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2010年9月の13件の記事

2010年9月26日 (日)

■食傷の秋 -更新第587回-

いやあもう、いきなりめっきり寒くなっちゃって困っちゃうな。
オイサンです。

さいきん更新の方もめっきり冷え込んでしまって申し訳ありません。
つったって誰が楽しみにしてるんだって話もありますが。

  まあまあまあ。
  そこはホレ、まあまあまあ。

色々書きたいこととかか書かなアカンこととかそんなメモとかたまってるんですが、
まとまった時間がなかなか取られぬ。
マ頑張ってなんかしら書きますけどね。
ええ。
ここはそういう場所ですから。

  何が一番アカンゆうて、Twitterで言うだけ言って、
  なんか書いた気になっちゃってることが一番アカンなあと自分では思ってます。
  別にTwitterでもそんな大したことを言っているわけではないですから、
  なんかこう、思いついたことをちょろっと書き残しただけでね。
  咀嚼も熟成もさせずに、こぼして終わりになっているのが、
  インチキとはいえ書き物士としては致命的にアカンがなと思っているところです。

で、とりあえずそういうコマゴマしたことの中から、
比較的簡単なものだけでもやっつけてしまいたいと、今日はそんなお話です。



■『アマガミSS』関連 CDの話



アニメの、各ヒロインのEDシングルについて。
一人目のヒロイン、森島センパイのシングル評をやってからこの辺のことについては
全然触れてきませんでしたけど、ちゃーんと全部買ってるんですよ?

R0029048
証拠写真。

なんで何も言わんかと言ったら、
「なんか言うほど、それらを聴いて何かを感じてもいないから」
ということにしかなりませんけど。

薫編のED「きっと明日は……」と、
中多さん編のED「あなたしか見えない」がありまして、
それぞれカップリング、あと特別盤にはオマケDiscでサントラと
モノローグが収録されておりましたが。

……ぶっちゃけた話、どれも大して印象に残っておらず、
「マそんなに良いモンじゃなかったね。なんかよく憶えてないけど」
という、有難くない方面の感想しか出てきてません。

オイサンの好き嫌いの傾向として
「細かい言葉をつかって細かく叙述しようとする歌詞は好かん」
というのがありまして。

棚町編のEDを例に挙げると、
「最大限」という言葉であるとか、「平常心」という言葉であるとか。
日常でもギリギリ出てくるか出て来ないかくらいの、
口語と文語の境目にあるような言葉だとオイサンは感じてまして、
ある種の「厳密さ」がつきまとう物だと思っています。

どうも、歌の世界、それはソングに限らず詩歌や俳句も含みますが、
そういうものすごく制限の厳しいはずの言葉の世界に、
カバーする範囲がとても狭い詞を適用することに
狭苦しさ・息苦しさを感じるのですね。

あとはその、歌詞が指し示す世界の狭さというか、
ある一つの物語をもう一度描きだそうとする、
一本道のRPGのようなせせこましさというか、
「他に聴きよう・受け取りのようのないもの」を聴かされる感じが、
特に薫編のEDにはあります。

  中多さん編・森島センパイ編はそうでもないですね。

これについては、まだあまり上手く言葉に出来ませんのでおいておきますが、
そういうことがあいまって、総じて『アマガミSS』関連のお歌には
オイサンは良い印象を持っていません。

  マこれはアニメ『SS』に限らず、
  ゲーム本編のキャラソンもそうですけどね。
  忘れもしない、第4先輩さんと名古屋でお会いした時、
  名古屋城に入った辺りで
  「俺はねえ、そもそもドンマッコウのことなんか一切信用してないんだよ!」
  とぶち上げてやたら笑われた、気持ちはあの時のままです。
  アニメ版の楽曲は全然関係ないと思いますけど。

マそんなんで、『アマガミ』周辺、音楽は良いんですけど……
お歌に関しては、オイサン個人の感想としては、
基本「不遇」であるなあと思ってます。
でも音楽はいいです。
それが救いかな。

キャラソンCDアルバムも制作が決まったようですが、
マ正直なところ大きな期待はしておりません。

『アマガミSS』の主題歌も近々変わるようですが、
Azusaさんの詞の世界が、やはり同じような理由で好きではないので、
これまた期待はしてません
(直近のWebラジオ『アマガミカミングスウィート』でさわりがかかってましたけど、
やっぱり、そんなグッとくる感じではなかったです)。



■アニメ周辺の展開の話



アニメ本編の周りでは、
裏ヒロインの上崎さん編と美也編の制作が決まったとかで。
何を今さらだよ、という話ですが、マこっちにも触れてなかったのでね。

触れてなかった理由も、上で書いたCDと概ね同じで、
さして興味がないというか、
「あってもなくても不思議ではない話だったから驚きも喜びもしなかった」
ということが一つ。
あと、
「結局作る側任せにしか出来ないので、何か言ってもどうにもならない」
という気持ちがあったことが一つ。

Twitter上では
「何話でやるのか?」
「26話から4話×6人差っぴいたら二話しか残らないから、一人一話ずつなのか」
「それでどれだけ出来るのか」
「いや、OVA的に別リリースするというテもある」
みたいな盛り上がりも見え隠れしていましたが。

オイサンはまあ、なんというか、そういう希望とか展望とか予想とか、
そういう遊びにちょっと飽きてきたというか、食傷気味というか。

結局のところ、
「作り手がナニ考えて作ってっかわかんねえ」
というところがもう、このアニメについては大き過ぎる。
制作姿勢や、作り手としての人間像から読みとる「根拠のある予想」が全然出来る気がしないので、
してもしょうがねえ、
好き嫌いや印象論だけブッてもオイサンとしては面白味を出せないし、
横から小突かれたら簡単に揺らいでしまうようなお話しか出来ませんので、
それは別段愉しいことではないから、まあ何か言うこともないか、
と思っています。


この二篇が「作られる」ことに関しては、
オイサンとしても、
上崎さんが橘さんの物語の発端の人物であることだとか、
美也もそこにからんでいる限り、その物語の世界から外せない人物であることには
一切の異論も疑いもありませんから、
彼女らの物語がアニメでも語られることはあって何の不思議もないと思っています。

けれども、アニメ本編において「橘さんのトラウマ」が占めるウェイトの軽さ、
その扱いのぞんざいさを見るにつけ、
その発端や顛末に、一体どれだけの人間が興味を向けているかと言われたら
ワリとクエスチョンな感じはあります。

そうなると、そのクエスチョンなお話を作っている人たちが、
改めて「その辺の話も、『アマガミ』には外せないよね、アニメでもやんないとね」
と言い出すかどうかについては、やはり懐疑的にならざるを得なかったので、
この二篇についてオイサンは
「あってもなくても不思議はない」と、思っておりました。

が、まあ、それが物語としての完成度をもとめてのことなのか、
ある種の品ぞろえを意識してのことなのかわかりませんが、
作り手が「作る」と決めたことが、
また何か、『アマガミ』の世界の勢力図を少し動かすことになるんではないかなと、
そんな期待はしております。
出てきたものを見せてもらうしかないんじゃね。

ただオイサンはそれを消費・消費者としてとらえるんではなくて、
そっからまた何か感じて捻りだすための
語り手として受け止めたいと思っています。
「アーオモシロカッタ/ツマンナカッタ」ではなくて、
その「オモシロカッタ/ツマンナカッタ」を
今後自分の捻りだす世界で、何らかの形で、
芝生のように敷き詰められるように取り込みたいと思います。



っとと、ちょっと予想外に長くなったな。
マ書きたいこと書けたからいいや。

あと書こうと思ってることに、

  ・『あまがみっ』の感想
  ・東雲版『アマガミ PreciousDiary』の感想
  ・『アマガミ』エビコレ+版発売について
  ・ひだまりラジオ×☆☆☆ 最終回

とかありますけど、マボチボチと。
オイサンでした。



あ、そうそう。
絢辻さんTシャツを買いました。


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どこに着ていくかは超未定。
とりあえずXLがはまる体型にまで痩せてて良かったよ。



 

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2010年9月22日 (水)

■オトメノ!~揺れる・ふくらむ・ハチ切れる『アマガミSS』第12話感想 -更新第586回-

気に障りそびれることが多い。
オイサンです。


イカンイカン。
色々ゴタゴタしていて中多さん編最終話の感想を書くのを忘れていました。
ここんとこ更新頻度も下がっていて申し訳ない限りです。


というワケで、
もう今夜には関東圏では七咲編の一話が放送になろうというこのタイミングで
中多さん編の、最終話と、全体の感想をまとめてしまいたいと思います。

例のごとく、未放送地域だったり、まだ見ていなかったりで
ネタバレ勘弁の方は立ち入りをご遠慮願っております。
当店の格式に相応しくないものでして、ええ。




■中多紗江編 最終章 コイビト



ざっくりいってしまうと、つまりは
「感想を書くのを忘れてしまうくらいのものだった」
ということに集約されてしまうと思います。

  至極簡単で、愛想なしですが、ええ。

前回の第三章は、冒頭からはっとさせられる鮮やかさがあって
ここだけ違っているなと思いましたが、
最終章の今回は、それ以前の第一章・二章のクオリティに戻りました。

画面の単調さやぺたっとしたカンジは
放映開始当初に比べれば随分よくなりましたが、
脈絡の感じられないお話は相変わらずで、見ていて頭がぐらぐらする。

せっかく前回上手に表現できたトラウマの部分も、
今回の冒頭のフリと、そのわざわざ蒔いた種にも
終わるまで一切解決に手がつけられないという杜撰な扱いで
「一体ありゃなんだったんじゃい」
という台無しな展開に。
ホントに何がしたいんだ。

橘さんは……結局何も頑張らないんだけど、
頑張らなくてももう色んなことが自然に出来ているし、
中多さんにはきっとそれで十分なんだ、という展開なのだとは思いますし、
それならばコレでもいいのでしょうけれど。
それだったらそれで、トラウマの話とか、今回の冒頭のフリも、
わざわざナレーションつけてまで話すことじゃないと思いますし、
寧ろそのコトをこそ説明すべきだと、オイサンは思います。

  だって、見てるだけじゃわかんねえもの。

やっぱり、全体として彼らをどういう風に見せたいのかが
オイサンにはさっぱりつかめませんですよ。

カップルコンテストでの衣装が
お母さんがオーダーしてくれたものだというのはウソんこで、
中多さんが自分で拵えたんだけど恥ずかしくて言えなかった、とか、
ホントもうどうでもいい情報で。
まあ、中多さんらしさを表現した、というならアリですが、
ナレーション一発で済ませるってどうなのよ。

今回の「いい顔大賞」は、梅原を見て大笑いする田中さんでしょうかね。
彼女は普通のシーンで輝くなあ。



■中多さん編 全編を通して



動画としては、森島センパイ編、薫編に比べれば各段に良くなりましたが、
それも歯に衣を着せずに表現すると、「マシになった」という程度で、
いわゆるフツーのアニメに手が届くかな?
というレベルに上がった、という程度だと思います。

  マその背景には、昨今のテレビアニメのレベルが
  結構上がってるんじゃないかということがありますけどね。

お話については、……かわってないですね。
ブツ切れでガタガタで、どこに芯を通そうとしているのかがわからない。
ヒロインを見たら良いのか、橘さんを見たら良いのかも流動的な気がしますし、
表に出てくるのは橘さんなのに、
鍵を握っているのはいつもヒロインなので、
そこがちぐはぐになって、このもやっとした感じというか、
食いた足らなさ、薄味なカンジになっているように思います。
どちらかにしっかり軸足を置けば、もう少し濃密なものになるとは思うのですが。

  あ、音楽一つ一つの良さについては文句ないです。
  作品の雰囲気にあっているかとか、
  使い方についてはもうちょっとあるかもしれませんが。

しかし、やはりその……時間が足りないんだな、というのが感ずるところ。
ゲーム『アマガミ』本編の、あの膨大なエピソードを出来るだけ盛り込みつつ、
キャラクターの心情を滑らかに描いてお話を成立させるというのは……
どちらかだけならば、まだ上手くいくのでしょうけど。

