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2010年11月18日 (木)

■LOST EMOTION -更新第597回-

久方ぶりに、マンガの衝動買いをしてしまいました。
オイサンです。

ブツは『進撃の巨人』1巻、『ききみみ図鑑』『LOSTMAN』1巻。
最後の『LOSTMAN』は以前から探していたので衝動買いではないのですが、
この日本屋に行ったのは『Odds GP!』の4巻を探しにだったので、
マ予定外と言えば予定外。

ちなみに目的の『Odds GP!』4巻は見つかりませんでした。
アクションコミックスって、なかなかガッチリ揃えてる本屋がないんですよねえ。

  

OddsGP!(4)ーアクションコミックス OddsGP!(4)ーアクションコミックス

著者:石渡 治
販売元:双葉社
発売日:2010/08/28
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  『Odds GP!』はもともとヤンサン連載だったのが
  ヤンサン休刊のアオリを受けてアクションに移ったんですけど、
  YSコミックスとアクションコミックスでは多分書店での扱い方も違って
  (アクションの方が目に見えて数が少ないと思う)
  石渡先生も随分と収入にアオリを喰らっているに違いないと邪推してしまいます。
  もちろん完全に連載が中断になるよりは雑誌を移って連載継続する方が
  マイナスは全然小さいのだろうケド、
  作家さんにとっての雑誌休刊というダメージは計り知れないものがあるのだろうなあ。

  ついでに『Odds Gp!』に限って言えば、
  YS時代よりもアクションに移ってからの方が、
  オッサン臭が強まったというか、
  お色気方面の演出がよりロコツに下品に強化されたように思う。
  やっぱり青年誌とは違うんだなあとこんなところでしみじみ実感。
  YS時代の雰囲気の方が、オイサン的には好みです。



■『LOSTMAN』


LOST MAN 9 (ビッグコミックス) LOST MAN 9 (ビッグコミックス)

著者:草場 道輝
販売元:小学館
発売日:2010/08/30
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草場道輝先生のサッカー漫画。
草場道輝先生のといえば、週刊サンデー連載だった『ファンタジスタ』が有名で、
オイサンは特にサッカー好きというわけでもないのですが、
『ファンタジスタ』は面白かった。
好きでしたねえ。

 
ファンタジスタ 9 (小学館文庫 くG 9) Book ファンタジスタ 9 (小学館文庫 くG 9)

著者:草場 道輝
販売元:小学館
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  ついでに、同じくサンデー連載だったサッカーマンガの『GOLDEN AGE』も好きだったんですが
  アレはどうなったんだろ?
  まだWebで連載してるんだろうか。
  すごく幼い感じのシンプルな絵だったのに、
  段々そのシンプルさが動きの躍動感で見栄えがするようになってきて、
  その過程が読んでいてとてもワクワクさせてくれた。

GOLDEN AGE 15 (少年サンデーコミックス) GOLDEN AGE 15 (少年サンデーコミックス)

著者:寒川 一之
販売元:小学館
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  思えば、『ハヤテのごとく!』も始まったばかりの頃は、
  なんというか見るからにオタク絵で、線もガッチガチに硬くって、
  「こんなんで大丈夫か」と読んでるこっちが心配になるようなシロモノだったのに、
  みるみる線がやわらかくなっていって、「固有の勢いのある絵」に変わっていった、
  その過程には凄く驚かされたものです。

デその『ファンタジスタ』が面白かったから、
同じ草場先生のサッカーものということで興味を持っていており、
これもなかなか一巻から置いているところに出くわさず、
昨日まできてしまったというわけです。

  近場のアニメイトにもとらにも、1巻からはおいてないんだもんなあ。

とりあえず一巻を読んだ感想としては、変り種のサッカーマンガとして面白い。
サッカーマンガにも色々あって、
フツーにサッカー少年がサッカーをする、スポーツとしてのサッカー漫画から、
個人の人情ドラマとしてのサッカーマンガであるとか、
チームとしての物語であるとか、
監督の視点、フロントの視点等々あるわけで。
その中でもこのマンガが目指すところは恐らく
「ポジションからみたサッカー」なのでしょうね。

  といいつつオイサンはやっぱり
  サッカーのポジションについてもさほど詳しくはないので深い話は出来ず、
  このマンガ読みながら勉強していこうと思うくらいなのですが。

記憶喪失だけれども、なぜか体にサッカーの様々な情報の沁みついた、
オールマイティにポジションをこなす能力を持った主人公が、
世界の色んなチームを助っ人として渡り歩き、
様々なポジションをこなしながら記憶を取り戻していこうとするお話
……みたいです。

サッカーは1チーム11人なので、
マざっくり考えてもポジションは6つくらいはあるのでしょうし
(右左半々で5+GKで6?)、
それら全てを世界の色んな国で経験して記憶を呼び起こしていく、という
なんというか、その「サッカーの分解の仕方」と
物語の主軸とのリンクのさせ方の発想をとても面白いと思ったので、
引き続き読んでいきたいと思う次第です。

  実際今の組織サッカーでは、同じポジションでも
  フォーメーションによって機能の仕方が全然違ってくるといいますし、
  そんな簡単な算数にもならないとは思いますが。

いやあ、こういう視点の作り方もあるんだなあ。
草場先生はやっぱり面白いこと思いつくや。
編集さんかもしれないけど。

ちなみに昨晩フロで読んでいたらいつの間にか寝オチしていて、
本の下1割くらいが湯に浸かってふやけてしまいました。
草場先生ゴメン。



■『進撃の巨人』



どっかのなんかで(ドコのナニだw)「面白い」「話題になっている」と聞いていて、
本屋で平積みになっているのを見かけて勢いで購入してしまった。

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC) 進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

