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2010年5月 6日 (木)

■輝く時間 ~第4先輩さんと行く名古屋 -更新第489回-

オイサンGW日記、ラスト二日分。



■5月4日(火)・5月5日(水)



実家暮らしは昨日一日だけでおしまい。
こういう短いご実家日程は珍しいんですけどね。
このあと、このGW中最大のイベントが待っておるのです。

それは、Twitter上でお知り合いになったとある方とのデート!!
相手はもちろんオッサンです!!
オイサン好みの細面のイケメンだと良いなあ。

  まだオッサンと呼ぶのは忍びないか。
  オッサン予備軍です(あまり変わらない)。

その男の名は第4先輩さん(仮)。
オイサンと同じくのアマガミプレイヤーで、
七咲の<スキBAD>を、否、<スキBAD>の七咲を愛して止まないという、
どうやら心の背骨がすっかり歪んでおられるナイスガイ。
また、オイサンのことをご自分のブログで
「恐ろしく頭の切れる」と評して下さった、若干人を見る目に欠ける御仁です。

  イヤ、褒めていただくのはンギモヂイイイので
  もっと言っても良いのよ?
  でも「恐ろしく頭の切れる人」は、
  新幹線の乗車券が新横まであるのに名古屋で降りるときに回収しそびれて
  もう一回買う羽目になったりしないと思います。
  思わぬ出費だよう。また絢辻さんに怒られる……。

彼の運営するSSブログはこちら。

  ▼アマガミSSなどを捨てて置く場所
  http://fromd4to7saki.blog91.fc2.com/



■とかなんとか、オイサンがモタモタしているうちに



先方ではもうそのログ記事をアップして下さっているので
もういいかなーと思ったのですが、勿体無いので書いてしまいます。
しかも随分オイサンのスタンスをプラスに捉えて下さっているので
この先、書きたいことを書きにくくなったらイヤだなあとか思いつつ、
でも思ったことをそのままつらつらいっちゃうよ!

  ……あのねえ、上で「デート」って書きまして、
  彼のブログでも我々の邂逅を「デート」と書いてオトしていますけど、
  別段オイサン、パクったわけじゃありません。
  これは絢辻さんに誓って。
  この記事の半分くらいは上がった状態で、彼のレポートを読んだんです。
  本当にねえ、彼とは通ずる部分が多い。
  歩いてきた道は結構違うのに、不思議です。



■名古屋という町



落ち合う場所は名古屋。

R0025181

オイサン新横浜まで帰るところを名古屋で途中下車し、
昼から第4先輩さんとお会いします。
ドキドキします。
つっても実際お会いする直前まで、Twitterでやり取りするのですが。

お話の目論見としては……
先方も、オイサンと同じ『アマガミ』のSSを……
……「同じ」というと毛色や形式が相当異なりますから語弊はあるかも知れませんが……
お書きになるので、色々と、
『アマガミ』本編やその解釈についてはモチロン、
アニメ化、周辺の商品展開についてや、SSの書き方についてなど
深い話を出来れば良いなあという感じ。

サテその前に、名古屋。
以前から何か機会があれば一度途中下車してみたいと思っていた町でしたが。

▼思いのほか、町が近代的で立派。
なんかもっとちゃちい、ざらっとした地方都市を思い浮かべていた。
正直スマンかった。立派です。

▼暑い。
二日とも好天ということもあったけれど、それを差っぴいても暑くて蒸す。
きついわ。

▼女の子が程よくおしゃれで可愛い。
都心の女子の皆さんはなんだかもう着ている物もご立派でお化粧も上手で、
オイサンなんかはその隣に立つだけでも気後れしてしまいそうになりますが、
その辺、名古屋のお嬢さん方は、張り切りすぎず、野暮にも落ちず、
良い生活感を残したままこじゃれた格好をなさっていて
なんだかオイサン的には好感度高かったです。
素直に「ああ可愛いな、おめかしをしてほほえましいな」と思える。
別にオイサンに褒められても何にも出ませんが。

▼道が広い。
都心やオイサンの住む都心外縁部に比べても道が広い。
北海道にも負けないか、それ以上だ。
あと、そのせいか、信号が点滅し始めてから赤に変わるまでの時間が長い。
……だからかなー。
人がそんなにせかせかしていない気がしますね。
そういう些細なこと一つで、県民性とか風潮とかは変わってしまうんでしょうね。
人間て、ツマラナイこと一つで制御・調整できてしまうんだな。
怖いなー。

