« ■黄泉比良のエレベータ -更新第616回- | トップページ | ■嘆きの手帳とダイヤモンド~『アマガミSS』第24話・絢辻さん編・最終章感想 -更新第618回- »

2010年12月23日 (木)

■本当の愛の魂~『フォトカノ』発表に寄せて。 -更新第617回-

オイサンでごわす。
どすこいどすこい(どうした何があった)。

ちょっと思うところがあったので書いておこうかしら。



■だから『フォトジェニック』じゃねえって何回言ったらわかるんだ!!



『フォトカノ』というゲームが発表されました。
結構前……2週間くらい前? になりますけど。

『アマガミ』の続編……ではないと思いますが、
『TLS』シリーズの続編、多分どちらかと言えば、
(時系列的にだけ言うのであれば)『キミキス』の続編なのだと思います。
系列作品というか。

オイサンの意識で言うと、
『TLSS』までの『TLS』4部作があって、その妹に『キミキス』がいて、
絢辻さ……『アマガミ』は『キミキス』の従兄にあたるかなあ、という感じです。
『フォトカノ』は、多分『キミキス』の妹。

でまあ、世間的な反応を見ていると、
『TLS』シリーズの続きだね、という見方が多く、
その向きには別段反対でもなんでもないのですけど。
「続編」という言い方はモ一つ馴染まんかな、と感じてます。
系列作品であることは間違いないんですけどね。
マそれはもう、ただ言葉の問題だけでどうでもいいことですけど。

ただ今回ちょっと引っかかっているのは、
続編であるにせよ、系列作品であるにせよ、
その魂は何によって継承されているのかなー、というところです。



■魂は誰の中に




Banner_haruka150x500_4 公式サイト(左のデカいバナーから行けます)をご覧いただければ分かりますが、
例えばゲーム画面のレイアウトにせよ、
マッチング会話モード的なものの存在する、
ゲームのメインとなるシステムにせよ、
すごく見憶えのあるものになっています。

そして制作も、大部分はDINGOなる制作会社に出していますが、
「メインコンセプトとシナリオ」は
内製でやっているようです。

  音楽も岩垂センセですしね。
  コレ大事。

まあこうして並べ立ててみれば、紛うかたなき
同じフレームワークの中で作られている作品なんですけれども、
この作品……「系譜の核」って、一体どこにあったのだろうな、
なんてことを考えたりもするわけです。

今現在発表されている制作陣での中で、
『TLS』の系譜に名前の出ていた人というのは
プロデューサーの杉山イチロウ氏・通称杉PON氏と、
音楽の岩垂先生だけ……だと思います。

音楽は作品全体の雰囲気を大きく左右するので
同じ方が担当して下さるのはとてもありがたいコトですし、
オイサン岩垂センセの「チカラの入った」楽曲は好きなので嬉しいです。

  ……反面、あまり「押さない」場面の楽曲は、あまり得意でなかったりしますが。
  『TLS』シリーズでいうところの、「運動会」だとか「学園祭」「お祭り」
  というような、特定のイベントごと系の場面のBGMは、
  ちょっとチカラ抜き過ぎてない? 安くない?
  と思ってしまうことがしばしば。
  特定のモチーフに縛られ過ぎているといいますかね。
  でも、キャラクター固有BGMだとか、メイン画面の音楽とか、
  そういう大事なところの楽曲はホントーに好きです。

ただまあ、「作品の核を司る」のかと言われたら、
それは多分そうではない。
その一画であることは間違いないけれども。

  『ドラクエ』の音楽がすぎやま先生でなくなったとき
  『ドラクエ』は『ドラクエ』たりえるのかと言われたらワカンナイですけど、
  それでも全体を見るのが堀井雄二でなくなるよりはダメージは小さい、
  そんなことです。

じゃあ、杉山さんはその「核を司る」のかなー、と考えたけれども……。



■プロデューサーのオシゴト



これはただの「役職」としてのお話になってしまいますが、
オイサンの考えの中では、プロデューサーというオシゴトが、
「作品」としての実質をどれほど決定づけるかと言うと、
そんなでもないんじゃないのかな、と捉えています。

基本的にゲーム制作におけるプロデューサーさんというのは……
……別にオイサン、ゲーム制作の現場経験者じゃないので
  このイメージが正しいかどうか自信はないですが、
  いわゆるプロデューサーという方々が雑誌や本でしゃべっている内容なんかを
  吟味した結果の解釈として……

「お金と人と時間の管理を行う人」
だと理解しています。

  マそういう意味で言えば作品の質を決定づけまくるんだけどもだ。
  そういう話じゃない。

全部でどのくらいのお金を使って、
どの領域(実際の制作とか、宣伝とか)にどのくらい振り分けて、
どこにどのくらいの人を当てがって、
関連商品をどんなふうに展開して、
それぞれにどのくらいの時間を割り当てて、
どんなロードマップを引いて……。

要するに、「『ゲームを作るための枠組み』を作る人」です。
そして恐らくは、当初の企画、
商品コンセプトを考える責任者でもあるのだとは思います。

  もちろん、同じ役職でも人によって捉え方や振る舞いは変わってくるでしょうから
  一概には言えませんけども。
  カミカゼ管理職もいるでしょうし、
  人を集めてきて、あとは自分の役柄に徹するって人もいるでしょう。

