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2010年8月23日 (月)

■buddy!~雪に芽吹くは新緑の~ アニメ『アマガミSS』第八話感想 -更新第569回-

兄さんにお会いしてからか、
甘いものよりも、しょっぱいものがやけに恋しいオイサンです。





  ※サテサテ今回もまた、アニメ『アマガミSS』の感想回。
   第8話、二人目のヒロイン・棚町薫編の最終章でございます。
   ネタバレ勘弁の御仁は、申し訳ありませんが
   ここいらでお戻り戴ければと思います。






■アニメ『アマガミSS』第8話 薫編最終章 感想



 ▼二人乗り、ダメ。ぜったい。


まずは、一番大きな問題からやっつけてしまいましょうw

マ、件の終わり方については色々言われておりますが、
表現の規制の問題、時間の問題等色々あったのでしょう。
どれが事実かわかりませんが、「なんかしら」あったと。
そしてその辺からの作り直しや、それに伴う尺の調整のアオリを受けて……
もしかしたら、前回オイサンが好き勝手言ってしまったような
作画の物足らなさを生んでしまったのかも知れません。

ある意味、あのロコツな終わり方があったので、
オイサン的にはこれまでの物足らなさの原因がちょっとハッキリしたような気がして、
寧ろ安心、というか、納得出来ました。

  「ああ、なんかしらあんだな」と。
  つまり、
  「奴等はまだ本気を出せていないだけ」なんだなと。
  ……まあ、こうして生まれた大きな溝が、
  本作品がゴールを迎えるまでにカバー出来て
  彼らが本気を出せる環境が整うかどうかは分かりませんが。

なので、アレはアレでもうどうしようもないので、とやかく言いません。
頑張ってくれと。
ある意味、このアニメのここまでについて、象徴的なものであった。

……つーかね、ここまでこられてしまっては、
こっちだって傷口に塩を塗るようなことは出来やしないんだよ!
頼むから、頑張ってくれ!!

……そして、フォローをするというのなら、
限りなく誰もが分け隔てなく享受できる環境で……無料でやってくれ。
Youtubeとか、ニコニコ動画で配信とかで!



■ではそれ以外の部分で。



薫の、母と新しい父親との関係のエピソードについては、
これからも延々と続くであろうことからこの場で解決する必要はないので
置いておきます。

  ……それでも、なんか
  「自分も橘さんとイイ関係になれたことでキレイサッパリ忘れてしまった」
  ように見えてしまわないこともないので、
  ちょっとどこかでフォローするくらいのことはして欲しかった。
  薫が橘さんとの関係を手に入れることで、
  「ああ、母親にもこういう相手が必要なのだな、恋をするってそういう効果もあるんだ」
  と気付くような描写が入れば、薫の成長も描けて、
  橘さんとの関係の深さも強調されて良かったとは思う。

デ。
……この第四章の意味って……なんだろう。

これは『アマガミ』ゲーム本編の感想として書いたことなのですが、
薫のシナリオは最初から最後まで薫のテンションが変わらない、
ワリカシ平板なお話だったと感じました。
そしてその感想は、アニメでも同じでした。

  えと、「平板だからだめだ」って話ではないので、
  最後まで聞いて戴けるとありがたい。
  今回ワリとポジティブですんで(笑)。

ゲームの方では、その平板さ、
すなわち「ずっと変わらない、橘さんへの思慕や信頼」の奥で
薫が何かモヤモヤごにゃごにゃしたもの
……それは恋愛感情も含め、自分を取り巻く何がしか(詳細は不明)……を抱えていて、
その正体はなんだかわからない、
けどその分からなさの分、モヤモヤが変に意識されて面白い話だったのだけれど、
アニメではそのモヤモヤがより単純化され、具体的に伝わってきて、
今度はそれが「分かるから」面白い話だったと思えました。

  ゲームにくらべて、話が分かりやすく、楽しみやすくなった。

上で書いた「薫の成長」というパーツは完全にオイサンの想像・妄想、
理想的な物語展開なのだけど、
それが垣間見えた時点でこのお話は、
オイサンのようにそういう妄想を楽しむ人には成功なのだと思います。
上の妄想が出来たことで、オイサンはこのお話がちょっと好きになった。

薫は始めから橘さんに恋をしていて、
それが萎えることも、盛り上がることもなく、
ほぼ同じボルテージでお話を突っ切って終わる。
「起承転結」ではなくて、「承承承結」くらいだなと感じる。
「起」すらない。
「起」は、出会ってからこれまでの三年でとっくに通過した儀式なのだということの読み取りを、
このお話は要求してくるので。

「承承承」の勢いの良さ、変わらなさ、強固さというのは……
ある意味、というか、多分そこが薫というキャラクターの本体であるのだろうと思えるくらい、
薫らしい。

以前オイサンは薫のことを「サブキャラっぽい」と書いて、
第4先輩さんあたりはどうもそれをずっと気にしてくれているようなのですが、
それに大した意味はなくてどういうことかというと、

