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2010年7月16日 (金)

■ラブリー!~ハァトのエィス~アニメ『アマガミSS』第三話感想 -更新第544回-

 
 
 
  ※例によって、アニメ『アマガミSS』の感想エントリー、
   第三回・森島センパイ編の第三話のものなので、
   未放送地域でネタバレNGの方は閲覧注意の方向でよろしくです。

 
 
 
さて。
アニメ『アマガミSS』の第三回、森島センパイ編の第三話です。
前回のヒキで森島センパイから眉キスをもらって、
これから二人の仲がどんどん転がっていこうという段階。

オイサン、あまり詳細な本編でのイベント配置は憶えていませんが、
だいたい<アコガレ>とかの後半辺りなんじゃないですかね。

全体的には、二話目に比べればかなり甦った感があるのではないだろうか。
オイサンは絵的なことは正直あんまりこだわりがないので
その辺に関するしっかりしたご意見は申せませんが、
ところどころ人の絵が崩れますが、さほど気になるレベルでもない。

  ……まオイサンが気が付くくらいなので、
  こだわりのある人から見たらガマンのならないレベルではあるかもしれない。
  美しくはないけど、お話や心情を追うのに困るレベルじゃないからいいじゃない、
  くらいのことです。

お話的には、全編通して橘さんが持てる紳士性能を開花させてフルドライブさせ、
それを森島センパイが体当たりで乗りこなすという、
ある分野(?)においては最も『アマガミ』らしい、
最強のホットライン誕生の瞬間でもありますな。

ポンプ小屋、ヒザ裏へのキス、緊縛ラーメンと、
ニヤニヤワードの目白押しということで。
原作未体験組の皆さんは、なかなかに面食らったのではないでしょうか。
「え゙! しんみり系ラブストーリーじゃなかったの!!?!」
みたいな。

しかしオイサンも今にしてようやく気がついたのですが、
起こる事件が片っ端から変態じみているとはいえ、
橘さんと森島センパイ、二人の間と心の中で起こっていることは
明らかに恋愛物語なワケで。

  この二人の間ではここまでやって、多分まだ「手を繋いだ」とか
  「一緒に帰ってたくさん話をした」とか、
  そういうレベルの出来事にしか映っていないんじゃないか、そんな気がします。
  おままごとを始めたばかり、そんな二人。

それを唯一察しうる位置にいるひびきちゃん先輩が大外からその状況を解説をし、
視聴者の(今回の)視点の代弁者であるところの七咲に含んで聞かせるという、
なかなかに味わい深い構成になっているなあと、
その辺は面白く見させてもらいました。

  うーん。
  この辺で、サブキャラクターは良い働きをしますね。
  ひびきちゃんならではなのかもしれませんけど。
  田中さんにはこの役は引き受けられないでしょうしね。
  香苗さんは出来ますね。

そういうわけで、今話の功労賞は、誰が見たってひびきちゃん先輩。
なるほどなあ。
森島センパイシナリオって、こういう話だったのかあと、
第一話でも思ったことを、再度確認した次第であります。

と、言ったところで森島センパイ編も残すところあと一話。
早いな。
……尺は足りるのか?

  先輩とのクリスマスハッピーエンドをやって、
  美也と森島センパイの確執の解消をやって、
  ……橘さんとセンパイの、本当のデアイのエピソードをやって。

正直、どれもたっぷりと間の欲しいエピソードだと思うのだけど
(ていうか、先輩と美也のナカヨシな絡みも見たかったんだけど)、
物足りなさを感じずに見せられるのか……
それとも、最終話には何か、変わった仕掛けが施されているのか?