今回のナレーション起用も、恐らくはそういう時間の足りなさを
「言葉で説明する」という一番シンプルな方法でどうにか逃げようとした
苦肉の策なのかもなあと思いました。

やはり当初から言われていたように、
「視聴者をゲーム本編に誘導するための、ヒロイン紹介ダイジェスト」
的なものでしかないと思います。
実際、コレを見て興味をもたれている方もそこそこの数おられるようなので
(オイサンが肌で感じているわけではないですけど)、
であれば、その役割としてはそこそこの成功を収めているということなのでしょう。
ならばその成功に対して、何も文句をいうことはありません。

けどもまあ、オイサンとしちゃあ「面白いアニメ」が見たかったな、
と思わないではいられませんし、
もっとしっかりしてたってバチは当たんねえだろう、とも思います。

他の原作体験済みの方々がどんなキモチでこのアニメをご覧になっているか、
よそのBlogでの感想とか、Twitter上での呟き以上のことはわかりませんが、
オイサン個人の感想としては、
「原作体験組は、わりと切り捨てられたかな」
という想いです。

あの濃密な原作での体験をアニメでもう一度!
原作がゲームであるがゆえに描ききれなかった部分を、
アニメの特性を生かしてもっと鮮やかに!
……なんていう、本来とられるべき補完関係をとったり、
その欲求を満たすだけのパワーは、このアニメにはないです。

本編が描いていた輪郭まったくそのものを、
しかも本編よりも細くて薄い線でもう一度なぞったものを見せることが、
本編を楽しんだお客を楽しませようとすることだとはどうしても思えない。



……マそんなことで。



何かを見つけて褒めよう、
ここが面白かったと言おうと毎回思うんですけど、
どうしてもちょっとキビシ目の言葉にしかなりませんね。

けどそれこそが多分、
オイサンがこのアニメを見る30分という時間に対して感じていることだと思うので、
……悪しからず、受けとめて戴けるありがたく思います。



オイサンでした。




  

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2010年9月16日 (木)

■送辞 -更新第585回-

遅ればせながら、『けいおん!!』の最終回を見た。

巷では、殉教者が出るとか、
半裸長マフラーの人が叫ぶとかなかなか素敵な騒ぎになっていて、
ここまでいろんな人を巻き込むだけの魅力を持つこの作品には、
何か今までにない新しい「発明」めいたものが隠されているのではないか?
と、オイサンは思っているのだけれど
それが何なのかはまだ見つかっていないし見当もついていない。



それはさておき、最終回。



個人的な感想としては、
部の面々やあずにゃん、さわちゃん先生のエピソードについては
十二分に予想出来る展開だったし、
「そういうお話だから」という認識が強すぎて、
自分の中では殆ど予定調和的に処理が済んでしまっていたので
さほど強く感情を揺さぶられることは無かった。
群を抜いてうまいな、きれいだなー、という気持ちはあれど。
その辺は「わりとありふれたお話」に見えていて、フツウ。

  3年生の面々については、既に文化祭や受験の中で
  卒業・分かれに対する感情の処理を終えているので、
  本人たちさえ揺れることは無かったし。
  むしろ、ここに至るまでにこの四人を強固に描ききった、
  ラスト直前までの数話の展開のさせ方の方が斬新で面白く、感心させられた。

そんなオイサンですが、一つ、ガツコーンと来たシーンがある。
それは、式が終わって、唯と和(のどか)がそれぞれ別々の教室へ向かうシーン。

唯は、部のみんなの待つ音楽室へ、
和は、三年間自分が過ごした生徒会室へ、
それぞれ、階段を上がり、下り、引き上げていく。

そこを唯は呼び止めて、
「出来たら一緒に帰ろう」と、
約束ではないけれど、もう少し緩い、願いのようなものを和に括り付ける。
括り付けはするものの、もう二人が同じ方向へ……
……中学時代には多分、唯が和の後ろをついて、
  同じ方へトコトコと歩いていくことになっていたのだろうけど、
  もうそうではない……
……同じ方向へ歩いていくことはないんだ、という画になっていて。
まあこれも、ありきたりといえばありきたりな場面なのだけど。


……。


ココんトコの一、二話で、
和が何度か、唯や軽音部の面々ことに思いを至らせ、
感慨深く、物思わしげな表情を浮かべたり、深く息をついたりするシーンが、
何故かとても印象的に描かれることがあった。

  その場面だけ外の時間の流れからずらされて、
  見るものに強い違和感とともに残るように、それは丁寧に描かれていた。

確か前回? 23話だったと思うのだけど、
生徒会室の様子なんかもやけに色濃く描かれて、
何故ここにきてコレなのだろう? と、思ってはいた。
まあ最終回・卒業が近くなって、
和にも和なりの三年間が在ったことを描こうとしているのかな、
くらいに思っていたのだが、
その描写が伏線的に、和の歩いてきた道をハッキリと意識させてくれて、
そのあまりに唯と違うこと、この三年間で分かたれたことが、二人の別れ、
これから進む道の異なることをより強く感じさせる素材となっていて。

もう、耐え切れなかった。
涙がこぼれました。

和は、そういう時期が近いことを感じ、きちんと頭でも考えて分かっていて、
もうずっと前からそういう気持ちになり、整理もつけていた。
対して唯は、そんなことを言葉に出来るほど理解してはいないのだけど、
あの階段を上る瞬間……
いつもと違う、全く違う、
なにかそこに立ち上る気配を彼女にしかないフシギな器官で感じ取って、
和を呼び止め、約束を結び付けたんだ。

和はさぞかしほっとしたことだろうと思う。
もう整理もついた気持ちだったから、
激しく表に出たりはしなかったけれど。

二人はこれからも、これまでの時間や絆や思い出を頼りに
途切れることのない時間を終生過ごしていくのだろうけど、
あまりに違いすぎたこの二人が、この先で、強く深く交わることは、多分ない。
「ごきんじょさん」というありふれた奇跡に引き合わされたこの二人は、
それぞれの力で、その頼りない糸をずっと掴み続け、
この先も、その手を緩めることはないんだ。

あそこで唯が呼び止めなければ、
この二人の時間が今後一切交わらなくてもフシギではなかったかもしれない。
唯にとっても和にとっても、互いが「いたんだよ、こういう子」と、
知らない誰かとめくるアルバムの中の存在になっていたかもしれない。
けれどその糸を、自らもう一度掴みに行ったのが唯だった。
それは……その「本能の踏み出し」は、多分、和には出来ないことなんだ。

このあと唯はあずにゃんに、
「これをあげよう。あたしたちみたいだね」
と、少し上からあずにゃんに、それと同じ手を差し伸べるのだけど、
同じ目線の高さから語りかけた和とのこのシーンが、
オイサンには感動的に映りました。

一つ、とても大きな事件の筈のこの瞬間を、
ただのいつもの風景として、平らかな感情の中に上手にしまいこんでしまう、
この二人の在り様に、グッときた

あずにゃんの涙も、さわちゃん先生の感慨も、
唯と和、この二人のシーンの前ではかすんで見えた。
この二人の、すごく前進的な別れ、
特に(唯一そのことに勘付いている)和のキモチ、
寂しさと、喜びの狭間で引き裂かれそうになっていることを思うと
胸が強く痛んだ。

オイサンは、和のように、いやもっと酷く、
あそこで掴むべき糸を、数え切れず、
時に無意識に、時に気付いていながら、見過ごし、手放してきた。

一秒もない、踊り場でのカット。
あの二人の背中は、当分忘れられそうにない。
オイサンにとってはあれが『けいおん!(!)』だったと言っていいと思う。
それは第一期の頃から。
きっと日々の暮らしの中にも当たり前に零れ落ちているであろうこんな瞬間を、
見落とさずに生きていきたいと思うし、文字にして残していきたいと思う。



マそんなことで。



和ちゃん。
『けいおん!!』第二期で、
一番強い輝きを放っていたのは、誰あろうあなたであったと、オイサンは思います。

昨年の正月、帰省した実家で、兄に
「お前は『けいおん!』のメンバーだったら誰に着目してるんだよ?」
と訊かれ、
「和」
と答えて困った顔をされたけど。
まーあ間違ってなかったなと思いますよ。

『けいおん!』をありがとう。
お疲れ様。
デ、




卒業、おめでとう。




オイサンでした。




  

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2010年9月13日 (月)

■煤けた背中のラプソディー -更新第584回-

オイサンは神奈川県に住んでいて、
いわゆるアレですよ、おタバコに対する制限がキツイ。

  ……んでしょ?
  オイサンは吸わないんでよー知らんですけれども。

で、基本的に公共の施設の中は出来うる限り(お店の判断も交えつつ)禁煙で、
分煙やなんかも進み、
オモテで吸えるのはどうやら、キチンと吸殻の設置されて
「喫煙場所」と決められている場所だけ。
……らしいです。
しっかりとね。
決められちゃってね。

オイサンはタバコ吸わないんで何ともないですし、
やっぱり有難いと思う面もあるワケですが。
……けれど3年前、アメリカに2カ月ほどオシゴトで行った時のこと、
同伴していたお仲間二人はスモーカーでして、
あちらのお国もやはり同様におタバコに関しては厳しく、
彼らが肩身のせまい、寂しそうな思いをされているのを長い時間目の当たりにしてきていますから
そのせつなさ、唇の寄る辺の無さなんてものは、
マ多少は実感と思い入れをもって感ずることは出来るつもりでおります。


……。


そんなことも踏まえつつオイサンが思うのは、
別にファミレスとかカフェとか、それなりに広さの保たれている場所では、
分煙と排煙さえキチンとしてくれれば
お店の中で吸ってもらったって全然構わんワケです。
喰らわないですみますからね。
その代わり、その辺の設備はちゃんとはして欲しいですけど。

  空間が狭くたって、まあ……お互いがちょいとずつ気を使い合えば
  吸ってもらったって全然構わないと思いますしね。
  ただ、「香りを楽しむ」ことがメインファクターにある場所では
  やっぱりちょっとどうかと思いますけど。

むしろメンドクサイのが、
そうして店内から追い出されてしまって、
お店の外に設置された「喫煙場所」で吸ってる方々から流れてくる煙。
あれがねー……。
ワリカシきつい。

だってまあ、そこはただの道ですからね。
お店にも関係なく、フツーに道を歩くだけで突然喰らうワケです。
避けられるわけでもない。

  だったら遠回りしろ……ってリクツは、
  お吸いになる側から見たってどうかと思うでしょ?

