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2010年5月 4日 (火)

■恋と実家と絢辻さんと。 -更新第488回-

母親にウッカリ、
「いやいやアンタ、そんなおぼこ娘じゃあんめえに」
と言ってしまい、食卓に気まずさ流れる月曜日。

オイサンです。

GW帰省中。
やはり実家はイイ。
……ずっといたいかと言われたらそんなこともなく、
こうして時折戻ってくるからその良さがあり、わかるのだろうけど。


  ……とても不思議な感覚に襲われることがある。


実家に帰り、一番最初に、元自分の暮らしていた、二階の和室に踏み入る時。
何か小さなきっかけを見つけるたびに、熱病のように恋をしていた……
否、
恋を夢見ていた頃の、ふわっとした昂ぶりが胸に一瞬だけ兆すんだ。
先日記事にした恋の予感、好意の素振りの状態に近い。

あれはなんでなんだろうなあ。
どうして自分の部屋に入るだけで、あんな気持ちになるんだろう?

何かが起こり、何でも出来るに違いない、
たくさんのネタを拾って、どんな文章にも出来る、という
恋めいた小さな高揚感が、一瞬で全身にみなぎって、
脱脂綿にしみこませたアルコールみたいに、皮膚の表面からすうっと揮発していく感じ。
不っ思議。



■5月2日(日) WINSの憂鬱



関西の実家へと移動し、なんばパークス内のWINSで高校時代の友人どもと落ち合う。
新幹線は不思議なくらい空いていた。
慌てて券とったのが馬鹿馬鹿しいくらいに。

 ▼お出かけ前のおめかし

そうそう、家を出る直前に、注文していたカメラケースが届いた。
これでようやく、愛しのGX200たんがハダカでなくなる。

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  ■デジタルカメラケース通販ストラップ販売「ULYSSES」
    http://ulysses.jp/

今思えば、本当は縦に収納出来るケースが良かったはずなんだけどねw
忘れてたわ。
でもこれはこれで、デザインやら風合いやらはとても好きなので満足。
出発前に届いて良かった。

 ▼なんばパークス・WINSにて

高校時代のばかども3人と。
競馬大好きな3連中。……本当に大好きなのは二人だけかな。
もう20年以上も、毎週日曜にはずっとここに通い続けている連中だ。
すげえな。
オイサンは馬券を買ったりはしない。

  ちょっとの間だけ、付き合いで買ってみたり、
  ビギナーズラックで当てたりしたこともあったけど、
  やっぱギャンブルは性に合わない。

別段特別な話をするでもなく、
ココイチでカレーを食べて(これもオイサンが帰ってきたときの定番イベントw)、
近くのコーヒースタンドでお茶飲んで帰る。

……これと言って何をするわけでもないんだけど、
やっぱり彼らの変わらなさと言うのは落ち着く。安心する。
と同時に、WINSの風景の変わらなさというのは、とても不安を呼び起こされる。

年に一度・二度しか訪れないオイサンが見渡すだけでも、
前回もそこにいたに違いない顔ぶれが、毎回そこにいるんだもの。
変わらない風貌で。
ちょっとだけやつれたり、みすぼらしくなったりはしてるけど、変化なんてその程度。

  ねるねるねるねのCMに出てきた魔女みたいな、だらっだらソバージュのオバサン、
  ちょっといいスーツを着たオッサン。
  ポロシャツに、ハゲ散らかした頭の、オッサン。
  床に座り込んでいる、子連れの家族。
  その子供も競馬新聞床に広げて予想している。お絵描きの延長みたいだ。

なんにも変らない。
この人たちは、日々何を思って生きてるんだろう?
進む時間を不安に思ったりしないんだろうか?
……思わないわけ、無いと思うんだけどなあ。
それとも、オイサンに見えないだけで、こんな時間でも、緩やかに螺旋を描いているのだろうか?
その場に所狭しと立ち並ぶ、モニターを見上げ、歯並びの悪い口から大声を張り上げる、
黒く痩せた彼らの薬指に指輪は無い。

働いて手にした日々の糧を、毎週ここで発散する、
それはただの娯楽なのかなあ。

三人の友人たちは、日々マトモに働き、
こういう場所以外での生活もあることをオイサンは知っているから
彼らの行く末に不安は感じないのだけど。
他の人々にも、やっぱりそういう日々があるのだろうけど。