裏路地に入っても道は広い。
東京の住宅街の路地に比べて倍以上ある印象。
うん。
ここなら、子供を育てても良いなあ、と思える。
そしてそれだけ道が広いのに、歩いている人の数はそう多くない。
人ごみギライのオイサンにはなかなか魅力的な町だな。
暑いけど。



■第4先輩さんと落ち合う



名古屋駅に併設している高島屋の一階、エスカレーターホールで待ち合わせる。
なるほど待ち合わせのメッカらしく、
巡礼者が布切れを敷いて多数土下座してらっしゃいます。

さてなかなか広いこの空間、どの辺におったらエエかいなと思案に暮れたそんなとき、
Twitterにご本人からのメッセージが。

  「赤いネクタイにスニーカー、
   そして何故か『アマガミ』の攻略本を持っているのが私だ」


おk、急速に会いたくなくなってきたぞ。
ひつまぶし食って帰るか。
しかしそういうワケにも参らず、とりあえずそれに合致する一見犯罪者を求めて、
周囲を検索してみることに。

あ、おられました。
……えーと、110番って何番だっけ?( ← 恐ろしく頭が切れる)

マそれは冗談として。

ちなみに、どうせご本人もここを読んで下さっているのでしょうから
もう包み隠さずガッツリいきます。
お会いする前はもう少しイメージが「クールな皮肉屋」方向に寄っていましたが、
なんというか、もっとウェットな、情の部分を表に滲ませる方で安心しました。
思っていたよりずっと熱がある。
それが良いことなのかどうかは彼自身の判断にゆだねますけれども、
オイサンはそう感じて、話しやすく受けやすく、とても安心できました。

ただ、これまでWeb上での彼の言葉を言葉のままに素直に受け取っていたけれど
それはちょっと誤りだったなと思い直した。
一つ一つの言葉にこめられた熱や密度を3倍増しで読み直す必要がある。

彼がWebに放流する言葉の数々、一つ一つの単語に抱かせた意味は、
彼が本来届けようとしている熱意や薄暗さを運びきれていないと、
実際に話してみて思った。
もっと熱く、深く、暑苦しく、湿気をはらんでいる。

言葉一つ一つの意味が、文字面から読み取れる以上にもっと陰険で、
その陰険さを隠さないから憎めないしすがすがしい。
そのくせ、良い意味で重みが半分くらいになる。
軽やかといえばいいのか。

なんだろう……Web上の、言葉に姿を借りた彼は、すごくスッキリしている。
し過ぎている。
リアルがもっさりしているというわけではなくて、
もっと言葉に情念の炎が滲んでも良いと思う。

  そうだな、陰険、という言葉はすごくしっくり来る。
  あまり良いイメージのある言葉ではないのでご本人的にはイヤかもしれないが、
  これは良い意味だと無理やりでも捉えてもらえたらありがたい。

  「その言葉が本来持つ辞書的な意味以上に、暗い意味を沢山抱え込ませることに成功している」
  ということだから……

  一つの言葉が光と影の要素を併せ持つとして、
  フツーの人々がそれを「光:影=5:5」か、光の割合に多く比重を置いて用いるのに対して、
  彼は多くの言葉を、Web上では「光:影=3:7」くらいで
  常に運用しているようにオイサンには見えていたけれど、
  実はそれを本当は2:8か1:9、なんならもっと、という気持ちでいるように、
  実際に会ってみて感じました。

Web上でのその感情と理念の抑制が、意図的なものなのか無意識の物なのか、
恐らくは半々なのだろうけども、
ノイズではないけれど、分厚い板コンニャク一枚分くらいのクッションを介している。
意識してそうしているのかもしれないけれど、
こうして直に会ったらそれが変わってしまうのであれば、
あまり意味のある行為だとも、オイサンには思えない。

むしろその比重の置き方は逆でもいい
(伝わりにくいはずのWeb上でこそ暗さを強調してもいい)のではないかと思うし、
殊に、もしそれがSSにも及んでいるのであれば、それは勿体のない話だと思う。
ただ単純に、対面することによって
体温や匂いで伝わってきてしまうだけかもしれないが。