しかも屋外ですから煙に対して何か対策が施されているわけでもなく、
風が吹いてりゃ発散してくれるのでいいですけど、
そうでなければ、ワリとモウモウと溜まりますからね。

  ありゃキミ、松沢君、なんとかならんかね。

特段に目くじらを立てておタバコをお吸いになる方を攻撃する気はありませんが、
やはりこう、決して愉快なものではありませんので。
見知らぬ人の歩きタバコはやっぱり、後ろに立つとイラッとしますクチですんでね、
オイサンも。
お知り合いなら、ああまあしゃあねえなと思いますが。
その辺は人情というか、呼吸の部分の話です。

マ吸う側からすりゃ別段悪いコトはしてねえって意識なんでしょうし、
自分がそっちに回ればオイサンだってそう思うでしょうし。

前述の、一緒にアメリカに流刑になった同僚二人は
「広い空の下で思い切り吸いたい」
というようなことを言っておられ、
嗚呼、そういうモンなんだろうな、というのはまあ、わかります。
ワケもなく、天気がよく、広い空の下でするのは何だって気分がいいですから。
コーヒー飲むにしたってそうですからね。

ただまあそれならそれで、
出来るだけ吸わない人の通る率の低い場所にあって欲しいなあというのは
……それだけでも十分に迫害的な考えなのかもしれませんが、
コンビニにしろ、ファミレスにしろ、
「便利が良く」「利用者の多い」施設の真ん前にモクモクと在られるのは、
やっぱりちょっと本末が転倒してやしないかいと考えてしまう……



……マそんな、日々の些細な苛立ちを吐露する
長月も半ばの朝ですよ。
オイサンです。



こういう話を読んで、お吸いになる方の中には
「ケチくさいことガタガタ言うな」とお思いになる方もおられるんでしょうけれども、
アレなんでしょ?
お吸いになる方でも、他人の煙はイラッと来るらしいじゃないですか。
そういうことですよ。


誰か、すごくいい香りで、
吸うと超健康になるタバコを開発してくれませんかねえ。
別に「心地よい」香りじゃなくても良いや。
ヘルシア緑茶的な、「良薬はなんとやら」的な匂いだったら許す。



■第三次シミッタレ沖海戦



些細なイラ立ちついでに、あとアレね。
コンビニで売ってる、パンとか、お菓子とか。

カロリー表示が、袋の折り目のところに、巧妙に、隠す様に書いてあったりする。

……恐らくは、オイサンの様に
「買う前にカロリーをチェックしてあまりにあまりだったら買うのを避ける」
という実にしみったれた人間対策で、
 ・見つかりにくくして気にさせずに買わせる、
或いは、
 ・あれはあれで、いちいちチェックするにも、
  品物をガサガサいじらなければならない、若干の後ろめたさがつきまとうので
  その心理を利用して、とりあえずチェックさせずに買わせる
という、しみったれに輪をかけてしみったれた作戦なのでしょう。

  面倒くさい。
  見えるところに堂々とお書きなさいよ。

……確かに、効果的だとは思いますけどね。
袋の折り目まで広げて見るのは面倒くさいし、
なんかマズイことしてる気にはなりますし。
しかし、だからこそちゃんと見てから買いますけどね。
そっちがそういう態度に出るんなら、こっちはそれなりの権利を行使するぞコノヤロウと。
見えないところに書くほうが悪い。
……戦争なんて、そんなことから始まるんだろうなあ。


自動車のナンバープレートみたいに、
見えるところに印刷しないとダメにすればいいのに。

マそれだと、気にしてない人まで気にして買わなくなりそうなので。
フツーに裏返せば、フツーに見えるくらいのところに、正直に書いて戴きたいものです。
イヤほんと。
堪忍やで。


……ちなみに、缶コーヒーのBOSSも
「微糖のもの以外は、Webで調べないとカロリーがわからない
 (缶に表記されていない)」
なんていう、サントリーさんは実にイカしたしみったれでいらっしゃいます。

微糖のだけは書いてあるってあたりがもう、
なんとも姑息でいいじゃないですか。
オトナっぽい。
サントリーさん、けちくさい。姑息。
素敵。
BOSSのくせにwww


あとついでに、ガリガリくんはアイスの類の中では意外と低カロリーです。
豆知識。
勿論食べない方が低カロリーだけど。


オイサンでした。



 

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2010年9月11日 (土)

■オトメノ!~揺れる・ふくらむ・はち切れる~『アマガミSS』第11話感想 -更新第583回-

あの『アマガミSS』がついにゲーム化!!





……すみません、おイタが過ぎました。
オイサンです。


さてタイトルにあるように、
今回はいつものアレなので、アレをアレする人はアレして下さい。

【※
 今回はアニメ『アマガミSS』の第11話・中多紗江編第三章の感想です。
 未放送地域の方、未見でネタバレをお好みでない皆さま方は
 とっとと回れ右して紗江ちゃんのオッパイでもしゃぶってやがれ!!


 ……て言うか、オイサンも是非そっちの方に参加したい……って、
 あ、絢辻さん!!!?
 イヤ違うんだ、これはその、あああああ、
 その手に持った40L入りの牛乳缶をどうするつも……へぶっ……




■本題! まずは全体について。 オッパイは後回し!(←血マミれで)



で、第11話の感想なのですが。
先ずハッキリといいましょう。



軽く化けた。
良い方向に。
待っていて良かった。



そう言ってしまっても……まだコワイところはありますけど……
ほぼ差し支えのない方向に進みました。
これが恒常的な変化であるのか、
刹那的に偶然成し得たシゴトなのかは分かりませんが、
少なくとも今回のデキは、過去10話をはるかに置き去りにして最高と言って良いと思います。
……ある一点を除いては、ですけど。

……過剰な期待を持たせてもアレなので言いますが、
あくまでも『アマガミSS』過去10話と比しての「最高」ですからね?

そして過剰な不安をあおっても仕方ないので言いますが、
その不安な一点も、
あとあとダラダラと文句を言っていますがどうとでもなると思うので。
今の感じを掴んで進んでくれたらいいなあと、
そう思えるくらいの出来の良さ、面白さでした。

それを踏まえて、以下各論。



■お話と、表現と。



言わずもがな……
橘さんの「部屋の押入れ」というのは、
橘さんの性向であったり、この『アマガミ』というお話の範疇に限っては
件の「トラウマ」の象徴となるワケです。

そして今回の冒頭において、
美也でさえ「またそこにいる」と思った瞬間に橘さんは既にそこにはおらず、
中多さんと学校にいた!!
という……これが何を表すかというと、それはもう明白なワケです。

前回の感想で
「情景を使ってキャラクターを表現出来てない」
「中多さんの慕情を聞いた橘さんが、トラウマとどう向き合うかを描けるかどうかが、
 次回のポイントになる、それでキマル」
と書きましたが……
その二点を、まさか開始一分半で、
オイサンの想像をはるかに超える鮮やかさとさりげなさで描ききって見せるとは
思わなかった。
感服、脱帽です。
これには参った。

これを見た瞬間に、オイサンは確信しました。
「あ、こりゃ今回は面白いぞ」
と。
ヘタすりゃ一気に、『けいおん!!』に……
第一期の『けいおん!』相手だったら分からないけど、
今期の『けいおん!!』にだったら追いついてもおかしくないぞ。

  つまりオイサンが『けいおん!!』に見出す面白さというのは、
  こういうことをもっと小さい小さい単位、
  それこそ何秒、セリフ何言というサイズで、
  20何分という時間にちりばめているから面白いんだろうな、
  ということに逆算して気付かされました。
  閑話休題。

……マ結果的にそこまでには及びませんでしたが、
それでも今回の話は軽く「化けた」と言っても良いくらい、良かったと思います。
正しくは、
「化ける兆候を見せて、さらにその先にまで、一先ず足を踏み入れた」
感じです。
崖を上りきり、天辺に指がかかった状態。
これで全身を引き上げ、体を山の上まで持っていけるかはこの先次第でしょう。



■止まる絵と動く画と。~アニメーション、それは……



そして大きな変化として、絵も随分動き出しました。
使い回しっぽいカットも目立ちますがカット数も多い。
屋上の風のシーンで、髪もスカートも派手に揺れて見てる方もアナタ、
これは盛り上れますよ。
その間も、引いたり寄ったりパンしたり、
今までの話では稀だった派手目のカメラワークが目立ち始めます。

  ……こうしてみると、これまでで画が、というか画面・画角が動かなかった、
  動かさずにおいたのは、『TLS』シリーズとしての矜持であるところの
  「決して劇的ではない、普通の風景」をそのまま描こうとした
  演出意図だったのかしら? と思えないでもないですね。
  ただそれが、この作品にマッチしていたか? 効果的に運んでいたか?
  と言われたら、やっぱりNOだと思いますけど。
  考えナシ・工数の問題といった類のものでは(まあ全くとは言いませんが)
  なかったんじゃないかな、という風には見えてまいりました。
  勝手なものですねw

髪・衣類の揺れに反して、周辺の木のゆれが無理やりなのはご愛嬌ですかねw
表情も随分豊かに描かれるようになってきました。

  ナニ言ッテッカチョット分カンナイ、とお思いの御仁は、
  一度お話の流れを頭に一通り入れてから、
  音を消して見てみて下さい。
  なんとなくは分かって戴けるんじゃないかという気がします。

敢えて言いましょう。




  ようやくアニメっぽくなってきたじゃないか!!!




……いや、ここまで褒めておいて、今更クサすこともないんですけど、
でも、これもまたすごく素直な気持ちなのです。
今回の『アマガミSS』を見終えたときの。

なんと言いましょうか、
物語の表現の面では、冒頭の一発でちょっと図抜けた感じになりましたが、
ストーリーラインそのものであったり、
カット数や動きの画の面において、
ようやくイマドキの平均的なアニメに追いついたんじゃないか?
という気になりました。

実際の数値なんて知りませんよ? 見た感じの印象。
オイサンはそんなに沢山、毎期毎期アニメを見ているわけではないですけど、
それでも大体一話目二話目くらいは拾ってみたりしますから、
見た目の感覚的に「大体こんなカンジで、見ていてこんな気持ちになる」
というセンは持っているつもりです。

それは面白い・面白くないを抜きにしても、視覚的にどのくらいの変化量が、
一定の時間内に収められているか(もちろん作品の性質にもよりますが)、
ということの、感覚的な蓄積だと思います。

正直な話、『アマガミSS』のその時間当たりの変化量って、
スッカスカだったように感じていたのです、これまで。
退屈しないラインに届いていなかった。
それが今回、「退屈しない」のラインを超えて、「ちょっと面白い」のラインにまで
手が届こうとしている。

  それに、「絵に力が入る」ということは、
  それを使って物語を豊かに描くことが出来る、物語にも使える、
  ということですからね。大事な大事な肝です。

ところどころ、要らなさそうなカットが入ったり
(遊園地、観覧車を避けてメリーゴーランドに向かうシーンで、
一瞬メリーゴーランドの全景が映る画が入るけど、あれは要らんだろう)、
相変わらず左右をもてあましまくった画面になったりするけども、
それはまあ……何かのクセなのだろうなあ。
つか、最近のメリーゴーランドにはブタがいるの?ネタ?



■そんな中、今回の問題点



とまあここまで褒め気味にやってきました今回の感想ですが、
もうどうしてもガマンできない致命傷があったので、
そのことだけはしっかりと書かせて戴きたい。


ナレーション、ここにきて邪魔。


一章・二章では、ナレーションにはちゃんとした役割がありました。
すべり気味とはいえネタとしての立場と、
展開が地味なために画で間の持たないシーンを繋ぐ役割、
主役二人が引っ込み系のために、その気持ちを表に引き出すための解説役。

けれどつまるところ、
そのどれもが「画や間で語れてない」という映像作品としてそれはどうよという瑕疵に、
おそらくは作り手が自覚的であったがために
回避策として選んだ手段だったワケですが……。

こうして、今回。
表現は整った。
画も、かなり揃った。
そんな環境の中、もうナレーションはその役割を終えたと、オイサンは思います。

モチロンここまで一章二章、ともにやってきたのだから、
そこにいて下さる分には問題ないと思うのですが……
今回何故か、ナレーションは、そうして画で語れるようになった物語、
読み手が自由に心で受け取ることが出来るようになった画を、
片っ端から踏み潰して回っている。
これは許せません。

  あのね、中田譲治さんは悪くないんですよ! 当たり前ですけど!
  中田さん(ややこしいな)も、演じながら困ったんじゃないかコレ、
  と思うほどの、お話ブレイカーぶりだと思います。
  声を当てるときに、画があったのかなかったのか知りませんが、
  もしあったら、「???」と思ったんじゃないだろうか。

たとえば。

バイトの面接前に、夕暮れの学校の廊下で敬礼を交わす二人。
二人がバカをやっているシーンではありますが、
見ようによっては十二分、これまでの二人の信頼と絆を象徴する
「良いシーン」なわけですよ。
周りから見ればバカだけど
(背景に描かれ、二人を指差す男子生徒たちがそれを象徴します)、
本人たちは大真面目、しかも分かり合って、いろんな感情を交換している。
そういうシーンに「見える」わけです。
「見ることが出来る」し、見て「良い」。
そこをどう読み取るかによって、作品の印象とか幅が生まれます。