 ・サバサバしていて誰にでも絡んでいける
 ・色んなことを問題にしない、問題を抱えていない(物語のタネとなるものを持ってない)
 ・そのくせ問題を起こすのは得意(他人に物語を提供できる)
 ・人にイヤミなく説教をくれることの出来る強さを持っている

というような要素を備えているということで。
つまりは、
「そのご本人をメインのネタにしてもそんなにワイルドな話にならないから
 面白くなさそうな人物像」
というコトです。
自己完結している、強さ、鉄板さ。
本編ではそこに「家庭の問題」という問題を乗せて、お話にしているワケですが。

  『悠久幻想曲』の一作目のときの、トリーシャなんかはそんな感じですね。
  ベクトルは違えど、アッケラカンとしていて、強くて、トラブルメーカーで。
  彼女は同『2』でメインヒロインに格上げされて
  物語=問題を抱えることを余儀なくされるわけですが、
  奇しくも、彼女が背負わされた問題も、家庭の問題でしたね。

  ■悠久幻想曲2
  
  
  彼女も片親の家庭でした。
  不思議な符合。面白い。
  もっと言ってしまえば、美也の位置に薫がいたって不思議はないと思います。

それゆえに話が平板に見えてしまうわけですが、
つまりは起伏を持たない強さがサブッぽく、オイサンには見えているのだろうなと、
今、自分で書いてて思いました。

  ヒロインっぽさといったら、田中さんの方が全然ヒロインっぽいですしね。
  見た目はアレですけど、メンタル面では確実に。
  見た目で言えば、薫がガンダムで、田中さんはジムですけど、
  ガンダムに乗って話が面白くなるのは、多分田中さん。
  そんなことです(よく分からないたとえ話)。

デそんな薫さんですから、
お話の始まりから変わらない自分の気持ちを自分で確認をして、
詳らかに「もう一度伝える」ことが、
棚町薫という女の子にとって大切だった、というお話なのでしょう。
それがこの第四章の意味。

今回の話をパッと流して見た感じ、
「話が進んでないように見える」と書いた前回・前々回の感想と同じでした。
やっぱり、薫の中での橘さんへの気持ちというのは、お話の開始線から動いてないわけで。
そして、ラスト付近のタワーで薫が告白をするシーンで、
オイサン的には「また随分たくさん喋るな、薫っぽくねえ」
と思ったりしたのですが(多分本編でも同じように思ったはずです)。

既に強い関係を手に入れ、そして言葉でないもので表しあい、確かめ合うことを
言葉にするよりも先に手に入れてしまった薫という女の子が、
敢えて、もう一度言葉にしなおすこと、
普段は言わない薫に喋らせることに意味があるのだろうなと、
思い直した次第です。

そう考えると、見た目には分かりにくいのですが、すごく腑に落ち、
面白い発想から出発した話だなと気がつき、
気がつけたということは、それについては良く描けていた回だったのかなと、
まあラストがああではありましたけど、思うことが出来ました。

ただやっぱり、それをやるならやるで。
もっともっともーっと、時間をたっぷり持って、
普段言わない人間が言うことももどかしさ、難しさ、
……たどたどしさを演出する必要があるんじゃかなあ、とは、
まあ思いましたよと、ムリを承知で言っておきたい所存でございますよ、この御仁は。



■Closing



まあ、そんなことでね。
あんなことがあったからというわけではありませんし、
正直誰にでも楽しめる、分かりやすい、王道の面白さというワケでもない……
寧ろそういう面からみれば、
やっぱり及第点をあげることも難しいデキの作品でしかないなあ、
と思いますけども。

全体通してみれば、ワリと面白かったかな、とは思います。
読みがいのある話だった。
本当はこんなに苦労したりしなくても、
誰が見ても、先ずはひと目で面白く、そこからさらに踏み込めばもっと面白い世界が広がっている、
……というのが、一番求める姿ではあるんですけども。

  マ楽しめたの物に対してワザワザ文句を言うのはナシでしょう。
  お疲れさまでした。

あとはまあ……安っぽさですかね。
何故か人のいないポートタワーで告白をして、キスをして抱き合って、
というドラマチックさは……
ちょっと安っぽい、一昔前のトレンディドラマみたいで、
自分がそれをやるとなったら「いやいやいや、さすがにそんなベタな」
となってしまうものがあるので、素直に感情移入は出来ない。

オイサンにはこのベタさに涙を流せる素直さはもうありませんが、
お若い方々……制作陣が狙った層には響くのであろうと解釈をして
今回はこれにて。



……さあ、次回からは中多さん編です。
うーん、まあ、ね。
あんまり、期待しすぎないで待ちましょうか。

きっと大体、最後までこんな感じですよ。
このマンガ。


オイサンでした。



 

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