……絢辻さんをここへ連れて来たら、彼らを見て、一体、どんな顔をするだろう。



彼らには、彼らの人生。それでいいじゃない。
ちょっとだけ眉をしかめた後で、一つ息をついて。
そんな風に、すました顔でおしまいにするんだろうなあ。


昨年の夏、やっぱりここに訪れたときと、
オイサンの螺旋は、円で無く、ちゃんと螺旋を描いただろうか。

  ▼オマケ

移動の車中、Twitterの議論の上で自ら呟いた、
SSを書くときのスタンスについての言葉をここに残しておこうと思う。
なんだか大事なことのような気がするから。

SSを書くとき、生活感のディティールを出そうとしても、
絢辻さんの場合バックグラウンドがはっきりしないのでなかなかそうはいかない、
という話に関連して。

 ▼posted at 14:34:28
  誰もいないのを承知で。
  公式がどうとかはどうでもよくて、オイサンはただ、
  絢辻さんという一つの姿をした女の子が確かにこの世のどこかにいて、
  その子の唯一本当の姿に反した物語を、エゴを押し通してまでは書きたくないと思っているっぽい。


 ▼posted at 14:34:46
  オイサンがSSを書くのは、
  その「本物の絢辻さん」に幸せになって欲しいから、ということと、
  「あなたが一番わたしのことをよく理解してくれてるわ」って言って貰いたいからだ。

   



■5月3日(月) 公園とティーカップ



この日は特に予定もなし。

両親と昼食にソバを食べに行き、そのあと一緒に近場のでかい公園を散歩して、
モールの中の輸入洋食器屋さんを冷やかして、
川沿いに新しく出来たという喫茶店でお茶を飲んで帰る。

あとは……マ近所をジョギングでもするかな、という程度。

 ▼そば屋 蕎麦人

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両親はぶっかけおろしそば。
オイサンはつけ汁鶏そば。あと炊き込みご飯。
そばが二種類。
そばがらを付けたまま引いた玄そばと、取って引いた丸抜きそば。

オイサンはなんだか荒々しい感じが気に入って玄そばにしたのだけども、
母の頼んだ丸抜きそばを一口もらってみて後悔。
圧倒的に、丸抜きそばの方が味が好みだ。
香りがしっかりしている。

……食べすぎだ。ちょっと気持ち悪い。

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両親がトイレに行っている間に、店を出てすぐのところにある陸橋と、
そこに上がる階段が気になって撮ってみる。

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  そこをのぼりながら、何かを話す絢辻さん。
  陸橋を渡り、欄干から町を見下ろして、何かを思う絢辻さん。

なんでだろうな。
実家にいるというだけで、あの頃のあられもない発想力や妄想力が、
ものすごいチカラでドライブをかけて押し寄せてくる。
なんでもないことを拾い集める力が格段に上がるのが分かる。

地元には、一体何があるんだろう。
……帰ってこようかなあ。

 ▼ナントカ記念公園

そば屋から車でちょっと走った先にある、ナントカ記念公園。
ちょっと遠近感の狂う感じの広さ。

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ご家族連れで一杯。
キャッチボール、フリスビー、バドミントン、一輪車。
お弁当を広げ、木陰で本を読み、水辺で、遊具で、はしゃいでいる。

そこに参加しない、オイサンら一家は部外者だ。
第三者、傍観者、観察者。
ここに参加するのは……正直、難易度が高いなあと思う。
たとえ自分が結婚して、子供が出来ても。
素直にこの場に、お弁当持って遊びに来られるかと言われると……
オイサンの築く家庭のパーソナリティには、その文脈はないように思う。

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この風景をバカにするつもりは無いし、決して嫌いでもないけれど。
オイサンと絢辻さんは、娘の手を引いてここへきて。
……二人して、気後れして。
なんとなく途方に暮れる気がするんだよねえw
なんでだw

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 ▼Royal Doulton

以前オイサンが行きつけのコーヒー屋で、
Royal Doultonのカップをいたく気に入って実家に写真を送ったのを
そういうのが好きな母は憶えていて、
「ちかくのモールの中にある輸入食器屋に同じものがあるから見に行こう」
と言うので、大賛成で行くことに。

