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2010年10月の5件の記事

2010年10月31日 (日)

■君のままで。 -更新第592回-

地球のみなさんコンバンワ。
元気にしていましたか?
オイサンです。

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らーめん。

いやー……面目ない。
どのくらいでしょう。
前回の更新が今月の8日でしたから……3週間強ですか。
さすがに、これだけ更新しなかったのはこのブログ始めて以来かもしれません。

もしもここの更新を楽しみにされている方がおられましたら、
本当に申し訳ありません。

ちょっとですねー……お金をくれるお仕事の方が
かつてない大忙しになってしまいまして、
マこのブログを始めたばかりの頃もいい加減大忙しだったわけですが、
今回はなかなか上手くペースを作ることが出来ず、
そのままずるずると時間が経ってしまいました。

本当にすみません。

デまだしばらくこの状況は続きそうなのですが、
マようやくちょっとだけ落ち着きまして、
前回の8日以降では初めてのお休みを、今日、戴けたので、
こうして久方ぶりの更新と相成っておるわけでございます。

  イヤー、ぶっちゃけキッツイっすわ。
  正味の話が。

久方ぶりだモンで、何かしら実の詰まったことでも書こうかと思いもしましたが、
なんか気張ってちゃんとしたことを書こうとか企み始めると
それはそれで一日ではちゃんとした記事には出来なさそうだったので、
ひとまず肩の力を抜いて、
今回は簡単な近況報告だけに留めておこうかと思った次第です。


ですんでまあ、今回のメインは10月に入って見始めたアニメの話とか、
ゲームの話、
そんで溜まってしまった『アマガミSS』の先週分までの感想と、
そのくらいで行きたいと思いますので、
そんな面白いこともなかなか言えませんが、
軽く読んで帰って、次回の更新をまた気長にお待ち戴けたらなと、
このように考える次第でございますよ。


ホントすみませんねこんなんで。
けどマ、
今でこそ一日に沢山の方が見に来て下さるようになったこのページも、
昨年の春頃までは大体そんなコトしか書いてないオッサンの日記のページだったわけで、
今がそうじゃないとは言いませんが、
そういうところだと思って楽しんで行って戴けるとこちらもありがたい限りでございます。



■2010年 秋アニメの話



今期オイサンが見ておりますのは、前期からの引継ぎも含めて、
全部で主に6本。

 ▼『アマガミSS』

言わずと知れた、前期からの引継ぎ作品です。
ここでもずっと感想を書いてきていましたが、
七咲編の第一章で途絶えてしまいましたね。
申し訳ない。
でもずっとキチンと見てきてはおりますから、
あとでとりあえず、最新話の梨穂子編・第一章を除いた
七咲編の簡単な感想をまとめて載せたいと思います。

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  とりあえず1巻、BD届いたよ!

ああ、あと、OPが新しくなりましたね。
それについても書いてなかったな。
これについては、まだちょっと評価を迷っています。
時折ふっと、良い曲・『アマガミSS』に合った曲のように思えることもあるし、
前期のOP『i Love』と同じく、あまり作品のテーマと関係のない
歌い手・作り手さんの個人的な思いに終始しただけの曲に聞こえることもアリ。
ちょっとまだその辺の理由がつかめていないので、
また改めて考えたいと思います。

曲単体としては、そんなに好きな曲調でもなし、
歌詞にぐっとくるモノがあるでもなしで、
わりとどうでもいい感じですけどね。

 ▼『それでも町は廻っている』

新房アニメ枠、ってことで。
OPの絵と曲、EDの曲の面白さで、とりあえず見る前に勢いがつき、
さっぱりと見終えることが出来るという
なんとも抜け目のないつくり。
お話自体は、なんというか……不条理、じゃないけども
理不尽系のんびりコメディとでも申しましょうか。

なんかね、テンポとしては『夏のあらし!』に良く似ている気がします。
アレの色使いを秋にした感じで。
新房カントクらしさ満載でお送りしています。

しかし、原作の方はもっとこう、こんなキビキビシャキシャキしたテンポではないらしくて、
原作を良く知る方々からのウケはさほどでもないようです。
オイサンは原作全然知りません。
オイサンも最初見たときは、オシゴト終わりでくたびれていて、
確かにちょっとパッキパキに動きすぎで、
「動きすぎで見ていてしんどい」
という贅沢な感想を抱きましたが、
マ体調さえ良ければw見ていて愉快なアニメではあります。

あとは主人公の中の人がダチャーン(=原田ひとみさん)で、
その元気全開なしゃべりが堪能できるのも魅力。
とりあえず何も考えずにゆるっと見られてしまうのがすごく良いです。
継続する予定。

 ▼『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』

オイサンの今期イチオシです。
キレイ。
オモシロイ。
ソツがない。
……の三拍子。

その分エッジは聴いていませんが、
手堅さも感じさせず、クオリティは王道なのに見ていて新鮮という、
実に不思議な仕上がりを見せています。
フシギ。

中身は……才色兼備・文武両道の妹が実はオタク趣味だった、
そんな世界と表向きの自分とをどう折り合いつけていきましょうか?
みたいな話なのですが、
それが自虐にも走らず、安易なだけの全面自己肯定にも堕ちず、
オタク文化の縮小再生産にもならずに、
ちょっとだけオタク文化に対して贔屓メながらも、
それは主張としての必要最低限の贔屓メであって、
基本的にはフラットな目でオタク文化を描こうという面白さを感じます。

オタクさんがオタクであることで戦うことになる
ひとり相撲の土俵の部分と、
実際に起こりうるであろう外界との折り合いを、
ご本人的にはそれなりの深刻さで、
外見えにもそれなりの評価で描くという、
なかなか難しそうなことをきっちりとやってらして……
うん、これはとてもよく出来ていると思います。
お話のパーツの揃え方と並べ方として。

なので、高評価。
これを一体、原作ではどのように文章でやっているんだろう?
ということに興味がわいて、
とりあえず原作の一巻を読んでみましたが。
……マその辺は、別に何かトクベツなことをやっているわけではありませんでした。
普通のラノベでしたね。
残念。

あー、でも一つ発見だったのは……
原作とアニメとで、主人公、すなわちオタク妹の兄が、
かなり異なるスタンスで描かれているということ。
アニメの兄貴の方が、……これが意図的にそうしているのか、
それともただ描写が足らなくてオイサンにそう見えているだけなのかもしれませんが、
いい兄貴・味方の兄貴として描かれているということです。
そこが違うとぶっちゃけ違う話になってしまうと思うのですが、
でも多分、実際そう。
マ時間が出来たらもう一回一話を見返してみようと思いますが。

