曲名を隠し通した」ということは、
  バッド終わりもあるのかも? という勘繰り方も出来てはしまうワケで。
  マないとは思いますけども。

それに、曲の入りといい、サビに繋がるBメロ部分の終わりといい、
凄く二面性のある曲になっているなあ、とは感じます。
オイサンは音楽知識はないので詳しいコトは言えませんが、
どこかで一歩転じれば、
明るく、綺麗な曲に一気に移行出来るメロディに作りこまれているのが
オイサンでも分かる。

なので完全な差し替えではなく、
別バージョン・明るいバージョンが並存していて、
ラストではそれが流れるのではないか、とも思いますね。

……ダイジョブだ、
自由にもなれるし、愛されもするよ。
頑張れ絢辻さん!!


……と。
以上、やっぱ冷静にはなれないオイサンでした。
さあ今夜が楽しみですよ。





あと、超余談。





Bパート開始直後、
毎度画面下にBD&DVDリリースの告知テロップが流れます。
そのテロップは、毎回誰かキャラの口調になってるのですが、
今回の中多さん編のキャラがナレーターになっているのには笑った。
完全にネタ扱いだwww



オイサンでした。 

 

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