いずれにせよ、ここまではきれいに起・承・転(?)ときていると思うので、
……ちょっとヘンタイなだけのラブストーリーで終わらせちゃうのかしらね。

まトップバッターですから、全体的に見れば
「ああ、『アマガミ』って、大体こういう話なのね?」
というのが分かれば良いのかも知れませんけれども。
オイサン的に次回の注目は、
「四話目までまるまる一人のヒロインで使い切るのか、
 四話目のオシリ辺りから、次のヒロインへフェードインするような仕掛けがあるのか」
ということです。

まあ楽しんでは見られましたけど、
エピソードを知っている身としてはなかなか退屈な、
改めて見直すようなものではないなあ、という感じですかね。
以下、今回の詳細。


 ▼アバンタイトル


橘さんがえらくイケメンwww
冒頭からして、二話目に比べてクオリティがちょっと高い。甦ったなあ。
やっぱり、梅ちゃん・薫の立ち位置が良すぎる。
第二章のヒロインに薫を持ってきたのがちょっと勿体ない様な気がするくらいに。


 ▼オープニング


ぼちぼちOPがクオリティアップするかと思ったけど、ありませんでしたね。
……これで薫編からアップしたりしたら……森島センパイファンからしたら顰蹙ものだなあ。

この歌、

 ♪ あンなたとわったっしっがそぅぉー 恋をしったー

のところがすごくスキなんだけど……ここでもやっぱり、「背中」から入る絢辻さん。
彼女の背中は、やっぱり印象的なんだろうな。キレイ。
サビに入ってからは、もうちょいバスが利いてもいいんじゃないですか?
この曲。
歌い手の声も、楽器も、軽すぎるて上滑りしている気がする。
あと、下らない発見。
主題歌を倍速で再生すると、
ボーカルはともかく、メロディーはかなりポップでノリの良い感じ!!
オフボーカル倍速で聴いてみたい。


 ▼提供ベースw


バックに映る森島センパイの一瞬の表情に<スキBAD>画の面影がある気がした。
あと、ポンプ小屋をバックに映し出される「ブシロード」の文字には
何か悪意と含みを感じるw
確かに漢らしいのけどもだwww


 ▼本編Aパート


……『アマガミ』に限らず、ずっと、ずーーっと気になっていたんだけども。
番組冒頭で流れる、違法アップロード行為に対する警告のメッセージ。

 「最近インターネット上での、不正な利用が多発しております。」

目的語がないんだよ!!
誰も不自然に思わないのか!?
何の不正な利用だよ!
……あとから流れてくる文面を見れば、そりゃあ分かるんだけども、
そういうモンじゃないだろう。
ちゃんとして下さい。オイサンはもう、すっごく気持ち悪いですコレ。

デほんとの本編。
高橋先生と話をするシーン、田中さんがぺったぺたw
誰?

そして、田中さんの恋バナにちょっとだけ触れているあたり。
きっちりは描ききってしまわない辺りが、薫編への細かい前フリなのだろうな。
知らない視聴者は、薫編を見たときに
「ああ、これ森島編であった、あの」
と思うわけだ。良いのではないでしょうか。
高橋先生は、全編通して良いバイプレイヤーになる予感がする。

森島センパイがやきもちを焼くシーン。
センパイ可愛い。
でも……。
絵と声の演技のマッチングが、オイサンのイメージしていたのと若干ズレる。
もうこのシーンの中ほど……「眉毛が可愛くないから……」の辺りから、
二人の関係としては、森島センパイ上位に立ち、
焦らしが入った表情になっていくのかと思っていたけど、そうでもないですね。
小屋に入ってからはセンパイ上位で転がっていくけど。
ふーん。
これは、こう在るのが普通の解釈なのかな。

前回の眉キスで、この二人のカンケイは成立したのか?
まだなんじゃないのかなーと思って見ていたのだけど……
この下駄箱前のシーンで、どうやら成立したみたいですね。
このシーンの構図が物語ってて面白い。

橘さんとセンパイが、柱をはさんで画面の左右に分かて立っている構図から、
柱を超えて一つのスペースに収まった画へ切り替わる。
これで二人の関係成立、と思っていいのか。
舞台みたいな見せ方だー。
しかしこれ、4;3の画面で見たら相当窮屈じゃないか?


 ▼さて、いよいよのポンプ小屋。


……とここまで、オイサン気が付かずにいたのだけど……
同じく「秘密の場所」である、「あかずの教室」の存在って、
アニメ版では出てきてなかったような?
出てたっけ?
気が付かなかったけど。
リサたんフラグは……意識されていないってことか?