……まオイサンに、そんなコトが出来ているのかと言われたらわかんないので
自分のことは棚の上なんですけども。
……そうだな。
今度、彼に訊いてみよう。
「オイサンの書き言葉の実態は、実体のオイサンが放つ言葉との齟齬なく、
 あなたにキチンと届いていたですか?」 と。



■お話の概観



結局13時30分に落ち合い、
その日はテッペン越えた24時30分まで11時間トーク。
しかしそれでは互いに憤懣収まらずやる方もなく、
最終決着は日を改めた翌5日(つまり今日)にもちこされ、
その日も朝の9時30分からお別れする13時30分まで4時間、
計15時間と言う、
……今こうして改めて時間を集計してみると、
「あれ、2010年の俺のGW……これで良かったのかな?」
と、ツイ冷静になってしまうことチェケラッチョ。

ていうか、ゴールデンでも何でもなくね?
輝いてないよね。
鉛色だよね。
マいいけど。
お話の内容は大体予定の通り。

 ・『アマガミ』ゲーム本編について
   プレイ遍歴、各ヒロイン・各ルートの解釈
   主に七咲のスキBAD、絢辻さんのスキ各ルートについて。
 ・ゲーム周辺関連商品の話
   ドラマCD、キャラソンCD、アンソロ・連載コミックなど関連商品の
   これまでのクオリティ、今後の展開
 ・互いのSSについて
   どのようなスタンスで、どのような意義を自ら意識して書いているものか?
   互いの知る、他のSS書きの方々に関するアレやコレやの井戸端会議
 ・自分たち以外に、WebやTwitter上で知り合った人たちの話
 ・アニメ化!
   オムニバス……その在り様
   放映ヒロイン順序・各シナリオがどのようなものになっていくだろうか?

ていうか、
互いの身の上話なんかはありましたが
(て言うか相手に話してもらってばかりでオイサンあんまり
 自分の身の上は話さなかった気がするな。正直スマンかった)
他に話すこともないですしな。



■話の展開の仕方



正直、オイサンは自分からはあまり自説や考えを披露することもなしに、
第4先輩さんの話を聞いてばかりいてしまったような気がする。

彼の話は熱くて速い。
オイサンはゆっくり野郎なので、それをリアルタイムで追従するのは中々に大変。
語りたいことをたくさん持っているというのは、
普段からたくさんのことを考えてるってことなんだなあと
改めて感心した次第。

  ……オイサンが何か話題を提供する側だったら、
  多分あっという間に今回の会も終わってしまってただろうと思うと
  ちょっと怖いな。

彼が雄弁に語る、
時にあまりに生々しく具体的で
ある一点に向けて収縮し続ける七咲を媒介とした内観的『アマガミ』論と、
時にメタでメタでもうメッタメタな無限に広がり続けるような、
絢辻さんをアテンダントとした拡大的『アマガミ』解釈論とのギャップの狭間で
頭の回転がついていかずに右往左往しながら、
自分の言葉で再解釈可能な部分を見つけては小さな杭をうちこみ、
それらを手がかりに点を線に結んでいって
どうにかその話の像を結んで理解する、という作業に終始してしまって
申し訳なかったなあと思います。

また、
なかなか共感や理解にまでたどり着けない場面も幾つかあって、
どうにか理解につなげようとしたのですが、
その過程では彼に不愉快な思いをさせてしまったかもしれません。

  彼がオイサンを「要約能力が高い」と評して下さったのは、
  オイサンが自分の理解補助用に、自分の速度でところどころに
  「ここまでこんな感じね?」
  と、自分用の杭を打っていたからだろうと思います。
  でもそういう、「勝手に相手の言葉でまとめられてしまう」のって
  話し手からすると結構ストレスだったりするので、
  ……う~ん。
  悪いことしたかなあと。

彼の考えに対する意見をいくつかお返しは出来たとは思っていますが、
中々こう、彼にとって新しく、聞いて面白い話をいくつ出来たかなあと思うと……
あまりお役には立てなかったんではないか。
それはとても申し訳ないことで、
もっと自分からもお出しできる話を用意しておくべきだった。
準備不足。
反省しきり。
相手が手練なのはわかっていたのだから。