  もっと言うなら、その
  「ハタから見たら大バカ、でも本人たちは大真面目で、
   彼らにしかわからないプロトコルがある」
  という、ある意味で恋愛の根っこのようなものを描いていると言っても良い。

そこに言葉や解説は要らないはずなのですが……
ナレーションが言葉をつけることによって、
「これはバカなシーンなんですよ」と限定してしまっています。

  ▼遊園地のシーン

そしてクライマックス、黄昏の遊園地、テラスで向かい合うシーン。
中多さんは「私たちはカップルに見えないんでしょうか?」
と、「妹じゃイヤです」というのと同じ旨のことを繰り返して不安を吐露し、
手がふれあい、
ベストカップルコンテストに一緒に出て欲しい、
名前で呼んで欲しいと、
これでもかこれでもかと畳み掛けます。

そして橘さんは……それら一つ一つに対して、
とても真摯に向き合い……驚いたことに!!
この一瞬一瞬ごとに、全く違った、そして一つずつ、成長した表情を見せます。
このシーンはすごい!
名前で呼んで、と言われ、「うん、わかったよ」と応える橘さんはもう、
すっかり彼氏の顔です。カッコイイ。
そして、「ててお」。
自分から中多さんの気持ちに気付き、中多さんの手をとる橘さんは。
もう変態紳士でもなんでもない、ホントただの少年です。
正直、もっと落ち着いて描いて欲しかった、長く見ていたかったと思いますが、
それでも面白い場面です。

  中多さんは中多さんで、そのリクエスト一つ一つに応えてもらう度、
  表情に自信が宿って見えてきます。
  面白いなあ。


……それをですよ。


画から読み取る限りにはもう、
橘さんは手が触れ合ったシーンで、大きな戸惑いの波を感じつつも
「僕はもしかして……!?」
と、半ば気付いているわけです。

そしてベストカップルコンテストに出たいといわれた瞬間には、
中多さんの想いにも……100%ではありませんが、
恐らくは70%程度の確信を得ている。
残りの30%は、その返事までの間が若干短く、表情に重みがないコトで
「(いや、まさかな)」
という打消しを読み取らせます。
そして最後に「名前で呼んでください」というリクエストで完全に感づき……
先にも述べた「彼氏の顔」で、敢然と答えるわけですが。

ナレーションさんは、カップル話の時点でこれを
「少年は、まだ気付いていない」
と、断じておしまいになります。



ナンセンス!!



そのナレーションの言う「まだ」という時間の範囲がどこまでを指すのか、
それがハッキリしないために、
見ている側からすればこのシーン全体がぼんやりと、
「え? 橘さんも中多さんも、もうすっかりそんな顔になってるのに、
 まだ気付いてないの!!?」
みたいな、おかしな空気に包まれてしまっております。

言わなくたって良いんだよ、イチイチそんなコト!
今回、これだけ画も間もしっかりしてるんだから!!

 ▼作り手のキモチ

……とは言いつつもね。
作り手さんの意図も、分からないではありません。

恐らくは、物語の絶対の流れを制御し、
その内容を自分の意図からブレさせることナシに受け手まで届けるために、
こういうことをやっておられる。

敬礼のシーンでもそう。
「良いシーンに見えるかもしれないけれど、
 この場面の主題はバカな場面なのよ」
という意図だと伝えたい。それは分かります。

でもそれならば、それは画のつくりがおかしいことに他ならない。
「見せたい風に見える」画がつかないとおかしくて、
それがないならやはり、映像作品である意味は薄いし、
それを言葉で無理に押し込めるなんてのはあまりに無粋だと思います。
見る側は100%しらける。

遊園地のシーンでも、
「『橘さんが自分と中多さんの気持ちに気付いた』と、
 視聴者に思われては、まだお話上困る」
から、ナレーションでブレーキをかけ、
見るものの気持ちを強引に押しとどめている、
ただそれはやっぱり、お話と演出がちぐはぐだっていう……
実に贅沢な欠陥だと言わざるを得ません。

見てる側の盛り上がった気持ちに蓋をして、一体何のつもりだ。
見てる人間をそんなに信用できねえか。
……という怒りすら覚えます。

  ……ていうのは、
  本編の中多さん編(<スキBEST>のルートだけど)でもあった
  とオイサンは感じているのですが。
  ……そんなことまで踏襲しなくて良いのに!!

つまりはナレーションと画とがちぐはぐで、なんなら
「ナレーションが間違ったことをいうギャグ」
みたいにさえ見えるのです。

今回、この話において、
やっぱりナレーションはもうその役目を終えていると思います。
すっげえ無粋なお話解説。

ヒーローショーのシーンでは、まだ手の足りていないところがあるのか
画で間の持たないところをナレーションで繋いだりと
(それも無理矢理気味ではありますが)役割を果たす場面もありますが。
それでも……ちょっと。
今回は戴けないシーンが多かった気がしますねえ。

……あの、もう一回言っときますけど、
中田譲治さんは全っ然悪くないんですよ。当たり前だけど!!



■Closing



まあそんなこんなでですが、
今回は中多さんも橘さんも、ものすごくたくさんの、そしていい表情を見せてくれました。
そしてそのどちらにも、オイサンは一回か二回かずつくらい、ドキッとするくらいでした。

もう……どうしたのかと言わんばかりに、めちゃめちゃしっかり恋愛モノ、
しかも「ふたりの」物語になっています。
……ただね。
これが『アマガミ』の、中多紗江ちゃんの物語なのかと言われたら、
そのエッセンスは相当薄味な気もしますが……
でも、真芯に通っているのは、これなんだろうなあ。

それに、ちょっと詰め込みすぎたかな、という感もありますが、
それでもそれでも。
ナレーションの件についてはすごく残念でしたけど、
それを補って余りある後半戦へ向けての可能性、
それもかなり具体的なモノを伴ってのものを見せてくれました。
とても嬉しいです。
ラストシーンでは、ちょっとじわっとくるくらいでした。
ようやく本気出てきた感じですかね!

無理はしなくて良いです!
この調子をキープして、後半戦は……後半戦も頑張って戴きたい!

あと、細かなシーンへの感想をちょぼちょぼと。
何の意味もないメモだけど。


 ・森島センパイ、焼きそばパンを振り回しちゃ危ないです。

 ・噴水でちょこんとした一年生三人娘可愛い。

 ・授業のシーン、
  絢辻さんが読む教科書の内容が恋愛に絡んでいるのは遊びとして面白いけども、
  もうちょっと大胆に、
  中多さんの言葉の意味に何かを絡める内容にトバしてしまっても
  面白かったかもしれない

 ・相変わらず、ジングルへのヒキは唐突なんだな。

 ・おろおろ香苗さん、随分良い役じゃないの。
  ていうか、松岡さんが存在感出してるな。
  やっぱすごいや。


以上、またどエラく長くなってしまいましたが、
喜び含みということでご勘弁下さい。

オイサンでした。




 

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2010年9月10日 (金)

■ボデーだけレイデー -更新第582回-

何が「イイオンナ」なのか分かりません。
オイサンです。

そしてそういう言葉はよく分からないのであまり上手に使えませんし、
なんかテンションばっかり高いみたいで、
ちょっと背伸びをしてる様でかっこ悪いので使いたくありません。

  35にもなって背伸びとか言ってる場合ではありませんが。

別段、評価軸がどうとか定義がこうとか、
そんな野暮を申し上げる気はサラサーティありませんが、
多分それがワラカンということは、
オイサン自身何が「オンナ」なのかってことが分かっていない、
というコトに拠るに他ならんと思うわけです。

  それが分からんことには、イイもワルイも言い様がない。

恋人としてなのか、妻としてなのか、
メスとしてなのか母としてなのか、
オバサンとしてなのか少女としてなのか。
何が良かったときに「イイオンナ」だと言って上げたら良いのか……
多分、そういう「女性として過ごしてきた時間全部が嗅ぐわかすもの」
なのだと思うのですが。

……と、いうことは、相対的に「オトコ」と過ごしてきた時間が
やはりモノを言うのかしら。

  ……でもなんか、女性という属性の中でも不思議と
  「オバサン」としてのパラメータの高さは、
  オトコが言うところの「イイオンナ」には、
  プラスのパラメータとして計上されないような気はするのですけどね。
  それが「熟女」だったり「肝っ玉母さん」だとまた違うんでしょう。
  ヘンなの。

  生活への疲れとか、諦めとか……そういうものは、
  ……アンニュイさとかに姿を変えて……プラスに働くように思うのですが、
  それらへの開き直りのようなものが見え隠れするのがいけないんですかね。
  なんなんだろう。
  たとえば、『ラピュタ』の親方のおかみさんは、
  オカミサンだけどオバサンではないような気がするんだよねえ。
  カメラの回ってないところではオバサンなんだろうけどさ。

  ……。

  カメラの回っているところではオバサンを見せないことが
  「イイオンナ」の条件のヒトツだったりするのか?
  ああ、なるほどそうか。
  それはなんか分かる話だな。
  くたびれてても、だらしなくても、
  「イイオンナ」は「イイオンナ」だものなあ。


……。


とまあ、こんな具合にですね。

それをキチンと嗅ぎ取ったり評価して上げられるほど、
これまた多分、オイサンは「オトコ」でないので、
やっぱ理解することは出来ないんだろうなあ、と思うわけですよ。

ぽこてん。

あと、とりあえず「オトコ」は、マークXに乗ってないとダメらしい。
三谷幸喜と佐藤浩一が言ってた。
ハードル高ェな。


オイサンでした。


■キテレツ大百科OP ボディーだけレディー



  

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2010年9月 9日 (木)

■つばさをください -更新第581回-

「好みのタイプ」の筆頭要件が「二次元」だった。
ただ、それだけのことさ。
オイサンです。


このところ、本文では殆ど触れていないにも関わらず、
未だに「HEROMAN 感想」でお越しになる方が多い。
なので不思議に思って自分で検索してみたら、
3話までの感想を書いた時の記事がGoogleで上から3番目とかに来るんですな。
ビックリした。
マあの感想に書いたことは今でも全然変わらないので、別にイイと思いますけど。

イヤほんと、『HEROMAN』はいいよ。
題材にしろ、出来栄えにしろ、天晴れだ。
2010年の春~夏期にかけての大手柄アニメはこれでしょう。
『学園戦記ムリョウ』と、質のよく似た良さを感じる。

キラキラ回れ、Roulette!
……主題歌タイアップを避けてくれていれば、もっと良かったけど。
決してキライな曲ばかりではなかったけどね。
『ウルトラマン』ばりのまっすぐな主題歌であってくれたら、
もっと嬉しかったかな。



■四方山動画小咄



前回の記事で『ゲームセンターあらし』のOPを引っかける際、
いくつか懐かしいモノが一緒に見つかりましたんで、
それをサカナに。



▼学園戦記ムリョウ



上でお話した『学園戦記ムリョウ』。
これはねえ……あまり知られていませんが、名作です!!
OPももう、全ッ然地味ですけど。
ホントオススメなので、未見の方は是非!

オイサンは放送終了後しばらく経ってから、
何かの気まぐれでレンタルし……最初の三話くらい見て
「こらイカン」ということで(どういうことだ)、DVDを一気に揃えました。
ラストがちょっとだけアレですが、それ以外はもう文句のつけようがない。



▼よろしくメカドック



こないだチョイとTwitter上で話題に上がって懐かしかったので。
といっても、
オイサンこのマンガは原作をちょっとかじったくらいしか存じ上げません。
でも歌だけは良く知っている。

  次原隆二といったら『ドン・ボルカン』か『隼人18番勝負!!』ですよ。
  知らない奴はモグリ。
  異論は認めない(←ワリと本気)!!!