著者:諫山 創
販売元:講談社
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  ……。



だめだ。
オイサンには向かないマンガでした。
わりと残酷描写的な意味でドギツイというのと、
物語に圧迫感・閉塞感がすごくあるということで、
オイサンに楽しめるシロモノではなかったです。

  オイサンは同じ理由で『カイジ』もダメだったクチなので。

オイサンは残酷なのはマンガだったらワリカシ平気なんですが、
とりあえず話に閉塞感と圧迫感が満ち溢れているのがとにかくダメ。

あと、お話の中に敷き詰められた感情が、どれもひたすら強烈で明確すぎて、
……なんか、そういう極端な感情で出来上がっている世界に
関心がもてないというのが大きいです。

確かに、ああいう追い詰められた世界では、
ニンゲンの顔っていうのはああなるのかもしれませんけど……
オイサンが今、もっと深く見たい・触れていたいのは、なんかこう……
ジジイがメシ食ってるような、くすみ倒した青緑色みたいな感情なのです
(なんだそれ)。
ピッカピカのビビッドカラーではない。

  多分、『スタードライバー』とかをさほど面白く思えないのにも
  そういうところが関係しているのだと思います。
  『それ町』『俺妹』『ひだまりスケッチ』あたりを面白がるのにも
  同じ理由が関係していると思われ。

  ちなみに、オイサンが『スタドラ』にトキメかない理由にもうひとつ、
  オイサンが「青春」というもの(言葉)に対して
  自分なりの実感のこもった輪郭線が引けていない、ということがあるなあと、
  どうやら青春というものを描いているらしい彼の作品を見ていて思うのでした。
  ああ、言われてみればとなんとなく納得もするのですが、
  イヤ、青春、ようワカラン。
  どんな筆記具で以ってその線を引いたものかさえ分からんものなあ。
  ミリペンなのか、マーカーなのか、筆ペンボールペンなのか。
  オイサンに青春はなかったし、今もって尚訪れていないと思うもの。
  アコガレだけが強すぎて、既にそれと知らず通過しているのかもしれないけど。
  閑話休題。

だからちょっと……ねえ。
そういうガッツンガッツンの感情を、謎や伏線と言ったお話で引っ張るものよりは、
何もないお話の上を、中間色がゆらゆらとスペクトルを変えながら漂うだけのような、
そんなお話が見たいです。
だからちょっとゴメン、このマンガは今は無理。
ドギツイこと以上に、お話のそもそもの構造を面白がれない。


もう一冊の『ききみみ図鑑』はまだ読めていません。
……が、表紙に釣られて買ったものの、
ざっと流してみたところ、思いのほからんぼうなお話が多いみたいで。
ちょっと外したかいな、と思いました。

ききみみ図鑑 (ビームコミックス) ききみみ図鑑 (ビームコミックス)

著者:宮田 紘次
販売元:エンターブレイン
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なんかざらっとそんな感じ。
オイサンでした。


ただの漫画感想回でした。



 

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コメント

■第4先輩さん
毎度どもです。
『俺妹』はともかく、『それ町』のメッセージ性・攻撃性ってのは、
ちょっとオイサンには読みとれませんねー。
『それ町』の場合、作品そのものというよりも、
新房カントクの駆使する独特の演出技法というか、カット割の激しさ、色遣いの特殊さ、速さが
ストレスを生み出すということはあると思います。
見慣れないうちはシンドイかも、と。
 
『俺妹』についても、直接的な攻撃性というよりは、鏡に映ったミサイルを見せられるような、
誰も攻撃するつもりはないのだけれど
「俺は事実を描いて、お前らが勝手にビビってるだけだぜ」的な、
見る側の一人相撲を推奨するようなやり口に見えているので、
オイサンとしては、あまりその辺のメッセージについてはあまり相手にしていない感じで。

ただそこに発生している構造とストレス発生の仕組みを読みとりつつ、
自分はかわしながらも、実感する位置にもいるからこそ、面白がれているというところです。

スネに同じ瑕を持つ者として、きりりん氏がどんなメに遭うのか、
見守るというか、見放すというか。
奇しくも、オイサンがバジーナアイコンにした時に先輩さんに戴いたお言葉そのままだと思いますw
 

投稿: ikas2nd | 2010年11月22日 (月) 00時46分

 おはようございます。
 密室洋館モノや孤島の因襲モノのエロゲに代表される(それが代表として正しいのかは知りませんが)、閉塞感や圧迫感、ヴィヴィッドな感情の発露に涎ダラダラな僕こと第4先輩です。

 しかし、かくのごとく趣向は正反対と言っても差し障りないほどに異なれど、(オイサンにおける『スタドラ』、僕における『ひだまり』はともかくとして)『俺妹』『それ町』はお互い楽しんで見ているのは面白いなあと。
 僕は『俺妹』『それ町』に僕は物語として流れる雰囲気に本来似つかわしくない、鮮烈なメッセージ性というか"視聴者に対する攻撃"を読み取って、そこにワクワクしているのかもしれませんが、まあアニメを見慣れていないし原作に至ってはほとんど読んでもいないのでそこの所は分かりません。

 落ち着いたらまた今期のアニメについてとか、珈琲でも呑みながらお喋りしたいなぁと願いつつ、先ずはお互い、身体に気をつけて乗り切りましょう。

投稿: 第4先輩 | 2010年11月18日 (木) 07時04分

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