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2010年9月 5日 (日)

■甘い香水[コロン]に、花火[火薬]の匂い~『キミキス スウィートリップス』感想 -更新第578回-

さてもさても。
毎度毎度無計画だもんだから、前回記事の冒頭で
「糸杉先生版『キミキス』コミックの感想を書きます」
なんて言ったのに、分量が増えてしまったのでこうして記事を分けてます。

オイサンです。

要するに今回は、糸杉柾宏センセの『キミキス』コミカライズ、
『キミキス スウィートリップス』の感想をのっけておこうというお話です。
今回もワリと褒めてます。
オイサンいい人月間展開中(ワリとウソ)!!



■『キミキス スウィートリップス』1・2巻 ひっくるめて感想



……なんだ。
これでいいんじゃないか。
という素直なココロ。


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ていうか、これがいい!!








こんなに良いお手本があるのに一体何故……!!
いや言うまい。
コレとアレとは別物だ。
コレもまた、丸写ししたってアレには馴染むまいよ。
ただ、コレに倣った再構築は出来たと思うけど。

        ▼

この糸杉先生版『キミキス』の物語はゲームまんまではないのだろうけど、
主要な要素を抽出して、一番そのヒロインらしいフレーバーを強調したのでしょう。

主人公の体臭はほとんど感じられないけれども
(それは多分『キミキス』においては原作ゲームに忠実なのだと思います。
橘さんみたいな、ゴリゴリの体臭は出してなかったと思うから)
ヒロインたちの抱える感情やテーマについてはとてもしっかり描かれている。

  二見さん編に関しては、ちょっと物足らなかっただろうか。
  天才であることが「前提になり過ぎて」いて、
  ギャップとしての可愛さが欠け落ちている気がします。
  ただの、ちょっとうっかりなクールビューティぐらいにしか見えず、
  そもそもの魅力を存分に堪能できた気はしませんでした。
  祇条さんも分かりにくかったかなあ。

  一番デキが良かったと思うのはなるみちゃん編です。
  ていうか、ほかとパンチに利き方が次元ちがくね?

オイサンは『キミキス』ヒロインズの深いところまで到達出来てはいないから、
ここで描かれた物がゲーム版『キミキス』ヒロインズにマッチするものなのか、
その深いところ、
本当のところ、
隠された部分にまでアクセス出来ているのか?
……というコトまではわかりませんが、
少なくとも、この「作品単体」という範囲で、
ここに登場するヒロインたちの人物像は充分に、魅力的に、綺麗に、描かれていると思うし、
どんな人か、何を考えているコなのかということは分かるし、
楽しめたし、彼女たちのことを愛おしいと思えた。

  そしてそれらは、オイサンの知る限りでは
  ゲームの彼女らが持つものと一致していたと思います。
  少なくとも、オイサンがお友達になった、
  星野さん、明日夏たーん、祇条さん、うどん娘なるみちゃんの四人に関しては。
  上で書いたような差はありますが。

描かれ方がオイサンの好みのタイプであって、
それが、制限充分な紙幅であるにも関わらず、
たっぷりとした間と丁寧さで描かれてる。

ただまあ、幾人か、
主人公に恋をしたキッカケや理由がこの紙幅の範疇では分からないコはいたけども。
ただそれが前提であることが不自然ではないもっていき方がされていたので、
今こうして書かないと気付かない程度ではあった。

幾らかの原作にないオリジナル展開と、
ゲームではない媒体だから用いることの出来るヒロイン主体の視点にしたり
そこに第三者の目線を上手く挿入したりすることとを上手く利用して、
ヒロインたちがもともと持っていたものを掌の上で上手に転がして、
膨らませ、整えて見せたなあと思います。



……



『アマガミSS』も、こういうところを
もうちょっと上手くやってくれると良いなあと思いますね。
放映開始前のインタビューで、高山御大が
「アナザーストーリー的な」
みたいな単語を言っておられたように記憶しておりますが、
「オムニバス」という単語とこの言いっぷりから、
この糸杉先生版をご存知だった方の中には
こういう再構築を思い描いた方もおられたんじゃないかなと、
オイサンは勝手に想像します。
だって、全然わるくないもの。

ただ、基本的に「ある程度ヒロインのことが分かっている前提」の話なので、
「新規ユーザの獲得」にアニメの主眼が置かれている場合馴染まない……
の、だけれども。

この32~35ページというフォーマットで描かれている物語上の情報量は
そんなに多いものではないと思うので、
『アマガミSS』のフォーマットである20分×4回の80分という時間を上手く使えば、
この程度の情報量を軸にして、原作の変態エピソードで肉付けをして……
ゲーム版での一つの流れ(=ルート)を再現することは出来なくても、
ヒロインのことをわからせて、
魅力を表現する一つのエピソードを色濃く見せ、
さらに、橘さんという人間のドラマをすこしずつ挿入する
(そして橘さんのドラマは、6人分のヒロインをまたいで少しずつ時間に間借りして
描かれていく)
ということくらいは出来たんじゃないかなあ、と思います。

  『アマガミ』においては、主人公橘さんの体臭というのは
  欠かすべからざる要素ですからね。
  そして多分その重要性によって、ヒロイン主観視点で描かれることも難しい。
  そこにジレンマは出てきてしまうでしょう。

……多分それは、『シスプリリピュア』的なものなんでしょうけどね。
マどこまでいっても、個人的にはオムニバスではない、
一本の流れのお話が見たかったってのは変わんないんですけど。
『アマガミ』のアニメ。



……とまあ、
すっかりお話が『アマガミSS』の話になってしまいましたが、
そのくらい、お手本に出来てしまうくらい、
この作品はそういうフォーマットとしては頑張って作られているなあと、
読んでいて思った次第です。

ちょっとウツクシカ過ぎて毒っ気・茶目っ気・遊びが足らないこと、
そのあまりのサラサラヘアー加減が却って人を選ぶ気がしないでもないですが、
まコレは多分、『キミキス』そのもののカラーでもあるのでしょうから
原作ファンには問題にならないように思いますが。

  ……オイサンに『キミキス』が響かなかったのはその辺に一因があるのですけどね。

正直なところ、そのパンチの効かなさ故に、
何年か経ったら、オイサンなんかはコロッと忘れてはしまいそうですが。
現時点において、そして恋愛SLGのコミカライズというジャンルにあっては、
とても楽しませていただけたと思います。

……どうでもいいけど、
……本っっっっっっっっっっっっっ当にどうでもいいけど。
菜々の部屋にふじおかがいるな!!

R0028707


これは周知の事実なの?
教えてキモイ人!!


オイサンでした。






■SEXY ADVENTURE




 

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コメント

■JKPさん

キ、キモーイ!!
……冗談ですよ。

柔道経験もおありなので?

投稿: ikas2nd | 2010年9月16日 (木) 03時11分

一言物申す。

そんな腕の抱え込み方の一本背負いで人を投げ飛ばせると思うなよ!恵ちゃん!!!


ごめんなさい。
みなみけはノータッチなので知りませぬ。

投稿: キモイ人JKP | 2010年9月 6日 (月) 01時24分

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