オイサンにとってレース物のアニメといえば……



▼ふたり鷹



『メカドック』でも『F』でもなく、これなんですよねえ。
なんか全然知ってる人が少なくてションボリですけど。
そしてさらに話は発散しますが……。



▼ウイングマンOP


やっぱり『あらし』と並んで出てきたので。
……なんだなんだ。
あおいさんってめちゃめちゃ可愛いじゃないか。
そしてモーレツにえろい。
下っ腹にぎゅんぎゅんくるんですけど。
ていうか、出だしのところの澄ました顔のあおいさんが綾波にしか見えん。

 ♪ 異次元だったらそれでオッケイ

とか、人をバカにしてるとしか思えない歌詞も最高です。
なんだコレw



マこんな感じで。
やっぱり地味な更新。




 

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2010年9月 8日 (水)

■花も嵐も踏み越えて -更新第580回-

今日は台風さんがいらして、久方ぶりの雨。
オイサンです。



■グレートタイフーンと真空ハリケーン撃ち、
 どっちが強いかでアニキとモメたのも、今では良い思い出です




▼ゲームセンターあらし OP

タイトルに呼応して。
……しかしこいつ、ぶっさいくな小学生だなあ。
昔は「カッコイイ」と思って見てたモンだけど……今となってはサッパリわからんw



雨に濡れる森やら、草木の姿はなにやら嬉しそうで
オイサンはそれを見るのが好きなのですが、
ここ最近はテッカテカの晴れ続き、
人間の世界では水不足などの報せも聞かず、どうやら大災ない様なのですが。

……こんなとき、誰が水をくれるわけでもない在野の植物さん方は、
一体いかほど平気なんですかねえ?
少なくともウチの近辺では、ケッコウ、降ってなかったと思うんだけどなー。

 ▼花も嵐も踏み越えて

それにしても今年はこれだけ猛暑だ酷暑だと騒がれ、
八月からこっちは雨の日数もほとんどなかったように思いますが、
上でも書いたように、水不足・電力不足の類いのニュースは、とんと耳に致しませんでした。

オイサン思いますにコレはきっと、
どこかの誰かがこの上もなく知恵を絞り、
先を見据え、
備え、
決して簡単ではなかった、その考えを頭の固い上役(誰を想定して言っているんだ)を
説得して飲ませるという交渉ゴトをも乗り越えて
実現にこぎつけるという……
並々ならぬ一幕があったのではなかろうかと、無双、否、夢想いたすわけです。

  コレはあなた、地味ながらも偉業ですよ。
  はやぶささんも立派だが、
  コレはコレでなかなかなのではないだろうか。

だもんでオイサンは、
ある意味当たり前のこととしてあまり表立っては誉めてもらえないであろう
ガンバッタ方々、
なんなら実在するとも知れないそんな方々にね、
なんとなく、こうして思いを馳せることのせっかく出来たわけですから、
空振りでもいいやの気概で
御礼を申し上げてみるクラスタですよ。




……よく、頑張ったな(←超上から)。





いや真面目に、お疲れさまでした。
すごいことなんじゃないかと思います。

……マとはいえ、
八月入るまでは雨もどしゃどしゃと降っていたような気がしますし、
太陽光発電なんてものが発達する昨今、
このアホみたいな晴れ模様をうまく捕まえて蓄えたれば
案外さっくりいくようなことなのかもしれませんが。

でも、不思議なくらい、水も電気もガタガタ言われなかったな今年は。
めでたしめでたし。



オイサンでした。
地味な更新。





……。





ちなみに、今回の記事は、
就業時間前にシゴトバのトイレでほぼ全編、
先日機種変更したBlackBerry bold 9700さんで書きました。

 R0028627

ものの6、7分でこれだけ打てるというのは、
やっぱり打ち易いんだな、このキーボードは。
片手だとキビシイですが、両手だと速い早いです。

 ▼ついでに、電池のモチの話なんぞをヒトツ。

世間様のレビューなんかを拝見しておりますと、
なかなかどうやらその持続力は優秀らしく、
「ヘヴィに使っても、無充電で二日は持つ!」
みたいなお声も珍しくないのですが。

……おかしいな。

オイサンが持つようになってからこっち、大体丸一日もったためしがないのですが。
色々と省電力的な設定(モニタの明るさを落とすとか、余計な通信を切るとか)を
してみても、朝出かけて、夜帰るまで、無充電でもつ気配はない。

……ので、ちょっとあるタイミングで、Twitterの使用を控えてみたら……
4時間で、バッテリーのゲージが3%くらいしか減りませんでした。

……犯人はお前だーッ!!



 

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2010年9月 6日 (月)

■医療の現場からコンニチワ -更新第579回-

小学校の前を通ると、
背中に思いっきり「野球!」と書かれたTシャツを着た男の子が
バレーボールを蹴っている。
どないや。

オイサンです。



■タマ&フレンズ



本日オイサンは、生まれて初めての人間ドック、否、
ningen docks(何故言い直した)を受けるためにお休みを戴いておりました。

もっと物々しいカンジを想像していたのですが、案外普通の健康診断でしたな。
やはりあの、音に聞こえた胃部X線撮影、
一昔前なら胃カメラと呼ばれるあの検査だけが異彩を放っていたように思います。

なんというか、メインイベントというか、
「人間ドックといったら俺様だろう!」と、
随分えばった存在感を醸しておられました。
そのために、前日の夜から飲み食い一切禁止になったりと、
やらせる事もえらそうですしね。
装置も一人でごっついし。
ごっついくせに、人力に頼ってつける注文も多いですしね。

右向けだとか、体を浮かせろだとか。
もっとオシリを上げろとか、艶かしく舌を出してとか。

  しかし、あのテの医療施設に行くと、毎度東芝さんの機器が多くて感心。。
  ちなみにレントゲンの撮影機器には富士写真フイルムの物もアリ、
  ああ、デジカメとかだけじゃないんだと、おかしな感心をしたりしてました。

その他は……普通だったなあ。
検査着のサイズを自己申告するのですが、
普段着ているはずのLLを申告したらドエライだぼだぼで、
「ああ……オレは本当に、自己満足じゃない、世間的にも痩せたんだ」と、
イラン実感を強めるた一日ではありましたが。

 ▼シャア専用の1/2の排気量

そうそう、オイサンはどうやら肺活量が人よりかなり多かったらしく、
それまで非常に事務的でそっけない対応をしていた測量係のめがねのオバサン看護師さんが、
オイサンの数値を見た途端、めがねを持ち上げ直して
(そのときオイサンはオイサンで、
「おお、人間、ビックリすると本当にああいう仕草をするんだな」と
びっくりしていた)
「すごいですね! 普通の1.5、6倍ある!」
と誉めそやしたので
何だこの人オイサンに抱かれたいのかと
思ったり思わなかったりしましたが、
日頃の成果がちゃんと出てるんだなあと思うと、やはりチョイと嬉しかったしたものです。

なんか6500ccくらいあったらしいですけども、
とはいえ、
「(1.5倍って半端だなァ……「赤い」とかボケられない)」
と、これまた贅沢で腐ったことを同時に考えていたのも事実。

 ▼あのコと人間ドック

サテ、人間ドック。
所属している組織によるのか、健保の組合によるのかは存じませんが、
何歳から受けなさいとか言われたり言われなかったりする年齢はちがうみたいですけど、
オイサンとこは35歳からです。

……35歳。

以前……@G_G_AI兄さんとのオフ会のレポートのときにちょっとお話しましたが、
オイサンの絢辻さんにはお話(SS)に登場する用のオフィシャルな姿の絢辻さんと、
いわゆる嫁、伴侶としての絢辻さんとがいて、
伴侶絢辻さんはオイサンと高校で同級生だったので、
今現在は35歳です(もうじき35になる)。

ですんで、今日の人間ドックは、
せっかくなので日をあわせ、二人一緒に受けてきた次第です。



……。



あのー、下手に朝メシ抜きとかやらせると、
この御仁は新しい感覚の冴えを獲得しますので、ヘタにやらせない方がいいと思います。
色々と、思いつくわけですな。

  ※ちなみに、以下に登場する絢辻さんは35歳の絢辻さんですが、
   口調・考え方などは別段トシ食ったことを想定・トレースしたものに全然なっていない、
   まだまだフレッシュ乙女な絢辻さんなので、細かいことでガタガタ言わないように。
 
 

  絢 辻 「……」
  弊 社 「……」
  絢 辻 「何見てるのよ」
  弊 社 「へ?」
  絢 辻 「どうせ、『検査着の下はショーツだけなんだなあ』とか、
       イヤラシイこと考えてるんでしょう!!
       まったくいくつになっても!」

  弊 社 「ちょ……絢辻さんそんな!
       勝手に怒りださないでよ!」

 
 
……とか。
実際、検査着の下はぱんつだけです。
わりと妙齢のご婦人もおられましたけどね。
 
 

  絢 辻 「ちょっと」
  弊 社 「ん?」
  絢 辻 「もっときちんと着なさいよ、だらしのない」
  弊 社 「え、ああ、これ? うん……でも」

  弊 社 (この検査着……、いつも着てるLL寸を頼んだんだけど、
       思いのほか大きかったんだよな……。
       今更新しいのを出してもらうのも気が引けるし……)

  絢 辻 「ほら、前がはだけてる! もう!」
  弊 社 「あ、ああ……ありがと……」
  絢 辻 「まったく……あんまり、自分のハダカを宣伝しながら歩かないで頂戴。
       他の女の人もたくさん見てるんだから」

  弊 社 「ああ、うん……って、え? それって……」
  絢 辻 「うるさい。ここも一応病院なんだから、静かにする」
  弊 社 「あ、はい……」

 
 
……とか。
 
 

  弊 社 (ちら)
  絢 辻 「……なに?」
  弊 社 「え!?」
  絢 辻 「人のこと、さっきから」
  弊 社 「いや、その……ほら。
       僕らも人間ドックを受けるような歳になったんだなーって
       思ってさ」

  絢 辻 「そう……」
  弊 社 「うん」

  絢 辻 「……」

  弊 社 (ちらちら)
  絢 辻 「……だったら尚のこと、そんなに見ないで」
  弊 社 「……なんで?」
  絢 辻 「どうしても。
       見ないでって言ってるの。あたしだってもう35なんだから、
       昔みたいにいくはずないでしょ」

  弊 社 「ああ、おハ……」
  絢 辻 (きっ!!)
  弊 社 「ご、ごめん」

  絢 辻 「まったく……デリカシーのかけらもない……」

  弊 社 (気にすることないのになあ……同年代で比べれば、
       全然若くてキレイなのに……)

 
 
とかなー。
ああ楽しい。

あと、胃のレントゲンを撮るときに、
ゴウンゴウン動くレイバーキャリアみたいな台の上で
おくびをガマンしながら右向いたり左向いたりしながら、

  (絢辻さんも同じコトするんだなコレ。……間抜けだな)

とか考えてたのは秘密だ。
どうでもいいけど、あのゴウンゴウンレイバーキャリアの上で
上手に立ち回るのはなかなかどうして、難しくていらっしゃいますな。
無重力訓練みたいだった。
無重力訓練なんかやったことないけど。

マそんなことで。
帰りに、通りがかったおむすびカフェで、朝ゴハンがわりのおむすびを食べ、
ランチまでの時間潰しにブックオフに寄って掘り出し物を見つけ、
お昼は新規開拓した炭火焼き鳥屋さんで焼き鳥弁当を食べて帰ったのでした。

R0028731 R0028744

いやあ、なかなか有意義な人間ドックだった。



■『アマガミ』プレイ日記



この土日、そして今日は久方ぶりに時間をまとめてゲームをしました。
『アマガミ』。
もう一体、今のデータでどんくらいやってんかというくらいやってますけど。
現在五週目の頭から終わりにかけて。

梨穂子、中多さん、七咲、絢辻さんがナカヨシにいる状態での一幕。
絢辻さんと七咲はもう詰んでいて、先は見られません。
中多さんと利穂子の一騎討ちなのだけど、
オイサンの気持ちは利穂子に決まっている、
そんな状態。