■毒と薬とGOODとBAD



そんなどとーのような時間の中で、話全体のトーンとして常にあったのは、
『アマガミ』を「どっぷりと」楽しんでいる層には、
心に何か重いものを背負い込んでいて、それを媒介としてゲームを楽しんだり、
その傷のようなものを癒そうとしたり、癒されようとして逆にやられたり、
物語のトレースと傷口の再確認並行してやっている人が、
……多い……ワケでも決してないのだけれど、
そういう層の声が大きいという実感で、若干物騒な気分にさせられました。

例えば橘さんその人の存在であったり、
ヒロインの誰かのルートのEDであったりに自分の時間を投影して、
治療したり、より闇を深くしたりというお薬的な用法が、
プレイヤー自らによってなされている。

  いや、まあ、「物語に感動」なんていうのは
  キホン受け手が勝手にするものなんだけども。

特に<スキGOOD/BAD>という、
普通は用意されないはずの結末が「用意されていることそのもの」を、
結末の内容それ自体よりも、深く、重く、
何がしかのメッセージとして受け止めようとする向きが強い、ということに、
彼との会話の中で気付かされました。

生真面目というか、妄想性能が高いというか。

  この辺に関しては、オイサンが絢辻さんの物語の
  穴の部分に強く呼び込まれたのも同じような話。

オイサンなんかは、「<スキGOOD/BAD>の存在」については、
実装にいたる最初の着想は多分「作り手の欲と悪フザケ」の部類だと思っていて、
そこに物語を載せる段になって初めて、
「このシステムが存在する以上は、
 何かテーマのようなものをシステムの存在意義として乗せよう」
という流れになっていったのではないか、
これを利用してヒロインの見えざるパーソナリティや、
恋をする・人と関わりあうということの破壊力の大きさを
より深く表現できるということに気付いたのではないか?
と思っています。

そこに流れる心の痛みというのは、
例えばSLGである『ときメモ2』のエンディングで、
主人公と結ばれなかったヒロインたちのその後の進路が淡々と表示される、
あの「ありえたはずの未来の告別式」のような空気をよりクローズアップしたものであって、
それ以上の計算が組み込まれているものだとは感じていません。

『アマガミ』は根幹はADVでありながらSLGであろうとするゲームなので、
SLGが、プレイヤーのあらゆる行動に対してあらゆる反応(=結末)を用意するように、
プレイヤーのあらゆる選択に対してあらゆるADV的物語の結末を見せようとした結果、
力ワザで生まれたものがあの<スキGOOD/BAD>なのであって
(しかしそれでも本当に無限になられるとどうしようもなくなるので、
それを回避する意味でのスキ諦めなどがロックとして実装されている)、
結果として確かにテーマ的なものを孕んではいるけれども、
あくまでも作り手の望んだ量的拡大の副産物なのだろうなあ、
と、オイサンはワリとドライに捉えてしまっています。

ただオイサンはこのことをあまり強くは言えません。
何故なら『キミキス』の段階において、
高山箕犀という人間のパーソナリティに深く触れられていないからです。
「あの男なら、そこまで企んで仕込んだに違いない!」とか、
「あの人はそういう色の仕込みをやる人じゃないよ」とか、
実感を持って語れるほど、高山さんという人を知らない。
この話の根っこにあるのは、
「作り手がそういう色の仕込をするかどうかを受け手が読みきれるか」
という点にかかってくるので……
高山氏と付き合いのさほど長くも深くもないオイサンは、
強くはいえないなあと感じている次第です。
だから上で書いたようなことは、どこまでいってもオイサンの所感。

ただ、上崎さんシナリオというあまりにも強い陰の存在によって、
『アマガミ』は陰のゲームであるという印象が強く、そのことが
「<スキGOOD/BAD>に何かメタな意味がこめられている(に違いない)」
という言説に説得力を与えて加速させているようにも思います。

マこれら二つの要因が、一つのゲーム上に同時に実装されてしまったことを、
意図的と見るのか偶然と見るのかによってもまた評価は変わってくるのでしょうけど
(そしてもちろん、作り手だってこれらが同じ俎上に上っていることに気付いて
「……オイ、なんかこのゲーム暗すぎね?」くらいのことは言うんでしょうけど)、
オイサンはこの二つが独立的に組み込まれていることから、
それは偶然……とまでは言わないものの、
<スキGOOD/BAD>がメタ的に大きな使命を帯びさせることを意図しているとは、やはり思いません。



