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2010年5月27日 (木)

■ゆび先のご判断 -更新第508回-

自分のテンションを飼いならす、
というのは本当にもう永遠のテーマで、

 「今日の記事はおもすれえ!
  しかもゴクゴク書ける!
  今日のオイサンは神か天才のどっちかだ!!」

と思ってノリノリで書いた記事も、
ちょっとテンションがローになったときに、読み返してみたり、
その記事の題材や在りように存在意義があるのか
(まオイサンの書くものに客観的な存在意義なんてものがあることは
なきに等しいというか多分常にマイナスなのですが)
なんて考えてしまうともう、
さしもの神様と天才様の合作でも、アップすることも、
なんなら手元に残しておくことさえ憚られるなんてことは
しょっちゅうな訳でス。

けれどもそれと同じくらい、

 「どなたが、
  どんな文体や表現で書いた、
  どんなことを扱った記事を、
  どのくらい喜んでくれるか」

なんてのもまた、こちらからは分からなかったりするのですよね。
ホント。

なので、神 & 天才のタッグが書いたゴミみたいな合作記事も、
気が進まないながらも神ならぬ人の身のオイサンは、

  「……マせっかく、神と天才がお時間とって書いてくれたんだし?
   とりあえず載っけておくか。
   誰が読むと決まったわけでなし、怒られたら取り下げればいいし」

と、コンバット越前もかくやというほどのもったいないオバケ的なモチベーションに依拠して、
あきらめ半分、
生まれてきたものを殺すのも忍びないと
ビクビクしながら更新ボタンを押すのですが。

案外そういうものに限って、
思わぬ方向から好意的なコメントを戴けたりして、
自信が増すやら薄れるやら。


  マその逆だって、ガンガンにあるわけですけども。
  そこでまた自信が増すやら薄れるやら。


そこでオイサンの辿り着いた境地のヒトツとしては、
すべての記事に平等であるために、
「書き上げたものは、とりあえず全部乗載っける」
というスタンスであるわけです。

いくら自分で客観的な目を持ったつもりでも、
昨日と今日、さっきと今では違うので、
少なくともオイサン一人では分からないし、
アップ前の記事を読んで査閲して下さる、頼りになる相棒もいません。

  もちろん、その「さっき」と「今」で、
  自分的に、ヒトツの対象物に対して評価が異なっている自覚はありますし、
  それぞれの場合で自分の気分がチガウことにも気付いてはいます。

  でもじゃあ、その「良い気分」の自分と、「そうではない気分」の自分とで、
  どこをどう良い/面白いと思い、悪い/ツマラナイと思っているのか、
  その差分を抽出することは出来ないでいます。
  今のところ。

  確かに、問題とする記事には「同じこと」が書いてあり、
  自分が一体どんな問題意識を持ち、どこを訴えたく、
  また文のどこで楽しませようとしているか、
  ということは思い出せるし読み出せますが、
  その意図や成果に対しての評価だけが、
  その時々で、ただただ違う。

    「まあ、分かってもらえるテーマだろう」と思ったり、
    「こんなもん誰が共感すんねん」と思ったり、
    「いい表現だ、笑える」と思ったり、
    「狙い過ぎ・カッコつけ過ぎやろ」と思ったり。

  それがまた、甘いモン食ったとか、ちょっと寝たとか、
  そんなことヒトツでコロコロ変わるのですから付き合ってられません。

だからもう、もう一人の自分であるゆび先に任せてしまい、
彼が書き上げることが出来たものは、全部載っける。

ただし、その逆、書き上がるに至らない、
終末に辿り着かなかったものをもう、無理やり完成させたりはしない。
着想時のテンションを無理やり呼び起こして、
面白いと信じて、持ち上げたりはしない。
その子は生まれてこなかったものだと、書きあがらなかった時点で諦めてしまう。

  また別の題材のヒトツとして着想のメモ程度のものを、
  別の引き出しにしまったりはしますけどね。

ほんでまた、読んで下さる側も下さる側で、
甘いモン食ったりゴロゴロしたりで、
「面白い」「ツマンナイ」をカチカチ切り替えてこられるのでしょうから、
そこはもう波長の合う瞬間に任せるしかないのかなあ、
とも思います思いますけど思うけどもだ、
でもその合致する確率を最大限まで高める努力、
努力なんて呼んで良いのか……手間ヒマ、
そう手間ヒマは、
自分のゆび先とそれに従属する脳ミソに任された領分のお仕事は、
キッチリとね。
やっているオツモリではありますよ。


……そしてまあ……
なんでまた、
こんな当たり前っちゃあ当たり前のことをワザワザ書いたかというと、
このあと載る記事が、その浮沈の荒波に揉まれた記事だから……
なんてコトは、言わなくても良いコトなんでしょうけどね。
あとの記事のハードルが上がるばっかりだから。

でもこれもまた、書き上がってしまったので、載っける。
面白い?


オイサンでした。



 

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コメント

■JKPさん
「私のような凡人」とかやめて下さい。
どうも、神です。
ちなみに、ここで書いてるのはblogの記事のことで、
創作系の物語モノはまた別ですのでその辺よろしくです。
物語系はただでも長くなってしまうので、どこでギブしたのか分かんないですからね。

投稿: ikas2nd | 2010年5月31日 (月) 03時08分

うん、面白い。

>ただし、その逆、書き上がるに至らない、
>終末に辿り着かなかったものをもう、無理やり完成させたりはしない。

なるほどなぁ、と思ってしまいました。
ここが私のような凡人との違いでしょうか?
私などは、書き始めたら終わらせないと気持ちが悪い。
宿題をやり忘れているようで落ち着かなくなってしまいます。

ただ、無理やり作ったものが面白いのか、というと確かに疑問ですよね。
それなら妖精さんなり何なりが降りてくるまで、しっかり熟成させた方が良いのかもしれません。
勉強になりました。

投稿: JKP | 2010年5月28日 (金) 00時23分

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