ワリと有名どころのイベントとしては、

 ・誕生日、四人が矢継ぎ早にやってきて、梅原が徐々にへこんでいく展開。
   話には聞いてはいたけど、こうなるのかw
   六人いったら最後にはもう、出てこなさそうな勢いだ。

 ・七咲とラーメンを食べに寄り道したり。
   ……ラーメン食べたい。
   七咲との食べ物がらみのイベントは、普通にお腹が空く様な展開ばかりだ。
   カレーうどんとい、チャーハン弁当といい、しゅうまいといい。
   他のキャラとの食べ物話は、聞いててもそうでもないんだけどなあ。
   なんでだろうか。

 ・今話題の中多さんとバイトの特訓をしたり。
   意外と大人しい話が多くて、結構拍子抜けしてます。

 ・梨穂子と日曜日に遊園地デートをして、ド根性梨穂子になったり。
   中多さんも七咲も、休日デートフラグが立っていたのでここは悩んだのですが、
   まあ梨穂子とゴールする意志を固めた以上、梨穂子で行っておこうかなと。
   マ明けた月曜日には、なんか中多さんとイチャイチャしてましたけどね。

   どうでもいいけど、梨穂子の「どうでもいい部分での良さ加減」は
   一体どうなってるんだってくらい良くてクラクラする。
   OGのお茶会に出向く時、主人公に
   「作法が分からん。梨穂子のマネをするけど、梨穂子も間違ったら?」
   といわれ、
   「それは二人でしょんぼりだねー」
   とかわす(うけとめる?)その良さとか。
   会話モードの、流す会話じゃないのに流されて終わるとか。
   やっぱ梨穂子はすげえ。

で、中多さんとファミレスで寄り道デートをした帰り、
七咲が現れて、ヤキモチ焼いて行きました。
ナミダイベントという奴で、ええ。

……なんか、らしくないなあと、ちょっと思ってしまったのですが、
多分これが、というかこっちの方が、七咲という女の子の実際の姿なんでしょうね。
オイサンのなんとなくのイメージがずれているだけで。

それにしても……。
これはゲームのパラメータ上の分類だけの話になりますが、
別にお付き合いをしているわけでもない、ただ仲が良いだけの先輩が
同じクラスの女の子とファミレスでゴハンを食べていたからといって、
ああいう絡み方をするものかといわれると……
まあ、「する子」だったんでしょうね。
七咲は。

その辺を、「なんとなく不自然」と感じてしまうか、
「そういう子もいるリアリティ」と素直に受け止めることが出来るかは、
多分、
『女の子に関する引き出し』をどのくらい持ってるかに依ってしまうんだろうなあと
なんとなく思ったオイサンでした。
オイサンの引き出しなんてな所詮、
二次元から得た、文字通りの二次情報でしかありませんからな。

シナリオをただシナリオと捉えるか、
もっと何かが染み込んだ挙句に滲み出たものだとみるか、
なんかそんな感じ。


マそんな感じで。
オイサンでした。




  

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2010年9月 5日 (日)

■甘い香水[コロン]に、花火[火薬]の匂い~『キミキス スウィートリップス』感想 -更新第578回-

さてもさても。
毎度毎度無計画だもんだから、前回記事の冒頭で
「糸杉先生版『キミキス』コミックの感想を書きます」
なんて言ったのに、分量が増えてしまったのでこうして記事を分けてます。

オイサンです。

要するに今回は、糸杉柾宏センセの『キミキス』コミカライズ、
『キミキス スウィートリップス』の感想をのっけておこうというお話です。
今回もワリと褒めてます。
オイサンいい人月間展開中(ワリとウソ)!!



■『キミキス スウィートリップス』1・2巻 ひっくるめて感想



……なんだ。
これでいいんじゃないか。
という素直なココロ。


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ていうか、これがいい!!








こんなに良いお手本があるのに一体何故……!!
いや言うまい。
コレとアレとは別物だ。
コレもまた、丸写ししたってアレには馴染むまいよ。
ただ、コレに倣った再構築は出来たと思うけど。

        ▼

この糸杉先生版『キミキス』の物語はゲームまんまではないのだろうけど、
主要な要素を抽出して、一番そのヒロインらしいフレーバーを強調したのでしょう。

主人公の体臭はほとんど感じられないけれども
(それは多分『キミキス』においては原作ゲームに忠実なのだと思います。
橘さんみたいな、ゴリゴリの体臭は出してなかったと思うから)
ヒロインたちの抱える感情やテーマについてはとてもしっかり描かれている。

  二見さん編に関しては、ちょっと物足らなかっただろうか。
  天才であることが「前提になり過ぎて」いて、
  ギャップとしての可愛さが欠け落ちている気がします。
  ただの、ちょっとうっかりなクールビューティぐらいにしか見えず、
  そもそもの魅力を存分に堪能できた気はしませんでした。
  祇条さんも分かりにくかったかなあ。

  一番デキが良かったと思うのはなるみちゃん編です。
  ていうか、ほかとパンチに利き方が次元ちがくね?

オイサンは『キミキス』ヒロインズの深いところまで到達出来てはいないから、
ここで描かれた物がゲーム版『キミキス』ヒロインズにマッチするものなのか、
その深いところ、
本当のところ、
隠された部分にまでアクセス出来ているのか?
……というコトまではわかりませんが、
少なくとも、この「作品単体」という範囲で、
ここに登場するヒロインたちの人物像は充分に、魅力的に、綺麗に、描かれていると思うし、
どんな人か、何を考えているコなのかということは分かるし、
楽しめたし、彼女たちのことを愛おしいと思えた。

  そしてそれらは、オイサンの知る限りでは
  ゲームの彼女らが持つものと一致していたと思います。
  少なくとも、オイサンがお友達になった、
  星野さん、明日夏たーん、祇条さん、うどん娘なるみちゃんの四人に関しては。
  上で書いたような差はありますが。

描かれ方がオイサンの好みのタイプであって、
それが、制限充分な紙幅であるにも関わらず、
たっぷりとした間と丁寧さで描かれてる。

ただまあ、幾人か、
主人公に恋をしたキッカケや理由がこの紙幅の範疇では分からないコはいたけども。
ただそれが前提であることが不自然ではないもっていき方がされていたので、
今こうして書かないと気付かない程度ではあった。

幾らかの原作にないオリジナル展開と、
ゲームではない媒体だから用いることの出来るヒロイン主体の視点にしたり
そこに第三者の目線を上手く挿入したりすることとを上手く利用して、
ヒロインたちがもともと持っていたものを掌の上で上手に転がして、
膨らませ、整えて見せたなあと思います。



……



『アマガミSS』も、こういうところを
もうちょっと上手くやってくれると良いなあと思いますね。
放映開始前のインタビューで、高山御大が
「アナザーストーリー的な」
みたいな単語を言っておられたように記憶しておりますが、
「オムニバス」という単語とこの言いっぷりから、
この糸杉先生版をご存知だった方の中には
こういう再構築を思い描いた方もおられたんじゃないかなと、
オイサンは勝手に想像します。
だって、全然わるくないもの。

ただ、基本的に「ある程度ヒロインのことが分かっている前提」の話なので、
「新規ユーザの獲得」にアニメの主眼が置かれている場合馴染まない……
の、だけれども。

この32~35ページというフォーマットで描かれている物語上の情報量は
そんなに多いものではないと思うので、
『アマガミSS』のフォーマットである20分×4回の80分という時間を上手く使えば、
この程度の情報量を軸にして、原作の変態エピソードで肉付けをして……
ゲーム版での一つの流れ(=ルート)を再現することは出来なくても、
ヒロインのことをわからせて、
魅力を表現する一つのエピソードを色濃く見せ、
さらに、橘さんという人間のドラマをすこしずつ挿入する
(そして橘さんのドラマは、6人分のヒロインをまたいで少しずつ時間に間借りして
描かれていく)
ということくらいは出来たんじゃないかなあ、と思います。

  『アマガミ』においては、主人公橘さんの体臭というのは
  欠かすべからざる要素ですからね。
  そして多分その重要性によって、ヒロイン主観視点で描かれることも難しい。
  そこにジレンマは出てきてしまうでしょう。

……多分それは、『シスプリリピュア』的なものなんでしょうけどね。
マどこまでいっても、個人的にはオムニバスではない、
一本の流れのお話が見たかったってのは変わんないんですけど。
『アマガミ』のアニメ。



……とまあ、
すっかりお話が『アマガミSS』の話になってしまいましたが、
そのくらい、お手本に出来てしまうくらい、
この作品はそういうフォーマットとしては頑張って作られているなあと、
読んでいて思った次第です。

ちょっとウツクシカ過ぎて毒っ気・茶目っ気・遊びが足らないこと、
そのあまりのサラサラヘアー加減が却って人を選ぶ気がしないでもないですが、
まコレは多分、『キミキス』そのもののカラーでもあるのでしょうから
原作ファンには問題にならないように思いますが。

  ……オイサンに『キミキス』が響かなかったのはその辺に一因があるのですけどね。

正直なところ、そのパンチの効かなさ故に、
何年か経ったら、オイサンなんかはコロッと忘れてはしまいそうですが。
現時点において、そして恋愛SLGのコミカライズというジャンルにあっては、
とても楽しませていただけたと思います。

……どうでもいいけど、
……本っっっっっっっっっっっっっ当にどうでもいいけど。
菜々の部屋にふじおかがいるな!!

R0028707


これは周知の事実なの?
教えてキモイ人!!


オイサンでした。






■SEXY ADVENTURE




 

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2010年9月 4日 (土)

■陸軍輝日東予備校~『アマガミ Various Artists 4』感想 -更新第577回-

グッドモーニング。
オイサンです。


そーいえば、アンソロ本の4巻、
『アマガミVariousArtists4』の感想もまだだったので、
超遅まきながらではありますが書いていこうかと思います。

アマガミ -Various Artists- 4 (マジキューコミックス) アマガミ -Various Artists- 4
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あとは、糸杉柾宏先生版の『キミキス』コミカライズ、
『キミキス スウィートリップス』の感想。

キミキススウィートリップス 1 (チャンピオンREDコミックス) キミキススウィートリップス 1
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著者:エンターブレイン
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随分前に、blogの読者さんから教えて戴いていたのを
隣町のとらのあなでようやく見つけたので購入しました。



■そもそも、アンソロ本ってなんなのか。



……て言うか、
今更そんな超根源的なことを言い出すオッサンですがゴメンナサイね。
なんかこの本が、ていうかこのテの本が、一体どういう目的で作られているのか、
ということに……

  ……作られた目的といえばそりゃ「お金」なのでしょうけども、
  そういうことではなくてね。

どういう観点で楽しむべきものなのかということを、
どうやらオイサンはすっかり置き去りにしてきたような気がするので
その辺を一回整理しておきたいと思います。

 ▼『アマガミ Various Artists 4』を読んでいて

今回この『VA4』を読んでいて妙に嬉しい気持ちにさせられました。
というのは、
いろんな絵柄でヒロインが描かれているのを見るのは、
なかなか面白いもんだな、と思ったんですわ。

  そもそもがそういう目的で作られているものなのかも知れんなと思い至り、
  同人誌ってのも案外そういう面が大きいのか知らんと思った次第です。

正直これまで、オイサンはこのアンソロ本にも、
ビジュアル面よりもやっぱりお話、物語の面白さや深みを求めてしまっておりまして。
当然、数ページという少ない紙幅の作品も多々ありますから
そこまでどっぷりと厳密なものは求めておりませんが、
少ないなら少ないなりのフィールドを活かしたものを期待して、
あまりこう……絵的な部分というのは求めてこなかった。

  つまりは、「たくさんの絵」ではなく、「たくさんのお話」を求めてきた。
  何故なら、マンガだから、なのですけども。
  オイサンにとっちゃマンガがそういうモンだからです。
  けど案外、これは「絵」が主体なんじゃないかと思ったのが今回、
  ということです。