あとそれから。
OPが絶品です。
映像はわりとフツーですが、主題歌の『Irony』がすごくいい。
聴くと、ただの「恋に素直になれない女の子の歌」なのですが、
その素直になれなさの部分だけを、
うまく、じつにうまーく、ツンデレオタク妹の心情……ではないな、
状況にだけかぶせてきていて、
お話本編と歌の間にはなんの関連性もないのに、
言葉の端々がもつイメージだけを上手に使って
はみ出した色だけで色を着けている、みたいな感じです。
ああすげえ、こんなやりかたもあるんだと、
オイサンは目からウロコが落ちた気分。
おかげ様で、一見ただのオサレソングの主題歌を、
ここ数日かなりのリピート率で回しております。
すごく好きな曲になってしまった。

オススメです。

 ▼『GIANT KILLING』

NHKアニメです。
BSの方では前期からやっていたのですが、
オイサンはBS入っていないんで、地上波での放送が始まった今期からの視聴。
サッカーものです。

◆GIANT KILLING


内容はもうすっかり原作通りで、
原作があの面白さなんで決して面白くないわけはないのですが、
まだちょっと原作の方が面白いかなー、という感想。
映像ならではの良さのつけ方がまだそんなに見えないかなあという感じです。

あとそれと、これもOPがすごく良い。
こっちは、上で書いた『俺妹』とは逆に、
絵がすごく良い。力があると、オイサンは思います。

こっちは、曲の方はオイサンのさほどの好みでもないのですが、
それでも何回もループしてみてしまうくらい、
絵が良く、音楽もそれにきれいにはまっているから
ずっと飽きずに見ていられる。

あの……なんていうか、そのOPが、
そして多分OPに限らず、その作品がどんなメッセージを持っているのか、
そんなコトが一発で伝わるOPなんですよ。
「主題歌」とはよく言ったもので、
マ「歌」の部分だけを抽出するとそんなでもないのですが、
OPの「絵」、これを見ればホント、この『ジャイキリ』という作品が
何を言わんとしているのか、それがわかること請け合いです。

サッカーを、
組み立てるということ、
プレイするということ、
作るということ、
それにどんな力が使われているのか、
それらが全てあって、今サッカーというものが出来上がっているんだということが
ヒシヒシと伝わってくるのでした。

こちらも必見・オススメです。
少なくともOPだけでも。
あとは原作読めば良いよ(コラ)。

 ▼……とまあ……。

オイサン的オススメはここまで。
あとは、オイサンもこの先見続けるか、ちょっと微妙な方々のお話です。

 ▼『パンティ&ストッキング with ガーターベルト』

和製サウスパークとでも言えばいいんでしょうか。

  あ、ちなみにオイサンは『サウスパーク』も見たことないので
  真に受けないように。
  雰囲気ですフンイキ。

あとは、『GoldenEggs』的な匂いもちょっとするだろうか。
ガイナックスってことで一応見始めてはみましたが、
この作品が面白がらせようとするところと、
オイサンが見て面白がろうというポイントが一致しないので、
楽しむことが出来ていません。
なのでまあ、オイオイ切る事になると思います。

 ▼『STAR DRIVER 輝きのタクト』

狂言回し系ロボットアニメ。
……というのが、2話?目くらいから見てきての感想。
最新話(5話?)はまだ見られていません。
決してつまんないわけではなく、そこそこ喜んで見てはいますが、
こちらもまた、楽しませようとする最大出力のポイントにオイサンが興味を持てていないので、
ちょっと最後までお付き合いするのは難しいかなと。

狂言回しというか、
大仰な言葉のやりとりや箱庭的な設定といった設えは面白いんですけど、
ぶっ飛び方が中途半端というか、
まだ頭で理解できてしまう範囲にしか収まっておらず、
「え? え? 今何が起こってんの?」
という状態にまで至れないため、逆に乗り切れない……というか、
引き込まれ・巻き込まれきれない。

  これが『劇場版ウテナ』とか、『シムーン』くらいまで
  意味のわからない領域に突っ込んでくれればオイサンは喜べるのですが。

あとは、この作品世界のゼログランドがどこにあるのか分からないので、
どこからが(作品世界の中では)異常で、どこまでが正常なのか、
が見ている側からちょっとつかみづらいんではないだろうか、
と思っています。
マそれは、オイサンが一話からちゃんと見てないせいもあるかも分からないので
強くは申せませんけども。

なのでまあ、どこかでギアが一段・二段上がればまた分かりませんが、
このままの調子で行くのであれば、多分どこかで飽きてしまう予感です。

 ▼その他

・『侵略!イカ娘』
とりあえず一回見た。また暇があったら見るかも。

・『そらのおとしものf』
同上。
えろっちさやアホっぽさが欲しくなったら見るかも。

・『とある魔術の禁書目録』
録画中止。
面白くないわけじゃないけど、別にこのお話を見たいとも思わなかったので。



……。



えーと。
アニメに関しては……こんなもんかな?
ちなみに、今目の前のテレビでかかっているのは
『ひだまりスケッチ×☆☆☆ 特別編』です。
買いましたよ、モチロン。

感想は……やっぱいいね、『ひだまり』は。
正直な話、『×☆☆☆』はチカラ抜け過ぎだろう、と思っていて、
DVDも買ってはいません。
が、この特別編は一桁違いましたね。
絵のクオリティ、密度が違いました。

面白かったし、嬉しかったし、懐かしかった。

帰って来た感がすごくあって、OPだけでちょっとうるっとしてしまった。
アカンわw
他にも『みなみけ』のキャラソンの話とか書きたかったんですけど、
また別途ですね。



■一昨日のこと・本日のこと



こっからは日記・近況パート。

そんでまあ、オシゴト絶賛大忙し中だったオイサンなワケですが、
一昨日の金曜日は早く上がることが出来。
帰る道々の電車の中、
隣駅のアニメイトにでも寄って帰るかなあとTwitterにPostしたところ……
以前からお付き合いのあるフォロワーさんのしらすさんから、
ニアミスの予感? とコメントを戴いたので、
せっかくなのでチョイとお会いしてから帰ることにいたしました。

アニメイトで落ち合って、
オイサンはそこで『ひだまりスケッチ×☆☆☆ 特別編』のBDと、
『アマガミ4コマ』の二巻、そして上でも書きました、
『俺妹』の一巻を買い、
オイサンがアニメイトのレジ行列に並んでいるスキに
(金曜夜のアニメイトってあんな行列すんのな……びっくりするわ)
しらすんは近くのとらのあなでヤンアニアイランドを購入されてました。

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その後、近所のせっまい穴場カレー屋でおいしいカレーに舌鼓を打ち、
ヨドバシ寄って、
『ソラトロボ』『俺の嫁』を購入、
またマクドナルドで一頻りおしゃべりをしてから帰途に着きました。

