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2010年9月 1日 (水)

■オトメノ!~揺れる・ふくらむ・はち切れる ~『アマガミSS』第9話感想 -更新第575回-

BlackBerryさんが好調です。
が、自動で切り替わる壁紙の登録枚数を増やし過ぎ、
絢辻さんが出て来る回数が減ってしまってちょっと寂しい。
オイサンです。
減らせ。

さてもさても。
今回はアニメ『アマガミSS』の感想をお届けしようかと。
ほとんど一週遅れですがキニシナイ。
第9話、出るトコ出てる中多紗江ちゃん編の第一章です。
例によって、未見の方、ネタバレご勘弁の方は白線の内側までお下がり下さい。


  正直、毎度第一章には「だまされる」ので
  第二章まで見てから感想書こうかな、とか思ったりもしましたが、
  マ「せっかくだから」。
  ……なんていう理由で赤い方を選んでしまうのがゲーマーの哀しいサガですね。



■今回のスタンス



一つ、我が身を振り返ってみて思うのが、
「ああ、すっかり『原作つきアニメの罠』にハマってしまってるな」
ということです。

「原作のあの要素はあるのか、ないのか」
「あの問題には触れるのか、触れないのか」
という視点から、余計な深読みみたいなものが始まってしまって、
アニメ単体が見せるデキそのものよりも、
そういう枠組み自体を面白がってしまってるな、と、自分のことを感じています。

その点、今回から始まる中多さん編については、
オイサンはゲーム本編でも<スキBEST>のルートだけしか、
しかもかなり必要最低限のイベントのみを踏んでしか見てません。

  <スキBEST>しか見ていないという点においては
  森島センパイ編も、薫編も同じなのですが、
  この二人については、他ヒロインと懇ろになる過程において
  <シリアイ><ナカヨシ>レベルのイベントをそこそこ経験し、話しの流れは把握しています。

  ところが中多さんに関しては、<デアイ><アコガレ><スキ>のメインどころしか触れていない。
  なので未見のイベントも、「大体こんなのがある」程度に人づてに聞いて知っているくらいで、
  どの好感度カテゴリの、いつ頃のイベントだとかは全然わかりません。

「マズいなー、駆け足ででもやっとこうかなー」
とも思ったのですが……。
イヤ待テヨ、今の状態ならいっそ
「物語的には殆ど初見で、かつ中多さんのパーソナリティや
 『アマガミ』の世界についてはそれなりに理解している人間」
という、
熟練とフレッシュの中間の位置で、『アマガミSS』というアニメを見ることが出来るんじゃないか?
……という目論見のもと、
そのまんま見てみることにしました。

なので、今回の感想はそういう視点に基づいています。
そのおつもりでどーぞ。

  それなりにしっかりやった人たちの感想は多分、
  こちらですとか、

    ▼アマガミSSなどを捨てて置く場所 (第4先輩さん)
    http://fromd4to7saki.blog91.fc2.com/  

  こちらですとか

    ▼ちびすけ父さんのまったり日々(き)の出来事 (ちびすけ父さんさん)
    http://hm13chibi.blog36.fc2.com/

  ……に載ると思いますので。
  合わせてお読み戴ければより一層、お楽しんで戴けるのではないかと思います。



■橘さん装置と映像フィギュア ~オムニバスという姿勢



「中多さんのことは、分かりやすく描かれてるなあ」
「……橘兄妹、ブッ壊れてんなあ」
……というのが、とりあえずの感想。

橘さんのトラウマとか、彼がどんな人間なのかということはもうサッパリわからず、
というかバッサリ切り捨てて、
そういう設えとか、人間像からストーリーの完成度を上げていこう、
人物から出来事の説得力を持たせていこうという、というような姿勢は皆無。

それで思ったのが、
あー、このお話って、決して橘さんという主人公の物語では決してないんだな、
ということでした。

  ……あの、またネガティブ節が始まるとお思いかもですが、
  そうでもないんでね。
  ちょっとだけガマンして下さい。

橘さんという人物は、このアニメ版においては
「ヒロインが面白く動けるよう、
 外部から刺激を与えるためにしつらえられた装置に過ぎない」
んだなということに、今更ながら気がつきました。