  あ、お話をしっかりされてる方もおられますよモチロン。
  その辺については後々書いてますので誤解のなきよう。

それが今回気分が良かったのか、フンフンと眺めていたところ、
あ、これは基本、読むものというよりは、眺めるものという視点がなじむな、
と思った次第でございます。

  ……思えば。「サア読ムゾ!!」みたいな姿勢じゃなく、
  ごろんと寝っ転がって、
  先ずはザラッと流し見て、
  一回ほったらかして風呂入って、数日そのまま置いといて、
  またしばらくしてから読んだという、
  その「ぞんざいな」接し方が奏功したのかも知れません。

もちろん、中にはしっかりとしたお話、
キャラクターの描き出しを信条とされている作品もあり、
そういうものに相対するときはガバッと起き上がって居住まいを正して読むわけですが、
8:2くらいで、「眺める」作品が多いかな、という風に思います。

  またこの辺で誤解を生みそうですけど、
  「眺める」作品が悪い、質が低いと言っている訳ではなくて、
  それは偏にオイサンの見る目の問題、求めるものの問題です。
  絵、イラストとしての細部、迫力、絵のどこをどう見るか、
  そんな「モノを見る目」がオイサンに乏しいというだけ。

デ今回、そうして「絵を眺める目」で接してみたときに、
この絵柄のバリエーションなんてものは賑やかで面白く、
絵柄が原典から大きく外れているほど「らしい」キャラクター描写が求められて
楽しいなと思えました。

 ▼今回の収録作品

今回の収録作品で言えば、
梢日向先生の描く、ロリっぽい七咲。
岡田コウ先生の描く、『苺ましまろ』みたいな美也と紗江ちゃん。
大塚子虎先生の、梢先生の七咲とはまた対極にいる、スタイリッシュな七咲。
……そのあたりの、「原典と全然違う」ヒロインたちが、
オイサンの視神経にとても心地よく響きました。

あとはその、CG表現で言うところの「不気味の谷」にいる方々。
原典の絵柄と近いところにいるが故に、
そのちょっとした差異をアクセントに勝負されている方々。
歌麿先生の紗江ちゃんに、神馬先生の香苗さん。
そして意外なところで、たろプン先生の茶道部三人衆は、
原典を大きく簡略化しているようでいて、
要るところだけをなんともキレイにピックアップして描かれており、
その実一番原典に近いのかもしれないと思いました。

そんな中にあって、丁度その中間点にいるなあと思ったのが、
杏二先生と、犬先生、たけのこ星人さんのお三人。

  奇しくも、前両名ともが絢辻さんVS薫の話を題材にされておりますとか
  もう俺得!!

ご両名とも、どちらかといえば独特であるよりは原作よりの絵柄で、
お話・ヒロインの心情の面をきっちりと描いてらっしゃいます。
杏二先生は長めのページ数で丁寧に、
犬先生は短いですが、その中でもネタ一発でパンチを利かせて、
ぐぐっと引き込んでくださいます。
いやもう、この二編はオイサン的にはすっごい嬉しかった。

絵柄的にはどちらも、派手さは抑え目ですがとても丁寧。

犬先生の絵は線一発の強弱がすごく印象的で、
ちょっと昔の漫画家さんを彷彿とさせますが、
「あ、この人絵上手い!!」
と、絵オンチのオイサンでもひと目で持っていかれるパワーをお持ちです。
すごいと思う。
絵が上手いというよりは漫画が上手い。
多分、この一冊の中では一番の「漫画家さん」。

杏二先生は、線の多彩さという面では犬先生に一歩譲りますが、
その分、きらびやかなページ構成とトーンワークで目を引きます。

コマ割り・ページ構成に気を使ってるなーと思うのはたけのこ星人先生も一緒。
短くて、ページの狭間に埋もれてしまいそうなのが惜しいですが、
ざっと流し読んでいても、
「アレ、今なんかスゴイのあった」と、目に留まりましたからすごい。

あとねえ。

犬先生の作風は、その昔ながらの線のアジが、
ちょっと前の安永航一郎先生を彷彿とさせ、オイサンが読みたくて仕方がない
「安永アマガミ」の影をほんのわずかとはいえ見せてくれたので、
もう嬉しくてしょうがなかった。

青空にとおく酒浸り 2 (リュウコミックス) 青空にとおく酒浸り 2
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著者:安永 航一郎
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杏二先生の作品は、
なんといってもせりふが完全に脳内で音声再生されることでしょうか。
セリフとか行間の間が、完全にオイサンの中の絢辻さん・薫・田中さんに一致していて
無理なく読める。
マその辺は個人個人で差異があるでしょうケド。
オイサンには合ってたってことです。
田中さんがパワーキャラ化しているのも、なんだかオイサンのイメージに合致するw



■Closing



マそんなことなのですが。
総じて、ページ数の少ない「たとえばこんなアマガミ」の品々は、
デキがよいように思いますね。
なんででしょうね。

オイサンは基本的にえろす成分に興味はないので、
あんまりにあんまり、サービス満点なカンジのものには一歩引いてしまうのですが、
この『VA』シリーズも1巻、2巻くらいまではワリとそういう色が強く、
ちょっと毛嫌いしていたところもあるのですが。
ここにきてオイサン好みの紙面になってきたのかなあと、
そんな風にも思います。

多分もう、出ても一冊とか、そんな感じでしょうけどね。
でもまあ、今回のは嬉しかったし、楽しかった。
オイサンにとっては良い一冊になりましたとさ。

マそんなこ感じで。
本当はこの後ろに、冒頭で書いたように『キミキス スウィートリップス』の
感想をくっつけようかと思ったのですが、
長くなったので別で載せます( ← 無計画)。

あ、文中では触れませんでしたけど、
オトウフ先生の『アマガミさま』は今回もアマガミさまでした。
あれはもう……カミサマですからねw
でも今回はちょっとだけパワーダウン気味だったかなー。



オイサンでした。



……。



いやー……。



素直に「褒める感想」が書けるって、幸せだわ。
すっごい気分いいです。




 

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2010年9月 3日 (金)

■オトメノ!~揺れる・ふくらむ・はち切れる~『アマガミSS』第10話感想 -更新第576回-

コンビニに酔ったけど買うモノがない。
オイサンです。
一種の病気。


サテサテ連チャンになってしまいますが、
今回もアニメ『アマガミSS』の感想、
第10話・中多さん編の第二章「トックン」です。

ネタバレご勘弁の人は……と言いたいところですが、
今回の感想には、別段特定のシーンだとか、
どんなエピソードだったとか、そういう要素はほとんどなく。

オイサンが面白いと思ったか、思わなかったか、
それはどういう要素についてだったか、
という大きな視点でしか書いていないのであまり気にしなくても大丈夫かもしれません。
かといって、大丈夫じゃなくても知りませんが。

マそんなことなので、読みたい人は読めばいいし、
そうじゃない人はあとで読めばいいよ(結局は読んで欲しいのか)。
マ危ないと思った人は、虎穴に入らずんばナントヤラなので
まわれ右して下さい。


……アレ?



■『アマガミSS』第10話 中多紗江編 第2章 トックン



 ▼おっぱいふーん

言っときますよ。
面白くはないんですよ、決して。
オイサンはこのアニメ、面白いと思って見てはいません。

  正直なところ、今回の話を見て
  「コレといって感想に書くことがないな……」
  と思い、第2章・第3章でまとめて一回にしようと思ったんですけど、
  なんかザーッと叩いたら書けてしまったので、今それを載せています。

知ってる子が出てるからなんか言えるっていう、
いわゆるウチワ的な視聴であって、
単品の映像作品として、面白いから、楽しみだから、先が知りたいから見るっていう、
そういう魅力やパワーなんて、正直ほっとんど感じてやしないんだ。
知ってるあの子がこの次どんな顔するかなって、そういう観点でしか見られていません。
求心力は感じない。

そして、知ってる子だからこそ、
「次は『こう』かも知れない、『ああ』かも知れない」
という妄想が出来る。
……出来てしまう。
既に状況はこんなだから『そう』なる可能性なんて殆どゼロなんだろうケド、
その妄想を頼りに、結果次回がどんな風になっているか
(ていうか『そんな風』にはなってないであろうケド、なっていたら見逃すのは悔しいから)
それを確かめるために見ている。

  その妄想をなんて呼ぶか知ってるかい?
  「期待」って言うんだぜ?

……あの……なんていうんですかね。
色んな要素を探してきて、評価をしたり、文句つけたり褒めたり、
出来ないことはないと思います。
ただ、見ている間、見終わった今、その気持ち、
この別段なんの喜びもときめきもないすごく平た~い気持ち……
音にするなら
「ふーん……」
っていうのがまず、何よりの事実なんだということを。
今回、書き記しておこうと思いました。
本当の意味での感想として。

カットが移ろい、シーンが変わる度に、
「おおおおお、どうなるんだろう!?」
「何が起こるんだろう!?」
とか、
「ああ……いいなあ……わかるねえ……」
とか、そういうんじゃない、オイサンの心は
「ふーん……」
です。
そんな気持ちにしかなれていません。『アマガミSS』見てたって。

  マそれを言ったら、オイサンにとっては
  『けいおん!!』だって第一期……殊に、その前半戦に比べたら
  その魅力は減衰していて惰性で見ているところはありますが、
  そうはいっても『アマガミSS』と『けいおん!!』の間には
  大きな差はあります。
  『けいおん!!』を見ていて、「ふーん」じゃないかって言われたら
  そうのときもありますけど、総じてそうではない。
  どっちを先に切るかって言われたら、『アマガミSS』を切りますよ。
  キッパリとバッサリと。
  「知ってる子が出てる」っていうシガラミからも自由になれるのなら。

  他にも面白さとして、
  心躍ったり、ワクワクドキドキしたりというのではないけれども
  リクツ抜きに安心出来る穏やかな面白さは、
  今期は『HEROMAN』くらいにしかない。
  『ヨ!』も『ストパン2』も惰性運転で、見逃しても痛くもかゆくもない。
  マ『HEROMAN』も見逃したって平気だけど。

  だからこそ昨年、
  ゲーム本編『アマガミ』で出会った絢辻さんの物語
  (というか、物語の軸や筋そのものよりも、その見せ方、人物の描き方)
  には脳天をトールハンマーでぶん殴られる衝撃を覚えたし、
  稀有なものであると喜んだんだけど。

こういう記事を書く以上は、読んで下さる方にキチンと伝わるように、
「何が良い、何が悪い、だから面白い、ツマラナイ」
ということを書く必要があります。
それは承知しているんですが、なんかもう、それを書くのもヤリキレナイ。

 ▼何がどうっていう話

ここまでの9話に比べれば、随分動いている印象はあります。
カット数も多い。
以前指摘した、左右カット部を含めた画面への絵の配置も、
随分大胆になっている。

でもやっぱり、心の動きが全然描けてないと思うのですよ。
意図が伝わらない。
動くけどスカスカで、動かしているだけ。そこに意図がない。
何故、彼が、彼女が、動いているかが分からない。
受け手として、読み取りはするんです。
中多さんはちょっとずつ、橘さんに惹かれている。
それは読み取れる。
分かってしまう。
何故か。
そうでないとお話が成り立たないからです。
「これがお話である」ことから出発していて、
そこから逆算したらそうじゃないとおかしいから、
見る側がそう、自発的に認識しているに過ぎない。

橘さんも、なんか違う意味で中多さんに惹かれている。
中多さんの魅力は、何も描かれていないのに。
引っ込み思案の気持ちと、出っ張り事案のグラマラスボディがウラハラであることだけが
バンバンバンバン描かれて、橘さんは今、完全にカラダ目当てだ。