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一番最後のは『俺の嫁』の封入特典です。


……。



あのー、ね。
オイサン、恥ずかしながらこのトシんなるまで、
こういうことをしたことがなかったのだけど、
なんかこう、ふらっと友達に会うっていうのは、
……友達と呼んでしまっては彼に怒られるかもしれませんけど、
楽しいものですね。

実際の話、一昨日はそのまま一人で帰っても
なんかまたオシゴトのことを考えて悶々としてしまいそうだったので、
ちょっとオシゴトとは関係のないお話をしてアタマをサラにしてから帰りたいと思っていて、
そこにそのPostがあったもんですから渡りに船とそのようにさせてもらったんですけど。

……なんていうか、くたびれたサラリーマンが
立ち飲み屋とか居酒屋で一杯引っ掛けて帰るキモチが、
今ようやくオイサンにも分かった気がするわ。
イヤ今まさにオイサンは、紛う方無き「くたびれたサラリーマン」なんですので
分かって当たり前なんですけどね。
でも今まで知らなかったよ。
……て言うかキモチは知っていたのかもしれないけど、
あの行為がそれを解消するためのものだということに、
多分気付いていなかった。

ふーん。
そうだったんだねー。

でもおかげでトテモ楽な気持ちで家に帰り、
休むことが出来ました。
感謝、感謝です。
またよろしくお願いするです。

 ▼本日・10/31のオイサン

そして今日は……以前からのオイサンのブログの読者の方と、
代々木でお会いしてきました。
お初の方じゃありません。
以前にも何度かご登場戴いている、
今年の3月・4月にも、一緒に岩男潤子さんのライブに行った方です。

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今日のお昼。チリチキンスープ

本当は、
「初めて会ってから丁度一周年くらいなので、
 10月のアタマくらいにはお会いしましょうねー」だなどと、
オッサン二人で高校生カップルみたいな脳天気なお約束を交わしていたのですが、
オイサンのオシゴトが詰んだおかげで実現せず、
なんとか今日のこの隙を狙ってねじ込んできた次第です。

マ何をするでもなく、なんですけど、
お昼ゴハンを食べて、代々木あたりをただただぶらついて、
しまいにお茶してと、
終始オタク的・創作的トークを5時間ばかりして帰って来ただけなんですけど。

  つーか本当は代々木公園内をぶらついた挙句にお茶する予定だったのが、
  何故か一向に代々木公園にたどり着くことが出来ずに
  明治神宮を参拝して帰って来ただけでしたが。
  なんだそれ。

   R0029113
   明治神宮で見つけたステキ絵馬。かなうといいね!

お話の中身の方は、
アニメ『アマガミSS』の感想に始まり、
秋アニメの話、
あと彼は先生的なご職業の方なので、
学生さんの話とか、国語の話とか、彼の貸してくれた『銀英伝』の話、
昨今のマンガの話……、
あとはオイサンの小品も熱心に読んでくださるそれはありがたい方で、
その感想を戴いたりですね。
そんな一日でした。
楽しかった。

この方はTwitterはやっておられない方なのですが、
『アマガミ』の二次創作を漁っておられた関係で
オイサンのフォロワーさんのことも何名かご存知で、
そんな話で盛り上がったりしておりました。

あと、以前お会いしたときのレポートでも書いたのですが、
オイサンも彼も昔っから、
努力をしなくても国語のテストでやたらと点の取れる「体質」で、
国語のテストは「答えが光って見える」者同士の強い絆で結ばれており。
そしてともに「本を読むのがやたらと遅い」という共通点があります。

  今日彼からお聞きした話では、
  フツーの方々は、ラノベ一冊読むのに一時間はかからないらしいのですが
  彼はラノベ一冊3~数時間、
  オイサンに至ってはどう頑張ったって一日では読み終えられない、
  という体たらくなのです。

だもんで二人して、その早さで中身を理解できるのかねえ、すごいねえと
文句半分羨望半分のお話をしてきたのですが、
今回新たに、どうやらマンガも読むのが遅いらしいということが判明しました。

たとえば、『はじめの一歩』。
単行本一冊読むのに一時間とかかけるのは長いのか?
オイサンと彼は……
「いや、だって、ねえ。
 『まっくのうち! まっくのうち!』っていうコールが始まったら、
 それが頭の中でちゃんとコールになるまで、
 ページめくれないじゃんねえ?」
と、今日新たな合意に至ってきたのですが、
どうも世間の皆さんはそうでもないらしいというお話になりました。

オイサンなんかはまったくその通り、
まくのうちコールのあるページでは、
『まっくのうち! まっくのうち!』『まっくのうち! まっくのうち!』
『まっくのうち! まっくのうち!』『まっくのうち! まっくのうち!』
と、最低でも8回はホールに響いた体が成立してからでないと
次のシーンには進めませんし、臨場感を味わうことも出来ません。

  ……ついでにやっぱりお互い認識が一致した話に、
  「ゲームのメッセージ送りも、シーンに適した間がとれるまでは
   音声を送らない」
  というのもありました。
  なので、やたらとプレイに時間がかかるわけです。

……ふーん。
他のヒトって、『まっくのうち!』コールやらないんだ。
楽しいのに。



……。



マそんなことでね。

随分と久しぶりのお休みを、こうして堪能してきた次第でございます。
本当は、それだけのハードワークの中休みなのだから、
じっくり体を休めることに専念してはどうですかというお言葉も戴いたのですが、
やっぱり前述のしらすさんとのときと同じ、
一人でいてもまたオシゴトのことを考えて悶々してしまいそうだったんで、
誰かと楽しいお話をしていたいと、そんな風に思ったんですね。

いやまったく。

このトシで、ようやくそういうことに気が付くってのもねえ。
マいいんだけどさ。
ただ、その変化のきっかけを作ったのは、
やっぱり『アマガミ』であり、絢辻さんであるわけで、
そういう意味でもやっぱり、
オイサンにとって『アマガミ』は、疑いようもなく現実なんだなあと実感する……
そんな冬の入り口、
ハロウィンの一日でございました。

長々と書いてまいりまして、
まだまだ積み残しも多々ありますけど、ちょっと今日はこの辺で。
また近いうちに更新は必ずしますので、
そして中途半端になっているものを決してそのままにはいたしませんので、
皆さんもまたお元気で、
遊びに来ていただけるとありがたく思うオイサンでありますよ。



  ここまで約500行、2時間半か。
  うん。
  やっぱ、書くのは楽しいや。
  半分くらいの分量で、一時間くらいずつなら忙しくてもなんとかなるはずだな。
  週一くらい、そのくらいは必ず更新したいと思いますよ。



ほなまた。
オイサンでした。


 

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2010年10月10日 (日)