ただ、誤解しないで戴きたい。
やっぱり<スキGOOD/BAD>が存在することや、
『アマガミ』全体を暗いトーンが覆っていることに、
何か作り手の意図を読み込むことは、
何よりも面白いですし、受け手として大きな意義があると思います。

  それが下らないだとか意味がないとか、
  そんなことは絶対にない。

どんどんやればいいし、オイサンも実感を持って参加できたらいいなあと思います。
受け手が感動し、自分や他者に働きかけ、
そこに昨日と違う何かが生まれることにくらべたら、
「本当はどっちか?」
なんていう議論は瑣末な問題だとオイサンは思います。

<スキGOOD/BAD>が『アマガミ』の話題の中心だというつもりもないけれど、
一つ、とびきり大きな熱の核であることにも間違いはない。
すごい発想、すごいシステム、すごい実装だと思います。
<スキGOOD/BAD>。


……と、ちょっといい話までしたあとでなんなんですけど。
そこに一つの結論を出す材料として、
アニメ『アマガミSS』があるとも思っていて。
あの中で<スキGOOD/BAD>がチラリとでも取り沙汰されるかどうかが、
一つの試金石だと、思うのですよね。
本編の中で大きな使命を帯びたものを、無視し続けることが出来るのか?
無視してもいいものなのか?
じゃあなんであるんだ?
そんなものないんじゃないのか?

……そんな意味で。



■……。



えーと、なんだっけ。
そうそう、第4先輩さんと話をしていて、<スキGOOD/BAD>の存在の、
皆さんの中での大きさをすごく実感を持って感じることが出来たということですよ。

別段そういう、トラウマ的な要素が特にないオイサンが
何故ここまでこのゲームに入れ込んでいるのかが自分でちょっと不思議なくらい。
オイサンの場合は単純に、物語の美しさにやられたからなんだけど。

オイサンの中に、あらゆるルートの絢辻さんが棲むように、
第4先輩さんの中には、深く<スキBAD>の七咲が巣食っている。
オイサンたちは、『アマガミ』の牙にやられて、
同じ毒を受けたんだろうなあとしみじみ感じる、名駅地下改札の夜ですよ。

楽しかったなあ。

オイサンは中学の頃から、塾帰りとかに、
自販機の前とか、近所のマンションの駐車場とか、
友人と二人、話し込んだりしたものです。
大人になると友人たちもそういう場所で話をすることを嫌い、
飲み屋だのバーだのへしけこむ様になりましたが、
今回、初日の話のシメは一時間弱、駅の改札前で立ちんぼのまま話し込みました。
しかも相当に濃い部分をw
これは多分……忘れられない思い出になるんじゃないかな、と思います。
34歳、中二の思い出。



■Closing



とまあ、そんなことでね。
『アマガミ』の作品分析という意味でも、
一人のプレイヤー同士として、
どういう人間がどういう思いでプレイしているのかという存在の確認という意味でも。
SS書きとしての刺激という意味でも……大きな意義のある出会いでした。

逆にその、自分以外のプレイヤーに出会うことで、
「『アマガミ』が一つの現実である」という感覚だったのが、
「広大な現実の一部である」という風に感じ方が変わってしまって
『アマガミ』が少し色の鮮やかさを失ってしまう錯覚にとらわれたりもしました。
果たしてそれが錯覚だったのか、事実だったのかは……
この先、また幾人かのプレイヤーと交わることで分かっていくことだと思います。


それでは最後に。
ところどころで飛び出したオモシロ発言を、
脈絡・時系列、一切無視してご紹介しながらお別れです。
深く突っ込んじゃ、色々ダメだ!


「中多さんは<ナカヨシ>展開でいいんじゃないか?」

誘蛾灯のようだな」

「俺はねえ、昔っからドンマッコウは信用してないんだよ!!

「松岡由貴さんはいいね」「いい」「うん。いい人」「いい」

「斬新だー!!」

「伊藤静と寺島拓篤ではどうだろう「いいねえ」

浣腸しか憶えてねえや」

「小清水だけ!」「それは、いいともでの一件と何か関係が?」

「何故そこまで、香苗さんに執着するのか分からない」「きっと何かあるんだろう」

「使命感」「父が死んだ家の、長男のような」

「名塚さんは」「リア充爆発しろ!!