それとも……どこか、途中のヒロインのエピソードで描かれる???
だとしたら、それはものすごい刺激的だな。
うおお、燃えてきた。
これは楽しみだ。

で、ポンプ小屋でのヒザ裏キスシーン。

先輩と橘さんの肌の色って、相当変えてあったんだなあ。
先輩やわらかそうなピンク色。
ちょっと異様なくらい。
これまた気付いてなかった。



……。



……サテ。
これから、身も蓋もないコトを言います。



このキスシーン、画、いらないですよね?
声と音の演技が濃過ぎて十分になってしまっているし、
そもそも画に力が入ってなさ過ぎる。
中途半端だ。というか、負けている。

ゲーム本編とか、
ラジオの「にぃに、なにかイイことあったでしょ?」のコーナーで再現されたときの、
あのボイスだけで描かれたときの「画」で十分だし、
そっちの方が具現化こそされてないけど密度があるし、熱がある。
それを敢えて絵にするのなら、そのときにプレイヤーやリスナーの脳内に像を結んだはずの
画を超えてこその映像化のはずなのに、
それこそここを一番頑張らないといけないところのハズなのに、
他のシーンと何の差別化もされてない。
妄想を超えられてない。
これではダメだ。
いけません。

ボイスに合わせて、薄い画を貼り付けただけに見える。
橘さんをもっと強烈にするか何か、ないと画がある意味が感じられない……。

ハッキリ言って、このシーンは失敗だなあ……。
もちろん、オイサン的に、ですが。
もしもこういうことが続くようだと、全体的に危ないんじゃないかという気がする。

オイサンは絵に殊更のパワーは求めませんけども、
それでもわざわざ動きの絵の無いものにつけてまた別の媒体に載せようというのだから、
やるべきところではやらないと、それこそ意味がない。
まゲーム本編のためのプロモーション映像集としては
それなりに機能もするのでしょうが……。

  これを見てからゲームに入った人は入った人で、
  動く画のないゲーム版は、すごく不十分に感じるのではないだろうか。
  誰得?

「ゲームのアニメ化」としての、アニメ版『アマガミ』としては、ちょっとね、
という感じです。
頑張って戴きたい。
ゲーム本編と切り離された一映像作品としては……どうだろう。
普通……?


 ▼気を取り直して、Bパート。


ていうか、小屋のシーンはABパートまたぎですけど。
以下、色々と細かいシーンについての話が主になります。

  オイサンはどちらかというとそういう細かいところを結構楽しんでる気がする。
  幹の部分は、(とりあえず森島センパイ編に関しては)本編のエピソードから
  何か大きく逸脱したり、補完されたりということはなさそうなので。

今回も、いろんなヒロインのそれぞれの時間が描かれてます。
お昼休みとか、休み時間とかの切れ端に。
そんな中でも、梨穂子。
髪型w 整えろww 薫みたいになっとるwww

梨穂子は食べキャラ押しのダイエット押し。
そこから考えると……梨穂子編はナカヨシルート確定なのか?
ダイエットがらみのほのぼの幼馴染シナリオでいくつもり、と見えますね。

あと、輝日東高校全景の空撮。何気にレアな絵ヅラ。
屋上が描かれてるけど、意外に狭い。
どこに秘密の教室への入り口があるんだ?

橘家のこたつリビング。
あれ? 畳だったか?
障子間は障子間だったはずだけど、もっと洋風だった気が……。

そして森島センパイん家。
テラセレブwww
ひびきちゃん先輩の家は黒電話。
ストイック過ぎる気が……寧ろ、オイサンのイメージでは、黒電話は七咲の家だなあ。
マそれは勝手な思い込みですんで無問題ですけど。

  アレ?
  ひびきちゃん先輩の家は、おじいちゃんが接骨院をやってたりするんだっけ?
  そんな事実はない?
  何の設定だそれは。

そして……いいですか。ここ大事です。
ひびきちゃん先輩は、黄色いパジャマに、「ドテラ」
『アマガミ』は、ゲームの舞台が冬であるにもかかわらず、
『TLS』シリーズ伝統の「ドテラいヤツ」がいないと
オイサンはずっと密かに嘆いていたんですが……そうか、ひびきちゃん先輩が!!
うむ、十分に有資格者と判断する。
今後もドテラウーマンとして精進して下さい。