  彼女の精神的な成長?
  それを喜んでいるように描かれているとは、とても感じられない。
  おもちゃにして、それを勘違いして酔っているだけに見えまするよ。

なんでそんなことが起こるかといわれたら簡単で、
好きになるキッカケとか、その芽生えた気持ちが膨らむ理由とか、
「この事件、風景を使って、中多さんには橘さんをもっと好きになってもらおう、
 そのことを見てる側に分かってもらおう」
という、見せる側の意図が……見ていて全然、見つからない。

 ▼見つけられる意図としては

橘さんは献身的に……というか、半分自分の趣味で中多さんの訓練に付き合い、
中多さんは多分、そうして自分に付き合ってくれて、
かつ(何故かやたらと)堂々としている橘さんに惹かれている。

橘さんの、中多さんに接するトーンにこれといった変化はないけれど、
その変化しない橘さんに対して中多さんの思いが変化していく理由付けとしては、
恐らく「長い時間をともにする」ということでジンワリと広がり染み渡っているから、
思いが深まっていく、みたいなことなのだと思われる。



……そんなもんかなあ。
感想。



しかしまあ、ここまで見てきて、前回も書いたみたいに、
そんな「お話の細やかさ」を求めるマンガでもないような気もするし、
だからといって、それを疎かにして楽しめる作品だとも思わないし……
各ヒロインが可愛いく動いていればいいとも思うけれど、
その「可愛さ」というのはやっぱり心の部分とどうしたって連動するモノだと思うし、
そもそも動いてねえし。

なにか、何か一つだけでも徹底させてくれないと、
作り手が何を見せようとしているのか、
どこに食いついていけばいいのかさえわからない。
だからやっぱりオイサンとしては、自分が一番食いつきたいところに目がいくし、
他のところには
「あ、あ、あ……? あぁ~……。うん……」
みたいな、及び腰にしかなれない。
しっかりして下さいホンマ。

なんだろうねえ。
『アマガミSS』の(敢えて『アマガミ』のとは書かない)ウリである
変態紳士的行動を描かざるを得ないために、心情の変化の描写が疎かになっていて、
キモの恋愛がなんだかぼやっとしたものになっているように
オイサンには見えまする。

ただこの先、中多さんから慕情を告白された橘さんがそれとどう向き合うか、
その描き方次第ではトラウマにぴっしり繋げることが出来て、
その向き合い方と乗り越え方を、
ゲームからの丸写しではない、アニメならではの噛み砕き方が出来れば、
巻き返せるとは思うのです。

……っていう、コレがホラ、冒頭でお伝えした「期待」ってヤツですよ……
……そこがしっかりしててくれれば!!
オイサン、大丈夫、多分大丈夫だと思うんだ、この話!!

おおそーだ、前回書き忘れてたけど、
第9話でときどきキャラデザインがノブヨシ侍先生ちっくにくずれるところ。
美也とかが特に。
あれは大好きでした!!
どうせ遊ぶなら、ああいうのもっとやって!
もっとバカみたいに壊しておくれ!

ちなみに今回は、
「あれはオバサン型自動販売機だ!」
のセリフで、このマンガ見てて初めて笑いました。
コレ本編にもあるセリフなんだろうか?
そして絢辻さんの貴重な登場シーンはコマ送りで見る弊社。

……そうねえ。
バカやるんなら、アングルとかカメラワークとか、
もっと大げさにアホみたい効果的に、出来ると思うんだが。
今回の橘さんは、ちょっと柊ちっくだ。
そして今回のハイライトは、
美也の……というか、アスミンの「おかねをためる」の声芝居だ。
間違いなく。
……アスミン、お芝居うまいなあ……。
ロクに絵もないところでアフレコしてるんだろうに……
それなのにすごい臨場感じゃないか。
すごいぞこれ。
ここだけは何回見ても飽きないwww
しょうもないソフトエロカットなんか要らんから。



以上、そんなことでした。
次回をお楽しみに!



 

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2010年9月 1日 (水)

■オトメノ!~揺れる・ふくらむ・はち切れる ~『アマガミSS』第9話感想 -更新第575回-

BlackBerryさんが好調です。
が、自動で切り替わる壁紙の登録枚数を増やし過ぎ、
絢辻さんが出て来る回数が減ってしまってちょっと寂しい。
オイサンです。
減らせ。

さてもさても。
今回はアニメ『アマガミSS』の感想をお届けしようかと。
ほとんど一週遅れですがキニシナイ。
第9話、出るトコ出てる中多紗江ちゃん編の第一章です。
例によって、未見の方、ネタバレご勘弁の方は白線の内側までお下がり下さい。


  正直、毎度第一章には「だまされる」ので
  第二章まで見てから感想書こうかな、とか思ったりもしましたが、
  マ「せっかくだから」。
  ……なんていう理由で赤い方を選んでしまうのがゲーマーの哀しいサガですね。



■今回のスタンス



一つ、我が身を振り返ってみて思うのが、
「ああ、すっかり『原作つきアニメの罠』にハマってしまってるな」
ということです。

「原作のあの要素はあるのか、ないのか」
「あの問題には触れるのか、触れないのか」
という視点から、余計な深読みみたいなものが始まってしまって、
アニメ単体が見せるデキそのものよりも、
そういう枠組み自体を面白がってしまってるな、と、自分のことを感じています。

その点、今回から始まる中多さん編については、
オイサンはゲーム本編でも<スキBEST>のルートだけしか、
しかもかなり必要最低限のイベントのみを踏んでしか見てません。

  <スキBEST>しか見ていないという点においては
  森島センパイ編も、薫編も同じなのですが、
  この二人については、他ヒロインと懇ろになる過程において
  <シリアイ><ナカヨシ>レベルのイベントをそこそこ経験し、話しの流れは把握しています。

  ところが中多さんに関しては、<デアイ><アコガレ><スキ>のメインどころしか触れていない。
  なので未見のイベントも、「大体こんなのがある」程度に人づてに聞いて知っているくらいで、
  どの好感度カテゴリの、いつ頃のイベントだとかは全然わかりません。

「マズいなー、駆け足ででもやっとこうかなー」
とも思ったのですが……。
イヤ待テヨ、今の状態ならいっそ
「物語的には殆ど初見で、かつ中多さんのパーソナリティや
 『アマガミ』の世界についてはそれなりに理解している人間」
という、
熟練とフレッシュの中間の位置で、『アマガミSS』というアニメを見ることが出来るんじゃないか?
……という目論見のもと、
そのまんま見てみることにしました。

なので、今回の感想はそういう視点に基づいています。
そのおつもりでどーぞ。

  それなりにしっかりやった人たちの感想は多分、
  こちらですとか、

    ▼アマガミSSなどを捨てて置く場所 (第4先輩さん)
    http://fromd4to7saki.blog91.fc2.com/  

  こちらですとか

    ▼ちびすけ父さんのまったり日々(き)の出来事 (ちびすけ父さんさん)
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  ……に載ると思いますので。
  合わせてお読み戴ければより一層、お楽しんで戴けるのではないかと思います。



■橘さん装置と映像フィギュア ~オムニバスという姿勢



「中多さんのことは、分かりやすく描かれてるなあ」
「……橘兄妹、ブッ壊れてんなあ」
……というのが、とりあえずの感想。

橘さんのトラウマとか、彼がどんな人間なのかということはもうサッパリわからず、
というかバッサリ切り捨てて、
そういう設えとか、人間像からストーリーの完成度を上げていこう、
人物から出来事の説得力を持たせていこうという、というような姿勢は皆無。

それで思ったのが、
あー、このお話って、決して橘さんという主人公の物語では決してないんだな、
ということでした。

  ……あの、またネガティブ節が始まるとお思いかもですが、
  そうでもないんでね。
  ちょっとだけガマンして下さい。

橘さんという人物は、このアニメ版においては
「ヒロインが面白く動けるよう、
 外部から刺激を与えるためにしつらえられた装置に過ぎない」
んだなということに、今更ながら気がつきました。

それは森島センパイ編にしろ、薫編にしろ同じで、
彼は、彼自身の物語を、今のところ全然生きていない。
生きさせてもらえていないし、主人公でありながら、そういう立場をもらえてすらいない。
あくまでもヒロインのヒザ裏やらへそやら、わき腹やら子宮やらをキュンとさせるための、
(二つの意味での)エロスの発生装置なのだと。

けれども彼は立派に『アマガミSS』という作品の主人公なワケで、
それはその役回りが彼にしか出来ないものだから、なのですね。

これはもう良し悪しではなく、
……少なくともここまでの章に関しては「そういう作品」なので、
「お話としてどうか!」みたいな真面目くさった視点をもっと早い段階で捨て、
この作品の持つエッジを楽しむべきだったなあと、
今更ながらに思い至った次第であります。

……マ「そういう作品」である時点で、オイサンがこのアニメを見る意味は、
『アマガミ』である意外にないんだけど。

  六人のヒロインを蘇生させるために分断された、橘さんという人格。
  そういう意味では非常に「ゲーム的」な存在だと思う。
  だからやっぱり、オムニバスにせざるを得なかったのかなあ。

  ……。

  橘「純一」から「純六」までの六つ子という設定にして、
  ヒロイン六人と恋愛をするという……イヤイヤ、落ちつけ俺。
  上崎さんはどうする(そういう心配か)。
  ……旅に出ていた行き別れの七人目が旅から帰ってきて上崎さんと……
  イヤイヤイヤ。

 ▼それを踏まえて、今回のお話は。

まあそんなことで。
そういう視点から見れば、橘さんは今回も良く「オシゴト」をなさっていたと思いますし、
彼のシゴトぶりのお陰で中多さんも分かりやすく描かれていました。

中多さん自身が、引っ込み思案であることに、困っていたり、
変えたいと思っていたり……そういう成分が全然なかったので、
「橘兄弟が、無用な善意でおもちゃにしている」ように見えてしまったのは
大失敗なんじゃないのかと思いますが。

一つ一つのエピソードの薄さとか、浅さ・バカバカしさとかは、
多分ゲーム本編でもそうだったんだろうと思います
(メインフレームとなる、連続するシナリオを除いては)。

  ……そうだよねえ。
  単発エピソードのアホさ加減なんてあんなもんだったように思います。
  説得力とかは関係ないんですよね。

  ただ、それをそのままアニメにしてしまって良かったの?
  ゲームと同じ面白さを抽出出来るの?
  ……という疑問は、やっぱりぬぐえませんけど。

ナレーションが入ったり、演出にも舞台劇みたいな遊びが入っていたりで
これまでとは全然雰囲気が違い、
エンディングまでもが、曲調も絵も! 今までとは全然ちがう物になっていて。
……個人的には、ものすごく「愛に溢れた」デキになってるなあと思います。

今のところ、この『アマガミSS』というアニメは、
人から始まる物語でも、出来事に人が動かされる物語でもない、
キャラクターを見せるための「モノ」でしかなくて、
いわばそれは「モノ凄く良く出来た、ヒロインのフィギュア」を眺めさせられているのに、
気分としては似てるなあと思います。

映像作品ではあるんだけども、物語作品ではない。
決してない。
……多分、ない。

  そこには橘さんの影は落ちない。
  そのことが、ゲーム本編ではプレイヤーであったオイサンには
  哀しくも寂しくもあるけれど。

その映像フィギュアの品ぞろえとして、
森島センパイ編があり、薫編があり。
彼女らにいろんなポーズをとらせるために橘さんがおり、している。
なんかそんな感じだ。

今回、これまでと違うことをすることによって
そういうオムニバスであることの意味……というか、
オムニバスという姿勢についてを気付かせてくれたことにはすごく意味がある。

じゃあ残り三人(中多さん編始まったばっかりだっつうの)、
この先どんな風に見せてくれるのか、遊び方をしてくれるのか?
という視点において、『アマガミSS』というアニメ全体対してだけども、
本当の意味で先が楽しみになった。

なんかまだ、色々見せてくれそうだ。
うん。
いいんじゃないでしょうか。



オイサンでした。




  

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