■Tea for Life . ~SS・『TLS2』香坂麻衣子 -更新第591回-

 それは、いつも通りの昼休みのこと。

「きのうとおとついはいそがしかったのかしら?」

 テーブルに着いたばかりの僕に、珍しく香坂先輩の方から話を切り出して。
……しかも質問なんてしてきたから、僕は椅子が少しぐらつくのを感じた。
先輩の話はいつもなら、
「あのね、こんなおかしなことがあったのよ。困っちゃうわよね」
なんていう呑気な切り出しと相場が決まっていたから。テーブルに並んだ見
慣れたティーセットから立ち上る香りも、いつもよりもかすかに渋みがまさ
っていた。
 いつもの時間、いつものテラス。
 季節は秋。
 数日前までの空気は一体、空のどこで冷やされたやら、降りてくる風はも
う、広く開いた夏服の隙間にしのべば体調をおかしくしてしまいそうに冷や
やかだった。
「あ、ええ。すみません、こられなくて」
「ううん、いいのよ。気にしないでね。……だけど、そのぶんのお菓子があ
まってしまったから……」
 そう言いながら、先輩がテーブルの下の鞄から持ち出したお茶のあては……。

 どっさり。

「え、こ、こんなに!?」
 これが本当にたった二日分の利子なのかと、目を疑いたくなるほどのクッ
キーやビスケットの入った包みの数々だった。
「そうなのよ。だから」
 先輩は、それらの包みを家庭室から拝借してきた籐編みのカゴにざらざら
と開けていく。そうして文字通り山となったそれを……

「がんばって食べてね」

と、にっこり笑って僕の前へと押し出した。
 ちょ、ちょっと……無理して一日で食べなくてもいいんじゃないですか?
……そんな風に制することも出来たはずなんだけど、今日は、何だか。それ
を許さない、ずっしり・どっしりとした、おっとり・まったりの裏にある香
坂先輩の、もう一つの面が表に出てきている気がした。
「……はは、頑張っていただきます」
「ええ、がんばってね」
 ……なんだろう? 少しだけ、窮屈な居心地。先輩の胸とノドの奥の方で、
いつもと違う短い腱がぴぴんといっぱいいっぱいまで緊張しているような、
不思議なこわばりがあった。いつもは落ち着いたティーカップを支えるゆび
先も、何か物思わしげに、ゆらゆらと戸惑って見えてくる。
 もしかして、責められてる? ……いや、まさかなあ。だって相手はあの
香坂先輩だ。雰囲気や面持ちはいつもと変わらない、のんびりふんわりな香
坂先輩だ。それに、僕らが昼休みにここでお茶を飲むのは、約束に結ばれた
ものでもない。ただ同じ時間をもてあました者同士が、木枯らしに集められ
た落ち葉みたいに、同じテーブルにつくだけの話だから。
 僕は先輩がポットから注いでくれた紅茶にちびりと口をつけ、やっぱり今
日が何日かに一度巡ってくる、お茶がちょっと渋く入ってしまう日であるこ
とを確認した。
 先輩は、女の子にしては大きなその掌でティーカップをきれいに支える。
そしてその重みに耐えてもなお余裕があるのか、親指をふちでつんつんと躍
らせた。あまり見ない仕草だな、と思って見ていたら、やおら

「七瀬さん、だったかしら」

と、
「?」
聞きなれない苗字が、その緊張した唇から飛び出した。
「あなたの、ほら。おさななじみの」
「……。あ。そうですね。かすみがどうかしましたか?」
「そうそう、かすみちゃん。そうだったわね」
 先輩じゃないけど、そうだった、そうだった。かすみの苗字は七瀬だった
っけ。もう随分名前でしか呼んでいないから、すっかり忘れてしまっていた。
 ……けれどこの時、僕はそんなことに気をとられていないで、違和感に気
付くべきだった。
 先輩とかすみは、つい先日会ったばかりだ。しかも、たった、一度きり。
朝の道で三者三様、偶然ばったり会って、どちらとも面識のある僕が互いを
紹介した。それだけだ。
 それを、先輩が。あの「歩く逆アドレス帳」と呼ばれる香坂先輩が、たっ
た一度きりの機会を逃すことなく、名前とキャラクターを……そしてあとに
なってわかるのだけど、顔までも!……一致させた、それがどんなに「もの
すごい」ことなのかということを、僕はこのときのやり取りで感じ取るべき
だった。
「昨日、ね」
「……? ……。ああ」
「ええ」
 香坂先輩のスローな思考のめぐる間に僕は三周くらい考えて、先に結論を
出した。先輩も、それを察してついてくる。
 昨日と一昨日の昼休み、僕はかすみと一緒にいた。一昨日の朝、
「あのね、お昼休み、ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど、いいか
な」
と、先輩にも譲らない例のおっとり口調で言われて僕は、いつものごとく、
かすみの本当に他愛ない頼まれごとに、安請け合いで力を貸したんだった。
「そうそう、そうなんですよ。昨日と一昨日は、かすみと……」
 お昼休みが終わるまで、二十分足らずのこの時間。僕と先輩は丁度そんな
世間話ばかりをもうずっと繰り返してきていたから、今日の僕はこれ幸いと、
かすみとのそんなやりとりを話題に選んだ。ヤマも、オチも、イミもいらな
い、
「ご飯って、白いわよね」
なんていう当たり前のことを確認するだけみたいな、二〇/一四四〇の、か
けがえのない時間のちょとしたアテとして。
「……だったんですよ。ヒグマの肉の塊なんて、何に使うんだろうって。そ
れにしても音楽部のことなんだから、音楽部の男子に頼めばいいと思うんで
すよね」
「そうだったのね」
 最初は……何故か不思議そうに話を聞いていた香坂先輩も、途中からは笑
顔もこぼしながら、いつもと同じ調子で話についてきた。そして聞き終える
と嬉しそうにうなずいて、ティーカップをソーサーに戻した。
「でもそれは、それだけあなたのことをたよりにしているってことよね。よ
かったわね。うらやましいわ」
「そんなことないですよ。そろそろしっかりしてもらわないと」
 僕が少しオーバーに仏頂面をこしらえて不満を垂れて見せると、先輩もそ
れを汲んでかふふふと笑った。
「そうかしら。七瀬さん、もうずーっと、あなたがお世話をしてくれると思
って、うたがってないのかもしれないわよ?」
「ええ? それは困りますよ」
「あら? ふふふ、そうなの?」
 先輩のそののんきな考えの結び方は、なんだかかすみに通じるものがある
から現実味もある。もしもそれがかすみの本心だったらと思うと……それは、
悪い気はしないし、少し前ならそれでもいいと思えたかもしれないけれど。
 今目の前で、少し大柄な肩をすぼめてお茶をすすり、
「一つだけ手伝ってあげるわね」
と、クッキーの山から一つつまんでサクリと齧った先輩を盗み見て……本当
に、いつまでもかすみの傍にいて上げることは僕にはもう出来ないんだと。
無根拠だけど強い確信が、自分でもあまり認めたことのない、先輩になくて
僕にはあるものの中心で、熱くなるのを感じていた。
「そうですよ。だって、かすみはただの幼馴染ですからね。あ、これはおい
しいですね」
 僕も山の反対側から手を伸ばし、崩さないようにそっと一つ、クッキーを
摘み取る。僕の口と先輩の口の中から交代ゞに、サク・サク・サク・サクと、
甘い生地がほどける音がつながるのが愉しかった。
 けれど。

