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2010年4月16日 (金)

■誰もが持ってるものだから。~『HEROMAN』 3話までの感想 -更新第475回-

立ちつくせ日本!
……言ってみただけ。
ひ、ヒーローマーン!!


昨日、晩御飯を食べながら『HEROMAN』を見ていて思ったことだけを、
そのまま書いてみる。

 「敵にも味方にも、何の理屈も理由もなくて
  その分凄く説得力があるなあ」

ということを一番に感じた。
「理由や理屈がないから説得力がある」
というのはちょっと奇妙に聞こえるかもしれないけれども、
そのカラクリは簡単で、要するに
「何もないから勘ぐりようもツッコミようもない」
ということです。

なんかけなしているように聞こえますが、これは凄くほめています。
正直、びっくりしている。
とてもびっくりしている。

この状態を実装することは多分、オトナの脳みそでは結構大変で、
物語を「かなり当たり前」の要素ばかりで作るしかない。
たとえば『HEROMAN』の中で提示されている、
物語を形作るための骨子となる要素は、

 ・ものは大事にしないといけない。
 ・友達は大切にしないといけない。
 ・男の子は女の子に優しくして、
  時には守ってあげないといけない。
 ・家族、お年よりは大切にしないといけない。
 ・暴力はいけない。
 ・自分が間違っていない(と思う)ときには、
  例え怖い思い・痛い思いをしたとしても、
  考え・行動を曲げてはいけない。

などなど。
……なんというか、
「今どきこんなコトを書いたら、逆に怒られるんじゃないか」
と若干不安に思ってしまうほど、
まっすぐなことばかりが並んでしまいます。

ですが、これらの要素は「直感的」に間違っていない、寧ろ正しいことばかり
(少なくとも昭和の時代に生まれ、育てられたオイサンらにとっては)で、
敢えて言葉で説明する必要のない、心に沁み込んでいることばかりです。

  それが実践出来ていたり、
  ヨノナカにそぐうことだと思えていたりするかは別として。

そんな、
「誰の心(アタマや理屈ではなく)にも沁み込み切っていること」「のみ」
にそって物語が作られているから、ホントになんの説明も要らないし、
起こること起こること全部に説得力があります。
正義の力の行使者・HEROMANがジョーイのもとに現れたことも、
HEROMANがジョーイの言うことをきくことも、
ジョーイを守ろうとすることも、
二人が通じ合うことも。
スットーン!! ……と、腑に落ちる。

 「なんで出てきたんだよ」
 「なんで言うこときいてんだよ」
 「そもそもHEROMANは何者なんだよ」

みたいな突っ込みはもう全然野暮で。
腑に落ちすぎて怖くなる。
その穴の、大きさ、暗さ、深さ、引っ掛かりのなさに。

ここまで何もかもそぎ落としてしまうと、
大人の脳みそでは、その理由や納得の手がかりのなさに不安になって、
「ちょっとだけ」と思って設定とか論理を付け足してしまいそうなものですが、
それをやるとそこに突っ込み入るスキを与えてしまって、
綻びが出始めるのだと思います。

オイサンらが本っ当に子供だった頃のヒーローものなんていうのは
大体こんな感じだったように思うのですが、
最近のは商品として、オタクさんたちにも多少ウケないとダメなせいか
ちょっとひねってみたり、大人が楽しむための、
子供はわからなくてもいいウラ要素や含みみたいなものが加味されていたりして。
そういうのだって勿論好きなのですが、
……ただ、なんでしょうかね、こういうものを見せられてしまうと
やっぱちょっと「小賢しい」感があったんだな、ということを
相対的にですが、意識してしまいます。

あーそっかー、こんなやり方も、そういやあったんだなあー、
とつくづく感心してしまった。
第一話を見たあとの感想で書いた、
「何もなさ過ぎて不安、悲劇をもとめてしまう」
みたいな感触はあながち間違ってなかったんだなー、
と安心もしてみたり。

例えば前期とても楽しんで見ていた『レールガン』やらとは、
同じ楽しんで見ているのでも、脳みその働く部分が違うのが明らかに分かる。
『HEROMAN』は、なんか突き抜けた後ろの方がわさわさしてる感じがする。
『レールガン』は前の方が重くなる。
マこの辺は気のせいでしょうが(オイ)。

理屈付けもこの先々、何か出てくるのかもしれませんが、
そのとき何がどうなるのかはまたその時見極めたいと思いますが。
願わくば、このままの状態で、かつお話的にも我々オトナも子供も退屈させずに
最後まで突っ切ってもらいたいと思います。

  構図はほぼ完全に『ドラえもん』なんだけど、
  昨今『ドラえもん』でも
  ここまでまっすぐな絵にはなってないんじゃないか。

変に色気を出して、「燃え」とか「萌え」とか、
茶目っ気とかケレンとか、差し挟まないでもらいたいと。
きっとこのアニメは、今のままでも、
お子さん方の心にもキッチリ届くと思うので。

うん。
なんか、凄く楽しみになってきましたよ。

唯一、ちょっとだけ、人間側の悪役(お兄ちゃんと腰ギンチャク)の
モチベーションが、その行動に比して弱い気がしますけど。
お兄ちゃん、些細なやっかみで大きな行動起こしすぎだろw
逆にすごいけど。


あと、リナたんのエラいコト画像希望。
ギュムッとされてブラーンとなって、するんっ……といかれてる感じのヤツ。



オイサンでした。


 

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