だからまあ、人の画を書くとするなら
「大体こんな雰囲気の人、で、体格輪郭はこんな感じ」
というところまでを描いて、
目鼻をつけるのは、その下のディレクターだとか各パートの担当者
ということになってくるのでしょう。

その目鼻の部分……
オイサンはゲームには大きく4つの要素、
  ・操作感(手触り)
  ・システム
  ・シナリオ(物語・マップデザイン・レベルデザイン含む)
  ・演出面(ビジュアル・音響)
があると考えていて、作品としてのゲームの核・魂の部分は
そのどれかかもしくは幾つかに分散して宿るもので、
プロデューサーという役職は、そのどれにも直接的には関与しない・出来ない
と思うんですね。
それらを作るためのおぜん立てと、出て来たものに対する判断は出来ても。

  それぞれのパラメータをいじることまでやるかと言ったら、
  概ねやらないと思うのです。
  フツー。

杉山さんは確かに『TLS』時代は確か
ディレクター・プロデューサー兼任みたいな感じだったと記憶していて、
それは多分、『アマガミ』における高山さんと同じような立ち位置だったと、
なんとなくですが想像します。
今どんな風にオシゴトをされているのか。

  そして『アマガミ』サカモトPは、
  高山さんほどは直接モノをいじることはやってない。
  そんな風にお見受けします。

なのでまあ、
今現在の杉山さんがどういう位置でオシゴトされいるかにもよりますが、
彼がガッチリと『TLS』の魂をワシづかみにして、


  「これじゃあああああ!
   これをこしらえるんじゃあああああ!!」



……と、
高山さんでもない、松田さんでもない、
今回タッグを組んで制作をする新しい人たちに
シャイニングフィンガーをたたき込んでくれれば良いと思うんですけどね。

マ既出の情報を見る限り、
人物の見た目こそガラっと変わっているようにオイサンは感じますけども、
音楽はセンセだし、
システムも色々継承されているようだし、
シナリオも内製のようなので(公式サイトのプロローグなんてイカニモですしねw)、
……うん、やっぱりこれは『TLS』なのだろうなあ、と思っています。

  あとはもう、操作感とか、難易度とか。
  そういう気立ての部分。

  大体、杉PONは会社的にはどこの人間なんだろう。
  坂本Pはeb!の人間……でいいのかな。
  関係ねえけど。

まオシゴトは役職だけでするものではないのでしょうし(立場は必要だけれど)、
オイサンなんかは、作品はどうしたって人に憑くものだと思っていますから
(曖昧な言い方ですけど察して下さい)
誰かひとり、強い臭気を放つ個人が、
作品の全てをひきつれて前へ進んでくれればそれで良いと思います。

  それは古い考え方かもしれませんけど、
  組織やシステムで人は補えないと思っています。
  これまた曖昧な言い方でニゲるw



■Closing



マそんなことでね。
作品の核とか、個人とかいいましたけど、
オイサンも、とある家系の末端に位置するには違いないにもかかわらず、
父が、母が、祖父母がその前が、
一体何を考えていたのかとか、どんな人間なのかとか、
彼らの核を自分がどのように受け継ぎ宿しているのか、
なんてことは認識も意識もしていません。

核なんてものも、誰かが抱いていたとしても、
時間とともに変わったりなくなったりもするでしょう。

だから、足を止めて、絶対的な速度の中でそれを観測する分には
あまり意味はないのかもしれません。
ただ、同じ時間を歩む者同士であれば、
相対的な変化していく速度や減衰していく様が共有できてしまうので。

そこは、大事にしてもらいたいですよねー。

本当はプロデューサーのオシゴトについて
もうチョット書きたいことはあるんだけども、長くなったのでまた別で。



……。



あ、ちなみに。
『フォトカノ』にどのくらいの期待を寄せているかとか、
どこかに「これは!」というフックを感じているかと言われたら、
……今んトコ、なんもないです。

特段の興味は……感じてないですなあ。
ちょっと寂しいけど。

うーん。

ナンデダロウ?

……多分あの、ふわふわした感じの絵にとっつけてないんだと思いますが、
そのうち動くものが出てきたら、また変わるでしょう。

……あのね、
「女の子を撮る」ゲームじゃなくて、
「女の子と風景をマッチさせて、一枚、
 女の子の魅力を最大限に活かす写真を撮る」
ゲームなのであれば……オイサンは燃える。
燃えまくる。
それは……やりたい。
インチキ写真撮りのひとりとして。



……。



そうやって撮ったビジュアルをWebに投稿して、
ユーザ投票でTOPを決めるゲームとかどうかねえ?
それこそソーシャルゲーム、みたいな。
マ色々善意に期待し過ぎなシステムだけども。




マそんな感じで一つ。
妄想してれば、色々期待はふくらむワケですよ。
オイサンでした。




 

|

« ■黄泉比良のエレベータ -更新第616回- | トップページ | ■嘆きの手帳とダイヤモンド~『アマガミSS』第24話・絢辻さん編・最終章感想 -更新第618回- »

[ご意見]」カテゴリの記事

アマガミ」カテゴリの記事

ゲーム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/55967/38180530

この記事へのトラックバック一覧です: ■本当の愛の魂~『フォトカノ』発表に寄せて。 -更新第617回-:

« ■黄泉比良のエレベータ -更新第616回- | トップページ | ■嘆きの手帳とダイヤモンド~『アマガミSS』第24話・絢辻さん編・最終章感想 -更新第618回- »