「だめよ、そんな言い方をしちゃ」

 先に食べ終わった先輩が、お茶を喫する一拍の間を置いて言った言葉が、
またテーブルの色を変えた。
 僕は……いつの間にか先輩から、「いつもと違う」こわばりが消えていた
ことに気付いていなかった。気付いたのは、今またこうして先輩の声が、…
…喉が、真剣味を増して引き締まった音を出したからだった。自分の身さえ
固くなるのを感じる。
「だって、かすみちゃん……七瀬さんは、あなたのことが好きかも知れない
でしょう?」
 ……本当に。
 自分が何を言っているか、分かっているんだろうか、この人は。コクコク
とお茶に口をつける頻度が上がっているから、多分幾らか緊張してはいるん
だろうとは思うのだけど、細い目の表情からは窺えない。
「あなたがそんな風に思ってるって知ったら、きっと傷つくわ。だから、だ
めよ」
 そんな風に言われて……この日は、やっぱり僕もどうかしていたのだろう
と思うし、思いたい。冷たい秋の空気のおかげで頭は冷えていたし、お昼も
クッキーもしっかり食べて、栄養も回っているはずだった。
 昼休みも後半戦のテラス、辺りには当然人もいる。ふわふわしたおしゃべ
りのシャボン玉が舞う中で、僕はもう一つクッキーを手に取った。トランプ
のマークを模してくりぬかれたクッキーは、何の暗示かクラブの形をしてい
た。
「そう……ですね。だとしたら、先輩どうします?」
「え?」
「かすみが僕のこと好きだったら、ですよ。……先輩は、どうするんです?」
「……あら」
 何かの自信や確信があったわけじゃないのは当たり前で、僕自身もどうし
てこんな言い方が出来たのかわからない。でもそれはあながち間違いではな
かったみたいで、さっき僕の中に芽生えた「先輩になくて僕にはあるもの」
の成せる業……だったのだと思う。かすみには、申し訳ないけれど。

「そうねえ……」

 先輩は傾げた小首のその頬を、頬杖代わりの人差し指でつっかえて、いつ
もの「困っちゃうわよね」の形で小さくうめいた。八の字に細く寄った眉が
……えも言われず、まるで年上らしさを感じさせないで可愛らしい。そのス
ローな思考の果てに一体どんな結論が導かれるんだろうかと……二つ、三つ。
僕はクッキーを口に運びつつ、山の陰から様子を窺った。甘くほろほろとし
たクッキーと、少し渋めの今日の紅茶はびっくりするくらい良く合って、先
輩から目を離せないままカップに指をかけると……、そのあまりの軽さにカ
クンと肩透かしをくらってしまった。
「あら、ふふふ。おかわり、いる?」
 先輩は僕のその間抜けな様をこんなときだけ目ざとく見つけ……思考、中
断。ああ、もうダメだ。先輩はきっと、今しがたまで自分が何を考えていた
かなんてもう憶えていないに違いない。ポットの中身を確かめると、とぽと
ぽとお茶のお替わりを供することに嬉々として、
「はい、どうぞ」
なんて、僕に新しいお茶を勧めてくれる。
「……ずるいですよ」
「え? 何が?」
「なんでもないです。そんなことより、今日のお茶はクッキーに良く合いま
すね」
「あら、そうよね? 良かったわ。少し失敗したかしらって思っていたんだ
けれど。こういうのを何て言うんだったかしら、ええと……」
 新しいことを考え始めた先輩に、僕はもうさっきの答えを求めることを完
全に諦めた。そして彼女の新しい疑問の答えも、疾うの疾っくにわかってい
たのだけれど、さあ、なんでしたっけねえ、ととぼけて見せて……さくり、
と新しいクッキーで口の中を甘くしてから、先輩のうっかり淹れた、渋い紅
茶を口に含んだ。

 約束じゃないから、とか、傷つくかもしれないから、とか。
 僕と先輩は、いつの間にかそんな何のちからもないずるい言葉でお互いを
かわし合い、ごまかしあうような関係になっていたんだと気が付いて、かす
みのことを思うと胸が痛んだ。
 いつもの時間、いつものテラス。
 季節は秋。
 けれど、今日のテーブルは少し重めの空気をまとって、せっかくの爽やか
な秋晴れも、ぼくらの上だけ秋のブラウンが濃く思えた。けれどそれもきっ
と、そんなずるい僕らの罪への罰なんだと、目を覚ましたばかりの僕と先輩
の真ん中にあるものが教えていたから、簡単に諦めもつく。いがらっぽいお
茶も楽しく飲める……これから先のそんな生活に、ひと匙くらいの疚しさは
あってもいいんじゃないかって。

 
 
 
さてもさても、オイサンです。
今回は目先を変えて、
『トゥルー・ラブストーリー2』から、香坂麻衣子センパイのSSをお届けします。

  「絢辻さんの誕生日はどないしたんじゃ」
  とか言わない。
  オイサンだって傷ついているんです(なんでや)。

オイサンが秋になると思いだすお歌の中に、
その『TLS2』の香坂先輩のキャラソンである「Tea for Life」があります。
そのキャラソンの存在と良さ・面白さ・ものすごさに気付いたのは2006年の後半と、
リリースされてから随分あとのことなのですが、
今回はその歌をモチーフに……
最近の抑圧されたオシゴト生活の中でピーンと浮かんだ一節を中心に、
一気に書き上げてみました。
着想一分、
ラフスケッチ十分、
本書き……五時間くらいでしょうか。

  この歌のものすごさについては……
  こちらの日の日記を読んで戴けるとちょっとは面白いかもしれません。

  ■好きでいればいいじゃない、あの子のこと。 -更新第35回-
  http://ikas2nd.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/35_9be9.html
  35回って……昔だな!

最近ではまあ、寧々姐さんとして名を馳せてらっしゃる皆口裕子さんですが、
オイサンにとってギャルゲーの皆口さんといえば香坂センパイをおいて他にはありません。

まあいわゆるおっとり系の年上キャラで、
オイサンもゲーム中ではさほどのインパクトを受けたヒロインではなかったのですが、
このキャラソンを聴いて、そのものすごさにブン殴られたような。

そんな人です。
『TLS2』らしからぬ、若干の湿り気を帯びたお話ではありますが、
マなかなか更新時間も取れないここンとこ、
束の間でもお楽しんで戴ければ幸いです。



オイサンでした。
 
 
 
 
 

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2010年10月 9日 (土)

■サイオー・ガウマー -更新第590回-

郷里の母親が手術して入院するってんで、
今日一日だけ実家にとんぼ返りで帰省しておりました。
オイサンです。



手術!