  そういうの好きじゃない父はノケモノだw
  スマン父よ。
  運転手はあなたなのになw

デ結局、行ったはいいケド同じものは無かった。
代わりに、もう一軒オイサンの行きつけているコーヒー屋
(たまにこのページでも出てくるトロワアンジュさんだ)でいつも出されるのと
同じカップがあった。
何かシンプル過ぎてオイサンの琴線には触れていなかったけど、
結構良いものだったんだな。

何年か前、オイサンは、Herendのティーカップに一目ぼれをして、
いつかそれを買いたいなあと思っているのだけども、
デそれはちょっと思いきれば全然買える値段なんだけど。

  マ身の丈で無いというか、
  買っても使えないし、ロクに飾る場所も無いので手を出していないんだけどね。

それと同じカップがあったので、お店の人に断って写真を撮らせてもらう。
あんまり上手に映ってないけれど。

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……ああ、そうだよなあ。
絢辻さんと来るなら、やっぱりこういう場所だよなあ、と
オイサン的我が家の風景を、この空気の中にしっとりと一人勝手になじませるオイサンなのでした。
娘が大人しくしてくれるかは、わからないけど。
やっぱり子供が出来たら公園なんだろうな。
その頃には、絢辻さんもそういう風に言い出しそうだ。

一つ、SSに出来そうなネタを拾った。
キーワードは『王様気分』

 ▼シメは喫茶店

シメは喫茶店でアップルパイだなんて、
オイサンは本当に働き盛りのオッサンとしての才能に欠けるな。
川沿いに新しく出来た喫茶店にて。

しかしここでも、母が注文したシナモンロールケーキが圧倒的な存在感を誇る。
シナモンがあっさりスパイシーなのに、
甘味はガツンとあって本当にいくらでも食べられそうな美味しさ。
うぬぬ。
何故だ、何故奴を上回れぬ。
年を経ても、そういうものを嗅ぎ分ける彼女の乙女エンジンは衰えを知らないと言うのか。
オイサンのハートだって、十分乙女なのだが。

いや、オイサンのアップルパイも、全然悪くない……どころか、
すっげええ美味しい部類のアップルパイだったんですけどね。

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お写真は、窓辺で思索するアップルパイさん。
あー幸せ。
ね、幸せだね。絢辻さん。



マ、そんなことで。



一日、ただただそばにいて、
話しかけ、話をきくという安上がりな親孝行に徹した一日。
うち一割は絢辻さんのことを考えながら、書き物のネタを探すという、
趣味と実益を兼ねた簡単なお仕事です。


最後に写真。


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今年のホワイトデーに母に贈った、
資生堂パーラーのビスキュイの空き缶。

  ああそうだよ。
  未だに親からチョコレートが送られてくるんだよ、ウチは。
  別に良いだろ。

……で、この青色。
正直、外観に一目ぼれして、あとお値段的にも高すぎず安すぎずだったので、
これをお返しに贈ったのだが。
なんかねー。
この青色の、澄ましこんだ感じと、切れ味の鋭い美しさと、もの悲しさと強さ弱さのバランスが、
すごく絢辻さん的だと思ったんだよなあ。
今見てもそう思う。


……キレイだよなあ。
なんだか……。
うん。
ねえ、絢辻さん。
死んだら、二人でこういう棺に入りたいねえ。


……なーんてことは、親にはまあ、言えんわな。
オイサンでした。



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最後、なんか変な空気になったので、昨日の晩メシ5連発で露払い。
左から、鯛と牛蒡の煮付け、わかめと筍の吸い物、サツマイモと切り昆布の煮物、焼き茄子、ラピュタ。
だからさあ母よ。量多すぎるっつってんじゃん。



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コメント

■美容師N
すまねえ、今回は実質1日だけの帰省だったので連絡しなかったんじゃよー。
第二形態に変形したオイサンをお見せしたかったんですが。
次回は髪伸ばして帰るので、「えーっと、イケメンにして下さい」。

投稿: ikas2nd | 2010年5月 5日 (水) 08時17分

お帰り〜ww
ついでに、奈良の遷都祭を見て帰るとかどう?
人混みが、予想以上だがね〜bearing

投稿: 美容師N | 2010年5月 4日 (火) 15時14分

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