「一昔前の、彩京シューティングのボスみたいな馬鹿馬鹿しさが」

「ほんっとに、DJKイヤなんだな」

「『アマガミ』は購入するところから、既にゲームなんですよ」

「……そういう画なんだったら、薫は敢えて<スキBAD>でも成立するんじゃない?」

「あの二人は真面目だよねー」「ちょっと真面目すぎる」

「エロではなくて、セックス」

「あの人、はじめの頃に比べて明らかにテンションが上がって来てる」「ん。高い」
「そして、いる時間が長くなってる」「長い」「大丈夫だろうか?」
「分からん」

「なんで栗山千秋が一致しちゃったの?!」

「なんだここは」「軽くゼーレだよね」「彼をEVAに乗せたい




以上、オイサンでした!
次は、君のまちに行くかもしれない!!



 

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コメント

■wibleさん
> ・・・十中八九というか、「何故そこまで、香苗さんに執着するのか分からない」「きっと何かあるんだろう」は僕かと(苦笑)。
> まあそれは再び直接お会いした際にでも、おいおい語りたいと思います。

わははw(汗
是非に。
オシゴトが早期に落ち着くことを祈念しております。


■第4先輩さん
あれから随分たちましたし、その後も何かとお話させてもらっているので今更のお返事で申し訳ないですが。
勝手な印象で色々書いてしまってすみません。

世界の外形は結局、住む人間全員が星の上に乗った時初めてその形を明らかにして、
その時には星を宇宙から眺める者はいない、そんな話なんじゃないかと思います。
だから、人間は人間の目の高さでしか星を見られないし、
星を作った存在にも最終形は予想できなかったんじゃないんですかね。

そんなことだから我々には、地下鉄の改札なんて言う、
余りにも宙からかけ離れた場所で語り合うなんていう的外れな楽しみが残されてて、
それはそれで幸せだと、思うですよ。

オイサンも次会うときまでに、もう少し勉強しておきます。
あなたを退屈させずにすむように。


■JKPさん
よっしゃあじゃあ次回は二人でピロートークまでいくぜえ!

投稿: ikas2nd | 2010年5月23日 (日) 23時19分

楽しそうだなぁ。
お二人の会話なら、お金払ってでも生で聴きたいですね。

>ていうか、ゴールデンでも何でもなくね?
>輝いてないよね。
>鉛色だよね。

15時間てw
輝きすぎだよ!
まぶしすぎて直視できないさ!!

投稿: JKP | 2010年5月 8日 (土) 02時47分

 先日はありがとうございました。

 匂いと体温。言われてみれば僕、実生活における意思疎通の相当な割合をノンバーバルな「鬼気(あるいは脱力)」に頼っていながら、その事に無頓着なまま文字を書いているのかもしれません。今後の課題として拝受します。
 
 スキBADとは何なのか、という解釈におけるあの日の僕達の齟齬は、ひょっとしたら「個々人の主観の問題」に収めるべきではない、ゲームの世界観を形取る大きなテーマなのかもしれません。本来ならばアマガミスト間でもう少し擦り合わせ、深読みする価値があって。

 まあたとえそうだとしても、例えばオイサンの指摘するアマガミの「物語の美しさ」と僕の指摘する「アマガミの闇」の隔たりは依然大きく、しかも厄介なことにその差を関連商品群は縮めるどころか広げているわけでして。既にその隔たりは歩み寄る事のできない宗教の世界にまで広がっているのかもしれません。

 結局は僕もその隔たりを僕達のせいじゃなくて、作った人間の瑕疵なんだな、とお客様根性で丸投げします。面倒くせぇもの作りやがって、とニヒルに溜息をついて。「個々人の主観」を尊重する「大人」に戻る。

 駅の改札楽しかったですね。あの日「いっそ二人で旅館で泊まることにしたかったね」って話をしましたけど、今思えば改札でお別れして正解だったのでしょう。
 終電で別れる17歳と、夜の宿にしけ込むやさぐれ成年とでは、トキメキが違う。

 では、長文失礼しました。次にお会いする時は、僕は聞き役に徹しますからね!多分!!

投稿: 第4先輩 | 2010年5月 7日 (金) 01時32分

 ・・・十中八九というか、「何故そこまで、香苗さんに執着するのか分からない」「きっと何かあるんだろう」は僕かと(苦笑)。
 まあそれは再び直接お会いした際にでも、おいおい語りたいと思います。

投稿: wible | 2010年5月 6日 (木) 23時52分

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