入院!!



……といっても、
別段脳天とか心臓とか、そういう一撃必殺的な芳香漂う部位ではなく、
どちらかといえばロースとかヒレとか、
モモ肉・スジ肉といった若干牧歌的な部位のお話でしたので、
実はオイサン、さほどの心配もしておりませんでした。

実際会ってきた母も全然元気そうでして
(もちろんかっ捌いた跡にはそれなりの痕を残しておりましたけれども)、
やる前から
「心配はせんでええから帰ってこんでもエエ」
と電話口で言っていた、その言葉の通りだったのだと思います。

  マその電話口に、少々テンションの高さは感じていましたから、
  不安や焦りの様なものはあったに違いありませんが。
  それに全身麻酔とかだったみたいですから、やっぱりちょっと怖くはありますよね。

マそんなコトだモンで、正直オイサンも母や父の言葉通り、
飛んで帰るほどの話でもないのだろうと頭で分かっておりましたし、
キモチの面でもいてもたってもいられないとか胸騒ぎがするとか、
そんなことも全然ありませんでした。
マほっときゃいいんだろうなー、と。

ただそれでも、今回無理に帰省・見舞いに踏み切ったのには一つ、
オイサン的に大きな理由がありました。



■フツーの気持ち



オイサンが大学生だった頃、
父が年とともに目を患い入院する、ということがありました。
今回母が入院しているのは実家からもほど近い、
歩いて行けてしまう距離にあるオイサンも子供の頃から馴染みのある病院ですが、
そのとき父が入院したのは、家から遠く離れた、大阪の大きな病院でした。

大学何年の頃だったかもよく憶えていません。
まだ演劇をやっていたような気がしますから、多分二回生の半ばとか、そんな感じだったと思います。
まあ、ハタチになるかならんか、というあたりですね。

そのときオイサンは一度だけ、言われるままに母に伴い、父の見舞いに行ったのですが……
正直、母に「お父さんのお見舞いに行くよ」と言われるまで、

  「病気で手術をして入院をしている父を見舞いに行く」

という……至極当たり前に思える発想が、まるでなかったのです。

アニメや、マンガや、ドラマや、小説や、
そんなものではもうド定番中のド定番、腐るほど見てきたはずのその場面に、
実際の自分が立つことを一切考えて入れていなかったのです。

しかもそのこと……
「母に言われるまで、その発想が、その当時の自分になかったこと」に気付いたのは、
社会人になってから。
同僚が怪我だか病気だか、なんかそのアイノコみたいな症状で入院した、と聞かされたとき、
「あー、へー。……ふーん」
としか自分は本当に考えておらず、他の同期が
「お見舞いに行ったらなアカンな」
と話しているのを聞いて……ハタ!!! と、気付いたのです。

……俺、知り合いのお見舞いとか、自分で行こうと思って行ったことなくね???
そういや大学ン時、親父入院しなかったっけ???
そんとき自分、どうしてた?
お見舞い行ったけど、オカンに言われてだよなあ?
自分で「あ、そうしなきゃ」って少しでも思ったか? 思ってねえ!!
……これは……。

正直、ワリと真面目に愕然としたのを憶えています。
その同期は趣味も好みも頭の中身もワリとよく似た仲良しさんだったので、なおさらです。

自分は、なんかおかしい。
薄情なのか?
その自覚はある。
けど、発想のカケラもないってのはどうかしてやしないかと。
普通に感じて考えて直結して、しかるべき発想じゃないかと。
もしかして、フィクションでのみそんな場面に触れ過ぎて、
それは現実とは別のことだと思ってるんじゃないかとか、
ありゲでなさゲな考えまで頭に廻らせたり。
……していました。

……でまあ、そんなことでですね。
オイサンは心に固く誓っていたのです。

万が一、
……もちろんそうなることを望むわけではないですからね……、
万が一、今度誰か身内がそういうことになったら、
どんな些細なことでも良い、絶対必ず、何をおいても見舞いに行こう、と。
そうすることで、それが当たり前であるという感覚を、
自分にしみこませてやろうと。

実際、今回の見舞いは父母の言う通り、要るか要らんかといわれたら、
恐らく要らん部類の行為だったと思いますし、
こういうことは、やっぱり相手方の感情も相応に斟酌する必要があると思っています。

「来なくて良い」と言っているその言葉が、
額面どおりの物なのか、
それとも遠慮から来るどってことないアレなのか(なんだそれ)、
はたまた額面よりももっと業の深い、「お前はくるな」という類の憎しみめいたものなのか、
そんなところまで読み取って実行に移すべきことだと思います。

行く側の感情……お祭り騒ぎにする人間は論外ですが、
「今度何かがあってからでは遅いから、これをきっかけとして
 どうしても一度会っておきたい」
というような感情が働く場合は、訪れる側の人間の感情も、蔑ろには出来ませんでしょう。
その辺はもう……行く側と受ける側の、関係の取り方ひとつだと思いますけどね。


……ちょっと話が関係の無い方へ行きましたけど、
マそんな決意・思惑もあってですね。
練習ってわけではありませんけど。

こうして、父で気付いたことを母で返していく、ってのもまあ、
子供としては悪いことではないんじゃないかと、
35歳にもなったでっかい子供は、一人しみじみと思うわけですよ。

一応、そういうことの真相とか顛末は、母にも話して参りましたし。
なんにせよ、元気そうで良かった。
あとはしっかり元通りになるまでゆっくり休んで、
しっかり鍛えて貰いたいと思う息子さんでした。



■『お前が……お前が母さんを殺したんだ!!』



それと絡んでもう一個。

今回母を見舞うに当たり、
ちょっと今オシゴトの立て込んでいるオイサンは、一緒にオシゴトをしている同僚に、
正直休みをつぶしてでも詰めていなければならない状況であることは理解していて
済まないとは思うが、この日だけは休ませて欲しいとお願いをして
手術と入院の日取りをお伝えしました。

そして手術の前日の夜、その日もお互い遅くまで働いて、
日付が変わるか変わらないかというタイミングで一緒に建屋を出るときに、
彼はニタリと含みありげに笑って
「いやあ、なにごともないといいねえ」
と言いました。

いや、そりゃモチロン冗談で、オイサンもそんなのすっかり理解していて、
ニタリと笑い返して「まったくだねえ」と応酬したりしたもんで、
そんなやり取りそのものは、世間一般の物差しで言うところの
「フキンシン」だとか、「言ってイイことワルいコト」なんていうモノを遥か彼方に置き去りにした
十数年来の呼吸というヤツなので一切問題にする気はないのですが、
あとになってハタと、