それは森島センパイ編にしろ、薫編にしろ同じで、
彼は、彼自身の物語を、今のところ全然生きていない。
生きさせてもらえていないし、主人公でありながら、そういう立場をもらえてすらいない。
あくまでもヒロインのヒザ裏やらへそやら、わき腹やら子宮やらをキュンとさせるための、
(二つの意味での)エロスの発生装置なのだと。

けれども彼は立派に『アマガミSS』という作品の主人公なワケで、
それはその役回りが彼にしか出来ないものだから、なのですね。

これはもう良し悪しではなく、
……少なくともここまでの章に関しては「そういう作品」なので、
「お話としてどうか!」みたいな真面目くさった視点をもっと早い段階で捨て、
この作品の持つエッジを楽しむべきだったなあと、
今更ながらに思い至った次第であります。

……マ「そういう作品」である時点で、オイサンがこのアニメを見る意味は、
『アマガミ』である意外にないんだけど。

  六人のヒロインを蘇生させるために分断された、橘さんという人格。
  そういう意味では非常に「ゲーム的」な存在だと思う。
  だからやっぱり、オムニバスにせざるを得なかったのかなあ。

  ……。

  橘「純一」から「純六」までの六つ子という設定にして、
  ヒロイン六人と恋愛をするという……イヤイヤ、落ちつけ俺。
  上崎さんはどうする(そういう心配か)。
  ……旅に出ていた行き別れの七人目が旅から帰ってきて上崎さんと……
  イヤイヤイヤ。

 ▼それを踏まえて、今回のお話は。

まあそんなことで。
そういう視点から見れば、橘さんは今回も良く「オシゴト」をなさっていたと思いますし、
彼のシゴトぶりのお陰で中多さんも分かりやすく描かれていました。

中多さん自身が、引っ込み思案であることに、困っていたり、
変えたいと思っていたり……そういう成分が全然なかったので、
「橘兄弟が、無用な善意でおもちゃにしている」ように見えてしまったのは
大失敗なんじゃないのかと思いますが。

一つ一つのエピソードの薄さとか、浅さ・バカバカしさとかは、
多分ゲーム本編でもそうだったんだろうと思います
(メインフレームとなる、連続するシナリオを除いては)。

  ……そうだよねえ。
  単発エピソードのアホさ加減なんてあんなもんだったように思います。
  説得力とかは関係ないんですよね。

  ただ、それをそのままアニメにしてしまって良かったの?
  ゲームと同じ面白さを抽出出来るの?
  ……という疑問は、やっぱりぬぐえませんけど。

ナレーションが入ったり、演出にも舞台劇みたいな遊びが入っていたりで
これまでとは全然雰囲気が違い、
エンディングまでもが、曲調も絵も! 今までとは全然ちがう物になっていて。
……個人的には、ものすごく「愛に溢れた」デキになってるなあと思います。

今のところ、この『アマガミSS』というアニメは、
人から始まる物語でも、出来事に人が動かされる物語でもない、
キャラクターを見せるための「モノ」でしかなくて、
いわばそれは「モノ凄く良く出来た、ヒロインのフィギュア」を眺めさせられているのに、
気分としては似てるなあと思います。

映像作品ではあるんだけども、物語作品ではない。
決してない。
……多分、ない。

  そこには橘さんの影は落ちない。
  そのことが、ゲーム本編ではプレイヤーであったオイサンには
  哀しくも寂しくもあるけれど。

その映像フィギュアの品ぞろえとして、
森島センパイ編があり、薫編があり。
彼女らにいろんなポーズをとらせるために橘さんがおり、している。
なんかそんな感じだ。

今回、これまでと違うことをすることによって
そういうオムニバスであることの意味……というか、
オムニバスという姿勢についてを気付かせてくれたことにはすごく意味がある。

じゃあ残り三人(中多さん編始まったばっかりだっつうの)、
この先どんな風に見せてくれるのか、遊び方をしてくれるのか?
という視点において、『アマガミSS』というアニメ全体対してだけども、
本当の意味で先が楽しみになった。

なんかまだ、色々見せてくれそうだ。
うん。
いいんじゃないでしょうか。



オイサンでした。




  

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