■どてらい男(やつ)



ていうかひびきちゃんは……
なんで恋愛に関して、そんなに百戦錬磨のコメントなんですかwww
自信たっぷりじゃないですか。
相変わらず謎な人だ。


 ▼で、緊縛ラーメンに至る。


今回の話では橘さんの紳士性能がかなり発揮されたわけですけど……。
なんかね、全体的に、橘さんにはまだまだ濃さが足りない気がした。

  ……ちなみにこれは、まだまだ第三話まで、
  かつ森島センパイ編しか見ていない段階の話なので、
  今後バランスがとられていくのかも知れないので、
  そのように聞いて戴きたいのだけれど……。

森島センパイ編だけで一つの話だと割り切ったスタンスでの言い方になりますが。
前野さんの声の演技にしても、
絵につけられた演技にしても、
もっと、もっともっと、濃く、汚く、やってしまっていいんじゃないのだろうか。
ていうか、やらないと、ただの学生の悪フザケで終わっている気がする。
弱い。
なんていうか……エンターテイメントにまで、なっていない気がするんです。
大外から見ていて、第三者として楽しめる、見世物にまでなっていないような。
ちょっと痛々しい、心配になってくるような感覚が残ってしまって
楽しめるばかりではなくなってくる。

モチロン『アマガミ』は……というか、『TLS』の系譜にある世界は、
そういう「普通の恋の世界」だからいいのかも知れないんだけど、
……でも、コレに関してはそれとは違う物差しで量る必要がある気がするな。
非日常なおバカのシーンでは、そこから切り離したほうが
見る方は手放しで楽しめて良いように思うのですが。
ムシが良すぎるか?

ともあれ、緊縛ラーメンのシーンが終わるとエンディング。
自室のソファーで、一人、恋を反芻して身悶えする森島センパイなのですが……。

この彼女を見て、
「ああ、恋をする女の子だ。可愛いなあ……」
……と素直に思える人間が、果たしてどれだけいることかwww!!

「あ……あれらの行為が、この人にとっては甘えであって、
 イチャイチャだったのか!!
 うわあ……ここまでヘンタイだったんだこの人!!」


と!! ……オイサンは、認識を新たにしました。
悪い意味ではないんですよ。
言い意味でもないのですけど、キャラクターの再理解、という意味で。
分かってなかった。

そういう意味ではやはり、
一話の感想でも書いた通りに、恋愛物語として『アマガミ』を読み直すのに、
このアニメ版『アマガミSS』は、良いテキストだなあと、
感心はしています。

エンディングの曲は特に良いとは思わないのだけど、
思わず手拍子をしてしまう。
そんなノリの楽しさがありますね。愉しい。

えー……以上、かな?

個人的な収穫は、そういう先輩のパーソナリティの再理解と、
輝日東高校の全景空撮の面白さ。
あと、森島センパイの、家庭での一面が見られたのが良かった。

そして次回予告の絢辻さんがちょっと楽しそうだったので、
オイサンはもうそれだけでもOKです。



オイサンでした!



 

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コメント

■JKPさん
> 1話飛ばした状態で、ラブリーのハイテンションラブについていけるのだろうか……

あー……お疲れ様です。
やはり帰宅時間は相変わらずなのですね。

しかしまあ……大丈夫でしょう。
なかなかそこまで細密な流れは用意されていないように思います。
大筋がつかめていれば、キャッチアップすることは難しくないと思いますよ。
まあ、半ばネタ回というか、ビジュアルがモノを言う回ではあったので、
見ておけなかったのは勿体ないかもですが。

次回お会いする時にでもお持ちしましょう。

投稿: ikas2nd | 2010年7月22日 (木) 05時46分

クッ
録画予約する間もなく、寝堕ちしてしまった(泣)
展開速いのに。
1話飛ばした状態で、ラブリーのハイテンションラブについていけるのだろうか……

投稿: JKP | 2010年7月18日 (日) 18時51分

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