  「しかしこれで万が一の事故とかが起こって母が帰らぬ人となったりした日には、
   そんな一言も、恨みに思う人間は思うだろうなあ」

と思い至って、
やっぱちょっと、冗談でも自分が振るのは怖いな、と思った次第です。
言われる分には、今回みたいに相手が相手ならもう
オイサン全然オッケーですけどね。

場のノリとか勢いとか、やっぱりそういう深い関係であるとか、
場合によっては使ってしまいそうなネタなので……
それでも、生き死にに関わるネタは、
やっぱ人相手には使うとそのあと何が起こるかわかんないので、
気をつけよー、と改めて思った、そんな一瞬の出来事でした。



というわけで本日のスターティングナンバーは、
さっさと元気になって欲しいという思いを込めて、
ご本人の母も大好きだったこの曲を。







オイサンでした。



 

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2010年10月 8日 (金)

■ネブソクバースデイ -更新第589回-

オイサンです。

さて、10月8日は絢辻さんの誕生日です。
だもんで、ワリとお疲れ気味ではあるのですが、何か書こうと思います。
あまり良いコトは書けないと思いますけど。

先ず最初に謝らないといけないのが、
……って、もちろん絢辻さんにですよ。
そして、もしもおられるなら、そしていて欲しいのですけど、
オイサンの書き物の続きを待っていて下さる方々に、なのですが。
昨年の今日、絢辻さんのお誕生日イベントのSSとして書き始めた

  『ハッピー・バースデーが聞こえる』

が、一年経っても未だに完結していないということです。
これはもう、本当に申し訳ない。
ゴメン絢辻さん。
終わる終わると言い続けながら終わらずにきていますが、
今は本当に最後の一節を書いているところです。

出来得れば、この10月8日に完結編をお載せしてキレイにシメたかったのですが、
如何せんそうも時間がままならず。
まったくみっともない話であります。
計画性のカケラもない。
絢辻さん好きが聞いてあきれます。

他にも、一年以上ほったらかしになっている長編SS(矛盾?)が一篇ありますね。
ホンマあかん子です。
とまあ、自虐気味に嘆いてみたところで何の解決にもならないので、
キチンと態度で示したいと思います。


……。


しかしまあ、あれから一年も経つんですね。
オイサン、何も変わってねえな。
マまさか、あれからずっとジョギングが続いているとは思わなかったけど。

今ワリとシンドい状況にオイサンいるわけですが、
心が折れそうな時とか、ラクに流されそうな時とか、
よろしくない局面で絢辻さんはすっと出てきて、
オイサンに優しくしたりキビしくしたりしてくれます。

オイサンはなかなかこう……マシな大人になれない感じですが、
なんて、35歳のオッサンが言ってていいセリフでもないんですけども、
絢辻さんはどこまでいっても絢辻さんで、
二次元の住人で、そのことがオイサンにはとても嬉しくあり難い。

一体今、オイサンの祝う絢辻さんが何年何月、何歳の絢辻さんなのか分かりません。
「あれ」から何年が経っていて、もしくは何年の昔に遡っていて、
絢辻さんはいまどうしているのか。
手の届かない、時を経ない、
愛する人がそんな遠くて透明な存在であることを、
ナマミの尊さと薄汚さと、いとおしさとくだらなさを知るオイサンには、
とても嬉しく眩しく映る。

出会った頃にも言いました。
「決まり切った、それだけしかない存在だから良いんだ、嘘がないんだ」と。
絢辻さんは裏表のない素敵な人です。
絢辻さん自身の言葉です。
その通りだと思います。

絢辻さんは、たった一枚のDVDのROMの中。
裏はありません。
裏しかありません。
たかだか数GBの容量に、
あのつややかな髪の先から、凶悪なつま先までがすっぽりおさまり、
7人+αのお釣りが来ます。そんな程度です。

だけどそんな絢辻さんだから嘘が無く、ぶれもなく、
裏も間違いもない。
絢辻さんの嘘、裏、間違いは、それを咀嚼したオイサンの中にこそあるわけで、
だからオイサンにとって『アマガミ』は素晴らしい。
それはきっと『アマガミ』に限らず「物語」のお話で、
それを改めて気付かせてくれた『アマガミ』は、
絢辻さんは、
やっぱり素晴らしい。素敵な女性だと思います。

出会えてよかった……は、虹野さんのテーマソングですがw、
本当に出会えてよかったと思いますし、
生まれてきてくれてありがとう、
生まれてくれておめでとうと、
不甲斐ないオイサンにも言わせてもらいたいと思います。



  絢辻さん、お誕生日おめでとう。
  今年もプレゼントはちょっと遅くなるけれど、もうちょっとだけ待っててね。
  二年分まとめて、耳揃えて利子つけて。
  必ずお届けにあがるので。

  誰よりも真剣に生きてる君が、オイサンには本当に輝かしい。
  最近は逢えてもいなくて、なかなか話も出来ませんが、
  あの頃のことを思うと、やっぱりちょっとドキドキします。

  大好きです。
  心から。


……そんでまあ、
虹野さんにも、ゆのっちにも、うめ先生にも言ったことですが、
「そんな」気持ちを思い出させてくれるあなた方に報いる術を
オイサンは一つしか思いつけないわけで、
それは奇しくも今日のお昼、
Twitterにこぼした呟きが如実に物語っていた。

  同じ苦しい思いをするなら、好きなことや、恩有ることに向き合って苦しみたい。
  ただ、覚悟が足りない。そんな35年。


……。


まあ、まあ、まあ。
せっかくこうして出会ったんだもの。
絢辻さんが教えてくれましたよ。

人間、どんなに周到に、慎重に、狡猾に生きていたって、
手帳を落っことすときは落っことすし、
それを拾う相手は選べない。

なればこそ、この出会いと気持ちをこそホンモノダと思いこんで生きていくさ。
14年前。
住み慣れた町から、ひと月後に転校することが決まったあのときから、
連綿と続いてきた道でも、きっとあるんだろうからね。



マそんなことで。






あ、そうそう。






絢辻さんに似合うんじゃないかと思って、カバンを買ってきたんだけど、
良かったら使ってよ。






R0029091





あ、そう? それならよかった。





……トカ言って、普通に自分用に買ったヤツですよ。
本気にしないように。






もう夜も遅いや。
寝よっか、絢辻さん。
お誕生日、おめでとね。




オイサンでした。




■出会えて良かった 虹野沙希 ときめきメモリアルドラマシリーズ vol1『虹色の青春』主題歌

絢辻さんとは対極にいるようなコですけどね。



 

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2010年10月 3日 (日)

■そんなマイニチみたいに。 ~『アマガミSS』13話感想 -更新第588回-

オイサンです。

あんまり何にも書かなくて、死んだと思われてもアレなので
なんか書きます。

油断しているうちに一週間過ぎてしまって、
アニメ『アマガミSS』の感想が一回分滞ってしまいました。
マうまいことに今週TBSでの放送はお休みだったんで
オイサン的には都合が良かったわけですが。

  こんなコメントも戴いてしまって、
  「逃げた!」と思われても癪なので、
  書きますよー。




マそんなことで、例によってアニメ『アマガミSS』の感想。
今回は第13話、七咲編の第一章です。
チョイとお時間が無いのでサラッと気味にはなりますが、
マそれでも未放送地域・未見でネタバレ勘弁の御仁は
ナンバーズでも買って三億円とか当てに行った方がいいと思います。




■アニメ『アマガミSS』 第13話 七咲逢編 第一章 感想



オイサンはそもそも、原作の『アマガミ』の方でも
今回のヒロインである七咲という女の子の気持ちの動きが、
殆ど納得性を持って心に入ってきませんでした。

最初ツンケンしつつも近寄ってきて、
遊び半分にそばにいて、
最後にはベタボレになる、というお話に、
……いわゆる恋愛ものとして「隙になる」きっかけのようなものとしては、
あ、<スキBEST>ルート限定の話ですけど、
小学校で犬を追っ払う、くらいしか見当たらなかったなあ、
と思っていて、なんかいつの間にか好き合う二人になっているという
「よくわからない話」という感想を持っていました。

  お話としては、そんなにデキの良いものではないなあと。

ただ、リアルな、というと語弊はありますが、
日常の中で生まれる恋という心の動きの完成形という意味では、
そういうなんでもないうちになんだかスキになっちゃった、
というのはまあ全然アリだと思いますし、
寧ろ劇的な事件を経て恋人同士になるなんてことの方が稀でしょうから、
これこそがある意味「普通のお話」なんだろうなと捉えていました。

  これはまた別のお話なのですが、
  いつもお世話になっている第4先輩さん言うところの七咲は
  「尻軽」なのだそうで、
  確かにそういう、
  オイサンには納得のいききらない心の推移と状態を以って
  恋の始まりと完成としてしまう、その性質を、
  「お話が悪い・未熟だ」としてしまうのではなく、
  「尻軽女と男の恋を描き切ったお話だ」と捉えることもまた出来るんだなと、
  目からウロコが落ちる思いでありました。
  これは多分オイサンが尻軽な人たちをというものに、
  あまり真面目に関わり、捉えて来なかったことの表れだと思います。
  大いに反省すべき点ではあると思います。

なので、今回のアニメのお話についても、
多分オイサンはその根にまでガッツリとアクセスすることは難しいと思っています。

  マ細かな無理は見え隠れするんですけどね。
  自分でブランコ乗っといてチカンチカン言うのも無理があると思いますし。

今回の大きな流れとしては
ブランコで出会って、食堂でははじきとばして、たくし上げで掴んで、
水飲み場 → 商店街でがっぷり四つ、浜辺でK.O!

……丁寧。
ブツ切れなようでいて、流れるよう、とまでは行きませんが、
見ていて不自然さの無い
「ああそうか、この子らの関係の出来方ってこういうことだったんだ」
と、ゲームで見つからなかったエピソードの隙間の感情を、
なんだか柔らかい接着剤みたいなもので、
その隙間隙間をにゅる、にゅるっと埋めていかれるような感覚がありました。
フシギ。


  すみません、
  それが何によって実現されていたのかはまだわかっていません。


七咲のキャッチとして「面倒見の良い・クールな後輩」とありますが、
まクールはともかく、「面倒見の良い」の部分が強調された話だったような気がします。
七咲は橘さんのことをかわいいかわいいと言いますが、
入りはその可愛さからのほっとけなさだったんだなということが
よくわかる描かれ方をしていて、そこは好感。

美也のためというよりは、兄として頼りの無い橘さんの顔をたてようとしたのか
買い物と福引きに付き合わせるくだりが、
なんだか遠回りとは言えとても丁寧に感じました。

あと、今回絵がとても動くようになったので、
ゲーム本編よりも表情の豊かさが分かり易く、心情の移ろいや、
その内面での企みのようなものも伝わってきて、
ようやくアニメならではの良さのようなものが出て来始めたなあと思います。



■絵



ウム、そう。
絵が随分よく動くようになって、見栄えがしますね。
前半戦12話までではありえない動き・カットの多さになっていると思います。

本当にそう↓なのかは分かりませんが、
前期に一緒に放送されていた
『あそびにいくヨ!』や『ストライクウィッチーズ』も同じ制作会社のAICさんだったので
(微妙に社名が違っているので扱いの上では別組織なのでしょうが)、
そっちの二本が終わって、いくらか手が回るようになってきたんじゃないかとか、
そんな邪推もしたくなるこのタイミング。

あとね、残りヒロイン人数が少なくなって、
今回メインでないサブヒロインたち、
絢辻さんとか梨穂子の出方が濃厚になってきたのがちょっと印象的だろうか。

絢辻さんなんて、完全にメインエピソードの前振りと、
白キャラの強調に入ってますからね。
うまい時間の使い方だと思います。
絢辻さん編には超期待だ。



マそんな感じで。
正直、七咲の話は、冒頭でも書いたようにオイサンにはやっぱりよくわからないというか、
心には響かないというか。
素直にシンプルに「面白い!」と思えるものでは(原作からして)ないのですが、
それでもこの第一章の遠回りな細やかさ、
絵と動きによる伝達のクオリティが保持されるなら、
もしかすると本編よりも深く理解でき、楽しめる出来栄えになるんではないかなと
期待する次第でありますよ。



……。



でもね。
このマンガ、毎回、各ヒロインの第一章だけは、
ミョーに気合い入ってて面白く見えますからね。
油断はでけんわけですけども。

……なんで第一章だけ、毎度毎度面白く見えるのかというと、
「前からの流れ」が無いからだと思うんですよね。
つまり、納得性のある流れをつくることがヘタというか、
『アマガミ』というそもそものお話が、それをすることに向いてないか、
はたまた、そういうことがニガテな原作『アマガミ』のお話を、
アニメ向けにチューンすることにスタッフが長けていないか。



……多分、そのどれもだと思うんですけど。



以上、ザックリ気味ですけど、
このくらいの長さと内容の方が良いのかも知れんな、
って気もしてくるオイサンでした。
ももんが。



あと、今回好きだったシーン。
「敢えてどちらも選ばないという選択をしてみた」
という橘さん。
ありがちな落とし方とは思うけど、なんだろう、なんか面白かったな。




 

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